JPWO2016039106A1 - タッチパネル用導電フィルム - Google Patents

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Abstract

タッチパネル用導電フィルムは、互いに対向する一対の面を有する絶縁基板と、絶縁基板の一対の面のうち少なくとも一方の面上に形成された金属細線からなる検出電極パターン部と、検出電極パターン部が形成された絶縁基板の面と同じ面上に配置され且つ検出電極パターン部に接続された金属からなる複数の引き出し配線を有する配線部と、配線部が配置された絶縁基板の面とは反対側の面上で且つ配線部に対応する位置に配置された金属からなるシールド電極とを備え、シールド電極は、配線部のそれぞれの引き出し配線に対して交差する金属線からなり且つ開口率が80%以上のメッシュ状パターン部を有すると共に20Ω/sq以下のシート抵抗を有している。

Description

この発明は、タッチパネル用導電フィルムに係り、特に、静電容量式タッチパネルに使用される導電フィルムに関する。
近年、携帯情報機器を始めとした各種の電子機器において、液晶表示装置等の表示装置と組み合わせて用いられ、画面に接触することにより電子機器への入力操作を行うタッチパネルの普及が進んでいる。
このタッチパネルは、その動作原理によって、抵抗膜方式、静電容量方式、赤外線方式、超音波方式および電磁誘導結合方式等に分類されているが、特に、透過率が高く、耐久性に優れた静電容量方式のタッチパネルが注目されている。
例えば、特許文献1には、透明基板上に検出電極パターン部が形成されると共に検出電極パターン部から透明基板の縁部に配置された複数の外部接続端子まで複数の引き出し配線が引き出されたタッチパネルが開示されている。さらに、タッチパネルと組み合わせて使用される液晶表示装置等から放射される電磁波ノイズによりタッチパネルの動作が影響を受けることを防止するため、特許文献1のタッチパネルでは、透明シールド電極が形成されたシールドフィルムが、透明基板上に粘着層を介して配置されている。
特開2010−257178号公報
電子機器の携帯性および操作性の向上が追求される中、タッチパネルにおいても、薄型で3次元形状に対応し得るものが要求され、可撓性の透明な絶縁基板上に金属細線からなる検出電極が形成されたタッチパネル用導電フィルムの開発が進められている。この種のタッチパネル用導電フィルムにおいては、検出電極と同時に絶縁基板の表面上に金属からなる引き出し配線が形成されると共に、絶縁基板の裏面上で且つ引き出し配線に対応する位置に金属からなるシールド電極を形成することが望まれている。
また、電子機器の小型化に伴って、引き出し配線も線幅の小さなものが使用されており、断線が生じていないことを確認するために、タッチパネル用導電フィルムに照明光を照射し、透過光を利用して目視により引き出し配線の形状を検査する作業が行われている。
しかしながら、図19に示されるように、シールド効果を高めようとして、絶縁基板1の表面上に形成された引き出し配線2に対応して絶縁基板1の裏面上に開口の無い金属からなるシールド電極3を配置すると、シールド電極3が光を透過しないために、透過光を利用して引き出し配線の形状を検査することが困難になってしまう。
この発明は、このような従来の問題点を解消するためになされたもので、引き出し配線に対応して金属からなるシールド電極を配置しながらも、透過光を利用して目視により引き出し配線の形状を検査することができるタッチパネル用導電フィルムを提供することを目的とする。
この発明に係るタッチパネル用導電フィルムは、互いに対向する一対の面を有する絶縁基板と、絶縁基板の一対の面のうち少なくとも一方の面上に形成された金属細線からなる検出電極パターン部と、検出電極パターン部が形成された絶縁基板の面と同じ面上に配置され且つ検出電極パターン部に接続された金属からなる複数の引き出し配線を有する配線部と、配線部が配置された絶縁基板の面とは反対側の面上で且つ配線部に対応する位置に配置された金属からなるシールド電極とを備え、シールド電極は、配線部のそれぞれの引き出し配線に対して交差する金属線からなり且つ開口率が80%以上のメッシュ状パターン部を有すると共に20Ω/sq以下のシート抵抗を有するものである。
シールド電極は、引き出し配線の側縁から外側へ15μm幅で引き出し配線に沿った300μmの長さを有する単位領域内における開口率が80%を超えることが好ましい。
さらに、メッシュ状パターン部を構成する金属線は、配線部のそれぞれの引き出し配線の線幅より小さい線幅を有することが好ましく、また、検出電極パターン部を形成する金属細線の線幅より大きい線幅を有することが好ましい。
メッシュ状パターン部を構成する金属線は、5〜20μmの線幅を有することができる。
また、シールド電極は、配線部の互いに隣接する一対の引き出し配線が60μm以上の間隔を有する場合に、一対の引き出し配線に平行に延び且つ一対の引き出し配線の中央に対応する位置に配置される直線状パターン部をさらに有していてもよい。
直線状パターン部は、幅5〜15μmの金属線からなることが好ましい。
絶縁基板の表面上および裏面上に、それぞれ、検出電極パターン部と配線部が形成され、絶縁基板の表面上に形成された配線部のそれぞれの引き出し配線に対応するシールド電極が絶縁基板の裏面上に形成され、絶縁基板の裏面上に形成された配線部のそれぞれの引き出し配線に対応するシールド電極が絶縁基板の表面上に形成されるように構成することができる。
この場合、シールド電極は、絶縁基板の同じ面上に形成されている検出電極パターン部と同じ厚さを有することが好ましく、また、シールド電極は、絶縁基板の同じ面上に形成されている検出電極パターン部と同じ材料から形成されていることが好ましい。
この発明によれば、シールド電極が、配線部のそれぞれの引き出し配線に対して交差する金属線からなり且つ開口率が80%以上のメッシュ状パターン部を有すると共に20Ω/sq以下のシート抵抗を有するので、引き出し配線に対応して金属からなるシールド電極を配置しながらも、透過光を利用して目視により引き出し配線の形状を検査することが可能となる。
この発明の実施の形態1に係るタッチパネル用導電フィルムを示す平面図である。 実施の形態1に係るタッチパネル用導電フィルムの検出電極を示す部分平面図である。 実施の形態1に係るタッチパネル用導電フィルムの第1の配線部と第1のシールド電極の関係を示す部分平面図である。 第1の配線部の引き出し配線の形状検査の様子を示す部分断面図である。 実施の形態1に係るタッチパネル用導電フィルムの第2の配線部と第2のシールド電極の関係を示す部分平面図である。 第2の配線部の引き出し配線の形状検査の様子を示す部分断面図である。 第1および第2のシールド電極のメッシュ状パターン部を示す部分拡大平面図である。 実施の形態1に係るタッチパネル用導電フィルムの第1の配線部および第2の配線部の要部を示す部分拡大平面図である。 実施の形態2に係るタッチパネル用導電フィルムの第1の配線部と第1のシールド電極の関係を示す部分平面図である。 実施の形態2に係るタッチパネル用導電フィルムの第2の配線部と第2のシールド電極の関係を示す部分平面図である。 シールド電極のメッシュピッチと開口率の関係を示すグラフである。 シールド電極のメッシュピッチとシールド効果の関係を示すグラフである。 シールド電極の金属線の線幅と開口率の関係を示すグラフである。 シールド電極の金属線の線幅とシート抵抗の関係を示すグラフである。 シールド電極の金属線の線幅とシールド効果の関係を示すグラフである。 シールド電極の金属線の厚さを変えたときの金属線の線幅とシート抵抗の関係を示すグラフである。 シールド電極の金属線の厚さを変えたときの金属線の線幅とシールド効果の関係を示すグラフである。 シールド電極のシート抵抗と開口率の関係を示すグラフである。 従来のタッチパネル用導電フィルムにおける配線部の引き出し配線の形状検査の様子を示す部分断面図である。
以下、この発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
実施の形態1
