JPWO2016047279A1 - 装置 - Google Patents

装置 Download PDF

Info

Publication number
JPWO2016047279A1
JPWO2016047279A1 JP2016550014A JP2016550014A JPWO2016047279A1 JP WO2016047279 A1 JPWO2016047279 A1 JP WO2016047279A1 JP 2016550014 A JP2016550014 A JP 2016550014A JP 2016550014 A JP2016550014 A JP 2016550014A JP WO2016047279 A1 JPWO2016047279 A1 JP WO2016047279A1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
period
communication
wireless lan
cellular system
frequency band
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2016550014A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6572901B2 (ja
Inventor
高野 裕昭
裕昭 高野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Publication of JPWO2016047279A1 publication Critical patent/JPWO2016047279A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6572901B2 publication Critical patent/JP6572901B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W72/00Local resource management
    • H04W72/04Wireless resource allocation
    • H04W72/044Wireless resource allocation based on the type of the allocated resource
    • H04W72/0446Resources in time domain, e.g. slots or frames
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W16/00Network planning, e.g. coverage or traffic planning tools; Network deployment, e.g. resource partitioning or cells structures
    • H04W16/14Spectrum sharing arrangements between different networks
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W24/00Supervisory, monitoring or testing arrangements
    • H04W24/08Testing, supervising or monitoring using real traffic
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W48/00Access restriction; Network selection; Access point selection
    • H04W48/02Access restriction performed under specific conditions
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W48/00Access restriction; Network selection; Access point selection
    • H04W48/18Selecting a network or a communication service
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W56/00Synchronisation arrangements
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W56/00Synchronisation arrangements
    • H04W56/001Synchronization between nodes
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W72/00Local resource management
    • H04W72/30Resource management for broadcast services
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W84/00Network topologies
    • H04W84/02Hierarchically pre-organised networks, e.g. paging networks, cellular networks, WLAN [Wireless Local Area Network] or WLL [Wireless Local Loop]
    • H04W84/10Small scale networks; Flat hierarchical networks
    • H04W84/12WLAN [Wireless Local Area Networks]

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Computer Security & Cryptography (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Abstract

【課題】セルラーシステムと無線LANとの間で共用される周波数帯域おけるセルラーシステムの通信のための同期を端末装置がより容易に維持することを可能にする。【解決手段】第1の期間内で、セルラーシステムと無線LANとの間で共用される周波数帯域における上記セルラーシステムの通信を行い、第2の期間内で、上記周波数帯域における上記セルラーシステムの通信を停止する通信処理部、を備える装置が提供される。上記第1の期間は、上記セルラーシステムの同期信号が送信されるサブフレームを含む1つ以上のサブフレームであり、上記第2の期間は、上記同期信号が送信されるサブフレームを含まない1つ以上の他のサブフレームである。【選択図】図12

