JPWO2015170393A1 - 回転電機及び回転電機の素線温度計測センサ実装方法 - Google Patents

回転電機及び回転電機の素線温度計測センサ実装方法 Download PDF

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Abstract

平角導体よりなる素線導体3,3,・・・が回転電機の径方向に複数本積層されて構成された集合導体6でコイルが形成される回転電機において、複数本の素線導体3,3,・・・のうちの相隣る素線導体3,3の間に回転電機の周方向に並設され相隣る素線導体3,3に沿って延在する絶縁物2,2を備え、並設された絶縁物2,2の相互間に収納空間123が形成されており、この収納空間123に温度検出センサが収納されている構成としたことにより温度検出センサを適用できる回転電機の種類を幅広く拡大できるようにした。

Description

この発明は、平角導体よりなる素線導体が回転電機の径方向に複数本積層されて構成された集合導体でコイルが形成されるタービン発電機等の回転電機及び回転電機の素線温度計測センサ実装方法に関するものである。
従来の素線導体を集合させて形成した絶縁コイルを有する回転電機、例えばタービン発電機においては、素線導体の温度を測定する為に、素線絶縁が施された素線導体に接近させて素線温度計測センサを配置している。また、例えば特許文献1に開示のように、素線導体を切り欠き凹溝や穴を形成し、素線導体温度を検出する方法もある。
特開2012−44773号公報
素線導体を集合させて形成したコイルの素線温度を測定する為に、特許文献1のような構造とすると、凹溝や穴を形成する為に素線導体厚みを素線温度計測センサの高さ以上確保する必要があり、素線導体厚みが小さい回転電機には適用できないという素線温度計測センサを適用できる回転電機の種類が制限される不都合が生じる問題があった。
この発明は前述のような課題を解決するためになされたものであり、素線温度計測センサ(素線導体の温度を検出する温度検出センサ)を適用できる回転電機の種類を幅広く拡大できるようにすることを目的とするものである。
この発明に係る回転電機は、平角導体よりなる素線導体が回転電機の径方向に複数本積層されて構成された集合導体でコイルが形成される回転電機において、前記複数本の素線導体のうちの相隣る素線導体の間に回転電機の周方向に並設され前記相隣る素線導体に沿って延在する絶縁物を備え、前記並設された絶縁物の相互間に収納空間が形成されており、この収納空間に前記素線導体の温度を検出する温度検出センサが収納されている構成としたことにより素線温度計測センサ(素線導体の温度を検出する温度検出センサ)を適用できる回転電機の種類を幅広く拡大できるようにした。
この発明に係る回転電機は、平角導体よりなる素線導体が回転電機の径方向に複数本積層されて構成された集合導体でコイルが形成される回転電機において、前記複数本の素線導体のうちの相隣る素線導体の間に介在した絶縁物を備え、この絶縁物と前記相隣る素線導体とによって囲まれる収納空間に前記素線導体の温度を検出する温度検出センサが収納されている構成としたことにより素線温度計測センサ(素線導体の温度を検出する温度検出センサ)を適用できる回転電機の種類を幅広く拡大できるようにした。
この発明に係る回転電機は、平角導体よりなる素線導体が回転電機の径方向に複数本積層されて構成された集合導体でコイルが形成される回転電機において、相隣る前記素線導体の相互に隣接する角部に収納空間が形成されており、この収納空間に前記素線導体の温度を検出する温度検出センサが収納されている構成としたことにより素線温度計測センサ(素線導体の温度を検出する温度検出センサ)を適用できる回転電機の種類を幅広く拡大できるようにした。
この発明に係る回転電機の素線温度計測センサ実装方法は、平角導体よりなる素線導体を回転電機の径方向に複数本積層して構成した集合導体に前記素線導体の温度を検出する温度検出センサを実装する回転電機の素線温度計測センサ実装方法において、一の素線導体にこの素線導体に沿って延在する絶縁物を回転電機の周方向に並設してこの並設の絶縁物の相互間に収納空間を形成し、この収納空間に前記素線導体の温度を検出する温度検出センサを収納し、この温度検出センサの収納後に、前記並設の絶縁物に他の素線導体を重積して前記収納空間を他の素線導体で覆う実装方法としたことにより素線温度計測センサ(素線導体の温度を検出する温度検出センサ)を適用できる回転電機の種類を幅広く拡大できるようにした。
この発明に係る回転電機の素線温度計測センサ実装方法は、平角導体よりなる素線導体を回転電機の径方向に複数本積層して構成した集合導体に前記素線導体の温度を検出する温度検出センサを実装する回転電機の素線温度計測センサ実装方法において、一の素線導体にこの素線導体に沿って延在する絶縁物を重積し、この重積した絶縁物に他の素線導体を重積して、前記一の素線導体と前記絶縁物と前記他の素線導体とによって囲まれる収納空間を形成し、この収納空間に前記温度検出センサを収納する実装方法としたことにより素線温度計測センサ(素線導体の温度を検出する温度検出センサ)を適用できる回転電機の種類を幅広く拡大できるようにした。
この発明に係る回転電機の素線温度計測センサ実装方法は、平角導体よりなる素線導体を回転電機の径方向に複数本積層して構成した集合導体に前記素線導体の温度を検出する温度検出センサを実装する回転電機の素線温度計測センサ実装方法において、素線導体を回転電機の径方向に複数本積層して前記集合導体を構成する過程で相隣る前記素線導体の相互に隣接する角部に収納空間を確保し、この収納空間に前記温度検出センサを収納する実装方法としたことにより素線温度計測センサ(素線導体の温度を検出する温度検出センサ)を適用できる回転電機の種類を幅広く拡大できるようにした。
この発明は、平角導体よりなる素線導体が回転電機の径方向に複数本積層されて構成された集合導体でコイルが形成される回転電機において、前記複数本の素線導体のうちの相隣る素線導体の間に回転電機の周方向に並設され前記相隣る素線導体に沿って延在する絶縁物を備え、前記並設された絶縁物の相互間に収納空間が形成されており、この収納空間に前記素線導体の温度を検出する温度検出センサが収納されている構成としたので、素線温度計測センサ(素線導体の温度を検出する温度検出センサ)を適用できる回転電機の種類を幅広く拡大できる効果がある。
この発明に係る回転電機は、平角導体よりなる素線導体が回転電機の径方向に複数本積層されて構成された集合導体でコイルが形成される回転電機において、前記複数本の素線導体のうちの相隣る素線導体の間に介在した絶縁物を備え、この絶縁物と前記相隣る素線導体とによって囲まれる収納空間に前記素線導体の温度を検出する温度検出センサが収納されている構成としたので、素線温度計測センサ(素線導体の温度を検出する温度検出センサ)を適用できる回転電機の種類を幅広く拡大できる効果がある。
