JPWO2016051432A1 - チップドレス用切削カッター - Google Patents

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Abstract

ブレーカ(5)の切削プレート(4)との対向面には、対向面の外周縁部から切削プレート(4)の反対側に行くにつれて次第に縮径する凹面部(52)が形成され、ブレーカ(5)の中央には貫通孔(51)が形成され、貫通孔(51)に挿通させた螺子(6)をホルダ(3)の締結穴(33a)に螺合させて、切削プレート(4)の平坦面に密着した状態で切削プレート(4)及びブレーカ(5)が取付面(33)に共締めによって取り付けることで、ブレーカ(5)周りに切屑(7)が溜まらない低コストなチップドレス用切削カッター(1)を実現する。

Description

本発明は、スポット溶接用電極チップの先端部を切削するために用いるチップドレス用切削カッターに関する。
一般的に、スポット溶接に用いる電極チップの先端部は、溶接を所定回数行うと磨耗したり、或いは、酸化皮膜等が付着して状態が悪化するので、チップドレスを用いて周期的に切削する必要がある。
ところで、電極チップの先端部を切削した際に発生する切屑は、チップドレスの切刃部によって削り出された際に電極チップの先端部に接触して当該部分を傷つけたり、或いは、装置に絡まるおそれがあるので、ブレーカと呼ばれる部分によって削り出された直後に曲げて丸める(又は破断させる)ことが行われる。
例えば、特許文献1に開示されているチップドレス用切削カッターは、回転軸心が上下方向に延びる平面視で略C字状のホルダを備えている。該ホルダには、外側方に開放するとともに上下方向に延びて上下両側にも開放する切欠凹部が形成され、該切欠凹部の内側面には、ホルダの長手方向に沿って延びる取付面が形成されている。上記ホルダの上下面には、当該ホルダの中央部分に行くにつれて次第に縮径する一対の湾曲面部が形成され、該各湾曲面部の形状は、ホルダの回転軸心に中心軸を一致させた電極チップの先端部形状に対応している。上記取付面には、上記各湾曲面部の形状に対応する一対の切刃部を有する切削プレートが取り付けられるようになっていて、切削プレートとブレーカとが取付面に螺子で共締めされている。そして、上記各湾曲面部で電極チップの先端部を受けた状態でホルダを回転させることにより、上記切削プレートの切刃部で電極チップの先端部を切削するとともに、切刃部によって削り出された切屑をブレーカが曲げるようになっている。
国際公開第2013/061710号
ところで、取付面に共締めされた切削プレートとブレーカとの間に隙間があると、その隙間に切刃部によって削り出された切屑が引っ掛かってしまい、ひいては、引っ掛かることでブレーカ周りに溜まった多くの切屑によってブレーカの機能を果たすことができなくなってしまう。
これを回避するために、切削プレート及びブレーカの両対向面を精度良く仕上げることも考えられるが、加工コストが嵩んでしまう。
本発明は、斯かる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、ブレーカ周りに切屑が溜まることなくブレーカの機能を確実に果たすことができる低コストなチップドレス用切削カッターを提供することにある。
上記の目的を達成するために、本発明は、ブレーカの形状に工夫を凝らしたことを特徴とする。
具体的には、スポット溶接用電極チップの先端部を受けるチップ受け部を有する回転体と、該回転体に取り付けられ、且つ、上記電極チップの先端部を上記チップ受け部で受けた状態で上記回転体を回転させた際、上記電極チップの先端部を切削する切削プレートと、該切削プレートの平坦面に取り付けられ、当該切削プレートによる上記電極チップの切削時に排出される切屑が所定の方向に曲がるよう案内するブレーカとを備えたチップドレス用切削カッターを対象とし、次のような解決手段を講じた。
