JPWO2016002888A1 - 化学強化用ガラスおよび化学強化ガラス - Google Patents
化学強化用ガラスおよび化学強化ガラス Download PDFInfo
- Publication number
- JPWO2016002888A1 JPWO2016002888A1 JP2016531449A JP2016531449A JPWO2016002888A1 JP WO2016002888 A1 JPWO2016002888 A1 JP WO2016002888A1 JP 2016531449 A JP2016531449 A JP 2016531449A JP 2016531449 A JP2016531449 A JP 2016531449A JP WO2016002888 A1 JPWO2016002888 A1 JP WO2016002888A1
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- glass
- chemical strengthening
- less
- compaction
- chemically strengthened
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C03—GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
- C03C—CHEMICAL COMPOSITION OF GLASSES, GLAZES OR VITREOUS ENAMELS; SURFACE TREATMENT OF GLASS; SURFACE TREATMENT OF FIBRES OR FILAMENTS MADE FROM GLASS, MINERALS OR SLAGS; JOINING GLASS TO GLASS OR OTHER MATERIALS
- C03C3/00—Glass compositions
- C03C3/04—Glass compositions containing silica
- C03C3/076—Glass compositions containing silica with 40% to 90% silica, by weight
- C03C3/083—Glass compositions containing silica with 40% to 90% silica, by weight containing aluminium oxide or an iron compound
- C03C3/085—Glass compositions containing silica with 40% to 90% silica, by weight containing aluminium oxide or an iron compound containing an oxide of a divalent metal
- C03C3/087—Glass compositions containing silica with 40% to 90% silica, by weight containing aluminium oxide or an iron compound containing an oxide of a divalent metal containing calcium oxide, e.g. common sheet or container glass
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C03—GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
- C03B—MANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
- C03B25/00—Annealing glass products
- C03B25/02—Annealing glass products in a discontinuous way
- C03B25/025—Glass sheets
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C03—GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
- C03B—MANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
- C03B25/00—Annealing glass products
- C03B25/04—Annealing glass products in a continuous way
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C03—GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
- C03C—CHEMICAL COMPOSITION OF GLASSES, GLAZES OR VITREOUS ENAMELS; SURFACE TREATMENT OF GLASS; SURFACE TREATMENT OF FIBRES OR FILAMENTS MADE FROM GLASS, MINERALS OR SLAGS; JOINING GLASS TO GLASS OR OTHER MATERIALS
- C03C21/00—Treatment of glass, not in the form of fibres or filaments, by diffusing ions or metals in the surface
- C03C21/001—Treatment of glass, not in the form of fibres or filaments, by diffusing ions or metals in the surface in liquid phase, e.g. molten salts, solutions