この発明に係る回転電機は、平角導体よりなる素線導体が回転電機の径方向に複数本積層されて構成された集合導体でコイルが形成される回転電機において、相隣る前記素線導体の相互に隣接する角部に収納空間が形成されており、この収納空間に前記素線導体の温度を検出する温度検出センサが収納されている構成としたので、素線温度計測センサ(素線導体の温度を検出する温度検出センサ)を適用できる回転電機の種類を幅広く拡大できる効果がある。
この発明に係る回転電機の素線温度計測センサ実装方法は、平角導体よりなる素線導体を回転電機の径方向に複数本積層して構成した集合導体に前記素線導体の温度を検出する温度検出センサを実装する回転電機の素線温度計測センサ実装方法において、一の素線導体にこの素線導体に沿って延在する絶縁物を回転電機の周方向に並設してこの並設の絶縁物の相互間に収納空間を形成し、この収納空間に前記素線導体の温度を検出する温度検出センサを収納し、この温度検出センサの収納後に、前記並設の絶縁物に他の素線導体を重積して前記収納空間を他の素線導体で覆う実装方法としたので、素線温度計測センサ(素線導体の温度を検出する温度検出センサ)を適用できる回転電機の種類を幅広く拡大できる効果がある。
この発明に係る回転電機の素線温度計測センサ実装方法は、平角導体よりなる素線導体を回転電機の径方向に複数本積層して構成した集合導体に前記素線導体の温度を検出する温度検出センサを実装する回転電機の素線温度計測センサ実装方法において、一の素線導体にこの素線導体に沿って延在する絶縁物を重積し、この重積した絶縁物に他の素線導体を重積して、前記一の素線導体と前記絶縁物と前記他の素線導体とによって囲まれる収納空間を形成し、この収納空間に前記温度検出センサを収納する実装方法としたので、素線温度計測センサ(素線導体の温度を検出する温度検出センサ)を適用できる回転電機の種類を幅広く拡大できる効果がある。
この発明に係る回転電機の素線温度計測センサ実装方法は、平角導体よりなる素線導体を回転電機の径方向に複数本積層して構成した集合導体に前記素線導体の温度を検出する温度検出センサを実装する回転電機の素線温度計測センサ実装方法において、素線導体を回転電機の径方向に複数本積層して前記集合導体を構成する過程で相隣る前記素線導体の相互に隣接する角部に収納空間を確保し、この収納空間に前記温度検出センサを収納する実装方法としたので、素線温度計測センサ(素線導体の温度を検出する温度検出センサ)を適用できる回転電機の種類を幅広く拡大できる効果がある。
この発明の実施の形態1を示す図で、(a)は要部の斜視図、(b)は素線温度計測センサの近傍を拡大して示す正面図である。 この発明の実施の形態1を示す図で、素線温度計測センサの実装工程を例示する図であり、(a)は平面図、(b)は正面図である。 この発明の実施の形態1を示す図で、集合導体の加圧成形を説明するための模式図を正面図で示す図である。 この発明の実施の形態1を示す図で、素線導体の転位部において絶縁物の途切れた部分に施される保護絶縁として保護テープを利用した場合を例示する図であり、(a)は斜視図、(b)は拡大して示す正面図である。 この発明の実施の形態1を示す図で、素線導体の転位部において絶縁物の途切れた部分に施される保護絶縁として保護樹脂を利用した場合を例示する図であり、(a)は斜視図、(b)は拡大して示す正面図である。 この発明の実施の形態2を示す図で、(a)は要部の斜視図、(b)は素線温度計測センサの近傍を拡大して示す正面図である。 この発明の実施の形態2を示す図で、素線導体の転位部において絶縁物の途切れた部分に施される保護絶縁として保護テープを利用した場合を例示する図であり、(a)は斜視図、(b)は拡大して示す正面図である。 この発明の実施の形態2を示す図で、素線導体の転位部において絶縁物の途切れた部分に施される保護絶縁として保護樹脂を利用した場合を例示する図であり、(a)は斜視図、(b)は拡大して示す正面図である。 この発明の実施の形態3を示す図で、(a)は要部の斜視図、(b)は要部を拡大して示す正面図、(c)は要部を更に拡大して示す正面図である。 この発明の実施の形態1から3を適用する回転電機の固定子の事例を模式的に例示する縦断側面図である。
実施の形態1.
以下、この発明の実施の形態1を図1から図5、及び図10に基づいて説明する。
本実施の形態1は、図1から図5、及び図10に、光ファイバ温度検出センサ等の温度検出センサ1、絶縁物2、素線導体3、保護絶縁としての保護テープ4、保護絶縁としての保護樹脂5、集合導体6、転位部31、および収納空間123の一例を示してあり、平角導体よりなる素線導体3が回転電機の径方向に複数本積層されて構成された集合導体6でコイルが形成される回転電機において、前記複数本の素線導体3,3,・・・のうちの相隣る素線導体3,3の間に回転電機の周方向に並設され前記相隣る素線導体3,3に沿って延在する絶縁物2,2を備え、前記並設された絶縁物2,2の相互間に収納空間123が形成されており、この収納空間123に前記素線導体3,3,・・・の温度を検出する温度検出センサ1が収納されている回転電機を例示するものである。
具体的には、図示のように、温度検出センサ1の収納空間123を設ける為、2つの平角絶縁体である絶縁物2,2を相隣る2枚の素線導体3,3の間に、2つの絶縁物2とその間の空間の幅の合計が素線導体3の幅を越えない範囲で、一定の間隔をあけて配置する。素線導体3の厚みに関わらず絶縁物2により収納空間123を作ることができ、複数の素線導体3,3,・・・を束ねて構成した集合導体6を加圧成形する場合でも、温度検出センサ1を損傷することなく、加圧成形時の加圧による測定値への影響もない状態とすることが可能となる。
また、2つの絶縁物2,2により絶縁物2の全長に亘って均一な収納空間123を形成することができる。
スロット底部側もしくは楔側(スロット開口側)の素線導体3に温度検出センサ1を配置する部分には、図4では絶縁物2と保護テープ4により、図5では保護樹脂5により温度検出センサ1を保護することで、前記加圧成形時及び前記加圧成形後の主絶縁層の成形時にも耐え得る構造となる。前記相隣る素線導体3,3の転位部31では前記絶縁物2,2の途切れた部分に保護絶縁が施されている。
タービン発電機等の大型の回転電機における温度検出センサ1の実装方法は、図2、図3に例示のように、工程1⇒工程2⇒工程3⇒工程4⇒工程5の順に、手作業で行われる。
即ち、工程1で、任意の長さに切断し転位部(曲がり部)を成形した素線導体3を所定数重積し、
次の工程2で、素線導体3に対して、収納空間123形成用の絶縁物2,2を任意の接着物にて仮止めして収納空間123を形成し、
次の工程3で、その収納空間123に温度検出センサ1を収納する。
その後、工程4で、収納空間用の絶縁物2,2の上に別の素線導体3を載せていき、任意の段数まで積み重ねる。
工程4で、任意の段数まで積み重ねて集合導体6を構成し、その後、
図3に例示の工程5で、集合導体6を金型7によりコイル状に加圧成形した後、外周に主絶縁層(図示省略)を形成していく。
