JPWO2016016998A1 - コントローラ、ホームシステム、同期制御方法、および、プログラム - Google Patents

コントローラ、ホームシステム、同期制御方法、および、プログラム Download PDF

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Abstract

データ記憶部(13)は、制御対象となる各家電機器に関するデータを記憶する。機器制御部(141)は、各家電機器を制御する。同期制御部(147)は、予め定められた同期条件の成立時に、データ記憶部(13)に記憶されるデータとサーバ装置に記憶されるデータとを同期させる。なお、同期制御部(147)は、同期条件の成立時に機器制御部(141)における制御状況を取得し、機器制御部(141)が家電機器を制御する制御期間を避けて、サーバ装置との間でデータを同期させる。

Description

本発明は、家電機器に関するデータをサーバ装置との間で適切に同期させることのできるコントローラ、および、ホームシステムに関する。
近年、一般家庭において、種々の家電機器を規定の通信規格で接続したホームシステムが普及している。このホームシステムでは、例えば、エアコン,照明機器,炊飯器,IH調理器,除湿機などの家電機器とコントローラとが通信可能に接続され、コントローラを通じて、各家電機器の管理(モニタリングや制御)が行えるようになっている。なお、コントローラ単独でも、各家電機器の管理がある程度可能ではあるものの、通常、端末装置(例えば、タブレットやスマートフォンなど)をコントローラに接続し(例えば、無線接続し)、この端末装置からコントローラを通じて、各家電機器の管理を行っている。
また、コントローラは、例えば、外部のサーバ装置とも通信可能に接続されている。そして、コントローラは、各家電機器に関する種々のデータをサーバ装置に送信して記憶させたり、サーバ装置側で更新されたデータを受信できるようになっている。つまり、外出先などでもユーザが、携帯した端末装置からサーバ装置を通じて、各家電機器の管理を行えるようになっている。そのため、コントローラは、サーバ装置との間で、家電機器に関するデータを同期させている。
コントローラとサーバ装置との間で、データを同期させる先行技術として、例えば、特許文献1には、コントローラ(ホームゲートウェイ)がサーバ装置(Webサーバ装置)に対して定期的(例えば5分毎)に通信コネクションを確立して、ステイタスデータやユーザデータの同期処理を行う発明が開示されている。
特開2011−182344号公報
上述した特許文献1の発明では、定期的な更新タイミングになると、コントローラとサーバ装置との間で、無条件にデータを同期させる仕組みである。そのため、例えば、コントローラが家電機器(電気機器)を制御中であるような高負荷時においても、定期的な更新タイミングになると、コントローラは、サーバ装置との間でデータの同期を行おうとする。そのような状態では、コントローラの負荷が高くなりすぎて、例えば、家電機器に対する指令コマンドの欠落や、サーバ装置との間で同期すべきデータの欠落などが発生してしまうことも懸念される。
また、仮に、高性能のプロセッサなどをコントローラに用いることで、家電機器の制御中であっても、サーバ装置との間でデータの同期を問題なく行えたとしても、後続して行われる家電機器の制御によって変化するデータについては、次の更新タイミングまで待たないと、同期が行われない。つまり、サーバ装置には、制御途中のある時点のデータが同期されてしまい、そのようなデータからは、あたかも、家電機器への制御結果に誤り(制御漏れなど)があるように、見えてしまう場合もあった。例えば、コントローラに、「外出時一括OFF制御」という機能(一例として、各部屋のエアコンや照明機器などをそれぞれOFFにする機能)があり、ユーザに指示されてコントローラがその機能に沿った制御を実行している途中で、定期的な更新タイミングになり、サーバ装置との間でデータの同期を行った場合には、サーバ装置において、制御途中のある時点のデータが同期されてしまう。例えば、ある部屋では、エアコンと照明機器がどちらもOFFになっているものの、別の部屋では、照明機器だけがOFFになり、エアコンがONのままであるといった制御途中のデータが同期されてしまう。そして、外出したユーザが、次の定期的な更新の前に、端末装置からサーバ装置にアクセスして、一括OFFにしたはずの家電機器の状態を確認しようとする場合には、OFFになっていないエアコンが気になってしまい、家まで戻るようなことも起こり得る。
本発明は、上記のような問題点を解決するためになされたもので、家電機器に関するデータをサーバ装置との間で適切に同期させることのできるコントローラ、および、ホームシステムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係るコントローラは、
複数の家電機器およびサーバ装置とネットワークを介して接続されたコントローラであって、
前記各家電機器を制御する機器制御部と、
前記各家電機器に関するデータを記憶するデータ記憶部と、
予め定められた同期条件の成立時に、前記データ記憶部に記憶されるデータと前記サーバ装置に記憶されるデータとを同期させる同期制御部と、を備え、
前記同期制御部は、前記同期条件の成立時に前記機器制御部における制御状況を取得し、前記機器制御部が前記家電機器を制御する制御期間を避けて、前記サーバ装置との間でデータを同期させる。
本発明によれば、同期条件の成立時(例えば、コントローラの起動時、通信接続の回復時、および、一定時間間隔の経過時など)に、同期制御部は、機器制御部における制御状況を取得して、現時点が家電機器を制御する制御期間内であるかどうかを判別する。同期制御部は、例えば、現時点が制御期間内でないと判別すると、サーバ装置との間でデータを同期させる。一方、現時点が制御期間内であると判別すると、同期制御部は、例えば、今回の同期をキャンセルしたり、または、制御期間の経過を待った後に、サーバ装置との間でデータを同期させる。これにより、高負荷状態における同期制御を避けると共に、制御途中のデータを同期させないようにすることで、家電機器に関するデータをサーバ装置との間で適切に同期させることができる。
