JPWO2015046591A1 - 高分子電解質およびこれを用いたリチウムイオン二次電池 - Google Patents
高分子電解質およびこれを用いたリチウムイオン二次電池 Download PDFInfo
- Publication number
- JPWO2015046591A1 JPWO2015046591A1 JP2015539467A JP2015539467A JPWO2015046591A1 JP WO2015046591 A1 JPWO2015046591 A1 JP WO2015046591A1 JP 2015539467 A JP2015539467 A JP 2015539467A JP 2015539467 A JP2015539467 A JP 2015539467A JP WO2015046591 A1 JPWO2015046591 A1 JP WO2015046591A1
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- group
- mass
- polymer electrolyte
- lithium
- carbon atoms
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01M—PROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
- H01M4/00—Electrodes
- H01M4/02—Electrodes composed of, or comprising, active material
- H01M4/36—Selection of substances as active materials, active masses, active liquids
- H01M4/48—Selection of substances as active materials, active masses, active liquids of inorganic oxides or hydroxides
- H01M4/485—Selection of substances as active materials, active masses, active liquids of inorganic oxides or hydroxides of mixed oxides or hydroxides for inserting or intercalating light metals, e.g. LiTi2O4 or LiTi2OxFy
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01M—PROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
- H01M10/00—Secondary cells; Manufacture thereof
- H01M10/05—Accumulators with non-aqueous electrolyte
- H01M10/052—Li-accumulators
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01M—PROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
- H01M10/00—Secondary cells; Manufacture thereof
- H01M10/05—Accumulators with non-aqueous electrolyte
- H01M10/056—Accumulators with non-aqueous electrolyte characterised by the materials used as electrolytes, e.g. mixed inorganic/organic electrolytes
- H01M10/0564—Accumulators with non-aqueous electrolyte characterised by the materials used as electrolytes, e.g. mixed inorganic/organic electrolytes the electrolyte being constituted of organic materials only
- H01M10/0565—Polymeric materials, e.g. gel-type or solid-type
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01M—PROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
- H01M4/00—Electrodes
- H01M4/02—Electrodes composed of, or comprising, active material
- H01M4/36—Selection of substances as active materials, active masses, active liquids
- H01M4/58—Selection of substances as active materials, active masses, active liquids of inorganic compounds other than oxides or hydroxides, e.g. sulfides, selenides, tellurides, halogenides or LiCoFy; of polyanionic structures, e.g. phosphates, silicates or borates
