JPWO2015075988A1 - 半導体レーザ素子を用いた近接場光出射装置 - Google Patents

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Abstract

半導体から成る基板41と、基板41上に積層されるとともに活性層42eを含む半導体積層膜42と、基板41に対して半導体積層膜42が形成された側の活性層42eに平行な面に設けられる第1電極47及び第2電極48と、活性層42eに垂直な対向する両端面40a、40bに設けられる端面保護膜55とを備えた半導体レーザ素子40において、端面保護膜55を形成した一方の端面40aを半導体レーザ素子40の固定面として使用した。

Description

本発明は、片面2電極型の半導体レーザ素子及びそれを用いた近接場光出射装置に関する。
近年、レーザ加工や大容量ストレージの分野において、近接場光を利用して光の回折限界のために従来できなかった微細加工や高密度記録が行われるようになってきている。近接場光を出射する近接場光出射装置は近接場光発生素子を配した光導波路にレーザ光を導き、近接場光発生素子により発生した近接場光を所望の領域に照射する。
近接場光を利用して高密度記録を行う熱アシスト磁気記録は磁化がより安定するように磁気異方性エネルギーの大きな磁性材料で形成された磁気記録媒体が用いられる。そして、この磁気記録媒体のデータの書き込む部分の異方性磁界を近接場光の加熱によって低下させ、その直後に書き込み磁界を印加して微小なサイズの書き込みを行う。
従来の熱アシスト磁気記録ヘッドは特許文献1に開示される。図14、図15はこの熱アシスト磁気記録ヘッドの概略正面図及び要部斜視図を示している。熱アシスト磁気記録ヘッド1はスライダ10及び半導体レーザ素子40を備え、磁気ディスクD上に配置される。
スライダ10は回転する磁気ディスクD上を浮上し、磁気ディスクDに面した一端部に磁気記録部13及び磁気再生部14が設けられる。磁気記録部13の近傍には光導波路15が設けられ、光導波路15内には近接場光を発生させる近接場光発生素子(不図示)が配される。スライダ10の背面側(磁気ディスクDと反対側)の設置面10aには給電用の端子17、18がパターン形成される。
半導体レーザ素子40は基板41上に半導体積層膜42が形成され、半導体積層膜42の上部に形成したリッジ部49によってストライプ状の光導波路46を形成する。基板41の底面には第1電極47が形成され、半導体積層膜42の上面には第2電極(不図示)が形成される。
半導体レーザ素子40の第2電極はサブマウント21の端子部22を形成した端子面21b上にロウ材29を介して接着される。サブマウント21の端子面21bに直交する前面21aは接着剤等の固定部材19を介してスライダ10の設置面10aに固着される。この時、光導波路46の一端面の出射部46aがスライダ10の光導波路15に対向して配される。
第1電極47はリード線7を介して端子17に接続され、端子部22はリード線8を介して端子18に接続される。第1電極47及び端子部22が同一方向(図14において左方)に面して配されるため、容易にリード線7、8を接続することができる。
第1電極47と端子部22との間に電圧が印加されると、出射部46aからレーザ光が出射される。出射部46aから出射されたレーザ光はスライダ10の光導波路15を導波して近接場光発生素子により近接場光を発生する。磁気ディスクDは光導波路15から出射された近接場光の熱により局所的に異方性磁界が低下し、磁気記録部13によって磁気記録される。磁気ディスクDに記録されたデータは磁気再生部14により読み出される。
また、半導体レーザ素子40の発熱はロウ材29を介してサブマウント21に伝えられ、固定部材19を介してスライダ10に伝えられる。これにより、半導体レーザ素子40の発熱がサブマウント21及びスライダ10から放熱される。
特開2012−18747号公報(第7頁〜第22頁、第2図)
上記従来の熱アシスト磁気記録ヘッド1によると、端子面21bに半導体レーザ素子40を接着されたサブマウント21がスライダ10に接着される。この時、図16に示すように、半導体レーザ素子40の出射部46aがサブマウント21の前面21aよりもZ方向に突出すると接合不良になる。即ち、半導体レーザ素子40がスライダ10に衝突するため、サブマウント21をスライダ10に接着できなくなる。
