JPWO2016063393A1 - 加工機械ライン - Google Patents

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Abstract

加工室内への作業が行い易い加工機械ラインの提供を目的としたものであり、ワークに対して所定の加工を行う複数の加工モジュール(3)と、加工モジュール(3)との間でワークの受け渡しを行うワーク搬送装置(4)とを備え、加工モジュール(4)を囲む外装カバー(6)の前部にワーク搬送装置(4)を囲む前カバー(7)が設けられたものであり、前カバー(7)は、上部カバー(31)と下部カバー(32)とによって上下に分割され、上部カバー(31)は、加工モジュール(3)のある加工部側にて変位可能に支持され、下部カバー(32)は前記加工部側から着脱可能なものである。

Description

本発明は、複数の加工機械によって構成され、加工機械との間でワークの受渡しを行うワーク搬送装置を備えた加工機械ラインに関する。
複数の工作機械などによって一連の加工を行わせる加工機械ラインは、ワークを各々の工作機械へと搬送するためのワーク搬送装置が搭載されている。そのワーク搬送装置は、工作機械との間でワークの受渡しができるように、各々の受渡し位置への移動が可能なものである。例えば下記特許文献1にワーク搬送装置を備えた加工機械ラインが開示されている。この加工機械ラインは、ボックス状のハウジング内部が仕切り壁により前後方向に仕切られ、奥の空間がワークの加工が行われる加工室であり、手前の空間がワーク搬送装置によりワークの搬送が行われる搬送室である。そのハウジングには、前面部分に左右に開く扉が形成されて搬送室内の開放が可能であり、更に搬送室内には加工室との間の仕切り壁に左右に開く扉が形成されて加工室内の開放が可能になっている。
特開平5−111802号公報
しかし、前述した加工機械ラインは、加工室内のメンテナンスなどを行う場合、ハウジングの外にいる作業者は、加工室との間に搬送室があるので、対象物との距離が遠くなってしまっている。そのため作業者は、手を伸ばして遠い位置の対象物に対して作業を行わなければならず、作業がし難くかった。その一方で、対処物に近づくために作業者が搬送室内に入り込むこともあるが、ハウジングの扉からは入りづらく、また搬送室内は作業空間として狭いため作業性が良くなかった。
そこで、本発明は、かかる課題を解決すべく、加工室内への作業が行い易い加工機械ラインを提供することを目的とする。
本発明の一態様における加工機械ラインは、ワークに対して所定の加工を行う複数の加工モジュールと、前記加工モジュールとの間でワークの受け渡しを行うワーク搬送装置とを備え、前記加工モジュールを囲む外装カバーの前部に前記ワーク搬送装置を囲む前カバーが設けられたものであり、前記前カバーは、上部カバーと下部カバーとによって上下に分割され、上部カバーは、前記加工モジュールのある加工部側にて変位可能に支持され、前記下部カバーは前記加工部側から着脱可能なものである。
本発明によれば、上部カバーと下部カバーとによって前カバーが開閉するように構成されているため、その前カバーを開くことにより、作業者は、前カバーによって構成されていた搬送室内にまで容易に入ることができ、加工室に近い位置でメンテナンスや部品交換などの作業を行うことが可能になる。
加工機械ラインの一実施形態を示した斜視図である。 工作機械の内部構造である加工モジュールを示した斜視図である。 前カバー内に設けられたワーク搬送装置を示した斜視図である。 加工機械ラインを構成する工作機械を示した、前カバーが閉じた状態の斜視図である。 加工機械ラインを構成する工作機械を示した、前カバーが開いた状態の斜視図である。 前カバーの開閉が中間状態である加工機械ラインの内部側面を示した図である。 上部カバーを裏面側から示した斜視図である。 下部カバーを裏面側から示した斜視図である。 下部カバーを示した底面図である。 ロック機構を示した側面図であり、アンロック状態(A)とロック状態(B)とが示されている。
次に、本発明に係る加工機械ラインの一実施形態について、図面を参照しながら以下に説明する。図1は、本実施形態の加工機械ラインを示した斜視図である。加工機械ライン1は、基礎となるベース2の上に6台の工作機械5が搭載されている。6台の工作機械5はいずれも同じ型のNC旋盤であり、外形形状や寸法が揃えられている。そして、この加工機械ライン1には、各々の工作機械5に対してワークの受渡しを行うワーク搬送装置が設けられている。
