JPWO2016167237A1 - 温水生成装置 - Google Patents

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Abstract

水を蒸気で加熱する熱交換器を備えた温水生成装置において、省エネルギー化を図ること。温水生成装置(1)は、蒸気供給管(11)および水供給管(21)が接続され、水供給管(21)から供給された水が蒸気供給管(11)から供給された蒸気と熱交換して温水になる主熱交換器(22)と、主熱交換器(22)で蒸気が凝縮して発生したドレンが流入し、該流入したドレンを圧送するドレン圧送装置(34)とを備える。さらに温水生成装置(1)は、水供給管(21)の途中に設けられ、ドレン圧送装置(34)から圧送されたドレンが流入する容器状の胴体(28a)と、該胴体(28a)内に設けられ且つ水供給管(21)の水が流通する伝熱管(28b)とを有し、伝熱管(28b)の水が胴体(28a)内のドレンと熱交換して加熱されるシェルアンドチューブ式の予熱熱交換器(28)を備える。

Description

本願は、蒸気で水を加熱して温水を生成する温水生成装置に関する。
例えば特許文献1に開示されているように、蒸気で水を加熱して温水を生成する温水生成装置が知られている。この温水生成装置は、熱交換器、ヘッダータンクおよびドレン圧送装置を備えている。熱交換器は、水供給管から供給された水が蒸気供給管から供給された蒸気と熱交換して温水になり、蒸気は凝縮してドレン(復水)になる。蒸気使用機器で発生したドレンは、ヘッダータンクに一時的に貯留され、ドレン圧送装置によって所望の場所へ圧送される。
特許第4648430号公報
ところで、上述したような温水生成装置では、熱交換器への蒸気供給量をできるだけ減らして、省エネルギー化を図りたいという要望があった。
本願に開示の技術は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、水を蒸気で加熱する熱交換器を備えた温水生成装置において、省エネルギー化を図ることにある。
本願に開示の技術は、上記目的を達成するために、熱交換器で蒸気が凝縮して発生したドレンの高温熱を利用して、熱交換器(主熱交換器)に供給される水を予熱するようにした。
具体的に、本願の温水生成装置は、主熱交換器と、ドレン圧送装置と、予熱熱交換器とを備えている。上記主熱交換器は、蒸気供給管および水供給管が接続され、該水供給管から供給された水が上記蒸気供給管から供給された蒸気と熱交換して温水になるものである。上記ドレン圧送装置は、上記主熱交換器で蒸気が凝縮して発生したドレンが流入し、該流入したドレンを圧送するものである。上記予熱熱交換器は、上記水供給管の途中に設けられている。そして、上記予熱熱交換器は、上記ドレン圧送装置から圧送されたドレンが流入する容器状の胴体と、該胴体内に設けられ且つ上記水供給管の水が流通する伝熱管とを有し、上記伝熱管の水が上記胴体内のドレンと熱交換して加熱されるシェルアンドチューブ式のものである。
以上のように、本願の温水生成装置によれば、主熱交換器に供給される水を予熱熱交換器で加熱(予熱)するようにしたため、主熱交換器における蒸気供給量を低減することができる。しかも、予熱熱交換器では主熱交換器で発生した高温のドレンによって水を加熱(予熱)するようにしたため、排熱を利用して水を加熱することができる。つまり、熱回収を行うことができる。以上により、本願の温水生成装置では省エネルギー化を図ることができる。
