JPWO2015079753A1 - 車両用空気清浄装置 - Google Patents

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Abstract

利便性を低下させずに微粒子を集塵できる車両用空気清浄装置を提供することを目的とする。車外または車室6内の空気を吸い込む吸込口11と車室6内に空気を吹き出す吹出口12とを連通させる空気通路13と、空気通路13内に配される送風機15と、車室6内のPM2.5(微粒子)の濃度を検知する微粒子センサ21と、マイナスイオン及びプラスイオンを発生するイオン発生装置18と、空気通路13を流通する空気に含まれるPM2.5を集塵するとともに所定の極性で帯電したフィルタ14とを備え、イオン発生装置18によりマイナスイオン及びプラスイオンの両方を空気通路13に放出する第1放出モードと、イオン発生装置18により主としてフィルタ14と逆極性のイオンを空気通路13に放出する第2放出モードとを有し、第1放出モードの際に車室6内のPM2.5の濃度が所定濃度を超えたときに第2放出モードに切り換える。

Description

本発明は、車室内の空気を清浄する車両用空気清浄装置に関する。
従来の車両用空気清浄装置は特許文献1に開示されている。この車両用空気清浄装置はハウジングを有し、ハウジングには一端に外気吸込口及び内気吸込口が開口して他端に吹出口が開口した空気通路が設けられている。外気吸込口は車外の空気を吸い込み、内気吸込口は車室内の空気を吸い込む。吹出口は空気通路を流通した空気を車室内に吹き出す。
空気通路内には外気吸込口と内気吸込口とを択一的に切り換える第1ダンパが配され、第1ダンパの下流に送風機が配される。送風機の下流には第2ダンパにより流路を切り換えられる第1分岐路及び第2分岐路が設けられる。第1分岐路には第1フィルタが配され、第2分岐路には第1フィルタよりも通気抵抗の小さい第2フィルタが配される。第1分岐路及び第2分岐路の合流点の下流には空気を冷却する蒸発器が配される。
上記構成の車両用空気清浄装置において、通常の風量のときには第2ダンパにより空気の流路を第1分岐路に切り換えている。これにより、空気通路を流通する空気に含まれる塵埃等は第1フィルタにより捕集される。
また、急速に車室内を冷却するために風量を多く必要とする場合には、第2ダンパにより空気の流路を第2分岐路に切り換える。これにより、空気通路を流通する空気に含まれる塵埃等は第2フィルタで捕集される。この時、第2フィルタの通気抵抗は第1フィルタの通気抵抗よりも小さいため、送風機を大型化することなく車室内に大量の冷気を供給することができる。
また、空気通路内にマイナスイオン及びプラスイオンを放出するイオン発生装置を備えた車両用空気清浄装置も知られている(特許文献2)。吹出口から送出されるマイナスイオン及びプラスイオンによって車室内の除菌及び脱臭を行うことができる。
特開平9−39559号公報(第3頁、第1図) 特開2013−18451号公報(第5頁、第2図)
近年、空気中のPM2.5等の微粒子が健康被害を招くことから、車室内においても微粒子を集塵可能な車両用空気清浄装置の要望が高くなっている。しかしながら、上記従来の車両用空気清浄装置によると、微粒子の集塵のために第1、第2フィルタとして粒子集塵率の高いHEPAフィルタ等を用いると、風量が低下するとともに目詰まりし易くなる。このため、車室内の空気調和を迅速に行うことができないため利便性が低下する問題や、フィルタの交換頻度が高くなるため利便性が低下する問題があった。
本発明は、利便性を低下させずに微粒子を集塵できる車両用空気清浄装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、車外または車室内の空気を吸い込む吸込口と前記車室内に空気を吹き出す吹出口とを連通させる空気通路と、前記空気通路内に配される送風機と、前記車室内の微粒子の濃度を検知する微粒子センサと、マイナスイオン及びプラスイオンを発生するイオン発生装置と、前記空気通路を流通する空気に含まれる微粒子を集塵するとともに所定の極性で帯電したフィルタとを備え、前記イオン発生装置によりマイナスイオン及びプラスイオンの両方を前記空気通路に放出する第1放出モードと、前記イオン発生装置により主として前記フィルタと逆極性のイオンを前記空気通路に放出する第2放出モードとを有し、第1放出モードの際に前記車室内の微粒子の濃度が所定濃度を超えたときに第2放出モードに切り換えることを特徴としている。
この構成によると、送風機を駆動させると、吸込口から車外または車室内の空気が吸い込まれ、空気通路を流通する。第1放出モード時にはイオン発生装置によりマイナスイオン及びプラスイオンの両方が空気通路に放出される。マイナスイオン及びプラスイオンを含んだ空気は吹出口から車室内に送出される。