- C03C21/002—Treatment of glass, not in the form of fibres or filaments, by diffusing ions or metals in the surface in liquid phase, e.g. molten salts, solutions to perform ion-exchange between alkali ions
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P40/00—Technologies relating to the processing of minerals
- Y02P40/50—Glass production, e.g. reusing waste heat during processing or shaping
- Y02P40/57—Improving the yield, e-g- reduction of reject rates
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- General Chemical & Material Sciences (AREA)
- Geochemistry & Mineralogy (AREA)
- Glass Compositions (AREA)
- Surface Treatment Of Glass (AREA)
- Liquid Crystal (AREA)
Abstract
Description
SiO2を61〜75%、
Al2O3を2.5〜10%、
MgOを6〜12%、
CaOを0.1〜8%、
Na2Oを14〜19%、
K2Oを0〜1.8%、
含有する化学強化用ガラスを提供する。
したがって、パネルの大型化、高精細化、表示フレームの高速化、高耐候性化、高機能化、高信頼性化、ドライバ等のIC回路の内蔵化に対応した、特にタッチパネルセンサ用一体型カバーガラスのための化学強化用ガラスとして好適に用いることができる。
また、本発明の化学強化用ガラスを化学強化処理して得られる化学強化ガラスは、表面圧縮応力が高く、表面圧縮応力層が深く入りやすく、ディスプレイ部材として、高い強度を備える。
<化学強化用ガラス>
本実施形態の化学強化用ガラスは、ガラス原料を溶融し冷却して得られる化学強化用ガラスであって、酸化物基準の質量百分率表示で、下記成分を下記の量、含有する。
SiO2;61〜75%、
Al2O3;2.5〜10%、
MgO;6〜12%、
CaO;0.1〜8%、
Na2O;14〜19%、
K2O;0〜1.8%
本明細書において、ガラスの組成の説明に用いる「%」は、特に断りのない限り、酸化物基準の質量百分率を示す。
(コンパクション(C1))
コンパクション(C1)は、以下の方法で測定される、低温の熱処理による化学強化用ガラスのコンパクションの程度を計る指標である。
試料(100mm×10mm×1mm)をガラス転移点+50℃まで加熱し、該温度で1分間保持後、降温速度50℃/分で室温まで冷却した後、光学顕微鏡で観察しながらビッカース硬さ試験機を用いて試料の表面に圧痕を長辺方向に2箇所、間隔A1(A1=90mm)で打つ。
該圧痕付き試料を300℃まで昇温速度100℃/時(=1.6℃/分)で加熱し、300℃で1時間保持した後、降温速度100℃/時で室温まで冷却し、前記圧痕の間隔B1(mm)を光学顕微鏡により測定しコンパクション(C1)を下記式で求める。
コンパクション(C1)[ppm]=(A1−B1)/A1×106
本実施形態の化学強化用ガラスのガラス転移点(Tg)は560℃以上720℃以下であることが好ましい。本実施形態の化学強化用ガラスのTgは上記範囲であることでコンパクション(C1)を小さくするのに好ましい。Tgは570℃以上であるのが好ましく、575℃以上であるのがより好ましく、580℃以上であるのがさらに好ましい。
本実施形態の化学強化用ガラスのJIS R 1618(2002)に準じて測定される50〜350℃における平均線膨張係数(CTE)は150×10−7/℃以下であることが好ましい。上記範囲であることで、ディスプレイ部材の製造工程での寸法変化が少なく、液晶ディスプレイなどのディスプレイパネルとの接着時の応力による品質(残留応力や光弾性効果)への影響が少ないことから、特に表示品質面で好ましい。なお、本明細書において、特に断りのない限り、CTEとは、JIS R 1618(2002)に準じて測定される50〜350℃における平均線膨張係数(CTE)をいう。
失透特性(Tid)は、以下の式(1)で与えられる失透の発生に係る指標である。
Tid=T4−TL …(1)
式(1)においてT4は粘度が104dPa・sとなる温度、TLは失透温度(TL)である。失透温度(TL)は、具体的には、ガラスを乳鉢で2mm程度のガラス粒に粉砕し、該ガラス粒を白金ボートに並べて置き、温度傾斜炉中において10℃刻みで24時間熱処理した際に結晶が析出しているガラス粒の温度の最高値をいう。
高温での粘性を計る指標として、粘度が102dPa・sとなる温度(T2)を設定した。T2は、原料の溶解性の観点から1600℃以下が好ましく、1570℃以下がより好ましく、1550℃以下がさらに好ましい。
本実施形態の化学強化用ガラスは、比重が2.55以下であることがディスプレイ部材の軽量化のために好ましく、より好ましくは2.50以下であり、さらに好ましくは2.48以下である。なお、本実施形態の化学強化用ガラスは、他の物性確保の容易性を考慮すると、比重は2.40以上である。比重は、例えば、アルキメデス法により測定できる。
(コンパクション(C2))
コンパクション(C2)は、以下の方法で測定される、低温の熱処理による化学強化ガラスのコンパクションの程度を計る指標である。
試料(100mm×10mm×1mm)を準備し、光学顕微鏡で観察しながらビッカース硬さ試験機を用いて試料の表面に圧痕を長辺方向に2箇所、間隔A2(A2=90mm)で打つ。
