JP6939994B2 - 溝摩耗検知装置 - Google Patents

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Description

この発明は、溝の摩耗を検知するための装置に関する。
特許文献1に、溝の摩耗量を計測するための工具が記載されている。エレベーターの保守員は、特許文献1に記載された工具を用いて、巻上機の駆動綱車に形成された溝の摩耗量を計測する。
日本特開2014−97869号公報
エレベーターの保守員は、駆動綱車の溝の摩耗量が許容量を超えていれば、駆動綱車を交換するといった必要な措置を講じなければならない。特許文献1に記載された工具を用いる場合、保守員は、工具を溝に当てながら摩耗量を目視にて確認する。このため、保守員の負担が大きく、手間がかかるといった問題があった。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされた。この発明の目的は、溝の摩耗量を確認する保守員の負担を軽減できる溝摩耗検知装置を提供することである。
この発明に係る溝摩耗検知装置は、支持部材と、支持部材に支持され、支持部材に対して第1方向及び第1方向とは反対の第2方向に移動可能な第1可動部材と、第1可動部材を第1方向に押し付ける押付部材と、第1可動部材に設けられ、ロープが巻き掛けられた車の溝に押し付けられる接触部材と、支持部材に支持され、支持部材に対して第1方向及び第2方向に移動可能な第2可動部材と、支持部材に対する第2可動部材の位置を調節するための調節機構と、調節機構による位置調節が行われた第2可動部材を支持部材に固定することが可能な固定部材と、第1可動部材の第1特定部位と第2可動部材の第2特定部位との第1方向の距離に基づいて、溝の摩耗量が許容値を超えたことを検知する検知器と、を備える。
この発明に係る溝摩耗検知装置は、支持部材と、支持部材に支持され、支持部材に対して第1方向及び第1方向とは反対の第2方向に移動可能な第1可動部材と、第1可動部材を第1方向に押し付ける押付部材と、第1可動部材に設けられ、ロープが巻き掛けられた車の溝に押し付けられる接触部材と、支持部材に支持され、支持部材に対して第1方向及び第2方向に移動可能な第2可動部材と、支持部材に対する第2可動部材の位置を調節するための調節機構と、調節機構による位置調整が行われた第2可動部材を支持部材に固定することが可能な固定部材と、第1可動部材の第1特定部位又は第2可動部材の第2特定部位の一方に設けられ、第1特定部位又は第2特定部位の他方までの距離を計測する計測器と、を備える。
この発明に係る溝摩耗検知装置は、例えば支持部材、第1可動部材、押付部材、接触部材、第2可動部材、調節機構、固定部材、及び検知器を備える。第1可動部材及び第2可動部材は、支持部材に対して第1方向及び第2方向に移動可能である。検知器は、第1可動部材の第1特定部位と第2可動部材の第2特定部位との第1方向の距離に基づいて、溝の摩耗量が許容値を超えたことを検知する。この発明に係る溝摩耗検知装置であれば、溝の摩耗量を確認する保守員の負担を軽減できる。
実施の形態1における溝摩耗検知装置を備えたエレベーター装置の例を示す図である。 溝摩耗検知装置の例を示す正面図である。 図2に示す溝摩耗検知装置の側面図である。 図3のA−A断面を示す図である。 溝の摩耗が進行した状態のA−A断面を示す図である。 実施の形態2における溝摩耗検知装置の例を示す図である。 図6に示す溝摩耗検知装置の側面図である。 図7のD−D断面を示す図である。 検査装置の例を示す図である。 実施の形態3における溝摩耗検知装置の例を示す図である。 図10に示す溝摩耗検知装置を上方から見た図である。 ローラが第2位置に配置された状態の例を示す図である。
添付の図面を参照し、本発明を説明する。重複する説明は、適宜簡略化或いは省略する。各図において、同一の符号は同一の部分又は相当する部分を示す。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1における溝摩耗検知装置1を備えたエレベーター装置の例を示す図である。エレベーター装置は、例えばかご2及びつり合いおもり3を備える。かご2は、昇降路4を上下に移動する。つり合いおもり3は、昇降路4を上下に移動する。かご2及びつり合いおもり3は、主ロープ5によって昇降路4に吊り下げられる。
図1は、昇降路4の上方に機械室6が形成される例を示す。機械室6に、例えば巻上機7、そらせ車8、及び制御装置9が設置される。巻上機7は、例えば電動機(図示せず)、及び駆動綱車10を備える。駆動綱車10は、電動機によって駆動される。巻上機7の電動機は、制御装置9によって制御される。