また、第1放出モードの際に車室内の微粒子の濃度が所定濃度を超えたときに第2放出モードに切り換わる。これにより、所定の極性で帯電したフィルタと逆極性のイオンが吹出口から車室内に送出され、車室内の微粒子がフィルタと逆極性に帯電する。フィルタと逆極性に帯電した微粒子は吸込口から空気通路に吸い込まれ、フィルタに吸着する。
また本発明は、上記構成の車両用空気清浄装置において、前記フィルタをプラスまたはマイナスに帯電させる帯電装置を前記フィルタの近傍に設けると好ましい。
また本発明は、上記構成の車両用空気清浄装置において、前記帯電装置はマイナスイオン及びプラスイオンの一方を発生する第1イオン発生部と他方を発生する第2イオン発生部とを有し、第1イオン発生部を前記フィルタの上流側に配置するとともに第2イオン発生部を前記フィルタの下流側に配置し、第2イオン発生部と前記フィルタとの距離が第1イオン発生部と前記フィルタとの距離よりも短いと好ましい。
また本発明は、上記構成の車両用空気清浄装置において、前記イオン発生装置が電源からの電圧を昇圧する昇圧トランスと、前記昇圧トランスの二次巻線の一端に接続される第1放電電極及び第2放電電極と、前記二次巻線の他端に接続して第1放電電極及び第2放電電極にそれぞれ対向するとともにスイッチを介して接地される第1誘導電極及び第2誘導電極とを有し、マイナスイオン及びプラスイオンの一方を第1放電電極から発生して他方を第2放電電極から発生するとともに第1放電電極を第2放電電極の下流に配置し、第1放出モード時に前記スイッチをオフして第2放出モード時に前記スイッチをオンすると好ましい。
また本発明は、上記構成の車両用空気清浄装置において、前記イオン発生装置の下流で前記空気通路から分岐して前記フィルタに連結される連通路と、前記連通路と前記空気通路とを択一的に開くダンパとを備え、第2放出モード時に前記イオン発生装置によりマイナスイオン及びプラスイオンの一方を発生して前記ダンパにより前記連通路を開いて前記フィルタに導くとともに、他方を発生して前記ダンパを切り換えて前記吹出口に導くと好ましい。
本発明によると、イオン発生装置によりマイナスイオン及びプラスイオンの両方を空気通路に放出する第1放出モードを有するので、マイナスイオン及びプラスイオンの両方によって車室内の除菌及び脱臭を行うことができる。
また、所定の極性で帯電したフィルタを備え、イオン発生装置により主としてフィルタと逆極性のイオンを空気通路に放出する第2放出モードを有し、第1放出モードの際に車室内の微粒子の濃度が所定濃度を超えたときに第2放出モードに切り換える。これにより、フィルタと逆極性のイオンで車室内の微粒子を帯電させるため、粒子集塵率の高いHEPAフィルタ等を用いることなく車室内の微粒子を確実に集塵することができる。したがって、風量の低下やフィルタの目詰まりを防止して利便性を低下させずに微粒子を集塵することができる。また、車室内の微粒子を帯電させる帯電装置をイオン発生装置と別途設ける必要がないため、車両空気清浄装置のコストの増加を抑制することができる。
本発明の第1実施形態の車両用空気清浄装置を取り付けた車両の側面断面図 本発明の第1実施形態の車両用空気清浄装置の本体部の概略構成を示す側面断面図 本発明の第1実施形態の車両用空気清浄装置のイオン発生装置の一部を破断した斜視図 本発明の第1実施形態の車両用空気清浄装置のイオン発生装置の駆動回路を示す回路図 本発明の第1実施形態の車両用空気清浄装置の動作を示すフローチャート 本発明の第2実施形態の車両用空気清浄装置のイオン発生装置の駆動回路を示す回路図 本発明の第3実施形態の車両用空気清浄装置の本体部の概略構成を示す側面断面図 本発明の第3実施形態の車両用空気清浄装置のフィルタの近傍の側面断面図 本発明の第4実施形態の車両用空気清浄装置の本体部の概略構成を示す側面断面図 本発明の第4実施形態の車両用空気清浄装置の第2放出モード時の動作を示すフローチャート
<第1実施形態>
以下に本発明の第1実施形態を図面を参照して説明する。図1は第1実施形態の車両用空気清浄装置を備えた車両の側面断面図を示している。車両1は、エンジンルーム5、機器室4及び車室6に区画されている。エンジンルーム5と機器室4とは隔壁7によって仕切られるとともに、機器室4と車室6とはインストルメントパネル8によって仕切られている。
エンジンルーム5は上面がボンネット3に覆われてエンジン(不図示)及びラジエータ(不図示)を収容している。車室6は乗員が乗り込む空間であり、車室6内にはシート60が複数備え付けられている。インストルメントパネル8の車室6に面する位置にはシガーソケット9が設けられる。
また、車両1は車両用空気清浄装置2を備える。車両用空気清浄装置2は機器室4に配される本体部20と車室6内に配される微粒子センサ21とを有する。
微粒子センサ21は車室6の天井面に設けられ、空気中の例えば微小粒子状物質PM2.5(particulate matter 2.5)の濃度を光散乱方式によって検知する。微粒子センサ21の検知結果により後述のイオン発生装置18(図2参照)が制御される。
