JPWO2015189927A1 - 液体試料導入装置 - Google Patents

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Abstract

サンプリングループ16につながるポートa、移動相供給流路につながるポートf、カラムにつながるポートe、試料注入部12につながるポートd、計量ポンプ13につながるポートb、及びマルチポジションバルブ2につながるポートcを有し、サンプリングループ16、サンプリングニードル11、及び試料注入部12を経て移動相がカラム4へ流れる流路を形成するインジェクション状態と、これらのいずれも経ることなく移動相がカラム4へ流れる流路を形成するロード状態とを切替可能なマルチポートバルブ1と、計量ポンプ13につながる共通ポートg、マルチポートバルブ1につながるポートi、洗浄液供給流路につながるポートj、及び洗浄容器14につながるポートhを有し、共通ポートgを他のポートと択一的に接続した状態と共通ポートg以外のポート間を接続した状態を切替可能なマルチポジションバルブ2を備えることを特徴とする液体試料導入装置。

Description

本発明は、液体クロマトグラフなどの液体を分析対象とする分析装置のために試料液を試料容器から採取して該分析装置に導入する液体試料導入装置に関する。
液体クロマトグラフでは、多数の液体試料のうちの一つを選択してカラムに導入するために液体試料導入装置が使用される。図15は従来の液体クロマトグラフにおける液体試料導入装置の流路の概略を示した図である(特許文献1)。
図15に示すように、液体クロマトグラフ用液体試料導入装置120では、カラム104に送るべき高圧の移動相を扱う第1流路切替バルブ101と、試料液の採取やサンプリングニードル111の洗浄を行うための常圧用の第2流路切替バルブ102の2つのバルブが使用される。いずれも、複数のポートを相互に接続するために、各ポートに対応する開口を有するステータと、該ステータの各開口のうちの2つを相互に連通するための連通路を有するロータを備えたロータリー式バルブが用いられる。
図15の例では、第1流路切替バルブ101には6個のポートa’〜f’を有するロータリー式バルブが用いられる。そのうち4個のポートは移動相送液ポンプ103、クロマトグラフのカラム104、サンプリングニードル111及び試料注入部112にそれぞれ接続され、2個のポートは第2流路切替バルブ102の2個のポートにそれぞれ接続されている。
第2流路切替バルブ102には1個の共通ポートg’と5個の周辺ポートを有するロータリー式バルブが用いられる。共通ポートg’と1個の周辺ポートl’は計量ポンプ113に、他の4個の周辺ポートは前記第1流路切替バルブ101の2個のポートと洗浄液容器107及び洗浄容器114に接続されている。
この液体試料導入装置で試料をカラム104に導入する手順は次の通りである。まず、第1流路切替バルブ101のロータを図15に示す位置にし、移動相送液ポンプ103とカラム104を接続する。これにより、移動相容器105内の移動相が高圧でカラム104に供給される。この状態で、第2流路切替バルブ102のロータを図15に示す位置に切り替え、サンプリングニードル111を試料液容器106に差し込んで、計量ポンプ113により所定量の液体試料を吸引してサンプリングループ116に保持する。次に、サンプリングニードル111を試料注入部112に挿入し、第1流路切替バルブ101のロータを回転させることにより、サンプリングループ116に保持された液体試料を移動相送液ポンプ103により試料注入部112に押し出す。これにより、液体試料は移動相中に注入され、カラム104に送られる。
このようにして第1の液体試料を注入した後、この液体試料導入装置120で別の(第2の)液体試料を扱う場合、サンプリングニードル111の内外に付着した第1の液体試料が第2の液体試料中に混入すること(コンタミネーション)を防止する必要がある。そこで、サンプリングニードル111を洗浄容器114に挿入するとともに、第2流路切替バルブ102のロータをまず図16の実線で示す位置にして洗浄液を一旦計量ポンプ113に吸引・保持し、次にロータを破線で示す位置に切り替えて計量ポンプ113に保持した洗浄液を洗浄容器114に供給し、サンプリングニードル111の外側を洗う。また、図16に破線で示す位置からさらに反時計周りに60度流路を回転した状態で計量ポンプ113から洗浄液を吐出することにより、サンプリングニードル111の内側を洗う。必要に応じてこれらを繰り返して、サンプリングニードル111の内外を十分に洗浄する。