図1に、この発明の実施の形態1に係るタッチパネル用導電フィルムの構成を示す。このタッチパネル用導電フィルムは、矩形状の可撓性の透明な絶縁基板11を有し、絶縁基板11の中央部分にセンシング領域S1が区画され、センシング領域S1の外側に周辺領域S2が区画されている。
絶縁基板11の表面上には、センシング領域S1内に、それぞれ第1の方向D1に沿って延び且つ第1の方向D1に直交する第2の方向D2に並列配置された複数の第1の検出電極12が形成され、周辺領域S2に、複数の第1の検出電極12に対応する複数の第1の引き出し配線13が互いに近接して配列されることにより第1の配線部14が形成されると共に、絶縁基板11の縁部に複数の第1の検出電極12に対応する複数の第1の外部接続端子15が配列形成されている。
それぞれの第1の検出電極12の両端には、それぞれ第1のコネクタ部16が形成され、一方の第1のコネクタ部16に、対応する第1の引き出し配線13の一端部が接続され、第1の引き出し配線13の他端部は、対応する第1の外部接続端子15に接続されている。
同様に、絶縁基板11の裏面上には、センシング領域S1内に、それぞれ第2の方向D2に沿って延び且つ第1の方向D1に並列配置された複数の第2の検出電極22が形成され、周辺領域S2に、複数の第2の検出電極22に対応する複数の第2の引き出し配線23が互いに近接して配列されることにより第2の配線部24が形成されると共に、絶縁基板11の縁部に複数の第2の検出電極22に対応する複数の第2の外部接続端子25が配列形成されている。
それぞれの第2の検出電極22の両端には、それぞれ第2のコネクタ部26が形成され、一方の第2のコネクタ部26に、対応する第2の引き出し配線23の一端部が接続され、第2の引き出し配線23の他端部は、対応する第2の外部接続端子25に接続されている。
さらに、第1の配線部14が配置されている絶縁基板11の表面とは反対側の絶縁基板11の裏面上で且つ第1の配線部14に対応する位置に、第1のシールド電極17が形成されている。また、第2の配線部24が配置されている絶縁基板11の裏面とは反対側の絶縁基板11の表面上で且つ第2の配線部24に対応する位置に、第2のシールド電極27が形成されている。図1では、第1のシールド電極17および第2のシールド電極27が、外部接続端子15および25に対応する位置に設けられていないが、外部接続端子15および25に対応する位置まで延在していてもよい。
なお、複数の第1の引き出し配線13および複数の第2の引き出し配線23は、それぞれ金属から形成され、第1のシールド電極17および第2のシールド電極27も金属から形成されている。
図2に示されるように、絶縁基板11の表面上に配置された第1の検出電極12は、金属細線12aからなるメッシュパターンにより形成されることが好ましく、絶縁基板11の裏面上に配置された第2の検出電極22も、金属細線22aからなるメッシュパターンにより形成されることが好ましい。
また、図3に示されるように、第1のシールド電極17は、絶縁基板11を介して第1の配線部14を構成する複数の第1の引き出し配線13と重なるような位置に配置されると共に金属線からなるメッシュ状パターン部18を有し、メッシュの間に矩形状の開口18aを有している。メッシュ状パターン部18を形成する金属線は、第1の配線部14のそれぞれの第1の引き出し配線13に対して所定の角度、例えば45度の角度で交差している。
このように、第1のシールド電極17は、第1の引き出し配線13に対して所定の角度で交差する金属線からなるメッシュ状パターン部18を有しているので、図4に示されるように、絶縁基板11の裏面側から照明光を照射したときに、第1のシールド電極17のメッシュ状パターン部18の開口18aおよび透明な絶縁基板11を通して照明光が絶縁基板11の表面側へ透過する。このため、透過光を利用して目視により第1の引き出し配線13の形状を検査することができる。
図5に示されるように、第2のシールド電極27も、第1のシールド電極17と同様に、絶縁基板11を介して第2の配線部24を構成する複数の第2の引き出し配線23と重なるような位置に配置されると共に金属線からなるメッシュ状パターン部28を有し、メッシュの間に矩形状の開口28aを有している。メッシュ状パターン部28を形成する金属線は、第2の配線部24のそれぞれの第2の引き出し配線23に対して所定の角度、例えば45度の角度で交差している。
このため、図6に示されるように、絶縁基板11の裏面側から照明光を照射したときに、互いに隣接する第2の引き出し配線23の間を通った照明光が、さらに、透明な絶縁基板11および第2のシールド電極27のメッシュ状パターン部28の開口28aを通して絶縁基板11の表面側へ透過し、透過光を利用して目視により第2の引き出し配線23の形状を検査することも可能となる。
なお、第1の引き出し配線13および第2の引き出し配線23は、例えば、20〜40μmの線幅を有するのに対し、第1のシールド電極17のメッシュ状パターン部18を形成する金属線および第2のシールド電極27のメッシュ状パターン部28を形成する金属線は、第1の引き出し配線13および第2の引き出し配線23の線幅より小さい、5〜20μmの線幅を有するのが好ましい。また、第1のシールド電極17のメッシュ状パターン部18を形成する金属線および第2のシールド電極27のメッシュ状パターン部を形成する金属線の線幅は、第1の検出電極12を形成する金属細線12aおよび第2の検出電極22を形成する金属細線22aの線幅よりも大きい値に設定するのが好ましい。
また、メッシュの間の開口形状は、矩形に限るものではなく、正三角形、正四角形、正六角形、その他の正多角形、ランダムな形状を有する多角形でもよく、さらに、曲線を含む形状とすることもできる。
絶縁基板11の表面上に配置される複数の第1の検出電極12、複数の第1の引き出し配線13および第2のシールド電極27は、同一工程により同時に形成することができる。同様に、絶縁基板11の裏面上に配置される複数の第2の検出電極22、複数の第2の引き出し配線23および第1のシールド電極17も、同一工程により同時に形成することができる。この場合、第2のシールド電極27は、同じ絶縁基板11の表面上に配置される第1の検出電極12および第1の引き出し配線13と同じ材料から同じ厚さに形成され、同様に、第1のシールド電極17も、同じ絶縁基板11の裏面上に配置される第2の検出電極22および第2の引き出し配線23と同じ材料から同じ厚さに形成される。
また、第1のシールド電極17および第2のシールド電極27は、シート抵抗値を下げるために、銀ペーストから形成することもできる。
ここで、第1のシールド電極17のメッシュ状パターン部18の開口18aを通して目視により第1の引き出し配線13の形状を確認すると共に、第2のシールド電極27のメッシュ状パターン部28の開口28aを通して目視により第2の引き出し配線23の形状を確認して検査を行うためには、メッシュ状パターン部18および28が、80%以上の開口率Rmを有することが望まれる。
メッシュ状パターン部18および28の開口率Rmとは、図7に示されるように、矩形状の開口18aおよび28aの4辺に接する金属線のそれぞれの中心線により囲まれた矩形領域K内において、金属線が存在しない開口18aおよび28aの面積が、矩形領域K全体の面積に対して占める割合のことをいうものとする。すなわち、矩形領域Kの内部の80%以上の部分が金属線により遮蔽されることなく、透視することができるメッシュ状パターン部18および28を複数の第1の引き出し配線13および複数の第2の引き出し配線23と重なるような位置に配置すれば、第1の引き出し配線13および第2の引き出し配線23の側縁を目視により認識しやすくなる。
さらに、図8に示されるように、第1の引き出し配線13および第2の引き出し配線23の側縁から外側へ15μm離れるだけの幅と第1の引き出し配線13および第2の引き出し配線23の長さ方向に沿った300μmの長さを有する単位領域Uを想定し、この単位領域U内における第1のシールド電極17および第2のシールド電極27が、80%を超える開口率Rsを有することが好ましい。