すなわち、第1の発明では、上記ブレーカは、上記切削プレートとの対向面に形成され、且つ、該対向面の外周縁部から当該切削プレートの反対側に行くにつれて次第に縮径する凹面部と、螺子を挿通可能で、且つ、上記凹面部に開口する貫通孔とを有し、当該貫通孔に挿通させた上記螺子を上記回転体及び上記切削プレートの少なくとも一方に螺合させることにより、上記凹面部が上記切削プレートの平坦面に密着する状態で上記切削プレートに取り付けられるよう構成されていることを特徴とする。
第2の発明では、第1の発明において、上記ブレーカは、リング状をなし、その中心位置に上記貫通孔が形成されていることを特徴とする。
第3の発明では、第1又は第2の発明において、上記ブレーカの外周部分には、上記切削プレートの反対側に行くにつれて次第に縮径する傾斜面部が設けられていることを特徴とする。
第4の発明では、第3の発明において、上記ブレーカの上記切削プレートとは反対側の上記貫通孔周りには、座繰り穴が形成され、上記螺子の頭部表面は、締付方向の反対側に行くにつれて次第に縮径する形状をなし、上記座繰り穴の深さは、上記ブレーカを上記切削プレートに取り付けた際、上記傾斜面部と上記螺子の頭部表面とが略面一となるように設定されていることを特徴とする。
第1の発明では、ブレーカを切削プレートの取付位置にセットすると、ブレーカの凹面部によってブレーカの貫通孔周りと切削プレートとの間に空間が生じるので、螺子を貫通孔に挿通させてブレーカを切削プレート又は回転体に螺合により締め付けると、螺子の締付力によってブレーカの貫通孔周りが切削プレート側に撓む。すると、貫通孔周りが切削プレート側に撓んだことによる反作用でブレーカの外周縁部に切削プレートに向かう力が発生し、ブレーカの外周縁部が切削プレートに押し付けられてブレーカの外周縁部と切削プレートとの間に隙間がなくなる。したがって、切削プレートとブレーカとの間に切屑が引っ掛かることがなくなり、ブレーカの機能を確実に果たすことができる。
第2の発明では、貫通孔からブレーカの外周縁部までの距離が均一になるので、螺子の締付力によってブレーカの貫通孔周りが切削プレート側に撓んだ際、ブレーカの外周縁部から切削プレートに向かう力がブレーカ周りにおいて均一になる。したがって、ブレーカの外周縁部から切削プレートに向かう力が不均一になることで切削プレートとブレーカの外周縁部との間に隙間ができてしまうといったことを防ぐことができる。
第3の発明では、切刃部によって削り出された切屑が傾斜面部の傾斜によって緩やかに曲げられるようになるので、切屑がブレーカによって急激に曲げられて切削後の電極チップの先端部に接触してしまうということを回避して、電極チップの切削面を綺麗に維持することができる。
第4の発明では、傾斜面部と螺子の頭部との間で段差がなくなるので、切刃部によって削り出された切屑は、傾斜面部に案内された後、螺子の頭部をスムーズに乗り越えるようになる。したがって、螺子の頭部によって切屑の移動方向が電極チップ側に変わってしまって切削後の電極チップの先端部に接触してしまうということを確実に回避することができる。
本発明の実施形態に係る切削カッターの斜視図である。 本発明の実施形態に係る切削カッターの分解斜視図である。 図1のA−A線における断面相当図であり、カッター本体に切削プレートとブレーカとを取り付ける直前の状態を示す。 図1のA−A線における断面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。尚、以下の好ましい実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎない。
図1及び図2は、本発明の実施形態に係る切削カッター1を示す。この切削カッター1は、スポット溶接用電極チップ2の先端部2aを切削するために、例えば、国際公開第2013/061710号に開示されているチップドレスに装着して使用されるものである。
上記切削カッター1は、平面視で幅広な略C字状をなすとともに上下方向に短い柱状をなす金属製ホルダ3(回転体)を備え、該ホルダ3は、図示しない駆動モータの回転駆動によってホルダ3の中心位置において上下方向に延びる回転軸心C周りに回転するようになっている。
