JPWO2016084465A1 - 光ファイバ、光ファイバの調芯方法およびその接続構造、テープ心線およびその製造方法 - Google Patents

光ファイバ、光ファイバの調芯方法およびその接続構造、テープ心線およびその製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JPWO2016084465A1
JPWO2016084465A1 JP2016561434A JP2016561434A JPWO2016084465A1 JP WO2016084465 A1 JPWO2016084465 A1 JP WO2016084465A1 JP 2016561434 A JP2016561434 A JP 2016561434A JP 2016561434 A JP2016561434 A JP 2016561434A JP WO2016084465 A1 JPWO2016084465 A1 JP WO2016084465A1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
optical fiber
core
cross
clad
longitudinal direction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2016561434A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6632544B2 (ja
Inventor
邦男 小倉
邦男 小倉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
THE FURUKAW ELECTRIC CO., LTD.
Original Assignee
THE FURUKAW ELECTRIC CO., LTD.
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by THE FURUKAW ELECTRIC CO., LTD. filed Critical THE FURUKAW ELECTRIC CO., LTD.
Publication of JPWO2016084465A1 publication Critical patent/JPWO2016084465A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6632544B2 publication Critical patent/JP6632544B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B6/00Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
    • G02B6/02Optical fibres with cladding with or without a coating
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B6/00Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
    • G02B6/24Coupling light guides
    • G02B6/255Splicing of light guides, e.g. by fusion or bonding
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B6/00Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
    • G02B6/44Mechanical structures for providing tensile strength and external protection for fibres, e.g. optical transmission cables

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Plasma & Fusion (AREA)
  • Mechanical Coupling Of Light Guides (AREA)
  • Optical Couplings Of Light Guides (AREA)

Abstract

マルチコアファイバ1は、複数のコア5と、コア5の周囲を被覆し、コア5よりも屈折率が低いクラッド3と、クラッド3を被覆する被覆樹脂7とからなる。複数のコア5をまとめて、コア群5aとする。コア群5aの範囲内において、コア5は対称性を有するように配置される。マルチコアファイバ1の長手方向と垂直な断面において、クラッド3と樹脂被覆の中心位置は略一致する。一方、マルチコアファイバ1の長手方向と垂直な断面において、マルチコアファイバの中心の位置と、コア群5aの中心の位置はずれている。