Description

本開示は、装置に関する。
3GPP(3rd Generation Partnership Project)において、システムスループットを向上させる様々な技術が議論されている。システムスループットを向上するためには、使用する周波数を増やすことが一番の近道と言える。3GPPでは、リリース10及びリリース11において、キャリアアグリゲーション(Carrier Aggregation:CA)という技術が検討された。CAは、20MHzの帯域幅を有するコンポーネントキャリアを束ねて使用することにより、システムスループット及び最大のデータレートを向上させる技術である。このCAの技術を採用するためには、CCとして使用可能な周波数帯域が必要である。そのため、セルラーシステムの無線通信に使用可能なさらなる周波数帯域が求められている。
例えば、特許文献1には、事業者ごとに専用に割り当てられる専用周波数帯域に加えて、登録した事業者が使用可能な登録制周波数帯域と、所定の条件が満たされる場合に使用可能なアンライセンスバンドとを使用することを可能にする技術が開示されている。
特開2006−094001号公報
例えば、セルラーシステムと無線LAN(Local Area Network)との間で周波数帯域(例えば、5GHz帯に含まれる無線LANのチャネル)が共用される。この場合に、ある期間では、上記周波数帯域においてセルラーシステムの通信が行われ、別の期間では、上記周波数帯域において無線LANの通信が行われる。
しかし、上記周波数帯域において無線LANの通信が行われる期間によっては、上記周波数帯域におけるセルラーシステムの通信のための同期を維持することが端末装置にとって困難になり得る。
そこで、セルラーシステムと無線LANとの間で共用される周波数帯域おけるセルラーシステムの通信のための同期を端末装置がより容易に維持することを可能にする仕組みが提供されることが望ましい。
本開示によれば、第1の期間内で、セルラーシステムと無線LANとの間で共用される周波数帯域における上記セルラーシステムの通信を行い、第2の期間内で、上記周波数帯域における上記セルラーシステムの通信を停止する通信処理部、を備える装置が提供される。上記第1の期間は、上記セルラーシステムの同期信号が送信されるサブフレームを含む1つ以上のサブフレームであり、上記第2の期間は、上記同期信号が送信されるサブフレームを含まない1つ以上の他のサブフレームである。
また、本開示によれば、セルラーシステムと無線LANとの間で共用される周波数帯域における上記セルラーシステムの通信が行われる第1の期間、又は、上記周波数帯域における上記セルラーシステムの通信が停止される第2の期間に関する情報を取得する取得部と、上記第1の期間又は上記第2の期間の開始に合わせて、上記周波数帯域における無線LANフレームの送信を行う通信処理部と、を備える装置が提供される。上記無線LANフレームは、NAVを設定するための持続時間情報を含む。
また、本開示によれば、セルラーシステムと無線LANとの間で共用される周波数帯域における上記セルラーシステムの通信が行われる第1の期間、又は、上記周波数帯域における上記セルラーシステムの通信が停止される第2の期間を示す情報を取得する取得部と、上記情報に基づいて、上記周波数帯域を対象とする測定を行う測定部と、を備える装置が提供される。上記第1の期間は、上記セルラーシステムの同期信号が送信されるサブフレームを含む1つ以上のサブフレームであり、上記第2の期間は、上記同期信号が送信されるサブフレームを含まない1つ以上の他のサブフレームである。
また、本開示によれば、セルラーシステムと無線LANとの間で共用される周波数帯域において当該セルラーシステムの基地局により送信される無線LANフレームの受信に応じて、当該無線LANフレームに含まれる持続時間情報を取得する取得部と、上記持続時間情報に基づいて、上記周波数帯域についてのNAVを設定する通信処理部と、を備える装置が提供される。
以上説明したように本開示によれば、セルラーシステムと無線LANとの間で共用される周波数帯域おけるセルラーシステムの通信のための同期を端末装置がより容易に維持することが可能になる。なお、上記の効果は必ずしも限定的なものではなく、上記効果とともに、又は上記効果に代えて、本明細書に示されたいずれかの効果、又は本明細書から把握され得る他の効果が奏されてもよい。
IEEE 802.11に従ったデータ送信の例を説明するための説明図である。 IEEE 802.11に従ったビーコンの送信の例を説明するための説明図である。 PCF動作の一例を説明するための第1の説明図である。 PCF動作の一例を説明するための第2の説明図である。 LTEのフレームフォーマットを説明するための説明図である。 本開示の実施形態に係るシステムの概略的な構成の一例を示す説明図である。 セルラーシステムにおける共用帯域の専有と解放の例を説明するための説明図である。 同実施形態に係る基地局の構成の一例を示すブロック図である。 同実施形態に係る端末装置の構成の一例を示すブロック図である。 同実施形態に係るアクセスポイントの構成の一例を示すブロック図である。 同実施形態に係るステーションの構成の一例を示すブロック図である。 実行期間及び停止期間の一例を説明するための説明図である。 、第1の実施形態に係る基地局の処理の概略的な流れの一例を示すフローチャートである。 基地局により送信される無線LANフレームを受信する無線LANノードの動作を説明するための説明図である。 第1の実施形態の第1の変形例に係る基地局の処理の概略的な流れの一例を示すフローチャートである。 アクセスポイントにより送信されるビーコンフレームを受信するステーション400の動作を説明するための説明図である。 第1の実施形態の第2の変形例に係るアクセスポイントの処理の概略的な流れの第1の例を示すフローチャートである。 第1の実施形態の第2の変形例に係る無線LANノードの処理の概略的な流れの第2の例を示すフローチャートである。 ビーコンフレームの送信と共用帯域における通信の第1の例を説明するための説明図である。 ビーコンフレームの送信と共用帯域における通信の第2の例を説明するための説明図である。 第2の実施形態に係る基地局の処理の概略的な流れの第1の例を示すフローチャートである。 第2の実施形態に係る基地局の処理の概略的な流れの第2の例を示すフローチャートである。 第1のケースにおけるビーコンフレームの送信とそれに関連する動作の第1の例を説明するための説明図である。 第1のケースにおけるビーコンフレームの送信とそれに関連する動作の第2の例を説明するための説明図である。 第1のケースにおけるビーコンフレームの送信とそれに関連する動作の第3の例を説明するための説明図である。 第2のケースにおけるビーコンフレームの送信とそれに関連する動作の第1の例を説明するための説明図である。 第2のケースにおけるビーコンフレームの送信とそれに関連する動作の第2の例を説明するための説明図である。 第3の実施形態に係る基地局の処理の概略的な流れの一例を示すフローチャートである。 第3の実施形態に係るアクセスポイントの処理の概略的な流れの第1の例を示すフローチャートである。 第3の実施形態に係るアクセスポイントの処理の概略的な流れの第2の例を示すフローチャートである。 eNBの概略的な構成の第1の例を示すブロック図である。 eNBの概略的な構成の第2の例を示すブロック図である。 スマートフォンの概略的な構成の一例を示すブロック図である。 カーナビゲーション装置の概略的な構成の一例を示すブロック図である。 無線アクセスポイントの概略的な構成の一例を示すブロック図である。
以下に添付の図面を参照しながら、本開示の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
なお、説明は以下の順序で行うものとする。
1.はじめに
2.システムの概略的な構成
3.各装置の構成
3.1.基地局の構成
3.2.端末装置の構成
3.3.アクセスポイントの構成
3.4.ステーションの構成
4.第1の実施形態
4.1.概略
4.2.技術的特徴
4.3.処理の流れ
4.4.第1の変形例
4.5.第2の変形例
5.第2の実施形態
5.1.概略
5.2.技術的特徴
5.3.処理の流れ
6.第3の実施形態
6.1.概略
6.2.技術的特徴
6.3.処理の流れ
7.応用例
7.1.基地局に関する応用例
7.2.端末装置/ステーションに関する応用例
7.3.アクセスポイントに関する応用例
8.まとめ
<<1.はじめに>>
まず、図1〜図5を参照して、周波数帯域の共用、無線LANに関する技術、及びセルラーシステムに関する技術を説明する。
(1)周波数帯域の共用
(a)周波数共用の背景
セルラーシステムにおいて使用可能なさらなる周波数帯域が求められている。例えば、セルラーシステムにおいて使用可能なさらなる周波数帯域として、5GHz帯が考えられる。
しかし、5GHz帯は、無線LANでも使用されている。そのため、セルラーシステムにおいて5GHz帯が使用される場合には、例えば、5GHz帯は、セルラーシステムと無線LANとの間で共用(share)される。具体的には、例えば、5GHz帯の周波数帯域(例えば、無線LANのチャネル)が、ある時間には無線LANにおいて使用され、別の時間にはセルラーシステムにおいて使用される。これにより、5GHz帯の周波数利用効率が向上する。なお、無線LAN規格には、IEEE802.11a、11b、11g、11n、11ac及び11adなどがあり、これらの規格は、MAC(Media Access Control)層としてIEEE802.11を採用することを特徴とする。
(b)共用の手法
無線LANのノード(アクセスポイント及びステーション)は、世の中に既に広く普及している。そのため、後方互換性(Backward Compatibility)の観点から、無線LANのノードの動作が変更されるのではなく、セルラーシステムと無線LANとの間で周波数帯域を共用するための仕組みが、LTE(Long Term Evolution)の技術として検討され、LTEの新たな規格として定められることが望ましい。なお、上記新たな規格に準拠した端末装置は、セルラーシステムと無線LANとの間で共用される周波数帯域(以下、「共用帯域」と呼ぶ)を使用するが、上記新たな規格に準拠しない端末装置は、共用帯域を使用しないと考えられる。
(c)コンポーネントキャリアとしての使用
LTE、LTE−Advanced又はこれらに準ずる通信規格に準拠したセルラーシステムでは、共用帯域は、例えば、コンポーネントキャリア(CC:Component Carrier)として使用されるであろう。さらに、セルラーシステム用の周波数帯域がPCCとして使用され、共用帯域はSCCとして使用されることが、想定される。また、セルラーシステム用の周波数帯域を使用して制御信号及びデータ信号が送受信され、共用帯域を使用してデータ信号が送受信され得る。
(d)フェアな共用
共用帯域はセルラーシステムと無線LANとの間でフェアに共用されることが望ましい。無線LANでは、CSMA(Carrier Sense Multiple Access)に従ってチャネル(共用帯域)がフェアに共用されているので、例えば、セルラーシステムと無線LANとの間でも、CSMAを考慮した手法で、チャネル(共用帯域)がフェアに共用されることが望ましい。
フェアな共用として、様々な共用が考え得る。例えば、フェアな共用は、「無線LANで共用帯域を使用する機会と、セルラーシステムで当該共用帯域を使用する機会とが、同様に与えられること」と定義され得る。即ち、実際の通信量がセルラーシステムと無線LANとの間で同じであることではなく、通信の機会がセルラーシステムと無線LANとの間で同じであることが、フェアな共用とみなされ得る。
一例として、共用帯域が、セルラーシステムにおいて一定期間使用されると、その後、当該共用帯域は、同程度の期間当該セルラーシステムの使用から解放される。
(2)無線LANに関する技術
(a)データ送信
図1を参照して、IEEE 802.11に従ったデータ送信の例を説明する。図1は、IEEE 802.11に従ったデータ送信の例を説明するための説明図である。
IEEE 802.11では、DATAフレーム及びACKフレームが基本のフレームである。ACKフレームは、DATAフレームが正しく受信された時に、DATAフレームの受信の成功を送信側に知らせるためのフレームである。無線LANでは、DATAフレーム及びACKフレームのみにより無線通信が行われ得るが、一般的に、さらにRTS(Request To Send)フレーム及びCTS(Clear To Send)フレームという2つのフレームが使用される。
無線LANのノードは、RTSフレームを送信する前に、DIFS(DCF (Distributed Coordination Function) InterFrame Space)という期間の間、信号が送信されていないことを確認する。これは、キャリアセンスと呼ばれる。DIFSが経過した時点で各ノードが同時に信号を送信し始めると、信号が衝突してしまう。そのため、各ノードは、ノードごとにランダムに設定されるバックオフ時間だけ待機し、バックオフ時間の間にも信号が送信されていなければ信号を送信する。
基本的には、ノードは、いずれかの信号を検出している間は、信号を送信できない。しかし、隠れ端末問題(hidden node problem)というものが存在するので、NAV(Network Allocation Vector)という値の設定のための持続時間(Duration)フィールドを含むRTSフレーム及びCTSフレームが追加された。当該持続時間フィールドに含まれる値に基づいて、NAVが設定される。NAVを設定したノードは、当該NAVの期間にわたって信号の送信を控える。
まず、DATAフレームを送信する第1のノードがRTSフレームを送信する。すると、当該第1のノードの周囲に位置する他のノードは、RTSフレームを受信し、RTSフレームの中の持続時間フィールドに含まれる値を取得する。そして、当該他のノードは、例えば、自身のNAVを、取得された上記値に設定し、当該NAVの期間にわたって信号の送信を控える。例えば、当該NAVの期間は、RTSフレームの終了からACKフレームの終了までの期間である。
また、DATAフレームを受信する第2のノードが、RTSフレームの受信に応じて、RTSフレームの終了からSIFS(Short InterFrame Space)だけ後に、CTSフレームを送信する。すると、上記第2のノードの周囲に位置する他のノードは、CTSフレームを受信し、CTSフレームの中の持続時間フィールドに含まれる値を取得する。そして、当該他のノードは、例えば、自身のNAVを、取得された上記値に設定し、当該NAVの期間にわたって信号の送信を控える。当該NAVの期間は、CTSフレームの終了からACKフレームの終了までの期間である。これにより、例えば、上記第1のノードの近くにはいないが、上記第2のノードの近くにいる他のノード(即ち、上記第1のノードにとっての隠れ端末(hidden node))が、上記第1のノードと上記第2のノードとの通信の間に信号を送信することを、防ぐことができる。
なお、RTSフレームは、持続時間フィールドの他に、フレーム制御フィールド、受信アドレスフィールド、送信アドレスフィールド及びFCS(Frame Check Sequence)を含む。また、CTSフレームは、持続時間フィールドの他に、フレーム制御フィールド、受信アドレスフィールド及びFCSを含む。
また、IEEE802.11シリーズの規格におけるDIFS及びSIFSは、例えば以下のような長さを有する。
Figure 2016047279
(b)ビーコン
図2を参照して、IEEE 802.11におけるビーコンを説明する。
(b−1)ビーコンフレーム
IEEE 802.11では、管理フレーム(Management Frame)、制御フレーム(Control Frame)及びデータフレーム(Data Frame)という3つのタイプのMACフレームがある。上述したRTSフレーム、CTSフレーム及びACKフレームは、制御フレームであり、ビーコンフレームは、管理フレームである。
ビーコンフレームも、他のフレーム(例えば、RTSフレーム、CTSフレーム、ACKフレーム、及びデータフレーム)と同様の構造を有し、他のフレームとは異なる情報を含んでいる。
なお、MACフレームの中のヘッダには、フレームタイプを示すためのフィールド(タイプフィールド及びサブタイプフィールド)がある。ビーコンフレーム、RTSフレーム、CTSフレーム、ACKフレーム、及びデータフレームの各々では、上記フィールドに以下のような値が含まれている。
Figure 2016047279
(b−2)ビーコンフレームに含まれる情報
IEEE 802.11では、アクセスポイントが周期的にビーコンフレームを送信する。ステーションは、当該ビーコンフレームの受信により、アクセスポイントについての情報を取得することができる。無線LANにおけるビーコンフレームは、セルラーシステムにおけるシステム情報に対応するとも言える。
例えば、ビーコンフレームには、ビーコン間隔(beacon interval)が含まれる。ビーコン間隔は、ビーコンの送信の時間間隔である。ステーションは、当該ビーコン間隔から、次のビーコンが送信されるおおよその時間を知ることができる。ビーコン間隔は、20ms〜1000msの間で10msの粒度で設定可能である。例えば、ビーコン間隔は、100msに設定される。
例えば、ビーコンフレームには、タイムスタンプが含まれる。タイムスタンプは、アクセスポイントとステーションとの間での時間同期のために用いられる情報である。
例えば、ビーコンフレームには、サービスセットID(service set ID)が含まれる。無線LANにおけるサービスセットIDは、セルラーシステムにおけるセルIDに対応するとも言える。
なお、例えば、ビーコンフレームには、サポートする変調方式、及びチャネルなどの他の情報が含まれる。
(b−3)ビーコンフレームの送信
アクセスポイントは、ビーコン間隔でビーコンフレームの送信を試みる。アクセスポイントは、ビーコンフレームの送信の際にも、DIFSにわたるキャリアセンスを行い、バックオフ時間だけ待機する。そのため、チャネルが他のノードにより専有されていた場合には、アクセスポイントがビーコンフレームを送信する時間は、後方にシフトされる。以下、この点について図2を参照して具体例を説明する。
図2は、IEEE 802.11に従ったビーコンの送信の例を説明するための説明図である。例えば、アクセスポイントは、DIFSにわたるキャリアセンスを行い、バックオフ時間だけ待機した後に、ビーコンフレーム71を送信する。さらに、アクセスポイントは、ビーコン間隔72の経過後に、ビーコンフレーム73を送信する。その後、ビーコン間隔74の経過後には、他のノードによる信号の送信に起因してチャネルがビジー状態になっている。そのため、アクセスポイントは、ビジー状態の終了後に、DIFSにわたるキャリアセンスを行い、バックオフ時間だけ待機した後に、ビーコンフレーム75を送信する。その後、アクセスポイントは、ビーコン間隔76の経過後に、ビーコンフレーム77を送信する。
以上のように、アクセスポイントは、DIFSにわたるキャリアセンスを行い、バックオフ時間だけ待機した後に、ビーコンフレームを送信する。
(c)PCF
上述したコンテンションベースの方式は、DCF(Distributed Control Function)と呼ばれる。一方、無線LANでは、DCFに加えて、PCF(Point Coordination Function)と呼ばれるノンコンテンションベースの方式が用意されている。DCFは分散制御によるアクセス方式であり、PCFは集中制御によるアクセス方式であると言える。
PCFでは、アクセスポイントが、無線LANのチャネルにおいてステーションへのポーリングを行い、当該ステーションが、当該チャネルにおいて無線LANフレームを送信する。以下、図3及び図4を参照して、PCF動作の具体例を説明する。
図3は、PCF動作の一例を説明するための第1の説明図である。図3を参照すると、アクセスポイント81及びステーション83、85、87が示されている。アクセスポイント81は、ステーション83、85、87の各々にポーリングを行う。即ち、アクセスポイント81は、ステーション83、85、87の各々へCF−Pollフレームを送信する。ステーション83、85、87の各々は、当該CF−Pollフレームの受信に応じて、データフレームを送信する。
図4は、PCF動作の一例を説明するための第2の説明図である。図4を参照すると、アクセスポイント81及びステーション83、85、87が示されている。まず、アクセスポイント81は、CF(Contention Free)パラメータを含むビーコンフレーム91を送信する。当該CPパラメータは、NAVを設定するための持続時間(duration)情報を含み、ビーコンフレーム91を受信したステーション83、85、87は、上記持続時間情報に基づいて、NAVを設定する。ビーコンフレーム91の後に、アクセスポイント81は、ステーション83宛のData+CF−Pollフレーム92を送信し、ステーション83は、アクセスポイント81宛のData+CF−ACKフレーム93を送信する。さらに、アクセスポイント81は、ステーション85宛のCF−ACK+CF−Pollフレーム94を送信し、ステーション85は、アクセスポイント81宛のDataフレーム95を送信する。さらに、アクセスポイント81は、ステーション87宛のDATA+CF−ACK+CF−Pollフレーム96を送信し、ステーション87は、アクセスポイント81宛のData+CF−ACKフレーム97を送信する。その後、AP81は、CF−END+CF−ACKフレームを送信する。そして、アクセスポイント81は、ビーコンフレーム99を送信する。アクセスポイント81は、DIFS及びバックオフ時間ではなく、より短い時間であるPIFS(Polling InterFrame Space)の経過後に、ビーコンフレームを送信する。以上のように、PCFでは、ビーコンフレームの送信によりNAVが設定され、NAVの設定により無線LANの通信が抑制されている間に、ポーリング及びデータの送受信が行われる。
なお、PCFはノンコンテンションベースの方式であると述べたが、これは、コンテンションが一切なくなることを意味しない。上述したように、PCF動作により、1つのアクセスポイント、及び当該1つのアクセスポイントの近くの1つ以上のステーションの中で、コンテンションがなくなり得る。しかし、1つのアクセスポイント(及び当該1つのアクセスポイントの近くの1つ以上のステーション)と他のアクセスポイント(及び当該他のアクセスポイントの近くの1つ以上のステーション)との間には、コンテンションが存在し得る。
(3)セルラーシステムに関する技術
(a)フレームフォーマット
図5を参照して、LTEのフレームフォーマットを説明する。図5は、LTEのフレームフォーマットを説明するための説明図である。
まず、LTEでは、無線フレーム(Radio Frame)という時間の単位が用いられる。1無線フレームは、10msである。個々の無線フレームは、0〜1023のいずれかであるSFN(System Frame Number)により識別される。
無線フレームは、#0〜#9により各々識別される10個のサブフレームを含む。各サブフレームは、1msである。さらに、各サブフレームは、2個のスロットを含み、各スロットは、例えば7個のOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)シンボルを含む。即ち、各サブフレームは、14個のOFDMシンボルを含む。なお、図5に示されるフレームフォーマットは、ダウンリンクのフレームフォーマットであり、アップリンクのフレームフォーマットは、OFDMシンボルの代わりに、SC−FDMA(Single Carrier Frequency Division Multiple Access)シンボルを含む。
(b)キャリアアグリゲーション
(b−1)コンポーネントキャリア
リリース10のキャリアアグリゲーションでは、最大で5つのコンポーネントキャリア(CC)が束ねられて、UE(User Equipment)により使用される。各CCは、最大20MHz幅の帯域である。キャリアアグリゲーションでは、周波数方向で連続するCCが使用される場合と、周波数方向で離れたCCが使用される場合とがある。キャリアアグリゲーションでは、使用されるCCをUE毎に設定することが可能である。
(b−2)PCCとSCC
キャリアアグリゲーションでは、UEにより使用される複数のCCのうちの1つが特別なCCである。当該1つの特別なCCは、PCC(Primary Component Carrier)と呼ばれる。また、上記複数のCCのうちの残りは、SCC(Secondary Component Carrier)と呼ばれる。PCCは、UEによって異なり得る。
PCCは、複数のCCの中で最も重要なCCであるので、通信品質が最も安定しているCCであることが望ましい。なお、どのCCをPCCとするかは、実際には、どのように実装するかに依存する。
SCCは、PCCに追加される。また、追加された既存のSCCは、削除されることが可能である。なお、SCCの変更は、既存のSCCの削除と新たなSCCの追加により行われる。
(b−3)PCCの決定手法及び変更手法
UEの接続が最初に確立され、UEの状態が、RRC(Radio Resource Control) IdleからRRC Connectedに遷移する場合には、UEが接続の確立の際に使用するCCが、当該UEにとってのPCCとなる。より具体的には、接続確立(Connection Establishment)の手続きを通じて接続が確立される。その際に、UEの状態は、RRC IdleからRRC Connectedに遷移する。また、上記手続きに使用されるCCが、上記UEにとってのPCCとなる。なお、上記手続きは、UE側から開始される手続きである。
また、PCCの変更は、周波数間ハンドオーバにより行われる。より具体的には、接続再構成(Connection Reconfiguration)の手続きにおいてハンドオーバが指示されると、PCCのハンドオーバが行われ、PCCが変更される。なお、上記手続きは、ネットワーク側から開始される手続きである。
(b−4)SCCの追加
上述したように、SCCは、PCCに追加される。その結果、SCCは、PCCに付随する。換言すると、SCCは、PCCに従属する。SCCの追加は、接続再構成の手続きを通じて行われることが可能である。なお、当該手続きは、ネットワーク側から開始される手続きである。
(b−5)SCCの削除
上述したように、SCCは、削除されることができる。SCCの削除は、接続再構成の手続きを通じて行われることが可能である。具体的には、メッセージの中で指定される特定のSCCが削除される。なお、上記手続きは、ネットワーク側から開始される手続きである。
また、全てのSCCの削除は、接続再確立(Connection Re-establishment)の手続きを通じて行われることが可能である。
(b−6)PCCの特別な役割
接続確立の手続き、NAS(Non-Access Stratum)シグナリングの送受信、及び物理アップリンク制御チャネル(PUCCH:Physical Uplink Control Channel)でのアップリンク制御信号の送受信は、SCCでは行われず、PCCのみで行われる。
また、無線リンク障害(RLF:Radio Link Failure)の検出及びその後の接続再確立の手続きも、SCCでは行われず、PCCのみで行われる。
(b−7)キャリアアグリゲーションのためのバックホールの条件
例えば、SCCのダウンリンク信号に対するACK(Acknowledgement)は、PCCのPUCCHで送信される。上記ACKは、eNB(evolved Node B)によるデータの再送に使用されるので、上記ACKの遅延は許容されない。したがって、UEにとってのPCCであるCCを使用する第1のeNBと、UEにとってのSCCであるCCを使用する第2のeNBとが異なる場合には、当該第1のeNBと当該第2のeNBとの間のバックホールでの遅延はせいぜい10ms程度であることが望まれる。
<<2.通信システムの概略的な構成>>
図6及び図7を参照して、本開示の実施形態に係るシステム1の概略的な構成を説明する。図6は、本開示の実施形態に係るシステム1の概略的な構成の一例を示す説明図である。図4を参照すると、システム1は、基地局100、端末装置200、アクセスポイント300、及びステーション400を含む。
(1)基地局100
基地局100は、セルラーシステムの基地局である。例えば、当該セルラーシステムは、LTE、LTE−Advanced、又はこれらに準ずる通信規格に準拠したシステムであり、基地局100は、当該通信規格に従って動作する。基地局100は、スモールセルであってもよく、又はマクロセルであってもよい。
(a)周波数帯域
(a−1)セルラーシステム用の周波数帯域
基地局100は、上記セルラーシステム用の周波数帯域での無線通信を行う。例えば、当該周波数帯域は、上記セルラーシステム用のコンポーネントキャリアである。
上記セルラーシステム用の上記周波数帯域は、ライセンスバンド(licensed band)に含まれる周波数帯域である。
(a−2)共用帯域
とりわけ本開示の実施形態では、基地局100は、さらに、上記セルラーシステムと無線LANとの間で共用される周波数帯域(即ち、共用帯域)での無線通信を行う。例えば、当該共用帯域は、無線LANのチャネルである。より具体的には、例えば、当該共用帯域は、5GHz帯(又は2.4GHz帯)のチャネルであり、20MHzの帯域幅を有する。なお、上記共用帯域は、これらの例に限られず、3.5GHz帯又は60GHz帯などの他のバンドに含まれる周波数帯域であってもよい。
上記共用帯域は、アンライセンスバンド(unlicensed band)に含まれる周波数帯域である。
(b)端末装置との無線通信
基地局100は、端末装置(例えば、端末装置200)との無線通信を行う。例えば、基地局100は、基地局100のセル10内に位置する端末装置との無線通信を行う。具体的には、例えば、基地局100は、端末装置へのダウンリンク信号を送信し、端末装置からのアップリンク信号を受信する。
(2)端末装置200
(a)セルラーシステムにおける無線通信
端末装置200は、上記セルラーシステムにおいて通信可能な端末装置である。上述したように、例えば、上記セルラーシステムは、LTE、LTE−Advanced、又はこれらに準ずる通信規格に準拠したシステムであり、端末装置200は、当該通信規格に従って動作する。
端末装置200は、上記セルラーシステム用の上記周波数帯域での無線通信を行う。さらに、例えば、端末装置200は、上記共用帯域での無線通信を行う。
端末装置200は、基地局(例えば、基地局100)との無線通信を行う。例えば、端末装置200は、基地局のセル(例えば、基地局100のセル10)内に位置する場合に、当該基地局との無線通信を行う。具体的には、例えば、端末装置200は、基地局からのダウンリンク信号を受信し、基地局100へのアップリンク信号を送信する。
(b)無線LANにおける無線通信
さらに、端末装置200は、無線LANにおいても通信可能であってもよい。例えば、端末装置200は、IEEE802.11規格(例えば、IEEE802.11a、11b、11g、11n、11ac又は11adなど)に従って動作してもよい。
端末装置200は、上記共用帯域、又は無線LANの他のチャネルにおいて、アクセスポイントとの無線通信を行ってもよい。即ち、端末装置200は、無線LANのステーションとして動作してもよい。
(3)アクセスポイント300
アクセスポイント300は、無線LANのアクセスポイントである。例えば、アクセスポイント300は、IEEE802.11規格(例えば、IEEE802.11a、11b、11g、11n、11ac又は11adなど)に従って動作する。
例えば、アクセスポイント300は、上記共用帯域、又は無線LANの他のチャネルにおいて、無線LANのステーション(例えば、ステーション400)との無線通信を行う。
(4)ステーション400
ステーション400は、無線LANのステーションである。例えば、ステーション400は、IEEE802.11規格(例えば、IEEE802.11a、11b、11g、11n、11ac又は11adなど)に従って動作する。
例えば、ステーション400は、上記共用帯域、又は無線LANの他のチャネルにおいて、無線LANのアクセスポイント(例えば、アクセスポイント300)との無線通信を行う。
(5)セルラーシステムにおける共用帯域の使用
(a)共用帯域の占有及び解放
例えば、基地局100は、所定時間にわたり上記共用帯域を占有し、その後、上記共用帯域を解放する。即ち、基地局100は、所定の期間にわたり上記共用帯域での無線通信を行い、その後、上記共用帯域での無線通信を停止する。以下、この点について図7を参照して具体例を説明する。
図7は、セルラーシステムにおける共用帯域の専有と解放の例を説明するための説明図である。図7を参照すると、例えば、基地局100は、共用帯域のビジー状態の終了後に、SIFS(Short InterFrame Space)及びセルラーIFS(即ち、セルラーシステム用のIFS)だけ待機し、所定の期間にわたり、共用帯域における無線通信(セルラーシステムの無線通信)を行う。その後、基地局100は、上記共用帯域における無線通信を停止する(即ち、無線LANのために上記共用帯域を解放する)。例えば、SIFSは1usであり、セルラーIFSは10usであり、DIFSは34usである。そのため、基地局100は、上記共用帯域のビジー状態の終了後に、無線LANのノードよりも先に信号を送信することができる。
(b)キャリアアグリゲーション
例えば、上記共用帯域は、上記セルラーシステムにおいてコンポーネントキャリアとして使用される。例えば、上記セルラーシステム用の周期数帯域は、端末装置にとってのプライマリコンポーネントキャリア(PCC)又はセカンダリコンポーネントキャリア(SCC)として使用され、上記共用帯域は、端末装置にとってのSCCとして使用される。
さらに、例えば、制御信号の送信には、上記セルラーシステム用の周期数帯域が使用され、上記共用帯域は、データ信号の送信に使用される。なお、上記共用帯域は、ダウンリンク専用の周波数帯域として使用され得る。
<<3.各装置の構成>>
続いて、図8〜図11を参照して、各装置の構成の一例を説明する。
<3.1.基地局の構成>
まず、図8を参照して、本開示の実施形態に係る基地局100の構成の一例を説明する。図8は、本開示の実施形態に係る基地局100の構成の一例を示すブロック図である。図8を参照すると、基地局100は、アンテナ部110、無線通信部120、ネットワーク通信部130、記憶部140及び処理部150を備える。
(1)アンテナ部110
アンテナ部110は、無線通信部120により出力される信号を電波として空間に放射する。また、アンテナ部110は、空間の電波を信号に変換し、当該信号を無線通信部120へ出力する。
(2)無線通信部120
無線通信部120は、信号を送受信する。例えば、無線通信部120は、セルラーシステム用の周波数帯域、及び/又はセルラーシステムと無線LANとの間で共用される周波数帯域(即ち、共用帯域)で、信号を送受信する。
(3)ネットワーク通信部130
ネットワーク通信部130は、情報を送受信する。例えば、ネットワーク通信部130は、他のノードへの情報を送信し、他のノードからの情報を受信する。例えば、上記他のノードは、他の基地局及びコアネットワークノードを含む。
(4)記憶部140
記憶部140は、基地局100の動作のためのプログラム及びデータを一時的に又は恒久的に記憶する。
(5)処理部150
処理部150は、基地局100の様々な機能を提供する。処理部150は、情報取得部151及び通信処理部153を含む。なお、処理部150は、これらの構成要素以外の他の構成要素をさらに含み得る。即ち、処理部150は、これらの構成要素の動作以外の動作も行い得る。
情報取得部151及び通信処理部153の動作は後に詳細に説明する。
<3.2.端末装置の構成>
次に、図9を参照して、本開示の実施形態に係る端末装置200の構成の一例を説明する。図9は、本開示の実施形態に係る端末装置200の構成の一例を示すブロック図である。図9を参照すると、端末装置200は、アンテナ部210、無線通信部220、記憶部230及び処理部240を備える。
(1)アンテナ部210
アンテナ部210は、無線通信部220により出力される信号を電波として空間に放射する。また、アンテナ部210は、空間の電波を信号に変換し、当該信号を無線通信部220へ出力する。
(2)無線通信部220
無線通信部220は、信号を送受信する。例えば、無線通信部220は、セルラーシステム用の周波数帯域、及び/又はセルラーシステムと無線LANとの間で共用される周波数帯域(即ち、共用帯域)で、信号を送受信する。
(3)記憶部230
記憶部230は、端末装置200の動作のためのプログラム及びデータを一時的に又は恒久的に記憶する。
(4)処理部240
処理部240は、端末装置200の様々な機能を提供する。処理部240は、情報取得部241、測定部243及び通信処理部245を含む。なお、処理部240は、これらの構成要素以外の他の構成要素をさらに含み得る。即ち、処理部240は、これらの構成要素の動作以外の動作も行い得る。
情報取得部241、測定部243及び通信処理部245の動作は後に詳細に説明する。
<3.3.アクセスポイントの構成>
次に、図10を参照して、本開示の実施形態に係るアクセスポイント300の構成の一例を説明する。図10は、本開示の実施形態に係るアクセスポイント300の構成の一例を示すブロック図である。図10を参照すると、アクセスポイント300は、アンテナ部310、無線通信部320、ネットワーク通信部330、記憶部340及び処理部350を備える。
(1)アンテナ部310
アンテナ部310は、無線通信部320により出力される信号を電波として空間に放射する。また、アンテナ部310は、空間の電波を信号に変換し、当該信号を無線通信部320へ出力する。
(2)無線通信部320
無線通信部320は、信号を送受信する。例えば、無線通信部320は、セルラーシステムと無線LANとの間で共用される周波数帯域(即ち、共用帯域)で、信号を送受信する。無線通信部320は、さらに他の周波数帯域(無線LANのチャネル)で、信号を送受信してもよい。
(3)ネットワーク通信部330
ネットワーク通信部330は、情報を送受信する。例えば、ネットワーク通信部330は、他のノードへの情報を送信し、他のノードからの情報を受信する。
(4)記憶部340
記憶部340は、アクセスポイント300の動作のためのプログラム及びデータを一時的に又は恒久的に記憶する。
(5)処理部350
処理部350は、アクセスポイント300の様々な機能を提供する。処理部350は、情報取得部351及び通信処理部353を含む。なお、処理部350は、これらの構成要素以外の他の構成要素をさらに含み得る。即ち、処理部350は、これらの構成要素の動作以外の動作も行い得る。
情報取得部351及び通信処理部353の動作は後に詳細に説明する。
<3.4.ステーションの構成>
次に、図11を参照して、本開示の実施形態に係るステーション400の構成の一例を説明する。図11は、本開示の実施形態に係るステーション400の構成の一例を示すブロック図である。図11を参照すると、ステーション400は、アンテナ部410、無線通信部420、記憶部430及び処理部440を備える。
(1)アンテナ部410
アンテナ部410は、無線通信部420により出力される信号を電波として空間に放射する。また、アンテナ部410は、空間の電波を信号に変換し、当該信号を無線通信部420へ出力する。
(2)無線通信部420
無線通信部420は、信号を送受信する。例えば、無線通信部420は、セルラーシステム用の周波数帯域、及び/又はセルラーシステムと無線LANとの間で共用される周波数帯域(即ち、共用帯域)で、信号を送受信する。
(3)記憶部430
記憶部430は、ステーション400の動作のためのプログラム及びデータを一時的に又は恒久的に記憶する。
(4)処理部440
処理部440は、ステーション400の様々な機能を提供する。処理部440は、情報取得部441及び通信処理部443を含む。なお、処理部440は、これらの構成要素以外の他の構成要素をさらに含み得る。即ち、処理部440は、これらの構成要素の動作以外の動作も行い得る。
情報取得部441及び通信処理部443の動作は後に詳細に説明する。
<<4.第1の実施形態>>
続いて、図12〜図18を参照して、本開示の第1の実施形態を説明する。
<4.1.概略>
(1)技術的課題
例えば、セルラーシステムと無線LANとの間で周波数帯域(例えば、5GHz帯に含まれる無線LANのチャネル)が共用される。この場合に、ある期間では、上記周波数帯域(即ち、共用帯域)においてセルラーシステムの通信が行われ、別の期間では、上記周波数帯域において無線LANの通信が行われる。
しかし、上記周波数帯域において無線LANの通信が行われる期間によっては、上記周波数帯域におけるセルラーシステムの通信のための同期を維持することが端末装置にとって困難になり得る。
例えば、上記周波数帯域において無線LANの通信が行われる期間にわたって、上記周波数帯域においてセルラーシステムの同期信号が送信されず、端末装置は、上記周波数帯域において上記同期信号を受信することができない。そのため、上記期間が長い場合には、例えば、端末装置は、上記周波数帯域における上記セルラーシステムの通信のための同期を維持できない。その結果、例えば、端末装置は、上記期間の後に、当該同期を再び獲得することになり、上記セルラーシステムにおける上記周波数帯域の利用効率が低くなり得る。
また、例えば、上記周波数帯域において無線LANの通信が行われる期間が短い場合であっても、セルラーシステムの同期信号が送信されるサブフレーム内で上記周波数帯域において無線LANの通信が行われれば、端末装置は、上記同期信号を受信することができない。そのため、例えば、端末装置は、上記周波数帯域における上記セルラーシステムの通信のための同期を維持できない。その結果、例えば、端末装置は、当該同期を再び獲得することになり、上記セルラーシステムにおける上記周波数帯域の利用効率が低くなり得る。
そこで、セルラーシステムと無線LANとの間で共用される周波数帯域(即ち、共用帯域)おけるセルラーシステムの通信のための同期を端末装置がより容易に維持することを可能にする仕組みが提供されることが望ましい。
(2)技術的手段
第1の実施形態では、基地局100は、第1の期間(以下、「実行期間」と呼ぶ)内で、セルラーシステムと無線LANとの間で共用される周波数帯域(即ち、共用帯域)における上記セルラーシステムの通信を行い、第2の期間(以下、「停止期間」と呼ぶ)内で、上記周波数帯域における上記セルラーシステムの通信を停止する。上記実行期間は、上記セルラーシステムの同期信号が送信されるサブフレームを含む1つ以上のサブフレームであり、上記停止期間は、上記同期信号が送信されるサブフレームを含まない1つ以上の他のサブフレームである。
これにより、例えば、セルラーシステムと無線LANとの間で共用される周波数帯域(即ち、共用帯域)おけるセルラーシステムの通信のための同期を端末装置がより容易に維持することが可能になる。
<4.2.技術的特徴>
次に、図12を参照して、第1の実施形態に係る技術的特徴を説明する。
(1)共用帯域における通信の実行/停止
上述したように、基地局100(通信処理部153)は、第1の期間(即ち、実行期間)内で、セルラーシステムと無線LANとの間で共用される周波数帯域(即ち、共用帯域)における上記セルラーシステムの通信を行い、第2の期間(即ち、停止期間)内で、上記周波数帯域における上記セルラーシステムの通信を停止する。
(a)共用帯域
(a−1)共用帯域の例
例えば、上記共用帯域は、無線LANのチャネルである。より具体的には、例えば、当該共用帯域は、5GHz帯(又は2.4GHz帯)のチャネルであり、20MHzの帯域幅を有する。
なお、上記共用帯域は、これらの例に限られず、3.5GHz帯又は60GHz帯などの他のバンドに含まれる周波数帯域であってもよい。