ここで、第1のシールド電極17および第2のシールド電極27の開口率Rsとは、単位領域U内において、メッシュ状パターン部18および28の金属線が存在しない部分の面積が、単位領域U全体の面積に対して占める割合のことをいうものとする。すなわち、単位領域Uの内部の80%以上の部分が、メッシュ状パターン部18および28の金属線により遮蔽されることなく、透視することができれば、透過光を利用して第1の引き出し配線13および第2の引き出し配線23の側縁を認識し、形状の検査を行うことが可能となる。
単位領域Uは、第1の引き出し配線13および第2の引き出し配線23の長さ方向に沿った1箇所のみに設定してもよいが、第1の引き出し配線13および第2の引き出し配線23の長さ方向に沿って任意の箇所に単位領域Uを設定した場合に、いずれの箇所においても、第1のシールド電極17および第2のシールド電極27が80%を超える開口率Rsを有することが好ましい。あるいは、複数箇所に設定された複数の単位領域U内の開口率Rsの平均値が80%を超えるように、第1のシールド電極17および第2のシールド電極27を形成してもよい。
また、第1のシールド電極17および第2のシールド電極27により、50dB以上のシールド効果を得るために、第1のシールド電極17および第2のシールド電極27は、20Ω/sq以下のシート抵抗を有することが必要である。ここで、メッシュ状パターン部18および28の開口率Rmを高めようとして、メッシュ状パターン部18および28の金属線が存在する部分の面積の割合を低下させると、それに伴って、第1のシールド電極17および第2のシールド電極27のシート抵抗が増加し、シールド効果が低下することとなる。
そこで、第1の引き出し配線13および第2の引き出し配線23の視認性を確保しつつ所定のシールド効果を得るために、メッシュ状パターン部18および28が、80%以上の開口率Rmを有し、第1のシールド電極17および第2のシールド電極27として20Ω/sq以下のシート抵抗を有するように、メッシュ状パターン部18および28の金属線の線幅、厚さ、パターンピッチ等が選択される。
このようなタッチパネル用導電フィルムの製造方法は特に制限されないが、絶縁基板11の両面にそれぞれ、ハロゲン化銀とバインダーとを含有するハロゲン化銀乳剤層(以後、単に感光性層とも称する)を形成する工程(1)、感光性層を露光した後、現像処理する工程(2)を有する方法が挙げられる。
以下に、各工程に関して説明する。
<工程(1):感光性層形成工程>
工程(1)は、絶縁基板11の両面に、ハロゲン化銀とバインダーとを含有する感光性層を形成する工程である。
感光性層を形成する方法は特に制限されないが、生産性の点から、ハロゲン化銀およびバインダーを含有する感光性層形成用組成物を絶縁基板11に接触させ、絶縁基板11の両面上に感光性層を形成する方法が好ましい。
以下に、上記方法で使用される感光性層形成用組成物の態様について詳述した後、工程の手順について詳述する。
感光性層形成用組成物には、ハロゲン化銀およびバインダーが含有される。
ハロゲン化銀に含有されるハロゲン元素は、塩素、臭素、ヨウ素およびフッ素のいずれであってもよく、これらを組み合わせでもよい。ハロゲン化銀としては、例えば、塩化銀、臭化銀、ヨウ化銀を主体としたハロゲン化銀が好ましく用いられ、さらに臭化銀や塩化銀を主体としたハロゲン化銀が好ましく用いられる。
使用されるバインダーの種類は特に制限されず、公知の高分子を使用することでき、例えば、水溶性バインダー(水溶性高分子)が用いられてもよい。具体的には、例えば、ゼラチン、カラギナン、ポリビニルアルコール(PVA)、ポリビニルピロリドン(PVP)、澱粉等の多糖類、セルロースおよびその誘導体、ポリエチレンオキサイド、ポリサッカライド、ポリビニルアミン、キトサン、ポリリジン、ポリアクリル酸、ポリアルギン酸、ポリヒアルロン酸、カルボキシセルロース、アラビアゴム、アルギン酸ナトリウムなどが挙げられる。また、バインダーはラテックスの形態で感光性層形成用組成物中に含まれていてもよい。
感光性層形成用組成物中に含まれるハロゲン化銀およびバインダーの体積比は特に制限されず、上述した金属細線12aおよび22a中における金属とバインダーとの好適な体積比の範囲となるように適宜調整される。
感光性層形成用組成物には、必要に応じて、溶媒が含有される。
使用される溶媒としては、例えば、水、有機溶媒(例えば、メタノール等のアルコール類、アセトン等のケトン類、ホルムアミド等のアミド類、ジメチルスルホキシド等のスルホキシド類、酢酸エチル等のエステル類、エーテル類等)、イオン性液体、またはこれらの混合溶媒を挙げることができる。
使用される溶媒の含有量は特に制限されないが、ハロゲン化銀およびバインダーの合計質量に対して、30〜90質量%の範囲が好ましく、50〜80質量%の範囲がより好ましい。
(工程の手順)
感光性層形成用組成物と絶縁基板11とを接触させる方法は特に制限されず、公知の方法を採用できる。例えば、感光性層形成用組成物を絶縁基板11に塗布する方法や、感光性層形成用組成物中に絶縁基板11を浸漬する方法などが挙げられる。
形成された感光性層中におけるバインダーの含有量は特に制限されないが、0.3〜5.0g/m2が好ましく、0.5〜2.0g/m2がより好ましい。
また、感光性層中におけるハロゲン化銀の含有量は特に制限されないが、金属細線34の導電特性がより優れる点で、銀換算で1.0〜20.0g/m2が好ましく、5.0〜15.0g/m2がより好ましい。
なお、必要に応じて、感光性層上にバインダーからなる保護層をさらに設けてもよい。保護層を設けることにより、擦り傷防止や力学特性の改良がなされる。
<工程(2):露光現像工程>
工程(2)は、上記工程(1)で得られた感光性層をパターン露光した後、現像処理することにより、第1の検出電極12、第1の引き出し配線13、第1の外部接続端子15、第1のコネクタ部16および第2のシールド電極27、並びに、第2の検出電極22、第2の引き出し配線23、第2の外部接続端子25、第2のコネクタ部26および第1のシールド電極17を形成する工程である。
まず、以下では、パターン露光処理について詳述し、その後現像処理について詳述する。
(パターン露光)
感光性層に対してパターン状の露光を施すことにより、露光領域における感光性層中のハロゲン化銀が潜像を形成する。この潜像が形成された領域は、後述する現像処理によって金属細線を形成する。一方、露光がなされなかった未露光領域では、後述する定着処理の際にハロゲン化銀が溶解して感光性層から流出し、透明な膜が得られる。
露光の際に使用される光源は特に制限されず、可視光線、紫外線などの光、または、X線などの放射線などが挙げられる。
パターン露光を行う方法は特に制限されず、例えば、フォトマスクを利用した面露光で行ってもよいし、レーザービームによる走査露光で行ってもよい。なお、パターンの形状は特に制限されず、形成したい金属細線のパターンに合わせて適宜調整される。
(現像処理)
現像処理の方法は特に制限されず、公知の方法を採用できる。例えば、銀塩写真フィルム、印画紙、印刷製版用フィルム、フォトマスク用エマルジョンマスク等に用いられる通常の現像処理の技術を用いることができる。
現像処理の際に使用される現像液の種類は特に制限されないが、例えば、PQ現像液、MQ現像液、MAA現像液等を用いることもできる。市販品では、例えば、富士フイルム社処方のCN−16、CR−56、CP45X、FD−3、パピトール、KODAK社処方のC−41、E−6、RA−4、D−19、D−72等の現像液、またはそのキットに含まれる現像液を用いることができる。また、リス現像液を用いることもできる。
現像処理は、未露光部分の銀塩を除去して安定化させる目的で行われる定着処理を含むことができる。定着処理は、銀塩写真フィルムや印画紙、印刷製版用フィルム、フォトマスク用エマルジョンマスク等に用いられる定着処理の技術を用いることができる。
定着工程における定着温度は、約20℃〜約50℃が好ましく、25〜45℃がより好ましい。また、定着時間は5秒〜1分が好ましく、7秒〜50秒がより好ましい。
