JP5345900B2 - 無線通信システム間の周波数共用方法及び周波数共用通信システム - Google Patents

無線通信システム間の周波数共用方法及び周波数共用通信システム Download PDF

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本発明は、空間的に通信エリアが一部重複する無線通信システム間で使用周波数帯の一部を共用する周波数共用方法及び周波数共用通信システムに関する。
従来、既存の無線通信システムと新規の無線通信システムとで同一周波数帯域を共用することによって、周波数帯域の利用効率を高めることが知られている。
例えば、特許文献1に記載の従来技術では、既存の無線通信システムが、新規の無線通信システムに対して、既存の無線通信システムが使用中の帯域の使用を禁止する禁止信号を送信する。新規の無線通信システムは、既存の無線通信システムから送信される禁止信号を監視し、当該禁止信号が検出されない場合にのみ、既存の無線通信システムとの共用周波数帯域を使用して信号を送信する(例えば、特許文献1)。
特開2009-111968号公報
しかしながら、上記従来技術では、既存の無線通信システムからの禁止信号が検知されると、新規の無線通信システムは、既存の無線通信システムに対する干渉を防ぐために、重複帯域を用いた信号の送信を行わない。したがって、既存の無線通信システムに対する干渉を防ごうとして、共用周波数帯域を用いた新規の無線通信システムの信号の送信機会を得ることができず、既存の無線通信システムと新規の無線通信システムとの共用周波数帯域を有効に利用することができないという問題点があった。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、既存の無線通信システムに対する干渉を防ぎつつ、既存の無線通信システムと新規の無線通信システムとの共用周波数帯域の利用効率を改善可能な周波数共用方法及び周波数共用通信システムを提供することを目的とする。
本発明の周波数共用方法は、被干渉システムと与干渉システムの関係にある無線通信システム間で使用周波数帯域を共用するための周波数帯域共用方法であって、前記被干渉システムにおいて受信機となる被干渉局が、センシング期間にビジートーン信号(BT信号)を送信し、前記与干渉システムにおいて送信機となる与干渉局が、前記被干渉システムから通知される前記センシング期間に前記与干渉システムにおける信号送信を停止した状態で、前記センシング期間に同期してビジートーン信号を検出し、前記与干渉局が、前記センシング期間に検出したビジートーン信号の検出結果に基づいて、前記与干渉局が共用周波数帯域を用いて信号を送信するための条件として少なくとも最大送信電力を含んだ共用条件を、決定し、前記与干渉局が、決定した前記共用条件を用いて信号を送信する、ことを特徴とする。
この構成によれば、被干渉システムにおいて受信機となる被干渉局がセンシング期間にビジートーン信号を送信し、与干渉システムにおいて送信機となる与干渉局がセンシング期間に同期してビジートーン信号を検出するので、与干渉局で被干渉局に与える干渉量を考慮して、送信電力を制御することができる。このため、共用周波数帯域を用いた与干渉局からの信号の送信機会を制限することなく、被干渉局に対する干渉を防ぐことができ、この結果、被干渉システムと与干渉システムとの周波数帯域の利用効率を改善できる。
本発明によれば、既存の無線通信システムに対する干渉を防ぎつつ、既存の無線通信システムと新規の無線通信システムとの共用周波数帯域の利用効率を改善可能な周波数共用方法及び周波数共用通信システムを提供できる。
本発明の第1の実施形態に係るシステム構成図である。 本発明の第1の実施形態に係る制御サイクルを示すタイミング図である。 本発明の第1の実施形態に係る被干渉システム基地局の機能ブロック図である。 本発明の第1の実施形態に係る被干渉システム端末の機能ブロック図である。 本発明の第1の実施形態に係る与干渉システム基地局の機能ブロック図である。 本発明の第1の実施形態に係る与干渉システム端末の機能ブロック図である。 本発明の第1の実施形態に係る周波数帯域共用方法を示すシーケンス図である。 本発明の第1の実施形態に係る周波数帯域共用方法を示すシーケンス図である。 本発明の第2の実施形態に係る通信環境を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係る被干渉システム基地局の機能ブロック図である。 本発明の第2の実施形態に係る許容干渉レベルを説明するための図である。 本発明の第2の実施形態に係るシステム内干渉レベルを説明するための図である。 本発明の第2の実施形態に係る周波数帯域共用方法を示すシーケンス図である。 本発明の第2の実施形態に係る周波数帯域共用方法を示すシーケンス図である。 本発明の第3の実施形態に係る通信環境を示す図である。 本発明の第4の実施形態に係る通信環境を示す図である。 本発明の第6の実施形態に係るフレーム構成を示す図である。 本発明の第6の実施形態に係るフレーム構成を示す図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
[第1の実施形態]
以下、本発明の実施の形態について添付図面を参照して詳細に説明する。
図1は、被干渉システムのセルエリア内に与干渉システムを構築した状態を示すシステム構成図である。
被干渉システムは、被干渉システム基地局10と、被干渉システム基地局10のセル配下で通信する端末である被干渉システム端末20とから構成される。ここで、被干渉システムは、所定エリアで運用される既存の無線通信システム、例えば、セルラーシステムである。被干渉システム基地局10のセル内には、与干渉システムのセルC21〜C23が配置されている。
与干渉システムは、与干渉システム基地局30−1〜30−3と、与干渉システム基地局30−1〜30−3のセルC21〜C23配下で通信する端末である与干渉システム端末40−1〜40−3とから構成される。ここで、与干渉システムは、既存の無線通信システムと同一又は近接するエリアで運用される新規の無線通信システム、例えば、セルラーシステム、無線LANシステムなどである。
与干渉システムのシステム帯域は、被干渉システムのシステム帯域の少なくとも一部と重複する。この重複帯域は、与干渉システムと与干渉システムの双方によって利用される共用周波数帯域である。