(a−2)CCとしての使用
例えば、基地局100は、上記共用帯域をコンポーネントキャリア(CC)として使用する。より具体的には、例えば、基地局100は、上記共用帯域を、端末装置のセカンダリコンポーネントキャリア(SCC)として使用する。
(a−3)ダウンリンク専用の周波数帯域
基地局100は、上記共用帯域をダウンリンク専用の周波数帯域として使用し得る。即ち、基地局100は、上記共用帯域においてダウンリンク信号の送信のみを行い得る。
(b)実行期間/停止期間
(b−1)同期信号
上述したように、上記実行期間は、上記セルラーシステムの同期信号が送信されるサブフレームを含む1つ以上のサブフレームであり、上記停止期間は、上記同期信号が送信されるサブフレームを含まない1つ以上の他のサブフレームである。
例えば、上記実行期間は、PSS(Primary Synchronization Signal)及び/又はSSS(Secondary Synchronization Signal)が送信されるサブフレームを含む1つ以上のサブフレームである。例えば、FDD(Frequency Division Duplex)のケースでは、PSSが送信されるサブフレームは、サブフレーム番号が0、5であるサブフレームであり、SSSが送信されるサブフレームも、サブフレーム番号が0、5であるサブフレームである。例えば、TDD(Time Division Duplex)のケースでは、PSSが送信されるサブフレームは、サブフレーム番号が1、6であるサブフレームであり、SSSが送信されるサブフレームは、サブフレーム番号が0、5であるサブフレームである。
(b−2)所定のサブフレーム番号を有する期間
例えば、上記1つ以上のサブフレーム(即ち、実行期間)は、所定のサブフレーム番号を有するサブフレームであり、上記1つ以上の他のサブフレーム(即ち、停止期間)は、他の所定のサブフレーム番号を有するサブフレームである。
これにより、例えば、共用帯域における通信の仕組みをより容易に設計することが可能になる。
(b−3)繰り返される期間
例えば、上記実行期間及び上記停止期間は、無線フレーム(例えば、10サブフレーム)の周期で繰り返される期間である。例えば、上記実行期間の長さと上記停止期間の長さとの和は、無線フレームの長さ(例えば、10ms)であり、上記実行期間及び上記停止期間は、互いに隣接し、無線フレームの周期(例えば、10msの周期)で繰り返される。
これにより、例えば、各無線フレーム内で共用帯域におけるセルラーシステムの通信を行うことが可能になる。
(b−4)複数の連続するサブフレーム
例えば、上記実行期間は、上記同期信号が送信されるサブフレームを含む複数の連続するサブフレームである。
例えば、上記停止期間は、上記同期信号が送信されるサブフレームを含まない複数の他の連続するサブフレームである。これにより、例えば、無線LANにおいてある程度まとめて上記共用帯域が使用され得る。そのため、無線LANにおける上記共用帯域の利用効率が向上し得る。
(b−5)実行期間/停止期間の例
−実行期間/停止期間の一例
図12は、実行期間及び停止期間の一例を説明するための説明図である。図12を参照すると、12個のサブフレームが示されている。この例では、実行期間21は、サブフレーム番号が5〜1(5、6、7、8、9、0、1)であるサブフレームであり、停止期間23は、サブフレーム番号が2〜4であるサブフレームである。即ち、基地局100は、サブフレーム番号が5〜1であるサブフレーム(即ち、実行期間21)内で、共用帯域におけるセルラーシステムの通信を行い、サブフレーム番号が2〜4であるサブフレーム(即ち、停止期間23)内で、当該共用帯域における当該セルラーシステムの当該通信を停止する。実行期間21及び停止期間23は、無線フレーム(10サブフレーム)の周期で繰り返され、基地局100は、各実行期間21内で、上記共用帯域における通信を行い、各停止期間23内で、上記共用帯域における通信を停止する。
−実行期間/停止期間の他の例
なお、当然ながら、第1の実施形態に係る上記実行期間及び上記停止期間は、図12に示される一例に限定されない。
一例として、上記実行期間は、サブフレーム番号が0〜6であるサブフレームであってもよく、上記停止期間は、サブフレーム番号が7〜9であるサブフレームであってもよい。
別の例として、FDDのケースにおいて、上記実行期間は、サブフレーム番号が0〜5であるサブフレームであってもよく、上記停止期間は、サブフレーム番号が6〜9であるサブフレームであってもよい。あるいは、FDDのケースにおいて、上記実行期間は、サブフレーム番号が5〜0(5、6、7、8、9、0)であるサブフレームであってもよく、上記停止期間は、サブフレーム番号が1〜4であるサブフレームであってもよい。
さらに別の例として、同期信号が送信されるサブフレームの直前のサブフレームも、上記実行期間に含まれてもよい。例えば、FDDのケースにおいて、上記実行期間は、サブフレーム番号が5〜0であるサブフレームではなく、サブフレーム番号が4〜0(4、5、6、7、8、9、0)であるサブフレームであってもよい。この場合に、上記停止期間は、サブフレーム番号が1〜3であるサブフレームであってもよい。これにより、例えば、無線LANフレームが上記停止期間内に終了しない場合であっても、当該無線LANフレームが同期信号に干渉する可能性が低くなる。
(c)セルラーシステムの通信
例えば、上記共用帯域における上記セルラーシステムの通信は、上記共用帯域におけるダウンリンク送信を含む。さらに、当該ダウンリンク送信は、上記同期信号の送信を含む。
なお、上記共用帯域は、ダウンリンク専用の周波数帯域ではなくてもよい。この場合に、上記共用帯域における上記セルラーシステムの通信は、上記共用帯域におけるアップリンク受信を含んでもよい。
(d)実行/停止のための処理
第1の例として、通信処理部153は、上記共用帯域の無線リソースを端末装置に割り当てる。この場合に、通信処理部153は、上記実行期間内の上記共用帯域の無線リソースを1つ以上の端末装置に割り当て、上記停止期間内の上記共用帯域の無線リソースをいずれの端末装置にも割り当てない。
第2の例として、通信処理部153は、上記共用帯域におけるダウンリンク送信のための送信処理(符号化、変調、及び無線リソースへの信号のマッピングなど)を行う。この場合に、通信処理部153は、上記実行期間内でのダウンリンク送信のための送信処理を行い、上記停止期間内でのダウンリンク送信のための送信処理を行いわない。なお、通信処理部153は、上記共用帯域におけるアップリンク受信のための受信処理(無線リソースからの信号のデマッピング、復調及び復号など)を行ってもよい。この場合に、通信処理部153は、上記実行期間内でのアップリンク受信のための受信処理を行い、上記停止期間内でのアップリンク受信のための受信処理を行いわない。
第3の例として、通信処理部153は、上記共用帯域における通信のオン/オフ状態の切替えを行ってもよい。この場合に、通信処理部153は、上記実行期間内での上記共用帯域における通信をオン状態にし、上記停止期間内での上記共用帯域における通信をオフ状態にしてもよい。
例えばこのような処理により、基地局100は、上記実行期間内で上記共用帯域における通信を行い、上記停止期間内で上記共用帯域における通信を停止する。
以上のように、基地局100は、上記実行期間内で上記共用帯域における通信を行い、上記停止期間内で上記共用帯域における通信を停止する。これにより、例えば、共用帯域おけるセルラーシステムの通信のための同期を端末装置がより容易に維持することが可能になる。より具体的には、例えば、無線LANの通信に妨げられることなく、セルラーシステムの同期信号が継続的に送信されるので、端末装置は、当該セルラーシステムの通信のための同期をより容易に維持することができる。
(2)端末装置のための動作
(a)第1の例:期間情報の送信
(a−1)基地局の動作
例えば、基地局100(通信処理部153)は、上記実行期間又は上記停止期間を示す情報(以下、「期間情報」と呼ぶ)を、上記セルラーシステムの通信を行う端末装置200へ送信する。
例えば、基地局100(通信処理部153)は、上記期間情報を含むシステム情報を送信する。あるいは、基地局100(通信処理部153)は、上記期間情報を含むメッセージを端末装置200へ個別に送信してもよい。
具体的な処理として、例えば、通信処理部153は、上記期間情報の送信処理(例えば、上記システム情報又は上記メッセージの生成、スケジューリング、無線リソースへのマッピング、符号化、及び/又は変調など)を実行する。
(a−2)端末装置の動作
例えば、端末装置200は、上記実行期間(即ち、上記共用帯域における上記セルラーシステムの通信が行われる期間)又は上記停止期間(即ち、上記共用帯域における上記セルラーシステムの通信が停止される期間)を示す上記期間情報に基づいて、上記共用帯域を対象とする測定を行う。
例えば、情報取得部241は、上記期間情報を取得し、測定部243は、上記期間情報に基づいて、上記共用帯域を対象とする測定を行う。具体的には、例えば、測定部243は、上記実行期間(換言すると、上記停止期間以外の期間)に上記共用帯域において送信される信号(例えば、リファレンス信号など)を用いて、上記共用帯域を対象とする測定を行う。
例えば、上記測定は、上記共用帯域のチャネル状態の測定を含む。より具体的に、例えば、上記測定は、CQI(Chanel Quality Indicators)、PMI(Precoding Matrix Indicators)、PTI(Precoding Type Indicators)及び/又はRI(Rank Indicators)の測定を含む。
例えば、上記測定は、上記共用帯域において送信されるリファレンス信号(例えば、CRS(Cell-specific Reference Signal))の受信電力及び/又は受信品質の測定を含む。より具体的には、例えば、上記測定は、RSRP(Reference Signal Received Power)及び/又はRSRQ(Reference Signal Received Quality)の測定を含む。
これにより、例えば、基地局100が上記共用帯域における通信を停止し、その結果、上記共用帯域においてセルラーシステムの信号(例えば、リファレンス信号など)が送信されなくても、端末装置200は適切に測定を行うことが可能になる。
(b)第2の例:MBSFNサブフレーム
基地局100(通信処理部153)は、上記1つ以上の他のサブフレーム(即ち、上記停止期間)をMBSFN(MBMS(Multimedia Broadcast Multicast Service) over Single Frequency Network)サブフレームとして使用してもよい。
一例として、基地局100(通信処理部153)は、上記1つ以上の他のサブフレーム(即ち、上記停止期間)をMBSFNサブフレームとして示すシステム情報(例えば、SIB2)を送信してもよい。
これにより、例えば、基地局100が上記共用帯域における通信を停止し、その結果、上記共用帯域においてセルラーシステムの信号(例えば、リファレンス信号など)が送信されなくても、端末装置200は適切に測定を行うことが可能になる。
(3)基地局間での実行期間/停止期間の協調
上記実行期間及び上記停止期間は、基地局100と基地局100の隣接基地局との間で共通の期間であってもよい。即ち、基地局100及び上記隣接基地局は、上記実行期間内で上記共用帯域における通信を行い、上記停止期間内で上記共用帯域における通信を停止してもよい。
一例として、基地局100は、上記期間情報を上記隣接基地局へ送信してもよく、上記隣接基地局は、当該期間情報を受信し、取得してもよい。あるいは、上記隣接基地局が、上記期間情報を基地局100へ送信してもよく、基地局100は、当該期間情報を受信し、取得してもよい。
別の例として、いずれかの制御装置が、上記期間情報を基地局100及び上記隣接基地局へ送信してもよく、基地局100及び上記隣接基地局の各々は、当該期間情報を受信し、取得してもよい。
さらに別の例として、上記実行期間及び上記停止期間は、予め定められており、基地局100及び上記隣接基地局に予め設定されていてもよい。
これらの例の結果として、例えば、基地局100及び上記隣接基地局は、上記実行期間内で上記共用帯域における通信を行い、上記停止期間内で上記共用帯域における通信を停止する。そのため、基地局100により送信される信号と上記隣接基地局により送信される信号との両方を受信する無線LANノードが、長時間にわたり上記共用帯域において信号を送信できなくなる状況が、回避され得る。
<4.3.処理の流れ>
次に、図13を参照して、第1の実施形態に係る処理の一例を説明する。図13は、第1の実施形態に係る基地局100の処理の概略的な流れの一例を示すフローチャートである。
基地局100(通信処理部153)は、実行期間内で、共用帯域におけるセルラーシステムの通信を行う(S501)。
基地局100(通信処理部153)は、停止期間内で、上記共用帯域における上記セルラーシステムの通信を停止する(S503)。そして、処理はステップS501へ戻る。
<4.4.第1の変形例>
次に、図14及び図15を参照して、第1の実施形態の第1の変形例を説明する。
(1)技術的特徴
第1の変形例では、基地局100(通信処理部153)は、上記実行期間の開始に合わせて、上記共用帯域における無線LANフレームの送信を行う。当該無線LANフレームは、NAVを設定するための持続時間情報であって、上記実行期間の長さに対応する持続時間(duration)を示す上記持続時間情報を含む。
これにより、例えば、基地局100の近くの無線LANノード(例えば、アクセスポイント及びステーション)は、上記持続時間情報に基づいてNAVを設定し、上記実行期間内では上記共用帯域において信号を送信しなくなる。そのため、上記共用帯域における上記セルラーシステムの通信への干渉が抑えられ得る。
(a)無線LANフレーム
一例として、上記無線LANフレームは、PCF動作のためのCFP(Control Free Period)に関するパラメータを含むビーコンフレームであり、当該パラメータは、上記持続時間情報を含む。より具体的には、当該パラメータは、CF(Contention Free)パラメータであり、上記持続時間情報は、CFP最大持続時間(CFP MaxDuration)又はCFP残持続時間(CFP DurationRemaining)である。基地局100は、上記実行期間の開始に合わせて、上記共用帯域における上記ビーコンフレームの送信を行う。
別の例として、上記無線LANフレームは、RTSフレーム又はCTSフレームであってもよい。即ち、基地局100は、上記実行期間の開始に合わせて、上記共用帯域におけるRTSフレーム又はCTSフレームの送信を行ってもよい。
(b)送信間隔
例えば、基地局100(通信処理部153)は、無線フレームの間隔で、上記共用帯域における上記無線LANフレームの送信を行う。これにより、例えば、無線フレームの間隔で上記実行期間が繰り返される場合に、上記共用帯域における上記セルラーシステムの通信への干渉が継続的に抑えられる。
(c)送信のための処理
具体的な処理として、通信処理部153は、上記無線LANフレームの送信処理(例えば、上記無線LANフレームの生成、符号化、及び/又は復調など)を実行する。
(d)無線LANノードの動作
例えば、無線LANノード(アクセスポイント300又はステーション400)は、上記共用帯域において基地局100により送信される上記無線LANフレームの受信に応じて、上記持続時間情報に基づいて、上記共用帯域についてのNAVを設定する。上記無線LANノードの情報取得部(情報取得部351又は情報取得部441)は、上記共用帯域において基地局100により送信される上記無線LANフレームの受信に応じて、上記持続時間情報を取得する。上記無線LANノードの通信処理部(通信処理部353又は通信処理部443)は、上記持続時間情報に基づいて、上記共用帯域についてのNAVを設定する。
上述したように、上記持続時間情報は、上記実行期間の長さに対応する持続時間を示す。例えば、上記持続時間情報は、上記実行期間の長さと同程度の持続時間を示す。その結果、上記無線LANノード(アクセスポイント300又はステーション400)は、上記実行期間である持続時間の値をNAVとして設定し、当該NAVは、上記実行期間の終了時点で0になる。そのため、上記無線LANノード(アクセスポイント300又はステーション400)は、上記実行期間の開始から終了まで、上記共用帯域において信号を送信しない。以下、この点について、図14を参照して具体例を説明する。
図14は、基地局100により送信される無線LANフレームを受信する無線LANノードの動作を説明するための説明図である。図14を参照すると、図12と同様に、実行期間21及び停止期間23が示されている。基地局100は、実行期間21の開始(即ち、サブフレーム番号が5であるサブフレームの開始)に合わせて、共用帯域において、持続時間情報を含む無線LANフレームを送信する。当該持続時間情報は、実行期間21の長さ(即ち、7サブフレーム、7ms)と同程度の持続時間を示す。アクセスポイント300及びステーション400は、上記共用帯域において送信される上記無線LANフレームを受信し、上記共用帯域についてのNAVとして、上記持続時間(7ms)を設定する。当該NAVは、実行期間21の終了時点で0になるので、アクセスポイント300及びステーション400は、実行期間21内で、上記共用帯域において信号を送信しない。そのため、上記共用帯域における上記セルラーシステムの通信への干渉が抑えられ得る。
(2)処理の流れ
図15は、第1の実施形態の第1の変形例に係る基地局100の処理の概略的な流れの一例を示すフローチャートである。
基地局100(通信処理部153)は、実行期間の開始に合わせて、共用帯域における無線LANフレームの送信を行う(S511)。上記無線LANフレームは、NAVを設定するための持続時間情報を含む。当該持続時間情報は、上記実行期間の長さに対応する持続時間を示す。
基地局100(通信処理部153)は、上記実行期間内で、上記共用帯域におけるセルラーシステムの通信を行う(S513)。
基地局100(通信処理部153)は、停止期間内で、上記共用帯域における上記セルラーシステムの通信を停止する(S515)。そして、処理はステップS511へ戻る。
<4.5.第2の変形例>
次に、図16及び図17を参照して、第1の実施形態の第2の変形例を説明する。
(1)技術的特徴
(a)無線LANノードへの期間の通知
第2の変形例では、基地局100(通信処理部153)は、上記実行期間又は上記停止期間を無線LANノードに通知する。
上記無線LANノードは、アクセスポイント300又はステーション400である。一例として、上記無線LANノードは、PCF動作をサポートするアクセスポイント300である。
(a−1)通知の手法
−第1の例:端末装置経由での通知
−−基地局100の動作
第1の例として、基地局100(通信処理部153)は、上記セルラーシステム及び無線LANの両方において通信可能な端末装置200へ、上記実行期間又は上記停止期間に関する情報(以下、「期間関連情報」と呼ぶ)を送信することにより、上記実行期間又は上記停止期間を上記無線LANノードに通知する。
例えば、基地局100(通信処理部153)は、上記期間関連情報を含むシステム情報を送信する。あるいは、基地局100(通信処理部153)は、上記期間関連情報を含むメッセージを端末装置200へ個別に送信してもよい。
具体的な処理として、例えば、通信処理部153は、上記期間関連情報の送信処理(例えば、上記システム情報又は上記メッセージの生成、スケジューリング、無線リソースへのマッピング、符号化、及び/又は変調など)を実行する。
−−端末装置200の動作
例えば、端末装置200(情報取得部241)は、上記期間関連情報を取得する。そして、例えば、端末装置200(通信処理部245)は、上記期間関連情報を含む無線LANフレームを、上記無線LANノードへ送信する。
一例として、上記無線LANフレームは、データフレームである。
具体的な処理として、例えば、通信処理部245は、上記無線LANフレームの送信処理(例えば、上記無線LANフレームの生成、符号化、及び/又は復調など)を実行する。
−第2の例:セルラーシステムにおいて通信可能な無線LANノードへの通知
第2の例として、上記無線LANノードは、上記セルラーシステムにおいて通信可能であってもよい。この場合に、基地局100(通信処理部153)は、上記期間関連情報を上記無線LANノードへ送信することにより、上記実行期間又は上記停止期間を上記無線LANノードに通知してもよい。即ち、基地局100は、上記セルラーシステムの通信方式に従って、上記実行期間又は上記停止期間を上記無線LANノードに直接的に通知してもよい。
基地局100(通信処理部153)は、上記期間関連情報を含むシステム情報を送信してもよい。あるいは、基地局100(通信処理部153)は、上記期間関連情報を含むメッセージを上記無線LANノードへ個別に送信してもよい。
具体的な処理として、通信処理部153は、上記期間関連情報の送信処理(例えば、上記システム情報又は上記メッセージの生成、スケジューリング、無線リソースへのマッピング、符号化、及び/又は変調など)を実行してもよい。
−第3の例:無線LANフレームの中での通知
第3の例として、基地局100(通信処理部153)は、上記期間関連情報を含む無線LANフレームを送信することにより、上記実行期間又は上記停止期間を上記無線LANノードに通知してもよい。即ち、基地局100は、無線LANの通信方式に従って、上記実行期間又は上記停止期間を上記無線LANノードに直接的に通知してもよい。
一例として、当該無線LANフレームは、データフレームであってもよい。
具体的な処理として、通信処理部153は、上記無線LANフレームの送信処理(例えば、上記無線LANフレームの生成、符号化、及び/又は復調など)を実行してもよい。
−第4の例:バックホール経由での通知
第4の例として、基地局100(通信処理部153)は、バックホールを介して上記期間関連情報を上記無線LANノードへ送信することにより、上記実行期間又は上記停止期間を上記無線LANノードに通知してもよい。
具体的な処理として、通信処理部153は、上記期間関連情報を含むメッセージの送信処理(例えば、当該メッセージの生成、及び/又は符号化など)を実行してもよい。
例えば以上のように、基地局100(通信処理部153)は、上記無線LANノードに上記実行期間又は上記停止期間を通知する。これにより、例えば、上記実行期間内での上記共用帯域における上記セルラーシステムの通信への干渉を抑えるための動作を、上記無線LANノードに行わせることが可能になる。
(a−2)期間関連情報
例えば、上記期間関連情報(即ち、上記実行期間又は上記停止期間に関する情報)は、上記実行期間又は上記停止期間の長さを示す情報を含む。
例えば、上記期間関連情報は、上記実行期間又は上記停止期間の開始時点(オフセット)を示す情報を含む。なお、上記期間関連情報は、当該開始時点を示す情報を含まなくてもよい。無線LANノードは、キャリアセンスにより、上記実行期間の終了時点(即ち、上記停止期間の開始時点)を知り得る。また、無線LANノードは、上記実行期間の終了時点(即ち、上記停止期間の開始時点)と、上記実行期間又は上記停止期間の長さとから、上記実行期間の開始時点も知り得る。
上記期間関連情報は、上記実行期間又は上記停止期間の周期を示す情報を含んでもよい。
(b)無線LANフレームの送信
第2の変形例では、上記無線LANノード(即ち、アクセスポイント300又はステーション400)は、上記実行期間又は上記停止期間の開始に合わせて、上記共用帯域における無線LANフレームの送信を行う。当該無線LANフレームは、NAVを設定するための持続時間情報を含む。
上記無線LANノードの情報取得部(即ち、情報取得部351又は情報取得部441)は、上記実行期間又は上記停止期間に関する情報(即ち、期間関連情報)を取得する。上記無線LANノードの通信処理部(即ち、通信処理部353又は通信処理部443)は、上記実行期間又は上記停止期間に合わせて、上記共用帯域における上記無線LANフレームの送信を行う。
これにより、例えば、上記無線LANノードの近くの他の無線LANノード(例えば、アクセスポイント及びステーション)は、上記持続時間情報に基づいてNAVを設定し、上記実行期間又は上記停止期間内で上記共用帯域において信号を自らの判断では送信しなくなる。そのため、上記共用帯域における上記セルラーシステムの通信への干渉が抑えられ得る。
(b−1)無線LANフレーム
一例として、上記無線LANフレームは、PCF動作のためのCFPに関するパラメータを含むビーコンフレームであり、当該パラメータは、上記持続時間情報を含む。より具体的には、当該パラメータは、CFパラメータであり、上記持続時間情報は、CFP最大持続時間(CFP MaxDuration)又はCFP残持続時間(CFP DurationRemaining)である。
別の例として、上記無線LANフレームは、RTSフレーム又はCTSフレームであってもよい。
(b−2)送信間隔
例えば、上記無線LANノード(通信処理部)は、無線フレームの間隔で、上記共用帯域における上記無線LANフレームの送信を行う。これにより、例えば、無線フレームの間隔で上記実行期間及び上記停止期間が繰り返される場合に、上記共用帯域における上記セルラーシステムの通信への干渉が継続的に抑えられる。
(b−3)送信のための処理
具体的な処理として、上記無線LANノードの通信処理部(即ち、情報取得部351又は情報取得部441)は、上記無線LANフレームの送信処理(例えば、上記無線LANフレームの生成、符号化、及び/又は復調など)を実行する。
(b−4)無線LANフレームの送信及びそれに関連する動作の例
−第1の例:停止期間の開始に合わせた送信
第1の例として、上記無線LANノードは、アクセスポイント300であり、アクセスポイント300(情報取得部351)は、上記停止期間の開始に合わせて、上記共用帯域における上記無線LANフレームの送信を行う。この場合に、上記無線LANフレームは、PCF動作のためのCFPに関するパラメータを含むビーコンフレームであり、当該パラメータは、上記持続時間情報を含む。さらに、上記持続時間情報は、上記停止期間の長さに対応する持続時間を示す。
一方、例えば、ステーション400は、上記共用帯域においてアクセスポイント300により送信される上記ビーコンフレームの受信に応じて、上記持続時間情報に基づいて、上記共用帯域についてのNAVを設定する。
上述したように、上記持続時間情報は、上記停止期間の長さに対応する持続時間を示す。例えば、上記持続時間情報は、上記停止期間の長さと同程度の持続時間を示す。その結果、ステーション400は、上記停止期間の長さと同程度の持続時間の値をNAVとして設定し、当該NAVは、上記停止期間の終了時点で0になる。そのため、ステーション400は、上記停止期間の開始から終了まで、アクセスポイント300によるポーリングがない限り、上記共用帯域において信号を送信しない。以下、この点について、図16を参照して具体例を説明する。
図16は、アクセスポイント300により送信されるビーコンフレームを受信するステーション400の動作を説明するための説明図である。図16を参照すると、図12と同様に、実行期間21及び停止期間23が示されている。アクセスポイント300は、停止期間23の開始(即ち、サブフレーム番号が2であるサブフレームの開始)に合わせて、共用帯域において、持続時間情報を含むビーコンフレームを送信する。当該持続時間情報は、停止期間23の長さ(即ち、3サブフレーム、3ms)と同程度の持続時間を示す。ステーション400は、上記共用帯域において送信される上記ビーコンフレームを受信し、上記共用帯域についてのNAVとして、上記持続時間(3ms)を設定する。当該NAVは、停止期間23の終了時点で0になるので、ステーション400は、停止期間23内で、アクセスポイント300によるポーリングがない限り、上記共用帯域において信号を送信しない。よって、アクセスポイント300による適切なポーリングによれば、ステーション400により送信される無線フレームが停止期間23をはみ出して実行期間21にまで及ぶということはない。そのため、上記共用帯域における上記セルラーシステムの通信への干渉が抑えられ得る。また、例えば、基地局100は、上記共用帯域をより確実に確保することができる。なお、停止期間23内では、上記共用帯域においてPCFで無線LANの通信が行われ得る。
以上のように、第1の例によれば、上記共用帯域におけるセルラーシステムの通信への干渉を抑えることが可能になる。また、例えば、上記停止期間における無線LANの通信がPCFで制御されるので、基地局100は、より確実に、上記実行期間の開始時点から上記共用帯域を確保し、セルラーシステムの通信を開始することができる。
−第2の例:実行期間の開始に合わせた送信
第2の例として、上記無線LANノード(情報取得部351又は情報取得部441)は、上記実行期間の開始に合わせて、上記共用帯域における上記無線LANフレームの送信を行う。上記持続時間情報は、上記実行期間の長さに対応する持続時間を示す。なお、上記無線LANフレームは、PCF動作のためのCFPに関するパラメータを含むビーコンフレームであってもよく、又は、RTSフレーム若しくはCTSフレームであってもよい。
一方、例えば、他の無線LANノード(アクセスポイント300又はステーション400)は、上記共用帯域において上記無線LANノードにより送信される上記無線LANフレームの受信に応じて、上記持続時間情報に基づいて、上記共用帯域についてのNAVを設定する。
上述したように、上記持続時間情報は、上記実行期間の長さに対応する持続時間を示す。例えば、上記持続時間情報は、上記実行期間の長さと同程度の持続時間を示す。その結果、上記他の無線LANノード(アクセスポイント300又はステーション400)は、上記実行期間である持続時間の値をNAVとして設定し、当該NAVは、上記実行期間の終了時点で0になる。そのため、上記他の無線LANノード(アクセスポイント300又はステーション400)は、上記実行期間の開始から終了まで、上記共用帯域において信号を送信しない。
図14を再び参照すると、無線LANノードは、実行期間21の開始(即ち、サブフレーム番号が5であるサブフレームの開始)に合わせて、共用帯域において、持続時間情報を含む無線LANフレームを送信する。当該持続時間情報は、実行期間21の長さ(即ち、7サブフレーム、7ms)と同程度の持続時間を示す。他の無線LANノードは、上記共用帯域において送信される上記無線LANフレームを受信し、上記共用帯域についてのNAVとして、上記持続時間(7ms)を設定する。当該NAVは、実行期間21の終了時点で0になるので、上記他の無線LANノードは、実行期間21内で、上記共用帯域において信号を送信しない。そのため、上記共用帯域における上記セルラーシステムの通信への干渉が抑えられ得る。
以上のように、第1の例によれば、上記共用帯域におけるセルラーシステムの通信への干渉を抑えることが可能になる。
(2)処理の流れ
(a)第1の例
図17は、第1の実施形態の第2の変形例に係るアクセスポイント300の処理の概略的な流れの第1の例を示すフローチャートである。
アクセスポイント300(情報取得部351)は、実行期間又は停止期間に関する情報(即ち、期間関連情報)を取得する(S521)。
アクセスポイント300(通信処理部353)は、上記停止期間の開始に合わせて、共用帯域におけるビーコンフレームの送信を行う(S523)。上記ビーコンフレームは、PCF動作のためのCFPに関するパラメータを含むビーコンフレームであり、当該パラメータは、NAVを設定するための持続時間情報を含む。さらに、当該持続時間情報は、上記停止期間の長さに対応する持続時間を示す。
アクセスポイント300(通信処理部353)は、上記停止期間内で、上記共用帯域におけるPCFでの無線LANの通信を行う(S525)。例えば、アクセスポイント300(通信処理部353)は、ポーリング及びデータの送受信などを行う。
アクセスポイント300(通信処理部353)は、上記実行期間内で、上記共用帯域における無線LANの通信を停止する(S527)。そして、処理はステップS523へ戻る。
(b)第2の例
図18は、第1の実施形態の第2の変形例に係る無線LANノードの処理の概略的な流れの第2の例を示すフローチャートである。当該無線LANノードは、アクセスポイント300又はステーション400である。
無線LANノード(情報取得部351又は情報取得部441)は、実行期間又は停止期間に関する情報(即ち、期間関連情報)を取得する(S531)。
無線LANノード(通信処理部353又は通信処理部443)は、上記実行期間の開始に合わせて、共用帯域における無線LANフレームの送信を行う(S533)。上記無線LANフレームは、NAVを設定するための持続時間情報を含む。当該持続時間情報は、上記実行期間の長さに対応する持続時間を示す。
上記無線LANノード(通信処理部353又は通信処理部443)は、上記実行期間内で、上記共用帯域における無線LANの通信を停止する(S535)。
上記無線LANノード(通信処理部353又は通信処理部443)は、上記停止期間内で、上記共用帯域における無線LANの通信を行う(S537)。そして、処理はステップS533へ戻る。
<<5.第2の実施形態>>
続いて、図19〜図22を参照して、本開示の第2の実施形態を説明する。
<5.1.概略>
(1)技術的課題
例えば、セルラーシステムと無線LANとの間で周波数帯域(例えば、5GHz帯に含まれる無線LANのチャネル)が共用される。この場合に、ある期間では、上記周波数帯域(即ち、共用帯域)においてセルラーシステムの通信が行われ、別の期間では、上記周波数帯域において無線LANの通信が行われる。
しかし、セルラーシステムと無線LANとの間で周波数帯域が共用される場合には、セルラーシステムと無線LANとの間で干渉が生じ得る。その結果、セルラーシステム及び/又は無線LANの通信品質が低下し得る。
そこで、セルラーシステムと無線LANとの間で共用される周波数帯域(即ち、共用帯域)におけるセルラーシステムと無線LANとの間での干渉をより小さくすることを可能にする仕組みが提供されることが望ましい。
(2)技術的手段
第2の実施形態では、基地局100は、セルラーシステムと無線LANとの間で共用される周波数帯域(即ち、共用帯域)におけるビーコンフレームの送信を行う。当該ビーコンフレームは、PCF動作のためのCFPに関するパラメータを含み、当該パラメータは、NAVを設定するための持続時間(duration)情報を含む。基地局100は、上記ビーコンフレームの送信後に、上記持続時間情報に対応する期間内に、上記周波数帯域における上記セルラーシステムの通信を行う。
これにより、例えば、セルラーシステムと無線LANとの間で共用される周波数帯域(即ち、共用帯域)におけるセルラーシステムと無線LANとの間での干渉をより小さくすることが可能になる。
<5.2.技術的特徴>
次に、図19及び図20を参照して、第2の実施形態に係る技術的特徴を説明する。
(1)共用帯域におけるビーコンフレームの送信とセルラーシステムの通信
上述したように、基地局100(通信処理部153)は、セルラーシステムと無線LANとの間で共用される周波数帯域(即ち、共用帯域)におけるビーコンフレームの送信を行う。当該ビーコンフレームは、PCF動作のためのCFPに関するパラメータを含み、当該パラメータは、NAVを設定するための持続時間情報を含む。
基地局100(通信処理部153)は、上記ビーコンフレームの送信後に、上記持続時間情報に対応する期間内に、上記周波数帯域(即ち、共用帯域)における上記セルラーシステムの通信を行う。例えば、基地局100(通信処理部153)は、上記期間を除き、上記周波数帯域における上記セルラーシステムの通信を停止する。
(a)共用帯域
共用帯域についての説明は、第1の実施形態と第2の実施形態との間に差異はない。よって、ここでは重複する記載を省略する。
(b)パラメータ
例えば、上記パラメータは、CFパラメータであり、上記持続時間情報は、CFP最大持続時間(CFP MaxDuration)又はCFP残持続時間(CFP DurationRemaining)である。
(c)持続時間情報に対応する期間
例えば、上記持続時間情報に対応する期間は、上記持続時間情報により示される持続時間と同程度の長さの期間である。
(d)送信のための処理
具体的な処理として、通信処理部153は、上記無線LANフレームの送信処理(例えば、上記無線LANフレームの生成、符号化、及び/又は復調など)を実行する。
(e)ステーション400の動作
例えば、ステーション400は、上記共用帯域において基地局100により送信されるビーコンフレームの受信に応じて、上記持続時間情報に基づいて、上記共用帯域についてのNAVを設定する。情報取得部441は、上記共用帯域において基地局100により送信される上記ビーコンフレームの受信に応じて、上記持続時間情報を取得する。通信処理部443は、上記持続時間情報に基づいて、上記共用帯域についてのNAVを設定する。
(f)ビーコンフレームの送信と共用帯域における通信の例
(f−1)第1の例
例えば、基地局100(通信処理部153)は、上記期間の長さよりも長いビーコン間隔で、上記ビーコンフレームの送信を行う。以下、図19を参照して具体例を説明する。
図19は、ビーコンフレームの送信と共用帯域における通信の第1の例を説明するための説明図である。図19を参照すると、基地局100は、共用帯域において、持続時間情報を含むビーコンフレーム31を送信する。そして、基地局100は、当該持続時間情報に対応する期間33(ビーコン間隔よりも短い期間)内に、上記共用帯域における上記セルラーシステムの通信を行う。一方、ステーション400は、上記ビーコンフレーム31の受信に応じて、上記持続時間情報に基づいてNAVを設定し、期間33にわたり上記共用帯域における無線LANの通信を停止する。期間33の経過後に、NAVは0となり、ステーション400は、上記共用帯域における無線LANの通信を行う。そして、基地局100は、ビーコン間隔の経過後に、ビーコンフレーム31を再び送信する。
これにより、例えば、ビーコンフレームを送信の頻度がより低くなる。
(f−2)第2の例
基地局100(通信処理部153)は、上記期間の長さと同程度のビーコン間隔で、上記ビーコンフレームの送信と他のビーコンフレームの送信とを交互に行ってもよい。例えば、当該他のビーコンフレームは、持続時間情報を含まない。あるいは、上記他のビーコンフレームは、持続時間情報を含み、当該持続時間情報は、0又は非常に短い持続時間を示してもよい。以下、図20を参照して具体例を説明する。
図20は、ビーコンフレームの送信と共用帯域における通信の第2の例を説明するための説明図である。図20を参照すると、基地局100は、共用帯域において、持続時間情報を含む第1のビーコンフレーム35を送信する。そして、基地局100は、当該持続時間情報に対応する期間37(ビーコン間隔と同程度の長さを有する期間)内に、上記共用帯域における上記セルラーシステムの通信を行う。一方、ステーション400は、上記第1のビーコンフレーム35の受信に応じて、上記持続時間情報に基づいてNAVを設定し、期間37にわたり上記共用帯域における無線LANの通信を停止する。基地局100は、期間37と同程度のビーコン間隔の経過後に、第2のビーコンフレーム39を送信する。第2のビーコンフレーム39は、持続時間情報を含まず(あるいは、0又は非常に短い持続時間を示す持続時間情報を含み)、ステーション400は、第2のビーコンフレーム39の後に、上記共用帯域における無線LANの通信を行う。そして、基地局100は、ビーコン間隔の経過後に、第1のビーコンフレーム35を再び送信する。
これにより、例えば、持続時間情報が示すことが可能な最大の持続時間にわたり、共用帯域における無線LANノードの通信を抑制することが可能になる。
以上のように、基地局100は、上記ビーコンフレームの送信後に、上記持続時間情報に対応する期間内に、上記共用帯域における上記セルラーシステムの通信を行う。これにより、例えば、上記共用帯域におけるセルラーシステムと無線LANとの間での干渉をより小さくすることが可能になる。より具体的には、例えば、無線LANノードは、上記共用帯域における上記セルラーシステムの通信が行われる間、上記共用帯域において信号を送信しない。そのため、上記共用帯域における無線LANからセルラーシステムへの干渉がより小さくなり得る。
(2)端末装置への期間情報の送信
(a)基地局の動作
例えば、基地局100(通信処理部153)は、上記期間、又は上記共用帯域における上記セルラーシステムの通信が停止される他の期間を示す情報(以下、「期間情報」と呼ぶ)を、端末装置200へ送信する。
例えば、基地局100(通信処理部153)は、上記期間情報を含むシステム情報を送信する。あるいは、基地局100(通信処理部153)は、上記期間情報を含むメッセージを端末装置200へ個別に送信してもよい。
具体的な処理として、例えば、通信処理部153は、上記期間情報の送信処理(例えば、上記システム情報又は上記メッセージの生成、スケジューリング、無線リソースへのマッピング、符号化、及び/又は変調など)を実行する。
(b)端末装置の動作
例えば、端末装置200は、上記共用帯域における上記セルラーシステムの通信が行われる期間、又は、上記共用帯域における上記セルラーシステムの通信が停止される他の期間を示す情報(即ち、期間情報)に基づいて、上記共用帯域を対象とする測定を行う。
例えば、情報取得部241は、上記期間情報を取得し、測定部243は、上記期間情報に基づいて、上記共用帯域を対象とする測定を行う。具体的には、例えば、測定部243は、上記期間(換言すると、上記他の期間以外の期間)に上記共用帯域において送信される信号(例えば、リファレンス信号など)を用いて、上記共用帯域を対象とする測定を行う。
例えば、上記測定は、上記共用帯域のチャネル状態の測定を含む。より具体的に、例えば、上記測定は、CQI、PMI、PTI及び/又はRIの測定を含む。
例えば、上記測定は、上記共用帯域において送信されるリファレンス信号(例えば、CRS)の受信電力及び/又は受信品質の測定を含む。より具体的には、例えば、上記測定は、RSRP及び/又はRSRQの測定を含む。
これにより、例えば、基地局100が上記共用帯域における通信を停止し、その結果、上記共用帯域においてセルラーシステムの信号(例えば、リファレンス信号など)が送信されなくても、端末装置200は適切に測定を行うことが可能になる。
(3)基地局間でのビーコンの協調
上記ビーコンフレームの送信のタイミング、及び上記ビーコンフレームに含まれる上記持続時間情報は、基地局100と基地局100の隣接基地局との間で共通の期間であってもよい。即ち、基地局100及び上記隣接基地局は、同一のタイミングで、同一の持続時間情報を含むビーコンフレームを送信してもよい。
一例として、基地局100は、上記タイミングを示す情報(以下、「タイミング情報」と呼ぶ)及び上記持続時間情報を上記隣接基地局へ送信してもよく、上記隣接基地局は、当該タイミング情報及び当該持続時間情報を受信し、取得してもよい。あるいは、上記隣接基地局が、上記タイミング情報及び上記持続時間情報を基地局100へ送信してもよく、基地局100は、上記タイミング情報及び上記持続時間情報を受信し、取得してもよい。
別の例として、いずれかの制御装置が、上記タイミング情報及び上記持続時間情報を、基地局100及び上記隣接基地局へ送信してもよく、基地局100及び上記隣接基地局の各々は、上記タイミング情報及び上記持続時間情報を受信し、取得してもよい。
さらに別の例として、上記タイミング情報及び上記持続時間情報は、予め定められており、基地局100及び上記隣接基地局に予め設定されていてもよい。
これらの例の結果として、例えば、基地局100及び上記隣接基地局は、上記タイミング情報により示されるタイミングで、上記持続時間情報を含むビーコンフレームを上記共用帯域において送信し、その後、上記持続時間情報に対応する期間内で上記共用帯域における通信を行う。そのため、基地局100により送信される信号と上記隣接基地局により送信される信号との両方を受信する無線LANノードが、長時間にわたり上記共用帯域において信号を送信できなくなる状況が、回避され得る。
