JP5933842B2 - バスケット型把持鉗子 - Google Patents

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Description

本発明は、バスケット型把持鉗子に関する。
本願は、2013年11月12日に、日本に出願された特願第2013-233973号に基づき優先権を主張し、その内容をここに援用する。
従来、胆管等の体内の管路に挿入され、結石等の異物を回収するためのバスケット型把持鉗子が知られている(たとえば特許文献1,2,3参照)。
バスケット型把持鉗子は、複数のワイヤによって異物を保持する構造を有しているので、大きい異物を回収しようとした場合、異物を保持したままではバスケットが管路から抜去できなくなる場合がある。たとえば、特許文献1,2,3に記載の複数のワイヤの間から異物が外れなくなってしまうと、バスケットを管路から抜去できなくなってしまう。
日本国特開平11−114070号公報 日本国特開2006−94876号公報 国際公開第2012/141213号公報
大きい異物を保持した際に、バスケットが異物と共に胆管などの管路から抜去できなくなった場合には、一度保持した異物を管路内でバスケットから放出し、バスケット型把持鉗子だけでも抜去する必要がある。しかしこのようなケースでは異物が大きいため、一度異物を保持してしまうと、管路内では思うように異物をバスケット外に放出する事ができず、煩雑な作業が必要であった。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされており、その目的は、バスケット内に保持した異物を容易に外すことができるバスケット型把持鉗子を提供することである。
本発明の第1の態様のバスケット型把持鉗子は、シースと、遠位端と近位端とを有し、前記シースに挿通された本体部と、前記シースに固定され、前記本体部の近位端が取り付けられた操作部と、を備えている。前記本体部は、前記本体部における遠位側に設けられ、略紡錘状の形状を有し、異物を保持可能なバスケット部と、前記バスケット部の近位側に設けられ、前記バスケット部に固定された第一ワイヤと、前記バスケット部に取り付けられ、前記バスケット部内の前記異物を移動する除去機構と、を備えている。前記バスケット部は、前記バスケット部の遠位側に形成される開口の大きさよりも、前記バスケット部の前記近位側に形成される開口の大きさの方が大きくなるように、前記バスケット部の中心軸を中心として螺旋状に延びた複数のバスケットワイヤと、前記複数のバスケットワイヤを束ねて固定する固定部材と、を備えている。前記除去機構は、前記バスケット部の遠位側に設けられ、前記複数のバスケットワイヤが挿通され、前記複数のバスケットワイヤに対して進退自在なスライドスリーブと、前記スライドスリーブを前記バスケットワイヤに対して進退可能な第二ワイヤと、を備えている。前記スライドスリーブは、前記バスケット部が拡開した状態において前記バスケット部の前記遠位端に配され、前記バスケット部の前記遠位端に配された前記スライドスリーブを前記近位側へ移動させ、前記バスケット部を前記遠位側から前記近位側へ縮径させることによって、前記バスケット部により保持された異物を前記複数のバスケットワイヤの前記近位側に形成される前記開口から排出させる
本発明の第の態様によれば、上記第の態様のバスケット型把持鉗子において、前記本体部は、さらにセンターワイヤを有し、前記センターワイヤは、前記バスケット部の前記遠位端に固定され、前記バスケット部の略中央を通り、少なくとも前記バスケット部の近位端まで延びていてもよい。
本発明の第の態様によれば、上記第の態様のバスケット型把持鉗子において、前記第二ワイヤは、前記スライドスリーブから前記バスケット部の内部を通って近位側へと延びていてもよい。
本発明の第の態様によれば、上記第の態様のバスケット型把持鉗子において、前記スライドスリーブには内腔が形成され、前記複数のバスケットワイヤおよび前記センターワイヤが前記内腔に挿通されてもよい。
上記各態様によれば、バスケット内に保持した異物を容易にバスケット外に放出することが可能なバスケット型把持鉗子を提供することができる。