特開平10−170488号公報
図15及び図16に示す従来の構成では、必要最小限の構成要素のみを接続した状態で第2流路切替バルブ102のポートが全て使用されており空きポートが存在しないため、流路切替バルブの数や流路切替バルブのポート数を増やさなければ付加的な構成要素を接続することができない、という問題があった。
本発明が解決しようとする課題は、流路切替バルブの数や流路切替バルブのポート数を増やすことなく、付加的な構成要素を容易に追加することができる液体試料導入装置を提供することである。
上記課題を解決するために成された本発明に係る液体試料導入装置は、
a) 先端にサンプリングニードルを備えたサンプリングループと、
b) 2つの口を有し、一方の口から吸引した液体を該一方の口又は他方の口から吐出する計量ポンプと、
c) 前記サンプリングループにつながるポート、移動相が供給される流路につながるポート、カラムにつながるポート、試料注入部につながるポート、前記計量ポンプの一方の口につながるポート、及び後記マルチポジションバルブにつながるポートを有し、移動相が前記サンプリングループ、及び前記サンプリングニードルを経て、及び前記試料注入部を経て前記カラムへ流れる流路を形成するインジェクション状態と、移動相が前記サンプリングループ、前記ニードル、及び前記試料注入部のいずれも経ることなく前記カラムへ流れる流路を形成するロード状態とを切替可能なマルチポートバルブと、
d) 前記計量ポンプの他方の口につながる共通ポート、前記マルチポートバルブにつながるポート、洗浄液が供給される流路につながるポート、及び洗浄容器につながるポートを有し、前記共通ポートを他のポートと択一的に接続した状態と、前記共通ポート以外のポート間を接続した状態とを切替可能なマルチポジションバルブと、
を備えることを特徴とする。
本発明に係る液体試料導入装置では、マルチポートバルブにおいて、サンプリングループにつながるポートと、計量ポンプにつながるポートを接続した状態とすることで、試料液容器に挿入したニードルを通して計量ポンプにより試料液を計量して採取(吸引)してサンプリングループに保持する。この状態は、好ましくはマルチポートバルブのロード状態において実現され、その間もカラムには移動相が送給される。試料液を採取した後は、マルチポートバルブをインジェクション状態に切り替え、採取した試料液を移動相により移送する。
本発明に係る液体試料導入装置では、計量ポンプは、マルチポートバルブの1つのポートとマルチポジションバルブの共通ポートを繋ぐ流路に設けられる。液体試料導入装置においてマルチポートバルブとマルチポジションバルブを繋ぐ流路は、試料液を低圧で試料液容器から採取し、高圧でカラムに移送するために必須である。本発明に係る液体試料導入装置では、この流路に計量ポンプも設けるため、計量ポンプ用の流路(図15の例ではポートg’と計量ポンプ113を繋ぐ流路、及び、ポートl’と計量ポンプ113を繋ぐ流路)を設ける必要が無くなり、それによって空いたポートにマニュアルシリンジなどを接続することができる。
本発明に係る液体試料導入装置では、マルチポジションバルブに計量ポンプを動作させるための専用の流路を設ける必要が無いため、従来、専用の流路を設けるために使用していたポートにマニュアルシリンジなどを接続することができる。
