JP2020198481A - 無線通信システム、プログラム、システム及び通信方法 - Google Patents

無線通信システム、プログラム、システム及び通信方法 Download PDF

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Abstract

【課題】地上のゲートウェイとの間でフィーダリンクを確立している飛行体が移動してゲートウェイを変更することになった場合であっても、飛行体による無線通信を維持することに貢献可能な技術を提供することが望ましい。【解決手段】飛行体に搭載されて、地上に向けてビームを照射することによって無線通信エリアを形成して無線通信エリア内のユーザ端末に無線通信サービスを提供する無線通信システムであって、地上のゲートウェイとの間でフィーダリンクを確立するフィーダリンク確立部と、フィーダリンクが確立されたことに応じて、地上のDHCPサーバに対してIPアドレスの取得要求を送信する取得要求送信部と、取得要求に応じてDHCPサーバが送信したIPアドレスを取得して無線通信システムに設定するIPアドレス設定部とを備える、無線通信システムを提供する。【選択図】図1

Description

本発明は、無線通信システム、プログラム、システム及び通信方法に関する。
成層圏プラットフォームを提供すべく、アンテナを有し、成層圏を飛行する飛行体が知られていた(例えば、特許文献1参照)。
[先行技術文献]
[特許文献]
[特許文献1]特開2002−211496号公報
地上のゲートウェイとの間でフィーダリンクを確立している飛行体が移動してゲートウェイを変更することになった場合であっても、飛行体による無線通信を維持することに貢献可能な技術を提供することが望ましい。
本発明の第1の態様によれば、飛行体に搭載されて、地上に向けてビームを照射することによって無線通信エリアを形成して無線通信エリア内のユーザ端末に無線通信サービスを提供する無線通信システムが提供される。無線通信システムは、地上のゲートウェイとの間でフィーダリンクを確立するフィーダリンク確立部を備えてよい。無線通信システムは、フィーダリンクが確立されたことに応じて、地上のDHCPサーバに対してIPアドレスの取得要求を送信する取得要求送信部を備えてよい。無線通信システムは、取得要求に応じてDHCPサーバが送信したIPアドレスを取得して無線通信システムに設定するIPアドレス設定部を備えてよい。
上記無線通信システムは、地上に向けてビームを照射することによって地上に上記無線通信エリアを形成する無線基地局部であって、上記取得要求送信部及び上記IPアドレス設定部を有する無線基地局部を備えてよい。上記無線通信システムは、上記フィーダリンク確立部及び上記無線基地局部を管理する管理部を備えてよい。上記管理部は、上記フィーダリンク確立部によって上記フィーダリンクが確立されたことに応じて、上記無線基地局部に起動指示及びIPアドレスの取得指示を送信してよく、上記取得要求送信部は、上記無線基地局部が上記取得指示を受信したことに応じて、上記DHCPサーバに対して上記取得要求を送信してよく、上記IPアドレス設定部は、上記取得要求に応じて上記DHCPサーバが送信したIPアドレスを取得して上記無線基地局部に設定してよい。
上記取得要求送信部は、上記フィーダリンク確立部によって地上の第1のゲートウェイとの間でフィーダリンクが確立されたことに応じて上記DHCPサーバに対して上記取得要求を送信した後、上記フィーダリンク確立部によって上記第1のゲートウェイとの間でフィーダリンクが確立された場合、上記取得要求を送信せず、上記第1のゲートウェイとは異なる地上の第2のゲートウェイとの間でフィーダリンクが確立された場合、上記DHCPサーバに対して上記取得要求を送信してよい。
上記無線通信システムは、上記フィーダリンク確立部が上記フィーダリンクを確立した上記ゲートウェイを識別する識別情報を格納する識別情報格納部を備えてよい。上記取得要求送信部は、上記フィーダリンク確立部によって地上のゲートウェイとの間でフィーダリンクが確立された場合において、当該ゲートウェイの識別情報と上記識別情報格納部に格納されている識別情報とが一致した場合、上記取得要求を送信せず、一致しなかった場合、上記DHCPサーバに対して上記取得要求を送信してよい。
上記無線通信システムは、上記フィーダリンク確立部によって上記フィーダリンクが確立された地上の第1のゲートウェイからの電波受信強度を監視する受信強度監視部を備えてよい。上記フィーダリンク確立部は、上記電波受信強度が予め定められた閾値より低い場合に、上記第1のゲートウェイとは異なる地上の第2のゲートウェイとの間でフィーダリンクを確立してよく、上記取得要求送信部は、上記第2のゲートウェイとの間の上記フィーダリンクが確立されたことに応じて、上記DHCPサーバに対してIPアドレスの取得要求を送信してよい。
上記第1のゲートウェイはプライマリセルとして設定されてよく、上記第2のゲートウェイはセカンダリセルとして設定されてよく、上記フィーダリンク確立部は、上記電波受信強度が上記予め定められた閾値より低い場合に、上記フィーダリンクを確立する対象を、上記第1のゲートウェイから上記第2のゲートウェイに切り替えてよい。上記無線通信システムは、上記フィーダリンク確立部が上記フィーダリンクを確立するために用いるアンテナの方向を変更可能なジンバルを制御するジンバル制御部を備えてよい。上記フィーダリンク確立部は、上記電波受信強度が予め定められた閾値より低い場合に、上記アンテナの方向を上記第2のゲートウェイの方向に向けさせるよう上記ジンバル制御部に制御させてよい。
上記無線通信システムは、上記第1のゲートウェイとの間に確立された上記フィーダリンクの生存確認を行うべく、上記フィーダリンクを介した信号の送受信を実行するハートビート実行部を備えてよい。上記フィーダリンク確立部は、上記ハートビート実行部による信号の送受信の失敗が予め定められた回数発生した場合であり、かつ、上記電波受信強度が上記予め定められた閾値より低い場合に、上記第1のゲートウェイとは異なる地上の第2のゲートウェイとの間でフィーダリンクを確立してよい。
上記無線通信システムは、他の飛行体に搭載されている他の制御装置との間で無線通信を実行する飛行体通信部を備えてよい。上記フィーダリンク確立部は、アンテナを用いて地上の第1のゲートウェイとフィーダリンクを確立した後、上記アンテナによって上記第1のゲートウェイ以外のゲートウェイとのフィーダリンクを確立できない場合に、上記フィーダリンクの対象を、上記第1のゲートウェイから、上記他の制御装置がフィーダリンクを確立している地上の第3のゲートウェイに切り替えてよい。上記取得要求送信部は、上記フィーダリンクの対象が上記第3のゲートウェイに切り替わったことに応じて、上記DHCPサーバに対してIPアドレスの取得要求を送信してよい。
本発明の第2の態様によれば、コンピュータを、上記無線通信システムとして機能させるためのプログラムが提供される。
本発明の第3の態様によれば、上記無線通信システムと、上記飛行体とを備えるシステムが提供される。
本発明の第4の態様によれば、飛行体に搭載されて、地上に向けてビームを照射することによって無線通信エリアを形成して無線通信エリア内のユーザ端末に無線通信サービスを提供するコンピュータによって実行される通信方法が提供される。通信方法は、地上のゲートウェイとの間でフィーダリンクを確立するフィーダリンク確立段階を備えてよい。通信方法は、フィーダリンクが確立されたことに応じて、地上のDHCPサーバに対してIPアドレスの取得要求を送信する取得要求送信段階を備えてよい。通信方法は、取得要求に応じてDHCPサーバが送信したIPアドレスを取得してコンピュータに設定するIPアドレス設定段階とを備えてよい。
