JPH0726646Y2 - 穴深さ検査装置 - Google Patents
穴深さ検査装置Info
- Publication number
- JPH0726646Y2 JPH0726646Y2 JP8846389U JP8846389U JPH0726646Y2 JP H0726646 Y2 JPH0726646 Y2 JP H0726646Y2 JP 8846389 U JP8846389 U JP 8846389U JP 8846389 U JP8846389 U JP 8846389U JP H0726646 Y2 JPH0726646 Y2 JP H0726646Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hole
- depth
- measuring pin
- support plate
- plate
- Prior art date
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- A Measuring Device Byusing Mechanical Method (AREA)
- Measurement Of Length, Angles, Or The Like Using Electric Or Magnetic Means (AREA)
- Length Measuring Devices With Unspecified Measuring Means (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、ワークに加工された穴の加工不良を自動的に
検査するための装置に関する。
検査するための装置に関する。
(従来の技術) 自動加工ラインなどでは、後工程で不具合を起さないた
めに、ワークにドリル加工などで加工された穴が所定の
深さに形成されているかを自動的に判定するための穴深
さ検査装置が設けられている。
めに、ワークにドリル加工などで加工された穴が所定の
深さに形成されているかを自動的に判定するための穴深
さ検査装置が設けられている。
この穴深さ検査装置としては、第6図(a),(b)に
示すように、ガイド部材1により検査すべき穴hが加工
されたワークWの方向に摺動自在に支持され、かつ、ス
プリング2により上方へ付勢された支持プレート3と、
支持プレート3に前記穴hに対応させて挿入可能に配設
された測定ピン4と、図示しないアクチュエータにより
前記ガイド部材1を前進させたときに、前記支持プレー
ト3の前進端を検出するリミットスイッチ5と、から構
成されたものがある。
示すように、ガイド部材1により検査すべき穴hが加工
されたワークWの方向に摺動自在に支持され、かつ、ス
プリング2により上方へ付勢された支持プレート3と、
支持プレート3に前記穴hに対応させて挿入可能に配設
された測定ピン4と、図示しないアクチュエータにより
前記ガイド部材1を前進させたときに、前記支持プレー
ト3の前進端を検出するリミットスイッチ5と、から構
成されたものがある。
この構成の穴深さ検査装置では、支持プレート3を上昇
させて検査する穴hに測定ピン4を挿入させたときに、
穴hの深さが所定の深さに形成されている場合には、支
持プレート3が前進端まで移動するためリミットスイッ
チ5が作動して正常状態と判定され(第6図(a)の状
態)、穴hの深さが浅い場合には、支持プレート3がス
プリング2たわませて停止させられるため、リミットス
イッチ5が作動せず穴hが加工不良と判定される(第6
図(b)の状態)。
させて検査する穴hに測定ピン4を挿入させたときに、
穴hの深さが所定の深さに形成されている場合には、支
持プレート3が前進端まで移動するためリミットスイッ
チ5が作動して正常状態と判定され(第6図(a)の状
態)、穴hの深さが浅い場合には、支持プレート3がス
プリング2たわませて停止させられるため、リミットス
イッチ5が作動せず穴hが加工不良と判定される(第6
図(b)の状態)。
また、実開昭57-129110号公報では空気圧を利用して穴
の深さの検査を行なう装置が提案されている。
の深さの検査を行なう装置が提案されている。
この装置を第7図および第8図に基づいて説明する。
測定ピン6は、エアケース7に摺動可能に保持され、エ
アケース7は、検査すべき穴hが加工されたワークWの
方向に油圧シリンダ8によって進退自在に設けられてい
る。エアケース7は、隔壁9,10で3つの室A,D,Pに区分
されており、室Pには圧縮空気が入れられて、測定ピン