ここで「加工機械ライン」とは、工作機械などの複数の加工機械に対してワーク搬送装置によってワークの受け渡しが行われ、各加工機械においてワークに対して所定の加工が実行される加工機械群をいう。本実施形態の加工機械ライン1は、図示するように6台の工作機械5が幅方向(Y軸方向)に近接して配置されている。ただ、加工機械ラインは、同機種の組み合わせだけでなく、異なる機種の工作機械(旋盤、ボール盤、中ぐり盤、フライス盤、歯切り盤、切削盤等)が含まれるようなものであってもよい。そして、加工内容に応じてその機種や台数などのレイアウト変更を様々なパターンで行うことが可能である。
図2は、工作機械5の内部構造である加工モジュール3を示した斜視図であり、加工モジュール3が台車9に載せられてベース2の後方へ引き出された状態が示されている。工作機械5は、ベース2の上に加工モジュール3が搭載され、その加工モジュール3による加工部分が図1に示す外装カバー6によって覆われている。図2は、1台の加工モジュール3しか示されていないが、ベース2には2台の加工モジュール3が搭載可能である。そのため、ベース2には加工モジュール3の幅に合わせてレール201が2本ずつ設けられている。そして、加工モジュール3は車輪301を有しており、そのレール201上を自走可能な状態でベース2に搭載される。
加工機械ライン1は、図1に示す手前側、すなわち外装カバー6の前方側に前カバー7が設けられ、その前カバー7内に図3に示すワーク搬送装置4が設けられている。外装カバー6は、各工作機械5の加工モジュール3を囲み、内部には工作機械5ごとに閉じた加工室が構成されている。一方で、複数の前カバー7によって覆われた内部にはY軸方向に連通する一つの空間が構成されている。つまり、工作機械5の並び方向(Y軸方向)にワーク搬送装置4の移動が可能な一つの搬送室が構成されている。
図3は、前カバー7内に設けられたワーク搬送装置4を示した斜視図であり、ベース2に搭載された状態が示されている。ワーク搬送装置4は、多関節ロボットアーム11が折り畳まれて走行や旋回が可能な状態が示されている。多関節ロボットアーム11は、上腕部材111と前腕部材112とが関節機構115,116を介して構成を有している。多関節ロボットアーム11は、その関節機構115,116の駆動により、上腕部材111及び前腕部材112が、図示するように折り畳まれた状態と、図面右側に存在する不図示の加工モジュール3側へと伸びた状態とに変形可能なものである。前腕部材112の先端部分にはロボットハンド113が備えられ、ワークの把持及び解放が可能になっている。その多関節ロボットアーム11は、関節機構115を介して旋回テーブル12に取り付けられ、その旋回テーブル12が走行台13の上に旋回機構を介して搭載されている。
ベース2の前面部には走行台13を案内するためのレール部材15が設けられている。レール部材15は、ベース2の前面部に板状のレール台21が取り付けられ、そのレール台21にラックや2本の走行レールが上下に並べて固定されている。走行台13は、走行レールを掴んだ状態で摺動する走行スライダが上下2個ずつ固定され、更にはラックに噛合するピニオンに回転を与える走行用モータが搭載されている。従って、走行用モータの駆動によりピニオンがラックを転動し、走行スライダが走行レールを摺動することにより、走行台13および多関節ロボットアーム11がY軸方向に移動することになる。
ところで加工機械ライン1は、従来例と同様にワーク搬送装置4が前部に配置されている。そのため、作業者が加工室内に手を入れて作業を行う場合、そのままでは手前に搬送室があって加工モジュール3へ近づけない。そこで本実施形態では、前カバー7の開閉によって作業者が加工室へ近づける構成がとられている。図4及び図5は、加工機械ライン1を構成する工作機械5(ベース2に搭載された2台分)を示した斜視図であって、図4は前カバー7が閉じた状態であり、図5は前カバー7が開いた状態である。また、図6は、前カバー7の開閉時の中間状態を示した加工機械ライン1の内部側面図である。なお、本来ベース2の前面部に取り付けられているレール部材15は、図4乃至図6においては省略されている。
前カバー7は、上下に分割され、上部カバー31と下部カバー32とによって構成されている。上部カバー31は、工作機械5の幅に合わせて形成され、下部カバー32は、ベース2の幅に合わせて形成されている。つまり、一つの下部カバー32に対して2つの上部カバー31が一組になっている。上部カバー31は、折り畳み可能な構造であり、支持部材に対して上端部側に回転軸をもって取り付けられている。そのため、開放時には図5に示すように前方側上方へ回転しながら折り畳まれる。これに対して、下部カバー32はベース2に対して着脱が可能な構造であり、前後方向に移動させて取り付け及び取り外しが可能なものである。