<5.3.処理の流れ>
次に、図21及び図22を参照して、第2の実施形態に係る処理の例を説明する。
(1)第1の例
図21は、第2の実施形態に係る基地局100の処理の概略的な流れの第1の例を示すフローチャートである。当該第1の例では、基地局100が共用帯域におけるセルラーシステムの通信を行う期間よりも長いビーコン間隔で、基地局100はビーコンフレームを送信する。
基地局100(通信処理部153)は、共用帯域におけるビーコンフレームの送信を行う(S541)。上記ビーコンフレームは、PCF動作のためのCFPに関するパラメータを含み、当該パラメータは、NAVを設定するための持続時間情報を含む。
基地局100(通信処理部153)は、上記持続時間情報に対応する期間内で、上記共用帯域における上記セルラーシステムの通信を行う(S543)。当該期間は、ビーコン間隔よりも短い期間である。
その後、基地局100(通信処理部153)は、上記共用帯域における上記セルラーシステムの通信を停止する(S545)。そして、処理はステップS541へ戻る。
(2)第2の例
図22は、第2の実施形態に係る基地局100の処理の概略的な流れの第2の例を示すフローチャートである。当該第2の例では、基地局100が共用帯域におけるセルラーシステムの通信を行う期間の長さと同程度のビーコン間隔で、基地局100は第1のビーコンフレームの送信と第2のビーコンフレームの送信とを交互に行う。
基地局100(通信処理部153)は、共用帯域における第1のビーコンフレームの送信を行う(S551)。上記第1のビーコンフレームは、PCF動作のためのCFPに関するパラメータを含み、当該パラメータは、NAVを設定するための持続時間情報を含む。
基地局100(通信処理部153)は、上記持続時間情報に対応する期間内で、上記共用帯域における上記セルラーシステムの通信を行う(S553)。当該期間は、ビーコン間隔と同程度の長さを有する期間である。
さらに、基地局100(通信処理部153)は、上記共用帯域における第2のビーコンフレームの送信を行う(S555)。例えば、当該第2のビーコンフレームは、持続時間情報を含まない。あるいは、上記第2のビーコンフレームは、持続時間情報を含み、当該持続時間情報は、0又は非常に短い持続時間を示してもよい。
基地局100(通信処理部153)は、上記共用帯域における上記セルラーシステムの通信を停止する(S557)。そして、処理はステップS551へ戻る。
<<6.第3の実施形態>>
続いて、図23〜図30を参照して、本開示の第3の実施形態を説明する。
<6.1.概略>
(1)技術的課題
例えば、セルラーシステムと無線LANとの間で周波数帯域(例えば、5GHz帯に含まれる無線LANのチャネル)が共用される。この場合に、ある期間では、上記周波数帯域(即ち、共用帯域)においてセルラーシステムの通信が行われ、別の期間では、上記周波数帯域において無線LANの通信が行われる。
しかし、セルラーシステムと無線LANとの間で周波数帯域が共用される場合には、セルラーシステムと無線LANとの間で干渉が生じ得る。その結果、セルラーシステム及び/又は無線LANの通信品質が低下し得る。
そこで、セルラーシステムと無線LANとの間で共用される周波数帯域(即ち、共用帯域)におけるセルラーシステムと無線LANとの間での干渉をより小さくすることを可能にする仕組みが提供されることが望ましい。
(2)技術的手段
第3の実施形態では、アクセスポイント300は、セルラーシステムと無線LANとの間で共用される周波数帯域(即ち、共用帯域)において基地局100が通信を行う第1の期間(以下、「実行期間」と呼ぶ)の開始、又は、上記周波数帯域において基地局100が通信を停止する第2の期間(以下、「停止期間」)の開始に合わせて、上記共用帯域におけるビーコンフレームの送信を行う。当該ビーコンフレームは、PCF動作のためのCFPに関するパラメータを含み、当該パラメータは、NAVを設定するための持続時間情報を含む。
これにより、例えば、セルラーシステムと無線LANとの間で共用される周波数帯域(即ち、共用帯域)におけるセルラーシステムと無線LANとの間での干渉をより小さくすることが可能になる。
<6.2.技術的特徴>
次に、図23〜図27を参照して、第3の実施形態に係る技術的特徴を説明する。
(1)アクセスポイントへの期間の通知
例えば、基地局100は、セルラーシステムと無線LANとの間で共用される周波数帯域(即ち、共用帯域)において基地局100が通信を行う第1の期間(即ち、実行期間)、又は、上記周波数帯域において基地局100が通信を停止する第2の期間(即ち、停止期間)を、PCF動作をサポートする無線LANのアクセスポイント300に通知する。
例えば、情報取得部151は、上記実行期間又は上記停止期間に関する情報(以下、「期間関連情報」と呼ぶ)を取得する。通信処理部153は、上記実行期間又は上記停止期間をアクセスポイント300に通知する。
(a)実行期間/停止期間
例えば、上記実行期間及び上記停止期間は、周期的に繰り返される期間である。
例えば、上記停止期間は、上記実行期間と同程度の長さを有する期間である。一例として、上記停止期間は、上記実行期間と同程度の長さを有する期間である。
(b)期間関連情報
例えば、上記期間関連情報(即ち、上記実行期間又は上記停止期間に関する情報)は、上記実行期間又は上記停止期間の長さを示す情報を含む。
例えば、上記期間関連情報は、上記実行期間又は上記停止期間の開始時点(オフセット)を示す情報を含む。なお、上記期間関連情報は、当該開始時点を示す情報を含まなくてもよい。アクセスポイント300は、キャリアセンスにより、上記実行期間の終了時点(即ち、上記停止期間の開始時点)を知り得る。また、アクセスポイント300は、上記実行期間の終了時点(即ち、上記停止期間の開始時点)と、上記実行期間又は上記停止期間の長さとから、上記実行期間の開始時点も知り得る。
上記期間関連情報は、上記実行期間又は上記停止期間の周期を示す情報を含んでもよい。
(c)通知の手法
(c−1)第1の例:端末装置経由での通知
−基地局100の動作
第1の例として、基地局100(通信処理部153)は、上記セルラーシステム及び無線LANの両方において通信可能な端末装置200へ、上記期間関連情報を送信することにより、上記実行期間又は上記停止期間をアクセスポイント300に通知する。
例えば、基地局100(通信処理部153)は、上記期間関連情報を含むシステム情報を送信する。あるいは、基地局100(通信処理部153)は、上記期間関連情報を含むメッセージを端末装置200へ個別に送信してもよい。
具体的な処理として、例えば、通信処理部153は、上記期間関連情報の送信処理(例えば、上記システム情報又は上記メッセージの生成、スケジューリング、無線リソースへのマッピング、符号化、及び/又は変調など)を実行する。
−端末装置200の動作
例えば、端末装置200(情報取得部241)は、上記期間関連情報を取得する。そして、例えば、端末装置200(通信処理部245)は、上記期間関連情報を含む無線LANフレームを、アクセスポイント300へ送信する。
一例として、上記無線LANフレームは、データフレームである。
具体的な処理として、例えば、通信処理部245は、上記無線LANフレームの送信処理(例えば、上記無線LANフレームの生成、符号化、及び/又は復調など)を実行する。
(b−2)第2の例:セルラーシステムにおいて通信可能なアクセスポイントへの通知
第2の例として、アクセスポイント300は、上記セルラーシステムにおいて通信可能であってもよい。この場合に、基地局100(通信処理部153)は、上記期間関連情報をアクセスポイント300へ送信することにより、上記実行期間又は上記停止期間を上記アクセスポイント300に通知してもよい。即ち、基地局100は、上記セルラーシステムの通信方式に従って、上記実行期間又は上記停止期間をアクセスポイント300に直接的に通知してもよい。
基地局100(通信処理部153)は、上記期間関連情報を含むシステム情報を送信してもよい。あるいは、基地局100(通信処理部153)は、上記期間関連情報を含むメッセージをアクセスポイント300へ個別に送信してもよい。
具体的な処理として、通信処理部153は、上記期間関連情報の送信処理(例えば、上記システム情報又は上記メッセージの生成、スケジューリング、無線リソースへのマッピング、符号化、及び/又は変調など)を実行してもよい。
(b−3)第3の例:無線LANフレームの中での通知
第3の例として、基地局100(通信処理部153)は、上記期間関連情報を含む無線LANフレームを送信することにより、上記実行期間又は上記停止期間をアクセスポイント300に通知してもよい。即ち、基地局100は、無線LANの通信方式に従って、上記実行期間又は上記停止期間をアクセスポイント300に直接的に通知してもよい。
一例として、当該無線LANフレームは、データフレームであってもよい。
具体的な処理として、通信処理部153は、上記無線LANフレームの送信処理(例えば、上記無線LANフレームの生成、符号化、及び/又は復調など)を実行してもよい。
−第4の例:バックホール経由での通知
第4の例として、基地局100(通信処理部153)は、バックホールを介して上記期間関連情報をアクセスポイント300へ送信することにより、上記実行期間又は上記停止期間をアクセスポイント300に通知してもよい。
具体的な処理として、通信処理部153は、上記期間関連情報を含むメッセージの送信処理(例えば、当該メッセージの生成、及び/又は符号化など)を実行してもよい。
例えば以上のように、基地局100(通信処理部153)は、アクセスポイント300に上記実行期間又は上記停止期間を通知する。これにより、例えば、上記実行期間内での上記共用帯域における上記セルラーシステムの通信への干渉を抑えるための動作を、アクセスポイント300に行わせることが可能になる。
(2)ビーコンフレームの送信
上述したように、アクセスポイント300は、上記実行期間又は上記停止期間の開始に合わせて、上記共用帯域におけるビーコンフレームの送信を行う。当該ビーコンフレームは、PCF動作のためのCFPに関するパラメータを含み、当該パラメータは、NAVを設定するための持続時間情報を含む。
情報取得部351は、上記実行期間又は上記停止期間に関する情報(即ち、期間関連情報)を取得する。通信処理部353は、上記実行期間又は上記停止期間の開始に合わせて、上記共用帯域におけるビーコンフレームの送信を行う。
これにより、例えば、上記共用帯域におけるセルラーシステムと無線LANとの間での干渉をより小さくすることが可能になる。より具体的には、例えば、アクセスポイント300の近くのステーション400は、上記持続時間情報に基づいてNAVを設定し、上記実行期間又は上記停止期間内で上記共用帯域において信号を自らの判断では送信しなくなる。そのため、上記共用帯域における上記セルラーシステムの通信への干渉が抑えられ得る。
(a)共用帯域
共用帯域についての説明は、第1の実施形態と第2の実施形態との間に差異はない。よって、ここでは重複する記載を省略する。
(b)パラメータ
例えば、上記パラメータは、CFパラメータであり、上記持続時間情報は、CFP最大持続時間(CFP MaxDuration)又はCFP残持続時間(CFP DurationRemaining)である。
(d)ビーコンフレームの送信及びそれに関連する動作の例
(d−1)第1のケース
例えば、第1のケースとして、アクセスポイント300(通信処理部353)は、上記実行期間の長さと上記停止期間の長さとの和と同程度のビーコン間隔で、上記実行期間及び上記停止期間のうちの一方の開始に合わせて、上記共用帯域における上記ビーコンフレームの送信を行う。
−第1の例
図23は、第1のケースにおけるビーコンフレームの送信とそれに関連する動作の第1の例を説明するための説明図である。
アクセスポイント300は、共用帯域において基地局100が通信を行う実行期間53の開始に合わせて、上記共用帯域においてビーコンフレーム51を送信する。ビーコンフレーム51は、実行期間53の長さ及び停止期間55の長さの和に対応する持続時間(例えば、当該和と同程度の持続時間)を示す持続時間情報を含む。
基地局100は、実行期間53内で、上記共用帯域における上記セルラーシステムの通信を行い、その後、停止期間55内で、上記共用帯域における上記セルラーシステムの通信を停止する。
一方、ステーション400は、上記ビーコンフレーム51の受信に応じて、上記持続時間情報に基づいてNAVを設定する。その結果、ステーション400は、アクセスポイント300によるポーリングがない限り、実行期間53及び停止期間55にわたり上記共用帯域において信号を送信しない。アクセスポイント300は、実行期間53にわたり上記共用帯域において信号を送信しない(当然ながらポーリングも行わない)。実行期間53の経過後に、アクセスポイント300及びステーション400は、停止期間55内で、上記共用帯域におけるPCFでの無線LANの通信を行う。
さらに、アクセスポイント300は、実行期間53の長さと停止期間55の長さの和と同程度のビーコン間隔の経過後に、ビーコンフレーム51を再び送信する。
これにより、例えば、上記共用帯域におけるセルラーシステムの通信への干渉を抑えることが可能になる。また、例えば、上記停止期間における無線LANの通信がPCFで制御されるので、基地局100は、より確実に、上記実行期間の開始時点から上記共用帯域を確保し、セルラーシステムの通信を開始することができる。
−第2の例
図24は、第1のケースにおけるビーコンフレームの送信とそれに関連する動作の第2の例を説明するための説明図である。
アクセスポイント300は、共用帯域において基地局100が通信を行う実行期間53の開始に合わせて、上記共用帯域においてビーコンフレーム51を送信する。ビーコンフレーム51は、実行期間53の長さに対応する持続時間(例えば、実行期間53の長さと同程度の持続時間)を示す持続時間情報を含む。
基地局100は、実行期間53内で、上記共用帯域における上記セルラーシステムの通信を行い、その後、停止期間55内で、上記共用帯域における上記セルラーシステムの通信を停止する。
一方、ステーション400は、上記ビーコンフレーム51の受信に応じて、上記持続時間情報に基づいてNAVを設定する。その結果、ステーション400は、アクセスポイント300によるポーリングがない限り、実行期間53にわたり上記共用帯域において信号を送信しない。アクセスポイント300は、実行期間53にわたり上記共用帯域において信号を送信しない(当然ながらポーリングも行わない)。実行期間53の経過後に、ステーション400のNAVは0となり、アクセスポイント300及びステーション400は、停止期間55内で、上記共用帯域におけるDCFでの無線LANの通信を行う。
さらに、アクセスポイント300は、実行期間53の長さと停止期間55の長さの和と同程度のビーコン間隔の経過後に、ビーコンフレーム51を再び送信する。
これにより、例えば、上記共用帯域におけるセルラーシステムの通信への干渉を抑えることが可能になり、且つ、上記停止期間においてDCFでの無線LAN通信を行うことが可能になる。
−第3の例
図25は、第1のケースにおけるビーコンフレームの送信とそれに関連する動作の第3の例を説明するための説明図である。
アクセスポイント300は、共用帯域において基地局100が通信を停止する停止期間55の開始に合わせて、上記共用帯域においてビーコンフレーム51を送信する。ビーコンフレーム51は、停止期間55の長さに対応する持続時間(例えば、停止期間55の長さと同程度の持続時間)を示す持続時間情報を含む。
基地局100は、停止期間55内で、上記共用帯域における上記セルラーシステムの通信を停止し、その後、実行期間53内で、上記共用帯域における上記セルラーシステムの通信を行う。
一方、ステーション400は、上記ビーコンフレーム51の受信に応じて、上記持続時間情報に基づいてNAVを設定する。その結果、ステーション400は、アクセスポイント300によるポーリングがない限り、停止期間55にわたり上記共用帯域において信号を送信しない。アクセスポイント300及びステーション400は、停止期間55内で、上記共用帯域におけるPCFでの無線LANの通信を行う。停止期間55の経過後に、ステーション400のNAVは0となるが、実行期間53内で、セルラーシステムの通信が行われるので、上記共用帯域はビジー状態である。そのため、アクセスポイント300及びステーション400は、キャリアセンスの結果として、実行期間53にわたり上記共用帯域において信号を送信しない。
さらに、アクセスポイント300は、実行期間53の長さと停止期間55の長さの和と同程度のビーコン間隔の経過後に、ビーコンフレーム51を再び送信する。
これにより、例えば、上記共用帯域におけるセルラーシステムの通信への干渉を抑えることが可能になる。また、例えば、上記停止期間における無線LANの通信がPCFで制御されるので、基地局100は、より確実に、上記実行期間の開始時点から上記共用帯域を確保し、セルラーシステムの通信を開始することができる。
(d−2)第2のケース
第2のケースとして、上記実行期間と上記停止期間は、同程度の長さを有してもよい。アクセスポイント300(通信処理部353)は、上記実行期間及び上記停止期間の各々の長さと同程度のビーコン間隔で、上記実行期間及び上記停止期間の各々の開始に合わせて、上記共用帯域における上記ビーコンフレームの送信を行ってもよい。
−第1の例
図26は、第2のケースにおけるビーコンフレームの送信とそれに関連する動作の第1の例を説明するための説明図である。
アクセスポイント300は、共用帯域において基地局100が通信を行う実行期間63の開始に合わせて、上記共用帯域において第1のビーコンフレーム61を送信する。第1のビーコンフレーム61は、実行期間63の長さに対応する持続時間(例えば、実行期間63の長さと同程度の持続時間)を示す持続時間情報を含む。
基地局100は、実行期間63内で、上記共用帯域における上記セルラーシステムの通信を行う。
一方、ステーション400は、第1のビーコンフレーム61の受信に応じて、上記持続時間情報に基づいてNAVを設定する。その結果、ステーション400は、アクセスポイント300によるポーリングがない限り、実行期間63にわたり上記共用帯域において信号を送信しない。アクセスポイント300は、実行期間63にわたり上記共用帯域において信号を送信しない(当然ながらポーリングも行わない)。
さらに、アクセスポイント300は、共用帯域において基地局100が通信を停止する停止期間67の開始に合わせて(換言すると、実行期間63の長さと同程度のビーコン間隔の経過後に)、上記共用帯域において第2のビーコンフレーム65を送信する。第2のビーコンフレーム65は、停止期間67の長さに対応する持続時間(例えば、停止期間67の長さと同程度の持続時間)を示す持続時間情報を含む。
基地局100は、停止期間67内で、上記共用帯域における上記セルラーシステムの通信を停止する。
一方、ステーション400は、第2のビーコンフレーム65の受信に応じて、上記持続時間情報に基づいてNAVを設定する。その結果、ステーション400は、アクセスポイント300によるポーリングがない限り、停止期間67にわたり上記共用帯域において信号を送信しない。アクセスポイント300及びステーション400は、停止期間67内で、上記共用帯域におけるPCFでの無線LANの通信を行う。
さらに、アクセスポイント300は、実行期間63の開始に合わせて(換言すると、停止期間67の長さと同程度のビーコン間隔の経過後に)、上記共用帯域において第1のビーコンフレーム61を再び送信する。
これにより、例えば、上記共用帯域におけるセルラーシステムの通信への干渉を抑えることが可能になる。また、例えば、上記停止期間における無線LANの通信がPCFで制御されるので、基地局100は、より確実に、上記実行期間の開始時点から上記共用帯域を確保し、セルラーシステムの通信を開始することができる。
−第2の例
図27は、第2のケースにおけるビーコンフレームの送信とそれに関連する動作の第2の例を説明するための説明図である。
アクセスポイント300は、共用帯域において基地局100が通信を行う実行期間63の開始に合わせて、上記共用帯域において第1のビーコンフレーム61を送信する。第1のビーコンフレーム61は、実行期間63の長さに対応する持続時間(例えば、実行期間63の長さと同程度の持続時間)を示す持続時間情報を含む。
基地局100は、実行期間63内で、上記共用帯域における上記セルラーシステムの通信を行う。
一方、ステーション400は、第1のビーコンフレーム61の受信に応じて、上記持続時間情報に基づいてNAVを設定する。その結果、ステーション400は、アクセスポイント300によるポーリングがない限り、実行期間63にわたり上記共用帯域において信号を送信しない。アクセスポイント300は、実行期間63にわたり上記共用帯域において信号を送信しない(当然ながらポーリングも行わない)。
さらに、アクセスポイント300は、共用帯域において基地局100が通信を停止する停止期間67の開始に合わせて(換言すると、実行期間63の長さと同程度のビーコン間隔の経過後に)、上記共用帯域において第2のビーコンフレーム65を送信する。第2のビーコンフレーム65は、停止期間67よりも短い持続時間を示す持続時間情報を含む。
基地局100は、停止期間67内で、上記共用帯域における上記セルラーシステムの通信を停止する。
一方、ステーション400は、第2のビーコンフレーム65の受信に応じて、上記持続時間情報に基づいてNAVを設定する。そして、アクセスポイント300及びステーション400は、停止期間67のうちの、上記持続時間情報により示される持続時間(即ち、停止期間67よりも短い期間)内で、上記共用帯域におけるPCFでの無線LANの通信を行う。その後、アクセスポイント300及びステーション400は、停止期間67のうちの残りの期間内で、上記共用帯域におけるDCFでの無線LANの通信を行う。
さらに、アクセスポイント300は、実行期間63の開始に合わせて(換言すると、停止期間67の長さと同程度のビーコン間隔の経過後に)、上記共用帯域において第1のビーコンフレーム61を再び送信する。
なお、第2のビーコンフレーム65は、0である持続時間を示す持続時間情報を含んでもよい。その結果、アクセスポイント300及びステーション400は、停止期間67内で、上記共用帯域におけるDCFでの無線LANの通信を行ってもよい。
これにより、例えば、上記共用帯域におけるセルラーシステムの通信への干渉を抑えることが可能になり、且つ、上記停止期間においてDCF(及びPCFで)での無線LAN通信を行うことが可能になる。
(3)端末装置のための動作
(a)基地局の動作
例えば、基地局100(通信処理部153)は、上記実行期間又は上記停止期間を示す情報(以下、「期間情報」と呼ぶ)を、上記セルラーシステムの通信を行う端末装置200へ送信する。この点についての説明は、第1の実施形態と第3の実施形態との間で差異はない。よって、ここでは重複する記載を省略する。
(b)端末装置の動作
例えば、端末装置200は、上記実行期間(即ち、上記共用帯域における上記セルラーシステムの通信が行われる期間)又は上記停止期間(即ち、上記共用帯域における上記セルラーシステムの通信が停止される期間)を示す上記期間情報に基づいて、上記共用帯域を対象とする測定を行う。この点についての説明は、第1の実施形態と第3の実施形態との間で差異はない。よって、ここでは重複する記載を省略する。
(4)基地局間での実行期間/停止期間の協調
上記実行期間及び上記停止期間は、基地局100と基地局100の隣接基地局との間で共通の期間であってもよい。この点についての説明は、第1の実施形態と第3の実施形態との間で差異はない。よって、ここでは重複する記載を省略する。
<6.3.処理の流れ>
次に、図28〜図30を参照して、第3の実施形態に係る処理の例を説明する。
(1)基地局100の処理
図28は、第3の実施形態に係る基地局100の処理の概略的な流れの一例を示すフローチャートである。
基地局100(情報取得部151)は、実行期間又は停止期間に関する情報(即ち、期間関連情報)を取得し、基地局100(通信処理部153)は、上記実行期間又は上記停止期間をアクセスポイント300に通知する(S561)。
基地局100(通信処理部153)は、上記実行期間内で、共用帯域におけるセルラーシステムの通信を行う(S563)。
基地局100(通信処理部153)は、上記停止期間内で、上記共用帯域における上記セルラーシステムの通信を停止する(S565)。そして、処理はステップS563へ戻る。
(1)アクセスポイント300の処理
(a)第1の例
図29は、第3の実施形態に係るアクセスポイント300の処理の概略的な流れの第1の例を示すフローチャートである。当該第1の例は、上述した第1のケースに対応する処理である。
アクセスポイント300(情報取得部351)は、実行期間又は停止期間に関する情報(即ち、期間関連情報)を取得する(S571)。
アクセスポイント300(通信処理部353)は、上記実行期間及び上記停止期間のうちの一方の開始に合わせて、共用帯域におけるビーコンフレームの送信を行う(S573)。上記ビーコンフレームは、PCF動作のためのCFPに関するパラメータを含むビーコンフレームであり、当該パラメータは、NAVを設定するための持続時間情報を含む。
アクセスポイント300(通信処理部353)は、上記停止期間内で、上記共用帯域における無線LANの通信を行い、上記実行期間内で、上記共用帯域における無線LANの通信を停止する(S575)。そして、処理はステップS573へ戻る。
(b)第2の例
図30は、第3の実施形態に係るアクセスポイント300の処理の概略的な流れの第2の例を示すフローチャートである。当該第2の例は、上述した第2のケースに対応する処理である。
アクセスポイント300(情報取得部351)は、実行期間又は停止期間に関する情報(即ち、期間関連情報)を取得する(S581)。
アクセスポイント300(通信処理部353)は、上記実行期間の開始に合わせて、共用帯域におけるビーコンフレームの送信を行う(S583)。上記ビーコンフレームは、PCF動作のためのCFPに関するパラメータを含むビーコンフレームであり、当該パラメータは、NAVを設定するための持続時間情報を含む。当該持続時間情報は、上記実行期間の長さに対応する持続時間を示す。
アクセスポイント300(通信処理部353)は、上記実行期間内で、上記共用帯域における無線LANの通信を停止する(S585)。
アクセスポイント300(通信処理部353)は、上記停止期間の開始に合わせて、共用帯域におけるビーコンフレームの送信を行う(S587)。上記ビーコンフレームも、PCF動作のためのCFPに関するパラメータを含むビーコンフレームであり、当該パラメータは、NAVを設定するための持続時間情報を含む。
アクセスポイント300(通信処理部353)は、上記停止期間内で、上記共用帯域における無線LANの通信を行う(S589)。そして、処理はステップS583へ戻る。
<<7.応用例>>
本開示に係る技術は、様々な製品へ応用可能である。例えば、基地局100は、マクロeNB又はスモールeNBなどのいずれかの種類のeNB(evolved Node B)として実現されてもよい。スモールeNBは、ピコeNB、マイクロeNB又はホーム(フェムト)eNBなどの、マクロセルよりも小さいセルをカバーするeNBであってよい。その代わりに、基地局100は、NodeB又はBTS(Base Transceiver Station)などの他の種類の基地局として実現されてもよい。基地局100は、無線通信を制御する本体(基地局装置ともいう)と、本体とは別の場所に配置される1つ以上のRRH(Remote Radio Head)とを含んでもよい。また、後述する様々な種類の端末が一時的に又は半永続的に基地局機能を実行することにより、基地局100として動作してもよい。さらに、基地局100の少なくとも一部の構成要素は、基地局装置又は基地局装置のためのモジュールにおいて実現されてもよい。
また、例えば、端末装置200は、スマートフォン、タブレットPC(Personal Computer)、ノートPC、携帯型ゲーム端末、携帯型/ドングル型のモバイルルータ若しくはデジタルカメラなどのモバイル端末、又はカーナビゲーション装置などの車載端末として実現されてもよい。また、端末装置200は、M2M(Machine To Machine)通信を行う端末(MTC(Machine Type Communication)端末ともいう)として実現されてもよい。さらに、端末装置200の少なくとも一部の構成要素は、これら端末に搭載されるモジュール(例えば、1つのダイで構成される集積回路モジュール)において実現されてもよい。
また、例えば、アクセスポイント300は、ルータ機能を有し又はルータ機能を有しない無線LANアクセスポイント(無線基地局ともいう)として実現されてもよい。また、アクセスポイント300は、モバイル無線LANルータとして実現されてもよい。さらに、アクセスポイント300の少なくとも一部の構成要素は、これら装置に搭載される無線通信モジュール(例えば、1つのダイで構成される集積回路モジュール)において実現されてもよい。
また、例えば、ステーション400は、スマートフォン、タブレットPC、ノートPC、携帯型ゲーム端末若しくはデジタルカメラなどのモバイル端末、テレビジョン受像機、プリンタ、デジタルスキャナ若しくはネットワークストレージなどの固定端末、又はカーナビゲーション装置などの車載端末として実現されてもよい。また、ステーション400は、スマートメータ、自動販売機、遠隔監視装置又はPOS(Point Of Sale)端末などの、M2M通信を行う端末(MTC端末ともいう)として実現されてもよい。さらに、ステーション400の少なくとも一部の構成要素は、これら端末に搭載される無線通信モジュール(例えば、1つのダイで構成される集積回路モジュール)において実現されてもよい。
<7.1.基地局に関する応用例>
(1)第1の応用例
図31は、本開示に係る技術が適用され得るeNBの概略的な構成の第1の例を示すブロック図である。eNB800は、1つ以上のアンテナ810、及び基地局装置820を有する。各アンテナ810及び基地局装置820は、RFケーブルを介して互いに接続され得る。
アンテナ810の各々は、単一の又は複数のアンテナ素子(例えば、MIMOアンテナを構成する複数のアンテナ素子)を有し、基地局装置820による無線信号の送受信のために使用される。eNB800は、図31に示したように複数のアンテナ810を有し、複数のアンテナ810は、例えばeNB800が使用する複数の周波数帯域にそれぞれ対応してもよい。なお、図31にはeNB800が複数のアンテナ810を有する例を示したが、eNB800は単一のアンテナ810を有してもよい。
基地局装置820は、コントローラ821、メモリ822、ネットワークインタフェース823及び無線通信インタフェース825を備える。
コントローラ821は、例えばCPU又はDSPであってよく、基地局装置820の上位レイヤの様々な機能を動作させる。例えば、コントローラ821は、無線通信インタフェース825により処理された信号内のデータからデータパケットを生成し、生成したパケットをネットワークインタフェース823を介して転送する。コントローラ821は、複数のベースバンドプロセッサからのデータをバンドリングすることによりバンドルドパケットを生成し、生成したバンドルドパケットを転送してもよい。また、コントローラ821は、無線リソース管理(Radio Resource Control)、無線ベアラ制御(Radio Bearer Control)、移動性管理(Mobility Management)、流入制御(Admission Control)又はスケジューリング(Scheduling)などの制御を実行する論理的な機能を有してもよい。また、当該制御は、周辺のeNB又はコアネットワークノードと連携して実行されてもよい。メモリ822は、RAM及びROMを含み、コントローラ821により実行されるプログラム、及び様々な制御データ(例えば、端末リスト、送信電力データ及びスケジューリングデータなど)を記憶する。
ネットワークインタフェース823は、基地局装置820をコアネットワーク824に接続するための通信インタフェースである。コントローラ821は、ネットワークインタフェース823を介して、コアネットワークノード又は他のeNBと通信してもよい。その場合に、eNB800と、コアネットワークノード又は他のeNBとは、論理的なインタフェース(例えば、S1インタフェース又はX2インタフェース)により互いに接続されてもよい。ネットワークインタフェース823は、有線通信インタフェースであってもよく、又は無線バックホールのための無線通信インタフェースであってもよい。ネットワークインタフェース823が無線通信インタフェースである場合、ネットワークインタフェース823は、無線通信インタフェース825により使用される周波数帯域よりもより高い周波数帯域を無線通信に使用してもよい。
無線通信インタフェース825は、LTE(Long Term Evolution)又はLTE−Advancedなどのいずれかのセルラー通信方式をサポートし、アンテナ810を介して、eNB800のセル内に位置する端末に無線接続を提供する。無線通信インタフェース825は、典型的には、ベースバンド(BB)プロセッサ826及びRF回路827などを含み得る。BBプロセッサ826は、例えば、符号化/復号、変調/復調及び多重化/逆多重化などを行なってよく、各レイヤ(例えば、L1、MAC(Medium Access Control)、RLC(Radio Link Control)及びPDCP(Packet Data Convergence Protocol))の様々な信号処理を実行する。BBプロセッサ826は、コントローラ821の代わりに、上述した論理的な機能の一部又は全部を有してもよい。BBプロセッサ826は、通信制御プログラムを記憶するメモリ、当該プログラムを実行するプロセッサ及び関連する回路を含むモジュールであってもよく、BBプロセッサ826の機能は、上記プログラムのアップデートにより変更可能であってもよい。また、上記モジュールは、基地局装置820のスロットに挿入されるカード若しくはブレードであってもよく、又は上記カード若しくは上記ブレードに搭載されるチップであってもよい。一方、RF回路827は、ミキサ、フィルタ及びアンプなどを含んでもよく、アンテナ810を介して無線信号を送受信する。
無線通信インタフェース825は、図31に示したように複数のBBプロセッサ826を含み、複数のBBプロセッサ826は、例えばeNB800が使用する複数の周波数帯域にそれぞれ対応してもよい。また、無線通信インタフェース825は、図31に示したように複数のRF回路827を含み、複数のRF回路827は、例えば複数のアンテナ素子にそれぞれ対応してもよい。なお、図31には無線通信インタフェース825が複数のBBプロセッサ826及び複数のRF回路827を含む例を示したが、無線通信インタフェース825は単一のBBプロセッサ826又は単一のRF回路827を含んでもよい。
さらに、無線通信インタフェース825は、セルラー通信方式に加えて、無線LAN通信方式(例えば、IEEE802.11a、11b、11g、11n、11ac及び11adなどの無線LAN標準のうちの1つ以上)をサポートしてもよい。その場合に、無線通信インタフェース825は、無線LAN通信方式のBBプロセッサ826(及びRF回路827)を含んでもよい。
図31に示したeNB800において、図8を参照して説明した情報取得部151及び/又は通信処理部153は、無線通信インタフェース825において実装されてもよい。あるいは、これらの構成要素の少なくとも一部は、コントローラ821において実装されてもよい。一例として、eNB800は、無線通信インタフェース825の一部(例えば、BBプロセッサ826)若しくは全部、及び/又はコントローラ821を含むモジュールを搭載し、当該モジュールにおいて情報取得部151及び/又は通信処理部153が実装されてもよい。この場合に、上記モジュールは、プロセッサを情報取得部151及び/又は通信処理部153として機能させるためのプログラム(換言すると、プロセッサに情報取得部151及び/又は通信処理部153の動作を実行させるためのプログラム)を記憶し、当該プログラムを実行してもよい。別の例として、プロセッサを情報取得部151及び/又は通信処理部153として機能させるためのプログラムがeNB800にインストールされ、無線通信インタフェース825(例えば、BBプロセッサ826)及び/又はコントローラ821が当該プログラムを実行してもよい。以上のように、情報取得部151及び/又は通信処理部153を備える装置としてeNB800、基地局装置820又は上記モジュールが提供されてもよく、プロセッサを情報取得部151及び/又は通信処理部153として機能させるためのプログラムが提供されてもよい。また、上記プログラムを記録した読み取り可能な記録媒体が提供されてもよい。
また、図31に示したeNB800において、図8を参照して説明した無線通信部120は、無線通信インタフェース825(例えば、RF回路827)において実装されてもよい。また、アンテナ部110は、アンテナ810において実装されてもよい。また、ネットワーク通信部130は、コントローラ821及び/又はネットワークインタフェース823において実装されてもよい。
(2)第2の応用例
図32は、本開示に係る技術が適用され得るeNBの概略的な構成の第2の例を示すブロック図である。eNB830は、1つ以上のアンテナ840、基地局装置850、及びRRH860を有する。各アンテナ840及びRRH860は、RFケーブルを介して互いに接続され得る。また、基地局装置850及びRRH860は、光ファイバケーブルなどの高速回線で互いに接続され得る。
アンテナ840の各々は、単一の又は複数のアンテナ素子(例えば、MIMOアンテナを構成する複数のアンテナ素子)を有し、RRH860による無線信号の送受信のために使用される。eNB830は、図32に示したように複数のアンテナ840を有し、複数のアンテナ840は、例えばeNB830が使用する複数の周波数帯域にそれぞれ対応してもよい。なお、図32にはeNB830が複数のアンテナ840を有する例を示したが、eNB830は単一のアンテナ840を有してもよい。
基地局装置850は、コントローラ851、メモリ852、ネットワークインタフェース853、無線通信インタフェース855及び接続インタフェース857を備える。コントローラ851、メモリ852及びネットワークインタフェース853は、図31を参照して説明したコントローラ821、メモリ822及びネットワークインタフェース823と同様のものである。
無線通信インタフェース855は、LTE又はLTE−Advancedなどのいずれかのセルラー通信方式をサポートし、RRH860及びアンテナ840を介して、RRH860に対応するセクタ内に位置する端末に無線接続を提供する。無線通信インタフェース855は、典型的には、BBプロセッサ856などを含み得る。BBプロセッサ856は、接続インタフェース857を介してRRH860のRF回路864と接続されることを除き、図31を参照して説明したBBプロセッサ826と同様のものである。無線通信インタフェース855は、図32に示したように複数のBBプロセッサ856を含み、複数のBBプロセッサ856は、例えばeNB830が使用する複数の周波数帯域にそれぞれ対応してもよい。なお、図32には無線通信インタフェース855が複数のBBプロセッサ856を含む例を示したが、無線通信インタフェース855は単一のBBプロセッサ856を含んでもよい。
さらに、無線通信インタフェース855は、セルラー通信方式に加えて、無線LAN通信方式(例えば、IEEE802.11a、11b、11g、11n、11ac及び11adなどの無線LAN標準のうちの1つ以上)をサポートしてもよい。その場合に、無線通信インタフェース855は、無線LAN通信方式のBBプロセッサ856を含んでもよい。
接続インタフェース857は、基地局装置850(無線通信インタフェース855)をRRH860と接続するためのインタフェースである。接続インタフェース857は、基地局装置850(無線通信インタフェース855)とRRH860とを接続する上記高速回線での通信のための通信モジュールであってもよい。
また、RRH860は、接続インタフェース861及び無線通信インタフェース863を備える。
接続インタフェース861は、RRH860(無線通信インタフェース863)を基地局装置850と接続するためのインタフェースである。接続インタフェース861は、上記高速回線での通信のための通信モジュールであってもよい。
無線通信インタフェース863は、アンテナ840を介して無線信号を送受信する。無線通信インタフェース863は、典型的には、RF回路864などを含み得る。RF回路864は、ミキサ、フィルタ及びアンプなどを含んでもよく、アンテナ840を介して無線信号を送受信する。無線通信インタフェース863は、図32に示したように複数のRF回路864を含み、複数のRF回路864は、例えば複数のアンテナ素子にそれぞれ対応してもよい。なお、図32には無線通信インタフェース863が複数のRF回路864を含む例を示したが、無線通信インタフェース863は単一のRF回路864を含んでもよい。
図32に示したeNB830において、図8を参照して説明した説明した情報取得部151及び/又は通信処理部153は、無線通信インタフェース855及び/又は無線通信インタフェース863において実装されてもよい。あるいは、これらの構成要素の少なくとも一部は、コントローラ851において実装されてもよい。一例として、eNB830は、無線通信インタフェース855の一部(例えば、BBプロセッサ856)若しくは全部、及び/又はコントローラ851を含むモジュールを搭載し、当該モジュールにおいて情報取得部151及び/又は通信処理部153が実装されてもよい。この場合に、上記モジュールは、プロセッサを情報取得部151及び/又は通信処理部153として機能させるためのプログラム(換言すると、プロセッサに情報取得部151及び/又は通信処理部153の動作を実行させるためのプログラム)を記憶し、当該プログラムを実行してもよい。別の例として、プロセッサを情報取得部151及び/又は通信処理部153として機能させるためのプログラムがeNB830にインストールされ、無線通信インタフェース855(例えば、BBプロセッサ856)及び/又はコントローラ851が当該プログラムを実行してもよい。以上のように、情報取得部151及び/又は通信処理部153を備える装置としてeNB830、基地局装置850又は上記モジュールが提供されてもよく、プロセッサを情報取得部151及び/又は通信処理部153として機能させるためのプログラムが提供されてもよい。また、上記プログラムを記録した読み取り可能な記録媒体が提供されてもよい。
また、図32に示したeNB830において、例えば、図8を参照して説明した無線通信部120は、無線通信インタフェース863(例えば、RF回路864)において実装されてもよい。また、アンテナ部110は、アンテナ840において実装されてもよい。また、ネットワーク通信部130は、コントローラ851及び/又はネットワークインタフェース853において実装されてもよい。
<7.2.端末装置及びステーションに関する応用例>
(1)第1の応用例
図33は、本開示に係る技術が適用され得るスマートフォン900の概略的な構成の一例を示すブロック図である。スマートフォン900は、プロセッサ901、メモリ902、ストレージ903、外部接続インタフェース904、カメラ906、センサ907、マイクロフォン908、入力デバイス909、表示デバイス910、スピーカ911、無線通信インタフェース912、1つ以上のアンテナスイッチ915、1つ以上のアンテナ916、バス917、バッテリー918及び補助コントローラ919を備える。