6の後端に形成されているつば6aを隔壁9に押圧してい
る。室Dには、圧力スイッチ11が接続されている。ま
た、測定ピン6には、測定ピン6が後退したときに室P
と室Dを連通する連通孔12が形成されている。
アケース7は、検査すべき穴hが加工されたワークWの
方向に油圧シリンダ8によって進退自在に設けられてい
る。エアケース7は、隔壁9,10で3つの室A,D,Pに区分
されており、室Pには圧縮空気が入れられて、測定ピン
6の後端に形成されているつば6aを隔壁9に押圧してい
る。室Dには、圧力スイッチ11が接続されている。ま
た、測定ピン6には、測定ピン6が後退したときに室P
と室Dを連通する連通孔12が形成されている。
この構成によると、油圧シリンダ8により測定ピン6が
前進してワークWの穴hに挿入されたときに、穴hの深
さが所定よりも浅い場合には、測定ピン6は停止させら
れてエアケース7のみが前進するため、測定ピン6に形
成されている連通孔12が開かれて室Pの圧力空気が室D
に流入して室D内の空気圧が上昇する。そして、この室
D内の空気圧の上昇を圧力スイッチ11が検知して穴h深
さが加工不良と判定される。
前進してワークWの穴hに挿入されたときに、穴hの深
さが所定よりも浅い場合には、測定ピン6は停止させら
れてエアケース7のみが前進するため、測定ピン6に形
成されている連通孔12が開かれて室Pの圧力空気が室D
に流入して室D内の空気圧が上昇する。そして、この室
D内の空気圧の上昇を圧力スイッチ11が検知して穴h深
さが加工不良と判定される。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、上記従来の穴深さ検査装置では次のよう
な問題点を有していた。
な問題点を有していた。
まず、第6図(a),(b)に示す装置では、支持プレ
ート3の重量で支持プレート3自体がたわまないように
比較的強い弾性力を有するコイルスプリング2で押圧支
持して測定ピン4と測定する穴との位置を正確に合わせ
る必要があるが、測定する穴の径が小さい場合などには
測定ピン4の径も小さくしなければならず、成形不良な
どの穴の底に当接したときにコイルスプリング2の弾性
力で曲がってしまうという問題点があった。さらに、リ
ミットスイッチ5が作動せずに穴深さが加工不良と判定
されても、目視ではどの穴が加工不良であるかを検出す
ることができず、1つ1つ穴の深さをゲージ等で測定し
加工不良の穴を見つけて修正を行なう必要があり、修正
の手間がかかり修正時間も長くなるという問題点があっ
た。
ート3の重量で支持プレート3自体がたわまないように
比較的強い弾性力を有するコイルスプリング2で押圧支
持して測定ピン4と測定する穴との位置を正確に合わせ
る必要があるが、測定する穴の径が小さい場合などには
測定ピン4の径も小さくしなければならず、成形不良な
どの穴の底に当接したときにコイルスプリング2の弾性
力で曲がってしまうという問題点があった。さらに、リ
ミットスイッチ5が作動せずに穴深さが加工不良と判定
されても、目視ではどの穴が加工不良であるかを検出す
ることができず、1つ1つ穴の深さをゲージ等で測定し
加工不良の穴を見つけて修正を行なう必要があり、修正
の手間がかかり修正時間も長くなるという問題点があっ
た。
また、実開昭57-129110号公報で開示された装置では、
圧縮空気を用いるため、シール性を十分に確保しなけれ
ばならず、エアケース7や測定ピン6などを寸法精度良
く製造しなければならず、その分設備コストが高くなる
という問題点があった。さらに、上記従来の装置と同様
に、圧力スイッチ11で穴深さが加工不良と判定されて
も、目視では加工不良の穴を検出することができず、修
正に手間がかかるという問題点があった。
圧縮空気を用いるため、シール性を十分に確保しなけれ
ばならず、エアケース7や測定ピン6などを寸法精度良
く製造しなければならず、その分設備コストが高くなる
という問題点があった。さらに、上記従来の装置と同様
に、圧力スイッチ11で穴深さが加工不良と判定されて
も、目視では加工不良の穴を検出することができず、修
正に手間がかかるという問題点があった。
本考案は、以上の問題点に鑑みてなされたもので、その
目的とするところは、簡単な構成で、かつ、加工不良の
穴を目視により検出できる穴深さ検査装置を提供するこ
とにある。
目的とするところは、簡単な構成で、かつ、加工不良の
穴を目視により検出できる穴深さ検査装置を提供するこ
とにある。
(課題を解決するための手段) 本考案の穴深さ検査装置は、検査すべき穴が加工された