ここで図7は、上部カバー31を示した斜視図であり、図8は、下部カバー32を示した斜視図であり、共に裏側から見た図である。上部カバー31は、回転カバー35と吊カバー36の2つの部材から構成されている。回転カバー35は、2本のアーム部351と湾曲した曲面をもつカバー部352とが一体になって形成され、アーム部351の上端部分が回転軸を介して取り付けられる。工作機械5は、前カバー7の上方に操作パネル10が設置されており、アーム部材351は、その操作パネル10を挟むようにして取り付けられている。すなわち回転カバー35は、工作機械5の高い位置に回転軸を介して取り付けられ、図5に示す回転開放時には、上部カバー35が高い位置まで変位するように構成されている。
一方で、上部カバー31は、アーム部351を設けたことによって寸法が長くなってしまっている。そこで、回転半径を短くすべく、上部カバー31は回転カバー35と吊カバー36とに分割され、両者が蝶番37によって連結された折り畳み可能な構成がとられている。仮に、回転カバー35と吊カバー36との区別がなければ、大きな回転半径によって開閉スペースを加工機械ライン1の前方側に広く確保する必要が生じてしまう。そのほか、上部カバー31が大きいため作業者が非常に取り扱い難いものとなってしまう。更に、回転開放時に上部カバー31にかかるモーメントが大きくなるため、それを支えるための支持構造が大きくなってしまうなどの課題が考えられる。
そこで本実施形態では、前述したように上部カバー31が回転カバー35と吊カバー36とに分けられ、吊カバー36が蝶番37によって前後方向に回転するように構成されている。従って、作業者が吊カバー36の下端部分にある取っ手361を持って上部カバー31を開閉する場合、吊カバー36が吊下げ姿勢のまま昇降するため、作業者が前後方向にほぼ移動することなく取り扱うことができる。そして、図6に示す回転開放時には、上部カバー31は、アーム部351が回転軸側よりカバー部352側が高い位置まで回転するよう構成されている。こうしたアーム部351の傾きにより、カバー部352の位置が高くなり、そのカバー部352に対して吊カバー36の下端部が当たって安定した姿勢がとられることとなる。
工作機械5は、加工モジュール3の加工部分を囲む内部カバー41が設けられ、加工室が形成されている。上部カバー31は、その内部カバー41側に固定されたブラケットにアーム部351の先端部分が回転軸を介して取り付けられている。そして、上部カバー31の回転カバー35には、内部カバー41側のブラケットとの間にダンパ38が連結されている。このダンパ38は、ガスダンパであって内部のガス圧力によって、上部カバー31を回転開放させる際、作業者の引き上げ動作を補助するとともに、上部カバー31の回転開放後の開状態を保つようにしている。
次に、下部カバー32は、板部材によって前面部321と底面部322とがL字形に形成されている。底面部322には、外形に沿って四角い枠が形成され、その中に取っ手の付いた4個の受皿39が敷き詰められるようにして置かれている。ワーク搬送装置4が加工モジュール3との間でワークの受渡しを行うときに切粉などが落ちてしまうため、作業床面を汚さないように下部カバー32によって回収できるようにするためである。つまりワーク搬送装置4の搬送室には切粉などを受ける底面が必要である。本実施形態では、その搬送室底面が底面部322として下部カバー32の一部となり、一緒に取り外せるように構成されている。そして、底面部322が外れることにより作業者の足元に邪魔が無くなり、より加工室へと近づけるようになる。
ところで、作業者を加工室へ近づけるようにすることだけを考えるならば、底面部322をベース2側に固定したままで、前面部321部分だけを取り外せるようにしてもよい。そのような場合には、前カバー7を上下に分けずに、上部カバーだけの構成にして上方へ回転開放できるようにすることが考えられる。しかし、それでは回転半径が大きく且つ重くなってしまい扱い難くなるほか、構造をより強固なものにするなどの必要が生じてしまう。そこで、なるべく前カバー7の回転部分の構造を小さくするため、本実施形態では上部カバー31と下部カバー32との上下に分割した構成としている。
そして前述したように、下部カバー32は、底面部322を一体にすることで切粉などの処理がしやすい構成になっている。また、下部カバー32は、底面部322の大きさに合わせて前面板311の高さを設定することにより、バランスが良くなっている。つまり下部カバー32は、図9に示すように底面部322にキャスタ43が取り付けられ、作業者が下部カバー32を持ち上げることなく移動させることができるようになっている。こうした点でも底面部322が一体に形成されていることは好適である。