さらに、予熱熱交換器では、ドレン圧送装置から圧送されたドレンを伝熱管(チューブ)ではなく胴体(シェル)に流入させるようにした。そのため、ドレン圧送装置からのドレンを伝熱管に流入させる場合に比べて、ドレン圧送装置における必要な圧送力を低減することができる。即ち、シェルアンドチューブ式の予熱熱交換器において、胴体(シェル)は伝熱管(チューブ)よりも流路が大きいため流通抵抗が小さい。したがって、ドレン圧送装置では、ドレンを伝熱管に圧送するよりも胴体に圧送する方がその圧送に必要な圧送力は小さくてすむ。このように、本願の温水生成装置では、ドレン圧送装置の必要な圧送力が低減されるので、その圧送力を発生させるためのエネルギーを削減することができる。これにより、一層の省エネルギー化を図ることができる。
図1は、実施形態に係る温水生成装置の概略構成を示す配管系統図である。 図2は、実施形態に係る予熱熱交換器の内部構成を上方から視て示す平面図である。 図3は、図2におけるA−A線の断面図である。
以下、本願の実施形態について図面を参照しながら説明する。なお、以下の実施形態は、本質的に好ましい例示であって、本願に開示の技術、その適用物、あるいはその用途の範囲を制限することを意図するものではない。
図1に示すように、本実施形態の温水生成装置1は、蒸気供給系統10と、水加熱系統20と、ドレン排出系統30とを備えている。なお、図1の配管系統図は、各機器の接続関係を模式的に示したものであり、以下で特に言及しない限り、各機器における管の接続箇所や各機器の設置高さを具体的に示すものではない。
蒸気供給系統10は、水加熱系統20に加熱媒体である蒸気を供給するものである。蒸気供給系統10は、水加熱系統20に接続され、蒸気を供給する蒸気供給管11を備えている。蒸気供給管11には、上流側から順に、開閉弁12、制御弁13および電磁弁15が設けられている。制御弁13は、気体である蒸気と液体であるドレンとを分離する気液分離部14を有しており、気液分離部14で分離された蒸気が下流側に流れる。つまり、制御弁13は蒸気のみを下流側に流すように構成されている。また、制御弁13は蒸気の流量が調節可能な流量調整弁である。
水加熱系統20は、主熱交換器22と予熱熱交換器28を備えている。主熱交換器22は、入口側(上流側)に水供給管21が接続され、出口側(下流側)に温水送出管23が接続されている。また、主熱交換器22には蒸気供給系統10の蒸気供給管11が接続されている。主熱交換器22は、いわゆるシェルアンドチューブ式の熱交換器であり、水供給管21から冷水(水)が供給されると共に蒸気供給管11から蒸気が供給される。主熱交換器22では、供給された冷水が、蒸気と熱交換して加熱され所定温度の温水になる。一方、蒸気は凝縮してドレン(復水)になる。つまり、主熱交換器22は、冷水が蒸気の凝縮潜熱によって加熱される潜熱熱交換器である。こうして主熱交換器22で生成された温水は、温水送出管23を流れて利用側へ送られる。なお、主熱交換器22の入口側には冷水が溜められる水溜部24が設けられている。
予熱熱交換器28は、水供給管21の途中に設けられており、主熱交換器22に供給される水供給管21の冷水を加熱(予熱)するものである。この予熱熱交換器28の詳細については後述する。
また、水加熱系統20は、循環用管25、循環ポンプ26および電磁弁27を備えている。循環用管25は、一端が水供給管21における予熱熱交換器28の上流側に接続され、他端が温水送出管23に接続されている。循環ポンプ26および電磁弁27は、循環用管25に水供給管21側から順に設けられている。水加熱系統20では、電磁弁27が開くと共に循環ポンプ26が駆動されることにより、主熱交換器22の温水が、水溜部24、予熱熱交換器28、循環用管25および温水送出管23を通って再び主熱交換器22に戻る温水の循環動作が行われる。なお、この温水の循環動作は、上述した循環方向と逆方向で行うようにしてもよい。
ドレン排出系統30は、ヘッダータンク32とドレン圧送装置34を備え、主熱交換器22で蒸気が凝縮して発生した高温のドレンを排出するものである。ヘッダータンク32は、水平方向に延びる円柱状の容器であり、ドレン排出管31を介して主熱交換器22に接続されている。ドレン排出管31は、ヘッダータンク32の上部に接続されている。ヘッダータンク32は、主熱交換器22のドレンがドレン排出管31を通って流入し一時的に貯留されるものである。
