JPWO2016079795A1 - ロータリエンコーダ - Google Patents

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Abstract

ロータリエンコーダは、第一コードパターン26aと第二コードパターン26bとが形成された回転スリット板25と、第一コードパターン26aに向けて光を照射する第一投光素子22aと、第一回転スリット27aを通過した第一投光素子22aからの光を受光し、信号を発生させる第一受光素子23a、24aと、第一受光素子23a、24aからの信号を処理し、処理後の信号を外部に出力する第一信号処理部と、第二コードパターン26bに向けて光を照射する第二投光素子22bと、第二回転スリット27bを通過した第二投光素子22bからの光を受光し、信号を発生させる第二受光素子23b、24bと、第二受光素子23b、24bからの信号を処理し、処理後の信号を外部に出力する第二信号処理部と、を備えたものである。

Description

本発明は、たとえば回転軸の回転速度や回転位置等を測定するためのロータリエンコーダに関し、特に測定の信頼性の向上に関するものである。
従来、回転軸に設けられた回転スリット板のコードパターンを検出することにより、回転軸の回転速度や回転位置を測定するロータリエンコーダが提案されている。近年、この種のロータリエンコーダはエレベータのガバナ装置等に用いられているが、このような用途では安全性に関わることから高い信頼性が要求される。そして、信頼性を向上させるために、複数のロータリエンコーダを設けることが考えられるが、それだとコストが高くなってしまい、各ロータリエンコーダを設置するためのスペースも大きくなってしまう。
そこで、独立した2系統の投受光素子および信号処理部を含んだロータリエンコーダが提案されている(たとえば、特許文献1参照)。
特許文献1は、回転方向に互いに間隔を置いて配置された複数のスリットを有するコードパターンが設けられた回転スリット板を備えている。さらに、その回転スリット板のコードパターンに向けて光を照射する投光素子、投光素子からの光を受けることにより回転スリット板の回転に応じた信号を発生する受光素子、および、受光素子からの信号を処理する信号処理部を、2系統備えている。
そして、その2系統が共通の回転スリット板の共通のコードパターンを測定することにより、2つの出力信号を独立して得ることができる。そのため、たとえば1系統が故障した場合であっても、もう1系統により正常な出力信号を得ることができ、ロータリエンコーダの信頼性を向上させることができる。また、2系統の測定対象が共通の回転スリット板であるので、回転スリット板の数を少なくすることができ、コストの低減を図ることができる。さらに、回転スリット板の数が少なくなることにより、設置スペースも小さくすることができる。
国際公開第2006/046291号
しかし、特許文献1では2系統が共通の回転スリット板の共通のコードパターンを測定しているため、コードパターンに外来固形物が付着した場合は2系統とも異常が発生してしまい、信頼性を向上させることができないという課題があった。
本発明は、以上のような課題を解決するためになされたもので、コストを抑えつつ信頼性を向上させることができるロータリエンコーダを提供することを目的としている。
本発明に係るロータリエンコーダは、回転方向に互いに間隔を置いて配置された複数の第一回転スリットを有する第一コードパターンと、前記第一コードパターンよりも半径方向内側に回転方向に互いに間隔を置いて配置された前記第一回転スリットと同数の第二回転スリットとを有する第二コードパターンと、が形成された回転スリット板と、前記第一コードパターンに向けて光を照射する第一投光素子と、前記第一回転スリットを通過した前記第一投光素子からの光を受光し、前記回転スリット板の回転に応じた信号を発生させる第一受光素子と、前記第一受光素子からの信号を処理し、処理後の信号を外部に出力する第一信号処理部と、前記第二コードパターンに向けて光を照射する第二投光素子と、前記第二回転スリットを通過した前記第二投光素子からの光を受光し、前記回転スリット板の回転に応じた信号を発生させる第二受光素子と、前記第二受光素子からの信号を処理し、処理後の信号を外部に出力する第二信号処理部と、を備えたものである。
本発明に係るロータリエンコーダによれば、共通の回転スリット板の別々のコードパターンから2つの出力信号を独立して得る構成になっているため、一方のコードパターンに外来固形物が付着した場合でも、他方のコードパターンから正常な出力信号を得ることができるため、コストを抑えつつ信頼性を向上させることができる。
