JPWO2016056481A1 - ドレン回収装置 - Google Patents

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Abstract

ドレン回収系統(10)(ドレン回収装置)は、ガスが供給されて凝縮する熱交換器(3)(ガス使用機器)に接続される回収管(15)と、熱交換器(3)よりも低い位置に設けられると共に回収管(15)に接続され、熱交換器(3)でガスの凝縮によって発生したドレンが回収管(15)を通じて流入する密閉状のヘッダータンク(11)と、ヘッダータンク(11)に接続され、ヘッダータンク(11)のドレンをその利用側へ供給する供給系統(20)と、入口端(41a)がヘッダータンク(11)内の上部に開口する一方、出口端(41b)が大気に開放されるオーバーフロー管(41)を備えている。

Description

ここに開示された技術は、ガス使用機器でガスが凝縮して発生したドレンを一時的にヘッダータンクに溜めて回収するドレン回収装置に関する。
ガス使用機器(熱交換器)においてガスが凝縮して発生したドレン(凝縮水)を一時的にヘッダータンクに溜めて回収するドレン回収装置が、例えば特許文献1に開示されている。このドレン回収装置は、ヘッダータンクと、該ヘッダータンクのドレンを利用側へ供給する供給系統とを備えている。供給系統は、液体圧送装置(ドレン圧送ポンプ)を備えている。液体圧送装置は、流入側が配管を介してヘッダータンクに接続され、圧送側(流出側)には利用側へ向かう配管が接続されている。ガス使用機器では、ガス(蒸気)が供給され、そのガスが対象物(水)に放熱して凝縮し、対象物(水)が加熱される。そして、ドレン回収装置では、ガス使用機器で発生したドレンがヘッダータンクに流入して貯留されると共に、ヘッダータンクのドレンが液体圧送装置に流入して利用側へ圧送される。
特開2009−300016号公報
ところで、上述した特許文献1のドレン回収装置では、液体圧送装置の故障や配管の詰まり等により供給系統の機能が停止してしまうと、いずれヘッダータンクが満杯となり、ガス使用機器(熱交換器)からヘッダータンクにドレンが流入しなくなる。そうすると、ガス使用機器では、ドレンの量が増加していき、これに伴いガスの供給量が減少する。その結果、ガス使用機器の能力(加熱能力)が著しく低下してしまう。そして、例えば火力発電所においてガスタービンに供給される燃料ガスを加熱するためのガス使用機器の場合、上述した能力(加熱能力)の低下は、すぐさま発電量の低下に繋がり、社会に多大な影響を及ぼしてしまう。
ここに開示された技術は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、ヘッダータンクのドレンを利用側へ供給する供給系統の機能が万一停止しても、ガス使用機器からヘッダータンクへのドレンの流入動作(ガス使用機器からのドレンの排出動作)を継続して行うことが可能なドレン回収装置を提供することにある。
ここに開示されたドレン回収装置は、回収管と、ヘッダータンクと、供給系統と、ドレン排出管とを備えている。上記回収管は、ガスが供給されて凝縮するガス使用機器に接続される。上記ヘッダータンクは、上記ガス使用機器よりも低い位置に設けられると共に上記回収管に接続され、上記ガス使用機器で上記ガスの凝縮によって発生したドレンが上記回収管を通じて流入する密閉状のものである。上記供給系統は、上記ヘッダータンクに接続され、該ヘッダータンクのドレンをその利用側へ供給するものである。上記ドレン排出管は、入口端が上記ヘッダータンク内の上部に開口する一方、出口端が大気に開放されているものである。
ここに開示されたドレン回収装置によれば、ヘッダータンクの上部にドレン排出管を設けるようにした。そのため、何らかの要因で供給系統の機能(供給機能)が停止することによりヘッダータンクのドレンが増大して満杯になっても、そのドレンをドレン排出管を通じて自動的に排出することができる。これにより、ヘッダータンクが満杯の状態になっても、ヘッダータンクのドレンがドレン排出管から排出されると共に、その排出された量のドレンをガス使用機器からヘッダータンクに流入させることができる。言い換えれば、ガス使用機器からヘッダータンクに流入する量のドレンをドレン排出管から排出させることができる。したがって、ガス使用機器からヘッダータンクへのドレンの流入動作(ガス使用機器からのドレンの排出動作)を継続して行うことができる。その結果、ガス使用機器においてドレンの量が増加することによって生ずる能力低下(加熱能力の低下)を防止することができる。