ここで、図9は下部カバー32を示した底面図である。下部カバー32の底面中央には位置決めのためのガイド45が固定されている。一方、ベース2の前部には、下部カバー32を取り付けるための装着フレーム42が固定されている。装着フレーム42は、図5に示すように、下部カバー32の幅寸法に合わせて2本のL字形をした支持フレーム421と、左右の支持フレーム421を水平部分で連結する直線状の連結フレーム422によって形成されている。支持フレーム421は、下部カバー32の前面部321と底面部322とに沿うように形成されたものである。そして、連結フレーム422の中央部分にはガイド受46が固定されている。下部カバー32を装着フレーム42に取り付ける時に、ガイド45がガイド受46に乗り上がって入り込むようにしたものである。
下部カバー32は、キャスタ43によって移動が容易になっているが、作業床面の状況によっては位置決めが安定しないことも考えられる。そうした場合、正確な位置に下部カバー32が移動しなければ取り付け作業を煩わしくしてしまう。そこで、ガイド45及びガイド受46によって、下部カバー32の取り付け位置を誘導する構成がとられている。ガイド45は、先端部分に幅方向のテーパが形成され、横ずれを修正するようになっている。また、ガイド45は、ガイド受46よりも低い位置に固定され、下部カバー32が取り付けられた際にはキャスタ43が浮き上がるようになっている。そして、スムーズにガイド受46に乗り上がるように、ガイド45の底部にもテーパが形成されている。
ところで下部カバー32は、図9に示すように、底面部322が前面部321より幅が狭く形成されている。これは、図8に示すように、底面部322が左右一対の支持フレーム421の間に入り込むようになっているからである。そして、前面部321は、底面部322から幅方向にはみ出した位置に固定板33が接合されている。この固定板33は、支持フレーム421の上端に載せられるが、装着後に下部カバー32が位置ずれしないように、支持フレーム421の上端部にはロック機構が設けられている。図10は、ロック機構を示した側面図であり、アンロック状態(A)とロック状態(B)とが示されている。
前述したように、下部カバー32は、ガイド45をガイド受46へ嵌め込むことにより装着フレーム42へと装着される。その際、下部カバー32の固定板33が支持フレーム421の上端面に載せられる。支持フレーム421の上端面には突起47が形成され、その突起47が固定板33に形成された位置決め孔331に嵌め込まれる。そして、装着フレーム42へ装着された下部カバー32を固定するため、支持フレーム421の上端面には固定板33を押え込む固定クランプ48が設けられている。
固定クランプ48はトグルクランプであり、図10(A)に示す状態でハンドル481が操作されることにより、クランプパッド482が図10(B)に示すように固定板33に押し当てられる。その状態ではトグルクランプを構成するリンク機構によってクランプパッド482側からの力の作用が制限され、ロック状態が維持される。一方で、ハンドル481の操作により、クランプパッド482が図10(A)に示す解放状態に戻される。
次に、前カバー7は、前述したようにワーク搬送装置4が移動する搬送室を構成するものである。そのため、上部カバー31が回転開放されたり、下部カバー32が取り外された開状態では、ワーク搬送装置4の作動を停止させる必要がある。加工機械ライン1は、作業者によって直接稼働を停止させる駆動スイッチが備えられてはいるもの、安全装置として前カバー7の開状態を検出する検出スイッチが設けられ、ワーク搬送装置4の自動停止が行われるようになっている。
前カバー7の開状態は、上部カバー31と下部カバー32のどちらか一方であっても検出する必要がある。そこで上部カバー31の回転動作を検出する検出スイッチや下部カバー32の取り外しを検出する検出スイッチを設けることが考えられる。しかし、下部カバー32は取り外されて加工機械ライン1から離れた場所に置かれることになるため、下部カバー32と加工機械ライン1側とが配線で接続されていたのでは、その配線が作業の邪魔になってしまう。そこで本実施形態では、上部カバー31と下部カバー32の関係を検出することにより、どちらか一方が開状態になった場合でもそのことを検出する構成がとられている。