本発明の実施の形態1に係るロータリエンコーダが用いられたエレベータの構成を示す概略図である。 本発明の実施の形態1に係るロータリエンコーダの構成を示す断面概略図である。 本発明の実施の形態1に係るロータリエンコーダの機構的な構成を示す概略図である。 本発明の実施の形態1に係るロータリエンコーダによるA相とB相との関係を示す図である。 本発明の実施の形態1に係るロータリエンコーダの内部構成を示す概略図である。 本発明の実施の形態2に係るロータリエンコーダの固定スリット板(第一系統に用いた場合)を示す図である。 本発明の実施の形態2に係るロータリエンコーダの固定スリット板(第二系統に用いた場合)を示す図である。 本発明の実施の形態2に係るロータリエンコーダの回転スリット板に対する固定スリット板の配置を示す図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。なお、以下に説明する実施の形態によって本発明が限定されるものではない。また、以下の図面では各構成部材の大きさの関係が実際のものとは異なる場合がある。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係るロータリエンコーダ20が用いられたエレベータの構成を示す概略図である。
図1に示すように昇降路1内には、かごガイドレール2と、おもりガイドレール(図示せず)と、かごガイドレール2に沿って昇降可能なかご3と、おもりガイドレールに沿って昇降可能なおもり4と、が配置されている。
昇降路1内の下部には、駆動装置である巻上機5が設けられている。巻上機5の駆動シーブ6には、複数本の主ロープ7が巻き掛けられている。かご3およびおもり4は、各主ロープ7により昇降路1内に吊り下げられている。かご3およびおもり4は、巻上機5の駆動力により、かごガイドレール2およびおもりガイドレールにそれぞれ案内されながら昇降路1内を昇降する。
かごガイドレール2とかご3との間には、かご3の速度が異常になったときに動作する非常ブレーキ14が設けられている。非常ブレーキ14は、かごガイドレール2を掴むことによりかご3の落下を阻止するようになっている。また、昇降路1内の下部には、非常ブレーキ14を動作させるための調速機(ガバナ)8が設けられている。さらに、昇降路1内の上部には、張り車9が設けられている。
調速機8は、回転軸11を有する調速機本体10と、回転軸11と一体とされ、調速機本体10に対して回転可能な調速機シーブ12とを有している。調速機シーブ12および張り車9には、調速機ロープ13が巻き掛けられている。調速機ロープ13は調速機シーブ12に取り付けられたテンションウェイト15によって張力が与えられている。調速機ロープ13の一端部および他端部は、非常ブレーキ14の操作部(図示せず)に接続されている。調速機シーブ12および張り車9は、かご3の昇降に伴ってそれぞれ回転する。回転軸11には、調速機シーブ12の回転に応じた信号を発生させるロータリエンコーダ20が設けられている。
調速機ロープ13は、かご3の速度が異常になったときに、調速機8により把持されるようになっている。調速機ロープ13の移動は、調速機8による把持により停止する。これにより、かご3が調速機ロープ13に対して移動し、非常ブレーキ14が動作する。
昇降路1内には、エレベータの運転を制御する制御装置16が設けられている。制御装置16には、巻上機5およびロータリエンコーダ20がそれぞれ電気的に接続されている。制御装置16は、ロータリエンコーダ20からの情報に基づいて巻上機5の駆動を制御するようになっている。なお、昇降路1内の下部には、かご3への衝撃を緩和するためのかご用緩衝装置(図示せず)と、おもり4への衝撃を緩和するためのおもり用緩衝装置(図示せず)とが設けられている。
なお、本実施の形態1ではロータリエンコーダ20をエレベータに用いているが、それに限定されず、その他ロボットや情報機器等の様々な用途で用いることができる。
図2は、本発明の実施の形態1に係るロータリエンコーダ20の構成を示す断面概略図、図3は、本発明の実施の形態1に係るロータリエンコーダ20の機構的な構成を示す概略図である。
なお、本実施の形態1ではインクリメンタル型、光学式、中空軸形、および、2相タイプのロータリエンコーダ20に適用して説明するが、本発明はインクリメンタル型に限定されず、アブソリュート型のロータリエンコーダに同様に適用することができる。また、本発明は中空軸形に限定されず、シャフト形に同様に適用することができる。また、本発明は光学式に限定されず、磁気式等のロータリエンコーダに同様に適用することができる。また、本発明は2相タイプに限定されず、3相等のロータリエンコーダに同様に適用することができる。
また、本実施の形態1に係るロータリエンコーダ20は、独立した2系統の投受光素子(投光素子、受光素子)および信号処理部(処理回路、出力回路)を含んだ構成となっている。
本実施の形態1に係るロータリエンコーダ20は、図2に示すようにスピンドル40が略円環状に形成され、その中央部には軸受け41が設けられている。この軸受け41には、検査対象である回転軸11に連結されて回転する中空軸21が回転自在に支持されている。また、中空軸21の一端には、中空軸21と一体に回転可能な回転スリット板25が取り付けられている。
