HAPSと地上のゲートウェイとの間のフィーダリンクは、天候等の影響によって切断される場合がある。HAPSによって、バックホールサービスとして無線通信回線を提供した場合、回線断してしまうと、回線断している間はサービスを提供することができないので、他の対策を講じる必要がある。本実施形態に係るシステム10は、例えば、バックホールサービスを提供する構成を、フィーダリンクとサービスリンクとのハイブリッド構成とする。これにより、仮にフィーダリンクが切断された場合であっても、サービスリンクによってバックホールサービスを継続可能にできる。
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
図1は、システム10の一例を概略的に示す。システム10は、飛行体100を備える。図1では、システム10が1機の飛行体100を備える一例を図示している。システム10は、複数の飛行体100を備えてもよい。システム10は、ゲートウェイ40を備えてよい。システム10は、通信装置60を備えてよい。システム10は、天候管理装置300を備えてよい。システム10は、制御装置400を備えてよい。
飛行体100は、主翼部121、本体部122、プロペラ124、太陽電池パネル130、アンテナ132、アンテナ134、アンテナ136、及びアンテナ138を有する。本体部122は、制御装置150を有する。主翼部121及び本体部122の少なくともいずれかにバッテリが配置される。バッテリは、太陽電池パネル130によって発電された電力を蓄電する。
制御装置150は、飛行体100を制御する。制御装置150は、例えば、飛行体100の飛行を制御する。制御装置150は、例えば、バッテリに蓄電された電力を用いてプロペラ124を回転させることによって、飛行体100を飛行させる。
制御装置150は、例えば、飛行体100の通信を制御する。制御装置150は、例えば、アンテナ132を用いてビームを照射することによって無線通信エリア142を形成して、無線通信エリア142内のユーザ端末200に無線通信サービスを提供する。制御装置150は、例えば、アンテナ132を用いて無線通信エリア142内のユーザ端末200とサービスリンクを確立する。
ユーザ端末200は、飛行体100とサービスリンクを確立することが可能な通信端末であればどのような通信端末であってもよい。例えば、ユーザ端末200は、スマートフォン等の携帯電話、タブレット端末及びウェアラブル端末等である。ユーザ端末200は、PC(Personal Computer)であってもよい。ユーザ端末200は、IoT(Internet of Thing)端末であってもよい。ユーザ端末200は、IoE(Internet of Everything)に該当するあらゆるものを含み得る。
制御装置150は、例えば、アンテナ132を用いて無線通信エリア142内に設置された通信装置60とサービスリンクを確立する。通信装置60は、飛行体100によるネットワーク20へのアクセスを中継することが可能な通信装置であればどのような通信装置であってもよい。通信装置60は、無線通信エリア142内に複数存在してもよい。制御装置150は、通信装置60を介してネットワーク20にアクセスしてよい。
制御装置150は、例えば、アンテナ134を用いて地上のゲートウェイ40とフィーダリンクを確立する。図1では、ゲートウェイ40が、無線通信エリア142を形成する対象となる地上のエリア外に設置されている一例を図示している。ゲートウェイ40は、無線通信エリア142を形成する対象となる地上のエリア内に設置されてもよい。制御装置150は、ゲートウェイ40を介してネットワーク20にアクセスしてよい。
ネットワーク20は、通信事業者によって提供されるコアネットワークを含んでよい。コアネットワークは、例えば、5G(5th Generation)通信システムに準拠する。コアネットワークは、6G(6th Generation)通信システム以降の移動体通信システムに準拠してもよい。コアネットワークは、3G(3rd Generation)通信システムに準拠してもよい。コアネットワークは、LTE(Long Term Evolution)通信システムに準拠してもよい。ネットワーク20は、インターネットを含んでもよい。
制御装置150は、例えば、アンテナを用いて他の飛行体と無線通信接続を確立する。制御装置150は、例えば、アンテナ136を用いて他の飛行体と無線通信接続を確立する。制御装置150は、例えば、アンテナ138を用いて他の飛行体と無線通信接続を確立する。制御装置150は、アンテナ134を用いて他の飛行体と無線通信接続を確立してもよい。制御装置150は、例えば、他の飛行体を介してネットワーク20にアクセスしてよい。
飛行体100は、例えば、成層圏を飛行してユーザ端末200に無線通信サービスを提供する。飛行体100は、成層圏プラットフォームとして機能してよい。飛行体100は、例えば、カバー対象の地上のエリアの上空を巡回しながら、無線通信エリア142によって当該エリアをカバーする。
飛行体100は、飛行体100に関連する情報を取得する機能を有する。飛行体100は、例えば、飛行体100の飛行位置を取得する機能を有する。飛行体100は、例えば、飛行体100に搭載されたGNSS(Global Navigation Satellite System)機能を用いて、飛行体100の飛行位置を取得する機能を有する。飛行体100は、例えば、飛行体100に搭載されたGPS(Global Positioning System)機能を用いて、飛行体100の飛行位置を取得する機能を有する。
飛行体100は、例えば、飛行体100の通信状態に関連する情報を取得する機能を有する。飛行体100は、例えば、飛行体100とゲートウェイ40との間の通信状態に関連する情報を取得する機能を有する。飛行体100は、飛行体100と通信装置60との間の通信状態に関連する情報を取得する機能を有してもよい。
飛行体100は、例えば、飛行体100とゲートウェイ40との間の天候に関連する情報を取得する機能を有する。飛行体100は、例えば、飛行体100に搭載された気象レーダ等を用いて、飛行体100とゲートウェイ40との間の天候に関連する情報を取得する機能を有する。
飛行体100は、他の飛行体に関連する情報を受信する機能を有する。飛行体100は、例えば、ゲートウェイ40を介して、他の飛行体に関連する情報を受信する機能を有する。飛行体100は、例えば、通信装置60を介して、他の飛行体に関連する情報を受信する機能を有する。飛行体100は、飛行体100が無線通信接続を確立した飛行体を介して、他の飛行体に関連する情報を受信する機能を有してもよい。
飛行体100は、飛行体100に関連する情報を他の飛行体に送信する機能を有する。飛行体100は、例えば、ゲートウェイ40を介して、飛行体100に関連する情報を他の飛行体に送信する機能を有する。飛行体100は、例えば、通信装置60を介して、飛行体100に関連する情報を他の飛行体に送信する機能を有する。飛行体100は、飛行体100が無線通信接続を確立した飛行体を介して、飛行体100に関連する情報を他の飛行体に送信する機能を有してもよい。
制御装置150は、例えば、飛行体100とゲートウェイ40との間に確立されたフィーダリンクの状態を判定する。制御装置150は、例えば、飛行体100とゲートウェイ40との間の天候に基づいて、フィーダリンクの状態を判定する。制御装置150は、飛行体100のゲートウェイ40を介したデータ通信に基づいて、フィーダリンクの状態を判定してもよい。
例えば、制御装置150は、フィーダリンクの状態が予め定められた切替条件を満たすと判定した場合、飛行体100が、ゲートウェイ40を介したデータ通信を、通信装置60を介したデータ通信に切り替えるように、飛行体100を制御する。制御装置150は、フィーダリンクの状態が切替条件を満たさないと判定した場合、飛行体100が、ゲートウェイ40を介したデータ通信を維持するように、飛行体100を制御する。
天候管理装置300は、天候に関連する情報を管理する装置である。天候管理装置300は、例えば、飛行体100とゲートウェイ40との間の天候に関連する情報を管理する。天候管理装置300は、例えば、複数の飛行体のそれぞれについて、飛行体とゲートウェイとの間の天候に関する情報を管理する。
天候管理装置300は、例えば、予め定められた期間における飛行体とゲートウェイとの間の降雨量を示す降雨量情報を管理する。天候管理装置300は、例えば、予め定められた期間における飛行体とゲートウェイの降雪量を示す降雪量情報を管理する。天候管理装置300は、例えば、飛行体とゲートウェイとの間の湿度を示す湿度情報を管理する。天候管理装置300は、飛行体の周辺の風速を示す風速情報を管理してもよい。飛行体100の周辺とは、飛行体100を含む予め定められた範囲のエリアである。
天候管理装置300は、例えば、飛行体100とゲートウェイ40との間の天候に関連する情報を飛行体100に定期的に送信する。天候管理装置300は、飛行体100からの要求に応じて、飛行体100とゲートウェイ40との間の天候に関連する情報を飛行体100に送信してもよい。
制御装置400は、飛行体100を制御する。制御装置400は、例えば、複数の飛行体を制御する。制御装置400は、例えば、飛行体100を制御する飛行体制御情報を生成し、生成した飛行体制御情報を飛行体100に送信することによって、飛行体100を制御する。制御装置400は、制御装置150と同様の機能を有してもよい。
図1では、制御装置150が、飛行体100とゲートウェイ40との間の天候に関連する情報に基づいて、飛行体100を制御する一例を主に説明する。ここでは、飛行体100がゲートウェイ40とフィーダリンクを確立していない状態を開始状態として説明する。
制御装置150は、飛行体100が目標位置に移動するように、飛行体100の飛行を制御する。目標位置は、例えば、飛行体100が無線通信サービスを提供する地上のエリアの上空に設定される。
制御装置150は、飛行体100が目標位置に移動したことに応じて、飛行体100が旋回飛行を開始するように、飛行体100の飛行を制御する。制御装置150は、飛行体100が旋回飛行を開始したことに応じて、無線通信エリア142を形成し、通信装置60とサービスリンクを確立する。
制御装置150は、飛行体100とゲートウェイ40との間の天候に関連する情報を取得する。制御装置150は、取得した情報に基づいて、飛行体100とゲートウェイ40との間の天候を判定する。ここでは、飛行体100とゲートウェイ40との間の天候が好天であると制御装置150が判定したものとして説明を続ける。