- H01M4/5825—Oxygenated metallic salts or polyanionic structures, e.g. borates, phosphates, silicates, olivines
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01M—PROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
- H01M2300/00—Electrolytes
- H01M2300/0088—Composites
- H01M2300/0091—Composites in the form of mixtures
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/10—Energy storage using batteries
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Electrochemistry (AREA)
- General Chemical & Material Sciences (AREA)
- Inorganic Chemistry (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Dispersion Chemistry (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Condensed Matter Physics & Semiconductors (AREA)
- Crystallography & Structural Chemistry (AREA)
- Secondary Cells (AREA)
- Battery Electrode And Active Subsutance (AREA)
- Electric Double-Layer Capacitors Or The Like (AREA)
Abstract
Description
以下、本発明の高分子電解質の原料となる電解質前駆体組成物に含まれる部材成分について説明する。
(アルミン酸エステル)
アルミン酸エステルは、本発明の高分子電解質において、リチウムイオン伝導性を向上させる役割を果たす。これは、アルミン酸エステルのルイス酸性が、リチウム塩が解離してなる陰イオンと相互作用することにより、陰イオンが安定化することによる。結果的に、リチウム塩の解離が促進されるとともに、リチウムイオン輸率が増大し、実質的に有効なリチウムイオン伝導性が向上しうる。また、アルミン酸エステルは、高分子電解質中の高分子骨格を可塑化させる性質を有するので、リチウムイオンのセグメント運動を促進させうる。さらに、アルミン酸エステルの添加により、難燃性が付与されるため、熱安定性に優れた高分子電解質が得られうる。
グライムは、高分子電解質中においてリチウムイオンの移動を促進する役割を果たす。よって、高分子電解質がグライムを含むことによって、リチウム塩の解離度が高まり、良好なリチウムイオン伝導性が得られるため、リチウムイオン二次電池の出力密度が著しく向上する。
本発明の高分子電解質に含まれるエチレン性不飽和結合を有するモノマーは、アルキレンオキシドを含みかつ、エチレン性不飽和結合を1つ有する場合には単官能モノマーとして、またエチレン性不飽和結合を2つ以上有する場合には多官能モノマー(架橋剤)として作用する。すなわち、所望の高分子電解質に求められる機械的強度に応じて、単官能モノマーのみを使用する場合、多官能モノマーのみを使用する場合、単官能モノマーと多官能モノマーを併用する場合があり得る。このような単官能モノマーとして、例えば、エチレングリコールメチルエーテル(メタ)アクリレート、エチレングリコールフェニルエーテル(メタ)アクリレート、ジエチレングリコールメチルエーテル(メタ)アクリレート、ジエチレングリコールフェニルエーテル(メタ)アクリレート、トリエチレングリコールメチルエーテル(メタ)アクリレート、トリエチレングリコールブチルエーテル(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコールメチルエーテル(メタ)アクリレート、およびポリエチレングリコールフェニルエーテル(メタ)アクリレート等を挙げることができる。なかでも、ポリエチレングリコールメチルエーテルメタクリレートが好適に用いられうる。これらの単官能モノマーは1種を単独であるいは2種以上を組み合わせて用いることができる。
リチウム塩は、リチウムイオン源としての役割を果たし、電解質中において解離することによってリチウムイオンを生成する。本発明においてリチウム塩は、従来公知のものを制限なく用いることができるが、具体的には、LiPF6、LiBF4、LiClO4、LiCF3SO3、LiAsF6、LiN(SO2CF3)2(LiTFSI)、LiN(SO2C2F5)2、LiN(SO2C4F9)(SO2CF3)、LiC4F9SO3、LiC(CF3SO2)3、LiCF3CO2、LiSbF6等が挙げられる。これらのリチウム塩のうち、LiPF6、LiBF4、LiClO4、LiN(SO2CF3)2、およびLiN(SO2C2F5)2からなる群から選択される少なくとも1種を含むことが好ましく、なかでもLiN(SO2CF3)2およびLiPF6は高いリチウムイオン伝導性を付与できるので特に好ましい。これらのリチウム塩は、1種を単独であるいは2種以上を組み合わせて用いることができる。