図1は、実施形態に係る蒸気システムの概略構成を示す配管系統図である。 図2は、実施形態に係るドレン回収系統の概略構成を示す斜視図である。 図3は、液体圧送装置の概略構成を示す断面図である。 図4は、実施形態に係る蒸気システムの概略構成を示す配管系統図である。
以下、実施形態について図面を参照しながら説明する。なお、以下の実施形態は、本質的に好ましい例示であって、本発明、その適用物、あるいはその用途の範囲を制限することを意図するものではない。
本実施形態の蒸気システム1は、火力発電所に設けられ、ガスタービンに供給される燃料ガス(LPG:液化石油ガス)を蒸気で加熱するためのものである。火力発電所では、ガスタービンが燃料ガスによって駆動され、これにより発電が行われる。図1および図2に示すように、蒸気システム1は、蒸気使用系統2とドレン回収系統10を備えている。ドレン回収系統10は、ドレン回収装置を構成している。
蒸気使用系統2は、ガス使用機器(蒸気使用機器)である熱交換器3を備えている。熱交換器3は、ガスである蒸気が対象物(本実施形態では、LPG)に放熱して凝縮し、対象物が加熱されるものである。具体的に、熱交換器3は、いわゆるシェル型の熱交換器であり、内部空間に内部流路3aが形成されている。熱交換器3には、蒸気の供給菅4と、LPGの流入管6および流出管7が接続されている。供給菅4は、内部流路3aの一端(入口端)に接続されており、例えばボイラー(図示省略)で生成された蒸気が内部流路3aに供給される。供給菅4には、蒸気の流量を調整する供給弁5が設けられている。流入管6および流出管7は、それぞれ熱交換器3の内部空間に連通している。
熱交換器3では、内部流路3aの蒸気が、流入管6から流入した液状のLPGに放熱することにより、液状のLPGが加熱されて気化する(ガス状のLPGになる)。蒸気は、LPGに放熱することで凝縮し、ドレン(凝縮水)になる。つまり、熱交換器3では蒸気の凝縮潜熱によってLPGが加熱(潜熱加熱)される。熱交換器3で加熱されたLPGは、流出管7からガスタービンへ供給される。
ドレン回収系統10は、ヘッダータンク11と、回収管15と、供給系統20と、非常時排出系統40とを備え、熱交換器3で蒸気の凝縮によって発生したドレン(凝縮水)を一時的にヘッダータンク11に貯留させて回収するものである。
回収管15は、熱交換器3の内部流路3aとヘッダータンク11とに接続され、熱交換器3で発生したドレンをヘッダータンク11へ流下させるものである。具体的に、回収管15は、一端(流入端)が熱交換器3の内部流路3aの他端(流出端)に接続され、他端(流出端)がヘッダータンク11の頂部12に接続されている。ヘッダータンク11は、密閉容器であり、回収管15からドレンが流入して貯留される。また、ヘッダータンク11は、熱交換器3よりも低い位置に設けられている。
供給系統20は、ヘッダータンク11に接続されており、該ヘッダータンク11に貯留されているドレンをその利用側(例えば、ボイラーの給水タンク)へ供給するものである。供給系統20は、液体圧送装置21と、流入管22と、圧送管23と、給気管24と、排気管25とを備えている。
流入管22は、一端(流入端)がヘッダータンク11の底部13に接続され、他端(流出端)が液体圧送装置21に接続されている。流入管22には、ヘッダータンク11側から順に、開閉弁31および逆止弁32が設けられている。逆止弁32は、ヘッダータンク11から液体圧送装置21へ向かうドレンの流れのみを許容する。圧送管23は、一端(流入端)が液体圧送装置21に接続され、他端(流出端)が利用側に接続されている。圧送管23には、液体圧送装置21側から順に、逆止弁33および開閉弁34が設けられている。逆止弁33は、液体圧送装置21から給水タンクへ向かうドレンの流れのみを許容する。
給気管24は、一端(流入端)が供給菅4における供給弁5の上流側に接続され、他端(流出端)が液体圧送装置21に接続されている。排気管25は、一端(流入端)が液体圧送装置21に接続され、他端(流出端)が後述するオーバーフロー管41の途中に接続されてヘッダータンク11内の上部に連通している。給気管24および排気管25には、それぞれ開閉弁36,37が設けられている。