制御装置150は、飛行体100とゲートウェイ40との間の天候が好天であると判定したことに応じて、ゲートウェイ40とフィーダリンクを確立する。制御装置150は、ゲートウェイ40とフィーダリンクを確立したことに応じて、ゲートウェイ40を介した、バックホール用のデータ通信を用いた無線通信サービスの提供を開始する。
その後、制御装置150は、飛行体100とゲートウェイ40との間の天候に関連する情報を取得し、取得した情報に基づいて、飛行体100とゲートウェイ40との間のフィーダリンクの状態を判定する。ここでは、時間が経過して雨雲50が飛行体100とゲートウェイ40との間に移動したことにより、飛行体100とゲートウェイ40との間の天候が悪天候である状態で当該フィーダリンクが確立されていると制御装置150が判定した場合の一例を説明する。
制御装置150は、飛行体100とゲートウェイ40との間の天候が悪天候である状態で当該フィーダリンクが確立されていると判定したことに応じて、ゲートウェイ40を介したデータ通信を、通信装置60を介したデータ通信に切り替える。なお、ここでは、予め通信装置60とサービスリンクを確立しておく場合について説明したが、これに限らず、制御装置150が、飛行体100とゲートウェイ40との間の天候が悪天候である状態で当該フィーダリンクが確立されていると判定したことに応じて、通信装置60とサービスリンクを確立するようにしてもよい。
無線通信サービスを提供する飛行体と地上のゲートウェイとの間のフィーダリンクには、高周波数帯域で指向性の高い電波が用いられる。高周波数帯域の電波は、水等による減衰の影響を受けやすい。指向性の高い電波は、機体の振動の影響を受けやすい。したがって、当該フィーダリンクは雨や風等の天候の影響を受けやすいので、当該フィーダリンクは悪天候の場合に切断される恐れがある。また、当該フィーダリンクの通信品質が、飛行体の無線通信サービスに利用できない通信品質である場合がある。
これに対して、本実施形態に係るシステム10によれば、制御装置150は、飛行体100とゲートウェイ40との間のフィーダリンクの状態が切替条件を満たすと判定した場合、飛行体100が、ゲートウェイ40を介したデータ通信を、飛行体100がサービスリンクを確立した通信装置60を介したデータ通信に切り替えるように、飛行体100を制御する。これにより、本実施形態に係るシステム10は、当該フィーダリンクが飛行体100の無線通信サービスに利用できない場合でも、飛行体100が無線通信サービスを提供できる。また、飛行体100と通信装置60との間のサービスリンクには、当該フィーダリンクに用いられる電波と比較して、低周波数帯域で指向性の低い電波が用いられる。低周波数帯域の電波は、高周波数帯域の電波と比較して、水等による減衰の影響を受けにくい。指向性の低い電波は、指向性の高い電波と比較して機体の振動の影響を受けにくい。したがって、本実施形態に係るシステム10は、飛行体100が、天候の影響を受けにくい無線通信サービスを提供できる。
図2は、システム10の他の一例を概略的に示す。図2では、飛行体102と飛行体104との間及び飛行体104と飛行体106との間で無線通信接続が確立されている、飛行体102、飛行体104、及び飛行体106で構成された飛行体通信ネットワークの一例を図示している。システム10は、より多くの飛行体を備えてもよく、飛行体通信ネットワークは、メッシュネットワークであってもよい。飛行体102、飛行体104、及び飛行体106は、飛行体100と同様の機能を有してよい。
図2では、飛行体102に搭載された制御装置150が、飛行体102とゲートウェイ42との間の天候に関連する情報、飛行体104とゲートウェイ44との間の天候に関連する情報、及び飛行体106とゲートウェイ46との間の天候に関連する情報に基づいて、飛行体102を制御する一例を主に説明する。ここでは、飛行体102とゲートウェイ42との間、飛行体104とゲートウェイ44との間、及び飛行体106とゲートウェイ46との間でフィーダリンクが確立されている状態を開始状態として説明する。
制御装置150は、飛行体104から、飛行体104とゲートウェイ44との間の天候に関連する情報を受信する。制御装置150は、例えば、飛行体104から、飛行体102と飛行体104との間の無線通信接続を介して、飛行体104とゲートウェイ44との間の天候に関連する情報を受信する。
制御装置150は、飛行体106から、飛行体106とゲートウェイ46との間の天候に関連する情報を受信する。制御装置150は、例えば、飛行体106から、飛行体104と飛行体106との間の無線通信接続及び飛行体102と飛行体104との間の無線通信接続を介して、飛行体106とゲートウェイ46との間の天候に関連する情報を受信する。
制御装置150は、飛行体102とゲートウェイ42との間の天候に関連する情報を取得し、取得した情報に基づいて、飛行体102とゲートウェイ42との間のフィーダリンクの状態を判定する。ここでは、飛行体102とゲートウェイ42との間に雨雲52が存在していることにより、飛行体102とゲートウェイ42との間の天候が悪天候である状態で当該フィーダリンクが確立されていると制御装置150が判定したものとして説明を続ける。
制御装置150は、飛行体102とゲートウェイ42との間の天候が悪天候である状態で当該フィーダリンクが確立されていると判定したことに応じて、受信した飛行体104とゲートウェイ44との間の天候に関連する情報に基づいて飛行体104とゲートウェイ44との間の天候を判定し、受信した飛行体106とゲートウェイ46との間の天候に関連する情報に基づいて飛行体106とゲートウェイ46との間の天候を判定する。ここでは、飛行体104とゲートウェイ44との間に雨雲54が存在していることにより飛行体104とゲートウェイ44との間の天候が悪天候であると制御装置150が判定し、飛行体106とゲートウェイ46との間の天候が好天であると制御装置150が判定したものとして説明を続ける。
制御装置150は、飛行体104とゲートウェイ44との間の天候及び飛行体106とゲートウェイ46との間の天候の判定結果に基づいて、ゲートウェイ42を介したデータ通信の切替先を選択する。制御装置150は、ゲートウェイ42を介したデータ通信の切替先として、天候が好天であると判断した飛行体106及びゲートウェイ46を介したデータ通信を選択する。制御装置150は、ゲートウェイ42を介したデータ通信を、飛行体104、飛行体106及びゲートウェイ46を介したデータ通信に切り替える。
図2に示す例によれば、制御装置150は、飛行体通信ネットワークを構成する一の飛行体と、当該一の飛行体がフィーダリンクを確立している一のゲートウェイとの間の天候が悪天候であると判定した場合、当該一の飛行体が、当該一のゲートウェイを介したデータ通信を、飛行体通信ネットワークを構成する複数の飛行体のうちの飛行体とゲートウェイとの間の天候が好天であると判定した他の飛行体及び当該他の飛行体がフィーダリンクを確立している他のゲートウェイを介したデータ通信に切り替える。これにより、飛行体通信ネットワークを構成する複数の飛行体のうちのいずれかの飛行体のフィーダリンクの通信状況が悪化した場合に、通信状況の良い他の飛行体のフィーダリンクを介したデータ通信に切り替えさせることができ、システム10の全体として、天候の影響を受けにくい無線通信サービスを提供できる。
図3は、制御装置150の機能構成の一例を概略的に示す。制御装置150は、格納部152、条件設定部153、飛行体制御部154、天候関連情報取得部156、天候判定部158、外部装置通信部159、飛行体制御情報受信部160、飛行位置情報取得部164、データ通信関連情報取得部166、天候関連情報受信部168、データ通信関連情報受信部170、天候予測部172、及びフィーダリンク判定部174を有する。なお、制御装置150がこれらの全ての構成を有することが必須とは限らない。
格納部152は、各種情報を格納する。格納部152は、例えば、飛行体100の目標位置を示す目標位置情報と、飛行体100の飛行経路を示す飛行経路情報とを格納する。目標位置情報は、3次元位置を示してよい。飛行経路情報は、飛行体100が旋回飛行する飛行経路を示してよい。格納部152は、飛行体100を含む複数の飛行体で構成される飛行体通信ネットワークの構成情報を格納してもよい。構成情報は、例えば、当該複数の飛行体のそれぞれの識別情報を含む。構成情報は、例えば、当該複数の飛行体のそれぞれの目標位置情報及び飛行経路情報を含む。構成情報は、例えば、当該複数の飛行体のそれぞれについて、無線通信接続の接続先の飛行体を示す接続先情報を含む。格納部152は、通信装置60の設置位置を示す設置位置情報を格納してもよい。
条件設定部153は、各種条件を設定する。条件設定部153は、例えば、飛行体100のユーザが所有する通信端末から、各種条件を受信することによって、各種条件を設定する。飛行体100のユーザは、例えば、飛行体100を管理する管理者である。条件設定部153は、制御装置150が備える入力デバイスを用いて飛行体100のユーザの入力を受け付けることによって、各種条件を設定してもよい。条件設定部153は、設定した各種条件を格納部152に格納する。
条件設定部153は、例えば、飛行体とゲートウェイとの間の天候が好天であるか否かを判定するための条件である天候条件を設定する。天候条件は、例えば、予め定められた期間における飛行体とゲートウェイとの間の降雨量が予め定められた降雨量閾値より少ないことを含む。天候条件は、例えば、予め定められた期間における飛行体とゲートウェイとの間の降雨量が降雨量閾値より少なく、且つ、予め定められた期間における飛行体とゲートウェイとの間の予測降雨量が予め定められた予測降雨量閾値より少ないことを含む。天候条件は、例えば、予め定められた期間における飛行体とゲートウェイとの間の降雪量が予め定められた降雪量閾値より少ないことを含む。天候条件は、例えば、予め定められた期間における飛行体とゲートウェイとの間の降雪量が降雪量閾値より少なく、且つ、予め定められた期間における飛行体とゲートウェイとの間の予測降雪量が予め定められた予測降雪量閾値より少ないことを含む。天候条件は、例えば、飛行体とゲートウェイとの間の湿度が予め定められた湿度閾値より低いことを含む。天候条件は、飛行体の周辺の風速が予め定められた風速閾値より遅いことを含んでもよい。