本発明の実施形態1に係るホームシステムの全体構成の一例を示すブロック図である。 実施形態1に係るコントローラの構成の一例を示すブロック図である。 実施形態1に係る家電機器の構成の一例を示すブロック図である。 実施形態1に係る端末装置の構成の一例を示すブロック図である。 実施形態1に係るサーバ装置の構成の一例を示すブロック図である。 実施形態1における同期制御処理の一例を示すフローチャートである。 実施形態2に係るコントローラの構成の一例を示すブロック図である。 実施形態3に係る端末装置の構成の一例を示すブロック図である。 実施形態3に係るサーバ装置の構成の一例を示すブロック図である。 実施形態3に係るコントローラの構成の一例を示すブロック図である。 実施形態3における切断時同期処理の一例を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付す。以下では、具体例として、本発明がホームシステムに適用される場合について説明するが、後述するように、他のシステムにおいても同様に本発明を適用することができる。すなわち、以下に説明する実施形態は説明のためのものであり、本発明の範囲を制限するものではない。従って、当業者であればこれらの各要素または全要素をこれと均等なものに置換した実施形態を採用することが可能であるが、これらの実施形態も本発明の範囲に含まれる。
(実施形態1)
図1は、本発明の実施形態1に係るホームシステム1の全体構成の一例を示すブロック図である。このホームシステム1は、コントローラ10が中心となり、各家電機器20およびサーバ装置40との間で必要なデータを送受信しつつ、各家電機器20を管理(モニタリングや制御)するシステムである。図示するように、ホームシステム1は、住居H内(宅内)に設置されたコントローラ10と、住居H内に設置された複数の家電機器20と、住居H内および住居H外(宅外)にて使用される端末装置30と、住居H外に設置されたサーバ装置40とを備えている。このうち、コントローラ10と、各家電機器20と、端末装置30(住居H内にて使用されている場合)とは、例えば、有線LAN(Local Area Network)や無線LANからなる宅内ネットワーク80を介して通信可能に接続されている。また、コントローラ10と、サーバ装置40とは、例えば、インターネットからなる宅外ネットワーク90を介して通信可能に接続されている。また、端末装置30が住居H外にて使用されている場合に、端末装置30は、例えば、移動体通信ネットワークを通じて宅外ネットワーク90にアクセス可能となり、最終的に宅外ネットワーク90を介して、サーバ装置40と通信可能に接続される。
コントローラ10は、ホームシステム1全体を制御する装置である。コントローラ10は、後述するように、各家電機器20などから取得したデータを記憶し、そのデータをサーバ装置40との間で同期させる。
このコントローラ10の構成の一例について、以下、図2を参照して説明する。図2は、本発明の実施形態1に係るコントローラ10の構成の一例を示すブロック図である。図示するように、コントローラ10は、宅内通信部11と、宅外通信部12と、データ記憶部13と、制御部14とを備える。
宅内通信部11は、例えば、宅内ネットワーク80と接続するための通信アダプタであり、制御部14による制御の下、宅内ネットワーク80を介して、各家電機器20および端末装置30(住居H内にて使用されている場合)との通信を行う。例えば、宅内通信部11は、コントローラ10からの要求に応じて各家電機器20から送られる種々のデータを受信する。一例として、宅内通信部11は、機器の運転状況、温度、湿度、照度、および、機器の消費電力などのデータを受信する。また、宅内通信部11は、各家電機器20を管理するための管理画面(画面データ)を、端末装置30に送信する。
宅外通信部12は、宅外ネットワーク90と接続するための通信アダプタであり、制御部14による制御の下、宅外ネットワーク90を介して、サーバ装置40との通信を行う。例えば、宅外通信部12は、コントローラ10とサーバ装置40との間でデータを同期する際に必要なデータを送受信する。
データ記憶部13は、例えば、不揮発性の半導体メモリなどで構成され、各家電機器20に関する種々のデータを記憶する。具体的にデータ記憶部13は、各家電機器20から送られる機器の運転状況、温度、湿度、照度、および、機器の消費電力などのデータや、端末装置30から設定されるスケジュール(一例として、ユーザのスケジュールが設定されたカレンダ情報)などのデータを記憶する。なお、これらのデータには、属性情報として、例えば、更新日時が付与されて記憶される。また、データ記憶部13は、制御部14が実行するプログラムなども記憶する。
制御部14は、CPU(Central Processing Unit),ROM(Read Only Memory),RAM(Random Access Memory)など(何れも図示せず)を備え、コントローラ10全体を制御する。制御部14は、機能的には、機器制御部141と、データ取得部142と、データ更新部143と、起動検出部144と、接続状況検出部145と、計時部146と、同期制御部147とを備える。これらの機能は、CPUが、RAMをワークメモリとして用い、例えば、ROMやデータ記憶部13に記憶されている各種プログラム(後述する同期制御処理のプログラムなど)を適宜実行することにより実現される。