駆動綱車10に、複数の溝10a(図1では図示せず)が形成される。そらせ車8に、複数の溝(図示せず)が形成される。主ロープ5は、駆動綱車10の溝10aとそらせ車8の溝とに巻き掛けられる。例えば、制御装置9は、駆動綱車10の回転及び停止を制御する。駆動綱車10の回転に応じて主ロープ5は移動する。駆動綱車10の溝10aは、主ロープ5の微小すべり等によって徐々に摩耗する。そらせ車8の溝は、主ロープ5の微小すべり等によって徐々に摩耗する。
図2は、溝摩耗検知装置1の例を示す正面図である。図3は、図2に示す溝摩耗検知装置1の側面図である。図4は、図3のA−A断面を示す図である。本実施の形態において、溝摩耗検知装置1は、ロープが巻き掛けられた溝の摩耗量が許容値を超えたことを検知するための装置である。以下においては、ロープが巻き掛けられた溝が駆動綱車10の溝10aである例について詳しく説明する。
溝摩耗検知装置1は、例えば駆動綱車10に下方から対向するように配置される。溝摩耗検知装置1は、例えば支持部材11、可動部材12、ばね13、ローラ14、可動部材15、調節機構16、ボルト17、及び検知器18を備える。
支持部材11は、機械室6に設けられた固定体に固定される。支持部材11は、例えば巻上機7を支持する台(図示せず)に固定される。
可動部材12は、支持部材11に支持される。可動部材12は、支持部材11に対して特定のB方向及びB方向とは反対の方向に移動可能である。B方向は、例えば駆動綱車10に接近する方向である。本実施の形態に示す例では、可動部材12は、上下に移動可能である。
ばね13は、支持部材11と可動部材12との間に設けられる。可動部材12は、ばね13によってB方向に押し付けられる。ばね13は、可動部材12をB方向に押し付ける部材の一例である。可動部材12は、例えば取付部20を備える。取付部20に、B方向を向く平坦な表面20aが形成される。本実施の形態に示す例では、ばね13は、取付部20の直下に配置される。
ローラ14は、軸21を介して可動部材12の上端部に回転可能に設けられる。軸21は、駆動綱車10の回転軸と平行に配置される。本実施の形態に示す例では、ローラ14は、駆動綱車10の溝10aに下方から接触する。可動部材12には、ばね13によって上向きの力が付与されている。このため、ローラ14は、ばね13の力によって溝10aに下方から押し付けられる。ローラ14は、溝10aに押し付けられる部材の一例である。ローラ14は溝10aに押し付けられているため、駆動綱車10が回転するとローラ14も回転する。ローラ14は、例えば取付部20の直上に配置される。
可動部材15は、支持部材11に支持される。可動部材15は、支持部材11に対してB方向及びB方向とは反対の方向に移動可能である。本実施の形態に示す例では、可動部材15は、上下に移動可能である。
可動部材15は、例えば上板22を備える。上板22に、B方向とは反対の方向を向く平坦な表面22aが形成される。表面22aは、表面20aに平行である。本実施の形態に示す例では、上板22の一部が取付部20の直上に配置される。取付部20の表面20aは、上板22の表面22aに対向する。また、上板22の上記一部は、ローラ14の直下に配置される。
調節機構16は、支持部材11に対する可動部材15の位置をB方向及びB方向とは反対の方向に調節するための機構である。本実施の形態に示す例では、調節機構16によって可動部材15の位置が上下に調節される。調節機構16は、例えばボルト23及び押上部材24を備える。
ボルト23は、支持部材11に支持される。具体的に、ボルト23は、支持部材11に形成されたねじ孔11aにねじ込まれる。ボルト23は、支持部材11に対して特定のC方向及びC方向とは反対の方向に変位可能である。ボルト23は、回転方向に応じてC方向或いはC方向とは反対の方向に変位する。C方向は、B方向及び軸21の軸方向の双方に垂直である。ボルト23は、C方向に変位可能な軸の一例である。
押上部材24は、ボルト23の先端部に設けられる。押上部材24は、例えば円錐台形状である。押上部材24に、C方向に向かうに従って半径が小さくなる外周面24aが形成される。また、可動部材15に傾斜面15aが形成される。傾斜面15aは、C方向に向かうに従って低くなるように傾斜する。押上部材24の外周面24aは、上側の部分が傾斜面15aに接触する。このため、ボルト23がC方向に変位すると、可動部材15は、押上部材24に押されてB方向に変位する。押上部材24は、ボルト23のC方向への変位を可動部材15のB方向への変位に変換する部材の一例である。