条件設定部153は、例えば、飛行体のゲートウェイを介したデータ通信を切り替えるか否かを判定するための条件である切替条件を設定する。切替条件は、例えば、飛行体とゲートウェイとの間の天候が悪天候である状態で飛行体とゲートウェイとの間のフィーダリンクが確立されていることを含む。切替条件は、例えば、予め定められた期間における飛行体とゲートウェイとの間の降雨量が降雨量閾値より多いことを含む。切替条件は、例えば、予め定められた期間における飛行体とゲートウェイとの間の予測降雨量が予測降雨量閾値より多いことを含む。切替条件は、例えば、予め定められた期間における飛行体とゲートウェイとの間の降雪量が降雪量閾値より多いことを含む。切替条件は、例えば、予め定められた期間における飛行体とゲートウェイとの間の予測降雪量が予測降雪量閾値より多いことを含む。切替条件は、例えば、飛行体とゲートウェイとの間の湿度が湿度閾値より高いことを含む。切替条件は、飛行体の周辺の風速が風速閾値より速いことを含んでもよい。
切替条件は、飛行体とゲートウェイとの間のフィーダリンクの通信品質が悪い状態で当該フィーダリンクが確立されていることを含んでもよい。切替条件は、例えば、飛行体のゲートウェイを介したデータ通信のスループットが予め定められたスループット閾値より低いことを含む。切替条件は、例えば、飛行体がゲートウェイから受信した電波の受信電波強度が予め定められた受信電波強度閾値より低いことを含む。切替条件は、飛行体がゲートウェイから受信した信号のビット誤り率(Bit Error Rate;BER)が予め定められたビット誤り率閾値より高いことを含んでもよい。
条件設定部153は、例えば、各種条件に含まれる各種閾値を設定する。条件設定部153は、例えば、降雨量閾値を設定する。条件設定部153は、例えば、予測降雨量閾値を設定する。条件設定部153は、例えば、降雪量閾値を設定する。条件設定部153は、例えば、予測降雪量閾値を設定する。条件設定部153は、例えば、湿度閾値を設定する。条件設定部153は、例えば、風速閾値を設定する。条件設定部153は、例えば、スループット閾値を設定する。条件設定部153は、例えば、受信電波強度閾値を設定する。条件設定部153は、ビット誤り率閾値を設定してもよい。条件設定部153は、設定した各種閾値を格納部152に格納する。
飛行体制御部154は、飛行体100を制御する。飛行体制御部154は、例えば、飛行体制御情報を生成することによって、飛行体100を制御する。
飛行体制御部154は、例えば、飛行体100の飛行を制御する。飛行体制御部154は、例えば、飛行体100の通信を制御する。
例えば、飛行体制御部154は、格納部152に格納されている飛行体100の目標位置情報が示す目標位置に移動して、飛行経路情報が示す飛行経路を飛行するように、飛行体100の飛行を制御する。飛行体制御部154は、飛行体100が目標位置に移動したことに応じて、無線通信エリア142を形成し、通信装置60とサービスリンクを確立する。飛行体制御部154は、通信装置60が飛行体100の無線通信エリア142内に複数存在する場合、複数の通信装置60のそれぞれと複数のサービスリンクを確立してもよい。飛行体制御部154は、格納部152に格納されている接続先情報に基づいて、飛行体100と飛行体通信ネットワークを構成する飛行体と無線通信接続を確立してもよい。
天候関連情報取得部156は、飛行体100とゲートウェイ40との間の天候に関連する天候関連情報を取得する。天候関連情報取得部156は、例えば、飛行体100に搭載された気象レーダ等を用いて、飛行体100の天候関連情報を取得する。天候関連情報取得部156は、取得した飛行体100の天候関連情報を格納部152に格納する。
天候関連情報取得部156は、例えば、無線通信エリア142を形成したことに応じて、飛行体100の天候関連情報を取得する。天候関連情報取得部156は、飛行体100の天候関連情報を定期的に取得してもよい。
天候関連情報は、例えば、予め定められた期間における飛行体とゲートウェイとの間の降雨量を示す降雨量情報を含む。天候関連情報は、例えば、予め定められた期間における飛行体とゲートウェイとの間の降雪量を示す降雪量情報を含む。天候関連情報は、飛行体とゲートウェイとの間の湿度を示す湿度情報を含む。天候関連情報は、例えば、飛行体の周辺の風速を示す風速情報を含んでもよい。
天候判定部158は、飛行体とゲートウェイとの間の天候を判定する。天候判定部158は、例えば、飛行体100とゲートウェイ40との間の天候を判定する。天候判定部158は、例えば、格納部152に格納されている飛行体100の天候関連情報に基づいて、飛行体100とゲートウェイ40との間の天候が格納部152に格納されている天候条件を満たすか否かを判定する。
例えば、飛行体制御部154は、飛行体100とゲートウェイ40との間の天候が天候条件を満たすと天候判定部158が判定した場合、飛行体100とゲートウェイ40との間でフィーダリンクを確立し、ゲートウェイ40を介したデータ通信を用いて無線通信サービスを提供する。飛行体制御部154は、飛行体100とゲートウェイ40との間の天候が天候条件を満たさないと天候判定部158が判定した場合、通信装置60を介したデータ通信を用いて無線通信サービスを提供する。飛行体制御部154は、例えば、飛行体100のサービスリンクを介したデータ通信に割り当てられた周波数帯域の利用率に応じて、通信装置60を介したデータ通信に割り当てられる周波数帯域を決定する。
通信装置60を介したデータ通信を用いて無線通信サービスを提供する場合に、飛行体制御部154は、例えば、ネットワークスライシング技術を用いてデータ通信するよう制御する。ネットワークスライシング技術とは、ネットワークを通信サービス毎に仮想的な論理ネットワークであるスライスに分割する技術である。飛行体制御部154は、無線通信エリア142内のユーザ端末200の通信よりも、通信装置60の通信が優先されるように、通信装置60にスライスを割り当てるよう制御してよい。飛行体制御部154は、例えば、高信頼、低遅延(Ultra-Reliable and Low Latency Communications;URLLC)サービスに対応するスライスを通信装置60に割り当てるよう制御する。飛行体制御部154は、例えば、高速大容量(enhanced Mobile Broadband;eMBB)サービスに対応するスライスを通信装置60に割り当てるよう制御する。
外部装置通信部159は、外部装置と通信する。外部装置通信部159は、例えば、飛行体100と飛行体通信ネットワークを構成する飛行体と通信する。外部装置通信部159は、例えば、飛行体100と飛行体通信ネットワークを構成する複数の飛行体のそれぞれと通信する。外部装置通信部159は、例えば、天候管理装置300と通信する。外部装置通信部159は、制御装置400と通信してもよい。
外部装置通信部159は、例えば、飛行体100がフィーダリンクを確立したゲートウェイ40を介して外部装置と通信する。外部装置通信部159は、例えば、飛行体100がサービスリンクを確立した通信装置60を介して外部装置と通信する。外部装置通信部159は、飛行体100が無線通信接続を確立した飛行体を介して外部装置と通信してもよい。
外部装置通信部159は、例えば、飛行体100と飛行体通信ネットワークを構成する飛行体から、当該飛行体がゲートウェイとフィーダリンクを確立しているか否かを示すフィーダリンク接続情報を受信する。外部装置通信部159は、例えば、飛行体100と飛行体通信ネットワークを構成する複数の飛行体のそれぞれから、飛行体のフィーダリンク接続情報を受信する。外部装置通信部159は、制御装置400から、飛行体100と飛行体通信ネットワークを構成する飛行体のフィーダリンク接続情報を受信してもよい。外部装置通信部159は、制御装置400から、飛行体100と飛行体通信ネットワークを構成する複数の飛行体のそれぞれのフィーダリンク接続情報を受信してもよい。外部装置通信部159は、受信したフィーダリンク接続情報を格納部152に格納する。
飛行体制御部154は、飛行体100とゲートウェイ40との間の天候が天候条件を満たさないと天候判定部158が判定した場合、格納部152に格納されているフィーダリンク接続情報に基づいて、飛行体100の通信を制御してもよい。飛行体制御部154は、例えば、飛行体100と飛行体通信ネットワークを構成する他の飛行体及び当該他の飛行体がフィーダリンクを確立している他のゲートウェイを介したデータ通信を用いて無線通信サービスを提供する。
天候関連情報取得部156は、天候管理装置300から飛行体100の天候関連情報を受信することによって、飛行体100の天候関連情報を取得してもよい。天候関連情報取得部156は、例えば、天候管理装置300から、ゲートウェイ40を介して、飛行体100の天候関連情報を受信する。天候関連情報取得部156は、例えば、天候管理装置300から、通信装置60を介して、飛行体100の天候関連情報を受信する。天候関連情報取得部156は、天候管理装置300から、飛行体100と飛行体通信ネットワークを構成する他の飛行体及び当該他の飛行体がフィーダリンクを確立している他のゲートウェイを介して、飛行体100の天候関連情報を受信してもよい。
天候関連情報取得部156は、外部装置通信部159が受信した外部装置からの要求に応じて、飛行体100の天候関連情報を取得してもよい。外部装置通信部159は、天候関連情報取得部156が取得した飛行体100の天候関連情報を外部装置に送信してもよい。外部装置通信部159は、飛行体100の天候関連情報を天候管理装置300に要求してもよい。
飛行体制御情報受信部160は、制御装置400から、飛行体100の飛行体制御情報を受信する。飛行体制御情報受信部160は、例えば、制御装置400から、ゲートウェイ40を介して、飛行体100の飛行体制御情報を受信する。飛行体制御情報受信部160は、例えば、制御装置400から、通信装置60を介して、飛行体100の飛行体制御情報を受信する。飛行体制御情報受信部160は、制御装置400から、飛行体100と飛行体通信ネットワークを構成する他の飛行体及び当該他の飛行体がフィーダリンクを確立している他のゲートウェイを介して、飛行体100の飛行体制御情報を受信してもよい。飛行体制御部154は、飛行体制御情報受信部160が受信した飛行体100の飛行体制御情報に従って、飛行体100を制御してもよい。
飛行位置情報取得部164は、飛行体100の飛行位置を示す飛行位置情報を取得する。飛行位置情報取得部164は、例えば、飛行体100の飛行位置情報を定期的に取得する。飛行位置情報取得部164は、外部装置通信部159が受信した外部装置からの要求に応じて、飛行体100の飛行位置情報を取得してもよい。飛行位置情報取得部164は、取得した飛行体100の飛行位置情報を格納部152に格納する。外部装置通信部159は、飛行位置情報取得部164が取得した飛行体100の飛行位置情報を外部装置に送信してもよい。