また、図17に示すように、サブマウント21の前面21aが半導体レーザ素子40の出射部46aに対してZ方向に大きく突出した場合も接合不良となる。即ち、出射部46aから出射されるレーザ光Lが拡散するため、スライダ10の光導波路15(図14参照)に入射するレーザ光Lが減少する。このため、半導体レーザ素子40から出射されるレーザ光の出力を大きくすると、半導体レーザ素子40の負荷が増加して信頼性が低下する。加えて、半導体レーザ素子40の発熱が増加し、熱歪等によってスライダ10の光導波路15の屈折率が変化して所望の近接場光が得られなくなる。
また、半導体レーザ素子40が端子面21bに平行な面内や前面21a及び端子面21bに垂直な面内で傾斜すると、出射部46aと光導波路15との位置合せが困難になる。
これらにより、サブマウント21に対して半導体レーザ素子40を高精度に位置合せする必要がある(例えば、Z方向の位置精度が±1〜2μm)。従って、熱アシスト磁気記録ヘッド1の工数が大きくなるとともに歩留りが低下する問題があった。
また、熱アシスト磁気記録ヘッド1に限らず、光導波路に近接場光発生素子を配した光学部材上に半導体レーザ素子40を設けた近接場光出射装置において、同様に工数が大きくなるとともに歩留りが低下する問題がある。
本発明は、工数削減及び歩留り向上を図ることのできる近接場光出射装置及びそれに用いられる半導体レーザ素子を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、半導体から成る基板と、前記基板上に積層されるとともに活性層を含む半導体積層膜と、前記基板に対して前記半導体積層膜が形成された側の前記活性層に平行な面に設けられる第1電極及び第2電極と、前記活性層に垂直な対向する両端面に設けられる端面保護膜とを備えた半導体レーザ素子において、前記端面保護膜を形成した一方の前記端面を前記半導体レーザ素子の固定面として使用することを特徴としている。
また本発明は、上記構成の半導体レーザ素子において、前記固定面上に導電膜を設けたことを特徴としている。
また本発明は、上記構成の半導体レーザ素子において、前記導電膜がベース層、バリア層及び反応層を順に積層して形成されることを特徴としている。
また本発明は、上記構成の半導体レーザ素子において、前記ベース層がPt、Ti、Ni、Co、Cr、Pd、Zrのいずれかから成り、前記バリア層がPt、Ti、Ta、Wのいずれかから成り、前記反応層がAuから成ることを特徴としている。
また本発明は、上記構成の半導体レーザ素子において、発振波長が650nm〜1100nmであることを特徴としている。
また本発明は、上記構成の半導体レーザ素子において、前記基板の厚みが前記両端面間の長さの1/2以上または150μm以上であることを特徴としている。
また本発明は、上記構成の半導体レーザ素子において、前記半導体積層膜が第1導電型半導体層、前記活性層、第2導電型半導体層を順に積層して形成され、前記基板上に絶縁膜及び前記導電膜を積層したことを特徴としている。
また本発明は、上記構成の半導体レーザ素子において、前記基板が半絶縁性基板であることを特徴としている。
また本発明は、上記構成の半導体レーザ素子において、前記半絶縁性基板がノンドープのGaAsまたはSiから成ることを特徴としている。
また本発明は、上記構成の半導体レーザ素子において、前記基板と第1導電型半導体層との間に絶縁層を設けたことを特徴としている。
また本発明は、上記構成の半導体レーザ素子において、前記絶縁層がノンドープの半導体から成ることを特徴としている。
また本発明は、上記構成の半導体レーザ素子において、前記絶縁層がn型半導体とp型半導体とを交互に積層した積層膜から成ることを特徴としている。
また本発明は、上記構成の半導体レーザ素子において、前記絶縁層がn型半導体またはp型半導体と、半絶縁性の半導体とを交互に積層した積層膜から成ることを特徴としている。
また本発明は、上記構成の半導体レーザ素子において、前記絶縁層がn型半導体と、半絶縁性の半導体と、p型半導体とを交互に積層した積層膜から成ることを特徴としている。