被干渉局とは、被干渉システムにおいて受信機として動作する無線局、すなわち、被干渉システム基地局10又は被干渉システム端末20である。具体的には、被干渉局は、被干渉システムの下りリンクの周波数帯域として共用周波数帯域を用いる場合、被干渉システム基地局10であり、被干渉システムの上りリンクの周波数帯域として共用周波数帯域を用いる場合、被干渉システム端末20である。
与干渉局とは、与干渉システムにおいて送信機として動作する無線局、すなわち、与干渉システム基地局30又は与干渉システム端末40である。具体的には、与干渉局は、与干渉システムの下りリンクの周波数帯域として共用周波数帯域を用いる場合、与干渉システム基地局30−1〜30−3であり、与干渉システムの上りリンクの周波数帯域として共用周波数帯域を用いる場合、与干渉局は与干渉システム端末40−1〜40−3である。
例えば、図1では、与干渉システムの下りリンク信号と与干渉システムの下りリンク信号の周波数帯域として共用周波数帯域を利用しており、被干渉局が被干渉システム端末20となり、与干渉局が与干渉システム基地局30−1〜30−3となるケースについて示している。
本実施形態に係る周波数帯域共用方法では、被干渉局がBT信号を送信する期間と、与干渉局が信号送信を休止してBT信号を受信及び検出する期間とを同期させ、与干渉局においてBT信号検出結果に基づいて共用条件(最大送信電力)を決定し、与干渉局が決定した共用条件に基づいて信号を送信する。
図1に示す場合、被干渉局(被干渉システム端末20)は、センシング期間に、BT(ビジートーン)信号を送信する。一方、与干渉局(与干渉システム基地局30−1〜30−3)は、被干渉局(被干渉システム端末20)がBT信号を送信しているセンシング期間に、BT信号を検出する。与干渉局(与干渉システム基地局30−1〜30−3)は、検出結果に基づいて被干渉局(被干渉システム端末20)に与える与干渉量を許容干渉に抑え得る共用条件(最大送信電力等)を決定する。与干渉局(与干渉システム基地局30−1〜30−3)は、共用条件適用期間に、共用条件で指定された最大送信電力以下の送信電力で信号(下りリンク信号)を送信する。
図2は本実施形態に係る制御サイクルを示すタイミング図である。センシング期間T1では、次の共用条件適用期間で受信する被干渉システムの無線局A1が被干渉局となり、次の共用条件適用期間T3で送信する与干渉システムの無線局B1が与干渉局となる。被干渉システムにおける他の無線局A2及び与干渉システムにおける他の無線局B2は待機状態である。
センシング期間T1において、被干渉局(無線局A1)がBT信号を送信し、与干渉局(無線局B1)が送信休止した状態でBT信号を検出している。共用条件決定期間T2において、与干渉局(無線局B1)は、BT信号の検出結果に基づいて、共用条件適用期間T3で共用周波数帯を用いて信号を送信するための共用条件(最大送信電力)を決定する。共用条件適用期間T3において、与干渉局(無線局B1)は、決定された共用条件を用いて信号を送信する。共用条件適用期間T3では与干渉局(無線局B1)からの干渉量が抑えられるので、被干渉局(無線局A1)は共用条件適用期間T3に信号受信を繰り返すことになる。
センシング期間T1から所定のセンシング間隔Taで次のセンシング期間T4が到来する。センシング期間はセンシング間隔Taで繰り返される。図2に示す例では、次のセンシング期間T4では被干渉システムの無線局A2が被干渉局となり、次の共用条件適用期間と重複する区間で送信を行う与干渉システムの無線局B2が与干渉局となっている。
このように、センシング期間T1,T4には被干渉局での信号送信を停止した状態で、当該センシング期間に被干渉局からBT信号を送信させて受信し、BT信号の検出結果(例えば、受信強度)に基づいて被干渉局に与える干渉量を推定できるので、与干渉局の許容干渉電力の範囲内に与干渉局の送信電力を抑制できる。
次に、図3乃至6を参照し、被干渉システムの被干渉局及び与干渉システムの与干渉局の構成について説明する。
図3は、被干渉システム基地局10が被干渉局となる場合(被干渉システムの上りリンクを共用周波数帯域とする場合)の機能ブロック図である。図3に示すように、被干渉システム基地局10は、信号検出部101、BT信号送信期間設定部102、BT信号生成部103、リソース割当制御部104、送信バッファ105、制御信号生成部106、センシング期間報知情報生成部107、送信信号生成部108を具備する。
信号検出部101は、被干渉システム端末20からの受信信号に含まれる受信データやシステム内制御信号を検出する。
BT信号送信期間設定部102は、後述するセンシング期間報知情報生成部107より指示されたセンシング期間情報によって示される期間に、BT信号送信期間を設定する。ここで、BT信号送信期間とは、与干渉局で設定されるセンシング期間と同期しており、与干渉局のセンシングに用いられるBT信号のみが送信される期間である。当該BT送信期間では、システム内制御信号や送信バッファ105に蓄積される送信データは送信されない。なお、BT信号送信期間は、予め定められた所定期間であってもよい。
BT信号生成部103は、BT信号送信期間設定部102で設定されたBT信号送信期間で送信されるBT信号を生成する。BT(ビジートーン)信号とは、与干渉局のセンシングに用いられるダミー信号であればよく、ビジートーンに限られるものではない。
リソース割当制御部104は、下りリンク/上りリンクで送信データを送信するための無線リソース(例えば、周波数帯域、時間領域、送信電力など)を割り当てる。具体的には、リソース割当制御部104は、下りリンク/上りリンクのトラフィックデータ種別に応じて、下りリンク/上りリンクで送信データを送信するために、周波数帯域やBT信号送信期間以外の時間領域を割り当てる。また、リソース割当制御部104は、BT信号を送信するための周波数他帯域やBT信号送信期間に対応する時間領域を割り当てる。リソース割当制御部104は、上りリンク用の無線リソースの割当情報と、BT信号用の無線リソースの割当情報とを制御信号生成部106に通知し、下りリンク用の無線リソースの割当情報とを送信信号生成部108に通知する。
制御信号生成部106は、被干渉システム端末20に送信されるシステム内制御信号を生成する。システム内制御信号は、リソース割当制御部104から通知された上りリンク用の無線リソースの割当情報を含む。
センシング期間報知情報生成部107は、自局配下の被干渉システム端末20に対して直接通信でセンシング期間報知情報を報知する。また、センシング期間報知情報生成部107は、基地局間を結ぶ有線ネットワーク又は直接通信でセンシング期間報知情報を与干渉局に報知する。