回転スリット板25には、図3に示すように第一コードパターン26aおよび第二コードパターン26bがそれぞれ中空軸21を囲むように形成されている。この第一コードパターン26aと第二コードパターン26bとは、別々のコードパターンであり、第一コードパターン26aは第二コードパターン26bよりも半径方向外側に位置し、第二コードパターン26bは第一コードパターン26aよりも半径方向内側に位置している。
また、第一コードパターン26aは回転スリット板25の回転方向(周方向)に互いに間隔を置いて配置された複数の第一回転スリット27aを有しており、各第一回転スリット27aは、回転スリット板25の径方向へ延びている。同様に、第二コードパターン26bは回転スリット板25の回転方向(周方向)に互いに間隔を置いて配置された複数の第二回転スリット27bを有しており、各第二回転スリット27bは、回転スリット板25の径方向へ延びている。
なお、後述するが、第一コードパターン26aと第二コードパターン26bとはそれぞれ別系統で用いられており、2系統で同じ分解能にするため、半径方向外側の第一コードパターン26aの第一回転スリット27aと、半径方向内側の第二コードパターン26bの第二回転スリット27bの数(総面積)とを同じにする必要がある。
第一回転スリット27aと第二回転スリット27bとの数(総面積)が同じである場合、回転スリット板25の円周長において半径方向内側よりも半径方向外側の方が長くなるため、半径方向内側の第二コードパターン26bの第二回転スリット27b間隔よりも半径方向外側の第一コードパターン26aの第一回転スリット27a間隔を広くする必要がある。そのため、第一コードパターン26aと第二コードパターン26bとでは回転スリット間隔が異なる。
また、第一コードパターン26aと第二コードパターン26bとは、第一コードパターン26aの第一回転スリット27aの半径方向内側の端部27a1と第二コードパターン26bの第二回転スリット27bの半径方向外側の端部27b1とが半径方向に所定の間隔が空くように形成されている。
ここで、本実施の形態1に係るロータリエンコーダ20は、JIS(日本工業規格)C0920で規定された保護等級IP1X〜IP6Xのいずれかを満たす保護構造を有している。
そして、上記所定の間隔は、ロータリエンコーダ20の保護等級がIP1X〜IP4Xである場合、その等級に規定される外来固形物の最大直径以上である。つまり、ロータリエンコーダ20の内部に侵入した外来固形物がどちらかのコードパターンに付着して回転スリットが遮られた場合でも、他方のコードパターンには外来固形物が届かないため回転スリットは遮られず影響を受けない間隔である。
たとえばロータリエンコーダ20の保護等級がIP4Xである場合、直径1mmより大きい外来固形物に対しては保護される(つまり、直径1mmより大きい外来固形物はロータリエンコーダ20の内部に侵入しない)ため、第一コードパターン26aの第一回転スリット27aの半径方向内側の端部27a1と第二コードパターン26bの第二回転スリット27bの半径方向外側の端部27b1との間隔は、少なくとも1mm以上に定められる。
スピンドル40に形成された第一凹所40aには、回転スリット板25の第一コードパターン26aに向けて光を照射し、第一コードパターン26aの第一回転スリット27aから光を通過させる第一投光素子22aが配置されている。
また、回転スリット板25と対向する位置には、第一投光素子22aからの光を絞る第一固定スリット29aが形成された第一固定スリット板28aが配置されている。
また、スピンドル40に取り付けられるプリント基板30には、第一コードパターン26aの第一回転スリット27aおよび第一固定スリット板28aの第一固定スリット29aを通過した光を受光する第一受光素子23a、24aが設けられている。
さらに、スピンドル40に形成された第二凹所40bには、回転スリット板25の第二コードパターン26bに向けて光を照射し、第二コードパターン26bの第二回転スリット27bから光を通過させる第二投光素子22bが配置されている。
また、回転スリット板25と対向する位置には、第二投光素子22bからの光を絞る第二固定スリット29bが形成された第二固定スリット板28bが配置されている。
また、スピンドル40に取り付けられるプリント基板30には、第二コードパターン26bの第二回転スリット27bおよび第二固定スリット板28bの第二固定スリット29bを通過した光を受光する第二受光素子23b、24bが設けられている。
そして、それらは略カップ状のカバー42で覆われている。
第一固定スリット板28aは、それぞれ間隔を置いて配置された複数の第一固定スリット29aが第一コードパターン26aと対向するようにして、回転スリット板25と第一受光素子23a、24aとの間に配置されている。また、第二固定スリット板28bは、それぞれ間隔を置いて配置された複数の第二固定スリット29bが第二コードパターン26bと対向するようにして、回転スリット板25と第二受光素子23b、24bとの間に配置されている。