また本発明は、上記構成の半導体レーザ素子において、前記絶縁膜が前記端面保護膜により形成されることを特徴としている。
また本発明は、上記構成の半導体レーザ素子において、前記絶縁膜がSi、Al、Ta、Ti、Zr、Gaのいずれかの酸化膜及びSi、Al、Ta、Ti、Zr、Gaのいずれかの窒化膜から選択した単層膜または多層膜から成ることを特徴としている。
また本発明の近接場光出射装置は、上記各構成の半導体レーザ素子と、近近接場光を発生する近接場光発生素子を有した光学部材とを備え、前記固定面を前記光学部材上に固着することを特徴としている。
また本発明は、上記構成の近接場光出射装置において、前記固定面と前記光学部材とを半田または接着剤により接合したことを特徴としている。
また本発明は、上記構成の近接場光出射装置において、前記光学部材が磁気記録媒体に対向して近接場光の照射領域に磁気記録を行う磁気記録部を有することを特徴としている。
本発明によると、半導体レーザ素子が基板に対して一方に第1電極及び第2電極を備え、活性層に垂直な対向する両端面の一方を半導体レーザ素子の固定面として使用する。これにより、近接場光発生素子を有する光学部材にサブマウントやヒートシンクを介することなく半導体レーザ素子を固着して近接場光出射装置が形成される。従って、光学部材と半導体レーザ素子との位置合せを容易に行うことができ、近接場光出射装置の工数削減及び歩留り向上を図ることができる。また、接合面を減らすことによる熱抵抗の低減を図ることができる。
本発明の第1実施形態の熱アシスト磁気記録ヘッドを示す概略正面図 本発明の第1実施形態の熱アシスト磁気記録ヘッドを示す要部斜視図 本発明の第1実施形態の熱アシスト磁気記録ヘッドの半導体レーザ素子を示す正面図 本発明の第1実施形態の熱アシスト磁気記録ヘッドの半導体レーザ素子を示す側面図 本発明の第1実施形態の熱アシスト磁気記録ヘッドの半導体レーザ素子の工程図 本発明の第1実施形態の熱アシスト磁気記録ヘッドの半導体レーザ素子の半導体積層膜形成工程を示す正面図 本発明の第1実施形態の熱アシスト磁気記録ヘッドの半導体レーザ素子の窓部形成工程を示す側面図 本発明の第1実施形態の熱アシスト磁気記録ヘッドの半導体レーザ素子のリッジ部形成工程を示す正面図 本発明の第1実施形態の熱アシスト磁気記録ヘッドの半導体レーザ素子の掘下げ部形成工程を示す正面図 本発明の第1実施形態の熱アシスト磁気記録ヘッドの半導体レーザ素子の埋め込み層形成工程を示す正面図 本発明の第1実施形態の熱アシスト磁気記録ヘッドの半導体レーザ素子の電極形成工程を示す正面図 本発明の第1実施形態の熱アシスト磁気記録ヘッドの半導体レーザ素子の端面保護膜形成工程を示す正面図 本発明の第3実施形態の熱アシスト磁気記録ヘッドの半導体レーザ素子を示す正面図 従来の熱アシスト磁気記録ヘッドを示す概略正面図 従来の熱アシスト磁気記録ヘッドを示す要部斜視図 従来の熱アシスト磁気記録ヘッドの半導体レーザ素子の接合不良を示す正面図 従来の熱アシスト磁気記録ヘッドの半導体レーザ素子の接合不良を示す正面図
<第1実施形態>
以下に図面を参照して本発明の実施形態を説明する。説明の便宜上、以下の図面において前述の図14、図15に示す従来例と同様の部分には同一の符号を付している。図1、図2は第1実施形態の近接場光出射装置である熱アシスト磁気記録ヘッドの概略正面図及び要部斜視図を示している。
熱アシスト磁気記録ヘッド1はHDD装置等に搭載され、サスペンション(不図示)の支持によって磁気ディスクD上に軸方向移動可能に配置される。熱アシスト磁気記録ヘッド1は磁気ディスクDに対向するスライダ10(光学部材)と、スライダ10に固定部材19により固着される半導体レーザ素子40とを備えている。固定部材19は銀ペースト等の導電性の接着剤を用いてもよいが、後述する導電膜56(図4参照)に接合されるAuSn等の半田を用いると接合強度を向上できるのでより望ましい。
スライダ10は矢印A方向に回転する磁気ディスクD上を浮上し、媒体退出側の端部に磁気記録部13及び磁気再生部14を有している。磁気記録部13は磁気記録を行い、磁気再生部14は磁気ディスクDの磁化を検出して出力する。
