JP7296236B2 - Haps通信システムにおけるマルチフィーダリンク構成及びその制御 - Google Patents

Haps通信システムにおけるマルチフィーダリンク構成及びその制御 Download PDF

Info

Publication number
JP7296236B2
JP7296236B2 JP2019066779A JP2019066779A JP7296236B2 JP 7296236 B2 JP7296236 B2 JP 7296236B2 JP 2019066779 A JP2019066779 A JP 2019066779A JP 2019066779 A JP2019066779 A JP 2019066779A JP 7296236 B2 JP7296236 B2 JP 7296236B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cell
communication
station
relay device
gateway station
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2019066779A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2020167539A (ja
Inventor
光邦 小西
厚史 長手
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
HAPSMobile Inc
Original Assignee
HAPSMobile Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by HAPSMobile Inc filed Critical HAPSMobile Inc
Priority to JP2019066779A priority Critical patent/JP7296236B2/ja
Priority to US17/442,172 priority patent/US20220173794A1/en
Priority to EP20785067.8A priority patent/EP3952387A4/en
Priority to PCT/JP2020/005340 priority patent/WO2020202817A1/ja
Publication of JP2020167539A publication Critical patent/JP2020167539A/ja
Priority to JP2023069017A priority patent/JP2023083465A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7296236B2 publication Critical patent/JP7296236B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B7/00Radio transmission systems, i.e. using radiation field
    • H04B7/14Relay systems
    • H04B7/15Active relay systems
    • H04B7/185Space-based or airborne stations; Stations for satellite systems
    • H04B7/18502Airborne stations
    • H04B7/18504Aircraft used as relay or high altitude atmospheric platform
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B7/00Radio transmission systems, i.e. using radiation field
    • H04B7/14Relay systems
    • H04B7/15Active relay systems
    • H04B7/185Space-based or airborne stations; Stations for satellite systems
    • H04B7/1851Systems using a satellite or space-based relay
    • H04B7/18513Transmission in a satellite or space-based system
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B7/00Radio transmission systems, i.e. using radiation field
    • H04B7/14Relay systems
    • H04B7/15Active relay systems
    • H04B7/204Multiple access
    • H04B7/2041Spot beam multiple access
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W16/00Network planning, e.g. coverage or traffic planning tools; Network deployment, e.g. resource partitioning or cells structures
    • H04W16/24Cell structures
    • H04W16/30Special cell shapes, e.g. doughnuts or ring cells
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W24/00Supervisory, monitoring or testing arrangements
    • H04W24/02Arrangements for optimising operational condition
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W24/00Supervisory, monitoring or testing arrangements
    • H04W24/08Testing, supervising or monitoring using real traffic
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W84/00Network topologies
    • H04W84/02Hierarchically pre-organised networks, e.g. paging networks, cellular networks, WLAN [Wireless Local Area Network] or WLL [Wireless Local Loop]
    • H04W84/04Large scale networks; Deep hierarchical networks
    • H04W84/06Airborne or Satellite Networks

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Astronomy & Astrophysics (AREA)
  • Aviation & Aerospace Engineering (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
  • Radio Relay Systems (AREA)

