JPWO2015145775A1 - ヘッドホン装置 - Google Patents

ヘッドホン装置 Download PDF

Info

Publication number
JPWO2015145775A1
JPWO2015145775A1 JP2016509865A JP2016509865A JPWO2015145775A1 JP WO2015145775 A1 JPWO2015145775 A1 JP WO2015145775A1 JP 2016509865 A JP2016509865 A JP 2016509865A JP 2016509865 A JP2016509865 A JP 2016509865A JP WO2015145775 A1 JPWO2015145775 A1 JP WO2015145775A1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sound emitting
cable
unit
arm
headband
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2016509865A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6340413B2 (ja
Inventor
敦 白田
敦 白田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Pioneer DJ Corp
Original Assignee
Pioneer DJ Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Pioneer DJ Corp filed Critical Pioneer DJ Corp
Publication of JPWO2015145775A1 publication Critical patent/JPWO2015145775A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6340413B2 publication Critical patent/JP6340413B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04RLOUDSPEAKERS, MICROPHONES, GRAMOPHONE PICK-UPS OR LIKE ACOUSTIC ELECTROMECHANICAL TRANSDUCERS; DEAF-AID SETS; PUBLIC ADDRESS SYSTEMS
    • H04R1/00Details of transducers, loudspeakers or microphones
    • H04R1/10Earpieces; Attachments therefor ; Earphones; Monophonic headphones
    • H04R1/1033Cables or cables storage, e.g. cable reels
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04RLOUDSPEAKERS, MICROPHONES, GRAMOPHONE PICK-UPS OR LIKE ACOUSTIC ELECTROMECHANICAL TRANSDUCERS; DEAF-AID SETS; PUBLIC ADDRESS SYSTEMS
    • H04R1/00Details of transducers, loudspeakers or microphones
    • H04R1/10Earpieces; Attachments therefor ; Earphones; Monophonic headphones
    • H04R1/1058Manufacture or assembly
    • H04R1/1066Constructional aspects of the interconnection between earpiece and earpiece support
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04RLOUDSPEAKERS, MICROPHONES, GRAMOPHONE PICK-UPS OR LIKE ACOUSTIC ELECTROMECHANICAL TRANSDUCERS; DEAF-AID SETS; PUBLIC ADDRESS SYSTEMS
    • H04R1/00Details of transducers, loudspeakers or microphones
    • H04R1/10Earpieces; Attachments therefor ; Earphones; Monophonic headphones
    • H04R1/1008Earpieces of the supra-aural or circum-aural type
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04RLOUDSPEAKERS, MICROPHONES, GRAMOPHONE PICK-UPS OR LIKE ACOUSTIC ELECTROMECHANICAL TRANSDUCERS; DEAF-AID SETS; PUBLIC ADDRESS SYSTEMS
    • H04R1/00Details of transducers, loudspeakers or microphones
    • H04R1/10Earpieces; Attachments therefor ; Earphones; Monophonic headphones
    • H04R1/1058Manufacture or assembly
    • H04R1/1075Mountings of transducers in earphones or headphones

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Acoustics & Sound (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Headphones And Earphones (AREA)

Abstract

放音部の外側に露出したケーブルが使用者の指等に絡んだりするという問題を解消することが目的の一例として挙げられる。この目的を達成するために、ヘッドホン装置(1)は、振動板(49)を有するスピーカ装置(48)を収容した放音部(2)と、スピーカ装置に電気信号を導通するケーブル部(43)とを備え、放音部に対して脱着可能なケーブル部が、放音部の下部側から放音部内に入れられ、放音部内で振動板の音放射方向において振動板よりも径方向外側に配置され、放音部の上部側から放音部外に出されている。