このようにして、所望数の温度検出センサ1が実装され、金型7によりコイル状に加圧成形され、外周に主絶縁層が施された集合導体6は、図10に概念的に例示のように、回転電機100の固定子鉄心100SCの多数のスロット内に、両端のコイルエンド分だけ固定子鉄心100SCからはみ出した状態に、装填される。
換言すれば、本実施の形態1では、平角導体よりなる素線導体3,3,・・・を回転電機100の径方向に複数本積層して構成した集合導体6に前記素線導体3,3,・・の温度を検出する温度検出センサ1を実装する回転電機の素線温度計測センサ実装方法において、一の素線導体3にこの素線導体に沿って延在する絶縁物2を回転電機の周方向に並設してこの並設の絶縁物2,2の相互間に、回転電機の径方向に開口した収納空間123を形成し、この収納空間123に前記素線導体の温度を検出する温度検出センサ1を収納し、この温度検出センサ1の収納後に、前記並設の絶縁物2,2に他の素線導体3を重積して前記収納空間123を他の素線導体3で覆う素線温度計測センサ実装の方法としてある。
なお、収納空間123用の絶縁物2,2、振動等により素線導体3,3,・・・を絶縁物2,2自体で損傷させない為に、使用する素線導体3,3,・・・の硬度よりも低い硬度の絶縁物を使用するのが好ましい。
収納空間123用の絶縁物2,2は、曲がり部(転位部)では分割したブロック状の収納空間123用の絶縁物を配置し、任意の保護テープにて固定する。また、曲がり部(転位部)にのみ収納空間123用の絶縁物を使用せず、任意の保護樹脂等の保護絶縁物を用いて温度検出センサ1周りを保護することも可能である。
また、本実施の形態によれば、温度検出センサ1は、温度を測定したい任意の箇所に任意の本数設置することができる。
実施の形態2.
以下、この発明の実施の形態2を図6、7、8に基づいて説明する。
本実施の形態2は、平角導体よりなる素線導体3,3,・・・が回転電機の径方向に複数本積層されて構成された集合導体6でコイルが形成される回転電機において、前記複数本の素線導体3,3,・・・のうちの相隣る素線導体3,3の間に介在した絶縁物2を備え、この絶縁物2と前記相隣る素線導体3,3とによって囲まれる収納空間123に前記素線導体の温度を検出する温度検出センサ1が収納されている回転電機を例示するものである。
具体的には、図6に例示のように、2枚の素線導体3,3の間に温度検出センサ1の収納空間123を確保する為に1つの絶縁物2を、絶縁物2と収納空間123の幅の合計が素線導体3の幅を越えない範囲で、挿入することで、複数の素線導体3,3,・・・を束ねて集合導体6を構成した後の加圧作業(図3参照)直前での温度検出センサ1の収納空間123への挿入が可能になり、大幅な作業性改善が見込まれる。また、スロット底部側もしくは楔側(スロット開口側)の素線導体3に温度検出センサ1を配置する部分には、図7では絶縁物2と保護テープ4により、図8では保護樹脂5により温度検出センサ1を保護することで、主絶縁層の成形時にも耐え得る構造となる。
なお、本実施の形態2の温度検出センサ1の実装方法は、平角導体よりなる素線導体3,3,・・・を回転電機の径方向に複数本積層して構成した集合導体6に前記素線導体の温度を検出する温度検出センサ1を実装する回転電機の素線温度計測センサ実装方法において、一の素線導体3にこの素線導体3に沿って延在する絶縁物2を重積し、この重積した絶縁物2に他の素線導体3を重積して、前記一の素線導体3と前記絶縁物2と前記他の素線導体3とによって囲まれ回転電機の周方向に開口したる収納空間123を形成し、この収納空間123に前記温度検出センサ1を収納する回転電機の素線温度計測センサ実装方法である。
実施の形態3.
以下、この発明の実施の形態3を図9に基づいて説明する。
本実施の形態3は、平角導体よりなる素線導体3,3,・・・が回転電機の径方向に複数本積層されて構成された集合導体6でコイルが形成される回転電機において、相隣る前記素線導体3,3の相互に隣接する角部に収納空間123が形成されており、この収納空間123に前記素線導体の温度を検出する温度検出センサ1が収納されている回転電機を例示するもでのある。
具体的には、図9に例示のように、素線導体3,3,・・・の角部に丸みを持たせることで、素線導体3,3,・・・を束ねて集合導体6を構成した時に生じる空間を温度検出センサ1の収納空間123とする。
更に具体的には、角部に丸みを持たせた素線導体3,3,・・・を、任意の段数積み重ねて集合導体6を構成した後、金型(図3参照))により加圧成形する。コイル状に加圧成形後に、相隣る素線導体3,3の角部と角部との間の空間を収納空間123として確保し、その収納空間123に温度検出センサ1を配置し、任意の保護テープもしくは保護樹脂にて温度検出センサ1を、加圧成形した集合導体6に固定する。その後、外周に主絶縁層を形成していく。
この方法では、複数の素線導体3,3,・・・を束ねて集合導体6を構成した後の加圧作業(図3参照)で加圧した後に温度検出センサ1を組み込む作業が可能になり、大幅な作業改善が見込まれると共に温度検出センサ1の設置状況が一目で確認できる。
なお、本実施の形態の温度検出センサ1の実装方法は、平角導体よりなる素線導体3,3,・・・を回転電機の径方向に複数本積層して構成した集合導体6に前記素線導体の温度を検出する温度検出センサ1を実装する回転電機の素線温度計測センサ実装方法において、素線導体3,3,・・・を回転電機の径方向に複数本積層して前記集合導体6を構成する過程で相隣る前記素線導体3,3の相互に隣接する角部に収納空間123を確保し、この収納空間に前記温度検出センサ1を収納する回転電機の素線温度計測センサ実装方法である。
なお、前述の説明および前述の各図からも明白なように、本実施の形態1から3には、以下のA1からA8、およびB1からB9のような技術的特徴がある。
特徴A1:素線絶縁層を形成した平角導体よりなる素線導体を集合させてその外周に主絶縁層を形成した絶縁巻線を備えた回転電機において、素線絶縁層を形成した素線導体の広幅面側の導体間に2つの絶縁物を介して収納空間を形成し、この収納空間に温度検出センサを収納した回転電機である。
特徴A2:素線絶縁層を形成した平角導体よりなる素線導体を集合させてその外周に主絶縁層を形成した絶縁巻線を備えた回転電機において、素線絶縁層を形成した素線導体の広幅面側の導体間に1つの絶縁物を介して収納空間を形成し、この収納空間に温度検出センサを収納した回転電機である。
特徴A3:素線絶縁層を形成した平角導体よりなる素線導体を集合させてその外周に主絶縁層を形成した絶縁巻線を備えた回転電機において、素線絶縁層を形成した素線導体の角部に丸みを持たせることで収納空間を形成し、この収納空間に温度検出センサを収納した回転電機である。
特徴A4:特徴1から3の何れか1つにおいて、前記温度検出センサが、光ファイバ温度検出センサである回転電機である。
特徴A5:平角導体よりなる素線導体に素線絶縁層を形成し、素線導体間に絶縁物を介して収納空間を形成し、または素線導体角部に丸みを持たせ収納空間を形成し、この収納空間内に光ファイバ温度検出センサを収納して、前記素線導体を複数束ねて加圧成形し、その上に主絶縁層を形成した回転電機巻線の製造方法である。