磁気記録部13の近傍には半導体レーザ素子40から出射されるレーザ光を導波する光導波路15が設けられる。光導波路15内には近接場光を発生させる近接場光発生素子(不図示)が配される。スライダ10の背面側(磁気ディスクDと反対側)の設置面10aには給電用の端子17、18がパターン形成される。
半導体レーザ素子40は詳細を後述するように、基板41上に形成した半導体積層膜42に設けたリッジ部49(図3参照)によってストライプ状の光導波路46を形成する。スライダ10の設置面10aには固定部材19を介して半導体レーザ素子40の光導波路46に垂直な出射面40aが固着される。この時、光導波路46の一端面の出射部46aがスライダ10の光導波路15に対向して配される。従来例に示すサブマウント21(図14参照)が省かれるので、熱アシスト磁気記録ヘッド1の軽量化を図ることができる。
半導体レーザ素子40は基板41上に半導体積層膜42が積層される。基板41上には光導波路46を有する発光部52と、発光部52に隣接する掘下げ部51とが形成される。掘下げ部51は半導体積層膜42を所定位置までエッチングにより掘り下げることによって形成される。掘下げ部51上には第1電極47が設けられ、発光部52上には第2電極48が設けられる。
第1電極47はリード線7を介して端子17に接続され、第2電極48はリード線8を介して端子18に接続される。第1電極47及び第2電極48が同一方向(図1において左方)に面して配されるため、容易にリード線7、8を接続することができる。
図3、図4は半導体レーザ素子40の正面図及びリッジ部49上を通る側面断面図を示している。半導体積層膜42は基板41上にn型半導体層42n、活性層42e、p型半導体層42pを順に積層して形成される。掘下げ部51は半導体積層膜42を基板41またはn型半導体層42nの中間までエッチングにより掘り下げることによって形成され、上面に第1電極47が設けられる。
発光部52に設けられるリッジ部49はp型半導体層42pの中間までエッチングにより掘り下げた溝部49aに両側方を挟まれた狭幅のストライプ状に形成される。溝部49aの両外側にはリッジ部49と高さの揃ったテラス49bが設けられる。テラス49bを省いてもよいが、テラス49bを設けることによりリッジ部49を保護することができる。
発光部52の上面にはリッジ部49の上面を除いて絶縁膜から成る埋め込み層50が設けられ、リッジ部49及び埋め込み層50の上面に第2電極48が設けられる。活性層42eはリッジ部49を介して電流が注入されるためストライプ状の光導波路46を形成し、光導波路46の端面の出射部46aからレーザ光が出射される。尚、光導波路46の長手方向の両端部にはZnの拡散層63により窓部60が形成される。
図5は半導体レーザ素子40の工程図を示している。半導体レーザ素子40はウェハ状の基板41(図3参照)に対して半導体積層膜形成工程、窓部形成工程、リッジ部形成工程、掘下げ部形成工程、埋め込み層形成工程、電極形成工程、研磨工程が順に行われる。その後、第1切断工程、端面保護膜形成工程、導電膜形成工程、第2切断工程が順に行われ、ウェハを分割して半導体レーザ素子40が個片化される。
図6は半導体積層膜形成工程の正面図を示している。半導体積層膜形成工程では有機金属気相成長法(MOCVD法)や分子線結晶成長法(MBE法)等により、GaAsから成る基板41を下地としてGaAs系の半導体をエピタキシャル成長して半導体積層膜42を形成する。
即ち、基板41上には第1バッファ層42a、第2バッファ層42b、n型クラッド層42c、n側光ガイド層42d、活性層42e、p側光ガイド層42f、第1p型クラッド層42g、エッチストップ層42h、第2p型クラッド層42i、中間層42j、コンタクト層42kが順にエピタキシャル成長される。
第1バッファ層42a、第2バッファ層42b、n型クラッド層42c及びn側光ガイド層42dによって多層膜のn型半導体層42nが構成される。p側光ガイド層42f、第1p型クラッド層42g、エッチストップ層42h、第2p型クラッド層42i、中間層42j及びコンタクト層42kによって多層膜のp型半導体層42pが構成される。
第1バッファ層42aはn型GaAsにより形成される。第2バッファ層42bはn型GaInPにより形成される。n型クラッド層42cはn型AlGaInPにより形成される。n側光ガイド層42dはn型AlGaAsにより形成される。活性層42eはGaAsから成る井戸層及びAlGaAsから成るバリア層を積層した多重量子井戸構造に形成される。