Description

本発明は、放音部を備えるヘッドホン装置に関するものである。
例えば特許文献1には、片出しコードタイプのヘッドホン装置(図示せず)が開示されている。このヘッドホン装置にあっては、音響機器のヘッドホン接続端子に接続する入力コード(ケーブル)が左側のヘッドホン本体(放音部)から下向きに引き出され、左側のヘッドホン本体の下部に入力コードが固定されている。
右側のヘッドホン本体内の電気音響変換部への入力コードはヘッドバンド内を通って、左側のヘッドホン本体内の電気音響変換部への入力コードに一括されている。入力コードの引き出しを片側のヘッドホン本体にまとめることで、コード配線がすっきりとしている。
図1は、従来のヘッドホン装置の他の形態を示すものである。このヘッドホン装置35にあっては、ケーブル36が放音部37のケース38の外側面(使用者の耳から遠い側の面)38aの保持部39に脱着可能に固定されている。使用者は、保持部39のねじ39aを外して、ケーブル36を新しいものと交換することができる。
また、例えば特許文献2には、バンド部に対して放音部側のアーム部を回転移動可能としたヘッドホン装置(図示せず)が開示されている。左右の両チャンネルのアーム部がバンド部に対して使用者の頭部の例えば前後方向に回転移動可能である。
このヘッドホン装置は、バンド部の各先端部に連結された一対の押付部と、一端に押付部を連結し、他端にスピーカを連結して、スピーカを所定位置に支持する支持アームとを有している。押付部と使用者の側頭部との接触面に対して直交する左右方向の軸線を中心として、支持アームを側頭部の例えば前後方向に回転移動可能としている。
特開2005−295461号公報 特開2013−172371号公報
例えば上記特許文献1に記載されたヘッドホン装置や、他の一般的なヘッドホン装置において、最も多い故障の原因は、放音部内のスピーカ装置へ音声信号を供給するケーブルの故障である。一般的に、ケーブルは放音部に固定されているので、使用者が新しいケーブルに交換することは困難である。これに対し、上記図1に示すヘッドホン装置35にあっては、その問題が解消されている。
しかしながら、図1に示すヘッドホン装置35(第1の従来技術と言う)にあっては、放音部37とヘッドバンド部40とを接続するアーム部41の外側(使用者の頭部から遠い側)にケーブル36が大きく露出している。このため、使用者の頭部への放音部37の装着状態を頻繁に変えるDJ(ディスクジョッキ)用等として使用する場合、ケーブル36が使用者の手指等に絡んだりするおそれがあり、ケーブル36が手指等に頻繁にあるいは強く絡んだ場合等には、ケーブル36が断線したりする懸念があった。
また、放音部37の外側面38aにケーブル用保持部39が突出しているために、使用者によっては手の平(ひら)等に違和感を感じて、例えばDJ操作等を行いにくいという懸念があった。
また、上記特許文献2に記載されたヘッドホン装置やそれに類するヘッドホン装置に関しては、例えば、従来のヘッドホン装置をDJ(ディスクジョッキ)用等として使用する場合、DJ(使用者)が、ヘッドホン装置の左右何れか一方のチャンネルの音のみを聞き、左右何れか他方のチャンネルの放音部は、例えばダンスホールやパーティ会場等といったホール内の音を聞くために例えば前後方向に回転移動(スイング)させておく、といった動的な使い方をする場合がある。左右のどちらのチャンネルの放音部を回転移動させ、どちらのチャンネルの放音部を回転移動ないでおくかは、DJ(使用者)によって異なる。なお、「チャンネル」とは、例えば音声信号の伝送路といった意味である。
また、例えばDJ以外の使用者においても、例えばヘッドホン装置でじっくり音楽を聴くといった一般的な(静的な)使い方をする場合は、両チャンネルの放音部が共に回転移動しない方がよい場合もある。
しかしながら、上記特許文献2に記載されたヘッドホン装置やそれに類するヘッドホン装置(第2の従来技術と言う)にあっては、これらの場合に上手く対応できないという問題があった。すなわち、例えば、DJ(使用者)がヘッドホン装置の一方の放音部を一方の耳に当て、他方の放音部を他方の耳から回転移動させて作業(DJ操作)を行う場合に、例えば、耳に当てた一方の放音部がバンド部に対して意に反して回転移動して、DJ(使用者)が自分の流した音楽を聞き損じたり、あるいは耳に当てた一方の放音部に対してバンド部が意に反して回転移動してDJ(使用者)の頭部からずれ落ちてしまったりして、作業に集中できなくなるといった懸念があった。
また、使用者が音楽をじっくり聴きたい場合に、両方の耳に当てた両方の放音部のうちの何れかが、あるいは両方がバンド部に対して意に反して回転移動してしまったり、あるいは両方の耳に当てた両方の放音部に対してバンド部が意に反して回転移動して使用者の頭部からずれ落ちてしまったりして、音楽を集中して聴くことができなくなるといった懸念があった。
本発明が解決しようとする課題としては、上記した第1の従来技術において生じる、放音部の外側に露出したケーブルが使用者の指等に絡んだり、放音部の外側に突出したケーブル保持部が使用者の手の平に違和感を生じさせるという問題が一例として挙げられる。また、上記した第2の従来技術において生じる、使用者の意に反して放音部がアーム部と共にヘッドバンド部に対して回転移動してしまう場合があるという問題が一例として挙げられる。
請求項1記載のヘッドホン装置は、振動板を有するスピーカ装置を収容した放音部と、前記スピーカ装置に電気信号を導通するケーブル部と、を備え、前記放音部に対して脱着可能な前記ケーブル部が、前記放音部の下部側から前記放音部内に入れられ、前記放音部内で前記振動板の音放射方向において前記振動板よりも径方向外側に配置され、前記放音部の上部側から出されていることを特徴とする。
請求項11記載のヘッドホン装置は、放音部とヘッドバンド部とを接続するアーム部と、前記ヘッドバンド部に対して前記アーム部を前記放音部の径方向に回転移動させるための回転機構と、前記回転機構に設けられ、前記アーム部の前記回転移動を制止する制御部と、を備えたことを特徴とする。
従来のヘッドホン装置の一形態を示す図である。 本発明のヘッドホン装置の第1実施形態の第1実施例における一方の放音部側の構造を示す全体図である。 イヤパッドを外した状態の放音部を示す図である。 同じく放音部からイヤパッドとケーブルユニットとを外した状態を示す図である。 同じく放音部からイヤパッドを外した状態で、イヤパッドをその裏側が見えるように反転した図である。 図3のC部を拡大して正面側から見た図である。 図6の矢視D−D相当断面図である。 本発明のヘッドホン装置の第2実施形態の第1実施例を示す全体図である。 同じくヘッドホン装置の第1実施例の要部拡大図である。 9の矢視A−A部分の概略の断面図である。 (a)(b)はヘッドホン装置の第2実施例の要部を示す断面図である。 ヘッドホン装置の第3実施例の要部を示す断面図である。 (a)はヘッドホン装置の第4実施例、(b)はヘッドホン装置の第5実施例のそれぞれ要部を示す断面図である。 ヘッドホン装置の第7実施例の要部を示す断面図である。 ヘッドホン装置の第8実施例の要部を示す斜視図である。 ヘッドホン装置の第9実施例の要部を示す断面図である。
以下に、本発明の第1実施形態を説明する。
本発明の第1実施形態に係るヘッドホン装置は、振動板を有するスピーカ装置を収容した放音部と、前記スピーカ装置に電気信号を導通するケーブル部と、を備え、前記放音部に対して脱着可能な前記ケーブル部が、直立している使用者の耳に装着された際の前記放音部の下部側から前記放音部内に入れられ、前記放音部内で前記振動板の音放射方向において前記振動板よりも径方向外側に配置され、前記放音部の上部側から前記放音部外に出されている。
この構成により、ケーブル部が放音部の内部に収容されていることで、従来のケーブルを脱着可能なヘッドホン装置における、放音部の外側に露出したケーブルが使用者の指等に絡んだり、放音部の外側に突出したケーブル保持部が使用者の手の平に違和感を生じさせるといった問題が解消される。ケーブル部は放音部内で振動板よりも径方向外側に配置されているので、振動板による音放射を邪魔することがない。
また、前記放音部の上部側に設けられ、前記スピーカ装置と電気的に接続された放音部側コネクタと、前記放音部の上部側から前記放音部外に出された前記ケーブル部の端部に設けられ、前記放音部側コネクタに接続されるケーブル側コネクタと、を備えている。
この構成により、ケーブル側コネクタと放音部側コネクタとを介してケーブル部が放音部内のスピーカ装置に接続されるから、放音部側コネクタに対してケーブル側コネクタを嵌合ないし離脱させて、ケーブルの交換作業を容易に行うことができる。
また、前記放音部をヘッドバンド部に接続するアーム部を備え、前記放音部側コネクタと、前記放音部側コネクタに接続された前記ケーブル側コネクタとが、前記放音部を耳に装着した使用者に対して前記アーム部よりも内側に配置されている。
この構成により、放音部側コネクタに接続されたケーブル側コネクタがアーム部の陰に隠れていることで、使用者の手指等がケーブル側コネクタに干渉しにくく、ケーブル側コネクタの不意な離脱や、手指等の引っ掛かりによるケーブル側コネクタの変形等が防止される。
また、前記放音部側コネクタと、前記放音部側コネクタに接続された前記ケーブル側コネクタとが、前記放音部を耳に装着した直立している使用者に対して前記アーム部よりも後側に配置されている。この構成により、例えば放音部側コネクタから突出したケーブル側コネクタと、アーム部との干渉が防止されると共に、人間工学的に使用者が放音部を掴みやすく(持ちやすく)なる。
また、前記放音部の上部側から前記放音部外に出された前記ケーブル部が、前記放音部を耳に装着した使用者に対して前記アーム部よりも内側に配置されている。この構成により、放音部の上部側から出されたケーブル部がアーム部の陰に配置されるので、ケーブル部が使用者の手指等に触れたり絡んだりする心配がなくなる。
また、前記放音部に、前記ケーブル部を通す溝部が設けられている。この構成により、溝部内にケーブル部を収容して、放音部内におけるケーブルのガタ付き等を防止することができる。また、溝部に沿ってケーブル部を一定の長さで収容することで、放音部からのケーブル部の突出長さを一定に規定することができる。
また、前記ケーブル部が複数のケーブルを備え、前記複数のケーブルが前記溝部内で前記溝部の深さ方向に並んで配置され、前記複数のケーブルのうちの一のケーブルが前記溝部内で前記スピーカ装置に近い側に配置され、前記複数のケーブルのうちの他のケーブルが前記溝部内で前記スピーカ装置から遠い側に配置されている。
この構成により、二本のケーブルが放音部の径方向ではなく軸方向すなわち溝部の深さ方向に重ねて配列されることで、放音部の径方向の断面積すなわち外径を小さくコンパクトにすることができる。一のケーブルは溝部の深い側に配置され、他のケーブルは溝部の浅い側に配置される。例えば、一のケーブルは溝部を有する直近の一方の放音部のスピーカ装置に接続し、他のケーブルは遠い側の他方の放音部のスピーカ装置に接続することができる。
また、前記溝部がクッション部材で覆われている。この構成により、溝部が放音部で塞がれて、溝部からのケーブル部の離脱が防止される。
また、前記ケーブル部がブロック部を備え、前記放音部における前記溝部に続く凹部に前記ブロック部がねじ止めで固定されている。この構成により、ブロック部のねじ止めによってケーブル部が溝部に固定される。放音部から外部に導出されたケーブル部が引っ張られる等した場合でも、ケーブル部が放音部から外部に引き出されず、外部におけるケーブル部の長さが一定に規定される。
また、前記放音部がケースとイヤパッドとを備え、前記イヤパッドが前記ケースに対して脱着可能であり、前記イヤパッドを離脱させた際に前記ケース側に露出する壁部に前記溝部が設けられている。
この構成により、放音部からイヤパッドを外し、ケース側に露出した壁部の溝部からケーブル部を離脱させ、溝部に新たなケーブル部を装着し、イヤパッドを放音部に再装着して、ケーブルの交換を簡単に行うことができる。
以下に、本発明の第2実施形態を説明する。
本発明の第2実施形態に係るヘッドホン装置は、放音部とヘッドバンド部とを接続するアーム部と、前記ヘッドバンド部に対して前記アーム部を前記放音部の径方向に回転移動させるための回転機構と、前記回転機構に設けられ、前記アーム部の前記回転移動を制止する制御部と、を備えている。
この構成により、使用者の意に反して放音部がアーム部と共にヘッドバンド部に対して回転移動してしまう場合があるという問題が解決される。