Description

本発明は、光ファイバ同士の接続時における調芯作業が容易な光ファイバ等に関するものである。
近年の光通信におけるトラフィックの急増により、一般的に用いられているシングルコアの光ファイバにおいて伝送容量の限界が近づいている。そこで、さらに通信容量を拡大する手段として、一本の光ファイバに複数のコアが形成されたマルチコアファイバが提案されている。マルチコアファイバを用いることで、光ファイバの敷設コストを抑え、伝送容量の拡大が可能となる。
マルチコアファイバが伝送路として用いられた場合、このマルチコアファイバの各コアは、それぞれ別の光ファイバや光素子等と接続されて伝送信号を送受する必要がある。別の光ファイバや光素子等と接続にあたっては、マルチコアファイバを調芯する必要がある。しかし、マルチコアファイバは、断面の中心以外にもコアが配置されているため、シングルコアの光ファイバと比較して調芯が難しいという問題がある。
このようなマルチコアファイバの調芯作業を容易にする方法としては、例えば、コアとは別にマーカを配置する方法がある(例えば特許文献1)。
また、マルチコアファイバ以外であっても、光ファイバの長手方向に対して垂直な断面形態が前記光ファイバの長手方向を軸とする回転方向に対して方向性を有する光ファイバは、マルチコアファイバと同様に中心に1つだけコアを有する一般的なシングルコアの光ファイバと比較して調芯が難しいという問題がある。
国際公開公報WO2012/121027
このような、光ファイバの長手方向に対して垂直な断面において、コアの配置が光ファイバの長手方向を軸とする回転方向に対して方向性を有する光ファイバの調芯作業を容易にする方法が望まれている。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたもので、調芯作業が容易な光ファイバ等を提供することを目的とする。
前述した目的を達成するため、第1の発明は、複数のコアからなるコア群と、前記コア群を被覆するクラッドと、前記クラッドを被覆する樹脂被覆と、を有する光ファイバであって、前記光ファイバの長手方向に対して垂直な断面の形態が、前記光ファイバの長手方向を軸とする回転方向に対して方向性を有し、かつ、前記クラッドの中心の位置と、前記コア群の中心の位置が異なることを特徴とする光ファイバである。
前記光ファイバの長手方向に対して垂直な断面において、複数の前記コアが対称性を有するように配置されて前記コア群が形成されることが望ましい。
前記光ファイバの長手方向に対して垂直な断面における前記クラッドの断面形状が、非真円形であることが望ましい。
前記光ファイバの長手方向に対して垂直な断面における前記クラッドの断面形状が楕円形であってもよい。
前記光ファイバの長手方向に対して垂直な断面における前記クラッドの断面形状がしずく形であってもよい。
第1の発明によれば、光ファイバの長手方向に垂直な断面において、クラッドの中心の位置と、コア群の中心の位置が異なるため、特定のコアの位置を識別可能である。また、コア群を構成するコアが対称性を有する配置となっていれば、構造が簡易であり、別の光ファイバや光素子等と接続も容易である。
また、クラッドの断面形状が非真円形であれば、調芯時において、外形によってもコアのおおよその位置を特定することができるため、調芯が容易である。この場合、クラッドの断面形状を楕円形やしずく形とすることで、V溝治具等を利用して、光ファイバの回転方向の向きを規制することができる。
第2の発明は、コアと、前記コアを被覆するクラッドと、前記クラッドを被覆する樹脂被覆と、を有する光ファイバであって、前記光ファイバの長手方向に対して垂直な断面における前記クラッドの断面形状が、非真円形であり、前記光ファイバの長手方向に対して垂直な断面の形態が、前記光ファイバの長手方向を軸とする回転方向に対して方向性を有し、かつ、前記クラッドの中心の位置と、前記コアの中心の位置が異なることを特徴とする光ファイバである。
第2の発明によれば、光ファイバの長手方向に垂直な断面において、クラッドの中心の位置と、コアの位置が異なるような、単心の光ファイバであっても、クラッドの断面形状が非真円形であるため、調芯時において、外形によってコアの位置を特定することができるため、調芯が容易である。
第3の発明は、第1の発明にかかる光ファイバを複数本併設し、その外周をテープ樹脂被覆により被覆したテープ心線であって、前記テープ心線の長手方向に垂直な断面において、全ての前記光ファイバの前記クラッドが同一の方向に向くように配置されていることを特徴とするテープ心線である。
第4の発明は、第2の発明にかかる光ファイバを複数本併設し、その外周をテープ樹脂被覆により被覆したテープ心線であって、前記テープ心線の長手方向に垂直な断面において、全ての前記光ファイバの前記クラッドが同一の方向に向くように配置されていることを特徴とするテープ心線である。
第3、第4の発明によれば、長手方向のいずれの位置においても、全ての光ファイバの向きがそろっているため、別の光ファイバや光素子等と接続も容易である。
第5の発明は、複数のコアからなるコア群と、前記コア群を被覆するクラッドと、前記クラッドを被覆する樹脂被覆と、を有する一対の光ファイバの調芯方法であって、前記光ファイバの長手方向に対して垂直な断面の形態が、前記光ファイバの長手方向を軸とする回転方向に対して方向性を有し、かつ、前記クラッドの中心の位置と、前記コア群の中心の位置が異なっており、一対の前記光ファイバの先端の前記樹脂被覆を所定長さ除去する樹脂被覆除去工程と、一対の前記光ファイバを対向するように配置するファイバ配置工程と、前記光ファイバの長手方向に対して垂直な複数方向から、前記クラッドにおける前記コアの位置を確認し、それぞれの前記光ファイバの前記コアの位置が一致するように、一方または両方の前記光ファイバを回転させる調芯工程と、を具備することを特徴とする光ファイバの調芯方法である。
第5の発明によれば、光ファイバの長手方向に垂直な断面において、コア群がクラッドに対して偏心しているため、誤った向きで光ファイバ同士を接続することを防止することができる。
第6の発明は、複数のコアからなるコアと、前記コアを被覆するクラッドと、前記クラッドを被覆する樹脂被覆と、を有する複数の光ファイバを用いたテープ心線の製造方法であって、前記光ファイバの長手方向に対して垂直な断面の形態が、前記光ファイバの長手方向を軸とする回転方向に対して方向性を有し、かつ、前記クラッドの中心の位置と、前記コア群の中心の位置が異なっており、前記クラッドの断面形状がしずく形であり、それぞれの前記光ファイバをローラに沿って屈曲させる屈曲工程と、前記光ファイバをテープ化するテープ化工程と、を具備することを特徴とするテープ心線の製造方法である。