なお、微粒子センサ21の設置位置に特に限定はなく、例えばインストルメントパネル8上に設置してもよい。また、車両用空気清浄装置2の外気吸込口11a(図2参照)の近傍の空気通路13(図2参照)にも微粒子センサ21を設けてもよい。これにより、車両1の外部から空気通路13に侵入したPM2.5の濃度も検知することができる。また、微粒子センサ21は微小粒子状物質PM10(particulate matter 10)や他の微粒子の濃度を検知してもよい。
図2は車両用空気清浄装置2の本体部20の概略構成を示す側面断面図である。本体部20はハウジング10を有し、ハウジング10は吸込口11が一端に開口して吹出口12が他端に開口した空気通路13を形成する。吸込口11は外気吸込口11aと内気吸込口11bとから成る。外気吸込口11aは車両1の外部に連通して車両1外の空気(外気OA)を吸い込む。内気吸込口11bは車室6に連通して車室6内の空気(内気IA)を吸い込む。吹出口12は車室6に連通して車室6内に調和空気CAを吹き出す。
空気通路13内には吸込口11から吹出口12に向かって(空気流通方向で上流側から下流側に向かって)、切換ダンパ31、フィルタ14、送風機15、蒸発器16、ヒータコア17、イオン発生装置18が順に配されている。
切換ダンパ31は外気吸込口11a及び内気吸込口11bを択一的に開放して、外気OA及び内気IAの吸込みの切換えを行う。フィルタ14は空気通路13に設けた収納室13a内に着脱可能に配され、例えば不織布で構成された多孔質の濾過材から成って出荷時に予めプラスに帯電している。フィルタ14により空気通路13内を流通する空気に含まれる微粒子、塵埃や花粉等が集塵される。
送風機15は例えばシロッコファンから成る。送風機15の駆動により外気吸込口11aまたは内気吸込口11bから空気通路13内に外気OAまたは内気IAが取り込まれ、空気通路13内に吹出口12へ向かう気流が発生する。
蒸発器16は送風機15の下流側に配され、冷媒が流通する冷媒管(不図示)に複数のフィン(不図示)を接合して形成される。また、蒸発器16は冷凍サイクルを運転する圧縮機(不図示)に接続され、エンジンからVベルト(不図示)を介して圧縮機に動力が伝達されると冷媒管を冷媒が流通する。これにより、冷媒が蒸発器16で蒸発しながらフィン間を流通する空気を吸熱により冷却して冷房運転が行われる。
ヒータコア17はエンジンの冷却水が流通するラジエータと並列に配されたコルゲートチューブ(不図示)に複数のフィンを接合して形成される。エンジンにより昇温された冷却水をコルゲートチューブに流通させることにより、フィン間を流通する空気を加熱して暖房運転が行われる。また、エンジンから圧縮機への動力伝達を遮断するとともに、ヒータコア17のコルゲートチューブに対して冷却水の流通を遮断することにより、送風運転が行われる。
インストルメントパネル8上には複数の操作スイッチ(不図示)及び複数の表示器(不図示)から成る表示部(不図示)が設けられている。使用者が操作スイッチを操作することにより、冷房運転、暖房運転及び送風運転を切り換えることができる。また、各表示器は点灯して冷房運転、暖房運転または送風運転を報知する。これにより、使用者は冷房運転、暖房運転または送風運転を容易に視認して判別することができる。
イオン発生装置18は吹出口12の近傍に配置されている。冷房運転、暖房運転及び送風運転の際にイオン発生装置18はマイナスイオンやプラスイオンを発生して空気通路13に放出する。
図3は、イオン発生装置18の一部を破断した斜視図を示している。イオン発生装置18は絶縁体から成るハウジング180により覆われている。ハウジング180内には、基板183が設けられている。基板183には針状の第1、第2放電電極181a、181bが互いに離れて配置されているとともに、第1、第2放電電極181a、181bにそれぞれ対向する環状の第1、第2誘導電極182a、182bが配置されている。第1、第2放電電極181a、181bと第1、第2誘導電極182a、182bとの間にはそれぞれ第1、第2イオン発生部18a、18bが形成される。
ハウジング180には第1イオン発生部18aに対向する貫通孔(不図示)及び第2イオン発生部18bに対向する貫通孔185bが設けられている。これにより、第1、第2イオン発生部18a、18bはハウジング180の外部に露出する。第1、第2放電電極181a、181bには第1、第2誘導電極182a、182bに対してそれぞれ負極性及び正極性の高電圧(例えば、約2kV)が印加される。これにより、第1、第2イオン発生部18a、18bにコロナ放電によりそれぞれマイナスイオン及びプラスイオンが発生する。
また本実施形態では、イオン発生装置18は第1放電電極181aが第2放電電極181bよりも空気流通方向の下流になるように配置されている。また、イオン発生装置18は第1、第2イオン発生部18a、18bが空気通路13に面して空気通路13の壁面に略沿うように配置されている。これにより、イオン発生装置18は空気通路13に円滑にマイナスイオン及びプラスイオンを放出することができる。