本発明に係る液体試料導入装置の一実施例の流路構成図(採取準備ポジション)。 本実施例の液体試料導入装置の制御機構の概略構成図。 本実施例の液体試料導入装置の流路構成図(圧力開放ポジション)。 本実施例の液体試料導入装置の流路構成図(ロードポジション)。 本実施例の液体試料導入装置の流路構成図(計量ポンプの中立ポジション)。 本実施例の液体試料導入装置の流路構成図(分析開始ポジション)。 本実施例の液体試料導入装置の流路構成図(洗浄液吐出ポジション)。 本実施例の液体試料導入装置の流路構成図(洗浄液吸引ポジション)。 本実施例の液体試料導入装置の流路構成図(ニードル洗浄ポジション)。 本実施例の液体試料導入装置の流路構成図(洗浄液マニュアル吸引ポジション)。 本実施例の液体試料導入装置の流路構成図(ニードルフラッシュ/オートパージポジション)。 本実施例の液体試料導入装置の流路構成図(内部流路洗浄用吸引ポジション)。 本実施例の液体試料導入装置の流路構成図(内部流路洗浄用吐出ポジション)。 変形例の液体試料導入装置の流路構成図。 従来の液体試料導入装置の流路構成を示す図。 従来の液体試料導入装置の別の流路構成を示す図。
本発明に係る液体試料導入装置の一実施例を図1〜図13を用いて説明する。
図1の液体試料導入装置20において、第1流路切替バルブ(高圧バルブ)1はステータに6つのポートa〜fを、ロータに3つの流路溝A〜Cを有する。第1流路切替バルブ1のポートaはサンプリングループ16を介してニードル11に、ポートbはプランジャ型の計量ポンプ13を介して第2流路切替バルブ(低圧バルブ)2のポートgに、ポートcは第2流路切替バルブ2のポートiに、ポートdは試料注入部12に、ポートeはカラム4に、ポートfは送液ポンプ3を介して移動相容器5に、それぞれ接続されている。
本実施例では、説明を容易にするために、使用する移動相の種類を1種類としているが、複数組の移動相容器と送液ポンプ、及び複数の移動相を混合するミキサーを配置して、複数種類の移動相を混合したり、その混合比を時間的に変化させたり(グラジエント分析)することもできる。
流路溝Aはポートfをポートa又はポートeに接続するための流路溝であり、流路溝Bはポートbをポートa又はポートcに接続するための流路溝であり、流路溝Cはポートdをポートc又はポートeに接続するための流路溝である。流路溝Aは、流路溝B及び流路溝Cよりも長く形成されており、例えば、後述する「計量ポンプの中立ポジション」(図5)のように、ポートeとポートfのみを接続して、他のポート間を接続しない状態を採ることができるようになっている。
以下の説明において、ポートfとポートa、ポートbとポートc、ポートdとポートeをそれぞれ接続するポジションを「第1ポジション」、ポートaとポートb、ポートcとポートd、ポートeとポートfをそれぞれ接続するポジションを「第2ポジション」と呼ぶ。
第2流路切替バルブ2は、ステータに6つのポートg〜kを、ロータに2つの流路溝D、Eをそれぞれ有する。第2流路切替バルブ2のポートgは計量ポンプ13を介して第1流路切替バルブ1のポートbに、ポートhは洗浄容器14に、ポートiは第1流路切替バルブ1のポートcに、ポートjは洗浄液容器7に、ポートkはマニュアルシリンジ17に、それぞれ接続されている。ポートgは共通ポートであり、流路溝Dにより、ポートh〜kのいずれかに択一的に接続させることができる。また、流路溝Eは、ポートh〜kの隣り合ういずれか2つのポートを接続するための流路溝である。
本実施例の液体試料導入装置20は、計量ポンプ13の液体の吸引/吐出用の2つの口がそれぞれ第1流路切替バルブ1のポートbと第2流路切替バルブ2の共通ポートgに接続されている。この構成により、本実施例の液体試料導入装置20では、図15に示す従来例の液体試料導入装置120よりもポート数が1つ少ない流路切替バルブを用いつつも、第2流路切替バルブ2のポートに余裕ができる(ポートk)。そのため、これらのポートにマニュアルシリンジ17などを接続することができる。
計量ポンプ13は、該計量ポンプ13の2つの口に接続された流路の一方の端部を閉鎖した状態で動作させる。すなわち、第2流路切替バルブ2がロータを回転させ、計量ポンプ13の第1流路切替バルブ1側の流路と第2流路切替バルブ2側の流路のいずれか一方の流路を閉鎖し、計量ポンプ13が吐出動作を行うことにより、開放側の流路に液体を吐出する。また、この状態で計量ポンプ13が吸引動作を行うことにより、開放側の流路から液体を吸引する。これにより、例えば第1流路切替バルブ1のポートbと第2流路切替バルブ2の共通ポートgの間の流路において、計量ポンプ13は、第1流路切替バルブ1の側から第2流路切替バルブ2の側に送液したり、逆に第2流路切替バルブ2の側から第1流路切替バルブ1の側に送液したりすることができる(詳細は後述する)。
