JP6983248B2 - 通信システムおよび通信方法 - Google Patents

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Description

本発明は、衛星通信システムに利用することが可能な通信技術に関するものである。
衛星通信において周波数の利用効率を改善して通信容量の増大を実現するため、デジタルチャネライザを搭載するマルチビーム中継衛星が提案されている。
マルチビーム中継衛星は、HTS(High Throughput Satellite)とも呼ばれ、複数のアップリンクビームから複数のダウンリンクビームにデータを中継する。
提案されているマルチビーム中継衛星は、次のような機能を有する。
つまり、マルチビーム中継衛星は、入力ビームを複数のサブチャネルに分割する。そして、マルチビーム中継衛星は、各サブチャネルを各出力ビームにマッピングすることによって、1つ以上のサブチャネルを合成して出力する。
例えば、マルチビーム中継衛星は、フィーダリンクであるゲートウェイからのビームを複数帯域に分割し、分割された各ビームをアクセスリンクへ伝送する。
上記のようなマルチビーム中継衛星が使用される衛星通信システムをマルチビーム中継衛星システムという。
マルチビーム中継衛星システムでは、出力ビーム間の干渉を回避するため、周波数繰り返し(例えば3周波繰り返し)が適用される。
上記のようなマルチビーム中継衛星システムでは、ユーザが一人でも存在する地域へのビーム毎に帯域を割り当てる必要がある。
そのため、ユーザ数が少ない地域では、割り当てられた周波数の利用率が低下してしまう。
特許文献1には、チャネライザを用いた衛星中継装置が開示されている。
チャネライザは、複数の分波部とスイッチマトリックスと複数の合波部とを備える。
分波部は入力信号を複数の信号に分割し、スイッチマトリックスは各信号を各合成部に入力し、各合成部は各信号を合成する。
これにより、チャネライザは、各信号を任意の周波数帯域にマッピングすることが可能である。
特許第5851645号公報
本発明は、ユーザ数が少ないビームが有っても周波数利用率が低下しないようにすることを目的とする。
本発明の通信システムでは、複数の周波数帯域の周波数帯域毎に複数の地域から成る同報通信グループが割り当てられる。
前記通信システムは、
前記複数の周波数帯域を有して前記複数の周波数帯域のうち送信データの宛先が存在する地域に割り当てられた周波数帯域に前記送信データを含むアップリンク信号を送信する地上送信装置と、
前記アップリンク信号を受信し、前記アップリンク信号が有する周波数帯域毎に前記アップリンク信号の前記周波数帯域に対応するダウンリンク信号を前記周波数帯域の同報通信グループに送信する通信中継装置とを備える。
本発明によれば、周波数帯域毎に前記周波数帯域に対応するダウンリンク信号が前記周波数帯域の同報通信グループに送信される。つまり、同じダウンリンク信号が複数のビーム(地域)に送信される。その結果、ユーザ数が少ないビームが有っても周波数利用率の低下が抑制される。
実施の形態1における衛星通信システム100の構成図。 実施の形態1における通信衛星200の構成図。 実施の形態1におけるチャネライザ230の構成図。 実施の形態1におけるゲートウェイ300の構成図。 実施の形態1におけるNOC400の構成図。 実施の形態1におけるミッション制御装置500の構成図。 実施の形態1におけるコアネットワークサーバ600の構成図。 実施の形態1における前処理のシーケンス図。 実施の形態1における衛星通信のシーケンス図。 実施の形態1におけるアップリンク信号102を示す図。 実施の形態1におけるダウンリンク信号103と同報通信グループとの関係図。 実施の形態1における同報通信グループ(f1)を示す図。 従来の衛星通信システム900を示す図。 従来のアップリンク信号903を示す図。 従来のゲートウェイ使用率を示すグラフ。 実施の形態2における衛星通信システム100の構成図。 実施の形態2における負荷分散処理のシーケンス図。 実施の形態2における同報通信グループを示す図。 実施の形態2におけるトラヒック通知処理のシーケンス図。 実施の形態2における各地域のトラヒックを示すグラフ。 実施の形態2におけるゲートウェイ使用率を示すグラフ。 実施の形態3における日中のトラヒックを示すグラフ。 実施の形態3における夜間のトラヒックを示すグラフ。 実施の形態3における日中の同報通信グループを示す図。 実施の形態3における夜間の同報通信グループを示す図。 実施の形態3におけるグループ変更処理のシーケンス図。 実施の形態4における衛星通信システム100の構成図。 実施の形態4における周波数多重方式でのトラヒックを示すグラフ。 実施の形態4における同報通信グループを示す図。 実施の形態4における衛星通信システム100の概要図。 実施の形態4におけるアップリンク信号102を示す図。 実施の形態4におけるチャネライザ230の動作を示す図。 実施の形態4におけるスケジューリング処理のシーケンス図。 実施の形態4における時分割多重方式でのトラヒックを示すグラフ。 実施の形態4におけるスケジュール変更処理のシーケンス図。 実施の形態4における周波数アグリゲートを示す図。 実施の形態4における負荷分散時の衛星通信システム100の概要図。 実施の形態4における負荷分散時のアップリンク信号102を示す図。 実施の形態5におけるビームスリープ処理のシーケンス図。 実施の形態5におけるビームスリープ前後の同報通信グループを示す図。 実施の形態5におけるビームアクティブ処理のシーケンス図。 実施の形態5におけるビームアクティブ前後の同報通信グループを示す図。 実施の形態6におけるゲートウェイスリープ処理のシーケンス図。 実施の形態6におけるゲートウェイスリープ前後の同報通信グループを示す図。 実施の形態6におけるプッシュ時のゲートウェイプール401を示す図。 実施の形態6におけるゲートウェイアクティブ処理のシーケンス図。 実施の形態6におけるポップ時のゲートウェイプール401を示す図。 実施の形態6におけるゲートウェイアクティブ前後の同報通信グループを示す図。
実施の形態および図面において、同じ要素および対応する要素には同じ符号を付している。同じ符号が付された要素の説明は適宜に省略または簡略化する。図中の矢印はデータの流れ又は処理の流れを主に示している。
実施の形態1.
衛星通信システム100について、図1から図15に基づいて説明する。
***構成の説明***
図1に基づいて、衛星通信システム100の構成を説明する。
衛星通信システム100は、実施の形態における衛星通信システムである。
衛星通信システム100は、「通信システム」の具体例である。
衛星通信システム100において、ビーム間の干渉を回避するため、隣接するビームとは異なる周波数帯域が各ビームに割り当てられる。
ビームはセルともいう。ビームおよびセルは「地域」に相当する。
具体的には、周波数繰り返しによって、各ビームに周波数帯域が割り当てられている。その結果、隣接するビーム間における信号の干渉が回避される。
同じ周波数帯域が割り当てられた複数のビームを「同報通信グループ」という。
図1では、18のビーム(A1〜A18)が存在している。この場合、アクセスリンクのビーム数は18である。
各ビームには、3周波数繰り返しによって、周波数帯域が割り当てられている。
実線で囲われた各ビームには、周波数帯域f1が割り当てられている。具体的には、周波数帯域f1がビームA3、ビームA5、ビームA8、ビームA11、ビームA14およびビームA18に割り当てられている。これらのビームは、周波数帯域f1の同報通信グループを構成する。
破線で囲われた各ビームには、周波数帯域f2が割り当てられている。具体的には、周波数帯域f2がビームA1、ビームA6、ビームA9、ビームA12、ビームA15およびビームA16に割り当てられている。これらのビームは、周波数帯域f2の同報通信グループを構成する。
一点鎖線で囲われた各ビームには、周波数帯域f3が割り当てられている。具体的には、周波数帯域f3がビームA2、ビームA4、ビームA7、ビームA10、ビームA13およびビームA17に割り当てられている。これらのビームは、周波数帯域f3の同報通信グループを構成する。
衛星通信システム100は、通信衛星200とゲートウェイ300とNOC400とミッション制御装置500とを備える。
通信衛星200は、「通信中継装置」の具体例である。
ゲートウェイ300は、「地上送信装置」の具体例である。
NOC400は、「管理装置」の具体例である。NOCは、Network Operations Centerの略称である。
ミッション制御装置500は、「制御装置」の具体例である。
コアネットワークサーバ600は、「サーバ装置」の具体例である。
ネットワーク700の具体例は、インターネットである。
衛星通信システム100では、1台または複数台のゲートウェイ300が設置される。そして、少なくとも1台のゲートウェイ300がアクティブ状態になって動作する。
ゲートウェイGW1は、アクティブ状態になるゲートウェイである。
図2に基づいて、通信衛星200の構成を説明する。
通信衛星200は、アンテナ群と信号受信機群とチャネライザ230と信号送信機群とコマンド受信機250とを備える。
アンテナ群は、複数のアンテナ210である。なお、アンテナ群は、受信と送信とで共用される。
信号受信機群は、1つ以上の信号受信機220である。
信号送信機群は、複数の信号送信機240である。
各要素の動作については後述する。
図3に基づいて、チャネライザ230の構成を説明する。
チャネライザ230は、分波器群とスイッチ232と合波器群と制御部234とを備える。
チャネライザ230は、デジタルチャネライザとも呼ばれる。
スイッチ232は、スイッチマトリクスとも呼ばれる。
制御部234は、チャネライザ制御部とも呼ばれる。
分波器群は、1つ以上の分波器231である。
合波器群は、複数の合波器233である。
各要素の動作については後述する。
図2および図3において、信号受信機220と分波器231とのそれぞれの数は、衛星通信システム100に備わるゲートウェイ300の数以上である。
また、合波器233と信号送信機240とアンテナ210とのそれぞれの数は、アクセスリンクのビーム数以上である。
通常、アンテナ210と信号受信機220と分波器231と合波器233と信号送信機240とのそれぞれの数は、ゲートウェイ300の数とアクセスリンクのビーム数との合計の数以上である。
図4に基づいて、ゲートウェイ300の構成を説明する。
ゲートウェイ300は、受信機310と処理回路320と送信機330とを備える。
各要素の動作については後述する。
図5に基づいて、NOC400の構成を説明する。
NOC400は、受信機410と処理回路420と送信機430とを備える。各要素の動作については後述する。
図6に基づいて、ミッション制御装置500の構成を説明する。
ミッション制御装置500は、受信機510と処理回路520と送信機530とを備える。各要素の動作については後述する。
図7に基づいて、コアネットワークサーバ600の構成を説明する。
コアネットワークサーバ600は、受信機610と処理回路620と送信機630とを備える。各要素の動作については後述する。
図4から図7において、処理回路(320、420、520、620)は、専用のハードウェアである。
または、処理回路は、プロセッサおよびメモリである。プロセッサは、メモリに格納されるプログラムを実行する。プログラムは、光ディスクまたはフラッシュメモリ等の不揮発性の記録媒体にコンピュータで読み取り可能に記録(格納)することができる。
処理回路は、各処理を行う処理部として機能する。また、処理回路は、データを記憶する記憶部として機能する。
***動作の説明***
衛星通信システム100の動作は衛星通信方法に相当する。
図8に基づいて、前処理を説明する。
前処理は、衛星通信の前に行われる処理である。
ステップS101において、NOC400は、グループデータを記憶する。
グループデータは、ゲートウェイ300と同報通信グループとの組毎に同報通信グループに属する複数のビームを示すデータである。
具体的には、グループデータは、ゲートウェイ300と同報通信グループとの組毎にゲートウェイアドレスとグループ識別子と複数のビーム識別子とを互いに対応付けて示す。
ゲートウェイアドレスは、ゲートウェイ300を識別する。
グループ識別子は、同報通信グループを識別する。
ビーム識別子は、ビームを識別する。
具体的には、グループデータがNOC400に入力される。そして、処理回路420は、入力されたグループデータを記憶する。
ステップS102において、NOC400は、ゲートウェイアクティブ要求メッセージをゲートウェイ300に送信する。
ゲートウェイアクティブ要求メッセージは、ゲートウェイ300をアクティブ状態にするためのメッセージである。
具体的には、処理回路420がゲートウェイ300宛てのゲートウェイアクティブ要求メッセージを生成し、送信機430がゲートウェイ300宛てのゲートウェイアクティブ要求メッセージを送信する。
ステップS103において、ゲートウェイ300は、ゲートウェイアクティブ確認メッセージをNOC400に送信する。
ゲートウェイアクティブ確認メッセージは、ゲートウェイ300がアクティブ状態になることを通知するためのメッセージである。
具体的には、受信機310は、ゲートウェイ300宛てのゲートウェイアクティブ要求メッセージを受信する。ゲートウェイ300宛てのゲートウェイアクティブ要求メッセージが受信された場合、処理回路320は、NOC400宛てのゲートウェイアクティブ確認メッセージを生成する。そして、送信機330は、NOC400宛てのゲートウェイアクティブ確認メッセージを送信する。
NOC400において、受信機410は、NOC400宛てのゲートウェイアクティブ確認メッセージを受信する。
ステップS104において、ゲートウェイ300は、アクティブ状態に移行する。
具体的には、処理回路320は、アクティブ移行処理を行う。アクティブ移行処理は、アクティブ状態に移行するための処理であり、予め決められている。
ステップS105において、NOC400は、変更要求メッセージをミッション制御装置500に送信する。
変更要求メッセージは、チャネライザ230のコンフィグレーションを変更するためのメッセージであり、コンフィグレーションデータと同期時刻とを含む。
具体的には、処理回路420は、複数の同報通信グループに対応するコンフィグレーションデータをグループデータに基づいて生成する。また、処理回路420は、同期時刻を決定する。次に、処理回路420は、生成されたコンフィグレーションデータと決定された同期時刻とを用いて、ミッション制御装置500宛てのアクティブ通知メッセージを生成する。そして、送信機430は、ミッション制御装置500宛ての変更要求メッセージを送信する。
ステップS106において、ミッション制御装置500は、変更要求メッセージを受信し、変更コマンドを通信衛星200に送信する。
変更コマンドは、チャネライザ230のコンフィグレーションを変更するためのコマンドであり、コンフィグレーションデータと同期時刻とを含む。
具体的には、受信機510は、ミッション制御装置500宛ての変更要求メッセージを受信する。ミッション制御装置500宛ての変更要求メッセージが受信された場合、処理回路520は、受信された変更要求メッセージからコンフィグレーションデータと同期時刻とを取得し、取得されたコンフィグレーションデータと取得された同期時刻とを用いて通信衛星200宛ての変更コマンドを生成する。そして、送信機530は、通信衛星200宛ての変更コマンドを送信する。
通信衛星200において、コマンド受信機250は通信衛星200宛ての変更コマンドを受信し、制御部234は受信された変更コマンドを記憶する。
ステップS107において、NOC400は、グループ通知メッセージをゲートウェイ300に送信する。
グループ通知メッセージは、複数の同報通信グループを通知するためのメッセージであり、グループデータと同期時刻とを含む。
具体的には、処理回路420は、グループデータと同期時刻とを用いて、ゲートウェイ300宛てのグループ通知メッセージを生成する。そして、送信機430は、ゲートウェイ300宛てのグループ通知メッセージを送信する。
ゲートウェイ300において、受信機310はゲートウェイ300宛てのグループ通知メッセージを受信し、処理回路320は受信されたグループ通知メッセージを記憶する。
ステップS108において、通信衛星200は、変更コマンドに従って、チャネライザ230のコンフィグレーションを変更する。
具体的には、制御部234は、変更コマンドが示す同期時刻を検出する。すると、制御部234は、スイッチ232に設定されているコンフィグレーションデータを変更コマンドに含まれるコンフィグレーションデータに変更する。
ステップS109において、ゲートウェイ300は、グループ通知メッセージに含まれるグループデータに基づいてビームデータを生成し、ビームデータを記憶する。
ビームデータは、ビーム毎にビームに割り当てられた周波数帯域を示すデータである。
具体的には、ビームデータは、ビーム毎にビーム識別子と周波数識別子とを互いに対応付けて示す。
周波数識別子は、周波数帯域を識別する。
具体的には、処理回路320は、グループ通知メッセージが示す同期時刻を検出する。すると、処理回路320は、グループ通知メッセージに含まれるグループデータを参照し、同報通信グループ毎に周波数帯域を決定する。また、処理回路320は、同報通信グループ毎にグループ識別子に対応付けられた複数のビーム識別子をグループデータから取得する。そして、処理回路320は、各同報通信グループの複数のビーム識別子と各同報通信グループの周波数識別子とを用いて、周波数帯域データを生成する。さらに、処理回路320は、生成された周波数帯域データを記憶する。
ステップS110において、NOC400の処理回路420は、ビーム毎にビームタイマを起動する。
ビームタイマは、ビームにトラヒックが発生しているか判定する契機となるタイムアウトを発生させる。
ビームタイマがタイムアウトしたときの処理については、別の実施の形態で説明する。
ステップS111において、コアネットワークサーバ600と各端末との間で位置登録処理が行われる。
位置登録処理は、各端末が存在するビームをコアネットワークサーバ600に登録するための処理である。
端末が携帯電話である場合、位置登録手順と呼ばれる方法によって位置登録処理が行われる。
端末がコンピュータ(携帯電話を除く)である場合、アドレス解決手順と呼ばれる方法によって位置登録処理が行われる。
位置登録処理は従来技術であるため、位置登録処理の詳細については説明を省略する。
位置登録処理により、コアネットワークサーバ600の処理回路620に端末データが記憶される。
端末データは、端末毎に端末が存在するビームを示すデータである。
具体的には、端末データは、端末毎に端末アドレスとビーム識別子とを互いに対応付けて示す。
端末アドレスは、端末を識別する。
図9に基づいて、衛星通信の手順を説明する。
ステップS121において、ネットワーク700内の端末は、送信データをコアネットワークサーバ600に送信する。
コアネットワークサーバ600において、受信機610は、送信データを受信する。
送信データは、端末800宛てのデータである。
端末800は、送信データの宛先となる端末であり、いずれかのビームに存在する。
具体的には、サーバパケット信号がネットワーク700内の端末からコアネットワークサーバ600に送信される。
サーバパケット信号は、コアネットワークサーバ600宛てのパケット信号である。
サーバパケット信号は、サーバアドレスと、宛先端末アドレスと、送信データとを含む。
サーバアドレスは、コアネットワークサーバ600を識別する。
宛先端末アドレスは、端末800を識別する。
ステップS122において、コアネットワークサーバ600は、端末データとゲートウェイデータとを用いて、対象ゲートウェイが登録済みであるか判定する。
ゲートウェイデータは、ビーム毎にビームが割り当てられたゲートウェイ300を示すデータである。ゲートウェイデータは、処理回路320に記憶される。
具体的には、ゲートウェイデータは、ビーム毎にビーム識別子とゲートウェイアドレスとを互いに対応付けて示す。
対象ゲートウェイは、在圏ビームが割り当てられたゲートウェイ300である。対象ゲートウェイを識別するアドレスを対象ゲートウェイアドレスという。
在圏ビームは、端末800が存在するビームである。在圏ビームを識別する識別子を在圏ビーム識別子という。
具体的には、処理回路620は、以下のように判定を行う。
まず、処理回路620は、サーバパケット信号に含まれる宛先端末アドレスと同じ端末アドレスに対応付けられたビーム識別子を端末データから取得する。取得されるビーム識別子は在圏ビーム識別子である。
そして、処理回路620は、在圏ビーム識別子と同じビーム識別子に対応付けられたゲートウェイアドレスがゲートウェイデータに登録されているか判定する。在圏ビーム識別子と同じビーム識別子に対応付けられたゲートウェイアドレスは対象ゲートウェイアドレスである。
対象ゲートウェイアドレスがゲートウェイデータに登録されている場合、対象ゲートウェイが登録済みである。
対象ゲートウェイアドレスがゲートウェイデータに登録されていない場合、対象ゲートウェイが登録済みでない。
対象ゲートウェイが登録済みである場合、処理はステップS126に進む。
対象ゲートウェイが登録済みでない場合、処理はステップS123に進む。
ステップS123において、コアネットワークサーバ600は、ゲートウェイ問合せメッセージをNOC400に送信する。
ゲートウェイ問合せメッセージは、対象ゲートウェイを問い合わせるためのメッセージであり、在圏ビーム識別子を含む。
具体的には、処理回路620は、在圏ビーム識別子を用いて、NOC400宛てのゲートウェイ問合せメッセージを生成する。そして、送信機630は、NOC400宛てのゲートウェイ問合せメッセージを送信する。
ステップS124において、NOC400は、ゲートウェイ応答メッセージをコアネットワークサーバ600に送信する。
ゲートウェイ応答メッセージは、対象ゲートウェイを応答するためのメッセージであり、対象ゲートウェイアドレスを含む。
具体的には、受信機410は、NOC400宛てのゲートウェイ問合せメッセージを受信する。次に、処理回路420は、受信されたゲートウェイ問合せメッセージから在圏ビーム識別子を取得し、在圏ビーム識別子と同じビーム識別子に対応付けられたゲートウェイアドレスをグループデータから取得する。次に、処理回路420は、取得したゲートウェイアドレスを用いて、コアネットワークサーバ600宛てのゲートウェイ応答メッセージを生成する。取得されたゲートウェイアドレスが対象ゲートウェイアドレスである。そして、送信機430は、コアネットワークサーバ600宛てのゲートウェイ応答メッセージを送信する。
ステップS125において、コアネットワークサーバ600は、対象ゲートウェイをゲートウェイデータに登録する。
具体的には、受信機610は、コアネットワークサーバ600宛てのゲートウェイ応答メッセージを受信する。コアネットワークサーバ600宛てのゲートウェイ応答メッセージが受信された場合、処理回路620は、受信されたゲートウェイ応答メッセージから対象ゲートウェイアドレスを取得する。そして、処理回路620は、対象ゲートウェイアドレスを在圏ビーム識別子と同じビーム識別子に対応付けてゲートウェイデータに登録する。
ステップS126において、コアネットワークサーバ600は、ページングメッセージをゲートウェイ300に送信する。
ページングメッセージは、ページング処理の契機となるメッセージであり、宛先端末識別子と在圏ビーム識別子とを含む。
具体的には、処理回路620がNOC400宛てのページングメッセージを生成し、送信機630がNOC400宛てのページングメッセージを送信する。
ステップS127において、コアネットワークサーバ600と宛先端末との間でページング処理が行われる。
ページング処理は、コアネットワークサーバ600と宛先端末との間でコネクションを確立するための処理である。ページング処理は着信処理ともいう。
ページング処理は従来技術であるため、ページング処理の詳細については説明を省略する。
ステップS128において、コアネットワークサーバ600は、送信データをゲートウェイ300に送信する。
具体的には、処理回路620はゲートウェイパケット信号を生成し、送信機630がゲートウェイパケット信号を送信する。
ゲートウェイパケット信号は、ゲートウェイ300宛てのパケット信号である。
ゲートウェイパケット信号は、対象ゲートウェイアドレスと在圏ビーム識別子と宛先端末アドレスと送信データとを含む。
ステップS129において、ゲートウェイ300は、送信データを受信し、送信データを通信衛星200に送信する。
具体的には、受信機310は、ゲートウェイパケット信号を受信する。次に、処理回路320は、アップリンク信号を生成する。そして、送信機330は、アップリンク信号を送信する。
アップリンク信号は、通信衛星200への信号であり、送信データを含む。
具体的には、処理回路320は、アップリンク信号を以下のように生成する。
まず、処理回路320は、ゲートウェイパケット信号から在圏ビーム識別子と宛先端末アドレスと送信データとを取得する。
次に、処理回路320は、在圏ビーム識別子と同じビーム識別子に対応付けられた周波数識別子をビームデータから取得する。取得される周波数識別子で識別される周波数帯域を割り当て帯域という。割り当て帯域は、在圏ビームが属する同報通信グループに割り当てられた周波数帯域である。
また、処理回路320は、宛先端末アドレスと送信データとを含んだ端末パケット信号を生成する。端末パケット信号は、端末800宛てのパケット信号である。
そして、処理回路320は、端末パケット信号が割り当て帯域に含まれる信号を生成する。この信号がアップリンク信号である。
ステップS130において、通信衛星200は、アップリンク信号を受信する。
そして、通信衛星200は、ダウンリンク信号を割り当て帯域を用いて在圏グループに送信する。
ダウンリンク信号は、アップリンク信号に含まれる端末パケット信号を含む。
在圏グループは、在圏ビームが属する同報通信グループである。
在圏ビームに存在する端末800は、ダウンリンク信号を受信し、ダウンリンク信号に含まれる端末パケットから送信データを取得し、送信データに対する処理を行う。
図10に、アップリンク信号102を示す。
アップリンク信号102は、周波数分割多重化された信号である。
アップリンク信号102には、周波数帯域f1の信号と周波数帯域f2の信号と周波数帯域f3の信号とが多重化されている。
周波数帯域f1の同報通信グループに存在する各端末宛てのパケット信号は、アップリンク信号102の周波数帯域f1に時分割多重される。
周波数帯域f2の同報通信グループに存在する各端末宛てのパケット信号は、アップリンク信号102の周波数帯域f2に時分割多重される。
周波数帯域f3の同報通信グループに存在する各端末宛てのパケット信号は、アップリンク信号102の周波数帯域f3に時分割多重される。
パケット信号Pxは、端末Txに対するパケット信号である。
パケット信号の模様の違いは、ビームの違いを表している。
例えば、パケット信号P1の宛先である端末T1およびパケット信号P4の宛先である端末T4は、周波数帯域f1のビームA3に存在する。また、パケット信号P2の宛先である端末T2は、周波数帯域f1のビームA5に存在する。また、端末T3はビームA11に存在する。これら3つのビーム(A3、A5、A11)には、周波数帯域f1が割り当てられている。つまり、これら3つのビームは、周波数帯域f1の同報通信グループに属する。
図11に、ダウンリンク信号103と同報通信グループとの関係を示す。
ダウンリンク信号(f1)は、アップリンク信号102の周波数帯域f1に相当する信号である。
ダウンリンク信号(f1)は、周波数帯域f1を用いて、同報通信グループ(f1)に送信される。同報通信グループ(f1)は、周波数帯域f1が割り当てられた同報通信グループである。
同報通信グループ(f1)には、ビームA3、ビームA5、ビームA8、ビームA11、ビームA14およびビームA18が属する。
各ビーム(A3、A5、A8、A11、A14およびA18)には、周波数帯域f1が割り当てられている。
ダウンリンク信号(f2)は、アップリンク信号102の周波数帯域f2に相当する信号である。
ダウンリンク信号(f2)は、周波数帯域f2を用いて、同報通信グループ(f2)に送信される。同報通信グループ(f2)は、周波数帯域f2が割り当てられた同報通信グループである。
同報通信グループ(f2)には、ビームA1、ビームA6、ビームA9、ビームA12、ビームA15およびビームA16が属する。
各ビーム(A1、A6、A9、A12、A15およびA16)には、周波数帯域f2が割り当てられている。
ダウンリンク信号(f3)は、アップリンク信号102の周波数帯域f3に相当する信号である。
ダウンリンク信号(f3)は、周波数帯域f3を用いて、同報通信グループ(f3)に送信される。同報通信グループ(f3)は、周波数帯域f3が割り当てられた同報通信グループである。
同報通信グループ(f3)には、ビームA2、ビームA4、ビームA7、ビームA10、ビームA13およびビームA17が属する。
各ビーム(A2、A4、A7、A10、A13およびA17)には、周波数帯域f3が割り当てられている。
図12に、同報通信グループ(f1)に存在する各端末を示す。
同報通信グループ(f1)は、ビームA3、ビームA5、ビームA8、ビームA11、ビームA14およびビームA18を含む。
ビームA3には、端末T0および端末T1が存在している。
ビームA5には、端末T2および端末T3が存在している。
ビームA8には、端末T4が存在している。
ビームA11には、端末T5が存在している。
ビームA14には、端末T6、端末T7および端末T8が存在している。
ビームA18には、端末T9が存在している。
同報通信グループ(f1)に存在する各端末は、ダウンリンク信号(f1)を受信する。
そして、各端末は、ダウンリンク信号(f1)に含まれるパケット信号が自分宛ての端末パケットであるか判定する。具体的には、各端末は、パケット信号に含まれる宛先端末アドレスが自分の端末アドレスと一致するか判定する。
ダウンリンク信号に含まれるパケット信号が自分宛ての端末パケットである場合、その端末は、パケット信号から送信データを取得し、送信データに対する処理を行う。他の端末は、パケット信号を破棄する。
図2に基づいて、通信衛星200の動作を説明する。
まず、信号受信機#1は、アンテナ210を介してアップリンク信号102を受信し、アップリンク信号102をチャネライザ230に入力する。
次に、チャネライザ230は、アップリンク信号102に含まれる周波数帯域毎に周波数帯域に相当する信号を周波数帯域に対応する複数の信号送信機240に入力する。
具体的には、チャネライザ230は、アップリンク信号102の周波数帯域f1に相当する信号を信号送信機#1から信号送信機#6に入力する。また、チャネライザ230は、アップリンク信号102の周波数帯域f2に相当する信号を信号送信機#7から信号送信機#12に入力する。また、チャネライザ230は、アップリンク信号102の周波数帯域f3に相当する信号を信号送信機#13から信号送信機#18に入力する。
そして、各信号送信機240は、入力された信号を、決められた周波数帯域を用いて、決められたビームに送信する。送信される信号がダウンリンク信号103である。
例えば、周波数帯域f1に対応する複数の信号送信機(#1〜#6)は、ダウンリンク信号(f1)を、周波数帯域f1を用いて、同報通信グループ(f1)に送信する。
具体的には、信号送信機#1は、ダウンリンク信号(f1)を周波数帯域f1を用いてビームA3に送信する。信号送信機#2は、ダウンリンク信号(f1)を周波数帯域f1を用いてビームA5に送信する。信号送信機#3は、ダウンリンク信号(f1)を周波数帯域f1を用いてビームA8に送信する。信号送信機#4は、ダウンリンク信号(f1)を周波数帯域f1を用いてビームA11に送信する。信号送信機#5は、ダウンリンク信号(f1)を周波数帯域f1を用いてビームA14に送信する。信号送信機#6は、ダウンリンク信号(f1)を周波数帯域f1を用いてビームA13に送信する。
図3に基づいて、チャネライザ230の動作を説明する。
まず、分波器#1は、アップリンク信号102のスペクトラムを複数のサブチャネルに分割し、各サブチャネルをスイッチ232に入力する。
次に、スイッチ232は、コンフィグレーションデータに従って、以下のように動作する。
スイッチ232は、入力されたサブチャネルをコンフィグレーションで指定された複数の合波器233に入力する。
具体的には、スイッチ232は、周波数帯域f1の各サブチャネルを合波器#1から合波器#6に入力する。また、スイッチ232は、周波数帯域f2の各サブチャネルを合波器#7から合波器#12に入力する。また、スイッチ232は、周波数帯域f3の各サブチャネルを合波器#13から合波器#18に入力する。
そして、各合波器233は、入力された各サブチャネルを任意のスペクトラム位置にマッピングすることによって信号を生成し、生成した信号を信号送信機240に入力する。
例えば、合波器#1から合波器#6は、周波数帯域f1の各サブチャネルからアップリンク信号102の周波数帯域f1に相当する信号を生成し、生成した信号を信号送信機#1から信号送信機#6に入力する。
***実施の形態1の効果***
図13に、衛星通信システム900を示す。
衛星通信システム900は、従来の衛星通信システムである。
衛星通信システム900は、通信衛星901と複数のゲートウェイ902とを備える。例えば、衛星通信システム900は、6つのゲートウェイ(GW01〜GW06)を備える。
各ゲートウェイ902には、周波数帯域毎に1つのビームが割り当てられている。例えば、ゲートウェイGW01には、周波数帯域f1のビームA8と周波数帯域f2のビームA1と周波数帯域f3のビームA4とが割り当てられている。
各ゲートウェイ902は、通信衛星901にアップリンク信号903を送信する。
アップリンク信号903には、各周波数帯域の信号が多重化される。
但し、アップリンク信号903の各周波数帯域には、1つのビームに存在する各端末宛てのパケット信号だけが時分割多重される。
図14に、ゲートウェイGW01から送信されるアップリンク信号903を示す。
1つのビームに存在する端末の数が少ない場合、各周波数帯域が使用される時間は少ない。
例えば、周波数帯域f1は、パケット信号P1とパケット信号P2とのそれぞれを送信する時間だけ使用される。周波数帯域f2は、パケットP3を送信する時間だけ使用される。周波数帯域f3は、パケットP4を送信する時間だけ使用される。
つまり、ゲートウェイGW01の使用率は低い。
他のゲートウェイ902においても、1つのビームに存在する端末の数が少ない場合、そのゲートウェイ902の使用率は低い。
したがって、従来の衛星通信システム900ではビット単価が高い。
このように、時間軸において離散的にトラヒックが発生する従来の衛星通信システム900では、時間軸の統計多重効果を十分にとることができない。そのため、各ゲートウェイ902の使用率が低下してしまう。
図15に、従来の衛星通信システム900におけるゲートウェイ使用率のグラフを示す。
このグラフは、3周波繰り返しが適用される99のビームにおけるゲートウェイ902の使用率を示している。
実線は、各ビームの端末数が同じ場合のゲートウェイ使用率を示している。実線において、ゲートウェイ使用率はトラヒックの増加と共に高くなる。
破線は、都市の端末数が地方の端末数の10倍である場合のゲートウェイ使用率を示している。30パーセントの地域を都市とし、70パーセントの地域を地方としている。破線において、ゲートウェイ使用率は、トラヒックが増加しても、50パーセント程度までしか上がらない。都市に対するゲートウェイ使用率は上がるが、地方に対するゲートウェイ使用率が上がらないためである。
一方、実施の形態における衛星通信システム100では、6つのゲートウェイを必要とせず、1つのゲートウェイ300に全てのビームが割り当てられている。つまり、ゲートウェイ300には、周波数帯域毎に6つのビームが割り当てられている。
そのため、端末数が少ないビームが有っても他のビームの端末数が多ければ、図10に示すように、統計多重効果が得られ、各周波数帯域が使用される時間は多い。つまり、ゲートウェイ300の使用率は高い。
したがって、実施の形態における衛星通信システム100では、ビット単価が低い。
***実施の形態1の特徴***
(1)同報通信グループが形成される。同報通信グループには複数のビームが属する。各ビームには端末が存在する。
(2)同報通信にて宛先端末毎の個別信号を伝送するため、共有チャネルが利用される。(3)ゲートウェイからのアップリンク信号の利用効率を改善するため、チャネライザが活用される。
次の説明において、衛星通信システム100における要素の符号または名称を括弧内に記す。
通信システム(100)において、複数の周波数帯域の周波数帯域毎に複数の地域(ビーム)から成る同報通信グループが割り当てられる。
地上送信装置(300)は、前記複数の周波数帯域を有して前記複数の周波数帯域のうち送信データの宛先が存在する地域に割り当てられた周波数帯域に前記送信データを含むアップリンク信号(102)を送信する。
通信中継装置(200)は、前記アップリンク信号を受信し、前記アップリンク信号が有する周波数帯域毎に前記アップリンク信号の前記周波数帯域に対応するダウンリンク信号(103)を前記周波数帯域の同報通信グループに送信する。
実施の形態2.
トラヒックの増加に伴う負荷を複数のゲートウェイ300に分散する形態について、主に実施の形態1と異なる点を図16から図21に基づいて説明する。
***構成の説明***
図16に基づいて、衛星通信システム100の構成を説明する。
衛星通信システム100の構成は、実施の形態1における構成と同様である。
但し、衛星通信システム100は、複数のゲートウェイ300を備える。そして、ゲートウェイGW1で輻輳が発生した場合に、ゲートウェイGW2がアクティブ状態に移行する。これにより、ゲートウェイGW1とゲートウェイGW2とに負荷が分散される。
***動作の説明***
図17に基づいて、負荷分散処理を説明する。
負荷分散処理は、ゲートウェイGW1で輻輳が発生した場合に行われる処理である。
ステップS201において、ゲートウェイ300は、輻輳の発生を検出する。
具体的には、処理回路320が以下のように輻輳の発生を検出する。
処理回路320は、定期的に、パケット信号の保留数を輻輳閾値と比較する。そして、処理回路320は、比較結果に基づいて、輻輳の発生を判定する。パケット信号の保留数が輻輳閾値より多い場合、輻輳が発生している。
パケット信号の保留数は、送信待ちのパケット信号の数である。
ステップS202において、ゲートウェイ300は、輻輳通知メッセージをNOC400に送信する。
輻輳通知メッセージは、輻輳の発生を通知するためのメッセージである。
具体的には、処理回路320がNOC400宛ての輻輳通知メッセージを生成し、送信機330がNOC400宛ての輻輳通知メッセージを送信する。
ステップS203において、NOC400は、ゲートウェイGW1に割り当てられている各同報通信グループを2つの同報通信グループに分割する。
一方の同報通信グループは、ゲートウェイGW1に新たに割り当てられる同報通信グループである。他方の同報通信グループは、ゲートウェイGW2に新たに割り当てられる同報通信グループである。
そして、NOC400は、ゲートウェイGW1用のグループデータを更新し、ゲートウェイGW2用のグループデータを生成する。
具体的には、NOC400は以下のように動作する。
受信機410は、輻輳通知メッセージを受信する。
輻輳通知メッセージが受信された場合、処理回路420は、ゲートウェイGW1に割り当てられている各同報通信グループを2つの同報通信グループに分割する。
つまり、処理回路420は、周波数帯域f1の同報通信グループを、ゲートウェイGW1用の同報通信グループとゲートウェイGW2用の同報通信グループとに分割する。
また、処理回路420は、周波数帯域f2の同報通信グループを、ゲートウェイGW1用の同報通信グループとゲートウェイGW2用の同報通信グループとに分割する。
また、処理回路420は、周波数帯域f3の同報通信グループを、ゲートウェイGW1用の同報通信グループとゲートウェイGW2用の同報通信グループとに分割する。
そして、処理回路420は、ゲートウェイGW1用のグループデータを更新し、ゲートウェイGW2用のグループデータを生成する。処理回路420は、ゲートウェイGW1用のグループデータとゲートウェイGW2用のグループデータとを記憶する。
ステップS204からステップS206により、ゲートウェイGW2がアクティブ状態に移行する。
ステップS204からステップS206の手順は、ゲートウェイGW1がアクティブ状態に移行するときの手順(図8のステップS102からステップS104)と同様である。
ステップS207およびステップS208により、変更コマンドが通信衛星200に送信される。
但し、コンフィグレーションデータは、ゲートウェイGW1用のグループデータとゲートウェイGW2用のグループデータとに対応する。
ステップS207およびステップS208の手順は、ステップS105およびステップS107の手順(図8参照)と同様である。
ステップS209により、ゲートウェイGW1宛てのグループ通知メッセージがゲートウェイGW1に送信され、ゲートウェイGW2宛てのグループ通知メッセージがゲートウェイGW2に送信される。
ゲートウェイGW1宛てのグループ通知メッセージはゲートウェイGW1用のグループデータを含み、ゲートウェイGW2宛てのグループ通知メッセージはゲートウェイGW2用のグループデータを含む。
ステップS209の手順は、ステップS107の手順(図8参照)と同様である。
ステップS210により、通信衛星200においてチャネライザ230のコンフィグレーションが変更される。
ステップS210の手順は、ステップS108の手順(図8参照)と同様である。
ステップS211により、ゲートウェイGW1用の新たなビームデータがゲートウェイGW1に記憶され、ゲートウェイGW2用の新たなビームデータがゲートウェイGW2に記憶される。
ステップS211の手順は、ステップS109の手順(図8参照)と同様である。
ステップS212により、NOC400においてビームタイマが起動する。
ステップS212の手順は、ステップS110の手順(図8参照)と同様である。
図18に、ゲートウェイGW1用の同報通信グループとゲートウェイGW2用の同報通信グループとを示す。
周波数帯域f1の同報通信グループ(A3、A5、A8、A11、A14、A18)は、ゲートウェイGW1用の同報通信グループ(A3、A5、A8)とゲートウェイGW2用の同報通信グループ(A11、A14、A18)とに分割されている。
周波数帯域f2の同報通信グループ(A1、A6、A9、A12、A15、A16)は、ゲートウェイGW1用の同報通信グループ(A1、A6、A9)とゲートウェイGW2用の同報通信グループ(A12、A15、A16)とに分割されている。
周波数帯域f3の同報通信グループ(A2、A4、A7、A10、A13、A17)は、ゲートウェイGW1用の同報通信グループ(A2、A4、A7)とゲートウェイGW2用の同報通信グループ(A10、A13、A17)とに分割されている。
これにより、トラヒックの増加に伴う負荷がゲートウェイGW1とゲートウェイGW2とに分散される。
NOC400の処理回路420は、ゲートウェイGW1のトラヒック状況に基づいて、同報通信グループの分割を行う。
ゲートウェイGW1のトラヒック状況は、定期的に、ゲートウェイGW1からNOC400に通知される。
図19に基づいて、トラヒック通知処理を説明する。
トラヒック通知処理は、ゲートウェイGW1からNOC400にトラヒック状況を通知するための処理である。
ステップS221において、ゲートウェイGW1の処理回路320は、トラヒック通知タイマを起動する。
ステップS222において、ゲートウェイGW1の処理回路320は、トラヒック通知タイマのタイムアウトを検出する。
ステップS223において、ゲートウェイGW1は、トラヒック通知メッセージをNOC400に送信する。
トラヒック通知メッセージは、ゲートウェイGW1のトラヒック状況を通知するためのメッセージである。例えば、トラヒック通知メッセージは、パケット信号の保留数を示す。
具体的には、処理回路320がNOC400宛てのトラヒック通知メッセージを生成し、送信機330がNOC400宛てのトラヒック通知メッセージを送信する。
NOC400において、受信機410はトラヒック通知メッセージを受信し、処理回路420はトラヒック通知メッセージを記憶する。
ステップS221からステップS223は繰り返し行われる。
これにより、NOC400は、ゲートウェイGW1のトラヒック状況を把握することができる。
処理回路420は、ゲートウェイGW1のトラヒック状況を分析する。
具体的には、処理回路420は、各ビームの24時間のトラヒックを算出する。
図20に、周波数帯域f1の同報通信グループについて各ビームの24時間のトラヒックを示す。
ビームA3およびビームA11は、他のビーム(A5、A8、A14、A18)に比べてトラヒックが多い。
このような場合、処理回路420は、ビームA3とビームA11とを異なる同報通信グループに割り当てる。また、処理回路420は、各同報通信グループのトラヒックが均等になるように各ビームをグループ分けする。
具体的には、処理回路420は、ビームA3とビームA5とビームA8とをゲートウェイGW1用の同報通信グループに割り当て、ビームA11とビームA14とビームA18とをゲートウェイGW2用の同報通信グループに割り当てる。
***実施の形態2の効果***
トラヒックの増加に伴う負荷を複数のゲートウェイ300に分散させることができる。
トラヒックの増加に伴う負荷は、3台以上のゲートウェイ300に分散させてもよい。
図21に、ゲートウェイ使用率のグラフを示す。
実線および破線は、図15に示したグラフと同じである。
一点鎖線は、トラヒックの増加に応じてアクティブ状態のゲートウェイ300を増やした場合のゲートウェイ使用率を示している。但し、30パーセントの地域を都市とし、70パーセントの地域を地方とし、都市の端末数が地方の端末数の10倍であるものとする。
(1)から(4)のそれぞれでアクティブ状態のゲートウェイ300が1台ずつ増えている。ゲートウェイ使用率は、トラヒックの増加およびアクティブ状態のゲートウェイ300の増加と共に変化し、最終的に90パーセント程度になっている。
このように、トラヒックの増加に伴ってアクティブ状態のゲートウェイ300を増やすことができ、各ゲートウェイ300の使用率は高い。
したがって、衛星通信システム100におけるビット単価は低い。
***実施の形態2の特徴***
次の説明において、衛星通信システム100における要素の符号または名称を括弧内に記す。
前記通信システム(100)は、前記地上送信装置である第1地上送信装置(GW1)を備え、前記第1地上送信装置とは別の地上送信装置である第2地上送信装置(GW2)を備え、各同報通信グループを管理する管理装置(400)を備える。
前記管理装置は、前記第1地上送信装置に輻輳が発生した場合、各同報通信グループを前記第1地上送信装置用の同報通信グループと前記第2地上送信装置用の同報通信グループとに分割する。
前記第1地上送信装置は、前記第1地上送信装置用の同報通信グループに存在する端末宛の送信データを含むアップリンク信号を送信する。
前記第2地上送信装置は、前記第2地上送信装置用の同報通信グループに存在する端末宛の送信データを含むアップリンク信号を送信する。
前記通信中継装置は、前記第1地上送信装置からアップリンク信号を受信した場合には受信したアップリンク信号の各周波数帯域に対応するダウンリンク信号を前記第1地上送信装置用の同報通信グループに送信する。
前記通信中継装置は、前記第2地上送信装置からアップリンク信号を受信した場合には受信したアップリンク信号の各周波数帯域に対応するダウンリンク信号を前記第2地上送信装置用の同報通信グループに送信する。
実施の形態3.
時間帯毎に各ゲートウェイ300の同報通信グループを変更する形態について、主に実施の形態1または実施の形態2と異なる点を図22から図26に基づいて説明する。
***構成の説明***
衛星通信システム100の構成は、実施の形態2における構成(図16参照)と同じである。
***動作の説明***
NOC400は以下のように動作する。
NOC400には、定期的に、ゲートウェイGW1とゲートウェイGW2とのそれぞれから、トラヒック状況が通知される。通知方法は、図19に基づいて説明した通りである。
処理回路420は、ゲートウェイGW1のトラヒック状況とゲートウェイGW1のトラヒック状況とを分析する。
具体的には、処理回路420は、各ビームの12時間毎のトラヒックを算出する。
図22に、周波数帯域f1の同報通信グループについて各ビームの日中(例えば、6時から18時)のトラヒックを示す。
ビームA3およびビームA11は、他のビーム(A5、A8、A14、A18)に比べてトラヒックが多い。
図23に、周波数帯域f1の同報通信グループについて各ビームの夜間(例えば、18時から6時)のトラヒックを示す。
ビームA5およびビームA8は、他のビーム(A3、A11、A14、A18)に比べてトラヒックが多い。
日中は都市(ビームA3、ビームA11)にトラヒックが集まるのに対し、夜間は郊外(ビームA5、ビームA8)にトラヒックが集まる。
このような場合、処理回路420は、夜間から日中に変わるときに、ゲートウェイGW1用の同報通信グループとゲートウェイGW2用の同報通信グループとを変更する。
具体的には、処理回路420は、ビームA3とビームA5とビームA8とをゲートウェイGW1用の同報通信グループに割り当て、ビームA11とビームA14とビームA18とをゲートウェイGW2用の同報通信グループに割り当てる。
図24に、日中における同報通信グループを示す。
周波数帯域f1の同報通信グループ(A3、A5、A8、A11、A14、A18)は、ゲートウェイGW1用の同報通信グループ(A3、A5、A8)とゲートウェイGW2用の同報通信グループ(A11、A14、A18)とに分割されている。
周波数帯域f2の同報通信グループ(A1、A6、A9、A12、A15、A16)は、ゲートウェイGW1用の同報通信グループ(A1、A6、A9)とゲートウェイGW2用の同報通信グループ(A12、A15、A16)とに分割されている。
周波数帯域f3の同報通信グループ(A2、A4、A7、A10、A13、A17)は、ゲートウェイGW1用の同報通信グループ(A2、A4、A7)とゲートウェイGW2用の同報通信グループ(A10、A13、A17)とに分割されている。
日中にトラヒックが集まる2つのビーム(A5、A11)は、異なる同報通信グループに割り当てられている。
さらに、処理回路420は、日中から夜間に変わるときに、ゲートウェイGW1用の同報通信グループとゲートウェイGW2用の同報通信グループとを変更する。
具体的には、処理回路420は、ビームA3とビームA5とビームA11とをゲートウェイGW1用の同報通信グループに割り当て、ビームA8とビームA14とビームA18とをゲートウェイGW2用の同報通信グループに割り当てる。
図25に、夜間における同報通信グループを示す。
周波数帯域f1の同報通信グループ(A3、A5、A8、A11、A14、A18)は、ゲートウェイGW1用の同報通信グループ(A3、A5、A11)とゲートウェイGW2用の同報通信グループ(A8、A14、A18)とに分割されている。
夜間にトラヒックが集まる2つの地域(A5、A8)は、異なる同報通信グループに割り当てられている。
図26に基づいて、グループ変更処理を説明する。
グループ変更処理は、各ゲートウェイ300の同報通信グループを変更するための処理である。
ステップS301において、NOC400は、各ゲートウェイ300の同報通信グループを変更する。
そして、NOC400は、各ゲートウェイ300用のグループデータを更新する。
具体的には、処理回路420は以下のように動作する。
処理回路420は変更時刻を検出する。変更時刻は、各ゲートウェイ300の同報通信グループが変更される時刻である。例えば、変更時刻は、夜間から日中に変わる時刻および日中から夜間に変わる時刻である。
変更時刻が検出された場合、処理回路420は、各ゲートウェイ300の同報通信グループを変更する。そして、処理回路420は、各ゲートウェイ300のグループデータを更新する。処理回路420は、各ゲートウェイ300の更新後のグループデータを記憶する。
ステップS302からステップS307は、図17のステップS207からステップS212と同じである。
***実施の形態3の効果***
トラヒックの変動にマッチングするように時間帯毎に同報通信グループが変更される。これにより、ゲートウェイ使用率が平滑化され、トラヒックの変動に対しゲートウェイを無駄に追加することなく使用率を高く維持することができる衛星通信システム100を構築することが可能となる。
***実施の形態3の特徴***
次の説明において、衛星通信システム100における要素の符号または名称を括弧内に記す。
前記第1地上送信装置(GW1)は、前記第1地上送信装置のトラヒック状況を前記管理装置(400)に通知する。
前記第2地上送信装置(GW2)は、前記第2地上送信装置のトラヒック状況を前記管理装置に通知する。
前記管理装置は、時間毎に、前記第1地上送信装置のトラヒック状況と前記第2地上送信装置のトラヒック状況とに基づいて、前記第1地上送信装置用の同報通信グループと前記2地上送信装置用の同報通信グループとを変更する。
実施の形態4.
トラヒックの増大によって周波数帯域が不足した場合の形態について、主に実施の形態2または実施の形態3と異なる点を図27から図38に基づいて説明する。
***構成の説明***
図27に基づいて、衛星通信システム100の構成を説明する。
衛星通信システム100は、複数のゲートウェイ300を備える。具体的には、衛星通信システム100は、3台のゲートウェイ(GW1、GW2、GW3)を備える。
また、衛星通信システム100は、時刻サーバ120を備える。時刻サーバ120は、各ゲートウェイ300の時刻を同期させるためのサーバである。
また、各ゲートウェイ300は、GPS受信機360を備える。GPS受信機360は、GPS(Global Positioning System)から時刻を取得する。各GPS受信機360は、各ゲートウェイ300の時刻を同期させるために利用される。
衛星通信システム100は、時刻サーバ120と各GPS受信機360とをいずれか一方だけを備えてもよい。
ミッション制御装置500およびコアネットワークサーバ600は、図示を省略している。
***動作の説明***
NOC400は以下のように動作する。
NOC400には、定期的に、ゲートウェイGW1とゲートウェイGW2とゲートウェイGW3とのそれぞれから、トラヒック状況が通知される。通知方法は、図19に基づいて説明した通りである。
処理回路420は、ゲートウェイGW1とゲートウェイGW2とゲートウェイGW3とのそれぞれのトラヒック状況を分析する。
具体的には、処理回路420は、各ビームの1時間毎のトラヒックを算出する。
図28に、各ビームの1時間のトラヒックを示す。
ビームA8、ビームA1およびビームA4にトラヒックが集中している。これらのビーム(A8、A1、A4)のトラヒックは、周波数分割多重化によって送信することが可能なデータ量(上限閾値)を超えている。
このような場合、処理回路420は、各ゲートウェイ300の送信方式を周波数分割多重方式から時分割多重方式に切り替える。
図29に、時分割多重方式における同報通信グループを示す。
実線で囲われた各ビームは、同報通信グループG1に属する。同報通信グループG1は、ゲートウェイGW1に割り当てられる同報通信グループである。
破線で囲われた各ビームは、同報通信グループG2に属する。同報通信グループG2は、ゲートウェイGW2に割り当てられる同報通信グループである。
一点鎖線で囲われた各ビームは、同報通信グループG3に属する。同報通信グループG3は、ゲートウェイGW3に割り当てられる同報通信グループである。
各ビームは、周波数分割多重方式における周波数繰り返しと同じように、グループ分けされている。つまり、各ビームは、隣接するビームとは異なる同報通信グループに属する。
図30に、時分割多重方式における衛星通信システム100を示す。
複数のゲートウェイ300は、GPS受信機360によって時刻を同期させる。または、複数のゲートウェイ300は、時刻サーバ120に接続することによって時刻を同期させる。
通信衛星200は、ゲートウェイGW1からアップリンク信号を受信すると、ダウンリンク信号をゲートウェイGW1の同報通信グループG1に送信する。
通信衛星200は、ゲートウェイGW2からアップリンク信号を受信すると、ダウンリンク信号をゲートウェイGW2の同報通信グループG2に送信する。
通信衛星200は、ゲートウェイGW3からアップリンク信号を受信すると、ダウンリンク信号をゲートウェイGW3の同報通信グループG3に送信する。
図31に、時分割多重方式における各ゲートウェイ300のアップリンク信号102を示す。
ゲートウェイGW1は、時間T1にアクセスリンクの全帯域を使って、アップリンク信号102を送信する。
ゲートウェイGW2は、時間T2にアクセスリンクの全帯域を使って、アップリンク信号102を送信する。
ゲートウェイGW3は、時間T3にアクセスリンクの全帯域を使って、アップリンク信号102を送信する。
各ゲートウェイ300は、他のゲートウェイ300に割り当てられた時間にはアップリンク信号102を送信しない。
このように、各ゲートウェイ300が割り当てられた時間にアクセスリンクの全帯域を使って通信衛星200と通信を行うことが可能となる。
その結果、隣接するビームにおける信号の干渉を回避することが可能となる。
図32に、時分割多重方式におけるチャネライザ230の動作を示す。
ゲートウェイGW1から送信されたアップリンク信号102は、分波器#1に入力される。
分波器#1は、アップリンク信号102のスペクトラムを複数のサブチャネルに分割し、各サブチャネルをスイッチ232に入力する。
スイッチ232は、入力された各サブチャネルを同報通信グループG1に対応する複数の合波器(#1〜#6)に入力する。
各合波器233は、入力された各サブチャネルを任意のスペクトラム位置にマッピングすることによって信号を生成し、生成した信号を出力する。
その結果、アップリンク信号102の全体に相当する信号が同報通信グループG1に対応する複数の合波器(#1〜#6)から出力される。
他のゲートウェイ(GW2、GW3)からアップリンク信号102が送信された場合の動作は、上記の動作と同様である。
時分割多重方式においては、アップリンク信号102を周波数分割する必要がない。そのため、通信衛星200は、チャネライザ230の代わりとなるスイッチマトリックスを備えてもよい。そのスイッチマトリックスは、アナログスイッチマトリックスとデジタルスイッチマトリックスとのいずれでもよい。スイッチマトリックスが使用される場合であっても、アップリンク信号102の全体に相当する信号を同報通信グループに対応する複数の合波器233から出力することができる。
図33に基づいて、スケジューリング処理を説明する。
スケジューリング処理は、各ゲートウェイ300に時間を割り当てるための処理である。
ステップS411において、NOC400は、スケジュール通知メッセージを各ゲートウェイ300に送信する。
具体的には、処理回路420は、時分割スケジュールを決定する。時分割スケジュールは、各ゲートウェイ300に割り当てられる時間を示す。処理回路420は、時分割スケジュールを含んだスケジュール通知メッセージを生成する。そして、送信機430は、スケジュール通知メッセージを各ゲートウェイ300に送信する。
各ゲートウェイ300において、受信機310はスケジュール通知メッセージを受信し、処理回路320はスケジュール通知メッセージに含まれる時分割スケジュールを記憶する。
時分割スケジュールにおいて、各ゲートウェイ300に割り当てられる時間の割合は、各ゲートウェイ300のトラヒック状況によって異なる。
例えば、図28に示すようなトラヒック状況の場合、各ゲートウェイ300に割り当てられる時間の割合は、T1:T2:T3=6:8:7である。TxはゲートウェイGWxに割り当てられる時間を意味する。
ステップS412において、各ゲートウェイ300の処理回路320は、時分割スケジュールの開始時刻を検出する。
ステップS413において、ゲートウェイGW1の送信機330は、割り当てられた時間にアップリンク信号102を送信する。
ステップS414において、ゲートウェイGW2の送信機330は、割り当てられた時間にアップリンク信号102を送信する。
ステップS415において、ゲートウェイGW3の送信機330は、割り当てられた時間にアップリンク信号102を送信する。
以後、時分割スケジュールが終了するまで、ステップS413からステップS415が繰り返される。
図34に、時分割多重方式の実施中における各ビームの1時間のトラヒックを示す。
時分割多重方式の開始後、ビームA5のトラヒックは増大し、ビームA5のトラヒックは上限閾値を超えている。
このような場合、処理回路420は、各同報通信グループのトラヒックに基づいて時分割スケジュールを変更する。
図35に基づいて、スケジュール変更処理を説明する。
スケジュール変更処理は、時分割スケジュールを変更するための処理である。
ステップS421において、各ゲートウェイ300の処理回路320は、割り当てられた時間にトラヒック通知メッセージを送信する。
具体的には、各ゲートウェイ300の処理回路320は、割り当てられた時間の最後にトラヒック通知メッセージを送信する。
各ゲートウェイ300の処理回路320は、トラヒック通知メッセージを毎回送信してもよいし、トラヒック通知メッセージを数回に1度送信してもよい。
NOC400において、受信機410は各ゲートウェイ300のトラヒック通知メッセージを受信し、処理回路420は各ゲートウェイ300のトラヒック通知メッセージを記憶する。
ステップS422において、NOC400は、各ゲートウェイ300のトラヒック状況に基づいて、時分割スケジュールを変更する。
具体的には、処理回路420は、各ゲートウェイ300のトラヒック通知メッセージを参照して、各ゲートウェイ300のトラヒック状況を分析する。そして、処理回路420は、分析結果に基づいて、時分割スケジュールを変更する。
時分割スケジュールにおいて、各ゲートウェイ300に割り当てられる時間の割合は、各ゲートウェイ300のトラヒック状況によって異なる。
例えば、図34に示すようなトラヒック状況の場合、各ゲートウェイ300に割り当てられる時間の割合は、T1:T2:T3=11:8:7である。TxはゲートウェイGWxに割り当てられる時間を意味する。
同報通信グループG1のビームA5でトラヒックが増えたため、ゲートウェイGW1に割り当てられる時間T1の割合が増えている。
ステップS423において、NOC400は、スケジュール通知メッセージを各ゲートウェイ300に送信する。
具体的には、処理回路420が変更後の時分割スケジュールを含んだスケジュール通知メッセージを生成し、送信機430がスケジュール通知メッセージを各ゲートウェイ300に送信する。
各ゲートウェイ300において、受信機310はスケジュール通知メッセージを受信し、処理回路320はスケジュール通知メッセージに含まれる変更後の時分割スケジュールを記憶する。
以後、各ゲートウェイ300は、変更後の時分割スケジュールに従って、アップリンク信号102を送信する。
***実施の形態4の効果***
周波数分割多重方式によって送信することができない量の送信データが発生する場合に、各ゲートウェイ300の送信方式が時分割多重方式に切り替えられる。これにより、周波数分割多重方式によって送信することができない量の送信データを送信することが可能となる。
***他の構成***
図36に、周波数アグリゲートを示す。
各ゲートウェイ300のアップリンク信号102は、複数の周波数帯域に分割されてもよい。この場合、アップリンク信号102の各周波数帯域がアグリゲートされ、アップリンク信号102が送信される。
例えば、アップリンク信号102は、周波数帯域f1と周波数帯域f2と周波数帯域f3との各信号に分割される。そして、各周波数帯域の信号がアグリゲートされ、アップリンク信号102が送信される。
各周波数帯域の信号は、同じ端末宛ての送信データを含んでもよいし、異なる端末宛ての送信データを含んでもよい。
図37に、負荷分散時の衛星通信システム100を示す。
実施の形態2と同じく、トラヒックの増加に伴う負荷を複数のゲートウェイ300に分散させてもよい。
例えば、同報通信グループG1(A3、A5、A8、A11、A14、A18)のトラヒックが多い場合、NOC400は、ゲートウェイGW4をアクティブ状態に移行させる。そして、NOC400は、同報通信グループG1をゲートウェイGW1用の同報通信グループ(A3、A5、A8)とゲートウェイGW2用の同報通信グループ(A11、A14、A18)とに分割する。
図38に、時分割多重方式における各ゲートウェイ300のアップリンク信号102を示す。
NOC400は、ゲートウェイGW1とゲートウェイGW4とに同じ時間T1を割り当てる。
ゲートウェイGW1およびゲートウェイGW2は、アクセスリンクの全帯域を使って、アップリンク信号102を時間T1に送信する。
この場合も、隣接する地域における信号の干渉を回避することが可能である。
***実施の形態4の特徴***
次の説明において、衛星通信システム100における要素の符号または名称を括弧内に記す。
前記第1地上送信装置(GW1)は、前記第1地上送信装置用の同報通信グループについて各地域(ビーム)のトラヒック状況を前記管理装置(400)に通知する。
前記第2地上送信装置(GW2)は、前記第2地上送信装置用の同報通信グループについて各地域のトラヒック状況を前記管理装置に通知する。
前記管理装置は、周波数帯域が足りない各地域のトラヒック状況に基づいて周波数帯域が足りない地域が有るか判定し、周波数帯域が足りない地域が有る場合には前記第1地上送信装置と前記第2地上送信装置とに異なる時間を割り当てる。
前記第1地上送信装置と前記第2地上送信装置とのそれぞれは、割り当てられた時間にアップリンク信号を送信する。
前記通信中継装置(200)は、前記第1地上送信装置からアップリンク信号を受信した場合には受信したアップリンク信号の全体に対応するダウンリンク信号を前記第1地上送信装置用の各同報通信グループに送信する。
前記通信中継装置(200)は、前記第2地上送信装置からアップリンク信号を受信した場合には受信したアップリンク信号の全体に対応するダウンリンク信号を前記第2地上送信装置用の各同報通信グループに送信する。
実施の形態5.
ビームをスリープ状態またはアクティブ状態にする形態について、主に実施の形態1から実施の形態4と異なる点を図39から図42に基づいて説明する。
***構成の説明***
衛星通信システム100の構成は、実施の形態1における構成(図1参照)と同じである。
***動作の説明***
図39に基づいて、ビームスリープ処理を説明する。
ビームスリープ処理は、トラヒックが発生していないビームをアクティブ状態からスリープ状態に移行するための処理である。
ステップS501において、ゲートウェイGW1は、トラヒック通知メッセージをNOC400に送信する。
トラヒック通知メッセージは、各ビームのトラヒック状況を示す。具体的には、トラヒック通知メッセージは、ビーム毎にパケット信号の保留数を示す。
具体的には、処理回路320がNOC400宛てのトラヒック通知メッセージを生成し、送信機330がNOC400宛てのトラヒック通知メッセージを送信する。
NOC400において、受信機410はNOC400宛てのトラヒック通知メッセージを受信し、処理回路420は各ビームのトラヒック状況を記憶する。
ステップS502において、NOC400の処理回路420は、ビームタイマのタイムアウトを検出する。
ビームスリープ処理において、タイムアウトしたビームタイマに対応するビームを対象ビームという。
ステップS503において、NOC400は、対象ビームにトラヒックが発生したか判定する。
具体的には、処理回路420は、対象ビームのトラヒック状況を参照し、対象ビーム用のビームタイマが起動してから対象ビーム用のビームタイマがタイムアウトするまでの間に対象ビームにトラヒックが発生したか判定する。
対象ビームにトラヒックが発生した場合、処理はステップS513に進む。
対象ビームにトラヒックが発生しなかった場合、処理はステップS504に進む。
ステップS504において、NOC400は、対象ビームをグループデータから削除する。
具体的には、処理回路420は、ゲートウェイGW1用のグループデータから対象ビームのビーム識別子を削除する。
ステップS505において、NOC400は、ビームスリープ指示メッセージをゲートウェイGW1に送信する。
ビームスリープ指示メッセージは、対象ビームをスリープ状態に移行させるためのメッセージであり、対象ビームのビーム識別子を含む。
具体的には、処理回路420がゲートウェイGW1宛てのビームスリープ指示メッセージを生成し、送信機430がゲートウェイGW1宛てのビームスリープ指示メッセージを送信する。
ステップS506において、ゲートウェイ300は、ビームスリープ応答メッセージをNOC400に送信する。
具体的には、ゲートウェイ300は、以下のように動作する。
受信機310は、ゲートウェイGW1宛てのビームスリープ指示メッセージを受信する。
ゲートウェイGW1宛てのビームスリープ指示メッセージが受信された場合、処理回路320は、対象ビームをスリープ状態に移行する。
処理回路320は、NOC400宛てのビームスリープ応答メッセージを生成する。
送信機330は、NOC400宛てのビームスリープ応答メッセージを送信する。
ビームスリープ応答メッセージは、対象ビームがスリープ状態に移行したことを通知するためのメッセージである。
処理回路320は、以下のように、対象ビームをスリープ状態に移行する。
処理回路320は、ビーム状態データを記憶している。
ビーム状態データは、各ビームの状態を示すデータである。具体的には、ビーム管理データは、ビーム毎にビーム識別子と状態フラグとを互いに対応付けて示す。状態フラグは、ビームの状態を識別する。
処理回路320は、対象ビームのビーム識別子と同じビーム識別子に対応付けられた状態フラグをビーム状態データから選択し、選択した状態フラグの値をスリープ状態値に変更する。スリープ状態値は、スリープ状態を意味する値である。
ステップS507からステップS512の手順は、ステップS105からステップS110の手順(図8参照)と同様である。
図40に、ビームA18が同報通信グループ(f1)から除外される様子を示す。
同報通信グループ(f1〜f3)は、ゲートウェイGW1に割り当てられている。
ビームA18にトラヒックが発生しなかった場合、ビームA18がアクティブ状態からスリープ状態に移行される。その結果、ビームA18は、同報通信グループ(f1)から除外される。
図41に基づいて、ビームアクティブ処理を説明する。
ビームアクティブ処理は、トラヒックが発生したビームをスリープ状態からアクティブ状態に移行するための処理である。
ステップS521において、ネットワーク700内の端末は、送信データをコアネットワークサーバ600に送信する。
コアネットワークサーバ600において、受信機610は、送信データを受信する。
ここで、コアネットワークサーバ600において、対象ゲートウェイであるゲートウェイGW1が登録済みであるものとする(図9のステップS122参照)。
ステップS522において、コアネットワークサーバ600は、ページングメッセージをゲートウェイ300に送信する。
具体的には、処理回路620がNOC400宛てのページングメッセージを生成し、送信機630がNOC400宛てのページングメッセージを送信する。
ページングメッセージは、宛先端末アドレスと在圏ビーム識別子とを含む。
ビームアクティブ処理において、在圏ビーム識別子で識別されるビームを対象ビームという。
ステップS523において、ゲートウェイGW1は、対象ビームがアクティブ状態であるか判定する。
具体的には、処理回路320は、対象ビームのビーム識別子と同じビーム識別子に対応付けられた状態フラグをビーム状態データから選択する。そして、処理回路320は、選択した状態フラグの値がアクティブ状態値であるか判定する。アクティブ状態値は、アクティブ状態を意味する値である。
対象ビームがアクティブ状態である場合、処理はステップS532に進む。
対象ビームがアクティブ状態でない場合、処理はステップS524に進む。
ステップS524において、ゲートウェイGW1は、ビーム追加メッセージをNOC400に送信する。
ビーム追加メッセージは、対象ビームをグループデータに追加するためのメッセージであり、対象ビームのビーム識別子を含む。
具体的には、処理回路320がNOC400宛てのビーム追加メッセージを生成し、送信機330がNOC400宛てのビーム追加メッセージを送信する。
ステップS525において、NOC400は、対象ビームをグループデータに追加する。
具体的には、受信機410は、ゲートウェイGW1からのNOC400宛てのビーム追加メッセージを受信する。ゲートウェイGW1からのNOC400宛てのビーム追加メッセージが受信された場合、処理回路420は、受信されたビーム追加メッセージから対象ビームのビーム識別子を取得する。そして、処理回路420は、対象ビームのビーム識別子をゲートウェイGW1用のグループデータに追加する。
ステップS526において、NOC400は、追加応答メッセージをゲートウェイGW1に送信する。
追加応答メッセージは、対象ビームがグループデータに追加されたことを通知するためのメッセージであり、対象ビームのビーム識別子を含む。
具体的には、処理回路420がゲートウェイGW1宛ての追加応答メッセージを生成し、送信機430がゲートウェイGW1宛ての追加応答メッセージを送信する。
ゲートウェイGW1において、受信機310は、ゲートウェイGW1宛ての追加応答メッセージを受信する。ゲートウェイGW1宛ての追加応答メッセージが受信された場合、処理回路320は、受信された追加応答メッセージから対象ビームのビーム識別子を取得する。そして、処理回路320は、対象ビームのビーム識別子と同じビーム識別子に対応付けられた状態フラグをビーム状態データから選択し、選択した状態フラグの値をアクティブ状態値に変更する。
ステップS527からステップS532の手順は、ステップS105からステップS110の手順(図8参照)と同様である。
***実施の形態5の効果***
同報通信グループには実効的にユーザ通信が実施されていないビームも含まれる。そのビームをスリープ状態にして同報通信グループから除外することにより、ビーム間の無駄な干渉を低減することができる。
図42に、ビームA18が同報通信グループ(f1)に追加される様子を示す。
同報通信グループ(f1〜f3)は、ゲートウェイGW1に割り当てられている。
ビームA18にトラヒックが発生した場合、ビームA18がスリープ状態からアクティブ状態に移行される。その結果、ビームA18は、同報通信グループ(f1)に追加される。
***実施の形態5の特徴***
次の説明において、衛星通信システム100における要素の符号または名称を括弧内に記す。
前記第1地上送信装置(GW1)は、前記第1地上送信装置用の同報通信グループについて各地域のトラヒック状況を前記管理装置(400)に通知する。
前記管理装置は、通知された各地域のトラヒック状況に基づいてトラヒックが発生していない除外対象地域が有るか判定し、前記除外対象地域が有る場合には前記第1地上送信装置用の同報通信グループから前記除外対象地域を除外する。
前記管理装置は、前記第1地上送信装置用の同報通信グループから前記除外対象地域を除外した後に前記除外対象地域にトラヒックが発生した場合、前記除外対象地域を前記第1地上送信装置用の同報通信グループに追加する。
実施の形態6.
ゲートウェイ300をスリープ状態またはアクティブ状態にする形態について、主に実施の形態1から実施の形態5と異なる点を図43から図48に基づいて説明する。
衛星通信システム100の構成は、実施の形態1における構成(図1参照)と同じである。
***動作の説明***
図43に基づいて、ゲートウェイスリープ処理を説明する。
ゲートウェイスリープ処理は、アクティブ状態のビームが無いゲートウェイ300をアクティブ状態からスリープ状態に移行するための処理である。
ゲートウェイスリープ処理は、ビームスリープ処理(図39参照)の後に行われる。
ステップS601において、NOC400は、ゲートウェイGW1用の同報通信グループにアクティブ状態のビームが有るか判定する。
具体的には、処理回路420は、ゲートウェイGW1用のグループデータにビーム識別子が有るか判定する。ゲートウェイGW1用のグループデータにビーム識別子が有る場合、ゲートウェイGW1用の同報通信グループにアクティブ状態のビームが有る。
ゲートウェイGW1用の同報通信グループにアクティブ状態のビームが有る場合、処理は終了する。
ゲートウェイGW1用の同報通信グループにアクティブ状態のビームが無い場合、処理はステップS602に進む。
ステップS602において、NOC400は、ゲートウェイスリープ要求メッセージをゲートウェイGW1に送信する。
ゲートウェイスリープ要求メッセージは、ゲートウェイ300をスリープ状態にするためのメッセージである。
具体的には、処理回路420がゲートウェイGW1宛てのゲートウェイスリープ要求メッセージを生成し、送信機430がゲートウェイGW1宛てのゲートウェイスリープ要求メッセージを送信する。
ステップS603において、ゲートウェイGW1は、ゲートウェイスリープ指示メッセージをコアネットワークサーバ600に送信する。
ゲートウェイスリープ指示メッセージは、ゲートウェイ300をスリープ状態にするためのメッセージである。
具体的には、受信機310は、ゲートウェイ300宛てのゲートウェイスリープ要求メッセージを受信する。ゲートウェイ300宛てのゲートウェイスリープ要求メッセージが受信された場合、処理回路320は、コアネットワークサーバ600宛てのゲートウェイスリープ指示メッセージを生成する。そして、送信機330は、コアネットワークサーバ600宛てのゲートウェイスリープ指示メッセージを送信する。
ステップS604において、コアネットワークサーバ600は、ゲートウェイスリープ応答メッセージをゲートウェイGW1に送信する。
ゲートウェイスリープ応答メッセージは、ゲートウェイ300の情報を削除したことを通知するためのメッセージである。
具体的には、受信機610は、コアネットワークサーバ600宛てのゲートウェイスリープ指示メッセージを受信する。コアネットワークサーバ600宛てのゲートウェイスリープ指示メッセージが受信された場合、処理回路620は、ゲートウェイデータからゲートウェイGW1に関する情報を削除する。つまり、処理回路620は、ゲートウェイGW1のアドレスとゲートウェイGW1のアドレスに対応付けられているビーム識別子とをゲートウェイデータから削除する。そして、処理回路620はゲートウェイGW1宛てのゲートウェイスリープ応答メッセージを生成し、送信機630はゲートウェイGW1宛てのゲートウェイスリープ応答メッセージを送信する。
ステップS605において、ゲートウェイGW1は、ゲートウェイスリープ確認メッセージをNOC400に送信する。
ゲートウェイスリープ確認メッセージは、ゲートウェイ300がスリープ状態になることを通知するためのメッセージである。
具体的には、処理回路320がNOC400宛てのゲートウェイスリープ確認メッセージを生成し、送信機330がNOC400宛てのゲートウェイスリープ確認メッセージを送信する。
ステップS606において、ゲートウェイGW1は、スリープ状態に移行する。
具体的には、処理回路320は、スリープ移行処理を行う。スリープ移行処理は、スリープ状態に移行するための処理であり、予め決められている。
ステップS607において、NOC400は、ゲートウェイプールにゲートウェイGW1をプッシュする。
ゲートウェイプールは、スリープ状態のゲートウェイ300を示すデータであり、処理回路420に記憶されている。
具体的には、受信機410は、ゲートウェイGW1からのNOC400宛てのゲートウェイスリープ確認メッセージを受信する。ゲートウェイGW1からのNOC400宛てのゲートウェイスリープ確認メッセージが受信された場合、処理回路420は、ゲートウェイGW1の識別子をゲートウェイプールに追加する。
図44に、ビームA3が同報通信グループ(f1)から除外される様子を示す。
同報通信グループ(f1〜f3)は、ゲートウェイGW1に割り当てられている。また、同報通信グループ(f1)のビームA3だけがアクティブ状態である。
ビームA3が同報通信グループ(f1)から除外されると、アクティブ状態のビームが同報通信グループ(f1)に存在しなくなる。その結果、ゲートウェイGW1は、スリープ状態に移行する。
図45に、ゲートウェイGW1がゲートウェイプール401にプッシュされた様子を示す。
ゲートウェイプール401には、ゲートウェイGW1とゲートウェイGW2とゲートウェイGW3とのそれぞれの識別子が登録されている。
つまり、ゲートウェイGW1、ゲートウェイGW2およびゲートウェイGW3は、スリープ状態である。
図46に基づいて、ゲートウェイアクティブ処理を説明する。
ゲートウェイアクティブ処理は、ゲートウェイ300をスリープ状態からアクティブ状態にするための処理である。
ステップS611において、ネットワーク700内の端末は、送信データをコアネットワークサーバ600に送信する。
コアネットワークサーバ600において、受信機610は、送信データを受信する。
ここで、コアネットワークサーバ600において、対象ゲートウェイは不明であるものとする(図9のステップS122参照)。
ステップS612において、コアネットワークサーバ600は、ゲートウェイ問合せメッセージをNOC400に送信する。
ステップS612の手順は、ステップS123(図9参照)と同様である。
ステップS613において、NOC400は、アクティブ状態のゲートウェイ300用の同報通信グループに在圏ビームを追加できるか判定する。
具体的には、処理回路420は、ゲートウェイプールを参照し、アクティブ状態のゲートウェイ300を判定する。ゲートウェイプールに登録されていないゲートウェイ300がアクティブ状態のゲートウェイ300である。そして、処理回路420は、アクティブ状態のゲートウェイ300用のグループデータを参照し、アクティブ状態のゲートウェイ300用の同報通信グループに在圏ビームを追加できるか判定する。
アクティブ状態のゲートウェイ300用の同報通信グループに在圏ビームを追加できる場合、処理はステップS618に進む。
アクティブ状態のゲートウェイ300用の同報通信グループに在圏ビームを追加できない場合、処理はステップS614に進む。
ステップS614において、NOC400は、ゲートウェイプールからゲートウェイ300をポップする。
具体的には、処理回路420は、ゲートウェイプールからゲートウェイ識別子を1つ取り出す。
ここで、ゲートウェイGW2がポップされたものとする。
ステップS615からステップS617において、ゲートウェイGW2は、アクティブ状態に移行する。
ステップS615からステップS617の手順は、ステップS102からステップS104の手順(図8参照)と同様である。
ステップS618において、チャネライザ230のコンフィグレーションが変更され、ゲートウェイGW2に同報通信グループが通知され、ビームタイマが起動される。
ステップS618の手順は、ステップS105からステップS110の手順(図8参照)と同様である。
ステップS619において、NOC400は、ゲートウェイ応答メッセージをコアネットワークサーバ600に送信する。
ステップS619の手順は、ステップS124(図9参照)と同様である。
ステップS619の後、ゲートウェイGW2と宛先端末との間でページング処理およびデータ伝送が行われる(図9のステップS126からステップS130参照)。
図47に、ゲートウェイGW2がゲートウェイプール401からポップされた様子を示す。
ゲートウェイプール401には、ゲートウェイGW2とゲートウェイGW3とのそれぞれの識別子が登録されていた。
そして、ゲートウェイGW2の識別子がゲートウェイプール401から取り出された。その結果、ゲートウェイGW2がアクティブ状態になる。
図48に、ビームA11が同報通信グループ(f1)に追加される様子を示す。
ゲートウェイGW1は、アクティブ状態である。しかし、ゲートウェイGW1に割り当てられている同報通信グループ(f1)のトラヒックは多い。そのため、ゲートウェイGW1用の同報通信グループ(f1)にビームA11を追加することができない。
そこで、ゲートウェイGW2がアクティブ状態となり、ゲートウェイGW2用の同報通信グループ(f1)にビームA11が追加される。
***実施の形態6の効果***
複数のゲートウェイ300がゲートウェイプールを用いて管理される。そして、無駄なゲートウェイ300をスリープ状態にすることによって、衛星通信システム100の消費電力の低減を図ることが可能となる。
***実施の形態6の特徴***
次の説明において、衛星通信システム100における要素の符号または名称を括弧内に記す。
前記管理装置(400)は、前記第1地上送信装置(GW1)用の同報通信グループから前記除外対象地域を除外した場合、前記第1地上送信装置用の同報通信グループに1つ以上の地域が残っているか判定する。前記第1地上送信装置用の同報通信グループに1つ以上の地域が残っていない場合、前記管理装置は、前記第1地上送信装置にスリープ状態への移行を要求する。
前記管理装置は、前記第1地上送信装置がアクティブ状態であり、前記第1地上送信装置用の同報通信グループに属していない追加対象地域にトラヒックが発生した場合、前記追加対象地域を前記第1地上送信装置用の同報通信グループに追加できるか判定する。前記追加対象地域を前記第1地上送信装置用の同報通信グループに追加できない場合、前記管理装置は、スリープ状態の地上送信装置を選択する。スリープ状態の地上送信装置が前記第2地上送信装置(GW2)である場合、前記管理装置は、前記第2地上送信装置用の同報通信グループに前記追加対象地域を追加する。
前記第2地上送信装置は、アクティブ状態に移行する。
***実施の形態の補足***
実施の形態は、好ましい形態の例示であり、本発明の技術的範囲を制限することを意図するものではない。実施の形態は、部分的に実施してもよいし、他の形態と組み合わせて実施してもよい。フローチャート等を用いて説明した手順は、適宜に変更してもよい。
100 衛星通信システム、102 アップリンク信号、103 ダウンリンク信号、120 時刻サーバ、200 通信衛星、210 アンテナ、220 信号受信機、230 チャネライザ、231 分波器、232 スイッチ、233 合波器、234 制御部、240 信号送信機、250 コマンド受信機、300 ゲートウェイ、310 受信機、320 処理回路、330 送信機、360 GPS受信機、400 NOC、401 ゲートウェイプール、410 受信機、420 処理回路、430 送信機、500 ミッション制御装置、510 受信機、520 処理回路、530 送信機、600 コアネットワークサーバ、610 受信機、620 処理回路、630 送信機、700 ネットワーク、800 端末、900 衛星通信システム、901 通信衛星、902 ゲートウェイ、903 アップリンク信号。

Claims (9)

  1. 複数の周波数帯域の周波数帯域毎に複数の地域から成る複数の同報通信グループが割り当てられる通信システムであって、
    前記複数の周波数帯域を有して前記複数の周波数帯域のうち送信データの宛先が存在する地域を複数の同報通信グループに割り当てられた周波数帯域に前記送信データを含むアップリンク信号を送信する地上送信装置と、
    前記アップリンク信号を受信し、前記アップリンク信号が有する周波数帯域毎に前記アップリンク信号の前記周波数帯域に対応するダウンリンク信号を前記周波数帯域の複数の同報通信グループに同報送信する通信中継装置と
    を備える通信システム。
  2. 前記通信システムは、前記地上送信装置である第1地上送信装置を備え、前記第1地上送信装置とは別の地上送信装置である第2地上送信装置を備え、各同報通信グループを管理する管理装置を備え、
    前記管理装置は、前記第1地上送信装置に輻輳が発生した場合、各同報通信グループを前記第1地上送信装置用の同報通信グループと前記第2地上送信装置用の同報通信グループとに分割し、
    前記第1地上送信装置は、前記第1地上送信装置用の同報通信グループに存在する端末宛の送信データを含むアップリンク信号を送信し、
    前記第2地上送信装置は、前記第2地上送信装置用の同報通信グループに存在する端末宛の送信データを含むアップリンク信号を送信し、
    前記通信中継装置は、前記第1地上送信装置からアップリンク信号を受信した場合には受信したアップリンク信号の各周波数帯域に対応するダウンリンク信号を前記第1地上送信装置用の同報通信グループに送信し、前記第2地上送信装置からアップリンク信号を受信した場合には受信したアップリンク信号の各周波数帯域に対応するダウンリンク信号を前記第2地上送信装置用の同報通信グループに送信する
    請求項1に記載の通信システム。
  3. 前記第1地上送信装置は、前記第1地上送信装置のトラヒック状況を前記管理装置に通知し、
    前記第2地上送信装置は、前記第2地上送信装置のトラヒック状況を前記管理装置に通知し、
    前記管理装置は、時間毎に、前記第1地上送信装置のトラヒック状況と前記第2地上送信装置のトラヒック状況とに基づいて、前記第1地上送信装置用の同報通信グループと前記2地上送信装置用の同報通信グループとを変更する
    請求項2に記載の通信システム。
  4. 前記第1地上送信装置は、前記第1地上送信装置用の同報通信グループについて各地域のトラヒック状況を前記管理装置に通知し、
    前記第2地上送信装置は、前記第2地上送信装置用の同報通信グループについて各地域のトラヒック状況を前記管理装置に通知し、
    前記管理装置は、周波数帯域が足りない各地域のトラヒック状況に基づいて周波数帯域が足りない地域が有るか判定し、周波数帯域が足りない地域が有る場合には前記第1地上送信装置と前記第2地上送信装置とに異なる時間を割り当て、
    前記第1地上送信装置と前記第2地上送信装置とのそれぞれは、割り当てられた時間にアップリンク信号を送信し、
    前記通信中継装置は、前記第1地上送信装置からアップリンク信号を受信した場合には受信したアップリンク信号の全体に対応するダウンリンク信号を前記第1地上送信装置用の各同報通信グループに送信し、前記第2地上送信装置からアップリンク信号を受信した場合には受信したアップリンク信号の全体に対応するダウンリンク信号を前記第2地上送信装置用の各同報通信グループに送信する
    請求項2または請求項3に記載の通信システム。
  5. 前記第1地上送信装置は、前記第1地上送信装置用の同報通信グループについて各地域のトラヒック状況を前記管理装置に通知し、
    前記管理装置は、通知された各地域のトラヒック状況に基づいてトラヒックが発生していない除外対象地域が有るか判定し、前記除外対象地域が有る場合には前記第1地上送信装置用の同報通信グループから前記除外対象地域を除外する
    請求項2から請求項4のいずれか1項に記載の通信システム。
  6. 前記管理装置は、前記第1地上送信装置用の同報通信グループから前記除外対象地域を除外した後に前記除外対象地域にトラヒックが発生した場合、前記除外対象地域を前記第1地上送信装置用の同報通信グループに追加する
    請求項5に記載の通信システム。
  7. 前記管理装置は、前記第1地上送信装置用の同報通信グループから前記除外対象地域を除外した場合、前記第1地上送信装置用の同報通信グループに1つ以上の地域が残っているか判定し、前記第1地上送信装置用の同報通信グループに1つ以上の地域が残っていない場合、前記第1地上送信装置にスリープ状態への移行を要求し、
    前記第1地上送信装置は、スリープ状態に移行する
    請求項5または請求項6に記載の通信システム。
  8. 前記管理装置は、前記第1地上送信装置がアクティブ状態であり、前記第1地上送信装置用の同報通信グループに属していない追加対象地域にトラヒックが発生した場合、前記追加対象地域を前記第1地上送信装置用の同報通信グループに追加できるか判定し、前記追加対象地域を前記第1地上送信装置用の同報通信グループに追加できない場合、スリープ状態の地上送信装置を選択し、スリープ状態の地上送信装置が前記第2地上送信装置である場合、前記第2地上送信装置用の同報通信グループに前記追加対象地域を追加し、
    前記第2地上送信装置は、アクティブ状態に移行する
    請求項5から請求項7のいずれか1項に記載の通信システム。
  9. 複数の周波数帯域の周波数帯域毎に複数の地域から成る複数の同報通信グループが割り当てられる通信方法であって、
    地上送信装置は、前記複数の周波数帯域を有して前記複数の周波数帯域のうち送信データの宛先が存在する地域を含む複数の同報通信グループに割り当てられた周波数帯域に前記送信データを含むアップリンク信号を送信し、
    通信中継装置は、前記アップリンク信号を受信し、前記アップリンク信号が有する周波数帯域毎に前記アップリンク信号の前記周波数帯域に対応するダウンリンク信号を前記周波数帯域の複数の同報通信グループに同報送信する
    通信方法。
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