該圧痕付き試料を300℃まで昇温速度100℃/時(=1.6℃/分)で加熱し、300℃で1時間保持した後、降温速度100℃/時で室温まで冷却し、前記圧痕の間隔B2(mm)を光学顕微鏡により測定しコンパクション(C2)を下記式で求める。
コンパクション(C2)[ppm]=(A2−B2)/A2×106
表面圧縮応力(CS;Compressive stress)は、化学強化用ガラスの化学強化処理により該ガラスの表面をアルカリイオン交換することで得られる化学強化ガラスの強化特性を計る指標のひとつである。CSは複屈折を利用して測定することができ、例えば、表面応力計FSM−6000(折原製作所社製)で測定される。CSは、300MPa以上が好ましく、500MPa以上がより好ましく、600MPa以上がさらに好ましい。
表面圧縮応力層深さ(DOL;Depth of layer)は、CSと共に化学強化ガラスの強化特性を計る指標のひとつである。DOLは、化学強化ガラスにおいて表面に存在するアルカリイオン交換がされた層の深さを示す。DOLは、例えば、表面応力計FSM−6000(折原製作所社製)で測定できる。DOLは、8μm以上が好ましく、9μm以上がより好ましく、10μm以上がさらに好ましく、11μm以上が特に好ましい。
(SiO2)
SiO2は、ガラス微細構造の中で網目構造を形成する成分として知られており、ガラスを構成する主要成分である。SiO2の含有量は、61%以上であり、好ましくは62%以上、より好ましくは63%以上、さらに好ましくは64%以上である。また、SiO2の含有量は、75%以下であり、好ましくは73%以下、より好ましくは71%以下である。SiO2の含有量が61%以上であるとガラスとしての安定性および耐熱性、化学的耐久性、耐候性の点、さらには、比重、コンパクション(C1)、コンパクション(C2)(以下、これらを併せてコンパクション(C)という。)、CTEを小さくする点で優位である。一方、SiO2の含有量が75%以下であるとガラス溶解時の粘度を低くし、溶解性を良好に保つ点、および成形性の点で優位である。
Al2O3は化学強化におけるイオン交換性能を向上させる作用があり、特にCSを向上させる作用が大きい。Al2O3は、ガラスのTgを上げ、耐候性、耐熱性および化学的耐久性を向上させ、ヤング率を高め、CTE、コンパクション(C)を低く抑える成分でもある。また、フロート成形時にボトム面からの錫の浸入を抑制する作用がある。さらに、ガラス中のアルカリイオンがセンサやドライバ等のIC回路のトランジスタ素子(センサ等)へ移動することを抑制しセンサ等の性能劣化を抑える作用も有する。Al2O3の含有量は、2.5%以上であり、好ましくは3%以上、より好ましくは4%以上であり、さらに好ましくは5%以上である。また、Al2O3の含有量は、10%以下であり、より好ましくは9%以下、さらに好ましくは8%以下である。
MgOは、ガラスを安定化させる成分であり、必須の成分である。MgOの含有量は、6%以上、好ましくは7%以上、より好ましくは7.5%以上であり、さらに好ましくは8%以上である。また、MgOの含有量は、12%以下であり、好ましくは11%以下、より好ましくは10.5%以下である。MgOの含有量が6%以上であると、ガラスの耐薬品性、耐候性が良好になる。高温での溶解性が良好になり、失透が起こり難くなる。一方、MgOの含有量が12%以下であると、失透の起こりにくさが維持され、充分なイオン交換速度が得られるとともに、CTEおよびコンパクション(C)を低い値に抑えられる。
CaOはガラスを安定化させる成分であり、必須の成分である。CaOは、ガラス溶解時の粘度を下げ、溶解を促進し、失透特性を向上させる効果がある成分である。ただし、CaOはアルカリイオンの交換を阻害する傾向があるため、DOLを大きくしたい場合は含有量を減らすことが好ましい。また、CaOの含有によりコンパクション(C)が増大する傾向にあることから、その含有量はコンパクション(C)の値が上記好ましい範囲内になるように適宜調整される。CaOの含有量は0.1%以上、好ましくは0.4%以上、より好ましくは0.8%以上である。
一方、耐薬品性を向上させるためには、0.5%以上、好ましくは1%以上、より好ましくは2%以上、さらに好ましくは3%以上含有することが好ましい。
Na2Oはアルカリイオン交換により表面圧縮応力層を形成させる必須成分であり、DOLを深くする作用がある。また、ガラスの高温粘性と失透温度を下げ、失透特性を向上させる効果があり、ガラスの溶解性、成形性を向上させる成分である。Na2Oの含有量は、14%以上であり、好ましくは14.5%以上、より好ましくは15%以上、特に好ましくは16%以上である。また、Na2Oの含有量は、19%以下であり、好ましくは18%以下、より好ましくは17%以下である。
K2Oは必須ではないが、イオン交換速度を増大しDOLを深くする効果があるため含有してもよい。さらに、K2Oはガラス溶解時の粘度を下げ、溶解を促進し、失透特性を向上させる効果もあることから含有してもよい成分である。一方、K2Oが多くなりすぎると充分なCSが得られなくなり、さらにコンパクション(C)の増大を招く。
なお、本明細書において、「実質的に含有しない」とは、原料等から混入する不可避的不純物以外には含有しないこと、すなわち、意図的に含有させないことを意味する。
上に説明した本実施形態の化学強化用ガラスにおける必須成分としてのMgOおよびCaO、さらに後述するその他成分であるSrOおよびBaOは、アルカリ土類金属酸化物であり、以下の共通した作用を有する。以下、MgO、CaO、SrOおよびBaOを総称して「MO」と示す。
MOは、ガラス溶解時の粘度を下げ、溶解を促進し、失透特性を向上させる効果がある。MOは、さらに、Tgと歪点の調節に有効な成分であり、また、ガラスの耐候性を向上させる作用も有する。ただし、MOを過剰に含有するとCTEおよびコンパクション(C)が増大するおそれがある。
上に説明したNa2OおよびK2O、さらに後述するその他成分であるLi2Oはアルカリ金属酸化物であり、以下の共通した作用を有する。以下、Na2O、K2OおよびLi2Oを総称して「M’2O」と示す。なお、化学強化に関する作用については各成分で異なり、成分ごとに説明するとおりである。
