JPWO2015114715A1 - 衛星通信システム、ゲートウェイ、通信網制御局及び衛星通信方法 - Google Patents

衛星通信システム、ゲートウェイ、通信網制御局及び衛星通信方法 Download PDF

Info

Publication number
JPWO2015114715A1
JPWO2015114715A1 JP2015559629A JP2015559629A JPWO2015114715A1 JP WO2015114715 A1 JPWO2015114715 A1 JP WO2015114715A1 JP 2015559629 A JP2015559629 A JP 2015559629A JP 2015559629 A JP2015559629 A JP 2015559629A JP WO2015114715 A1 JPWO2015114715 A1 JP WO2015114715A1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gateway
frequency
link beam
satellite
feeder link
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2015559629A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6099773B2 (ja
Inventor
重紀 谷
重紀 谷
元吉 克幸
克幸 元吉
佐野 裕康
裕康 佐野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Application granted granted Critical
Publication of JP6099773B2 publication Critical patent/JP6099773B2/ja
Publication of JPWO2015114715A1 publication Critical patent/JPWO2015114715A1/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B7/00Radio transmission systems, i.e. using radiation field
    • H04B7/14Relay systems
    • H04B7/15Active relay systems
    • H04B7/185Space-based or airborne stations; Stations for satellite systems
    • H04B7/1851Systems using a satellite or space-based relay
    • H04B7/18515Transmission equipment in satellites or space-based relays
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B7/00Radio transmission systems, i.e. using radiation field
    • H04B7/02Diversity systems; Multi-antenna system, i.e. transmission or reception using multiple antennas
    • H04B7/04Diversity systems; Multi-antenna system, i.e. transmission or reception using multiple antennas using two or more spaced independent antennas
    • H04B7/06Diversity systems; Multi-antenna system, i.e. transmission or reception using multiple antennas using two or more spaced independent antennas at the transmitting station
    • H04B7/0686Hybrid systems, i.e. switching and simultaneous transmission
    • H04B7/0695Hybrid systems, i.e. switching and simultaneous transmission using beam selection
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B7/00Radio transmission systems, i.e. using radiation field
    • H04B7/14Relay systems
    • H04B7/15Active relay systems
    • H04B7/185Space-based or airborne stations; Stations for satellite systems
    • H04B7/1851Systems using a satellite or space-based relay
    • H04B7/18517Transmission equipment in earth stations
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B7/00Radio transmission systems, i.e. using radiation field
    • H04B7/14Relay systems
    • H04B7/15Active relay systems
    • H04B7/204Multiple access
    • H04B7/2041Spot beam multiple access

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Astronomy & Astrophysics (AREA)
  • Aviation & Aerospace Engineering (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Radio Relay Systems (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Abstract

端末と地上に設置されるゲートウェイとの通信を衛星中継器によって中継する衛星通信システムにおいて、衛星中継器は、端末と通信するためのユーザリンクビームとゲートウェイと通信するためのフィーダリンクビームを同じ地域に形成するとともにトラフィックの状況に基づいて、ユーザリンクビームと、フィーダリンクビームとについて、周波数または偏波の対応付けを変更するので、衛星打ち上げ後にビームにおいて通信可能な容量を変更することができる。