ワークに向けて進退可能に設けられた支持プレートと、 該支持プレートに取付けられたガイド部材に前記穴の軸
方向で摺動自在に支持され、先端部が前記穴に挿入可能
な径で形成された測定ピンと、 該測定ピンと前記ガイド部材の間に介装され、該測定ピ
ンを前記穴に向けて付勢するばね部材と、 該測定ピンの側面に形成された凹溝と、 前記支持プレートと平行な状態で移動可能に設けられ、
前記測定ピンが正規位置にあるときに前記凹溝に係合す
る検知プレートと、該検知プレートの移動量によって前
記穴の深さの良否を判定する検知手段と、 から構成したことを特徴とするものである。
ワークに向けて進退可能に設けられた支持プレートと、 該支持プレートに取付けられたガイド部材に前記穴の軸
方向で摺動自在に支持され、先端部が前記穴に挿入可能
な径で形成された測定ピンと、 該測定ピンと前記ガイド部材の間に介装され、該測定ピ
ンを前記穴に向けて付勢するばね部材と、 該測定ピンの側面に形成された凹溝と、 前記支持プレートと平行な状態で移動可能に設けられ、
前記測定ピンが正規位置にあるときに前記凹溝に係合す
る検知プレートと、該検知プレートの移動量によって前
記穴の深さの良否を判定する検知手段と、 から構成したことを特徴とするものである。
(作用) この構成によれば、ワークに向けて支持プレートを前進
させ、支持プレートに配置されている測定ピンをワーク
に加工された穴に挿入させると、穴が正規の深さに形成
されていれば、検知プレートをスライド移動させたとき
に測定ピンの側面に形成された凹溝に係合して穴深さが
正常と判定し、正規の深さより浅く形成されていたり、
形成すべき個所に穴が形成されていなかったりすると、
検知プレートが凹溝に係合できず、検知プレートの移動
量に差が生じて、その移動量を検知手段が検知して穴深
さが加工不良と判定する。
させ、支持プレートに配置されている測定ピンをワーク
に加工された穴に挿入させると、穴が正規の深さに形成
されていれば、検知プレートをスライド移動させたとき
に測定ピンの側面に形成された凹溝に係合して穴深さが
正常と判定し、正規の深さより浅く形成されていたり、
形成すべき個所に穴が形成されていなかったりすると、
検知プレートが凹溝に係合できず、検知プレートの移動
量に差が生じて、その移動量を検知手段が検知して穴深
さが加工不良と判定する。
また、検知プレートと測定ピンの凹溝との係合状態を目
視により確認することによって、どの穴が加工不良かが
容易にわかる。
視により確認することによって、どの穴が加工不良かが
容易にわかる。
(実施例) つぎに、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。な
お、第1図は、穴深さ検査装置に設けられた測定ピンの
構成を示す断面図、第2図は、第1図のX矢視図、第3
図は、穴深さ検査装置の全体構成を示す平面図、第4図
は、穴深さ検査装置に設けられた検知手段の構成を示す
第3図のY矢視図、第5図(a),(b)は、穴の深さ
を判定する状態を示す図である。
お、第1図は、穴深さ検査装置に設けられた測定ピンの
構成を示す断面図、第2図は、第1図のX矢視図、第3
図は、穴深さ検査装置の全体構成を示す平面図、第4図
は、穴深さ検査装置に設けられた検知手段の構成を示す
第3図のY矢視図、第5図(a),(b)は、穴の深さ
を判定する状態を示す図である。
第1図ないし第4図を用いて穴深さ検査装置の構成を説
明する。
明する。
前の工程でドリル加工等による複数の穴hが加工された
ワークWが図示しない位置決め手段により所定の位置に
セットされる。
ワークWが図示しない位置決め手段により所定の位置に
セットされる。
油圧シリンダ等のアクチュエータ13によりワークWに向
けて進退可能な支持プレート14が設けられており、支持
プレート14には、ワークWの穴hに対応させてガイド部
材15が配置されている。
けて進退可能な支持プレート14が設けられており、支持
プレート14には、ワークWの穴hに対応させてガイド部
材15が配置されている。
ガイド部材15には、測定ピン16がワークWの穴hの軸方
向に摺動自在に支持されていて、測定ピン16は、穴hに
挿入可能な径で形成されている先端部17と、ガイド部材
15の内周に摺動自在に嵌合する大径部18と、大径部19か
ら後方(第1図中上方)に形成された小径部20とから構
成されている。そして、小径部20の側面には、後述する
検知プレート21が係合可能な凹溝22が形成されている。
また、ガイド部材15の内部には測定ピン16を支持するた