図2は、液体試料導入装置の制御系を概略的に示すブロック図である。第1流路切替バルブ1及び第2流路切替バルブ2、計量ポンプ13、ニードル11のニードル移動機構31は制御部30に接続されており、この制御部30によって第1流路切替バルブ1及び第2流路切替バルブ2のポートの切り替え、計量ポンプ13のプランジャの駆動、ニードル11の平面移動及び上下動が制御される。
本実施例の液体試料導入装置20による試料導入動作について説明する。
図1は「採取準備ポジション」であり、試料液の採取に備えて、計量ポンプ13の吐出動作を行う。第1流路切替バルブ1は第1ポジションの状態に、第2流路切替バルブ2は共通ポートgとポートhが接続された状態になっている。このポジションでは第2流路切替バルブ2のポートiが閉鎖されているため、計量ポンプ13の第1流路切替バルブ1側の流路は閉じている。一方、計量ポンプ13の第2流路切替バルブ2側の流路は、共通ポートg、ポートh、洗浄容器14を通じて開放されている。この状態で計量ポンプ13が吐出動作を行うと、計量ポンプ13内の液体(例えば洗浄液)が第2流路切替バルブ2側に吐出され洗浄容器14からドレイン15に排出される。
また、送液ポンプ3により、移動相容器5内の移動相が、第1流路切替バルブ1のポートf、ポートa、サンプリングループ16、サンプリングニードル11、試料注入部12、第1流路切替バルブのポートd、ポートeを通って所定の圧力でカラム4に送られる(本発明におけるインジェクション状態に相当)。
図3は図1の状態から第1流路切替バルブ1を第2ポジションに変更した「圧力開放ポジション」である。このポジションでは、移動相容器5からカラム4に移動相を供給する流路を短絡させる(本発明におけるロード状態に相当)。そして、サンプリングループ16、サンプリングニードル11、及び試料注入部12を通る流路を、計量ポンプ13及び共通ポートg、ポートh、及び洗浄容器14に接続して大気圧に開放する。
図4は、試料液を採取する「ロードポジション」(本発明における第1ロード状態に相当)である。第1流路切替バルブ1は図3と同じく第2ポジションであるが、第2流路切替バルブ2ではいずれのポート間も接続しない。また、サンプリングニードル11を試料液容器6a上に移動し、試料液容器6a内の試料液に浸漬させる。サンプリングニードル11から計量ポンプ13に至る流路は移動相および洗浄液により満たされているため、この状態で計量ポンプ13が吸引動作を行うと試料液容器6aから試料液が吸引され、サンプリングループ16に充填される。その後、ニードル11を洗浄容器14内の洗浄液に浸漬させニードル11の外側を洗浄する。これにより、次の注入動作の際に、試料注入部12がニードル11に付着した試料液で汚染されることを防止する。
ところで、一般的に液体を流路内に充填する場合、流路内に速度勾配ができるので、サンプリングループ16の内部容量は計量ポンプ13で一度に計量できる量の2倍程度にすることが多い。そこで、計量ポンプ13の計量容量以上の試料液をサンプリングループ16に充填する場合には図5に示す「計量ポンプの中立ポジション」(本発明における第2ロード状態に相当)を用いる。この場合は上述したようなサンプリングニードル11の外側の洗浄を行わず、サンプリングニードル11は試料液容器6aにとどめておく。この「計量ポンプの中立ポジション」では、図5に示すように第1流路切替バルブ1ではポートeとポートfのみが接続され、第2流路切替バルブ2では共通ポートgとポートhのみが接続される。そして、図4に示す状態で試料液を吸引して図5に示す状態で計量ポンプ13内の移動相を排出する動作を繰り返して、計量ポンプ13で一度に計量できる量を超える量の試料液をサンプリングループ16に導入する。
通常、試料液を採取する前には、図1の「採取準備ポジション」を用いてサンプリングループ16、サンプリングニードル11、及び試料注入部12を経由してカラム4につながる流路に移動相を導入しておく。この状態では、試料注入部12に対して送液ポンプ3から高圧で移動相が送り込まれる。「採取準備ポジション」から流路を切り替えて試料を採取する際には、サンプリングニードル11が試料注入部12から抜き取られ、試料注入部12が開放されるため、試料注入部12につながる流路が閉鎖されていないと試料注入部12から移動相が逆流してしまう。
