JP2017057134A - 強化用ガラスの製造方法及び強化ガラスの製造方法 - Google Patents

強化用ガラスの製造方法及び強化ガラスの製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】コストの高騰を招くことなく、機械的強度を維持し得る強化用ガラスの製造方法を創案する。【解決手段】本発明の強化用ガラスの製造方法は、ガラス組成として、質量%で、SiO240〜75%、Al2O30〜30%、Na2O 5〜25%、K2O 0〜10%を含有する強化用ガラスが得られるように、ガラス原料を調合して、ガラスバッチを得る調合工程と、ガラスバッチを溶融して、溶融ガラスを得る溶融工程と、溶融ガラスを所定形状に成形して、強化用ガラスを得る成形工程と、強化用ガラスを湿度60〜99%の湿潤雰囲気に接触させる接触工程と、を備えることを特徴とする。【選択図】なし

Description

本発明は、強化用ガラスの製造方法及び強化ガラスの製造方法に関し、特に耐傷性の向上に資する強化用ガラスの製造方法及び強化ガラスの製造方法に関する。
現在、スマートフォンが広く普及している。スマートフォンのカバーガラスには、イオン交換処理した強化ガラスが用いられている。強化ガラスは、未強化のガラスに比べて、機械的強度が高いため、本用途に好適である(特許文献1、非特許文献1参照)。
強化ガラスには、高い機械的強度以外に、例えば、高い耐傷性、軽量、低コスト等の特性が要求される。更に、スマートフォンの用途では、軽量化、すなわち薄板化への要求が高まっている。
しかし、強化ガラスを薄型化すると、内部の引っ張り応力が過大になるため、強化ガラスの破損時にガラス片が飛散したり、強化ガラスが自己破壊する虞がある。よって、強化ガラスを薄型化する場合、圧縮応力層の圧縮応力値と応力深さを低下させる必要があり、結果として、機械的強度が低下し易くなる。
特開2006−83045号公報
泉谷徹朗等、「新しいガラスとその物性」、初版、株式会社経営システム研究所、1984年8月20日、p.451−498
そこで、強化ガラス(強化用ガラス)の表面傷を可及的に低減することにより、機械的強度を維持することが有効になる。
従来、表面傷を低減する手段として、強化用ガラスに保護膜を形成することが提案されている。しかし、保護膜の形成や除去にコストが掛かり、低コスト化の要求を満たすことができなくなる。
そこで、本発明は、コストの高騰を招くことなく、機械的強度を維持し得る強化用ガラスの製造方法を創案することである。
本発明者は、種々の検討を行った結果、強化用ガラスを湿潤環境下に置くことにより、上記技術的課題を解決し得ることを見出し、本発明として提案するものである。すなわち、本発明の強化用ガラスの製造方法は、ガラス組成として、質量%で、SiO 40〜75%、Al 0〜30%、NaO 5〜25%、KO 0〜10%を含有する強化用ガラスが得られるように、ガラス原料を調合して、ガラスバッチを得る調合工程と、ガラスバッチを溶融して、溶融ガラスを得る溶融工程と、溶融ガラスを所定形状に成形して、強化用ガラスを得る成形工程と、強化用ガラスを湿度60〜99%の湿潤雰囲気に接触させる接触工程と、を備えることを特徴とする。
本発明の強化用ガラスの製造方法は、上記ガラス組成となる強化用ガラスを湿度60〜99%の湿潤雰囲気に接触させる接触工程を有する。これにより、強化用ガラスのクラック発生率が低下して、強化用ガラスに表面傷が生じ難くなる。
第二に、本発明の強化用ガラスの製造方法は、湿潤雰囲気内の温度をT(℃)、強化用ガラスの接触時間をt(時間)とした時に、−14.0≦0.5×ln(t)−5021/(T+273)≦−7.5の関係を満たすことが好ましい。
第三に、本発明の強化用ガラスの製造方法は、溶融ガラスを平板形状に成形することが好ましい。
第四に、本発明の強化用ガラスの製造方法は、成形工程後、且つ接触工程前に、強化用ガラスを徐冷する徐冷工程を有することが好ましい。
第五に、本発明の強化用ガラスの製造方法は、強化用ガラスをイオン交換処理して、強化ガラスを得る強化ガラスの製造方法において、強化用ガラスを上記の強化用ガラスの製造方法により作製することが好ましい。