めの弱い弾発力のばね部材(コイルスプリング)23が設
けられていて、測定ピン16をワークW側に付勢してい
る。そして、この付勢した状態では、ガイド部材15の後
端面15aと測定ピン16の小径部20の後端面20aとが同一面
となっている(正規状態)。
向に摺動自在に支持されていて、測定ピン16は、穴hに
挿入可能な径で形成されている先端部17と、ガイド部材
15の内周に摺動自在に嵌合する大径部18と、大径部19か
ら後方(第1図中上方)に形成された小径部20とから構
成されている。そして、小径部20の側面には、後述する
検知プレート21が係合可能な凹溝22が形成されている。
また、ガイド部材15の内部には測定ピン16を支持するた
めの弱い弾発力のばね部材(コイルスプリング)23が設
けられていて、測定ピン16をワークW側に付勢してい
る。そして、この付勢した状態では、ガイド部材15の後
端面15aと測定ピン16の小径部20の後端面20aとが同一面
となっている(正規状態)。
つづいて、第4図により検知手段24を説明する。
検知プレート21は、ガイドローラ25によって前記支持プ
レート14と平行状態で移動できるように支持されてお
り、さらに、検知プレート21にはエアシリンダ26が接続
されていて、その動作により往復移動する。また、検知
プレート21には、測定ピン16の凹溝22に係合するための
検査孔21aが形成されている。
レート14と平行状態で移動できるように支持されてお
り、さらに、検知プレート21にはエアシリンダ26が接続
されていて、その動作により往復移動する。また、検知
プレート21には、測定ピン16の凹溝22に係合するための
検査孔21aが形成されている。
エアシリンダ26に動作制御は、エアシリンダ26のロッド
26aに固定されている動作制御用プレート27と、所定間
隔をおいて配置され動作制御用プレート27を検出すると
検出信号を出力する動作端確認用近接スイッチ28および
戻し端確認用近接スイッチ29と、によって行なわれ、動
作端確認用近接スイッチ28による検出信号でエアシリン
ダ26のロッド26aの短縮が停止され、戻し端確認用近接
スイッチ29による検出信号でロッド26aの伸長が停止さ
れる。
26aに固定されている動作制御用プレート27と、所定間
隔をおいて配置され動作制御用プレート27を検出すると
検出信号を出力する動作端確認用近接スイッチ28および
戻し端確認用近接スイッチ29と、によって行なわれ、動
作端確認用近接スイッチ28による検出信号でエアシリン
ダ26のロッド26aの短縮が停止され、戻し端確認用近接
スイッチ29による検出信号でロッド26aの伸長が停止さ
れる。
前記検知プレート21には判定用プレート30が固定されて
いる。判定用プレート30にはエアシリンダ26のロッド26
aの先端部26bが挿通しており、先端部26bに形成されて
いるフランジ部26cと判定用プレート30との間にはコイ
ルスプリング31が介装されていて、この構成により、エ
アシリンダ26のロッド26aと検知プレート21とはコイル
スプリング31を介して接続されることになる。そして、
エアシリンダ26のロッド26aの短縮時における判定用プ
レート30の移動端を確認するための判定用近接スイッチ
32が配設されている。
いる。判定用プレート30にはエアシリンダ26のロッド26
aの先端部26bが挿通しており、先端部26bに形成されて
いるフランジ部26cと判定用プレート30との間にはコイ
ルスプリング31が介装されていて、この構成により、エ
アシリンダ26のロッド26aと検知プレート21とはコイル
スプリング31を介して接続されることになる。そして、
エアシリンダ26のロッド26aの短縮時における判定用プ
レート30の移動端を確認するための判定用近接スイッチ
32が配設されている。
この検知手段24の構成によると、エアシリンダ26のロッ
ド26aを短縮させて、検知プレート21を移動させた場合
に、検査孔21aの周縁が測定ピン16の凹溝22に係合でき
る状態では、動作端確認用近接スイッチ28が動作制御用
プレート27を検出して検出信号を出力するとともに、判
定用プレート30も移動しそれを判定用近接スイッチ32が
検出して検出信号を出力する。
ド26aを短縮させて、検知プレート21を移動させた場合
に、検査孔21aの周縁が測定ピン16の凹溝22に係合でき
る状態では、動作端確認用近接スイッチ28が動作制御用
プレート27を検出して検出信号を出力するとともに、判
定用プレート30も移動しそれを判定用近接スイッチ32が
検出して検出信号を出力する。