p側光ガイド層42fはp型AlGaAsにより形成される。第1p型クラッド層42gはp型AlGaInPにより形成される。エッチストップ層42hはp型GaInPまたはノンドープ型GaInPにより形成される。第2p型クラッド層42iはp型AlGaInPにより形成される。中間層42jはp型GaInPにより形成される。コンタクト層42kはp型GaAsにより形成される。尚、各層の順序や組成は半導体レーザ素子40の設計に最適な内容に適宜変更することが可能である。
図7は窓部形成工程の側面図を示している。窓部形成工程ではプラズマCVD法によりコンタクト層42k上に成膜したZnO膜61をフォトリソグラフィ及びエッチングにより光導波路46の長手方向の両端部を残して除去する。次に、コンタクト層42k及びZnO膜61上にSiO2等の保護膜62を成膜し、400℃〜600℃で100分〜300分の熱処理を行う。これにより、ZnO膜61からZnが拡散した拡散層63が形成され、活性層42eの井戸層及びバリア層を混晶化して光導波路46の長手方向の両端部に窓部60が形成される。そして、保護膜62及びZnO膜61が除去される。
図8はリッジ部形成工程の正面図を示している。リッジ部形成工程では半導体積層膜42上の所定領域にフォトリソグラフィによりSiO2等のマスク(不図示)が形成される。次に、ドライエッチングやウェットエッチングによりエッチストップ層42gよりも上層のp型半導体層42pを除去して溝部49aを形成した後、マスクが除去される。これにより、狭幅(例えば、2μm)のメサ形状のリッジ部49が出射面40a(図4参照)に垂直な方向に延びたストライプ状に形成される。
図9は掘下げ部形成工程の正面図を示している。掘下げ部形成工程では半導体積層膜42上の所定領域にフォトリソグラフィ及びエッチングによりSiO2から成るマスク(不図示)が形成される。次に、ドライエッチングやウェットエッチングにより半導体積層膜42を基板41上まで掘り下げる。これにより、掘下げ部51が形成され、マスクが除去される。半導体積層膜42の第2バッファ層42bよりも上層を除去して掘下げ部51を形成してもよい。
図10は埋め込み層形成工程の正面図を示している。埋め込み層形成工程はウェハ全面にSiO2から成る埋め込み層50を成膜する。次に、フォトリソグラフィとエッチングを用いてリッジ部49の上面及び掘下げ部51の上面に電力を供給するための開口部を形成する。
図11は電極形成工程の正面図を示している。電極形成工程ではスパッタや蒸着により一般的なオーミック構造のAuGe/Niや、NiGe(In)等の金属膜をウェハ全面に成膜する。そして、フォトリソグラフィ及びエッチングにより掘下げ部51の上面に第1電極47を形成し、200〜450℃程度のアニールを行う。
次に、スパッタや蒸着によりAuを主体とする金属膜をウェハ全面に成膜し、フォトリソグラフィ及びエッチングによりリッジ部49の上面に第2電極48を形成する。これにより、基板41に対して半導体積層膜42が形成された側の活性層42eに平行な面に第1電極47及び第2電極48が配される。
以上の工程により、基板41の片側に第1電極47及び第2電極48を配した片面2電極型の半導体レーザ素子40の半導体ウェハが形成される。この半導体ウェハは電極やリッジ型導波路等の構造をフォトリソグラフィにより位置決めすることができる。このため、それぞれの位置関係を高精度に形成することができる。
研磨工程では半導体ウェハの基板41の裏面(半導体積層膜42の形成面と反対側の面)が研磨され、基板41を所定の厚みに形成する。半導体レーザ素子40は出射面40aを固定面としてスライダ10の設置面10aに固着されるため、基板41の厚みを大きくすると接合強度を高くすることができる。このため、基板41の厚みを光導波路46の長さの1/2以上または150μm以上に形成するとより望ましい。
第1切断工程では半導体ウェハに対してリッジ部49に垂直な方向にスクライブ溝を形成する。次に、スクライブ溝に応力を加えて劈開により切断し、出射面40aを一面に有した短冊状部材を形成する。レーザスクライブやダイシング等によって半導体ウェハを切断してもよい。