0.9 ≦ Na2O/(Na2O+K2O) ≦ 1.0 …(2)
上記式(2)は、低温(150〜300℃)での熱処理におけるコンパクション(C)を小さくする指標となる。コンパクション(C)を小さくするために、Na2O/(Na2O+K2O)は、好ましくは、0.95以上であり、さらに好ましくは1.0である。
本実施形態の化学強化用ガラスにおいて失透特性(Tid)と、アルカリ土類金属酸化物とアルカリ金属酸化物の合計含有量に対するアルカリ土類金属酸化物の含有量の割合(MO/(MO+M’2O))は相関関係にあることがわかっている。失透特性(Tid)を上記好ましい範囲とするために、MO/(MO+M’2O)は、下記式(3)を満たすことが好ましい。
0.20 ≦ MO/(MO+M’2O) ≦ 0.42 …(3)
以上、本実施形態の化学強化用ガラスの組成について成分ごとに説明した。本実施形態の化学強化用ガラスの上記組成の範囲において、さらに好ましい組成を以下に示す。組成1は高いCSが得られ、T2が低下するという点で有利である。組成2は、さらに高いCSが得られ、さらにT2が低下するという点で有利である。
(組成1)
酸化物基準の質量百分率表示で、SiO2を61〜75%、Al2O3を3〜10%、MgOを6〜12%、CaOを0.4〜6%、Na2Oを15〜19%、K2Oを0〜1.1%含有する。
酸化物基準の質量百分率表示で、SiO2を61〜75%、Al2O3を3〜10%、MgOを6〜12%、CaOを0.8〜5%、Na2Oを16〜19%、K2Oを0〜0.5%含有する。
本実施形態の化学強化用ガラスは、好ましくは本質的に上記成分からなるが、本発明の目的を損なわない範囲でその他の成分を含有してもよい。具体的には、上記成分以外に、MgO、CaO以外のアルカリ土類金属酸化物、例えば、SrO、BaOを各0〜1%含有してもよい。また、Na2O、K2O以外のアルカリ金属酸化物、例えば、Li2Oを0〜1%含有してもよい。さらに、B2O3を0〜2%、ZrO2を0〜3%、Fe2O3を0〜1%、TiO2を0〜1%、ZnOを0〜2%含有してもよい。さらに、その他添加成分を合計量で0〜2%、清澄剤を0〜2%、着色剤を0〜1%含有してもよい。以下、その他成分を含有する場合について説明する。なお、その他成分の含有量は、合計量で5%以下が好ましく、3%以下がより好ましい。
SrOは必須ではないが、ガラス溶解時の粘度を下げ、溶解を促進し、失透特性を向上させる効果があるため、含有してもよい。一方、SrOが多くなりすぎると、コンパクション(C)の増大を招くとともに、充分なDOLが得られなくなる。SrOを含有する場合の量は1%以下が好ましく、0.5%以下がより好ましく、特に好ましくは実質的に含有しない。SrOの含有量が1%以下であるとコンパクション(C)の増大が抑制されるとともに、充分なDOLが得られる。
BaOは必須ではないが、ガラス溶解時の粘度を下げ、溶解を促進し、失透特性を向上させる効果があるため、含有してもよい。一方、BaOが多くなりすぎると、コンパクション(C)の増大を招くとともに、充分なDOLが得られなくなる。BaOを含有する場合の量は1%以下が好ましく、0.5%以下がより好ましく、特に好ましくは実質的に含有しない。BaOの含有量が1%以下であるとコンパクション(C)の増大が抑制されるとともに、充分なDOLが得られる。
Li2Oは、ガラスの溶解時の粘度を下げ、溶解を促進し、失透特性を向上させる効果があるので含有させることができる。ただし、Li2OはTgを低くして応力緩和を起こりやすくし、その結果安定した表面圧縮応力層を得難くする成分であるので、化学強化特性の点からは含有しないことが好ましい。また、コンパクション(C)の増大を招くことが懸念される成分でもある。
B2O3は、ガラス溶解時の粘度を下げ、溶解を促進し、失透温度を降下する効果があり、強度特性を向上させるため、2%以下の範囲で含有してもよい。好ましくは1%以下である。一般的には、Na2O、K2O、Li2O等のアルカリ成分とB2O3を同時に含有すると揮散が激しくなり、煉瓦を著しく浸食するので、B2O3は実質的に含有しないことが好ましい。
ZrO2はガラス溶解時の粘度を下げ、溶解を促進し、失透特性を向上させる効果があり、また、CSを向上させる効果があるので含有させてもよい。一方、過剰量のZrO2はコンパクション(C)の増大を招くおそれがある。このような観点から、ZrO2の含有量は3%以下が好ましく、2%以下が好ましく、1%以下がより好ましい。
Fe2O3は、自然界および生産ラインのあらゆるところに存在するため、その含有量をゼロにすることが極めて困難な成分である。酸化状態にあるFe2O3が黄色の着色原因となり、還元状態にあるFeOが青色の着色原因となることが知られており、両者のバランスでガラスは緑色に着色することが知られている。Fe2O3の含有量は典型的には0.005%以上であってもよい。Fe2O3の含有量は、ガラスが着色することを回避できる観点から、1%以下が好ましく、0.1%以下であることがより好ましく、0.05以下であることがさらに好ましい。
TiO2は、天然原料中に多く存在し、黄色の着色源となることが知られている。TiO2を含有する場合の量は、1%以下であることが好ましく、より好ましくは0.5%以下、さらに好ましくは0.2%以下である。TiO2の含有量が1%以下であることでガラスが黄色味を帯びる現象を回避できる。なお、TiO2の含有は、ガラスのヤング率向上にも寄与するとされる。
ZnOはガラスの高温での溶融性を向上するために、具体的には、2%まで含有してもよい。例えば、上記Li2Oと同様、使用後に廃棄されたディスプレイのガラス板のリサイクル目的でカレットを使用する場合、ZnOを含有するカレットを使用することができる。しかし、フロート法で製造する場合には、フロートバスで還元され製品欠点となるので含有しないことが好ましい。
その他添加成分とは、上記成分以外の、例えば、化学的耐久性、耐候性、溶解性、失透性、紫外線遮蔽、赤外線遮蔽、紫外線透過、赤外線透過等の改善を目的に添加される成分をいう。その他添加成分は、合計量で2%以下含有してもよく、好ましくは1%以下、より好ましくは0.5%以下で含有することができる。
