JP2005014789A - 静電気防止装置 - Google Patents

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裕 佐野
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Abstract

【課題】イオンの生成を確保しつつダクト内の空気の流れに影響の無い静電気防止装置の提供を図る。
【解決手段】イオン発生用の電極11をベンチレータ吹出口1の外側周縁部1sに配置したことにより、電極11がベンチレータダクト4内の空気流に影響を与えることが無いため、風切り音やダクトの大型化を防止することができる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電極によりイオンを発生させる静電気防止装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のイオンを発生させる装置としては、高電圧電極から電子放射を行うことによりマイナスイオンを発生させるものがあり、この場合、車両用空調装置のダクト内部に針状の高電圧電極を設けて、その尖端部分を風の吹き出し方向に向けて配置してあり、その高電圧電極で生成したマイナスイオンを、ダクト内から吹き出す風に乗せて放出するようになっている(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
【特許文献1】
特開2002−324651号公報(第3−4頁、第7図)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、かかる従来のマイナスイオン発生装置では、高電圧電極をダクト内部に設置してあるため、この電極が障害物となってダクト内を流れる風に剥離が生じて風切り音が発生してしまう。
【0005】
また、このように障害物となる電極をダクト内部に設置することにより、ダクト内の流速が低下されることになり、この流速低下を避けるためにはダクトを広げて流路面積を確保するために必要があり、ダクトが大型化や流速低下を生じてしまうことになる。
【0006】
そこで、本発明はイオンの生成を確保しつつダクト内の空気の流れに影響の無い静電気防止装置を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の静電気防止装置にあっては、イオン発生用の電極によって生成したイオンを、ベンチレータ吹出口から吹き出す空調風に混合して車室内に飛ばすようになっており、このイオン発生用の電極をベンチレータ吹出口の外側周縁部に配置したことを特徴としている。
【0008】
【発明の効果】
本発明によれば、電極をベンチレータ吹出口の外側周縁部に配置したことにより、ベンチレータ吹出口の外側周縁部にイオンが発生されることになるが、このイオンは前記ベンチレータ吹出口から吹き出す空気流に引き寄せられてその空気内に混入して飛ばすことができ、飛ばされたイオンは送風先の帯電物に接触して電気的に中和することができる。
【0009】
このとき、電極をベンチレータ吹出口の外側周縁部に配置したことにより、この電極がベンチレータダクト内の空気流に影響を与えることが無いため、風切り音やダクトの大型化を防止することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面と共に詳述する。
【0011】
図1,図2は本発明にかかる静電気防止装置の第1実施形態を示し、図1は静電気防止装置の平面図、図2は車両用ベンチレータの各吹出口の配置状況を示す車室内の側面図である。
【0012】
図1は静電気防止装置10を示し、この静電気防止装置10は図2に示す車室R内に設けた複数のベンチレータ吹出口1に設けるようにしており、このベンチレータ吹出口1としては、インストベンチレータ吹出口1A、ドアトリムベンチレータ吹出口1B、ルーフサイドベンチレータ吹出口1C、ルーフトリムベンチレータ吹出口1Dが挙げられ、これら各ベンチレータ吹出口1から吹き出した空調風は前席2の乗員3および後席乗員へと吹き出すことができるようになっている。
【0013】
ここで、この実施形態の静電気防止装置10は、図1に示すように、イオン発生用の電極11を、ベンチレータ吹出口1(1A,1B,1C,1D)の外側周縁部、本実施形態ではベンチレータ吹出口1の左右方向片側の外側周縁部1sに配置してある。
【0014】
勿論、前記ベンチレータ吹出口1はベンチレータダクト4を介して図外の空気調和装置に接続しており、この空気調和装置で生成した空調風をベンチレータ吹出口1から吹き出すようになっている。