図12は端面保護膜形成工程の側面図を示している。端面保護膜形成工程では活性面42eに垂直な対向する出射面40a及び対向面40bにAl23等の絶縁膜から成る端面保護膜55をECRスパッタや電子ビーム蒸着等により形成する。端面保護膜55によって半導体積層膜42の端面を保護するとともに端面の反射率を調整する。端面保護膜55として、Si、Al、Ta、Ti、Zr、Gaのいずれかの酸化膜及びSi、Al、Ta、Ti、Zr、Gaのいずれかの窒化膜から選択した単層膜または多層膜を用いることができる。
次に、導電膜形成工程では出射部46aを金属板等によりマスクし、前述の図3、図4に示すように端面保護膜55を形成した一方の出射面40a上に基板41に対向して導電膜56が形成される。本実施形態では導電膜56は絶縁膜の端面保護膜55上にTiから成るベース層56aが配され、ベース層56aの上層に半田と反応するAuから成る反応層56bが積層される。導電膜56によって半導体レーザ素子40を半田によりスライダ10の設置面10a上に強固に固着することができる。
尚、導電膜56として、Pt、Ti、Ni、Co、Cr、Pd、Zr、Ta、W、Au、Mo、Ge、Ag、Cu、ITOのいずれかから選択される単層膜または多層膜を用いることができる。この時、導電膜56が基板41側から順に、Pt、Ti、Ni、Co、Cr、Pd、Zrのいずれかから成るベース層56aと、Auから成る反応層56bとを積層してもよい。また、ベース層56aと反応層56bとの間にPt、Ti、Ta、Wのいずれかから成るバリア層を設けると、ベース層56aの拡散を防止することができる。
第2切断工程では短冊状部材に対して出射面40aに直交する方向にスクライブ溝を形成し、スクライブ溝に応力を加えて劈開により切断する。レーザスクライブやダイシング等によって短冊状部材を切断してもよい。これにより、半導体レーザ素子40が個片化される。
上記構成の熱アシスト磁気記録ヘッド1は磁気記録部13及び磁気再生部14を磁気ディスクDに対向し、スライダ10により磁気ディスクD上を浮上する。第1電極47と第2電極48との間に電圧が印加されると、光導波路46が共振器を形成して例えば、発振波長が650nm〜1100nmのレーザ光が出射部46aから出射される。
発振波長が650nmよりも小さいと半導体レーザ素子40の温度特性が悪くなる。これは、HDD装置等に搭載される熱アシスト磁気記録ヘッド1の半導体レーザ素子40の共振器長は300μm程度と短いので、半導体レーザ素子40の動作電流密度が例えば光ディスクの再生用の半導体レーザ素子と比較して約2〜3倍になるためである。また、n型半導体層42nやp型半導体層42pと活性層42eとのバンドギャップ差が小さくなり、キャリアのオーバーフローの影響が無視できなくなるためである。
また、発振波長が850μm以上のときに活性層42eとしてInGaAs層が用いられる場合がある。この時、1100μm以上の波長ではInの組成比が多くなるためInGaAs膜の歪が大きくなり、半導体レーザ素子40の信頼性の低下を招く。
出射部46aから出射されたレーザ光はスライダ10の光導波路15を導波して近接場光発生素子により近接場光を発生して出射する。磁気ディスクDは近接場光の熱により局所的に異方性磁界が低下し、磁気記録部13によって磁気記録される。これにより、磁気異方性エネルギーの大きい磁気ディスクDを用いることができ、磁気ディスクDの記録密度を向上することができる。
また、磁気ディスクDの磁化が磁気再生部14により検出され、磁気ディスクDに記録されたデータを読み出すことができる。
レーザ光の発生による半導体レーザ素子40の発熱は基板41に伝えられた後、半田等の固定部材19を介してスライダ10に伝えられる。これにより、基板41及びスライダ10から放熱される。
本実施形態によると、半導体レーザ素子40が基板41に対して一方に第1電極47及び第2電極48を備え、活性層42eに垂直な対向する両端面の一方の出射面40aを半導体レーザ素子40の固定面として使用する。これにより、近接場光発生素子を有するスライダ10(光学部材)にサブマウントやヒートシンクを介することなく半導体レーザ素子40を固着して熱アシスト磁気記録ヘッド1(近接場光出射装置)が形成される。従って、スライダ10と半導体レーザ素子40との位置合せを容易に行うことができ、熱アシスト磁気記録ヘッド1の工数削減及び歩留り向上を図ることができる。また、半導体レーザ素子40とスライダ10との間の接合面を減らすことができ、熱抵抗の低減を図ることができる。