本発明の第1実施形態のバスケット型把持鉗子の全体図である。 同実施形態のバスケット型把持鉗子の断面図である。 図2のA−A線における断面図である。 同実施形態のバスケット型把持鉗子の作用を説明するための図である。 同実施形態のバスケット型把持鉗子の作用を説明するための図である。 同実施形態の変形例の構成を示す側面図である。 同実施形態の他の変形例の構成を示す側面図である。 本発明の第2実施形態のバスケット型把持鉗子を示す断面図である。 本発明の第3実施形態のバスケット型把持鉗子を示す断面図である。 本発明の第4実施形態のバスケット型把持鉗子を示す断面図である。 図10のB−B線における断面図である。 同実施形態の変形例の構成を示す断面図である。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態のバスケット型把持鉗子について説明する。図1は、本実施形態のバスケット型把持鉗子の全体図である。図2は、同実施形態のバスケット型把持鉗子の断面図である。図3は、図2のA−A線における断面図である。
図1及び図2に示すバスケット型把持鉗子1は、胆管など体内の管路に挿入され、異物を取り除くための医療器具である。
図1に示すように、バスケット型把持鉗子1は、シース2と、シース2に挿通された本体部3と、シース2に固定された操作部15とを備える。
シース2は、柔軟性を有する筒状部材である。シース2は、内視鏡の処置具チャンネルに対して進退自在に挿通可能な外形寸法を有する。シース2の遠位端は、バスケット型把持鉗子1の使用時において後述するバスケット部4を畳むことができる程度の硬さを有する。
図2に示すように、本体部3は、遠位端と近位端とを有しシース2に挿通された細長い部材である。本体部3は、バスケット部4と、バスケット部4に連結された第一ワイヤ9と、バスケット部4と第一ワイヤ9とを連結する連結部材10と、バスケット部4内の異物を除去するための除去機構11と、バスケット部4に固定されたセンターワイヤ14とを備える。
図1及び図2に示すように、バスケット部4は、本体部3の遠位端側に配され、異物を保持するために略紡錘状に広がり、伸縮可能である。収縮状態のバスケット部4は、シース2の内部に収容可能な略線状形状を有する。
バスケット部4は、複数のバスケットワイヤ5と、複数のバスケットワイヤ5を固定し、バスケット部を略紡錘状とするための固定部材6とを備える。
バスケット部4は、略紡錘状の形状を有しており、体内の異物を内部に保持する(図4参照)。複数のバスケットワイヤ5は、バスケット部4が略紡錘状の形状を形成するように設けられている。
本実施形態では、それぞれのバスケットワイヤ5は、バスケット部4の中心線を中心とした螺旋状をなしている。それぞれのバスケットワイヤ5は、遠位側に行くに従って螺旋のピッチが密になっている。すなわち、複数のバスケットワイヤ5により形成される開口の大きさは、バスケット部4の遠位端において最も小さく、バスケット部4の近位側へ行くに従って漸次大きくなっている。
図1に示すように、固定部材6は、バスケット部4の遠位側において各バスケットワイヤ5を束ねて固定する遠位固定部材7と、バスケット部4の近位側において各バスケットワイヤ5を束ねて固定する近位固定部材8とを有する。遠位固定部材7と近位固定部材8とは、いずれも筒状をなしている。
遠位固定部材7の内部と近位固定部材8の内部とには、全てのバスケットワイヤ5が挿通されている。遠位固定部材7とバスケットワイヤ5とは、接着、ろう付け、はんだ付け、あるいは溶接など、公知の固定方法によって固定されている。同様に、近位固定部材8とバスケットワイヤ5とは、接着、ろう付け、はんだ付け、あるいは溶接など、公知の固定方法によって固定されている。
図2に示すように、第一ワイヤ9は、バスケット部4の近位側に配されバスケット部4に対して連結部材10によって固定されている。
図2に示すように、連結部材10は、第一ワイヤ9の遠位端が挿入されているとともにバスケット部4の各バスケットワイヤ5の近位端が挿入されている。第一ワイヤ9の遠位端と連結部材10とは、接着、ろう付け、はんだ付け、あるいは溶接など、公知の固定方法によって固定されている。同様に、各バスケットワイヤ5の近位端と連結部材10とは、接着、ろう付け、はんだ付け、あるいは溶接など、公知の固定方法によって固定されている。
図1に示す除去機構11は、バスケット部4内の異物を、バスケット部4の遠位側から近位側に向かって移動させるために設けられている。