ボルト17は、可動部材15を支持部材11に固定する。ボルト17は、支持部材11に形成された長孔11bを貫通し、可動部材15に形成されたねじ孔15bにねじ込まれる。ボルト17が締め付けられていなければ、可動部材15は支持部材11に対して移動可能である。即ち、ボルト17が締め付けられていなければ、調節機構16による可動部材15の位置調整が可能である。ボルト17が締め付けられることにより、可動部材15は支持部材11に固定される。ボルト17は、調節機構16による位置調整が行われた可動部材15を支持部材11に固定する部材の一例である。
検知器18は、溝10aの摩耗量が許容値を超えたことを検知する。許容値は、予め設定される。検知器18は、可動部材12の特定部位と可動部材15の特定部位とのB方向の距離に基づいて、上記検知を行う。本実施の形態に示す例では、可動部材12の上記特定部位は取付部20である。可動部材15の上記特定部位は上板22である。検知器18は、例えば検知部材25、検知部材26、及び検知回路27を備える。
検知部材25は、取付部20の表面20aに設けられる。検知部材26は、上板22の表面22aに設けられる。検知部材26は、検知部材25に対向する。本実施の形態に示す例では、検知部材26は、検知部材25の直上に配置される。ばね13、検知部材25、検知部材26、及びローラ14がB方向に一直線上に配置される。
検知回路27は、検知部材25に電気的に接続される。検知回路27は、検知部材26に電気的に接続される。検知回路27は、検知部材25と検知部材26とが接触したことを検知する。検知回路27は、制御装置9に内蔵されても良い。
次に、図5も参照し、溝摩耗検知装置1の機能について説明する。図5は、溝10aの摩耗が進行した状態のA−A断面を示す図である。
図4及び図5に示す曲線Dは、摩耗していない溝10aを示す。上述したように、ローラ14は、ばね13によって溝10aに押し付けられる。このため、取付部20の表面20aの位置、即ち検知部材25の位置は、ローラ14が溝10aに接触する位置によって決まる。図4及び図5に示す曲線D´は、摩耗が進行した溝10aを示す。例えば、溝10aの摩耗量が許容値Vに達すると異常摩耗と判定する場合を考える。曲線D´は、摩耗量が許容値Vである溝10aを示す。
エレベーターの保守員は、ローラ14が溝10aに押し付けられた状態でボルト23を回転させることにより、検知部材25と検知部材26とのB方向の間隔Gを許容値Vに合わせる。本実施の形態に示す例では、可動部材12に目盛り12aが形成される。可動部材15に、C方向から見て目盛り12aに隣接するように目盛り15cが形成される。また、可動部材15に、ボルト23を操作しながら検知部材25及び検知部材26を確認するための窓15dが形成される。このため、保守員は、間隔Gを許容値Vに合わせる作業を容易に行うことができる。保守員は、間隔Gを許容値Vに合わせると、ボルト17を締め付けて可動部材15を支持部材11に固定する。
上述したように、溝10aは徐々に摩耗する。ローラ14はばね13によって溝10aに常に押し付けられているため、溝10aの摩耗が進行すると、可動部材12はB方向に移動する。即ち、溝10aの摩耗が進行すると、検知部材25が検知部材26に接近する。そして、図5に示すように溝10aの摩耗量が許容値Vを超えると、間隔Gが0になる。即ち、検知部材25が検知部材26に接触する。これにより、検知部材25と検知部材26とが接触したことが検知回路27によって検知される。
本実施の形態に示す例であれば、溝10aの摩耗量が許容値Vに達したことを検知器18によって検知することができる。保守員は、エレベーターの点検の度に専用の工具等を用いて溝10aの摩耗量を計測する必要はない。このため、溝10aの摩耗量が許容値Vに達したことを容易に検知することができる。本実施の形態に示す例であれば、溝10aの摩耗量を確認する保守員の負担を軽減できる。
本実施の形態では、検知回路27が検知部材25と検知部材26との接触を検知する例について説明した。これは一例である。検知器18は、例えば光電装置を備えても良い。検知回路27は、光電装置からの信号に基づいて取付部20と上板22とのB方向の距離を判断し、溝10aの摩耗量が許容値を超えたことを検知しても良い。
本実施の形態では、ばね13、検知部材25、検知部材26、及びローラ14がB方向に一直線上に配置される例について説明した。これは一例である。但し、本実施の形態に示す例であれば、溝摩耗検知装置1を小型化することができる。
実施の形態2.