第6の発明によれば、ローラに対して所定の張力で光ファイバを接触させると、しずく形クラッドの重心の偏心方向がローラの接触部に近い側に向くことを利用して、容易に光ファイバの向きを揃えて、テープ心線を製造することができる。
第7の発明は、複数のコアからなるコア群と、前記コア群を被覆するクラッドと、前記クラッドを被覆する樹脂被覆と、を有する一対の光ファイバの接続構造であって、前記光ファイバの長手方向に対して垂直な断面の形態が、前記光ファイバの長手方向を軸とする回転方向に対して方向性を有し、かつ、前記クラッドの中心の位置と、前記コア群の中心の位置が異なっており、前記光ファイバの長手方向に対して垂直な断面において、一対の前記光ファイバの外形および前記コアの配置が、ほぼ同じであり、それぞれのコア同士およびクラッド同士が接続されていることを特徴とする光ファイバの接続構造である。
第7の発明によれば、光ファイバの長手方向に垂直な断面において、コア群またはコアがクラッドに対して偏心している光ファイバ同士の接続構造を得ることができる。
本発明によれば、調芯作業が容易な光ファイバ等を提供することができる。
マルチコアファイバ1を示す断面図。 マルチコアファイバ1同士の調芯工程を示す図で、調芯前の状態を示す図。 マルチコアファイバ1同士の調芯工程を示す図で、調芯後の状態を示す図。 マルチコアファイバ1aを示す断面図。 マルチコアファイバ1aのクラッドをV溝治具で保持した状態を示す断面図。 マルチコアファイバ1a同士の調芯工程を示す図で、調芯前の状態を示す図。 マルチコアファイバ1a同士の調芯工程を示す図で、調芯後の状態を示す図。 マルチコアファイバ1bを示す断面図。 マルチコアファイバ1bのクラッドをV溝治具で保持した状態を示す断面図。 光ファイバテープ心線製造装置10を示す平面図。 光ファイバテープ心線製造装置10を示す側方図。 図9のH部におけるマルチコアファイバ1bを示す断面図。 テープ心線17を示す断面図。 マルチコアファイバ1cを示す断面図。 マルチコアファイバ1dを示す断面図。 マルチコアファイバ1eを示す断面図。 テープ心線17aを示す断面図。 光ファイバ1fを示す断面図。 光ファイバ1gを示す断面図。
(第1実施形態)
以下、本発明にかかる光ファイバについて説明する。図1は光ファイバであるマルチコアファイバ1の長手方向と垂直な断面におけるマルチコアファイバ1の断面図である。
マルチコアファイバ1は、複数のコア5と、コア5の外周に配置されたコア5よりも屈折率が低いクラッド3と、クラッド3を被覆する樹脂被覆7とからなる。複数のコア5は所定の間隔で配置される。ここで、本発明では、複数のコア5をまとめて、コア群5aとする。コア群5aは、例えば、全部で7つのコア5からなり、コア5は、コア群5aの中心と、その周囲に正六角形の各頂点位置に配置され、クラッド3で被覆される。すなわち、中心のコア5と周囲の6つのコア5とは全て一定の間隔となり、コア群5aの範囲内において、コア5は対称性を有するように配置される。
ここで、コア群5aにおいてコア5が対称性を有するとは、コア5の配置が対称軸を有することとする。コア5は、信号光の導波路となる。なお、コア5の配置は、図示した例には限られない。
クラッド3の外周には、樹脂被覆7が形成される。クラッド3および樹脂被覆7は、断面が略真円形状である。また、マルチコアファイバ1の長手方向と垂直な断面において、クラッド3と樹脂被覆7の中心位置は略一致する。
一方、マルチコアファイバ1の長手方向と垂直な断面において、マルチコアファイバ1(クラッド3)の中心の位置と、コア群5aの中心の位置は異なっている。ここで、マルチコアファイバ1(クラッド3)の中心線をAとし、これと垂直な中心線をBとする。また、同様に、コア群5aの中心線をA、これと垂直な中心線をCとする。図に示した例では、中心線Aが共通し、中心線Bと中心線Cがずれた位置となる。なお、図1は、中心線Aが共通する例を示したが、中心線Aと垂直な方向にも、両者がずれていてもよい。
また、マルチコアファイバ1の中心の位置と、コア群5aの中心の位置のずれ量は、識別の観点から1μmより大きいことが好ましく、より好ましくは2μm以上である。ただし、ずれ量が大きすぎるとクラッド外径を大きくする必要があるなどの問題が生じるため、10μm以下であることが好ましい。
マルチコアファイバ1の長手方向に対して垂直な断面の形態は、マルチコアファイバ1の長手方向を軸とする回転方向に対して方向性を有する。そこで、次に、マルチコアファイバ1を接続する際の調芯方法について説明する。図2(a)、図2(b)は、マルチコアファイバ1同士の調芯工程を示す図である。まず、接続対象である一対のマルチコアファイバ1のそれぞれの先端の樹脂被覆7を所定長さ除去する(樹脂被覆除去工程)。次に、図2(a)に示すように、一対のマルチコアファイバ1を対向するように配置する(ファイバ配置工程)。
この状態で、クラッド3の側方から、コア5の位置を確認する。より具体的には、まず、マルチコアファイバ1の長手方向に対して垂直な複数方向(例えば、図1のD方向およびE方向)から、クラッド3等の位置を確認する。クラッド3の長手方向に垂直な方向(図の上下方向および紙面に垂直な方向。以下、X方向およびY方向とする。)の位置ずれは、外形の位置を確認することで、調整することができる。
X方向、Y方向の調芯が完了すると、マルチコアファイバ1の長手方向を回転軸とした回転方向の位置(以下、単に回転方向とする)を調芯する。前述した様に、マルチコアファイバ1の長手方向に対して垂直な複数方向からクラッド3、コア5を確認することで、クラッド3内部のコア5の位置を確認することができる。本発明では、コア群5aの位置が、クラッド3の中心から偏心しているため、所望のコア5同士が対向する位置にないと、コア5の位置がずれて視認される。
次に、図2(b)に示すように、それぞれのマルチコアファイバ1の一方または両方を、マルチコアファイバ1の長手方向を回転軸として回転させて(図中矢印F、矢印G)、コア5の位置を一致させる(調芯工程)。いずれのコア5の確認方向(図1のD方向およびE方向)においても、それぞれのマルチコアファイバ1のコア5の位置が一致すると、マルチコアファイバ1同士の調芯作業が完了する。この状態で、マルチコアファイバ1同士の先端を融着接続することで、マルチコアファイバ1の長手方向に対して垂直な断面において、互いの外形およびコアの配置がほぼ同じであるマルチコアファイバ1同士のそれぞれのコア同士およびクラッド同士が接続され、一対のマルチコアファイバの接続構造を得ることができる。