なお、各図中、同一符合は同一または相当部分を示す。
なお、本発明は、その発明の範囲内において、各実施の形態を適宜、変形、省略、組み合わせることができる。
この発明は、平角導体よりなる素線導体が回転電機の径方向に複数本積層されて構成された集合導体でコイルが形成されるタービン発電機等の回転電機及び回転電機の素線温度計測センサ実装方法に関するものである。
従来の素線導体を集合させて形成した絶縁コイルを有する回転電機、例えばタービン発電機においては、素線導体の温度を測定する為に、素線絶縁が施された素線導体に接近させて素線温度計測センサを配置している。また、例えば特許文献1に開示のように、素線導体を切り欠き凹溝や穴を形成し、素線導体温度を検出する方法もある。
特開2012−44773号公報
素線導体を集合させて形成したコイルの素線温度を測定する為に、特許文献1のような構造とすると、凹溝や穴を形成する為に素線導体厚みを素線温度計測センサの高さ以上確保する必要があり、素線導体厚みが小さい回転電機には適用できないという素線温度計測センサを適用できる回転電機の種類が制限される不都合が生じる問題があった。
この発明は前述のような課題を解決するためになされたものであり、素線温度計測センサ(素線導体の温度を検出する温度検出センサ)を適用できる回転電機の種類を幅広く拡大できるようにし、更に振動等により素線導体を損傷させないようにすることを目的とするものである。
この発明に係る回転電機は、平角導体よりなる素線導体が回転電機の径方向に複数本積層されて構成された集合導体でコイルが形成される回転電機において、前記複数本の素線導体のうちの相隣る素線導体の間に回転電機の周方向に並設され前記相隣る素線導体に沿って延在する絶縁物を備え、前記並設された絶縁物の相互間に収納空間が形成されており、この収納空間に前記素線導体の温度を検出する温度検出センサが収納されている構成とし、更に前記絶縁物の硬度は前記素線導体の硬度よりも低くしたことにより素線温度計測センサ(素線導体の温度を検出する温度検出センサ)を適用できる回転電機の種類を幅広く拡大できるようにし、更に振動等により素線導体を絶縁物自体で損傷させないようにした。
この発明に係る回転電機は、平角導体よりなる素線導体が回転電機の径方向に複数本積層されて構成された集合導体でコイルが形成される回転電機において、前記複数本の素線導体のうちの相隣る素線導体の間に介在した絶縁物を備え、この絶縁物と前記相隣る素線導体とによって囲まれる収納空間に前記素線導体の温度を検出する温度検出センサが収納されている構成とし、更に前記絶縁物の硬度は前記素線導体の硬度よりも低くしたことにより素線温度計測センサ(素線導体の温度を検出する温度検出センサ)を適用できる回転電機の種類を幅広く拡大できるようにし、更に振動等により素線導体を絶縁物自体で損傷させないようにした。
この発明に係る回転電機の素線温度計測センサ実装方法は、平角導体よりなる素線導体を回転電機の径方向に複数本積層して構成した集合導体に前記素線導体の温度を検出する温度検出センサを実装する回転電機の素線温度計測センサ実装方法において、一の素線導体にこの素線導体に沿って延在し前記素線導体の硬度よりも低い硬度の絶縁物を回転電機の周方向に並設してこの並設の絶縁物の相互間に収納空間を形成し、この収納空間に前記素線導体の温度を検出する温度検出センサを収納し、この温度検出センサの収納後に、前記並設の絶縁物に他の素線導体を重積して前記収納空間を他の素線導体で覆う実装方法としたことにより素線温度計測センサ(素線導体の温度を検出する温度検出センサ)を適用できる回転電機の種類を幅広く拡大できるようにし、更に振動等により素線導体を絶縁物自体で損傷させないようにした。
この発明に係る回転電機の素線温度計測センサ実装方法は、平角導体よりなる素線導体を回転電機の径方向に複数本積層して構成した集合導体に前記素線導体の温度を検出する温度検出センサを実装する回転電機の素線温度計測センサ実装方法において、一の素線導体にこの素線導体に沿って延在し前記素線導体の硬度よりも低い硬度の絶縁物を重積し、この重積した絶縁物に他の素線導体を重積して、前記一の素線導体と前記絶縁物と前記他の素線導体とによって囲まれる収納空間を形成し、この収納空間に前記温度検出センサを収納する実装方法としたことにより素線温度計測センサ(素線導体の温度を検出する温度検出センサ)を適用できる回転電機の種類を幅広く拡大できるようにし、更に振動等により素線導体を絶縁物自体で損傷させないようにした。
この発明は、平角導体よりなる素線導体が回転電機の径方向に複数本積層されて構成された集合導体でコイルが形成される回転電機において、前記複数本の素線導体のうちの相隣る素線導体の間に回転電機の周方向に並設され前記相隣る素線導体に沿って延在する絶縁物を備え、前記並設された絶縁物の相互間に収納空間が形成されており、この収納空間に前記素線導体の温度を検出する温度検出センサが収納されている構成としたので、素線温度計測センサ(素線導体の温度を検出する温度検出センサ)を適用できる回転電機の種類を幅広く拡大できる効果があり、更に前記絶縁物の硬度を前記素線導体の硬度よりも低くしたので振動等により素線導体を絶縁物自体で損傷させないようにすることができる効果がある。
この発明に係る回転電機は、平角導体よりなる素線導体が回転電機の径方向に複数本積層されて構成された集合導体でコイルが形成される回転電機において、前記複数本の素線導体のうちの相隣る素線導体の間に介在した絶縁物を備え、この絶縁物と前記相隣る素線導体とによって囲まれる収納空間に前記素線導体の温度を検出する温度検出センサが収納されている構成としたので、素線温度計測センサ(素線導体の温度を検出する温度検出センサ)を適用できる回転電機の種類を幅広く拡大できる効果があり、更に前記絶縁物の硬度を前記素線導体の硬度よりも低くしたので振動等により素線導体を絶縁物自体で損傷させないようにすることができる効果がある。
この発明に係る回転電機の素線温度計測センサ実装方法は、平角導体よりなる素線導体を回転電機の径方向に複数本積層して構成した集合導体に前記素線導体の温度を検出する温度検出センサを実装する回転電機の素線温度計測センサ実装方法において、一の素線導体にこの素線導体に沿って延在する絶縁物を回転電機の周方向に並設してこの並設の絶縁物の相互間に収納空間を形成し、この収納空間に前記素線導体の温度を検出する温度検出センサを収納し、この温度検出センサの収納後に、前記並設の絶縁物に他の素線導体を重積して前記収納空間を他の素線導体で覆う実装方法としたので、素線温度計測センサ(素線導体の温度を検出する温度検出センサ)を適用できる回転電機の種類を幅広く拡大できる効果があり、更に前記絶縁物の硬度を前記素線導体の硬度よりも低くしたので振動等により素線導体を絶縁物自体で損傷させないようにすることができる効果がある。