また、ハウジング180には側面から突出したコネクタ184が設けられる。コネクタ184はコード(不図示)を介して電源(不図示)に接続されている。これにより、イオン発生装置18に電力が供給される。なお、電源としては例えばエンジンルーム5内に配置されたバッテリー(不図示)を用いることができる。
また、車両用空気清浄装置2は第1放出モードと第2放出モードとを有する。第1放出モードでは、イオン発生装置18によりマイナスイオン及びプラスイオンの両方を空気通路13に放出する。第2放出モードでは、イオン発生装置18により主としてフィルタ14と逆極性のイオンを空気通路13に放出する。本実施形態ではフィルタ14はプラスに帯電しているので、第2放出モードではイオン発生装置18により主としてマイナスイオンを空気通路13に放出する。
使用者が操作スイッチを操作した場合も第1放出モードと第2放出モードとを切り換えることができる。また、各表示器は点灯して第1放出モードまたは第2放出モードを報知する。これにより、使用者は第1放出モードまたは第2放出モードを容易に視認して判別することができる。
図4はイオン発生装置18の駆動回路を示す回路図である。イオン発生装置18の駆動回路は電源回路(不図示)に接続される端子80a、80bを有している。端子80aは+13Vが入力され、端子80bは接地電位に維持してグランド線90aが接続される。端子80a、80b間には抵抗R1を介してコンデンサC1が接続され、コンデンサC1と並列に昇圧トランスT1の一次巻線T1a及びトランジスタQ1が接続される。
端子80aと抵抗R1との間にはパルス発生器70の一端が接続され、パルス発生器70の他端はトランジスタQ1のベースに接続される。パルス発生器70により矩形波のパルス波がトランジスタQ1に与えられる。
昇圧トランスT1の二次巻線T1bの一端には逆向きのダイオードD1、D2を介して第1放電電極181a及び第2放電電極181bが並列に接続される。二次巻線T1bの他端は第1誘導電極182a及び第2誘導電極182bに接続されるとともに、スイッチSW1を介してグランド線90aに接続される。
スイッチSW1は微粒子センサ21の検知結果に応じて出力される信号に応じて開閉され、第1放出モードと第2放出モードとを切り換える。
電源回路を介して端子80a、80b間にDC13Vの電圧が印加されるとコンデンサC1がR1を介して充電される。この状態でパルス発生器70は矩形波のパルス波を生成してトランジスタQ1にパルス波を与えると、コンデンサC1に充電された電荷が昇圧トランスT1の一次巻線T1aを通じて接地電位に放電する。
この時、二次巻線T1bには、昇圧されたインパルス状の高電圧が発生する。これにより、昇圧トランスT1の二次巻線T1bからダイオードD1、D2を介して第1、第2放電電極181a、181bに高電圧(例えば、2kV)が印加される。
第1放出モードではスイッチSW1はオフされ、第1、第2誘導電極182a、182bとグランド線90aとは接続されていない。
この時、第2放電電極181bには正電圧が印加され、電離により発生するイオンが空気中の水分と結合して主としてH+(H2O)mから成る電荷が正のクラスタイオンを発生する。第1放電電極181aには負電圧が印加され、電離により発生するイオンが空気中の水分と結合して主としてO2 -(H2O)nから成る電荷が負のクラスタイオンを発生する。ここで、m、nは任意の自然数である。H+(H2O)m及びO2 -(H2O)nは車室6内の空気中の浮遊菌、シート60等に付着した付着菌、及び臭い成分の表面で凝集してこれらを取り囲む。
そして、式(1)〜(3)に示すように、衝突により活性種である[・OH](水酸基ラジカル)やH22(過酸化水素)を微生物等の表面上で凝集生成して浮遊菌等や臭い成分等を破壊する。ここで、m’、n’は任意の自然数である。第1放出モードの際にイオン発生装置18がマイナスイオン及びプラスイオンの両方を発生して空気通路13内に放出することにより、車室6内の除菌、ウイルスの不活化及び臭い除去を行うことができる。
+(H2O)m+O2 -(H2O)n
→・OH+1/2O2+(m+n)H2O ・・・(1)
+(H2O)m+H+(H2O)m’+O2 -(H2O)n+O2 -(H2O)n’
→ 2・OH+O2+(m+m’+n+n’)H2O ・・・(2)
+(H2O)m+H+(H2O)m’+O2 -(H2O)n+O2 -(H2O)n’
→ H22+O2+(m+m’+n+n’)H2O ・・・(3)
また、スイッチSW1をオンして第2放出モードが実行されると、第1、第2誘導電極182a、182bとグランド線90aとが接続される。すなわち、スイッチSW1を介して第1、第2誘導電極182a、182bが接地される。
これにより、第2放電電極181bと第2誘導電極182bとの間で発生したプラスイオンは第1放電電極181aに引き寄せられて空気通路13からほぼ消失する。