また、前記放音部と前記アーム部とが左右各一対配置され、前記回転機構と前記制御部とが左右各一対配置されている。
この構成により、使用者の好みやニーズに合わせて、左側又は右側の回転機構が制御部で回転不能に固定される。あるいは、左右両方の回転機構が制御部で回転不能に固定される。制御部を解除すれば(使用しなければ)、左右両方の放音部をヘッドバンド部に対して回転移動可能である。このように、左右ともに回転移動可能、左側のみ回転移動可能、右側のみ回転移動可能、左右とも回転移動できない、の四種類の選択を使用者が行うことができる。
また、前記回転機構は、前記ヘッドバンド部に設けられたヘッドバンド部側回転部と、前記アーム部に設けられたアーム部側回転部と、前記ヘッドバンド部側回転部及び前記アーム部側回転部に共通に配置される回転用の軸部と、を備え、前記ヘッドバンド部側回転部に対して前記アーム部側回転部が前記軸部の周りを回転することで、前記ヘッドバンド部に対して前記アーム部が回転移動する。
また、前記ヘッドバンド部側回転部と前記アーム部側回転部とに、前記軸部を挿入するための孔部が設けられ、前記軸部に固定部材を入れるための孔部が設けられている。
また、前記制御部は、前記ヘッドバンド部側回転部に設けられた第一の孔部と、前記アーム部側回転部に設けられた第二の孔部と、前記第一の孔部及び前記第二の孔部に挿入されるロックピンと、で構成されている。
この構成により、一本のロックピンでヘッドバンド部側回転部とアーム部側回転部とが同時に簡単且つ確実に(強固に)且つ低コストでロックされる。
また、前記第一の孔部と前記第二の孔部とが、前記軸部よりも前記アーム部側回転部の付根寄りに配置されている。
この構成により、アーム部側回転部の先端側ではなく剛性の高い基端(付根)側においてロックピンが挿入配置されることで、たとえ強い回転力がロックピンにかかった場合でも、回転機構のロックが確実に行われると共に、アーム部側回転部の先端側の破損等が防止される。
また、前記回転機構には、前記制御部を覆うカバー部材が備えられている。また、前記カバー部材を前記回転機構に取り付けるための固定部材が備えられている。この構成により、例えば、制御部におけるロックピン等といった部材をカバー部材で押さえて、回転機構からの制御部の脱落を防止することができる。
以下に、図2〜図7に基づいて、本発明の第1実施形態の実施例に係るヘッドホン装置について説明する。なお、第2実施例以降においては、第1実施例と同様ないし類似の構成部分に便宜上、第1実施例と同じ符号を用いて説明する。第2実施例以降の図示は省略する。
(第1実施例) 図2は、本発明の第1実施例のヘッドホン装置1における一方(左側)の放音部2側の構造を示すものである。
図2の如く、このヘッドホン装置1は、左右一対の放音部2(右側の放音部については後述の第2実施形態の図8参照)と、各放音部2に上下方向スライド可能に設けられた細長板状のアーム部4と、左右のアーム部4を連結するヘッドバンド部6(図8参照)と、一方(左側)の放音部2の下部側から導入されて一方の放音部2の上部側から導出されたケーブル部43と、を備えている。
さらに、放音部2の上部側から導出された(引き出された)ケーブル部のうちの一のケーブル44に設けられたケーブル部側コネクタ46と、放音部2に設けられ、ケーブル部側コネクタ46を挿入接続させる放音部側コネクタ24(図8参照)とを備えている。一のケーブル44は放音部2の上部側から導出された後、下向きにUターンされて(Uターン部を符号44aで示す)、ケーブル部側コネクタ46で放音部側コネクタ24(図8)に接続されている。
ケーブル部43のうちの他のケーブル45は一方(左側)の放音部2の上部側から導出されて、アーム部4の内面4c側(使用者の耳に近い側)を通ってヘッドバンド部6(図8)の内面に沿って、他方(右側)の放音部2に導入されている。他のケーブル45も先端にケーブル側コネクタ46を有しており、他方の放音部2の放音部側コネクタ24に挿入接続される。
一方の放音部2の下部側から下向きに導出されたケーブル部分47は、二本のケーブル44,45を同時に覆う合成樹脂製の外皮47aを有している。下向きに導出されたケーブル部分47は不図示の音響機器にコネクタ接続される。ケーブル部43の二本のケーブル44,45には、不図示の音響機器からの電気信号が導通される。左右の放音部2の各スピーカ装置48(図7)は共通グラウンド(図示せず)でアースされている。
左右の各アーム部4の上端部8は、ヘッドバンド部6(図8)の各下端部における左右(内外)の壁部12,13の間に回転機構5で回転移動可能に連結されている。左右の各放音部2は各アーム部4を介してヘッドバンド部6(図8)に接続されている。
各アーム部4は各放音部2の上下方向に貫通した孔部3dに上方からスライド自在に挿入されている。アーム部4は合成樹脂で形成され、内側面(使用者の耳に近い側の面)4cに複数の突起4bを上下方向に並列に有している。突起4bに嵌合する部分(図示せず)が孔部3d内に設けられて、アーム部4に対する放音部2の上下方向の位置を規定可能となっている。この孔部3dをアーム部4と放音部2との接続部と呼称する。
放音部2は、合成樹脂製の硬質の略カップ状のケース3と、ケース3の内側端(使用者の耳に近い側の端部)3aに固定された合成樹脂製の柔軟なイヤパッド7と、ケース3の内部に配設されたスピーカ装置48(図7)とを備えている。スピーカ装置48(図7)の振動板49から音が放射されてイヤパッド7の中央の開口7aを経て使用者の耳に伝達される。振動板49の音放射方向は耳に向かう方向である。
図3は、図2の放音部2からイヤパッド7を外した状態で、放音部2の内側端の円形の壁部50におけるケーブル部43の配線の一例を示し、図4は、ケーブル部43としてのケーブルユニット(モジュール)を放音部2から離脱させた状態を示している。
図3の如く、ケーブル部43の二本のケーブル44,45は、左側の放音部2の内側端(使用者の耳に近い側)の壁部50の前半の外周側に沿って、放音部2の下部側から上部側にかけて円弧状(略半円状)に配線されている(円弧状のケーブル部分を符号44b,45bで示す)。円弧状のケーブル部分44b,45bの径方向外側において、内側端の壁部50の外周側に、図2のイヤパッド7を固定するための爪部52が複数、略等ピッチで設けられている。円弧状のケーブル部分44b,45bは、内側端の壁部50の前半の各爪部52の径方向内側に配線されている。爪部52は、内側端の壁部50から突出した可撓性の板片52aと、板片52aの突出先端から径方向外側に向かう爪本体(引っ掛け部)52bとで構成されている。
内側端の壁部50は合成樹脂で各爪部52と一体に形成されている。内側端の壁部50は放音部2のケース3の円形環状の壁部(周壁)3bの内側端の開口3eを覆っている。ケース3の円形環状の壁部3bは外側(使用者の耳から遠い側)のテーパ状の壁部3fに一体に続き、テーパ状の壁部3fは外側端の円形の壁部3c(底壁、図8参照)に一体に続いている。
内側端の壁部50には、放射状のリブ53aと円形のリブ53bとの間に形成された開口54と、開口54の径方向外側に設けられた複数の小孔55とが配置されて、例えばケース内部のスピーカ装置48(図7)の振動板49の音放射が均一化される。図3の円弧状のケーブル部分44b,45bは振動板49(図7)の外周部49aよりも径方向外側に配置されている(図7参照)。これにより、円弧状のケーブル部分44b,45bが振動板49の音放射を邪魔する心配がなくなる。
図4の如く、内側端の壁部50の前半の各小孔55の径方向外側に円弧状に溝部56が設けられ、図3の如く、溝部56内に前記円弧状のケーブル部分44b,45bが収容されている。円弧状のケーブル部分44b,45bは、下側のブロック部57と、ブロック部57の下側に突出された管部58との内部を通って放音部2から下側に導出されている。図4の如く、内側端の壁部50には、ブロック部57を収容する凹部59が溝部56に続いて設けられ、凹部59に続いて、管部58を挿通させる切欠部60がケース3の環状の壁部3bの下部側に設けられている。
本例において、切欠部60はケース3の下端部に設けられ、図3の如く、ブロック部57に続く少なくとも管部58は、アーム部4の下半部の内側面(使用者の耳に近い側の面)4aに沿って(アーム部4で外部から隠されるように)配線されている。「内側」とは、放音部2の軸方向に沿って使用者の耳に近い側であり、外側はその逆である。
図4の如く、円弧状の溝部56は、内側端の壁部50の上部側において上向きに湾曲した短い溝部56aに続き、上向きの溝部56aはケース3の環状の壁部3bの上部側の切欠部61に連通している。本例の上向きの溝部56aと上側の切欠部61とはケース3のほぼ上端部に配置されている。
図3の如く、上向きの溝部56a及び切欠部61から上向きに導出された二本のケーブル44,45は、アーム部4の上半部の内側面(使用者の耳に近い側の面)4cに沿って配置されて、アーム部4で外部から隠されている(アーム部4の陰になっている)。二本のケーブル44,45のうちの一のケーブル45はアーム部4の上半部の内側面4cに沿って回転機構5の内側を経てヘッドバンド部6(図8)の内側を通って、他方の放音部2(図8参照)に案内されている。他方の放音部2(図8)にはケーブル部43を収容しないので、溝部56の形成は不要である。
また、他のケーブル44は下向きに逆U字状に折り返されて、先端のケーブル側コネクタ46で放音部側コネクタ24(図8参照)に接続されている。この他のケーブル44とそのケーブル側コネクタ46と放音部コネクタ24(図8)とは、アーム部4の内側(使用者の耳に近い側)に配置されており、アーム部4で外部から隠されている(アーム部4の陰になっている)。これによって、使用者が放音部2を持って耳に押し当てる等した場合に、放音部2の上部から導出された各ケーブル44,45やそのケーブル側コネクタ46が、使用者の手指に干渉したり引っ掛かったりすることが防止される。
また、放音部側コネクタ24(図8)とそれに接続したケーブル側コネクタ46とは、放音部2の上端部(頂部)よりも後側に配置されている。「後側」とは、放音部2を耳に当てた使用者からみて(使用者に対して)後側という意味である。例えばアーム部4の後端4dに沿って、あるいはアーム部4の後端4dよりも後側に放音部側コネクタ24(図8)とそれに接続したケーブル側コネクタ46とが配置されている。ケーブル側コネクタ46が放音部2の後側に配置されたことで、ケーブル側コネクタ46がアーム部4にぶつからないようになっており、また、人間工学的にみて使用者が放音部2を掴みやすく(持ちやすく)なっている。また、使用者の手指がケーブル側コネクタ46に当りにくく(干渉しにくく)なっている。
また、円弧状の溝部56内に二本のケーブル44,45が収容された状態で、図2の如くイヤパッド7で覆われて外部から保護されることで、ケーブル部分44b,45bの外部への露出がなくなって、ケーブル部分44b,45bが使用者の手指に絡んだり干渉したりすることが防止されている。
例えばDJ(ディスクジョッキ)用ヘッドホン等のプロ用ヘッドホン(1)においては、左右の放音部2を左右の耳に装着したままじっと音楽を聞くという静的な使われ方をするだけではない。DJの現場におけるヘッドホン装置1の使われ方の例としては、例えば以下に示すようなものが挙げられる。
・ヘッドホン装置1を片耳に装着している使用者が周囲の音を聞くために、片方の放音部2を手で耳に固定し、もう片方の放音部2を手で例えば前後方向に押して耳から離脱させる。
・ヘッドホン装置1を使用者の首に掛けたまま片方の放音部2のみを耳に当てる。
・ヘッドホン装置1の片方の放音部2のみを片手で掴んで頻繁に耳に当てたり耳から離したりする。
・置いた状態のヘッドホン装置1の片方の放音部2を手で掴んで耳に当て、すぐに置いた状態にする。
上記のように、極めて動的な使われ方がされる場合がある。このように、ヘッドホン装置1の放音部2を素早く動かしたり、耳への装着・非装着を頻繁に切り替えたりする動的な使われ方がなされる。
本実施例のヘッドホン装置1によって、これら動的な使われ方がなされた場合でも、ケーブル部43の引っ掛かりや外部との干渉が防止されて、断線等といった不具合が生じにくくなっている。
図4の如く、円弧状の溝部56の径方向外側面56bに続いて、イヤパッド固定用の爪部52の径方向内側面52cが配置されている。二本のケーブル44,45は爪部52の径方向内側面52cに沿って溝部56内にスムーズに挿入案内される。また、ケーブル44,45が溝部56から浮き上がった場合でも、爪部52の径方向内側面52cに沿ってケーブル44,45が接触することで、ケース3からのケーブル44,45の脱落が防止されると共に、イヤパッド7をケース3に組み付ける際に、イヤパッド7とケース側の内側端の壁部50との間へのケーブル44,45の挟み込みが防止される。これらによって、放音部2へのケーブル部43の組付作業性が高まる。