以上、本実施の形態によれば、マルチコアファイバ1同士の調芯作業の際、コア群5aがクラッド3の断面において偏心しているため、誤ったコア5同士を接続してしまうことがない。また、対称性を壊す位置にコア識別のためのマーカ等を配置する必要がないため、構造が複雑化しない。
また、コア5が対称性を有する配置であるため、コア5のレイアウト設計が容易である上、別の光ファイバや光素子等と接続も容易である。
なお、以上の説明では、マルチコアファイバ1の長手方向に対して垂直な断面において、複数のコア5が対称性を有するように配置されてコア群5aが形成される例について説明したが、マルチコアファイバ1の長手方向に対して垂直な断面の形態が、マルチコアファイバ1の長手方向を軸とする回転方向に対して方向性を有するものであれば、本発明は適用可能である。以下の説明では、特に記載がない限り、断面のコアの配置が対称性を有する場合について説明するが、回転方向に対して方向性を有するものであってもよい。
(第2実施形態)
次に、第2の実施形態について説明する。図3は、第2の実施の形態にかかるマルチコアファイバ1aを示す断面図である。なお、以下の説明において、マルチコアファイバ1等と同様の機能を奏する構成については、図1等と同一の符号を付して、重複する説明を省略する。
マルチコアファイバ1aは、マルチコアファイバ1とほぼ同様の構成であるが、クラッド3aが非真円形である点で異なる。より具体的には、マルチコアファイバ1aのクラッド3aは略楕円形である。
マルチコアファイバ1aは、マルチコアファイバ1と同様に、マルチコアファイバ1aのクラッド3aの中心(長軸方向の中心線Aと短軸方向の中心線Bの交点)と、コア群5aの中心(中心線Aと中心線Cの交点)がずれている。すなわち、コア群5aは、クラッド3aに対して偏心して配置される。なお、コア群5aの偏心方向は、長軸方向であることが望ましい。この場合、クラッド3aの長軸方向の中心線Aとコア群5aの同一方向の中心線Aとが共通する。なお、樹脂被覆7の断面外形は略真円である。また、樹脂被覆7の中心とクラッド3aの中心は略一致する。
マルチコアファイバ1aの調芯を行う場合には、マルチコアファイバ1と同様に、まず、接続対象である一対のマルチコアファイバ1aのそれぞれの先端の樹脂被覆7を所定長さ除去する。
次に、図4に示すように、樹脂被覆7を除去した範囲において、クラッド3aを一対のV溝治具9a、9bで挟み込む。V溝治具9a、9bは、それぞれV溝が形成された部材である。
なお、このようなV溝治具は、メカニカルスプライスなどで一般に使用されている。適切な形状のV溝で抑え込むと、マルチコアファイバ1aの断面の長軸方向がV溝治具の対向方向になるように自然と抑え込むことができる。従って、常に一定の回転方向にそろうように整列することが容易になる。例えば、融着機のファイバホルダーにこの機構を設ければ、多心テープで一括接続も可能になる。多心テープである程度の整列がされていれば、樹脂被覆7を剥いだ状態のクラッド3aをV溝で押さえ込めば、回転方向が合わせられるためである。
このように、V溝の形状をクラッド3aに対応させることで、クラッド3aをV溝治具9a、9bで挟み込むだけで、マルチコアファイバ1aの回転方向の向きを、概ね図示した方向に揃えることができる。このような、V溝治具9a、9bで挟み込まれたマルチコアファイバ1a同士を対向させることで、調芯を容易に行うことができる。
なお、V溝での調芯を仮調芯として、その後、それぞれのマルチコアファイバ1aの少なくとも一方を回転させて、コア5の位置を一致させることで、調芯を行ってもよい。前述した様に、複数のコア5の確認方向(図1のD方向およびE方向)において、それぞれのマルチコアファイバ1aのコア5の位置が一致するように少なくとも一方のマルチコアファイバ1aを回転させることで調芯を行うことができる。
また、図5(a)に示すように、V溝治具を用いなくても、一対のマルチコアファイバ1aを対向するように配置すると、マルチコアファイバ1aの回転方向の位置によって、外形が異なるように視認される。したがって、例えば、マルチコアファイバ1aの側面から複数の外形計測器でクラッド3aの形を計測し、互いの長軸と短軸を合わせるよう少なくとも一方のマルチコアファイバ1aを回転させることで、図5(b)に示すように、調芯を行うことができる。その後さらに、コア5の位置が一致していることを確認してもよい。この状態で、マルチコアファイバ1a同士の先端を融着接続することで、マルチコアファイバ同士を接続し、マルチコアファイバの接続構造を得ることができる。
第2の実施形態によれば、第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。また、クラッド3aが非真円形(楕円形)であるため、V溝治具によって、容易に調芯を行うことができる。また、外形を確認することで、調芯を行うこともできる。
また、楕円形同士のクラッド3aを有するため、融着の際、溶融したガラスの表面張力によって、例えばクラッド3aの長軸方向の端部同士が引き寄せあうことが期待できる。このため、多少の回転方向の位置ずれが、融着時に緩和される可能性もある。
(第3実施形態)
次に、第3の実施形態について説明する。図6は、第3の実施の形態にかかるマルチコアファイバ1bを示す断面図である。マルチコアファイバ1bは、マルチコアファイバ1aとほぼ同様の構成であるが、クラッド3bが略しずく形である点が異なる。すなわち、クラッド3bも非真円形である。なお、樹脂被覆7の断面外形は略真円形状である。また、樹脂被覆7の中心とクラッド3aの中心は略一致する。
ここで、しずく形とは、全周が連続した円弧状に形成されており、楕円と同様に、長軸およびこれと直交する短軸とを有し、長軸を対称軸として略線対称な形状であるとともに、長軸上の一方の円弧部とこれと対向する他方の円弧部の曲率半径が互いに異なる形状である。図示した例では、長軸方向の中心線A上の上方の円弧部が小径部4aであり、下方の円弧部が小径部4aよりも曲率半径の大きな大径部4bとなる。