機器制御部141は、宅内通信部11を通じて、対象の家電機器20を制御する。例えば、機器制御部141は、ユーザからの指示(例えば、端末装置30を通じた操作)に応じて、対象の家電機器20に指令コマンドを送信して、制御を指令する。そして、機器制御部141は、対象の家電機器20から完了コマンドなどの応答を受信する。機器制御部141は、このような指令コマンドの送信から応答の受信までを制御期間として定め、原則として、この制御期間内での他の処理の実行を禁止する。
なお、家電機器20への制御は、1つの家電機器20に対する制御に限られず、複数の家電機器20に対する制御も含まれる。例えば、一括制御などがユーザにより指示された場合に、機器制御部141は、複数の家電機器20を制御する。具体的に、「外出時一括OFF制御」がユーザにより指示された場合に、機器制御部141は、住居H内における各部屋のエアコンや照明機器など、予め設定された複数の家電機器20に対して、OFFコマンド(OFFを指令するコマンド)をそれぞれ送信する。そして、機器制御部141は、対象の家電機器20から完了コマンドなどの応答をそれぞれ受信する。このような一括制御を行う場合に、機器制御部141は、最初の家電機器20への指令コマンドの送信から、最後の家電機器20から送られる応答の受信までを制御期間として定める。つまり、機器制御部141は、制御対象となる全ての家電機器20に対する制御の開始から終了までを制御期間として定め、原則として、この制御期間内での他の処理の実行を禁止する。
また、機器制御部141は、データ記憶部13に記憶されるスケジュールデータに従って、制御すべき家電機器20(複数の家電機器20の場合もあり)を特定し、適宜制御する。例えば、データ記憶部13にユーザの帰宅時間が設定されたスケジュールデータが記憶されている場合に、機器制御部141は、例えば、帰宅時間の10分前に、エアコンや照明機器などの家電機器20をONに制御する。
データ取得部142は、各家電機器20から最新のデータを取得する。例えば、データ取得部142は、一定時間間隔毎や、機器制御部141による家電機器20への制御が終わった後(上述した制御期間の経過後)に、機器の運転状況、温度、湿度、照度、および、機器の消費電力などのデータを、家電機器20から取得する。また、データ取得部142は、ユーザによって設定されるスケジュールなどのデータを、端末装置30(住居H内にて使用されている場合)から取得する。
データ更新部143は、データ取得部142によって取得されたデータに従って、データ記憶部13に記憶されているデータを更新する。つまり、データ更新部143は、家電機器20から取得した機器の運転状況、温度、湿度、照度、および、機器の消費電力などのデータや、端末装置30から取得したスケジュールなどのデータを、データ記憶部13に上書きして保存する。
起動検出部144は、コントローラ10の起動を検出する。例えば、起動検出部144は、コントローラ10の電源投入や、再起動時に、コントローラ10の起動を検出する。
接続状況検出部145は、コントローラ10(宅外通信部12)とサーバ装置40との間の通信接続の切断および回復を検出する。例えば、接続状況検出部145は、一定時間間隔毎に、宅外通信部12を通じてサーバ装置40にアクセスし(データの送信や受信を行い)、通信接続の可否を判別することで、通信接続の切断(一例として、接続状態から切断状態への変化)、および、通信接続の回復(一例として、切断状態から接続状態への変化)を検出する。なお、接続状況の検出手法は、このようなアクセスに伴う通信接続の可否を判別することに限られず、他の手法を用いてもよい。例えば、ロングポーリング(Long Polling)やウェブソケット(WebSocket)によって、コントローラ10とサーバ装置40との間のコネクション(セッション)が維持される場合に、接続状況検出部145は、そのコネクションを監視することで、接続状況を検出するようにしてもよい。
計時部146は、例えば、計時用チップなどからなり、現在時刻や一定時間の経過などを計時する。一例として、スタート時刻から一定時間の経過を計時する際に、計時部146は、スタート時刻に一定時間分の値を加算した基準時刻と、現在時刻とを逐次比較する。そして、現在時刻が基準時刻と等しくなった際に、計時部146は、一定時間の経過を判別する。なお、一定時間の経過を繰り返し計時するような場合には、インターバルタイマ等からなる計時部146によって、一定時間間隔の経過を計時するようにしてもよい。
同期制御部147は、予め定められた同期条件の成立時(例えば、コントローラ10の起動時、通信接続の回復時、および、一定時間間隔の経過時など)に、データ記憶部13に記憶されるデータとサーバ装置40に記憶されるデータとを同期させる。具体的に、同期制御部147は、起動検出部144によってコントローラ10の起動が検出された場合、接続状況検出部145によって通信接続の回復が検出された場合、若しくは、計時部146によって一定時間間隔の経過が計時された場合に、同期条件が成立したと判別し、データ記憶部13に記憶されるデータとサーバ装置40に記憶されるデータとを同期させる。その際、同期制御部147は、機器制御部141における家電機器20の制御状況を取得し、制御期間を避けてサーバ装置40との間でデータを同期させる。
例えば、同期制御部147は、機器制御部141から取得した制御状況により、現時点が制御期間内でない(家電機器20の制御が行われていない)と判別すると、そのまま、サーバ装置40との間でデータを同期させる。一方、現時点が制御期間内である(家電機器20の制御が行われている)と判別すると、同期制御部147は、例えば、今回の同期をキャンセルしたり、または、制御期間の経過を待った後に、サーバ装置40との間でデータを同期させる。なお、制御期間の経過を待った後に、サーバ装置40との間でデータを同期させようとする際に、データ取得部142が制御後の家電機器20から最新のデータを取得し、データ更新部143が、データ記憶部13のデータを更新する場合に、同期制御部147は、更に、データ取得部142によるデータの取得と、データ更新部143によるデータの更新とを待った後に、サーバ装置40との間でデータを同期させる。これにより、高負荷状態における同期制御を避けると共に、制御途中のデータを同期させないようにすることで、サーバ装置40との間でデータを適切に同期させることができる。