この発明に係る回転電機の素線温度計測センサ実装方法は、平角導体よりなる素線導体を回転電機の径方向に複数本積層して構成した集合導体に前記素線導体の温度を検出する温度検出センサを実装する回転電機の素線温度計測センサ実装方法において、一の素線導体にこの素線導体に沿って延在する絶縁物を重積し、この重積した絶縁物に他の素線導体を重積して、前記一の素線導体と前記絶縁物と前記他の素線導体とによって囲まれる収納空間を形成し、この収納空間に前記温度検出センサを収納する実装方法としたので、素線温度計測センサ(素線導体の温度を検出する温度検出センサ)を適用できる回転電機の種類を幅広く拡大できる効果があり、更に前記絶縁物の硬度を前記素線導体の硬度よりも低くしたので振動等により素線導体を絶縁物自体で損傷させないようにすることができる効果がある。
この発明の実施の形態1を示す図で、(a)は要部の斜視図、(b)は素線温度計測センサの近傍を拡大して示す正面図である。 この発明の実施の形態1を示す図で、素線温度計測センサの実装工程を例示する図であり、(a)は平面図、(b)は正面図である。 この発明の実施の形態1を示す図で、集合導体の加圧成形を説明するための模式図を正面図で示す図である。 この発明の実施の形態1を示す図で、素線導体の転位部において絶縁物の途切れた部分に施される保護絶縁として保護テープを利用した場合を例示する図であり、(a)は斜視図、(b)は拡大して示す正面図である。 この発明の実施の形態1を示す図で、素線導体の転位部において絶縁物の途切れた部分に施される保護絶縁として保護樹脂を利用した場合を例示する図であり、(a)は斜視図、(b)は拡大して示す正面図である。 この発明の実施の形態2を示す図で、(a)は要部の斜視図、(b)は素線温度計測センサの近傍を拡大して示す正面図である。 この発明の実施の形態2を示す図で、素線導体の転位部において絶縁物の途切れた部分に施される保護絶縁として保護テープを利用した場合を例示する図であり、(a)は斜視図、(b)は拡大して示す正面図である。 この発明の実施の形態2を示す図で、素線導体の転位部において絶縁物の途切れた部分に施される保護絶縁として保護樹脂を利用した場合を例示する図であり、(a)は斜視図、(b)は拡大して示す正面図である。 この発明の参考例を示す図で、(a)は要部の斜視図、(b)は要部を拡大して示す正面図、(c)は要部を更に拡大して示す正面図である。 この発明の実施の形態1,2および参考例を適用する回転電機の固定子の事例を模式的に例示する縦断側面図である。
実施の形態1.
以下、この発明の実施の形態1を図1から図5、及び図10に基づいて説明する。
本実施の形態1は、図1から図5、及び図10に、光ファイバ温度検出センサ等の温度検出センサ1、絶縁物2、素線導体3、保護絶縁としての保護テープ4、保護絶縁としての保護樹脂5、集合導体6、転位部31、および収納空間123の一例を示してあり、平角導体よりなる素線導体3が回転電機の径方向に複数本積層されて構成された集合導体6でコイルが形成される回転電機において、前記複数本の素線導体3,3,・・・のうちの相隣る素線導体3,3の間に回転電機の周方向に並設され前記相隣る素線導体3,3に沿って延在する絶縁物2,2を備え、前記並設された絶縁物2,2の相互間に収納空間123が形成されており、この収納空間123に前記素線導体3,3,・・・の温度を検出する温度検出センサ1が収納されている回転電機を例示するものである。
具体的には、図示のように、温度検出センサ1の収納空間123を設ける為、2つの平角絶縁体である絶縁物2,2を相隣る2枚の素線導体3,3の間に、2つの絶縁物2とその間の空間の幅の合計が素線導体3の幅を越えない範囲で、一定の間隔をあけて配置する。素線導体3の厚みに関わらず絶縁物2により収納空間123を作ることができ、複数の素線導体3,3,・・・を束ねて構成した集合導体6を加圧成形する場合でも、温度検出センサ1を損傷することなく、加圧成形時の加圧による測定値への影響もない状態とすることが可能となる。
また、2つの絶縁物2,2により絶縁物2の全長に亘って均一な収納空間123を形成することができる。
スロット底部側もしくは楔側(スロット開口側)の素線導体3に温度検出センサ1を配置する部分には、図4では絶縁物2と保護テープ4により、図5では保護樹脂5により温度検出センサ1を保護することで、前記加圧成形時及び前記加圧成形後の主絶縁層の成形時にも耐え得る構造となる。前記相隣る素線導体3,3の転位部31では前記絶縁物2,2の途切れた部分に保護絶縁が施されている。
タービン発電機等の大型の回転電機における温度検出センサ1の実装方法は、図2、図3に例示のように、工程1⇒工程2⇒工程3⇒工程4⇒工程5の順に、手作業で行われる。
即ち、工程1で、任意の長さに切断し転位部(曲がり部)を成形した素線導体3を所定数重積し、
次の工程2で、素線導体3に対して、収納空間123形成用の絶縁物2,2を任意の接着物にて仮止めして収納空間123を形成し、
次の工程3で、その収納空間123に温度検出センサ1を収納する。
その後、工程4で、収納空間用の絶縁物2,2の上に別の素線導体3を載せていき、任意の段数まで積み重ねる。
工程4で、任意の段数まで積み重ねて集合導体6を構成し、その後、
図3に例示の工程5で、集合導体6を金型7によりコイル状に加圧成形した後、外周に主絶縁層(図示省略)を形成していく。
このようにして、所望数の温度検出センサ1が実装され、金型7によりコイル状に加圧成形され、外周に主絶縁層が施された集合導体6は、図10に概念的に例示のように、回転電機100の固定子鉄心100SCの多数のスロット内に、両端のコイルエンド分だけ固定子鉄心100SCからはみ出した状態に、装填される。
換言すれば、本実施の形態1では、平角導体よりなる素線導体3,3,・・・を回転電機100の径方向に複数本積層して構成した集合導体6に前記素線導体3,3,・・の温度を検出する温度検出センサ1を実装する回転電機の素線温度計測センサ実装方法において、一の素線導体3にこの素線導体に沿って延在する絶縁物2を回転電機の周方向に並設してこの並設の絶縁物2,2の相互間に、回転電機の径方向に開口した収納空間123を形成し、この収納空間123に前記素線導体の温度を検出する温度検出センサ1を収納し、この温度検出センサ1の収納後に、前記並設の絶縁物2,2に他の素線導体3を重積して前記収納空間123を他の素線導体3で覆う素線温度計測センサ実装の方法としてある。
なお、収納空間123用の絶縁物2,2、振動等により素線導体3,3,・・・を絶縁物2,2自体で損傷させない為に、使用する素線導体3,3,・・・の硬度よりも低い硬度の絶縁物を使用するのが好ましい。
収納空間123用の絶縁物2,2は、曲がり部(転位部)では分割したブロック状の収納空間123用の絶縁物を配置し、任意の保護テープにて固定する。また、曲がり部(転位部)にのみ収納空間123用の絶縁物を使用せず、任意の保護樹脂等の保護絶縁物を用いて温度検出センサ1周りを保護することも可能である。
また、本実施の形態によれば、温度検出センサ1は、温度を測定したい任意の箇所に任意の本数設置することができる。
実施の形態2.