また、半導体レーザ素子40の固定面を形成する出射面40a上に導電膜56を設けたので、スライダ10と半導体レーザ素子40とを半田により接合することができ、両者の接合強度を向上できる。
また、基板41の厚みを光導波路46から成る共振器を形成する両端面(40a、40b)間の長さの1/2以上または150μm以上に形成すると、接合面の導電膜56の長さが100μm以上となる。これにより、半導体レーザ素子40の接合強度を向上することができる。
また、端面保護膜55(絶縁膜)上に導電膜56を設けたので、スライダ10と第2電極48とが導通した際に、端面保護膜55によって第1電極47と第2電極48との短絡が防止される。従って、熱アシスト磁気記録ヘッド1の微細領域に記録する高周波動作時(例えば、5GHz以上)の電流注入の安定性を向上することができる。
また、出射面40a上に導電膜56を直接形成すると密着性が低下するとともに基板41と導電膜56との界面で反応して導電膜56の膜質が劣化する。このため、導電膜56の下層に端面保護膜55(絶縁膜)を設け、導電膜56の密着性を向上するとともに導電膜56の膜質の劣化を抑制することができる。
尚、端面保護膜55と異なる工程により導電膜56の下層に絶縁膜を設けてもよいが、端面保護膜55上に導電膜56を形成することにより絶縁膜を別途形成する必要がなく工数を削減することができる。
<第2実施形態>
次に、第2実施形態の熱アシスト磁気記録ヘッド1は半導体レーザ素子40の基板41が第1実施形態と異なっている。その他の部分は第1実施形態と同様である。
本実施形態は基板41がノンドープのGaAsまたはSi等の半絶縁性基板により形成される。これにより、第1実施形態と同様の効果に加え、導電膜56とn型半導体層42nとの間の容量を小さくすることができる(例えば、0.1pF以下)。従って、高周波動作時における導電膜56とn型半導体層42との間の容量による絶縁性低下を防止し、電流変調時の半導体レーザ素子40の動作の変調性をより向上することができる。
<第3実施形態>
次に、図13は第3実施形態の熱アシスト磁気記録ヘッド1の半導体レーザ素子40の正面図を示している。説明の便宜上、前述の図1〜図12に示す第1実施形態と同様の部分には同一の符号を付している。本実施形態は基板41とn型半導体層42nとの間に絶縁層43が設けられる。その他の部分は第1実施形態と同様である。
絶縁層43はノンドープのGaAs等の半絶縁性の半導体により約1μmの膜厚で形成され、基板41とn型半導体層42nとの間に配される。
これにより、第1実施形態と同様の効果に加え、導電膜56とn型半導体層42nとの間の容量を小さくすることができる(例えば、0.1pF以下)。従って、高周波動作時における導電膜56とn型半導体層42nとの間の容量による絶縁性低下を防止し、電流変調時の半導体レーザ素子40の動作の変調性をより向上することができる。
絶縁層43をn型半導体とp型半導体とを交互に積層した積層膜により形成してもよい。また、絶縁層43をn型半導体またはp型半導体と、ノンドープの半絶縁性の半導体とを交互に積層した積層膜により形成してもよい。また、絶縁層43をn型半導体と、半絶縁性の半導体と、p型半導体とを交互に積層した積層膜により形成してもよい。これらの積層膜は薄い膜厚(例えば、約0.5μm)で絶縁層43を形成できるため、単層の半絶縁性の半導体の場合に比して結晶成長時間を短縮することができる。
また、n型GaAsから成る基板41の表面にFeやCr等の不純物を打ち込んで基板41の表面を半絶縁化して絶縁層43を形成してもよい。
<第4実施形態>
第1実施形態の半導体レーザ素子40の半導体積層膜42は基板41側から順に積層したn型半導体層42n、活性層42e及びp型半導体層42pにより形成される。これに対して、本実施形態の半導体レーザ素子40は基板41側から順にp型半導体層42p、活性層42e及びn型半導体層42nを積層して半導体積層膜42が形成される。これにより、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