Description

衛星通信システムに関する。
宇宙空間の地球周回軌道で動作する人工衛星等を用いて、地球上の船舶や航空機など2点間の通信を行う衛星通信システムが導入されている。このような衛星通信システムでは、地球上の通信機器から送信された信号を人工衛星に搭載された中継器にて受信し、当該信号を地球上の別の通信機器に送信(中継)することによって実現される。
近年では、衛星通信システムの大容量化を実現するため、地域毎に異なるビームでデータ伝送を行うマルチビームデータ伝送が運用されている(下記特許文献1及び非特許文献1参照)。
US 2013/0336203号公報
Don Wilcoxson (ViaSat, Inc.)「Advanced Commercial Satellite Systems Technology for Protected Communications」MILITARY COMMUNICATIONS CONFERENCE, 2011 − MILCOM 2011,pp.2280-2285,Nov.2011.
特許文献1及び非特許文献1に記載の衛星中継器はベントパイプ型と呼ばれ、中継可能なビームの周波数、及びビーム間の接続を衛星打ち上げ後に変更できない。したがって、ビームにおいて通信可能な容量を衛星打ち上げ後に変更することができないという問題点があった。
本発明は上記のような問題点を解決するためになされたもので、衛星打ち上げ後にビームにおいて通信可能な容量を変更することができる衛星通信システムを得ることを目的としている。
端末と地上に設置されるゲートウェイとの通信を衛星中継器によって中継する衛星通信システムであって、衛星中継器は、端末と通信するためのユーザリンクビームとゲートウェイと通信するためのフィーダリンクビームを同じ地域に形成するとともにトラフィックの状況に基づいて、ユーザリンクビームと、フィーダリンクビームとについて、周波数または偏波の対応付けを変更する。
本発明によれば、ビームにおいて通信可能な容量を衛星打ち上げ後に変更できる。
マルチビームデータ伝送におけるシステム構成を示すブロック図。 ユーザリンク及びフィーダリンクのビームの配置例を示す図。 端末からゲートウェイへ送信する場合の周波数の割り当ての一例を示す図。 ゲートウェイから端末へ送信する場合の周波数の割り当ての一例を示す図。 実施の形態1に係る衛星通信システムの構成を示すブロック図。 実施の形態1に係るユーザリンクビーム及びフィーダリンクビームの配置例を示す図。 実施の形態1に係る衛星通信システムにおける周波数の割り当ての一例を示す図。 実施の形態1に係る端末の構成を示すブロック図。 実施の形態1に係る衛星中継器の構成を示すブロック図。 実施の形態1に係るゲートウェイの構成を示すブロック図。 実施の形態1に係る通信網制御局の構成を示すブロック図。 実施の形態1に係る端末の処理の流れを示すフローチャート。 実施の形態1に係るゲートウェイの処理の流れを示すフローチャート。 実施の形態1に係るゲートウェイにおける端末への送信処理の流れを示すフローチャート。 実施の形態1に係るゲートウェイにおける端末からの受信処理の流れを示すフローチャート。 実施の形態1に係る通信網制御局における処理の流れを示すフローチャート。 実施の形態1に係るビームとクラスタの関係を示す図。 実施の形態1に係るフィーダリンクビームとユーザリンクビームへの帯域の割当の一例を示す図。 実施の形態1に係るゲートウェイのリソース管理部が保持する周波数情報の一例を示す図。 実施の形態1に係るビームとクラスタの関係を示す図。
実施の形態1.
以下に、本発明にかかる衛星通信システム及び通信方法の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態により本発明が限定されるものではない。
まず、特許文献1及び非特許文献1に記載内容について詳細に記述する。
図1から図4を用いて非特許文献1および特許文献1に示されるマルチビームデータ伝送の例を示す。
図1は、マルチビームデータ伝送におけるシステム構成を示すブロック図である。本システムは、端末102−1a〜nb、衛星中継器103、ゲートウェイ105−1〜mから構成され、それぞれが無線で接続されている。図1において、点線は無線で接続されていることを示す。また、ゲートウェイ105は公衆網106に対して有線で接続されている。
衛星中継器103は端末102−1a〜nbが送受信可能なn個のビーム101−1〜n、及び、ゲートウェイ105−1〜mが送受信可能なm個のビーム104−1〜mを形成する。端末102−1a〜nbは自身が在圏するビームから衛星中継器103に対して信号を送信する。衛星中継器103は端末102−1a〜nbから送信された信号をゲートウェイ105−1〜mのいずれかに対して送信する。このようにして、2地点間の通信が実現する。ここで、端末102−1a〜nbと衛星中継器103との通信をユーザリンク、衛星中継器103とゲートウェイ105−1〜mとの通信をフィーダリンクと称する。
図2は、ユーザリンク及びフィーダリンクのビームの配置例を示す図である。
ユーザリンクビーム101−1〜nは衛星通信システムのカバレッジエリアを面的にカバーするように配置される。各ユーザリンクビーム101−1〜nは隣接する4個のビームで異なる周波数及び偏波を利用する。つまり、地理的に離れたユーザリンクビーム101−1と101−(n−3)は同一の周波数と偏波を利用することができる。偏波の種類には直線偏波と円偏波があり、円偏波の場合、右旋偏波(以下、RHCP(Right Hand Circular Polarization)と称す)と左旋偏波(以下、LHCP(Left Hand Circular Polarization)と称す)がある。
一方、フィーダリンクビーム104−1〜mはユーザリンクビーム101−1〜nとは地理的に離れた場所に配置されている。また、各フィーダリンクビーム104−1〜mは互いに地理的に離れて配置されている。ユーザリンクとフィーダリンクの周波数、及び各ビームのフィーダリンクの周波数に同一周波数を割り当てて再利用することにより、利用可能な帯域幅を増加させることができる。特に、Ka帯ではアップリンク(衛星中継器103への送信)に27.0GHzから31.0GHzが割り当てられ、ダウンリンク(衛星中継器103からの送信)に17.3GHzから21.2GHzが割り当てられている。ユーザリンクとフィーダリンクは共用する周波数があるため、空間的に周波数を再利用することによりシステム容量を増大することができる。
図3は、端末からゲートウェイへ送信する場合の周波数の割り当ての一例を示す図である。
図4は、ゲートウェイから端末へ送信する場合の周波数の割り当ての一例を示す図である。
図3及び図4において、ユーザリンクビーム101−1〜nに割り当て可能な帯域幅はWfである。フィーダリンクビーム104−1〜mに割り当て可能な帯域幅は偏波を含め4×Wfとなる。また、ユーザリンクビーム101−1〜4はフィーダリンクビーム104−1にのみ接続される。ユーザリンクビーム101−5〜8はフィーダリンクビーム104−2にのみ接続される。同様にしてすべてのユーザリンクビームについて接続するフィーダリンクビームが固定されている。
図3において、ユーザリンクビーム101−1〜4のアップリンクとして、中心周波数fu1、fu2と、LHCP(301−L、302−L)又はRHCP(301−R、302−R)との組み合わせのうちいずれかが割り当てられている。ユーザリンクビーム4つ毎に、繰り返し同じ組み合わせが割り当てられている。フィーダリンクビーム104−1のダウンリンクとして、中心周波数fd1及びfd2と、LHCP(301−L、302−L)及びRHCP(301−R、302−R)が割り当てられている。
図4において、フィーダリンクビーム104−1のアップリンクとして、中心周波数fu1及びfu2と、LHCP(401−L、402−L)及びRHCP(401−R、402−R)が割り当てられている。ユーザリンクビーム101−1〜4のダウンリンクとして、中心周波数fd1又はfd2と、LHCP(401−L、402−L)又はRHCP(401−R、402−R)の組み合わせのうちいずれかが割り当てられている。ユーザリンクビーム4つ毎に、繰り返し同じ組み合わせが割り当てられている。
特許文献1及び非特許文献1では、ユーザリンクビームが接続するフィーダリンクビームが固定されている上に、フィーダリンクビームの位置及び数は衛星打ち上げ後に変更することができない。よって、衛星打ち上げ後にビームにおいて通信可能な容量を変更できないという課題がある。
そこで、以下に本発明について説明する。
図5は、実施の形態1に係る衛星通信システムの構成を示すブロック図である。衛星通信システムは、端末502−1a〜nb、衛星中継器503、ゲートウェイ505−1〜m、及び、通信網制御局506から構成されている。公衆網507は、本実施の形態の衛星通信システムの外部に接続されたその他の通信システムを介してインターネットなどのサービスを利用する場合に用いられる。本実施の形態の衛星通信システム内で通信が完結する場合、公衆網507は必ずしも必要ではない。
衛星中継器503は、端末との送受信を行うためのユーザリンクビーム501−1〜n、及び、ゲートウェイ505との送受信を行うためのフィーダリンクビーム504―nを形成する。端末502−1a〜nb及びゲートウェイ505−1〜mは、衛星中継器503と無線で接続されている。図5において、点線は無線で接続されていることを示す。また、ゲートウェイ505は通信網制御局506及び公衆網507と有線または無線で接続されている。
例えば、端末502−1aが端末502−nbと通信する場合、まず、端末502−1aはユーザリンクビーム501−1のアップリンクに割り当てられた帯域で衛星中継器103に信号を送信する。衛星中継器103は、フィーダリンク505−1のダウンリンクに割り当てられた帯域でゲートウェイ504−1に信号を送信する。ゲートウェイ504−1はゲートウェイ504−nに信号を送信する。ゲートウェイ504−nはフィーダリンク505−mのアップリンクに割り当てられた帯域で衛星中継器103に信号を送信する。衛星中継器103は、ユーザリンク501−nのダウンリンクに割り当てられた帯域で端末502−nbに信号を送信する。このようにして、端末502−1aと端末502−nbとの通信が実現する。端末502−1a〜nbが公衆網507に収容される端末と通信する場合は、ゲートウェイ505−1〜mが公衆網507と信号を送受信する。
図6は、実施の形態1に係るユーザリンクビーム及びフィーダリンクビームの配置例を示す図である。ユーザリンクビーム501−1〜nは衛星通信システムのカバレッジエリアを面的にカバーするように配置される。各ユーザリンクビーム501−1〜nは隣接する4個のビームで異なる周波数及び偏波を割り当てられる。
ユーザリンクビーム501−1〜nとフィーダリンクビーム504−1〜nは、図6に示すように、両者は同一の地域に形成されるビームである。端末502−1a〜nb及びゲートウェイ505−1〜mは、n個のビームの中でどこに設置されていてもよい。また、図5では1つのユーザリンクビームに対して2つの端末が配置されているが、一例であり、端末数を2つに限定するものではない。また、ゲートウェイ505−1〜mは全てのフィーダリンクビーム504−1〜nに配置されているが、一例であり、ゲートウェイ505−1〜mの個数及び配置するビームを限定するものではない。
次に、周波数の割り当て例を示す。
図7は、実施の形態1に係る衛星通信システムにおける周波数の割り当ての一例を示す図である。各ビームへの周波数の割当は通信網制御局506が制御することとし、具体的な制御方法については後述する。
端末502−1a〜nbと衛星中継器503とは、隣接する4ビームで異なる周波数及び偏波(LHCP,RHCP)を用いて送受信する。例えば、ユーザリンクビーム501−1〜4のアップリンクとして、中心周波数fu1、fu2と、LHCP(701−L、702−L)又はRHCP(701−R、702−R)との組み合わせが割り当てられる。ユーザリンクビーム501−1には中心周波数fu1、帯域幅Wu1、LHCP(701−L)が割り当てられる。ユーザリンクビーム501−2には中心周波数fu2、帯域幅Wu2、LHCP(702−L)が割り当てられる。ユーザリンクビーム501−3には中心周波数fu1、帯域幅Wu1、RHCP(701−R)が割り当てられる。ユーザリンクビーム501−4には中心周波数fu2、帯域幅Wu2、RHCP(702−R)が割り当てられる。
ユーザリンクビーム501−1〜4のダウンリンクとして、中心周波数fd1、fd1と、LHCP(705−L、706−L)又はRHCP(705−R、706−R)との組み合わせが割り当てられる。また、別のユーザリンクビームも上記と同様の規則に従って周波数を繰り返し利用する。このように2つの周波数と2つの偏波を繰り返して利用することを4色繰り返しと称し、異なる4色を用いる隣接ビームの集合をクラスタと称する。
同様に、衛星中継器503とゲートウェイ505−1〜nとは、隣接する4ビームで異なる周波数及び偏波(LHCP,RHCP)を用いて送受信する。フィーダリンクビーム504−1〜4のアップリンクとして、中心周波数fu3、fu4と、LHCP(703−L、704−L)又はRHCP(703−R、704−R)との組み合わせが割り当てられる。また、フィーダリンクビーム504−1〜4のダウンリンクとして、中心周波数fd3、fd4と、LHCP(707−L、708−L)又はRHCP(707−R、708−R)との組み合わせが割り当てられる。
なお、ゲートウェイ505−1〜nは必ずしも隣接するビームに配置されるとは限らないため、2周波数、両偏波を同一フィーダリンクビームに割り当てる1色繰り返しとしてもよい。また、周波数、偏波のいずれかを2つのフィーダリンクビームで分け合う2色繰り返しであってもよい。
図7の例では、衛星中継器503は、ユーザリンクビーム501−1〜4のアップリンクの信号をフィーダリンクビーム504−1〜4のダウンリンクに中継する。また、衛星中継器503は、フィーダリンクビーム504−1〜4のアップリンクの信号をユーザリンクビーム501−1〜4に中継する。
次に、本実施の形態における端末502、衛星中継器503、ゲートウェイ505、通信網制御局506の構成について説明する。なお、公衆網507は従来から用いられているものでよい。
図8は、実施の形態1に係る端末502の構成を示すブロック図である。端末502は、図5の端末502−1a〜nbである。端末502は、パケット受信部801と、受信バッファ802と、符号化部803と、変調部804と、無線送信部805と、無線受信部806と、復調部807と、復号部808と、パケット送信部809と、送信バッファ810と、通信制御部811とから構成される。通信制御部811は、位置管理部812と、回線品質測定部813と、バッファ管理部814と、通信方式指示部815と、送受信指示部816と、再送制御部817とから構成される。外部通信装置818は端末502とデータを送受信する装置であり、例えばパソコンでもよい。
図9は、実施の形態1に係る衛星中継器503の構成を示すブロック図である。衛星中継器503は、受信RF部901a〜bと、A/D変換部902a〜bと、分波部903a〜bと、スイッチ部904と、利得制御部905a〜bと、合波部906a〜bと、D/A変換部907a〜bと、送信RF部908a〜bと、電力測定部909と、制御情報送受信部910とから構成される。
図9において、スイッチ部904、電力測定部909、制御情報送受信部910以外の構成要素は2系統ある。これは、1系統あたり1ビームに含まれる信号を処理するように構成したためである。図9に示す構成は一例であり、系統数は2に限定するものではなく、衛星通信システムが要するビーム数に応じていかなる数であってもよい。
図10は、実施の形態1に係るゲートウェイ505の構成を示すブロック図である。ゲートウェイ505は、図5のゲートウェイ505−1〜mである。ゲートウェイ505は、パケット受信部1001と、受信バッファ1002と、符号化部1003と、変調部1004と、多重部1005と、無線送信部1006と、無線受信部1007と、分離部1008と、復調部1009と、復号部1010と、パケット送信部1011と、送信バッファ1012と、通信制御部1013とから構成される。通信制御部1013は、位置管理部1014と、リソース管理部1015と、回線品質測定部1016と、バッファ管理部1017と、通信方式制御部1018と、送受信制御部1019と、再送制御部1020とから構成される。
図11は、実施の形態1に係る通信網制御局506の構成を示すブロック図である。通信網制御局506は、制御情報送受信部1101と、制御情報蓄積部1102と、ゲートウェイ属性管理部1103と、トラヒック監視部1104と、回線品質監視部1105と、周波数制御部1106と、ビーム間接続制御部1107とから構成される。
つづいて、端末502が衛星中継器503を介してゲートウェイ505とデータを送受信する際の各装置の動作、及び通信網制御局506における制御方法について説明する。
はじめに、端末502がデータを送信する手順について説明する。
図12は、実施の形態1に係る端末502の処理の流れを示すフローチャートである。
端末502が処理を開始すると、位置管理部812は、電源がオンか、又は端末502が移動したのかを判定する(S1201)。S1201が真の場合、位置管理部812は位置情報を取得し、送信データとして符号化部803に出力する。符号化部803が符号化し、変調部804が変調した後に、無線送信部805が衛星中継器503に送信する。衛星中継器503が中継し、端末502の位置情報はゲートウェイ505に通知される(S1202)。
位置情報とは、GPS(Global Positioning System)などによって測定した自身の座標であってもよいし、自身が在圏するビームのIDであってもよい。位置管理部812が端末502自身の在圏するビームのIDを特定するためには、各ビームで異なる情報を付与した信号が衛星中継器503から予め特定された周波数、時間、符号のいずれかで送信されていればよい。無線受信部806が、前述した周波数、時間、符号のいずれかを用いてビームのIDを含む信号を受信し、回線品質測定部813が各信号の回線品質を測定し、最も回線品質がよい信号のIDをゲートウェイ505に通知すればよい。
次にパケット受信部801は、外部通信装置818からデータを受信すると、受信バッファ802にデータを保存する。そして、バッファ管理部814は、受信バッファ802にデータがあるかどうかを判定する(S1203)。データがある場合、バッファ管理部814が送受信指示部816に通知し、送受信指示部816は、ゲートウェイ505に対して送信要求を通知する(S1204)。送信要求は、要求の有無のみを示す情報であってもよいし、受信バッファに保存されているデータ量を送信要求に含めてもよい。
送信要求を通知した後、送受信指示部816は、ゲートウェイ505から送信指示を受信したかを判定する(S1205)。送信指示を受信したら、送受信指示部816は、受信バッファ802に保存されたデータを送信するよう指示し(S1206)、処理を終了する。データの送信に際しては、通信方式指示部815が予め決められた符号化方式、変調方式を符号化部803、変調部804に指示してもよい。また、送信指示に符号化方式、変調方式を示す情報が含まれている場合は、その情報に従って符号化部803で符号化し、変調部804で変調すればよい。回線品質が時間変動する場合は、回線品質に応じた符号化及び変調方式を送信指示に含めることで、効率のよい通信を行うことができる。また、データを送信する周波数及び時間は、送受信指示部816から無線送信部805に対して送信指示で指定された値を用いるよう指示する。
S1203において受信バッファ802にデータがない場合、バッファ管理部814が送受信指示部816に通知し、送受信指示部816は送信リソースを割り当てられているかを判定する(S1207)。ここで、送信リソースとは、当該端末502に割り当てられた送信に要する時間及び周波数のことを指す。送信すべきデータがない場合、送受信指示部816はゲートウェイ505に対してリソース解放を通知し、処理を終了する(S1208)。リソース解放通知は、受信バッファのデータ量を“0”としてゲートウェイ505に通知すればよい。
次に、図8を用いて端末502がデータを受信する手順について説明する。無線受信部806は送受信指示部816から指定された時間及び周波数を用いて衛星中継器503からデータ受信する。また、無線受信部806は回線品質測定部813に対して受信電力を通知する。復調部807は、通信方式指示部815から指定された復調方式でデータを復調するとともに、回線品質測定部813に対して回線品質測定値を通知する。復号部808は、通信方式指示部815から指定された復号方式でデータを復号するとともに、再送制御部817に復号が成功したか否かを通知する。
復号に成功した場合、パケット送信部809は、復号後のデータを送信バッファ810に蓄え、外部通信装置818に対してデータを送信する。受信したデータの復号に失敗した場合、再送制御部817は、復号失敗を示す情報を生成し、衛星中継器503を介してゲートウェイへ通知する。また、端末502が送信したデータに対して、ゲートウェイ505が復号失敗を示す情報を端末502に返送してきた場合、再送制御部817は受信バッファ802のデータを再度送信するようにパケット受信部801に指示する。
つづいて、図9を用いて、衛星中継器503が端末502及びゲートウェイ505の信号を中継する動作について説明する。なお、本実施の形態における衛星中継器503は、端末502からゲートウェイ505へ中継する動作と、ゲートウェイ505から端末502へ中継する動作に差異はないため、共通の動作として説明する。
以降の説明において、受信RF部901a〜b、A/D変換部902a〜b、分波部903a〜b、利得制御部905a〜b、合波部906a〜b、D/A変換部907a〜b、及び送信RF部908a〜bは、2系統を識別する必要がない場合、受信RF部901、A/D変換部902、分波部903、利得制御部905、合波部906、D/A変換部907、及び送信RF部908として説明する。
受信RF部901はいずれかのビームから信号を受信すると、搬送波周波数から中間周波数に周波数変換した後に、所望の周波数のみフィルタで抽出する。A/D変換部902がアナログ信号からデジタル信号に変換する。分波部903はデジタル信号をサブチャネル帯域幅Bcに分波する。例えば、ビームから受信した信号が10MHz、サブチャネル帯域幅Bcが1MHzの場合、分波部903は1MHz×10個の分波信号を生成する。
スイッチ部904は、後述する制御情報送受信部910から指定された経路情報に従って経路選択する。図9において、受信RF部901、A/D変換部902、分波部903、利得制御部905、合波部906、D/A変換部907、及び送信RF部908が2系統ある。それぞれを系統A、系統Bとし、例えば、系統Aは地域Aを、系統Bは地域Bをカバレッジエリアとするビームから信号を受信しているものとする。地域Aの一部の信号を地域Bに中継する場合、スイッチ部904が系統Aで分波された信号の一部を経路情報に従って系統Bへ出力することによって、複数の異なるビーム間での中継を実現する。
利得制御部905は後述する制御情報送受信部910から通知された利得制御量に従い、各分波信号の振幅及び位相を変更する。合波部906は、分波された信号を合波し、D/A変換部907でデジタル信号をアナログ信号に変換した後に、送信RF部908にて搬送波周波数に周波数変換して送信する。
電力測定部909は、分波部903が出力した分波後の信号それぞれに対して電力を測定し、制御情報送受信部910がゲートウェイ505に通知する。制御情報送受信部910はゲートウェイ505と制御情報を送受信するインタフェースである。本発明において、制御情報送受信部910は、制御情報の送受信をゲートウェイ505と行うこととしているが、図5に示した通信網制御局506と衛星中継器503との間で制御情報の通信経路が確立されていればよい。したがって、例えば、図5に図示していない衛星制御局を地上に設置し、衛星中継器503と制御情報を送受信する構成であっても、本発明の特徴を損なうことはない。
つづいて、ゲートウェイ505の動作について説明する。
図13は、本実施の形態1に係るゲートウェイ505の処理の流れを示すフローチャートである。
ゲートウェイ505が処理を開始すると、位置管理部1014は、電源オンで起動したのか、又は、ゲートウェイ505が移動したかを判定する(S1301)。S1301が真の場合、位置管理部1014は位置情報を取得し、パケット送信部1011は通信網制御局506に対して自身の位置情報を通知する(S1302)。位置情報とは、GPSなどによって測定した自身の座標であってもよいし、自身が在圏するビームのIDであってもよい。位置管理部1014が自身の在圏するビームのIDを特定するためには、衛星中継器503が各ビームで異なる情報を付与した信号を予め特定された周波数、時間、符号のいずれかで送信すればよい。無線受信部1007は、前述した周波数、時間、符号のいずれかを用いてビームのIDを含む信号を受信する。回線品質測定部1016は各信号の回線品質を測定し、最も回線品質がよい信号のIDを通信網制御局506に通知する。
次に、リソース管理部1015は、パケット受信部1001及びパケット送信部1011に接続されている有線通信路または無線通信路の状況を測定する(S1302)。例えばADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line)と光ファイバでは有線通信路の伝送速度は数Mbps(Mega bit per second)から数Gbps(Giga bps)まで差があるため、実際に通信速度を測定する。なお、通信路の伝送速度を測定する手段がない場合は、保証されている伝送速度、または公称値によって代用してもよい。
次に、通信制御部1013は、ゲートウェイ505に対する属性値を収集し、パケット送信部1011を介して通信網制御局506へ通知する(S1303)。属性値とは、通信網制御局506がゲートウェイ505に対して割り当てる帯域幅を決定するうえで必要な情報である。例えば、位置管理部1014が保持するビームIDまたは自身の座標、リソース管理部1015が保持する有線通信路または無線通信路の伝送速度情報、回線品質測定部1016が保持する回線品質情報である。また、ゲートウェイ局506のアンテナ径、送信電力、最大処理端末数、最大処理帯域なども属性値に含まれる。
S1303で属性値を通知した後、パケット受信部1001は、通信網制御局506から周波数情報を取得し、リソース管理部1015に通知(S1304)し、処理を終了する。周波数情報とは、ゲートウェイ505が衛星中継器503に対してデータを送信するために割り当てられたフィーダリンクの周波数と帯域幅を示すフィーダリンク周波数、フィーダリンクの各周波数がどのユーザリンクビームと接続されるかという接続先ビーム情報、及びユーザリンクの周波数と帯域幅を示すユーザリンク周波数である。
図19は、本実施の形態1に係るゲートウェイ505のリソース管理部1015が保持する周波数情報1901の一例を示す図である。リソース管理部1015は、フィーダリンク周波数、接続先ビーム、及びユーザリンク周波数を対応付けて周波数情報1901として保持する。
周波数情報1901により、送受信制御部819は、各ビームに在圏する端末502が送受信する周波数を決定する。
次に、ゲートウェイ505が衛星中継器503を介して端末502へデータを送信する手順について説明する。
図14は、本実施の形態1に係るゲートウェイ505における端末502への送信処理の流れを示すフローチャートである。ゲートウェイ505は、周期的又は不定期に本処理を実行する。
パケット受信部1001は、公衆網507からデータを受信すると、受信バッファ1002にデータを保存する。バッファ管理部1017は当該データの送信先ビームを判別し、送信先ビーム毎のデータ蓄積量を更新する。データの送信先ビームを判定する方法としては、例えば、データのヘッダ部分に付与されたIPアドレスなどから送信先となる端末502を判別する方法がある。また、バッファ管理部1017は位置管理部1014が保持している各端末の位置情報と照合することで判別してもよい。各端末の位置情報は、端末502から予め受信している。
バッファ管理部1017は、受信バッファ1002にデータがあるかどうかを判定する(S1401)。受信バッファ1002にデータがない場合、処理はS1404へ進む。データがある場合、リソース管理部1015は当該データを送信するために必要なリソース(帯域、及び電力)を確保できるかを判定する(S1402)。リソース管理部1015にてリソースが確保できたら、通信方式制御部1018は、符号化部1003及び変調部1004に対して符号化方式、変調方式を指示する。符号化方式及び変調方式については予め決められた方式を用いてもよいし、端末502から受信した回線品質情報に基づいて、決定してもよい。リソースが確保できない場合、処理はS1404へ進む。
多重部1005は同一時刻に送信する他の端末502に対するデータを、送受信制御部1019で決定した周波数に従って多重する。無線送信部1006は、多重部1006から入力されたデータを端末502に送信する(S1403)。
リソース管理部1015は当該時刻で送信したデータ量に基づき、送信リソース状況を更新し、パケット送信部1011が通信網制御局506に通知する(S1404)。送信リソース状況とは、当該ゲートウェイ505に割り当てられたフィーダリンク周波数の利用率を示すものであり、送信先ビーム毎のデータ蓄積量と、送信先ビーム毎の周波数割り当て率とが含まれる。
次に、ゲートウェイ505が衛星中継器503を介して端末502からデータを受信する手順について説明する。
図15は、本実施の形態1に係るゲートウェイ505における端末502からの受信処理の流れを示すフローチャートである。ゲートウェイ505は、周期的又は不定期に本処理を実行する。
リソース管理部1015は、端末502から送信要求を受信しているかを判定する(S1501)。送信要求を受信した場合、端末502からデータを受信するために必要なリソース(帯域)を確保できるかを判定する(S1502)。リソースが確保できた場合、通信方式制御部1018及び送受信制御部1019は、端末502がデータを送信するために必要な符号化方式、変調方式、送信周波数、及び送信電力を決定する。送受信制御部1019は、これらの情報を送信指示に含め、符号化部1003から無線送信部1006を介して端末502へ通知する(S1503)。また、送受信制御部1019は、決定した符号化方式、変調方式、送信周波数に対応した復号方式、復調方式、及び受信周波数を復号部1010、復調部1009、及び分離部1008へ指示する。リソースが確保できない場合、処理はS1505へ進む。
無線受信部1007は、端末502のデータを受信すると共に回線品質測定部1016に対して受信電力を通知する。分離部1008は、送受信制御部1019から指定された周波数で各端末から受信した信号を分離する。復調部1009は、分離後の信号それぞれに対して、通信方式制御部1018から指定された復調方式でデータを復調すると共に、回線品質測定部1016に対して回線品質測定値を通知する。復号部1010は、通信方式制御部1018から指定された復号方式でデータを復号するとともに、再送制御部1020に復号が成功したか否かを通知する。
復号に成功した場合、パケット送信部1011は、復号後のデータを送信バッファ1012に蓄える。また、パケット送信部1011は公衆網507に対してデータを送信する。受信したデータの復号に失敗した場合、再送制御部1020は復号失敗を示す情報を生成し、衛星中継器503を介して端末502へ通知する。また、ゲートウェイ505が送信したデータに対して、端末502が復号失敗を示す情報を返送してきた場合、再送制御部1020は受信バッファから再度データを送信するよう指示する。
一方、S1501で送信要求を受信していない場合、リソース管理部1015は端末502からリソース解放通知を受信しているかを判定する(S1506)。リソース解放通知を受信している場合、リソース管理部1015は、当該端末502へ割り当て済のリソースを解放する。リソース解放通知を受信していない場合、処理はS1505へ進む。
リソース管理部1015は当該時刻で受信したデータ量に基づき、受信リソース状況を更新し、パケット送信部1011が通信網制御局506に通知する(S1505)。受信リソース状況とは、当該ゲートウェイ505に割り当てられたフィーダリンク周波数の利用率を示すものであり、送信元ビーム毎に在圏する各端末502が要求する送信データ量と、送信元ビーム毎の周波数割り当て率とが含まれる。
つづいて、通信網制御局506の制御手順について説明する。
図16は、本実施の形態1に係る通信網制御局506における処理の流れを示すフローチャートである。通信網制御局506は、不定期又は周期的に本処理を実行する。
制御情報送受信部1101は、各ゲートウェイ505から各種制御情報を受信すると、制御情報蓄積部1102に蓄積する。各種制御情報とは、前述したゲートウェイ属性、送信リソース状況、受信リソース状況を含む。
ゲートウェイ属性管理部1103は、制御情報蓄積部1102に格納された各ゲートウェイ505のゲートウェイ属性に基づいて、各ビームに割り当て可能なフィーダリンク帯域幅の最大値を算出する(S1601)。フィーダリンク帯域幅の最大値は、1つのビームに在圏する全てのゲートウェイ505が送信または受信可能な帯域幅の合計値とする。ゲートウェイ属性管理部1103は、送信帯域幅、受信帯域幅それぞれを算出し、周波数制御部1106に通知する。
次に、トラヒック監視部1104は制御情報蓄積部1102に保存された各ゲートウェイの送信リソース状況、及び受信リソース状況に基づいて、各ビームの要求ユーザリンク帯域幅を算出する。トラヒック監視部1104は、要求ユーザリンク帯域幅についても、端末502から見た送信帯域幅、受信帯域幅をそれぞれ算出し、周波数制御部1106に通知する(S1602)。
次に、周波数制御部1106は、通知されたフィーダリンク帯域幅の最大値及び要求ユーザリンク帯域幅に基づいて、各ビームのフィーダリンクとユーザリンクの帯域幅を決定する(S1603)。詳細は後述する。なお、1つのビームの中に複数のゲートウェイ505が存在する場合、周波数制御部1106は、ゲートウェイ属性管理部1103が管理している各ゲートウェイ505の処理可能帯域幅を超えない範囲で、フィーダリンクの帯域幅を複数のゲートウェイ505に分配してもよい。
ビーム間接続制御部1107は、各ビームに割り当てたユーザリンク、及びフィーダリンクの帯域幅に基づいてビーム間及び周波数の接続関係を決定する(S1604)。制御情報送受信部1101は、ゲートウェイ505に対する周波数情報と、衛星中継器503のスイッチ部904に対する経路情報として、ビーム間及び周波数の接続関係を衛星中継器503とゲートウェイ505に通知する。処理を終了する。
ここで、周波数制御部1106がフィーダリンクとユーザリンクの帯域幅を決定する処理について説明する。
図17は、本実施の形態1に係るビームとクラスタの関係を示す図である。
ユーザリンクビームとフィーダリンクビームは同じ位置に配置されるものとする。図17において、a〜gはクラスタを示す記号で、4ビームで1つのクラスタを形成する。数字1〜4はクラスタ内での副番を示している。
図18は、本実施の形態1に係るフィーダリンクビームとユーザリンクビームへの帯域の割当の一例を示す図である。端末502またはゲートウェイ505から見たアップリンク及びダウンリンクにおける帯域割り当ての例を示したものであり、uu1〜uu4及びud1〜ud4はユーザリンクに対して割り当てる帯域である。
例えばuu1は図17の副番1に該当するビームa−1〜g−1、uu2は、図17の副番2に該当するビームa−2〜f−2、uu3は、図17の副番3に該当するビームa−3〜e−3、uu4は、図17の副番4に該当するビームa−4〜d−4をそれぞれ割り当てることで4色繰り返しを実現する。
一方、fu1、fu2、fd1、fd2はフィーダリンクに対して割り当てる帯域である。図18において、フィーダリンクの帯域は2色(1周波数×2偏波)としているが、これは一例であり、ユーザリンクのように4色にしてもよい。なお、2色繰り返しの場合、ゲートウェイ505に帯域を割り当てられるビームは、同一周波数、異偏波の組み合わせが可能なケースに限られる。例えば、ビームb−1に1台目のゲートウェイ505があり、ビームb−3に2台目のゲートウェイ505があり、ビームa−2、b−4、a−4、d−2に3台目以降のゲートウェイ505が稼働していないことをゲートウェイ属性管理部1103が確認した場合、周波数制御部1106はビームb−1にfu1を、ビームb−3にfu2を割り当てる。
また、1色繰り返しの場合、ビームb−1に1台目のゲートウェイ505があり、2台目以降のゲートウェイ505はビームa−2、a−4、b−3、d−2、b−4以外のビームにあると確認した場合、周波数制御部1106は、ビームb−1にfu1とfu2を割り当てる。
図18の(1)のケースは、全ユーザリンクビームへ均等に帯域を割り当てた場合である。システム運用開始時点では各ビームの要求ユーザリンク帯域幅が収集できていないため、周波数制御部1106は、(1)のケースで運用する。
例えば、ビームd−1において要求ユーザリンク帯域幅が増加し、(1)のuu1で割り当てた帯域幅を超過した場合、(2)または(3)に示すように、周波数制御部1106は、ビームd−1に対して割り当てる帯域幅を増加する。
(2)では、周波数制御部1106は、ビームd−1に割り当てるuu1を増加する一方で、ビームd−1に隣接するビームc−2、d−2に割り当てるuu2を削減する。この場合、ビームc−2、d−2でのアップリンク最大容量は減少するが、フィーダリンク帯域幅に変更はないため、ダウンリンクに影響を与えない。
(3)では、フィーダリンクに割り当てられている帯域の一部をビームd−1に対する帯域uu1として割り当てる。ビームd−1にゲートウェイ505が設置されていないことを確認した場合、周波数制御部1106はダウンリンクの帯域割り当てを(3)のようには変更しない。ダウンリンクの帯域割り当てに影響を与えないためである。また、トラヒック監視部1104がビームd−1における帯域fu1の送信リソース状況より未使用帯域があることを確認した場合も、周波数制御部1106はダウンリンクの帯域割り当てを(3)のようには変更しない。
一方、(4)では、トラヒック監視部1104においてビームd−1における帯域fu1の送信リソース状況より全帯域を割り当てていることを確認した場合、帯域fu1の帯域割り当てを削減すると共に、(3)のダウンリンク割り当てのようにud1からud4の帯域を削減する。
このようにして、周波数制御部1106はユーザリンク及びフィーダリンクの帯域幅を決定する。周波数制御部1106は、ユーザリンク及びフィーダリンクの帯域幅を衛星中継器503の分波部903が分波する信号帯域の最小単位であるサブチャネル帯域幅Bcのx倍(xは整数)とする。したがって、衛星中継器503が周波数及びビームの接続を切り替える際に、周波数を隙間なく並び替えられる。
また、異なる2種類以上のビーム種別で衛星通信システムを構成する場合は異種別ビーム間では周波数繰り返しが困難になる。
図20は、本実施の形態1に係るビームとクラスタの関係を示す図である。a〜g、pはクラスタを示す記号で、4ビームで1つのクラスタを形成する。数字1〜4はクラスタ内での副番を示している。a−1〜g−1を狭域ビーム、p−1〜p−4を広域ビームとする。狭域ビームと広域ビームではビーム径が異なるため、ビーム間の干渉量が均一ではなくなり周波数繰り返しができない。このような場合、ビーム種別毎に異なる周波数で4色繰り返しを行い、ユーザリンクの帯域幅はビーム種別毎に決定すればよい。また、ビーム種別間の帯域幅の比率はビーム毎の要求サービスリンク帯域幅の比率で決定してもよい。
なお、図16に示した通信網制御局506の制御手順は、予め決められた時間で周期的に実行してもよいし、ゲートウェイ属性管理部1103やトラヒック監視部1104で管理する情報に変化があった場合にのみ実行してもよい。
なお、図5の衛星中継器503は1つとしているが、2つ以上あってもよい。この場合、衛星軌道が異なるため、ユーザリンク帯域、フィーダリンク帯域はそれぞれの衛星中継器503で再利用することができる。よって、通信網制御局506は、それぞれの衛星中継器503に対して図16に示した処理を実施すればよい。また、通信網制御局506は、ゲートウェイ505に対して、各ビームの周波数とビーム間接続に加え、送受信先の衛星中継器503を判別する情報を通知すればよい。また、ゲートウェイ505も同様に端末502に対して送受信先の衛星中継器503を判別する情報を通知すればよい。
さらに、中軌道(周回軌道)、高軌道(静止軌道)など異なる衛星高度に2つ以上の衛星中継器503があってもよい。この場合、周回軌道と静止軌道は一定周期で地球面から同一方向に見えるため、同一周波数を利用している場合、衛星間で干渉が起きる。よって、周回軌道または静止軌道のどちらかに帯域利用の優先権を付与し、干渉が起きる時刻では優先権を保持している衛星中継器503に対してのみ送受信を許可するようにしてもよい。
また、地上の他システムが本発明における衛星通信システムと同一の周波数を利用して送受信を行っている場合、どちらかのシステムに帯域利用の優先権を付与すると共に、端末502の回線品質測定部813、及びゲートウェイ505の回線品質測定部1016において、他システムの電波利用状況を測定し、通信網制御局506に通知してもよい。そして、通信網制御局506は他システムの利用状況及に応じてユーザリンク及びフィーダリンクの帯域幅を決定してもよい。
また、図6において、衛星中継器503はn個のビームを形成することとしているが、同一時刻に信号を送信または受信するビームはn個未満であってもよい。この場合、n個のビームに在圏している端末502とゲートウェイ505との通信を確立するために、通信網制御局506は各ビームの送信と受信を時間分割することで、衛星中継器503に搭載する機器数を削減することができる。
この場合、通信網制御局506からゲートウェイ505と衛星中継器503に対して各ビームで送信と受信を許可する時間を指定することで、同期をとることができる。なお、各ビームに在圏する端末502とゲートウェイ505の数、送信リソース状況、受信リソース状況に応じて、ビーム間で時間分割する比率を変更してもよい。例えば、ゲートウェイ505が在圏するビームでは常に送受信を行い、端末502のみ在圏するビームでは周期的に送受信を許可することで要求される通信速度とカバレッジエリアを確保しつつ、衛星中継器503の機器数を削減できる。
したがって、本実施の形態では、端末と地上に設置されるゲートウェイとの通信を衛星中継器によって中継する衛星通信システムであって、衛星中継器は、端末と通信するためのユーザリンクビームとゲートウェイと通信するためのフィーダリンクビームを同じ地域に形成するとともにトラフィックの状況に基づいて、ユーザリンクビームと、フィーダリンクビームとについて、周波数または偏波の対応付けを変更するので、衛星打ち上げ後のトラヒック量の変化に応じて、周波数及びビームの接続関係を柔軟に変更することができる。よって、周波数を有効に利用することができる。また、国土全体をユーザリンクビームでカバーしようとした場合に、フィーダリンクビームとユーザリンクビームを同一カバレッジエリアに形成することができる。
また、例えば、特定の地域で災害が起きた場合、地上通信網の代替手段として衛星通信の利用ニーズが増加する。このような場合、本実施の形態では、災害地域をカバーするユーザリンクビームの帯域幅を一時的に増加することができる。
また、例えば特定のフィーダリンクビーム内で降雨があった場合、降雨減衰によって上記フィーダリンクと接続するユーザリンクビームは通信速度が低下もしくは遮断される。このような場合、本実施の形態では、降雨が発生していないフィーダリンクビームに変更することができる。
実施の形態2.
以上の実施の形態1では、トラヒック量の変化に応じて、周波数及びビームの接続関係を変更するようにしたものであるが、本実施の形態においては、トラヒック量の変化に加え、ゲートウェイの数を変更する実施の形態を示す。
例えば特定の地域で災害が起きた場合や、故障などによって稼働できるゲートウェイ数は減少する場合がある。また、Ka帯は降雨減衰量が大きいため、降雨によって稼働率が低下する場合もある。さらには、計画的設備投資によって、衛星打ち上げ後にゲートウェイ数を増やすといったことも考えられる。
本実施の形態における衛星通信システム、端末502、衛星中継器503、ゲートウェイ505、通信網制御局506の構成は実施の形態1と同様であるため、説明を割愛する。なお、本実施の形態では、通信網制御局506の周波数制御部1106、及びビーム間制御部1107における周波数及びビーム間接続の制御方法が異なる。したがって、以下の説明では、相違点のみ記載することとする。
はじめに、災害や故障によってゲートウェイ505が減少した場合について説明する。
ゲートウェイ属性管理部1103は、各ゲートウェイから通知される情報から、ゲートウェイ505の稼働状況を確認する。例えば、送信リソース状況、受信リソース状況で通信量が0と通知された場合や、ゲートウェイ505から通知を受信しない場合は、不稼働として判定する。なお、稼働状況を把握するため、通信網制御局506から各ゲートウェイに対してヘルスチェックの要求を送信してもよい。
ゲートウェイ505が稼働していないと判定した場合、ゲートウェイ属性管理部1103は、当該ゲートウェイの処理可能帯域幅を0に設定し、以降は実施の形態1で説明した図16のS1601からS1604に従って各ビームの周波数及び接続を再割り当てする。
次に、特定のビームに対してトラヒックが増加した場合について説明する。
実施の形態1では、図17のビームd−1でトラヒックが増加した場合、図18の(2)又は(3)のようにユーザリンク帯域幅を増加した。しかし、(2)及び(3)はいずれも隣接するビームのユーザリンク帯域または、フィーダリンク帯域を減少するというデメリットがある。そこで、新たにゲートウェイ505を追加し、フィーダリンク帯域を空間的に再利用することで、上記デメリットを解消できる。
例えば図17のビームb−3にゲートウェイ505が設置されている場合、ビームa−3またはビームd−3にゲートウェイ505を追加する。1色繰り返しを実現でき、システム全体で処理可能なフィーダリンク帯域幅は2倍になる。つまり、(4)に示すようにフィーダリンクに割り当てる帯域幅fu1、fu2を減らすことが可能となり、剰余分をユーザリンクの帯域uu1〜uu4に追加して配分できる。
また、別の様態として、ビームb−3にゲートウェイ505が設置されており、同時にビームb−3の要求ユーザリンク帯域幅が増加した場合、ビームb−3と周波数繰り返しできるビームにゲートウェイ505を追加する。更にビームb−3に割り当てていたフィーダリンク帯域幅を0とすることで、全てのユーザリンク帯域をビームb−3に割り当てることも可能である。
なお、通信網制御局506は、ゲートウェイ505の追加を判定するのに、ゲートウェイ属性管理部1103が管理している各ゲートウェイの位置情報を用いればよい。新たに位置情報が登録されたゲートウェイ505を新規追加分として判定することができる。
また、ゲートウェイ505が追加された後の手順については実施の形態1で説明した図16のS1601〜S1604に従えばよい。
なお、新規に追加するゲートウェイ505は必ずしも固定で設定されている必要はない。例えば、車上等に設置した移動が可能なゲートウェイ505であってもよい。災害時等、状況に応じてゲートウェイを追加することができる。この場合、ゲートウェイ505の位置が時間と共に変動する場合があるが、図13に示すフローチャートに従ってゲートウェイ属性を通信網制御局506に通知することで、ビーム間接続を更新することができる。更には、ゲートウェイ505がビームの境界を往来する場合、頻繁にビーム切り替えが生じるのを防ぐため、ゲートウェイ属性管理部1103及びビーム間接続制御部1107は、ゲートウェイ505の移動履歴に基づいて、ビーム間接続を制御してもよい。例えば、隣接する2ビームに同一周波数と偏波を割り当てることも可能である。この場合、衛星中継器303のスイッチ部904において、分波された信号の一部をコピーし、異なる2ビームに同時送信する機能を有することで実現できる。
また、降雨によって特定のゲートウェイ505が不稼働、もしくは稼働率が著しく低下する場合がある。この場合、通信網制御局506の回線品質監視部1105は、各端末502及び各ゲートウェイ505から収集した回線品質情報から降雨地域を含むビームを特定し、周波数制御部1106は降雨地域を含むビームに対しては、降雨減衰の少ない周波数帯(例えばKu帯)を割り当ててもよい。また、別の様態によれば、ビーム間接続制御部1107は、降雨地域を含むビームで通信する信号を他のビームでも送受信できるようにビーム間接続を切り替えてもよい。例えば、図17においてd−1に在圏する端末502が、d−3のゲートウェイ505に対して信号を送信する過程において、d−3が降雨で稼働率が低下している場合は、d−3に加え、降雨のないb−3のゲートウェイ505に信号を中継するようにしてもよい。この場合、衛星中継器303のスイッチ部904において、分波された信号の一部をコピーし、異なる2ビームに同時送信する機能を有することで実現できる。
したがって、通信網制御局は、ゲートウェイの追加又は削除を示すゲートウェイ稼働状況に基づいて、ユーザリンクビームの周波数または偏波と、フィーダリンクビームの周波数または偏波と、ユーザリンクビームとフィーダリンクビームとの対応付けとのいずれかを変更するので、フィーダリンクビームの数を変更することができる。近年の衛星寿命は15年程度であり、衛星打ち上げ後の需要変化に対して柔軟に対応できることが求められる。例えば衛星打ち上げ直後は少数のゲートウェイを配置し、需要の増加に応じてゲートウェイを増やすこともできる。
また、本実施の形態では、衛星打ち上げ後にゲートウェイ数を柔軟に変更できるため、トラヒック量の変化に応じたゲートウェイの増設や、災害時などゲートウェイが不稼働となった場合における通信路の復旧を柔軟に実現することができる。
101−1〜n、501−1〜n ユーザリンクビーム
102−1a〜nb、502−1a〜nb 端末
103、503 衛星中継器
104−1〜m、504−1〜n フィーダリンクビーム
105−1〜m、505−1〜m ゲートウェイ
106、507 公衆網
506 通信網制御局
301〜302−L、701〜708−L 左旋偏波
301〜302−R、701〜708−R 右旋偏波
801 パケット受信部
802 受信バッファ
803 符号化部
804 変調部
805 無線送信部
806 無線受信部
807 復調部
808 復号部
809 パケット送信部
810 送信バッファ
811 通信制御部
812 位置管理部
813 回線品質測定部
814 バッファ管理部
815 通信方式指示部
816 送受信指示部
817 再送制御部
818 外部通信装置
901、901a〜b 受信RF部
902、902a〜b A/D変換部
903、903a〜b 分波部
904 スイッチ部
905、905a〜b 利得制御部
906、906a〜b 合波部
907、907a〜b D/A変換部
908、908a〜b 送信RF部
909 電力測定部
910 制御情報送受信部
1001 パケット受信部
1002 受信バッファ
1003 符号化部
1004 変調部
1005 多重部
1006 無線送信部
1007 無線受信部
1008 分離部
1009 復調部
1010 復号部
1011 パケット送信部
1012 送信バッファ
1013 通信制御部
1014 位置管理部
1015 リソース管理部
1016 回線品質測定部
1017 バッファ管理部
1018 通信方式制御部
1019 送受信制御部
1020 再送制御部
1101 制御情報送受信部
1102 制御情報蓄積部
1103 ゲーェイ属性管理部
1104 ラヒック監視部
1105 回線品質監視部
1106 周波数制御部
1107 ビーム間接続制御部
1901 周波数情報

Claims (19)

  1. 端末と地上に設置されるゲートウェイとの通信を衛星中継器によって中継する衛星通信システムであって、
    前記衛星中継器は、
    前記端末と通信するためのユーザリンクビームと前記ゲートウェイと通信するためのフィーダリンクビームを同じ地域に形成するとともに
    トラフィックの状況に基づいて、前記ユーザリンクビームと、前記フィーダリンクビームとについて、周波数または偏波の対応付けを変更することを特徴とする衛星通信システム。
  2. 前記ユーザリンクビームの周波数または偏波と、前記フィーダリンクビームの周波数または偏波と、前記ユーザリンクビームと前記フィーダリンクビームとの対応付けとを前記衛星中継器と前記ゲートウェイとに通知する通信網制御局を備えることを特徴とする請求項1に記載の衛星通信システム。
  3. 前記ゲートウェイは、複数のゲートウェイを接続する回線の容量を保持し、前記通信網制御局に前記容量を通知することを特徴とする請求項2に記載の衛星通信システム。
  4. 前記ゲートウェイは、自身に割り当てられたフィーダリンクの回線容量を測定し、前記通信網制御局に前記回線容量と前記フィーダリンクビームを識別するビーム識別子とを通知することを特徴とする請求項2又は3に記載の衛星通信システム。
  5. 前記ゲートウェイは、前記フィーダリンクの周波数の利用率と前記ユーザリンクに送信するデータ量と前記ユーザリンクから受信するデータ量とを前記通信網制御局に通知することを特徴とする請求項2から4のいずれか一項に記載の衛星通信システム。
  6. 前記通信網制御局は、前記フィーダリンクビームの位置関係に基づいて、周波数を再利用して前記フィーダリンクビームに割り当てることを特徴とする請求項2から5のいずれか一項に記載の衛星通信システム。
  7. 前記通信網制御局は、前記ゲートウェイの追加又は削除を示すゲートウェイ稼働状況に基づいて、前記ユーザリンクビームの周波数または偏波と、前記フィーダリンクビームの周波数または偏波と、前記ユーザリンクビームと前記フィーダリンクビームとの対応付けとのいずれかを変更することを特徴とする請求項2から6のいずれか一項に記載の衛星通信システム。
  8. 前記通信網制御局は、前記ゲートウェイから通知される回線品質に基づいて、前記フィーダリンクビームの周波数または偏波を変更することを特徴とする請求項2から7のいずれか一項に記載の衛星通信システム。
  9. 前記通信網制御局は、前記ユーザリンクビームを複数の前記フィーダリンクビームに対応付けることを特徴とする請求項2から8のいずれか一項に記載の衛星通信システム。
  10. 地上に設置され、端末と衛星中継器を介して通信するゲートウェイであって、
    複数のゲートウェイを接続する回線の容量を保持し、前記通信網制御局に前記容量を通知するリソース管理部を備えることを特徴とするゲートウェイ。
  11. 前記衛星中継器と通信するためのフィーダリンクビームのうち自身が在圏する前記フィーダリンクビームを識別するビーム識別子を取得する位置管理部と、
    フィーダリンクの回線容量を測定し、前記通信網制御局に前記回線容量と前記ビーム識別子とを通知する回線品質測定部と、
    を備えることを特徴とする請求項10に記載のゲートウェイ。
  12. 前記リソース管理部は、前記フィーダリンクの周波数の利用率と、前記端末と通信するためのユーザリンクに送信するデータ量と、前記ユーザリンクから送信されるデータ量とを前記通信網制御局に通知することを特徴とする請求項10又は11に記載のゲートウェイ。
  13. 端末と地上に設置されるゲートウェイとの通信を中継する衛星中継器であって、
    前記端末と通信するためのユーザリンクビームと前記ゲートウェイと通信するためのフィーダリンクビームを同じ地域に形成するとともに
    前記ユーザリンクビームと、前記フィーダリンクビームとについて、周波数または偏波の対応付けを変更することを特徴とする衛星中継器。
  14. 端末と地上に設置されるゲートウェイとの通信を衛星中継器によって中継する衛星通信システムを制御する通信網制御局であって、
    前記ゲートウェイから通知されるリソースの状況に基づいて、前記端末と前記衛星中継器とが通信するためのユーザリンクビームと、前記ゲートウェイと前記衛星中継器とが通信するためのフィーダリンクビームとについて、周波数または偏波を割り当てる周波数制御部と、
    前記ユーザリンクビームと前記フィーダリンクビームとの対応付けを決定するビーム間接続制御部と、
    を備えることを特徴とする通信網制御局。
  15. 前記周波数制御部は、前記フィーダリンクビームの位置関係に基づいて、周波数を再利用して前記フィーダリンクビームに割り当てることを特徴とする請求項14に記載の通信網制御局。
  16. 前記ゲートウェイの追加又は削除を示すゲートウェイ稼働状況を保持するゲートウェイ属性管理部を備え、
    前記周波数制御部は、前記ゲートウェイ稼働状況に基づいて、ユーザリンクビームの帯域幅と、フィーダリンクビームの帯域幅と、前記ユーザリンクビームの周波数または偏波と、前記フィーダリンクビームの周波数または偏波と、前記ユーザリンクビームと前記フィーダリンクビームとの対応付けとのいずれかを変更することを特徴とする請求項14又は15に記載の通信網制御局。
  17. 前記ゲートウェイ属性管理部は、前記ゲートウェイから通知される回線品質を保持し、
    前記周波数制御部は、前記ゲートウェイ属性管理部から通知される前記回線品質に基づいて、前記フィーダリンクビームの周波数または偏波を変更することを特徴とする請求項16に記載の通信網制御局。
  18. 前記ビーム間接続制御部は、前記ユーザリンクビームを複数の前記フィーダリンクビームに対応付けることを特徴とする請求項14から17のいずれか一項に記載の通信網制御局。
  19. 端末と地上に設置されるゲートウェイとの通信を衛星中継器によって中継する衛星通信方法であって、
    前記衛星中継器は、
    前記端末と通信するためのユーザリンクビームと前記ゲートウェイと通信するためのフィーダリンクビームを同じ地域に形成するとともに
    トラフィックの状況に基づいて、前記ユーザリンクビームと、前記フィーダリンクビームとについて、周波数または偏波の対応付けを変更することを特徴とする衛星通信方法。
JP2015559629A 2014-01-28 2014-12-17 衛星通信システム、ゲートウェイ、通信網制御局及び衛星通信方法 Active JP6099773B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014012913 2014-01-28
JP2014012913 2014-01-28
PCT/JP2014/006286 WO2015114715A1 (ja) 2014-01-28 2014-12-17 衛星通信システム、ゲートウェイ、衛星中継器、通信網制御局及び衛星通信方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP6099773B2 JP6099773B2 (ja) 2017-03-22
JPWO2015114715A1 true JPWO2015114715A1 (ja) 2017-03-23

Family

ID=53756338

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015559629A Active JP6099773B2 (ja) 2014-01-28 2014-12-17 衛星通信システム、ゲートウェイ、通信網制御局及び衛星通信方法

Country Status (6)

Country Link
US (1) US10211912B2 (ja)
EP (1) EP3101821B1 (ja)
JP (1) JP6099773B2 (ja)
CA (1) CA2932700A1 (ja)
ES (1) ES2881705T3 (ja)
WO (1) WO2015114715A1 (ja)

Families Citing this family (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6495140B2 (ja) * 2015-08-12 2019-04-03 日本電信電話株式会社 無線回線割当方法および無線回線割当装置
US10397920B2 (en) 2016-01-22 2019-08-27 Space Systems/Loral, Llc Satellite diversity
US10136438B2 (en) 2016-01-22 2018-11-20 Space Systems/Loral, Inc. Flexible bandwidth assignment to spot beams
CN107196877B (zh) * 2016-03-14 2021-07-20 华为技术有限公司 网络流量控制的方法及其网络设备
US10554276B2 (en) 2016-09-30 2020-02-04 Rkf Engineering Solutions Llc Providing communications coverage using hybrid analog/digital beamforming
US11271639B2 (en) 2016-12-13 2022-03-08 Mitsubishi Electric Corporation Communication system, repeater, control station, and control method
WO2018126290A1 (en) * 2016-12-31 2018-07-05 Hughes Network Systems, Llc Approaches for improved frequency reuse efficiency and interference avoidance for a multi-beam satellite communications network
US10855420B2 (en) * 2017-06-16 2020-12-01 Ofinno, Llc Distributed unit configuration update
JP6983248B2 (ja) * 2017-09-27 2021-12-17 三菱電機株式会社 通信システムおよび通信方法
WO2019075310A1 (en) * 2017-10-12 2019-04-18 Jeffrey Freedman MITIGATION OF RAINFALL IMPAIRMENT BY HYBRID BEAM FORMATION
WO2019229827A1 (ja) * 2018-05-29 2019-12-05 三菱電機株式会社 中継局、制御局、データ伝送システムおよびデータ伝送方法
JP7296236B2 (ja) * 2019-03-29 2023-06-22 Hapsモバイル株式会社 Haps通信システムにおけるマルチフィーダリンク構成及びその制御
JP2021013052A (ja) * 2019-07-03 2021-02-04 Hapsモバイル株式会社 Haps通信システムのフィーダリンクにおけるフォワードリンク通信の干渉検知及び干渉抑制
CN112312486A (zh) * 2019-07-25 2021-02-02 大唐移动通信设备有限公司 一种馈电链路切换时的信息处理方法、信关站及装置、介质
US10644786B1 (en) 2019-12-12 2020-05-05 Cabin Management Solutions, Llc. Plug-and-play vehicle communication system and method
US10644789B1 (en) * 2019-12-12 2020-05-05 Cabin Management Solutions, Llc. Vehicle communication system and method
WO2021250772A1 (ja) * 2020-06-09 2021-12-16 日本電信電話株式会社 無線通信システム、無線通信装置及び無線通信方法
JP7450560B2 (ja) 2021-01-08 2024-03-15 三菱電機株式会社 リソース決定装置、リソース決定方法及びリソース決定プログラム
JP7019091B1 (ja) * 2021-10-20 2022-02-14 ソフトバンク株式会社 制御装置、プログラム、システム、及び制御方法
KR102637936B1 (ko) * 2022-06-22 2024-02-20 주식회사 케이티 Voc 데이터를 이용하여 중계기를 관리하는 서버, 방법 및 컴퓨터 프로그램

Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006279558A (ja) * 2005-03-29 2006-10-12 Mitsubishi Electric Corp 通信端末及び統制局装置及び衛星通信装置
US20090023384A1 (en) * 2007-07-20 2009-01-22 Viasat, Inc Capacity Maximization for a Unicast Spot Beam Satellite System
US20090042562A1 (en) * 2007-08-09 2009-02-12 Viasat, Inc. Virtual Gateway Redundancy
US20100037308A1 (en) * 2006-10-03 2010-02-11 Viasat, Inc. Multi-service provider authentication
JP2010278886A (ja) * 2009-05-29 2010-12-09 National Institute Of Information & Communication Technology 地上/衛星共用携帯電話システムとそのシステム相互干渉軽減方法
US20110268017A1 (en) * 2010-05-02 2011-11-03 Viasat, Inc. Flexible capacity satellite communications system with dynamic distribution and coverage areas
WO2013019668A1 (en) * 2011-07-29 2013-02-07 Viasat, Inc. Payload for a multibeam communication satellite of a hub -spoke system with receive and transmit switching pattern synchronized over a frame for flexible forward and return capacity allocation
US20130331026A1 (en) * 2012-06-11 2013-12-12 Viasat, Inc. Robust beam switch scheduling
US20130329630A1 (en) * 2012-06-11 2013-12-12 Viasat, Inc. Tandem satellite frame synchronization
US20130336203A1 (en) * 2006-09-26 2013-12-19 Viasat, Inc. Satellite architecture

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4689625A (en) * 1984-11-06 1987-08-25 Martin Marietta Corporation Satellite communications system and method therefor
RU2153226C2 (ru) * 1995-06-06 2000-07-20 Глоубалстар Л.П. Система управления средствами разнесенной передачи сигналов через спутниковые ретрансляторы
US8107875B2 (en) * 2006-09-26 2012-01-31 Viasat, Inc. Placement of gateways near service beams
FR2933834A1 (fr) * 2008-07-11 2010-01-15 Canon Kk Procede de gestion d'une transmission de flux de donnees sur un canal de transport d'un tunnel, tete de tunnel, produit programme d'ordinateur et moyen de stockage correspondants.
WO2010148022A1 (en) 2009-06-16 2010-12-23 Viasat, Inc. Dynamic bandwidth resource allocation for satellite downlinks
EP2868005A1 (en) 2012-06-29 2015-05-06 Agence Spatiale Européenne Multibeam satellite communication system and method, and satellite payload for carrying out such a method
US9426666B2 (en) * 2013-11-26 2016-08-23 The Boeing Company Integrated resource planning for satellite systems

Patent Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006279558A (ja) * 2005-03-29 2006-10-12 Mitsubishi Electric Corp 通信端末及び統制局装置及び衛星通信装置
US20130336203A1 (en) * 2006-09-26 2013-12-19 Viasat, Inc. Satellite architecture
US20100037308A1 (en) * 2006-10-03 2010-02-11 Viasat, Inc. Multi-service provider authentication
US20090023384A1 (en) * 2007-07-20 2009-01-22 Viasat, Inc Capacity Maximization for a Unicast Spot Beam Satellite System
US20090042562A1 (en) * 2007-08-09 2009-02-12 Viasat, Inc. Virtual Gateway Redundancy
JP2010278886A (ja) * 2009-05-29 2010-12-09 National Institute Of Information & Communication Technology 地上/衛星共用携帯電話システムとそのシステム相互干渉軽減方法
US20110268017A1 (en) * 2010-05-02 2011-11-03 Viasat, Inc. Flexible capacity satellite communications system with dynamic distribution and coverage areas
WO2013019668A1 (en) * 2011-07-29 2013-02-07 Viasat, Inc. Payload for a multibeam communication satellite of a hub -spoke system with receive and transmit switching pattern synchronized over a frame for flexible forward and return capacity allocation
US20130331026A1 (en) * 2012-06-11 2013-12-12 Viasat, Inc. Robust beam switch scheduling
US20130329630A1 (en) * 2012-06-11 2013-12-12 Viasat, Inc. Tandem satellite frame synchronization

Non-Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
THOMAS C. BUTASH, JOSEPH R. MARSHALL原著: "通信衛星の柔軟性及び実効容量の増加のためのディジタル・オンボード処理の活用", SPACE JAPAN REVIEW, JPN6016045555, 2011, pages 1 - 11, ISSN: 0003480158 *

Also Published As

Publication number Publication date
EP3101821B1 (en) 2021-07-07
JP6099773B2 (ja) 2017-03-22
EP3101821A1 (en) 2016-12-07
CA2932700A1 (en) 2015-08-06
WO2015114715A1 (ja) 2015-08-06
EP3101821A4 (en) 2017-12-20
US20160352413A1 (en) 2016-12-01
ES2881705T3 (es) 2021-11-30
US10211912B2 (en) 2019-02-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6099773B2 (ja) 衛星通信システム、ゲートウェイ、通信網制御局及び衛星通信方法
US9924424B2 (en) Integrated radio communications system using an ordered hierarchical cellular coverage
US10594046B2 (en) Satellite system with single polarization path
US9912399B2 (en) Satellite fleet deployment
US6571102B1 (en) Channel management technique for asymmetric data services
JP4776635B2 (ja) 間接的なフィーダリンク経路を形成するために衛星間リンクを用いる衛星
US6850732B2 (en) Scalable satellite data communication system that provides incremental global broadband service using earth-fixed cells
US20150358861A1 (en) Satellite communication system for a continuous high-bitrate access service over a coverage area including at least one polar region
US10347987B2 (en) Satellite system having terminals in hopping beams communicating with more than one gateway
KR20170107999A (ko) 지상 및 스페이스 노드로부터 데이터를 수신하는 스페이스 네트워크 노드
CA2264161A1 (en) Radio frequency sharing methods for satellite systems
EP3353907A1 (en) Modulation and coding for a high altitude platform
EP3753245A1 (en) A method and an apparatus for use in a satellite communications network
JP2001196992A (ja) 衛星通信システム

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20161129

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170106

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170124

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170221

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6099773

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250