上部カバー31は、図7に示すように下端部裏面のボックス51内に開閉検出センサ55が設置されている。ボックス51には、図8に示すフック52の差し込みが可能な係合部53が形成され、開閉検出センサ55によって、係合部53に対してフック52が差し込まれたか否かの検出が行われる。下部カバー32は、前面部321から上方に突き出すように、上部カバー31の下端部を受ける受けパッド56と、係合部53に差し込まれて上カバー31の閉状態を維持するフック52とが固定されている。従って、上部カバー31と下部カバー32とが図4に示すように閉じられた状態では、係合部53にフック52が差し込まれ、開閉検出センサ55により閉状態が検出されることとなる。そして、上部カバー31と下部カバー32のどちらか一方でも開状態であれば、フック52が係合部53から抜かれているため、開閉検出センサ55によって開状態が検出される。
続いて、加工機械ライン1で外装カバー6内の加工モジュール3についてメンテナンスなどを行う場合について説明する。その際、作業者は、次のようにして前カバー7の開閉を行うことになる。先ず作業者は、工作機械5やワーク搬送装置4の駆動スイッチを切って稼働を停止させた後、上部カバー31のハンドル361に手をかけて上方手前に引き上げる。上部カバー31が開くとき係合部53からフック52が抜かれるため、その開閉検出センサ55から開信号が制御装置に送信され、仮に工作機械5やワーク搬送装置4が稼働状態であっても停止制御が行われる。
作業者に引き上げられた上部カバー31は、回転カバー35がダンパ38の伸長作動によるサポートを受けながら、押し上げられるようにして回転する。回転カバー35の上方への回転により、蝶番37で連結された吊カバー36が垂れ下がった姿勢を保ちながら上昇する。そして上部カバー31は、最終的に図5に示すような状態になり、操作パネル10よりも高い位置まで変位して、吊カバー36とカバー部352とが重ねられるようにして配置される。
次に、下部カバー32を取り外すために固定クランプ48のロック解除が行われる。すなわち、図10(B)に示す状態からハンドル481が上方に回転され、それに伴ってクランプパッド482も引き上げられる。そして、クランプパッド482の押さえつけから解放された固定板33は突起47からも外され、下部カバー32が装着フレーム42側から引き抜かれる。加工機械ライン1から分離した下部カバー32は、キャスタ43が作業床面を転がって走行し、所定の配置場所へと移される。
加工機械ライン1は、複数並んだ工作機械5に対して該当する上部カバー31と下部カバー32とを開状態とさせることにより、装着フレーム42の位置まで進んで内部カバー41の正面扉411を開いて内部の加工室の対象物についてメンテナンス作業や部品交換などを行うことが可能になる。また、取り外した下部カバー32からは、底面部322の上に切粉などが溜まっていれば、受皿39を取り外して切粉などの処理が行われる。
一方、前カバー7を閉じる場合には、作業者が離れていた下部カバー32を移動させ、装着フレーム42へと取り付ける。下部カバー32は、底面部322が左右一対の支持フレーム421の間に入り込むようにして挿入される。その際、ガイド45がガイド受46内に入って幅方向の位置合わせが行われるとともに、ガイド45がガイド受46に乗り上げてキャスタ43が浮き上がった状態で下部カバー32が装着される。また、下部カバー32は、固定板33が支持フレーム421の上端面に載せられ、位置決め孔331に対して突起47が嵌め込まれる。更に固定クランプ48について、図10(B)に示す状態のハンドル481が下方に押し下げられることにより、クランプパッド482が回転して固定板33に対して押し当てられる。
上部カバー31は、作業者がハンドル361に手をかけて手前に引き下げることにより、吊カバー36に引っ張られるようにして回転カバー35がダンパ38を収縮させながら回転する。最も下まで降りた状態でハンドル361が加工モジュール3側に押されることにより、吊カバー36裏側の係合部53に下部カバー32側のフック52が差し込まれて閉状態になる。このとき、開閉検出センサ55によって上部カバー31と下部カバー32の両方が閉じられた前カバー7の閉状態が検出される。
よって、本実施形態によれば、上部カバー31と下部カバー32とによって前カバー7が開閉するように構成されているため、開状態で作業者が搬送室内まで入ることができ、加工室に近い位置でメンテナンスなどの作業を行うことが可能になった。特に、下部カバー32は、底面部322までが一体として形成されているため、加工機械ライン1から取り外すことにより、作業者の足元に邪魔が無くなり作業が行い易くなる。また、下部カバー32は、キャスタ43を備えているため作業者にとって扱い易く、装着時にはガイド45がガイド受46に入り込むことにより装着作業が正確、且つ簡単に行える。更に、装着フレーム42に固定クランプ48が設けられていることにより、工具を使用せずに下部カバー32のロック及び解除が行える点でも作業性が良い。