以下、この発明の実施の形態2を図6、7、8に基づいて説明する。
本実施の形態2は、平角導体よりなる素線導体3,3,・・・が回転電機の径方向に複数本積層されて構成された集合導体6でコイルが形成される回転電機において、前記複数本の素線導体3,3,・・・のうちの相隣る素線導体3,3の間に介在した絶縁物2を備え、この絶縁物2と前記相隣る素線導体3,3とによって囲まれる収納空間123に前記素線導体の温度を検出する温度検出センサ1が収納されている回転電機を例示するものである。
具体的には、図6に例示のように、2枚の素線導体3,3の間に温度検出センサ1の収納空間123を確保する為に1つの絶縁物2を、絶縁物2と収納空間123の幅の合計が素線導体3の幅を越えない範囲で、挿入することで、複数の素線導体3,3,・・・を束ねて集合導体6を構成した後の加圧作業(図3参照)直前での温度検出センサ1の収納空間123への挿入が可能になり、大幅な作業性改善が見込まれる。また、スロット底部側もしくは楔側(スロット開口側)の素線導体3に温度検出センサ1を配置する部分には、図7では絶縁物2と保護テープ4により、図8では保護樹脂5により温度検出センサ1を保護することで、主絶縁層の成形時にも耐え得る構造となる。
なお、本実施の形態2の温度検出センサ1の実装方法は、平角導体よりなる素線導体3,3,・・・を回転電機の径方向に複数本積層して構成した集合導体6に前記素線導体の温度を検出する温度検出センサ1を実装する回転電機の素線温度計測センサ実装方法において、一の素線導体3にこの素線導体3に沿って延在する絶縁物2を重積し、この重積した絶縁物2に他の素線導体3を重積して、前記一の素線導体3と前記絶縁物2と前記他の素線導体3とによって囲まれ回転電機の周方向に開口したる収納空間123を形成し、この収納空間123に前記温度検出センサ1を収納する回転電機の素線温度計測センサ実装方法である。
参考例
以下、この発明の参考例を図9に基づいて説明する。
参考例は、平角導体よりなる素線導体3,3,・・・が回転電機の径方向に複数本積層されて構成された集合導体6でコイルが形成される回転電機において、相隣る前記素線導体3,3の相互に隣接する角部に収納空間123が形成されており、この収納空間123に前記素線導体の温度を検出する温度検出センサ1が収納されている回転電機を例示するものである。
具体的には、図9に例示のように、素線導体3,3,・・・の角部に丸みを持たせることで、素線導体3,3,・・・を束ねて集合導体6を構成した時に生じる空間を温度検出センサ1の収納空間123とする。
更に具体的には、角部に丸みを持たせた素線導体3,3,・・・を、任意の段数積み重ねて集合導体6を構成した後、金型(図3参照))により加圧成形する。コイル状に加圧成形後に、相隣る素線導体3,3の角部と角部との間の空間を収納空間123として確保し、その収納空間123に温度検出センサ1を配置し、任意の保護テープもしくは保護樹脂にて温度検出センサ1を、加圧成形した集合導体6に固定する。その後、外周に主絶縁層を形成していく。
この方法では、複数の素線導体3,3,・・・を束ねて集合導体6を構成した後の加圧作業(図3参照)で加圧した後に温度検出センサ1を組み込む作業が可能になり、大幅な作業改善が見込まれると共に温度検出センサ1の設置状況が一目で確認できる。
なお、本参考例の温度検出センサ1の実装方法は、平角導体よりなる素線導体3,3,・・・を回転電機の径方向に複数本積層して構成した集合導体6に前記素線導体の温度を検出する温度検出センサ1を実装する回転電機の素線温度計測センサ実装方法において、素線導体3,3,・・・を回転電機の径方向に複数本積層して前記集合導体6を構成する過程で相隣る前記素線導体3,3の相互に隣接する角部に収納空間123を確保し、この収納空間に前記温度検出センサ1を収納する回転電機の素線温度計測センサ実装方法である。
なお、前述の説明および前述の各図からも明白なように、本実施の形態1,2および参考例には、以下のA1からA7のような技術的特徴がある。
特徴A1:素線絶縁層を形成した平角導体よりなる素線導体を集合させてその外周に主絶縁層を形成した絶縁巻線を備えた回転電機において、素線絶縁層を形成した素線導体の広幅面側の導体間に2つの絶縁物を介して収納空間を形成し、この収納空間に温度検出センサを収納した回転電機である。
特徴A2:素線絶縁層を形成した平角導体よりなる素線導体を集合させてその外周に主絶縁層を形成した絶縁巻線を備えた回転電機において、素線絶縁層を形成した素線導体の広幅面側の導体間に1つの絶縁物を介して収納空間を形成し、この収納空間に温度検出センサを収納した回転電機である。
特徴A3:素線絶縁層を形成した平角導体よりなる素線導体を集合させてその外周に主絶縁層を形成した絶縁巻線を備えた回転電機において、素線絶縁層を形成した素線導体の角部に丸みを持たせることで収納空間を形成し、この収納空間に温度検出センサを収納した回転電機である。
特徴A4:特徴1から3の何れか1つにおいて、前記温度検出センサが、光ファイバ温度検出センサである回転電機である。
特徴A5:平角導体よりなる素線導体に素線絶縁層を形成し、素線導体間に絶縁物を介して収納空間を形成し、または素線導体角部に丸みを持たせ収納空間を形成し、この収納空間内に光ファイバ温度検出センサを収納して、前記素線導体を複数束ねて加圧成形し、その上に主絶縁層を形成した回転電機巻線の製造方法である。
特徴A6:平角導体よりなる素線導体が回転電機の径方向に複数本積層されて構成された集合導体でコイルが形成される回転電機において、相隣る前記素線導体の相互に隣接する角部に収納空間が形成されており、この収納空間に前記素線導体の温度を検出する温度検出センサが収納されている構成としたので、素線温度計測センサ(素線導体の温度を検出する温度検出センサ)を適用できる回転電機の種類を幅広く拡大できる効果がある。
特徴A7:平角導体よりなる素線導体を回転電機の径方向に複数本積層して構成した集合導体に前記素線導体の温度を検出する温度検出センサを実装する回転電機の素線温度計測センサ実装方法において、素線導体を回転電機の径方向に複数本積層して前記集合導体を構成する過程で相隣る前記素線導体の相互に隣接する角部に収納空間を確保し、この収納空間に前記温度検出センサを収納する実装方法としたので、素線温度計測センサ(素線導体の温度を検出する温度検出センサ)を適用できる回転電機の種類を幅広く拡大できる効果がある。