上記ホルダ3の長手方向一方側には、外側方に開放するとともに上下方向に延びて上下両側にも開放する切欠凹部31が形成され、該切欠凹部31は、平面視で略扇状に切り欠かれた形状をなしている。
また、上記ホルダ3の上下面には、当該ホルダ3の中央部分に行くにつれて次第に縮径する一対の湾曲面部32(チップ受け部)が形成されている。
該湾曲面部32の形状は、ホルダ3の回転軸心Cに中心軸を一致させた電極チップ2の先端部2aの形状に対応していて、当該先端部2aを受けることができるようになっている。
上記切欠凹部31の内側面には、図2に示すように、上記ホルダ3の長手方向に沿って延びる取付面33が設けられ、該取付面33は、側面視で略三角形状をなしている。
上記取付面33の中央には、内周面に雌螺子が螺刻された締結穴33aが形成されている。
また、上記取付面33の回転軸心C側には、ブロック形状の第1位置決め突起34が突設されている。
上記ホルダ3の長手方向一方側の上縁部及び下縁部には、外側方に張り出す上側張出部35及び下側張出部36がそれぞれ形成されている。
上記上側張出部35の上記取付面33側は、当該取付面33から飛び出していて、当該部分が第2位置決め突起35aを構成している。
また、上記下側張出部36の上記取付面33側も、上記第2位置決め突起35aに対応するように上記取付面33から飛び出していて、当該部分が第3位置決め突起36aを構成している。
一方、上記ホルダ3の長手方向他方側の上縁部及び下縁部には、外側方に突出するとともにホルダ3の長手方向と交差する水平方向に延びる上側突条部37及び下側突条部38がそれぞれ形成され、上記上側突条部37の中途部には、外側方に開放する半円凹部37aが形成されている。
上記取付面33には、上記電極チップ2の先端部2aを切削するための略三角形状の金属製切削プレート4がその板厚方向を水平方向に向けた姿勢で取り付けられるようになっている。
上記切削プレート4の長手方向一方側における上部及び下部には、側面視で矩形に切り欠かれた形状の位置決め凹部4a,4eがそれぞれ形成されている。
一方、上記切削プレート4の長手方向他方側における上側縁部及び下側縁部には、切刃部4bが形成され、該各切刃部4bは、上記切削プレート4を上記取付面33に取り付けた状態において上記各湾曲面部32に対応する湾曲形状をなしている。
また、上記切削プレート4の中央には、取付孔4cが貫通形成され、上記切削プレート4の長手方向一方側には、上記取付孔4cから水平方向に延びて上記切削プレート4の長手方向一端縁に開口するスリット4dが形成されている。
そして、上記切削プレート4の長手方向他端部を上記第1位置決め突起34に宛がうとともに、上記第2位置決め突起35aを位置決め凹部4aに嵌合させ、且つ、上記第3位置決め突起36aを位置決め凹部4eに嵌合させることにより、取付面33に対する上記切削プレート4の位置が決まって取付孔4cが締結穴33aに対応するようになっている。
上記切削プレート4の反取付面33側の平坦面には、中心位置に貫通孔51が形成されたリング状の金属製ブレーカ5が取り付けられている。
該ブレーカ5の外周部分は、図3に示すように、外周端縁に向かうにつれて次第に厚みが薄くなる尖鋭な形状をなしている。
上記ブレーカ5の上記切削プレート4との対向面には、当該対向面の外周縁部から切削プレート4の反対側にいくにつれて次第に縮径する凹面部52が設けられ、上記貫通孔51は、上記凹面部52に開口している。
また、上記ブレーカ5の切削プレート4との反対側の貫通孔51周りには、座繰り穴51aが形成されている。
さらに、上記ブレーカ5の外周部分には、上記切削プレート4の反対側に行くにつれて次第に縮径する傾斜面部53が設けられている。
上記切削プレート4及び上記ブレーカ5は、螺子6で上記取付面33に取り付けられるようになっている。
上記螺子6は、頭部6a及び外周面に雄螺子が螺刻された軸部6bからなるトルクス(登録商標)螺子であり、上記頭部6aの表面は、締付方向の反対側に行くにつれて次第に縮径する緩やかな湾曲形状をなしている。