ドレン圧送装置34は、ヘッダータンク32のドレンが流入し、その流入したドレンを圧送するものである。具体的に、ドレン圧送装置34は、ドレンの流入口34aおよび圧送口34bと、蒸気の導入口34cおよび排出口34dとを有している。流入口34aは、ドレン流入管33を介してヘッダータンク32に接続されている。ドレン流入管33は、ヘッダータンク32の底部に接続されている。圧送口34bは、ドレン圧送管35を介して予熱熱交換器28に接続されている。なお、ドレン排出系統30は、予熱熱交換器28に接続され、該予熱熱交換器28からドレンが排出されるドレン排出管36を備えている。ドレン流入管33およびドレン圧送管35には、逆止弁37,38が設けられている。逆止弁37は、ドレン流入管33におけるヘッダータンク32からドレン圧送装置34へ向かう流体の流れのみを許容する。逆止弁38は、ドレン圧送管35におけるドレン圧送装置34から予熱熱交換器28へ向かう流体の流れのみを許容する。導入口34cは、蒸気導入管39を介して制御弁13の気液分離部14に接続されている。蒸気導入管39には、気液分離部14側から順に、ストレーナ42および減圧弁43が設けられている。排出口34dは、蒸気排出管41を介してドレン排出管31に接続されている。
ドレン圧送装置34は、図示しないが、ドレンの貯留室を有しており、その貯留室にフロートが配置されている。ドレン圧送装置34は、フロートが所定の低位まで下降すると、導入口34cが閉じると共に排出口34dが開き、フロートが所定の高位まで上昇すると、導入口34cが開くと共に排出口34dが閉じるように構成されている。ドレン圧送装置34では、導入口34cが閉じて排出口34dが開くと、ヘッダータンク32のドレンがドレン流入管33を通って流入口34aから貯留室に流入する。このドレンの流入に伴い、貯留室の蒸気が排出口34dから蒸気排出管41に排出される。また、ドレン圧送装置34では、導入口34cが開いて排出口34dが閉じると、気液分離部14の蒸気が蒸気導入管39を通って導入口34cから貯留室に流入する。この蒸気の導入により、貯留室のドレンが圧送口34bからドレン圧送管35に圧送(排出)される。こうして、ドレン圧送装置34はヘッダータンク32のドレン(即ち、主熱交換器22で蒸気が凝縮して発生したドレン)を圧送する。
さらに、ドレン排出系統30には、2つのドレン排出管45,48と、エア抜き管49が設けられている。ドレン排出管45は、一端(流入端)が蒸気導入管39における減圧弁43の下流側に接続され、他端(流出端)がドレン排出管36に接続されている。ドレン排出管45には、蒸気導入管39側から順に、スチームトラップ46および逆止弁47が設けられている。スチームトラップ46は、自動的にドレンのみを下流側に排出するものである。こうしたドレン排出管45およびスチームトラップ46が設けられることにより、気液分離部14から蒸気と共にドレンが蒸気導入管39に流入した場合でも、蒸気導入管39からドレンのみをドレン排出管45を通じて排出することができる。逆止弁47は、ドレン排出管45における蒸気導入管39からドレン排出管36へ向かう流体の流れのみを許容する。
ドレン排出管48は、一端(流入端)が制御弁13の気液分離部14に接続され、他端(流出端)がドレン排出管45におけるスチームトラップ46と逆止弁47との間に接続されている。ドレン排出管48は、気液分離部14で分離されたドレンが排出される。エア抜き管49は、一端(流入端)がヘッダータンク32の上部に接続され、他端(流出端)がドレン排出管48に接続されている。エア抜き管49には、ヘッダータンク32側から順に、エアベント51および逆止弁52が設けられている。逆止弁52は、ヘッダータンク32からドレン排出管48へ向かう流体の流れのみを許容する。エア抜き管49は、ヘッダータンク32内の初期空気を排出するものである。なお、ドレン圧送装置34には、ドレン圧送管35とは別に、貯留室のドレンを排出するためのドレン排出管53が接続されている。ドレン排出管53には、ブロー弁54が設けられている。