図5は、上記構成の車両用空気清浄装置2の動作を示すフローチャートである。なお、第1放出モード及び第2放出モードは冷房運転、暖房運転及び送風運転で同様に実行されるので、ここでは冷房運転の場合を例として説明する。車両1のエンジンを始動して操作スイッチの操作により冷房運転が選択されると、切換ダンパ31により外気吸込口11aが閉じられるとともに内気吸込口11bが開かれる。
ステップ#1では送風機15が駆動される。これにより、車室6の空気が内気吸込口11bから空気通路13に取り込まれて吹出口12から車室6内に送出されて再び空気通路13に取り込まれる内気循環が行われる。この時、圧縮機が循環流路内で冷媒を循環させ、蒸発器16に冷媒が流れ込む。蒸発器16を通過した空気は冷却されて吹出口12から車室6内に冷気が送出される。これにより、冷房運転が行われる。また、空気通路13内を流通する空気に含まれる塵挨や花粉等はフィルタ14によって捕集される。
ステップ#2では微粒子センサ21により車室6内のPM2.5の濃度が検知される。ステップ#3では、車室6内のPM2.5の濃度が所定の上限濃度Ci(例えば35μg/m3)以上になったか否かが判断される。車室6内のPM2.5の濃度が上限濃度Ci未満の場合にはステップ#4に移行し、上限濃度Ci以上の場合にはステップ#5に移行する。
ステップ#4では第1放出モードが実行され、イオン発生装置18によりマイナスイオン及びプラスイオンの両方が空気通路13に放出される。これにより、車室6内の除菌、ウイルスの不活化及び臭い除去を行うことができる。
ステップ#5では第2放出モードが実行され、イオン発生装置18により主としてマイナスイオンが空気通路13に放出される。これにより、車室6内に主としてマイナスイオンが放出され、車室6内のPM2.5はマイナスに帯電する。そして、マイナスに帯電したPM2.5は内気吸込口11bを介して空気通路13内に取り込まれ、プラスに帯電したフィルタ14に集塵される。したがって、車室6内のPM2.5を確実に集塵することができる。
そして、ステップ#4及びステップ#5の後はステップ#2に戻り、ステップ#2〜ステップ#5が繰り返される。
なお、暖房運転または送風運転を行う際に外気吸込口11aが開放されている場合には、ステップ#5の第2放出モード時に切換ダンパ31により外気吸込口11aを閉じるとともに内気吸込口11bを開く。これにより、暖房運転または送風運転の際にも第2放出モード時には内気循環が行われ、車室6内のPM2.5をフィルタ14で集塵することができる。
また、フィルタ14をマイナスに帯電させている場合には、第2放電電極181bの上流に第1放電電極181aを配置すればよい。これにより、第2放出モード時には車室6内に主としてプラスイオンが放出され、車室6内のPM2.5はプラスに帯電する。そして、プラスに帯電したPM2.5は内気吸込口11bから空気通路13に取り込まれ、マイナスに帯電したフィルタで集塵される。
本実施形態によると、イオン発生装置18によりマイナスイオン及びプラスイオンの両方を空気通路13に放出する第1放出モードを有するので、マイナスイオン及びプラスイオンの両方によって車室6内の除菌及び脱臭が行われる。
また、プラスに帯電しているフィルタ14と逆極性のマイナスイオンをイオン発生装置18により空気通路13に放出する第2放出モードを有し、第1放出モードの際に車室6内のPM2.5(微粒子)の濃度が所定の上限濃度Ciを超えたときに第2放出モードに切り換える。
これにより、第2放出モードの際にフィルタ14と逆極性のマイナスイオンで車室6内のPM2.5を帯電させるため、粒子集塵率の高いHEPAフィルタ等を用いることなく車室6内のPM2.5を確実に集塵することができる。したがって、風量の低下やフィルタ14の目詰まりを防止して利便性を低下させずにPM2.5を集塵することができる。また、車室6内のPM2.5を帯電させる帯電装置をイオン発生装置18と別途設ける必要がないため、車両空気清浄装置2のコストの増加を抑制することができる。
また、マイナスイオンを第1放電電極181aから発生してプラスイオンを第2放電電極181bから発生して第1放電電極181aを第2放電電極181bの下流に配置し、第1放出モード時にスイッチSW1をオフして第2放出モード時にスイッチSW1をオンしている。
これにより、第2放出モードの際に第2放電電極181bから放出されたプラスイオンは第1放電電極181aに引き寄せられ、プラス電荷がグランド線90aを介して接地電位へ流れていく。したがって、第2放電電極181bから放出されたプラスイオンは空気通路13からほぼ消失する。その結果、簡単な構成でほぼマイナスイオンのみを車室6内に送出することができる。
<第2実施形態>
次に本発明の第2実施形態について説明する。図6は、本実施形態の車両用空気清浄装置2のイオン発生装置18の駆動回路の回路図を示している。本実施形態では第1実施形態とは異なり、第1、第2放電電極181a、181bのそれぞれに対応して昇圧トランスT1、T2を設けている。なお、説明の便宜上、前述の図1〜図5に示す第1実施形態と同様の部分には同一の符号を付している。