円弧状の溝部56はその下部側においてテーパ状に拡幅されて(拡幅部を符号56cで示す)、略矩形状の凹部59に続いている。凹部59の後半側に突壁59aが設けられ、突壁59aに雌ねじ孔59bが設けられている(タッピングねじをねじ込むための下孔であってもよい)。雌ねじ孔59bにブロック部57が雄ねじ部材62で締付固定される。凹部59はケース3の環状の壁部3bと径方向内側の環状のリブ53bとの間に形成され、ブロック部57は略扇状の矩形状に形成されている。
二本のケーブル44,45はブロック部57の前側の壁部57aから上下並列に導出された後、前側の壁部57aを支点に、図4で反時計回りに捩られて(捩り部を符号45cで示す)、ケース3の軸方向に左右並列に重ねた状態で溝部56に収容される。ここで「上下」とは例えばアーム部4の長手方向であり、「左右」とはアーム部4の板厚方向すなわち溝部56の深さ方向である。
溝部56の底面56d(図7)に沿って(接触して)配線されるケーブル44は、溝部56の上部からケース3の外部に導出された後、下向きに折り返され(折り返し部を符号44aで示す)、先端側のケーブル側コネクタ46が同じケース3の放音部側コネクタ24(図8)に挿入接続される。
ケーブル側コネクタ46は、雄型(ピン状)の端子部46aと、端子部46aを覆い、端子部46aの先端側を外部に突出(露出)させた絶縁樹脂部46bとで構成されている。放音部側コネクタ24(図8)は、ケース3の環状の壁部3bに設けられた有底の穴部と、穴部内に配置された雌型の端子部(図示せず)とで構成されている。放音部側コネクタ24(図8)の端子部は、放音部2内のスピーカ装置48(図7)の不図示のボイスコイルに電気的に接続されている。
溝部56の開口56e側(内側端の壁部50の表面に近い側)に沿って配線されるケーブル45は、溝部56の上部からケース3の外部に導出された後、アーム部4の上半の内側面4cとヘッドバンド部6(図8)の内側面とに沿って他方の放音部2(図8)に配線され、先端側のケーブル側コネクタ46が他方の放音部側コネクタ24に挿入接続される。
ブロック部57と、ブロック部57から上向きに配線された二本のケーブル44,45と、各ケーブル44,45の先端に設けられた各ケーブル側コネクタ46と、ブロック部57から下向きに配線されたケーブル部分47と、ケーブル部分47の先端に設けられた不図示のコネクタとで、ケーブル部43すなわちケーブルユニット(ケーブルモジュール)が構成されている。
例えば、ケーブル44,45が断線等の不具合を生じた場合、使用者はケーブルユニット43を購入して、あるいは予備のケーブルユニット43を用いて、不具合を生じたケーブルユニット43と交換する。
ケーブルユニット43の交換に際しては、イヤパッド7をケース3から外し、ブロック部57の雄ねじ部材62を不図示のドライバ等で緩めて、例えば、ブロック部57の下側に続くケーブル部分47をケース3の軸方向内側に向けて(使用者の耳に向かう側に)引っ張ることで、ブロック部57と共に、二本の円弧状のケーブル部分44b,45bが溝部56から簡単に離脱する。二本のケーブル44,45の先端の各ケーブル側コネクタ46を各放音部2の放音部側コネクタ24(図8)から離脱させる(コネクタ46の離脱は事前に行っても可)。このようにして、不具合のケーブルユニット43をヘッドホン装置1から容易に取り外すことができる。
新しいケーブルユニット43の取り付けは、上記とは逆に、ブロック部57を凹部59に嵌めて雄ねじ部材62で固定し、二本のケーブル44,45を溝部56に沿って円弧状に屈曲させながら収容し(この際、二本のケーブル44,45は左右(内外)方向に重ねて並ぶように溝部56内に押し込む。二本のケーブル44,45の絶縁外皮は重ね方向に接着されていてもよい)、次いで、イヤパッド7をケース3側に組み付け、各ケーブル側コネクタ46を各放音部側コネクタ24(図8)に挿入接続する。
図5は、イヤパッド7とケース3側との固定構造の一例を示すものである。
図5の如く、イヤパッド7は、断面略半円状の円形環状の合成樹脂製の柔軟なパッド本体63と、パッド本体63の外側端(使用者の耳から遠い側)の開口7bを塞ぐように配置された合成樹脂製の柔軟(弾性)ないし少し硬質な円形環状の板状のクッション部材64(図7参照)とで構成されている。
クッション部材64は中央側の環状のテーパ壁64aを有し、テーパ壁64aは中央の開口7aに向かっている。ケース側の内側端の壁部50に突出形成された各爪部52を挿入嵌合させる細長矩形状の各孔部65が、クッション部材64に設けられている。孔部65の入口側の径方向外側の内面65aには径方向内向きの爪本体66(図7参照)が設けられている。
ケース3側の各爪部52をイヤパッド7側の各孔部65に挿入することで、爪部52の径方向外向きの爪本体52bが孔部65内の径方向内向きの爪本体66に嵌合して、イヤパッド7がケース3に固定(ロック)される。ケース3からイヤパッド7を離脱(ロック解除)させる場合は、例えばイヤパッド7の中央の開口7aに手指を入れて孔部65を径方向外向きに弾性的に押すことで、爪部52が、孔部65との間に生じた隙間からスムーズに離脱する。「径方向」とは、ケース3ないしイヤパッド7の径方向のことである。
図6は、前記図3のケーブルユニット(ケーブル部)43のブロック部57の固定構造の一例を拡大して示すものである。
ブロック部57は雄ねじ部材62で内側端の壁部50の凹部59内に固定され、ブロック部57から下向きに続くケーブル部分47がケース3の下側の切欠部60から外部に導出され、ブロック部57の前端側の突壁57aから二本のケーブル44,45が溝部56内に導入されている。二本のケーブル44,45はブロック部57の内部で下向きに屈曲して下向きのケーブル部分43の絶縁性の管部58内に挿通されている。各ケーブル44,45は絶縁被覆とその内側に挿通された不図示の金属導線とで構成されている。ブロック部57と凹部59とは略矩形扇状に形成されている。
凹部59に続く溝部56の下部側の拡幅部59cにブロック部57の突壁57aが嵌まり、拡幅部59cに続く溝部56のテーパ状の(上に向かうにつれて漸次幅狭となっている)拡幅部56cにおいて、突壁57から導出された二本のケーブル44,45の付根部が横二列(溝部56の幅方向に並列に並んだ状態)から縦二列(溝部56の深さ方向に並列に並んだ状態)に90°方向に捩られて収容されている。縦二列の状態で二本のケーブル44,45が円弧状の溝部56内に収容されている。図6で、符号4aは、アーム部4の下半側部分を示し、符号?は、アーム部4を上下に貫通させたケース3の孔部3dの下端側の溝状の開口3d1を示している。
図7は、図6の例えば矢視D−D相当の断面図であり、二本のケーブル44,45が通る溝部56と、溝部56からのケーブル44,45の浮き防止構造を主に示すものである。
スピーカ装置48の振動板49の内側(使用者の耳に使い側)にケース3の内側端の壁部50が対向して配置され、振動板49の外周部49aよりも径方向外側において、内側端の壁部50に断面U字状の溝部56が設けられている。内側端の壁部50からケース3の軸方向外側に突出して一体に続く断面U字状の壁部67の内側に溝部56が形成されている。二本のケーブル44,45を溝部56内に縦に(深さ方向に)重ねて配置した際に、溝部56の内端の開口56e側のケーブル45が内側端の壁部50の表面と略同一面に位置する程度(溝部56の内端の開口56eから若干突出しても可)に、溝部56の深さが規定されている。溝部56の幅は各ケーブル44,45の外径よりも少し大きく規定されている。
二本のケーブル44,45を溝部56内に放音部2の径方向ではなく軸方向に重ねて配列したことで、放音部2が径方向に省スペース化、コンパクト化される。溝部56はケース3内の空間68を利用して掘り下げているので、放音部2が軸方向に肥大化する心配はない。
振動板49に対向する内側端の壁部50の中央側の部分(放音用の開口54や小孔55のある部分)を除いて、内側端の壁部50の径方向外側部分の表面と、ケース3の環状の周壁3bの内側端の鍔部69の表面とに、イヤパッド側のクッション部材64(図5参照)が配置されて、内側端の壁部50の爪部52で固定されている。クッション部材64の孔部65内の径方向内向きの爪本体66に、爪部52の径方向外向きの爪本体52bが嵌合している。
この状態で、クッション部材64が内側端の壁部50の表面に接触ないし密着し、クッション部材64の裏面64bが溝部56の開口56eを塞いで(覆って)、溝部56からのケーブル44,45の浮き上がりや飛び出しを防止している。これにより、ヘッドホン装置1の使用時における溝部56からのケーブル44,45の飛び出しや溝部56内でのケーブル44,45のガタ付き等が防止されて、ケーブル44,45の損傷や異音の発生等が防止される。
ケース3の周壁3bの開口端の径方向内側に段部70が設けられ、段部70に内側端の壁部50の外周部50gが嵌合して支持されている。内側端の壁部50の中央の裏側に、振動板49と、振動板49に接続された不図示のボイスコイルと、振動板49よりも軸方向外側のマグネットやヨーク等が配置されて、スピーカ装置48が構成されている。図7で、符号71は例えばスピーカ装置48を支持する支柱を示す。
(第2実施例) 上記第1実施例においては、放音部2のケース3のほぼ下端位置に、ケーブルユニット(ケーブル部)43の下側のケーブル部分47を導出させる下側の切欠部60を設け、下側の切欠部60とはほぼ180°方向のケース3のほぼ上端位置に、ケーブルユニット43の二本のケーブル44,45を導出させる上側の切欠部61を設けたが、第2実施例においては、図3において、ケース3のほぼ下端位置の下側の切欠部60から反時計回りに180°以上(190°程度でもよい)位相したケース3の上部側に上側の切欠部61を設ける。
上側の切欠部61から上向きに導出された二本のケーブル44,45は、アーム部4の内側面4cに対向して位置することが好ましい。アーム部4の後端4dの内側又はアーム部4の前端の内側に沿って各ケーブル44,45が配置されてもよい。これらにより、各ケーブル44,45が外部からアーム部4の内側(裏側)に隠されて、使用者の手指等の引っ掛かりが防止される。この場合、ケーブル側コネクタ46はアーム部4の後端4dよりも後方に配置されるが、アーム部4に対してケーブル側コネクタ46が放音部2の前側に位置するよりも後側に配置された方が、手指等との干渉が抑止される。
また、ケース3の下側の切欠部60をケース3の下端(真下)よりも少し前側又は少し後側に配置することも可能である。その場合、下側の切欠部60から導出された下側のケーブル部分47は、手指等との干渉防止のためにアーム部4の内側に配置されることが好ましく、アーム部4の前端又は後端の内側に沿って配置されてもよい。「後側」とは、放音部2を耳に当てた使用者からみて(使用者に対して)後側という意味である。
(第3実施例) 上記第1実施例においては、各アーム部3を介して左右一対の放音部2を共通のヘッドバンド部6(図8)で連結させたが、第3実施例においては、ヘッドバンド部6を用いず、左右の放音部2又は片方(右又は左)の放音部2のみを耳掛け式に使用者の耳に固定する。ヘッドバンド部6に代わる耳掛け部は左右独立していてもよく、ヘッドバンド部6のように左右連結されていてもよい。片方の放音部2のみを使用する場合は、二本のケーブル44,45に代えて一本のケーブル44を使用する。
以下に、図8〜図10に基づいて、本発明の第2実施形態の実施例に係るヘッドホン装置について説明する。なお、第2実施例以降においては、第1実施例と同様ないし類似の構成部分に便宜上、第1実施例と同じ符号を用いて説明する。第2実施例以降の図示は省略する。また、上記第1実施形態と同じ構成部分には同じ符号を付して説明する。
(第1実施例) 図8は、本発明の第1実施例のヘッドホン装置1を示すものである。図9は、同じくヘッドホン装置1の要部を示し、図10は、図9のA−A断面の概略形状を示している。
図8の如く、このヘッドホン装置1は、左右一対の放音部2と、各放音部2のケース3を上下方向に貫通して、上下方向スライド移動可能に設けられた合成樹脂製の硬質な各アーム部4と、各アーム部4の上端部に各回転機構5を介して連結された合成樹脂製のヘッドバンド部6とを備えている。
各放音部2は、合成樹脂製の硬質な略カップ状のケース3と、ケース3の内側端3aに設けられた合成樹脂製等の柔軟なイヤパッド7とを備えている。ケース3の「内側端」とは、使用者の耳(図示せず)に近い側の端部である。