さらに、本実施形態の温水生成装置1は、フロースイッチ61、温度センサ62、2つの圧力計63,64、制御部70を備えている。フロースイッチ61は、水供給管21における予熱熱交換器28の上流側に設けられており、冷水の流れを検出するものである。温度センサ62は、温水送出管23における循環用管25の接続部17よりも上流側に設けられており、温水の温度を検出するものである。2つの圧力計63,64は、蒸気導入管39における減圧弁43の上流側と下流側に設けられている。制御部70は、フロースイッチ61や温度センサ62の検出信号に基づいて、制御弁13や電磁弁15等を制御するものである。具体的には次の通りである。
制御部70は、温度センサ62の検出温度(温水の温度)が設定温度になるように、制御弁13の開度を調節する。例えば、温度センサ62の検出温度(温水の温度)が設定温度よりも高くなると制御弁13の開度は減小され、温度センサ62の検出温度が設定温度よりも低くなると制御弁13の開度は増大される。また、制御部70は非常時には電磁弁15を閉じる。例えば、制御弁13の開度が下限値に達したことにより或いは制御弁13の故障により、温度センサ62の検出温度が設定温度よりも所定温度以上高くなると、電磁弁15は閉じられる。また、温水の利用が停止された場合(即ち、主熱交換器22から温水送出管23への温水の流出が停止した場合)において、温度センサ62の検出温度が設定温度よりも所定温度以上高くなると或いはフロースイッチ61で冷水の流れが検出されなくなると、電磁弁15は閉じられる。こうして電磁弁15が閉じられることにより、温水の温度が異常高温になるのを防止することができると共に、蒸気が主熱交換器22に無駄に供給されることを回避することができる。
また、制御部70は、非常時には、上述した電磁弁15の制御と併せて或いは単独で、循環用管25の循環ポンプ26および電磁弁27を制御する。つまり、温水の利用が停止された場合において、温度センサ62の検出温度が設定温度よりも所定温度以上高くなると或いはフロースイッチ61で冷水の流れが検出されなくなると、電磁弁27が開かれ、循環ポンプ26が駆動される。そうすると、上述したように、主熱交換器22の温水が、水溜部24、予熱熱交換器28、循環用管25および温水送出管23を通って再び主熱交換器22に戻る温水の循環動作が強制的に行われる。これにより、温水が主熱交換器22に滞留することを防止できるので、主熱交換器22に残存する蒸気によって温水が設定温度以上に加熱されることを抑制することができる。しかも、上述した温水の循環動作では、温水が水溜部24を通過することで温水の温度が低下するので、温水が設定温度以上になるのを一層抑制することができる。そして、温水の利用が再開された場合には、循環用管25から温水送出管23に流れる比較的低温の温水を優先的に利用側へ送ることができる。
〈予熱熱交換器の構成および作用〉
予熱熱交換器28は、いわゆるシェルアンドチューブ式の熱交換器であり、上述したように水供給管21の途中に設けられている。図2および図3に示すように、予熱熱交換器28は、胴体28a(シェル)および複数の伝熱管28b(チューブ)を有している。胴体28aは、水平方向且つ上下流方向に延びる円柱状の容器である。複数の伝熱管28bは、直線状の管であり、胴体28aの内部に設けられている。伝熱管28bは、上下流方向に延びる状態で設けられている。胴体28aには、ドレンの流入口28eおよび排出口28fが設けられ、流入口28eにドレン圧送管35が接続され排出口28fにドレン排出管36が接続されている。また、胴体28aには、入口側(上流側)に水供給管21と連通する流入室28cが形成され、出口側(下流側)に水供給管21と連通する流出室28dが形成されている。複数の伝熱管28bは、一端(流入端)が流入室28cに連通し、他端(流出端)が流出室28dに連通している。