イオン発生装置18は、第1放電回路18c及び第2放電回路18dを有する。第1放電回路18cは第1放電電極181aに電圧を印加するとともに、第2放電回路18dは第2放電電極181bに電圧を印加する。第1放電回路18cはダイオードD3及びコンデンサC3を追加している点で図4の回路構成とは異なっている。また、二次巻線T1bの一端には第1放電電極181aのみが接続されるとともに二次巻線T1bの他端には第1誘導電極182aのみが接続されている点で図4の回路構成とは異なっている。なお、その他の部分は図4の回路構成とほぼ同様である。
第2放電回路18dは抵抗R2、ダイオードD4、コンデンサC2、トランジスタQ2、昇圧トランスT2を有し、それぞれ抵抗R1、ダイオードD3、コンデンサC1、トランジスタQ1、昇圧トランスT1に対応している。また、昇圧トランスT2は一次巻線T2a及び二次巻線T2bを有し、それぞれ一次巻線T1a及び二次巻線T1bに対応している。
第2放電回路18dは、二次巻線T2bの一端に第2放電電極181bのみが接続されるとともに二次巻線T2bの他端に第2誘導電極182bのみが接続されている点で第1放電回路18cとは異なっている。また、第1放電回路18cと第2放電回路18dとではダイオードD1とダイオードD2の向きが逆になっている。
コンデンサC3の一端は端子80aとパルス発生器70の一端との間に接続され、コンデンサC3の他端はグランド線90aに接続されている。ダイオードD3のアノードは端子80aに接続されるとともにカソードは抵抗R1の一端に接続されている。ダイオードD4のアノードは端子80aとダイオードD3のアノードとの間に接続されるとともにカソードは抵抗R2の一端に接続されている。
スイッチSW2の一端はパルス発生器70の他端とトランジスタQ1との間に接続され、スイッチSW2の他端はトランジスタQ2に接続されている。スイッチSW2はパルス発生器70と第2放電回路18dとの接続または接続の解除を行う。なお、スイッチSW2はデータセレクタでもよい。
昇圧トランスT2の一次巻線T2aの一端は抵抗R2を介して端子80aに接続されるとともに、一次巻線T2aの他端はトランジスタQ2を介してグランド線90aに接続されている。
図6の回路構成において、図4の回路構成と同様に第1放電電極181a及び第2放電電極181bに電圧が印加される。図5のステップ#4の第1放出モードの際にはスイッチSW2によりパルス発生器70と第2放電回路18dとが接続され、第1放電電極181aからマイナスイオンが放出されるとともに第2放電電極181bからプラスイオンが放出される。
図5のステップ#5の第2放出モードの際にはスイッチSW2により第2放電回路18dはパルス発生器70から切断される。これにより、第2放電電極181bからはプラスイオンが放出されずに第1放電電極181aからマイナスイオンが放出される。
本実施形態によると、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。また、第1放電回路18c及び第2放電回路18dを設け、第1放出モードの際にスイッチSW2によりパルス発生器70と第2放電回路18dとを接続し、第2放出モードの際にスイッチSW2により第2放電回路18dをパルス発生器70から切断する。これにより、例えば第1放電電極181aと第2放電電極181bとを結ぶ線が空気の流通方向に対して垂直になるようにイオン発生装置18を配置した場合でも第2放出モード時にマイナスイオンのみを車室6内に送出することができる。すなわち、第1実施形態に比して第1、第2放電電極181a、181bの位置関係を自由に設定できる。したがって、車両用空気清浄装置2の設計の自由度を高めることができる。
<第3実施形態>
次に本発明の第3実施形態について説明する。図7は本実施形態の車両用空気清浄装置2の本体部20の概略構成を示す側面断面図である。本実施形態では、フィルタ14の近傍にも帯電装置としてイオン発生装置18を設けている点で第1実施形態とは異なっている。その他の部分は第1実施形態と同様である。なお、説明の便宜上、前述の図1〜図5に示す第1実施形態と同様の部分には同一の符号を付している。
本実施形態では、吹出口12近傍のイオン発生装置18の他に、フィルタ14の側方近傍にもイオン発生装置18が配置されている。すなわち、本実施形態では、車両用空気清浄装置2にイオン発生装置18が2つ設けられている。
図8は、車両用空気清浄装置2のフィルタ14の近傍の側面断面図を示している。なお、矢印Sは空気の流通方向を示している。イオン発生装置18は第1、第2放電電極181a、181bがそれぞれフィルタ14よりも上流側及び下流側の空気通路13に面するように配置されている。