ここで、センシング期間情報は、センシング期間を設定するための情報である。センシング期間情報は、被干渉システム基地局10と近接基地局とを制御する集中制御局(図示なし)によって決定され、被干渉システム基地局10に通知される。集中制御局は、被干渉システム基地局10と近接基地局から構成される基地局群に対して、同じセンシング期間情報を決定する。なお、センシング期間の間隔は、与干渉システムの高トラフィック時には、トラフィックデータの遅延を避けるために、低トラフィック時よりも長く設定される。
送信信号生成部108は、リソース割当制御部104で割り当てられた無線リソースを用いて、BT信号を含む送信信号を生成し、上述のBT信号送信期間に与干渉局に送信する。また、送信信号生成部108は、リソース割当制御部104で割り当てられた無線リソースを用いて、送信データ又はシステム内制御信号を含む送信信号を生成し、上述のBT信号送信期間以外の期間に被干渉システム端末20に送信する。
図4は、被干渉システム端末20が被干渉局となる場合(被干渉システムの下りリンクを共用周波数帯域とする場合)の機能ブロック図である。図4に示すように、被干渉システム端末20は、信号検出部201、BT信号送信期間設定部202、BT信号生成部203、リソース割当制御部204、送信バッファ205、制御信号生成部206、送信信号生成部207を具備する。
信号検出部201は、被干渉システム基地局10からの受信信号に含まれる受信データやシステム内制御信号(例えば、センシング期間情報や無線リソースの割当情報)を検出するとともに、受信信号の受信品質情報を測定する。
BT信号送信期間設定部202は、信号検出部201で検出されたセンシング期間情報によって示される期間に、上述のBT信号送信期間を設定する。BT信号生成部203は、BT信号送信期間設定部202で設定されたBT信号送信期間で送信されるBT信号を生成する。なお、BT信号送信期間は、予め定められた所定期間であってもよい。
リソース割当制御部204は、信号検出部201で検出された無線リソースの割当情報に基づいて、上りリンクで送信データを送信するための無線リソースと(例えば、周波数帯域、時間領域、送信電力など)を割り当てる。
制御信号生成部206は、被干渉システム端末20に送信されるシステム内制御信号を生成する。システム内制御信号は、被干渉システム基地局10から送信された下りリンク信号の受信品質情報を含む。
送信信号生成部207は、リソース割当制御部204で割り当てられた無線リソースを用いて、BT信号を含む送信信号を生成し、上述のBT信号送信期間に与干渉局に送信する。また、送信信号生成部207は、リソース割当制御部204で割り当てられた無線リソースを用いて、送信データ又はシステム内制御信号を含む送信信号を生成し、上述のBT信号送信期間以外の期間に被干渉システム基地局10に送信する。
図5は、与干渉システム基地局30が与干渉局となる場合(与干渉システムの下りリンクを共用周波数帯域とする場合)の機能ブロック図である。図5に示すように、与干渉システム基地局30は、信号検出部301、センシング期間設定部302、センシング部303、共用条件計算部304、リソース割当制御部305、送信バッファ306、制御信号生成部307、送信信号生成部308を具備する。
信号検出部301は、与干渉システム端末40からの受信信号に含まれる受信データやシステム内制御信号を検出するとともに、受信信号の受信品質情報を測定する。また、信号検出部301は、被干渉システム基地局10からの受信信号に含まれるセンシング期間情報(後述)を検出する。
センシング期間設定部302は、信号検出部301で検出されたセンシング期間情報によって示される期間に、センシング期間を設定する。ここで、センシング期間とは、被干渉局で設定されるBT送信期間期間と同期しており、被干渉局から送信されたBT信号をセンシングするための期間である。当該センシング期間では、システム内制御信号や送信バッファ306に蓄積される送信データは送信されない。なお、センシング期間は、予め定められた所定期間であってもよい。
センシング部303は、センシング期間設定部302で設定されたセンシング期間に、被干渉局から送信されたBT信号を受信し、受信したBT信号の受信強度を測定する。
共用条件計算部304は、センシング部303によって測定されたBT信号の受信強度に基づいて、共用周波数帯域を用いて送信される信号の共用条件(例えば、最大送信電力)を計算する。具体的には、共用条件計算部304は、BT信号の受信強度が所定値以上の場合、自局付近に被干渉局が存在すると推定されるため、共用周波数帯域を用いて送信される下りリンク信号の最大送信電力を下げる。一方、共用条件計算部304は、BT信号の受信強度が所定値未満である場合、自局付近に被干渉局が存在しないと推定されるため、下りリンク信号の最大送信電力を上げる。
リソース割当制御部305は、下りリンク/上りリンクで送信データを送信するための無線リソース(例えば、周波数帯域、時間領域、送信電力など)を割り当てる。具体的には、リソース割当制御部305は、下りリンク/上りリンクのトラフィックデータ種別に応じて、下りリンク/上りリンクで送信データを送信するために、周波数帯域やBT信号送信期間以外の時間領域を割り当てる。リソース割当制御部305は、上りリンク用の無線リソースの割当情報を制御信号生成部307に通知し、下りリンク用の無線リソースの割当情報を送信信号生成部308に通知する。
制御信号生成部307は、与干渉システム端末40に送信されるシステム内制御信号を生成する。システム内制御信号は、リソース割当制御部305から通知された上りリンク用の無線リソースの割当情報や、与干渉システム端末40から送信された上りリンク信号の受信品質情報を含む。
送信信号生成部308は、リソース割当制御部305で割り当てられたリソースを用いて、送信データやシステム内制御信号を含む送信信号を生成する。送信信号生成部308は、共用条件計算部304で計算された共用条件で、与干渉システム端末40に対して下りリンク信号を送信する。具体的には、送信信号生成部308は、上述のセンシング期間以外の期間に、共用条件計算部304で計算された最大送信電力以下の送信電力で、与干渉システム端末40に下りリンク信号を送信する。
図6は、与干渉システム端末40が与干渉局となる場合(与干渉システムの上りリンクを共用周波数帯域とする場合)の機能ブロック図である。図6に示すように、与干渉システム端末40は、信号検出部401、センシング期間設定部402、センシング部403、共用条件計算部404、リソース割当制御部405、送信バッファ406、制御信号生成部407、送信信号生成部408を具備する。