また、第一投光素子22a、第一固定スリット板28a、および第一受光素子23a、24aと、第二投光素子22b、第二固定スリット板28b、および第二受光素子23b、24bとは、回転スリット板25の回転方向(周方向)へ互いに間隔を置いて配置される。
本実施の形態1では、第一投光素子22a、第一固定スリット板28a、および第一受光素子23a、24aと、第二投光素子22b、第二固定スリット板28b、および第二受光素子23b、24bとは、図3に示すように中空軸21を中心にほぼ対象となる位置に設けられているが、それに限定されるものではない。
なお、第一固定スリット板28aの各第一固定スリット29aは、第一コードパターン26aの各第一回転スリット27aとほぼ同一形状であるが、大きさは第一回転スリット27aよりも小さくなっている。同様に、第二固定スリット板28bの各第二固定スリット29bは、第二コードパターン26bの各第二回転スリット27bとほぼ同一形状であるが、大きさは第二回転スリット27bよりも小さくなっている。
図4は、本発明の実施の形態1に係るロータリエンコーダ20によるA相とB相との関係を示す図である。
第一固定スリット板28aの第一固定スリット29aは、第一コードパターン26aの第一回転スリット27aを通過した第一投光素子22aからの光を電気角で順次90度ずつずれさせて第一受光素子23aでA相の光信号を受光し、第一受光素子24aでB相の光信号を受光し、これらA相とB相の光信号を図4で示すような電気的な信号に変換するようになっている。同様に、第二固定スリット板28bの第二固定スリット29bは、第二コードパターン26bの第二回転スリット27bを通過した第二投光素子22bからの光を電気角で順次90度ずつずれさせて第二受光素子23bでA相の光信号を受光し、第二受光素子24bでB相の光信号を受光し、これらA相とB相の光信号を図4で示すような電気的な信号に変換するようになっている。
また、第一固定スリット板28aおよび第二固定スリット板28bは上記のように用いられるため、第一固定スリット板28aの第一固定スリット29a間隔は第一コードパターン26aの第一回転スリット27a間隔と合わせる必要があり、第二固定スリット板28bの第二固定スリット29b間隔は第二コードパターン26bの第二回転スリット27b間隔と合わせる必要がある。そのため、第二固定スリット板28bの第二固定スリット29b間隔よりも第一固定スリット板28aの第一固定スリット29a間隔の方が広くなっており、第一固定スリット板28aと第二固定スリット板28bとでは固定スリット間隔は異なる。
なお、本実施の形態1では、第一固定スリット板28aは回転スリット板25と第一受光素子23a、24aとの間、第二固定スリット板28bは回転スリット板25と第二受光素子23b、24bとの間にそれぞれ配置されているとしたが、これに限定されず、第一固定スリット板28aは回転スリット板25と第一投光素子22aとの間、第二固定スリット板28bは回転スリット板25と第二投光素子22bとの間にそれぞれ配置してもよい。
ロータリエンコーダ20には、上記光信号の単位時間当たりの数から回転速度を判定することができる。また、たとえばA相とB相の光信号のバイナリコードで、A相光信号「0」、B相光信号「0」の組み合わせでは「0」、A相光信号「1」、B相光信号「0」の組み合わせでは「2」、A相光信号「1」、B相光信号「1」の組み合わせでは「3」、A相光信号「0」、B相光信号「1」の組み合わせでは「1」とし、そのバイナリコードの変化順序から回転方向を判定することができる。
なお、第一投光素子22aおよび第二投光素子22bとしては、たとえばLED等が挙げられ、第一受光素子23a、24aおよび第二受光素子23b、24bとしては、たとえばフォトダイオードやフォトトランジスタ等が挙げられる。
第一コードパターン26aは、回転スリット板25が回転している間に、第一投光素子22aからの光を通過させたり遮蔽したりすることを繰り返し行うようになっている。また、第二コードパターン26bは、回転スリット板25が回転している間に、第二投光素子22bからの光を通過させたり遮蔽したりすることを繰り返し行うようになっている。
すなわち、第一投光素子22aからの光は、第一投光素子22aからみて、第一コードパターン26aの第一回転スリット27aの位置が第一受光素子23a、24aの位置と一致するときに第一コードパターン26aを光が通過し、第一コードパターン26aの第一回転スリット27aの位置が第一受光素子23a、24aの位置からずれているときに第一コードパターン26aによって光が遮蔽されるようになっている。
これにより、第一受光素子23a、24aは、回転スリット板25が回転している間に、第一コードパターン26aを通して第一投光素子22aからの光を受けることにより、回転スリット板25の回転に応じたパルス信号を発生させるようになっている。