本実施形態の化学強化用ガラスは、ガラスの溶解性、清澄性を改善するため、ガラス中にSO3、F、Cl、SnO2を合計量で2%以下含有するように、これらの原料をガラス原料に添加してもよい。
本実施形態の化学強化用ガラスは、ガラスの色調を調整するため、ガラス中に上記Fe2O3以外に、CeO2等の着色剤を含有してもよい。このような着色剤の含有量は、合計量で1%以下が好ましい。
本実施形態の化学強化用ガラスは、得られるガラスの組成が酸化物基準の質量百分率表示で上記の組成となるようにガラス原料を準備し、通常の方法により、該ガラス原料を溶融し冷却することで得られる。なお、通常、溶融後、所望の形状に成形して冷却が行われる。成形方法としては、フロート法、フュージョン法、スロットダウンドロー法など、既知のガラス成形方法が挙げられる。
原料には酸化物、炭酸塩、水酸化物、場合により塩化物などのハロゲン化物なども使用できる。原料粒度も溶け残りが生じない程度の数百ミクロンの大きな粒径の原料から、原料搬送時の飛散が生じない、二次粒子として凝集しない程度の数ミクロン程度の小さな粒径の原料まで適宜使用できる。造粒体の使用も可能である。含水量、すなわちβ−OH、Feの酸化還元度、すなわちレドックス(Fe2+/(Fe2++Fe3+))などの溶解条件も適宜調整、使用できる。
徐冷工程として、ガラスリボンを所定の冷却速度によって室温状態まで冷却し、切断後、ガラス板を得る。なお、冷却速度とは、原料を溶融し板状に成形後の徐冷工程における、Tg+50℃からTg−120℃の領域におけるガラス板の冷却速度のことをいう。
化学強化処理は、従来公知の方法によって行うことができる。なお、必要があれば、化学強化処理の前に、用途に応じた形状加工、例えば、切断、端面加工および穴あけ加工などの機械的加工やエッチング、研磨あるいはアニールを行うことが好ましい。なお、必要に応じて化学強化処理後に、上記加工や処理を行ってもよいが、化学強化処理による化学強化の効果を損なわない範囲で行うことが好ましい。上記加工や処理の方法は特に限定されず公知の方法で実行できる。
本実施形態の化学強化用ガラスを化学強化して得られる本実施形態の化学強化ガラスは、イオン交換処理によって表面に圧縮応力層を備える。本実施形態の化学強化用ガラスを用いることにより得られる本実施形態の化学強化ガラスは、上に示したガラス特性(2)を有するものであって、ディスプレイ部材の製造工程における低温(150〜300℃)での熱処理においてコンパクションが小さく、例えば、板状とした場合に上記の測定方法によるコンパクション(C2)を好ましくは25ppm以下とすることができ、ガラス板上の成膜パターニング時の位置ずれが生じ難い。
CT=CS×DOL/(t−2×DOL) …(4)
上記式(4)において、tはガラス板の厚み(μm)である。
CTが大きいとガラスが破壊する際に細片となって粉々に飛散する傾向が強くなる。
(化学強化用ガラスの作製)
表1および表2で表示した組成(酸化物基準の質量百分率表示およびモル百分率表示)になるように、化学強化用ガラスを作製するための各成分の原料を調合した。該ガラス用原料成分の100質量部に対し、硫酸塩をSO3換算で0.1質量部、ガラス用原料に添加し、白金坩堝を用いて1600℃の温度で3時間加熱し溶解した。溶解にあたっては、白金スターラーを挿入し1時間撹拌しガラスの均質化を行った。次いで溶融ガラスを流し出し、Tg+50℃で1時間保持した後、1℃/分で冷却した。冷却後、板状に研削、研磨加工を行い、例1〜15の化学強化用ガラスとして、各例において複数枚の物性測定用ガラス板および化学強化用ガラス板を得た。
冷却速度50℃/分で得られた化学強化用ガラス板;ガラス板B、
冷却速度70℃/分で得られた化学強化用ガラス板;ガラス板C、
冷却速度200℃/分で得られた化学強化用ガラス板;ガラス板D
上記各例で得られたガラス板Cを425℃の97.8質量%KNO3、2.2質量%NaNO3溶融塩中に150分間浸漬して化学強化処理する(条件1)ことにより化学強化ガラスCを得た。
また、化学強化ガラスA〜Dについて以下の評価(2)を行った。結果を表1および表2に示す。
評価(1)
(1−1)比重
比重はアルキメデス法で測定した。
(1−2)ガラス転移点(Tg)
ガラス転移点は、熱機械分析装置(TMA、ブルカー・エイエックスエス社製、TD5000SA)により測定した。
(1−3)高温粘性(T2、T4)
粘度が102dPa・sとなる温度(T2)、粘度が104dPa・sとなる温度(T4)は回転式粘度計(モトヤマ製、GMシリーズ)を用いて測定した。
CTEはJIS R 1618:2002に基づき、ガラス転移点(Tg)の測定と同時に熱膨張計(TMA、ブルカー・エイエックスエス社製、TD5000SA)を用いて5℃/分の昇温速度で測定し50〜350℃の平均線熱膨張係数を求めた。
失透温度は、ガラスを乳鉢で2mm程度のガラス粒に粉砕し、このガラス粒を白金ボートに並べて置き、温度傾斜炉中において10℃刻みで24時間熱処理した。結晶が析出しているガラス粒の温度の最高値を失透温度(TL)とした。T4とTLから上記式(1)により失透特性(Tid)を算出した。
(1−6)コンパクション(C1)
上記の方法によりコンパクション(C1)を測定した。
(2−1)表面圧縮応力(CS)および表面圧縮応力層深さ(DOL)
化学強化ガラスA〜Dについて、CSおよびDOLを、折原製作所社製、表面応力計FSM−6000にて測定した。
化学強化ガラスA、化学強化ガラスB、化学強化ガラスDについて上記の方法によりコンパクション(C2)を測定した。
比較例の化学強化用ガラスは、コンパクション(C1)または化学強化ガラスとした際のDOLが充分でない。
Claims (16)
- ガラス原料を溶融し冷却して得られる化学強化用ガラスであって、
酸化物基準の質量百分率表示で、
SiO2を61〜75%、
Al2O3を2.5〜10%、
MgOを6〜12%、
CaOを0.1〜8%、
Na2Oを14〜19%、
K2Oを0〜1.8%含有する化学強化用ガラス。 - 前記Na2Oの含有量が酸化物基準のモル百分率表示で15.5%以下であって、
