JPWO2016035822A1 - 接着剤組成物及びこれを用いて製造される偏光板 - Google Patents

接着剤組成物及びこれを用いて製造される偏光板 Download PDF

Info

Publication number
JPWO2016035822A1
JPWO2016035822A1 JP2016546675A JP2016546675A JPWO2016035822A1 JP WO2016035822 A1 JPWO2016035822 A1 JP WO2016035822A1 JP 2016546675 A JP2016546675 A JP 2016546675A JP 2016546675 A JP2016546675 A JP 2016546675A JP WO2016035822 A1 JPWO2016035822 A1 JP WO2016035822A1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
adhesive composition
polyvinyl alcohol
weight
polarizing plates
water
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2016546675A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6667441B2 (ja
Inventor
天煕 趙
天煕 趙
孝東 金
孝東 金
仁基 金
仁基 金
重萬 朴
重萬 朴
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Chemical Co Ltd filed Critical Sumitomo Chemical Co Ltd
Publication of JPWO2016035822A1 publication Critical patent/JPWO2016035822A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6667441B2 publication Critical patent/JP6667441B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09JADHESIVES; NON-MECHANICAL ASPECTS OF ADHESIVE PROCESSES IN GENERAL; ADHESIVE PROCESSES NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE; USE OF MATERIALS AS ADHESIVES
    • C09J11/00Features of adhesives not provided for in group C09J9/00, e.g. additives
    • C09J11/02Non-macromolecular additives
    • C09J11/04Non-macromolecular additives inorganic
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09JADHESIVES; NON-MECHANICAL ASPECTS OF ADHESIVE PROCESSES IN GENERAL; ADHESIVE PROCESSES NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE; USE OF MATERIALS AS ADHESIVES
    • C09J11/00Features of adhesives not provided for in group C09J9/00, e.g. additives
    • C09J11/02Non-macromolecular additives
    • C09J11/06Non-macromolecular additives organic
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09JADHESIVES; NON-MECHANICAL ASPECTS OF ADHESIVE PROCESSES IN GENERAL; ADHESIVE PROCESSES NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE; USE OF MATERIALS AS ADHESIVES
    • C09J129/00Adhesives based on homopolymers or copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and at least one being terminated by an alcohol, ether, aldehydo, ketonic, acetal, or ketal radical; Adhesives based on hydrolysed polymers of esters of unsaturated alcohols with saturated carboxylic acids; Adhesives based on derivatives of such polymers
    • C09J129/02Homopolymers or copolymers of unsaturated alcohols
    • C09J129/04Polyvinyl alcohol; Partially hydrolysed homopolymers or copolymers of esters of unsaturated alcohols with saturated carboxylic acids
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B5/00Optical elements other than lenses
    • G02B5/30Polarising elements

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Inorganic Chemistry (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Polarising Elements (AREA)
  • Liquid Crystal (AREA)
  • Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)

Abstract

本発明は、偏光板用接着剤組成物に関し、より詳しくはアセトアセチル基変性ポリビニルアルコール系樹脂(A);分子内に2以上のヒドロキシ基又はカルボキシ基を含む架橋剤(B);及び水溶性キレート化合物(C)を含むことで、優れた偏光度を維持しながらも接着力及び耐水性が改善された偏光板用接着剤組成物に関する。