なお、上記の発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではない。また、これらの特徴群のサブコンビネーションもまた、発明となりうる。
システム10の一例を概略的に示す。 無線通信システム150の機能構成の一例を概略的に示す。 システム10による処理の流れの一例を概略的に示す。 飛行体100によるフィーダリンクの切り替え処理を説明するための説明図である。 飛行体100によるフィーダリンクの切り替え処理を説明するための説明図である。 飛行体100によるフィーダリンクの切り替え処理を説明するための説明図である。 無線通信システム150による処理の流れの一例を概略的に示す。 無線通信システム150として機能するコンピュータ1200のハードウェア構成の一例を概略的に示す。
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
図1は、システム10の一例を概略的に示す。本実施形態に係るシステム10は、飛行体100を備える。システム10は、DHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)サーバ400を備えてよい。システム10は、EMS(Element Management System)500を備えてよい。システム10は、ゲートウェイ300を備えてよい。システム10は、ユーザ端末200を備えてもよい。
飛行体100は、主翼部101、本体部102、プロペラ104、スキッド106、車輪108、太陽電池パネル110、アンテナ112及びアンテナ114を有する。本体部102は、無線通信システム150と、不図示のバッテリ及び飛行制御装置とを有する。バッテリは、太陽電池パネル110によって発電された電力を蓄電する。飛行制御装置は、飛行体100の飛行を制御する。飛行制御装置は、例えば、バッテリに蓄電された電力を用いてプロペラ104を回転させることによって、飛行体100を飛行させる。無線通信システム150と飛行制御装置とは一体であってもよい。
無線通信システム150は、アンテナ112を用いて地上に向けてビーム113を照射することによって無線通信エリア120を形成して、無線通信エリア120内のユーザ端末200に無線通信サービスを提供する。無線通信システム150は、アンテナ112を用いて、無線通信エリア120内の地上のユーザ端末200との間でサービスリンク20を確立してよい。無線通信システム150は、アンテナ114を用いて、地上のゲートウェイ300との間でフィーダリンク30を確立してよい。
飛行体100は、例えば、サービスリンク20を介して無線通信エリア120内のユーザ端末200から受信したデータを、フィーダリンク30及びゲートウェイ300を介して地上のネットワーク50に送信する。また、飛行体100は、例えば、ネットワーク50及びフィーダリンク30を介して無線通信エリア120内のユーザ端末200宛のデータを受信した場合、サービスリンク20を介して当該データをユーザ端末200に送信する。このように、飛行体100は、ユーザ端末200と、地上のネットワーク50との通信を中継することによって、ユーザ端末200に無線通信サービスを提供してよい。
ネットワーク50は、通信事業者によって提供されるコアネットワークを含んでよい。コアネットワークは、任意の移動体通信システムに準拠していてよく、例えば、3G(3rd Generation)通信システム、LTE(Long Term Evolution)通信システム、4G(4th Generation)通信システム、及び5G(5th Generation)通信システム以降の移動体通信システム等に準拠する。ネットワーク50は、インターネットを含んでもよい。
ユーザ端末200は、飛行体100と通信可能な通信端末であればどのような端末であってもよい。例えば、ユーザ端末200は、スマートフォン等の携帯電話である。ユーザ端末200は、タブレット端末及びPC(Personal Computer)等であってもよい。ユーザ端末200は、いわゆるIoT(Internet of Thing)デバイスであってもよい。ユーザ端末200は、いわゆるIoE(Internet of Everything)に該当するあらゆるものを含み得る。
飛行体100は、例えば、成層圏を飛行して地上のユーザ端末200に無線通信サービスを提供する。飛行体100は、成層圏プラットフォームとして機能してよい。
飛行体100は、例えば、カバー対象の地上エリアの上空を巡回しながら、無線通信エリア120によって当該地上エリアをカバーする。また、飛行体100は、例えば、カバー対象の地上エリアの一部を無線通信エリア120によってカバーしながら、地上エリアの上空を移動することによって、地上エリアの全体をカバーする。
飛行体100は、アンテナ114を回転可能に支持する不図示のジンバルをさらに備えてもよい。飛行体100は、当該ジンバルによってアンテナ114を回転させることによって、ビーム115の照射方向を変更可能であってよい。
飛行体100は、アンテナ112を回転可能に支持する不図示のジンバルをさらに備えてもよい。飛行体100は、当該ジンバルによってアンテナ112を回転させることによって、ビーム113の照射方向を変更可能であってよい。
無線通信エリア120内には、複数のユーザ端末200が存在し得る。無線通信システム150は、無線通信エリア120内の複数のユーザ端末200に無線通信サービスを提供してよい。
ビーム115の範囲内には、複数のゲートウェイ300が存在し得る。無線通信システム150は、ビーム115の範囲内の複数のゲートウェイ300から選択した1つのゲートウェイ300との間でフィーダリンク30を確立してよい。
本実施形態に係るシステム10において、飛行体100は、地上のDHCPサーバ400からIPアドレスを取得可能である。DHCPサーバ400は、IPアドレスの動的な割り当てを実行する。DHCPサーバ400は、例えば、飛行体100から受信したIPアドレスの取得要求に応じて、飛行体100に対してIPアドレスを動的に割り当てる。飛行体100は、例えば、地上から出発して上空に達した後、新規にフィーダリンク30を確立した場合に、IPアドレスの取得要求をDHCPサーバ400に送信して、IPアドレスを取得する。
無線基地局を搭載した従来の飛行体においては、IPアドレスの設定は事前に地上で行われていた。このような運用において、作業ミスによるIPアドレスの誤設定が発生した場合を想定してみる。飛行体は、上空に移動した後、EMS500やMME(Mobility Management Entity)とのリンクを確立しようとするが、IPアドレスの誤設定によってリンクを確立することができない。このため、例えば、IPアドレスの修正をするために、飛行体を一度地上に戻す必要が生じる場合がある。それに対して、本実施形態に係るシステム10においては、上空の飛行体100が、地上のDHCPサーバ400からIPアドレスを取得可能であり、誤設定の可能性を低減可能であるとともに、仮に誤設定が発生した場合であっても、上空でIPアドレスの再設定を行うことができる。
EMS500は、ネットワーク機器を管理するためのシステムである。EMS500は、例えば、ネットワークオペレーションセンターに配置される。本実施形態において、EMS500は、飛行体100を管理する。EMS500は、例えば、管理対象の飛行体100が有する無線通信システム150のコンフィグレーション情報を格納している。コンフィグレーション情報は、例えば、無線通信システム150のIPアドレス、ソフトウェアのバージョン、無線パラメータ、及び装置構成情報等である。無線パラメータは、例えば、飛行体100のアンテナ112の電波出力強度、及びアンテナ114の電波出力強度等である。