ガラス転移点が580℃未満である請求項1記載の化学強化用ガラス。 - 前記Na2Oの含有量が酸化物基準のモル百分率表示で15.5%超である請求項1記載の化学強化用ガラス。
- 酸化物基準の質量百分率表示で、
SiO2を61〜75%、
Al2O3を3〜10%、
MgOを6〜12%、
CaOを0.4〜6%、
Na2Oを15〜19%、
K2Oを0〜1.1%含有する請求項1〜3のいずれか1項に記載の化学強化用ガラス。 - 酸化物基準の質量百分率表示で、
SiO2を61〜75%、
Al2O3を3〜10%、
MgOを6〜12%、
CaOを0.8〜5%、
Na2Oを16〜19%、
K2Oを0〜0.5%含有する請求項4に記載の化学強化用ガラス。 - 粘度が102d・Pa・sとなる温度(T2)が1600℃以下である請求項1〜5のいずれか1項に記載の化学強化用ガラス。
- 下記方法で測定されるコンパクション(C1)が25ppm以下である請求項1〜6のいずれか1項に記載の化学強化用ガラス。
(測定方法)
試料(100mm×10mm×1mm)をガラス転移点+50℃まで加熱し、該温度で1分間保持後、降温速度50℃/分で室温まで冷却した後、光学顕微鏡で観察しながらビッカース硬さ試験機を用いて試料の表面に圧痕を長辺方向に2箇所、間隔A1(A1=90mm)で打つ。該圧痕付き試料を300℃まで昇温速度100℃/時(=1.6℃/分)で加熱し、300℃で1時間保持した後、降温速度100℃/時で室温まで冷却し、前記圧痕の間隔B1(mm)を光学顕微鏡により測定しコンパクション(C1)を、コンパクション(C1)[ppm]=(A1−B1)/A1×106で求める。 - 前記溶融後の冷却速度が30℃/分以上、300℃/分以下である請求項1〜7のいずれか1項に記載の化学強化用ガラス。
- 前記溶融後の冷却速度が50℃/分以上である請求項8に記載の化学強化用ガラス。
- さらに、酸化物基準の質量百分率表示で、BaOを0〜1%含有する請求項1〜9のいずれか1項に記載の化学強化用ガラス。
- さらに、酸化物基準の質量百分率表示で、B2O3を0〜2%含有する請求項1〜10のいずれか1項に記載の化学強化用ガラス。
- さらに、酸化物基準の質量百分率表示で、Fe2O3を0〜1%含有する請求項1〜11のいずれか1項に記載の化学強化用ガラス。
- さらに、酸化物基準の質量百分率表示で、TiO2を0〜1%含有する請求項1〜12のいずれか1項に記載の化学強化用ガラス。
- 請求項1〜13のいずれか1項に記載の化学強化用ガラスを化学強化処理して得られる化学強化ガラス。
- 下記方法で測定されるコンパクション(C2)が25ppm以下である請求項14に記載の化学強化ガラス。
(測定方法)
試料(100mm×10mm×1mm)を準備し、光学顕微鏡で観察しながらビッカース硬さ試験機を用いて試料の表面に圧痕を長辺方向に2箇所、間隔A2(A2=90mm)で打つ。該圧痕付き試料を300℃まで昇温速度100℃/時(=1.6℃/分)で加熱し、300℃で1時間保持した後、降温速度100℃/時で室温まで冷却し、前記圧痕の間隔B2(mm)を光学顕微鏡により測定しコンパクション(C2)を、コンパクション(C2)[ppm]=(A2−B2)/A2×106で求める。 - 表面圧縮応力が300MPa以上である請求項14または15に記載の化学強化ガラス。
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014138894 | 2014-07-04 | ||
JP2014138894 | 2014-07-04 | ||
PCT/JP2015/069154 WO2016002888A1 (ja) | 2014-07-04 | 2015-07-02 | 化学強化用ガラスおよび化学強化ガラス |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPWO2016002888A1 true JPWO2016002888A1 (ja) | 2017-04-27 |
JP6583271B2 JP6583271B2 (ja) | 2019-10-02 |
Family
ID=55019415
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016531449A Active JP6583271B2 (ja) | 2014-07-04 | 2015-07-02 | 化学強化用ガラスおよび化学強化ガラス |
Country Status (5)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US20170107141A1 (ja) |
JP (1) | JP6583271B2 (ja) |
CN (1) | CN106470951B (ja) |
TW (1) | TW201609589A (ja) |
WO (1) | WO2016002888A1 (ja) |
Families Citing this family (18)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2015147092A1 (ja) * | 2014-03-28 | 2015-10-01 | 旭硝子株式会社 | 化学強化用ガラス及び化学強化ガラス並びに化学強化ガラスの製造方法 |
US11097974B2 (en) | 2014-07-31 | 2021-08-24 | Corning Incorporated | Thermally strengthened consumer electronic glass and related systems and methods |
WO2017123573A2 (en) | 2016-01-12 | 2017-07-20 | Corning Incorporated | Thin thermally and chemically strengthened glass-based articles |