プロセッサ901は、例えばCPU又はSoC(System on Chip)であってよく、スマートフォン900のアプリケーションレイヤ及びその他のレイヤの機能を制御する。メモリ902は、RAM及びROMを含み、プロセッサ901により実行されるプログラム及びデータを記憶する。ストレージ903は、半導体メモリ又はハードディスクなどの記憶媒体を含み得る。外部接続インタフェース904は、メモリーカード又はUSB(Universal Serial Bus)デバイスなどの外付けデバイスをスマートフォン900へ接続するためのインタフェースである。
カメラ906は、例えば、CCD(Charge Coupled Device)又はCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)などの撮像素子を有し、撮像画像を生成する。センサ907は、例えば、測位センサ、ジャイロセンサ、地磁気センサ及び加速度センサなどのセンサ群を含み得る。マイクロフォン908は、スマートフォン900へ入力される音声を音声信号へ変換する。入力デバイス909は、例えば、表示デバイス910の画面上へのタッチを検出するタッチセンサ、キーパッド、キーボード、ボタン又はスイッチなどを含み、ユーザからの操作又は情報入力を受け付ける。表示デバイス910は、液晶ディスプレイ(LCD)又は有機発光ダイオード(OLED)ディスプレイなどの画面を有し、スマートフォン900の出力画像を表示する。スピーカ911は、スマートフォン900から出力される音声信号を音声に変換する。
無線通信インタフェース912は、LTE又はLTE−Advancedなどのいずれかのセルラー通信方式をサポートし、無線通信を実行する。無線通信インタフェース912は、典型的には、BBプロセッサ913及びRF回路914などを含み得る。BBプロセッサ913は、例えば、符号化/復号、変調/復調及び多重化/逆多重化などを行なってよく、無線通信のための様々な信号処理を実行する。一方、RF回路914は、ミキサ、フィルタ及びアンプなどを含んでもよく、アンテナ916を介して無線信号を送受信する。無線通信インタフェース912は、BBプロセッサ913及びRF回路914を集積したワンチップのモジュールであってもよい。無線通信インタフェース912は、図33に示したように複数のBBプロセッサ913及び複数のRF回路914を含んでもよい。なお、図33には無線通信インタフェース912が複数のBBプロセッサ913及び複数のRF回路914を含む例を示したが、無線通信インタフェース912は単一のBBプロセッサ913又は単一のRF回路914を含んでもよい。
さらに、無線通信インタフェース912は、セルラー通信方式に加えて、無線LAN通信方式(例えば、IEEE802.11a、11b、11g、11n、11ac及び11adなどの無線LAN標準のうちの1つ以上)をサポートしてもよい。その場合に、無線通信インタフェース912は、無線LAN通信方式のBBプロセッサ913(及びRF回路914)を含んでもよい。また、無線通信インタフェース912は、近距離無線通信方式又は近接無線通信方式などのさらに他の種類の無線通信方式をサポートしてもよく、その場合に、無線通信方式ごとのBBプロセッサ913(及びRF回路914)を含んでもよい。
アンテナスイッチ915の各々は、無線通信インタフェース912に含まれる複数の回路(例えば、異なる無線通信方式のための回路)の間でアンテナ916の接続先を切り替える。
アンテナ916の各々は、単一の又は複数のアンテナ素子(例えば、MIMOアンテナを構成する複数のアンテナ素子)を有し、無線通信インタフェース912による無線信号の送受信のために使用される。スマートフォン900は、図33に示したように複数のアンテナ916を有してもよい。なお、図33にはスマートフォン900が複数のアンテナ916を有する例を示したが、スマートフォン900は単一のアンテナ916を有してもよい。
さらに、スマートフォン900は、無線通信方式ごとにアンテナ916を備えてもよい。その場合に、アンテナスイッチ915は、スマートフォン900の構成から省略されてもよい。
バス917は、プロセッサ901、メモリ902、ストレージ903、外部接続インタフェース904、カメラ906、センサ907、マイクロフォン908、入力デバイス909、表示デバイス910、スピーカ911、無線通信インタフェース912及び補助コントローラ919を互いに接続する。バッテリー918は、図中に破線で部分的に示した給電ラインを介して、図33に示したスマートフォン900の各ブロックへ電力を供給する。補助コントローラ919は、例えば、スリープモードにおいて、スマートフォン900の必要最低限の機能を動作させる。
図33に示したスマートフォン900において、図9を参照して説明した処理部240に含まれる1つ以上の構成要素(情報取得部241、測定部243及び/又は通信処理部245)は、無線通信インタフェース912において実装されてもよい。あるいは、これらの構成要素の少なくとも一部は、プロセッサ901又は補助コントローラ919において実装されてもよい。一例として、スマートフォン900は、無線通信インタフェース912の一部(例えば、BBプロセッサ913)若しくは全部、プロセッサ901、及び/又は補助コントローラ919を含むモジュールを搭載し、当該モジュールにおいて上記1つ以上の構成要素が実装されてもよい。この場合に、上記モジュールは、プロセッサを上記1つ以上の構成要素として機能させるためのプログラム(換言すると、プロセッサに上記1つ以上の構成要素の動作を実行させるためのプログラム)を記憶し、当該プログラムを実行してもよい。別の例として、プロセッサを上記1つ以上の構成要素として機能させるためのプログラムがスマートフォン900にインストールされ、無線通信インタフェース912(例えば、BBプロセッサ913)、プロセッサ901、及び/又は補助コントローラ919が当該プログラムを実行してもよい。以上のように、上記1つ以上の構成要素を備える装置としてスマートフォン900又は上記モジュールが提供されてもよく、プロセッサを上記1つ以上の構成要素として機能させるためのプログラムが提供されてもよい。また、上記プログラムを記録した読み取り可能な記録媒体が提供されてもよい。これらの点については、図11を参照して説明した情報取得部441及び/又は通信処理部443も、処理部240に含まれる上記1つ以上の構成要素と同様である。
また、図33に示したスマートフォン900において、例えば、図9を参照して説明した無線通信部220は、無線通信インタフェース912(例えば、RF回路914)において実装されてもよい。また、アンテナ部210は、アンテナ916において実装されてもよい。これらの点については、図11を参照して説明したアンテナ部410及び無線通信部420も、アンテナ部210及び無線通信部220と同様である。
(2)第2の応用例
図34は、本開示に係る技術が適用され得るカーナビゲーション装置920の概略的な構成の一例を示すブロック図である。カーナビゲーション装置920は、プロセッサ921、メモリ922、GPS(Global Positioning System)モジュール924、センサ925、データインタフェース926、コンテンツプレーヤ927、記憶媒体インタフェース928、入力デバイス929、表示デバイス930、スピーカ931、無線通信インタフェース933、1つ以上のアンテナスイッチ936、1つ以上のアンテナ937及びバッテリー938を備える。
プロセッサ921は、例えばCPU又はSoCであってよく、カーナビゲーション装置920のナビゲーション機能及びその他の機能を制御する。メモリ922は、RAM及びROMを含み、プロセッサ921により実行されるプログラム及びデータを記憶する。
GPSモジュール924は、GPS衛星から受信されるGPS信号を用いて、カーナビゲーション装置920の位置(例えば、緯度、経度及び高度)を測定する。センサ925は、例えば、ジャイロセンサ、地磁気センサ及び気圧センサなどのセンサ群を含み得る。データインタフェース926は、例えば、図示しない端子を介して車載ネットワーク941に接続され、車速データなどの車両側で生成されるデータを取得する。
コンテンツプレーヤ927は、記憶媒体インタフェース928に挿入される記憶媒体(例えば、CD又はDVD)に記憶されているコンテンツを再生する。入力デバイス929は、例えば、表示デバイス930の画面上へのタッチを検出するタッチセンサ、ボタン又はスイッチなどを含み、ユーザからの操作又は情報入力を受け付ける。表示デバイス930は、LCD又はOLEDディスプレイなどの画面を有し、ナビゲーション機能又は再生されるコンテンツの画像を表示する。スピーカ931は、ナビゲーション機能又は再生されるコンテンツの音声を出力する。
無線通信インタフェース933は、LTE又はLTE−Advancedなどのいずれかのセルラー通信方式をサポートし、無線通信を実行する。無線通信インタフェース933は、典型的には、BBプロセッサ934及びRF回路935などを含み得る。BBプロセッサ934は、例えば、符号化/復号、変調/復調及び多重化/逆多重化などを行なってよく、無線通信のための様々な信号処理を実行する。一方、RF回路935は、ミキサ、フィルタ及びアンプなどを含んでもよく、アンテナ937を介して無線信号を送受信する。無線通信インタフェース933は、BBプロセッサ934及びRF回路935を集積したワンチップのモジュールであってもよい。無線通信インタフェース933は、図34に示したように複数のBBプロセッサ934及び複数のRF回路935を含んでもよい。なお、図34には無線通信インタフェース933が複数のBBプロセッサ934及び複数のRF回路935を含む例を示したが、無線通信インタフェース933は単一のBBプロセッサ934又は単一のRF回路935を含んでもよい。
さらに、無線通信インタフェース933は、セルラー通信方式に加えて、無線LAN通信方式(例えば、IEEE802.11a、11b、11g、11n、11ac及び11adなどの無線LAN標準のうちの1つ以上)をサポートしてもよい。その場合に、無線通信インタフェース933は、無線LAN通信方式のBBプロセッサ934(及びRF回路935)を含んでもよい。また、無線通信インタフェース933は、近距離無線通信方式又は近接無線通信方式などのさらに他の種類の無線通信方式をサポートしてもよく、その場合に、無線通信方式ごとのBBプロセッサ934(及びRF回路935)を含んでもよい。
アンテナスイッチ936の各々は、無線通信インタフェース933に含まれる複数の回路(例えば、異なる無線通信方式のための回路)の間でアンテナ937の接続先を切り替える。
アンテナ937の各々は、単一の又は複数のアンテナ素子(例えば、MIMOアンテナを構成する複数のアンテナ素子)を有し、無線通信インタフェース933による無線信号の送受信のために使用される。カーナビゲーション装置920は、図34に示したように複数のアンテナ937を有してもよい。なお、図34にはカーナビゲーション装置920が複数のアンテナ937を有する例を示したが、カーナビゲーション装置920は単一のアンテナ937を有してもよい。
さらに、カーナビゲーション装置920は、無線通信方式ごとにアンテナ937を備えてもよい。その場合に、アンテナスイッチ936は、カーナビゲーション装置920の構成から省略されてもよい。
バッテリー938は、図中に破線で部分的に示した給電ラインを介して、図34に示したカーナビゲーション装置920の各ブロックへ電力を供給する。また、バッテリー938は、車両側から給電される電力を蓄積する。
図34に示したカーナビゲーション装置920において、図9を参照して説明した処理部240に含まれる1つ以上の構成要素(情報取得部241、測定部243及び/又は通信処理部245)は、無線通信インタフェース933において実装されてもよい。あるいは、これらの構成要素の少なくとも一部は、プロセッサ921において実装されてもよい。一例として、カーナビゲーション装置920は、無線通信インタフェース933の一部(例えば、BBプロセッサ934)若しくは全部及び/又はプロセッサ921を含むモジュールを搭載し、当該モジュールにおいて上記1つ以上の構成要素が実装されてもよい。この場合に、上記モジュールは、プロセッサを上記1つ以上の構成要素として機能させるためのプログラム(換言すると、プロセッサに上記1つ以上の構成要素の動作を実行させるためのプログラム)を記憶し、当該プログラムを実行してもよい。別の例として、プロセッサを上記1つ以上の構成要素として機能させるためのプログラムがカーナビゲーション装置920にインストールされ、無線通信インタフェース933(例えば、BBプロセッサ934)及び/又はプロセッサ921が当該プログラムを実行してもよい。以上のように、上記1つ以上の構成要素を備える装置としてカーナビゲーション装置920又は上記モジュールが提供されてもよく、プロセッサを上記1つ以上の構成要素として機能させるためのプログラムが提供されてもよい。また、上記プログラムを記録した読み取り可能な記録媒体が提供されてもよい。これらの点については、図11を参照して説明した情報取得部441及び/又は通信処理部443も、処理部240に含まれる上記1つ以上の構成要素と同様である。
また、図34に示したカーナビゲーション装置920において、例えば、図9を参照して説明した無線通信部220は、無線通信インタフェース933(例えば、RF回路935)において実装されてもよい。また、アンテナ部210は、アンテナ937において実装されてもよい。これらの点については、図11を参照して説明したアンテナ部410及び無線通信部420も、アンテナ部210及び無線通信部220と同様である。
また、本開示に係る技術は、上述したカーナビゲーション装置920の1つ以上のブロックと、車載ネットワーク941と、車両側モジュール942とを含む車載システム(又は車両)940として実現されてもよい。即ち、処理部240に含まれる1つ以上の構成要素(情報取得部241、測定部243及び/若しくは通信処理部245)を備える装置として車載システム(又は車両)940が提供されてもよい。車両側モジュール942は、車速、エンジン回転数又は故障情報などの車両側データを生成し、生成したデータを車載ネットワーク941へ出力する。これらの点については、図11を参照して説明した情報取得部441及び/又は通信処理部443も、処理部240に含まれる上記1つ以上の構成要素と同様である。
<7.3.アクセスポイントに関する応用例>
図35は、本開示に係る技術が適用され得る無線アクセスポイント1050の概略的な構成の一例を示すブロック図である。無線アクセスポイント1050は、コントローラ1051、メモリ1052、入力デバイス1054、表示デバイス1055、ネットワークインタフェース1057、無線通信インタフェース1063、アンテナスイッチ1064及びアンテナ1065を備える。
コントローラ1051は、例えばCPU又はDSP(Digital Signal Processor)であってよく、無線アクセスポイント1050のIP(Internet Protocol)レイヤ及びより上位のレイヤの様々な機能(例えば、アクセス制限、ルーティング、暗号化、ファイアウォール及びログ管理など)を動作させる。メモリ1052は、RAM及びROMを含み、コントローラ1051により実行されるプログラム、及び様々な制御データ(例えば、端末リスト、ルーティングテーブル、暗号鍵、セキュリティ設定及びログなど)を記憶する。
入力デバイス1054は、例えば、ボタン又はスイッチなどを含み、ユーザからの操作を受け付ける。表示デバイス1055は、LEDランプなどを含み、無線アクセスポイント1050の動作ステータスを表示する。
ネットワークインタフェース1057は、無線アクセスポイント1050が有線通信ネットワーク1058に接続するための有線通信インタフェースである。ネットワークインタフェース1057は、複数の接続端子を有してもよい。有線通信ネットワーク1058は、イーサネット(登録商標)などのLANであってもよく、又はWAN(Wide Area Network)であってもよい。
無線通信インタフェース1063は、IEEE802.11a、11b、11g、11n、11ac及び11adなどの無線LAN標準のうちの1つ以上をサポートし、近傍の端末へアクセスポイントとして無線接続を提供する。無線通信インタフェース1063は、典型的には、ベースバンドプロセッサ、RF回路及びパワーアンプなどを含み得る。無線通信インタフェース1063は、通信制御プログラムを記憶するメモリ、当該プログラムを実行するプロセッサ及び関連する回路を集積したワンチップのモジュールであってもよい。アンテナスイッチ1064は、無線通信インタフェース1063に含まれる複数の回路の間でアンテナ1065の接続先を切り替える。アンテナ1065は、単一の又は複数のアンテナ素子を有し、無線通信インタフェース1063による無線信号の送信及び受信のために使用される。
図35に示した無線アクセスポイント1050において、図10を用いて説明した情報取得部351及び通信処理部353は、コントローラ1051において実装されてもよい。あるいは、これらの構成要素の少なくとも一部は、無線通信インタフェース1063において実装されてもよい。一例として、無線アクセスポイント1050は、コントローラ1051及び/又は無線通信インタフェース1063を含むモジュールを搭載し、当該モジュールにおいて情報取得部351及び通信処理部353が実装されてもよい。この場合に、上記モジュールは、プロセッサを情報取得部351及び通信処理部353として機能させるためのプログラム(換言すると、プロセッサに情報取得部351及び通信処理部353の動作を実行させるためのプログラム)を記憶し、当該プログラムを実行してもよい。別の例として、プロセッサを情報取得部351及び通信処理部353として機能させるためのプログラムが無線アクセスポイント1050にインストールされ、コントローラ1051及び/又は無線通信インタフェース1063が当該プログラムを実行してもよい。以上のように、情報取得部351及び通信処理部353を備える装置として無線アクセスポイント1050又は上記モジュールが提供されてもよく、プロセッサを情報取得部351及び通信処理部353として機能させるためのプログラムが提供されてもよい。また、上記プログラムを記録した読み取り可能な記録媒体が提供されてもよい。
<<8.まとめ>>
ここまで、図6〜図35を参照して、本開示の実施形態に係る各装置及び各処理を説明した。
(1)第1の実施形態
第1の実施形態によれば、基地局100は、第1の期間(即ち、実行期間)内で、セルラーシステムと無線LANとの間で共用される周波数帯域(即ち、共用帯域)における上記セルラーシステムの通信を行い、第2の期間内(即ち、停止期間)で、上記周波数帯域における上記セルラーシステムの通信を停止する通信処理部153、を備える。上記第1の期間は、上セルラーシステムの同期信号が送信されるサブフレームを含む1つ以上のサブフレームであり、上記第2の期間は、上記同期信号が送信されるサブフレームを含まない1つ以上の他のサブフレームである。
これにより、例えば、セルラーシステムと無線LANとの間で共用される周波数帯域(即ち、共用帯域)おけるセルラーシステムの通信のための同期を端末装置がより容易に維持することが可能になる。
(2)第2の実施形態
第2の実施形態によれば、基地局100は、セルラーシステムと無線LANとの間で共用される周波数帯域(即ち、共用帯域)におけるビーコンフレームの送信を行う通信処理部153、を備える。上記ビーコンフレームは、PCF動作のためのCFPに関するパラメータであって、NAVを設定するための持続時間情報を含む上記パラメータを含む。通信処理部153は、上記ビーコンフレームの送信後に、上記持続時間情報に対応する期間内に、上記周波数帯域における上記セルラーシステムの通信を行う。
これにより、例えば、セルラーシステムと無線LANとの間で共用される周波数帯域(即ち、共用帯域)におけるセルラーシステムと無線LANとの間での干渉をより小さくすることが可能になる。
(3)第3の実施形態
第3の実施形態によれば、基地局100は、セルラーシステムと無線LANとの間で共用される周波数帯域(即ち、共用帯域)において基地局100が通信を行う第1の期間(即ち、実行期間)、又は、上記周波数帯域において基地局100が通信を停止する第2の期間(即ち、停止帯域)に関する情報(即ち、期間関連情報)を取得する情報取得部151と、上記第1の期間又は上記第2の期間を、PCF動作をサポートする無線LANのアクセスポイント300に通知する通信処理部153と、を備える。
第3の実施形態によれば、アクセスポイント300は、セルラーシステムと無線LANとの間で共用される周波数帯域(即ち、共用帯域)において基地局100が通信を行う第1の期間(即ち、実行期間)、又は、上記周波数帯域において基地局100が通信を停止する第2の期間(即ち、停止期間)に関する情報(即ち、期間関連情報)を取得する情報取得部351と、上記第1の期間又は上記第2の期間の開始に合わせて、上記周波数帯域におけるビーコンフレームの送信を行う通信処理部353と、を備える。上記ビーコンフレームは、PCF動作のためのCFPに関するパラメータであって、NAVを設定するための持続時間情報を含む上記パラメータを含む。
これにより、例えば、セルラーシステムと無線LANとの間で共用される周波数帯域(即ち、共用帯域)におけるセルラーシステムと無線LANとの間での干渉をより小さくすることが可能になる。
以上、添付図面を参照しながら本開示の好適な実施形態を説明したが、本開示は係る例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例又は修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本開示の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、通信システムがLTE、LTE−Advanced、又はこれらに準ずる通信規格に準拠したシステムである例を説明したが、本開示は係る例に限定されない。例えば、通信システムは、他の通信規格に準拠したシステムであってもよい。
また、本明細書の処理における処理ステップは、必ずしもフローチャート又はシーケンス図に記載された順序に沿って時系列に実行されなくてよい。例えば、処理における処理ステップは、フローチャート又はシーケンス図として記載した順序と異なる順序で実行されても、並列的に実行されてもよい。
また、本明細書の装置(例えば、基地局、基地局装置若しくは基地局装置のためのモジュール、端末装置若しくは端末装置のためのモジュール、アクセスポイント若しくはアクセスポイントのためのモジュール、又は、ステーション若しくはステーションのためのモジュール)に備えられるプロセッサ(例えば、CPU、DSPなど)を上記装置の構成要素(例えば、情報取得部、通信処理部及び/又は測定部など)として機能させるためのコンピュータプログラム(換言すると、上記プロセッサに上記装置の構成要素の動作を実行させるためのコンピュータプログラム)も作成可能である。また、当該コンピュータプログラムを記録した記録媒体も提供されてもよい。また、上記コンピュータプログラムを記憶するメモリと、上記コンピュータプログラムを実行可能な1つ以上のプロセッサとを備える装置(例えば、基地局、基地局装置若しくは基地局装置のためのモジュール、端末装置若しくは端末装置のためのモジュール、アクセスポイント若しくはアクセスポイントのためのモジュール、又は、ステーション若しくはステーションのためのモジュール)も提供されてもよい。また、上記装置の構成要素(例えば、情報取得部、通信処理部及び/又は測定部など)の動作を含む方法も、本開示に係る技術に含まれる。
また、本明細書に記載された効果は、あくまで説明的又は例示的なものであって限定的ではない。つまり、本開示に係る技術は、上記効果とともに、又は上記効果に代えて、本明細書の記載から当業者には明らかな他の効果を奏しうる。
なお、以下のような構成も本開示の技術的範囲に属する。
(1)
第1の期間内で、セルラーシステムと無線LANとの間で共用される周波数帯域における前記セルラーシステムの通信を行い、第2の期間内で、前記周波数帯域における前記セルラーシステムの通信を停止する通信処理部、
を備え、
前記第1の期間は、前記セルラーシステムの同期信号が送信されるサブフレームを含む1つ以上のサブフレームであり、
前記第2の期間は、前記同期信号が送信されるサブフレームを含まない1つ以上の他のサブフレームである、
装置。
(2)
前記1つ以上のサブフレームは、所定のサブフレーム番号を有するサブフレームであり、
前記1つ以上の他のサブフレームは、他の所定のサブフレーム番号を有するサブフレームである、
前記(1)に記載の装置。
(3)
前記第1の期間及び前記第2の期間の各々は、無線フレームの周期で繰り返される期間である、前記(1)又は(2)に記載の装置。
(4)
前記通信処理部は、前記第1の期間の開始に合わせて、前記周波数帯域における無線LANフレームの送信を行い、
前記無線LANフレームは、NAV(Network Allocation Vector)を設定するための持続時間情報であって、前記第1の期間の長さに対応する持続時間を示す前記持続時間情報を含む、
前記(1)〜(3)のいずれか1項に記載の装置。
(5)
前記無線LANフレームは、PCF(Point Control Function)動作のためのCFP(Control Free Period)に関するパラメータを含むビーコンフレームであり、
前記パラメータは、前記持続時間情報を含む、
前記(4)に記載の装置。
(6)
前記無線LANフレームは、RTS(Request To Send)フレーム又はCTS(Clear To Send)フレームである、前記(4)に記載の装置。
(7)
前記通信処理部は、無線フレームの間隔で、前記周波数帯域における前記無線LANフレームの送信を行う、前記(4)〜(6)のいずれか1項に記載の装置。
(8)
前記通信処理部は、前記第1の期間又は前記第2の期間を無線LANノードに通知する、前記(1)〜(7)のいずれか1項に記載の装置。
(9)
前記無線LANノードは、PCF動作をサポートするアクセスポイントである、前記(8)に記載の装置。
(10)
前記通信処理部は、前記第1の期間又は前記第2の期間を示す情報を、前記セルラーシステムの通信を行う端末装置へ送信する、前記(1)〜(9)のいずれか1項に記載の装置。
(11)
前記通信処理部は、前記1つ以上の他のサブフレームをMBSFN(MBMS(Multimedia Broadcast Multicast Service) over Single Frequency Network)サブフレームとして使用する、前記(1)〜(9)のいずれか1項に記載の装置。
(12)
前記周波数帯域は、無線LANのチャネルである、前記(1)〜(11)のいずれか1項に記載の装置。
(13)
セルラーシステムと無線LANとの間で共用される周波数帯域における前記セルラーシステムの通信が行われる第1の期間、又は、前記周波数帯域における前記セルラーシステムの通信が停止される第2の期間に関する情報を取得する取得部と、
前記第1の期間又は前記第2の期間の開始に合わせて、前記周波数帯域における無線LANフレームの送信を行う通信処理部と、
を備え、
前記無線LANフレームは、NAVを設定するための持続時間情報を含む、
装置。
(14)
前記第1の期間は、前記セルラーシステムの同期信号が送信されるサブフレームを含む1つ以上のサブフレームであり、
前記第2の期間は、前記同期信号が送信されるサブフレームを含まない1つ以上の他のサブフレームである、
前記(13)に記載の装置。
(15)
前記通信処理部は、前記第2の期間の開始に合わせて、前記周波数帯域における前記無線LANフレームの送信を行い、
前記無線LANフレームは、PCF動作のためのCFPに関するパラメータを含むビーコンフレームであり、
前記パラメータは、前記持続時間情報を含み、
前記持続時間情報は、前記第2の期間の長さに対応する持続時間を示す、
前記(13)又は(14)に記載の装置。
(16)
前記通信処理部は、前記第1の期間の開始に合わせて、前記周波数帯域における前記無線LANフレームの送信を行い、
前記持続時間情報は、前記第1の期間の長さに対応する持続時間を示す、
前記(13)又は(14)に記載の装置。
(17)
セルラーシステムと無線LANとの間で共用される周波数帯域における前記セルラーシステムの通信が行われる第1の期間、又は、前記周波数帯域における前記セルラーシステムの通信が停止される第2の期間を示す情報を取得する取得部と、
前記情報に基づいて、前記周波数帯域を対象とする測定を行う測定部と、
を備え、
前記第1の期間は、前記セルラーシステムの同期信号が送信されるサブフレームを含む1つ以上のサブフレームであり、
前記第2の期間は、前記同期信号が送信されるサブフレームを含まない1つ以上の他のサブフレームである、
装置。
(18)
前記測定は、前記周波数帯域のチャネル状態の測定、又は、前記周波数帯域において送信されるリファレンス信号の受信電力若しくは受信品質の測定を含む、前記(17)に記載の装置。
(19)
前記第1の期間又は前記第2の期間に関する情報を無線LANノードへ送信する通信処理部をさらに備える、前記(17)又は(18)に記載の装置。
(20)
セルラーシステムと無線LANとの間で共用される周波数帯域において当該セルラーシステムの基地局により送信される無線LANフレームの受信に応じて、当該無線LANフレームに含まれる持続時間情報を取得する取得部と、
前記持続時間情報に基づいて、前記周波数帯域についてのNAVを設定する通信処理部と、
を備える装置。
(21)
装置であって、
セルラーシステムと無線LANとの間で共用される周波数帯域におけるビーコンフレームの送信を行う通信処理部、
を備え、
前記ビーコンフレームは、PCF動作のためのCFPに関するパラメータであって、NAVを設定するための持続時間情報を含む前記パラメータを含み、
前記通信処理部は、前記ビーコンフレームの送信後に、前記持続時間情報に対応する期間内に、前記周波数帯域における前記セルラーシステムの通信を行う、
装置。
(22)
前記通信処理部は、前記期間を除き、前記周波数帯域における前記セルラーシステムの通信を停止する、前記(21)に記載の装置。
(23)
前記通信処理部は、前記期間の長さよりも長いビーコン間隔で、前記ビーコンフレームの送信を行う、前記(21)又は(22)に記載の装置。
(24)
前記通信処理部は、前記期間の長さと同程度のビーコン間隔で、前記ビーコンフレームの送信と他のビーコンフレームの送信とを交互に行う、前記(21)又は(22)に記載の装置。
(25)
前記通信処理部は、前記期間、又は前記周波数帯域における前記セルラーシステムの通信が停止される他の期間を示す情報を、前記セルラーシステムの通信を行う端末装置へ送信する、前記(21)〜(24)のいずれか1項に記載の装置。
(26)
セルラーシステムと無線LANとの間で共用される周波数帯域における前記セルラーシステムの通信が行われる期間、又は、前記周波数帯域における前記セルラーシステムの通信が停止される他の期間を示す情報を取得する取得部と、
前記情報に基づいて、前記周波数帯域を対象とする測定を行う測定部と、
を備える装置。
(27)
セルラーシステムと無線LANとの間で共用される周波数帯域において基地局が通信を行う第1の期間、又は、前記周波数帯域において前記基地局が通信を停止する第2の期間に関する情報を取得する取得部と、
前記第1の期間又は前記第2の期間を、PCF動作をサポートする無線LANのアクセスポイントに通知する通信処理部と、
を備える装置。
(28)
前記第1の期間及び前記第2の期間の各々は、周期的に繰り返される期間である、前記(27)に記載の装置。
(29)
セルラーシステムと無線LANとの間で共用される周波数帯域において基地局が通信を行う第1の期間、又は、前記周波数帯域において前記基地局が通信を停止する第2の期間に関する情報を取得する取得部と、
前記第1の期間又は前記第2の期間の開始に合わせて、前記周波数帯域におけるビーコンフレームの送信を行う通信処理部と、
を備え、
前記ビーコンフレームは、PCF動作のためのCFPに関するパラメータであって、NAVを設定するための持続時間情報を含む前記パラメータを含む、
装置。
(30)
前記第1の期間及び前記第2の期間の各々は、周期的に繰り返される期間である、前記(29)に記載の装置。
(31)
前記通信処理部は、前記第1の期間の長さと前記第2の期間の長さとの和と同程度のビーコン間隔で、前記第1の期間及び前記第2の期間のうちの一方の開始に合わせて、前記周波数帯域における前記ビーコンフレームの送信を行う、前記(29)又は(30)に記載の装置。
(32)
前記第1の期間と前記第2の期間は、同程度の長さを有し、
前記通信処理部は、前記第1の期間及び前記第2の期間の各々の長さと同程度のビーコン間隔で、前記第1の期間及び前記第2の期間の各々の開始に合わせて、前記周波数帯域における前記ビーコンフレームの送信を行う、
前記(29)又は(30)に記載の装置。
(33)
前記装置は、前記セルラーシステムの基地局、当該基地局のための基地局装置、又は当該基地局装置のためのモジュールである、前記(1)〜(12)、(21)〜(25)、(27)及び(28)のいずれか1項に記載の装置。
(34)
前記装置は、端末装置、又は端末装置のためのモジュールである、前記(17)〜(19)及び(26)のいずれか1項に記載の装置。
(35)
前記装置は、無線LANノード、又は無線LANノードのためのモジュールである、前記(13)〜(16)及び(20)のいずれか1項に記載の装置。
(36)
前記装置は、無線LANのアクセスポイント、又は当該アクセスポイントのためのモジュールである、前記(29)〜(32)のいずれか1項に記載の装置。
(37)
プロセッサにより、
第1の期間内で、セルラーシステムと無線LANとの間で共用される周波数帯域における前記セルラーシステムの通信を行うことと、
第2の期間内で、前記周波数帯域における前記セルラーシステムの通信を停止することと、
を含み、
前記第1の期間は、前記セルラーシステムの同期信号が送信されるサブフレームを含む1つ以上のサブフレームであり、
前記第2の期間は、前記同期信号が送信されるサブフレームを含まない1つ以上の他のサブフレームである、
方法。
(38)
第1の期間内で、セルラーシステムと無線LANとの間で共用される周波数帯域における前記セルラーシステムの通信を行うことと、
第2の期間内で、前記周波数帯域における前記セルラーシステムの通信を停止することと、
をプロセッサに実行させるためのプログラムであり、
前記第1の期間は、前記セルラーシステムの同期信号が送信されるサブフレームを含む1つ以上のサブフレームであり、
前記第2の期間は、前記同期信号が送信されるサブフレームを含まない1つ以上の他のサブフレームである、
プログラム。
(39)
第1の期間内で、セルラーシステムと無線LANとの間で共用される周波数帯域における前記セルラーシステムの通信を行うことと、
第2の期間内で、前記周波数帯域における前記セルラーシステムの通信を停止することと、
をプロセッサに実行させるためのプログラムを記録した読み取り可能な記録媒体であり、
前記第1の期間は、前記セルラーシステムの同期信号が送信されるサブフレームを含む1つ以上のサブフレームであり、
前記第2の期間は、前記同期信号が送信されるサブフレームを含まない1つ以上の他のサブフレームである、
記録媒体。
(40)
プロセッサにより、
セルラーシステムと無線LANとの間で共用される周波数帯域における前記セルラーシステムの通信が行われる第1の期間、又は、前記周波数帯域における前記セルラーシステムの通信が停止される第2の期間に関する情報を取得することと、
前記第1の期間又は前記第2の期間の開始に合わせて、前記周波数帯域における無線LANフレームの送信を行うことと、
を含み、
前記無線LANフレームは、NAVを設定するための持続時間情報を含む、
方法。
(41)
セルラーシステムと無線LANとの間で共用される周波数帯域における前記セルラーシステムの通信が行われる第1の期間、又は、前記周波数帯域における前記セルラーシステムの通信が停止される第2の期間に関する情報を取得することと、
前記第1の期間又は前記第2の期間の開始に合わせて、前記周波数帯域における無線LANフレームの送信を行うことと、
をプロセッサに実行させるためのプログラムであり、
前記無線LANフレームは、NAVを設定するための持続時間情報を含む、
プログラム。
(42)
セルラーシステムと無線LANとの間で共用される周波数帯域における前記セルラーシステムの通信が行われる第1の期間、又は、前記周波数帯域における前記セルラーシステムの通信が停止される第2の期間に関する情報を取得することと、
前記第1の期間又は前記第2の期間の開始に合わせて、前記周波数帯域における無線LANフレームの送信を行うことと、
をプロセッサに実行させるためのプログラムを記録した読み取り可能な記録媒体であり、
前記無線LANフレームは、NAVを設定するための持続時間情報を含む、
記録媒体。
(43)
プロセッサにより、
セルラーシステムと無線LANとの間で共用される周波数帯域における前記セルラーシステムの通信が行われる第1の期間、又は、前記周波数帯域における前記セルラーシステムの通信が停止される第2の期間を示す情報を取得することと、
前記情報に基づいて、前記周波数帯域を対象とする測定を行うことと、
を含み、
前記第1の期間は、前記セルラーシステムの同期信号が送信されるサブフレームを含む1つ以上のサブフレームであり、
前記第2の期間は、前記同期信号が送信されるサブフレームを含まない1つ以上の他のサブフレームである、
方法。
(44)
セルラーシステムと無線LANとの間で共用される周波数帯域における前記セルラーシステムの通信が行われる第1の期間、又は、前記周波数帯域における前記セルラーシステムの通信が停止される第2の期間を示す情報を取得することと、
前記情報に基づいて、前記周波数帯域を対象とする測定を行うことと、
をプロセッサに実行させるためのプログラムであり、
前記第1の期間は、前記セルラーシステムの同期信号が送信されるサブフレームを含む1つ以上のサブフレームであり、
前記第2の期間は、前記同期信号が送信されるサブフレームを含まない1つ以上の他のサブフレームである、
プログラム。
(45)
セルラーシステムと無線LANとの間で共用される周波数帯域における前記セルラーシステムの通信が行われる第1の期間、又は、前記周波数帯域における前記セルラーシステムの通信が停止される第2の期間を示す情報を取得することと、
前記情報に基づいて、前記周波数帯域を対象とする測定を行うことと、
をプロセッサに実行させるためのプログラムを記録した読み取り可能な記録媒体であり、
前記第1の期間は、前記セルラーシステムの同期信号が送信されるサブフレームを含む1つ以上のサブフレームであり、
前記第2の期間は、前記同期信号が送信されるサブフレームを含まない1つ以上の他のサブフレームである、
記録媒体。
(46)
プロセッサにより、
セルラーシステムと無線LANとの間で共用される周波数帯域において当該セルラーシステムの基地局により送信される無線LANフレームの受信に応じて、当該無線LANフレームに含まれる持続時間情報を取得することと、
前記持続時間情報に基づいて、前記周波数帯域についてのNAVを設定することと、
を含む方法。
(47)
セルラーシステムと無線LANとの間で共用される周波数帯域において当該セルラーシステムの基地局により送信される無線LANフレームの受信に応じて、当該無線LANフレームに含まれる持続時間情報を取得することと、
前記持続時間情報に基づいて、前記周波数帯域についてのNAVを設定することと、
をプロセッサに実行させるためのプログラム。
(48)
セルラーシステムと無線LANとの間で共用される周波数帯域において当該セルラーシステムの基地局により送信される無線LANフレームの受信に応じて、当該無線LANフレームに含まれる持続時間情報を取得することと、
前記持続時間情報に基づいて、前記周波数帯域についてのNAVを設定することと、
をプロセッサに実行させるためのプログラムを記録した読み取り可能な記録媒体。
(49)
方法であって、プロセッサにより、
セルラーシステムと無線LANとの間で共用される周波数帯域におけるビーコンフレームの送信を行うこと、
を含み、
前記ビーコンフレームは、PCF動作のためのCFPに関するパラメータであって、NAVを設定するための持続時間情報を含む前記パラメータを含み、
前記方法は、
前記ビーコンフレームの送信後に、前記持続時間情報に対応する期間内に、前記周波数帯域における前記セルラーシステムの通信を行うこと、
をさらに含む、方法。
(50)
セルラーシステムと無線LANとの間で共用される周波数帯域におけるビーコンフレームの送信を行うこと、
をプロセッサに実行させるためのプログラムであり、
前記ビーコンフレームは、PCF動作のためのCFPに関するパラメータであって、NAVを設定するための持続時間情報を含む前記パラメータを含み、
前記プログラムは、
前記ビーコンフレームの送信後に、前記持続時間情報に対応する期間内に、前記周波数帯域における前記セルラーシステムの通信を行うこと、
をプロセッサにさらに実行させるためのプログラムである、プログラム。
(51)
セルラーシステムと無線LANとの間で共用される周波数帯域におけるビーコンフレームの送信を行うこと、
をプロセッサに実行させるためのプログラムを記録した読み取り可能な記録媒体であり、
前記ビーコンフレームは、PCF動作のためのCFPに関するパラメータであって、NAVを設定するための持続時間情報を含む前記パラメータを含み、
前記プログラムは、
前記ビーコンフレームの送信後に、前記持続時間情報に対応する期間内に、前記周波数帯域における前記セルラーシステムの通信を行うこと、
をプロセッサにさらに実行させるためのプログラムである、
記録媒体。
(52)
プロセッサにより、
セルラーシステムと無線LANとの間で共用される周波数帯域における前記セルラーシステムの通信が行われる期間、又は、前記周波数帯域における前記セルラーシステムの通信が停止される他の期間を示す情報を取得することと、
前記情報に基づいて、前記周波数帯域を対象とする測定を行うことと、
を含む方法。
(53)
セルラーシステムと無線LANとの間で共用される周波数帯域における前記セルラーシステムの通信が行われる期間、又は、前記周波数帯域における前記セルラーシステムの通信が停止される他の期間を示す情報を取得することと、
前記情報に基づいて、前記周波数帯域を対象とする測定を行うことと、
をプロセッサに実行させるためのプログラム。
(54)
セルラーシステムと無線LANとの間で共用される周波数帯域における前記セルラーシステムの通信が行われる期間、又は、前記周波数帯域における前記セルラーシステムの通信が停止される他の期間を示す情報を取得することと、
前記情報に基づいて、前記周波数帯域を対象とする測定を行うことと、
をプロセッサに実行させるためのプログラムを記録した読み取り可能な記録媒体。
(55)
プロセッサにより、
セルラーシステムと無線LANとの間で共用される周波数帯域において基地局が通信を行う第1の期間、又は、前記周波数帯域において前記基地局が通信を停止する第2の期間に関する情報を取得することと、
前記第1の期間又は前記第2の期間を、PCF動作をサポートする無線LANのアクセスポイントに通知することと、
を含む方法。
(56)
セルラーシステムと無線LANとの間で共用される周波数帯域において基地局が通信を行う第1の期間、又は、前記周波数帯域において前記基地局が通信を停止する第2の期間に関する情報を取得することと、
前記第1の期間又は前記第2の期間を、PCF動作をサポートする無線LANのアクセスポイントに通知することと、
をプロセッサに実行させるためのプログラム。
(57)
セルラーシステムと無線LANとの間で共用される周波数帯域において基地局が通信を行う第1の期間、又は、前記周波数帯域において前記基地局が通信を停止する第2の期間に関する情報を取得することと、
前記第1の期間又は前記第2の期間を、PCF動作をサポートする無線LANのアクセスポイントに通知することと、
をプロセッサに実行させるためのプログラムを記録した読み取り可能な記録媒体。