第六に、本発明の強化用ガラスの製造方法は、強化ガラスをタッチパネルディスプレイのカバーガラスに用いることが好ましい。
第七に、本発明の強化用ガラスの製造方法は、強化ガラスを太陽電池の基板又はカバーガラスに用いることが好ましい。
第八に、本発明の強化用ガラスの製造方法は、強化ガラスを外装部材に用いることが好ましい。
本発明の強化用ガラスの製造方法では、各成分の導入源となるガラス原料を調合、混合してガラスバッチバッチを作製する。必要に応じて、ガラス原料として、ガラスカレットを用いてもよい。なお、ガラスカレットとは、ガラス製造工程等で排出されるガラス屑である。ガラス原料の混合方法は、特に限定されないが、一回当たりに混合する質量やガラス原料の種類に応じて、適宜、選択すればよい。例えば、パン型ミキサー、ロータリーミキサー等を用いて混合する方法が挙げられる。
本発明の強化用ガラスの製造方法では、ガラス組成として、質量%で、SiO 40〜75%、Al 0〜30%、NaO 5〜25%、KO 0〜10%を含有する強化用ガラスが得られるようにガラス原料を調合する。上記のように各成分の含有範囲を限定した理由を下記に示す。なお、各成分の含有範囲の説明において、%表示は、特に断りがない限り、質量%を指す。
SiOは、ガラスのネットワークを形成する成分である。SiOの好適な下限範囲は40%以上、45%以上、46%以上、47%以上、47.5%以上、50%以上、55%以上、56%以上、57%以上、58%以上、59%以上、特に60%以上であり、SiOの好適な上限範囲は75%以下、72%以下、71%以下、特に70%以下である。SiOの含有量が少な過ぎると、ガラス化し難くなり、また熱膨張係数が不当に高くなって、耐熱衝撃性が低下し易くなる。一方、SiOの含有量が多過ぎると、溶融性、成形性、熱加工性等が低下し易くなり、また熱膨張係数が不当に低くなって、周辺材料の熱膨張係数に整合させ難くなる。
Alは、イオン交換性能を高める成分であり、また歪点やヤング率を高める成分である。Alの好適な下限範囲は0%以上、1%以上、3%以上、5%以上、6%以上、7%以上、8%以上、9%以上、10%以上、11%以上、12%以上、13%以上、14%以上、15%以上、16%以上、17%以上、特に18%以上であり、Alの好適な上限範囲は30%以下、29%以下、28%以下、27%以下、26%以下、25%以下、24%以下、特に23%以下である。Alの含有量が少な過ぎると、イオン交換性能を十分に発揮できない虞が生じる。またクラック発生率が高くなる虞がある。一方、Alの含有量が多過ぎると、ガラスに失透結晶が析出し易くなって、オーバーフローダウンドロー法等で平板形状に成形し難くなる。特に、アルミナ製成形体を用いて、オーバーフローダウンドロー法で平板形状に成形する場合、アルミナ製成形体との界面にスピネルの失透結晶が析出し易くなる。また熱膨張係数が不当に低くなって、周辺材料の熱膨張係数に整合させ難くなる。また耐酸性が低下して、酸処理工程に適用し難くなる。更に高温粘性が高くなって、溶融性、熱加工性等が低下し易くなる。
NaOは、イオン交換成分であり、また湿潤雰囲気に接触させると、クラック発生率を低下させる効果を有効に発現させる成分である。また、NaOは、高温粘度を低下させて、溶融性、成形性、熱加工性等を高める成分であり、成形体耐火物との反応性を改善する成分でもある。NaOの好適な下限範囲は5%以上、7%以上、7.0%超、8%以上、9%以上、10%以上、11%以上、特に12%以上であり、NaOの好適な上限範囲は25%以下、23%以下、21%以下、20%以下、19.5%以下、19%以下、18.5%以下、18%以下、17.5%以下、特に17%以下である。NaOの含有量が少な過ぎると、上記効果を享受し難くなる。一方、NaOの含有量が多過ぎると、熱膨張係数が不当に高くなって、耐熱衝撃性が低下したり、周辺材料の熱膨張係数に整合させ難くなる。また歪点が低下し過ぎたり、ガラス組成の成分バランスが崩れて、耐失透性が低下する場合がある。