同様に、第二投光素子22bからの光は、第二投光素子22bからみて、第二コードパターン26bの第二回転スリット27bの位置が第二受光素子23b、24bの位置と一致するときに第二コードパターン26bを光が通過し、第二コードパターン26bの第二回転スリット27bの位置が第二受光素子23b、24bの位置からずれているときに第二コードパターン26bによって光が遮蔽されるようになっている。
これにより、第二受光素子23b、24bは、回転スリット板25が回転している間に、第二コードパターン26bを通して第二投光素子22bからの光を受けることにより、回転スリット板25の回転に応じたパルス信号を発生させるようになっている。
図5は、本発明の実施の形態1に係るロータリエンコーダ20の内部構成を示す概略図である。
ロータリエンコーダ20のプリント基板30には、図5に示すように第一受光素子23a、24aからの信号を処理する第一処理回路31aと、第一処理回路31aで処理した信号を外部に出力する第一出力回路32aと、第一処理回路31aおよび第一出力回路32aに電源を供給する第一電源回路33aとが設けられている。
すなわち、第一処理回路31aは、第一受光素子23a、24aからのパルス信号を増幅し、波形整形してロータリエンコーダ20の第一系統20aの出力信号とする処理を行うようになっており、第一出力回路32aは、第一系統20aの出力信号を電気的に接続される伝送線を介して外部に出力するようになっている。
ここで、ロータリエンコーダ20の第一系統20aは、少なくとも、第一投光素子22aと、第一固定スリット板28aと、第一受光素子23a、24aと、第一処理回路31aと、第一出力回路32aと、第一電源回路33aとで構成されている。
なお、第一処理回路31aおよび第一出力回路32aは、本発明の「第一信号処理部」に相当する。
また、ロータリエンコーダ20のプリント基板30には、第二受光素子23b、24bからの信号を処理する第二処理回路31bと、第二処理回路31bで処理した信号を外部に出力する第二出力回路32bと、第二処理回路31bおよび第二出力回路32bに電源を供給する第二電源回路33bとが設けられている。
すなわち、第二処理回路31bは、第二受光素子23b、24bからのパルス信号を増幅し、波形整形してロータリエンコーダ20の第二系統20bの出力信号とする処理を行うようになっており、第二出力回路32bは、第二系統20bの出力信号を電気的に接続される伝送線を介して外部に出力するようになっている。
ここで、ロータリエンコーダ20の第二系統20bは、少なくとも、第二投光素子22bと、第二固定スリット板28bと、第二受光素子23b、24bと、第二処理回路31bと、第二出力回路32bと、第二電源回路33bとで構成されている。
なお、第二処理回路31bおよび第二出力回路32bは、本発明の「第二信号処理部」に相当する。
また、第一受光素子23a、24a、第一処理回路31a、第一出力回路32a、および第一電源回路33aと、第二受光素子23b、24b、第二処理回路31b、第二出力回路32b、および第二電源回路33bとは、互いに電気的に絶縁されている。
なお、本実施の形態1では、第一受光素子23a、24a、第一処理回路31a、第一出力回路32a、および第一電源回路33aと、第二受光素子23b、24b、第二処理回路31b、第二出力回路32b、および第二電源回路33bとは、同一のプリント基板30に設けられる構成としたが、それに限定されず、それぞれ別体のプリント基板に設けられる構成としてもよい。
第一出力回路32aと制御装置16との間には、第一伝送線である第一ケーブル35aが電気的に接続されている。第一ケーブル35aは、第一コネクタ34aを介して第一出力回路32aに着脱可能に接続されている。
また、第二出力回路32bと制御装置16との間には、第二伝送線である第二ケーブル35bが電気的に接続されている。第二ケーブル35bは、第二コネクタ34bを介して第二出力回路32bに着脱可能に接続されている。
そして、第一出力回路32aから制御装置16への第一系統20aの出力信号の伝送は、第一ケーブル35aを介して行われ、第二出力回路32bから制御装置16への第二系統20bの出力信号の伝送は、第二ケーブル35bを介して行われる。すなわち、第一ケーブル35aおよび第二ケーブル35bは、ロータリエンコーダ20外部の制御装置16に対する電気的情報のやり取りを互いに独立して行うようになっている。
以上より、ロータリエンコーダ20の第一系統20aおよび第二系統20bは、共通の回転スリット板25の回転をそれぞれ独立して測定可能になっている。また、第一系統20aおよび第二系統20bは、回転スリット板25の回転方向(周方向)へ互いに間隔を置いて配置されている。なお、本実施の形態1では、図3に示すように第一系統20aおよび第二系統20bは、中空軸21を中心にほぼ対象となる位置に設けられているが、それに限定されるものではない。
次に、本実施の形態1に係るロータリエンコーダ20の動作について説明する。
エレベータの運転時では、第一投光素子22aおよび第二投光素子22bは常時発光している。そして、かご3が昇降路1内を昇降すると、かご3の昇降に応じて調速機シーブ12および回転スリット板25が回転する。