ケース3は、円形環状の周壁3bと、周壁3bから外側の略テーパ状の壁部を経て続く平坦な外側壁(底壁)3cとを備えている。ケース3の内部には、振動板や、振動板に接続されたボイスコイル等といった不図示の部品が配設されている。ボイスコイルに接続されるケーブルは図示を省略している。ケース3には、ケーブルを電気的に接続するための孔状のコネクタ24が設けられている。
各アーム部4は細長板状のもので、各アーム部4の内側面4aには断面三角形状の突起4bがアーム長手方向に複数並列に設けられている。アーム部4の「内側面」とは、使用者の耳に近い側の面である。また、突起4bに弾性的に嵌合する位置決め用の固定部(図示せず)が、各ケース3の上下方向に貫通した孔部3d内に設けられている。これにより、アーム部4に対して放音部2を上下方向にスライド式に位置決め自在である。アーム部4はケース3の孔部3dから上向きに抜き出し可能である。
アーム部4の上端部すなわちアーム部側回転部8はその他のアーム部分よりも前後方向に幅広で且つ略円形状に形成されている。放音部2はアーム部4を介してヘッドバンド部6に接続されている。
ヘッドバンド部6は、使用者の頭部(図示せず)の形状に沿うように湾曲状に形成されている。ヘッドバンド部6の内側(下側)面に湾曲状のクッション材9が設けられている。クッション材9よりも下方に延長されたバンド部分6aには、下方に向かうにつれて漸次幅広となった正面視で三角形状のリブ10が前後に設けられると共に、前後の補強リブ10の下端を連結して上向きに凸となった湾曲状の底壁11が設けられている。底壁11は上側のバンド部分6bよりも左右方向に幅広に形成されている。
さらに、図9にも示す如く、底壁11から下向きに左右一対(内外)の壁部12,13が対向して設けられ、左右一対の壁部12,13の間にスリット状の隙間14が形成されている。一対の壁部12,13はヘッドバンド部6の下端部を成し、一対の壁部12,13の下半部は側面視で略半円状に形成されている。一対の壁部12,13の間の隙間14に、アーム部4の上端部(アーム部側回転部)8が下から上向きに挿入されて回転自在となっている。ヘッドバンド部6に対してアーム部4は放音部2の径方向(使用者の前後方向)に回転移動自在である。
ヘッドバンド部6の下端部における少なくとも左右一対の壁部12,13とその間の隙間14とその上側の底壁(連結壁)11とでヘッドバンド部側回転部15を構成し、アーム部4の略円形状の上端部がアーム部側回転部8を構成している。アーム部側回転部8の上端側の周面8aは、ヘッドバンド部側回転部15の底壁11の円弧状の下面11aに沿って回転自在に位置している。
ヘッドバンド部側回転部15の左右一対の壁部12,13のうちの内側(使用者の頭部に近い側)の壁部12の内側の面に円形の浅い凹部(溝部)16が形成されている。左右一対の壁部1,13のうちの外側の壁部13の外側の面にも同様の浅い凹部17(図10参照)が形成されている。内側の壁部12の凹部16には内側カバー部材18が嵌まり、外側の壁部13の凹部17(図10)には外側カバー部材19が嵌まる。
各凹部16,17と同心に左右一対の壁部12,13の中央に孔部20が設けられている。孔部20は少なくとも内側の壁部12において段差状(異形)に形成され、段差状の孔部は内側(使用者の頭部に近い側)の大径孔20aと外側の小径孔20bとで成り、左右(内外)の壁部12,13の各孔部20は、上下の平行な各平坦面20cと、各平坦面20cを結ぶ前後の円弧面20dとで構成されている。孔部20と同軸(同心)に、アーム部側回転部8に円形の孔部21が設けられている。円形の孔部21の内径と異形の孔部20の内径とは同一である。
また、上記孔部20,21よりも下側すなわちアーム部側回転部8の付根8b寄り(放音部2寄り)の位置において、ヘッドバンド部側回転部15の左右一対の壁部12,13とアーム部側回転部8とに同心に貫通して、上記孔部20,21よりも小径な断面円形の孔部22,23が設けられている。この小径な孔部22,23にはロックピン25が挿入される。
ロックピン25とそれを挿入する各孔部22,23とで、ヘッドバンド部6に対するアーム部4の回転移動(又はアーム部4に対するヘッドバンド部6の回転移動)を阻止するための制御部26が構成されている。この制御部26は、左右両方のチャンネル(伝送路)における各ヘッドバンド部側回転部15と各アーム部側回転部8に設けられている。ヘッドバンド部側回転部15の孔部22を第一の孔部、アーム部側回転部8の孔部23を第二の孔部と呼称する。
ロックピン25は、ヘッドバンド部側回転部15の内側の壁部12の孔部22からアーム部側回転部8の孔部23を経てヘッドバンド部側回転部15の外側の壁部13の孔部22にかけて挿入される。外側カバー部材19をヘッドバンド部側回転部15の外側の壁部13に組み付けた後、ロックピン25が挿入される。ロックピン25は例えば使用者によって適宜、右側の回転機構5及び/又は左側の回転機構5に組み付けられる。
ロックピン25は例えば金属又は硬質な合成樹脂で均一な外径の円柱状に形成されている。ロックピン25の外径は各孔部22,23の内径よりも若干小さく規定されている。ロックピン25の長さは、内側の壁部12の凹部16の表面16aから外側の壁部13の凹部17(図10)の表面17aまでの距離と同等ないしそれよりも若干短い。ロックピン25の左右の各端部にはテーパ面取り25aが形成されている。
ロックピン挿入用の孔部22,23をアーム部側回転部8の上端側ではなく下端側すなわちアーム部側回転部8の付根8b寄りに配置した理由は、例えば孔部22,23をアーム部側回転部8の上端側(自由端側)に設けた場合は、ロックピン25と孔部22,23にかかる回転方向の力でアーム部側回転部8の上端側の部分が脆くなって破損し兼ねないからである。
孔部22はヘッドバンド部側回転部15の下端側(自由端側)に設けられているが、ヘッドバンド部側回転部15は左右一対の壁部12,13を備え、両壁部12,13に孔部22が貫通して設けられているので、孔部22における強度は確保されており、問題はない。
孔部22,23をアーム部側回転部8の下端側に配置したことで、回転方向の強い力がロックピン25と孔部22,23に作用した場合でも、孔部22,23がガイドピン25をしっかりと受け止めて、両回転部8,15が破損等を起こすことなく、ヘッドバンド部6に対するアーム部4の回転、又はアーム部4に対するヘッドバンド部6の回転を確実に阻止する。
外側カバー部材(キャップ)19は合成樹脂で硬質に形成され、テーパ状の壁部27と、テーパ状の壁部27の内側を補強する放射状のリブ28と、テーパ状の壁部27の内側端の円形環状の面27aと、テーパ状の壁部27の中心から内向きに突出した軸部29とを備えている。軸部29は、回り止め用の上下の平行な平坦面29aと、上下の平坦面29aを結ぶ前後の円弧面29bとを有している。
軸部29の上下の平坦面29aが、ヘッドバンド部側回転部15の孔部20の上下の平坦面20cに接することで、ヘッドバンド部側回転部15に対して外側カバー部材19が回転不能に固定され、軸部29の前後の円弧面29bが、ヘッドバンド部側回転部15とアーム部側回転部8との各孔部20,21の前後の円弧面20d,21aに接することで、アーム部側回転部8がヘッドバンド部側回転部15に対して前後方向回転自在に支持される。
外側カバー部材19の軸部29の中心には、軸部先端面29cから軸方向に小さな孔部30が設けられ、孔部30に内側カバー部材18側の金属製のボルト(固定部材ないし雄ねじ部材ないし回転軸体)31がねじ込まれる。孔部30には予め雌ねじを形成しておくか、あるいは孔部30をボルト31よりも小径に形成して、ボルト31をタッピングねじとして作用させて孔部30にねじ込む。孔部30の内側において軸部29にナット(図示せず)を埋設することも可能である。ボルト31は雄ねじ軸部31aと円形の頭部31bとで成り、頭部31bはマイナスドライバ等を嵌める溝31cを有する。
内側カバー部材18は合成樹脂で硬質に形成され、ヘッドバンド部側回転部15の内側の壁部12の凹部16よりも少し小径な円形の周部18aを有し、中心に円形のボルト挿通孔32を有している。内側カバー部材18の内端側(使用者の頭部に近い側)にはボルト31の頭部31bを嵌める凹部18bが形成されている。内側カバー部材31の外側端には、ヘッドバンド部側回転部15の内側の壁部12の段差状の孔部20の大径部分20aに嵌まる回り止めの凸部(図示せず)を設けることが好ましい。
内側のカバー部材18の外側(使用者の頭部から遠い側)の面はヘッドバンド部側回転部15の内側の壁部12のロックピン挿入用の孔部22の開口を覆い、外側のカバー部材19の内側の環状面27aは外側の壁部13のロックピン挿入用の孔部22の開口を覆う。両カバー部材18,19は、ロックピン25に対する抜け出し防止用の部材としても作用する。
ヘッドバンド部側回転部15とアーム部側回転部8と、軸部29を有する外側カバー部材19と、内側カバー部材18とボルト31とで、回転機構5が構成されている。この回転機構5はヘッドホン装置1の左右両側のチャンネルにおいて対称に配設されている。
図10に示す如く、ヘッドバンド部側回転部15の左右(内外)の壁部12,13の間にアーム部側回転部8が挿入配置され、外側カバー部材19がヘッドバンド部側回転部15の外側の壁部13に組み付けられ、外側カバー部材19の軸部29が外側の壁部13とアーム部側回転部8と内側の壁部12との各孔部20,21を貫通し、外側カバー部材19の内端面27aが外側の壁部13の凹部17の外面17aに接触する。
軸部29によってヘッドバンド部側回転部15とアーム部側回転部8とが回転自在に支持される。軸部29の先端29cは内側の壁部12の内端面16aよりも外側(図10で右側)に位置する(内側の壁部12の内端面16aから突出しない)。
この状態で、ロックピン25が内側から外側に向けてヘッドバンド部側回転部15とアーム部側回転部8との小径な各孔部22,23に沿って挿入される。ロックピン25の挿入先端(外側端)25bは外側カバー部材19の内端面27aに接触してそれ以上の挿入が阻止される。
次いで、内側カバー部材18が内側の壁部12の凹部16に組み付けられ、ボルト(図9)31が矢印Bの如く内側カバー部材18の孔部32を通って、ヘッドバンド部側回転部15とアーム部側回転部8との大径な孔部20,21内に嵌合した外側カバー部材19の軸部29の中心の孔部30にねじ込まれる。
これにより、ヘッドバンド部側回転部15とアーム部側回転部8との大径な孔部20,21からの軸部29の抜け出しが阻止される。また、内側カバー部材18の外端面18cがロックピン25の内端面25aに近接ないし接触して、ロックピン25の内外方向への抜け出しが阻止される。
ロックピン25がヘッドバンド部側回転部15とアーム部側回転部8との各孔部22,23に嵌まることで、ヘッドバンド部側回転部15とアーム部側回転部8との回転移動(ヘッドバンド部側回転部15に対するアーム部側回転部8の回転や、アーム部側回転部8に対するヘッドバンド部側回転部15の回転)が阻止される。
前述の如く、ロックピン挿入用の孔部23をアーム部側回転部8の上端側(剛性の低い部位)ではなく、中心の孔部21よりも下側の位置(剛性の高い部位)に設けたことで、ロックピン25に強い回転力が作用した場合におけるアーム部側回転部8の上端側の破損の心配が解消される。
上記実施例のヘッドホン装置1は左右のロックピン25を挿入する前の状態で使用者に提供される。例えば、DJ(使用者)が左右何れか一方のチャンネルの回転機構5のボルト31を緩め外して、内側カバー部材18を外し、ロックピン25を孔部22,23に挿入して、内側カバー部材18をボルト18で締め直し、ヘッドバンド部側回転部15とアーム部側回転部8とをロックピン25で回動不能にロックさせる。
この状態で、使用者が左右両側の放音部2を左右の各耳に当てて音楽等を聞くこともできるが、左右何れか他方のチャンネルの放音部2を他方の耳から外して、図8の左側に示す放音部2のように前後方向(前方又は後方)に回転移動させて(跳ね上げて)会場等といったホール内の音を直接他方の耳で聞くことが多い。
例えば、DJ(使用者)が一方の手で一方の放音部2とその上側の一方のアーム部4ないしヘッドバンド部分6aとを同時に掴んで作業を行っている際に、従来においては、一方のヘッドバンド部分6aに対して一方の放音部2がアーム部4と共に前後方向に回転移動してしまい、一時的に音楽等を聞けなくなってしまうことがあったが、一方の放音部2側のアーム部4とヘッドバンド部6とを連結する回転機構5がロックピン25でロック(固定)されているので、一方の放音部2が前後方向に回転移動することが防止されて、音楽等の聞き逃しが防止される。