また、検査孔21aの周縁が測定ピン16の凹溝22に係合で
きない状態では、エアシリンダ26のロッド26aが短縮し
動作端確認用近接スイッチ28が動作制御用プレート27を
検出して検出信号を出力するが、検知プレート21は停止
させられて、エアシリンダ26のロッド26aがコイルスプ
リング31の付勢力に抗して移動するため、判定用プレー
ト30は判定用近接スイッチ32を検出しない。
きない状態では、エアシリンダ26のロッド26aが短縮し
動作端確認用近接スイッチ28が動作制御用プレート27を
検出して検出信号を出力するが、検知プレート21は停止
させられて、エアシリンダ26のロッド26aがコイルスプ
リング31の付勢力に抗して移動するため、判定用プレー
ト30は判定用近接スイッチ32を検出しない。
すなわち、測定ピン16の凹溝22に検知プレート21が係合
する場合には、動作端確認用近接スイッチ28および判定
用近接スイッチ32の両方から検出信号が出力され、凹溝
22に検知プレート21が係合しない場合には、動作端確認
用近接スイッチ28のみから検出信号が出力される。
する場合には、動作端確認用近接スイッチ28および判定
用近接スイッチ32の両方から検出信号が出力され、凹溝
22に検知プレート21が係合しない場合には、動作端確認
用近接スイッチ28のみから検出信号が出力される。
以上の構成の穴深さ検査装置に係る作用を説明する。
アクチュエータ13を作動させて支持プレート14をワーク
Wの方向へ前進させ、測定ピン16をワークWに加工され
ているそれぞれの穴hに挿入させる。
Wの方向へ前進させ、測定ピン16をワークWに加工され
ているそれぞれの穴hに挿入させる。
各穴hが正規の深さ寸法で加工されていれば、測定ピン
16は停止させられることがなく支持プレート14に対して
正規の位置となっているため、検知プレート21を移動さ
せたときに検査孔21aが測定ピン16の凹溝22に係合する
(第5図(a)の状態)。そのため、検知手段24の動作
端確認用近接スイッチ28および判定用近接スイッチ32の
両方から検出信号が出力されて、全ての穴hの深さが正
規の深さで加工されていると判定される。
16は停止させられることがなく支持プレート14に対して
正規の位置となっているため、検知プレート21を移動さ
せたときに検査孔21aが測定ピン16の凹溝22に係合する
(第5図(a)の状態)。そのため、検知手段24の動作
端確認用近接スイッチ28および判定用近接スイッチ32の
両方から検出信号が出力されて、全ての穴hの深さが正
規の深さで加工されていると判定される。
一方、穴hのいずれかが正規の深さより浅く形成されて
いたり、形成すべき個所に穴hが形成されていなかった
りすると、測定ピン16は停止させられてばね部材23に抗
してガイド部材15内を後退する。そのため、測定ピン16
の凹溝22が正規の位置からずれてしまい、検知プレート
21を移動させたときに検査孔21aが凹溝22に係合しなく
なる(第5図(b)の状態)。そのため、検知手段24の
動作端確認用近接スイッチ28のみから検出信号が出力さ
れて、深さが正規の寸法で加工されていない穴があると
判定される。そして、正規の寸法で加工されていない穴
は検知プレート21と測定ピン16の凹溝22の係合状態を見
ればわかる。すなわち、測定ピン16の小径部20の後端面
20aがガイド部材15の後端面15aから突出しているものを
目視により確認すればよい。
いたり、形成すべき個所に穴hが形成されていなかった
りすると、測定ピン16は停止させられてばね部材23に抗
してガイド部材15内を後退する。そのため、測定ピン16
の凹溝22が正規の位置からずれてしまい、検知プレート
21を移動させたときに検査孔21aが凹溝22に係合しなく
なる(第5図(b)の状態)。そのため、検知手段24の
動作端確認用近接スイッチ28のみから検出信号が出力さ
れて、深さが正規の寸法で加工されていない穴があると
判定される。そして、正規の寸法で加工されていない穴
は検知プレート21と測定ピン16の凹溝22の係合状態を見
ればわかる。すなわち、測定ピン16の小径部20の後端面
20aがガイド部材15の後端面15aから突出しているものを
目視により確認すればよい。
(考案の効果) 以上詳細に説明したように本考案は、ワークに向けて進
退可能に支持プレートを設け、支持プレートに設けたガ
イド部材に摺動自在に測定ピンを支持させ、測定ピンの
側面に凹溝を形成し、凹溝に係合可能な検知プレートを
支持プレートと平行に移動可能に設け、検知プレートの
移動量に基づいて穴の深さの良否を判定する検知手段を