現像処理後の露光部(金属細線)に含まれる金属銀の質量は、露光前の露光部に含まれていた銀の質量に対して50質量%以上の含有率であることが好ましく、80質量%以上であることがさらに好ましい。露光部に含まれる銀の質量が露光前の露光部に含まれていた銀の質量に対して50質量%以上であれば、高い導電性を得ることができるため好ましい。
上記工程以外に必要に応じて、以下の下塗り層形成工程、アンチハレーション層形成工程、加熱処理、または、脱バインダー処理を実施してもよい。
(下塗り層形成工程)
絶縁基板11とハロゲン化銀乳剤層との密着性に優れる理由から、上記工程(1)の前に、絶縁基板11の表面に上述した所定の化合物を含む下塗り層を形成する工程を実施することが好ましい。
(アンチハレーション層形成工程)
金属細線12aおよび22aの細線化の観点で、上記工程(1)の前に、絶縁基板11の両面にアンチハレーション層を形成する工程を実施することが好ましい。
<工程(3):加熱工程>
工程(3)は、必要に応じて実施され、上記現像処理の後に加熱処理を実施する工程である。本工程を実施することにより、バインダー間で融着が起こり、金属細線12aおよび22aの硬度がより上昇する。特に、感光性層形成用組成物中にバインダーとしてポリマー粒子を分散している場合(バインダーがラテックス中のポリマー粒子の場合)、本工程を実施することにより、ポリマー粒子間で融着が起こり、所望の硬さを示す金属細線12aおよび22aが形成される。
加熱処理の条件は使用されるバインダーによって適宜好適な条件が選択されるが、40℃以上であることがポリマー粒子の造膜温度の観点から好ましく、50℃以上がより好ましく、60℃以上がさらに好ましい。また、基板のカール等を抑制する観点から、150℃以下が好ましく、100℃以下がより好ましい。
加熱時間は特に限定されないが、基板のカール等を抑制する観点、および、生産性の観点から、1〜5分間であることが好ましく、1〜3分間であることがより好ましい。
なお、この加熱処理は、通常、露光、現像処理の後に行われる乾燥工程と兼ねることができるため、ポリマー粒子の造膜のために新たな工程を増加させる必要がなく、生産性、コスト等の観点で優れる。
<工程(4):脱バインダー処理工程>
脱バインダー処理工程とは、金属細線を有する絶縁基板11を、さらにゼラチン等の水溶性バインダーを分解するタンパク質分解酵素や、オキソ酸等の酸化剤で処理する工程である。本工程を実施することにより、露光・現像処理が施された感光性層からゼラチン等の水溶性バインダーが分解・除去され、金属細線間のイオンマイグレーションが抑制される。
以下では、先ず、本工程で使用される材料について詳述し、その後本工程の手順について詳述する。
(タンパク質分解酵素)
タンパク質分解酵素(以降、酵素とも称す)は、ゼラチン等のタンパク質を加水分解できる植物性または動物性酵素で公知のものが用いられる。例えば、ペプシン、レンニン、トリプシン、キモトリプシン、カテプシン、パパイン、フィシン、トロンビン、レニン、コラゲナーゼ、ブロメライン、細菌プロテアーゼ等が挙げられる。この中でも特に、トリプシン、パパイン、フィシン、細菌プロテアーゼが好ましい。その中でも、特に、細菌プロテアーゼ(例えば、長瀬産業(株)製のビオプラーゼ)は安価に市販されており容易に入手が可能である。
(酸化剤)
酸化剤は、ゼラチン等のタンパク質を酸化分解できる酸化剤で公知のものが用いられる。例えば、次亜塩素酸塩、亜塩素酸塩、塩素酸塩等のハロゲンオキソ酸塩が挙げられる。なかでも、次亜塩素酸ナトリウムは安価に市販されており、容易に入手が可能である。
(工程の手順)
脱バインダー処理工程の手順は、金属細線を有する絶縁基板11と上記酵素または酸化剤とを接触させることができれば、特に制限されない。接触方法としては、例えば、金属細線を有する絶縁基板11上に処理液を塗布する方法や、処理液中に金属細線を有する絶縁基板11を浸漬する方法等が挙げられる。
処理液中における酵素含有量は特に指定はなく、用いる酵素の能力と要求される性能によって任意に決めることができる。なかでも、ゼラチンの分解除去の程度が制御しやすい点で、処理液全量に対して酵素の含有量が0.05〜20質量%程度が適当であり、より好ましくは5〜10質量%である。
この処理液には、上記酵素に加え、pH緩衝剤、抗菌性化合物、湿潤剤、保恒剤など必要に応じて含有させることができる。
処理液のpHは、酵素の働きが最大限得られるように実験により選ばれるが、一般的には、5〜7であることが好ましい。また、処理液の温度も酵素の働きが高まる温度、具体的には25〜45℃であることが好ましい。
接触時間は特に制限されないが、導電部のイオンマイグレーション抑制能がより優れる点で、10〜500秒間が好ましく、90〜360秒間がより好ましい。
なお、必要に応じて、処理液での処理後に、温水にて金属細線を有する絶縁基板11を洗浄する工程をさらに設けてもよい。本工程を設けることにより、ゼラチン分解残渣、および、タンパク質分解酵素の残部や残留酸化剤等を除去でき、イオンマイグレーションがより抑制される。
洗浄方法は特に制限されず、金属細線を有する絶縁基板11と温水とを接触させることができればよく、例えば、温水中に金属細線を有する絶縁基板11を浸漬する方法や、金属細線を有する絶縁基板11上に温水を塗布する方法等が挙げられる。
温水の温度は使用されるタンパク質分解酵素の種類等に応じて適宜最適な温度が選択されるが、生産性の点から、20〜80℃が好ましく、40〜60℃がより好ましい。
温水と金属細線を有する絶縁基板11との接触時間(洗浄時間)は特に制限されないが、生産性の点から、1〜600秒間が好ましく、30〜360秒間がより好ましい。
また、必要に応じて、上記処理後に、得られた金属細線を有する絶縁基板11に対して平滑化処理を実施してもよい。平滑化処理の方法は特に制限されないが、例えば、一対のロールからなるカレンダーロールにより行うことができる。
実施の形態2
上述した実施の形態1において、図9に示されるように、第1の配線部14の互いに隣接する一対の第1の引き出し配線13が60μm以上の間隔Gを有する場合に、これらの第1の引き出し配線13の中央に対応する位置にこれらの第1の引き出し配線13と平行に延びる直線状パターン部19が形成された第1のシールド電極20を用いることができる。第1のシールド電極20は、第1の引き出し配線13に対して所定の角度で交差する金属線からなるメッシュ状パターン部18に、金属線からなる直線状パターン部19が追加されたものであり、メッシュ状パターン部18の金属線と直線状パターン部19の金属線とが互いに接続されている。
同様に、図10に示されるように、第2の配線部24の互いに隣接する一対の第2の引き出し配線23が60μm以上の間隔Gを有する場合に、これらの第2の引き出し配線23の中央に対応する位置にこれらの第2の引き出し配線23と平行に延びる直線状パターン部29が形成された第2のシールド電極30を用いることができる。第2のシールド電極30は、第2の引き出し配線23に対して所定の角度で交差する金属線からなるメッシュ状パターン部28に、金属線からなる直線状パターン部29が追加されたものであり、メッシュ状パターン部28の金属線と直線状パターン部29の金属線とが互いに接続されている。
なお、直線状パターン部19および29は、メッシュ状パターン部18および28の金属線と同様に、5〜20μmの線幅とするのが好ましい。これは、互いに60μm以上の間隔Gを隔てて配置されている一対の第1の引き出し配線13および一対の第2の引き出し配線23の中央に対応する位置に直線状パターン部19および29が配置されたときには、それぞれの第1の引き出し配線13および第2の引き出し配線23の側縁と直線状パターン部19および29との間に、20μm以上の間隔が生じるからである。
絶縁基板11の表面側と裏面側の重ね合わせの公差を考慮しても、第1の引き出し配線13および第2の引き出し配線23の側縁と直線状パターン部19および29が重なることはなく、十分に第1の引き出し配線13および第2の引き出し配線23を視認することが可能となる。
線幅20〜40μmの第1の引き出し配線13および第2の引き出し配線23との区別をつけると共に、第1の引き出し配線13および第2の引き出し配線23の視認性をさらに確保するために、直線状パターン部19および29は、15μm以下の線幅を有することが好ましい。