Oは、イオン交換を促進する成分であり、アルカリ金属酸化物の中では応力深さを大きくし易い成分である。また高温粘度を低下させて、溶融性、成形性、熱加工性等を高める成分である。更には、耐失透性を改善する成分でもある。KOの好適な上限範囲は10%以下、9%以下、8%以下、7%以下、特に6%以下であり、KOの好適な下限範囲は0%以上、0.1%以上、0.5%以上、1%以上、1.5%以上、特に2%以上である。また、KOの添加を可及的に避けたい場合、KOの含有量は、好ましくは0〜1%、0〜1.0%未満、特に0〜0.05%である。KOの含有量が多過ぎると、熱膨張係数が不当に高くなって、耐熱衝撃性が低下したり、周辺材料の熱膨張係数に整合させ難くなる。また歪点が低下し過ぎたり、ガラス組成の成分バランスが崩れて、かえって耐失透性が低下する傾向がある。
上記成分以外にも、例えば以下の成分を添加してもよい。
は、高温粘度、密度、徐冷点、軟化点等を低下させると共に、ガラスを安定化させて、結晶を析出させ難くし、液相温度を低下させる成分である。またクラック発生率を低下させて、耐傷性を高める成分である。しかし、Bの含有量が多過ぎると、イオン交換によって、ヤケと呼ばれるガラス表面の着色が発生したり、耐水性が低下したり、応力深さが小さくなり易い。よって、Bの好適な範囲は0〜10%、0〜9%、0〜8%、0〜7%、0〜6%、0〜5%、0〜4%、0〜3%、0.1〜2%、特に0.5〜1%である。
LiOは、イオン交換成分であり、また高温粘度を低下させて、溶融性、成形性、熱加工性等を高める成分である。またLiOは、ヤング率を高める成分である。LiOの含有量は、好ましくは0〜10%、0〜9%、0〜8%、0〜7%、0〜6%、0〜5%、0〜4%、0〜3%、0〜2%、0〜1.7%、0〜1.5%、0〜1%、0〜1.0%未満、0〜0.5%、0〜0.3%、0〜0.1%、特に0〜0.05%である。LiOは、アルカリ金属酸化物の中では圧縮応力値を高める効果が大きいが、NaOを7%以上含むガラス系において、LiOの含有量が極端に多くなると、かえって圧縮応力値が低下する傾向がある。またLiOの含有量が多過ぎると、液相粘度が低下して、ガラスが失透し易くなることに加えて、熱膨張係数が不当に高くなって、耐熱衝撃性が低下したり、周辺材料の熱膨張係数に整合させ難くなる。更に低温粘性が低下し過ぎて、イオン交換処理時に応力緩和が起こり易くなり、圧縮応力値が低下する場合がある。更に溶出したLiイオンによってイオン交換溶液が劣化し易くなり、イオン交換処理によって所望の圧縮応力値を確保し難くなる。
MgOは、高温粘度を低下させて、溶融性、成形性、熱加工性等を高める成分であり、また歪点やヤング率を高める成分であり、更にアルカリ土類金属酸化物の中では、イオン交換性能を高める効果が大きい成分である。よって、MgOの好適な下限範囲は0%以上、0.1%以上、0.5%以上、1%以上、1.5%以上、特に2%以上であり、MgOの好適な上限範囲は10%以下、9%以下、8%以下、7%以下、6%以下、5%以下、4%以下、特に3%以下である。MgOの含有量が少な過ぎると、上記効果を享受し難くなる。一方、MgOの含有量が多過ぎると、密度や熱膨張係数が高くなり易く、またガラスが失透し易くなる傾向がある。特に、アルミナ製成形体を用いて、オーバーフローダウンドロー法でガラス板を成形する場合、アルミナ製成形体との界面にスピネルの失透結晶が析出し易くなる。
CaOは、他の成分と比較して、耐失透性の低下を伴うことなく、高温粘度を低下させて、溶融性、成形性、熱加工性等を高めたり、歪点やヤング率を高める効果が大きい。しかし、CaOの含有量が多過ぎると、密度や熱膨張係数が高くなり易くなったり、イオン交換性能が低下したり、イオン交換溶液を劣化させ易くなる傾向がある。よって、CaOの好適な含有量は0〜6%、0〜5%、0〜4%、0〜3.5%、0〜3%、0〜2%、0〜1%、特に0〜0.5%である。
SrOとBaOは、高温粘度を低下させて、溶融性、成形性、熱加工性等を高めたり、歪点やヤング率を高める成分であるが、その含有量が多過ぎると、イオン交換反応が阻害され易くなることに加えて、密度や熱膨張係数が高くなったり、ガラスが失透し易くなる。よって、SrOとBaOの好適な含有量は、それぞれ0〜2%、0〜1.5%、0〜1%、0〜0.5%、0〜0.1%、特に0〜0.1%未満である。
TiOは、イオン交換性能を高める成分であり、また高温粘度を低下させる成分であるが、その含有量が多過ぎると、ガラスが着色したり、失透し易くなる。よって、TiOの好適な含有量は0〜4.5%、0〜0.5%、特に0〜0.3%である。