このような移動相の逆流を防止するために、図4の「ロードポジション」では、試料注入部12につながる流路を第1流路切替バルブ1のポートd、ポートcを経由して第2流路切替バルブ2のポートiで閉鎖し、また、図5の「計量ポンプの中立ポジション」では、試料注入部12につながる流路を第1流路切替バルブ1のポートdで閉鎖している。これにより、試料液の採取中に試料注入部12からの移動相の逆流が防止される。
ここでは、試料液容器6aから複数回試料液を吸引する場合を例に挙げて説明したが、複数の試料液容器6a、6b、6cから順に試料液を吸引してサンプリングループ16に導入することもできる。あるいは、例えば、試料液容器6aに分析対象の試料液を、試料液容器6bには希釈液を収容しておき、試料液と希釈液を順にサンプリングループ16に導入して試料液を希釈することもできる。即ち、上記動作を行うことにより、試料の前処理を行うことができる。
また、図3〜図5に示すポジションでは第1流路切替バルブ1のポートfとポートeが接続されており、試料液の採取及び前処理動作の間、カラム4への移動相の送液が継続して行われる。これにより、カラムへの移動相の送給が停止したり、送給圧力が変動したりしてカラム4が損傷することを防止できる。
図5の「計量ポンプの中立ポジション」は、本実施例のように、第1流路切替バルブ1の流路溝Aを流路溝B及び流路溝Cよりも長く形成した場合に実現可能なポジションである。
図6は「分析開始ポジション」であり、第1流路切替バルブ1は第1ポジションの状態に、第2流路切替バルブではいずれのポート間も接続されない状態になっている。また、サンプリングニードル11の先端を試料注入部12に移動させる。この状態で送液ポンプ3を動作させて移動相を供給するとサンプリングループ16内に充填されていた試料液は移動相と共にカラム4に送り込まれ、カラム4を通過する際に成分分離されて、図示しない検出器によって順次検出される。
図7は「洗浄液吐出ポジション」であり、第1流路切替バルブ1は第1ポジションの状態に、第2流路切替バルブ2は共通ポートgとポートhのみが接続された状態になっている。この洗浄液吐出ポジションでは、送液ポンプ3を用いて移動相を供給して分析を実行しつつ、計量ポンプ13内の洗浄液を吐出し、洗浄容器14を通じてドレイン15から排出する。
図8は「洗浄液吸引ポジション」であり、第1流路切替バルブ1では第1ポジションの状態を維持し、第2流路切替バルブ2ではポートiとポートjを接続する。この状態では、計量バルブ13により、ポートb、ポートc、ポートi、ポートjを経由して洗浄液容器7から洗浄液を吸引する。第1流路切替バルブ1の接続状態は分析開始ポジションと同じであり分析は継続して行われる。
図9は「ニードル洗浄ポジション」である。第1流路切替バルブ1は第2ポジションに切り替えられ、第2流路切替バルブ2はいずれのポート間も接続されない状態に切り替えられる。また、サンプリングニードル11を洗浄容器14に移動させる。これによってサンプリングニードル11の外側が洗浄容器14内に満たされた洗浄液によって洗浄される。
計量ポンプ13を用いる代わりに、マニュアルシリンジ17を用いて洗浄液容器7から第2流路切替バルブ2のポートjまでの流路を素早く洗浄液で満たしたい場合は、図10に示す「洗浄液マニュアル吸引ポジション」を用いる。第1流路切替バルブ1では第1ポジションの状態を維持したまま、第2流路切替バルブ2ではポートjとポートkを接続する。マニュアルシリンジ17を用いると、洗浄液を吸引する量を適宜に増減(特に増加)できるため、例えば洗浄液7の種類を変更した場合などに好適である。マニュアルシリンジ17に吸引した洗浄液を排出する際には、共通ポートgをポートkに接続し、計量ポンプ13を経由して適宜の流路に洗浄液を送給する。