このように、直線状パターン部19および29が追加された第1のシールド電極20および第2のシールド電極30を用いれば、メッシュ状パターン部18および28の開口18aおよび28aを通した第1の引き出し配線13および第2の引き出し配線23の視認性を確保しながら、直線状パターン部19および29の存在により、第1のシールド電極20および第2のシールド電極30のシート抵抗を低下させてシールド効果を高めることが可能となる。なお、このような直線状パターンを追加した場合には、シート抵抗が測定する方向によって異なる場合がある。シート抵抗が測定方向によって異なる場合には、最もシート抵抗が低い方向で測定した値が20Ω/sq以下となっていればよい。
実施の形態2に係るタッチパネル用導電フィルムは、実施の形態1のタッチパネル用導電フィルムと同様の方法で製造することができる。
なお、上記の実施の形態1および2では、絶縁基板11の表面上に複数の第1の検出電極12と第1の配線部14を配置すると共に絶縁基板11の裏面上に複数の第2の検出電極22と第2の配線部24を配置し、第1の配線部14に対応する第1のシールド電極17または20を絶縁基板11の裏面上に、第2の配線部24に対応する第2のシールド電極27または30を絶縁基板11の表面上にそれぞれ形成したが、これに限るものではない。
例えば、絶縁基板11の一方の面側に、複数の第1の検出電極12と複数の第2の検出電極22が層間絶縁膜を介して配置されると共に絶縁基板11の同じ面側に第1の配線部14および第2の配線部24が配置され、絶縁基板11の他方の面側に第1のシールド電極17または20と第2のシールド電極27または30が形成される構成とすることもできる。
また、第1のシールド電極17または20と第2のシールド電極27または30も、絶縁基板11に対して第1の配線部14および第2の配線部24と同じ面側で且つ第1の配線部14および第2の配線部24と層間絶縁膜を介して対向するように形成してもよい。
さらに、2枚基板の構成とすることもできる。すなわち、第1の絶縁基板の表面上に複数の第1の検出電極12と第1の配線部14を配置すると共に裏面上に第1のシールド電極17または20を配置し、第2の絶縁基板の表面上に複数の第2の検出電極22と第2の配線部24を配置すると共に裏面上に第2のシールド電極27または30を配置し、これら第1の絶縁基板および第2の絶縁基板を、互いに重ね合わせて使用することもできる。
以下に実施例に基づいて本発明をさらに詳細に説明する。以下の実施例に示す材料、使用量、割合、処理内容、処理手順等は、本発明の趣旨を逸脱しない限り適宜変更することができ、本発明の範囲は、以下の実施例により限定的に解釈されるべきものではない。
実施例1
(ハロゲン化銀乳剤の調製)
38℃、pH4.5に保たれた下記1液に、下記の2液および3液の各々90%に相当する量を攪拌しながら同時に20分間にわたって加え、0.16μmの核粒子を形成した。続いて下記4液および5液を8分間にわたって加え、さらに、下記の2液および3液の残りの10%の量を2分間にわたって加え、0.21μmまで成長させた。さらに、ヨウ化カリウム0.15gを加え、5分間熟成し粒子形成を終了した。
1液:
水 750ml
ゼラチン 9g
塩化ナトリウム 3g
1,3−ジメチルイミダゾリジン−2−チオン 20mg
ベンゼンチオスルホン酸ナトリウム 10mg
クエン酸 0.7g
2液:
水 300ml
硝酸銀 150g
3液:
水 300ml
塩化ナトリウム 38g
臭化カリウム 32g
ヘキサクロロイリジウム(III)酸カリウム
(0.005%KCl 20%水溶液) 8ml
ヘキサクロロロジウム酸アンモニウム
(0.001%NaCl 20%水溶液) 10ml
4液:
水 100ml
硝酸銀 50g
5液:
水 100ml
塩化ナトリウム 13g
臭化カリウム 11g
黄血塩 5mg
その後、常法に従い、フロキュレーション法によって水洗した。具体的には、温度を35℃に下げ、硫酸を用いてハロゲン化銀が沈降するまでpHを下げた(pH3.6±0.2の範囲であった)。次に、上澄み液を約3リットル除去した(第一水洗)。さらに3リットルの蒸留水を加えてから、ハロゲン化銀が沈降するまで硫酸を加えた。再度、上澄み液を3リットル除去した(第二水洗)。第二水洗と同じ操作をさらに1回繰り返して(第三水洗)、水洗・脱塩工程を終了した。水洗・脱塩後の乳剤をpH6.4、pAg7.5に調整し、ゼラチン3.9g、ベンゼンチオスルホン酸ナトリウム10mg、ベンゼンチオスルフィン酸ナトリウム3mg、チオ硫酸ナトリウム15mgと塩化金酸10mgを加え55℃にて最適感度を得るように化学増感を施し、安定剤として1,3,3a,7−テトラアザインデン100mg、防腐剤としてプロキセル(商品名、ICI Co.,Ltd.製)100mgを加えた。最終的に得られた乳剤は、沃化銀を0.08モル%含み、塩臭化銀の比率を塩化銀70モル%、臭化銀30モル%とする、平均粒子径0.22μm、変動係数9%のヨウ塩臭化銀立方体粒子乳剤であった。
(感光性層形成用組成物の調製)
上記乳剤に1,3,3a,7−テトラアザインデン1.2×10−4モル/モルAg、ハイドロキノン1.2×10−2モル/モルAg、クエン酸3.0×10−4モル/モルAg、2,4−ジクロロ−6−ヒドロキシ−1,3,5−トリアジンナトリウム塩0.90g/モルAgを添加し、クエン酸を用いて塗布液pHを5.6に調整して、感光性層形成用組成物を得た。
(感光性層形成工程)
絶縁基板にコロナ放電処理を施した後、絶縁基板の両面に、下塗層として厚み0.1μmのゼラチン層、さらに下塗層上に光学濃度が約1.0で現像液のアルカリにより脱色する染料を含むアンチハレーション層を設けた。上記アンチハレーション層の上に、上記感光性層形成用組成物を塗布し、さらに厚み0.15μmのゼラチン層を設け、両面に感光性層が形成された絶縁基板を得た。両面に感光性層が形成された絶縁基板をフィルムAとする。形成された感光性層は、銀量6.0g/m、ゼラチン量1.0g/mであった。
(露光現像工程)
上記フィルムAの両面に、第1の検出電極12、第1の引き出し配線13、第1の外部接続端子15、第1のコネクタ部16および第2のシールド電極27のパターン、並びに、第2の検出電極22、第2の引き出し配線23、第2の外部接続端子25、第2のコネクタ部26および第1のシールド電極17のパターンに対応したフォトマスクを介し、高圧水銀ランプを光源とした平行光を用いて露光を行った。露光後、下記の現像液で現像し、さらに定着液(商品名:CN16X用N3X−R、富士フィルム社製)を用いて現像処理を行った。さらに、純水でリンスし、乾燥することで、両面にAg線からなる導電部材とゼラチン層とが形成された絶縁基板を得た。ゼラチン層はAg線間に形成されていた。得られたフィルムをフィルムBとする。
(現像液の組成)
現像液1リットル(L)中に、以下の化合物が含まれる。
ハイドロキノン 0.037mol/L
N−メチルアミノフェノール 0.016mol/L
メタホウ酸ナトリウム 0.140mol/L
水酸化ナトリウム 0.360mol/L
臭化ナトリウム 0.031mol/L
メタ重亜硫酸カリウム 0.187mol/L
(加熱工程)
上記フィルムBに対して、120℃の過熱蒸気槽に130秒間静置して、加熱処理を行った。加熱処理後のフィルムをフィルムCとする。このフィルムCがタッチパネル用導電フィルムである。
このようにして、線幅W=10μm、厚さT=2μmの金属線からなり且つメッシュピッチP=100μmのメッシュ状パターン部を有するシールド電極が形成された実施例1のタッチパネル用導電フィルムを作製した。
そして、作製されたタッチパネル用導電フィルムに対し、メッシュ状パターン部の開口率Rmおよびシールド電極のシート抵抗を測定した。