また、従来においては、例えば、他方の放音部2を跳ね上げた勢いでヘッドバンド部6が意に反して前後方向に回転移動したりしやすいが、一方の放音部2側のアーム部4とヘッドバンド部6とを連結する回転機構5がロックピン25でロック(固定)されているので、ヘッドバンド部6の回転移動が防止されて、DJ(使用者)が作業に集中することができる。
また、例えば、DJ(使用者)が一方の放音部2を一方の手で一方の耳に押し当てて音楽等を聞いている際に、従来においては、ヘッドバンド部6が意に反して前後方向に回転してDJの頭部から脱落してしまうことがあったが、一方の放音部2側のアーム部4とヘッドバンド部6とを連結する回転機構5がロックピン25でロック(固定)されているので、ヘッドバンド部6の回転移動による頭部からの脱落が防止されて、一方の手を一方の放音部2から離した状態でも、頭部に保持されたヘッドバンド部6で一方の放音部2を一方の耳に当てた状態に維持できる(音楽等を聞き続けることができる)。
また、使用者としてDJ以外であっても、音楽を静的に聴く場合には、ヘッドホン装置1の左右両方の回転機構5をロックピン25でロック(固定)しておけば、ヘッドバンド部6に対する左右の各放音部2の意に反する回転移動や、各放音部2に対するヘッドバンド部6の意に反する回転移動が防止されて、音楽をじっくりと鑑賞することができる。
また、従来のように、ヘッドバンド部6に対して左右の各放音部2を自由に回転移動させたい場合は、ヘッドピン25を挿入しない状態でヘッドホン装置1を使用すればよい。なお、左右どちらの放音部2を耳に当て、左右どちらの放音部2を耳から外すかは、使用者(個人)によって異なる。
上記したように、例えばDJ用ヘッドホン等のプロ用ヘッドホンにおいては、左右の放音部2を左右の耳に装着したままじっと音楽を聞くという静的な使われ方をするだけではない。DJの現場におけるヘッドホン装置1の使われ方の例としては、例えば以下に示すようなものが挙げられる。
・ヘッドホン装置1を片耳に装着している使用者が周囲の音を聞くために、片方の放音部2を手で耳に固定し、もう片方の放音部2を手で例えば前後方向に押して耳から離脱させる。
・ヘッドホン装置1を使用者の首に掛けたまま片方の放音部2のみを耳に当てる。
・ヘッドホン装置1の片方の放音部2のみを片手で掴んで頻繁に耳に当てたり耳から離したりする。
・置いた状態のヘッドホン装置1の片方の放音部2を手で掴んで耳に当て、すぐに置いた状態にする。
上記のように、極めて動的な使われ方がされる場合がある。このように、ヘッドホン装置1の放音部2を素早く動かしたり、耳への装着・非装着を頻繁に切り替えたりする動的な使われ方がなされる。
本実施例のヘッドホン装置1によって、これら動的な使われ方がなされた場合でも、ヘッドバンド部6に対する何れか片方の放音部2の意に反する回転移動や、何れか片方の放音部2に対するヘッドバンド部6の意に反する回転移動を確実に防止することができる。また、使用者の好みやニーズに合わせて、左側又は右側、あるいは両方の回転機構5が制御部26によって回転不能に固定される。これによって、DJ操作を集中して正確に行わせることができる。
(第2実施例) 上記第1実施例のヘッドホン装置1においては、アーム部4の回転を制御するための制御部26として、ロックピン25とそれを挿入する孔部22,23とを用いたが、第2実施例ではそれ以外の制御部の構成について説明する。
図11(a)に示す如く、制御部として、金属製の球体73と、球体73を付勢するばね部材(圧縮コイルばねが好ましい)74と、これら球体73とばね部材74とを収容し、球体73をばね部材74で付勢した状態で半分程度露出(突出)させる筒状のケース75とを備えるプランジャ76を用いる。
さらに、プランジャ76の球体73を嵌合させる断面半円状の凹部77ないし貫通孔(図示せず)をアーム部4のアーム部側回転部8に設ける。プランジャ76と凹部77ないし貫通孔とで制御部78が構成される。例えば、プランジャ76をヘッドバンド部側回転部15の内側の壁部12の孔部22内に固定し、凹部77(図9の孔部23でも可)をアーム部4のアーム部側回転部8に設ける。あるいは、プランジャ76をアーム部側回転部8の孔部23(図9)内に固定し、凹部77(孔部22でも可)をヘッドバンド部側回転部15に設ける。球体73を凹部77に嵌合させた状態で、容易にアーム部4を回転させることができない位に強いばね部材74を用いることが好ましい。図11(a)で、符号18は内側カバー部材、符号19は外側カバー部材を示す。
また、図11(b)に示す如く、プランジャ76のケース75(図11(a))を排除して、例えばアーム部側回転部8に設けた有底の穴部79に、ばね部材74を収容すると共に、例えば球体73よりも長いピン状の部材80を進退可能に収容する。符号80aはばね固定部を示す。ヘッドバンド部側回転部15の例えば内側の壁部12に、ピン状の部材80を進入させる貫通孔81を設ける。ピン状の部材80の方が球体73よりも貫通孔81又は凹部に深く進入するので、回動機構5の回転抑止力が高まる。貫通孔81を用いれば、貫通孔81に治具棒等を挿入してピン状の部材80の先端をばね部材79の付勢力に抗して押すことで、貫通孔81とピン状の部材80とのロックを容易に解除することができる。
(第3実施例) 図12に示す如く、制御部として、第1実施例のロックピン25に代えてボルト82を用いる。内側カバー部材18(図9)の中心のボルト挿通用の孔部32の下側に設けたボルト挿通孔83を経て、ボルト82の雄ねじ部分82aないし軸部をヘッドバンド部側回転部15の内側の壁部12の孔部22とアーム部側回転部8の孔部23とに順次挿通して、ヘッドバンド部側回転部15の外側の壁部13の孔部22aにねじ込んで固定する。孔部22aは他の孔部22,23よりも小径に形成されている。孔部22aに雌ねじ部を予め形成してもよい。ボルト82の着脱作業は、内側カバー部材18や外側カバー部材19を外すことなく容易に行うことができる。
(第4実施例) 図13aに示す如く、制御部として、第1実施例のロックピン25等を用いずに、例えば、アーム部4の上部4c(図8)又はヘッドバンド部6の下部6aに、矩形筒状のスライド部材84を上下方向スライド自在に装着する。ヘッドバンド部6の下部6aの前後の面6c(図8)と、アーム部4の上部4cの前後の面4d(図8)とを同時に覆う(各前後の面4d,6cに接触する)前後一対の壁部84aをスライド部材84が有している。アーム部4は伸縮可能で放音部2(図8)から上方への突出長さが変動するので、スライド部材84はヘッドバンド部6に装着することが好ましい。
スライド部材84をヘッドバンド部側回転部15とアーム部側回転部8とに向けて矢印のようにスライド移動させ、スライド部材84の前後一対の壁部84aをヘッドバンド部6の下部6aとアーム部4の上部4cとの各前後の面4d,6cに接触させることで、両回転部8,15の回転を阻止(ロック)させる。スライド部材84はアーム部4又はヘッドバンド部6から外れないので、使用者が紛失する心配がない。回転部8,15のロックを解除する場合は、スライド部材84をヘッドバンド部6に沿って移動させて、ヘッドバンド部6の一部として使用することが好ましい。
(第5実施例) 図13(b)に示す如く、制御部として、図13(a)の第4実施例の矩形筒状のスライド部材84の左右(内外)何れかの壁部84bの前後方向中央に縦方向の一本の広めのスリット84cを設けて、断面不完全環状とし、且つ上記スライド部材84よりも前後方向に少し幅狭に形成して、アーム部4の上部4cとヘッドバンド部6の下部6aとにスライド不能に嵌合させる嵌合部材84Aを用いる。嵌合部材84Aは、アーム部4の上部4cの前後の面4dとヘッドバンド部6の下部6aの前後の面6cとを同時に覆う長さを有している。
嵌合部材84Aをスリット84cから矢印のように前後に撓ませて開いて、図13(a)のヘッドバンド部側回転部15とアーム部側回転部8に外側から被せ着けることで、嵌合部材84Aの前後の壁部84aがアーム部4の上部4cとヘッドバンド部6の下部6aとの各前後の面4d,6cに同時に接触して、両回転部8,15の回転を阻止する。両回転部8,15のロックを解除する場合は、嵌合部材84Aをスリット84cから前後に撓ませて開いて回転部8,15から脱出させる。嵌合部材84Aの前後方向幅を上記スライド部材85と同程度に設定して、スライド部材としてヘッドバンド部6にスライド移動させて着けたままにしておくことも可能である。
(第6実施例) 上記第1実施例のヘッドホン装置1は、ヘッドバンド部6を使用者の頭部の上部(頂部)から耳に向けて下向きに掛けるタイプのものであるが、第6実施例は、ヘッドバンド部6を使用者の頭部の後部から耳に向けて前向きに略水平に掛けるタイプ(耳掛けタイプ)のヘッドホン装置に関するものである(例えば前記特許文献1のヘッドホン装置を参照)。
例えば、図8の左側に示す放音部2のように、ヘッドバンド部6に対して略直交する方向に(90°ないしその近傍の角度に)回転移動させ、その状態で、ヘッドバンド部側回転部15とアーム部側回転部8との各孔部22,23にロックピン25を挿入して、両回転部8,15をロックさせる。
図9において、第1実施例ではヘッドバンド部側回転部15とアーム部側回転部8との各下側位置にロックピン挿入用の孔部22,23を設けたが、第6実施例では、ヘッドバンド部側回転部15とアーム部側回転部8との各前側位置又は/及び後側位置にロックピン挿入用の孔部22,23を設ける。
(第7実施例) 上記第6実施例における制御部として、例えば、ロックピン25に代えて、上記第3実施例におけるボルト82を用いることも可能である。また、図14に示す如く、第5実施例における嵌合部材84Aを略L字状に折り曲げ形成して成る嵌合部材85を第6実施例における制御部として用いることができる。この嵌合部材85は、上下の壁部85a,85bと前後の壁部85c,85dと左右(内外)の壁部85eと、左右何れかの壁部85eに設けられた略L字状の幅広のスリット85fとで構成されている。嵌合部材85の上下の壁部85a,85bがヘッドバンド部6の付根側部分6aの上下の面6cに接触し、それと同時に嵌合部材85の前後の壁部85c,85dがアーム部4の上部4cの前後の面4dに接触することで、アーム部側回転部8とヘッドバンド部側回転部15の回転が阻止される。
(第8実施例) 図15に示す如く、上記第1実施例におけるアーム部4を放音部2のケース3に一体に且つスライド不能に設ける(一体樹脂成形する)。放音部2と一体のアーム部4がヘッドバンド部6に回転機構5で回転移動自在に接続される。図8のケース3のアーム部貫通用の孔部3dや、ケース3の下部から突出したアーム部分(符号4aの部分)はなくなる。第8の実施例のアーム部4には上記第1〜第7の実施例の制御部を適用可能である(図15では第1実施例を適用している)。
(第9実施例) 上記第1実施例においては、ヘッドバンド部側回転部15が左右(内外)一対の壁部12,13を有し、アーム側回転部8が、ヘッドバンド部側回転部15の一対の壁部12,13の間に挿入される一枚の壁部で構成されているが、第9実施例においては、図16に示す如く、アーム部側回転部8が左右(内外)一対の壁部86,87を有し、ヘッドバンド部側回転部15が、アーム部側回転部8の一対の壁部86,87の間に挿入される一枚の壁部で構成される。
このアーム部側回転部8の一対の壁部86,87とヘッドバンド部側回転部15とにロックピン挿入用の孔部22,23が貫通して設けられる。アーム部側回転部8の一対の壁部86,87とヘッドバンド部側回転部15との中心には、外側カバー部材19の軸部29を挿入するための孔部20,21が設けられ、ロックピン挿入用の孔部22,23は、軸部挿入用の孔部20,21よりもヘッドバンド部側回転部15の付根15a寄りの位置に設けられる。
1 ヘッドホン装置
2 放音部
3 ケース
4 アーム部
5 回転機構
6 ヘッドバンド部
7 イヤパッド
8 アーム部側回転部
8b 付根
15 ヘッドバンド部側回転部
18 内側カバー部材(カバー部材)
19 外側カバー部材(カバー部材)
20,21 孔部
22 孔部(第一の孔部)
23 孔部(第二の孔部)
24 放音部側コネクタ
25 ロックピン
26 制御部
29 軸部
30 孔部
31 ボルト(固定部材)
43 ケーブル部
44,45 ケーブル
46 ケーブル側コネクタ
48 スピーカ装置
49 振動板
50 壁部
56 溝部
57 ブロック部
59 凹部
64 クッション部材