回転スリット板25が回転すると、第一コードパターン26aおよび第二コードパターン26bも回転する。第一投光素子22aからの光は、第一コードパターン26aの回転により、回転スリット板25の回転に応じた周期で、第一コードパターン26aを通過したり、第一コードパターン26aにより遮蔽されたりする。同様に、第二投光素子22bからの光は、第二コードパターン26bの回転により、回転スリット板25の回転に応じた周期で、第二コードパターン26bを通過したり、第二コードパターン26bにより遮蔽されたりする。
第一受光素子23a、24aでは、第一コードパターン26aを通過してきた第一投光素子22aからの光を受けている。したがって、第一受光素子23a、24aが第一投光素子22aからの光を受ける周期は、回転スリット板25の回転に応じた周期となっている。これにより、第一受光素子23a、24aでは、回転スリット板25の回転に応じたパルス信号が発生する。
第一受光素子23a、24aで発生したパルス信号は、第一処理回路31aへ伝送され、第一処理回路31aにより増幅、波形整形される。そして、整形後のパルス信号がロータリエンコーダ20の第一系統20aの出力信号として第一出力回路32aから制御装置16へ第一ケーブル35aを介して伝送される。
一方、第二受光素子23b、24bでは、第二コードパターン26bを通過してきた第二投光素子22bからの光を受けている。したがって、第二受光素子23b、24bが第二投光素子22bからの光を受ける周期は、回転スリット板25の回転に応じた周期となっている。これにより、第二受光素子23b、24bでも、第一受光素子23a、24aと同様に、回転スリット板25の回転に応じたパルス信号が発生する。
第二受光素子23b、24bで発生したパルス信号は、第二処理回路31bへ伝送され、第二処理回路31bにより増幅、波形整形される。そして、整形後のパルス信号がロータリエンコーダ20の第二系統20bの出力信号として第二出力回路32bから制御装置16へ第二ケーブル35bを介して伝送される。
第一系統20aの出力信号および第二系統20bの出力信号が制御装置16に入力されると、それら出力信号は独立して制御装置16内で処理され、処理結果に基づいてエレベータの運転が制御される。
このようなロータリエンコーダ20では、第一系統20aおよび第二系統20bが共通の回転スリット板25の回転を独立して測定するようになっている。そのため、第一系統20aおよび第二系統20bのそれぞれによって、検査対象である回転軸11に連結されて回転する中空軸21の回転についての複数の出力信号を独立して得ることができる。したがって、たとえば第一系統20aが故障した場合でも、第二系統20bにより正常な出力信号を得ることができ、コストを抑えつつ信頼性を向上させることができる。なお、その逆の場合でも同様である。
また、第一系統20aおよび第二系統20bの測定対象が共通の回転スリット板25であるので、回転スリット板25の数を少なくすることができ、コストの低減を図ることができる。さらに、回転スリット板25の数が少なくなることにより小型化できるため、設置スペースも小さくすることができる。
また、第一系統20aおよび第二系統20bで回転スリット板25は共通であるが、第一系統20aでは第一コードパターン26aを、第二系統20bでは第二コードパターン26bをそれぞれ測定している。そして、第一コードパターン26aと第二コードパターン26bとは、第一コードパターン26aの第一回転スリット27aの半径方向内側の端部27a1と第二コードパターン26bの第二回転スリット27bの半径方向外側の端部27b1とが、半径方向にロータリエンコーダ20の内部に侵入する可能性がある外来固形物の直径以上の間隔が空くように形成されている。そのため、たとえば第一系統20aの第一コードパターン26aに外来固形物が付着した場合でも、第二系統20bの第二コードパターン26bは影響を受けず第二系統20bからは正常な出力信号を得ることができるため、信頼性を向上させることができる。なお、その逆の場合でも同様である。
また、ロータリエンコーダ20は、独立した2系統の投受光素子および信号処理部を含んだ構成となっているため、信頼性向上のため1系統のロータリエンコーダを2つ設置する場合に比べ、設置スペースを小さくすることができる。
また、ロータリエンコーダ20の第一系統20aおよび第二系統20bは、回転スリット板25の回転方向へ互いに間隔を置いて配置されているので、中空軸21の軸線方向についての寸法の拡大(大型化)を防止することができる。
なお、本実施の形態1に係るロータリエンコーダ20は、独立した2系統の投受光素子および信号処理部を含んだ構成としているが、それに限定されず、3系統以上の投受光素子および信号処理部を含んだ構成としてもよい。この場合、各系統は回転スリット板25の回転方向へ互いに間隔を置いて配置され、コードパターンは系統毎に別々に形成される。
実施の形態2.