そして、上記ホルダ3の取付面33に切削プレート4を宛がうとともに、当該切削プレート4の平坦面にブレーカ5を宛がい、且つ、螺子6の軸部6bをブレーカ5の貫通孔51と切削プレート4の取付孔4cとに順に挿通させてホルダ3の締結穴33aに螺合させることにより、上記ブレーカ5の貫通孔51周りが切削プレート4側に撓んで上記凹面部52が切削プレート4の平坦面に密着した状態で上記切削プレート4及び上記ブレーカ5が上記取付面33に共締めによって取り付けられるようになっている。
また、上記座繰り穴51aの深さは、図3(b)に示すように、上記ブレーカ5を切削プレート4に取り付けた際、上記傾斜面部53と上記螺子6の頭部6a表面とが略面一となるように設定されている。
そして、上記切削プレート4と上記ブレーカ5とを上記ホルダ3に取り付けた状態で、且つ、上記電極チップ2の先端部2aを湾曲面部32で受けた状態で上記ホルダ3を回転軸心C周りに回転させることにより、上記切削プレート4の切刃部4bが上記電極チップ2の先端部2aを切削するようになっている。
さらに、上記ブレーカ5は、上記切削プレート4による電極チップ2の先端部2aの切削時に排出される切屑7が所定の方向に曲がるよう案内するようになっている。
次に、切削プレート4とブレーカ5とをホルダ3に取り付ける作業について説明する。
まず、切削プレート4の両切刃部4b側がホルダ3の回転軸心C側に向くようにして切削プレート4を取付面33に対応させる。
次に、切削プレート4の長手方向他端部を第1位置決め突起34に宛がうとともに、切削プレート4を取付面33側に移動させる。すると、上記第2位置決め突起35aが位置決め凹部4aに嵌合するとともに上記第3位置決め突起36aが位置決め凹部4eに嵌合して、取付面33に対する上記切削プレート4の位置が決まる。
次いで、ブレーカ5を上記切削プレート4の取付面33とは反対側の平坦面に上記凹面部52が対向するように、且つ、上記貫通孔51が上記取付孔4cに対応するように宛がう(ブレーカ5を切削プレート4の取付位置にセットする)。すると、図3(a)に示すように、ブレーカ5の凹面部52によってブレーカ5の貫通孔51周りと切削プレート4との間に空間Sが生じる。
しかる後、螺子6の軸部6bをブレーカ5の貫通孔51と切削プレート4の取付孔4cとに順に挿通させるとともにホルダ3の締結穴33aに螺合させる。すると、螺子6の締付力によってブレーカ5の貫通孔51周りが頭部6aに押されて切削プレート4側に撓み、上記空間Sが無くなって切削プレート4とブレーカ5とが密着する。そして、貫通孔51周りが切削プレート4側に撓んだことによる反作用でブレーカ5の外周縁部に切削プレート4に向かう力が発生し、ブレーカ5の外周縁部が切削プレート4に押し付けられてブレーカ5の外周縁部と切削プレート4との間に隙間が無くなった状態で切削プレート4とブレーカ5とがホルダ3の取付面33に共締めされる。したがって、切削プレート4とブレーカ5との間に切屑7が引っ掛かることがなくなり、ブレーカ5の機能を確実に果たすことができる。
また、ブレーカ5は、中心位置に貫通孔51が形成されたリング状をなすので、貫通孔51からブレーカ5の外周縁部までの距離が均一であり、螺子6の締付力によってブレーカ5の貫通孔51周りが切削プレート4側に撓んだ際、ブレーカ5の外周縁部から切削プレート4に向かう力がブレーカ5周りにおいて均一になる。したがって、ブレーカ5の外周縁部から切削プレート4に向かう力が不均一になることで切削プレート4とブレーカ5の外周縁部との間に隙間ができてしまうといったことを防ぐことができる。
次に、電極チップ2の先端部2aを切削カッター1で切削する作業について説明する。
まず、図示しないチップドレスの駆動モータを回転駆動させてチップドレスに装着された上記切削カッター1を回転軸心C周りに回転させる。
次いで、上記切削カッター1の上方及び下方にそれぞれ電極チップ2を移動させるとともに、両電極チップ2の中心軸を切削カッター1の回転軸心Cに一致させる。