ZrOは、イオン交換性能を高める成分であると共に、液相粘度付近の粘性や歪点を高める成分であるが、その含有量が多過ぎると、耐失透性が著しく低下する虞があり、また密度が高くなり過ぎる虞もある。よって、ZrOの好適な含有量は0〜5%、0〜4%、0〜2%、0〜1%、特に0〜0.1%未満である。
ZnOは、イオン交換性能を高める成分、特に圧縮応力値を高める効果が大きい成分である。また低温粘性を低下させずに、高温粘性を低下させる成分である。しかし、ZnOの含有量が多過ぎると、ガラスが分相したり、耐失透性が低下したり、密度が高くなったり、応力深さが小さくなる傾向がある。よって、ZnOの好適な含有量は0〜6%、0〜5%、0〜3%、特に0〜1%である。
は、イオン交換性能を高める成分であり、特に応力深さを大きくする成分である。しかし、Pの含有量が多過ぎると、ガラスが分相したり、耐水性が低下し易くなる。よって、Pの好適な含有量は0〜10%、0〜3%、0〜1%、特に0〜0.5%である。
SnOは、イオン交換性能を高める効果を有する。よって、SnOの好適な含有量は0〜3%、0.01〜3%、0.05〜3%、0.1〜3%、特に0.2〜3%である。
清澄剤として、Cl、SO、CeOの群(好ましくはCl、SOの群)から選択された一種又は二種以上を0〜3%添加してもよい。
Feの好適な含有量は1000ppm未満(0.1%未満)、800ppm未満、600ppm未満、400ppm未満、特に300ppm未満である。更に、Feの含有量を上記範囲に規制した上で、モル比Fe/(Fe+SnO)を0.8以上、0.9以上、特に0.95以上に規制することが好ましい。このようにすれば、波長400〜770nm、板厚1mmにおける内部透過率が向上し易くなる(例えば90%以上)。
Nd、La等の希土類酸化物は、ヤング率を高める成分である。しかし、原料自体のコストが高く、また多量に添加すると、耐失透性が低下し易くなる。よって、希土類酸化物の含有量は3%以下、2%以下、1%以下、0.5%以下、0.2%以下、特に0.1%未満が好ましい。
環境的配慮から、ガラス組成中に実質的にAs、Sb、PbO、Bi、F等を含有しないことが好ましい。「実質的に〜を含有しない」とは、ガラス成分として明示の成分を積極的に添加しないものの、不純物として混入する場合を許容する趣旨であり、具体的には、明示の成分の含有量が0.05%未満であることを指す。
本発明の強化用ガラスの製造方法では、下記のガラス特性を有する強化用ガラスが得られるようにガラス原料を調合して、ガラスバッチを得る調合工程を有することが好ましい。
密度は、好ましくは2.6g/cm以下、2.55g/cm以下、2.50g/cm以下、2.48g/cm以下、2.46g/cm以下、特に2.45g/cm以下である。密度が小さい程、強化用ガラスを軽量化することができる。なお、ガラス組成中のSiO、B、Pの含有量を増加させたり、アルカリ金属酸化物、アルカリ土類金属酸化物、ZnO、ZrO、TiOの含有量を低減すれば、密度が低下し易くなる。
徐冷点は、好ましくは700℃以下、680℃以下、660℃以下、640℃以下、620℃以下、600℃以下、580℃以下、560℃以下、特に540℃以下である。徐冷点が高過ぎると、熱加工性が低下し易くなる。なお、ガラス組成中のB、アルカリ金属酸化物の含有量を増加すれば、徐冷点が低くなり易く、逆にSiO、Alの含有量を増加すれば、徐冷点が上昇し易くなる。
軟化点は、好ましくは1000℃以下、980℃以下、960℃以下、940℃以下、920℃以下、900℃以下、880℃以下、860℃以下、840℃以下、820℃以下、特に800℃以下である。軟化点が高過ぎると、熱加工性が低下し易くなる。なお、ガラス組成中のB、アルカリ金属酸化物の含有量を増加すれば、軟化点が低くなり易く、逆にSiO、Alの含有量を増加すれば、軟化点が上昇し易くなる。