ここで、メッシュ状パターン部の開口率Rmとして、図7に示したように、矩形状の開口18aおよび28aの4辺に接する金属線のそれぞれの中心線により囲まれた矩形領域K内において、金属線が存在しない開口18aおよび28aの面積が、矩形領域K全体の面積に対して占める割合を測定した。また、シールド電極のシート抵抗は、株式会社三菱化学アナリテック製の抵抗率計「ロレスタGP」を使用し、ESPタイプの測定プローブをシールド電極の表面に押し当てることにより測定した。なお、シールド電極の表面上に光学用透明粘着シート(OCA)が貼り付けられている場合は、60℃程度の温度で加熱しながら光学用透明粘着シートをゆっくりと剥離した状態で、シート抵抗を測定する必要がある。
実施例2〜5
シールド電極のメッシュ状パターン部のメッシュピッチPを150μm、200μm、250μmおよび300μmとした以外は、実施例1と同様の方法により、実施例2〜5のタッチパネル用導電フィルムをそれぞれ作製した。
実施例6
シールド電極のメッシュ状パターン部のメッシュピッチPを100μmとしたまま、金属線の線幅Wを10.55μmとして、実施例1と同様の方法により、実施例6のタッチパネル用導電フィルムを作製した。
実施例7および8
シールド電極のメッシュ状パターン部のメッシュピッチPを300μmとし、金属線の線幅Wを15μmおよび20μmとした以外は、実施例1と同様の方法により、実施例7および8のタッチパネル用導電フィルムをそれぞれ作製した。
実施例9〜11
シールド電極のメッシュ状パターン部のメッシュピッチPを400μmとし、金属線の線幅Wを13μm、15μmおよび20μmとした以外は、実施例1と同様の方法により、実施例9〜11のタッチパネル用導電フィルムをそれぞれ作製した。
実施例12および13
シールド電極のメッシュ状パターン部のメッシュピッチPを500μmとし、金属線の線幅Wを18μmおよび20μmとした以外は、実施例1と同様の方法により、実施例12および13のタッチパネル用導電フィルムをそれぞれ作製した。
実施例14
シールド電極のメッシュ状パターン部のメッシュピッチPを100μmとしたまま、金属線の線幅Wを10.55μm、厚さTを0.76μmとして、実施例1と同様の方法により、実施例14のタッチパネル用導電フィルムを作製した。
実施例15および16
シールド電極のメッシュ状パターン部のメッシュピッチPを100μmとしたまま、金属線の厚さTを5μmとし、線幅Wを10μmおよび10.55μmとして、実施例1と同様の方法により、実施例15および16のタッチパネル用導電フィルムをそれぞれ作製した。
実施例17〜19
シールド電極のメッシュ状パターン部のメッシュピッチPを300μmとし、金属線の厚さTを5μmとし、線幅Wを10μm、15μmおよび20μmとして、実施例1と同様の方法により、実施例17〜19のタッチパネル用導電フィルムをそれぞれ作製した。
実施例20〜22
シールド電極のメッシュ状パターン部のメッシュピッチPを400μmとし、金属線の厚さTを5μmとし、線幅Wを13μm、15μmおよび20μmとして、実施例1と同様の方法により、実施例20〜22のタッチパネル用導電フィルムをそれぞれ作製した。
実施例23〜26
シールド電極のメッシュ状パターン部のメッシュピッチPを500μmとし、金属線の厚さTを5μmとし、線幅Wを4.65μm、15μm、17μmおよび20μmとして、実施例1と同様の方法により、実施例23〜26のタッチパネル用導電フィルムをそれぞれ作製した。
実施例27〜29
シールド電極の金属線を銀ペーストにより10μmの厚さTに形成し、メッシュ状パターン部のメッシュピッチPを200μmとし、金属線の線幅Wを15μm、20μmおよび21.1μmとした以外は、実施例1と同様の方法により、実施例27〜29のタッチパネル用導電フィルムをそれぞれ作製した。
実施例30および31
シールド電極の金属線を銀ペーストにより10μmの厚さTに形成し、メッシュ状パターン部のメッシュピッチPを300μmとし、金属線の線幅Wを15μmおよび20μmとした以外は、実施例1と同様の方法により、実施例30および31のタッチパネル用導電フィルムをそれぞれ作製した。
実施例32および33
シールド電極の金属線を銀ペーストにより10μmの厚さTに形成し、メッシュ状パターン部のメッシュピッチPを400μmとし、金属線の線幅Wを15μmおよび20μmとした以外は、実施例1と同様の方法により、実施例32および33のタッチパネル用導電フィルムをそれぞれ作製した。
実施例34および35
シールド電極の金属線を銀ペーストにより10μmの厚さTに形成し、メッシュ状パターン部のメッシュピッチPを500μmとし、金属線の線幅Wを15μmおよび20μmとした以外は、実施例1と同様の方法により、実施例34および35のタッチパネル用導電フィルムをそれぞれ作製した。
実施例36
シールド電極のメッシュ状パターン部のメッシュピッチPを330μmとした以外は、実施例1と同様の方法により、実施例36のタッチパネル用導電フィルムを作製した。
実施例37
シールド電極のメッシュ状パターン部のメッシュピッチPを400μmにすると共に、図9および10に示した実施の形態2のように、互いに60μm以上の間隔Gを隔てて配置されている一対の引き出し配線の中央に対応する位置に線幅15μmの直線状パターン部を形成した以外は、実施例1と同様の方法により、実施例37のタッチパネル用導電フィルムを作製した。
実施例38
シールド電極のメッシュ状パターン部のメッシュピッチPを500μmにすると共に、実施の形態2のように、互いに60μm以上の間隔Gを隔てて配置されている一対の引き出し配線の中央に対応する位置に線幅15μmの直線状パターン部を形成した以外は、実施例1と同様の方法により、実施例38のタッチパネル用導電フィルムを作製した。
比較例1〜3
シールド電極のメッシュ状パターン部のメッシュピッチPを50μm、400μmおよび500μmとした以外は、実施例1と同様の方法により、比較例1〜3のタッチパネル用導電フィルムをそれぞれ作製した。
比較例4および5
シールド電極のメッシュ状パターン部のメッシュピッチPを100μmとしたまま、金属線の線幅Wを15μmおよび20μmとして、実施例1と同様の方法により、比較例4および5のタッチパネル用導電フィルムをそれぞれ作製した。
比較例6
シールド電極のメッシュ状パターン部のメッシュピッチPを500μmとし、金属線の線幅Wを15μmとした以外は、実施例1と同様の方法により、比較例6のタッチパネル用導電フィルムを作製した。
比較例7〜9
シールド電極のメッシュ状パターン部のメッシュピッチPを100μm、金属線の厚さTを0.76μmにすると共に、金属線の線幅Wを10μm、15μmおよび20μmとして、実施例1と同様の方法により、比較例7〜9のタッチパネル用導電フィルムをそれぞれ作製した。
比較例10〜12
シールド電極のメッシュ状パターン部のメッシュピッチPを300μm、金属線の厚さTを0.76μmにすると共に、金属線の線幅Wを10μm、15μmおよび20μmとして、実施例1と同様の方法により、比較例10〜12のタッチパネル用導電フィルムをそれぞれ作製した。
比較例13〜16
シールド電極のメッシュ状パターン部のメッシュピッチPを400μm、金属線の厚さTを0.76μmにすると共に、金属線の線幅Wを10μm、13μm、15μmおよび20μmとして、実施例1と同様の方法により、比較例13〜16のタッチパネル用導電フィルムをそれぞれ作製した。
比較例17〜20
シールド電極のメッシュ状パターン部のメッシュピッチPを500μm、金属線の厚さTを0.76μmにすると共に、金属線の線幅Wを10μm、15μm、18μmおよび20μmとして、実施例1と同様の方法により、比較例17〜20のタッチパネル用導電フィルムをそれぞれ作製した。
比較例21
シールド電極のメッシュ状パターン部のメッシュピッチPを100μm、金属線の厚さTを5μm、線幅Wを15μmとして、実施例1と同様の方法により、比較例21のタッチパネル用導電フィルムを作製した。
比較例22
シールド電極のメッシュ状パターン部のメッシュピッチPを500μm、金属線の厚さTを5μm、線幅Wを3μmとして、実施例1と同様の方法により、比較例22のタッチパネル用導電フィルムを作製した。
比較例23および24
シールド電極の金属線を銀ペーストにより10μmの厚さTに形成し、メッシュ状パターン部のメッシュピッチPを100μmとし、金属線の線幅Wを15μmおよび20μmとした以外は、実施例1と同様の方法により、比較例23および24のタッチパネル用導電フィルムをそれぞれ作製した。