図1に戻って、複数の家電機器20は、住居H内の各部屋で使用される各種電化製品であり、例えば、照明、エアコン、テレビ、IH調理器、および、冷蔵庫などが含まれる。なお、家電機器20の種類は、これらに限られず、他に、空気清浄機、換気扇、および、床暖房などを含んでいてもよい。このような家電機器20の構成の一例について、以下、図3のブロック図を参照して説明する。図示するように、家電機器20は、通信部21と、データ記憶部22と、主機能部23と、制御部24と、を備える。
通信部21は、例えば、宅内ネットワーク80と接続するための通信アダプタであり、制御部24の制御の下、宅内ネットワーク80を介して、コントローラ10と通信を行う。なお、通信部21を、着脱可能な外付けの通信アダプタで構成してもよい。
データ記憶部22は、例えば、不揮発性の半導体メモリなどで構成され、家電機器20が管理する機器の運転状況、温度、湿度、および、機器の消費電力などを記憶する。また、データ記憶部22は、制御部24が実行するプログラムなども記憶する。
主機能部23は、家電機器20本来の機能(例えば、エアコンであれば冷房、暖房、および、除湿などの空調機能、冷蔵庫であれば冷凍、および、冷蔵機能など)を実現するための構成であり、制御部24により制御される。
制御部24は、CPU,RAM,ROMなど(何れも図示せず)を備え、上述した各部を制御する。制御部24は、機能的には、データ処理部241と、制御実行部242とを備える。これらの機能は、CPUが、RAMをワークメモリとして用い、ROMやデータ記憶部22に記憶されている各種プログラムを適宜実行することにより実現される。
データ処理部241は、家電機器20の図示せぬセンサなどによる計測値や、稼働状態や設定状態などの監視結果から、逐次、データを生成して、データ記憶部22に記憶させる。そして、データ処理部241は、コントローラ10からの要求に応じて、データ記憶部22に記憶されるデータをコントローラ10に送信する。
制御実行部242は、コントローラ10における上述した機器制御部141の指令に基づいた制御を、主機能部23に実行させる。つまり、制御実行部242は、コントローラ10から発せられた指令コマンドに応じた処理を主機能部23に実行させる。
図1に戻って、端末装置30は、例えば、タブレット端末やスマートフォンなどの携帯端末であり、ユーザによって使用される。この端末装置30の構成の一例について、以下、図4のブロック図を参照して説明する。図示するように、端末装置30は、宅内通信部31と、移動体通信部32と、表示部33と、入力部34と、データ記憶部35と、制御部36と、を備える。
宅内通信部31は、例えば、無線LAN接続用のインタフェースを備え、端末装置30が住居H内にて使用されている場合に、制御部36の制御の下、コントローラ10と通信を行う。
移動体通信部32は、例えば、移動体通信用のインタフェースを備え、端末装置30が住居H外にて使用されている場合に、制御部36の制御の下、移動体通信ネットワークを通じて宅外ネットワーク90に接続し、サーバ装置40と通信を行う。
表示部33は、液晶パネルなどを備え、制御部36の制御の下、種々の画面などを表示する。
入力部34は、タッチパネル,タッチパッドなどから構成され、ユーザからの操作入力を受け付ける処理を行う。例えば、入力部34としてタッチパネルを採用する場合、静電容量の変化を検出する透明な平板状の静電容量センサが、液晶表示器に重ねて実装される。この静電容量センサにより、ユーザの指先や専用のペンなどによるタッチ面(ユーザにとっては液晶表示器の表示画面)の接触(押圧)が検出されると、その位置の情報(座標データ)が制御部36に出力される。
データ記憶部35は、例えば、不揮発性の半導体メモリなどで構成される。データ記憶部35は、種々の画面データなどを記憶する。この他にもデータ記憶部35は、制御部36が実行するプログラムなどを記憶する。
制御部36は、CPU,ROM,RAMなど(何れも図示せず)を備え、端末装置30全体を制御する。制御部36は、機能的には、画面表示処理部361と入力検出部362とを備える。この機能は、CPUが、RAMをワークメモリとして用い、ROMやデータ記憶部35に記憶されている各種プログラムを適宜実行することにより実現される。
画面表示処理部361は、例えば、データ記憶部35に記憶された画面データに基づく管理画面などを、表示部33に表示する。
入力検出部362は、表示部33に表示した管理画面などに対するユーザからの操作を入力部34から受け付けると、入力検出データを生成して、宅内通信部31を通じて、コントローラ10に送信する(端末装置30が住居H内にて使用されている場合)。
図1に戻って、サーバ装置40は、コントローラ10(データ記憶部13)と同様に、各家電機器20に関する種々のデータを記憶する。なお、サーバ装置40は、上述したように、住居H外にて使用される端末装置30と通信可能であるため、スケジュールなどのデータが、外出先のユーザによって変更され得る。このサーバ装置40の構成の一例について、以下、図5のブロック図を参照して説明する。図示するように、サーバ装置40は、通信部41と、データ記憶部42と、制御部43と、を備える。
通信部41は、例えば、宅外ネットワーク90と接続するための通信アダプタであり、制御部43の制御の下、宅外ネットワーク90を介して、コントローラ10や端末装置30(住居H外にて使用される場合)との通信を行う。