信号検出部401は、与干渉システム基地局30からの受信信号に含まれる受信データやシステム内制御信号(例えば、無線リソースの割当情報)を検出とともに受信信号の受信品質情報を測定する。また、信号検出部401は、被干渉システム基地局10からの受信信号に含まれるセンシング期間情報を検出する。
センシング期間設定部402は、信号検出部401で検出されたセンシング期間情報によって示される期間に、上述のセンシング期間を設定する。センシング部403は、センシング期間設定部402で設定されたセンシング期間に、被干渉局から送信されたBT信号を受信し、受信したBT信号の受信強度を測定する。
共用条件計算部404は、センシング部403によって測定されたBT信号の受信強度に基づいて、共用周波数帯域を用いて送信される信号の共用条件(例えば、最大送信電力)を計算する。具体的には、共用条件計算部404は、BT信号の受信強度が所定値以上の場合、自局付近に被干渉局が存在すると推定されるため、共用周波数帯域を用いて送信される上りリンク信号の最大送信電力を下げる。一方、共用条件計算部404は、BT信号の受信強度が所定値未満である場合、自局付近に被干渉局が存在しないと推定されるため、下りリンク信号の最大送信電力を上げる。
リソース割当制御部405は、信号検出部401で検出された無線リソースの割当情報に基づいて、上りリンクで送信データを送信するための無線リソース(例えば、周波数帯域、時間領域、送信電力など)を割り当てる。
制御信号生成部407は、被干渉システム端末20に送信されるシステム内制御信号を生成する。システム内制御信号は、与干渉システム基地局30から送信された下りリンク信号の受信品質情報を含む。
送信信号生成部408は、リソース割当制御部405で割り当てられた無線リソースを用いて、送信データ又はシステム内制御信号を含む送信信号を生成する。送信信号生成部408は、共用条件計算部404で計算された共用条件で、与干渉システム基地局30に対して上りリンク信号を送信する。具体的には、送信信号生成部408は、上述のセンシング期間以外の期間に、共用条件計算部404で計算された最大送信電力以下の送信電力で、与干渉システム基地局30に上りリンク信号を送信する。
次に、図7及び図8を参照し、被干渉システムと与干渉システムとの周波数帯域共用方法について説明する。なお、以下では、BT信号送信期間/センシング期間は、被干渉システム基地局10からの通知に基づいて設定されるものとして説明を行うが、予め定められた固定期間であってもよい。
図7は、被干渉システム端末20が被干渉局、与干渉システム基地局30が与干渉局となる場合(被干渉システムの下りリンクと与干渉システムの下りリンクを共用周波数帯域とする場合)のシーケンス図である。
被干渉システム基地局10は、被干渉システム端末20(被干渉局)と与干渉システム基地局30(与干渉局)とに対して、センシング期間情報を報知する(ステップS101)。被干渉システム端末20(被干渉局)は、報知されたセンシング期間情報によって示される期間に、BT信号送信期間を設定する(ステップS102)。与干渉システム基地局30(与干渉局)は、報知されたセンシング期間情報によって示される期間に、センシング期間を設定する(ステップS103)。
被干渉システム端末20(被干渉局)は、次の共用条件適用期間(図2のT3)で下りリンク信号を受信しようとする場合、設定されたBT信号送信期間(図2のT1)に、BT信号を送信する(ステップS104)。なお、被干渉システム端末20は、次の共用条件適用期間で下りリンク信号を受信しない場合は、BT信号送信期間に待機状態となる。
与干渉システム基地局30(与干渉局)は、次の共用条件適用期間(図2のT3)で下りリンク信号を送信しようとする場合、設定されたセンシング期間(図2のT1)でBT信号を受信し、受信したBT信号の受信強度を測定する(ステップS105)。なお、与干渉システム基地局30は、次の共用条件適用期間で下りリンク信号を送信しない場合は、センシング期間に待機状態となる。
与干渉システム基地局30(与干渉局)は、測定されたBT信号の受信強度に基づいて、共用周波数帯域を用いて送信される下りリンク信号の最大送信電力を決定する(ステップS106)。与干渉システム基地局30は、次の共用条件適用期間(図2のT3)に、ステップS106で決定された最大送信電力以下の送信電力で下りリンク信号を送信する(ステップS107)。
図8は、被干渉システム基地局10が被干渉局、与干渉システム端末40が与干渉局となる場合(被干渉システムの上りリンクと与干渉システムの上りリンクを共用周波数帯域とする場合)のシーケンス図である。
被干渉システム基地局10(被干渉局)は、被干渉システム端末20と与干渉システム基地局30とに対して、センシング期間情報を報知する(ステップS201)。与干渉システム基地局30は、与干渉システム端末40(与干渉局)に対して、センシング期間情報を報知する(ステップS202)。なお、センシング期間情報は、被干渉システム基地局10(被干渉局)から与干渉システム端末40(与干渉局)に直接通信で報知されてもよい。
被干渉システム基地局10(被干渉局)は、報知されたセンシング期間情報によって示される期間に、BT信号送信期間を設定する(ステップS203)。与干渉システム端末40(与干渉局)は、報知されたセンシング期間情報によって示される期間に、センシング期間を設定する(ステップS204)。
被干渉システム基地局10(被干渉局)は、次の共用条件適用期間(図2のT3)で共用周波数帯域を用いて送信される上りリンク信号を受信しようとする場合、設定されたBT信号送信期間に、BT信号を送信する(ステップS205)。なお、被干渉システム端末20は、次の共用条件適用期間で上りリンク信号を受信しない場合は、BT信号送信期間に待機状態となる。
与干渉システム端末40(与干渉局)は、次の共用条件適用期間(図2のT3)で下りリンク信号を送信しようとする場合、設定されたセンシング期間(図2のT1)でBT信号を受信し、受信したBT信号の受信強度を測定する(ステップS206)。なお、与干渉システム端末40は、次の共用条件適用期間で上りリンク信号を送信しない場合は、センシング期間に待機状態となる。