液体圧送装置21は、ヘッダータンク11のドレンが流入管22を通じて流入し、その流入したドレンを圧送管23を通じて利用側へ圧送するものである。また、液体圧送装置21は、供給菅4の蒸気が給気管24を通じて流入する一方、蒸気が排気管25を通じてヘッダータンク11に排出される。
液体圧送装置21の概略構成について図3を参照しながら説明する。液体圧送装置21は、密閉状のケーシング51を備えると共に、該ケーシング51内に設けられるフロート52、フロート弁53、スナップ機構54、排気弁体66および給気弁体69を備えている。ケーシング51には、上述した流入管22、圧送管23、給気管24および排気管25が接続される流入口55、圧送口56、給気口57および排気口58が形成されている。フロート52は、浮き沈みに伴い支点59を中心として揺動することにより、フロート弁53を上下動させて圧送口56を開閉するように構成されている。
スナップ機構54では、第1レバー61がフロート52の揺動動作に伴い支点62を中心として上下に変位する。また、スナップ機構54では、第2レバー63が支点62を中心として回転自在に設けられ、第2レバー63の端部と第1レバー61の端部との間にコイルバネ64が取り付けられている。第2レバー63の上部には排気用の昇降棒65が連結されており、該昇降棒65の先端に排気弁体66が設けられている。昇降棒65の途中には連設板67が取り付けられており、該連設板67の上方に給気用の昇降棒68が設けられている。この昇降棒68の先端には、給気弁体69が設けられている。
液体圧送装置21は、ケーシング51内のドレンの液位が低くフロート52が底部13に位置する場合、圧送口56がフロート弁53によって閉じられる一方、給気口57が給気弁体69によって閉じられると共に排気口58が開く。つまり、2つの昇降棒65,68が下降した状態になっている。この状態の液体圧送装置21では、ヘッダータンク11のドレンが流入口55から流入すると共に、蒸気が排気口58から排出される。そして、ケーシング51内の液位の上昇に伴いフロート52が浮上すると、フロート弁53が圧送口56を開く。そして、フロート52が所定位置まで浮上すると、2つの昇降棒68がスナップ機構54によって上昇し、排気口58が排気弁体66によって閉じられると共に給気口57が開く。そうすると、供給菅4の蒸気が給気口57から流入し、その流入した蒸気によってドレンが圧送口56から圧送される。そして、このドレンの圧送に伴い液位が低下してフロート52が所定位置まで下降すると、再び、圧送口56が閉じられる一方、排気口58が開くと共に給気口57が閉じられる。上述した動作が繰り返されることで、ヘッダータンク11のドレンが利用側へ供給される。
なお、本実施形態の供給系統20では、圧送口56を開閉するフロート弁53が内蔵された液体圧送装置21を用いているが、フロート弁が内蔵されず圧送口が常に開いている液体圧送装置を用いる場合、圧送管23にスチームトラップが設けられる。
非常時排出系統40は、供給系統20の機能(供給機能)が万一停止することによりヘッダータンク11のドレンが満杯になった場合(非常時)、ヘッダータンク11からドレンを自動的に排出するものである。供給系統20の機能が停止する要因としては、例えば、液体圧送装置21や逆止弁32,33の故障等が挙げられる。
非常時排出系統40は、オーバーフロー管41と、スチームトラップ43と、逆止弁44とを備えている。オーバーフロー管41は、ドレン排出管を構成している。具体的に、オーバーフロー管41は、一端である入口端41aがヘッダータンク11の頂部12に接続され、他端である出口端41bが大気に開放している。つまり、オーバーフロー管41の入口端41aはヘッダータンク11内の上部に開口している。また、オーバーフロー管41の出口端41bは、ヘッダータンク11よりも低い位置に配置されている。つまり、オーバーフロー管41は出口端41bが入口端41aよりも低い位置にある。オーバーフロー管41は、ヘッダータンク11のドレンが満杯になると、ヘッダータンク11の頂部12からドレンを自動的に排出するものである。