高温粘度104.0dPa・sにおける温度は1400℃以下が好ましい。高温粘度104.0dPa・sにおける温度が低い程、成形設備への負担が軽減されて、成形設備が長寿命化し、結果として、強化用ガラスの製造コストを低廉化し易くなる。ここで、「高温粘度104.0dPa・sにおける温度」は、例えば、白金球引き上げ法で測定可能である。なお、アルカリ金属酸化物、アルカリ土類金属酸化物、ZnO、B、TiOの含有量を増加させたり、SiO、Alの含有量を低減すれば、104.0dPa・sにおける温度が低下し易くなる。
高温粘度102.5dPa・sにおける温度は、溶融温度に相当し、好ましくは1700℃以下、1680℃以下、1650℃以下、1600℃以下、1580℃以下、1550℃以下、特に1500℃以下である。高温粘度102.5dPa・sにおける温度が低い程、低温溶融が可能になり、ガラス溶融窯等のガラス製造設備への負担が軽減されると共に、泡品位を高め易くなり、結果として、強化用ガラスの製造コストを低廉化し易くなる。ここで、「高温粘度102.5dPa・sにおける温度」は、例えば、白金球引き上げ法で測定可能である。なお、ガラス組成中のアルカリ金属酸化物、アルカリ土類金属酸化物、ZnO、B、TiOの含有量を増加させたり、SiO、Alの含有量を低減すれば、高温粘度102.5dPa・sにおける温度が低下し易くなる。
液相温度は、好ましくは1300℃以下、1280℃以下、1250℃以下、1230℃以下、1200℃以下、1170℃以下、1150℃以下、1100℃以下、1070℃以下、1050℃以下、1020℃以下、1000℃以下、特に980℃以下である。なお、液相温度が低い程、耐失透性や成形性が向上する。また、ガラス組成中のNaO、KO、Bの含有量を増加させたり、Al、LiO、MgO、ZnO、TiO、ZrOの含有量を低減すれば、液相温度が低下し易くなる。
液相粘度は、好ましくは104.0dPa・s以上、104.4dPa・s以上、104.8dPa・s以上、105.0dPa・s以上、105.3dPa・s以上、105.5dPa・s以上、105.7dPa・s以上、105.8dPa・s以上、特に106.0dPa・s以上である。なお、液相粘度が高い程、耐失透性や成形性が向上する。また、ガラス組成中のNaO、KOの含有量を増加させたり、Al、LiO、MgO、ZnO、TiO、ZrOの含有量を低減すれば、液相粘度が高くなり易い。
ヤング率は、好ましくは60GPa以上、62GPa以上、65GPa以上、67GPa以上、69GPa以上、70GPa以上、71GPa以上、75GPa以上、特に77GPa以上である。ヤング率が高い程、強化ガラスが撓み難くなり、タッチパネルディスプレイ等に用いる際、ペン等で強化ガラスの表面を強く押しても、強化ガラスの変形量が小さくなり、結果として、強化ガラスが、背面に位置する液晶素子に接触して、表示不良が生じる事態を防止し易くなる。また、イオン交換処理時に発生する応力に対する変形量が小さくなるため、イオン交換処理前後の寸法変化が低減される。
接触工程前の強化用ガラスのβ−OH値(ガラス全体のβ−OH値)は、好ましくは1.0/mm以下、0.9/mm以下、0.8/mm以下、0.7/mm以下、0.6/mm以下、0.5/mm以下、0.4/mm以下、特に0.3/mm以下である。β−OH値が大き過ぎると、接触工程後に、クラック抵抗を上昇させる効果を享受し難くなると共に、イオン交換性能が低下し易くなる。なお、β−OH値は、ガラス中の水分量の指標であり、下記の数式1により求めることができる。
[数1]
β−OH値 = (1/X)log10(T/T
X :ガラス肉厚(mm)
:参照波長3846cm−1(2600nm)における透過率(%)
:水酸基吸収波長3600cm−1(2800nm)付近における最小透過率(%)
本発明の強化用ガラスの製造方法では、ガラスバッチを溶融して、溶融ガラスを得る溶融工程を有する。ガラス溶融窯へのガラスバッチの投入は、通常、スクリューチャージャー等の原料フィーダーにより連続的に行われるが、断続的に行ってもよい。
ガラス溶融窯内へ投入されたガラスバッチは、バーナー等の燃焼雰囲気やガラス溶融窯の内部に設置された電極等により加熱されて、溶融ガラスになる。ガラスバッチの溶融温度は、例えば、1500〜1650℃程度である。
続いて、得られた溶融ガラスは、清澄工程、攪拌工程を経て、徐々に冷却されながら、成形装置に供給される。