飛行位置情報取得部164は、飛行体100と飛行体通信ネットワークを構成する飛行体について、当該飛行体の飛行位置を示す飛行位置情報を受信してもよい。飛行位置情報取得部164は、飛行体100と飛行体通信ネットワークを構成する複数の飛行体のそれぞれについて、飛行体の飛行位置を示す飛行位置情報を受信してもよい。外部装置通信部159は、当該飛行体の位置情報を外部装置に要求してもよい。
データ通信関連情報取得部166は、飛行体100のデータ通信に関連するデータ通信関連情報を取得する。データ通信関連情報取得部166は、例えば、飛行体100のデータ通信関連情報を定期的に取得する。データ通信関連情報取得部166は、外部装置通信部159が受信した外部装置からの要求に応じて、飛行体100のデータ通信関連情報を取得してもよい。データ通信関連情報取得部166は、取得した飛行体100のデータ通信関連情報を格納部152に格納する。外部装置通信部159は、データ通信関連情報取得部166が取得した飛行体100のデータ通信関連情報を外部装置に送信してもよい。
データ通信関連情報取得部166は、例えば、飛行体100のゲートウェイ40を介したデータ通信に関連するデータ通信関連情報を取得する。データ通信関連情報取得部166は、飛行体100の通信装置60を介したデータ通信に関連するデータ通信関連情報を取得してもよい。
データ通信関連情報は、例えば、飛行体のゲートウェイを介したデータ通信のスループットを示すスループット情報を含む。データ通信関連情報は、例えば、飛行体がゲートウェイから受信した電波の受信電波強度を示す受信電波強度情報を含む。データ通信関連情報は、例えば、飛行体がゲートウェイから受信した信号のビット誤り率を示すビット誤り率情報を含む。
データ通信関連情報は、例えば、飛行体の通信装置を介したデータ通信のスループットを示すスループット情報を含む。データ通信関連情報は、例えば、飛行体が通信装置から受信した電波の受信電波強度を示す受信電波強度情報を含む。データ通信関連情報は、飛行体が通信装置から受信した信号のビット誤り率を示すビット誤り率情報を含んでもよい。
天候関連情報受信部168は、格納部152に格納されているフィーダリンク接続情報に基づいて、飛行体100と飛行体通信ネットワークを構成する飛行体と当該飛行体がフィーダリンクを確立しているゲートウェイとの間の天候に関連する天候関連情報を受信する。天候関連情報受信部168は、例えば、格納部152に格納されているフィーダリンク接続情報に基づいて、飛行体100と飛行体通信ネットワークを構成する複数の飛行体のそれぞれについて、飛行体と当該飛行体がフィーダリンクを確立しているゲートウェイとの間の天候に関連する天候関連情報を受信する。
天候関連情報受信部168は、外部装置から当該飛行体の天候関連情報を受信する。外部装置通信部159は、当該飛行体の天候関連情報を外部装置に要求してもよい。
天候関連情報受信部168は、例えば、ゲートウェイ40を介して、当該飛行体の天候関連情報を受信する。天候関連情報受信部168は、例えば、通信装置60を介して、当該飛行体の天候関連情報を受信する。天候関連情報受信部168は、飛行体100と飛行体通信ネットワークを構成する他の飛行体及び当該他の飛行体がフィーダリンクを確立している他のゲートウェイを介して、当該飛行体の天候関連情報を受信してもよい。
天候判定部158は、格納部152に格納されているフィーダリンク接続情報に基づいて、飛行体100と飛行体通信ネットワークを構成する飛行体と当該飛行体がフィーダリンクを確立しているゲートウェイとの間の天候を判定してもよい。天候判定部158は、格納部152に格納されているフィーダリンク接続情報に基づいて、飛行体100と飛行体通信ネットワークを構成する複数の飛行体のそれぞれについて、飛行体と当該飛行体がフィーダリンクを確立しているゲートウェイとの間の天候を判定してもよい。天候判定部158は、例えば、格納部152に格納されている当該飛行体の天候関連情報に基づいて、当該飛行体と当該飛行体が当該ゲートウェイとの間の天候が格納部152に格納されている天候条件を満たすか否かを判定する。
データ通信関連情報受信部170は、格納部152に格納されているフィーダリンク接続情報に基づいて、飛行体100と飛行体通信ネットワークを構成する飛行体の、当該飛行体がフィーダリンクを確立しているゲートウェイを介したデータ通信に関連するデータ通信関連情報を受信する。データ通信関連情報受信部170は、例えば、格納部152に格納されているフィーダリンク接続情報に基づいて、飛行体100と飛行体通信ネットワークを構成する複数の飛行体のそれぞれについて、飛行体の、当該飛行体がフィーダリンクを確立しているゲートウェイを介したデータ通信に関連するデータ通信関連情報を受信する。
データ通信関連情報受信部170は、外部装置から、当該飛行体のデータ通信関連情報を受信する。外部装置通信部159は、当該飛行体のデータ通信関連情報を外部装置に要求してもよい。
データ通信関連情報受信部170は、例えば、ゲートウェイ40を介して、当該飛行体のデータ通信関連情報を受信する。データ通信関連情報受信部170は、例えば、通信装置60を介して、当該飛行体のデータ通信関連情報を受信する。データ通信関連情報受信部170は、飛行体100と飛行体通信ネットワークを構成する他の飛行体及び当該他の飛行体がフィーダリンクを確立している他のゲートウェイを介して、当該飛行体のデータ通信関連情報を受信してもよい。
天候予測部172は、飛行体とゲートウェイとの間の天候を予測する。天候予測部172は、例えば、飛行体100とゲートウェイ40との間の天候を予測する。天候予測部172は、例えば、天候関連情報取得部156が取得した飛行体100の天候関連情報に基づいて、飛行体100とゲートウェイ40との間の天候を予測する。
天候予測部172は、例えば、格納部152に格納されているフィーダリンク接続情報に基づいて、飛行体100と飛行体通信ネットワークを構成する飛行体と当該飛行体がフィーダリンクを確立しているゲートウェイとの間の天候を予測する。天候予測部172は、例えば、格納部152に格納されているフィーダリンク接続情報に基づいて、飛行体100と飛行体通信ネットワークを構成する複数の飛行体のそれぞれについて、飛行体と当該飛行体がフィーダリンクを確立しているゲートウェイとの間の天候を予測する。天候予測部172は、例えば、天候関連情報受信部168が受信した当該飛行体の天候関連情報に基づいて、当該飛行体とゲートウェイとの間の天候を予測する。
天候予測部172は、例えば、予め定められた期間における飛行体とゲートウェイとの間の降雨量を予測する。天候予測部172は、予測した降雨量を予測降雨量として格納部152に格納する。天候予測部172は、予め定められた期間における飛行体とゲートウェイとの間の降雪量を予測してもよい。天候予測部172は、予測した降雪量を予測降雪量として格納部152に格納する。
フィーダリンク判定部174は、飛行体100とゲートウェイ40との間に確立されたフィーダリンクの状態を判定する。フィーダリンク判定部174は、例えば、当該フィーダリンクの状態を定期的に判定する。フィーダリンク判定部174は、例えば、天候関連情報取得部156が飛行体100の天候関連情報を取得したことに応じて、当該フィーダリンクの状態を判定する。フィーダリンク判定部174は、例えば、データ通信関連情報取得部166が飛行体100のデータ通信関連情報を取得したことに応じて、当該フィーダリンクの状態を判定する。フィーダリンク判定部174は、制御装置400からの要求に応じて、当該フィーダリンクの状態を判定してもよい。
フィーダリンク判定部174は、例えば、当該フィーダリンクの状態が格納部152に格納されている切替条件を満たすか否かを判定することによって、当該フィーダリンクの状態を判定する。フィーダリンク判定部174は、例えば、格納部152に格納されている飛行体100の天候関連情報に基づいて、当該フィーダリンクの状態が切替条件を満たすか否かを判定する。フィーダリンク判定部174は、例えば、格納部152に格納されている天候予測部172の予測結果に基づいて、当該フィーダリンクの状態が切替条件を満たすか否かを判定する。フィーダリンク判定部174は、格納部152に格納されている飛行体100のデータ通信関連情報に基づいて、当該フィーダリンクの状態が切替条件を満たすか否かを判定してもよい。
飛行体制御部154は、例えば、当該フィーダリンクの状態が格納部152に格納されている切替条件を満たすとフィーダリンク判定部174が判定した場合、ゲートウェイ40を介したデータ通信を、通信装置60を介したデータ通信に切り替える。飛行体制御部154は、通信装置60が飛行体100の無線通信エリア142内に複数存在する場合、ゲートウェイ40を介したデータ通信を、複数の通信装置60のそれぞれを介した複数のデータ通信に切り替えてもよい。
飛行体制御部154は、通信装置60が飛行体100の無線通信エリア142内に複数存在する場合、複数の通信装置60から、ゲートウェイ40を介したデータ通信の切替先を選択してもよい。飛行体制御部154は、ゲートウェイ40を介したデータ通信を、ゲートウェイ40を介したデータ通信の切替先として選択した通信装置60を介したデータ通信に切り替えてよい。
飛行体制御部154は、例えば、格納部152に格納されている飛行体100の飛行位置及び複数の通信装置60の設置位置に基づいて、ゲートウェイ40を介したデータ通信の切替先を選択する。飛行体制御部154は、例えば、ゲートウェイ40を介したデータ通信の切替先として、複数の通信装置60のうちの飛行体100からの距離が最も短い通信装置60を選択する。
飛行体制御部154は、格納部152に格納されている飛行体100のデータ通信関連情報に基づいて、ゲートウェイ40を介したデータ通信の切替先を選択してもよい。飛行体制御部154は、例えば、ゲートウェイ40を介したデータ通信の切替先として、複数の通信装置60のうちの飛行体100とのデータ通信のスループットが最も高い通信装置60を選択する。飛行体制御部154は、例えば、ゲートウェイ40を介したデータ通信の切替先として、複数の通信装置60のうちの飛行体100の受信電波強度が最も高い通信装置60を選択する。飛行体制御部154は、ゲートウェイ40を介したデータ通信の切替先として、複数の通信装置60のうちの飛行体100のビット誤りが最も低い通信装置60を選択してもよい。
飛行体制御部154は、当該フィーダリンクの状態が格納部152に格納されている切替条件を満たすとフィーダリンク判定部174が判定した場合、ゲートウェイ40を介したデータ通信を、飛行体100と飛行体通信ネットワークを構成し、且つ、天候が格納部152に格納されている天候条件を満たすと天候判定部158が判定した他の飛行体及び当該他の飛行体がフィーダリンクを確立している他のゲートウェイを介したデータ通信に切り替えてもよい。飛行体制御部154は、天候が天候条件を満たすと天候判定部158が判定した他の飛行体が存在しない場合、ゲートウェイ40を介したデータ通信を、通信装置60を介したデータ通信に切り替えてよい。
飛行体制御部154は、例えば、飛行体100と飛行体通信ネットワークを構成し、且つ、天候が天候条件を満たすと天候判定部158が判定した他の飛行体が複数存在する場合、複数の他の飛行体から、ゲートウェイ40を介したデータ通信の切替先を選択する。飛行体制御部154は、ゲートウェイ40を介したデータ通信を、飛行体100のゲートウェイ40を介したデータ通信の切替先として選択した他の飛行体及び当該他の飛行体がフィーダリンクを確立している他のゲートウェイを介したデータ通信に切り替えてよい。
飛行体制御部154は、例えば、格納部152に格納されている飛行体100の飛行位置及び複数の他の飛行体の飛行位置に基づいて、ゲートウェイ40を介したデータ通信の切替先を選択する。飛行体制御部154は、例えば、ゲートウェイ40を介したデータ通信の切替先として、当該複数の飛行体のうちの飛行体100からの距離が最も短い他の飛行体を選択する。
飛行体制御部154は、格納部152に格納されている複数の他の飛行体のデータ通信関連情報に基づいて、ゲートウェイ40を介したデータ通信の切替先を選択してもよい。飛行体制御部154は、例えば、ゲートウェイ40を介したデータ通信の切替先として、当該複数の飛行体のうちのゲートウェイを介したデータ通信のスループットが最も高い他の飛行体を選択する。飛行体制御部154は、例えば、ゲートウェイ40を介したデータ通信の切替先として、当該複数の飛行体のうちのゲートウェイから受信した電波の受信電波強度が最も高い他の飛行体を選択する。飛行体制御部154は、ゲートウェイ40を介したデータ通信の切替先として、当該複数の飛行体のうちのゲートウェイから受信した信号のビット誤り率が最も低い他の飛行体を選択してもよい。
図4は、制御装置150の処理の流れの一例を説明するための説明図である。図4では、飛行体100が100とゲートウェイ40との間でフィーダリンクを確立している状態を開始状態として説明する。
ステップ(ステップをSと省略して記載する場合がある。)102において、天候関連情報取得部156は、飛行体100の天候関連情報を取得する。S104において、天候関連情報受信部168は、飛行体100と飛行体通信ネットワークを構成する複数の飛行体のそれぞれについて、飛行体の天候関連情報を受信する。
S106において、フィーダリンク判定部174は、S102で天候関連情報取得部156が取得した飛行体100の天候関連情報に基づいて、飛行体100とゲートウェイ40との間に確立されたフィーダリンクの状態が格納部152に格納されている切替条件を満たすか否かを判定する。当該フィーダリンクの状態が切替条件を満たす場合、S108に進む。当該フィーダリンクの状態が切替条件を満たさない場合、S120に進む。
S108において、天候判定部158は、S104で天候関連情報受信部168が受信した飛行体の天候関連情報に基づいて、飛行体100と飛行体通信ネットワークを構成する飛行体と当該飛行体がフィーダリンクを確立しているゲートウェイとの間の天候が格納部152に格納されている天候条件を満たすか否かを判定する。天候が天候条件を満たす場合、S110に進む。天候が天候条件を満たさない場合、S112に進む。
S110において、天候判定部158は、天候条件を満たす他の飛行体の数をカウントする。S112において、天候判定部158は、飛行体100と飛行体通信ネットワークを構成する全ての飛行体の天候を判定したか否かを判定する。天候判定部158が飛行体100と飛行体通信ネットワークを構成する全ての飛行体の天候を判定した場合、S114に進む。天候判定部158が飛行体100と飛行体通信ネットワークを構成する全ての飛行体の天候を判定していない場合、S108に戻る。
S114において、天候判定部158は、天候条件を満たす他の飛行体の数が1以上であるか否かを判定する。天候条件を満たす他の飛行体の数が1以上である場合、S116に進む。天候条件を満たす他の飛行体の数が0である場合、S118に進む。
S116において、飛行体制御部154は、ゲートウェイ40を介したデータ通信を、S108で天候が天候条件を満たすと天候判定部158が判定した他の飛行体及び当該他の飛行体がフィーダリンクを確立している他のゲートウェイを介したデータ通信に切り替える。飛行体制御部154は、天候条件を満たす他の飛行体の数が2以上である場合、ゲートウェイ40を介したデータ通信を、複数の他の飛行体から選択した他の飛行体及び他のゲートウェイを介したデータ通信に切り替える。S118において、飛行体制御部154は、ゲートウェイ40を介したデータ通信を、サービスリンクを確立している通信装置60に切り替える。
S120において、制御装置150は、終了指示を取得したか否かを判定する。制御装置150は、例えば、飛行体100のユーザが所有する通信端末から、終了指示を受信することによって、終了指示を取得する。制御装置150は、制御装置150が備える入力デバイスを用いて飛行体100のユーザの入力を受け付けることによって、終了指示を取得してもよい。制御装置150が終了指示を受信していない場合、S102に戻る。制御装置150が終了指示を取得した場合、処理が終了する。
図5は、システム10の他の一例を概略的に示す。図5では、制御装置400が、飛行体102の天候関連情報、飛行体104の天候関連情報、及び飛行体106の天候関連情報に基づいて、飛行体102、飛行体104、及び飛行体106を制御する一例を主に説明する。ここでは、飛行体102とゲートウェイ42との間、飛行体104とゲートウェイ44との間、及び飛行体106とゲートウェイ46との間でフィーダリンクが確立されていない状態を開始状態として説明する。
制御装置400は、それぞれの目標位置に移動するよう飛行体102、飛行体104、及び飛行体106を制御する。飛行体102、飛行体104、及び飛行体106は、制御装置400による制御に従って、それぞれの目標位置に向かって移動を開始する。
制御装置400は、飛行体102、飛行体104、及び飛行体106がそれぞれの目標位置に移動したことに応じて、飛行体102、飛行体104、及び飛行体106に飛行体通信ネットワークを構築させる。ここでは、制御装置400が、飛行体102と飛行体104との間、及び飛行体104と飛行体106との間で無線通信接続が確立されている飛行体通信ネットワークを構築させるものとして、説明を続ける。
制御装置400は、飛行体通信ネットワークの構築後、無線通信エリア142を形成するよう飛行体102、飛行体104、及び飛行体106を制御する。飛行体102、飛行体104、及び飛行体106は、制御装置400による制御に従って、無線通信エリア142を形成する。
制御装置400は、飛行体102の天候関連情報、飛行体104の天候関連情報、及び飛行体106の天候関連情報を受信する。制御装置400は、受信した天候関連情報に基づいて、飛行体102とゲートウェイ42との間の天候、飛行体104とゲートウェイ44との間の天候、及び飛行体106とゲートウェイ46との間の天候をそれぞれ判定する。ここでは、飛行体102とゲートウェイ42との間の天候及び飛行体106とゲートウェイ46との間の天候が天候条件を満たすと制御装置400が判定し、飛行体104とゲートウェイ44との間に雨雲54が存在していることにより、飛行体104とゲートウェイ44との間の天候が天候条件を満たさないと制御装置400が判定したものとして説明を続ける。
制御装置400は、飛行体102とゲートウェイ42との間の天候が天候条件を満たすと判定したことに応じて、ゲートウェイ42とフィーダリンクを確立するよう飛行体102を制御する。飛行体102は、制御装置400による制御に従って、ゲートウェイ42とフィーダリンクを確立し、ゲートウェイ42を介したデータ通信を用いた無線通信サービスの提供を開始する。
制御装置400は、飛行体106とゲートウェイ46との間の天候が天候条件を満たすと判定したことに応じて、ゲートウェイ46とフィーダリンクを確立するよう飛行体106を制御する。飛行体106は、制御装置400による制御に従って、ゲートウェイ46とフィーダリンクを確立し、ゲートウェイ46を介したデータ通信を用いた無線通信サービスの提供を開始する。
制御装置400は、飛行体104とゲートウェイ44との間の天候が天候条件を満たさないと判定したことに応じて、飛行体通信ネットワークを構成する飛行体102及び飛行体106のうちの天候が天候条件を満たすと判定した飛行体及び当該飛行体がフィーダリンクを確立しているゲートウェイを介したデータ通信を用いて無線通信サービスを提供するよう飛行体104を制御する。ここでは、制御装置400は、飛行体106及びゲートウェイ46を介したデータ通信を用いて無線通信サービスを提供するよう飛行体104を制御するものとして説明を続ける。飛行体104は、制御装置400による制御に従って、飛行体106及びゲートウェイ46を介したデータ通信を用いた無線通信サービスの提供を開始する。
図5に示す例によれば、制御装置400は、飛行体通信ネットワークを構成する複数の飛行体のそれぞれについて、飛行体とゲートウェイとの間の天候を判定する。制御装置400は、当該複数の飛行体のうちの天候が天候条件を満たすと判定した飛行体について、ゲートウェイを確立し、当該ゲートウェイを介したデータ通信を用いて無線通信サービスを提供するよう当該飛行体を制御する。制御装置400は、当該複数の飛行体のうちの天候が天候条件を満たさないと判定した飛行体について、当該複数の飛行体のうちの天候が天候条件を満たすと判定した他の飛行体及び当該他の飛行体がフィーダリンクを確立している他のゲートウェイを介したデータ通信を用いて無線通信サービスを提供するよう当該飛行体を制御する。これにより、飛行体通信ネットワークを構成する複数の飛行体のうちのいずれかの飛行体とゲートウェイとの間の天候が悪い場合に、当該飛行体が通信状況の良い他の飛行体のフィーダリンクを介したデータ通信を用いて無線通信サービスを提供できるので、システム10の全体として、天候の影響を受けにくい無線通信サービスを提供できる。
図6は、制御装置400の機能構成の一例を概略的に示す。制御装置400は、格納部402、条件設定部404、飛行体制御部406、天候関連情報受信部408、天候判定部410、飛行位置情報受信部412、データ通信関連情報受信部414、外部装置通信部416、天候予測部418、及びフィーダリンク判定部420を有する。なお、制御装置400がこれらの全ての構成を有することが必須とは限らない。
格納部402は、各種情報を格納する。格納部402は、複数の飛行体で構成される飛行体通信ネットワークの構成情報を格納する。
条件設定部404は、各種条件を設定する。条件設定部404は、条件設定部153と同様の機能を有してよい。条件設定部404は、設定した各種条件を格納部402に格納する。
飛行体制御部406は、飛行体通信ネットワークを構成する複数の飛行体を制御する。飛行体制御部406は、例えば、当該複数の飛行体の飛行を制御する。飛行体制御部406は、例えば、当該複数の飛行体の通信を制御する。
例えば、飛行体制御部406は、格納部402に格納されている目標位置情報が示す当該複数の飛行体のそれぞれの目標位置に移動して、格納部402に格納されている飛行経路情報が示す飛行経路を飛行するように、当該複数の飛行体を制御する。飛行体制御部406は、当該複数の飛行体がそれぞれの目標位置に移動したことに応じて、当該複数の飛行体に飛行体通信ネットワークを構築させる。制御装置400は、飛行体通信ネットワークの構築後、当該複数の飛行体のそれぞれが、無線通信エリア142を形成するように、当該複数の飛行体を制御する。制御装置400は、当該複数の飛行体のそれぞれが、当該複数の飛行体のそれぞれの無線通信エリア142内の通信装置60とサービスリンクを確立するように、当該複数の飛行体を制御してもよい。
天候関連情報受信部408は、飛行体通信ネットワークを構成する複数の飛行体のそれぞれについて、飛行体の天候関連情報を受信する。天候関連情報受信部408は、例えば、天候管理装置300から、ネットワーク20を介して、当該飛行体の天候関連情報を受信する。
天候関連情報受信部408は、例えば、当該飛行体が無線通信エリア142を形成したことに応じて、当該飛行体の天候関連情報を受信する。天候関連情報受信部408は、当該飛行体の天候関連情報を定期的に受信してもよい。
天候判定部410は、飛行体通信ネットワークを構成する複数の飛行体について、飛行体とゲートウェイとの間の天候を判定する。天候判定部410は、例えば、格納部402に格納されている当該飛行体の天候関連情報に基づいて、当該飛行体と当該ゲートウェイとの間の天候が格納部402に格納されている天候条件を満たすか否かを判定する。
例えば、飛行体制御部406は、飛行体通信ネットワークを構成する複数の飛行体のうちの天候が天候条件を満たすと天候関連情報受信部408が判定した飛行体について、ゲートウェイとフィーダリンクを確立し、当該ゲートウェイを介したデータ通信を用いて無線通信サービスを提供するよう当該飛行体を制御する。飛行体制御部406は、当該複数の飛行体のうちの天候が天候条件を満たさないと天候関連情報受信部408が判定した飛行体について、当該複数の飛行体のうちの天候が天候条件を満たすと天候関連情報受信部408が判定した他の飛行体及び当該他の飛行体がフィーダリンクを確立している他のゲートウェイを介したデータ通信を用いて無線通信サービスを提供するよう当該飛行体を制御する。飛行体制御部406は、当該複数の飛行体のうちの天候が天候条件を満たすと天候関連情報受信部408が判定した飛行体が存在しない場合、当該複数の飛行体のそれぞれが、通信装置60を介したデータ通信を用いて無線通信サービスを提供するように、当該複数の飛行体を制御してよい。飛行体制御部406は、当該複数の飛行体のそれぞれのフィーダリンク接続情報を格納部402に格納してよい。
当該複数の飛行体が、通信装置60を介したデータ通信を用いて無線通信サービスを提供する場合に、飛行体制御部406は、例えば、ネットワークスライシング技術を用いてデータ通信するよう当該複数の飛行体を制御する。飛行体制御部406は、無線通信エリア内のユーザ端末200の通信よりも、通信装置60の通信が優先されるように、通信装置60にスライスを割り当てるよう制御してよい。飛行体制御部406は、例えば、高信頼、低遅延サービスに対応するスライスを通信装置60に割り当てるよう制御する。飛行体制御部406は、例えば、高速大容量サービスに対応するスライスを通信装置60に割り当てるよう制御する。
飛行体制御部406は、例えば、ゲートウェイとフィーダリンクを確立する飛行体の数が予め定められた数となるように、天候が天候条件を満たす複数の飛行体から、ゲートウェイとフィーダリンクを確立する飛行体を選択する。飛行体制御部406は、例えば、当該複数の飛行体の数に対するゲートウェイとフィーダリンクを確立する飛行体の数の割合が予め定められた割合以下となるように、天候が天候条件を満たす複数の飛行体から、ゲートウェイとフィーダリンクを確立する飛行体を選択する。飛行体制御部406は、ゲートウェイとフィーダリンクを確立する飛行体間の距離が予め定められた距離より長くなるように、天候が天候条件を満たす複数の飛行体から、ゲートウェイとフィーダリンクを確立する飛行体を選択してもよい。
飛行体制御部406は、例えば、飛行体通信ネットワークを構成する複数の飛行体のうちの一の飛行体について、当該一の飛行体を制御する飛行体制御情報を生成し、生成した飛行体制御情報を当該一の飛行体に送信することによって、当該一の飛行体を制御する。飛行体制御部406は、例えば、当該一の飛行体が一のゲートウェイとフィーダリンクを確立している場合、当該一のゲートウェイを介して、飛行体制御情報を当該一の飛行体に送信する。飛行体制御部406は、例えば、当該一の飛行体が当該一のゲートウェイとフィーダリンクを確立していない場合、当該複数の飛行体のうちの他の飛行体及び当該他の飛行体がフィーダリンクを確立している他のゲートウェイを介して、飛行体制御情報を当該一の飛行体に送信する。飛行体制御部406は、当該一の飛行体が当該一のゲートウェイとフィーダリンクを確立していない場合、当該一の飛行体とサービスリンクを確立している通信装置60を介して、飛行体制御情報を当該一の飛行体に送信してもよい。
天候関連情報受信部408は、飛行体通信ネットワークを構成する複数の飛行体のうちの一の飛行体から、当該一の飛行体の天候関連情報を受信してもよい。天候関連情報受信部408は、例えば、当該一の飛行体が一のゲートウェイとフィーダリンクを確立している場合、当該一のゲートウェイを介して、当該一の飛行体の天候関連情報を受信する。天候関連情報受信部408は、例えば、当該一の飛行体が当該一のゲートウェイとフィーダリンクを確立していない場合、当該複数の飛行体のうちの他の飛行体及び当該他の飛行体がフィーダリンクを確立している他のゲートウェイを介して、当該一の飛行体の天候関連情報を受信する。天候関連情報受信部408は、当該一の飛行体が当該一のゲートウェイとフィーダリンクを確立していない場合、当該一の飛行体とサービスリンクを確立している通信装置60を介して、当該一の飛行体の天候関連情報を受信してもよい。
飛行位置情報受信部412は、飛行体通信ネットワークを構成する複数の飛行体のそれぞれについて、飛行体の飛行位置情報を受信する。飛行位置情報受信部412は、例えば、当該飛行体の飛行位置情報を定期的に受信する。飛行位置情報受信部412は、受信した当該飛行体の飛行位置情報を格納部402に格納する。
飛行位置情報受信部412は、例えば、飛行体通信ネットワークを構成する複数の飛行体のうちの一の飛行体から、当該一の飛行体の飛行位置情報を受信する。飛行位置情報受信部412は、例えば、当該一の飛行体が一のゲートウェイとフィーダリンクを確立している場合、当該一のゲートウェイを介して、当該一の飛行体の飛行位置情報を受信する。飛行位置情報受信部412は、例えば、当該一の飛行体が当該一のゲートウェイとフィーダリンクを確立していない場合、当該複数の飛行体のうちの他の飛行体及び当該他の飛行体がフィーダリンクを確立している他のゲートウェイを介して、当該一の飛行体の飛行位置情報を受信する。飛行位置情報受信部412は、当該一の飛行体が当該一のゲートウェイとフィーダリンクを確立していない場合、当該一の飛行体とサービスリンクを確立している通信装置60を介して、当該一の飛行体の飛行位置情報を受信してもよい。
データ通信関連情報受信部414は、飛行体通信ネットワークを構成する複数の飛行体のそれぞれについて、飛行体のデータ通信関連情報を受信する。データ通信関連情報受信部414は、例えば、当該飛行体のデータ通信関連情報を定期的に受信する。データ通信関連情報受信部414は、受信した当該飛行体のデータ通信関連情報を格納部402に格納する。
データ通信関連情報受信部414は、例えば、飛行体通信ネットワークを構成する複数の飛行体のうちの一の飛行体から、当該一の飛行体のデータ通信関連情報を受信する。データ通信関連情報受信部414は、例えば、当該一の飛行体が一のゲートウェイとフィーダリンクを確立している場合、当該一のゲートウェイを介して、当該一の飛行体のデータ通信関連情報を受信する。データ通信関連情報受信部414は、例えば、当該一の飛行体が当該一のゲートウェイとフィーダリンクを確立していない場合、当該複数の飛行体のうちの他の飛行体及び当該他の飛行体がフィーダリンクを確立している他のゲートウェイを介して、当該一の飛行体のデータ通信関連情報を受信する。データ通信関連情報受信部414は、当該一の飛行体が当該一のゲートウェイとフィーダリンクを確立していない場合、当該一の飛行体とサービスリンクを確立している通信装置60を介して、当該一の飛行体のデータ通信関連情報を受信してもよい。
外部装置通信部416は、外部装置と通信する。外部装置通信部416は、例えば、ネットワーク20を介して、天候管理装置300と通信する。外部装置通信部416は、例えば、飛行体通信ネットワークを構成する複数の飛行体のそれぞれの天候関連情報を天候管理装置300に要求する。
外部装置通信部416は、例えば、飛行体通信ネットワークを構成する複数の飛行体のそれぞれと通信する。外部装置通信部416は、例えば、当該複数の飛行体のうちの一の飛行体が一のゲートウェイとフィーダリンクを確立している場合、当該一のゲートウェイを介して、当該一の飛行体と通信する。外部装置通信部416は、例えば、当該一の飛行体が当該一のゲートウェイとフィーダリンクを確立していない場合、当該複数の飛行体のうちの他の飛行体及び当該他の飛行体がフィーダリンクを確立している他のゲートウェイを介して、当該一の飛行体と通信する。外部装置通信部416は、当該一の飛行体が当該一のゲートウェイとフィーダリンクを確立していない場合、当該一の飛行体とサービスリンクを確立している通信装置60を介して、当該一の飛行体と通信してもよい。
外部装置通信部416は、例えば、当該一の飛行体の天候関連情報を当該一の飛行体に要求する。外部装置通信部416は、例えば、当該一の飛行体の飛行位置情報を当該一の飛行体に要求する。外部装置通信部416は、例えば、当該一の飛行体のデータ通信関連情報を当該一の飛行体に要求する。外部装置通信部416は、当該一の飛行体が当該一のゲートウェイとフィーダリンクを確立している場合、当該フィーダリンクの状態の判定を当該一の飛行体に要求してもよい。
外部装置通信部416は、例えば、格納部402に格納されている各種情報を、当該一の飛行体に送信する。外部装置通信部416は、例えば、格納部402に格納されている各種情報を、当該一の飛行体に定期的に送信する。外部装置通信部416は、当該一の飛行体からの要求に応じて、格納部402に格納されている各種情報を、当該一の飛行体に送信してもよい。
外部装置通信部416は、例えば、当該一の飛行体と飛行体通信ネットワークを構成する飛行体の天候関連情報を当該一の飛行体に送信する。外部装置通信部416は、当該一の飛行体と飛行体通信ネットワークを構成する飛行体の飛行位置情報を当該一の飛行体に送信する。外部装置通信部416は、当該一の飛行体と飛行体通信ネットワークを構成する飛行体のデータ通信関連情報を当該一の飛行体に送信してもよい。
天候予測部418は、飛行体通信ネットワークを構成する複数の飛行体のそれぞれについて、飛行体とゲートウェイとの間の天候を予測する。天候予測部418は、例えば、天候関連情報受信部408が受信した当該飛行体の天候関連情報に基づいて、当該飛行体と当該ゲートウェイとの間の天候を予測する。
天候予測部418は、例えば、予め定められた期間における当該飛行体と当該ゲートウェイとの間の降雨量を予測する。天候予測部418は、予測した降雨量を予測降雨量として格納部402に格納する。天候予測部418は、予め定められた期間における当該飛行体と当該ゲートウェイとの間の降雪量を予測してもよい。天候予測部418は、予測した降雪量を予測降雪量として格納部402に格納する。
フィーダリンク判定部420は、格納部402に格納されているフィーダリンク接続情報に基づいて、飛行体通信ネットワークを構成する複数の飛行体のうちの一の飛行体と一のゲートウェイとの間に確立されたフィーダリンクの状態を判定する。フィーダリンク判定部420は、例えば、当該フィーダリンクの状態を定期的に判定する。フィーダリンク判定部420は、例えば、天候関連情報受信部408が当該一の飛行体の天候関連情報を受信したことに応じて、当該フィーダリンクの状態を判定する。フィーダリンク判定部420は、データ通信関連情報受信部414が当該一の飛行体のデータ通信関連情報を受信したことに応じて、当該フィーダリンクの状態を判定してもよい。
フィーダリンク判定部420は、例えば、当該フィーダリンクの状態が格納部402に格納されている切替条件を満たすか否かを判定することによって、当該フィーダリンクの状態を判定する。フィーダリンク判定部420は、例えば、格納部402に格納されている当該一の飛行体の天候関連情報に基づいて、当該フィーダリンクの状態が切替条件を満たすか否かを判定する。フィーダリンク判定部420は、例えば、格納部152に格納されている天候予測部418の予測結果に基づいて、当該フィーダリンクの状態が切替条件を満たすか否かを判定する。フィーダリンク判定部420は、格納部402に格納されている当該一の飛行体のデータ通信関連情報に基づいて、当該フィーダリンクの状態が切替条件を満たすか否かを判定してもよい。
飛行体制御部406は、例えば、当該フィーダリンクの状態が切替条件を満たすとフィーダリンク判定部420が判定した場合、飛行体通信ネットワークを構成する複数の飛行体のうちの天候が天候条件を満たすと天候判定部410が判定した飛行体から、当該一の飛行体の当該一のゲートウェイを介したデータ通信の切替先を選択する。飛行体制御部406は、例えば、当該一の飛行体の当該一のゲートウェイを介したデータ通信の切替先として、ゲートウェイとフィーダリンクを確立している飛行体を選択する。飛行体制御部406は、当該一の飛行体の当該一のゲートウェイを介したデータ通信の切替先として、ゲートウェイとフィーダリンクを確立していない飛行体を選択してもよい。この場合、飛行体制御部406は、ゲートウェイとフィーダリンクを確立するよう切替先として選択した飛行体を制御してよい。飛行体制御部406は、当該一の飛行体が、当該一のゲートウェイを介したデータ通信を、当該一の飛行体の当該一のゲートウェイを介したデータ通信の切替先として選択した他の飛行体及び当該他の飛行体がフィーダリンクを確立している他のゲートウェイを介したデータ通信に切り替えるように、飛行体100を制御してよい。
飛行体制御部406は、天候が天候条件を満たすと天候判定部410が判定した飛行体が存在しない場合、当該一の飛行体の当該一のゲートウェイを介したデータ通信の切替先として、当該一の飛行体がサービスリンクを確立している通信装置60を選択してよい。飛行体制御部406は、当該一の飛行体が、当該一のゲートウェイを介したデータ通信を、当該一の飛行体の当該一のゲートウェイを介したデータ通信の切替先として選択した通信装置60を介したデータ通信に切り替えるように、当該一の飛行体を制御してよい。
飛行体制御部406は、例えば、格納部402に格納されている当該一の飛行体の飛行位置及び天候が天候条件を満たすと天候判定部410が判定した飛行体の飛行位置に基づいて、当該一の飛行体の当該一のゲートウェイを介したデータ通信の切替先を選択する。飛行体制御部406は、例えば、当該一の飛行体の当該一のゲートウェイを介したデータ通信の切替先として、当該複数の飛行体のうちの当該一の飛行体からの距離が最も短い飛行体を選択する。
飛行体制御部406は、格納部402に格納されている、天候が天候条件を満たすと天候判定部410が判定した飛行体のデータ通信関連情報に基づいて、当該一の飛行体の当該一のゲートウェイを介したデータ通信の切替先を選択してもよい。飛行体制御部406は、例えば、当該一の飛行体の当該一のゲートウェイを介したデータ通信の切替先として、当該複数の飛行体のうちのゲートウェイを介したデータ通信のスループットが最も高い飛行体を選択する。飛行体制御部406は、例えば、当該一の飛行体の当該一のゲートウェイを介したデータ通信の切替先として、当該複数の飛行体のうちのゲートウェイから受信した電波の受信電波強度が最も高い飛行体を選択する。飛行体制御部406は、当該一の飛行体の当該一のゲートウェイを介したデータ通信の切替先として、当該複数の飛行体のうちのゲートウェイから受信した信号のビット誤り率が最も低い飛行体を選択してもよい。
図7は、制御装置400の処理の流れの一例を説明するための説明図である。図7では、複数の飛行体が飛行体通信ネットワークを構成している状態を開始状態として説明する。
S202において、天候関連情報受信部408は、飛行体通信ネットワークを構成する複数の飛行体のうちの一の飛行体の天候関連情報を受信する。S204において、フィーダリンク判定部420は、当該一の飛行体が一のゲートウェイとフィーダリンクを確立中であるか否かを判定する。フィーダリンク判定部420は、例えば、格納部402に格納されている当該一の飛行体のフィーダリンク接続情報から、当該一の飛行体が当該一のゲートウェイとフィーダリンクを確立中であるか否かを判定する。当該一の飛行体が当該一のゲートウェイとフィーダリンクを確立中である場合、S206に進む。当該一の飛行体が当該一のゲートウェイとフィーダリンクを確立でない場合、S210に進む。
S206において、フィーダリンク判定部420は、S202で受信した当該一の飛行体の天候関連情報に基づいて、当該一の飛行体と当該一のゲートウェイとの間に確立されたフィーダリンクの状態が、格納部402に格納されている切替条件を満たすか否かを判定する。当該フィーダリンクの状態が切替条件を満たす場合、S208に進む。当該フィーダリンクの状態が切替条件を満たさない場合、S214に進む。
S208において、飛行体制御部406は、当該一の飛行体の当該一のゲートウェイを介したデータ通信を切り替えるよう当該一の飛行体を制御する。飛行体制御部406は、例えば、当該一の飛行体の当該一のゲートウェイを介したデータ通信を、当該複数の飛行体のうちの天候が天候条件を満たすと天候判定部410が判定した飛行体に切り替えるよう当該一の飛行体を制御する。飛行体制御部406は、天候が天候条件を満たすと天候判定部410が判定した飛行体が存在しない場合、当該一の飛行体の当該一のゲートウェイを介したデータ通信を、当該一の飛行体がサービスリンクを確立している通信装置60に切り替えるよう当該一の飛行体を制御してよい。当該一の飛行体は、飛行体制御部406による制御に従って、当該一の飛行体の当該一のゲートウェイを介したデータ通信を切り替える。
S210において、天候判定部410は、S202で受信した当該一の飛行体の天候関連情報に基づいて、当該一の飛行体と当該一のゲートウェイとの間の天候が天候条件を満たすか否かを判定する。当該一の飛行体と当該一のゲートウェイとの間の天候が天候条件を満たす場合、S212に進む。当該一の飛行体と当該一のゲートウェイとの間の天候が天候条件を満たさない場合、S214に進む。
S212において、飛行体制御部406は、当該一のゲートウェイとフィーダリンクを確立するよう当該一の飛行体を制御する。当該一の飛行体は、飛行体制御部406による制御に従って当該一のゲートウェイとフィーダリンクを確立し、当該一のゲートウェイを介したデータ通信を用いた無線通信サービスの提供を開始する。
S214において、制御装置400は、終了指示を取得したか否かを判定する。制御装置400は、例えば、制御装置400のユーザが所有する通信端末から、終了指示を受信することによって、終了指示を取得する。制御装置400のユーザは、例えば、飛行体通信ネットワークを管理する管理者である。制御装置400は、制御装置400が備える入力デバイスを用いて制御装置400のユーザの入力を受け付けることによって、終了指示を取得してもよい。制御装置400が終了指示を受信していない場合、S202に戻る。制御装置400が終了指示を取得した場合、処理が終了する。
図8は、制御装置150及び制御装置400として機能するコンピュータ1200のハードウェア構成の一例を概略的に示す。コンピュータ1200にインストールされたプログラムは、コンピュータ1200を、上記実施形態に係る装置の1又は複数の「部」として機能させ、又はコンピュータ1200に、上記実施形態に係る装置に関連付けられるオペレーション又は当該1又は複数の「部」を実行させることができ、及び/又はコンピュータ1200に、上記実施形態に係るプロセス又は当該プロセスの段階を実行させることができる。そのようなプログラムは、コンピュータ1200に、本明細書に記載のフローチャート及びブロック図のブロックのうちのいくつか又はすべてに関連付けられた特定のオペレーションを実行させるべく、CPU1212によって実行されてよい。
本実施形態によるコンピュータ1200は、CPU1212、RAM1214、及びグラフィックコントローラ1216を含み、それらはホストコントローラ1210によって相互に接続されている。コンピュータ1200はまた、通信インタフェース1222、記憶装置1224、DVDドライブ1226、及びICカードドライブのような入出力ユニットを含み、それらは入出力コントローラ1220を介してホストコントローラ1210に接続されている。DVDドライブ1226は、DVD-ROMドライブ及びDVD-RAMドライブ等であってよい。記憶装置1224は、ハードディスクドライブ及びソリッドステートドライブ等であってよい。コンピュータ1200はまた、ROM1230及びキーボード1242のようなレガシの入出力ユニットを含み、それらは入出力チップ1240を介して入出力コントローラ1220に接続されている。
CPU1212は、ROM1230及びRAM1214内に格納されたプログラムに従い動作し、それにより各ユニットを制御する。グラフィックコントローラ1216は、RAM1214内に提供されるフレームバッファ等又はそれ自体の中に、CPU1212によって生成されるイメージデータを取得し、イメージデータがディスプレイデバイス1218上に表示されるようにする。
通信インタフェース1222は、ネットワークを介して他の電子デバイスと通信する。記憶装置1224は、コンピュータ1200内のCPU1212によって使用されるプログラム及びデータを格納する。DVDドライブ1226は、プログラム又はデータをDVD-ROM1227等から読み取り、記憶装置1224に提供する。ICカードドライブは、プログラム及びデータをICカードから読み取り、及び/又はプログラム及びデータをICカードに書き込む。
ROM1230はその中に、アクティブ化時にコンピュータ1200によって実行されるブートプログラム等、及び/又はコンピュータ1200のハードウェアに依存するプログラムを格納する。入出力チップ1240はまた、様々な入出力ユニットをUSBポート、パラレルポート、シリアルポート、キーボードポート、マウスポート等を介して、入出力コントローラ1220に接続してよい。
プログラムは、DVD-ROM1227又はICカードのようなコンピュータ可読記憶媒体によって提供される。プログラムは、コンピュータ可読記憶媒体から読み取られ、コンピュータ可読記憶媒体の例でもある記憶装置1224、RAM1214、又はROM1230にインストールされ、CPU1212によって実行される。これらのプログラム内に記述される情報処理は、コンピュータ1200に読み取られ、プログラムと、上記様々なタイプのハードウェアリソースとの間の連携をもたらす。装置又は方法が、コンピュータ1200の使用に従い情報のオペレーション又は処理を実現することによって構成されてよい。
例えば、通信がコンピュータ1200及び外部デバイス間で実行される場合、CPU1212は、RAM1214にロードされた通信プログラムを実行し、通信プログラムに記述された処理に基づいて、通信インタフェース1222に対し、通信処理を命令してよい。通信インタフェース1222は、CPU1212の制御の下、RAM1214、記憶装置1224、DVD-ROM1227、又はICカードのような記録媒体内に提供される送信バッファ領域に格納された送信データを読み取り、読み取られた送信データをネットワークに送信し、又はネットワークから受信した受信データを記録媒体上に提供される受信バッファ領域等に書き込む。
また、CPU1212は、記憶装置1224、DVDドライブ1226(DVD-ROM1227)、ICカード等のような外部記録媒体に格納されたファイル又はデータベースの全部又は必要な部分がRAM1214に読み取られるようにし、RAM1214上のデータに対し様々なタイプの処理を実行してよい。CPU1212は次に、処理されたデータを外部記録媒体にライトバックしてよい。
様々なタイプのプログラム、データ、テーブル、及びデータベースのような様々なタイプの情報が記録媒体に格納され、情報処理を受けてよい。CPU1212は、RAM1214から読み取られたデータに対し、本開示の随所に記載され、プログラムの命令シーケンスによって指定される様々なタイプのオペレーション、情報処理、条件判断、条件分岐、無条件分岐、情報の検索/置換等を含む、様々なタイプの処理を実行してよく、結果をRAM1214に対しライトバックする。また、CPU1212は、記録媒体内のファイル、データベース等における情報を検索してよい。例えば、各々が第2の属性の属性値に関連付けられた第1の属性の属性値を有する複数のエントリが記録媒体内に格納される場合、CPU1212は、当該複数のエントリの中から、第1の属性の属性値が指定されている条件に一致するエントリを検索し、当該エントリ内に格納された第2の属性の属性値を読み取り、それにより予め定められた条件を満たす第1の属性に関連付けられた第2の属性の属性値を取得してよい。
上で説明したプログラム又はソフトウェアモジュールは、コンピュータ1200上又はコンピュータ1200近傍のコンピュータ可読記憶媒体に格納されてよい。また、専用通信ネットワーク又はインターネットに接続されたサーバシステム内に提供されるハードディスク又はRAMのような記録媒体が、コンピュータ可読記憶媒体として使用可能であり、それによりプログラムを、ネットワークを介してコンピュータ1200に提供する。
本実施形態におけるフローチャート及びブロック図におけるブロックは、オペレーションが実行されるプロセスの段階又はオペレーションを実行する役割を持つ装置の「部」を表わしてよい。特定の段階及び「部」が、専用回路、コンピュータ可読記憶媒体上に格納されるコンピュータ可読命令と共に供給されるプログラマブル回路、及び/又はコンピュータ可読記憶媒体上に格納されるコンピュータ可読命令と共に供給されるプロセッサによって実装されてよい。専用回路は、デジタル及び/又はアナログハードウェア回路を含んでよく、集積回路(IC)及び/又はディスクリート回路を含んでよい。プログラマブル回路は、例えば、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、及びプログラマブルロジックアレイ(PLA)等のような、論理積、論理和、排他的論理和、否定論理積、否定論理和、及び他の論理演算、フリップフロップ、レジスタ、並びにメモリエレメントを含む、再構成可能なハードウェア回路を含んでよい。
コンピュータ可読記憶媒体は、適切なデバイスによって実行される命令を格納可能な任意の有形なデバイスを含んでよく、その結果、そこに格納される命令を有するコンピュータ可読記憶媒体は、フローチャート又はブロック図で指定されたオペレーションを実行するための手段を作成すべく実行され得る命令を含む、製品を備えることになる。コンピュータ可読記憶媒体の例としては、電子記憶媒体、磁気記憶媒体、光記憶媒体、電磁記憶媒体、半導体記憶媒体等が含まれてよい。コンピュータ可読記憶媒体のより具体的な例としては、フロッピー(登録商標)ディスク、ディスケット、ハードディスク、ランダムアクセスメモリ(RAM)、リードオンリメモリ(ROM)、消去可能プログラマブルリードオンリメモリ(EPROM又はフラッシュメモリ)、電気的消去可能プログラマブルリードオンリメモリ(EEPROM)、静的ランダムアクセスメモリ(SRAM)、コンパクトディスクリードオンリメモリ(CD-ROM)、デジタル多用途ディスク(DVD)、ブルーレイ(登録商標)ディスク、メモリスティック、集積回路カード等が含まれてよい。
コンピュータ可読命令は、アセンブラ命令、命令セットアーキテクチャ(ISA)命令、マシン命令、マシン依存命令、マイクロコード、ファームウェア命令、状態設定データ、又はSmalltalk(登録商標)、JAVA(登録商標)、C++等のようなオブジェクト指向プログラミング言語、及び「C」プログラミング言語又は同様のプログラミング言語のような従来の手続型プログラミング言語を含む、1又は複数のプログラミング言語の任意の組み合わせで記述されたソースコード又はオブジェクトコードのいずれかを含んでよい。
コンピュータ可読命令は、汎用コンピュータ、特殊目的のコンピュータ、若しくは他のプログラム可能なデータ処理装置のプロセッサ、又はプログラマブル回路が、フローチャート又はブロック図で指定されたオペレーションを実行するための手段を生成するために当該コンピュータ可読命令を実行すべく、ローカルに又はローカルエリアネットワーク(LAN)、インターネット等のようなワイドエリアネットワーク(WAN)を介して、汎用コンピュータ、特殊目的のコンピュータ、若しくは他のプログラム可能なデータ処理装置のプロセッサ、又はプログラマブル回路に提供されてよい。プロセッサの例としては、コンピュータプロセッサ、処理ユニット、マイクロプロセッサ、デジタル信号プロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ等を含む。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更又は改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。そのような変更又は改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
特許請求の範囲、明細書、及び図面中において示した装置、システム、プログラム、及び方法における動作、手順、ステップ、及び段階などの各処理の実行順序は、特段「より前に」、「先立って」などと明示しておらず、また、前の処理の出力を後の処理で用いるのでない限り、任意の順序で実現しうることに留意すべきである。特許請求の範囲、明細書、及び図面中の動作フローに関して、便宜上「まず、」、「次に、」などを用いて説明したとしても、この順で実施することが必須であることを意味するものではない。