上部カバー31は、回転カバー35と吊カバー36とが蝶番37によって連結されているため、作業者が立ち位置をほぼ変えることなく開閉作業を行うことができる。また、上部カバー31は、開状態ではコンパクトに折り畳まれるため邪魔になることがなく、上部カバー31を支えるダンパ38も負荷が小さくなるため小型のものを使用することができる。更に、開閉検出センサ55により、上部カバー31と下部カバー32との両方の開閉を検出する点で部品点数を減らすことができた。また、下部カバー32の開閉状態を上部カバー31側に設けた開閉検出センサ55によって行うため、下部カバー32への配線が必要なくなった。そのため、移動させた下部カバー32から配線が延びて、作業者の邪魔になるようなこともない。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明はこれらに限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で様々な変更が可能である。
例えば、前記実施形態では上部カバー31を上下方向に回転可能な構造としたが、スライドレールを使って上下方向にスライドさせる構造にしたものであってもよい。
また、前記実施形態では、前カバー7が、工作機械5の幅に合わせて形成された上部カバー31と、ベース2の幅に合わせて構成された下部カバー32とによって構成されているが、例えば、加工機械ラインの構成によっては、上部カバーを複数台の工作機械に対応させて構成したり、逆に下部カバーを工作機械ごとに構成させたものであってもよい。
また、下部カバー32は、底面部322を一体に形成したものであるが、例えば底面部側をフレームにして前面部321だけを取り外すような構成であってもよい。
1…加工機械ライン 2…ベース 3…加工モジュール 4…ワーク搬送装置 5…工作機械 6…外装カバー 7…前カバー 31…上部カバー 32…下部カバー 35…回転カバー 36…吊カバー 39…受皿 42…装着フレーム 45…ガイド 46…ガイド受 48…固定クランプ 55…開閉検出センサ




Claims (7)

  1. ワークに対して所定の加工を行う複数の加工モジュールと、前記加工モジュールとの間でワークの受け渡しを行うワーク搬送装置とを備え、前記加工モジュールを囲む外装カバーの前部に前記ワーク搬送装置を囲む前カバーが設けられた加工機械ラインであり、
    前記前カバーは、上部カバーと下部カバーとによって上下に分割され、上部カバーは、前記加工モジュールのある加工部側にて変位可能に支持され、前記下部カバーは前記加工部側から着脱可能なものであることを特徴とする加工機械ライン。
  2. 前記上部カバーは、前記加工部側に回転軸を介して上下方向に回転して開閉するものであり、前記下部カバーはキャスタを備えた走行移動が可能なものであることを特徴とする請求項1に記載の加工機械ライン。
  3. 前記下部カバーは、その上端部にフックが形成され、前記上部カバーは、その下端部に前記フックの挿入が可能な係合部が形成され、前記上部カバーには、前記係合部に対する前記フックの挿入の有無を検出する検出センサが設けられたものであることを特徴とする請求項2に記載の加工機械ライン。
  4. 前記下部カバーを支持するために前記加工部側に固定された装着フレームを有し、その装着フレームには、前記下部カバーを幅方向に位置決めするためのガイド受が形成され、前記下部カバーには、前記ガイド受に乗り上げて嵌り込むようにしたガイドが設けられたものであることを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の加工機械ライン。
  5. 前記下部カバーは、前面板と底面板とからなるカバー部材であり、前記底面板の上には一又は二以上の受皿が置かれたものであることを特徴とする請求項2乃至請求項3のいずれかに記載の加工機械ライン。
  6. 前記装着フレームはL字形をしたL字フレームであり、前記下部カバーには、前記L字フレームの起立部分上端に載せられる固定板が形成され、前記L字フレームの起立部分上端には、固定板を上方から押え込むロック部材が設けられたものであることを特徴とする請求項4に記載の加工機械ライン。
  7. 前記上部カバーは、カバー部と当該カバー部から上方に延びたアーム部とを備え、前記アーム部の上端部が前記加工部側に回転支持された回転部材と、その回転部材の下端部にピン結合された吊下げ部材とによって構成されたものであることを特徴とする請求項1乃至請求項6の何れかに記載の加工機械ライン。







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