図6は、実施の形態2における溝摩耗検知装置1の例を示す図である。図7は、図6に示す溝摩耗検知装置1の側面図である。図8は、図7のD−D断面を示す図である。本実施の形態において、溝摩耗検知装置1は、溝の摩耗量を得るために必要な距離を計測する装置である。本実施の形態においても、ロープが巻き掛けられた溝が駆動綱車10の溝10aである例について説明する。また、本実施の形態では、実施の形態1で開示した例と相違する点について詳しく説明する。
本実施の形態に示す例では、溝摩耗検知装置1は、例えば支持部材11、可動部材12、ばね13、ローラ14、可動部材15、調節機構16、ボルト17、及び検査装置28を備える。
図9は、検査装置28の例を示す図である。検査装置28は、例えばレーザ変位計29、処理回路30、表示器31、及びランプ32を備える。
レーザ変位計29は、可動部材12の特定部位と可動部材15の特定部位とのB方向の距離に対応する距離を非接触で計測する。本実施の形態に示す例では、可動部材12の上記特定部位は取付部20である。可動部材15の特定部位は上板22である。レーザ変位計29は、例えば上板22の表面22aに設けられる。レーザ変位計29からは、B方向とは反対の方向にレーザが放たれる。レーザ変位計29から放たれたレーザは、取付部20の表面20aに当たる。即ち、レーザ変位計29は、取付部20までの距離を計測する。
レーザ変位計29は、取付部20の表面20aに設けられても良い。かかる場合、レーザ変位計29からは、B方向にレーザが放たれる。レーザ変位計29から放たれたレーザは、上板22の表面22aに当たる。即ち、レーザ変位計29は、上板22までの距離を計測する。
レーザ変位計29は、取付部20又は上板22の一方に設けられ、取付部20又は上板22の他方までの距離を計測する計測器の一例である。本実施の形態に示す例では、レーザ変位計29は、ローラ14の直下に配置される。ばね13、レーザ変位計29、及びローラ14がB方向に一直線上に配置される。
処理回路30は、レーザ変位計29に電気的に接続される。レーザ変位計29によって計測された距離のデータは、処理回路30に入力される。例えば、処理回路30は、レーザ変位計29によって計測された距離に基づいて、溝10aの摩耗量を表示器31に表示させる。
例えば、エレベーターの保守員は、駆動綱車10の交換作業を行うと、摩耗していない溝10aにローラ14が下方から押し付けられるように溝摩耗検知装置1を配置する。次に、保守員は、調節機構16を操作し、レーザ変位計29と取付部20との距離Lが許容値Vより大きくなるように可動部材15を上方に移動させる。そして、保守員は、ボルト17を締め付けて可動部材15を支持部材11に固定する。
可動部材15を支持部材11に固定すると、保守員は、レーザ変位計29によって取付部20までの距離Lを計測する。可動部材15を支持部材11に固定した直後にレーザ変位計29によって計測された距離Lは、初期値L1として検査装置28に記憶される。その後、処理回路30は、レーザ変位計29によって計測された距離Lを初期値L1から減算した値を、溝10aの摩耗量として表示器31に表示させる。この例であれば、例えば、エレベーターの稼働時間に対する溝10aの摩耗量の変化に基づいて、溝10aの摩耗量が許容値を超える時期を予測することも可能となる。
処理回路30は、レーザ変位計29によって計測された距離に基づいて、溝10aの摩耗量が許容値を超えたことを検知しても良い。例えば、処理回路30は、レーザ変位計29によって計測された距離Lを上記初期値L1から減算した値が許容値Vに達すると、溝10aの摩耗量が許容値を超えたことを検知する。処理回路30は、溝10aの摩耗量が許容値を超えたことを検知すると、特定のランプ32を点灯させても良い。
実施の形態3.