予熱熱交換器28では、ドレン圧送装置34から高温のドレンがドレン圧送管35を介して胴体28a内に圧送される(流入する)。一方、予熱熱交換器28では、水供給管21の冷水が、流入室28cに流入して複数の伝熱管28bに流れる。そして、予熱熱交換器28では、伝熱管28bを流通する冷水が、胴体28a内のドレンと熱交換して加熱(予熱)される。加熱された伝熱管28bの冷水は、流出室28dから水供給管21に流れて主熱交換器22に流入する。一方、伝熱管28bの冷水と熱交換した胴体28a内のドレンは、ドレン排出管36に排出される。このように、本実施形態の温水生成装置1では、冷水が主熱交換器22に流入する前に予熱(昇温)される。
また、予熱熱交換器28の胴体28aでは、ドレンの流入口28eおよび排出口28fが上下方向(鉛直方向)における略中央位置に設けられている。つまり、胴体28aにおいて流入口28eおよび排出口28fは互いに同じ高さに設けられている。ドレン圧送装置34から圧送されたドレンの幾分かはドレン圧送管35を流れる間に再蒸発(フラッシュ)するため、胴体28aにはドレンと共に幾分かの蒸気が流入する。そして、胴体28a内では、下部にドレンが位置し上部に蒸気が位置する。したがって、予熱熱交換器28では、下部に位置する伝熱管28bの冷水は概ねドレンと熱交換し、上部に位置する伝熱管28bの冷水は概ね蒸気と熱交換する。ここで、蒸気の熱伝達率はドレンの熱伝達率よりも高いため、胴体28a内において蒸気の占める容積をできるだけ増やすことで、ドレンおよび蒸気と冷水との熱交換効率を高めることができる。
この点、本実施形態の予熱熱交換器28では、上述したようにドレンの排出口28fを胴体28aの上下方向における略中央位置に設けているので、仮にドレンの排出口等を胴体28aの上部に設けた場合に比べて、胴体28a内において蒸気の占める容積を充分に稼ぐことができる。つまり、胴体28aにおいて排出口28fが上下方向における略中央位置に設けられているため、胴体28aにおいてドレンは排出口28fが位置する高さ以上には貯留されない。したがって、本実施形態では、胴体28a内の下半部はドレンが占め、胴体28a内の上半部は蒸気が占める。
また、本実施形態の予熱熱交換器28では、ドレンの流入口28eおよび排出口28fが、ドレン圧送装置34の圧送口34bと同じ高さとなる位置に設けられている。つまり、ドレン圧送管35はドレン圧送装置34の圧送口34bから水平に延びて予熱熱交換器28の流入口28eに接続されている。こうすることにより、例えばドレンの流入口がドレン圧送装置34の圧送口34bよりも高い位置に設けられている場合と比べて、ドレン圧送装置34における必要な圧送力が低減される。
以上のように、上記実施形態の温水生成装置1によれば、主熱交換器22に供給される水を予熱熱交換器28で加熱(予熱)するようにしたため、蒸気供給管11から主熱交換器22への蒸気供給量を低減することができる。しかも、予熱熱交換器28では主熱交換器22で発生した高温のドレンによって水を加熱(予熱)するようにしたため、排熱を利用して水を加熱することができる。つまり、熱回収を行うことができる。以上により、上記実施形態の温水生成装置1では省エネルギー化を図ることができる。