Description

本発明は、3次元化ネットワークの構築に適したHAPS等の空中浮揚型の無線中継装置のマルチフィーダリンク構成及びその制御に関するものである。
従来、空中に浮揚して滞在可能な高高度プラットフォーム局(HAPS)(「高高度疑似衛星」ともいう。)等の通信中継装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。この空中浮揚型の通信中継装置における通信回線は、その通信中継装置と移動通信網側のゲートウェイ(GW)局との間のフィーダリンクと、通信中継装置と端末装置との間のサービスリンクとで構成される。
米国特許出願公開第2016/0046387号明細書
上記空中浮揚型の通信中継装置と地上のGW局との間のフィーダリンクの無線伝搬路における局所的な降雨や降雪、通信中継装置の飛行移動や回転、GW局の保守等があると、前記フィーダリンクの無線通信品質が低下し、そのフィーダリンクに対応するセルと通信中継装置との間のサービスリンクの通信品質が低下するおそれがある。
本発明の一態様に係る通信中継装置は、端末装置とゲートウェイ局との無線通信を中継する中継通信局を含む空中滞在型の通信中継装置である。前記通信中継装置は、互いに隣接する第1セル及び第2セルそれぞれに対応する第1ゲートウェイ局及び第2ゲートウェイ局それぞれとの間でフィーダリンクの無線通信を行うフィーダリンク通信部と、前記第1セル及び前記第2セルそれぞれのサービスリンクにおいて端末装置と無線通信するサービスリンク通信部と、前記第1セルに対応する前記第1ゲートウェイ局との間のフィーダリンクの無線通信品質が低下したとき又は前記無線通信品質の低下が予想されるとき、前記第2セルの形状を前記第1セルの一部又は全体を含むまで変更させるように、前記サービスリンク通信部を制御する制御部と、を備える。
前記通信中継装置において、前記制御部は、前記第1セルに接続していた端末装置の前記形状が変更された第2セルへのハンドオーバが終了した後、前記第1セルへの送信を停止するように制御してもよい。
また、前記通信中継装置において、前記制御部は、前記無線通信品質の低下が解消した後、前記形状が変更された第2セルを元の形状に戻すように前記サービスリンク通信部を制御してもよい。
本発明の他の態様に係る通信中継装置は、端末装置とゲートウェイ局との無線通信を中継する中継通信局を含む空中滞在型の通信中継装置である。前記通信中継装置は、共通エリアに形成される第1セル及び第2セルそれぞれに対応する第1ゲートウェイ局及び第2ゲートウェイ局と無線通信するフィーダリンク通信部と、前記共通エリアの第1セル及び第2セルの少なくとも一方のサービスリンクにおいて端末装置と無線通信するサービスリンク通信部と、前記第2ゲートウェイ局との通信を停止した状態で前記第1ゲートウェイ局との間のフィーダリンクの無線通信品質が低下したとき又は前記無線通信品質の低下が予想されるとき、前記第2ゲートウェイ局との通信を開始するように、前記フィーダリンク通信部を制御する制御部と、を備える。
前記通信中継装置において、前記制御部は、前記第2ゲートウェイ局とのフィーダリンクの通信を開始し、前記第1セルに接続していた端末装置の前記第2セルへのハンドオーバが終了した後、前記第1ゲートウェイ局とのフィーダリンクの通信を停止するように、前記フィーダリンク通信部を制御してもよい。
前記通信中継装置において、前記第1ゲートウェイ局との間のフィーダリンクの無線通信品質の低下は、そのフィーダリンクの伝搬路における降雨又は降雪による信号減衰の増大、前記第1ゲートウェイ局の保守動作、当該通信中継装置の飛行経路の変化及び当該前記通信中継装置の姿勢変化の少なくとも一つに起因した無線通信品質の低下を含んでもよい。
前記通信中継装置において、前記第1ゲートウェイ局とのフィーダリンクの伝搬路を含むエリアの天気予報の情報、前記第1ゲートウェイ局の保守予定情報、前記第1ゲートウェイ局とのフィーダリンクの受信レベルを含むモニタリング情報、当該通信中継装置の飛行経路情報、当該通信中継装置の位置情報及び当該通信中継装置の姿勢情報の少なくとも一つの情報を取得する情報取得部を更に備え、前記制御部は、前記情報取得部で取得した情報に基づいて、前記第1ゲートウェイ局との間のフィーダリンクの無線通信品質の低下を判断してもよい。
前記通信中継装置において、遠隔制御装置から制御情報を受信する制御情報受信部を更に備え、前記制御部は、前記制御情報受信部で受信した制御情報に基づいて制御してもよい。
本発明の更に他の態様に係る通信制御装置は、前記通信中継装置を遠隔制御する遠隔制御装置である。
また、本発明の更に他の態様に係る通信システムは、通信中継装置と、前記通信中継装置を遠隔制御する遠隔制御装置とを備える通信システムである。
前記遠隔制御装置は、前記第1ゲートウェイ局とのフィーダリンクの伝搬路を含むエリアの天気予報の情報、前記第1ゲートウェイ局の保守予定情報、前記第1ゲートウェイ局とのフィーダリンクの受信レベルをモニタリングモニタ情報、前記通信中継装置の飛行経路情報、前記通信中継装置の位置情報及び前記通信中継装置の姿勢情報の少なくとも一つの情報を取得する情報取得部と、前記情報取得部で取得した情報に基づいて、前記第1ゲートウェイ局との間のフィーダリンクの無線通信品質の低下を判断し、前記フィーダリンク通信部及び前記サービスリンク通信部を制御するための制御情報を生成する制御情報生成部と、前記通信中継装置に前記制御情報を送信する制御情報送信部と、を備える。
ここで、前記通信システムは、前記第1ゲートウェイ局に接続された第1基地局と、前記第2ゲートウェイ局に接続された第2基地局と、を更に備えてもよい。
また、本発明の更に他の態様に係る通信システムは、前記通信中継装置と、前記第1ゲートウェイ局に接続された第1基地局と、前記第2ゲートウェイ局に接続された第2基地局と、を備える。
前記通信システムにおいて、前記第2セルの形状の変更が完了した後、又は、前記通信中継装置と前記第2ゲートウェイ局とのフィーダリンクの通信が開始した後、前記第1基地局及び前記第2基地局は、前記第1セルに接続している複数の端末装置を順番に前記第2セルにハンドオーバさせる処理を実行してもよい。
前記通信システムにおいて、前記第1基地局及び前記第2基地局は、前記ハンドオーバの処理期間に、前記端末装置との間のユーザデータ信号の通信を停止してもよい。
本発明の更に他の態様に係る通信方法は、空中滞在型の通信中継装置に組み込まれ端末装置とゲートウェイ局との無線通信を中継する中継通信局における通信方法である。前記通信方法は、互いに隣接する第1セル及び第2セルそれぞれに対応する第1ゲートウェイ局及び第2ゲートウェイ局それぞれとの間でフィーダリンクの無線通信を行うことと、前記第1セル及び前記第2セルそれぞれのサービスリンクにおいて端末装置と無線通信することと、前記第1セルに対応する前記第1ゲートウェイ局との間のフィーダリンクの無線通信品質が低下したとき又は前記無線通信品質の低下が予想されるとき、前記第2セルの形状を前記第1セルの一部又は全体を含むまで変更させることと、を含む。
本発明の更に他の態様に係る通信方法は、空中滞在型の通信中継装置に組み込まれ端末装置とゲートウェイ局との無線通信を中継する中継通信局における通信方法である。前記通信方法は、共通エリアに形成される第1セル及び第2セルそれぞれに対応する第1ゲートウェイ局及び第2ゲートウェイ局と無線通信することと、前記共通エリアの第1セル及び第2セルの少なくとも一方のサービスリンクにおいて端末装置と無線通信することと、前記第2ゲートウェイ局との通信を停止した状態で、前記第1ゲートウェイ局との間のフィーダリンクの無線通信品質が低下したとき又は前記無線通信品質の低下が予想されるとき、前記第2ゲートウェイ局との通信を開始することと、を含む。
本発明の更に他の態様に係るプログラムは、空中滞在型の通信中継装置に組み込まれ端末装置とゲートウェイ局との無線通信を中継する中継通信局に設けられたコンピュータ又はプロセッサで実行されるプログラムである。前記プログラムは、互いに隣接する第1セル及び第2セルそれぞれに対応する第1ゲートウェイ局及び第2ゲートウェイ局それぞれとの間でフィーダリンクの無線通信を行うためのプログラムコードと、前記第1セル及び前記第2セルそれぞれのサービスリンクにおいて端末装置と無線通信するためのプログラムコードと、前記第1セルに対応する前記第1ゲートウェイ局との間のフィーダリンクの無線通信品質が低下したとき又は前記無線通信品質の低下が予想されるとき、前記第2セルの形状を前記第1セルの一部又は全体を含むまで変更させるためのプログラムコードと、を含む。
本発明の更に他の態様に係るプログラムは、空中滞在型の通信中継装置に組み込まれ端末装置とゲートウェイ局との無線通信を中継する中継通信局に設けられたコンピュータ又はプロセッサで実行されるプログラムである。前記プログラムは、共通エリアに形成される第1セル及び第2セルそれぞれに対応する第1ゲートウェイ局及び第2ゲートウェイ局と無線通信するためのプログラムコードと、前記共通エリアの第1セル及び第2セルの少なくとも一方のサービスリンクにおいて端末装置と無線通信するためのプログラムコードと、前記第2ゲートウェイ局との通信を停止した状態で、前記第1ゲートウェイ局との間のフィーダリンクの無線通信品質が低下したとき又は前記無線通信品質の低下が予想されるとき、前記第2ゲートウェイ局との通信を開始するためのプログラムコードと、を含む。
本発明によれば、空中浮揚型の通信中継装置とゲートウェイ局との間のフィーダリンクの伝搬路における信号減衰が増大に起因したサービスリンクの通信品質の低下を抑制することができる。
本発明の一実施形態に係る通信システムにおけるHAPSのマルチフィーダリンク構成の一例を示す説明図。 実施形態に係る通信システムにおけるHAPSのセル構成の他の例を示す説明図。 図2のセル構成におけるフィーダリンク及びサービスリンクの周波数配置の説明図。 HAPSのマルチフィーダリンク構成のフィーダリンクにおける局所降雨の影響の一例を示す説明図。 実施形態に係るHAPSの中継通信局の主要構成の一例を示すブロック図。 実施形態に係るHAPSにおけるサービスリンクのセル形状制御の一例を示すフローチャート。 図6の制御例における事前情報取得の一例を示す説明図。 図6の制御例における第2セルのセル形状変更の一例を示す説明図。 図6の制御例における第1セルから第2セルへのハンドオーバ制御の一例を示す説明図。 図6の制御例におけるサービスリンク送信電力の時間変化の一例を示す説明図。 図6の制御例におけるハンドオーバ元のセルのサービスリンク送信停止の一例を示す説明図。 他の実施形態に係るHAPSにおけるGW局の切り替え制御の一例を示すフローチャート。 図12の制御例における事前情報取得の一例を示す説明図。 図12の制御例における通常使用の第1GW局から予備の第2GW局への切り替えの一例を示す説明図。 図12の制御例における第1セルから第2セルへのハンドオーバ制御の一例を示す説明図。 図12の制御例におけるハンドオーバ元のセルのサービスリンク送信停止の一例を示す説明図。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る通信システムにおけるHAPS20のセル構成の一例を示す説明図である。本実施形態に係る通信システムは、多数の端末装置への同時接続や低遅延化などに対応する第5世代移動通信の3次元化ネットワークの実現に適する。
図1に示すように、通信システムは、複数の空中浮揚型の通信中継装置(無線中継装置)としての高高度プラットフォーム局(HAPS)(「高高度疑似衛星」、「成層圏プラットフォーム」ともいう。)20を備えている。HAPS20は、所定高度の空域に位置して、所定高度のセル形成目標空域に3次元セル(3次元エリア)を形成する。HAPS20は、自律制御又は外部から制御により地面又は海面から100[km]以下の高高度の空域(浮揚空域)に浮遊あるいは飛行して位置するように制御される浮揚体としての飛行船に、中継通信局21が搭載されたものである。
HAPS20の位置する空域は、例えば、地上(又は海や湖などの水上)の高度が11[km]以上及び50[km]以下の成層圏の空域である。この空域は、気象条件が比較的安定している高度15[km]以上25[km]以下の空域であってもよく、特に高度がほぼ20[km]の空域であってもよい。
本実施形態の通信システムにおける1又は2以上のHAPSで3次元セルを形成する目標の空域であるセル形成目標空域は、HAPS20が位置する空域と従来のマクロセル基地局等の基地局(例えばLTEのeNodeB)がカバーする地面近傍のセル形成領域との間に位置する、所定高度範囲(例えば、50[m]以上1000[m]以下の高度範囲)の空域である。
なお、本実施形態の3次元セルが形成されるセル形成目標空域は、海、川又は湖の上空であってもよい。また、HAPS20で形成する3次元セルは、地上又は海上に位置する端末装置61との間でも通信できるよう地面又は海面に達するように形成してもよい。
HAPS20の中継通信局21は、サービスリンク用アンテナ(以下「SLアンテナ」という。)215により、移動局である端末装置61と無線通信するための複数のビームを地面に向けて形成する。端末装置61は、遠隔操縦可能な小型のヘリコプター等の航空機であるドローンに組み込まれた通信端末モジュールでもよいし、飛行機の中でユーザが使用するユーザ装置であってもよい。セル形成目標空域においてビームが通過する領域がそれぞれ3次元セルである第1セル200C(1)及び第2セル200C(2)である。図中の端末装置61(1)は第1セル200C(1)に在圏し、端末装置61(2)は第2セル200C(2)に在圏している。セル形成目標空域において3次元な第1セル200C(1)及び第2セル200C(2)それぞれを形成する互いに隣り合う複数のビームは部分的に重なってもよい。
HAPS20の中継通信局21は、例えば、地上(又は海上)側の複数の第1基地局75(1)及び第2基地局75(2)に接続された中継局(リピーター親機)としての複数のゲートウェイ局(「フィーダ局」ともいう。以下「GW局」という。)70(1),70(2)と無線通信するリピーター子機である。中継通信局21は、フィーダリンク用アンテナ(以下「FLアンテナ」という。)211(1),211(2)により無線通信可能な地上又は海上に設置された第1GW局70(1)及び第2GW局70(2)並びに第1基地局75(1)及び第2基地局75(2)を介して、移動通信網のコアネットワーク80に接続されている。GW局70(1),70(2)は地上又は海上の互いに異なる地点に配置されている。また、HAPS20の中継通信局21とGW局70(1),70(2)との間のフィーダリンクの通信は、マイクロ波などの電波による無線通信で行ってもよいし、レーザ光などを用いた光通信で行ってもよい。
複数のGW局70(1),70(2)はそれぞれ、空中で移動するHAPS20を追尾するように自局のアンテナ(以下「GWアンテナ」という。)71(1),71(2)を制御してもよい。GWアンテナ71(1),71(2)それぞれがHAPS20を追尾することにより、パラボラアンテナなどの高い指向性を有するGWアンテナ71(1),71(2)を用いた場合でも、HAPS20の移動によるフィーダリンクの通信品質の低下を抑制できる。
GWアンテナ71(1),71(2)の指向性ビームの制御方式としては、ジンバル方式、電気方式(360度のビームフォーミング制御方式)、電気方式(角度限定のビームフォーミング制御方式+アンテナ切替)など、各種の方式を用いることができる。
第1基地局75(1)及び第2基地局75(2)はそれぞれ、例えばLTEのeNodeBの場合、遠隔無線装置(RRH(Remote Radio Head)。RRU(Remote Radio Unit)ともいう。)76(1),76(2)及びベースバンド処理装置(BBU(Base Band Unit))77(1),77(2)で構成されている。なお、RRH76(1),76(2)とBBU77(1),77(2)とはそれぞれ、光ファイバー回線で接続し、互いに離して配置してもよい。また、複数のBBU77(1),77(2)は集約して一箇所に設けてもよい。
RRH76(1),76(2)はそれぞれ、例えば、直交変復調部と送信部と受信部と電力増幅器(PA(Power Amplifier))とローノイズ受信機(LNA(Low Noise Amplifier))とを備え、GW局70(1),70(2)に接続されている。直交変復調部は、BBUで処理されるOFDM信号を直交変復調し、アナログ信号(RF信号)に変換する。送信部は、直交変復調部で生成されたRF信号の周波数を電波として送出する周波数に変換する。受信部は、受信した電波の高周波信号の周波数を直交変調部で処理する周波数に変換する。電力増幅器(PA)は、送信部で生成したRF信号を電力増幅する。ローノイズ受信機(LNA)は、受信した微弱電波を増幅して受信部に渡す。
BBU77(1),77(2)はそれぞれ、例えば、基地局制御部と伝送路インターフェース部とタイミング制御部とベースバンド部とを備え、所定のインターフェース(例えば、S1インターフェース)を介して移動通信網のコアネットワーク80に接続されている。基地局制御部は、基地局全体の制御および呼制御のプロトコルや制御監視を行う。伝送路インターフェース部は、コアネットワーク等との間のイーサネット(登録商標)などのパケット伝送路が接続され、所定のプロトコルを処理してIPパケットの授受を行う。タイミング制御部は、パケット伝送路を介して受信した信号又は人工衛星からのGNSS(Global Navigation Satellite System)受信信号から抽出した基準クロックに基づいて基地局内部で使用する各種クロックを生成する。ベースバンド部は、伝送路インターフェース部を通して授受するIPパケットと無線信号であるOFDM信号(ベースバンド信号)の変換(変復調)を行う。
HAPS20はそれぞれ、内部に組み込まれたコンピュータ等で構成された制御部が制御プログラムを実行することにより、HAPS自体の浮揚移動(飛行)や中継通信局21での処理を自律制御してもよい。例えば、HAPS20はそれぞれ、HAPS自体の現在位置情報(例えばGPS位置情報)、予め記憶した位置制御情報(例えば、飛行スケジュール情報)、周辺に位置する他のHAPSの位置情報などを取得し、それらの情報に基づいて浮揚移動(飛行)や中継通信局21での処理を自律制御してもよい。
また、複数のHAPS20それぞれの浮揚移動(飛行)や中継通信局21での処理は、移動通信網のコアネットワーク80に接続された通信センター等に設けられた遠隔制御装置としての中央制御サーバ85によって制御できるようにしてもよい。中央制御サーバ85は、例えば、PCなどのコンピュータ装置やサーバ等で構成することができる。この場合、HAPS20は、中央制御サーバ85からの制御情報を受信したり中央制御サーバ85等の所定の送信先に監視情報などの各種情報を送信したりするための後述の制御通信部(例えば、移動通信モジュール)を備える。制御通信部は、中央制御サーバ85と間で通信できるように端末識別情報(例えば、IPアドレス、電話番号など)が割り当てられるようにしてもよい。HAPS20の制御通信部の識別には通信インターフェースのMACアドレスを用いてもよい。
HAPS20と中央制御サーバ85との間の制御情報及び監視情報の送受信は、例えば、移動通信網のコアネットワーク80と基地局75とGW局70とを経由するLTEの通信回線を介して行うことができる。また、制御情報及び監視情報の送受信は、人工衛星を介した移動通信の衛星回線を用いて行ってもよいし、インターネット90と人工衛星とを介した衛星回線を用いて行ってもよい。
HAPS20から送信する監視情報は、HAPS自体又は周辺のHAPSの浮揚移動(飛行)や中継通信局21での処理に関する情報、HAPS20がGW局70との間のフィーダリンクの受信電力を測定した受信レベルを含むモニタリング情報、及び、HAPS20の状態に関する情報や各種センサなどで取得した観測データの情報の少なくとも一つを含んでもよい。また、監視情報は、HAPS20の現在位置及び姿勢情報、飛行経路情報(飛行スケジュール情報、飛行ルート履歴情報)、対気速度、対地速度及び推進方向、HAPS20の周辺の気流の風速及び風向、並びに、HAPS20の周辺の気圧及び気温の少なくとも一つの情報を含んでもよい。制御情報は、HAPS20の目標飛行ルート情報を含んでもよい。
HAPS20及び中央制御サーバ85は、フィーダリンクの無線伝搬路を含むエリアの天気予報の情報、GW局70又は基地局75の保守予定情報、HAPS20で測定されたGW局70とのフィーダリンクの受信レベルモニタ情報、HAPS20の飛行経路情報、HAPS20の現在位置情報及び姿勢情報を取得してもよい。これらの情報は、例えば、各情報を管理しているコアネットワーク(移動通信網)80のサーバ又はインターネット90のサーバから取得してもよい。また、中央制御サーバ85は、GW局70又は基地局75の保守予定情報を、所定のインターフェース(例えば、LTEのS1インターフェース)により移動通信網のコアネットワーク80を介してGW局70又は基地局75から取得してもよいし、GW局70又は基地局75を管理する管理サーバから取得してもよい。
中継通信局21と端末装置61との無線通信の上りリンク及び下りリンクの複信方式は、特定の方式に限定されず、例えば、時分割複信(Time Division Duplex:TDD)方式でもよいし、周波数分割複信(Frequency Division Duplex:FDD)方式でもよい。また、中継通信局21と端末装置61との無線通信のアクセス方式は、特定の方式に限定されず、例えば、FDMA(Frequency Division Multiple Access)方式、TDMA(Time Division Multiple Access)方式、CDMA(Code Division Multiple Access)方式、又は、OFDMA(Orthogonal Frequency Division Multiple Access)であってもよい。また、前記無線通信には、ダイバーシティ・コーディング、送信ビームフォーミング、空間分割多重化(SDM:Spatial Division Multiplexing)等の機能を有し、送受信両方で複数のアンテナを同時に利用することにより、単位周波数当たりの伝送容量を増やすことができるMIMO(多入力多出力:Multi-Input and Multi-Output)技術を用いてもよい。また、前記MIMO技術は、1つの基地局が1つの端末装置と同一時刻・同一周波数で複数の信号を送信するSU-MIMO(Single-User MIMO)技術でもよいし、1つの基地局が複数の異なる端末装置に同一時刻・同一周波数で信号を送信するMU-MIMO(Multi-User MIMO)技術であってもよい。
なお、以下の実施形態では、端末装置61と無線通信する中継通信局21を有する通信中継装置が、無人飛行船タイプのHAPS20の場合について図示して説明するが、通信中継装置はソーラープレーンタイプのHAPSであってもよい。また、以下の実施形態は、HAPS以外の他の空中浮揚型の通信中継装置にも同様に適用できる。
また、HAPS20とGW局70(1),70(2)それぞれを介した基地局75(1),75(2)との間のリンクを「フィーダリンク」FL(1),FL(2)といい、HAPS10と端末装置61(1),61(2)それぞれとの間のリンクを「サービスリンク」SL(1),SL(2)という。特に、HAPS20とGW局70との間の区間を「フィーダリンクの無線区間」という。また、GW局70からHAPS20を経由して端末装置61に向かう通信のダウンリンクを「フォワードリンク」といい、端末装置61からHAPS20を経由してGW局70に向かう通信のアップリンクを「リバースリンク」ともいう。
図1において、HAPS20は、例えば高度が約20kmの成層圏に位置し、HAPS20が複数のセル200C(1),200C(2)を形成し、その複数セル(2セル)構成のセル200C(1),200C(2)のフットプリント200F(1),200F(2)が地上(又は海や湖などの水上)のサービスエリアになるが、これらの構成に限定されるものではない。例えば、HAPS20で形成するセルの数は3以上であってもよい。また、複数のセル200C(1),200C(2)はそれぞれ、更に複数のセクタセルで構成されていてもよい。すなわち、サービスリンクSL(1)が複数のセクタセルを含むセル200C(1)に対応し、サービスリンクSL(2)が他の複数のセクタセルを含むセル200C(2)に対応してもよい。
図2は、実施形態に係る通信システムにおけるHAPS20のセル構成の他の例を示す説明図であり、図3は、図2のセル構成におけるフィーダリンク及びサービスリンクの周波数配置の説明図である。図2の例は6セル構成であり、第1GW局70(1)を介した第1フィーダリンクFL(1)が、3つのセル200C(1)~200C(3)(物理セルID=1~3)のサービスリンクSL(1)~SL(3)に対応している。また、第2GW局70(2)を介した第2フィーダリンクFL(2)が、上記3セルに隣接する別の3つのセル200C(4)~200C(6)(物理セルID=4~6)のサービスリンクSL(4)~SL(6)に対応している。
図3に示すように、各セル200C(1)~200C(6)のサービスリンクSL(1)~SL(6)の周波数帯FSL(1)~FSL(6)は一般に同一周波数バンドで設定される。一方、フィーダリンクFL(1),FL(2)の周波数帯FFL(1)~FFL(6)については、サービスリンクに展開するセルの数に応じて、周波数軸上で直交するように配置される。従って、フィーダリンクの帯域は枯渇しやすい傾向にあり、これによってサービスリンクのセル数は制限をうけるおそれがある。
本実施形態では、図1~図3に例示するように、複数の地点に配置したGW局70(1),70(2)によるフィーダリンクの空間多重を行うことにより、フィーダリンクの帯域幅を一定としたまま通信容量(キャパシティ)を増大可能であり、図2及び図3のようにサービスリンクのセルの数を増すことができる。
上記構成の本実施形態の通信システムにおいて、HAPS20と複数のGW局70との間のフィーダリンクFLの無線伝搬路における局所的な降雨や降雪、HAPS20の飛行移動や回転、GW局70や基地局75の保守等があると、フィーダリンクFLの無線通信品質が低下し、そのフィーダリンクに対応するセルとHAPS20との間のサービスリンクSLの通信品質が低下するおそれがある。
例えば、図4に示すように、HAPS20と第1GW局70(1)との間のフィーダリンクFL(1)の無線伝搬路に局所的な降雨30が発生すると、フィーダリンクFL(1)の無線伝搬路における信号減衰が増大して無線通信品質が低下し、そのフィーダリンクFL(1)に対応するセル200C(1)とHAPS20との間のサービスリンクSL(1)の通信品質が低下するおそれがある。フィーダリンクの無線通信品質の低下は、そのフィーダリンクの無線伝搬路における降雨又は降雪による信号減衰の増大だけでなく、GW局の保守動作、HAPS20の飛行経路の変化、HAPS20の姿勢変化等によっても発生する可能性がある。
そこで、本実施形態において、HAPS20は、第1セル200C(1)に対応する第1GW局70(1)との間のフィーダリンクFL(1)の無線通信品質が低下したとき又はその無線通信品質の低下が予想されるとき、第2セル200C(2)の形状を第1セル200C(1)の一部又は全体を含むまで変更させるように制御している。また、後述の他の実施形態において、HAPS20は、バックアップ用の第2GW局70(2)との通信を停止した状態で通常使用の第1GW局70(1)との間のフィーダリンクFL(1)の無線通信品質が低下したとき又はその無線通信品質の低下が予想されるとき、前記バックアップ用の第2GW局70(2)との通信を開始するように制御している。これらの制御のいずれかにより、第1GW局70(1)との間のフィーダリンクFL(1)の無線通信品質が低下した場合でも、又は、その無線通信品質の低下が予想される場合でも、第1セル200C(1)に在圏して接続していた端末装置61(1)を第2セル200C(2)にハンドオーバさせて端末装置61(1)とHAPS20との間のサービスリンクSL(1)の通信品質を維持することができる。
図5は、実施形態に係るHAPS20の中継通信局21の主要構成の一例を示す説明図である。図5において、中継通信局21は、フィーダリンク通信部221とサービスリンク通信部222と周波数変換部223と各部を制御する制御部224と制御通信部226を備える。
フィーダリンク通信部221は、FLアンテナ211(1),211(2)を介してGW局70との間でフィーダリンク周波数FFLの無線信号を送受信する。FLアンテナ211の数(N)及びGW局70の数(N)はそれぞれ同数(図示の例では2)であり、GW局70(1),70(2)に1対1で対応するように複数のFLアンテナ211(1),211(2)を設けている。
サービスリンク通信部222は、SLアンテナ215を介して端末装置61との間でサービスリンク周波数FSLの無線信号を送受信する。SLアンテナ215は、サービスリンクのビームを形成するビームフォーマーを備え、サービスリンクのセル200Cの形状を任意に変更することができる。また、SLアンテナ215の数(N)及びGW局70の数(N)はそれぞれ同数(図示の例では2)であり、GW局70(1),70(2)に1対1で対応するように複数のSLアンテナ215を設けている。
制御部224は、GW局70(1),70(2)を追尾するようにFLアンテナ211(1),211(2)を制御してもよい。FLアンテナ211(1),211(2)がGW局70(1),70(2)を追尾することにより、HAPS20の移動によるフィーダリンクの通信品質の低下を抑制できる。FLアンテナ211(1),211(2)の指向性ビームの制御方式としては、ジンバル方式、電気方式(360度のビームフォーミング制御方式)、電気方式(角度限定のビームフォーミング制御方式+アンテナ切替)など、各種の方式を用いることができる。
周波数変換部223は、フィーダリンク通信部221とサービスリンク通信部222との間でフィーダリンク周波数FFLとサービスリンク周波数FSLとの周波数変換を行う。中継通信局21で中継される無線信号は、例えば、LTE又はLTE-Advancedの標準規格に準拠したOFMDA通信方式を用いて送受信してもよい。
制御部224は、予め組み込まれたプログラムを実行することにより各部を制御することができる。例えば、制御部224は、第1セル200C(1)に対応する第1GW局70(1)との間のフィーダリンクFL(1)の無線通信品質が低下したとき又はその無線通信品質の低下が予想されるとき、第2セル200C(2)の形状を第1セル200C(1)の一部又は全体を含むまで変更させるように、サービスリンク通信部222を制御する。また、制御部224は、バックアップ用の第2GW局70(2)との通信を停止した状態で通常使用の第1GW局70(1)との間のフィーダリンクFL(1)の無線通信品質が低下したとき又はその無線通信品質の低下が予想されるとき、前記バックアップ用の第2GW局70(2)との通信を開始するように、フィーダリンク通信部221を制御している。
制御通信部226は、例えば、LTE又は次世代(例えば第5世代)の通信機能、衛星通信機能又はその両方の通信機能を有する移動通信モジュールで構成され、中央制御サーバ85と間で通信できるように端末識別情報(例えば、IPアドレス、電話番号など)が割り当てられる。制御通信部226の識別には通信インターフェースのMACアドレスを用いてもよい。
図6は、実施形態に係るHAPS20におけるサービスリンクのセル形状制御の一例を示すフローチャートである。なお、図6の例では、HAPS20におけるサービスリンクのセル形状制御を中央制御サーバ85から遠隔的に行っているが、HAPS20自体が自律的に行ってもよい。
図6において、中央制御サーバ85は、所定のタイミングで定期的に又は非定期に次の(I1)~(I3)に例示するフィーダリンクの通信品質に関する監視情報を取得する(S101。図7参照)。
(I1)フィーダリンクFL(1),FL(2)の無線伝搬路を含むエリアの天気予報の情報
(I2)GW局70(1),70(2)及び基地局75(1),75(2)の保守予定情報
(I3)HAPS20で測定されたGW局70(1),70(2)との間のフィーダリンクFL(1),FL(2)の受信レベルモニタ情報
次に、中央制御サーバ85は、上記取得した監視情報に基づいて、例えば第1セル200C(1)に対応する第1GW局70(1)との間のフィーダリンクFL(1)の無線伝搬路に局所的な降雨30が発生し、その降雨30による信号減衰の増大によりフィーダリンクFL(1)の無線通信品質が低下したとき又はその無線通信品質の低下が予想されるとき、第2セル200C(2)の形状変更を指示する制御情報をHAPS20の中継通信局21に送信する(ステップS102。図8参照)。
例えば、図8に示すように、中央制御サーバ85は、無線通信品質が低下していない又はその無線通信品質の低下が予想されないフィーダリンクFL(2)に対応する第2セル200C(2)が、上記無線通信品質が低下した又はその無線通信品質の低下が予想されるフィーダリンクFL(1)に対応する第1セル200C(1)の全体をカバーするように、第2セル200C(2)の形状を変更するビームフォーマー制御を指示する制御情報を、HAPS20の中継通信局21に対して送信する。
HAPS20の中継通信局21の制御部224は、中央制御サーバ85から受信した制御情報に基づいて、第2セル200C(2)の形状(範囲)を徐々に変更して第2セル200C(2)’が第1セル200C(1)の全体をカバーするビームフォーマー制御を行うようにサービスリンク通信部222を制御する(S102)。この制御により、第2セル200C(2)’のフットプリント200F(2)’によって第1セル200C(1)のフットプリント200F(1)の全体がカバーされる。
次に、上記HAPS20による第2セル200C(2)’の形状の変更が完了した後、第1セル200C(1)に在圏する端末装置61(1)を第1セル200C(1)から第2セル200C(2)’にハンドオーバさせるハンドオーバ制御を行う(S103)。例えば、図9に示すように、中央制御サーバ85が、上記ハンドオーバ制御を指示するHO制御指示を第1セル200C(1)の第1基地局75(1)に送信する。第1基地局75(1)のBBU77(1)は、例えばS1インターフェースを介してハンドオーバ(HO)要求を第2セル200C(2)の第2基地局75(2)に送信するとともに、第1セル200C(1)に接続した状態(例えば、LTEにおけるRRC Connectedの状態)になっている端末装置61(1)に対して、ハンドオーバ(HO)コマンド(例えば、LTEにおけるRRC Connection Reconfiguration)をHAPS20の中継通信局21を介して送信する。HOコマンドを受信して端末装置61(1)と第2セル200C(2)の第2基地局75(2)との間の同期処理と、コアネットワーク80のMME及びS/P-GWによるパス切り替え処理とが行われ、ハンドオーバ処理が完了する。
なお、第1セル200C(1)に複数の端末装置61(1)が在圏していた場合は、基地局75(1),75(2)やフィーダリンクFL(1),FL(2)等の急激な負荷上昇を回避するために、複数の端末装置61(1)を同時にハンドオーバさせるのではなく時間をずらしながら各端末装置61(1)を順次第2セル200C(2)’にハンドオーバさせるようにしてもよい。
また、第1セル200C(1)に在圏する端末装置61(1)を第2セル200C(2)へハンドオーバさせる処理を行っている期間(以下「ハンドオーバ期間」という。)THOに、第1セル200C(1)に在圏する他の端末装置がデータ通信を行うとHOコマンドに対する干渉となりうるので、図10に示すように、ハンドオーバ期間THOは、第1セル200C(1)のサービスリンクSL(1)におけるハンドオーバシーケンスに関係ないデータ通信(データチャネルの通信)を停止してもよい。端末装置のデータ通信を停止することにより、HOコマンドに対する干渉を抑制できる。
次に、中央制御サーバ85は、第1セル200C(1)に在圏していた端末装置61(1)(複数の端末装置が在圏していた場合は、そのすべての端末装置)の第2セル200C(2)’へのハンドオーバが完了した後、第1セル200C(1)のサービスリンクSL(1)の送信停止を指示する制御情報をHAPS20の中継通信局21に送信する(S104。図11参照)。中継通信局21は、中央制御サーバ85から受信した制御情報に基づいて、第1セル200C(1)のサービスリンクSL(1)の送信を停止する。この送信停止により、中継通信局21の電力消費を低減するともに、第2セル200C(2)’に対する干渉を防止することができる。
なお、第1セル200C(1)のサービスリンクSL(1)の送信停止を行う場合、第1セル200C(1)に対応する第1GW局70(1)からHAPS20の中継通信局21へのフィーダリンクFL(1)の送信は停止してもよいし、又は、そのまま継続して送信し続けてもよい。第1GW局70(1)フィーダリンクFL(1)の送信を続ける場合は、HAPS20の中継通信局21は引き続きリアルタイムでフィーダリンクFL(1)の受信レベルを測定してモニタできるため、局所的な降雨30が終わった後にすぐに元のセル構成(例えば図1、図7参照)に戻すことができる。
その後、HAPS20の中継通信局21のモニタリングによりフィーダリンクFL(1)の受信レベルが所定レベルまで回復したとき、又は、天気予報の情報によって前記受信レベルの回復が見込まれる場合などには、中央制御サーバ85は、図6のS102~S104とは逆の手順により、初期状態に復帰する。例えば、中央制御サーバ85は、第1セル200C(1)のサービスリンクSL(1)の送信を再開し、第1セル200C(1)に在圏している端末装置61(1)を第2セル200C(2)’から第1セル200C(1)にハンドオーバさせ、第2セル200C(2)’の形状を元の第2セル200C(2)の形状に戻し、図1の初期状態の復帰させるように制御する。
以上、図6~図11の制御例によれば、局所的な降雨30等により第1GW局70(1)との間のフィーダリンクFL(1)の無線通信品質が低下した場合又はその無線通信品質の低下が予想される場合に、無線通信品質の低下がない第2セル200C(2)の形状を第1セル200C(1)の一部又は全体を含むまで変更させ、第1セル200C(1)に在圏して接続していた端末装置61(1)を、形状変更後の第2セル200C(2)’にハンドオーバさせることにより、端末装置61(1)とHAPS20との間のサービスリンクSL(1)の通信品質を維持することができる。
図12は、他の実施形態に係るHAPSにおけるGW局の切り替え制御の一例を示すフローチャートである。なお、図12の例では、HAPS20におけるGW局の切り替え制御を中央制御サーバ85から遠隔的に行っているが、HAPS20自体が自律的に行ってもよい。
図12において、中央制御サーバ85は、所定のタイミングで定期的に又は非定期に次の(J1)~(J3)に例示する通常使用の第1GW局70(1)によるフィーダリンクFL(1)の通信品質に関する監視情報を取得する(S201。図13参照)。
(J1)フィーダリンクFL(1)の無線伝搬路を含むエリアの天気予報の情報
(J2)第1GW局70(1)及び第1基地局75(1)の保守予定情報
(J3)HAPS20で測定された第1GW局70(1)との間のフィーダリンクFL(1)の受信レベルモニタ情報
次に、中央制御サーバ85は、上記取得した監視情報に基づいて、例えば第1セル200C(1)に対応する第1GW局70(1)との間のフィーダリンクFL(1)の無線伝搬路に局所的な降雨30が発生し、その降雨30による信号減衰の増大によりフィーダリンクFL(1)の無線通信品質が低下したとき又はその無線通信品質の低下が予想されるとき、通常使用の第1GW局70(1)から予備の第2GW局70(2)への切替と、予備のフィーダリンクFL(2)及びサービスリンクSL(2)の送信とを行うアクティベート処理を実行させるための制御情報を、HAPS20の中継通信局21及び第2基地局75(2)に送信する(ステップS202。図14参照)。
第2基地局75(2)は、中央制御サーバ85から受信した制御情報に基づいて、HAPS20の中継通信局21と第2基地局75(2)との通信回線を確立し、第2GW局70(2)から中継通信局21へのフィーダリンクFL(2)の送信を開始する。
また、HAPS20の中継通信局21の制御部224は、中央制御サーバ85から受信した制御情報に基づいて、第1セル200C(1)のフットプリント200F(1)にフットプリント200F(1)が重なる第2セル200C(2)を形成するビームフォーマー制御を行い、第2セル200C(2)のサービスリンクSL(2)の送信を開始するように、サービスリンク通信部222を制御する。
次に、上記予備の第2基地局75(2)、第2GW局70(2)、フィーダリンクFL(2)及びサービスリンクSL(2)のアクティベート処理が完了した後、第1セル200C(1)に在圏する端末装置61(1)を第1セル200C(1)から第2セル200C(2)にハンドオーバさせるハンドオーバ制御を行う(S203)。例えば、図15に示すように、中央制御サーバ85が、上記ハンドオーバ制御を指示するHO制御指示を第1セル200C(1)の第1基地局75(1)に送信する。第1基地局75(1)のBBU77(1)は、例えばS1インターフェースを介してハンドオーバ(HO)要求を第2セル200C(2)の第2基地局75(2)に送信するとともに、第1セル200C(1)に接続した状態(例えば、LTEにおけるRRC Connectedの状態)になっている端末装置61(1)に対して、ハンドオーバ(HO)コマンド(例えば、LTEにおけるRRC Connection Reconfiguration)をHAPS20の中継通信局21を介して送信する。HOコマンドを受信して端末装置61(1)と第2セル200C(2)の第2基地局75(2)との間の同期処理と、コアネットワーク80のMME及びS/P-GWによるパス切り替え処理とが行われ、ハンドオーバ処理が完了する。
なお、第1セル200C(1)に複数の端末装置61(1)が在圏していた場合は、基地局75(1),75(2)やフィーダリンクFL(1),FL(2)等の急激な負荷上昇を回避するために、複数の端末装置61(1)を同時にハンドオーバさせるのではなく時間をずらしながら各端末装置61(1)を順次第2セル200C(2)にハンドオーバさせるようにしてもよい。
また、第1セル200C(1)に在圏する端末装置61(1)を第2セル200C(2)へハンドオーバさせる処理を行っている期間(以下「ハンドオーバ期間」という。)THOに、特に第2セル200C(2)に在圏する他の端末装置がデータ通信を行うとHOコマンドに対する干渉となりうるので、前述の図10に示すように、ハンドオーバ期間THOは、第1セル200C(1)及び第2セル200C(2)のサービスリンクSL(1)及びサービスリンクSL(2)におけるハンドオーバシーケンスに関係ないユーザデータ信号の通信(データチャネルの通信)を停止してもよい。端末装置のユーザデータ信号の通信を停止することにより、HOコマンドに対する干渉を抑制できる。
次に、中央制御サーバ85は、第1セル200C(1)に在圏していた端末装置61(1)(複数の端末装置が在圏していた場合は、そのすべての端末装置)の第2セル200C(2)へのハンドオーバが完了した後、第1セル200C(1)のサービスリンクSL(1)の送信停止を指示する制御情報をHAPS20の中継通信局21に送信する(S204。図16参照)。中継通信局21は、中央制御サーバ85から受信した制御情報に基づいて、第1セル200C(1)のサービスリンクSL(1)の送信を停止する。この送信停止により、中継通信局21の電力消費を低減するともに、切替後の第2セル200C(2)に対する干渉を防止することができる。
なお、第1セル200C(1)のサービスリンクSL(1)の送信停止を行う場合、第1セル200C(1)に対応する第1GW局70(1)からHAPS20の中継通信局21へのフィーダリンクFL(1)の送信は停止してもよいし、又は、そのまま継続して送信し続けてもよい。第1GW局70(1)フィーダリンクFL(1)の送信を続ける場合は、HAPS20の中継通信局21は引き続きリアルタイムでフィーダリンクFL(1)の受信レベルを測定してモニタできるため、局所的な降雨30が終わった後にすぐに元のセル構成(例えば図13参照)に戻すことができる。
その後、HAPS20の中継通信局21のモニタリングによりフィーダリンクFL(1)の受信レベルが所定レベルまで回復したとき、又は、天気予報の情報によって前記受信レベルの回復が見込まれる場合などには、中央制御サーバ85は、図12のS202~S204とは逆の手順により、初期状態に復帰する。例えば、中央制御サーバ85は、第1セル200C(1)のサービスリンクSL(1)の送信を再開し、第1セル200C(1)に在圏している端末装置61(1)を予備の第2セル200C(2)から通常使用の第1セル200C(1)にハンドオーバさせ、予備の第2GW局70(2)から通常使用の第1GW局70(1)への切替と、予備のフィーダリンクFL(2)及びサービスリンクSL(2)の送信並びに第2セル200C(2)の形成を停止し、図13の初期状態の復帰させるように制御する。
以上、図12~図16の制御例によれば、局所的な降雨30等により第1GW局70(1)との間のフィーダリンクFL(1)の無線通信品質が低下した場合又はその無線通信品質の低下が予想される場合に、通常使用の第1GW局70(1)から予備の第2GW局70(2)に切り替え、第1セル200C(1)に在圏して接続していた端末装置61(1)を、切替後の第2GW局70(2)に対応する第2セル200C(2)にハンドオーバさせることにより、端末装置61(1)とHAPS20との間のサービスリンクSL(1)の通信品質を維持することができる。
以上、本実施形態によれば、HAPS20とGW局70との間のフィーダリンクの伝搬路における信号減衰が増大に起因したサービスリンクの通信品質の低下を抑制することができる。
なお、本明細書で説明された処理工程並びにHAPS等の通信中継装置の中継通信局、フィーダ局、ゲートウェイ局、管理装置、監視装置、遠隔制御装置、サーバ、端末装置(ユーザ装置、移動局、通信端末)、基地局、基地局装置、RRH及びBBUの構成要素は、様々な手段によって実装することができる。例えば、これらの工程及び構成要素は、ハードウェア、ファームウェア、ソフトウェア、又は、それらの組み合わせで実装されてもよい。
ハードウェア実装については、実体(例えば、無線中継局、フィーダ局、ゲートウェイ局、基地局、基地局装置、無線中継局装置、端末装置(ユーザ装置、移動局、通信端末)、管理装置、監視装置、遠隔制御装置、サーバ、ハードディスクドライブ装置、又は、光ディスクドライブ装置)において前記工程及び構成要素を実現するために用いられる処理ユニット等の手段は、1つ又は複数の、特定用途向けIC(ASIC)、デジタルシグナルプロセッサ(DSP)、デジタル信号処理装置(DSPD)、プログラマブル・ロジック・デバイス(PLD)、フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(FPGA)、プロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサ、電子デバイス、本明細書で説明された機能を実行するようにデザインされた他の電子ユニット、コンピュータ、又は、それらの組み合わせの中に実装されてもよい。
また、ファームウェア及び/又はソフトウェア実装については、前記構成要素を実現するために用いられる処理ユニット等の手段は、本明細書で説明された機能を実行するプログラム(例えば、プロシージャ、関数、モジュール、インストラクション、などのコード)で実装されてもよい。一般に、ファームウェア及び/又はソフトウェアのコードを明確に具体化する任意のコンピュータ/プロセッサ読み取り可能な媒体が、本明細書で説明された前記工程及び構成要素を実現するために用いられる処理ユニット等の手段の実装に利用されてもよい。例えば、ファームウェア及び/又はソフトウェアコードは、例えば制御装置において、メモリに記憶され、コンピュータやプロセッサにより実行されてもよい。そのメモリは、コンピュータやプロセッサの内部に実装されてもよいし、又は、プロセッサの外部に実装されてもよい。また、ファームウェア及び/又はソフトウェアコードは、例えば、ランダムアクセスメモリ(RAM)、リードオンリーメモリ(ROM)、不揮発性ランダムアクセスメモリ(NVRAM)、プログラマブルリードオンリーメモリ(PROM)、電気的消去可能PROM(EEPROM)、FLASHメモリ、フロッピー(登録商標)ディスク、コンパクトディスク(CD)、デジタルバーサタイルディスク(DVD)、磁気又は光データ記憶装置、などのような、コンピュータやプロセッサで読み取り可能な媒体に記憶されてもよい。そのコードは、1又は複数のコンピュータやプロセッサにより実行されてもよく、また、コンピュータやプロセッサに、本明細書で説明された機能性のある態様を実行させてもよい。
また、前記媒体は非一時的な記録媒体であってもよい。また、前記プログラムのコードは、コンピュータ、プロセッサ、又は他のデバイス若しくは装置機械で読み込んで実行可能であれよく、その形式は特定の形式に限定されない。例えば、前記プログラムのコードは、ソースコード、オブジェクトコード及びバイナリコードのいずれでもよく、また、それらのコードの2以上が混在したものであってもよい。
また、本明細書で開示された実施形態の説明は、当業者が本開示を製造又は使用するのを可能にするために提供される。本開示に対するさまざまな修正は当業者には容易に明白になり、本明細書で定義される一般的原理は、本開示の趣旨又は範囲から逸脱することなく、他のバリエーションに適用可能である。それゆえ、本開示は、本明細書で説明される例及びデザインに限定されるものではなく、本明細書で開示された原理及び新規な特徴に合致する最も広い範囲に認められるべきである。
20 HAPS(通信中継装置)
21 中継通信局
30 降雨
61,61(1),61(2) 端末装置
70(1),70(2) ゲートウェイ局(GW局)
71(1),71(2) フィーダリンク用アンテナ(GWアンテナ)
75,75(1),75(2) 基地局
76(1),76(2) 遠隔無線装置(RRH)
77(1),77(2) ベースバンド処理装置(BBU)
200C,200C(1),200C(2) 3次元セル
200F,200F(1),200F(2) フットプリント
211,211(1),211(2) フィーダリンク用アンテナ(FLアンテナ)
215 サービスリンク用アンテナ(SLアンテナ)
221 フィーダリンク通信部
222 サービスリンク通信部
223 周波数変換部
224 制御部
226 制御通信部

Claims (20)

  1. 端末装置とゲートウェイ局との無線通信を中継する中継通信局を含む空中滞在型の通信中継装置であって、
    互いに隣接する第1セル及び第2セルそれぞれに対応する第1ゲートウェイ局及び第2ゲートウェイ局それぞれとの間でフィーダリンクの無線通信を行うフィーダリンク通信部と、
    前記第1セル及び前記第2セルそれぞれのサービスリンクにおいて端末装置と無線通信するサービスリンク通信部と、
    前記第1セルに対応する前記第1ゲートウェイ局との間のフィーダリンクの無線通信品質の低下が予想されるとき、前記第2セルの形状を前記第1セルの全体を含むまで変更させるように、前記サービスリンク通信部を制御する制御部と、を備えることを特徴とする通信中継装置。
  2. 請求項1の通信中継装置において、
    前記制御部は、前記第1セルに接続していた端末装置の前記形状が変更された第2セルへのハンドオーバが終了した後、前記第1セルへの送信を停止するように制御することを特徴とする通信中継装置。
  3. 請求項1又は2の通信中継装置において、
    前記制御部は、前記無線通信品質の低下が解消した後、前記形状が変更された第2セルを元の形状に戻すように前記サービスリンク通信部を制御することを特徴とする通信中継装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれかの通信中継装置において、
    前記第1ゲートウェイ局との間のフィーダリンクの無線通信品質の低下は、そのフィーダリンクの伝搬路における降雨又は降雪による信号減衰の増大、前記第1ゲートウェイ局の保守動作、当該通信中継装置の飛行経路の変化及び当該前記通信中継装置の姿勢変化の少なくとも一つに起因した無線通信品質の低下を含むことを特徴とする通信中継装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれかの通信中継装置において、
    前記第1ゲートウェイ局とのフィーダリンクの伝搬路を含むエリアの天気予報の情報、前記第1ゲートウェイ局の保守予定情報、前記第1ゲートウェイ局とのフィーダリンクの受信レベルを含むモニタリング情報、当該通信中継装置の飛行経路情報、当該通信中継装置の位置情報及び当該通信中継装置の姿勢情報の少なくとも一つの情報を取得する情報取得部を更に備え、
    前記制御部は、前記情報取得部で取得した情報に基づいて、前記第1ゲートウェイ局との間のフィーダリンクの無線通信品質の低下を判断することを特徴とする通信中継装置。
  6. 請求項1乃至5のいずれかの通信中継装置において、
    遠隔制御装置から制御情報を受信する制御情報受信部を更に備え、
    前記制御部は、前記制御情報受信部で受信した制御情報に基づいて制御することを特徴とする通信中継装置。
  7. 請求項6の通信中継装置を遠隔制御する遠隔制御装置であって、
    前記通信中継装置と前記第1ゲートウェイ局との間のフィーダリンクの伝搬路を含むエリアの天気予報の情報、前記第1ゲートウェイ局の保守予定情報、前記通信中継装置と前記第1ゲートウェイ局との間のフィーダリンクの受信レベルを含むモニタリング情報、前記通信中継装置の飛行経路情報、前記通信中継装置の位置情報及び前記通信中継装置の姿勢情報の少なくとも一つの情報を取得する情報取得部と、
    前記情報取得部で取得した情報に基づいて、前記通信中継装置と前記第1ゲートウェイ局との間のフィーダリンクの無線通信品質の低下を判断したとき前記第2セルの形状変更を行うように前記サービスリンク通信部を制御するための制御情報を生成する制御情報生成部と、
    前記通信中継装置に前記制御情報を送信する制御情報送信部と、
    を備えることを特徴とする遠隔制御装置。
  8. 請求項6の通信中継装置と、前記通信中継装置を遠隔制御する遠隔制御装置とを備え、
    前記遠隔制御装置は、
    前記通信中継装置と前記第1ゲートウェイ局との間のフィーダリンクの伝搬路を含むエリアの天気予報の情報、前記第1ゲートウェイ局の保守予定情報及び前記通信中継装置と前記第1ゲートウェイ局との間のフィーダリンクの受信レベルを含むモニタリング情報の少なくとも一つの情報を取得する情報取得部と、
    前記情報取得部で取得した情報に基づいて、前記通信中継装置と前記第1ゲートウェイ局との間のフィーダリンクの無線通信品質の低下を判断したとき前記第2セルの形状変更を行うように前記サービスリンク通信部を制御するための制御情報を生成する制御情報生成部と、
    前記通信中継装置に前記制御情報を送信する制御情報送信部と、
    を備えることを特徴とする通信システム。
  9. 請求項8の通信システムにおいて、
    前記第1ゲートウェイ局に接続された第1基地局と、前記第2ゲートウェイ局に接続された第2基地局と、を更に備えることを特徴とする通信システム。
  10. 請求項1乃至6のいずれかの通信中継装置と、前記第1ゲートウェイ局に接続された第1基地局と、前記第2ゲートウェイ局に接続された第2基地局と、を備えることを特徴とする通信システム。
  11. 請求項9又は10の通信システムにおいて、
    前記第2セルの形状の変更が完了した後、前記第1基地局及び前記第2基地局は、前記第1セルに接続している複数の端末装置を順番に前記第2セルにハンドオーバさせる処理を実行することを特徴とする通信システム。
  12. 端末装置とゲートウェイ局との無線通信を中継する中継通信局を含む空中滞在型の通信中継装置と、第1基地局と、第2基地局とを備える通信システムであって、
    前記通信中継装置は、
    互いに隣接する第1セル及び第2セルそれぞれに対応する第1ゲートウェイ局及び第2ゲートウェイ局それぞれとの間でフィーダリンクの無線通信を行うフィーダリンク通信部と、
    前記第1セル及び前記第2セルそれぞれのサービスリンクにおいて端末装置と無線通信するサービスリンク通信部と、
    前記第1セルに対応する前記第1ゲートウェイ局との間のフィーダリンクの無線通信品質の低下が予想されるとき、前記第2セルの形状を前記第1セルの一部又は全体を含むまで変更させるように、前記サービスリンク通信部を制御する制御部と、を備え、
    前記第1基地局は、前記第1ゲートウェイ局に接続され、
    前記第2基地局は、前記第2ゲートウェイ局に接続され、
    前記第2セルの形状の変更が完了した後、前記第1基地局及び前記第2基地局は、前記第1セルに接続している複数の端末装置を前記第2セルにハンドオーバさせる処理を実行する、ことを特徴とする通信システム。
  13. 端末装置とゲートウェイ局との無線通信を中継する中継通信局を含む空中滞在型の通信中継装置と、第1基地局と、第2基地局とを備える通信システムであって、
    前記通信中継装置は、
    互いに隣接する第1セル及び第2セルそれぞれに対応する第1ゲートウェイ局及び第2ゲートウェイ局それぞれとの間でフィーダリンクの無線通信を行うフィーダリンク通信部と、
    前記第1セル及び前記第2セルそれぞれのサービスリンクにおいて端末装置と無線通信するサービスリンク通信部と、
    前記第1セルに対応する前記第1ゲートウェイ局との間のフィーダリンクの無線通信品質の低下が予想されるとき、前記第2セルの形状を前記第1セルの一部又は全体を含むまで変更させるように、前記サービスリンク通信部を制御する制御部と、を備え、
    前記第1基地局は、前記第1ゲートウェイ局に接続され、
    前記第2基地局は、前記第2ゲートウェイ局に接続され、
    前記第2セルの形状の変更が完了した後、前記第1基地局及び前記第2基地局は、前記第1セルに接続している複数の端末装置を、時間をずらしながら順番に前記第2セルにハンドオーバさせる処理を実行する、ことを特徴とする通信システム。
  14. 請求項11乃至13のいずれかの通信システムにおいて、
    前記第1基地局及び前記第2基地局は、前記ハンドオーバの処理期間に、前記端末装置との間のユーザデータ信号の通信を停止することを特徴とする通信システム。
  15. 端末装置とゲートウェイ局との無線通信を中継する中継通信局を含む空中滞在型の通信中継装置と、第1基地局と、第2基地局とを備える通信システムであって、
    前記通信中継装置は、
    互いに隣接する第1セル及び第2セルそれぞれに対応する第1ゲートウェイ局及び第2ゲートウェイ局それぞれとの間でフィーダリンクの無線通信を行うフィーダリンク通信部と、
    前記第1セル及び前記第2セルそれぞれのサービスリンクにおいて端末装置と無線通信するサービスリンク通信部と、
    前記第1セルに対応する前記第1ゲートウェイ局との間のフィーダリンクの無線通信品質の低下が予想されるとき、前記第2セルの形状を前記第1セルの一部又は全体を含むまで変更させるように、前記サービスリンク通信部を制御する制御部と、を備え、
    前記第1基地局は、前記第1ゲートウェイ局に接続され、
    前記第2基地局は、前記第2ゲートウェイ局に接続され、
    前記第2セルの形状の変更が完了した後、又は、前記通信中継装置と前記第2ゲートウェイ局とのフィーダリンクの通信が開始した後、前記第1基地局及び前記第2基地局は、前記第1セルに接続している複数の端末装置を順番に前記第2セルにハンドオーバさせる処理を実行し、
    前記第1基地局及び前記第2基地局は、前記ハンドオーバの処理期間に、前記端末装置との間のユーザデータ信号の通信を停止する、ことを特徴とする通信システム。
  16. 空中滞在型の通信中継装置に組み込まれ端末装置とゲートウェイ局との無線通信を中継する中継通信局における通信方法であって、
    互いに隣接する第1セル及び第2セルそれぞれに対応する第1ゲートウェイ局及び第2ゲートウェイ局それぞれとの間でフィーダリンクの無線通信を行うことと、
    前記第1セル及び前記第2セルそれぞれのサービスリンクにおいて端末装置と無線通信することと、
    前記第1セルに対応する前記第1ゲートウェイ局との間のフィーダリンクの無線通信品質の低下が予想されるとき、前記第2セルの形状を前記第1セルの全体を含むまで変更させることと、
    を含むことを特徴とする通信方法。
  17. 端末装置とゲートウェイ局との無線通信を中継する中継通信局を含む空中滞在型の通信中継装置を備える通信システムにおける通信方法であって、
    前記通信中継装置が、互いに隣接する第1セル及び第2セルそれぞれに対応する第1ゲートウェイ局及び第2ゲートウェイ局それぞれとの間でフィーダリンクの無線通信を行うことと、
    前記通信中継装置が、前記第1セル及び前記第2セルそれぞれのサービスリンクにおいて端末装置と無線通信することと、
    前記通信中継装置が、前記第1セルに対応する前記第1ゲートウェイ局との間のフィーダリンクの無線通信品質の低下が予想されるとき、前記第2セルの形状を前記第1セルの一部又は全体を含むまで変更させることと、
    前記第2セルの形状の変更が完了した後、前記第1ゲートウェイ局に接続された第1基地局及び前記第2ゲートウェイ局に接続された第2基地局が、前記第1セルに接続している複数の端末装置を前記第2セルにハンドオーバさせる処理を実行することと、
    を含むことを特徴とする通信方法。
  18. 端末装置とゲートウェイ局との無線通信を中継する中継通信局を含む空中滞在型の通信中継装置を備える通信システムにおける通信方法であって、
    前記通信中継装置が、互いに隣接する第1セル及び第2セルそれぞれに対応する第1ゲートウェイ局及び第2ゲートウェイ局それぞれとの間でフィーダリンクの無線通信を行うことと、
    前記通信中継装置が、前記第1セル及び前記第2セルそれぞれのサービスリンクにおいて端末装置と無線通信することと、
    前記通信中継装置が、前記第1セルに対応する前記第1ゲートウェイ局との間のフィーダリンクの無線通信品質の低下が予想されるとき、前記第2セルの形状を前記第1セルの一部又は全体を含むまで変更させることと、
    前記第2セルの形状の変更が完了した後、前記第1ゲートウェイ局に接続された第1基地局及び前記第2ゲートウェイ局に接続された第2基地局が、前記第1セルに接続している複数の端末装置を、時間をずらしながら順番に前記第2セルにハンドオーバさせる処理を実行することと、
    を含むことを特徴とする通信方法。
  19. 端末装置とゲートウェイ局との無線通信を中継する中継通信局を含む空中滞在型の通信中継装置を備える通信システムにおける通信方法であって、
    前記通信中継装置が、互いに隣接する第1セル及び第2セルそれぞれに対応する第1ゲートウェイ局及び第2ゲートウェイ局それぞれとの間でフィーダリンクの無線通信を行うことと、
    前記通信中継装置が、前記第1セル及び前記第2セルそれぞれのサービスリンクにおいて端末装置と無線通信することと、
    前記通信中継装置が、前記第1セルに対応する前記第1ゲートウェイ局との間のフィーダリンクの無線通信品質の低下が予想されるとき、前記第2セルの形状を前記第1セルの一部又は全体を含むまで変更させることと、
    前記第2セルの形状の変更が完了した後、前記第1ゲートウェイ局に接続された第1基地局及び前記第2ゲートウェイ局に接続された第2基地局が、前記第1セルに接続している複数の端末装置を順番に前記第2セルにハンドオーバさせる処理を実行することと、
    前記第1基地局及び前記第2基地局が、前記ハンドオーバの処理期間に、前記端末装置との間のユーザデータ信号の通信を停止することと、
    を含むことを特徴とする通信方法。
  20. 空中滞在型の通信中継装置に組み込まれ端末装置とゲートウェイ局との無線通信を中継する中継通信局に設けられたコンピュータ又はプロセッサで実行されるプログラムであって、
    互いに隣接する第1セル及び第2セルそれぞれに対応する第1ゲートウェイ局及び第2ゲートウェイ局それぞれとの間でフィーダリンクの無線通信を行うためのプログラムコードと、
    前記第1セル及び前記第2セルそれぞれのサービスリンクにおいて端末装置と無線通信するためのプログラムコードと、
    前記第1セルに対応する前記第1ゲートウェイ局との間のフィーダリンクの無線通信品質の低下が予想されるとき、前記第2セルの形状を前記第1セルの全体を含むまで変更させるためのプログラムコードと、
    を含むことを特徴とするプログラム。
JP2019066779A 2019-03-29 2019-03-29 Haps通信システムにおけるマルチフィーダリンク構成及びその制御 Active JP7296236B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019066779A JP7296236B2 (ja) 2019-03-29 2019-03-29 Haps通信システムにおけるマルチフィーダリンク構成及びその制御
US17/442,172 US20220173794A1 (en) 2019-03-29 2020-02-12 Multi-feeder link configuration in haps communication system and control therefor
EP20785067.8A EP3952387A4 (en) 2019-03-29 2020-02-12 CONFIGURATION WITH MULTIPLE FEEDING LINKS IN A HAPS COMMUNICATION SYSTEM AND CONTROL THEREOF
PCT/JP2020/005340 WO2020202817A1 (ja) 2019-03-29 2020-02-12 Haps通信システムにおけるマルチフィーダリンク構成及びその制御
JP2023069017A JP2023083465A (ja) 2019-03-29 2023-04-20 Haps通信システムにおけるマルチフィーダリンク構成及びその制御

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019066779A JP7296236B2 (ja) 2019-03-29 2019-03-29 Haps通信システムにおけるマルチフィーダリンク構成及びその制御

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2023069017A Division JP2023083465A (ja) 2019-03-29 2023-04-20 Haps通信システムにおけるマルチフィーダリンク構成及びその制御

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020167539A JP2020167539A (ja) 2020-10-08
JP7296236B2 true JP7296236B2 (ja) 2023-06-22

Family

ID=72667906

Family Applications (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019066779A Active JP7296236B2 (ja) 2019-03-29 2019-03-29 Haps通信システムにおけるマルチフィーダリンク構成及びその制御
JP2023069017A Pending JP2023083465A (ja) 2019-03-29 2023-04-20 Haps通信システムにおけるマルチフィーダリンク構成及びその制御

Family Applications After (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2023069017A Pending JP2023083465A (ja) 2019-03-29 2023-04-20 Haps通信システムにおけるマルチフィーダリンク構成及びその制御

Country Status (4)

Country Link
US (1) US20220173794A1 (ja)
EP (1) EP3952387A4 (ja)
JP (2) JP7296236B2 (ja)
WO (1) WO2020202817A1 (ja)

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2019119355A1 (zh) * 2017-12-21 2019-06-27 北京小米移动软件有限公司 无人机飞行路径的确定方法及装置
US11792710B1 (en) * 2020-09-16 2023-10-17 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Enhanced vehicle-to-everything (V2X) communications using a satellite/airborne interface
WO2022137436A1 (ja) 2020-12-24 2022-06-30 日本電信電話株式会社 無線通信システム、中継装置及び無線通信方法
JP7458034B2 (ja) * 2021-02-01 2024-03-29 日本電信電話株式会社 無線通信方法及び無線通信システム
JP7408038B2 (ja) * 2021-02-17 2024-01-05 ソフトバンク株式会社 Hapsの移動及び旋回を考慮した特定チャネルに限定したフットプリント固定制御
JP2022149780A (ja) * 2021-03-25 2022-10-07 株式会社Nttドコモ 通信装置及び通信方法
JP7019091B1 (ja) * 2021-10-20 2022-02-14 ソフトバンク株式会社 制御装置、プログラム、システム、及び制御方法
JP7129538B1 (ja) * 2021-12-13 2022-09-01 ソフトバンク株式会社 情報処理装置、プログラム、情報処理システム、及び情報処理方法
JP2023116023A (ja) * 2022-02-09 2023-08-22 株式会社Nttドコモ 無線通信システム及び無線通信方法
WO2024003996A1 (ja) * 2022-06-27 2024-01-04 日本電信電話株式会社 無線通信システム、無線通信方法及び無線局
WO2024202040A1 (ja) * 2023-03-31 2024-10-03 スカパーJsat株式会社 サイトダイバーシチの切り替え制御装置、サイトダイバーシチの切り替え制御方法及びサイトダイバーシチの切り替え制御プログラム

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20120289225A1 (en) 2007-08-09 2012-11-15 Viasat, Inc. Gateway rollout
WO2015115356A1 (ja) 2014-01-31 2015-08-06 京セラ株式会社 通信制御方法及び基地局
JP2018174412A (ja) 2017-03-31 2018-11-08 株式会社国際電気通信基礎技術研究所 追尾アンテナシステムおよび追尾アンテナ装置

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6587687B1 (en) * 1996-10-21 2003-07-01 Globalstar L.P. Multiple satellite fade attenuation control system
US7031702B2 (en) * 2001-09-14 2006-04-18 Atc Technologies, Llc Additional systems and methods for monitoring terrestrially reused satellite frequencies to reduce potential interference
US20040066347A1 (en) * 2002-06-25 2004-04-08 Schiff Leonard Norman Reducing service outages in a multibeam satellite system
JP4143736B2 (ja) * 2002-08-28 2008-09-03 独立行政法人情報通信研究機構 成層圏プラットフォームを用いた移動通信システム及びハンドオーバ制御方法
US8843059B2 (en) * 2011-10-31 2014-09-23 Hughes Network Systems, Llc System and method for gateway RF diversity using a configurable spot beam satellite
EP2868005A1 (en) * 2012-06-29 2015-05-06 Agence Spatiale Européenne Multibeam satellite communication system and method, and satellite payload for carrying out such a method
FR2997251B1 (fr) * 2012-10-18 2015-11-27 Thales Sa Systeme de telecommunications par satellite a grande capacite a couverture multifaisceaux et a reutilisation de frequence
US10211912B2 (en) * 2014-01-28 2019-02-19 Mitsubishi Electric Corporation Satellite communication system, satellite repeater, repeating method, communication network control station, satellite communication method, and method to perform data transmission
US9302782B2 (en) 2014-08-18 2016-04-05 Sunlight Photonics Inc. Methods and apparatus for a distributed airborne wireless communications fleet
US9712228B2 (en) * 2014-11-06 2017-07-18 Ubiqomm Llc Beam forming and pointing in a network of unmanned aerial vehicles (UAVs) for broadband access
US10292078B1 (en) * 2017-11-08 2019-05-14 Htc Corporation Device and method of handling an evolved packet system bearer context

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20120289225A1 (en) 2007-08-09 2012-11-15 Viasat, Inc. Gateway rollout
WO2015115356A1 (ja) 2014-01-31 2015-08-06 京セラ株式会社 通信制御方法及び基地局
JP2018174412A (ja) 2017-03-31 2018-11-08 株式会社国際電気通信基礎技術研究所 追尾アンテナシステムおよび追尾アンテナ装置

Also Published As

Publication number Publication date
EP3952387A1 (en) 2022-02-09
JP2020167539A (ja) 2020-10-08
JP2023083465A (ja) 2023-06-15
US20220173794A1 (en) 2022-06-02
EP3952387A4 (en) 2023-01-04
WO2020202817A1 (ja) 2020-10-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7296236B2 (ja) Haps通信システムにおけるマルチフィーダリンク構成及びその制御
CA3087618C (en) Doppler-shift correction in three-dimensional network
EP3864893B1 (en) Handling a moving radio access network
EP4007339B1 (en) Dynamic site diversity in haps communication system
CN111557120B (zh) 通信系统、网关站和基站
WO2020195270A1 (ja) Haps通信システムにおけるマルチフィーダリンク間の干渉検知
JP2020072417A (ja) 移動局、飛行体及び移動通信システム
WO2021002044A1 (ja) Haps通信システムのフィーダリンクにおけるフォワードリンク通信の干渉検知及び干渉抑制
JP6976995B2 (ja) Haps通信システムのフィーダリンクにおけるリバースリンク通信の干渉検知及び干渉抑制
JP2020010219A (ja) Hapsを用いた単一周波数ネットワークセル構成
JP7534460B1 (ja) 広域セル基地局及び地上セル基地局を備えるシステム
JP7557093B1 (ja) 移動通信システム
US20240305360A1 (en) Mitigation of degradation of interference-reduction performance in processing delay when switching antennas in haps multi-feeder links
CN118301690A (zh) 陆地网络到非陆地网络的小区选择/重选
CN118368683A (zh) 无线终端、核心网络节点以及由无线终端执行的方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210902

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220812

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20221011

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20221205

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20230120

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230420

C60 Trial request (containing other claim documents, opposition documents)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C60

Effective date: 20230420

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20230428

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230526

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230612

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7296236

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350