EMS500は、AI(Artificial Intelligence)技術を用いて、飛行中の飛行体100の無線通信システム150に最適な無線パラメータを決定可能であってよい。EMS500は、例えば、飛行体100の位置及び高度と、飛行体100とゲートウェイ300との間の天候とから、アンテナ114によって出力されるビーム115の減衰量を推定する推定モデルを格納しておく。EMS500は、飛行中の飛行体100の位置及び高度と、飛行体100とゲートウェイ300との間の天候とを取得した場合に、推定モデルに入力することによって減衰量を導出する。そして、EMS500は、導出した減衰量から、アンテナ114とゲートウェイ300との間でフィーダリンク30を確立するために必要なアンテナ114の電波出力強度を導出する。
当該推定モデルは、例えば、EMS500によって生成される。EMS500は、例えば、作業員によって測定器を用いて地上で測定された、上空の飛行体100のアンテナ114から出力されるビーム115の電波受信強度及び測定位置と、飛行体100の位置及び高度と、飛行体100と測定器との間の天候と、アンテナ114の電波出力強度とを含む測定データを取得する。EMS500は、複数の作業員によって、複数の飛行体100に対して行われた測定の測定データを取得してよい。そして、EMS500は、取得した複数の測定データを用いて、飛行体100の位置及び高度と、天候とから、飛行体100のアンテナ114によって出力されるビーム115の減衰量を推定する推定モデルを機械学習により生成する。
無線通信システム150は、DHCPサーバ400から取得したIPアドレスを用いて、EMS500との間でOM(Operation and Maintenace)チャンネルを確立してよい。無線通信システム150及びEMS500は、OMチャンネルを介して各種やりとりを実行してよい。例えば、無線通信システム150のソフトウェアのバージョンと、EMS500に格納されている現行のソフトウェアのバージョンとが比較され、不一致である場合に、EMS500から現行のソフトウェアが無線通信システム150に送信される。また、例えば、無線通信システム150の無線パラメータと、EMS500が決定した無線パラメータとが比較され、不一致である場合に、EMS500が決定した無線パラメータが、無線通信システム150に設定される。
無線基地局を搭載した従来の飛行体においては、コンフィグレーション情報のコンフィグレーション作業は事前に地上で行われていた。飛行体を複数の拠点で管理する場合、複数の拠点のそれぞれにおいてコンフィグレーション作業が行われていた。このため、コンフィグレーション情報を各拠点で管理するための管理スキーム、コストがかかってしまったり、各拠点で事前コンフィグレーションを実施するための体制維持、人員コストがかかってしまったりしていた。それに対して、本実施形態に係るシステム10においては、飛行中の飛行体100からEMS500にアクセスすることによってコンフィグレーション作業を実行することができるので、これらの負荷を大幅に低減することができる。
飛行体100に搭載されている無線通信システム150では、従来の地上の無線基地局と異なり、機体旋回及び飛行エリア変更等により、ゲートウェイ300の変更(IPアドレスの変更、ルーティング情報の変更)が頻繁に発生する可能性があるので、無線通信システム150のIPアドレス及びルーティング情報を適宜更新する必要が生じる。本実施形態に係るシステム10によれば、無線通信システム150は、DHCPサーバ400から動的にIPアドレスを取得可能であり、EMS500にアクセスすることによって動的にコンフィグレーション作業を実行可能であるので、このような要求に応じることができる。
図2は、無線通信システム150の機能構成の一例を概略的に示す。無線通信システム150は、管理部160、フィーダリンク部170、無線基地局部180、及び飛行体通信部190を備える。なお、無線通信システム150がこれらの全ての構成を備えることは必須とは限らない。
管理部160、フィーダリンク部170、無線基地局部180、及び飛行体通信部190は、それぞれ異なる装置であってよい。管理部160、フィーダリンク部170、無線基地局部180、及び飛行体通信部190の少なくともいずれか2つ以上が、1つの装置に実装されてもよい。管理部160、フィーダリンク部170、無線基地局部180、及び飛行体通信部190のすべてが1つの装置に実装されてもよい。
管理部160は、フィーダリンク部170、無線基地局部180及び飛行体通信部190を管理する。管理部160は、格納部162を有する。格納部162は、各種情報を格納する。格納部162は、例えば、飛行体100に関する情報を格納する。格納部162は、例えば、飛行体100の位置情報、高度情報、及び飛行予定経路情報等を格納する。格納部162は、これらの情報を飛行制御装置から受信して格納してよい。
フィーダリンク部170は、フィーダリンク30を管理する。フィーダリンク部170は、フィーダリンク確立部172、ジンバル制御部174、受信強度監視部176、及びハートビート実行部178を有する。なお、フィーダリンク部170がこれらの全ての構成を有することは必須とは限らない。
フィーダリンク確立部172は、アンテナ114を用いて地上に向けてビームを照射することによって地上のゲートウェイ300との間でフィーダリンク30を確立する。フィーダリンク確立部172は、例えば、管理部160からフィーダリンク30の確立指示を受信したことに応じて、ゲートウェイ300との間でフィーダリンク30を確立する。
フィーダリンク確立部172は、ゲートウェイ300との間でフィーダリンク30を確立した場合に、当該ゲートウェイ300を識別するゲートウェイ識別情報を管理部160及び無線基地局部180の少なくともいずれかに送信してよい。ゲートウェイ識別情報は、ゲートウェイ300を識別可能であればどのような情報であってもよい。例えば、ゲートウェイ識別情報は、ゲートウェイ300を管理する事業者を識別するコード及びゲートウェイ300が配置されているエリアを識別するコードを含む。管理部160は、受信したゲートウェイ識別情報を格納部162に格納してよい。格納部162は、識別情報格納部の一例であってよい。
フィーダリンク確立部172は、フィーダリンク30を確立する対象であるゲートウェイ300を切り替え可能である。フィーダリンク確立部172は、例えば、第1のゲートウェイ300との間でフィーダリンク30を確立している場合に、状況に応じて、フィーダリンク30を確立する対象であるゲートウェイ300を、ビーム115の範囲内に位置する他のゲートウェイ300に切り替える。
ジンバル制御部174は、アンテナ114の方向を変更可能なジンバルを制御する。ジンバル制御部174は、フィーダリンク確立部172からの指示に従ってジンバルを制御してよい。例えば、フィーダリンク確立部172は、第1のゲートウェイ300との間でフィーダリンク30を確立している場合に、状況に応じて、ジンバル制御部174にアンテナ114の方向を変更させて、フィーダリンク30を確立する対象であるゲートウェイ300を、変更前はビーム115の範囲外に位置していた他のゲートウェイ300に切り替える。