図1及び図2に示すように、除去機構11は、バスケット部4に取り付けられたスライドスリーブ12と、スライドスリーブ12に固定された第二ワイヤ13とを備える。
スライドスリーブ12は、複数のバスケットワイヤ5が挿通された筒状部材であり、複数のバスケットワイヤ5に対して進退自在である。スライドスリーブ12の内部には、全てのバスケットワイヤ5が挿入されている。スライドスリーブ12は、複数のバスケットワイヤ5が略紡錘状をなして広がった状態においてバスケット部4の遠位端に配される。
第二ワイヤ13は、スライドスリーブ12をバスケットワイヤ5に対して進退移動させるための線状部材である。第二ワイヤ13の遠位端は、スライドスリーブ12に固定されている。
バスケット部4が略紡錘状に広がっている状態では、第二ワイヤ13は、スライドスリーブ12からシース2へと、バスケット部4の内部を通って近位側へ延びている。さらに、本実施形態では、第二ワイヤ13は、シース2の内部を通って操作部15まで延びている。第二ワイヤ13の近位端には、第二ワイヤ操作機構37が取り付けられている。
センターワイヤ14は、バスケット部4の遠位端に固定され、バスケット部4の略中央を通り、少なくともバスケット部4の近位端まで延びている。本実施形態では、センターワイヤ14は、バスケット部4の遠位固定部材7の内部で各バスケットワイヤ5と共に固定されている。
本実施形態では、センターワイヤ14の近位端は、シース2の遠位端側の開口よりも近位側まで延びており、バスケット型把持鉗子1の通常の使用状態においてバスケット部4がシース2の遠位端の開口から完全に露出された状態でも、センターワイヤ14の近位端がシース2の遠位端側の開口から出ないようになっている。
図1及び図2に示すように、操作部15は、第一ワイヤ9と第二ワイヤ13との各々をシース2に対して進退移動させるために、シース2の近位端に固定されている。
操作部15は、操作本体16と、スライダ24と、第二ワイヤ操作機構37と、を備える。
操作本体16は、シース2の近位端に固定されている。操作本体16は、第一ワイヤ9を進退させるためのスライダ24の一部が挿通される第一ポート17と、第二ワイヤ13が挿通される第二ポート19と、を有する。
第一ポート17は、後述するシャフト25の外面に密着可能なOリング18を有する。これにより、第一ポート17とシャフト25とは水密状態で進退移動自在である。
第二ポート19は、シース2に連通する開口部20と、開口部20内に配された弾性を有する栓21と、第二ポート19の開口部20にねじ込まれ栓21を弾性変形させるねじ体22とを有する。ねじ体22が開口部20にねじ込まれることにより、栓21が弾性変形されて第二ワイヤ13の外周面に密着すると、第二ワイヤ13は操作部15に対して固定される。
栓21が弾性変形されて第二ワイヤ13の外周面に密着すると、第二ポート19が水密に塞がれる。
第三ポート23は、たとえば造影剤や洗浄水等の液体を送液するためのポートであり、たとえばシリンジを水密に接続することができる。
第一ポート17と第二ポート19とが水密状態とされている状態で第三ポート23から液体が注入されると液体はシース2の内部に流れ込みシース2の遠位端側の開口から吐出される。
スライダ24は、第一ワイヤ9の近位端に固定されたシャフト25と、シャフト25の近位端に配されたグリップ27とを有する。
シャフト25は、硬質な部材であり、本実施形態では筒状である。第一ワイヤ9とシャフト25とは、接続管26を介して連結されている。本実施形態では、第一ワイヤ9の近位端が接続管26の内部に挿入されて接着、ろう付け、はんだ付け、あるいは溶接など、公知の固定方法により固定されている。同様に、シャフト25の遠位端が接続管26の内部に挿入されて接着、ろう付け、はんだ付け、あるいは溶接など、公知の固定方法により固定されている。
グリップ27は、バスケット型把持鉗子1の操作者が持ちやすいようにシャフト25の外形よりも太く形成された部材である。グリップ27は、必要に応じて滑り止めを有していてよい。
第二ワイヤ操作機構37は、第二ワイヤ13の近位端に取り付けられている。第二ワイヤ操作機構37を操作することにより、スライドスリーブ12及び第二ワイヤ13を複数のバスッケトワイヤ5に対して進退することができる。
次に、本実施形態のバスケット型把持鉗子1の作用について説明する。図4及び図5は、本実施形態のバスケット型把持鉗子の作用を説明するための図である。