【0015】
前記電極11は、前記外側周縁部1sから突出する支持部11aと、この支持部11aからベンチレータ吹出口1方向に突出した針状電極11bとからなり、この針状電極11bに高電圧、この場合マイナス電圧を印加することにより、針状電極11bの尖端部でマイナスイオンmiを生成するようになっている。
【0016】
従って、この第1実施形態の静電気防止装置10によれば、電極11に生成したマイナスイオンmiは、ベンチレータ吹出口1の周縁部分に溜まり、ベンチレータ吹出口1から車室R内に吹き出す空調風Aの流れに引き寄せられてその空気内に混入して飛ばされることになる。
【0017】
このようにして空調風Aとともに飛ばされたマイナスイオンは、送風先の乗員3に接触して、乗員3がプラスの静電気に帯電している場合にこれを電気的に中和することができる。
【0018】
このとき、電極11をベンチレータ吹出口1の外側周縁部1sに配置したことにより、この電極11がベンチレータダクト4内の空気流に影響を与えることが無いため、風切り音やベンチレータダクト4の大型化を防止することができる。
【0019】
尚、前記電極11はプラス電圧を印加してプラスイオンpiを生成させることもできる。
【0020】
図3,図4は本発明の第2実施形態を示し、前記第1実施形態と同一構成部分に同一符号を付して重複する説明を省略して述べるものとし、図3は静電気防止装置の平面図、図4はベンチレータ吹出口にシャット弁およびベンチレータグリルを設けた平面図である。
【0021】
この第2実施形態の静電気防止装置10aは、図3,図4に示すように、電極11を、ベンチレータ吹出口1を挟んで対向し、プラスイオンを発生するプラス電極12と、マイナスイオンを発生するマイナス電極13と、によって構成してある。
【0022】
勿論、この実施形態にあってもプラス電極12およびマイナス電極13は、ベンチレータ吹出口1の外側周縁部1sに配置してある。
【0023】
この実施形態にあっても前記プラス電極12および前記マイナス電極13は、第1実施形態と同様に支持部12a,13aおよび針状電極12b,13bで構成してあり、それぞれの針状電極12b,13bにプラス電圧,マイナス電圧を印加し、プラス電極12によってプラスイオンpiを生成し、マイナス電極13によってマイナスイオンmiを生成するようになっている。
【0024】
また、この実施形態では図4に示すように、ベンチレータ吹出口1にはシャット弁5およびベンチレータグリル6を設けてある。
【0025】
従って、この第2実施形態の静電気防止装置10aによれば、ベンチレータ吹出口1を挟んでプラス電極12とマイナス電極13とを配置したことにより、外側周縁部1sの対向部分に生成したプラスイオンpiとマイナスイオンmiの混在部分がベンチレータ吹出口1の前方領域に存在し、この混在部分に空調風Aが当たるので、プラスイオンpiとマイナスイオンmiを乗員3に向かって効率よく飛ばすことができる。
【0026】
これによって、乗員3にプラスの静電気またはマイナスの静電気が帯電している場合に、空調風Aとともに飛ばされたプラスイオンpiとマイナスイオンmiによって中和し、静電気による不快現象、例えば放電による電気ショックを無くすことができる。
【0027】
この場合、乗員3はプラスまたはマイナスのいずれの静電気に帯電しているか分からないが、プラス電極12とマイナス電極13によってプラスイオンpiとマイナスイオンmiを生成できるため、乗員3に帯電した静電気を効果的に除去することができる。
【0028】
尚、乗員3がプラスの静電気に帯電している場合は、飛ばしたプラスイオンpmおよびマイナスイオンmiのうち、マイナスイオンmiのみが反応して中和することになり、また、乗員3がマイナスの静電気に帯電している場合は、プラスイオンpiのみが反応して中和することになる。
【0029】
図5〜図8は本発明の第3実施形態を示し、前記各実施形態と同一構成部分に同一符号を付して重複する説明を省略して述べるものとし、図5は静電気防止装置を示す(a)正面図および(b)側面図、図6は図5(b)中のB部の拡大断面図、図7は静電気防止装置に設けたゴミ除去装置の第1の作動状態を示す(a)正面図および(b)側面図、図8は静電気防止装置のゴミ除去装置の第2の作動状態を示す(a)正面図および(b)側面図である。
【0030】
この第3実施形態の静電気防止装置10bは、ベンチレータ吹出口1に設けたベンチレータグリル6の可動部に連動して、プラス電極12およびマイナス電極13のゴミを除去するゴミ除去装置14を設けてある。