Claims (18)

  1. 振動板を有するスピーカ装置を収容した放音部と、
    前記スピーカ装置に電気信号を導通するケーブル部と、を備え、
    前記放音部に対して脱着可能な前記ケーブル部が、前記放音部の下部側から前記放音部内に入れられ、前記放音部内で前記振動板の音放射方向において前記振動板よりも径方向外側に配置され、前記放音部の上部側から前記放音部外に出されていることを特徴とするヘッドホン装置。
  2. 前記放音部の上部側に設けられ、前記スピーカ装置と電気的に接続された放音部側コネクタと、
    前記放音部の上部側から前記放音部外に出された前記ケーブル部の端部に設けられ、前記放音部側コネクタに接続されるケーブル側コネクタと、を備えていることを特徴とする請求項1記載のヘッドホン装置。
  3. 前記放音部をヘッドバンド部に接続するアーム部を備え、
    前記放音部側コネクタと、前記放音部側コネクタに接続された前記ケーブル側コネクタとが、前記放音部を耳に装着した際の使用者に対して前記アーム部よりも内側に配置されていることを特徴とする請求項2記載のヘッドホン装置。
  4. 前記放音部側コネクタと、前記放音部側コネクタに接続された前記ケーブル側コネクタとが、前記アーム部よりも後側に配置されていることを特徴とする請求項3記載のヘッドホン装置。
  5. 前記放音部の上部側から前記放音部外に出された前記ケーブル部が、前記放音部を耳に装着した際の使用者に対して前記アーム部よりも内側に配置されていることを特徴とする請求項1記載のヘッドホン装置。
  6. 前記放音部に、前記ケーブル部を通す溝部が設けられていることを特徴とする請求項1記載のヘッドホン装置。
  7. 前記ケーブル部が複数のケーブルを備え、前記複数のケーブルが前記溝部内で前記溝部の深さ方向に並んで配置され、前記複数のケーブルのうちの一のケーブルが前記溝部内で前記スピーカ装置に近い側に配置され、前記複数のケーブルのうちの他のケーブルが前記溝部内で前記スピーカ装置から遠い側に配置されていることを特徴とする請求項6記載のヘッドホン装置。
  8. 前記溝部がクッション部材で覆われていることを特徴とする請求項6記載のヘッドホン装置。
  9. 前記ケーブル部がブロック部を備え、前記放音部における前記溝部に続く凹部に前記ブロック部がねじ止めで固定されていることを特徴とする請求項6記載のヘッドホン装置。
  10. 前記放音部がケースとイヤパッドとを備え、前記イヤパッドが前記ケースに対して脱着可能であり、前記イヤパッドを離脱させた際に前記ケース側に露出する壁部に前記溝部が設けられていることを特徴とする請求項6記載のヘッドホン装置。
  11. 放音部とヘッドバンド部とを接続するアーム部と、
    前記ヘッドバンド部に対して前記アーム部を前記放音部の径方向に回転移動させるための回転機構と、
    前記回転機構に設けられ、前記アーム部の前記回転移動を制止する制御部と、を備えたことを特徴とするヘッドホン装置。
  12. 前記放音部と前記アーム部とが左右各一対配置され、前記回転機構と前記制御部とが左右各一対配置されていることを特徴とする請求項11記載のヘッドホン装置。
  13. 前記回転機構は、前記ヘッドバンド部に設けられたヘッドバンド部側回転部と、前記アーム部に設けられたアーム部側回転部と、前記ヘッドバンド部側回転部及び前記アーム部側回転部に共通に配置される回転用の軸部とを備え、
    前記ヘッドバンド部側回転部に対して前記アーム部側回転部が前記軸部の周りを回転することで、前記ヘッドバンド部に対して前記アーム部が回転移動することを特徴とする請求項11記載のヘッドホン装置。
  14. 前記ヘッドバンド部側回転部と前記アーム部側回転部とに、前記軸部を挿入するための孔部が設けられ、前記軸部に固定部材を入れるための孔部が設けられていることを特徴とする請求項13記載のヘッドホン装置。
  15. 前記制御部は、前記ヘッドバンド部側回転部に設けられた第一の孔部と、前記アーム部側回転部に設けられた第二の孔部と、前記第一の孔部及び前記第二の孔部に挿入されるロックピンと、で構成されていることを特徴とする請求項13記載のヘッドホン装置。
  16. 前記第一の孔部と前記第二の孔部とが、前記軸部よりも前記アーム部側回転部の付根寄りに配置されていることを特徴とする請求項15記載のヘッドホン装置。
  17. 前記回転機構には、前記制御部を覆うカバー部材が備えられていることを特徴とする請求項11記載のヘッドホン装置。
  18. 前記カバー部材を前記回転機構に取り付けるための固定部材が備えられていることを特徴とする請求項17記載のヘッドホン装置。
JP2016509865A 2014-03-28 2014-03-28 ヘッドホン装置 Active JP6340413B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2014/059363 WO2015145775A1 (ja) 2014-03-28 2014-03-28 ヘッドホン装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2015145775A1 true JPWO2015145775A1 (ja) 2017-04-13
JP6340413B2 JP6340413B2 (ja) 2018-06-06