スチームトラップ43は、オーバーフロー管41における入口端41aの位置よりも低い部分に設けられている。スチームトラップ43は、上下流の圧力差によってドレンを下流側(即ち、出口端41b側)へ排出するものであり、ドレントラップを構成している。逆止弁44は、オーバーフロー管41における入口端41aの位置よりも低い部分に設けられている。逆止弁44は、スチームトラップ43の下流側に設けられている。逆止弁44は、オーバーフロー管41において入口端41aから出口端41bへ向かうドレンの流れのみを許容する。また、オーバーフロー管41には、スチームトラップ43の上流側に開閉弁42が設けられている。
なお、本実施形態のオーバーフロー管41には、開閉弁38を有する空気排出管26が接続されている。空気排出管26は、入口端がオーバーフロー管41における排気管25と開閉弁42との間に接続され、出口端が大気に開放されている。空気排出管26は、熱交換器3内やヘッダータンク11内に存在する初期の空気を運転開始時に排出するためのものである。
〈ドレン回収系統の動作〉
先ず、通常時の動作について説明する。図1に示すように、熱交換器3で蒸気の凝縮によって発生したドレンは、回収管15を流下してヘッダータンク11に流入して貯留される。ヘッダータンク11のドレンは、供給系統20の液体圧送装置21によって利用側へ圧送(供給)される。つまり、ヘッダータンク11では、熱交換器3からドレンが流入すると共に、供給系統20によってドレンが排出される。こうして、通常時のヘッダータンク11ではドレンの液位が概ね一定に維持される。
次に、供給系統20の機能(供給機能)が停止する非常時の動作について説明する。供給系統20の機能が停止すると、ヘッダータンク11では、熱交換器3からドレンが流入する一方、供給系統20によってドレンが排出されない状態になる。そのため、ヘッダータンク11では、ドレンの液位が上昇して最終的に満杯になる。このままの状態では、熱交換器3からヘッダータンク11にドレンが流入しなくなり、熱交換器3においてドレンが増大してしまう。本実施形態では、ヘッダータンク11が満杯になると、ヘッダータンク11のドレンが回収管15の水頭圧によってオーバーフロー管41に流出し外部へ排出される。そして、オーバーフロー管41から排出された量のドレンが熱交換器3から回収管15を通じてヘッダータンク11に流入する。したがって、ヘッダータンク11が満杯になっても、熱交換器3からヘッダータンク11へドレンを継続して流入させることができる。
以上のように、上記実施形態のドレン回収系統10によれば、入口端41aがヘッダータンク11の頂部12に接続され、出口端41bが大気に開放されるオーバーフロー管41を設けるようにした。そのため、供給系統20の機能(供給機能)が停止することによりヘッダータンク11のドレンが満杯になっても、ヘッダータンク11のドレンをオーバーフロー管41から自動的に排出することができる。これにより、オーバーフロー管41から排出された量のドレンを熱交換器3からヘッダータンク11に流入させることができる。言い換えれば、熱交換器3からヘッダータンク11に流入する量のドレンをオーバーフロー管41から自動的に排出することができる。したがって、熱交換器3からヘッダータンク11へのドレンの流入動作(熱交換器3からのドレンの排出動作)を継続して行うことができる。その結果、熱交換器3においてドレンの量が増加することによって生ずる能力低下(加熱能力の低下)を防止することができる。これによって、ガスタービンへの燃料ガスの必要供給量を確保することができ、これによって火力発電所の必要発電量を確保することができる。
また、ここに開示された技術は、上記実施形態のように液体圧送装置21や逆止弁32,33といった故障を完全には回避できない機器を有する供給系統20ではその機能が停止する虞が高くなるので、そのような供給系統20を有するドレン回収系統10に対して特に有効である。
また、オーバーフロー管41の出口端41bを大気に開放しているため、オーバーフロー管41において圧力勾配(入口端41a側が高く、出口端41b側が低い)を確実に形成することができる。これにより、容易にヘッダータンク11のドレンをオーバーフロー管41から排出することができる。
また、ヘッダータンク11を熱交換器3よりも低い位置に設けているため、その高低差による水頭圧によってヘッダータンク11のドレンをオーバーフロー管41から容易に排出することができる。
さらに、上記実施形態によれば、オーバーフロー管41にスチームトラップ43を設けているため、ヘッダータンク11からオーバーフロー管41を通じて蒸気が洩れるのを確実に防止することができる。また、スチームトラップ43はオーバーフロー管41における入口端41aよりも低い部分に設けられているので、スチームトラップ43の上流側に水頭圧を作用させることができる。これにより、スチームトラップ43の上下流に圧力差が形成されるので、確実にスチームトラップ43を動作させることができる。つまり、スチームトラップ43において確実にドレンのみを下流側へ排出させることができる。
さらに、上記実施形態によれば、オーバーフロー管41に逆止弁44を設けているため、外部からオーバーフロー管41を通じてヘッダータンク11に空気が流入するのを確実に防止することができる。これにより、空気がヘッダータンク11から回収管15を通じて熱交換器3に流入するのを防止することができるので、熱交換器3の能力低下(加熱能力の低下)を防止することができる。また、スチームトラップ43と同様、逆止弁44はオーバーフロー管41における入口端41aよりも低い部分に設けられているので、逆止弁44の上流側に水頭圧を作用させることができる。これにより、逆止弁44の上下流に圧力差が形成されるので、確実に逆止弁44を開くことができ、ドレンを外部へ排出することができる。
なお、上記実施形態のオーバーフロー管41は、入口端41aがヘッダータンク11における側面の上部に接続されるものであってもよい。
また、上記実施形態の非常時排出系統40は、スチームトラップ43や逆止弁44を省略するようにしてもよい。
また、上記実施形態の熱交換器3は、蒸気以外のガス(気体)が凝縮するものであってもよいし、加熱の対象物がPLG(燃料ガス)以外のものであってもよい。
ここに開示された技術は、ガス使用機器で発生したドレンを一時的にヘッダータンクに溜めて回収するドレン回収装置について有用である。
1 蒸気システム
3 熱交換器(ガス使用機器)
10 ドレン回収系統(ドレン回収装置)
11 ヘッダータンク
15 回収管
20 供給系統
21 液体圧送装置
22 流入管
41 オーバーフロー管(ドレン排出管)
41a 入口端
41b 出口端
43 スチームトラップ(ドレントラップ)
44 逆止弁

Claims (4)

  1. ガスが供給されて凝縮するガス使用機器に接続される回収管と、
    上記ガス使用機器よりも低い位置に設けられると共に上記回収管に接続され、上記ガス使用機器で上記ガスの凝縮によって発生したドレンが上記回収管を通じて流入する密閉状のヘッダータンクと、
    上記ヘッダータンクに接続され、該ヘッダータンクのドレンをその利用側へ供給する供給系統と、
    入口端が上記ヘッダータンク内の上部に開口する一方、出口端が大気に開放されるドレン排出管とを備えている
    ことを特徴とするドレン回収装置。
  2. 請求項1に記載のドレン回収装置において、
    上記ドレン排出管は、上記出口端が上記入口端よりも低い位置に配置される一方、
    上記ドレン排出管における上記入口端の位置よりも低い部分に設けられ、上下流の圧力差によってドレンを下流側へ排出するドレントラップを備えている
    ことを特徴とするドレン回収装置。
  3. 請求項1に記載のドレン回収装置において、
    上記ドレン排出管は、上記出口端が上記入口端よりも低い位置に配置される一方、
    上記ドレン排出管における上記入口端の位置よりも低い部分に設けられ、上記入口端から上記出口端へ向かうドレンの流れのみを許容する逆止弁を備えている
    ことを特徴とするドレン回収装置。
  4. 請求項1乃至3の何れか1項に記載のドレン回収装置において、
    上記供給系統は、上記ヘッダータンクに流入管を介して接続され、該流入管を通じて上記ヘッダータンクのドレンが流入し、その流入したドレンを上記利用側へ圧送する液体圧送装置を備えている
    ことを特徴とするドレン回収装置。
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