KR102325873B1 (ko) * | 2016-04-29 | 2021-11-12 | 쇼오트 글라스 테크놀로지스 (쑤저우) 코퍼레이션 리미티드. | 고강도 초박형 유리 및 이의 제조 방법 |
CN109715573B (zh) * | 2016-09-21 | 2022-07-12 | Agc株式会社 | 化学强化用玻璃及化学强化玻璃 |
WO2019017278A1 (ja) * | 2017-07-18 | 2019-01-24 | Agc株式会社 | 化学強化用ガラスおよび化学強化ガラス |
JP7136101B2 (ja) * | 2017-07-18 | 2022-09-13 | Agc株式会社 | 強化ガラス |
KR102644011B1 (ko) * | 2018-04-04 | 2024-03-07 | 에이지씨 가부시키가이샤 | 화학 강화용 유리 |
DE102018116464A1 (de) | 2018-07-06 | 2020-01-09 | Schott Ag | Chemisch vorspannbare, korrosionsstabile Gläser |
DE102018116483A1 (de) | 2018-07-06 | 2020-01-09 | Schott Ag | Chemisch vorspannbare Gläser mit hoher chemischer Resistenz und Rißbeständigkeit |
DE102019117498B4 (de) | 2018-07-06 | 2024-03-28 | Schott Ag | Gläser mit verbesserter Ionenaustauschbarkeit |
CN108793732A (zh) * | 2018-08-21 | 2018-11-13 | 河北视窗玻璃有限公司 | 一种化学强化用玻璃及其制备方法和应用 |
CN109342476A (zh) * | 2018-11-02 | 2019-02-15 | 海南中航特玻科技有限公司 | 一种利用高铝硅玻璃标样对玻璃进行的测试方法 |
CN110156319A (zh) * | 2019-04-26 | 2019-08-23 | 重庆鑫景特种玻璃有限公司 | 航空玻璃配方及制备方法 |
CN114269701A (zh) * | 2019-06-25 | 2022-04-01 | 康宁股份有限公司 | 离子交换后的玻璃冷却方法 |
KR20220044538A (ko) | 2019-08-06 | 2022-04-08 | 코닝 인코포레이티드 | 균열을 저지하기 위한 매장된 응력 스파이크를 갖는 유리 적층물 및 이를 제조하는 방법 |
JP2022011681A (ja) | 2020-06-30 | 2022-01-17 | 日本板硝子株式会社 | 化学強化用ガラス組成物、及び化学強化ガラス物品 |
WO2024004807A1 (ja) * | 2022-07-01 | 2024-01-04 | Agc株式会社 | ガラス板の製造方法 |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001080937A (ja) * | 1999-08-03 | 2001-03-27 | Johns Manville Internatl Inc | ホウ素を含まないガラス組成物およびろ過媒体 |
JP2010168252A (ja) * | 2009-01-23 | 2010-08-05 | Nippon Electric Glass Co Ltd | 強化ガラスの製造方法 |
US20130203584A1 (en) * | 2010-10-27 | 2013-08-08 | Asahi Glass Company, Limited | Glass plate and process for its production |
JP2013193887A (ja) * | 2012-03-15 | 2013-09-30 | Nippon Sheet Glass Co Ltd | ガラス組成物、化学強化用ガラス組成物、強化ガラス物品、ディスプレイ用のカバーガラスおよび強化ガラス物品の製造方法 |
WO2014148020A1 (ja) * | 2013-03-22 | 2014-09-25 | 日本板硝子株式会社 | ガラス組成物、化学強化用ガラス組成物、強化ガラス物品、およびディスプレイ用のカバーガラス |
Family Cites Families (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3741739A (en) * | 1970-07-07 | 1973-06-26 | Owens Illinois Inc | Method of strengthening glass |
GB1358061A (en) * | 1971-05-21 | 1974-06-26 | Glaverbel | Methods of strengthening glass articles |
JP5467490B2 (ja) * | 2007-08-03 | 2014-04-09 | 日本電気硝子株式会社 | 強化ガラス基板の製造方法及び強化ガラス基板 |
KR101233528B1 (ko) * | 2008-04-21 | 2013-02-14 | 아사히 가라스 가부시키가이샤 | 디스플레이 패널용 유리판, 그 제조 방법 및 tft 패널의 제조 방법 |
US20140248495A1 (en) * | 2011-09-29 | 2014-09-04 | Central Glass Company, Limited | Chemically strengthened glass and method for producing same |
JP6206400B2 (ja) * | 2012-04-27 | 2017-10-04 | 旭硝子株式会社 | ガラス板 |
JP5977841B2 (ja) * | 2013-02-07 | 2016-08-24 | 日本板硝子株式会社 | ガラス組成物、化学強化用ガラス組成物、強化ガラス物品、およびディスプレイ用カバーガラス |