さらに、上記実施形態の予熱熱交換器28では、ドレン圧送装置34から圧送されたドレンを伝熱管28b(チューブ)ではなく胴体28a(シェル)に流入させるようにした。そのため、ドレン圧送装置34からのドレンを伝熱管28bに流入させる場合に比べて、ドレン圧送装置34における必要な圧送力を低減することができる。即ち、シェルアンドチューブ式の予熱熱交換器28では、胴体28aは伝熱管28bよりも流路が大きいため流通抵抗が小さい。したがって、ドレン圧送装置34では、ドレンを伝熱管28bに圧送するよりも胴体28aに圧送する方がその圧送に必要な圧送力を小さくすることができる。このように、上記実施形態の温水生成装置1では、ドレン圧送装置34の必要な圧送力を低減することができるので、その圧送力を発生させるためのエネルギーを削減することができる。これにより、一層の省エネルギー化を図ることができる。
また、上記実施形態の予熱熱交換器28では、胴体28aにおいてドレンの排出口28fを上下方向における略中央位置に設けるようにした。したがって、胴体28a内において蒸気の占める容積をできるだけ稼ぐことができる。これにより、予熱熱交換器28におけるドレンおよび蒸気と水との熱交換効率をできるだけ高めることができる。そうすると、ドレン圧送装置34から予熱熱交換器28に供給するドレンの流量を低減することができ、一層の省エネルギー化を図ることができる。
さらに、上記実施形態の予熱熱交換器28では、胴体28aにおいてドレンの流入口28eを排出口28fと同じ高さ(即ち、上下方向における略中央位置)に設けるようにした。こうすることで、ドレン圧送管35からのドレンおよび蒸気を、胴体28a内において貯留されているドレンの水面付近に流入させることができる。これにより、ドレン圧送管35からのドレンは胴体28a内のドレン領域に、ドレン圧送管35からの蒸気は胴体28a内の蒸気領域に、それぞれ直接的に導かれる。例えば、流入口が排出口よりも低い位置に設けられている場合、ドレン圧送管35からの蒸気は胴体28a内においてドレン領域を通過して蒸気領域に導かれることになる。そうすると、蒸気はドレン領域を通過する際にドレンと熱交換して凝縮してしまい、蒸気が失われる(蒸気ロス)。この点、上記実施形態ではドレン圧送管35からの蒸気は胴体28a内の蒸気領域に直接的に導かれるので、上述した蒸気ロスを防止することができる。
なお、上記実施形態において、予熱熱交換器28の胴体28aの流入口28eおよび排出口28fの位置は、上述した位置よりも下方の位置または上方の位置であってもよい。
本願に開示の技術は、蒸気で水を加熱して温水を生成する熱交換器を備えた温水生成装置について有用である。
1 温水生成装置
11 蒸気供給管
21 水供給管
22 主熱交換器
28 予熱熱交換器
28a 胴体
28b 伝熱管
28e 流入口
28f 排出口
34 ドレン圧送装置

Claims (3)

  1. 蒸気供給管および水供給管が接続され、該水供給管から供給された水が上記蒸気供給管から供給された蒸気と熱交換して温水になる主熱交換器と、
    上記主熱交換器で蒸気が凝縮して発生したドレンが流入し、該流入したドレンを圧送するドレン圧送装置と、
    上記水供給管の途中に設けられ、上記ドレン圧送装置から圧送されたドレンが流入する容器状の胴体と、該胴体内に設けられ且つ上記水供給管の水が流通する伝熱管とを有し、上記伝熱管の水が上記胴体内のドレンと熱交換して加熱されるシェルアンドチューブ式の予熱熱交換器とを備えている
    ことを特徴とする温水生成装置。
  2. 請求項1に記載の温水生成装置において、
    上記予熱熱交換器の上記胴体には、ドレンの排出口が、上下方向における略中央位置に設けられている
    ことを特徴とする温水生成装置。
  3. 請求項1または2に記載の温水生成装置において、
    上記予熱熱交換器の上記胴体には、上記ドレン圧送装置から圧送されたドレンの流入口が、上下方向における略中央位置に設けられている
    ことを特徴とする温水生成装置。
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