本発明の強化用ガラスの製造方法では、溶融ガラスを所定形状に成形して、強化用ガラスを得る成形工程を有し、成形工程は、オーバーフローダウンドロー法で平板形状に成形する工程が好ましい。オーバーフローダウンドロー法で平板形状に成形にすれば、成形時にガラスリボンの表裏面の温度差、組成差が生じ難いと共に、未研磨で表面品位が良好な強化用ガラス板を成形し易くなる。この理由は、オーバーフローダウンドロー法の場合、表面となるべき面が樋状耐火物に接触せず、自由表面の状態で成形されるからである。
なお、オーバーフローダウンドロー法以外にも、スロットダウンドロー法、フロート法、ロールアウト法、リドロー法等で成形することもできる。なお、フロート法では、成形時にガラスリボンの表裏面の温度差、組成差が発生し易いが、成形時の温度制御を厳密に行うと、その温度差、組成差を低減することができる。
本発明の強化用ガラスの製造方法では、成形工程後、且つ接触工程前に、強化用ガラスを徐冷する徐冷工程を有することが好ましく、その際、徐冷温度は(徐冷点−50℃)から(徐冷点+100℃)、特に(徐冷点−10℃)から(徐冷点+50℃)の温度範囲が好ましく、徐冷時間は10〜120分間、特に20〜60分間が好ましい。このようにすれば、接触工程による強化用ガラスのクラック発生率の低下効果をより享受し易くなる。
本発明の強化用ガラスの製造方法では、強化用ガラスを湿度60〜99%の湿潤雰囲気に接触させる接触工程を有する。なお、接触工程は、湿潤雰囲気の条件を制御する上で、気密容器内で行われることが好ましいが、湿潤雰囲気を維持し得るのであれば、完全な気密容器を用いる必要はない。
湿潤雰囲気内の湿度の好適な下限範囲は65%以上、70%以上、75%以上、80%以上、特に85%以上であり、また湿度の好適な上限範囲は99%以下、97%以下、特に95%以下である。湿度が低過ぎると、強化用ガラスのクラック発生率を低下させ難くなり、表面傷の低減効果を得難くなる。一方、湿度が高過ぎる場合、接触工程を実施するための設備コストが上昇する虞がある。
湿潤雰囲気内の温度の好適な下限範囲は27℃以上、28℃以上、29℃以上、30℃以上、35℃以上、40℃以上、45℃以上、特に50℃以上であり、また温度の好適な上限範囲は1000℃以下、900℃以下、800℃以下、700℃以下、600℃以下、500℃以下、400℃以下、300℃以下、200℃以下、特に100℃以下である。温度が低過ぎると、強化用ガラスのクラック発生率を低下させ難くなり、表面傷の低減効果を得難くなる。一方、温度が高過ぎる場合、接触工程を実施するための設備コストが上昇する虞がある。
接触工程の工程時間の好適な下限範囲は0.5分間以上、1分間以上、2分間以上、3分間以上、4分間以上、5分間以上、7分間以上、10分間以上、12分間以上、15分間以上、30分間以上、1時間以上、2時間以上、6時間以上、12時間以上、24時間以上、特に48時間以上であり、また工程時間の好適な上限範囲は500時間以下、200時間以下、150時間以下、特に100時間以下である。工程時間が短過ぎると、強化用ガラスのクラック発生率を低下させ難くなり、表面傷の低減効果を得難くなる。一方、工程時間が長過ぎる場合、強化用ガラスの製造効率が低下し易くなる。
湿潤雰囲気内の温度をT(℃)、強化用ガラスの接触時間をt(時間)とした時に0.5×ln(t)−5021/(T+273)の好適な下限範囲は−14.0以上、−13.8以上、−13.6以上、−13.4以上、−13.2以上、特に−13.0以上であり、好適な上限範囲は−7.5以下、−7.7以下、−7.9以下、−8.0以下、−8.2以下、−8.4以下、−8.6以下、−8.8以下、−9.0以下、−9.2以下、−9.4以下、−9.6以下、−9.8以下、−10.0以下、−10.2以下、−10.4以下、−10.6以下、−10.8以下、特に−11.0以下である。0.5×ln(t)−5021/(T+273)が上記範囲外になると、強化用ガラスのクラック発生率を低下させ難くなり、表面傷の低減効果を得難くなる。