(58)
プロセッサにより、
セルラーシステムと無線LANとの間で共用される周波数帯域において基地局が通信を行う第1の期間、又は、前記周波数帯域において前記基地局が通信を停止する第2の期間に関する情報を取得することと、
前記第1の期間又は前記第2の期間の開始に合わせて、前記周波数帯域におけるビーコンフレームの送信を行うことと、
を含み、
前記ビーコンフレームは、PCF動作のためのCFPに関するパラメータであって、NAVを設定するための持続時間情報を含む前記パラメータを含む、
方法。
(59)
セルラーシステムと無線LANとの間で共用される周波数帯域において基地局が通信を行う第1の期間、又は、前記周波数帯域において前記基地局が通信を停止する第2の期間に関する情報を取得することと、
前記第1の期間又は前記第2の期間の開始に合わせて、前記周波数帯域におけるビーコンフレームの送信を行うことと、
をプロセッサに実行させるためのプログラムであり、
前記ビーコンフレームは、PCF動作のためのCFPに関するパラメータであって、NAVを設定するための持続時間情報を含む前記パラメータを含む、
プログラム。
(60)
セルラーシステムと無線LANとの間で共用される周波数帯域において基地局が通信を行う第1の期間、又は、前記周波数帯域において前記基地局が通信を停止する第2の期間に関する情報を取得することと、
前記第1の期間又は前記第2の期間の開始に合わせて、前記周波数帯域におけるビーコンフレームの送信を行うことと、
をプロセッサに実行させるためのプログラムを記録した読み取り可能な記録媒体であり、
前記ビーコンフレームは、PCF動作のためのCFPに関するパラメータであって、NAVを設定するための持続時間情報を含む前記パラメータを含む、
記録媒体。
1 システム
21、53、63 実行期間
23、55、67 停止期間
31、51 ビーコンフレーム
35、61 第1のビーコンフレーム
39、65 第2のビーコンフレーム
100 基地局
151 情報取得部
153 通信処理部
200 端末装置
241 情報取得部
243 測定部
245 通信処理部
300 アクセスポイント
351 情報取得部
353 通信処理部
400 ステーション
441 情報取得部
443 通信処理部