マルチコアファイバ1bは、マルチコアファイバ1と同様に、マルチコアファイバ1bのクラッド3bの中心(長軸方向の中心線Aと短軸方向の中心線Bの交点)と、コア群5aの中心(中心線Aと中心線Cの交点)がずれている。ここで、クラッド3bの短軸方向の中心線Bは、中心線Aと直交し、中心線A上の長軸方向のクラッド3bの長さ(最大長さ)に対し、端部からその1/2となる位置を通る中心線をいう。
このように、コア群5aは、クラッド3bに対して偏心して配置される。なお、コア群5aの偏心方向は、長軸方向であって、曲率半径の大きな大径部4b側であることが望ましい。この場合、クラッド3bの長軸方向の中心線Aとコア群5aの同一方向の中心線とが共通する。
マルチコアファイバ1bの調芯を行う場合には、マルチコアファイバ1aと同様に、V溝治具9a、9bを用いることができる。まず、接続対象である一対のマルチコアファイバ1bのそれぞれの先端の樹脂被覆7を所定長さ除去した後、図7に示すように、樹脂被覆7を除去した範囲において、クラッド3bを一対のV溝治具9a、9bで挟み込む。
なお、適切な形状のV溝で抑え込むと、マルチコアファイバ1bの断面の長軸方向がV溝治具の対向方向になるように自然と抑え込むことができる。特に、V溝治具9aのV溝形状を、クラッド3bの大径部4bに適した形状とし、V溝治具9bのV溝形状を、クラッド3bの小径部4aに適した形状とすれば、クラッド3bの向きを自然とそろえることもできる。
このように、V溝の形状をクラッド3bに対応させることで、クラッド3bをV溝治具9a、9bで挟み込むだけで、マルチコアファイバ1bの回転方向の向きを、概ね図示した方向に揃えることができる。このようにして、V溝治具9a、9bで挟み込まれたマルチコアファイバ1a同士を対向させることで、調芯を行うことができる。
なお、V溝での調芯を仮調芯として、その後、それぞれのマルチコアファイバ1bの少なくとも一方を回転させて、コア5の位置を一致させることで、調芯を行ってもよい。前述した様に、複数のコア5の確認方向(図1のD方向およびE方向)において、それぞれのマルチコアファイバ1bのコア5の位置が一致するように少なくとも一方のマルチコアファイバ1bを回転させることで調芯を行うことができる。
また、前述した様に、V溝治具を用いなくても、一対のマルチコアファイバ1bを対向するように配置した状態でクラッド3bの外形を計測し、互いの長軸と短軸を合わせるよう少なくとも一方のマルチコアファイバ1bを回転させることで、調芯を行うこともできる。その後さらに、コア5の位置が一致していることを確認してもよい。
次に、マルチコアファイバ1bを用いたテープ心線の製造方法について説明する。前述したマルチコアファイバ1aと同様に、V溝治具9a、9bによって、複数のマルチコアファイバ1bのそれぞれの回転方向位置を揃えた状態でテープ化することもできるが、他の方法を用いることもできる。
図8は、光ファイバテープ心線製造装置10を示す概略平面図、図9は、光ファイバテープ心線製造装置10を示す概略側方図である。光ファイバテープ心線製造装置10は、ローラ13、テープ樹脂被覆部15等からなる。なお、図示した例では、4本のマルチコアファイバ1bをテープ化する例を示すが、マルチコアファイバ1bの本数は問わない。
ボビン11から繰り出されたマルチコアファイバ1bは、それぞれローラ13に送られる。マルチコアファイバ1bは、所定の張力が付与された状態でローラ13に接して屈曲する。
図10は、図9のH部における部分断面図である。図10に示すように、所定の張力を付した状態でマルチコアファイバ1bをローラ13に接触させて屈曲させると、マルチコアファイバ1bは、より安定な回転方向の向きとなるように、自身で回転する。具体的には、クラッド3bの重心位置(大径部4b)が、ローラ13側(屈曲部の内周側)にくるように、マルチコアファイバ1bが回転する。これは、大径部4b側は、小径部4a側と比較して、軽量で伸びやすい樹脂被覆7の量が少ないため、変形のしやすい小径部4aが外周側に向き、重心に近く変形のしにくい大径部4bがローラ13に押し付けられるようになるためと思われる。
より具体的には、マルチコアファイバ1bの長手方向に垂直な断面において、クラッド3bの長軸と直交する樹脂被覆7の中心線(すなわち、図6の中心線B)でマルチコアファイバ1bの断面を二つの領域に区分した場合、マルチコアファイバ1bの断面のそれぞれの領域におけるクラッド3bが占める割合を比較すると、小径部4a側よりも大径部4b側の方が、クラッド3bの占める割合が多く、大径部4b側よりも小径部4a側の方が、樹脂被覆7の占める割合が多い。ここで、マルチコアファイバ1bの断面における任意の中心線で領域を区分した場合において、最もクラッド3bの割合が多くなる方向が、ローラ13側となる方向に安定しやすい。したがって、大径部4b側がローラ13側に押し付けられる方向に回転する。
このように、それぞれのマルチコアファイバ1bがローラ13との接触によって、より安定な向きに揃えられ、すべて一定の向きに揃ったマルチコアファイバ1bは、テープ樹脂被覆部15を通過する。テープ樹脂被覆部15では、複数本のマルチコアファイバ1bが整列されて、外周部にテープ樹脂被覆が塗布される。テープ樹脂被覆部15は、例えば、整列ダイスや押出ダイスからなる押出機である。
テープ樹脂被覆部15で塗布されたテープ樹脂被覆は、必要に応じて、乾燥やUV照射によって硬化する。複数本のマルチコアファイバ1bが一体化されたテープ心線17は、図示を省略した巻き取り装置によって巻き取られる。以上により、テープ心線17が製造される。
図11は、テープ心線17の断面図である。前述した様に、テープ心線17は、複数のマルチコアファイバ1bが併設されて、その外周をテープ樹脂被覆19で被覆して一体化されたものである。テープ心線17の長手方向に垂直な断面において、全てのマルチコアファイバ1bのクラッド3bが同一の方向に向くように配置される。より具体的には、クラッド3bの大径部4bが、テープ心線17の同一の面方向に揃うように配置される。
この結果、全てのマルチコアファイバ1bのコア5の配置が、全て同じ向きに配列するようにマルチコアファイバ1bが配置される。例えば、図示した例では、3つのコア5をつなぐそれぞれのマルチコアファイバ1の一つの中心線が、全て、テープ心線17の厚み方向(図の上下方向)に向くようにマルチコアファイバ1が配置される。また、テープ心線17は、テープ心線17の長手方向の全長にわたって、コア5の配列が略一定である。すなわち、テープ心線17の長手方向の任意の断面において、常に、コア5の配列が略一定となる。