接触工程後の強化用ガラスのガラス表面のβ−OH値は、接触工程前に比べて、3%以上、5%以上、7%以上、10%以上、15%以上、20%以上、30%以上、40%以上、特に50%以上上昇していることが好ましく、その上昇幅は200%以下、180%以下、160%以下、特に150%以下であることが好ましい。ガラス表面のβ−OH値の上昇幅が小さ過ぎると、強化用ガラスのクラック発生率を低下させ難くなり、表面傷の低減効果を得難くなる。一方、ガラス表面のβ−OH値の上昇幅が大き過ぎると、工程時間が長くなり、強化用ガラスの製造効率が低下し易くなる。ここで、ガラス表面のβ−OH値は、下記の数式2により求めることができる。
[数2]
ガラス表面のβ−OH値=B+(B−A)÷(50/1000)
A:ガラスの表層から深さ50μmを研磨した後に測定したβ−OH値
B:研磨前に測定したβ−OH値
本発明の強化ガラスの製造方法は、強化用ガラスをイオン交換処理して、強化ガラスを得る強化ガラスの製造方法において、強化用ガラスを上記の強化用ガラスの製造方法により作製することを特徴とする。
強化用ガラスをイオン交換処理すると、表面に圧縮応力層を有する強化ガラスを得ることができる。圧縮応力層の圧縮応力値は、好ましくは300MPa以上、400MPa以上、500MPa以上、600MPa以上、700MPa以上、800MPa以上、900MPa以上、950MPa以上、1000MPa以上、1100MPa以上、1150MPa以上、1200MPa以上、1250MPa以上、1300MPa以上、特に1350MPa以上である。応力深さは、好ましくは10μm以上、15μm以上、20μm以上、25μm以上、30μm以上、35μm以上、40μm以上、特に45μm以上である。
イオン交換処理の条件は、特に限定されず、ガラスの粘度特性、用途、厚み、内部の引っ張り応力、寸法変化等を考慮して最適な条件を選択すればよい。例えば、イオン交換処理は、390〜480℃のKNO溶融塩中に2〜6時間浸漬することで行うことができる。特に、KNO溶融塩中のKイオンをガラス中のNa成分とイオン交換すると、ガラスの表面に圧縮応力層を効率良く形成することができる。
以下、実施例に基づいて本発明を詳細に説明する。但し、以下の実施例は、単なる例示である。本発明は、以下の実施例に何ら限定されない。
表1は、試料No.1〜16のガラス組成とガラス特性を示している。
次のようにして、各試料を作製した。まず表中のガラス組成となるように、ガラス原料を調合し、ガラスバッチを得た後、このガラスバッチを白金ポット内に投入し、1580℃で8時間溶融した。得られた溶融ガラスをカーボン板の上に流し出し、平板形状に成形した。得られたガラスについて、種々の特性を評価した。
密度ρは、周知のアルキメデス法によって測定した値である。
歪点Ps、徐冷点Taは、ASTM C336の方法に基づいて測定した値である。
軟化点Tsは、ASTM C338の方法に基づいて測定した値である。
高温粘度104.0dPa・s、103.0dPa・s、102.5dPa・sにおける温度は、白金球引き上げ法で測定した値である。
熱膨張係数αは、ディラトメーターを用いて、25〜380℃の温度範囲における平均熱膨張係数を測定した値である。
液相温度TLは、標準篩30メッシュ(篩目開き500μm)を通過し、50メッシュ(篩目開き300μm)に残るガラス粉末を白金ボートに入れた後、温度勾配炉中に24時間保持して、結晶の析出する温度を測定した値である。
液相粘度logηTLは、液相温度におけるガラスの粘度を白金球引き上げ法で測定した値である。
ヤング率Eは、周知の共振法で測定した値である。
次に、各試料の両表面に光学研磨を施した後、430℃のKNO溶融塩中に4時間浸漬することにより、イオン交換処理を行った。イオン交換処理後に各試料の表面を洗浄した。続いて、表面応力計(株式会社東芝製FSM−6000)を用いて観察される干渉縞の本数とその間隔から表面の圧縮応力層の圧縮応力値CSと応力深さDOLを算出した。算出に当たり、各試料の屈折率を1.50、光学弾性定数を30[(nm/cm)/MPa]とした。
また、試料No.2、16の材質について、オーバーフローダウンドロー法により板厚0.55mmの平板形状に成形した後、50mm×50mmの概略形状に切断して、複数枚のガラス板を得た。なお、ガラス板の平均表面粗さRaは2Å以下であった。