この時、第2イオン発生部18bとフィルタ14の排気面14bとの間の距離D2は、第1イオン発生部18aとフィルタ14の吸気面14aとの間の距離D1よりも小さくなっている。これにより、第2イオン発生部18bで発生したプラスイオンはフィルタ14に容易に付着する。したがって、フィルタ14を容易にプラスに帯電させることができる。
また、第1放電電極181aから放出されたマイナスイオンはフィルタ14の上流側の空気通路13内のPM2.5に付着する。これにより、PM2.5はマイナスに帯電し、プラスに帯電したフィルタ14に容易に集塵される。
なお、フィルタ14近傍のイオン発生装置18によりマイナスイオンやプラスイオンを発生させる時期は特に限定されない。ただし、図5のステップ#4の第1放出モードの際にフィルタ14近傍のイオン発生装置18によりフィルタ14をプラスに帯電させておくと、図5のステップ#5の第2放出モードに移行した際にフィルタ14で速やかにPM2.5を集塵できるので好ましい。
また、第2放出モード時にフィルタ14近傍のイオン発生装置18により継続的にフィルタ14をプラスに帯電させてもよい。これにより、マイナスに帯電したPM2.5のフィルタ14への吸着によるフィルタ14のプラス電荷の減少を防止できる。
また、第1、第2放電電極181a、181bの配置を入れ替えてフィルタ14をマイナスに帯電させてもよい。この場合には、第2放出モード時には吹出口12近傍のイオン発生装置18により主としてプラスイオンを放出する。
本実施形態によると、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。また、フィルタ14をプラスに帯電させるイオン発生装置18(帯電装置)をフィルタ14の近傍に設けている。これにより、フィルタ14を車両用空気清浄装置2に取り付けた状態で容易にプラスに帯電させることができる。
また、第1イオン発生部18aをフィルタ14の上流側に配置するとともに第2イオン発生部18bをフィルタ14の下流側に配置し、第2イオン発生部18bとフィルタ14との間の距離D2が第1イオン発生部18aとフィルタ14との間の距離D1よりも短い。これにより、フィルタ14を確実にプラスに帯電させることができる。また、フィルタ14の上流側を流通する空気に含まれるPM2.5をマイナスに確実に帯電させることができる。したがって、フィルタ14によってPM2.5を一層確実に集塵することができる。
なお、フィルタ14の近傍に設ける帯電装置はフィルタ14に電荷を与える帯電装置であればよく、イオン発生装置18に限定されない。例えば、プラス電荷のみ又はマイナス電荷のみを放出する帯電装置でもよい。
<第4実施形態>
次に本発明の第4実施形態について説明する。図9は本実施形態の車両用空気清浄装置2の本体部20の概略構成を示す側面断面図である。本実施形態では連通路40及びダンパ50を設けている点で第1実施形態とは異なっている。また、イオン発生装置18の位置が第1実施形態とは異なっている。また、イオン発生装置18は第2実施形態と同様の回路(図6参照)を有している。その他の部分は第1実施形態と同様である。なお、説明の便宜上、前述の図1〜図5に示す第1実施形態と同様の部分には同一の符号を付している。
イオン発生装置18は第1実施形態のイオン発生装置よりもヒータコア17側に配置されている。連結路40はイオン発生装置18の下流で空気通路13から分岐してフィルタ14に連結されている。連通路40の一端の開口40aは空気通路13に連通するとともに、他端の開口40bはフィルタ14の吸気面14aと排気面14bとの間で収納室13aに連通している。
ダンパ50は空気通路13内の開口40aの近傍に設けられている。ダンパ50は連通路40と空気通路13とを択一的に開く。これにより、空気の流路はダンパ50により連通路40と空気通路13とに択一的に切り換えられる。
上記構成の車両用空気清浄装置2において、図5のステップ#4の第1放出モードの際にはダンパ50は実線で示すA位置に配される。これにより、ダンパ50は開口40aを塞いで連通路40を閉じるとともに空気通路13を開く。そして、イオン発生装置18で発生したマイナスイオン及びプラスイオンの両方は吹出口12を介して車室6内に送出される。
なお、本実施形態の車両用空気清浄装置2では図5のステップ#5の第2放出モード時の動作が第1実施形態とは異なっている。図10は本実施形態の車両用空気清浄装置2の第2放出モード時の動作を示すフローチャートである。図5のステップ#3で車室6内のPM2.5の濃度が所定の上限濃度Ci以上であると判断されると、ステップ#11でダンパ50は一点鎖線で示すB位置に配される。これにより、ダンパ50は開口40aを開放して連通路40を開くとともに空気通路13を閉じる。
ステップ#12ではイオン発生装置18はプラスイオンのみを放出する。プラスイオンは連通路40を流通してフィルタ14に導かれる。これにより、フィルタ14はプラスに帯電する。ステップ#13では所定時間(例えば5分)が経過するまで待機する。所定時間が経過すると、ステップ#14に移行する。