図11は、分析前にサンプリングニードル11の内部を含む流路内の液体(前の分析時に使用した移動相や試料液等)を移動相に置換するために用いられる「ニードルフラッシュ/オートパージポジション」(本発明におけるパージ状態に相当)である。第1流路切替バルブ1はポートfとポートaのみが接続された状態に、第2流路切替バルブ2は共通ポートgとポートjのみが接続された状態に切り替えられる。また、サンプリングニードル11をドレイン15に移動する。この状態で送液ポンプ3を動作させると移動相がポートf、ポートa、サンプリングループ16、及びサンプリングニードル11を経由してドレイン15に排出される。
図11の「ニードルフラッシュ/オートパージポジション」も、図5の「計量ポンプの中立ポジション」と同様に、第1流路切替バルブ1の流路溝Aを流路溝B及び流路溝Cよりも長く形成した場合に実現可能なポジションである。
図11の「ニードルフラッシュ/オートパージポジション」では、試料注入部12につながる流路が第1流路切替バルブ1のポートdで閉鎖される。従って、サンプリングニードル11の内部を含む流路内の液体を移動相に置換する作業を行う間に、試料注入部12から移動相が逆流する心配がない。
従来、流路内を移動相で置換する際にはカラム4に通じる流路全体に移動相を供給していた。しかし、カラム4に通じる流路は内径が細く流路抵抗が大きいため、移動相を少量ずつしか送給できず、流路全体を移動相で置換するのに長時間を要していた。これに対し「ニードルフラッシュ/オートパージポジション」では、サンプリングニードル11の先端を開放してサンプリングニードル11までの流路に移動相を高速で供給して短時間で流路内を移動相で置換することができる。また、サンプリングニードル11の内部に残存する前の試料を移動相5によって高流量で洗浄して、次の試料液の計量時に前の試料液が残存して影響が現れる(キャリーオーバ)ことを抑制することができる。
図12及び図13は、カラム4に直接つながる流路を除く全ての流路を洗浄液容器7内の洗浄液で洗浄するための「内部流路洗浄用吸引ポジション」及び「内部流路洗浄吐出ポジション」である。いずれのポジションでも第1流路切替バルブ1は第2ポジションであり、第2流路切替バルブの接続状態を切り替えて流路内を洗浄する。具体的には、「内部流路洗浄用吸引ポジション」では共通ポートgとポートjを接続して計量ポンプ13により洗浄液を吸引し、「内部流路洗浄吐出ポジション」ではポートhとポートiを接続して計量ポンプ13からポートb、ポートa、サンプリングループ16、サンプリングニードル11、試料注入部12、ポートd、ポートc、ポートi、及びポートhを通る流路、つまりカラム4に直接つながる流路を除くほぼ全ての流路に洗浄液を供給して洗浄する。この間、送液ポンプ3の動作によってカラム4への移動相の送給を継続し、カラム4の損傷を防止する。
本実施例の液体試料導入装置20では、計量ポンプ13が第1流路切替バルブ1と第2流路切替バルブ2の間の流路に設けられている。そのため、上述したように複数の洗浄液容器を第2流路切り替えバルブ2に接続することができる。また、以下の効果も得られる。
液体試料導入装置では、通常、送液ポンプとカラムが接続される第1流路切替バルブには高圧バルブが、洗浄液容器等が接続される第2流路切替バルブには低圧バルブが用いられる。図15の従来例の液体試料導入装置120のように、計量ポンプ113と試料液容器106の間に形成される流路の途中に第2流路切替バルブ102が配置すると、試料液を採取する際に第2流路切替バルブ102の流路を頻繁に切り替える必要があり、液漏れが発生し、計量ポンプ113による吸引量が不正確になってしまう。これに対し、本実施例の液体試料導入装置20では、計量ポンプ13と試料液容器6a、6b、6cの間の流路に第2流路切替バルブ2を含まれないため、試料液を採取する際に頻繁に第2流路切り替えバルブ2の流路を切り替える必要がない。従って、液漏れが生じにくく、計量ポンプ13によって試料液を正確に計量することができる。
上記実施例は一例であって、本発明の趣旨に沿って適宜に変更することができる。