与干渉システム端末40(与干渉局)は、測定されたBT信号の受信強度に基づいて、共用周波数帯域を用いて送信される上りリンク信号の最大送信電力を決定する(ステップS207)。与干渉システム端末40は、次の共用条件適用期間(図2のT3)に、ステップS106で決定された最大送信電力以下の送信電力で上りリンク信号を送信する(ステップS208)。
なお、被干渉システム基地局10が被干渉局、与干渉システム基地局30が与干渉局となる場合(被干渉システムの上りリンクと与干渉システムの下りリンクを共用周波数帯域とする場合)と、被干渉システム端末20が被干渉局、与干渉システム端末40が与干渉局となる場合(被干渉システムの下りリンクと与干渉システムの上りリンクを共用周波数帯域とする場合)とのシーケンス図については明示しないが、図7及び図8の動作の組み合わせに基づいて実現される。
第1の実施形態に係る周波数帯域共用方法によれば、被干渉局がBT信号を送信する期間と、与干渉局が信号送信を休止してBT信号を受信及び検出する期間とを同期させ、与干渉局においてBT信号検出結果に基づいて共用条件(最大送信電力)を決定し、与干渉局が決定した共用条件に基づいて信号を送信する。したがって、共用周波数帯域を用いた与干渉局からの信号の送信機会を制限することなく、被干渉局に対する干渉を防ぐことができる。この結果、被干渉システムと与干渉システムとの周波数帯域の利用効率を改善することができる。
[第2の実施形態]
次に、本発明の第2の実施形態について、第1の実施形態との相違点を中心に説明する。第1の実施形態では、与干渉局が、被干渉局における与干渉局からの許容干渉量を考慮せずに、BT信号の受信強度に基づいて共用条件(最大送信電力)を計算する。このため、被干渉局で与干渉局からの干渉が許容される場合であっても、与干渉局が自局からの信号の送信電力を制限してしまう。そこで、第2の実施形態では、被干渉システム基地局10が、与干渉局に対して、被干渉局における与干渉局からの許容干渉量を通知し、与干渉局は、被干渉局からのBT信号の受信強度に加えて、被干渉システム基地局10から通知された許容干渉量に基づいて、共用条件(最大送信電力)を計算する。
図9は、被干渉システム端末20が被干渉局となる場合に、被干渉局が受ける干渉を説明するための図である。図9に示すように、被干渉システム端末20−1、20−2は、被干渉システム基地局10−1からの所望信号を受信する。このとき、被干渉システム20−1、20−2は、近接する被干渉システム基地局10−2からのシステム内干渉を受ける。さらに、被干渉システム20−1、20−2は、近接する与干渉局からのシステム外干渉を受ける。
次に、与干渉局からの許容干渉量を与干渉局に通知する被干渉システム基地局10−1の構成について説明する。
図10は、第2の実施形態に係る被干渉システム基地局10の機能ブロック図である。第2の実施形態に係る被干渉システム基地局10は、許容干渉レベル制御部109を具備する。
信号検出部101は、被干渉システム端末20が被干渉局となる場合に被干渉システム端末20から報知された被干渉情報を検出する。また、信号検出部101は、自局(被干渉システム基地局10)が被干渉局となる場合に自局における被干渉情報を検出する。ここで、被干渉情報とは、被干渉局における雑音レベルと、被干渉局におけるシステム内干渉レベルと、被干渉局における与干渉局からのシステム外干渉レベルとを含む。
許容干渉レベル制御部109は、信号検出部101で検出された被干渉情報に基づいて、被干渉局で許容される干渉レベルである許容干渉レベルを緩和する。具体的には、許容干渉レベル制御部109は、図11に示すように、許容干渉レベルを許容干渉レベル1から許容干渉レベル3に緩和する。
ここで、許容干渉レベル1とは、被干渉局における雑音レベルから所定のマージンを減算した干渉レベルである。また、許容干渉レベル2とは、被干渉局におけるシステム内干渉レベルから所定のマージンを減算した干渉レベルである。また、許容干渉レベル3とは、被干渉システムにおいて送信電力制御、送信レート制御を行うことにより可能となる干渉レベルである。
また、許容干渉レベル制御部109は、許容干渉レベルの緩和によって生じた許容干渉量(余裕分)を与干渉局に通知する。
リソース割当制御部104は、許容干渉レベル制御部109で許容干渉レベルを緩和した場合に、被干渉局における信号品質が悪化するのを防ぐため、無線リソース(例えば、周波数帯域、送信電力、拡散率など)の割当制御を行う。例えば、図12に示すように、被干渉システム端末20が被干渉局である場合に、許容干渉レベル制御部109が被干渉局の許容干渉レベルを許容干渉レベル2から許容干渉レベル3に緩和すると、被干渉システム基地局10付近の被干渉システム端末群20a(被干渉局)は有害な干渉を受けることになる。このため、リソース割当制御部104は、図12の被干渉システム基地局10付近の被干渉システム端末群20a(被干渉局)に対して、許容干渉レベルの緩和による干渉レベルの増加に備えて、無線リソースの割り当て制御を行う。
具体的には、リソース割当制御部104は、被干渉システム端末20が被干渉局となる場合、被干渉システム端末20に対する下りリンク信号の送信電力を増加させる。一方、リソース割当制御部104は、被干渉システム基地局10が被干渉局となる場合、被干渉システム端末20からの上りリンク信号の送信電力を増加させるように、被干渉システム端末20に指示する。
また、リソース割当制御部104は、被干渉システム20が被干渉局となる場合、被干渉システム端末20に対する下りリンク信号の拡散率を増加させてもよい。一方、リソース割当制御部104は、被干渉システム基地局10が被干渉局となる場合、被干渉システム端末20からの上りリンク信号の送信電力を増加させるように、被干渉システム端末20に指示してもよい。
また、リソース割当制御部104は、被干渉システム20が被干渉局となる場合、被干渉システム端末20に対する下りリンク信号の周波数帯域を共用周波数帯域から被干渉システムの占有周波数帯域に切り替えてもよい。一方、リソース割当制御部104は、被干渉システム基地局10が被干渉局となる場合、被干渉システム端末20からの上りリンク信号の周波数帯域を共用周波数帯域から被干渉システムの占有周波数帯域に切り替えてもよい。
また、リソース割当制御部104は、被干渉システム端末20が被干渉局となる場合、被干渉システム端末20からのBT信号の送信電力を増加させるように、被干渉システム端末20に指示してもよい。一方、リソース割当制御部104は、被干渉システム基地局10が被干渉局となる場合、自局からのBT信号の送信電力を増加させてもよい。
また、リソース割当制御部104は、占有帯域と共用帯域が存在する場合、被干渉システム端末群20aを占有帯域に割り当て、他の端末群を共用帯域に割り当てるようにしてもよい。
次に、図13及び図14を参照し、第2の実施形態に係る周波数帯域共用方法について説明する。
図13は、被干渉システム端末20が被干渉局、与干渉システム基地局30が与干渉局となる場合(被干渉システムの下りリンクと与干渉システムの下りリンクを共用周波数帯域とする場合)のシーケンス図である。ステップS301〜S303は、図7のステップS101〜S103と同様であるため、説明を省略する。
被干渉システム端末20(被干渉局)は、被干渉情報を測定する(ステップS304)。被干渉情報は、自局における雑音レベルと、被干渉システム基地局10に近接する被干渉システム基地局(図示なし)からのシステム内干渉レベルと、与干渉システム基地局30(与干渉局)からのシステム外干渉レベルとを含む。
ここで、被干渉局におけるシステム内干渉レベルは、平均的なシステム外干渉レベルに基づいて推定されてもよい。或いは、被干渉局におけるシステム内干渉レベルは、与干渉局が次の共用条件適用期間で下りリンク信号を送信しようとする場合に、与干渉局から送信されるBT信号に基づいて推定されてもよい。なお、与干渉局からのBT信号は、ステップS302及び303で設定されたBT信号送信期間/センシング期間とは異なる期間に設けられたquiet periodに送信される。
被干渉システム端末20(被干渉局)は、測定した被干渉情報を被干渉システム基地局10に報知する(ステップS305)。
被干渉システム基地局10は、被干渉システム端末20(被干渉局)から報知された被干渉情報に基づいて、被干渉システム端末20(被干渉局)における許容干渉レベルを緩和する(ステップS306)。また、被干渉システム基地局10は、許容干渉レベルの緩和によって生じた許容干渉量(余裕分)を与干渉システム基地局30(与干渉局)に通知する(ステップS307)。なお、許容干渉量は、基地局間を結ぶ有線ネットワーク又は直接通信で与干渉システム基地局30(与干渉局)に報知される。
被干渉システム端末20(被干渉局)は、次の共用条件適用期間(図2のT3)で下りリンク信号を受信しようとする場合、設定されたBT信号送信期間(図2のT1)に、BT信号を送信する(ステップS308)。
与干渉システム基地局30(与干渉局)は、次の共用条件適用期間(図2のT3)で下りリンク信号を送信しようとする場合、設定されたセンシング期間(図2のT1)でBT信号を受信し、受信したBT信号の受信強度を測定する(ステップS309)。
与干渉システム基地局30(与干渉局)は、ステップS307で被干渉システム基地局10から報知された許容干渉量と、ステップS309で測定されたBT信号の受信強度とに基づいて、共用周波数帯域を用いて送信される下りリンク信号の最大送信電力を決定する(ステップS310)。具体的には、与干渉システム基地局30は、BT信号の受信強度に基づいて決定した最大送信電力を、被干渉システム基地局10から報知された許容干渉量に応じて、増加させる。
与干渉システム基地局30(与干渉局)は、次の共用条件適用期間(図2のT3)に、ステップS310で決定された最大送信電力以下の送信電力で下りリンク信号を送信する(ステップS311)。
図14は、被干渉システム基地局10が被干渉局、与干渉システム端末40が与干渉局となる場合(被干渉システムの上りリンクと与干渉システムの上りリンクを共用周波数帯域とする場合)のシーケンス図である。ステップS301〜S303は、図8のステップS201〜S204と同様であるため、説明を省略する。
被干渉システム基地局10(被干渉局)は、被干渉情報を測定する(ステップS405)。被干渉情報は、自局における雑音レベルと、被干渉システム基地局10に近接する被干渉システム基地局配下の被干渉システム端末(図示なし)からのシステム内干渉レベルと、与干渉システム端末40(与干渉局)からのシステム外干渉レベルとを含む。上述のように、被干渉局におけるシステム内干渉レベルは、平均的なシステム外干渉レベルに基づいて推定されてもよいし、与干渉局から送信されるBT信号に基づいて推定されてもよい。
被干渉システム基地局10(被干渉局)は、測定された被干渉情報に基づいて、自局(被干渉局)における許容干渉レベルを緩和する(ステップS406)。また、被干渉システム基地局10(被干渉局)は、許容干渉レベルの緩和によって生じた許容干渉量(余裕分)を、与干渉システム基地局30を介して与干渉システム端末40(与干渉局)に通知する(ステップS407、S408)。なお、許容干渉量は、直接通信で被干渉システム基地局10(被干渉局)から与干渉システム基地局30(与干渉局)に報知されてもよい。
被干渉システム基地局10(被干渉局)は、次の共用条件適用期間(図2のT3)で上りリンク信号を受信しようとする場合、設定されたBT信号送信期間(図2のT1)に、BT信号を送信する(ステップS409)。
与干渉システム端末40(与干渉局)は、次の共用条件適用期間(図2のT3)で上りリンク信号を送信しようとする場合、設定されたセンシング期間(図2のT1)でBT信号を受信し、受信したBT信号の受信強度を測定する(ステップS410)。
与干渉システム端末40(与干渉局)は、ステップS408で被干渉システム基地局10から報知された許容干渉量と、ステップS410で測定されたBT信号の受信強度とに基づいて、共用周波数帯域を用いて送信される上りリンク信号の最大送信電力を決定する(ステップS411)。具体的には、与干渉システム基地局30は、BT信号の受信強度に基づいて決定した最大送信電力を、被干渉システム基地局10から報知された許容干渉量に応じて、増加させる。
与干渉システム端末40(与干渉局)は、次の共用条件適用期間(図2のT3)に、ステップS411で決定された最大送信電力以下の送信電力で上りリンク信号を送信する(ステップS412)。
なお、被干渉システム基地局10が被干渉局、与干渉システム基地局30が与干渉局となる場合(被干渉システムの上りリンクと与干渉システムの下りリンクを共用周波数帯域とする場合)のシーケンス図については明示しないが、図14の被干渉システム基地局10の動作と図13の与干渉システム基地局30の動作とを組み合わせに基づいて実現される。同様に、被干渉システム端末20が被干渉局、与干渉システム端末40が与干渉局となる場合(被干渉システムの下りリンクと与干渉システムの上りリンクを共用周波数帯域とする場合)のシーケンス図については明示しないが、図13の被干渉システム端末20の動作と図14の与干渉システム端末40の動作とを組み合わせに基づいて実現される。