ステップ#14ではダンパ50はA位置に配され、連通路40が閉じられる。ステップ#15ではイオン発生装置18によりマイナスイオンのみが空気通路13に放出される。これにより、車室6内のPM2.5はマイナスに帯電する。マイナスに帯電したPM2.5は内気吸込口11bから空気通路13に取り込まれ、プラスに帯電したフィルタ14で容易に集塵される。
ステップ#16では所定時間(例えば15分)が経過するまで待機する。所定時間が経過すると図5のステップ#2に戻る。
本実施形態によると、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。また、第2放出モード時にイオン発生装置18によりプラスイオンを発生してダンパ50により連通路40を開いてフィルタ14に導く。そして、イオン発生装置18によりマイナスイオンを発生してダンパ50を切り換えて吹出口12に導く。これにより、車室6内にイオンを供給するイオン発生装置18を用いてフィルタ14を帯電させることができる。したがって、車両用空気清浄装置2のコストの増加を抑制することができる。
なお、第2放出モード時にイオン発生装置18によりマイナスイオンを発生してダンパ50により連通路40を開いてフィルタ14に導くとともに、イオン発生装置18によりプラスイオンを発生してダンパ50を切り換えて吹出口12に導いてもよい。
本発明は、車室内の空気を清浄する車両用空気清浄装置に利用することができる。
1 車両
2 車両用空気清浄装置
3 ボンネット
4 機器室
5 エンジンルーム
6 車室
7 隔壁
8 インストルメントパネル
9 シガーソケット
10 ハウジング
11 吸込口
11a 外気吸込口
11b 内気吸込口
12 吹出口
13 空気通路
14 フィルタ
14a 吸気面
14b 排気面
15 送風機
16 蒸発器
17 ヒータコア
18 イオン発生装置
18a 第1イオン発生部
18b 第2イオン発生部
20 本体部
21 微粒子センサ
40 連通路
50 ダンパ
60 シート
70 パルス発生器
181a 第1放電電極
181b 第2放電電極
182a 第1誘導電極
182b 第2誘導電極

Claims (5)

  1. 車外または車室内の空気を吸い込む吸込口と前記車室内に空気を吹き出す吹出口とを連通させる空気通路と、前記空気通路内に配される送風機と、前記車室内の微粒子の濃度を検知する微粒子センサと、マイナスイオン及びプラスイオンを発生するイオン発生装置と、前記空気通路を流通する空気に含まれる微粒子を集塵するとともに所定の極性で帯電したフィルタとを備え、
    前記イオン発生装置によりマイナスイオン及びプラスイオンの両方を前記空気通路に放出する第1放出モードと、前記イオン発生装置により主として前記フィルタと逆極性のイオンを前記空気通路に放出する第2放出モードとを有し、
    第1放出モードの際に前記車室内の微粒子の濃度が所定濃度を超えたときに第2放出モードに切り換えることを特徴とする車両用空気清浄装置。
  2. 前記フィルタをプラスまたはマイナスに帯電させる帯電装置を前記フィルタの近傍に設けたことを特徴とする請求項1に記載の車両用空気清浄装置。
  3. 前記帯電装置はマイナスイオン及びプラスイオンの一方を発生する第1イオン発生部と他方を発生する第2イオン発生部とを有し、第1イオン発生部を前記フィルタの上流側に配置するとともに第2イオン発生部を前記フィルタの下流側に配置し、第2イオン発生部と前記フィルタとの距離が第1イオン発生部と前記フィルタとの距離よりも短いことを特徴とする請求項2に記載の車両用空気清浄装置。
  4. 前記イオン発生装置が電源からの電圧を昇圧する昇圧トランスと、前記昇圧トランスの二次巻線の一端に接続される第1放電電極及び第2放電電極と、前記二次巻線の他端に接続して第1放電電極及び第2放電電極にそれぞれ対向するとともにスイッチを介して接地される第1誘導電極及び第2誘導電極とを有し、
    マイナスイオン及びプラスイオンの一方を第1放電電極から発生して他方を第2放電電極から発生するとともに第1放電電極を第2放電電極の下流に配置し、第1放出モード時に前記スイッチをオフして第2放出モード時に前記スイッチをオンすることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の車両用空気清浄装置。
  5. 前記イオン発生装置の下流で前記空気通路から分岐して前記フィルタに連結される連通路と、前記連通路と前記空気通路とを択一的に開くダンパとを備え、第2放出モード時に前記イオン発生装置によりマイナスイオン及びプラスイオンの一方を発生して前記ダンパにより前記連通路を開いて前記フィルタに導くとともに、他方を発生して前記ダンパを切り換えて前記吹出口に導くことを特徴とする請求項1に記載の車両用空気清浄装置。
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