上記実施例では、第1流路切替バルブ1の流路溝Aを流路溝B及び流路溝Cよりも長くすることにより図5の「計量ポンプの中立ポジション」及び図11の「ニードルフラッシュ/オートパージポジション」を用いる例を説明した。しかし、計量ポンプ13により採取する試料液の液量が計量ポンプ13の1回の吸引動作で吸引可能な液量以下であり、また、流路内を移動相で置換する作業に要する時間を短縮する必要がない場合にはこれらのポジションを必要としない。従って、例えば、流路溝A、流路溝B、及び流路溝Cを同一の長さにしたり、流路溝Aに加えて流路溝B(あるいはC)も長く形成したりすることもできる。
1…第1流路切替バルブ
2…第2流路切替バルブ
3…送液ポンプ
4…カラム
5…移動相容器
6a、6b、6c…試料液容器
7、8、9…洗浄液容器
11…ニードル
12…試料注入部
13…計量ポンプ
14…洗浄容器
15…ドレイン
16…サンプリングループ
17…マニュアルシリンジ
20…液体試料導入装置
30…制御部
31…ニードル移動機構
上記課題を解決するために成された本発明に係る液体試料導入装置は、
a) 先端にサンプリングニードルを備えたサンプリングループと、
b) 2つの口を有し、一方の口から吸引した液体を該一方の口又は他方の口から吐出する計量ポンプと、
c) 前記サンプリングループにつながるポート、移動相が供給される流路につながるポート、カラムにつながるポート、試料注入部につながるポート、前記計量ポンプの一方の口につながるポート、及び後記マルチポジションバルブにつながるポートを有し、移動相が前記サンプリングループ、前記サンプリングニードル、及び前記試料注入部を経て前記カラムへ流れる流路を形成するインジェクション状態と、移動相が前記サンプリングループ、前記サンプリングニードル、及び前記試料注入部のいずれも経ることなく前記カラムへ流れる流路を形成するロード状態とを切替可能なマルチポートバルブと、
d) 前記計量ポンプの他方の口につながる共通ポート、前記マルチポートバルブにつながるポート、洗浄液が供給される流路につながるポート、及び洗浄容器につながるポートを有し、前記共通ポートを他のポートと択一的に接続した状態と、前記共通ポート以外のポート間を接続した状態とを切替可能なマルチポジションバルブと、
を備えることを特徴とする。
第2流路切替バルブ2は、ステータにつのポートg〜kを、ロータに2つの流路溝D、Eをそれぞれ有する。第2流路切替バルブ2のポートgは計量ポンプ13を介して第1流路切替バルブ1のポートbに、ポートhは洗浄容器14に、ポートiは第1流路切替バルブ1のポートcに、ポートjは洗浄液容器7に、ポートkはマニュアルシリンジ17に、それぞれ接続されている。ポートgは共通ポートであり、流路溝Dにより、ポートh〜kのいずれかに択一的に接続させることができる。また、流路溝Eは、ポートh〜kの隣り合ういずれか2つのポートを接続するための流路溝である。
図2は、液体試料導入装置の制御系を概略的に示すブロック図である。第1流路切替バルブ1及び第2流路切替バルブ2、計量ポンプ13、ニードル11のニードル移動機構31は制御部30に接続されており、この制御部30によって第1流路切替バルブ1及び第2流路切替バルブ2のポートの切り替え、計量ポンプ13のプランジャの駆動、ニードル11の水平方向への移動及び上下動が制御される。
本実施例の液体試料導入装置20による試料導入動作について説明する。
図1は「採取準備ポジション」であり、試料液の採取に備えて、計量ポンプ13の吐出動作を行う。第1流路切替バルブ1は第1ポジションの状態に、第2流路切替バルブ2は共通ポートgとポートhが接続された状態になっている。このポジションでは第2流路切替バルブ2のポートiが閉鎖されているため、計量ポンプ13の第1流路切替バルブ1側の流路は閉じている。一方、計量ポンプ13の第2流路切替バルブ2側の流路は、共通ポートg、ポートh、洗浄容器14を通じて開放されている。この状態で計量ポンプ13が吐出動作を行うと、計量ポンプ13内の液体(例えば洗浄液)が第2流路切替バルブ2側に吐出され洗浄容器14からドレイン15に排出される。
また、送液ポンプ3により、移動相容器5内の移動相が、第1流路切替バルブ1のポートf、ポートa、サンプリングループ16、サンプリングニードル11、試料注入部12、第1流路切替バルブのポートd、ポートeを通って所定の圧力でカラム4に送られる(本発明におけるインジェクション状態に相当)。