図10は、実施の形態3における溝摩耗検知装置1の例を示す図である。図11は、図10に示す溝摩耗検知装置1を上方から見た図である。本実施の形態において、溝摩耗検知装置1は、固定台33、可動台34、及びボルト35を更に備える。溝摩耗検知装置1のうち固定台33、可動台34、及びボルト35以外の構成については、実施の形態1或いは2に示す構成が採用される。
固定台33は、機械室6に設けられた固定体に固定される。固定台33は、例えば巻上機7を支持する台(図示せず)に固定される。
可動台34は、固定台33に支持される。可動台34は、固定台33に対してC方向及びC方向とは反対の方向に移動可能である。上述したように、C方向は、B方向とローラ14の回転軸方向、即ち軸21の軸方向との双方に垂直である。例えば、固定台33は、上面が平坦に形成される。可動台34は、固定台33の上面をスライドするように移動可能である。支持部材11は、可動台34に支持される。
ボルト35は、可動台34を固定台33に固定する。ボルト35は、可動台34に形成された長孔34aを貫通し、固定台33の上面に形成されたねじ孔にねじ込まれる。ボルト35が締め付けられていなければ、可動台34は固定台33に対して移動可能である。
本実施の形態に示す例では、可動台34を固定台33に対して移動させることにより、ローラ14を、溝10aに接触する第1位置と溝10aに接触しない第2位置とに配置することができる。例えば、保守員は、検査時のみローラ14を第1位置に配置する。保守員は、検査が終わると、ローラ14を第2位置に配置する。これにより、ローラ14が摩耗することを抑制できる。
図12は、ローラ14が第2位置に配置された状態の例を示す図である。図12は、溝摩耗検知装置1を上方から見た図である。例えば、軸21が駆動綱車10の回転軸と平行に配置されていれば、ローラ14を溝10aに沿うように移動させることができる。これにより、検査時にローラ14或いは駆動綱車10が損傷することを防止できる。
実施の形態1〜3では、駆動綱車10の溝10aに対して溝摩耗検知装置1を用いる例について説明した。溝摩耗検知装置1をそらせ車8の溝に対して用いても良い。主ロープ5以外のロープが巻き掛けられた車の溝に対して溝摩耗検知装置1を用いても良い。
この発明に係る溝摩耗検知装置は、ロープが巻き掛けられた車の溝に対して利用できる。
1 溝摩耗検知装置、 2 かご、 3 つり合いおもり、 4 昇降路、 5 主ロープ、 6 機械室、 7 巻上機、 8 そらせ車、 9 制御装置、 10 駆動綱車、 10a 溝、 11 支持部材、 11a ねじ孔、 11b 長孔、 12 可動部材、 12a 目盛り、 13 ばね、 14 ローラ、 15 可動部材、 15a 傾斜面、 15b ねじ孔、 15c 目盛り、 15d 窓、 16 調節機構、 17 ボルト、 18 検知器、 20 取付部、 20a 表面、 21 軸、 22 上板、 22a 表面、 23 ボルト、 24 押上部材、 24a 外周面、 25 検知部材、 26 検知部材、 27 検知回路、 28 検査装置、 29 レーザ変位計、 30 処理回路、 31 表示器、 32 ランプ、 33 固定台、 34 可動台、 34a 長孔、 35 ボルト

Claims (11)

  1. 支持部材と、
    前記支持部材に支持され、前記支持部材に対して第1方向及び前記第1方向とは反対の第2方向に移動可能な第1可動部材と、
    前記第1可動部材を前記第1方向に押し付ける押付部材と、
    前記第1可動部材に設けられ、ロープが巻き掛けられた車の溝に押し付けられる接触部材と、
    前記支持部材に支持され、前記支持部材に対して前記第1方向及び前記第2方向に移動可能な第2可動部材と、