【0031】
前記ゴミ除去装置14は、ベンチレータグリル6の回転軸6aをベンチレータ吹出口1の対向した両側の外側周縁部1sに突出し、その突出部分に前記プラス電極12およびマイナス電極13を囲繞するフレーム14aを設け、このフレーム14aの内側に電極12,13の外面に接触するブラシ部14dを設けてある。
【0032】
即ち、前記ベンチレータグリル6は、操作レバー6bを上下に操作することにより回転軸6aが回転し、この回転軸6aを中心に空調風の吹出し方向の案内を上下できるようになっている。
【0033】
前記フレーム14aは矩形状に形成され、これの下部側辺に前記回転軸6aの先端を結合するとともに、このフレーム14aの内側の、前記電極12,13の針状電極12b,13bを挿通する開口部14bに、針状電極12b,13bを中心とした放射状にブラシ部14dをホルダー14cを介して取付けて、図6に示すように、そのブラシ部14dの先端を針状電極12b,13bの外面に接触させてある。
【0034】
従って、この第3実施形態の静電気防止装置10bによれば、図7(a),図8(a)に示すように、ベンチレータグリル6の操作レバー6bを上下することにより、図7(b),図8(b)に示すように、回転軸6aとともにフレーム14aが前後揺動し、ブラシ部14dがプラス電極12およびマイナス電極13の針状電極12b,13bの外面を擦り、これら針状電極12b,13bに付着したゴミを除去することができる。
【0035】
このように針状電極12b,13bに付着したゴミを除去して清掃することによりイオンの発生性能が回復する。
【0036】
また、この実施形態では前記電極12,13をベンチレータ吹出口1の外側周縁部1sに配置してあるので、従来のようにダクト内に電極を収納した場合と異なり、電極の清掃時にはベンチレータグリルやシャット弁(図3参照)を取外す必要が無くなるため、前記電極12,13の清掃作業を簡単にすることができる。
【0037】
ところで、本発明の静電気防止装置は前記第1〜第3実施形態に例をとって説明したが、これら実施形態に限ることなく本発明の要旨を逸脱しない範囲で他の実施形態を各種採ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態における静電気防止装置の平面図。
【図2】本発明の第1実施形態における車両用ベンチレータの各吹出口の配置状況を示す車室内の側面図。
【図3】本発明の第2実施形態における静電気防止装置の平面図。
【図4】本発明の第2実施形態におけるベンチレータ吹出口にシャット弁およびベンチレータグリルを設けた平面図。
【図5】本発明の第3実施形態における静電気防止装置を示す(a)正面図および(b)側面図。
【図6】図5(b)中のB部の拡大断面図。
【図7】本発明の第3実施形態における静電気防止装置に設けたゴミ除去装置の第1の作動状態を示す(a)正面図および(b)側面図。
【図8】本発明の第3実施形態における静電気防止装置のゴミ除去装置の第2の作動状態を示す(a)正面図および(b)側面図。
【符号の説明】
1 ベンチレータ吹出口
1s 外側周縁部
3 乗員
6 ベンチレータグリル
6a 回転軸
10,10a,10b 静電気防止装置
11 電極
11b 針状電極
12 プラス電極
12b 針状電極
13 マイナス電極
13b 針状電極
14 ゴミ除去装置
14a フレーム
14d ブラシ部

Claims (4)

  1. イオン発生用の電極によって生成したイオンを、ベンチレータ吹出口から吹き出す空調風に混合して車室内に飛ばすようにした静電気防止装置であって、
    イオン発生用の電極を、ベンチレータ吹出口の外側周縁部に配置したことを特徴とする静電気防止装置。
  2. 電極は、ベンチレータ吹出口を挟んで対向し、プラスイオンを発生するプラス電極と、マイナスイオンを発生するマイナス電極と、からなることを特徴とする請求項1に記載の静電気防止装置。
  3. ベンチレータ吹出口に設けたベンチレータグリルの可動部に連動して、電極のゴミを除去するゴミ除去装置を設けたことを特徴とする請求項1または2に記載の静電気防止装置。
  4. ゴミ除去装置は、ベンチレータグリルの回転軸をベンチレータ吹出口の外側周縁部に突出するとともに、その突出部分に前記電極を囲繞するフレームを設け、このフレームの内側に電極周面に接触するブラシ部を設けて構成したことを特徴とする請求項3に記載の静電気防止装置。
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