なお、各図中、同一符合は同一または相当部分を示す。
なお、本発明は、その発明の範囲内において、各実施の形態を適宜、変形、省略、組み合わせることができる。
この発明に係る回転電機は、平角導体よりなる素線導体が回転電機の径方向に複数本積層されて構成された集合導体でコイルが形成される回転電機において、前記複数本の素線導体のうちの相隣る素線導体の間に、前記素線導体の転位部を挟む両側の各々において回転電機の周方向に並設され前記相隣る素線導体に沿って直線状に延在する絶縁物を備え、前記転位部を挟む両側の各々において前記並設された直線状の絶縁物の相互間に収納空間が形成されており、前記転位部を挟む両側の各々における前記収納空間に、前記素線導体の温度を検出する温度検出センサが前記転位部を挟む両側に亘って収納され前記絶縁物の硬度は前記素線導体の硬度よりも低くしたことにより素線温度計測センサ(素線導体の温度を検出する温度検出センサ)を適用できる回転電機の種類を幅広く拡大できるようにし、更に振動等により素線導体を絶縁物自体で損傷させないようにした。
この発明に係る回転電機は、平角導体よりなる素線導体が回転電機の径方向に複数本積層されて構成された集合導体でコイルが形成される回転電機において、前記複数本の素線導体のうちの相隣る素線導体の間に、前記素線導体の転位部を挟む両側の各々において介在した直線状の絶縁物を備え、前記転位部を挟む両側の各々における前記絶縁物と前記相隣る素線導体とによって囲まれる収納空間に前記素線導体の温度を検出する温度検出センサが前記転位部を挟む両側に亘って収納され、前記絶縁物の硬度は前記素線導体の硬度よりも低くしたことにより素線温度計測センサ(素線導体の温度を検出する温度検出センサ)を適用できる回転電機の種類を幅広く拡大できるようにし、更に振動等により素線導体を絶縁物自体で損傷させないようにした。
この発明に係る回転電機の素線温度計測センサ実装方法は、平角導体よりなる素線導体が回転電機の径方向に複数本積層されて構成された集合導体でコイルが形成される回転電機において、前記複数本の素線導体のうちの相隣る素線導体の間に、前記素線導体の転位部を挟む両側の各々において回転電機の周方向に並設され前記相隣る素線導体に沿って直線状に延在する絶縁物を備え、前記転位部を挟む両側の各々において前記並設された直線状の絶縁物の相互間に収納空間が形成されており、前記転位部を挟む両側の各々における前記収納空間に、前記素線導体の温度を検出する温度検出センサが前記転位部を挟む両側に亘って収納され、前記絶縁物の硬度は前記素線導体の硬度よりも低い回転電機の素線温度計測センサ実装方法であって、一の素線導体にこの素線導体に沿って延在し前記素線導体の硬度よりも低い硬度の絶縁物を回転電機の周方向に並設してこの並設の絶縁物の相互間に収納空間を形成し、この収納空間に前記素線導体の温度を検出する温度検出センサを収納し、この温度検出センサの収納後に、前記並設の絶縁物に他の素線導体を重積して前記収納空間を他の素線導体で覆う実装方法としたことにより素線温度計測センサ(素線導体の温度を検出する温度検出センサ)を適用できる回転電機の種類を幅広く拡大できるようにし、更に振動等により素線導体を絶縁物自体で損傷させないようにした。
この発明に係る回転電機の素線温度計測センサ実装方法は、平角導体よりなる素線導体が回転電機の径方向に複数本積層されて構成された集合導体でコイルが形成される回転電機において、前記複数本の素線導体のうちの相隣る素線導体の間に、前記素線導体の転位部を挟む両側の各々において介在した直線状の絶縁物を備え、前記転位部を挟む両側の各々における前記絶縁物と前記相隣る素線導体とによって囲まれる収納空間に前記素線導体の温度を検出する温度検出センサが前記転位部を挟む両側に亘って収納され、前記絶縁物の硬度は前記素線導体の硬度よりも低い回転電機の素線温度計測センサ実装方法であって、一の素線導体にこの素線導体に沿って延在し前記素線導体の硬度よりも低い硬度の絶縁物を重積し、この重積した絶縁物に他の素線導体を重積して、前記一の素線導体と前記絶縁物と前記他の素線導体とによって囲まれる収納空間を形成し、この収納空間に前記温度検出センサを収納する実装方法としたことにより素線温度計測センサ(素線導体の温度を検出する温度検出センサ)を適用できる回転電機の種類を幅広く拡大できるようにし、更に振動等により素線導体を絶縁物自体で損傷させないようにした。
この発明は、平角導体よりなる素線導体が回転電機の径方向に複数本積層されて構成された集合導体でコイルが形成される回転電機において、前記複数本の素線導体のうちの相隣る素線導体の間に、前記素線導体の転位部を挟む両側の各々において回転電機の周方向に並設され前記相隣る素線導体に沿って直線状に延在する絶縁物を備え、前記転位部を挟む両側の各々において前記並設された直線状の絶縁物の相互間に収納空間が形成されており、前記転位部を挟む両側の各々における前記収納空間に、前記素線導体の温度を検出する温度検出センサが前記転位部を挟む両側に亘って収納され前記絶縁物の硬度は前記素線導体の硬度よりも低くしたので、素線温度計測センサ(素線導体の温度を検出する温度検出センサ)を適用できる回転電機の種類を幅広く拡大できる効果があり、更に前記絶縁物の硬度を前記素線導体の硬度よりも低くしたので振動等により素線導体を絶縁物自体で損傷させないようにすることができる効果がある。
この発明に係る回転電機は、平角導体よりなる素線導体が回転電機の径方向に複数本積層されて構成された集合導体でコイルが形成される回転電機において、前記複数本の素線導体のうちの相隣る素線導体の間に、前記素線導体の転位部を挟む両側の各々において介在した直線状の絶縁物を備え、前記転位部を挟む両側の各々における前記絶縁物と前記相隣る素線導体とによって囲まれる収納空間に前記素線導体の温度を検出する温度検出センサが前記転位部を挟む両側に亘って収納され、前記絶縁物の硬度は前記素線導体の硬度よりも低くしたので、素線温度計測センサ(素線導体の温度を検出する温度検出センサ)を適用できる回転電機の種類を幅広く拡大できる効果があり、更に前記絶縁物の硬度を前記素線導体の硬度よりも低くしたので振動等により素線導体を絶縁物自体で損傷させないようにすることができる効果がある。