しかる後、各電極チップ2をホルダ3の各湾曲面部32に回転軸心Cに沿って接近させる。すると、当該各湾曲面部32が各電極チップ2の先端部2aを受けるとともに、切削プレート4の切刃部4bが電極チップ2の先端部2aに接触して当該先端部2aが切削される。このとき、図3(b)に示すように、切刃部4bによって削り出された切屑7が傾斜面部53の傾斜によって緩やかに曲げられるようになり、切屑7がブレーカ5によって急激に曲げられて切削後の電極チップ2の先端部2aに接触するというのを回避するので、電極チップ2の切削面を綺麗に維持することができる。
また、座繰り穴51aによって傾斜面部53と螺子6の頭部6aとの間において段差がないので、切刃部4bによって削り出された切屑7は、傾斜面部53に案内された後、螺子6の頭部6aをスムーズに乗り越えるようになる。したがって、螺子6の頭部6aによって切屑7の移動方向が電極チップ2側に変わって切削後の電極チップ2の先端部2aに接触するというのを確実に回避することができる。
尚、本発明の実施形態では、ブレーカ5を金属で形成しているが、樹脂で形成してもよい。
また、本発明の実施形態では、螺子6がトルクス螺子であるが、これに限らず、切削プレート4とブレーカ5とをホルダ3の取付面33に共締めできるなら、その他の種類の螺子でもよい。
さらに、本発明の実施形態によると、螺子6の軸部6bをホルダ3の締結穴33aに螺合することによりブレーカ5を切削プレート4に取り付けるようにしているが、螺子6の軸部6bを切削プレート4に螺合することによりブレーカ5を切削プレート4に取り付けるようにしてもよく、螺子6の軸部6bをホルダ3及び切削プレート4の少なくとも一方に螺合させてブレーカ5を切削プレート4に取り付けるようにすればよい。
本発明は、スポット溶接用電極チップの先端部を切削するために用いるチップドレス用切削カッターに適している。
1 切削カッター
2 電極チップ
2a 先端部
3 ホルダ(回転体)
4 切削プレート
5 ブレーカ
6 螺子
6a 頭部
7 切屑
32 湾曲面部(チップ受け部)
51 貫通孔
51a 座繰り穴
52 凹面部
53 傾斜面部

Claims (4)

  1. スポット溶接用電極チップの先端部を受けるチップ受け部を有する回転体と、
    該回転体に取り付けられ、且つ、上記電極チップの先端部を上記チップ受け部で受けた状態で上記回転体を回転させた際、上記電極チップの先端部を切削する切削プレートと、
    該切削プレートの平坦面に取り付けられ、当該切削プレートによる上記電極チップの切削時に排出される切屑が所定の方向に曲がるよう案内するブレーカとを備えたチップドレス用切削カッターであって、
    上記ブレーカは、上記切削プレートとの対向面に形成され、且つ、該対向面の外周縁部から当該切削プレートの反対側に行くにつれて次第に縮径する凹面部と、螺子を挿通可能で、且つ、上記凹面部に開口する貫通孔とを有し、当該貫通孔に挿通させた上記螺子を上記回転体及び上記切削プレートの少なくとも一方に螺合させることにより、上記凹面部が上記切削プレートの平坦面に密着する状態で上記切削プレートに取り付けられるよう構成されていることを特徴とするチップドレス用切削カッター。
  2. 請求項1に記載のチップドレス用切削カッターにおいて、
    上記ブレーカは、リング状をなし、その中心位置に上記貫通孔が形成されていることを特徴とするチップドレス用切削カッター。
  3. 請求項1又は2に記載のチップドレス用切削カッターにおいて、
    上記ブレーカの外周部分には、上記切削プレートの反対側に行くにつれて次第に縮径する傾斜面部が設けられていることを特徴とするチップドレス用切削カッター。
  4. 請求項3に記載のチップドレス用切削カッターにおいて、
    上記ブレーカの上記切削プレートとは反対側の上記貫通孔周りには、座繰り穴が形成され、
    上記螺子の頭部表面は、締付方向の反対側に行くにつれて次第に縮径する形状をなし、
    上記座繰り穴の深さは、上記ブレーカを上記切削プレートに取り付けた際、上記傾斜面部と上記螺子の頭部表面とが略面一となるように設定されていることを特徴とするチップドレス用切削カッター。
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