第3の実施形態によれば、第2の実施形態と同様の効果を得ることができる。また、クラッド3bがしずく形であるため、クラッド3aと同様の調芯方法以外に、光ファイバテープ心線製造装置10によって、容易にテープ心線を製造することができる。
なお、光ファイバテープ心線製造装置10においては、マルチコアファイバ1bの自己の回転力を利用する。このため、ボビン11とローラ13との間(他の構成がある場合には、他の構成とローラ13との間)の距離を十分にとる必要がある。この距離が短いと、マルチコアファイバ1bの回転がボビン11等によって拘束されて、自由な回転が阻害される恐れがあるためである。
(他のマルチコアファイバの実施形態)
本発明に適用可能なマルチコアファイバは、前述したような形態には限られない。例えば、図12(a)に示すように、コア5が列をなして配列したマルチコアファイバ1dにも適用が可能である。図示した例では、コア5が2列に配列した例を示す。この場合でも、コア5を包含する最小円をコア群5aとし、この中心がクラッド3の中心とずれるように配置すればよい。
また、図12(b)に示すマルチコアファイバ1dのように、このようなコア5の配置を、楕円形のクラッド3aと組み合わせてもよい。また、図12(c)に示すマルチコアファイバ1eのように、このようなコア5の配置を、しずく形のクラッド3bと組み合わせてもよい。
また、本発明は、マルチコアファイバ1b以外の他のマルチコアファイバについても、テープ心線とすることができる。図13は、一例としてマルチコアファイバ1を用いたテープ心線17aの断面図である。テープ心線17aは、マルチコアファイバ1の端面の側方観察で、コア5の位置を観察し、全てのマルチコアファイバ1の方向を合わせながら、外周に被覆樹脂を設けてテープ化することで製造される。このようにすることで、テープ心線17aの長手方向に垂直な断面において、全てのマルチコアファイバ1のクラッド3が同一の方向に向くように配置することができる。
(他の光ファイバの実施形態)
本発明は、単一のコア5を有する光ファイバにも適用が可能である。
例えば、図14(a)に示す光ファイバ1fは、単一のコア5と、コア5を被覆するクラッド3bと、クラッド3bを被覆する樹脂被覆7とを有する。光ファイバ1fの長手方向に対して垂直な断面におけるクラッド3bの断面形状は、非真円形(図ではしずく形の例を示す)である。コア5の位置(中心線Aと線Cとの交点)は、クラッド3bの中心位置(中心線A,Bの交点)からずれた位置に配置される。したがって、光ファイバ1fの長手方向に対して垂直な断面の形態が、光ファイバ1fの長手方向を軸とする回転方向に対して方向性を有する。
この場合には、クラッド3bの断面形状は、非真円形であるので、図7に示したV溝治具9a、9bを用い、適切な形状のV溝で抑え込むことで、光ファイバ1fの断面の長軸方向がV溝治具の対向方向になるように自然と抑え込むことができる。従って、常に一定の回転方向にそろうように整列することが容易になる。また、一対の光ファイバ1fを調芯する場合は、コア5の確認方向(図1のD方向およびE方向)において、それぞれの光ファイバ1fのコア5の位置が一致するように少なくとも一方の光ファイバ1fを回転させることで、一対の光ファイバ1fの調芯を行うこともできる。
また、図5(a)に示すように、一対の光ファイバ1fを対向するように配置した場合、光ファイバ1fの回転方向の位置によって、外形が異なるように視認される。したがって、例えば、光ファイバ1fの側面から複数の外形計測器でクラッド3bの形を計測し、互いの長軸と短軸を合わせるよう少なくとも一方の光ファイバ1fを回転させることで、調芯を行うことができる。
このように、接続対象である一対の光ファイバ1fのそれぞれの先端の樹脂被覆7を所定長さ除去し(樹脂被覆除去工程)、一対の一対の光ファイバ1fを対向するように配置し(ファイバ配置工程)、一対の前記光ファイバを、一対のV溝治具でそれぞれ挟み込んで保持し、前記光ファイバの回転方向の向きを揃える(調芯工程)によって、確実に光ファイバ1f同士の調芯を行うことができる。
また、この様にして、一対の光ファイバの長手方向に対して垂直な断面において、それぞれの光ファイバの外形およびコアの配置がほぼ同じ光ファイバ1f同士に対し、互いのコア5同士およびクラッド3b同士を融着して接続することで、一対の光ファイバの接続構造を得ることができる。
また、図14(b)は、光ファイバ1fに対して、コア5とは別にマーカ6が配置された光ファイバ1gを示す図である。光ファイバ1gのように、コア5とは別に、クラッド3bの側方から、コア5よりも確認しやすい位置にマーカ6を配置してもよい。この場合、マーカ6の確認方向(図1のD方向およびE方向)において、それぞれの光ファイバ1gのマーカ6の位置が一致するように少なくとも一方の光ファイバ1gを回転させることで調芯を行い、テープ化や接続を行うことができる。
また、光ファイバ1f、1gのように、クラッドの外径がしずく形の場合には、図8、図9に示した光ファイバテープ心線製造装置10を用いて、単心の光ファイバ1f、1gからなるテープ心線を製造することも可能である。すなわち、それぞれの光ファイバ1f、1gをローラに沿って屈曲させる屈曲工程と、光ファイバ1f、1gをテープ化するテープ化工程とから、テープ心線を製造することができる。このように、複数の光ファイバ1f、1gが複数本併設され、その外周がテープ樹脂被覆により被覆されたテープ心線を得ることができる。また、この際、テープ心線の長手方向に垂直な断面において、全ての光ファイバ1f、1gのクラッド3bが同一の方向に向くように配置することができる。
以上、添付図を参照しながら、本発明の実施の形態を説明したが、本発明の技術的範囲は、前述した実施の形態に左右されない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、非真円形のクラッドの断面形状としては、楕円形やしずく形以外であってもよい。
1、1a、1b、1c………マルチコアファイバ
1f、1g………光ファイバ
3、3a、3b………クラッド
4a………小径部
4b………大径部
5………コア
5a………コア群
6………マーカ
7………樹脂被覆
9a、9b………V溝治具
10………光ファイバテープ心線製造装置
11………ボビン
13………ローラ
15………テープ樹脂被覆部
17………テープ心線
19………テープ樹脂被覆