バスケット型把持鉗子1は、一般的なバスケット型医療用処置具と同様に、バスケット部4をシース2に収納した状態で内視鏡チャンネルを通じて患者体内の胆管等の管路に挿入される。スライダ24の前進操作により管路内でバスケット部4をシース2から突出させると、バスケットワイヤ5の弾性力によりバスケット部4が拡開する。
拡開したバスケット部4内に結石等の異物Xを取り込んだ後、スライダ24を引くことでバスケット部4を縮径させ、異物Xをバスケット部4内にしっかりと保持する事ができる。その後、内視鏡とともにバスケット型把持鉗子1を患者体内から抜去し、異物Xを回収する。
バスケット部4内に保持した異物Xが大きい場合、バスケット部4が胆管などの管路から抜けなくなってしまうことがある。これを回避するためには、バスケット部4が管路内に位置したままの状態で、保持した異物Xをバスケット外へ放出する必要がある。
異物Xを放出するための従来の方法としては、緊急砕石具やレーザー等を体内に導入して異物Xを砕くなどの方法がある。しかしながら、これら従来の方法は煩雑であり、処置全体の所要時間を引き延ばす原因となる。
バスケット型把持鉗子1においては、図1に示す第二ワイヤ操作機構37において第二ワイヤ13の近位端を近位側へと牽引すると、バスケット部4の遠位端に配されたスライドスリーブ12が近位側へ牽引される。これにより、図5に示すように、スライドスリーブ12がバスケット部4に対して近位側に移動する。
バスケット部4の遠位端から近位側へ移動されるスライドスリーブ12は、各バスケットワイヤ5が互いに近づくように各バスケットワイヤ5を移動させる。すなわち、スライドスリーブ12が近位側へ移動することにより、バスケット部4は、遠位側から近位側へ漸次縮径される。
バスケット部4が遠位側から近位側へ漸次縮径されると、バスケット部4の遠位側部分に体内の異物Xが捕捉されていた場合に、この異物Xはバスケット部4内で近位側へと移動する。
本実施形態のバスケット部4の遠位側の開口の大きさと近位側の開口の大きさとを比べると、近位側の開口がより大きい。そのため、バスケット部4の縮径に伴い、バスケット部4内で近位側へと移動した異物Xは、バスケットワイヤ5の隙間からバスケット部4の外へと排出される。
これらの点において、本実施形態のバスケット型把持鉗子1は、スライドスリーブ12をバスケット部4の遠位端から近位側へと移動させることで異物Xを体内でバスケット部4外に出すことができる。その結果、本実施形態のバスケット型把持鉗子1は、バスケットワイヤ5で保持した異物Xを容易に外すことができ、処置の効率を高めることができる。
(変形例1−1)
次に、上記実施形態のバスケット型把持鉗子1の変形例について説明する。図6は、本変形例の構成を示す側面図である。
図6に示すように、本変形例のバスケット型把持鉗子1Aは、センターワイヤ14を備えていない。
本変形例のバスケット型把持鉗子1Aも、上記第1実施形態のバスケット型把持鉗子1と同様に、スライドスリーブ12がバスケット部4の遠位端から近位側へと移動することにより、バスケット部4が遠位側から近位側へ漸次縮径する。
このため、本変形例のバスケット型把持鉗子1Aも第1実施形態と同様の効果を奏する。
(変形例1−2)
次に、上記第1実施形態のバスケット型把持鉗子1の他の変形例について説明する。図7は、本変形例の構成を示す側面図である。
図7に示すように、本変形例のバスケット型把持鉗子1Cは、上記第1実施形態とは形状が異なるバスケット部4Aを有する。
バスケット部4Aは、近位側おいて2本の素線が束ねられ中間部から遠位側に向かって1本ずつ素線が分岐する複数のバスケットワイヤ5Aを有する。本変形例のバスケット部4Aは、バスケットワイヤ5Aが分岐を有していることで、遠位側においては開口が小さく、近位側においては開口が大きい。
本変形例のバスケット型把持鉗子1Cも、上記第1実施形態のバスケット型把持鉗子1と同様に、スライドスリーブ12がバスケット部4Aの遠位端から近位側へと移動することにより、バスケット部4Aが遠位側から近位側へ漸次縮径する。
このため、本変形例のバスケット型把持鉗子1Aも第1実施形態と同様の効果を奏する。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態のバスケット型把持鉗子について説明する。図8は、本実施形態のバスケット型把持鉗子の構成を示す断面図である。
図8に示すように、本実施形態のバスケット型把持鉗子1Bは、第1実施形態で説明したセンターワイヤ14に代えて、操作部15まで延びるセンターワイヤ14Aを有する。
操作部15には、第四ポート30が設けられている。第四ポート30には、センターワイヤ14Aが挿通され、センターワイヤ14Aの近位端が操作部15外に引き出されており、センターワイヤ操作機構38が取り付けられている。
本実施形態の操作部15に設けられた第四ポート30は、センターワイヤ14が挿通される開口部31と、開口部内に設けられた弾性部材からなる栓32と、開口部31にねじ込まれ栓32を変形させるねじ体33とを備える。
第四ポート30においてねじ体33が開口部31にねじ込まれると、栓32が弾性変形してセンターワイヤ14Aの外面に接し、センターワイヤ14Aが操作部15に固定されるとともに開口部31が水密に塞がれる。これにより、第三ポート23からシース2の遠位端まで液体を送液できる。
本実施形態では、センターワイヤ操作機構38においてセンターワイヤ14Aの操作が可能である。このため、センターワイヤ操作機構38においてシース2の長手方向にセンターワイヤ14Aを進退させることによってバスケット部4の形状を変化させることができる。
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態のバスケット型把持鉗子について説明する。図9は、本実施形態の構成を示す断面図である。
図9に示すように、本実施形態では、第1実施形態で説明したスライドスリーブ12とは形状が異なるスライドスリーブ12Aを有している点が第1実施形態と異なっている。
本実施形態のバスケット型把持鉗子1Dに設けられたスライドスリーブ12Aは、遠位側においては各バスケットワイヤ5が互いに密着する程度に束ねられたときの束の直径に対してわずかにクリアランスを有する程度の内径を有する。スライドスリーブ12Aは、近位側においては遠位側の内径よりも大きな内径を有する。
すなわち、本実施形態のスライドスリーブ12Aは、遠位側から近位側へ向かって漸次内径が大きくなるテーパ状の内面12A1を有する。
本実施形態では、バスケット部4の遠位側から近位側へ向かってスライドスリーブ12Aを移動させるときに、スライドスリーブ12Aの中心線から放射状に延びる各バスケットワイヤ5に対するスライドスリーブ12Aの内面の接触角度を小さくすることができる。このため、スライドスリーブ12Aをバスケットワイヤ5に対してスムーズに近位側へ移動させることができる。
スライドスリーブ12Aの内面形状はテーパ状には限られない。たとえば、スライドスリーブ12Aの内面に、各バスケットワイヤ5を個別に案内する溝が形成されていてもよい。この場合、スライドスリーブ12Aの内部で各バスケットワイヤ5が絡まりにくくなりスライドスリーブ12Aをバスケットワイヤ5に対してスムーズに移動させることができる。
(第4実施形態)
次に、本発明の第4実施形態のバスケット型把持鉗子について説明する。図10は、本実施形態の構成を示す断面図である。図11は、図10のB−B線における断面図である。
図10及び図11に示すように、本実施形態のバスケット型把持鉗子1Eは、第1実施形態で説明したシース2に代えて、第一ワイヤ9及びバスケット部4を通すための第一ルーメン34と、第二ワイヤ13を通すための第二ルーメン35とが形成されたシース2Aを備える。本実施形態では、シース2Aの第一ルーメン34には、第一ワイヤ9及びバスケット部4とともにセンターワイヤ14が挿通される。
本実施形態では、操作部15において、第一ポート17は第一ルーメン34に連通しており、第二ポート19は第二ルーメン35に連通している。本実施形態では、第二ポート19は第三ポート23からの液体が入り込まないので、水密でなくてよい。
本実施形態では第三ポート23が第一ルーメン34に連通している例が示されているが、第三ポート23は第二ルーメン35に連通していてもよい。
このような構成でも上記第1実施形態と同様の効果を奏する。
本実施形態では、シース2Aが複数のルーメンを有し第一ワイヤ9と第二ワイヤ13とが互いに異なるルーメン内に挿通されているので、第一ワイヤ9と第二ワイヤ13とが絡まない。
(変形例4−1)
次に、上記第4実施形態のバスケット型把持鉗子のさらに他の変形例について説明する。図12は、本変形例の構成を示す断面図である。
図12に示すように、本変形例のバスケット型把持鉗子1Fは、第二ワイヤ13がシース2の外部で操作部15側まで延びている。操作部15は、第二ポート19に代えて、第二ワイヤ13を係止するフック36を有する。
このような構成でも上記第4実施形態と同様の効果を奏する。
本変形例では、シース2の外面に近づけて第二ワイヤ13を保持する手段を有していてもよい。
以上、本発明の実施形態及びその変形例について図面を参照して詳述したが、具体的な構成はこの実施形態に限られず、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
上述の各実施形態及び各変形例において示した構成要素は適宜に組み合わせて構成することが可能である。
上記各実施形態によれば、バスケット内に保持した異物を容易にバスケット外に放出することが可能なバスケット型把持鉗子を提供することができる。
1,1A,1B,1C,1D,1E,1F バスケット型把持鉗子
2,2A シース
3 本体部
4,4A バスケット部
5,5A バスケットワイヤ
6 固定部材
7 遠位固定部材
8 近位固定部材
9 第一ワイヤ
10 連結部材
11 除去機構
12,12A スライドスリーブ
12A1 スライドスリーブの内面
13 第二ワイヤ
14,14A センターワイヤ
15 操作部
16 操作本体
17 第一ポート
18 Oリング
19 第二ポート
20 開口部
21 栓
22 ねじ体
23 第三ポート
24 スライダ
25 シャフト
26 接続管
27 グリップ
30 第四ポート
31 開口部
32 栓
33 ねじ体
34 第一ルーメン
35 第二ルーメン
36 フック
37 第二ワイヤ操作機構
38 センターワイヤ操作機構
X 異物

Claims (4)

  1. シースと、
    遠位端と近位端とを有し、前記シースに挿通された本体部と、
    前記シースに固定され、前記本体部の近位端が取り付けられた操作部と、
    を備え、
    前記本体部は、
    前記本体部における遠位側に設けられ、略紡錘状の形状を有し、異物を保持可能なバスケット部と、
    前記バスケット部の近位側に設けられ、前記バスケット部に固定された第一ワイヤと、
    前記バスケット部に取り付けられ、前記バスケット部内の前記異物を移動する除去機構と、
    を備え、
    前記バスケット部は、
    前記バスケット部の遠位側に形成される開口の大きさよりも、前記バスケット部の前記近位側に形成される開口の大きさの方が大きくなるように、前記バスケット部の中心軸を中心として螺旋状に延びた複数のバスケットワイヤと、
    前記複数のバスケットワイヤを束ねて固定する固定部材と、
    を備え、
    前記除去機構は、
    前記複数のバスケットワイヤが挿通され、前記複数のバスケットワイヤに対して進退自在なスライドスリーブと、
    前記スライドスリーブに遠位端が固定され、前記スライドスリーブを前記バスケットワイヤに対して進退可能な第二ワイヤと、
    を備え、
    前記スライドスリーブは、前記バスケット部が拡開した状態において前記バスケット部の遠位端に配され、前記バスケット部の前記遠位端に配された前記スライドスリーブを前記近位側へ移動させ、前記バスケット部を前記遠位側から前記近位側へ縮径させることによって、前記バスケット部により保持された異物を前記複数のバスケットワイヤの前記近位側に形成される前記開口から排出させる
    バスケット型把持鉗子。
  2. 請求項に記載のバスケット型把持鉗子であって、
    前記本体部は、さらにセンターワイヤを有し、
    前記センターワイヤは、前記バスケット部の前記遠位端に固定され、前記バスケット部の略中央を通り、少なくとも前記バスケット部の近位端まで延びる
    バスケット型把持鉗子。
  3. 請求項に記載のバスケット型把持鉗子であって、
    前記第二ワイヤは、前記スライドスリーブから前記バスケット部の内部を通って近位側へと延びている
    バスケット型把持鉗子。
  4. 請求項に記載のバスケット型把持鉗子であって、
    前記スライドスリーブには内腔が形成され、前記複数のバスケットワイヤおよび前記センターワイヤが前記内腔に挿通される
    バスケット型把持鉗子。
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