Description

本発明は、接着剤組成物に関し、より詳しくは、優れた偏光度を維持しながらも接着力及び耐水性が改善された接着剤組成物、及びこれを用いて製造される偏光板に関する。
液晶表示装置(LCD)、電界発光(EL)表示装置、プラズマ表示装置(PDP)、電界放出表示装置(FED)、有機発光ダイオード(OLED)などのような各種画像表示装置に用いられている偏光板は、一般的にポリビニルアルコール系(polyvinyl alcohol, PVA)フィルムにヨウ素系化合物又は二色性偏光物質が吸着配向された偏光子を含み、偏光子の一方の面には偏光子保護フィルムが順に積層されており、偏光子の他方の面には偏光子保護フィルム、液晶セルと接合される粘着剤層と離型フィルムが順に積層された多層構造を有する。
前記偏光子の少なくとも一面にポリビニルアルコール系樹脂の水溶液(ポリビニルアルコール系接着剤)を用いて形成された接着層を介してトリアセチルセルロース(TAC)などの保護フィルムを接合した構成の偏光板が現在一般的に用いられているが、このような構成の偏光板は、湿熱の条件で長時間使用した場合、保護フィルムと偏光子の端面が剥離されやすいという問題がある。
そこで、偏光子(偏光フィルム)と保護フィルムとをポリビニルアルコール系接着剤を用いて接合した後、90〜100℃の温度で加熱乾燥することで耐湿熱性を改良した偏光板が提案されているが、依然として湿熱の条件で長時間使用した場合、保護フィルムと偏光子の端面とが剥離されやすいという問題点が解決されていない。
このような問題点を改善するため、特開平07−134212号では、ポリビニルアルコール系樹脂、グリオキサール、及び塩化亜鉛を含む接着剤組成物を開示している。
特開平07−134212号公報
本発明は、優れた偏光度を維持しながらも接着力及び耐水性が改善された接着剤組成物を提供することを目的とする。
また、本発明は、前記接着剤組成物で接合された偏光板を提供することを目的とする。
1.アセトアセチル基変性ポリビニルアルコール系樹脂(A);
分子内に2以上のヒドロキシ基又はカルボキシ基を含む架橋剤(B);及び
水溶性キレート化合物(C)を含み、
前記アセトアセチル基変性ポリビニルアルコール系樹脂(A)の重合度が1,000以下である、偏光板用接着剤組成物。
2.上記1において、前記アセトアセチル基変性ポリビニルアルコール系樹脂(A)は、接着剤組成物中に3ないし9重量%で含まれる、偏光板用接着剤組成物。
3.上記1において、前記分子内に2官能以上のヒドロキシ基を含む架橋剤(B)は、3−メトキシ−1,2−プロパンジオール(3−methoxy−1,2−propanediol)、3−エトキシ−1,2−プロパンジオール(3−ethoxy−1,2−propanediol)、ジエチレングリコール(di−ethylene glycol)及びグリセロール(glycerol)からなる群より選択される少なくとも1つである、偏光板用接着剤組成物。
4.上記1または2において、前記分子内に2官能以上のカルボキシ基を含む架橋剤(B)は、シュウ酸(oxalic acid)、マロン酸(malonic acid)、ジメチルマロン酸(dimethylmalonic acid)、コハク酸(succinic acid)及びグルタル酸(glutaric acid)からなる群より選択される少なくとも1つである、偏光板用接着剤組成物。
5.上記1〜4のいずれか1項において、前記分子内に2官能以上のヒドロキシ基又はカルボキシ基を含む架橋剤(B)は、アセトアセチル基変性ポリビニルアルコール系樹脂(A)100重量部に対して20ないし50重量部で含まれる、偏光板用接着剤組成物。
6.上記1〜5のいずれか1項において、前記水溶性キレート化合物(C)は、塩化亜鉛、塩化コバルト、塩化マグネシウム、酢酸マグネシウム、硝酸アルミニウム、硝酸亜鉛及び硫酸亜鉛からなる群より選択される少なくとも1つである、偏光板用接着剤組成物。
7.上記1〜6のいずれか1項において、前記水溶性キレート化合物(C)は、アセトアセチル基変性ポリビニルアルコール系樹脂(A)100重量部に対して2ないし10重量部で含まれる、偏光板用接着剤組成物。
8.上記1〜7のいずれか1項において、架橋調節剤を含んでいない偏光板用接着剤組成物。
9.偏光子の少なくとも一面に保護フィルムが上記1ないし8のいずれか1項に記載の偏光板用接着剤組成物で接合された、偏光板。
10.上記9に記載の偏光板を含む画像表示装置。
本発明の偏光板用接着剤組成物は、架橋調節剤を含んでいなくても優れた偏光度を示しながらも接着力及び耐水性に優れる。これにより偏光板の耐久性を顕著に改善することができる。
図1は、実験例による耐水性の評価試験方法を模式的に示した図面である。
本発明は、アセトアセチル基変性ポリビニルアルコール系樹脂(A);分子内に2官能以上のヒドロキシ基又はカルボキシ基を含む架橋剤(B);及び水溶性キレート化合物(C)を含み、前記アセトアセチル基変性ポリビニルアルコール系樹脂(A)の重合度が1,000以下であることで、優れた偏光度を維持しながらも接着力及び耐水性が改善された偏光板用接着剤組成物に関する。
以下、本発明を詳しく説明する。
<偏光板用接着剤組成物>
本発明の偏光板用接着剤組成物は、アセトアセチル基変性ポリビニルアルコール系樹脂(A);分子内に2官能以上のヒドロキシ基又はカルボキシ基を含む架橋剤(B);及び水溶性キレート化合物(C)を含む。
アセトアセチル基変性ポリビニルアルコール系樹脂(A)
アセトアセチル基変性ポリビニルアルコール系樹脂は、カルボキシ基変性、メチロール基変性又はアミノ基変性などのように変性したポリビニルアルコール樹脂に比べて反応性が高い官能基を含有しており、耐久性の向上の面で優れる。
アセトアセチル基変性ポリビニルアルコール系樹脂(A)は、ポリビニルアルコール系樹脂とジケテン(diketene)とを公知の方法で反応させて得ることができる。具体的には、ポリビニルアルコール系樹脂を酢酸などの溶媒中に分散させた後、これにジケテンを添加する方法、ポリビニルアルコール系樹脂をジメチルホルムアミド又はジオキサンなどの溶媒に予め溶解させた後、これにジケテンを添加する方法、又はポリビニルアルコール系樹脂にジケテンガス又は液状ジケテンを直接接触させる方法などにより得ることができる。アセトアセチル基変性ポリビニルアルコール系樹脂(A)は、アセトアセチル基変性度が0.1モル%以上のものであれば特に制限されず、好ましくは0.1ないし40モル%、より好ましくは1ないし20モル%、最も好ましくは2ないし7モル%であることがよい。アセトアセチル基の変性度が0.1モル%未満である場合や、アセトアセチル基の変性度が40モル%を超える場合には耐水性向上効果が微々たることがある。
アセトアセチル基変性ポリビニルアルコール系樹脂(A)の鹸化度も特に制限されないが、80モル%以上であることが好ましく、さらに85モル%以上であることがより好ましい。接着剤組成物に含まれるポリビニルアルコール系樹脂の鹸化度が低いと、十分な水溶性が発現しにくくなるため接着性が不十分になりやすい。
前記アセトアセチル基変性ポリビニルアルコール系樹脂(A)の重合度は、1,000以下であり、重合度が1,000以下であると反応速度が遅くなり調液安定性が向上する。
使用可能な市販されている製品としては、Z−100、Z−200、Z−200H、Z−210、Z−220、Z−320(日本合成化学 Gohsefimer社)などが挙げられるが、これに制限されるものではない。これらは単独又は2種以上混合して使用されてもよい。
前記アセトアセチル基変性ポリビニルアルコール系樹脂(A)は、接着剤組成物中に3ないし9重量%で含まれるものであってもよい。接着剤組成物中に含まれるアセトアセチル基変性ポリビニルアルコール系樹脂(A)の重量割合が3重量%未満である場合、硬化が不足して耐水性が低下することがあり、9重量%を超える場合、粘度が高くなり接合工程中に気泡が混入することがある。
分子内に2以上のヒドロキシ基又はカルボキシ基を含む架橋剤(B)
本発明の分子内に2以上のヒドロキシ基又はカルボキシ基を含む架橋剤(B)は、アセトアセチル基変性ポリビニルアルコール系樹脂(A)とポリビニルアルコール(PVA)系偏光子及びセルロース系フィルム、オレフィン系フィルムなどのような保護フィルムとの接着力及び耐水性を向上させる役割をする。
本発明による架橋剤は、分子内に2以上のヒドロキシ基又はカルボキシ基を含むことで、前記ヒドロキシ基又はカルボキシ基とポリビニルアルコール系樹脂に含まれたアセトアセチル基との間の縮合反応が発生して接着力及び耐水性が改善されたものと判断される。
従って、本発明による偏光板用接着剤組成物は、架橋調節剤を含んでいなくても、接着力及び耐水性に優れ、偏光度も優れる。架橋調節剤の例は、アセトアセチル基を有さないポリビニルアルコール系樹脂であり、例えば、ポリビニルアルコール樹脂、カルボン酸変性ポリビニルアルコール樹脂などが挙げられる。
本発明による分子内に2以上のヒドロキシ基を含む架橋剤(B)の具体的な例としては、3−メトキシ−1,2−プロパンジオール(3−methoxy−1,2−propanediol)、3−エトキシ−1,2−プロパンジオール(3−ethoxy−1,2−propanediol)、ジエチレングリコール(di−ethylene glycol)、グリセロール(glycerol)などが挙げられ、これらはそれぞれ単独で又は2種以上混合して用いてもよい。
本発明による前記分子内に2以上のカルボキシ基を含む架橋剤(B)の具体的な例としては、シュウ酸(oxalic acid)、マロン酸(malonic acid)、ジメチルマロン酸(dimethylmalonic acid)、コハク酸(succinic acid)、グルタル酸(glutaric acid))などが挙げられ、これらはそれぞれ単独で又は2種以上混合して用いてもよい。
本発明の分子内に2以上のヒドロキシ基又はカルボキシ基を含む架橋剤(B)の含量は特に限定されないが、例えばアセトアセチル基変性ポリビニルアルコール系樹脂(A)100重量部に対して20ないし50重量部で含まれる。アセトアセチル基変性ポリビニルアルコール系樹脂(A)100重量部に対して架橋剤が20重量部未満である場合には接着剤層の耐水性が十分に発現されにくく、50重量部を超える場合には調液安定性が低下するという問題点がある。
水溶性キレート化合物(C)
本発明の接着剤組成物に含まれる水溶性キレート化合物(C)は、接着剤層とポリビニルアルコール(PVA)系偏光子及びセルロース系フィルム、オレフィン系フィルム等のような保護フィルム間の架橋度を上昇させて接着力及び耐水性を向上させる役割、及び光学耐久性を改善させる役割をすることができる。
また、本発明の水溶性キレート化合物(C)は、分子内に2官能以上のヒドロキシ基又はカルボキシ基を含む架橋剤(B)の硬化を促進する。
水溶性キレート化合物(C)は、当分野で使用されているものであれば特に制限されることなく使用されてもよく、具体的な例を挙げると、塩化亜鉛、塩化コバルト、塩化マグネシウム、酢酸マグネシウム、硝酸アルミニウム、硝酸亜鉛、硫酸亜鉛などが挙げられる。好ましくは、塩化亜鉛、硝酸亜鉛、硝酸アルミニウムが架橋触媒の役割が優れるという面で望ましい。これらはそれぞれ単独で又は2種以上混合して用いてもよい。
水溶性キレート化合物(C)の含量は特に限定されないが、例えばアセトアセチル基変性ポリビニルアルコール系樹脂(A)100重量部に対して2ないし10重量部で含まれる。アセトアセチル基変性ポリビニルアルコール系樹脂(A)100重量部に対して水溶性キレート化合物(C)が2重量部未満である場合には接着剤層の耐水性が十分に発現されにくく、10重量部を超える場合には光特性が低下するという問題点がある。
添加剤
必要に応じて、本発明の偏光板用接着剤組成物は、添加剤をさらに含んでもよい。
添加剤の種類は特に限定されず、例えばシランカップリング剤、微粒子、拡散性を向上させるアルコール、増感剤、接着促進剤、レベリング剤、紫外線吸収剤、老化防止剤、染料、加工補助剤、イオントラップ剤、酸化防止剤、粘着付与剤、充填剤、可塑剤、発泡抑制剤、帯電防止剤、芳香剤などが挙げられる。これらは単独で又は2種以上混合して用いてもよい。
添加剤の含量は特に限定されず、例えば接着剤組成物の総重量中で0.01ないし3重量%で含まれてもよく、好ましくは0.5ないし1重量%で含まれてもよい。
本発明による接着剤組成物の20℃における粘度は3ないし25mPa・secの範囲であることが好ましい。接着剤組成物の粘度が3mPa・sec未満である場合には、偏光板にしたときの耐水性を十分に発現することができず、粘度が25mPa・sec以上である場合には偏光板の光学特性が低下するという問題点がある。
接着剤組成物の形態は特に制限されないが、被着体である偏光子又は保護フィルムの表面に均一な接着剤層を形成するために液状であることが好ましい。このような液状の接着剤は各種溶剤の溶液型又は分散液型を用いてもよく、基材の塗工性面を考慮すると溶液型が好ましく、安定性面を考慮すると水を溶媒とした溶液型又は分散液型が好適である。
<偏光板及びこれを含む画像表示装置>
本発明は、偏光子の少なくとも一面に保護フィルムが本発明の偏光板用接着剤組成物で接合された偏光板に関する。
偏光子は、延伸されたポリビニルアルコール系樹脂フィルムに二色性色素が吸着配向されたものである。
偏光子を構成するポリビニルアルコール系樹脂は、ポリ酢酸ビニル系樹脂を鹸化することで得られる。ポリ酢酸ビニル系樹脂としては、酢酸ビニルの単独重合体であるポリ酢酸ビニル以外に、酢酸ビニルとこれと共重合可能な他の単量体との共重合体などが挙げられる。酢酸ビニルと共重合可能な他の単量体としては、不飽和カルボキシ酸系、不飽和スルホン酸系、オレフィン系、ビニルエーテル系、アンモニウム基を有するアクリルアミド系単量体などが挙げられる。また、ポリビニルアルコール系樹脂は変性されたものであってもよく、例えばアルデヒド類で変性されたポリビニルホルマールやポリビニルアセタールなども用いることができる。ポリビニルアルコール系樹脂の鹸化度は通常85ないし100モル%であり、好ましくは98モル%以上であることが望ましい。また、ポリビニルアルコール系樹脂の重合度は、通常1,000ないし10,000であり、好ましくは1,500ないし5,000であることが望ましい。
このようなポリビニルアルコール系樹脂を膜として形成したものが偏光子の原反フィルムとして用いられる。ポリビニルアルコール系樹脂の膜形成方法は特に制限されず、公知の方法を用いることができる。原反フィルムの膜厚は特に制限されることはなく、例えば10ないし150μmであってもよい。
本発明の偏光子は、水溶液中で連続してポリビニルアルコール系フィルムを一軸延伸する工程、二色性色素で染色して吸着させる工程、ホウ酸水溶液で処理する工程、及び水洗、乾燥する工程を経て製造される。
ポリビニルアルコール系フィルムを一軸延伸する工程は、染色前に行ってもよく、染色と同時に行ってもよく、染色後に行ってもよい。一軸延伸を染色後に行う場合はホウ酸処理前に行ってもよく、ホウ酸処理中に行ってもよい。もちろん、これらの複数のステップで一軸延伸を行うことも可能である。一軸延伸には周速が異なるロール又は熱ロールを用いることができる。また、一軸延伸は大気中で延伸する乾式延伸であってもよく、溶媒で膨潤させた状態で延伸する湿式延伸であってもよい。延伸比は通常3ないし8倍である。
延伸されたポリビニルアルコール系フィルムを二色性色素で染色する工程は、例えばポリビニルアルコール系フィルムを二色性色素を含有する水溶液に浸漬する方法を用いることができる。二色性色素としては、ヨウ素や二色性染料が用いられる。また、ポリビニルアルコール系フィルムは、染色前に水に予め浸漬して膨潤させることが好ましい。
二色性色素としてヨウ素を用いる場合には、通常、ヨウ素及びヨウ化カリウムを含有する染色用水溶液にポリビニルアルコール系フィルムを浸漬して染色する方法を用いることができる。通常、染色用水溶液におけるヨウ素の含量は、水(蒸留水)100重量部に対して0.01ないし1重量部であり、ヨウ化カリウムの含量は水100重量部に対して0.5ないし20重量部である。染色用水溶液の温度は通常20ないし40℃であり、浸漬時間(染色時間)は通常20ないし1,800秒である。
二色性色素として二色性染料を用いる場合は、通常、水溶性二色性染料を含む水溶液にポリビニルアルコール系樹脂フィルムを浸漬して染色する方法が採用される。該水溶液における2色性染料の含有量は、水100重量部当たり通常1×10−4ないし10重量部、好ましくは1×10−3ないし1重量部である。該水溶液は硫酸ナトリウムなどの無機塩を染色補助剤として含有してもよい。染色に用いる染料水溶液の温度は通常20ないし80℃であり、また該水溶液に対する浸漬時間は通常10ないし1,800秒である。
染色されたポリビニルアルコール系フィルムをホウ酸処理する工程は、ホウ酸含有水溶液に浸漬することで行ってもよい。通常、ホウ酸含有水溶液におけるホウ酸の含量は、水100重量部に対して2ないし15重量部、好ましくは5ないし12重量部であることがよい。二色性色素としてヨウ素を用いた場合には、ホウ酸含有水溶液はヨウ化カリウムを含有することが好ましく、その含量は通常水100重量部に対して0.1ないし15重量部、好ましくは5ないし12重量部であることがよい。ホウ酸含有水溶液の温度は通常50℃以上、好ましくは50ないし85℃、より好ましくは60ないし80℃であることがよく、浸漬時間は通常60ないし1,200秒、好ましくは150ないし600秒、より好ましくは200ないし400秒であることがよい。
ホウ酸処理後、ポリビニルアルコール系フィルムは通常水洗及び乾燥される。水洗処理はホウ酸処理されたポリビニルアルコール系フィルムを水に浸漬することで行うことができる。水洗処理の水の温度は通常5ないし40℃であり、浸漬時間は通常1ないし120秒である。水洗後に乾燥することで偏光子を得ることができる。乾燥処理は通常、熱風乾燥器や遠赤外線加熱器を用いて行ってもよい。乾燥処理温度は通常30ないし100℃、好ましくは50ないし80℃であり、乾燥時間は通常60ないし600秒、好ましくは120ないし600秒であることがよい。
本発明による偏光子の厚さは特に限定されないが、例えば5ないし40μmであってもよい。
保護フィルムの種類は、透明性、機械的強度、熱安定性、水分遮蔽性、等方性などに優れたものであれば特に制限されず、例えばアクリル系樹脂フィルム、セルロース系樹脂フィルム、ポリオレフィン系樹脂フィルム及びポリエステル系樹脂フィルムからなる群より選択された少なくとも1種を含む各種透明樹脂フィルムを用いることができる。
前記保護フィルムの具体的な例を挙げると、ポリメチル(メタ)アクリレート、ポリエチル(メタ)アクリレートなどのアクリル系樹脂フィルム;ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンイソフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリブチレンテレフタレートなどのポリエステル系樹脂フィルム;ジアセチルセルロース、トリアセチルセルロースなどのセルロース系樹脂フィルム;ポリエチレン、ポリプロピレン、シクロ系又はノルボルネン構造を有するポリオレフィン系、エチレン−プロピレン共重合体などのポリオレフィン系樹脂フィルム;などが挙げられるが、これに限定されるものではない。
前記保護フィルムの厚さは特に限定されないが、10ないし200μmであってもよく、好ましくは10ないし150μmであることがよい。保護フィルムの厚さが10ないし200μmであるとき、偏光子の両面に偏光子保護フィルムが積層される場合、各保護フィルムは互いに同一であるか又は異なる厚さを有してもよい。
本発明による偏光板用接着剤組成物を前記偏光子の少なくとも一面に塗工して接着剤層を形成してもよく、前記接着剤層を媒介として偏光子と保護フィルム又は粘着層が接合されてもよい。
本発明の接着剤組成物を塗工して形成された接着剤層の厚さは特に限定されないが、通常0.01ないし10μmであってもよく、好ましくは0.1ないし5μmであることがよい。接着剤層の厚さが0.01μm未満である場合には接合時に気泡混入可能性が高くなる場合があり、接着剤層の厚さが10μm超である場合にはコストが上昇する場合がある。
また、接着性を向上させるために、偏光子及び/又は保護フィルムの表面にプライマ処理、プラズマ処理、コロナ処理などのドライ処理、鹸化(アルカリ)処理などの化学処理の表面処理を適宜に施してもよい。鹸化(アルカリ)処理としては、水酸化ナトリウム、水酸化カリウムなどのアルカリの水溶液に浸漬する方法が挙げられる。
一面に保護フィルムが接合された偏光子の他の面は、必要に応じて、ハードコート処理、反射防止処理、スティッキング防止処理、拡散又はアンチグレアを目的とした処理などの表面処理を適切に施してもよい。
また、一面に保護フィルムが接合された偏光子の他の面は、前述した表面処理以外にも、必要に応じてハードコーティング層、反射防止層、防眩層、帯電防止層などの表面処理層がさらに積層されてもよく、粘着剤層によって光学機能性フィルムがさらに積層されてもよい。
前記光学機能性フィルムの種類は特に限定されないが、例えば基材表面に液晶性化合物又はその分子化合物などが配向されている光学補償フィルム、ある種類の偏光光を透過させ、それと反対の性質の偏光光を反射させる反射型偏光分離フィルム、ポリカーボネート樹脂を含む位相差フィルム、環状ポリオレフィン系樹脂を含む位相差フィルム、表面に凹凸形状を有する防眩機能付加フィルム、表面反射防止処理された付加フィルム、表面に反射機能を有する反射フィルム、反射機能と透過機能とを共に有する半透過反射フィルムなどが挙げられる。
また、本発明は、前記偏光板を含む画像表示装置を提供する。
本発明の画像表示装置は、前記偏光板以外に当分野における公知の構成をさらに含んでもよい。
以下、本発明の理解のために好ましい実施例を提示するが、これらの実施例は本発明を例示するものに過ぎず、添付の特許請求の範囲を制限するこものではなく、本発明の範疇及び技術思想の範囲内で実施例に対する様々な変更及び修正が可能であることは当業者にとって明白なことであり、このような変形及び修正が添付の特許請求の範囲に属することも当然のことである。
製造例1.偏光子の製造
平均重合度が2,400であり、鹸化度が99.9モル%以上である厚さ75μmのポリビニルアルコールフィルムを乾式で約5倍に一軸延伸し、延伸状態を維持したまま60℃の水(蒸留水)に1分間浸漬した後、ヨウ素/ヨウ化カリウム/蒸留水の重量比が0.05/5/100である28℃の水溶液で60秒間浸漬した。その後、ヨウ化カリウム/ホウ酸/蒸留水の重量比が8.5/8.5/100である72℃の水溶液で300秒間浸漬し、26℃の蒸留水で20秒間洗浄した後、65℃で乾燥してPVA系フィルムにヨウ素が吸着配向された偏光子を製造した。
製造例2.保護フィルムの製造
トリアセチルセルロース系フィルムであるKC8UX(コニカ社、T)を鹸化して用いた。
実施例及び比較例
実施例1
(1)接着剤組成物の製造
水(蒸留水)に鹸化度が99.2モル%であるアセトアセチル基変性ポリビニルアルコール系樹脂(ゴーセノールZ200、日本合成化学工業(株)、平均重合度が1000以下)を溶解して、接着剤組成物中の重量割合が6重量%となるアセトアセチル基変性ポリビニルアルコール系樹脂水溶液を得た。
前記アセトアセチル基変性ポリビニルアルコール系樹脂水溶液と、架橋剤となる3−メトキシ−1,2−プロパンジオール(3−methoxy−1,2−propanediol)をアセトアセチル基変性ポリビニルアルコール系樹脂100重量部に対して20重量部となるように混合し、水溶性キレート化合物の塩化亜鉛(大井化金)をアセトアセチル基変性ポリビニルアルコール系樹脂100重量部に対して2重量部となるように混合して接着剤組成物を製造した。
(2)偏光子と保護フィルムとの接合(偏光板の製造)
製造例1で製造された偏光子の両面に前記接着剤組成物を乾燥膜厚が0.1μmになるように塗布した後、セルロース系保護フィルム(コニカ社、KC8UX(商品名)、トリアセチルセルロースフィルム)をニップロールを用いて接合させた。接合された偏光板を80℃の熱風乾燥器で5分間乾燥して偏光板を製造した。
実施例2ないし9及び比較例1ないし5
上記実施例1と同様の方法で下記表1に記載された組成及び含量(重量部)を有する接着剤組成物を製造した。
実施例10
接着剤組成物中に3重量%のアセトアセチル基変性ポリビニルアルコールを含むこと以外は実施例1と同様の条件で接着剤組成物を製造した。
実施例11
接着剤組成物中に9重量%のアセトアセチル基変性ポリビニルアルコールを含むこと以外は実施例1と同様の条件で接着剤組成物を製造した。
実施例12
接着剤組成物中に2重量%のアセトアセチル基変性ポリビニルアルコールを含むこと以外は実施例1と同様の条件で接着剤組成物を製造した。
実施例13
接着剤組成物中に10重量%のアセトアセチル基変性ポリビニルアルコールを含むこと以外は実施例1と同様の条件で接着剤組成物を製造した。
実験例
(1)接着力の評価(カッター評価)
上記実施例及び比較例で製造された偏光板を1時間常温で放置した後、偏光板の各フィルム間(偏光子と偏光子保護フィルムとの間)にカッターの刃を入れ、刃を押し進めたときの刃が入る方式を下記の基準で評価し、その結果を下記表2に示した。
◎:カッターの刃がいずれのフィルムの間にも入らない
○:刃を押し進めたとき、少なくともいずれか一方のフィルムの間に刃が1ないし2mm入ったときに止まる
△:刃を押し進めたとき、少なくともいずれか一方のフィルムの間に刃が3ないし5mm入ったときに止まる
X:刃を押し進めたとき、少なくともいずれか一方のフィルムの間に刃が無理なく入る
(2)耐水性の評価
上記実施例及び比較例で製造された偏光板を23℃、相対湿度55%で24時間放置した後、吸収軸(延伸方向)を長辺として5cm×2cmのサンプルを作製した。この後、その長辺の寸法を正確に測定した。ここでサンプルは偏光子(偏光フィルム)に吸着されたヨウ素に起因して全面にわたって均一に特有の色を呈している。
図1は、耐水性の評価試験方法を模式的に示した図面であり、(A)は、温水浸漬前のサンプル(1)、(B)は、温水浸漬後のサンプル(1)を示している。図1の(A)に示したように、サンプルの一端辺側を把持具(5)で把持し、長手方向の8割程度を60℃の水槽に浸漬し、4時間維持した。その後、サンプル(1)を水槽から取り出して水分を拭き取った。
温水浸漬により偏光板の偏光子(偏光フィルム)(4)は収縮する。該偏光子(偏光フィルム)(4)の収縮の程度を、サンプル(1)の端辺中央における端部(1a)(保護フィルムの端)から収縮した偏光子(偏光フィルム)(4)の端部までの距離を測定することで評価し、収縮長さとした。
また、図1の(B)に示したように、温水浸漬により偏光板の中央に位置する偏光子(偏光フィルム)(4)が収縮することで、保護フィルムの間に偏光子(偏光フィルム)(4)の周縁部からヨウ素が溶出され、サンプル(1)の周縁部に色が抜けた部分(3)が生じる。この脱色の程度をサンプル(1)の端辺中央における収縮した偏光子(偏光フィルム)(4)の端部から偏光板特有の色が残っている領域までの距離を測定することで評価し、ヨウ素が抜けた長さとした。前記収縮長さとヨウ素が抜けた長さとの合計を総浸食長さとした。総浸食長さとは、サンプル(1)の端辺中央における、サンプル(1)の端部(1a)から偏光板特有の色が残っている領域までの距離である。収縮長さ、ヨウ素が抜けた長さ及び総浸食長さが小さいほど、水の存在下における耐水性が高いと判断できる。そして、総浸食長さによって以下の4段階で評価し、その結果を表2に示した。
◎:総浸食長さが2mm未満
○:総浸食長さが2mm以上3mm未満
△:総浸食長さが3mm以上5mm未満
X:総浸食長さが5mm以上
(3)偏光度(%)の評価
上記実施例及び比較例で製造された偏光板を4cm×4cmの大きさに切断して試片を作製し、この試片を測定ホルダに付着した後、紫外可視光線分光計(V−7100、JASCO社製)を用いて測定し、その結果を表2に示した。
上記表2を参照すると、本発明による接着剤組成物は優れた偏光度を維持しながらも、接着力及び耐水性に優れることを確認することができた。
1…偏光板のサンプル、2…偏光子保護フィルム、3…色が抜けた部分、4…偏光子、5…把持具。

Claims (10)

  1. アセトアセチル基変性ポリビニルアルコール系樹脂(A);
    分子内に2以上のヒドロキシ基又はカルボキシ基を含む架橋剤(B);及び、
    水溶性キレート化合物(C)を含み、
    前記アセトアセチル基変性ポリビニルアルコール系樹脂(A)の重合度が1,000以下である、偏光板用接着剤組成物。
  2. 前記アセトアセチル基変性ポリビニルアルコール系樹脂(A)は、接着剤組成物中に3ないし9重量%で含まれる、請求項1に記載の偏光板用接着剤組成物。
  3. 前記架橋剤(B)は、3−メトキシ−1,2−プロパンジオール、3−エトキシ−1,2−プロパンジオール、ジエチレングリコール、及びグリセロールからなる群より選択される少なくとも1つである、請求項1又は2に記載の偏光板用接着剤組成物。
  4. 前記架橋剤(B)は、シュウ酸、マロン酸、ジメチルマロン酸、コハク酸、及びグルタル酸からなる群より選択される少なくとも1つである、請求項1〜3のいずれか1項に記載の偏光板用接着剤組成物。
  5. 前記分子内に2以上のヒドロキシ基又はカルボキシ基を含む架橋剤(B)は、アセトアセチル基変性ポリビニルアルコール系樹脂(A)100重量部に対して20ないし50重量部で含まれる、請求項1〜4のいずれか1項に記載の偏光板用接着剤組成物。
  6. 前記水溶性キレート化合物(C)は、塩化亜鉛、塩化コバルト、塩化マグネシウム、酢酸マグネシウム、硝酸アルミニウム、硝酸亜鉛及び硫酸亜鉛からなる群より選択される少なくとも1つである、請求項1〜5のいずれか1項に記載の偏光板用接着剤組成物。
  7. 前記水溶性キレート化合物(C)は、アセトアセチル基変性ポリビニルアルコール系樹脂(A)100重量部に対して2ないし10重量部で含まれる、請求項1〜6のいずれか1項に記載の偏光板用接着剤組成物。
  8. 架橋調節剤を含んでいない請求項1〜7のいずれか1項に記載の偏光板用接着剤組成物。
  9. 偏光子の少なくとも一面に保護フィルムが請求項1〜8のいずれか一項の偏光板用接着剤組成物で接合された、偏光板。
  10. 請求項9に記載の偏光板を含む画像表示装置。
JP2016546675A 2014-09-03 2015-09-02 接着剤組成物及びこれを用いて製造される偏光板 Active JP6667441B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
KR1020140117305A KR20160028316A (ko) 2014-09-03 2014-09-03 접착제 조성물 및 이를 이용하여 제조되는 편광판
KR10-2014-0117305 2014-09-03
PCT/JP2015/074967 WO2016035822A1 (ja) 2014-09-03 2015-09-02 接着剤組成物及びこれを用いて製造される偏光板

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2016035822A1 true JPWO2016035822A1 (ja) 2017-06-29
JP6667441B2 JP6667441B2 (ja) 2020-03-18

Family

ID=55439881

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016546675A Active JP6667441B2 (ja) 2014-09-03 2015-09-02 接着剤組成物及びこれを用いて製造される偏光板

Country Status (5)

Country Link
JP (1) JP6667441B2 (ja)
KR (2) KR20160028316A (ja)
CN (1) CN106662698A (ja)
TW (1) TWI698510B (ja)
WO (1) WO2016035822A1 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101775594B1 (ko) * 2016-08-08 2017-09-06 동우 화인켐 주식회사 편광판 및 이의 제조방법
KR101781167B1 (ko) * 2016-08-08 2017-09-22 동우 화인켐 주식회사 접착제 조성물, 이를 포함하는 편광판 및 화상표시장치
JP2018028563A (ja) * 2016-08-15 2018-02-22 日東電工株式会社 偏光板およびその製造方法、ならびに該偏光板を用いた画像表示装置
WO2019045338A2 (ko) * 2017-08-29 2019-03-07 동우 화인켐 주식회사 접착제 조성물, 이를 포함하는 편광판 및 화상표시장치
TWI769044B (zh) * 2021-08-06 2022-06-21 住華科技股份有限公司 接著劑、偏光板結構及其製造方法

Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09292524A (ja) * 1996-04-26 1997-11-11 Nippon Synthetic Chem Ind Co Ltd:The 偏光板
JP2003207627A (ja) * 2002-01-10 2003-07-25 Fuji Photo Film Co Ltd 偏光板、偏光板の製造方法、および表示装置
JP2005128490A (ja) * 2003-09-30 2005-05-19 Nitto Denko Corp 偏光板の製造方法、偏光板、光学フィルムおよび画像表示装置
JP2007226222A (ja) * 2006-02-23 2007-09-06 Daxon Technology Inc 偏光板貼合用のゲル材、並びに、このゲル材を用いて貼合された偏光板及びその製造方法
JP2010191389A (ja) * 2009-02-20 2010-09-02 Sumitomo Chemical Co Ltd 偏光板及びその製造方法
WO2010137332A1 (ja) * 2009-05-29 2010-12-02 新日鐵化学株式会社 シリコーン系保護膜を有する偏光板及び画像表示装置
JP2012030424A (ja) * 2010-07-29 2012-02-16 Nippon Synthetic Chem Ind Co Ltd:The 積層体の製法、ガラス基板付き偏光板の製法、およびそれにより得られたガラス基板付き偏光板
JP2012041533A (ja) * 2010-08-13 2012-03-01 Dongwoo Fine-Chem Co Ltd 偏光板用接着剤組成物及びこれを利用した偏光板{adhesivecompositionforpolarizerandpolarizerusingthesame}
JP2014119502A (ja) * 2012-12-13 2014-06-30 Nitto Denko Corp 偏光板の製造方法
WO2015064920A1 (ko) * 2013-10-31 2015-05-07 주식회사 엘지화학 편광판용 폴리비닐알코올계 수지 접착제, 이를 포함하는 편광판 및 화상표시장치

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3746797B2 (ja) 1993-09-17 2006-02-15 住友化学株式会社 偏光板
WO2005033754A1 (ja) * 2003-09-30 2005-04-14 Nitto Denko Corporation 偏光板の製造方法、偏光板、光学フィルムおよび画像表示装置

Patent Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09292524A (ja) * 1996-04-26 1997-11-11 Nippon Synthetic Chem Ind Co Ltd:The 偏光板
JP2003207627A (ja) * 2002-01-10 2003-07-25 Fuji Photo Film Co Ltd 偏光板、偏光板の製造方法、および表示装置
JP2005128490A (ja) * 2003-09-30 2005-05-19 Nitto Denko Corp 偏光板の製造方法、偏光板、光学フィルムおよび画像表示装置
JP2007226222A (ja) * 2006-02-23 2007-09-06 Daxon Technology Inc 偏光板貼合用のゲル材、並びに、このゲル材を用いて貼合された偏光板及びその製造方法
JP2010191389A (ja) * 2009-02-20 2010-09-02 Sumitomo Chemical Co Ltd 偏光板及びその製造方法
WO2010137332A1 (ja) * 2009-05-29 2010-12-02 新日鐵化学株式会社 シリコーン系保護膜を有する偏光板及び画像表示装置
JP2012030424A (ja) * 2010-07-29 2012-02-16 Nippon Synthetic Chem Ind Co Ltd:The 積層体の製法、ガラス基板付き偏光板の製法、およびそれにより得られたガラス基板付き偏光板
JP2012041533A (ja) * 2010-08-13 2012-03-01 Dongwoo Fine-Chem Co Ltd 偏光板用接着剤組成物及びこれを利用した偏光板{adhesivecompositionforpolarizerandpolarizerusingthesame}
JP2014119502A (ja) * 2012-12-13 2014-06-30 Nitto Denko Corp 偏光板の製造方法
WO2015064920A1 (ko) * 2013-10-31 2015-05-07 주식회사 엘지화학 편광판용 폴리비닐알코올계 수지 접착제, 이를 포함하는 편광판 및 화상표시장치

Also Published As

Publication number Publication date
WO2016035822A1 (ja) 2016-03-10
TWI698510B (zh) 2020-07-11
TW201615787A (zh) 2016-05-01
JP6667441B2 (ja) 2020-03-18
CN106662698A (zh) 2017-05-10
KR20170048458A (ko) 2017-05-08
KR102353794B1 (ko) 2022-01-20
KR20160028316A (ko) 2016-03-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6042576B2 (ja) 偏光板の製造方法
JP4762320B2 (ja) 液晶表示装置
TWI650599B (zh) 偏光板、附黏著劑之偏光板及液晶顯示裝置
JP4849563B2 (ja) 偏光板およびその製造方法
TWI690574B (zh) 接著劑組成物及含有該接著劑組成物之偏光板
JP6667441B2 (ja) 接着剤組成物及びこれを用いて製造される偏光板
JP6945380B2 (ja) 偏光板及びその製造方法
WO2016002808A1 (ja) 接着剤組成物及びこれを含む偏光板
KR101458942B1 (ko) 접착제 조성물 및 이를 포함하는 편광판
JP6945381B2 (ja) 接着剤組成物、これを含む偏光板及び画像表示装置
KR20150085971A (ko) 접착제 조성물 및 이를 포함하는 편광판
KR20130058351A (ko) 편광판용 접착제 조성물 및 이를 포함하는 편광판
JP2009042385A (ja) 偏光板およびその製造方法
KR101783510B1 (ko) 접착제 조성물 및 이를 포함하는 편광판
KR20140147939A (ko) 편광판용 접착제 조성물 및 이를 이용한 편광판
KR20170092496A (ko) 접착제 조성물 및 이를 포함하는 편광판
KR20150122934A (ko) 접착제 조성물 및 이를 포함하는 편광판
KR102133496B1 (ko) 편광판 및 이를 구비한 화상표시장치
JP2009042384A (ja) 偏光板およびその製造方法
TW201606026A (zh) 黏著劑組合物及含彼之偏光板
KR20140146243A (ko) 편광판용 접착제 조성물 및 이를 이용한 편광판
KR20140147197A (ko) 편광판용 접착제 조성물 및 이를 이용한 편광판

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170428

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180806

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190702

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190902

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200218

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200225

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6667441

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350