Claims (20)

  1. 第1の期間内で、セルラーシステムと無線LANとの間で共用される周波数帯域における前記セルラーシステムの通信を行い、第2の期間内で、前記周波数帯域における前記セルラーシステムの通信を停止する通信処理部、
    を備え、
    前記第1の期間は、前記セルラーシステムの同期信号が送信されるサブフレームを含む1つ以上のサブフレームであり、
    前記第2の期間は、前記同期信号が送信されるサブフレームを含まない1つ以上の他のサブフレームである、
    装置。
  2. 前記1つ以上のサブフレームは、所定のサブフレーム番号を有するサブフレームであり、
    前記1つ以上の他のサブフレームは、他の所定のサブフレーム番号を有するサブフレームである、
    請求項1に記載の装置。
  3. 前記第1の期間及び前記第2の期間の各々は、無線フレームの周期で繰り返される期間である、請求項1に記載の装置。
  4. 前記通信処理部は、前記第1の期間の開始に合わせて、前記周波数帯域における無線LANフレームの送信を行い、
    前記無線LANフレームは、NAV(Network Allocation Vector)を設定するための持続時間情報であって、前記第1の期間の長さに対応する持続時間を示す前記持続時間情報を含む、
    請求項1に記載の装置。
  5. 前記無線LANフレームは、PCF(Point Control Function)動作のためのCFP(Control Free Period)に関するパラメータを含むビーコンフレームであり、
    前記パラメータは、前記持続時間情報を含む、
    請求項4に記載の装置。
  6. 前記無線LANフレームは、RTS(Request To Send)フレーム又はCTS(Clear To Send)フレームである、請求項4に記載の装置。
  7. 前記通信処理部は、無線フレームの間隔で、前記周波数帯域における前記無線LANフレームの送信を行う、請求項4に記載の装置。
  8. 前記通信処理部は、前記第1の期間又は前記第2の期間を無線LANノードに通知する、請求項1に記載の装置。
  9. 前記無線LANノードは、PCF動作をサポートするアクセスポイントである、請求項8に記載の装置。
  10. 前記通信処理部は、前記第1の期間又は前記第2の期間を示す情報を、前記セルラーシステムの通信を行う端末装置へ送信する、請求項1に記載の装置。
  11. 前記通信処理部は、前記1つ以上の他のサブフレームをMBSFN(MBMS(Multimedia Broadcast Multicast Service) over Single Frequency Network)サブフレームとして使用する、請求項1に記載の装置。
  12. 前記周波数帯域は、無線LANのチャネルである、請求項1に記載の装置。
  13. セルラーシステムと無線LANとの間で共用される周波数帯域における前記セルラーシステムの通信が行われる第1の期間、又は、前記周波数帯域における前記セルラーシステムの通信が停止される第2の期間に関する情報を取得する取得部と、
    前記第1の期間又は前記第2の期間の開始に合わせて、前記周波数帯域における無線LANフレームの送信を行う通信処理部と、
    を備え、
    前記無線LANフレームは、NAVを設定するための持続時間情報を含む、
    装置。
  14. 前記第1の期間は、前記セルラーシステムの同期信号が送信されるサブフレームを含む1つ以上のサブフレームであり、
    前記第2の期間は、前記同期信号が送信されるサブフレームを含まない1つ以上の他のサブフレームである、
    請求項13に記載の装置。
  15. 前記通信処理部は、前記第2の期間の開始に合わせて、前記周波数帯域における前記無線LANフレームの送信を行い、
    前記無線LANフレームは、PCF動作のためのCFPに関するパラメータを含むビーコンフレームであり、
    前記パラメータは、前記持続時間情報を含み、
    前記持続時間情報は、前記第2の期間の長さに対応する持続時間を示す、
    請求項13に記載の装置。
  16. 前記通信処理部は、前記第1の期間の開始に合わせて、前記周波数帯域における前記無線LANフレームの送信を行い、
    前記持続時間情報は、前記第1の期間の長さに対応する持続時間を示す、
    請求項13に記載の装置。
  17. セルラーシステムと無線LANとの間で共用される周波数帯域における前記セルラーシステムの通信が行われる第1の期間、又は、前記周波数帯域における前記セルラーシステムの通信が停止される第2の期間を示す情報を取得する取得部と、
    前記情報に基づいて、前記周波数帯域を対象とする測定を行う測定部と、
    を備え、
    前記第1の期間は、前記セルラーシステムの同期信号が送信されるサブフレームを含む1つ以上のサブフレームであり、
    前記第2の期間は、前記同期信号が送信されるサブフレームを含まない1つ以上の他のサブフレームである、
    装置。
  18. 前記測定は、前記周波数帯域のチャネル状態の測定、又は、前記周波数帯域において送信されるリファレンス信号の受信電力若しくは受信品質の測定を含む、請求項17に記載の装置。
  19. 前記第1の期間又は前記第2の期間に関する情報を無線LANノードへ送信する通信処理部をさらに備える、請求項17に記載の装置。
  20. セルラーシステムと無線LANとの間で共用される周波数帯域において当該セルラーシステムの基地局により送信される無線LANフレームの受信に応じて、当該無線LANフレームに含まれる持続時間情報を取得する取得部と、
    前記持続時間情報に基づいて、前記周波数帯域についてのNAVを設定する通信処理部と、
    を備える装置。
JP2016550014A 2014-09-25 2015-08-04 基地局装置及びユーザ装置 Expired - Fee Related JP6572901B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014194970 2014-09-25
JP2014194970 2014-09-25
PCT/JP2015/072150 WO2016047279A1 (ja) 2014-09-25 2015-08-04 装置