-
2015
- 2015-07-02 CN CN201580036642.XA patent/CN106470951B/zh active Active
- 2015-07-02 WO PCT/JP2015/069154 patent/WO2016002888A1/ja active Application Filing
- 2015-07-02 JP JP2016531449A patent/JP6583271B2/ja active Active
- 2015-07-03 TW TW104121788A patent/TW201609589A/zh unknown
-
2016
- 2016-12-29 US US15/393,575 patent/US20170107141A1/en not_active Abandoned
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001080937A (ja) * | 1999-08-03 | 2001-03-27 | Johns Manville Internatl Inc | ホウ素を含まないガラス組成物およびろ過媒体 |
JP2010168252A (ja) * | 2009-01-23 | 2010-08-05 | Nippon Electric Glass Co Ltd | 強化ガラスの製造方法 |
US20130203584A1 (en) * | 2010-10-27 | 2013-08-08 | Asahi Glass Company, Limited | Glass plate and process for its production |
JP2013193887A (ja) * | 2012-03-15 | 2013-09-30 | Nippon Sheet Glass Co Ltd | ガラス組成物、化学強化用ガラス組成物、強化ガラス物品、ディスプレイ用のカバーガラスおよび強化ガラス物品の製造方法 |
WO2014148020A1 (ja) * | 2013-03-22 | 2014-09-25 | 日本板硝子株式会社 | ガラス組成物、化学強化用ガラス組成物、強化ガラス物品、およびディスプレイ用のカバーガラス |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
CN106470951B (zh) | 2021-02-09 |
TW201609589A (zh) | 2016-03-16 |
JP6583271B2 (ja) | 2019-10-02 |
WO2016002888A1 (ja) | 2016-01-07 |
US20170107141A1 (en) | 2017-04-20 |
CN106470951A (zh) | 2017-03-01 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6583271B2 (ja) | 化学強化用ガラスおよび化学強化ガラス | |
US9926220B2 (en) | Glass for chemical strengthening, chemically strengthened glass, and method for manufacturing chemically strengthened glass | |
JP5672405B2 (ja) | 板ガラス | |
US10392293B2 (en) | High-transparency glass | |
JP2013006755A (ja) | 化学強化ガラスの製造方法 | |
JP2012180262A (ja) | 強化ガラス板 | |
US10196304B2 (en) | Glass and chemically toughened glass using same | |
JPWO2020121888A1 (ja) | 化学強化ガラス板、並びに化学強化ガラスを含むカバーガラス及び電子機器 | |
US20130269392A1 (en) | Process for producing chemically tempered glass | |
WO2016136539A1 (ja) | ガラス、及び化学強化ガラス並びに化学強化ガラスの製造方法 | |
JPWO2016104446A1 (ja) | ガラス及び化学強化ガラス | |
JP6222390B2 (ja) | 化学強化用ガラス | |
JPWO2019194110A1 (ja) | 化学強化用ガラス | |
WO2019167550A1 (ja) | 強化ガラス及び強化用ガラス | |
JP2017057134A (ja) | 強化用ガラスの製造方法及び強化ガラスの製造方法 | |
TW202344485A (zh) | 玻璃、化學強化玻璃及覆蓋玻璃 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20180209 |
|
RD01 | Notification of change of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421 Effective date: 20190308 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20190326 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20190417 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20190806 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20190819 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6583271 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |