JPWO2015072366A1 - バスケット型把持鉗子 - Google Patents
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Abstract
Description
バスケット型把持鉗子は、複数のワイヤによって異物を保持する構造を有しているので、大きい異物を回収しようとした場合、異物を保持したままではバスケットが管路から抜去できなくなる場合がある。このような場合には一度保持した異物を管路内でバスケットから放出し、バスケット型把持鉗子だけでも抜去する必要がある。しかしこのようなケースでは異物が大きいため、一度異物を保持すると管路内では思うように異物をバスケット外に放出する事ができない可能性がある。たとえば、特許文献1,2,3に記載の複数のワイヤの間から異物が外れなくなると、バスケットを管路から抜去できなくなる。
この他、バスケットを構成する複数のワイヤに対して過大な負荷がかかると、複数のワイヤが束ねられた部分が破損してバスケットが壊れる場合がある。特許文献4には、バスケットの近位端が壊れる際に、複数のワイヤのうちの一つを、バスケットを進退移動させるための操作ワイヤにフック状に掛けておくことで、バスケットが操作ワイヤから完全に外れて脱落するのを防止できる構造が開示されている。
本発明の第1実施形態に係るバスケット型把持鉗子について説明する。図1は、本実施形態に係るバスケット型把持鉗子1を示す側面図である。図2は、本実施形態に係るバスケット型把持鉗子1の正面図である。図3は、本実施形態に係るバスケット型把持鉗子1の遠位部分を示す拡大図である。図4は、図3のA−A線における断面図である。
図1及び図3に示すように、本体部3は、バスケット部4と、操作ワイヤ9と、連結部材10とを備える。
バスケット部4は、複数のバスケットワイヤ5と、複数のバスケットワイヤ5を籠状とするための固定部材6とを備える。
本実施形態では、互いに隣接する2本の第一ワイヤ5aと、互いに隣接する2本の第二ワイヤ5bとによってバスケットワイヤ5が構成されている。
操作部15は、操作本体16と、スライダ20とを備える。
図5に示すように、バスケット型把持鉗子1は、一般的なバスケット型医療用処置具と同様に、バスケット部4をシース2に収納した状態で内視鏡チャンネルを通じて患者体内の胆管等の管路に挿入される。スライダ20の前進操作により管路内でバスケット部4をシース2から突出させると、バスケットワイヤ5の弾性力によりバスケット部4が拡開する。拡開したバスケット部4内に結石等の異物Xを取り込んだ後、操作者がスライダ20を引くことで、バスケット部4の基端側がシース2に引き込まれてバスケット部4を縮径させることができる。この結果、異物Xをバスケット内にしっかりと保持する事ができる。その後、内視鏡とともにバスケット型把持鉗子1を患者体内から抜去し、異物Xを回収する。
バスケット部4が破壊され異物Xが放出されたバスケット型把持鉗子1は、内視鏡とともに体外へ引き出され、廃棄される。
しかしながら、バスケット内に保持された異物Xを管路内で放出するだけの目的で把持鉗子等を体内に導入するのは非効率である。
また、本実施形態に係るバスケット型把持鉗子1では、バスケット部4を意図的に破壊する操作によって外れたバスケットワイヤ5は、バスケットワイヤ5の遠位端が遠位側に向いた状態で遠位固定部材7から外れて、近位端は近位固定部に固定された状態が保たれる。このため、バスケット部4を体外へ引き出す際に、バスケットワイヤ5の遠位端が生体組織に刺さりにくく、また、固定部材6から外れたバスケットワイヤ5をシース2内に容易に収容できる。
本実施形態では、ワイヤ固定部12においては接着剤Aが使用され、高強度固定部13においてはソルダSが使用された例が示されているが、ワイヤ固定部12と高強度固定部13との各々における固定手段はこれに限られない。たとえば、ワイヤ固定部12に適用されるソルダSと高強度固定部13に適用されるソルダSとが、バスケットワイヤ5の材料に応じて、高強度固定部13においてワイヤ固定部12よりも固定強度が高くなるように選択されてよい。
具体的には、第一ワイヤ5aがステンレス鋼製である場合、第一ワイヤ5aとワイヤ固定部12との固定を行うソルダSとしてハンダS2が使用され、第二ワイヤ5bと高強度固定部13との固定を行うソルダSとしてろう材S1が使用されてもよい。
また、第一ワイヤ5aと第二ワイヤ5bとは互いに異なる材料からなっていてもよい。たとえば、第一ワイヤ5aをNT合金製としてハンダもしくは接着剤で固定、第二ワイヤ5bをステンレス鋼製としてロー付けで固定することで、高強度固定部13においてワイヤ固定部12よりも固定強度が高くなるようにしてもよい。
次に、本発明の第2実施形態について説明する。なお、本実施形態では、上記第1実施形態で説明した構成要素と形状あるいは機能の点で共通する構成要素には第1実施形態と同一の符号を付し、重複する説明を省略することがある。図7は、本実施形態に係るバスケット型把持鉗子1Aを示す図で、図3のA−A線と同様の線における断面図である。
すなわち、本実施形態では、第一孔24における第一ワイヤ5aと遠位固定部材7Aとの固定強度よりも、第二孔25における第二ワイヤ5bと遠位固定部材7Aとの固定強度の方が高い。
次に、本発明の第3実施形態について説明する。本実施形態では、上記第1,2実施形態で説明した構成要素と形状あるいは機能の点で共通する構成要素には第1,2実施形態と同一の符号を付し、重複する説明を省略することがある。図8は、本実施形態に係るバスケット型把持鉗子1Bの遠位部分を示す側面図である。図9は、図8のB−B線における断面図である。
第二高強度固定部13B2は、遠位固定部材7Bを貫通し第三ワイヤ50が挿通可能な大きさの貫通孔(第二孔25B2)を有している。第二高強度固定部13B2である第二孔25B2は、ワイヤ固定部12Bとは独立した孔である。
次に、本発明の第4実施形態について説明する。本実施形態では、上記各実施形態で説明した構成要素と形状あるいは機能の点で共通する構成要素には上記各実施形態と同一の符号を付し、重複する説明を省略することがある。図10は、本実施形態に係るバスケット型把持鉗子1Cの遠位部分を示す斜視図である。
第二ワイヤ5bCは、近位固定部材8から遠位側へ延び、遠位固定部材7Cの遠位端において折り返し部26を有して近位固定部材8まで戻る一続きのワイヤである。第二ワイヤ5bCは、第一ワイヤ5aと同様に弾性を有し、伸縮可能な籠状形状の一部を構成する。
本実施形態では、第一貫通孔27、第二貫通孔28、第三貫通孔29、及び第四貫通孔30は、互いに離間し、各々が遠位固定部材7Cを貫通している。
なお、ワイヤ固定部12Cに形成された貫通孔の数は、バスケットワイヤ5Cにおける第一ワイヤ5aCの数に応じて適宜増減されてよい。
本実施形態では、遠位固定部材7Cと第二ワイヤ5bCとのいずれかが破断する強度は、第一ワイヤ5aCを第一貫通孔27あるいは第二貫通孔28に挿入して接着剤Aにより接着させる強度よりも高い。
本実施形態では、高強度固定部13Cを構成する第三貫通孔29及び第四貫通孔30の遠位端側の開口同士を第二ワイヤ5bCの折り返し部26が繋いでいる。すなわち、第二ワイヤ5bCは、遠位固定部材7Cの遠位端面の遠位側で折り返されて、遠位固定部材7Cの遠位端面の第三貫通孔29及び第四貫通孔30の開口にそれぞれ挿通されている。さらに、第二ワイヤ5bCは、遠位固定部材7Cの遠位端面にて折り返されて第三貫通孔29及び第四貫通孔30を通って近位固定部材8まで延びている。
第二ワイヤ5bCと遠位固定部材7Cとの固定強度は、第一ワイヤ5aCと遠位固定部材7Cとの固定強度よりも高い。このため、本実施形態では、第一ワイヤ5aCと第二ワイヤ5bCとに、遠位固定部材7Cから第一ワイヤ5aC及び第二ワイヤ5bCを引き抜くような同等の外力が掛かった場合に、第一ワイヤ5aCの方が第二ワイヤ5bCよりも先に遠位固定部材7Cから外れる。その結果、第二ワイヤ5bCと遠位固定部材7Cとが固定状態を保ちながら異物Xをバスケット部4Cから取り外すための開口が生じる。
次に、本発明の第5実施形態について説明する。本実施形態では、上記各実施形態で説明した構成要素と形状あるいは機能の点で共通する構成要素には上記各実施形態と同一の符号を付し、重複する説明を省略することがある。図11は、本実施形態に係るバスケット型把持鉗子1Dの遠位部分を示す部分断面図である。図12は、本実施形態に係るバスケット型把持鉗子1Dの正面図である。図13は、図12のC−C線における断面図である。
さらに、図13に示すように、第二ワイヤ5bDは、大径ワイヤ部32と、基準径部33と、段部34とを有する。大径ワイヤ部32は、遠位端において基準径部33より相対的に大径である。基準径部33は、大径ワイヤ部32の近位側において第一ワイヤ5aの外径と同径である。段部34は、大径ワイヤ部32と基準径部33とを境界をなす。
孔部11Dは、ワイヤ固定部12Dと、高強度固定部13Dとを備える。ワイヤ固定部12Dは、上記第4実施形態と同様に各貫通孔に第一ワイヤ5aDがそれぞれ固定される。高強度固定部13Dは、第1実施形態で説明した高強度固定部13と異なり各貫通孔に第二ワイヤ5bDがそれぞれ固定される。
本実施形態では、バスケットワイヤ5Dである第一ワイヤ5aD及び第二ワイヤ5bDがいずれもニッケルチタン合金製であり、ろう付けによる遠位固定部材7Dへの固定が困難である。しかし、第一ワイヤ5aDが接着剤による接着力のみにより遠位固定部材7Dに固定されていることに対して、第二ワイヤ5bDは、接着剤に加えて、段部34による小径孔部36の遠位端面に対する係止により固定されていることで、第二ワイヤ5bよりも第一ワイヤ5aが先に外れるように構成されている。
次に、本発明の第6実施形態について説明する。本実施形態では、上記各実施形態で説明した構成要素と形状あるいは機能の点で共通する構成要素には上記各実施形態と同一の符号を付し、重複する説明を省略することがある。図14は、本実施形態に係るバスケット型把持鉗子1Eの遠位部分を示す図で、図12のC−C線と同様の線における断面図である。図15は、図14のD−D線上における遠位固定部材7Eの断面図である。
第一ワイヤ5aE及び第二ワイヤ5bEの各々の近位端部分は、第1実施形態で説明した近位固定部材8に対して第1実施形態と同様に固定されている。
遠位固定部材7Eにおける孔部11Eは、第一ワイヤ5aE及び第二ワイヤ5bEの各々に対して形成された貫通孔である。第一ワイヤ5aEが固定される第一孔24Eと第二ワイヤ5bEが固定される第二孔25Eとの間には隔壁部23Eが形成されている。
第二凹部39の遠位端は、第一凹部37の遠位端よりも遠位側に位置している。このため、第二凹部39への第二ワイヤ5bEの挿入深さは、第一凹部37への第一ワイヤ5aEの挿入深さよりも深い。
次に、本発明の第7実施形態について説明する。本実施形態では、上記各実施形態で説明した構成要素と形状あるいは機能の点で共通する構成要素には上記各実施形態と同一の符号を付し、重複する説明を省略することがある。図16は、本実施形態に係るバスケット型把持鉗子1Fの遠位部分を示す部分断面図である。図17は、図16のE−E線における断面図である。図18は、図16のF−F線における断面図である。
第二ワイヤ5bFの遠位端は、後述する遠位第一固定部材41及び遠位第二固定部材42にソルダSによって固定されている。
本実施形態の近位固定部材8は、上記の第一ワイヤ5aF及び第二ワイヤ5bFの各々の基端を上記第1実施形態と同様に固定する。
ワイヤ固定部12Fには、第一ワイヤ5aFが接着剤Aによって固定されている。
高強度固定部13Faには、第二ワイヤ5bFがソルダSによって固定されている。
遠位第一固定部材41は、第1実施形態と同様に、隔壁部23Fを有さず単一の孔が形成された構造でもよい。
また、本実施形態では、図16及び図18に示すように、遠位第二固定部材42に、センターワイヤ43の遠位端が固定されている。
すなわち、本実施形態では、遠位第一固定部材41と遠位第二固定部材42とは、ワイヤ固定部12に対する第一ワイヤ5aFの固定よりも強固に第二ワイヤ5bFを固定する高強度固定部13Fを有する。
2 シース
3 本体部
4,4B,4C,4D,4E,4F バスケット部
5,5B,5C,5D,5E,5F バスケットワイヤ
5a,5aC,5aD,5aE,5aF 第一ワイヤ
5b、5bC,5bD,5bE,5bF 第二ワイヤ
5c 第三ワイヤ
6,6D,6F 固定部材
7,7A,7B,7C,7D,7E,7F 遠位固定部材
7a 遠位端部
7b 外周部
7g 大径部
7d 段差部
7e 小径部
8 近位固定部材
9 操作ワイヤ
10 連結部材
11,11A,11B,11C,11D,11E 孔部
12,12A,12B,12C,12D,12E,12F ワイヤ固定部
13,13A,13B,13C,13D,13E,13F,13Fa、13Fb 高強度固定部
13B1 第一高強度固定部
13B2 第二高強度固定部
15 操作部
16 操作本体
17 第一ポート
18 Oリング
19 第二ポート
20 スライダ
21 シャフト
22 グリップ
23 隔壁部
23B 隔壁部
23Ba 第一隔壁
23Bb 第二隔壁
23D 隔壁部
23E 隔壁部
23F 隔壁部
24、24B、24D、24E、24F 第一孔
25、25B1、25B2、25D、25E、25F 第二孔
26 折り返し部
27 第一貫通孔
28 第二貫通孔
29 第三貫通孔
30 第四貫通孔
31C 係止部
31D 係止部
32 大径ワイヤ部
33 基準径部
34 段部
35 大径孔部
36 小径孔部
37 第一凹部
38 第一流路
39 第二凹部
40 第二流路
41 第一固定部材
42 第二固定部材
43 センターワイヤ
S1 ろう材
S2 ハンダ
Claims (11)
- シースと、
遠位端と近位端とを有し前記シースに挿通された本体部と、
前記シースに固定され前記本体部の近位端が配された操作部と、
を備え、
前記本体部は、
前記本体部における前記遠位端側に配され異物を保持するためのバスケット部と、
前記バスケット部の近位端側に配され前記バスケット部に固定された操作ワイヤと、
を備え、
前記バスケット部は、
前記異物を内部に保持する籠状をなすように配された複数のバスケットワイヤと、
前記バスケット部における遠位端部で前記複数のバスケットワイヤに固定された遠位固定部材と、
を備え、
前記遠位固定部材は、前記複数のバスケットワイヤの少なくとも一つである第一ワイヤが固定されたワイヤ固定部と、前記複数のバスケットワイヤの少なくとも他の一つである第二ワイヤが前記ワイヤ固定部における前記第一ワイヤの固定強度よりも強固に固定された高強度固定部とを有する
バスケット型把持鉗子。 - 前記遠位固定部材は、
前記第一ワイヤが挿入される第一孔と、
前記第一孔とは隔壁部を介して離間し前記第二ワイヤが挿入される第二孔と、
を有する請求項1に記載のバスケット型把持鉗子。 - 前記ワイヤ固定部は、前記第一ワイヤと前記遠位固定部材とを接続する第一固定剤を有し、
前記高強度固定部は、前記第二ワイヤと前記遠位固定部材とを接続し前記第一固定剤とは異なる第二固定剤を有する請求項1に記載のバスケット型把持鉗子。 - 前記第一固定剤は接着剤であり前記第二固定剤はろう材若しくはハンダである請求項3に記載のバスケット型把持鉗子。
- 前記第一固定剤はハンダであり、前記第二固定剤はろう材若しくは接着剤である請求項3に記載のバスケット型把持鉗子。
- 前記高強度固定部は、前記第二ワイヤが係止される係止部をさらに有する請求項2に記載のバスケット型把持鉗子。
- 前記遠位固定部材は、互いに離間し前記遠位固定部材を貫通する2つの前記第二孔を有し、
前記第二ワイヤは、
前記遠位固定部材の遠位端側にて折り返された折り返し部を有し、
前記折り返し部の両端部が2つの前記第二孔の前記遠位端面の開口に挿通されて近位側に延びている請求項6に記載のバスケット型把持鉗子。 - 前記第二ワイヤは、
遠位端に設けられた大径ワイヤ部と、
前記大径ワイヤ部の近位側に隣接して設けられ前記大径ワイヤ部よりも小径な基準径部と、
前記大径ワイヤ部と前記基準径部との境界である段部と、
を有し、
前記第二孔は、
前記遠位固定部材の遠位側に配され前記大径ワイヤ部が進退可能な寸法を有する大径孔部と、
前記大径孔部の近位側に配され前記大径孔部と連通し前記大径ワイヤ部の外径よりも小径で前記基準径部が進退可能な寸法を有する小径孔部と、を有する請求項6に記載のバスケット型把持鉗子。 - 前記第一孔は、前記第一ワイヤが挿入される第一凹部を有し、
前記第二孔は、前記第二ワイヤが挿入される第二凹部を有し、
前記第二凹部の遠位端は前記第一凹部の遠位端よりも前記遠位固定部材の遠位側に位置し、
前記第二ワイヤと前記第二凹部との固定面積は前記第一ワイヤと前記第一凹部との固定面積より大きい請求項2に記載のバスケット型把持鉗子。 - 前記バスケット部は、前記バスケット部の遠位端から前記バスケット部の近位側へ向かって延びるセンターワイヤをさらに有し、
前記遠位固定部材は、
前記バスケットワイヤに固定され前記バスケット部の遠位側に配された遠位第一固定部材と、
前記高強度固定部を有し前記遠位第一固定部材の遠位側に配され複数の前記バスケットワイヤの一部のワイヤが前記高強度固定部に固定され且つ前記センターワイヤの遠位端に固定された遠位第二固定部材と、
をさらに有する請求項1に記載のバスケット型把持鉗子。 - 前記高強度固定部は、
前記第二ワイヤが固定される第一高強度固定部と、
前記複数のバスケットワイヤのうち前記第一ワイヤとも前記第二ワイヤとも異なる第三ワイヤが前記第一高強度固定部における固定強度よりも強固に固定された第二高強度固定部と、
を有する請求項1に記載のバスケット型把持鉗子。
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