Family

ID=54194359

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016509865A Active JP6340413B2 (ja) 2014-03-28 2014-03-28 ヘッドホン装置

Country Status (3)

Country Link
EP (1) EP3125572A4 (ja)
JP (1) JP6340413B2 (ja)
WO (1) WO2015145775A1 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102152342B1 (ko) * 2019-06-12 2020-09-04 김종호 헤드셋
EP4080903A4 (en) 2020-04-30 2024-01-03 Shenzhen Shokz Co Ltd ACOUSTIC INPUT/OUTPUT DEVICE
US20240048886A1 (en) * 2022-08-05 2024-02-08 Bose Corporation Headphones

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05308694A (ja) * 1992-04-30 1993-11-19 Sony Corp ヘッドホン
JP2000125386A (ja) * 1998-10-16 2000-04-28 Sony Corp ヘッドホン装置
WO2010038298A1 (ja) * 2008-10-02 2010-04-08 パイオニア株式会社 ヘッドホン
WO2013125355A1 (ja) * 2012-02-22 2013-08-29 エムケー電子株式会社 イヤースピーカ装置

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3023116U (ja) * 1995-09-25 1996-04-12 ノーベル株式会社 携帯電話機用イヤーマフ
TW420458U (en) * 1999-02-23 2001-01-21 Cotron Corp Ear microphone having dual hooks
JP4310893B2 (ja) * 2000-06-26 2009-08-12 パナソニック株式会社 コード巻き取り装置付きヘッドホン
TW547882U (en) * 2002-12-13 2003-08-11 Chang-Ning Hung Earphone capable of automatically receiving the earphone wire
US7412070B2 (en) * 2004-03-29 2008-08-12 Bose Corporation Headphoning
US8031878B2 (en) * 2005-07-28 2011-10-04 Bose Corporation Electronic interfacing with a head-mounted device
WO2007133055A1 (en) * 2006-05-17 2007-11-22 Sung-Ho Kim Bone conduction headset
JP2011055177A (ja) * 2009-09-01 2011-03-17 Ashida Onkyo Kk ヘッドホン装置

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05308694A (ja) * 1992-04-30 1993-11-19 Sony Corp ヘッドホン
JP2000125386A (ja) * 1998-10-16 2000-04-28 Sony Corp ヘッドホン装置
WO2010038298A1 (ja) * 2008-10-02 2010-04-08 パイオニア株式会社 ヘッドホン
WO2013125355A1 (ja) * 2012-02-22 2013-08-29 エムケー電子株式会社 イヤースピーカ装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP6340413B2 (ja) 2018-06-06
EP3125572A4 (en) 2018-01-03
EP3125572A1 (en) 2017-02-01
WO2015145775A1 (ja) 2015-10-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6005676B2 (ja) マルチチャンネルヘッドホン
US8638972B2 (en) Earphone
US8391536B2 (en) Earphone device and earphone device main body
KR101113592B1 (ko) 이어폰 잭
US7372974B2 (en) Headphone with cord winder devices
JP6340413B2 (ja) ヘッドホン装置
JP5886109B2 (ja) イヤホン及びその製造方法
JP2013502877A (ja) 相互接続するイヤホン
JP6273121B2 (ja) 受話器
WO2013099429A1 (ja) ヘッドホン装置
JP5418434B2 (ja) ヘッドホン
JP5062150B2 (ja) イヤホン
KR100903606B1 (ko) 방수기능을 갖는 골전도 이어폰장치
JP6298337B2 (ja) ヘッドホン装置
JP2010154465A (ja) ヘッドホン装置
JP5907274B2 (ja) イヤホン装置
JP2017098877A (ja) イヤホン
JP5262892B2 (ja) イヤーピース及びそれを備えたヘッドホン
KR101678613B1 (ko) 오픈형 및 커널형 겸용 이어폰
JP5665792B2 (ja) イヤーチップ
JP5516878B2 (ja) イヤーキャップ及びイヤーキャップを備えたイヤホン
JP6595370B2 (ja) ヘッドバンド付きイヤホン
JP4192754B2 (ja) イヤホーン
KR102163066B1 (ko) 이어 팁 및 이를 갖춘 이어폰
JP3176690U (ja) ギターの電気信号取り出し機構

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20171003

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20171115

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180424

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180514

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6340413

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

R371 Transfer withdrawn

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250