即ち、半導体積層膜42は基板41上に、第1導電型半導体層、活性層42e、第2導電型半導体層を順に積層して形成されていればよい。第2、第3実施形態の熱アシスト磁気記録ヘッド1の半導体レーザ素子40の半導体積層膜42を本実施形態と同様に形成してもよい。
<第5実施形態>
第1実施形態の熱アシスト磁気記録ヘッド1の半導体レーザ素子40はストライプ状のリッジ部49を有するリッジ型に形成される。これに対して、本実施形態の半導体レーザ素子40はインナーストライプ型またはBH(Buried Heterostructure:埋め込みへテロ構造)型に形成される。この構造によっても第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
即ち、半導体レーザ素子40は活性層42eによりストライプ状の光導波路46を形成していればよい。第2〜第4実施形態の熱アシスト磁気記録ヘッド1の半導体レーザ素子40を本実施形態と同様に形成してもよい。
第1〜第5実施形態において、近接場光を出射する熱アシスト磁気記録ヘッド1について説明しているが、近接場光発生素子を備えた光学部材に半導体レーザ素子40を接着して近接場光を出射する微細加工用途等の他の用途の近接場光出射装置であってもよい。
本発明によると、レーザ加工や大容量ストレージ等において近接場光を出射する近接場光出射装置に利用することができる。
1 熱アシスト磁気記録ヘッド
7、8 リード線
10 スライダ
13 磁気記録部
14 磁気再生部
15 光導波路
17、18 端子
19 固定部材
21 サブマウント
21a 前面
21b 垂直面
29 ロウ材
40 半導体レーザ素子
40a 出射面
41 基板
42 半導体積層膜
42e 活性層
42n n型半導体層
42p p型半導体層
43 絶縁層
46 光導波路
46a 出射部
47 第1電極
48 第2電極
49 リッジ部
50 埋め込み層
51 掘下げ部
52 発光部
55 端面保護膜
56 導電膜
60 窓部
D 磁気ディスク

Claims (10)

  1. 半導体から成る基板と、前記基板上に積層されるとともに活性層を含む半導体積層膜と、前記基板に対して前記半導体積層膜が形成された側の前記活性層に平行な面に設けられる第1電極及び第2電極と、前記活性層に垂直な対向する両端面に設けられる端面保護膜とを備えた半導体レーザ素子において、前記端面保護膜を形成した一方の前記端面を前記半導体レーザ素子の固定面として使用することを特徴とする半導体レーザ素子。
  2. 前記固定面上に導電膜を設けたことを特徴とする請求項1に記載の半導体レーザ素子。
  3. 前記導電膜がベース層、バリア層及び反応層を順に積層して形成されることを特徴とする請求項2に記載の半導体レーザ素子。
  4. 発振波長が650nm〜1100nmであることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の半導体レーザ素子。
  5. 前記基板の厚みが前記両端面間の長さの1/2以上または150μm以上であることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の半導体レーザ素子。
  6. 前記半導体積層膜が第1導電型半導体層、前記活性層、第2導電型半導体層を順に積層して形成され、前記基板上に絶縁膜及び前記導電膜を積層したことを特徴とする請求項2または請求項3に記載の半導体レーザ素子。
  7. 前記基板が半絶縁性基板であることを特徴とする請求項6に記載の半導体レーザ素子。
  8. 前記基板と第1導電型半導体層との間に絶縁層を設けたことを特徴とする請求項6または請求項7に記載の半導体レーザ素子。
  9. 前記絶縁膜が前記端面保護膜により形成されることを特徴とする請求項6〜請求項8のいずれかに記載の半導体レーザ素子。
  10. 請求項1〜請求項9のいずれかに記載の半導体レーザ素子と、近接場光を発生する近接場光発生素子を有した光学部材とを備え、前記固定面を前記光学部材上に固着することを特徴とする近接場光出射装置。
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