クラック発生率は、次のようにして測定した。まず湿度30%、温度25℃に保持された恒温恒湿槽内において24時間保持した後、荷重800gf又は1600gfに設定したビッカース圧子をガラス表面(光学研磨面)に15秒間打ち込み、その15秒後に圧痕の4隅から発生するクラックの数をカウント(1つの圧痕につき最大4とする)する。このようにして圧子を50回〜100回打ち込み、総クラック発生数を求めた後、総クラック発生数/(圧子打ち込み回数×4)×100の式により求めた。
更に、ガラス板を表2に記載の湿潤雰囲気の条件下に置いて、湿潤雰囲気との接触工程を実行した後、上記の方法でクラック発生率を求めた。その結果を表2に示す。なお、試料Fについては、ガラス板を湿潤雰囲気内に投入する前に、(徐冷点Ta+50℃)の温度で30分間徐冷処理を行った。
表2から分かるように、試料Aは、ガラス組成中にNaOを14.5質量%含み、湿潤雰囲気内の湿度が90%であったため、接触工程後にクラック発生率が17%低下した。なお、接触工程後の試料Aのガラス表面のβ−OH値は、接触工程前に比べて、7%上昇していた。試料Bは、湿潤雰囲気内の湿度が50%であったため、接触工程後にクラック発生率が低下しなかった。試料Cは、ガラス組成中にNaOを含んでおらず、湿潤雰囲気内の湿度が50%であったため、接触工程後にクラック発生率が低下しなかった。試料Dは、ガラス組成中にNaOを含んでいないため、接触工程後にクラック発生率が9%しか低下しなかった。なお、接触工程後の試料Dのガラス表面のβ−OH値は、接触工程前に比べて、3%上昇していた。試料Eは、湿潤雰囲気内の湿度が20%であったため、接触工程後にクラック発生率が低下しなかった。試料Fは、ガラス組成中にNaOを14.5質量%含み、湿潤雰囲気との接触工程前に徐冷処理を行い、湿潤雰囲気内の湿度が90%であったため、接触工程後にクラック発生率が37%低下した。
上記の実験では、試料No.2のガラスを用いたが、試料No.1、3〜15のガラスでも同様の効果を享受し得るものと考えられる。
本発明により作製された強化ガラスは、携帯電話、デジタルカメラ、PDA等のカバーガラス、或いはタッチパネルディスプレイ等のガラス基板として好適である。また、本発明により作製された強化ガラスは、これらの用途以外にも、高いデザイン性が要求される用途、例えば窓ガラス、フラットパネルディスプレイ用基板、太陽電池用カバーガラス、固体撮像素子用カバーガラス、食器への応用が望まれる。

Claims (8)

  1. ガラス組成として、質量%で、SiO 40〜75%、Al 0〜30%、NaO 5〜25%、KO 0〜10%を含有する強化用ガラスが得られるように、ガラス原料を調合して、ガラスバッチを得る調合工程と、
    ガラスバッチを溶融して、溶融ガラスを得る溶融工程と、
    溶融ガラスを所定形状に成形して、強化用ガラスを得る成形工程と、
    強化用ガラスを湿度60〜99%の湿潤雰囲気に接触させる接触工程と、を備えることを特徴とする強化用ガラスの製造方法。
  2. 湿潤雰囲気内の温度をT(℃)、強化用ガラスの接触時間をt(時間)とした時に、−14.0≦0.5×ln(t)−5021/(T+273)≦−7.5の関係を満たすことを特徴とする請求項1に記載の強化用ガラスの製造方法。
  3. 溶融ガラスを平板形状に成形することを特徴とする請求項1又は2に記載の強化用ガラスの製造方法。
  4. 成形工程後、且つ接触工程前に、強化用ガラスを徐冷する徐冷工程を有することを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の強化用ガラスの製造方法。
  5. 強化用ガラスをイオン交換処理して、強化ガラスを得る強化ガラスの製造方法において、
    強化用ガラスを請求項1〜4の何れかに記載の強化用ガラスの製造方法により作製することを特徴とする強化ガラスの製造方法。
  6. 強化ガラスをタッチパネルディスプレイのカバーガラスに用いることを特徴とする請求項5に記載の強化ガラスの製造方法。
  7. 強化ガラスを太陽電池の基板又はカバーガラスに用いることを特徴とする請求項5に記載の強化ガラスの製造方法。
  8. 強化ガラスを外装部材に用いることを特徴とする請求項5に記載の強化ガラスの製造方法。
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