データ記憶部42は、例えば、不揮発性の半導体メモリなどで構成され、各家電機器20に関する種々のデータを記憶する。具体的にデータ記憶部42は、機器の運転状況、温度、湿度、照度、および、機器の消費電力などのデータや、スケジュールなどのデータを記憶する。なお、これらのデータには、属性情報として、例えば、更新日時が付与されて記憶される。また、データ記憶部42は、制御部43が実行するプログラムなども記憶する。
制御部43は、CPU,ROM,RAM等(何れも図示せず)を備え、上述した各部を制御する。制御部43は、機能的には、同期制御部431を備える。これら制御部43の各機能は、CPUが、RAMをワークメモリとして用い、ROMやデータ記憶部42に記憶されている各種プログラムを適宜実行することにより実現される。
同期制御部431は、データ記憶部42に記憶されるデータとコントローラ10(データ記憶部13)に記憶されるデータとを同期させる。
以下、実施形態1に係るコントローラ10の動作について、図6を参照して説明する。図6は、本発明の実施形態1に係る同期制御処理の一例を示すフローチャートである。
まず、コントローラ10は、予め定められた同期条件が成立するまで待機する(ステップS501)。例えば、同期制御部147は、起動検出部144によってコントローラ10の起動が検出された場合、接続状況検出部145によって通信接続の回復が検出された場合、若しくは、計時部146によって一定時間間隔の経過が計時された場合に、同期条件が成立したと判別する。
コントローラ10は、同期条件が成立したと判別すると(ステップS501;Yes)、制御状況を取得する(ステップS502)。例えば、同期制御部147は、機器制御部141における家電機器20の制御状況を取得する。
コントローラ10は、取得した制御状況から、家電機器20を制御中であるか否かを判別する(ステップS503)。例えば、同期制御部147は、機器制御部141が、1つの家電機器20、または、複数の家電機器20の制御する制御期間内であるかどうかを判別する。
コントローラ10は、制御中であると判別すると(ステップS503;Yes)、制御が終わるのを待機する。なお、制御後に、データ取得部142が制御後の家電機器20から最新のデータを取得し、データ更新部143が、データ記憶部13のデータを更新する場合に、同期制御部147は、更に、データ取得部142によるデータの取得と、データ更新部143によるデータの更新が終わるのを待機する。
コントローラ10は、制御中でないと判別すると(ステップS503;No)、n番目のデータの更新日時をサーバ装置40に送信する(ステップS504)。つまり、同期制御部147は、データ記憶部13に記憶されているn番目のデータの更新日時を、宅外通信部12を通じて、サーバ装置40に送信する。
コントローラ10は、サーバ装置40からデータの要求があったか否かを判別する(ステップS505)。つまり、同期制御部147は、更新日時を送ったデータについて、サーバ装置40から実データを要求されたかどうかを判別する。なお、サーバ装置40では、送信した更新日時と、データ記憶部42に記憶されている同じデータの更新日時とか比較され、データ記憶部42に記憶されているデータの更新日時の方が古い場合に、コントローラ10に対して実データを要求する。
コントローラ10は、サーバ装置40からデータの要求があったと判別すると(ステップS505;Yes)、n番目のデータをサーバ装置40に送信する(ステップS506)。つまり、同期制御部147は、要求されたデータをデータ記憶部13から読み出して、サーバ装置40に送信する。
一方、サーバ装置40からデータの要求がなかった場合(ステップS505;No)に、コントローラ10は、サーバ装置40からデータが送信されたか否かを判別する(ステップS507)。つまり、同期制御部147は、更新日時を送ったデータについて、サーバ装置40から実データが送信されたかどうかを判別する。なお、サーバ装置40では、データ記憶部42に記憶されているデータの更新日時の方が新しい場合に、コントローラ10に対して実データを送信する。
コントローラ10は、サーバ装置40からデータが送信されたと判別すると(ステップS507;Yes)、n番目のデータを受信したデータに同期させる(ステップS508)。すなわち、同期制御部147は、サーバ装置40から送られたデータを受信すると、受信したデータを、データ記憶部42に記憶されているn番目のデータに上書きして保存する。
サーバ装置40からデータが送信されなかったと判別した場合(ステップS507;No)、上述したステップS506にて、n番目のデータをサーバ装置40に送信した後、若しくは、上述したステップS508にて、n番目のデータを受信したデータに同期させた後に、コントローラ10は、データの同期を全て終了したか否かを判別する(ステップS509)。つまり、同期制御部147は、データ記憶部13に記憶された全てのデータについて、サーバ装置40に記憶されているデータとの同期を終えたかどうかを判別する。コントローラ10は、データの同期が終了していないと判別すると(ステップS509;No)、上述したステップS504に処理を戻す。
一方、データの同期が全て終了したと判別した場合に(ステップS509;Yes)、コントローラ10は、同期制御処理を終了する。
このような同期制御処理によって、同期制御部147は、機器制御部141から取得した制御状況により、現時点が制御期間内でない(家電機器20の制御が行われていない)と判別すると、そのまま、サーバ装置40との間でデータを同期させる。一方、現時点が制御期間内である(家電機器20の制御が行われている)と判別すると、同期制御部147は、例えば、制御期間の経過を待った後に、サーバ装置40との間でデータを同期させる。なお、制御期間の経過を待った後に、サーバ装置40との間でデータを同期させようとする際に、データ取得部142が制御後の家電機器20から最新のデータを取得し、データ更新部143が、データ記憶部13のデータを更新する場合に、同期制御部147は、更に、データ取得部142によるデータの取得と、データ更新部143によるデータの更新とを待った後に、サーバ装置40との間でデータを同期させる。これにより、高負荷状態における同期制御を避けると共に、制御途中のデータを同期させないようにすることで、サーバ装置40との間でデータを適切に同期させることができる。
上記の実施形態1では、コントローラ10側が起点となり、サーバ装置40との間でデータを同期させる場合について説明したが、サーバ装置40側が起点となって、コントローラ10との間でデータを同期させるようにしてもよい。例えば、ロングポーリングやウェブソケットによって、コントローラ10とサーバ装置40との間のコネクションが維持される場合には、サーバ装置40側が起点となって、コントローラ10との間でデータを同期させる。つまり、サーバ装置40からデータの更新日時をコントローラ10に送信し、応答して、コントローラ10がデータを要求したり(コントローラ10のデータの方が古い場合)、または、コントローラ10からデータを送信したり(コントローラ10のデータの方が新しい場合)する。
(実施形態2)
上記の実施形態1では、コントローラ10(データ記憶部13)に記憶されているデータと、サーバ装置40(データ記憶部42)に記憶されているデータとを全て同期させる場合について説明したが、コントローラ10のデータ容量が、サーバ装置40のデータ容量よりも小さい場合には、コントローラ10に記憶されたデータのうち、サーバ装置40との同期対象から外すデータを消去(削除)するようにしてもよい。以下、本発明の実施形態2に係るコントローラ10について、図7を参照して説明する。図7は、本発明の実施形態2に係るコントローラ10の構成の一例を示すブロック図である。図示するように、コントローラ10は、上述した図2の構成に加えて、制御部14が、データ特定部151と、データ消去部152とを備えている点を特徴としている。
データ特定部151は、データ記憶部13に記憶されるデータのうち、サーバ装置40との同期対象から外すデータを、データ記憶部13における残容量と各データの更新日時とに基づいて特定する。例えば、データ特定部151は、データ記憶部13における残容量が基準値以下となると、データ記憶部13に記憶されている更新日時が規定日時よりも古いデータを特定する。なお、更新日時が古いまま残っているデータは、例えば、過去の消費電力などである。
データ消去部152は、データ特定部151により特定されたデータを、データ記憶部13から消去(削除)する。なお、データ消去部152は、実際にデータの消去を行う前に、端末装置30に確認画面などを表示し、ユーザの確認操作を受けた後に、データの消去を行うようにしてもよい。
(実施形態3)
上記の実施形態1などでは、コントローラ10とサーバ装置40との間が通信可能である場合に限りデータの同期が行える。それでも、現実には、ユーザが契約しているISP(Internet Service Provider)の通信障害などで、コントローラ10とサーバ装置40との間の通信接続が数分や数時間に亘って切断される場合も少なくない。このような状況で、例えば、外出先のユーザが端末装置30を操作して、サーバ装置40のスケジュールデータを変更(追加や削除も含む)した場合には、そのスケジュールデータの同期が行われず、コントローラ10には依然として変更前のスケジュールデータが記憶されたままとなる。なお、通信障害が解消し、コントローラ10とサーバ装置40との間の通信接続が回復すれば、上述したように、同期条件が成立するため、データの同期が行われるものの、対象のスケジュールの時刻がすでに経過してしまっていれば、役に立たないことになる。そのため、サーバ装置40と別系統(移動体通信ネットワーク)で通信が可能な端末装置30に、サーバ装置40で変更されたスケジュールデータなどを退避させ(一時的に記憶させ)、端末装置30がコントローラ10と通信可能となった際に、コントローラ10に記憶されたスケジュールデータを端末装置30に記憶させたスケジュールデータに同期させるようにしてもよい。以下、本発明の実施形態3に係る端末装置30、サーバ装置40、および、コントローラ10をそれぞれ順に説明する。
まず、本発明の実施形態3に係る端末装置30について、図8を参照して説明する。図8は、本発明の実施形態3に係る端末装置30の構成の一例を示すブロック図である。図示するように、端末装置30は、上述した図4の構成に加えて、位置検出部37と、制御部36が、位置情報処理部381と、更新データ処理部382とを備えている点を特徴としている。
位置検出部37は、例えば、GPS(Global Positioning System)受信ユニット等で構成され、複数のGPS衛星から送られる信号(GPS信号等)を受信することで、端末装置30の現在位置(例えば、緯度、経度、および、高さ)を検出する。位置検出部37は、このようにして現在位置を逐次検出し、検出した現在位置を示す位置情報を生成して、制御部36に逐次供給する。
位置情報処理部381は、位置検出部37が検出した現在位置の位置情報を、例えば、一定時間間隔で、移動体通信部32を通じて、サーバ装置40に送信する。
更新データ処理部382は、サーバ装置40から送られた更新データ(例えば、スケジュールデータなど)を取得し、データ記憶部35に一時的に記憶する。また、更新データ処理部382は、端末装置30がコントローラ10と通信可能となった際に、データ記憶部35に更新データを記憶している場合に、その更新データを宅内通信部31を通じて、コントローラ10に送信する。そして、更新データ処理部382は、コントローラ10に更新データを送信すると、データ記憶部35から更新データを消去する。なお、更新データ処理部382は、例えば、端末装置30において常時実行されているアプリケーションによって実現され、サーバ装置40との通信およびコントローラ10との通信は、状況に応じて適宜行えるようになっている。
次に、本発明の実施形態3に係るサーバ装置40について、図9を参照して説明する。図9は、本発明の実施形態3に係るサーバ装置40の構成の一例を示すブロック図である。図示するように、サーバ装置40は、上述した図5の構成に加えて、制御部43が、更新データ提供部441を備えている点を特徴としている。
更新データ提供部441は、サーバ装置40とコントローラ10との間の通信接続が切断された後、回復する前に、データ記憶部42に記憶されたデータが更新されると、通信部41を通じて、端末装置30に更新データ(例えば、スケジュールデータなど)を送信する。なお、住居Hのユーザが複数いて、それぞれが別々の端末装置30を使用しているような場合には、各端末装置30から送られる位置情報が住居Hの位置に最も近い端末装置30や、複数回に亘る位置情報から住居Hに向かっていると判断される端末装置30に、に更新データを送信するようにしてもよい。
次に、本発明の実施形態3に係るコントローラ10について、図10を参照して説明する。図10は、本発明の実施形態3に係るコントローラ10の構成の一例を示すブロック図である。図示するように、コントローラ10は、上述した図2の構成に加えて、制御部14が、更新データ取得部161を備えている点を特徴としている。
更新データ取得部161は、コントローラ10が端末装置30と通信可能となった際に、端末装置30が更新データを記憶している場合に、その更新データを端末装置30から取得する。なお、更新データ取得部161は、コントローラ10とサーバ装置40との間の通信接続が切断されている状態に限り、端末装置30から更新データを取得する(端末装置30が更新データを記憶している場合)。
以下、実施形態3に係るコントローラ10の動作について、図11を参照して説明する。図11は、本発明の実施形態3に係る切断時同期処理の一例を示すフローチャートである。この切断時同期処理は、コントローラ10とサーバ装置40との間の通信接続が切断されている状態で実行される。
まず、コントローラ10は、サーバ装置40との接続が回復したか否かを判別する(ステップS601)。例えば、接続状況検出部145は、一定時間間隔毎に、宅外通信部12を通じてサーバ装置40へのアクセスを試みて、通信接続が回復したかどうかを判別する。
コントローラ10は、サーバ装置40との接続が回復していないと判別すると(ステップS601;No)、端末装置30と接続できるか否かを判別する(ステップS602)。すなわち、コントローラ10は、宅内通信部11にて通信が行える端末装置30があるかどうかを判別する。
コントローラ10は、端末装置30と接続できないと判別すると(ステップS602;No)、上述したステップS601に処理を戻す。
一方、端末装置30と接続できると判別した場合に(ステップS602;Yes)、コントローラ10は、端末装置30が更新データを記憶しているか否かを判別する(ステップS603)。すなわち、コントローラ10は、端末装置30が、サーバ装置40から送信された更新データを記憶しているかどうかを判別する。
コントローラ10は、端末装置30が更新データを記憶していないと判別すると(ステップS603;No)、上述したステップS601に処理を戻す。
一方、端末装置30が更新データを記憶していると判別した場合に(ステップS603;Yes)、コントローラ10は、更新データを端末装置30から取得する(ステップS604)。すなわち、更新データ取得部161は、端末装置30に記憶されている更新データを取得する。
コントローラ10は、対象のデータを、取得した更新データに同期させる(ステップS605)。すなわち、同期制御部147は、取得した更新データを、データ記憶部42に記憶されている対応するデータに上書きして保存する。
なお、上述したステップS601にて、サーバ装置40との接続が回復したと判別すると(ステップS601;Yes)、コントローラ10は、同期制御処理を実行する(ステップS606)。すなわち、コントローラ10は、上述した図6に示すような同期制御処理を実行する。
このような切断時同期処理によって、コントローラ10とサーバ装置40との間の通信接続が切断している場合であっても、別系統(移動体通信ネットワーク)で通信が可能な端末装置30に、サーバ装置40で変更された更新データ(スケジュールデータなど)を退避させ、端末装置30がコントローラ10と通信可能となった際に、コントローラ10に記憶された対象データを端末装置30に退避させた更新データに同期させることができる。
(他の実施形態)
上記の実施形態1〜3に係るサーバ装置40は、住居H外(宅外)に設置される場合について説明したが、住居H内(宅内)に配置されていてもよい。例えば、サーバ装置40は、ゲートウェイ機能を備えたサーバなどであってもよい。
また、上記実施形態では、専用のコントローラ10などを用いる場合について説明したが、このコントローラ10などの動作を規定する動作プログラムを既存のパーソナルコンピュータや情報端末機器などに適用することで、当該パーソナルコンピュータなどを本発明に係るコントローラ10などとして機能させることも可能である。
また、このようなプログラムの配布方法は任意であり、例えば、CD−ROM(Compact Disk Read-Only Memory),DVD(Digital Versatile Disk),MO(Magneto Optical Disk),メモリカードなどのコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納して配布してもよいし、インターネットなどの通信ネットワークを介して配布してもよい。
本発明は、広義の精神と範囲を逸脱することなく、様々な実施形態および変形が可能とされるものである。また、上述した実施形態は、本発明を説明するためのものであり、本発明の範囲を限定するものではない。つまり、本発明の範囲は、実施形態ではなく、請求の範囲によって示される。そして、請求の範囲内およびそれと同等の発明の意義の範囲内で施される様々な変形が、本発明の範囲内とみなされる。
本発明は、家電機器に関するデータをサーバ装置との間で適切に同期させることのできるコントローラ、および、ホームシステムに採用され得る。
1 ホームシステム、10 コントローラ、20 家電機器、30 端末装置、40 サーバ装置、80 宅内ネットワーク、90 宅外ネットワーク、11,31 宅内通信部、12 宅外通信部、13,22,35,42 データ記憶部、14,24,36,43 制御部、141 機器制御部、142 データ取得部、143 データ更新部、144 起動検出部、145 接続状況検出部、146 計時部、147,431 同期制御部、151 データ特定部、152 データ消去部、161 更新データ取得部、21,41 通信部、23 主機能部、241 データ処理部、242 制御実行部、32 移動体通信部、33 表示部、34 入力部、361 画像表示処理部、362 入力検出部、37 位置検出部、381 位置情報処理部、382 更新データ処理部、441 更新データ提供部
本発明は、家電機器に関するデータをサーバ装置との間で適切に同期させることのできるコントローラ、ホームシステム、同期制御方法、および、プログラムに関する。
本発明は、上記のような問題点を解決するためになされたもので、家電機器に関するデータをサーバ装置との間で適切に同期させることのできるコントローラ、ホームシステム、同期制御方法、および、プログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係るコントローラは、
電機器およびサーバ装置とネットワークを介して接続されたコントローラであって、
記家電機器を制御する機器制御部と、
記家電機器に関するデータを記憶するデータ記憶部と、
予め定められた同期条件の成立時に、前記データ記憶部に記憶されるデータと前記サーバ装置に記憶されるデータとを同期させる同期制御部と、を備え、
前記同期制御部は、前記機器制御部が前記家電機器を制御する制御期間を避けて、前記サーバ装置との間でデータを同期させる。
本発明は、家電機器に関するデータをサーバ装置との間で適切に同期させることのできるコントローラ、ホームシステム、同期制御方法、および、プログラムに採用され得る。

Claims (6)

  1. 複数の家電機器およびサーバ装置とネットワークを介して接続されたコントローラであって、
    前記各家電機器を制御する機器制御部と、
    前記各家電機器に関するデータを記憶するデータ記憶部と、
    予め定められた同期条件の成立時に、前記データ記憶部に記憶されるデータと前記サーバ装置に記憶されるデータとを同期させる同期制御部と、を備え、
    前記同期制御部は、前記同期条件の成立時に前記機器制御部における制御状況を取得し、前記機器制御部が前記家電機器を制御する制御期間を避けて、前記サーバ装置との間でデータを同期させる、コントローラ。
  2. 前記各家電機器から最新のデータを取得するデータ取得部と、
    前記データ取得部によって取得されたデータに従って、前記データ記憶部に記憶されているデータを更新するデータ更新部と、を更に備え、
    前記同期制御部は、前記制御期間が終わり、前記データ更新部が前記データ記憶部に記憶されているデータを更新した後に、前記サーバ装置との間でデータを同期させる、請求項1に記載のコントローラ。
  3. 前記同期制御部は、前記データ記憶部に記憶されるデータの更新日時と前記サーバ装置に記憶されるデータの更新日時とを比較し、更新日時が新しいデータを、古いデータを記憶している方に送信することで、前記サーバ装置との間でデータを同期させる、請求項1に記載のコントローラ。
  4. 前記データ記憶部に記憶されるデータのうち、前記サーバ装置との同期対象から外すデータを、前記データ記憶部における残容量と各データの更新日時とに基づいて特定するデータ特定部と、
    前記データ特定部により特定されたデータを、前記データ記憶部から消去するデータ消去部と、を更に備える、請求項1に記載のコントローラ。
  5. ユーザに使用される端末装置であり、当該端末装置が住居外にあるときは、前記サーバ装置とコントローラとの間で通信を行うネットワークとは異なるネットワークを介して前記サーバと当該端末装置との通信が行われ、当該端末装置が住居内にあるときは、前記各家電機器と同じネットワークを介してコントローラと通信が行われ、
    前記サーバ装置との間の通信接続の切断および回復を検出する接続状況検出部と、
    住居内にある前記端末装置が、前記サーバ装置から送信された更新データを記憶している場合に、前記端末装置から当該更新データを取得する更新データ取得部と、を更に備え、
    前記同期制御部は、前記接続検出部が通信接続の切断を検出した後、通信接続の回復を検出する前に、前記更新データ取得部が前記端末機器から前記更新データを取得すると、前記データ記憶部に記憶されるデータを、前記更新データに同期させる、請求項1に記載のコントローラ。
  6. 複数の家電機器と、サーバ装置と、コントローラとがネットワークを介して接続されたホームシステムであって、
    前記サーバ装置は、前記コントローラとの間で同期すべきデータを記憶し、
    前記コントローラは、
    前記各家電機器を制御する機器制御部と、
    前記各家電機器に関するデータを記憶するデータ記憶部と、
    予め定められた同期条件の成立時に、前記データ記憶部に記憶されるデータと前記サーバ装置に記憶されるデータとを同期させる同期制御部と、を備え、
    前記同期制御部は、前記同期条件の成立時に前記機器制御部における制御状況を取得し、前記機器制御部が前記家電機器を制御する制御期間を避けて、前記サーバ装置との間でデータを同期させる、
    ホームシステム。
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