以下、本実施の形態2について説明するが、実施の形態1と重複するものについては省略し、実施の形態1と同じ部分または相当する部分には同じ符号を付す。
図6は、本発明の実施の形態2に係るロータリエンコーダの固定スリット板51(第一系統に用いた場合)を示す図、図7は、本発明の実施の形態2に係るロータリエンコーダの固定スリット板51(第二系統に用いた場合)を示す図、図8は、本発明の実施の形態2に係るロータリエンコーダの回転スリット板25に対する固定スリット板51の配置を示す図である。
実施の形態1では、第一系統20aに用いる固定スリット板(第一固定スリット板28a)と第二系統20bに用いる固定スリット板(第二固定スリット板28b)とでは固定スリット間隔(第一固定スリット29a間隔と第二固定スリット29b間隔)が異なるため、それぞれ別構造の部品としていたが、本実施の形態2では、第一系統に用いる固定スリット板と第二系統に用いる固定スリット板とで同一構造の部品とする。
本実施の形態2に係る固定スリット板51は、図6および図7に示すようにプリント基板等に設けられる固定台36に取り付けられる。また、固定スリット板51には、第一系統用の第一固定スリット52aと第二系統用の第二固定スリット52bとが、固定スリット板51の(ほぼ)中央を中心として上下対称となる位置にそれぞれ形成されている。
そして、固定スリット板51を第一系統に用いる場合は、図6に示すように固定台36に取り付けられ、固定スリット板51を第二系統に用いる場合は、図7に示すように固定台36に取り付けられる。つまり、第一系統に用いる場合と第二系統に用いる場合とで、固定スリット板51が固定台36に取り付けられる向きが上下反対となる。
そして、固定スリット板51を第一系統に用いる場合は、図8に示すように第一系統用の第一固定スリット52aが第二系統用の第二固定スリット52bよりも半径方向外側になるようにして、さらに第一コードパターン26aと対向させて配置する。このとき、第二系統用の第二固定スリット52bは第二コードパターン26bよりも半径方向内側で、第二コードパターン26bと対向しない位置に形成されている。なお、第二コードパターン26bは、固定スリット板51の固定スリットが形成されていない部分と対向するようになっている。
これは、固定スリット板51の固定スリットが形成されていない部分で第一投光素子22aから第二コードパターン26bを通過して第一受光素子23a、24aに向かう光を遮断することによって、第一コードパターン26aではなく第二コードパターン26bを通過してきた第一投光素子22aからの光を第一受光素子23a、24aが受光して誤検知するのを防止するためである。つまり、第一系統用の第一固定スリット52aを用いる場合は、第二系統用の第二固定スリット52bが第一系統の邪魔をしないようになっている。
一方、固定スリット板51を第二系統に用いる場合は、固定スリット板51を固定台36に対して第一系統に用いる場合とは反対向きに取り付ける。そして、図8に示すように第二系統用の第二固定スリット52bが第一系統用の第一固定スリット52aよりも半径方向外側になるようにして、さらに第二コードパターン26bと対向させて配置する。このとき、第一系統用の第一固定スリット52aは第二コードパターン26bよりも半径方向内側で、第一コードパターン26aと対向しない位置に形成されている。なお、第一コードパターン26aは、固定スリット板51の固定スリットが形成されていない部分と対向するようになっている。
これは、固定スリット板51の固定スリットが形成されていない部分で第二投光素子22bから第一コードパターン26aを通過して第二受光素子23b、24bに向かう光を遮断することによって、第二コードパターン26bではなく第一コードパターン26aを通過してきた第二投光素子22bからの光を第二受光素子23b、24bが受光して誤検知するのを防止するためである。つまり、第二系統用の第二固定スリット52bを用いる場合は、第一系統用の第一固定スリット52aが第二系統の邪魔をしないようになっている。
以上より、本実施の形態2によれば、第一系統および第二系統のそれぞれに同一構造の部品である固定スリット板51を用いており、また、固定スリット板51の一方の系統用の固定スリットを用いる際に、他方の系統用の固定スリットの邪魔をしないようになっているため、部品点数を増やさなくても済み、コストを抑えつつ信頼性を向上させることができる。
また、ロータリエンコーダは、独立した2系統の投受光素子および信号処理部を含んだ構成となっているため、信頼性向上のため1系統のロータリエンコーダを2つ設置する場合に比べ、設置スペースを小さくすることができる。