この発明に係る回転電機の素線温度計測センサ実装方法は、平角導体よりなる素線導体が回転電機の径方向に複数本積層されて構成された集合導体でコイルが形成される回転電機において、前記複数本の素線導体のうちの相隣る素線導体の間に、前記素線導体の転位部を挟む両側の各々において回転電機の周方向に並設され前記相隣る素線導体に沿って直線状に延在する絶縁物を備え、前記転位部を挟む両側の各々において前記並設された直線状の絶縁物の相互間に収納空間が形成されており、前記転位部を挟む両側の各々における前記収納空間に、前記素線導体の温度を検出する温度検出センサが前記転位部を挟む両側に亘って収納され、前記絶縁物の硬度は前記素線導体の硬度よりも低い回転電機の素線温度計測センサ実装方法であって、一の素線導体にこの素線導体に沿って延在し前記素線導体の硬度よりも低い硬度の絶縁物を回転電機の周方向に並設してこの並設の絶縁物の相互間に収納空間を形成し、この収納空間に前記素線導体の温度を検出する温度検出センサを収納し、この温度検出センサの収納後に、前記並設の絶縁物に他の素線導体を重積して前記収納空間を他の素線導体で覆う実装方法としたので、素線温度計測センサ(素線導体の温度を検出する温度検出センサ)を適用できる回転電機の種類を幅広く拡大できる効果があり、更に前記絶縁物の硬度を前記素線導体の硬度よりも低くしたので振動等により素線導体を絶縁物自体で損傷させないようにすることができる効果がある。
この発明に係る回転電機の素線温度計測センサ実装方法は、平角導体よりなる素線導体が回転電機の径方向に複数本積層されて構成された集合導体でコイルが形成される回転電機において、前記複数本の素線導体のうちの相隣る素線導体の間に、前記素線導体の転位部を挟む両側の各々において介在した直線状の絶縁物を備え、前記転位部を挟む両側の各々における前記絶縁物と前記相隣る素線導体とによって囲まれる収納空間に前記素線導体の温度を検出する温度検出センサが前記転位部を挟む両側に亘って収納され、前記絶縁物の硬度は前記素線導体の硬度よりも低い回転電機の素線温度計測センサ実装方法であって、一の素線導体にこの素線導体に沿って延在し前記素線導体の硬度よりも低い硬度の絶縁物を重積し、この重積した絶縁物に他の素線導体を重積して、前記一の素線導体と前記絶縁物と前記他の素線導体とによって囲まれる収納空間を形成し、この収納空間に前記温度検出センサを収納する実装方法としたので、素線度計測センサ(素線導体の温度を検出する温度検出センサ)を適用できる回転電機の種類を幅広く拡大できる効果があり、更に前記絶縁物の硬度を前記素線導体の硬度よりも低くしたので振動等により素線導体を絶縁物自体で損傷させないようにすることができる効果がある。

Claims (9)

  1. 平角導体よりなる素線導体が回転電機の径方向に複数本積層されて構成された集合導体でコイルが形成される回転電機において、
    前記複数本の素線導体のうちの相隣る素線導体の間に回転電機の周方向に並設され前記相隣る素線導体に沿って延在する絶縁物を備え、前記並設された絶縁物の相互間に収納空間が形成されており、この収納空間に前記素線導体の温度を検出する温度検出センサが収納されていることを特徴とする回転電機。
  2. 平角導体よりなる素線導体が回転電機の径方向に複数本積層されて構成された集合導体でコイルが形成される回転電機において、
    前記複数本の素線導体のうちの相隣る素線導体の間に介在した絶縁物を備え、この絶縁物と前記相隣る素線導体とによって囲まれる収納空間に前記素線導体の温度を検出する温度検出センサが収納されていることを特徴とする回転電機。
  3. 請求項1または請求項2に記載の回転電機において、前記絶縁物が平角絶縁体であることを特徴とする回転電機。
  4. 請求項1から請求項3の何れか一に記載の回転電機において、前記相隣る素線導体の転位部では前記絶縁物の途切れた部分に保護絶縁が施されていることを特徴とする回転電機。
  5. 平角導体よりなる素線導体が回転電機の径方向に複数本積層されて構成された集合導体でコイルが形成される回転電機において、
    相隣る前記素線導体の相互に隣接する角部に収納空間が形成されており、この収納空間に前記素線導体の温度を検出する温度検出センサが収納されていることを特徴とする回転電機。
  6. 請求項1から請求項5の何れか一に記載の回転電機において、前記温度検出センサが光ファイバ温度検出センサであることを特徴とする回転電機。
  7. 平角導体よりなる素線導体を回転電機の径方向に複数本積層して構成した集合導体に前記素線導体の温度を検出する温度検出センサを実装する回転電機の素線温度計測センサ実装方法において、
    一の素線導体にこの素線導体に沿って延在する絶縁物を回転電機の周方向に並設してこの並設の絶縁物の相互間に収納空間を形成し、この収納空間に前記素線導体の温度を検出する温度検出センサを収納し、この温度検出センサの収納後に、前記並設の絶縁物に他の素線導体を重積して前記収納空間を他の素線導体で覆うことを特徴とする回転電機の素線温度計測センサ実装方法。
  8. 平角導体よりなる素線導体を回転電機の径方向に複数本積層して構成した集合導体に前記素線導体の温度を検出する温度検出センサを実装する回転電機の素線温度計測センサ実装方法において、
    一の素線導体にこの素線導体に沿って延在する絶縁物を重積し、この重積した絶縁物に他の素線導体を重積して、前記一の素線導体と前記絶縁物と前記他の素線導体とによって囲まれる収納空間を形成し、この収納空間に前記温度検出センサを収納することを特徴とする回転電機の素線温度計測センサ実装方法。
  9. 平角導体よりなる素線導体を回転電機の径方向に複数本積層して構成した集合導体に前記素線導体の温度を検出する温度検出センサを実装する回転電機の素線温度計測センサ実装方法において、
    素線導体を回転電機の径方向に複数本積層して前記集合導体を構成する過程で相隣る前記素線導体の相互に隣接する角部に収納空間を確保し、この収納空間に前記温度検出センサを収納することを特徴とする回転電機の素線温度計測センサ実装方法。
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