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019148685A Division JP2019208278A (ja) 2014-09-25 2019-08-13 基地局装置、ユーザ装置、基地局装置の制御方法及びユーザ装置の制御方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2016047279A1 true JPWO2016047279A1 (ja) 2017-07-06
JP6572901B2 JP6572901B2 (ja) 2019-09-11

Family

ID=55580812

Family Applications (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016550014A Expired - Fee Related JP6572901B2 (ja) 2014-09-25 2015-08-04 基地局装置及びユーザ装置
JP2019148685A Pending JP2019208278A (ja) 2014-09-25 2019-08-13 基地局装置、ユーザ装置、基地局装置の制御方法及びユーザ装置の制御方法

Family Applications After (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019148685A Pending JP2019208278A (ja) 2014-09-25 2019-08-13 基地局装置、ユーザ装置、基地局装置の制御方法及びユーザ装置の制御方法

Country Status (4)

Country Link
US (1) US10306626B2 (ja)
EP (2) EP3200518B1 (ja)
JP (2) JP6572901B2 (ja)
WO (1) WO2016047279A1 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20160255644A1 (en) * 2015-02-27 2016-09-01 Qualcomm Incorporated Methods and apparatus for redundant waveform protection in a mixed wireless communication system
CN117042196A (zh) * 2016-10-25 2023-11-10 瑞典爱立信有限公司 用于自主传输系统的冲突避免自适应

Family Cites Families (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7024204B2 (en) * 2002-07-10 2006-04-04 Kabushiki Kaisha Toshiba Wireless communication scheme with communication quality guarantee and copyright protection
JP2006094001A (ja) 2004-09-22 2006-04-06 Ntt Docomo Inc 移動通信システムおよび周波数帯割当装置ならびに周波数帯割当方法
DE602005001441T2 (de) 2005-03-04 2007-10-31 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd., Kadoma Verfahren und Vorrichtung zur Synchronisation der physikalischen Protokollschichten in heterogenen Mobilkommunikationsnetzwerken
US8761813B2 (en) * 2008-11-26 2014-06-24 Alcatel Lucent Fast signaling services for E-UTRAN based wireless systems
JP5253229B2 (ja) * 2009-02-24 2013-07-31 株式会社東芝 無線通信装置
US8125952B2 (en) * 2009-05-08 2012-02-28 Qualcomm Incorporated Synchronious multi-channel transmissions in wireless local area networks
JP5345900B2 (ja) * 2009-06-16 2013-11-20 株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ 無線通信システム間の周波数共用方法及び周波数共用通信システム
US8908656B2 (en) * 2011-01-10 2014-12-09 Qualcomm Incorporated Support for multi-radio coexistence during connection setup
US9578649B2 (en) 2011-01-20 2017-02-21 Qualcomm Incorporated Method and apparatus to facilitate support for multi-radio coexistence
JP5890435B2 (ja) * 2011-02-14 2016-03-22 トムソン ライセンシングThomson Licensing 異なる変調速度で送信されるパケットの往復時間を測定することによるWi−Fiコネクティビティのトラブルシューティング
US20130046410A1 (en) * 2011-08-18 2013-02-21 Cyber Power Systems Inc. Method for creating virtual environmental sensor on a power distribution unit
CN102958079B (zh) * 2011-08-19 2017-04-26 华为技术有限公司 小区测量方法、信息处理方法、终端、基站和网络系统
WO2013046410A1 (ja) * 2011-09-29 2013-04-04 京セラ株式会社 移動通信システム、基地局、及びユーザ端末
TWI624184B (zh) * 2012-02-03 2018-05-11 內數位專利控股公司 於相同頻譜中操作的無線傳輸/接收單元(wtru)間的共存的方法及裝置
US20130324113A1 (en) * 2012-05-30 2013-12-05 Bruno Jechoux Radio communication device and method for operating a radio communication device
WO2014081421A1 (en) 2012-11-20 2014-05-30 Nokia Corporation Apparatus and method for robust sequence design to enable cross technology signal detection
US20150195849A1 (en) * 2014-01-06 2015-07-09 Intel IP Corporation Systems, methods and devices for multiple signal co-existence in multiple-use frequency spectrum

Also Published As

Publication number Publication date
JP6572901B2 (ja) 2019-09-11
EP3200518A4 (en) 2018-08-08
EP3735055A1 (en) 2020-11-04
EP3200518A1 (en) 2017-08-02
US20170223707A1 (en) 2017-08-03
WO2016047279A1 (ja) 2016-03-31
EP3200518B1 (en) 2020-07-29
US10306626B2 (en) 2019-05-28
JP2019208278A (ja) 2019-12-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6559863B2 (ja) 非ライセンス帯域を介したlte(登録商標)チャネルアクセス
JP6432655B2 (ja) 通信装置、通信方法、及び通信システム
JP6677331B2 (ja) 端末装置
US10028152B2 (en) Device and method for performing communication via a plurality of component carriers
JP2019208278A (ja) 基地局装置、ユーザ装置、基地局装置の制御方法及びユーザ装置の制御方法
JP6496938B2 (ja) 装置
JP6705378B2 (ja) 装置及びシステム
WO2016031367A1 (ja) 装置及び方法

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180723

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180723

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20190208

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20190214

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20190222

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190416

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20190423

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20190522

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190605

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190716

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190729

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6572901

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees