JP6976995B2 - Haps通信システムのフィーダリンクにおけるリバースリンク通信の干渉検知及び干渉抑制 - Google Patents

Haps通信システムのフィーダリンクにおけるリバースリンク通信の干渉検知及び干渉抑制 Download PDF

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Description

本発明は、3次元化ネットワークの構築に適したHAPS等の空中浮揚型の無線中継装置のフィーダリンクにおけるリバースリンク通信の干渉検知及び干渉抑制に関するものである。
従来、空中に浮揚して滞在可能な高高度プラットフォーム局(HAPS)(「高高度疑似衛星」ともいう。)等の通信中継装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。この空中浮揚型の通信中継装置における通信回線は、その通信中継装置と移動通信網側のゲートウェイ(GW)局との間のフィーダリンクと、通信中継装置と端末装置との間のサービスリンクとで構成される。
米国特許出願公開第2016/0046387号明細書
移動可能な空中浮揚型の通信中継装置が同じエリアに増えてくると、複数の通信中継装置のフィーダリンク間でリバースリンク通信の干渉が発生し、フィーダリンクにおけるリバースリンク通信の無線通信品質が低下したり、リバースリンク通信がきれたりするおそれがある。
本発明の一態様に係る通信システムは、端末装置との間でサービスリンクの無線通信を行う中継通信局を含む移動可能な複数の空中浮揚型の通信中継装置と、前記複数の通信中継装置との間でフィーダリンクの無線通信を行う複数のゲートウェイ局と、前記複数のゲートウェイ局に接続された共通のベースバンド処理装置と、を備える。前記ベースバンド処理装置は、前記複数のゲートウェイ局が受信した複数の受信信号に基づいて、前記ゲートウェイ局に接続している前記通信中継装置の中継通信局からの信号波に干渉している他の通信中継装置の中継通信局からの干渉波によるリバースリンク通信の干渉を検知する。
前記通信システムにおいて、前記ベースバンド処理装置は、前記複数のゲートウェイ局で受信された複数の受信信号を、複数のアンテナで受信された受信信号として受信処理を行い、前記受信処理で得られた前記複数のアンテナそれぞれの受信信号に基づいて、前記アンテナごとにリバースリンク通信の信号波受信レベルと干渉波受信レベルとを比較し、前記信号波受信レベルと前記干渉波受信レベルとの差が所定の閾値以下になったとき又は前記信号波受信レベルに対する前記干渉波受信レベルの比が所定の閾値以上になったときに、前記リバースリンク通信の干渉が発生していると判断してもよい。
前記通信システムにおいて、前記リバースリンク通信の干渉が検知されたとき、前記複数のゲートウェイ局を互いに協調させて前記リバースリンク通信の干渉を抑制する干渉抑制処理を実行してもよい。
前記通信システムにおいて、前記中継通信局は、前記ゲートウェイ局と通信する移動通信の移動局として機能するフィーダリンク通信部と、前記フィーダリンク通信部に接続され、前記フィーダリンクとは異なる周波数で前記端末装置と通信する移動通信の基地局として機能するサービスリンク通信部と、を備えてもよい。
本発明の他の態様に係るベースバンド処理装置は、端末装置との間でサービスリンクの無線通信を行う中継通信局を含む移動可能な複数の空中浮揚型の通信中継装置との間でフィーダリンクの無線通信を行う複数のゲートウェイ局に接続された共通のベースバンド処理装置である。このベースバンド処理装置は、前記複数のゲートウェイ局から転送されてきた複数の受信信号に基づいて、前記ゲートウェイ局に接続している前記通信中継装置の中継通信局からの信号波に干渉している他の通信中継装置の中継通信局からの干渉波によるリバースリンク通信の干渉を検知する手段を備える。
前記ベースバンド処理装置において、前記複数のゲートウェイ局で受信された複数の受信信号を、複数のアンテナで受信された受信信号として受信処理を行う手段と、前記受信処理で得られた前記複数のアンテナそれぞれの受信信号に基づいて、前記アンテナごとにリバースリンク通信の信号波受信レベルと干渉波受信レベルとを比較する手段と、前記信号波受信レベルと前記干渉波受信レベルとの差が所定の閾値以下になったとき又は前記信号波受信レベルに対する前記干渉波受信レベルの比が所定の閾値以上になったときに、前記リバースリンク通信の干渉が発生していると判断する手段と、を備えてもよい。
前記ベースバンド処理装置において、前記リバースリンク通信の干渉が検知されたとき、前記複数のゲートウェイ局を互い協調させて前記リバースリンク通信の干渉を抑制する干渉抑制処理を実行する手段を備えてもよい。
本発明の更に他の態様に係る方法は、端末装置との間でサービスリンクの無線通信を行う中継通信局を含む移動可能な複数の空中浮揚型の通信中継装置と複数のゲートウェイ局との間のフィーダリンクにおける前記中継通信局からゲートウェイ局に向かうリバースリンク通信の干渉を検知する方法である。この方法は、前記複数のゲートウェイ局が受信した複数の受信信号に基づいて、前記ゲートウェイ局に接続している前記通信中継装置の中継通信局からの信号波に干渉している他の通信中継装置の中継通信局からの干渉波によるリバースリンク通信の干渉を検知することを含む。
前記方法において、前記複数のゲートウェイ局で受信された複数の受信信号を、複数のアンテナで受信された受信信号として受信処理を行うことと、前記受信処理で得られた前記複数のアンテナそれぞれの受信信号に基づいて、前記アンテナごとにリバースリンク通信の信号波受信レベルと干渉波受信レベルとを比較することと、前記信号波受信レベルと前記干渉波受信レベルとの差が所定の閾値以下になったとき又は前記信号波受信レベルに対する前記干渉波受信レベルの比が所定の閾値以上になったときに、前記リバースリンク通信の干渉が発生していると判断すること、とを含んでもよい。
前記方法において、前記リバースリンク通信の干渉が検知されたとき、前記複数のゲートウェイ局を互いに協調させて前記リバースリンク通信の干渉を抑制する干渉抑制処理を実行することを含んでもよい。
本発明の更に他の態様に係るプログラムは、端末装置との間でサービスリンクの無線通信を行う中継通信局を含む移動可能な複数の空中浮揚型の通信中継装置との間でフィーダリンクの無線通信を行う複数のゲートウェイ局に接続された共通のベースバンド処理装置に設けられたコンピュータ又はプロセッサで実行されるプログラムである。このプログラムは、前記複数のゲートウェイ局が受信した複数の受信信号に基づいて、前記ゲートウェイ局に接続している前記通信中継装置の中継通信局以外の他の通信中継装置の中継通信局からの干渉波によるリバースリンク通信の干渉を検知するためのプログラムコードと、を含む。
前記プログラムにおいて、前記複数のゲートウェイ局で受信された複数の受信信号を、複数のアンテナで受信された受信信号として受信処理を行うためのプログラムコードと、前記受信処理で得られた前記複数のアンテナそれぞれの受信信号に基づいて、前記アンテナごとにリバースリンク通信の信号波受信レベルと干渉波受信レベルとを比較するためのプログラムコードと、前記信号波受信レベルと前記干渉波受信レベルとの差が所定の閾値以下になったとき又は前記信号波受信レベルに対する前記干渉波受信レベルの比が所定の閾値以上になったときに、前記リバースリンク通信の干渉が発生していると判断するためのプログラムコードと、を含んでもよい。
前記プログラムにおいて、前記リバースリンク通信の干渉が検知されたとき、前記複数のゲートウェイ局を互いに協調させて前記リバースリンク通信の干渉を抑制する干渉抑制処理を実行するためのプログラムコードを含んでもよい。
本発明によれば、移動可能な空中浮揚型の通信中継装置が同じエリアに増えてきた場合に発生しやすい通信中継装置のフィーダリンクにおけるリバースリンク通信の干渉を検知することができる。
本発明の実施形態に係る通信システムの一例を示す説明図。 実施形態に係るHAPSの中継通信局の主要構成の一例を示すブロック図。 実施形態に係る基地局のBBUの主要構成の一例を示すブロック図。 実施形態に係る通信システムにおけるHAPSの中継通信局及び基地局のBBUによるフォワードリンク通信の干渉検知の一例を示すフローシーケンス図。 本発明の実施形態に係る通信システムの他の例を示す説明図。 図5の通信システムにおけるHAPSの中継通信局及び共通BBUによるフォワードリンク通信の干渉検知及び干渉抑制処理の一例を示すフローシーケンス図。 本発明の実施形態に係る通信システムの更に他の例を示す説明図。 図7の通信システムにおける共通BBUによるリバースリンク通信の干渉検知及び干渉抑制処理の一例を示すフローシーケンス図。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る通信システムの一例を示す説明図である。本実施形態に係る通信システムは、LTE、第5世代及びそれ以降の次世代の移動通信に適用可能であり、特に、多数の端末装置への同時接続や低遅延化などに対応する第5世代(NR)及びそれ以降の次世代の移動通信の3次元化ネットワークの実現に適する。
図1に示すように、通信システムは、複数の空中浮揚型の通信中継装置(無線中継装置)としての複数の高高度プラットフォーム局(HAPS)(「高高度疑似衛星」、「成層圏プラットフォーム」ともいう。)20(1)、20(2)を備えている。HAPS20(1)、20(2)は、所定高度の空域に位置して、所定高度のセル形成目標空域に3次元セル(3次元エリア)を形成する。HAPS20(1)、20(2)は、自律制御又は外部からの制御により地面又は海面から100[km]以下の高高度の空域(浮揚空域)に浮遊あるいは飛行して位置するように制御される浮揚体又は飛行体(例えば、飛行船、ソーラープレーン)に、中継通信局21(1)、21(2)が搭載されたものである。
なお、図1の例では、HAPS20(1)及び20(2)がソーラープレーンタイプのHAPSであり、2つのHAPS20(1)、20(2)が飛行している例を示しているが、HAPSの数は3以上であってもよい。また、HAPSの種類は、飛行船、気球などのソーラープレーンとは異なるタイプであってもよい。また、以下の説明において、複数のHAPS及びその中継通信局などを区別しない場合は、括弧付き数字を付けずにHAPS20、中継通信局21などと表記する。
HAPS20の位置する空域は、例えば、地上(又は海や湖などの水上)の高度が11[km]以上及び50[km]以下の成層圏の空域である。この空域は、気象条件が比較的安定している高度15[km]以上25[km]以下の空域であってもよく、特に高度がほぼ20[km]の空域であってもよい。
本実施形態の通信システムにおける1又は2以上のHAPS20で3次元セルを形成する目標の空域であるセル形成目標空域は、HAPS20が位置する空域と従来のマクロセル基地局等の基地局(例えば、LTEのeNodeB、第5世代のgNodeB)がカバーする地面近傍のセル形成領域との間に位置する、所定高度範囲(例えば、50[m]以上1000[m]以下の高度範囲)の空域である。
なお、本実施形態の3次元セルが形成されるセル形成目標空域は、海、川又は湖の上空であってもよい。また、HAPS20で形成する3次元セルは、地上又は海上に位置する端末装置61との間でも通信できるよう地面又は海面に達するように形成してもよい。
HAPS20の中継通信局21は、サービスリンク用アンテナ(以下「SLアンテナ」という。)により、ユーザが使用する移動局である端末装置(「ユーザ装置」(UE)ともいう。)61と無線通信するための複数のビームを地面に向けて形成する。端末装置61は、遠隔操縦可能な小型のヘリコプター等の航空機であるドローンに組み込まれた通信端末モジュールでもよいし、飛行機等の中でユーザが使用するユーザ装置(UE)であってもよい。
セル形成目標空域においてHAPS20が形成するサービスリンクのビームが通過する領域が3次元セルである。例えば、HAPS20(1)及び20(2)がそれぞれ形成するサービスリンクのビームが通過する領域が第1セル200C(1)及び第2セル200C(2)である。図1において、端末装置61(1)は第1セル200C(1)に在圏し、端末装置61(2)は第2セル200C(2)に在圏している。
HAPS20の中継通信局21は、地上(又は海上)側の基地局75に接続された中継局(リピーター親機)としての複数のゲートウェイ局(「フィーダ局」ともいう。以下「GW局」という。)70と無線通信する。例えば、HAPS20(1)の中継通信局21(1)は、基地局75(1)に接続されたGW局70(1)と無線通信し、HAPS20(2)の中継通信局21(2)は、基地局75(2)に接続されたGW局70(2)と無線通信する。複数の基地局75(1),75(2)は互いに時間同期している。
中継通信局21は、フィーダリンク用アンテナ(以下「FLアンテナ」という。)により、無線通信可能な地上又は海上に設置されたGW局70及び基地局75を介して、移動通信網のコアネットワーク80に接続されている。各HAPSのGW局70は地上又は海上の互いに異なる地点に配置してもよいし、同一地点に配置してもよい。また、HAPS20の中継通信局21とGW局70との間のフィーダリンクの通信は、マイクロ波などの電波による無線通信で行ってもよいし、レーザ光などを用いた光通信で行ってもよい。
GW局70は、空中で移動するHAPS20を追尾するように自局のアンテナ(以下「GWアンテナ」という。)71を制御してもよい。GWアンテナ71がHAPS20を追尾することにより、パラボラアンテナなどの高い指向性を有するGWアンテナ71を用いた場合でも、HAPS20の移動によるフィーダリンクの通信品質の低下を抑制できる。
GWアンテナ71の指向性ビームの制御方式としては、ジンバル方式、電気方式(360度のビームフォーミング制御方式)、電気方式(角度限定のビームフォーミング制御方式+アンテナ切替)など、各種の方式を用いることができる。
基地局75は、例えばLTEのeNodeBの場合、遠隔無線装置(RRH(Remote Radio Head)。RRU(Remote Radio Unit)ともいう。)76及びベースバンド処理装置(BBU(Base Band Unit))77で構成されている。なお、RRH76とBBU77とはそれぞれ、光ファイバー回線で接続し、互いに離して配置してもよい。RRH76は、GW局70に組み込んでもよい。また、複数のBBU77(1),77(2)は集約して一箇所に設け、共通のベースバンド処理装置として構成してもよい。
RRH76は、例えば、直交変復調部と送信部と受信部と電力増幅器(PA(Power Amplifier))とローノイズ受信機(LNA(Low Noise Amplifier))とを備え、GW局70に接続されている。直交変復調部は、BBUで処理されるOFDM信号を直交変復調し、アナログ信号(RF信号)に変換する。送信部は、直交変復調部で生成されたRF信号の周波数を電波として送出する周波数に変換する。受信部は、受信した電波の高周波信号の周波数を直交変復調部で処理する周波数に変換する。電力増幅器(PA)は、送信部で生成したRF信号を電力増幅する。ローノイズ受信機(LNA)は、受信した微弱電波を増幅して受信部に渡す。
BBU77は、例えば、基地局制御部と伝送路インターフェース部とタイミング制御部とベースバンド部とを備え、所定のインターフェース(例えば、S1インターフェース)を介して移動通信網のコアネットワーク80に接続されている。基地局制御部は、基地局全体の制御および呼制御のプロトコルや制御監視を行う。伝送路インターフェース部は、コアネットワーク等との間のイーサネット(登録商標)などのパケット伝送路が接続され、所定のプロトコルを処理してIPパケットの授受を行う。タイミング制御部は、パケット伝送路を介して受信した信号又は人工衛星からのGNSS(Global Navigation Satellite System)受信信号から抽出した基準クロックに基づいて基地局内部で使用する各種クロックを生成する。ベースバンド部は、伝送路インターフェース部を通して授受するIPパケットと無線信号であるOFDM信号(ベースバンド信号)の変換(変復調)を行う。
HAPS20はそれぞれ、内部に組み込まれたコンピュータ等で構成された制御部が制御プログラムを実行することにより、HAPS自体の浮揚移動(飛行)や中継通信局21での処理を自律制御してもよい。例えば、HAPS20はそれぞれ、HAPS自体の現在位置情報(例えばGPS位置情報)、予め記憶した位置制御情報(例えば、飛行スケジュール情報)、周辺に位置する他のHAPSの位置情報などを取得し、それらの情報に基づいて浮揚移動(飛行)や中継通信局21での処理を自律制御してもよい。
また、HAPS20それぞれの浮揚移動(飛行)や中継通信局21での処理は、移動通信網のコアネットワーク80に接続された通信センター等に設けられた遠隔制御装置としての中央制御サーバ85によって制御できるようにしてもよい。中央制御サーバ85は、例えば、プログラムを読み込んで実行可能なPCなどのコンピュータ装置やサーバ等で構成することができる。この場合、HAPS20は、中央制御サーバ85からの制御情報を受信したり中央制御サーバ85等の所定の送信先に監視情報などの各種情報を送信したりするための後述の制御通信部(例えば、移動通信モジュール)を備える。制御通信部は、中央制御サーバ85と間で通信できるように端末識別情報(例えば、IPアドレス、電話番号など)が割り当てられるようにしてもよい。HAPS20の制御通信部の識別には通信インターフェースのMACアドレスを用いてもよい。
HAPS20と中央制御サーバ85との間の制御情報及び監視情報の送受信は、例えば、移動通信網のコアネットワーク80と基地局75とGW局70とを経由するLTEの通信回線を介して行うことができる。また、制御情報及び監視情報の送受信は、人工衛星を介した移動通信の衛星回線を用いて行ってもよいし、インターネット90と人工衛星とを介した衛星回線を用いて行ってもよい。
HAPS20から送信する監視情報は、HAPS自体又は周辺のHAPSの浮揚移動(飛行)や中継通信局21での処理に関する情報、HAPS20がGW局70との間のフィーダリンクの受信電力を測定した受信モニタ情報、及び、HAPS20の状態に関する情報や各種センサなどで取得した観測データの情報の少なくとも一つを含んでもよい。また、監視情報は、HAPS20の現在位置及び姿勢情報、飛行経路情報(飛行スケジュール情報、飛行ルート履歴情報)、対気速度、対地速度及び推進方向、HAPS20の周辺の気流の風速及び風向、並びに、HAPS20の周辺の気圧及び気温の少なくとも一つの情報を含んでもよい。制御情報は、HAPS20の目標飛行ルート情報を含んでもよい。
HAPS20及び中央制御サーバ85は、フィーダリンクの無線伝搬路を含むエリアの天気予報の情報、GW局70又は基地局75の保守予定情報、HAPS20で測定されたGW局70とのフィーダリンクの受信レベルモニタ情報、HAPS20の飛行経路情報、HAPS20の現在位置情報及び姿勢情報、並びにGW局70の位置情報を取得してもよい。これらの情報は、例えば、各情報を管理しているコアネットワーク(移動通信網)80のサーバ又はインターネット90のサーバから取得してもよい。また、中央制御サーバ85は、GW局70又は基地局75の保守予定情報を、所定のインターフェース(例えば、LTEのS1インターフェース)により移動通信網のコアネットワーク80を介してGW局70又は基地局75から取得してもよいし、GW局70又は基地局75を管理する管理サーバから取得してもよい。
中継通信局21と端末装置61との無線通信の上りリンク及び下りリンクの複信方式は、特定の方式に限定されず、例えば、時分割複信(Time Division Duplex:TDD)方式でもよいし、周波数分割複信(Frequency Division Duplex:FDD)方式でもよい。また、中継通信局21と端末装置61との無線通信のアクセス方式は、特定の方式に限定されず、例えば、FDMA(Frequency Division Multiple Access)方式、TDMA(Time Division Multiple Access)方式、CDMA(Code Division Multiple Access)方式、又は、OFDMA(Orthogonal Frequency Division Multiple Access)であってもよい。また、前記無線通信には、ダイバーシティ・コーディング、送信ビームフォーミング、空間分割多重化(SDM:Spatial Division Multiplexing)等の機能を有し、送受信両方で複数のアンテナを同時に利用することにより、単位周波数当たりの伝送容量を増やすことができるMIMO(多入力多出力:Multi−Input and Multi−Output)技術を用いてもよい。また、前記MIMO技術は、1つの基地局が1つの端末装置と同一時刻・同一周波数で複数の信号を送信するSU−MIMO(Single−User MIMO)技術でもよいし、1つの基地局が複数の異なる端末装置に同一時刻・同一周波数で信号を送信又は複数の異なる基地局が1つの端末装置に同一時刻・同一周波数で信号を送信するMU−MIMO(Multi−User MIMO)技術であってもよい。
なお、以下の実施形態では、端末装置61と無線通信する中継通信局21を有する通信中継装置が、ソーラープレーンタイプのHAPS20の場合について図示して説明するが、通信中継装置は無人飛行船タイプや気球タイプのHAPSであってもよい。また、以下の実施形態は、HAPS以外の他の空中浮揚型の通信中継装置にも同様に適用できる。
また、HAPS20とGW局70を介した基地局75との間のリンクを「フィーダリンク(FL)」といい、HAPS10と端末装置61との間のリンクを「サービスリンク(SL)」という。特に、HAPS20とGW局70との間の区間を「フィーダリンクの無線区間」という。また、GW局70からHAPS20を経由して端末装置61に向かう通信を「フォワードリンク」通信といい、端末装置61からHAPS20を経由してGW局70に向かう通信を「リバースリンク」通信ともいう。
図1において、HAPS20は、例えば高度が約20kmの成層圏に位置し、一つのGW局70との間に一つのフィーダリンクを形成し、HAPS20が一つのセル200Cを形成し、そのセル200Cのフットプリント200Fからなるサービスエリアの直径は例えば100〜200kmであるが、これらに限定されるものではない。例えば、HAPS20で形成するセルの数は2以上であってもよい。また、HAPS20は、複数のGW局70との間に複数のフィーダリンクを形成してもよい。
上記構成の本実施形態の通信システムにおいて、上空を移動可能なHAPS20が同じ共通エリアに増えてくると、各HAPS20の飛行経路及び利用周波数によっては、複数のHAPS20のフィーダリンク間での干渉が発生するおそれがある。
例えば、共通エリアを飛行する複数のHAPS20のある一つのHAPSのフィーダリンク通信部が他のHAPS向けのフィーダリンクの信号も受信した場合、フィーダリンク間でフォワードリンク通信の干渉が発生するおそれがある。フィーダリンク間でフォワードリンク通信の干渉が発生すると、フィーダリンクにおけるフォワードリンク通信の無線通信品質が低下したり、フォワードリンク通信がきれたりするおそれがある。
そこで、本実施形態の基地局75では、HAPS20から受信したフィーダリンクの測定報告に基づいて、HAPS20が接続している基地局以外の他の基地局からの干渉波によるフォワードリンク通信の干渉を検知している。
図2は、本実施形態に係るHAPS20の中継通信局21の主要構成の一例を示すブロック図である。図2において、中継通信局21は、フィーダリンク通信部221とサービスリンク通信部222と各部を制御する制御部224と制御通信部226を備える。
フィーダリンク通信部221は、地上セルラー方式の移動通信における移動局と同等の機能を有する。フィーダリンク通信部221は、FLアンテナ211を介してGW局70との間でフィーダリンク周波数F1の無線信号を送受信する。
サービスリンク通信部222は、地上セルラー方式の移動通信における基地局(例えば、eNodeB又はg−NodeB)と同等の機能を有する。サービスリンク通信部222は、フィーダリンク通信部221に接続され、SLアンテナ115を介して端末装置61との間で、フィーダリンク周波数F1とは異なるサービスリンク周波数F2の無線信号を送受信する。
制御部224は、予め組み込まれたプログラムを実行することにより各部を制御することができる。制御部224は、フィーダリンク通信部221と連携して次の(A1)〜(A3)の手段として機能する。
(A1)フィーダリンクの周波数F1について測定した受信レベルを含む測定報告(MR)を、中継通信局21が接続している接続基地局75に送信する手段
(A2)フィーダリンクの周波数について受信信号のサーチ検知を行う手段
(A3)前記サーチ検知で検知できた複数の受信信号それぞれについて、受信信号に対応する物理セル識別情報(PCI)と受信信号の受信レベルとを含む測定報告(MR)を、前記接続基地局に送信する手段
また、制御部224は、GW局70を追尾するようにFLアンテナ215を制御してもよい。FLアンテナ215がGW局70を追尾することにより、HAPS20の移動によるフィーダリンクの通信品質の低下を抑制できる。FLアンテナ215の指向性ビームの制御方式としては、ジンバル方式、電気方式(360度のビームフォーミング制御方式)、電気方式(角度限定のビームフォーミング制御方式+アンテナ切替)など、各種の方式を用いることができる。
制御通信部226は、例えば、LTE又は次世代(例えば第5世代)の通信機能、衛星通信機能又はその両方の通信機能を有する移動通信モジュールで構成され、中央制御サーバ85と間で通信できるように端末識別情報(例えば、IPアドレス、電話番号など)が割り当てられる。制御通信部226の識別には通信インターフェースのMACアドレスを用いてもよい。
図3は、本実施形態に係る基地局75のBBU77の主要構成の一例を示すブロック図である。図3において、基地局75のBBU77は、前述のとおり、基地局制御部771と伝送路インターフェース部772とタイミング制御部773とベースバンド部774とを備える。
基地局制御部771は、ベースバンド部774と連携して次の(B1)〜(B4)の手段として機能する。
(B1)HAPS20の中継通信局21がフィーダリンクの周波数F1について測定した受信レベルと物理セル識別情報(PCI)とを含む測定報告(MR)を、中継通信局21から受信する手段
(B2)前記測定報告(MR)に基づいて、中継通信局21が接続している接続基地局(自局)75以外の他の基地局からの干渉波によるフォワードリンク通信の干渉を検知する手段
(B3)中継通信局21から受信した測定報告(MR)に基づいて、中継通信局21に到達したフォワードリンク通信の信号波受信レベルと干渉波受信レベルとを比較する手段
(B4)信号波受信レベルと干渉波受信レベルとの差が所定の閾値以下になったとき、又は、信号波受信レベルに対する干渉波受信レベルの比が所定の閾値以上になったときに、フォワードリンク通信の干渉が発生していると判断する手段
上記フォワードリンク通信の干渉の発生の判断に用いる閾値は、HAPS通信システムの構成などに基づいて予め設定し、基地局制御部771に保持されている。
なお、前記フォワードリンク通信の干渉を抑制する干渉抑制処理は、地上セルラー方式の移動通信における基地局から端末装置へのダウンリンクで使用可能なDL−CoMP(ダウンリンク−協調マルチポイント)と同様な干渉抑制処理であってもよい。DL−CoMPとは、例えば、基地局(eNodeB)の2つのRRHが協調し、同一の端末装置に対して時間的に同期したデータを前記2つのRRHそれぞれから送信する技術である。本実施形態のフォワードリンク(フィーダリンク)通信におけるRRH76(1),76(2)、BBU77(1),77(2),78は、DL−CoMPの基地局(eNodeB)のRRH及びBBUに対応し、本実施形態のフォワードリンク(フィーダリンク)通信におけるHAPS20の中継通信局21はDL−CoMPの端末装置に対応する。
図4は、本実施形態に係る通信システムにおけるHAPS20の中継通信局21及び基地局75のBBU77による干渉検知の一例を示すフローシーケンス図である。
図4において、HAPS20の中継通信局21は、所定のタイミングで定期的に又は非定期に、フィーダリンクの周波数F1をサーチし、見つかった基地局(接続基地局及び干渉基地局)75からブロードキャストされている物理セル識別情報(PCI)を取得する(S101)。例えば、図1におけるHAPS20(1)の中継通信局21(1)は、その中継通信局21(1)が接続している接続基地局75(1)からGW局70(1)を介してブロードキャストされている同期信号(SS)等に含まれる物理セル識別情報(PCI=1)と、干渉基地局75(2)からGW局70(2)を介してブロードキャストされている同期信号(SS)等に含まれる物理セル識別情報(PCI=2)とを取得する。
更に、中継通信局21は、基地局(接続基地局及び干渉基地局)75から送信されている信号の信号レベルを測定する(S102)。例えば、図1におけるHAPS20(1)の中継通信局21(1)は、その中継通信局21(1)が接続している接続基地局75(1)からGW局70(1)を介して送信されているフォワード通信の信号波S_FWD(1)の受信レベル(例えば、参照信号受信電力)と、干渉基地局75(2)からGW局70(2)を介して送信されているフォワード通信の干渉波I_FWD(2)の受信レベル(例えば、参照信号受信電力)とを測定する。以下、接続基地局75(1)からの信号波S_FWD(1)の受信レベルを「信号波受信レベル」といい、干渉基地局75(2)からの干渉波I_FWD(2)の参照信号の受信レベルを「干渉波受信レベル」という。
次に、中継通信局21は、サーチして取得した物理セル識別情報(PCI)と受信レベル(信号波受信レベル、干渉波受信レベル)とをリスト化し、自身が接続している基地局75にMR(Measurement Report)で報告する(S301)。例えば、図1におけるHAPS20(1)の中継通信局21(1)は、その中継通信局21(1)が接続している接続基地局75(1)に、リスト化したPCI及び受信レベルをMRで報告する。
次に、基地局75は、中継通信局21から受信したMRに基づいて、他の基地局からの干渉波によるフォワードリンク通信の干渉を検知する。例えば、基地局75は、中継通信局21から受信したMRに基づいて、中継通信局に到達したフォワードリンク通信の信号波受信レベルと干渉波受信レベルとを比較し(S104)、信号波受信レベルと干渉波受信レベルとの差が所定の閾値以下になったとき又は信号波受信レベルに対する干渉波受信レベルの比が所定の閾値以上になったときに、フォワードリンク通信の干渉が発生していると判断する(S105)。
図1〜図4の実施形態によれば、HAPS20が同じエリアに増えてきた場合に発生しやすいHAPS20のフィーダリンクにおけるフォワードリンク通信の干渉を早期に検知することができる。
図5は、本発明の実施形態に係る通信システムの他の例を示す説明図である。図5の通信システムでは、複数の基地局75のBBU77を集約して共通のベースバンド処理装置である共通BBU78として構成している。また、複数の基地局75のRRH76(1),76(2)はそれぞれ対応するGW局70(1)、70(2)に設けられている。すなわち、複数のGW局70(1)、70(2)は同一のBBUである共通BBU78に収容されている。その他の構成は、前述の図1と同じであるので、それらの説明は省略する。
図5の通信システムにおいて、共通BBU78は前述の図3と同様な構成であり、基地局制御部771はベースバンド部774と連携して、前述の(B1)〜(B4)の手段のほか、次の(B5)の手段としても機能する。
(B5)フォワードリンク通信の干渉が検知されたとき、他の基地局と協調してフォワードリンク通信の干渉を抑制する干渉抑制処理を実行する手段
共通BBU78で実行するフォワードリンク(フィーダリンク)の干渉抑制処理は、例えば地上セルラー方式の移動通信における基地局から端末装置へのダウンリンクで使用可能なDL−CoMP(ダウンリンク−協調マルチポイント)と同様な干渉抑制処理である。
図6は、図5の通信システムにおけるHAPS20の中継通信局21及び基地局75のBBU77による干渉検知及び干渉抑制処理の一例を示すフローシーケンス図である。なお、図6中のステップS201〜S05は、前述の図4のS101〜S105と同様であるので、それらの説明は省略する。
図6において、フォワードリンク通信の干渉が発生していると判断した場合、共通BBU78は、そのフォワードリンク通信の干渉を抑制する干渉抑制処理を実行する(S206)。例えば、共通BBU78は、予め組み込んでおいたDL−CoMPのプログラムを起動して、図5のGW局70(2)からHAPS20(1)に向かう干渉波I_FWD(2)によるフォワードリンク通信の干渉を抑制する干渉抑制処理を実行する。
図5〜図6の実施形態によれば、HAPS20が同じエリアに増えてきた場合に発生しやすいHAPS20のフィーダリンクにおけるフォワードリンク通信の干渉を早期に検知できるだけでなく、そのフォワードリンク通信の干渉を抑制することができる。
次に、本実施形態の通信システムのフィーダリンクにおけるリバースリンク通信の干渉の検知及び干渉抑制処理について説明する。
本実施形態の通信システムのように共通エリアを複数のHAPS20が飛行し、複数のHAPS20がGW局70に対してフィーダリンクの信号を送信しているとき、フィーダリンク間でリバースリンク通信の干渉が発生するおそれがある。フィーダリンク間でリバースリンク通信の干渉が発生すると、フィーダリンクにおけるリバースリンク通信の無線通信品質が低下したり、リバースリンク通信がきれたりするおそれがある。
そこで、本実施形態では、複数のGW局70(RRH76)を収容した同一の共通BBU78により、その複数のGW局70(RRH76)で受信された複数の受信信号を、複数のGWアンテナ71で受信された受信信号と仮定して受信処理を行い、その受信処理で得られた複数のGWアンテナ71それぞれの受信レベルを互いに比較し、GWアンテナ71ごとに、リバースリンク通信の干渉の原因となるHAPS20からの干渉波I_REVの受信レベルを監視してリバースリンク通信の干渉の発生の有無を判断している。
図7は、本発明の実施形態に係る通信システムの更に他の例を示す説明図である。図7において、基本的な構成は前述の図5と同一であるので、それらの説明は省略する。また、図7の通信システムにおいて、共通BBU78は前述の図3と同様な構成であり、基地局制御部771は、ベースバンド部774と連携して、次の(C1)〜(C5)の手段として機能する。
(C1)複数のGW局70(RRH76)が受信した複数の受信信号に基づいて、GW局70に接続しているHAPS20の中継通信局21からの信号波S_REVに干渉している他のHAPS20の中継通信局21からの干渉波I_REVによるリバースリンク通信の干渉を検知する手段
(C2)複数のGW局70(RRH76)で受信された複数の受信信号を、複数のGWアンテナ71で受信された受信信号として受信処理を行う手段
(C3)前記受信処理で得られた複数のGWアンテナ71それぞれの受信信号に基づいて、GWアンテナ71ごとに、リバースリンク通信の信号波S_REVの受信信号レベル(信号波受信レベル)と干渉波I_REVの受信レベル(干渉波受信レベル)とを比較する手段
(C4)信号波受信レベルと干渉波受信レベルとの差が所定の閾値以下になったとき又は信号波受信レベルに対する干渉波受信レベルの比が所定の閾値以上になったときに、リバースリンク通信の干渉が発生していると判断する手段
(C5)リバースリンク通信の干渉が検知されたとき、複数のGW局70(RRH76)による受信動作を協調させてリバースリンク通信の干渉を抑制する干渉抑制処理を実行する手段
なお、前記リバースリンク通信の干渉を抑制する干渉抑制処理は、地上セルラー方式の移動通信における端末装置から基地局へのアップリンクで使用可能なUL−CoMP(アップリンク−協調マルチポイント)と同様な干渉抑制処理であってもよい。UL−CoMPとは、例えば、基地局(eNodeB)の2つのRRHが協調し、どちらか一方のRRHと通信している端末装置からの送信信号を両方のRRHで受信を行うことにより、基地局(eNodeB)に複数アンテナがあるような形で信号を受信し、基地局(eNodeB)のベースバンド部(BBU)で合成処理する技術である。本実施形態のリバースリンク(フィーダリンク)通信におけるRRH76(1),76(2)、BBU77(1),77(2),78は、UL−CoMPの基地局(eNodeB)のRRH及びBBUに対応し、本実施形態のフォワードリンク(フィーダリンク)通信におけるHAPS20の中継通信局21はUL−CoMPの端末装置に対応する。
図8は、図7の通信システムにおける共通BBU78によるリバースリンク通信の干渉検知及び干渉抑制処理の一例を示すフローシーケンス図である。
図8において、複数のGW局70(1),70(2)のRRH76(1),76(2)は、GWアンテナ71(1),71(2)を介して、HAPS20(1),20(2)の中継通信局21(1),21(2)から送信された周波数F1のフィーダリンクのリバースリンク通信の電波を受信し、受信した受信信号を共通BBU78に転送する(S301)。
共通BBU78は、複数のGW局70(1),70(2)のRRH76(1),76(2)で受信された複数の受信信号を、複数のGWアンテナ71(1),71(2)で受信された受信信号として受信処理を行う(S302)。
次に、共通BBU78は、前記受信処理で得られた複数のGWアンテナ71(1),71(2)それぞれの受信信号に基づいて、GWアンテナ76ごとに、GW局70(RRH76)に接続しているHAPS20の中継通信局21からの信号波S_REVに干渉している他のHAPS20の中継通信局21からの干渉波I_REVの受信の有無を確認する(S303)。例えば、図7の例において、共通BBU78は、GW局70(1)のRRH76(1)に接続しているHAPS20(1)の中継通信局21(1)からの信号波S_REV(1)に干渉している他のHAPS20(2)の中継通信局21(2)からの干渉波I_REV(2)の受信の有無を確認する。
次に、共通BBU78は、GWアンテナ76ごとに、干渉波I_REVの受信を確認した場合、GW局70のRRH76に接続しているHAPS20の中継通信局21からのリバースリンク通信の信号波S_REVの受信レベル(信号波受信レベル)と、他のHAPS20の中継通信局21からのリバースリンク通信の干渉波I_REVの受信レベル(干渉波受信レベル)とを比較する(S304)。例えば、図7の例において、共通BBU78は、GWアンテナ76(1)について干渉波I_REV(2)の受信を確認した場合、GW局70(1)のRRH76(1)に接続しているHAPS20(1)の中継通信局21(1)からのリバースリンク通信の信号波S_REV(1)の受信レベル(信号波受信レベル)と、他のHAPS20(2)の中継通信局21(2)からのリバースリンク通信の干渉波I_REV(2)の受信レベル(干渉波受信レベル)とを比較する。
次に、共通BBU78は、GWアンテナ76ごとに、信号波受信レベルと干渉波受信レベルとの差が所定の閾値以下になったとき又は信号波受信レベルに対する干渉波受信レベルの比が所定の閾値以上になったときに、リバースリンク通信の干渉が発生していると判断する(S305)。例えば、図7の例において、共通BBU78は、GWアンテナ76(1)の受信信号について、リバースリンク通信の信号波S_REV(1)の信号波受信レベルと干渉波I_REV(2)の干渉波受信レベルとの差が所定の閾値以下になったとき、又は、信号波S_REV(1)の信号波受信レベルに対する干渉波I_REV(2)の干渉波受信レベルの比が所定の閾値以上になったときに、信号波S_REV(1)に対する干渉波I_REV(2)によるリバースリンク通信の干渉が発生していると判断する。
次に、共通BBU78は、リバースリンク通信の干渉が検知されたとき、複数のGW局70(RRH76)を互いに協調させてリバースリンク通信の干渉を抑制する干渉抑制処理を実行する(306)。例えば、図7の例において、共通BBU78は、信号波S_REV(1)に対する干渉波I_REV(2)によるリバースリンク通信の干渉が検知されたとき、予め組み込んでおいたUL−CoMPのプログラムを起動して、GW局70(1),70(2)のRRH76(1),76(2)を互いに協調させてリバースリンク通信の干渉を抑制するように受信処理を行う干渉抑制処理を実行する。
図7,8の実施形態によれば、HAPS20が同じエリアに増えてきた場合に発生しやすいHAPS20のフィーダリンクにおけるリバースリンク通信の干渉を早期に検知できるとともに、その検知されたフォワードリンク通信の干渉を抑制することができる。
なお、本明細書で説明された処理工程並びにHAPS等の通信中継装置の中継通信局、フィーダ局、ゲートウェイ局、管理装置、監視装置、遠隔制御装置、サーバ、端末装置(ユーザ装置、移動局、通信端末)、基地局、基地局装置、RRH、BBU及び共通BBUの構成要素は、様々な手段によって実装することができる。例えば、これらの工程及び構成要素は、ハードウェア、ファームウェア、ソフトウェア、又は、それらの組み合わせで実装されてもよい。
ハードウェア実装については、実体(例えば、無線中継局、フィーダ局、ゲートウェイ局、基地局、基地局装置、無線中継局装置、端末装置(ユーザ装置、移動局、通信端末)、管理装置、監視装置、遠隔制御装置、サーバ、ハードディスクドライブ装置、又は、光ディスクドライブ装置)において前記工程及び構成要素を実現するために用いられる処理ユニット等の手段は、1つ又は複数の、特定用途向けIC(ASIC)、デジタルシグナルプロセッサ(DSP)、デジタル信号処理装置(DSPD)、プログラマブル・ロジック・デバイス(PLD)、フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(FPGA)、プロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサ、電子デバイス、本明細書で説明された機能を実行するようにデザインされた他の電子ユニット、コンピュータ、又は、それらの組み合わせの中に実装されてもよい。
また、ファームウェア及び/又はソフトウェア実装については、前記構成要素を実現するために用いられる処理ユニット等の手段は、本明細書で説明された機能を実行するプログラム(例えば、プロシージャ、関数、モジュール、インストラクション、などのコード)で実装されてもよい。一般に、ファームウェア及び/又はソフトウェアのコードを明確に具体化する任意のコンピュータ/プロセッサ読み取り可能な媒体が、本明細書で説明された前記工程及び構成要素を実現するために用いられる処理ユニット等の手段の実装に利用されてもよい。例えば、ファームウェア及び/又はソフトウェアコードは、例えば制御装置において、メモリに記憶され、コンピュータやプロセッサにより実行されてもよい。そのメモリは、コンピュータやプロセッサの内部に実装されてもよいし、又は、プロセッサの外部に実装されてもよい。また、ファームウェア及び/又はソフトウェアコードは、例えば、ランダムアクセスメモリ(RAM)、リードオンリーメモリ(ROM)、不揮発性ランダムアクセスメモリ(NVRAM)、プログラマブルリードオンリーメモリ(PROM)、電気的消去可能PROM(EEPROM)、FLASHメモリ、フロッピー(登録商標)ディスク、コンパクトディスク(CD)、デジタルバーサタイルディスク(DVD)、磁気又は光データ記憶装置、などのような、コンピュータやプロセッサで読み取り可能な媒体に記憶されてもよい。そのコードは、1又は複数のコンピュータやプロセッサにより実行されてもよく、また、コンピュータやプロセッサに、本明細書で説明された機能性のある態様を実行させてもよい。
また、前記媒体は非一時的な記録媒体であってもよい。また、前記プログラムのコードは、コンピュータ、プロセッサ、又は他のデバイス若しくは装置機械で読み込んで実行可能であれよく、その形式は特定の形式に限定されない。例えば、前記プログラムのコードは、ソースコード、オブジェクトコード及びバイナリコードのいずれでもよく、また、それらのコードの2以上が混在したものであってもよい。
また、本明細書で開示された実施形態の説明は、当業者が本開示を製造又は使用するのを可能にするために提供される。本開示に対するさまざまな修正は当業者には容易に明白になり、本明細書で定義される一般的原理は、本開示の趣旨又は範囲から逸脱することなく、他のバリエーションに適用可能である。それゆえ、本開示は、本明細書で説明される例及びデザインに限定されるものではなく、本明細書で開示された原理及び新規な特徴に合致する最も広い範囲に認められるべきである。
20 HAPS(通信中継装置)
21 中継通信局
61,61(1),61(2) 端末装置
70,70(1),70(2) ゲートウェイ局(GW局)
71,71(1),71(2) フィーダリンク用アンテナ(GWアンテナ)
75,75(1),75(2) 基地局
76,76(1),76(2) 遠隔無線装置(RRH)
77,77(1),77(2) ベースバンド処理装置(BBU)
78 共通のベースバンド処理装置(共通BBU)
85 中央制御サーバ
200C,200C(1),200C(2) 3次元セル
200F,200F(1),200F(2) フットプリント
211 フィーダリンク用アンテナ(FLアンテナ)
215 サービスリンク用アンテナ(SLアンテナ)
221 フィーダリンク通信部
222 サービスリンク通信部
224 制御部
226 制御通信部
771 基地局制御部
772 伝送路インターフェース部
773 タイミング制御部
774 ベースバンド部

Claims (13)

  1. 端末装置との間でサービスリンクの無線通信を行う中継通信局を含む移動可能な複数の空中浮揚型の通信中継装置と、前記複数の通信中継装置との間でフィーダリンクの無線通信を行う複数のゲートウェイ局と、を備える通信システムであって、
    前記複数のゲートウェイ局に接続された共通のベースバンド処理装置を備え、
    前記ベースバンド処理装置は、前記複数のゲートウェイ局が受信した複数の受信信号に基づいて、前記ゲートウェイ局に接続している前記通信中継装置の中継通信局からの信号波に干渉している他の通信中継装置の中継通信局からの干渉波によるリバースリンク通信の干渉を検知する、ことを特徴とする通信システム。
  2. 請求項1の通信システムにおいて、
    前記ベースバンド処理装置は、
    前記複数のゲートウェイ局で受信された複数の受信信号を、複数のアンテナで受信された受信信号として受信処理を行い、
    前記受信処理で得られた前記複数のアンテナそれぞれの受信信号に基づいて、前記アンテナごとにリバースリンク通信の信号波受信レベルと干渉波受信レベルとを比較し、
    前記信号波受信レベルと前記干渉波受信レベルとの差が所定の閾値以下になったとき又は前記信号波受信レベルに対する前記干渉波受信レベルの比が所定の閾値以上になったときに、前記リバースリンク通信の干渉が発生していると判断する、ことを特徴とする通信システム。
  3. 請求項1又は2の通信システムにおいて、
    前記ベースバンド処理装置は、前記リバースリンク通信の干渉が検知されたとき、前記複数のゲートウェイ局を互いに協調させて前記リバースリンク通信の干渉を抑制する干渉抑制処理を実行することを特徴とする通信システム。
  4. 請求項1乃至3のいずれかの通信システムにおいて、
    前記中継通信局は、
    前記ゲートウェイ局と通信する移動通信の移動局として機能するフィーダリンク通信部と、前記フィーダリンク通信部に接続され、
    前記フィーダリンクとは異なる周波数で前記端末装置と通信する移動通信の基地局として機能するサービスリンク通信部と、を備えることを特徴とする通信システム。
  5. 端末装置との間でサービスリンクの無線通信を行う中継通信局を含む移動可能な複数の空中浮揚型の通信中継装置との間でフィーダリンクの無線通信を行う複数のゲートウェイ局に接続された共通のベースバンド処理装置であって、
    前記複数のゲートウェイ局が受信した複数の受信信号に基づいて、前記ゲートウェイ局に接続している前記通信中継装置の中継通信局からの信号波に干渉している他の通信中継装置の中継通信局からの干渉波によるリバースリンク通信の干渉を検知する手段を備えることを特徴とするベースバンド処理装置。
  6. 請求項5のベースバンド処理装置において、
    前記複数のゲートウェイ局で受信された複数の受信信号を、複数のアンテナで受信された受信信号として受信処理を行う手段と、
    前記受信処理で得られた前記複数のアンテナそれぞれの受信信号に基づいて、前記アンテナごとにリバースリンク通信の信号波受信レベルと干渉波受信レベルとを比較する手段と、
    前記信号波受信レベルと前記干渉波受信レベルとの差が所定の閾値以下になったとき又は前記信号波受信レベルに対する前記干渉波受信レベルの比が所定の閾値以上になったときに、前記リバースリンク通信の干渉が発生していると判断する手段と、を備えることを特徴とするベースバンド処理装置。
  7. 請求項5又は6のベースバンド処理装置において、
    前記リバースリンク通信の干渉が検知されたとき、前記複数のゲートウェイ局を互いに協調させて前記リバースリンク通信の干渉を抑制する干渉抑制処理を実行する手段を備えることを特徴とするベースバンド処理装置。
  8. 端末装置との間でサービスリンクの無線通信を行う中継通信局を含む移動可能な複数の空中浮揚型の通信中継装置と複数のゲートウェイ局との間のフィーダリンクにおける前記中継通信局からゲートウェイ局に向かうリバースリンク通信の干渉を検知する方法であって、
    前記複数のゲートウェイ局が受信した複数の受信信号に基づいて、前記ゲートウェイ局に接続している前記通信中継装置の中継通信局からの信号波に干渉している他の通信中継装置の中継通信局からの干渉波によるリバースリンク通信の干渉を検知することを含むことを特徴とする方法。
  9. 請求項8の方法において、
    前記複数のゲートウェイ局で受信された複数の受信信号を、複数のアンテナで受信された受信信号として受信処理を行うことと、
    前記受信処理で得られた前記複数のアンテナそれぞれの受信信号に基づいて、前記アンテナごとにリバースリンク通信の信号波受信レベルと干渉波受信レベルとを比較することと、
    前記信号波受信レベルと前記干渉波受信レベルとの差が所定の閾値以下になったとき又は前記信号波受信レベルに対する前記干渉波受信レベルの比が所定の閾値以上になったときに、前記リバースリンク通信の干渉が発生していると判断すること、とを含む
    ことを特徴とする方法。
  10. 請求項8又は9の方法において、
    前記リバースリンク通信の干渉が検知されたとき、前記複数のゲートウェイ局を互いに協調させて前記リバースリンク通信の干渉を抑制する干渉抑制処理を実行することを含むことを特徴とする方法。
  11. 端末装置との間でサービスリンクの無線通信を行う中継通信局を含む移動可能な複数の空中浮揚型の通信中継装置との間でフィーダリンクの無線通信を行う複数のゲートウェイ局に接続された共通のベースバンド処理装置に設けられたコンピュータ又はプロセッサで実行されるプログラムであって、
    前記複数のゲートウェイ局が受信した複数の受信信号に基づいて、前記ゲートウェイ局に接続している前記通信中継装置の中継通信局からの信号波に干渉している他の通信中継装置の中継通信局からの干渉波によるリバースリンク通信の干渉を検知するためのプログラムコードを含むことを特徴とするプログラム。
  12. 請求項11のプログラムにおいて、
    前記複数のゲートウェイ局で受信された複数の受信信号を、複数のアンテナで受信された受信信号として受信処理を行うためのプログラムコードと、
    前記受信処理で得られた前記複数のアンテナそれぞれの受信信号に基づいて、前記アンテナごとにリバースリンク通信の信号波受信レベルと干渉波受信レベルとを比較するためのプログラムコードと、
    前記信号波受信レベルと前記干渉波受信レベルとの差が所定の閾値以下になったとき又は前記信号波受信レベルに対する前記干渉波受信レベルの比が所定の閾値以上になったときに、前記リバースリンク通信の干渉が発生していると判断するためのプログラムコードと、を含むことを特徴とするプログラム。
  13. 請求項11又は12のプログラムにおいて、
    前記リバースリンク通信の干渉が検知されたとき、前記複数のゲートウェイ局を互いに協調させて前記リバースリンク通信の干渉を抑制する干渉抑制処理を実行するためのプログラムコードを含むことを特徴とするプログラム。
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