Claims (11)

  1. 複数のコアからなるコア群と、前記コア群を被覆するクラッドと、前記クラッドを被覆する樹脂被覆と、を有する光ファイバであって、
    前記光ファイバの長手方向に対して垂直な断面の形態が、前記光ファイバの長手方向を軸とする回転方向に対して方向性を有し、かつ、前記クラッドの中心の位置と、前記コア群の中心の位置が異なることを特徴とする光ファイバ。
  2. 前記光ファイバの長手方向に対して垂直な断面において、複数の前記コアが対称性を有するように配置されて前記コア群が形成されることを特徴とする請求項1記載の光ファイバ。
  3. 前記光ファイバの長手方向に対して垂直な断面における前記クラッドの断面形状が、非真円形であることを特徴とする請求項1記載の光ファイバ。
  4. 前記光ファイバの長手方向に対して垂直な断面における前記クラッドの断面形状が楕円形であることを特徴とする請求項3記載の光ファイバ。
  5. 前記光ファイバの長手方向に対して垂直な断面における前記クラッドの断面形状がしずく形であることを特徴とする請求項3記載の光ファイバ。
  6. コアと、前記コアを被覆するクラッドと、前記クラッドを被覆する樹脂被覆と、を有する光ファイバであって、
    前記光ファイバの長手方向に対して垂直な断面における前記クラッドの断面形状が、非真円形であり、
    前記光ファイバの長手方向に対して垂直な断面の形態が、前記光ファイバの長手方向を軸とする回転方向に対して方向性を有し、かつ、前記クラッドの中心の位置と、前記コアの中心の位置が異なることを特徴とする光ファイバ。
  7. 請求項1記載の光ファイバを複数本併設し、その外周をテープ樹脂被覆により被覆したテープ心線であって、
    前記テープ心線の長手方向に垂直な断面において、全ての前記光ファイバの前記クラッドが同一の方向に向くように配置されていることを特徴とするテープ心線。
  8. 請求項6記載の光ファイバを複数本併設し、その外周をテープ樹脂被覆により被覆したテープ心線であって、
    前記テープ心線の長手方向に垂直な断面において、全ての前記光ファイバの前記クラッドが同一の方向に向くように配置されていることを特徴とするテープ心線。
  9. 複数のコアからなるコア群と、前記コア群を被覆するクラッドと、前記クラッドを被覆する樹脂被覆と、を有する一対の光ファイバの調芯方法であって、
    前記光ファイバの長手方向に対して垂直な断面の形態が、前記光ファイバの長手方向を軸とする回転方向に対して方向性を有し、かつ、前記クラッドの中心の位置と、前記コア群の中心の位置が異なっており、
    一対の前記光ファイバの先端の前記樹脂被覆を所定長さ除去する樹脂被覆除去工程と、
    一対の前記光ファイバを対向するように配置するファイバ配置工程と、
    前記光ファイバの長手方向に対して垂直な複数方向から、前記クラッドにおける前記コアの位置を確認し、それぞれの前記光ファイバの前記コアの位置が一致するように、一方または両方の前記光ファイバを回転させる調芯工程と、
    を具備することを特徴とする光ファイバの調芯方法。
  10. 複数のコアからなるコア群と、前記コア群を被覆するクラッドと、前記クラッドを被覆する樹脂被覆と、を有する複数の光ファイバを用いたテープ心線の製造方法であって、
    前記光ファイバの長手方向に対して垂直な断面の形態が、前記光ファイバの長手方向を軸とする回転方向に対して方向性を有し、かつ、前記クラッドの中心の位置と、前記コア群の中心の位置が異なっており、前記クラッドの断面形状がしずく形であり、
    それぞれの前記光ファイバをローラに沿って屈曲させる屈曲工程と、
    前記光ファイバをテープ化するテープ化工程と、
    を具備することを特徴とするテープ心線の製造方法。
  11. 複数のコアからなるコア群と、前記コア群を被覆するクラッドと、前記クラッドを被覆する樹脂被覆と、を有する一対の光ファイバの接続構造であって、
    前記光ファイバの長手方向に対して垂直な断面の形態が、前記光ファイバの長手方向を軸とする回転方向に対して方向性を有し、かつ、前記クラッドの中心の位置と、前記コア群の中心の位置が異なっており、
    前記光ファイバの長手方向に対して垂直な断面において、一対の前記光ファイバの外形および前記コアの配置が、ほぼ同じであり、それぞれのコア同士およびクラッド同士が接続されていることを特徴とする光ファイバの接続構造。
JP2016561434A 2014-11-27 2015-09-24 光ファイバ、光ファイバの調芯方法およびその接続構造、テープ心線の製造方法 Active JP6632544B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014239850 2014-11-27
JP2014239850 2014-11-27
PCT/JP2015/076873 WO2016084465A1 (ja) 2014-11-27 2015-09-24 光ファイバ、光ファイバの調芯方法およびその接続構造、テープ心線およびその製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2016084465A1 true JPWO2016084465A1 (ja) 2017-09-07
JP6632544B2 JP6632544B2 (ja) 2020-01-22