実施例1〜5および比較例1〜3のタッチパネル用導電フィルムに対して、それぞれ、図7に示したメッシュ状パターン部の開口率Rmおよびシールド電極のシート抵抗を測定すると共に、シールド効果を試算した。その結果を表1に示す。なお、実施例1〜5および比較例1〜3のタッチパネル用導電フィルムでは、シールド電極が、実施の形態2に示したような直線状パターン部を有することなくメッシュ状パターン部のみから形成されているため、メッシュ状パターン部の開口率Rmがシールド電極全体の開口率と等しくなり、メッシュ状パターン部のシート抵抗がシールド電極全体のシート抵抗と等しくなっている。
実施例1〜5および比較例1〜3は、シールド電極の金属線の線幅Wおよび厚さTをそれぞれ一定値としたまま、メッシュ状パターン部のメッシュピッチPのみを変化させたものであり、図11に示されるように、メッシュピッチPが大きくなるほど、メッシュ状パターン部の開口率Rmは高くなるという結果が得られた。また、図12に示されるように、メッシュピッチPが大きくなるほど、シート抵抗が下がるのでシールド効果の試算値は低下するという結果が得られた。
ここで、シールド電極のメッシュ状パターン部の開口率Rmが80%以上となり、且つ、シールド効果の試算値が50dB以上となったものに対して、評価結果を「OK」とする。
実施例1〜5のタッチパネル用導電フィルムでは、いずれも、メッシュ状パターン部の開口率Rmが80%以上であると共に、シート抵抗が20Ω/sq以下となってシールド効果の試算値は50dB以上となり、「OK」の評価結果が得られた。すなわち、シールド電極のメッシュ状パターン部の開口を通した引き出し配線の視認性を確保しながら所要のシールド効果を得ることが可能であると判定された。
これに対して、比較例1のタッチパネル用導電フィルムでは、シート抵抗は20Ω/sq以下となったものの、メッシュ状パターン部の開口率Rmが80%未満となり、引き出し配線の視認性が低下した。また、比較例2および3のタッチパネル用導電フィルムでは、メッシュ状パターン部の開口率Rmは80%以上となったものの、シート抵抗が20Ω/sqを超え、シールド効果の試算値が50dB未満となった。このため、これら比較例1〜3の評価結果を「NG」とする。
次に、実施例6〜14および比較例4〜20のタッチパネル用導電フィルムに対して、それぞれ、メッシュ状パターン部の開口率Rmおよびシールド電極のシート抵抗を測定すると共に、シールド効果を試算したところ、表2に示される結果が得られた。なお、実施例6〜14および比較例4〜20においても、メッシュ状パターン部の開口率Rmがシールド電極全体の開口率と等しくなり、メッシュ状パターン部のシート抵抗がシールド電極全体のシート抵抗と等しくなっている。
実施例6〜13は、シールド電極の金属線の厚さTを2μmに固定したまま、メッシュ状パターン部のメッシュピッチPを100μm、300μm、400μmおよび500μmの間で種々変化させると共にシールド電極の金属線の線幅Wを10.55μm〜20μmの間で種々変化させたものであるが、いずれも、メッシュ状パターン部の開口率Rmが80%以上であると共に、シート抵抗が20Ω/sq以下となってシールド効果の試算値は50dB以上となり、「OK」の評価結果が得られた。
一方、比較例4〜6は、実施例6〜13と同様に、シールド電極の金属線の厚さTを2μmとしたまま、メッシュ状パターン部のメッシュピッチPを100μmまたは500μmとし、シールド電極の金属線の線幅Wを15μmまたは20μmとしたものである。しかしながら、比較例4および5では、シールド電極のシート抵抗は20Ω/sq以下となったものの、メッシュ状パターン部の開口率Rmが80%未満となり、比較例6では、メッシュ状パターン部の開口率Rmは80%以上となったものの、シート抵抗が20Ω/sqを超え、シールド効果の試算値が50dB未満となり、これら比較例4〜6の評価結果は「NG」となった。
いずれもシールド電極の金属線の厚さTを2μmとした実施例1および5〜13と比較例2〜6を含む計15個のタッチパネル用導電フィルムにおいて、シールド電極の金属線の線幅Wに対するシールド電極の開口率の関係を図13に示し、金属線の線幅Wに対するシート抵抗の関係を図14に示し、金属線の線幅Wに対するシールド効果の試算値の関係を図15に示す。
メッシュ状パターン部の開口率Rmが80%以上となり、シート抵抗が20Ω/sq以下となり、シールド効果の試算値が50dB以上となったものが、「OK」の評価結果を得ている。
また、実施例14は、シールド電極の金属線の厚さTを0.76μmとしたものの、メッシュ状パターン部のメッシュピッチPを100μm、シールド電極の金属線の線幅Wを10.55μmとすることで、メッシュ状パターン部の開口率Rmが80.0%となり、シート抵抗が20.00Ω/sq、シールド効果の試算値が50.00dBとなって、「OK」の評価結果が得られた。
これに対して、比較例7〜20は、実施例14と同様に、シールド電極の金属線の厚さTを0.76μmにすると共に、メッシュ状パターン部のメッシュピッチPを100μm、300μm、400μmおよび500μmの間で種々変化させると共にシールド電極の金属線の線幅Wを10μm〜20μmの間で種々変化させたものであるが、比較例8および9では、メッシュ状パターン部の開口率Rmが80%未満となり、比較例7および10〜20では、シート抵抗が20Ω/sqを超え、シールド効果の試算値が50dB未満となり、いずれも評価結果は「NG」となった。
メッシュ状パターン部のメッシュピッチPを100μmとし、シールド電極の金属線の厚さTを2μmとした実施例1および6、並びに、比較例4および5と、メッシュ状パターン部のメッシュピッチPを100μmとし、シールド電極の金属線の厚さTを0.76μmとした実施例14、並びに、比較例7〜9を含む計8個のタッチパネル用導電フィルムにおいて、シールド電極の金属線の線幅Wに対するシート抵抗の関係を図16に示し、金属線の線幅Wに対するシールド効果の試算値の関係を図17に示す。
シールド電極の金属線の厚さTを2μmから0.76μmに薄くすると、金属線の線幅Wに関わらずに、シールド電極のシート抵抗が上昇し、シールド効果の試算値が低下することがわかる。
さらに、実施例15〜26および比較例21および22のタッチパネル用導電フィルムに対して、それぞれ、メッシュ状パターン部の開口率Rmおよびシールド電極のシート抵抗を測定したところ、表3に示される結果が得られた。なお、実施例15〜26および比較例21および22においても、メッシュ状パターン部の開口率Rmがシールド電極全体の開口率と等しくなり、メッシュ状パターン部のシート抵抗がシールド電極全体のシート抵抗と等しくなっている。
実施例15〜26は、シールド電極の金属線の厚さTを5μmに固定したまま、メッシュ状パターン部のメッシュピッチPを100μm、300μm、400μmおよび500μmの間で種々変化させると共にシールド電極の金属線の線幅Wを4.65μm〜20μmの間で種々変化させたものであるが、いずれも、メッシュ状パターン部の開口率Rmが80%以上であると共に、シート抵抗が20Ω/sq以下となり、「OK」の評価結果が得られた。
一方、比較例21および22は、実施例15〜26と同様に、シールド電極の金属線の厚さTを5μmとしたまま、メッシュ状パターン部のメッシュピッチPを100μmまたは500μmとし、シールド電極の金属線の線幅Wを15μmまたは3μmとしたものである。しかしながら、比較例21では、シート抵抗は20Ω/sq以下となったものの、メッシュ状パターン部の開口率Rmが80%未満となり、比較例22では、メッシュ状パターン部の開口率Rmは80%以上となったものの、シート抵抗が20Ω/sqを超え、これら比較例4〜6の評価結果は「NG」となった。
また、実施例27〜35および比較例23および24のタッチパネル用導電フィルムに対して、それぞれ、メッシュ状パターン部の開口率Rmおよびシールド電極のシート抵抗を測定したところ、表4に示される結果が得られた。なお、実施例27〜35および比較例23および24においても、メッシュ状パターン部の開口率Rmがシールド電極全体の開口率と等しくなり、メッシュ状パターン部のシート抵抗がシールド電極全体のシート抵抗と等しくなっている。