設けてなるものでり、支持プレートを前進させ測定ピン
をワークの穴に挿入させ、検知プレートを移動させて測
定ピンの凹溝に係合すれば穴の深さは正常と判定でき、
係合できなければ穴の深さが不良と判定できる。また、
検知プレートと凹溝との係合状態により加工不良の穴が
目視により確認でき、穴の深さの修正が容易に行なえ
る。
退可能に支持プレートを設け、支持プレートに設けたガ
イド部材に摺動自在に測定ピンを支持させ、測定ピンの
側面に凹溝を形成し、凹溝に係合可能な検知プレートを
支持プレートと平行に移動可能に設け、検知プレートの
移動量に基づいて穴の深さの良否を判定する検知手段を
設けてなるものでり、支持プレートを前進させ測定ピン
をワークの穴に挿入させ、検知プレートを移動させて測
定ピンの凹溝に係合すれば穴の深さは正常と判定でき、
係合できなければ穴の深さが不良と判定できる。また、
検知プレートと凹溝との係合状態により加工不良の穴が
目視により確認でき、穴の深さの修正が容易に行なえ
る。
第1図は、本考案の穴深さ検査装置の一実施例の測定ピ
ンの構成を示す縦断面図、 第2図は、第1図のX矢視図、 第3図は、第1図に示す穴深さ検査装置の全体を示す平
面図、 第4図は、第3図のY矢視図、 第5図(a),(b)は、第1図に示す穴深さ検査装置
による穴深さの検査状態を示す模式図で、第5図(a)
は、穴深さが正常と判定される状態を示す図、第5図
(b)は、穴深さが加工不良と判定される状態を示す
図、 第6図(a),(b)は、従来の穴深さ検査装置の一例
を示す模式図であり、第6図(a)は、穴深さが正常と
判定される状態を示す図、第6図(b)は、穴深さが加
工不良と判定される状態を示す図、 第7図は、従来の穴深さ検査装置の他の例を示す縦断面
図、 第8図は、第7図の要部拡大断面図である。 14…支持プレート、15…ガイド部材 16…測定ピン、21…検知プレート 22…凹溝、23…ばね部材 24…検知手段、W…ワーク h…穴
ンの構成を示す縦断面図、 第2図は、第1図のX矢視図、 第3図は、第1図に示す穴深さ検査装置の全体を示す平
面図、 第4図は、第3図のY矢視図、 第5図(a),(b)は、第1図に示す穴深さ検査装置
による穴深さの検査状態を示す模式図で、第5図(a)
は、穴深さが正常と判定される状態を示す図、第5図
(b)は、穴深さが加工不良と判定される状態を示す
図、 第6図(a),(b)は、従来の穴深さ検査装置の一例
を示す模式図であり、第6図(a)は、穴深さが正常と
判定される状態を示す図、第6図(b)は、穴深さが加
工不良と判定される状態を示す図、 第7図は、従来の穴深さ検査装置の他の例を示す縦断面
図、 第8図は、第7図の要部拡大断面図である。 14…支持プレート、15…ガイド部材 16…測定ピン、21…検知プレート 22…凹溝、23…ばね部材 24…検知手段、W…ワーク h…穴
Claims (1)
- 【請求項1】検査すべき穴が加工されたワークに向けて
進退可能に設けられた支持プレートと、 該支持プレートに取付けられたガイド部材に前記穴の軸
方向で摺動自在に支持され、先端部が前記穴に挿入可能
な径で形成された測定ピンと、 該測定ピンと前記ガイド部材の間に介装され、該測定ピ
ンを前記穴に向けて付勢するばね部材と、 該測定ピンの側面に形成された凹溝と、 前記支持プレートと平行な状態で移動可能に設けられ、
前記測定ピンが正規位置にあるときに前記凹溝に係合す
る検知プレートと、 該検知プレートの移動量によって前記穴の深さの良否を
判定する検知手段と、 から構成したことを特徴とする穴深さ検査装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8846389U JPH0726646Y2 (ja) | 1989-07-27 | 1989-07-27 | 穴深さ検査装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8846389U JPH0726646Y2 (ja) | 1989-07-27 | 1989-07-27 | 穴深さ検査装置 |
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- 1989-07-27 JP JP8846389U patent/JPH0726646Y2/ja not_active Expired - Fee Related
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