受信強度監視部176は、フィーダリンク確立部172によってフィーダリンク30が確立されたゲートウェイ300からの電波受信強度を監視する。フィーダリンク確立部172は、例えば、受信強度監視部176によって監視されている第1のゲートウェイ300からの電波受信強度が予め定められた閾値より低い場合に、フィーダリンク30の切り替えを要すると判断して、第1のゲートウェイ300とは異なる第2のゲートウェイ300との間でフィーダリンク30を確立する。
フィーダリンク確立部172は、フィーダリンク30の切り替えを要すると判断した場合に、ビーム115の範囲内に位置する複数のゲートウェイ300から、第2のゲートウェイ300を選択して、当該第2のゲートウェイ300との間でフィーダリンク30を確立してよい。例えば、フィーダリンク確立部172は、格納部162に格納されている飛行体100の飛行予定経路情報に基づいて、第2のゲートウェイ300を選択する。具体例として、フィーダリンク確立部172は、ビーム115の範囲内に位置する複数のゲートウェイ300のうち、飛行体100の飛行予定方向側に位置するゲートウェイ300を、第2のゲートウェイ300として選択する。これにより、フィーダリンク30を確立する対象を、より長くビーム115の範囲内に位置するゲートウェイ300にすることができる。
また、フィーダリンク確立部172は、例えば、プライマリセルとして設定されている第1のゲートウェイ300からの電波受信強度が予め定められた閾値より低い場合に、フィーダリンクを確立する対象を、セカンダリセルとして設定されている第2のゲートウェイ300に切り替える。プライマリセル及びセカンダリセルの設定は、例えば、ビーム115の範囲内に位置する複数のゲートウェイ300を対象として、電波受信強度、ゲートウェイ300のトラフィック状況、ゲートウェイ300の負荷状況、及び飛行体100とゲートウェイ300との位置関係等に基づいて、行われる。
フィーダリンク確立部172は、フィーダリンク30の切り替えを要すると判断した場合に、ビーム115の範囲外に位置する複数のゲートウェイ300から、第2のゲートウェイ300を選択して、当該第2のユーザ端末200との間でフィーダリンク30を確立するようにしてもよい。例えば、フィーダリンク確立部172は、第1のゲートウェイ300からの電波受信強度が予め定められた閾値より低い場合に、アンテナ114の方向を、第2のゲートウェイ300の方向に向けさせるようにジンバル制御部174を制御する。
フィーダリンク確立部172は、例えば、複数のゲートウェイ300のそれぞれの位置が登録されているゲートウェイ位置情報を参照して、複数のゲートウェイ300から第2のゲートウェイ300を選択する。ゲートウェイ位置情報は、格納部162に格納されていてよい。フィーダリンク確立部172は、格納部162に格納されている飛行体100の飛行予定経路情報に基づいて、第2のゲートウェイ300を選択してもよい。具体例として、フィーダリンク確立部172は、複数のゲートウェイ300のうち、飛行体100の飛行予定方向側に位置するゲートウェイ300を、第2のゲートウェイ300として選択する。そして、フィーダリンク確立部172は、選択した第2のゲートウェイ300の位置情報を用いて、第2のゲートウェイ300の方向を特定してよい。
フィーダリンク確立部172は、第1のゲートウェイ300からの電波受信強度が予め定められた閾値より低い期間が予め設定された切替判断タイムウィンドウよりも長い場合に、フィーダリンク30の切り替えを要すると判断してもよい。切替判断タイムウィンドウは、任意に設定可能であってよく、また、変更可能であってよい。例えば、切替判断タイムウィンドウとして、ゲートウェイ300の切り替えによるピンポン現象が発生しないような値が設定され得る。
ハートビート実行部178は、地上のゲートウェイ300との間に確立されたフィーダリンク30の生存確認を行うべく、フィーダリンク30を介した信号の送受信を実行する。フィーダリンク確立部172は、例えば、ハートビート実行部178による信号の送受信の失敗が予め定められた回数発生した場合であり、かつ、フィーダリンク30が確立された地上のゲートウェイ300からの電波受信強度が予め定められた閾値より低い場合に、当該ゲートウェイ300とは異なる地上のゲートウェイとの間でフィーダリンクを確立する。
フィーダリンク確立部172は、ハートビート実行部178による信号の送受信の失敗が予め定められたハートビート断回数発生した場合に、当該ゲートウェイ300とは異なる地上のゲートウェイとの間でフィーダリンクを確立するようにしてもよい。ハートビート断回数は、任意に設定可能であってよく、また、変更可能であってよい。例えば、ハートビート断回数として、ゲートウェイ300の切り替えによるピンポン現象が発生しないような値が設定され得る。
無線基地局部180は、例えば、初期状態では起動しておらず、管理部160から起動指示を受信したことに応じて起動する。例えば、管理部160は、飛行体100が上空に到達して、フィーダリンク部170によってフィーダリンク30が確立されたことに応じて、無線基地局部180に対して起動指示を送信し、無線基地局部180を起動させる。なお、無線基地局部180は、管理部160から起動指示を受信したことに応じて起動するのではなく、例えば、地上において作業員による操作に従って起動してもよい。
無線基地局部180は、取得要求送信部182、情報取得部184、IPアドレス設定部186、及び情報管理部188を有する。
取得要求送信部182は、IPアドレスの取得要求をDHCPサーバ400に対して送信する。取得要求送信部182は、例えば、フィーダリンク確立部172によってフィーダリンク30が確立されたことに応じて、IPアドレスの取得要求をDHCPサーバ400に対して送信する。取得要求送信部182は、例えば、フィーダリンク30を介して、IPアドレスの取得要求をDHCPサーバ400に対して送信する。
取得要求送信部182は、例えば、管理部160からIPアドレスの取得指示を受信したことに応じて、IPアドレスの取得要求をDHCPサーバ400に対して送信する。管理部160は、例えば、フィーダリンク確立部172によってフィーダリンク30が確立されたことに応じて、IPアドレスの取得指示を無線基地局部180に送信する。無線基地局部180が起動していない場合、管理部160は、起動指示及びIPアドレスの取得指示を、無線基地局部180に送信してよい。
管理部160は、フィーダリンク確立部172によってフィーダリンク30が確立された場合に、対象が前回と同じゲートウェイ300であった場合には、IPアドレスの取得指示を送信せず、対象が前回と異なるゲートウェイ300だった場合に、IPアドレスの取得指示を送信するようにしてもよい。管理部160は、例えば、フィーダリンク確立部172によってゲートウェイ300との間でフィーダリンク30が確立された場合において、当該ゲートウェイ300のゲートウェイ識別情報と、格納部162に格納されている、前回フィーダリンク30を確立したゲートウェイ300のゲートウェイ識別情報とが一致した場合、IPアドレスの取得指示を送信せず、一致しなかった場合、DHCPサーバ400に対してIPアドレスの取得指示を送信してよい。これにより、同じゲートウェイ300との間でフィーダリンク30を再確立した場合であって、IPアドレスを変更する必要がない場合に、不必要にIPアドレスの取得指示を送信してしまうことを防止できる。
取得要求送信部182は、フィーダリンク確立部172によってフィーダリンク30が確立された場合に、対象が前回と同じゲートウェイ300であった場合には、IPアドレスの取得要求を送信せず、対象が前回と異なるゲートウェイ300だった場合に、IPアドレスの取得要求を送信するようにしてもよい。取得要求送信部182は、例えば、第1のゲートウェイ300との間でフィーダリンク30が確立されたことに応じてDHCPサーバ400に対してIPアドレスの取得要求を送信した後、第1のゲートウェイ300との間でフィーダリンク30が確立された場合、取得要求を送信せず、第1のゲートウェイ300とは異なる第2のゲートウェイ300との間でフィーダリンク30が確立された場合、DHCPサーバ400に対して取得要求を送信する。これにより、同じゲートウェイ300との間でフィーダリンク30を再確立した場合であって、IPアドレスを変更する必要がない場合に、不必要にIPアドレスの取得要求をDHCPサーバ400に対して送信してしまうことを防止できる。
取得要求送信部182は、フィーダリンク確立部172によってゲートウェイ300との間でフィーダリンク30が確立された場合において、当該ゲートウェイ300のゲートウェイ識別情報と、格納部162に格納されている、前回フィーダリンク30を確立したゲートウェイ300のゲートウェイ識別情報とが一致した場合、IPアドレスの取得要求を送信せず、一致しなかった場合、DHCPサーバ400に対してIPアドレスの取得要求を送信してよい。
情報取得部184は、取得要求送信部182が送信したIPアドレスの取得要求に応じてDHCPサーバ400によって送信されたIPアドレスを取得する。情報取得部184は、取得したIPアドレスをIPアドレス設定部186に送信する。IPアドレス設定部186は、情報取得部184から受信したIPアドレスを無線基地局部180に設定する。無線基地局部180は、IPアドレスの設定が完了した後、アンテナ112を用いて無線通信エリア120内のユーザ端末200との間でサービスリンク20を確立し、ユーザ端末200に対して無線通信サービスを提供してよい。
情報管理部188は、無線通信システム150に関する情報を管理する。情報管理部188は、EMS500との間でOMチャンネルを確立して、EMS500との間で各種情報のやりとりを実行してよい。情報管理部188は、例えば、IPアドレス設定部186によって無線基地局部180にIPアドレスが設定されたことに応じて、OMチャンネル確立要求をEMS500に送信し、EMS500から肯定応答を受信することよって、EMS500との間でOMチャンネルを確立する。
情報管理部188は、EMS500との間でOMチャンネルを確立して、無線通信システム150に関する情報を更新してよい。無線通信システム150に関する情報が更新される必要があるか否かは、EMS500が管理している情報と、情報管理部188が管理している情報とを比較することによって判断される。当該比較は、情報管理部188によって行われてもよく、また、EMS500によって行われてもよい。
比較の結果、情報管理部188が管理している情報が、EMS500によって管理されている最新の情報と一致する場合、更新の必要はないと判断され、一致しない場合、更新の必要があると判断される。更新の必要があると判断された場合、情報管理部188は、例えば、ファイル転送プロトコル(File Transfer Protocol;FTP)を用いてEMS500から最新の情報を取得する。
飛行体通信部190は、他の飛行体100に搭載されている他の無線通信システム150との間で無線通信を実行する。飛行体通信部190は、例えば、他の無線通信システム150との間で直接無線通信を実行するためのアンテナを介して、他の無線通信システム150との間で無線通信を実行する。当該アンテナは、ジンバルによって方向を変更可能であってよく、適宜方向が調整されることによって、飛行体通信部190と、他の無線通信システム150との無線通信が実行され得る。
フィーダリンク確立部172は、例えば、アンテナ114を用いてゲートウェイ300とフィーダリンクを確立した後、例えば、ビーム115の範囲内に他のゲートウェイ300が存在しない等の理由によって、アンテナ114によってゲートウェイ300以外のゲートウェイとのフィーダリンクを確立できない場合に、フィーダリンクの対象を、ゲートウェイ300から、他の無線通信システム150がフィーダリンクを確立している地上のゲートウェイに切り替える。この場合、飛行体100は、他の無線通信システム150を介してネットワーク50との通信を行い得る。取得要求送信部182は、フィーダリンクの対象が、他の無線通信システム150がフィーダリンクを確立している地上のゲートウェイに切り替わったことに応じて、DHCPサーバ400に対してIPアドレスの取得要求を送信してよい。
図3は、システム10による処理の流れの一例を概略的に示す。ここでは、上空の飛行体100のフィーダリンク確立部172が地上のゲートウェイ300との間でフィーダリンク30を確立した状態を開始状態として説明する。
ステップ(ステップをSと省略して記載する場合がある。)102では、管理部160が、フィーダリンク30を確立したゲートウェイ300のゲートウェイ識別情報と、格納部162に格納されている、前回フィーダリンク30を確立したゲートウェイ300のゲートウェイ識別情報とを比較する。ここでは、一致しなかったものとして説明を続ける。なお、一致した場合は、IPアドレスを変更する必要がないので、IPアドレスの取得は行わなくてよい。
S104では、管理部160が、起動指示及びIPアドレスの取得指示を無線基地局部180に送信する。無線基地局部180は、起動指示に従って起動する。S106では、無線基地局部180が、S104において受信した取得指示に従って、DHCPサーバ400に対してIPアドレスの取得要求を送信する。
S108では、DHCPサーバ400が、S106において受信したIPアドレスの取得要求に応じて、飛行体100の無線基地局部180にIPアドレスを動的に割り当て、当該IPアドレスを無線基地局部180に送信する。情報取得部184は、受信したIPアドレスをIPアドレス設定部186に送信するとともに、格納部162に格納する。IPアドレス設定部186は、受信したIPアドレスを無線基地局部180に設定する。
S110では、情報管理部188が、EMS500にOMチャンネル確立要求を送信する。S112では、EMS500が、S110において受信したOMチャンネル確立要求に基づいて、無線通信システム150との間にOMチャンネルを確立可能か否かを判定する。OMチャンネルを確立可能である場合、EMS500は、肯定応答を無線基地局部180に送信する。これにより、無線通信システム150とEMS500との間でOMチャンネルが確立する。S114では、情報管理部188が、EMS500との間で、管理している情報の比較を行い、必要に応じて情報の更新を行う。
図4は、飛行体100によるフィーダリンクの切り替え処理を説明するための説明図である。ここでは、ゲートウェイ310との間でフィーダリンク31を確立している飛行体100が移動して、ゲートウェイ320との間でフィーダリンク32を確立する場合の処理について説明する。
図4に示す例において、飛行体100が移動することによって、ビーム115の範囲内からゲートウェイ310が外れて、フィーダリンク31が切断される。フィーダリンク確立部172は、フィーダリンク31が切断された後、ビーム115の範囲内に位置するゲートウェイ320との間でフィーダリンク32を確立する。
取得要求送信部182は、フィーダリンク32が確立されたことに応じて、フィーダリンク32の対象であるゲートウェイ320のゲートウェイ識別情報と、フィーダリンク31を確立していた対象であるゲートウェイ310のゲートウェイ識別情報を比較する。本例において、ゲートウェイ識別情報が一致しないので、取得要求送信部182は、IPアドレスの取得要求をDHCPサーバ400に対して送信する。取得要求に応じてDHCPサーバ400が送信したIPアドレスを情報取得部184が取得し、IPアドレス設定部186によって、IPアドレスの設定が行われる。
図5は、飛行体100によるフィーダリンクの切り替え処理を説明するための説明図である。ここでは、飛行体100が、プライマリセルとして設定されているゲートウェイ330との間でフィーダリンク33を確立している状況において、飛行体100とゲートウェイ330との間に雨雲70が発生したことに応じて、フィーダリンクを確立する対象をゲートウェイ330から、セカンダリセルとして設定されているゲートウェイ340に切り替える場合の処理について説明する。
フィーダリンクの生成には、グローバルで使用することが可能な周波数として、例えば、45GHz帯等のミリ波が使用され得るが、ミリ波は、雨や雨雲の影響を受けやすく、降雨減衰が大きい性質がある。そのため、雨雲70の発生により、受信強度監視部176によって監視されているゲートウェイ330からの電波受信強度が低下する。フィーダリンク確立部172は、電波受信強度が予め定められた閾値より低い期間が予め設定された切替判断タイムウィンドウよりも長くなったことに応じて、フィーダリンク33の切り替えを要すると判断する。そして、フィーダリンク確立部172は、フィーダリンク33を切断し、ゲートウェイ340との間にフィーダリンク34を確立する。
図6は、飛行体100によるフィーダリンクの切り替え処理を説明するための説明図である。ここでは、飛行体100が、ゲートウェイ350との間でフィーダリンク35を確立している状況において、飛行体100とゲートウェイ330との間に雨雲70が発生したことに応じて、フィーダリンクを確立する対象をゲートウェイ350から、ビーム115の範囲内に位置していないゲートウェイ360に切り替える場合の処理について説明する。
雨雲70の発生により、受信強度監視部176によって監視されているゲートウェイ350からの電波受信強度が低下する。フィーダリンク確立部172は、電波受信強度が予め定められた閾値より低い期間が予め設定された切替判断タイムウィンドウよりも長くなったことに応じて、フィーダリンク35の切り替えを要すると判断する。
図6に示す例においては、ビーム115の範囲内に、ゲートウェイ350以外のゲートウェイが存在しない。そこで、フィーダリンク確立部172は、格納部162に格納されているゲートウェイ位置情報を参照して、ゲートウェイ360の位置を特定する。そして、フィーダリンク確立部172は、ビーム115の範囲内にゲートウェイ360が含まれるように、ジンバル制御部174にアンテナ114の方向を変更させて、ゲートウェイ360との間でフィーダリンク36を確立する。
図7は、無線通信システム150による処理の流れの一例を概略的に示す。ここでは、上空の飛行体100が、ビーム115を用いて地上の第1のゲートウェイ300との間でフィーダリンク30を確立している状態を開始状態として説明する。
S202では、フィーダリンク確立部172が、受信強度監視部176によって監視されているゲートウェイ300からの電波受信強度が予め定められた閾値より低いか否かを判定する。低いと判定した場合、S204に進む。
S204では、フィーダリンク確立部172が、ビーム115の範囲内に、フィーダリンクを確立可能な他のゲートウェイ300が存在するか否かを判定する。フィーダリンク確立部172は、例えば、ビーム115の範囲内に他のゲートウェイ300が存在し、党が他のゲートウェイ300からの電波受信強度が予め定められた閾値より高い場合に、存在すると判定する。
フィーダリンク確立部172は、例えば、ビーム115の範囲内に他のゲートウェイ300が存在しない場合、フィーダリンクを確立可能な他のゲートウェイ300が存在しないと判定する。また、フィーダリンク確立部172は、例えば、ビーム115の範囲内に他のゲートウェイ300が存在するが、当該他のゲートウェイ300からの電波受信強度が予め定められた閾値より低い場合に、フィーダリンクを確立可能な他のゲートウェイ300が存在しないと判定する。存在すると判定した場合、S206に進み、存在しないと判定した場合、S208に進む。
S206では、フィーダリンク確立部172が、フィーダリンクを確立する対象を、他のゲートウェイ300に切り替える。S208では、フィーダリンク確立部172が、飛行体通信部190による他の飛行体100の他の無線通信システム150との無線通信を介して、フィーダリンクを確立する対象を、当該他の無線通信システム150がフィーダリンクを確立している他のゲートウェイ300に切り替える。これにより、例えば、飛行の途中で、ゲートウェイの設置が難しい海や砂漠等の上空に入った場合においても、他の飛行体100を介してネットワーク50と通信することによって、ユーザ端末200への無線通信サービスを継続することができる。
図8は、無線通信システム150として機能するコンピュータ1200のハードウェア構成の一例を概略的に示す。コンピュータ1200にインストールされたプログラムは、コンピュータ1200を、本実施形態に係る装置の1又は複数の「部」として機能させ、又はコンピュータ1200に、本実施形態に係る装置に関連付けられるオペレーション又は当該1又は複数の「部」を実行させることができ、及び/又はコンピュータ1200に、本実施形態に係るプロセス又は当該プロセスの段階を実行させることができる。そのようなプログラムは、コンピュータ1200に、本明細書に記載のフローチャート及びブロック図のブロックのうちのいくつか又はすべてに関連付けられた特定のオペレーションを実行させるべく、CPU1212によって実行されてよい。
本実施形態によるコンピュータ1200は、CPU1212、RAM1214、及びグラフィックコントローラ1216を含み、それらはホストコントローラ1210によって相互に接続されている。コンピュータ1200はまた、通信インタフェース1222、記憶装置1224、及びICカードドライブのような入出力ユニットを含み、それらは入出力コントローラ1220を介してホストコントローラ1210に接続されている。記憶装置1224は、ハードディスクドライブ及びソリッドステートドライブ等であってよい。コンピュータ1200はまた、ROM1230及びキーボードのようなレガシの入出力ユニットを含み、それらは入出力チップ1240を介して入出力コントローラ1220に接続されている。
CPU1212は、ROM1230及びRAM1214内に格納されたプログラムに従い動作し、それにより各ユニットを制御する。グラフィックコントローラ1216は、RAM1214内に提供されるフレームバッファ等又はそれ自体の中に、CPU1212によって生成されるイメージデータを取得し、イメージデータがディスプレイデバイス1218上に表示されるようにする。
通信インタフェース1222は、ネットワークを介して他の電子デバイスと通信する。記憶装置1224は、コンピュータ1200内のCPU1212によって使用されるプログラム及びデータを格納する。ICカードドライブは、プログラム及びデータをICカードから読み取り、及び/又はプログラム及びデータをICカードに書き込む。
ROM1230はその中に、アクティブ化時にコンピュータ1200によって実行されるブートプログラム等、及び/又はコンピュータ1200のハードウェアに依存するプログラムを格納する。入出力チップ1240はまた、様々な入出力ユニットをUSBポート、パラレルポート、シリアルポート、キーボードポート、マウスポート等を介して、入出力コントローラ1220に接続してよい。
プログラムは、ICカードのようなコンピュータ可読記憶媒体によって提供される。プログラムは、コンピュータ可読記憶媒体から読み取られ、コンピュータ可読記憶媒体の例でもある記憶装置1224、RAM1214、又はROM1230にインストールされ、CPU1212によって実行される。これらのプログラム内に記述される情報処理は、コンピュータ1200に読み取られ、プログラムと、上記様々なタイプのハードウェアリソースとの間の連携をもたらす。装置又は方法が、コンピュータ1200の使用に従い情報のオペレーション又は処理を実現することによって構成されてよい。
例えば、通信がコンピュータ1200及び外部デバイス間で実行される場合、CPU1212は、RAM1214にロードされた通信プログラムを実行し、通信プログラムに記述された処理に基づいて、通信インタフェース1222に対し、通信処理を命令してよい。通信インタフェース1222は、CPU1212の制御の下、RAM1214、記憶装置1224、又はICカードのような記録媒体内に提供される送信バッファ領域に格納された送信データを読み取り、読み取られた送信データをネットワークに送信し、又はネットワークから受信した受信データを記録媒体上に提供される受信バッファ領域等に書き込む。
また、CPU1212は、記憶装置1224、ICカード等のような外部記録媒体に格納されたファイル又はデータベースの全部又は必要な部分がRAM1214に読み取られるようにし、RAM1214上のデータに対し様々なタイプの処理を実行してよい。CPU1212は次に、処理されたデータを外部記録媒体にライトバックしてよい。
様々なタイプのプログラム、データ、テーブル、及びデータベースのような様々なタイプの情報が記録媒体に格納され、情報処理を受けてよい。CPU1212は、RAM1214から読み取られたデータに対し、本開示の随所に記載され、プログラムの命令シーケンスによって指定される様々なタイプのオペレーション、情報処理、条件判断、条件分岐、無条件分岐、情報の検索/置換等を含む、様々なタイプの処理を実行してよく、結果をRAM1214に対しライトバックする。また、CPU1212は、記録媒体内のファイル、データベース等における情報を検索してよい。例えば、各々が第2の属性の属性値に関連付けられた第1の属性の属性値を有する複数のエントリが記録媒体内に格納される場合、CPU1212は、当該複数のエントリの中から、第1の属性の属性値が指定されている条件に一致するエントリを検索し、当該エントリ内に格納された第2の属性の属性値を読み取り、それにより予め定められた条件を満たす第1の属性に関連付けられた第2の属性の属性値を取得してよい。
上で説明したプログラム又はソフトウエアモジュールは、コンピュータ1200上又はコンピュータ1200近傍のコンピュータ可読記憶媒体に格納されてよい。また、専用通信ネットワーク又はインターネットに接続されたサーバシステム内に提供されるハードディスク又はRAMのような記録媒体が、コンピュータ可読記憶媒体として使用可能であり、それによりプログラムを、ネットワークを介してコンピュータ1200に提供する。
本実施形態におけるフローチャート及びブロック図におけるブロックは、オペレーションが実行されるプロセスの段階又はオペレーションを実行する役割を持つ装置の「部」を表わしてよい。特定の段階及び「部」が、専用回路、コンピュータ可読記憶媒体上に格納されるコンピュータ可読命令と共に供給されるプログラマブル回路、及び/又はコンピュータ可読記憶媒体上に格納されるコンピュータ可読命令と共に供給されるプロセッサによって実装されてよい。専用回路は、デジタル及び/又はアナログハードウェア回路を含んでよく、集積回路(IC)及び/又はディスクリート回路を含んでよい。プログラマブル回路は、例えば、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、及びプログラマブルロジックアレイ(PLA)等のような、論理積、論理和、排他的論理和、否定論理積、否定論理和、及び他の論理演算、フリップフロップ、レジスタ、並びにメモリエレメントを含む、再構成可能なハードウェア回路を含んでよい。
コンピュータ可読記憶媒体は、適切なデバイスによって実行される命令を格納可能な任意の有形なデバイスを含んでよく、その結果、そこに格納される命令を有するコンピュータ可読記憶媒体は、フローチャート又はブロック図で指定されたオペレーションを実行するための手段を作成すべく実行され得る命令を含む、製品を備えることになる。コンピュータ可読記憶媒体の例としては、電子記憶媒体、磁気記憶媒体、光記憶媒体、電磁記憶媒体、半導体記憶媒体等が含まれてよい。コンピュータ可読記憶媒体のより具体的な例としては、フロッピー(登録商標)ディスク、ディスケット、ハードディスク、ランダムアクセスメモリ(RAM)、リードオンリメモリ(ROM)、消去可能プログラマブルリードオンリメモリ(EPROM又はフラッシュメモリ)、電気的消去可能プログラマブルリードオンリメモリ(EEPROM)、静的ランダムアクセスメモリ(SRAM)、コンパクトディスクリードオンリメモリ(CD−ROM)、デジタル多用途ディスク(DVD)、ブルーレイ(登録商標)ディスク、メモリスティック、集積回路カード等が含まれてよい。
コンピュータ可読命令は、アセンブラ命令、命令セットアーキテクチャ(ISA)命令、マシン命令、マシン依存命令、マイクロコード、ファームウェア命令、状態設定データ、又はSmalltalk、JAVA(登録商標)、C++等のようなオブジェクト指向プログラミング言語、及び「C」プログラミング言語又は同様のプログラミング言語のような従来の手続型プログラミング言語を含む、1又は複数のプログラミング言語の任意の組み合わせで記述されたソースコード又はオブジェクトコードのいずれかを含んでよい。
コンピュータ可読命令は、汎用コンピュータ、特殊目的のコンピュータ、若しくは他のプログラム可能なデータ処理装置のプロセッサ、又はプログラマブル回路が、フローチャート又はブロック図で指定されたオペレーションを実行するための手段を生成するために当該コンピュータ可読命令を実行すべく、ローカルに又はローカルエリアネットワーク(LAN)、インターネット等のようなワイドエリアネットワーク(WAN)を介して、汎用コンピュータ、特殊目的のコンピュータ、若しくは他のプログラム可能なデータ処理装置のプロセッサ、又はプログラマブル回路に提供されてよい。プロセッサの例としては、コンピュータプロセッサ、処理ユニット、マイクロプロセッサ、デジタル信号プロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ等を含む。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更又は改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。その様な変更又は改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
特許請求の範囲、明細書、及び図面中において示した装置、システム、プログラム、及び方法における動作、手順、ステップ、及び段階などの各処理の実行順序は、特段「より前に」、「先立って」などと明示しておらず、また、前の処理の出力を後の処理で用いるのでない限り、任意の順序で実現しうることに留意すべきである。特許請求の範囲、明細書、及び図面中の動作フローに関して、便宜上「まず、」、「次に、」などを用いて説明したとしても、この順で実施することが必須であることを意味するものではない。
10 システム、20 サービスリンク、30、31、32、33、34、35、36 フィーダリンク、50 ネットワーク、70 雨雲、100 飛行体、101 主翼部、102 本体部、104 プロペラ、106 スキッド、108 車輪、110 太陽電池パネル、112 アンテナ、113 ビーム、114 アンテナ、115 ビーム、120 無線通信エリア、150 無線通信システム、160 管理部、162 格納部、170 フィーダリンク部、172 フィーダリンク確立部、174 ジンバル制御部、176 受信強度監視部、178 ハートビート実行部、180 無線基地局部、182 取得要求送信部、184 情報取得部、186 IPアドレス設定部、188 情報管理部、190 飛行体通信部、200 ユーザ端末、300、310、320、330、340、350、360 ゲートウェイ、400 DHCPサーバ、1200 コンピュータ、1210 ホストコントローラ、1212 CPU、1214 RAM、1216 グラフィックコントローラ、1218 ディスプレイデバイス、1220 入出力コントローラ、1222 通信インタフェース、1224 記憶装置、1230 ROM、1240 入出力チップ

Claims (12)

  1. 飛行体に搭載されて、地上に向けてビームを照射することによって無線通信エリアを形成して前記無線通信エリア内のユーザ端末に無線通信サービスを提供する無線通信システムであって、
    地上のゲートウェイとの間でフィーダリンクを確立するフィーダリンク確立部と、
    前記フィーダリンクが確立されたことに応じて、地上のDHCPサーバに対してIPアドレスの取得要求を送信する取得要求送信部と、
    前記取得要求に応じて前記DHCPサーバが送信したIPアドレスを取得して前記無線通信システムに設定するIPアドレス設定部と
    を備える、無線通信システム。
  2. 地上に向けてビームを照射することによって地上に前記無線通信エリアを形成する無線基地局部であって、前記取得要求送信部及び前記IPアドレス設定部を有する無線基地局部と、
    前記フィーダリンク確立部及び前記無線基地局部を管理する管理部と
    を備え、
    前記管理部は、前記フィーダリンク確立部によって前記フィーダリンクが確立されたことに応じて、前記無線基地局部に起動指示及びIPアドレスの取得指示を送信し、
    前記取得要求送信部は、前記無線基地局部が前記取得指示を受信したことに応じて、前記DHCPサーバに対して前記取得要求を送信し、
    前記IPアドレス設定部は、前記取得要求に応じて前記DHCPサーバが送信したIPアドレスを取得して前記無線基地局部に設定する、請求項1に記載の無線通信システム。
  3. 前記取得要求送信部は、前記フィーダリンク確立部によって地上の第1のゲートウェイとの間でフィーダリンクが確立されたことに応じて前記DHCPサーバに対して前記取得要求を送信した後、前記フィーダリンク確立部によって前記第1のゲートウェイとの間でフィーダリンクが確立された場合、前記取得要求を送信せず、前記第1のゲートウェイとは異なる地上の第2のゲートウェイとの間でフィーダリンクが確立された場合、前記DHCPサーバに対して前記取得要求を送信する、請求項1又は2に記載の無線通信システム。
  4. 前記フィーダリンク確立部が前記フィーダリンクを確立した前記ゲートウェイを識別する識別情報を格納する識別情報格納部
    を備え、
    前記取得要求送信部は、前記フィーダリンク確立部によって地上のゲートウェイとの間でフィーダリンクが確立された場合において、当該ゲートウェイの識別情報と前記識別情報格納部に格納されている識別情報とが一致した場合、前記取得要求を送信せず、一致しなかった場合、前記DHCPサーバに対して前記取得要求を送信する、請求項1から3のいずれか一項に記載の無線通信システム。
  5. 前記フィーダリンク確立部によって前記フィーダリンクが確立された地上の第1のゲートウェイからの電波受信強度を監視する受信強度監視部
    を備え、
    前記フィーダリンク確立部は、前記電波受信強度が予め定められた閾値より低い場合に、前記第1のゲートウェイとは異なる地上の第2のゲートウェイとの間でフィーダリンクを確立し、
    前記取得要求送信部は、前記第2のゲートウェイとの間の前記フィーダリンクが確立されたことに応じて、前記DHCPサーバに対してIPアドレスの取得要求を送信する、請求項1から4のいずれか一項に記載の無線通信システム。
  6. 前記第1のゲートウェイはプライマリセルとして設定され、前記第2のゲートウェイはセカンダリセルとして設定されており、
    前記フィーダリンク確立部は、前記電波受信強度が前記予め定められた閾値より低い場合に、前記フィーダリンクを確立する対象を、前記第1のゲートウェイから前記第2のゲートウェイに切り替える、請求項5に記載の無線通信システム。
  7. 前記フィーダリンク確立部が前記フィーダリンクを確立するために用いるアンテナの方向を変更可能なジンバルを制御するジンバル制御部
    を備え、
    前記フィーダリンク確立部は、前記電波受信強度が予め定められた閾値より低い場合に、前記アンテナの方向を前記第2のゲートウェイの方向に向けさせるよう前記ジンバル制御部に制御させる、請求項5に記載の無線通信システム。
  8. 前記第1のゲートウェイとの間に確立された前記フィーダリンクの生存確認を行うべく、前記フィーダリンクを介した信号の送受信を実行するハートビート実行部
    を備え、
    前記フィーダリンク確立部は、前記ハートビート実行部による信号の送受信の失敗が予め定められた回数発生した場合であり、かつ、前記電波受信強度が前記予め定められた閾値より低い場合に、前記第1のゲートウェイとは異なる地上の第2のゲートウェイとの間でフィーダリンクを確立する、請求項5から7のいずれか一項に記載の無線通信システム。
  9. 他の飛行体に搭載されている他の無線通信システムとの間で無線通信を実行する飛行体通信部
    を備え、
    前記フィーダリンク確立部は、アンテナを用いて地上の第1のゲートウェイとフィーダリンクを確立した後、前記アンテナによって前記第1のゲートウェイ以外のゲートウェイとのフィーダリンクを確立できない場合に、前記フィーダリンクの対象を、前記第1のゲートウェイから、前記他の無線通信システムがフィーダリンクを確立している地上の第3のゲートウェイに切り替え、
    前記取得要求送信部は、前記フィーダリンクの対象が前記第3のゲートウェイに切り替わったことに応じて、前記DHCPサーバに対してIPアドレスの取得要求を送信する、請求項1から8のいずれか一項に記載の無線通信システム。
  10. コンピュータを、請求項1から9のいずれか一項に記載の無線通信システムとして機能させるためのプログラム。
  11. 請求項1から9のいずれか一項に記載の無線通信システムと、
    前記飛行体と
    を備えるシステム。
  12. 飛行体に搭載されて、地上に向けてビームを照射することによって無線通信エリアを形成して前記無線通信エリア内のユーザ端末に無線通信サービスを提供するコンピュータによって実行される通信方法であって、
    地上のゲートウェイとの間でフィーダリンクを確立するフィーダリンク確立段階と、
    前記フィーダリンクが確立されたことに応じて、地上のDHCPサーバに対してIPアドレスの取得要求を送信する取得要求送信段階と、
    前記取得要求に応じて前記DHCPサーバが送信したIPアドレスを取得して前記コンピュータに設定するIPアドレス設定段階と
    を備える、通信方法。
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