実施例27〜35は、シールド電極の金属線を銀ペーストにより10μmの厚さTに形成し、メッシュ状パターン部のメッシュピッチPを200μm、300μm、400μmおよび500μmの間で種々変化させると共にシールド電極の金属線の線幅Wを15μm〜20μmの間で種々変化させたものであるが、いずれも、メッシュ状パターン部の開口率Rmが80%以上であると共に、シート抵抗が20Ω/sq以下となり、「OK」の評価結果が得られた。特に、シールド電極の金属線を銀ペーストにより10μmの厚さTに形成したことで、シート抵抗が大幅に小さな値となり、大きなシールド効果を奏することができる。
一方、比較例23および24は、実施例27〜35と同様に、シールド電極の金属線を銀ペーストにより10μmの厚さTに形成し、メッシュ状パターン部のメッシュピッチPを100μmとして、シールド電極の金属線の線幅Wを15μmまたは20μmとしたものである。しかしながら、いずれの比較例23および24においても、シート抵抗は20Ω/sq以下となったものの、メッシュピッチPに対する金属線の線幅Wが大きすぎて、メッシュ状パターン部の開口率Rmが80%未満となり、評価結果は「NG」となった。
さらに、実施例36〜38のタッチパネル用導電フィルムに対して、それぞれ、シールド電極の開口率およびシート抵抗を測定すると共に、シールド効果を試算したところ、表5に示される結果が得られた。
実施例36は、実施例1〜5および比較例1〜3と同様に、シールド電極の金属線の線幅Wを10μm、金属線の厚さTを2μmとした状態で、シールド電極のシート抵抗が20Ω/sq、シールド効果の試算値が50dBとなるように、メッシュ状パターン部のメッシュピッチPを330μmとしたものである。シールド電極の金属線の線幅Wを10μm、金属線の厚さTを2μmとした場合には、メッシュ状パターン部のメッシュピッチPが330μmを超えると、表1に示した比較例2および3のように、シールド電極のシート抵抗が20Ω/sqを上回り、シールド効果の試算値が50dB未満となって、評価結果は「NG」となる。
ところが、実施例37および38のように、メッシュ状パターン部のメッシュピッチPが330μmより大きな400μmあるいは500μmであっても、図9および10に示した実施の形態2のように、互いに60μm以上の間隔Gを隔てて配置されている一対の引き出し配線の中央に対応する位置に線幅15μmの直線状パターン部を追加したことにより、メッシュ状パターン部と直線状パターン部を併せたシールド電極のシート抵抗が20Ω/sqよりも大幅に下がり、シールド効果の試算値が50dB以上になって、高いシールド効果が期待されることがわかった。また、実施例37および38は、メッシュ状パターン部の開口率Rmが80%以上となり、「OK」の評価結果が得られた。
なお、実施例37および38においては、線幅15μmの直線状パターン部が追加されているが、直線状パターン部は、互いに60μm以上の間隔Gを隔てて配置されている一対の引き出し配線の中央に対応する位置に配置されているので、引き出し配線の側縁と直線状パターン部との間に、22.5μm以上の間隔が生じることとなる。このため、図8に示したように、引き出し配線の側縁から外側へ15μm離れるだけの幅と引き出し配線の長さ方向に沿った300μmの長さを有する単位領域Uを想定したときに、この単位領域U内に直線状パターン部は存在することはなく、メッシュ状パターン部の開口率Rmが80%以上であれば、引き出し配線の視認性は確保されることとなる。
実施例1〜35および比較例1〜24のうち、メッシュ状パターン部の開口率Rmが60%以上で且つシールド電極のシート抵抗が35Ω/sq以下となった実施例1および5〜35と比較例4〜9、12および21〜24のタッチパネル用導電フィルムにおける、シート抵抗に対する開口率Rmの関係を図18に示す。
これらの中から、80%以上の開口率Rmと20Ω/sq以下のシート抵抗を示す最適領域内に入るようなメッシュ状パターン部のメッシュピッチP、シールド電極の金属線の線幅Wおよび厚さTを有するタッチパネル用導電フィルムを選択して使用することにより、引き出し配線の視認性を確保しつつ50dB以上のシールド効果を得ることが可能となる。
11 絶縁基板、12 第1の検出電極、12a,22a 金属細線、13 第1の引き出し配線、14 第1の配線部、15 第1の外部接続端子、16 第1のコネクタ部、17,20 第1のシールド電極、18,28 メッシュ状パターン部、18a,28a 開口、19,29 直線状パターン部、22 第2の検出電極、23 第2の引き出し配線、24 第2の配線部、25 第2の外部接続端子、26 第2のコネクタ部、27 第2のシールド電極、S1 センシング領域、S2 周辺領域、D1 第1の方向、D2 第2の方向、K 矩形領域、U 単位領域。

Claims (10)

  1. 互いに対向する一対の面を有する絶縁基板と、
    前記絶縁基板の前記一対の面のうち少なくとも一方の面上に形成された金属細線からなる検出電極パターン部と、
    前記検出電極パターン部が形成された前記絶縁基板の面と同じ面上に配置され且つ前記検出電極パターン部に接続された金属からなる複数の引き出し配線を有する配線部と、
    前記配線部が配置された前記絶縁基板の面とは反対側の面上で且つ前記配線部に対応する位置に配置された金属からなるシールド電極と
    を備え、前記シールド電極は、前記配線部のそれぞれの前記引き出し配線に対して交差する金属線からなり且つ開口率が80%以上のメッシュ状パターン部を有すると共に20Ω/sq以下のシート抵抗を有することを特徴とするタッチパネル用導電フィルム。
  2. 前記シールド電極は、前記引き出し配線の側縁から外側へ15μm幅で前記引き出し配線に沿った300μmの長さを有する単位領域内における開口率が80%を超える請求項1に記載のタッチパネル用導電フィルム。
  3. 前記メッシュ状パターン部を構成する前記金属線は、前記配線部のそれぞれの前記引き出し配線の線幅より小さい線幅を有する請求項1または2に記載のタッチパネル用導電フィルム。
  4. 前記メッシュ状パターン部を構成する前記金属線は、前記検出電極パターン部を形成する前記金属細線の線幅より大きい線幅を有する請求項1〜3のいずれか一項に記載のタッチパネル用導電フィルム。
  5. 前記メッシュ状パターン部を構成する前記金属線は、5〜20μmの線幅を有する請求項1〜4のいずれか一項に記載のタッチパネル用導電フィルム。
  6. 前記シールド電極は、前記配線部の互いに隣接する一対の前記引き出し配線が60μm以上の間隔を有する場合に、一対の前記引き出し配線に平行に延び且つ一対の前記引き出し配線の中央に対応する位置に配置される直線状パターン部を有する請求項1〜5のいずれか一項に記載のタッチパネル用導電フィルム。
  7. 前記直線状パターン部は、幅5〜15μmの金属線からなる請求項6に記載のタッチパネル用導電フィルム。
  8. 前記絶縁基板の表面上および裏面上に、それぞれ、前記検出電極パターン部と前記配線部が形成され、
    前記絶縁基板の表面上に形成された前記配線部のそれぞれの前記引き出し配線に対応する前記シールド電極が前記絶縁基板の裏面上に形成され、
    前記絶縁基板の裏面上に形成された前記配線部のそれぞれの前記引き出し配線に対応する前記シールド電極が前記絶縁基板の表面上に形成されている請求項1〜7のいずれか一項に記載のタッチパネル用導電フィルム。
  9. 前記シールド電極は、前記絶縁基板の同じ面上に形成されている前記検出電極パターン部と同じ厚さを有する請求項8に記載のタッチパネル用導電フィルム。
  10. 前記シールド電極は、前記絶縁基板の同じ面上に形成されている前記検出電極パターン部と同じ材料から形成されている請求項8または9に記載のタッチパネル用導電フィルム。
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