図6は「分析開始ポジション」であり、第1流路切替バルブ1は第1ポジションの状態に、第2流路切替バルブではいずれのポート間も接続されない状態になっている。また、サンプリングニードル11の先端を試料注入部12に移動させる。この状態で送液ポンプ3を動作させて移動相を供給するとサンプリングループ16内に充填されていた試料液は移動相と共にカラム4に送り込まれ、カラム4を通過する際に成分分離されて、図示しない検出器によって順次検出される。
図12及び図13は、カラム4に直接つながる流路を除く全ての流路を洗浄液容器7内の洗浄液で洗浄するための「内部流路洗浄用吸引ポジション」及び「内部流路洗浄吐出ポジション」である。いずれのポジションでも第1流路切替バルブ1は第2ポジションであり、第2流路切替バルブの接続状態を切り替えて流路内を洗浄する。具体的には、「内部流路洗浄用吸引ポジション」では共通ポートgとポートjを接続して計量ポンプ13により洗浄液を吸引し、「内部流路洗浄吐出ポジション」ではポートhとポートiを接続して計量ポンプ13からポートb、ポートa、サンプリングループ16、サンプリングニードル11、試料注入部12、ポートd、ポートc、ポートi、及びポートhを通る流路、つまりカラム4に直接つながる流路を除くほぼ全ての流路に洗浄液を供給して洗浄する。この間、送液ポンプ3の動作によってカラム4への移動相の送給を継続し、カラム4の損傷を防止する。

Claims (6)

  1. a) 先端にサンプリングニードルを備えたサンプリングループと、
    b) 2つの口を有し、一方の口から吸引した液体を該一方の口又は他方の口から吐出する計量ポンプと、
    c) 前記サンプリングループにつながるポート、移動相が供給される流路につながるポート、カラムにつながるポート、試料注入部につながるポート、前記計量ポンプの一方の口につながるポート、及び後記マルチポジションバルブにつながるポートを有し、移動相が前記サンプリングループ、及び前記サンプリングニードル、及び前記試料注入部を経て前記カラムへ流れる流路を形成するインジェクション状態と、移動相が前記サンプリングループ、前記ニードル、及び前記試料注入部のいずれも経ることなく前記カラムへ流れる流路を形成するロード状態とを切替可能なマルチポートバルブと、
    d) 前記計量ポンプの他方の口につながる共通ポート、前記マルチポートバルブにつながるポート、洗浄液が供給される流路につながるポート、及び洗浄容器につながるポートを有し、前記共通ポートを他のポートと択一的に接続した状態と、前記共通ポート以外のポート間を接続した状態とを切替可能なマルチポジションバルブと、
    を備えることを特徴とする液体試料導入装置。
  2. 前記マルチポートバルブが、前記ロード状態として、サンプリングループにつながるポートと計量ポンプにつながるポートが接続された第1ロード状態と、サンプリングループにつながるポートと計量ポンプにつながるポートの両方が他のポートのいずれとも接続されない第2ロード状態を切り替え可能であることを特徴とする請求項1に記載の液体試料導入装置。
  3. 前記第1ロード状態と前記第2ロード状態のいずれにおいても前記試料注入部につながる流路を閉鎖可能であることを特徴とする請求項2に記載の液体試料導入装置。
  4. 前記マルチポートバルブが、前記インジェクション状態及び前記ロード状態に加えて、サンプリングループにつながるポートと移動相が供給される流路につながるポートとが接続され、カラムにつながるポートが他のいずれのポートとも接続されないパージ状態にも切り替え可能であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の液体試料導入装置。
  5. 前記パージ状態において前記試料注入部につながる流路を閉鎖可能であることを特徴とする請求項4に記載の液体試料導入装置。
  6. 前記マルチポジションバルブの1つのポートにマニュアルシリンジが接続されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の液体試料導入装置。
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