第2の実施形態に係る周波数帯域共用方法によれば、被干渉システム基地局10が、与干渉局に対して、被干渉局における与干渉局からの許容干渉量を通知し、与干渉局は、被干渉局からのBT信号の受信強度に加えて、被干渉システム基地局10から通知された許容干渉量に基づいて、共用条件(最大送信電力)を計算する。したがって、被干渉局で与干渉局からの干渉が許容される場合は、与干渉局が自局からの信号の送信電力を増加でき、与干渉システムのスループットを拡大することができる。
[第3の実施形態]
次に、本発明の第3の実施形態について、第1の実施形態との相違点を中心に説明する。第1の実施形態において、複数の被干渉局が一括(同じタイミング)してBT信号を送信した場合、与干渉局において複数の被干渉源からの信号を分離することができない。このため、第1の実施形態では、影響の大きい1つの被干渉源が近くにある場合と等価な状況となり、与干渉局が必要以上に送信電力を低く抑えるように制御してしまう場合がある。
そこで、第3の実施形態では、BT信号の送信期間を分割し、BT信号を送信する被干渉局に異なる送信タイミングを割り当て、BT信号の送信タイミングを時間的に分散することで、上記問題を解決するケースについて説明する。
図15はBT信号の送信期間を分割し、グループ化された与干渉局に対してグループ単位で送信タイミングを割り当てた概念図である。図15では、与干渉システム端末40(与干渉局)の周囲に多数の被干渉システム端末20−1〜20−3(被干渉局)が存在する様子が示されている。このような状況で全ての被干渉局が同時にBT信号を送信すると必要以上に送信電力を低く抑えるように制御してしまうこととなる。BT信号の送信期間を複数に分割し(同図には3分割を例示)、例えば、被干渉システム基地局10−1配下の被干渉システム端末20−1(被干渉局)には分割区間T1を割り当てる。同様に、被干渉システム基地局10−1配下の被干渉システム端末20−2(被干渉局)には分割区間T1を割り当て、被干渉システム基地局10−2配下の被干渉システム端末20−3(被干渉局)には分割区間T1を割り当てる。
与干渉システム端末40(与干渉局)では、分割区間T1(3分割の場合、i=3)に同期させてセンシング期間を3つの区間に設定し、被干渉局単位でBT信号を時間的にずらしてセンシングする。これにより、周囲に多数の被干渉局が存在する状況であっても、BT信号を同時に送信する被干渉局数を抑制でき、必要以上に送信電力を低く抑えるような制御を防止できる。
ここで、BT信号の送信期間の分割数の決定方法について説明する。
BT信号送信期間の分割数を固定する方法と、適応的に制御する方法とが考えられる。分割数を適応的に制御する場合、1つの与干渉システム端末40(与干渉局)の周囲に存在する被干渉局数を推定し、推定値に応じて分割数を増減させる。被干渉局数を推定する方法は特に限定されないが、例えば通常通信時の信号変化に基づいて推定しても良い。
また、一定間隔で分割数を変化させた場合の規制量の変化に基づいて分割数を決定しても良い。たとえば、分割数を減らしてみて、規制量(送信電力のダウン量)が増えた場合は分割数を減らさないようにする。また、分割数を増やしてみて、規制量(送信電力のダウン量)が減った場合は分割数を増やす。
なお、BT信号の送信期間を分割するのではなく、BT信号が被干渉局単位で直交化するように、符号分割、周波数(サブキャリア)分割で対応しても良い。
[第4の実施形態]
第4の実施形態では、共用周波数帯域の割当て方法について説明する。図16(a)は被干渉システムで使用可能な全ての帯域を、与干渉システムで使用する共用周波数帯とした場合を示している。与干渉システムで送信される送信電力は、被干渉システムの待ち受け端末も含め全ての端末で影響がない送信電力量に抑えられる必要がある。被干渉システムのシステム内制御信号を共用周波数帯域で通信することになるが、送信電力量の規制量が大きくなるとシステム内制御信号を送信できない問題が発生する。そこで、図16(b)に示すように、被干渉システムの制御信号送信帯域を共用周波数帯域から分離して専有化することが望ましい。
また、待ち受け端末など、受信を行わない端末については、BT信号の送信対象から除外することとする。受信を行わない端末は、大きな干渉を受けても問題が生じないので、規制量の緩和を図ることができる。
また、図16(c)に示すように、被干渉システムの制御信号送信帯域を専有化すると共に、一部に被干渉システムのデータ送信帯を占有化する。受信干渉電力の分布をベースに、占有周波数帯域と共用周波数帯域のリソース比率を制御しても良い。
これにより、被干渉システムの制御信号送信帯域及びデータ送信帯を専有化し、占有周波数帯域と共用周波数帯域のリソース比率を制御することで、与干渉システム側の許容送信電力を緩和することができる。
[第5の実施形態]
第5の実施形態では、与干渉局において、被干渉システム側の信号が受信できない場合の、与干渉局における制御について説明する。被干渉システム側の信号が受信できない場合、与干渉局が送信を行おうとしている位置は、被干渉システムが周囲に存在しない可能性が高い。したがって、本来であれば大きな送信電力が許容される。ところが、上述してきた共用周波数帯域制御方法を適用すると、このような与干渉局(送信機)は、被干渉局から送信されるBT信号を検出することができず、BT信号に基づく共用条件(上述の最大送信電力)を制御することができなくなる。
そこで、与干渉局において、被干渉システムからの信号が受信できない場合は以下の方法に基づき、送信を行うこととする。すなわち、与干渉システムでは、BT信号の検出は行わずに、所定の共用条件(最大送信電力)で信号送信を開始すると共に、被干渉システムの微弱な信号を検出可能な高精度受信を繰り返す。たとえば、OFDM信号の場合、ガードインターバルとOFDM信号の一部とに高い相関があるので、その相関検出を行う。高精度受信によって、被干渉システムからの制御信号を受信可能であれば、上述したBT信号の検出結果に基づいて、自局から送信する信号の共用条件(最大送信電力)を制御する共用周波数帯域制御方法に切り替える。
[第6の実施形態]
上述の実施形態では、被干渉システムの集中制御局によって決定されたセンシング期間情報が、被干渉システム基地局10を経由して、被干渉システム端末20、与干渉システム基地局30、与干渉システム端末40に報知されるものとして説明した。しかしながら、図17(a)(b)に示すように、被干渉局におけるBT信号送信期間と与干渉局におけるセンシング期間とを固定的に設ける場合には、センシング期間情報の報知は不要である。