1 昇降路、2 かごガイドレール、3 かご、4 おもり、5 巻上機、6 駆動シーブ、7 主ロープ、8 調速機、9 張り車、10 調速機本体、11 回転軸、12 調速機シーブ、13 調速機ロープ、14 非常ブレーキ、15 テンションウェイト、16 制御装置、20 ロータリエンコーダ、20a 第一系統、20b 第二系統、21 中空軸、22a 第一投光素子、22b 第二投光素子、23a 第一受光素子、23b 第二受光素子、24a 第一受光素子、24b 第二受光素子、25 回転スリット板、26a 第一コードパターン、26b 第二コードパターン、27a 第一回転スリット、27b 第二回転スリット、27a1 端部、27b1 端部、28a 第一固定スリット板、28b 第二固定スリット板、29a 第一固定スリット、29b 第二固定スリット、30 プリント基板、31a 第一処理回路、31b 第二処理回路、32a 第一出力回路、32b 第二出力回路、33a 第一電源回路、33b 第二電源回路、34a 第一コネクタ、34b 第二コネクタ、35a 第一ケーブル、35b 第二ケーブル、36 固定台、40 スピンドル、40a 第一凹所、40b 第二凹所、41 軸受け、42 カバー、51 固定スリット板、52a 第一固定スリット、52b 第二固定スリット。

Claims (9)

  1. 回転方向に互いに間隔を置いて配置された複数の第一回転スリットを有する第一コードパターンと、前記第一コードパターンよりも半径方向内側に回転方向に互いに間隔を置いて配置された前記第一回転スリットと同数の第二回転スリットとを有する第二コードパターンと、が形成された回転スリット板と、
    前記第一コードパターンに向けて光を照射する第一投光素子と、
    前記第一回転スリットを通過した前記第一投光素子からの光を受光し、前記回転スリット板の回転に応じた信号を発生させる第一受光素子と、
    前記第一受光素子からの信号を処理し、処理後の信号を外部に出力する第一信号処理部と、
    前記第二コードパターンに向けて光を照射する第二投光素子と、
    前記第二回転スリットを通過した前記第二投光素子からの光を受光し、前記回転スリット板の回転に応じた信号を発生させる第二受光素子と、
    前記第二受光素子からの信号を処理し、処理後の信号を外部に出力する第二信号処理部と、を備えた
    ことを特徴とするロータリエンコーダ。
  2. JIS C0920で規定された保護等級IP1X〜IP4Xのいずれかを満たす保護構造を有し、
    前記第一回転スリットの半径方向内側の端部と前記第二回転スリットの半径方向外側の端部とは、
    前記保護構造に対応した前記保護等級に規定される外来固形物の最大直径以上の間隔を半径方向に空けて形成されている
    ことを特徴とする請求項1に記載のロータリエンコーダ。
  3. 前記保護等級がIP4Xである場合、
    前記第一回転スリットの半径方向内側の端部と前記第二回転スリットの半径方向外側の端部とは、
    1mm以上の間隔を半径方向に空けて形成されている
    ことを特徴とする請求項2に記載のロータリエンコーダ。
  4. 前記第一投光素子からの光を絞る第一固定スリットが形成され、前記第一固定スリットが前記第一コードパターンと対向するように配置された第一固定スリット板と、前記第二投光素子からの光を絞る第二固定スリットが形成され、前記第二固定スリットが前記第二コードパターンと対向するように配置された第二固定スリット板と、を備えた
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載のロータリエンコーダ。
  5. 前記第一固定スリット板と前記第二固定スリット板とは、前記第一固定スリットと前記第二固定スリットとが形成された同一構造の固定スリット板である
    ことを特徴とする請求項4に記載のロータリエンコーダ。
  6. 前記固定スリット板が前記第一固定スリット板として、前記第一固定スリットが前記第一コードパターンと対向するように配置された場合において、
    前記第二固定スリットは前記第二コードパターンよりも半径方向内側で前記第二コードパターンと対向しない位置に配置され、
    前記第二コードパターンは、前記固定スリット板の前記第一固定スリットおよび前記第二固定スリットが形成されていない部分と対向する
    ことを特徴とする請求項5に記載のロータリエンコーダ。
  7. 前記固定スリット板が前記第二固定スリット板として、前記第二固定スリットが前記第二コードパターンと対向するように配置された場合において、
    前記第一固定スリットは前記第二コードパターンよりも半径方向内側で前記第一コードパターンと対向しない位置に配置され、
    前記第一コードパターンは、前記固定スリット板の前記第一固定スリットおよび前記第二固定スリットが形成されていない部分と対向する
    ことを特徴とする請求項5または6に記載のロータリエンコーダ。
  8. 前記第一投光素子と、前記第一固定スリット板と、前記第一受光素子と、前記第一信号処理部とで構成される第一系統と、
    前記第二投光素子と、前記第二固定スリット板と、前記第二受光素子と、前記第二信号処理部とで構成される第二系統とは、
    前記回転スリット板の回転方向へ互いに間隔を置いて配置されている
    ことを特徴とする請求項4〜7のいずれか一項に記載のロータリエンコーダ。
  9. 前記第一系統と前記第二系統とは互いに電気的に絶縁されており、
    外部へ電気的接続を独立して行うための第一ケーブルが前記第一信号処理部に電気的に接続されており、外部へ電気的接続を独立して行うための第二ケーブルが前記第二信号処理部に電気的に接続されている
    ことを特徴とする請求項8に記載のロータリエンコーダ。
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