Family

ID=56074044

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016561434A Active JP6632544B2 (ja) 2014-11-27 2015-09-24 光ファイバ、光ファイバの調芯方法およびその接続構造、テープ心線の製造方法

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP6632544B2 (ja)
WO (1) WO2016084465A1 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2022063072A (ja) 2020-10-09 2022-04-21 住友電気工業株式会社 マルチコア光ファイバおよびマルチコア光ファイバケーブル
US20240176063A1 (en) * 2021-04-01 2024-05-30 Sumitomo Electric Industries, Ltd. Multi-core optical fiber and core identification method

Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59164505A (ja) * 1983-03-10 1984-09-17 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 単一偏波単一モ−ド光フアイバ
JPS60108807A (ja) * 1983-11-17 1985-06-14 Fujikura Ltd 定偏波光ファイバ
JPS6227307U (ja) * 1985-08-05 1987-02-19
JPH0664211U (ja) * 1993-02-10 1994-09-09 住友電気工業株式会社 光ファイバ及びそれを利用した偏波面保存ファイバ巻付け形偏光子
US20030059195A1 (en) * 2001-08-29 2003-03-27 Brennan James F. Optical devices using shaped optical fibers and methods for making optical devices with shaped optical fibers
JP2013050695A (ja) * 2011-08-01 2013-03-14 Furukawa Electric Co Ltd:The マルチコアファイバの接続方法、マルチコアファイバ、マルチコアファイバの製造方法
JP2013522680A (ja) * 2010-03-16 2013-06-13 オーエフエス ファイテル,エルエルシー マルチコア光ファイバケーブルのための多心ファイバコネクタ
JP2013160800A (ja) * 2012-02-01 2013-08-19 Sumitomo Electric Ind Ltd マルチコア光ファイバテープ
JP2014052490A (ja) * 2012-09-06 2014-03-20 Mitsubishi Cable Ind Ltd 多心コネクタ付テープ心線
WO2016027896A1 (ja) * 2014-08-22 2016-02-25 住友電気工業株式会社 光ファイバ

Patent Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59164505A (ja) * 1983-03-10 1984-09-17 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 単一偏波単一モ−ド光フアイバ
JPS60108807A (ja) * 1983-11-17 1985-06-14 Fujikura Ltd 定偏波光ファイバ
JPS6227307U (ja) * 1985-08-05 1987-02-19
JPH0664211U (ja) * 1993-02-10 1994-09-09 住友電気工業株式会社 光ファイバ及びそれを利用した偏波面保存ファイバ巻付け形偏光子
US20030059195A1 (en) * 2001-08-29 2003-03-27 Brennan James F. Optical devices using shaped optical fibers and methods for making optical devices with shaped optical fibers
JP2013522680A (ja) * 2010-03-16 2013-06-13 オーエフエス ファイテル,エルエルシー マルチコア光ファイバケーブルのための多心ファイバコネクタ
JP2013050695A (ja) * 2011-08-01 2013-03-14 Furukawa Electric Co Ltd:The マルチコアファイバの接続方法、マルチコアファイバ、マルチコアファイバの製造方法
JP2013160800A (ja) * 2012-02-01 2013-08-19 Sumitomo Electric Ind Ltd マルチコア光ファイバテープ
JP2014052490A (ja) * 2012-09-06 2014-03-20 Mitsubishi Cable Ind Ltd 多心コネクタ付テープ心線
WO2016027896A1 (ja) * 2014-08-22 2016-02-25 住友電気工業株式会社 光ファイバ

Also Published As

Publication number Publication date
JP6632544B2 (ja) 2020-01-22
WO2016084465A1 (ja) 2016-06-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9116321B2 (en) Optical fiber cord
JP5782104B2 (ja) マルチコアファイバへの低損失でモードフィールドが整合された結合のための方法、および装置
JP4619424B2 (ja) 光ファイバケーブル
JP6046311B2 (ja) テープ心線の製造方法
US10209446B2 (en) Optical fiber assemblies and methods for forming same
WO2010001663A1 (ja) 光ファイバケーブル及び光ファイバテープ
JP6046310B2 (ja) 光ファイバの製造方法
US9453979B2 (en) Multi-core optical fiber tape
JP2015052704A (ja) 光ファイバテープ心線、光ケーブル、光ファイバコード、及びテープ心線接続方法
US9733424B2 (en) Multicore fiber and method of manufacturing the same
WO2016021589A1 (ja) 光ファイババンドル構造および光ファイバ接続構造
WO2016084465A1 (ja) 光ファイバ、光ファイバの調芯方法およびその接続構造、テープ心線およびその製造方法
JP7297643B2 (ja) 光ファイバテープ心線の製造方法及び光ファイバテープ心線の製造装置
JP2006139209A (ja) 光ファイバコード及び光ファイバコードと光コネクタとの接続方法
WO2019156217A1 (ja) マルチコアファイバおよびその製造装置
JP6380179B2 (ja) 光ファイバ製造方法
JP2017167299A (ja) 光ファイババンドル構造およびその製造方法、光コネクタ、光ファイバ接続構造
US20240012209A1 (en) Optical-fiber bundle structure, optical connection structure, and method of manufacturing optical-fiber bundle structure
US20230176300A1 (en) Optical fiber bundle structure, optical connection structure, and method of manufacturing optical fiber bundle
JP4019428B2 (ja) ガラス毛細管の製造方法
JP2023082856A (ja) 光ファイババンドル構造、光接続構造体、及び、光ファイババンドル構造の製造方法
JP2006091336A (ja) 光ファイバケーブル及び光ファイバケーブルの製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180411

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190319

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190508

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190806

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190911

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20191126

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20191210

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6632544

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350