    前記支持部材に対する前記第2可動部材の位置を調節するための調節機構と、
    前記調節機構による位置調節が行われた前記第2可動部材を前記支持部材に固定することが可能な固定部材と、
    前記第1可動部材の第1特定部位と前記第2可動部材の第2特定部位との前記第1方向の距離に基づいて、前記溝の摩耗量が許容値を超えたことを検知する検知器と、
    を備えた溝摩耗検知装置。
  2. 前記検知器は、
    前記第1特定部位に設けられた第1検知部材と、
    前記第2特定部位に設けられ、前記第1検知部材に対向し、前記第1可動部材が前記第1方向に移動することにより前記第1検知部材が接触する第2検知部材と、
    前記第1検知部材と前記第2検知部材とが接触したことを検知する検知回路と、
    を備えた請求項1に記載の溝摩耗検知装置。
  3. 前記押付部材と前記第1検知部材と前記第2検知部材と前記接触部材とが前記第1方向に一直線上に配置された請求項2に記載の溝摩耗検知装置。
  4. 支持部材と、
    前記支持部材に支持され、前記支持部材に対して第1方向及び前記第1方向とは反対の第2方向に移動可能な第1可動部材と、
    前記第1可動部材を前記第1方向に押し付ける押付部材と、
    前記第1可動部材に設けられ、ロープが巻き掛けられた車の溝に押し付けられる接触部材と、
    前記支持部材に支持され、前記支持部材に対して前記第1方向及び前記第2方向に移動可能な第2可動部材と、
    前記支持部材に対する前記第2可動部材の位置を調節するための調節機構と、
    前記調節機構による位置調節が行われた前記第2可動部材を前記支持部材に固定することが可能な固定部材と、
    前記第1可動部材の第1特定部位又は前記第2可動部材の第2特定部位の一方に設けられ、前記第1特定部位又は前記第2特定部位の他方までの距離を計測する計測器と、
    を備えた溝摩耗検知装置。
  5. 前記押付部材と前記計測器と前記接触部材とが前記第1方向に一直線上に配置された請求項4に記載の溝摩耗検知装置。
  6. 前記計測器によって計測された距離に基づいて、前記溝の摩耗量が許容値を超えたことを検知する処理回路を更に備えた請求項4又は請求項5に記載の溝摩耗検知装置。
  7. 前記計測器によって計測された距離に基づいて、表示器に前記溝の摩耗量を表示させる処理回路を更に備えた請求項4又は請求項5に記載の溝摩耗検知装置。
  8. 前記調節機構は、
    前記支持部材に支持され、前記第1方向に垂直な第3方向に変位する軸と、
    前記軸の前記第3方向への変位を前記第2可動部材の前記第1方向への変位に変換する変換部材と、
    を備えた請求項1から請求項7の何れか一項に記載の溝摩耗検知装置。
  9. 前記接触部材は、前記第1可動部材に回転可能に設けられたローラである請求項1から請求項8の何れか一項に記載の溝摩耗検知装置。
  10. 固定台と、
    前記支持部材を支持し、前記固定台に対して第3方向に移動可能な可動台と、
    前記可動台を前記固定台に固定する第2固定部材と、
    を備え、
    前記接触部材は、前記第1可動部材に回転可能に設けられたローラであり、
    前記第3方向は、前記第1方向と前記ローラの回転軸方向との双方に垂直である請求項1から請求項7の何れか一項に記載の溝摩耗検知装置。
  11. 前記ロープは、エレベーターのかご及びつり合いおもりを吊り下げる主ロープであり、
    前記車は、前記主ロープが巻き掛けられた駆動綱車である請求項1から請求項10の何れか一項に記載の溝摩耗検知装置。
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