図17(a)は、1フレーム内の一部のシンボル(時間)を予めBT信号送信期間/センシング期間に割り当てた状態を示す図である。また、図17(b)は、1フレーム内の一部のシンボル(時間)とサブキャリア(周波数)を予めBT信号送信期間/センシング期間に割り当てた状態を示す図である。図17(a)(b)において、被干渉システムのフレームと干渉システムのフレームとは同期するため、与干渉局は、フレーム内に設けられた固定のセンシング期間に、被干渉局から送信されたBT信号を検出することができる。
また、第2の実施形態の図13のステップS304及び図14のステップS405において、被干渉局におけるシステム内干渉レベルは、与干渉局から送信されるBT信号に基づいて推定されてもよい旨を説明した。かかる場合、図18に示すように、1フレーム内の一部のシンボル(時間)とサブキャリア(周波数)が、与干渉局から送信されるBT信号用に割り当てられる。この結果、被干渉局は、自局からBT信号を送信するともに、与干渉局から送信されたBT信号を受信することが可能となる。
また、本発明は上記実施の形態に限定されず、種々変更して実施することが可能である。例えば、本発明の範囲を逸脱しない限りにおいて、処理部や処理手順については適宜変更して実施することが可能である。その他、本発明の範囲を逸脱しないで適宜変更して実施することが可能である。
本発明は、空間的に通信エリアが一部重複する無線通信システム間で使用周波数帯の一部を共用する周波数共用方法に適用可能である。
10…被干渉システム基地局、20…被干渉システム端末、30…与干渉システム基地局、40…与干渉システム端末、C21〜C23…セル、101…信号検出部、102…BT信号送信期間設定部、103…BT信号生成部、104…リソース割当制御部、105…送信バッファ、106…制御信号生成部、107…センシング期間報知情報生成部、108…送信信号生成部、109…許容干渉レベル制御部、201…信号検出部、202…BT信号送信期間設定部、203…BT信号生成部、204…リソース割当制御部、205…送信バッファ、206…制御信号生成部、207…送信信号生成部、301…信号検出部、302…センシング期間設定部、303…センシング部、304…共用条件計算部、305…リソース割当制御部、306…送信バッファ、307…制御信号生成部、308…送信信号生成部、401…信号検出部、402…センシング期間設定部、403…センシング部、404…共用条件計算部、405…リソース割当制御部、406…制御信号生成部、406…送信バッファ、407…制御信号生成部、408…送信信号生成部、20a…被干渉システム端末群

Claims (8)

  1. 被干渉システムと与干渉システムの関係にある無線通信システム間で使用周波数帯域を共用するための周波数帯域共用方法であって、
    前記被干渉システムにおいて受信機となる被干渉局が、センシング期間にビジートーン信号を送信し、
    前記与干渉システムにおいて送信機となる与干渉局が、前記被干渉システムから通知される前記センシング期間に前記与干渉システムにおける信号送信を停止した状態で、前記センシング期間に同期してビジートーン信号を検出し、
    前記与干渉局が、前記センシング期間に検出したビジートーン信号の検出結果に基づいて、前記与干渉局が共用周波数帯域を用いて信号を送信するための条件として少なくとも最大送信電力を含んだ共用条件を、決定し、
    前記与干渉局が、決定した前記共用条件を用いて信号を送信する、ことを特徴とする周波数帯域共用方法。
  2. 前記与干渉局は、前記センシング期間に検出したビジートーン信号の検出結果と、前記被干渉局における許容干渉量とに基づいて、前記共用条件を決定することを特徴とする請求項1に記載の周波数帯域共用方法。
  3. 前記被干渉局における前記許容干渉量は、前記被干渉局で測定された被干渉情報に基づいて許容干渉レベルを緩和する場合に、該許容干渉レベルの緩和によって生じた干渉量の余裕分であることを特徴とする請求項2に記載の周波数帯共用方法。
  4. 前記ビジートーン信号の送信期間を複数の送信タイミングに分割し、前記与干渉局の周囲に存在する各被干渉局が前記ビジートーン信号の送信タイミングが分散するように送信タイミングを選択することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の周波数帯域共用方法。
  5. 前記共用周波数帯域を複数の帯域に分割し、前記被干渉局に割当てた1つ又は複数の分割帯域を用いて前記被干渉局と前記与干渉局との間でビジートーン信号の送受信を行うことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の周波数帯域共用方法。
  6. 前記被干渉局は、前記ビジートーン信号を一部のサブキャリアに帯域集中させて送信することを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載の周波数帯域共用方法。
  7. 前記被干渉局は、前記与干渉システム側の信号を受信できない場合、ビジートーン信号を検出せずに所定の最大送信電力で信号送信を開始する一方、前記被干渉システムから送信される信号の信号検出を繰り返し、前記被干渉システムの送信検出に成功したところで、ビジートーン信号の検出結果に基づいて前記最大送信電力を制御することを特徴とする請求項1から請求項6のいずれかに記載の周波数帯域共用方法。
  8. 被干渉システムと与干渉システムの関係にある無線通信システム間で使用周波数帯域を共用する周波数帯域共用通信システムであって、
    前記被干渉システムにおいて受信機となる被干渉局が、センシング期間にビジートーン信号を送信し、
    前記与干渉システムにおいて送信機となる与干渉局が、前記被干渉システムから通知される前記センシング期間に前記与干渉システムにおける信号送信を停止した状態で、前記センシング期間に同期してビジートーン信号を検出し、
    前記与干渉局が、前記センシング期間に検出したビジートーン信号の検出結果に基づいて、前記与干渉局が共用周波数帯域を用いて信号を送信するための条件として少なくとも最大送信電力を含んだ共用条件を、決定し、
    前記与干渉局が、決定した前記共用条件を用いて信号を送信する、ことを特徴とする周波数帯域共用通信システム。
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