本発明の高分子電解質は、上記のアルミン酸エステルと、エチレン性不飽和結合を有するモノマーと、グライムと、リチウム塩とを含む電解質前駆体組成物を重合反応に供し、重合可能なエチレン性不飽和結合を有するモノマーを重合することによって製造できる。重合反応は、特に制限はなく、熱重合反応、紫外線もしくは可視光照射による光重合反応、または電子線の照射による重合反応を適宜採用することができる。このうち、簡便性やコストの観点から、熱重合反応または紫外線照射による光重合反応を用いることが好ましい。
本発明の高分子電解質は、リチウムイオン二次電池に好適に用いられる。該リチウムイオン二次電池は、正極と、負極と、前記正極および負極に挟持された本発明の高分子電解質と、を含む。該正極および負極は、集電体表面に活物質を含む活物質層が形成されてなる。以下、本発明のリチウムイオン二次電池に含まれる部材について説明する。
正極および負極の集電体は、活物質と外部とを電気的に接合する役割を果たす。このような集電体は、化学変化が起こりにくい電子伝導体であれば特に制限なく用いることができる。正極の集電体としては、アルミニウム、ステンレス鋼、ニッケル、およびチタン等の金属材料を1種単独であるいは2種以上を組み合わせて用いることができる。このうち、アルミニウムまたはアルミニウムを含む合金であることが好ましい。なお、2種以上の材料を組み合わせた集電体の形態は特に制限はないが、一例を挙げると、金属材料に表面処理を施した形態が挙げられる。具体的には、アルミニウムまたはステンレス鋼の表面に、メッキまたはコーティング等により、カーボン、ニッケル、チタン、または銀等の被膜を形成した集電体が好適に用いられうる。負極の集電体としては、銅、ステンレス鋼、ニッケル、およびチタン等の1種単独であるいは2種以上を組み合わせて用いることができる。このうち、銅または銅を含む合金であることが好ましい。集電体の形状は、通常フィルムシート状のものが使用されるが、ネット、パンチされたもの、ラス体、多孔質体、発泡体、および繊維群の成形体等も用いることができる。
活物質は、可逆的にリチウムイオンを挿入および脱離することによって、電気エネルギーを生み出す役割を果たす。
本発明のリチウムイオン電池は、導電材、結着材、およびフィラー等の添加剤をさらに含みうる。
(オリビン型リン酸鉄リチウムを含む正極)
正極活物質であるオリビン型リン酸鉄リチウム(LiFePO4)(平均粒子径:1μm)(84.2質量%)、導電材であるアセチレンブラック(10.1質量%)、および結着材であるスチレン−ブタジエンゴム(SBR)(5.7質量%)を混合し、次いで粘度調整溶媒である純水を適量添加して、活物質スラリーを調製した。次に、このスラリーを集電体用アルミニウム箔(厚さ15μm)に均一に塗布し、乾燥、圧縮成形して、68mm×68mmに切り取り、正極(厚み35μm)を作製した。
負極活物質であるチタン酸リチウム(Li4Ti5O12)(平均粒子径:10μm)(90質量%)、導電材であるアセチレンブラック(5質量%)、および結着材であるポリフッ化ビニリデン(PVdF)(5質量%)を混合し、次いで粘度調整溶媒であるN−メチル−2−ピロリドン(NMP)を適量添加して、活物質スラリーを調製した。次に、このスラリーを集電体用アルミニウム箔(厚さ15μm)に均一に塗布し、乾燥、圧縮成形して、70mm×70mmに切り取り、負極(厚さ35μm)を作製した。
アルミニウムトリ−sec−ブトキシド(1当量)と、ポリエチレングリコールメタクリレート(オキシエチレン基の平均付加モル数5.0)(1当量)およびポリエチレングリコールモノメチルエーテル(オキシエチレン基の平均付加モル数9.0)(2当量)とをエステル交換反応することによって、反応性アルミン酸エステルを調製した。
該反応性アルミン酸エステル5.10質量%、モノマーとしてポリエチレングリコールモノメチルエーテルメタクリレート(平均付加モル数9.0)47.10質量%、グライムとしてトリエチレングリコールジメチルエーテル(製品名:DMTG、日本乳化剤株式会社製)20.48質量%を混合し、リチウム塩としてリチウムビス(トリフルオロメチルスルホニル)イミド(LiTFSA、東京化成工業株式会社製)27.32質量%を溶解し、さらに重合開始剤としてトリゴノックス257−C70(化薬アクゾ株式会社製)0.49質量%を混合して、電解質前駆体溶液を調製した。
上記で作製した正極および負極の間にセルロースセパレータ(型番TF44−25:ニッポン高度紙工業株式会社製)を積層し、該セパレータに上記の電解質前駆体溶液を含浸後、さらにアルミラミネートシートを外側に積層し、真空圧1.20kPa(9mmHg)の条件にて各辺を封止し、100℃で12時間加熱することによりラミネート型電池を作製した。
セルロースセパレータに上記の電解質前駆体溶液を含浸後、100℃で12時間加熱し、直径1.6cmの円盤状に成形する事で測定用の試料を調製した。これを一対のステンレス電極を有するセル(宝泉株式会社製HSセル)に挟みこんだのち、各温度におけるポリマー電解質のバルク抵抗を複素インピーダンス法(バイオロジック社製VSP)により測定し、イオン導電率を算出した。
充放電試験装置(北斗電工株式会社製HJD0501SM8)を用い、50℃及び70℃にて電流密度0.2Cの定電流を流して充放電試験を行った。電圧は、上限電圧2.05V、下限電圧1.7Vの範囲で制御し、充電・放電を1サイクルとしてサイクル特性を調べた。
反応性アルミン酸エステル10.18質量%、モノマーとしてポリエチレングリコールモノメチルエーテルメタクリレート(平均付加モル数9.0)44.58質量%、グライムとしてトリエチレングリコールジメチルエーテル(製品名:DMTG、日本乳化剤株式会社製)19.38質量%を混合し、リチウム塩としてリチウムビス(トリフルオロメチルスルホニル)イミド(LiTFSA、東京化成工業株式会社製)25.86質量%を溶解し、さらに重合開始剤としてトリゴノックス257−C70(化薬アクゾ株式会社製)0.49質量%を混合して、電解質前駆体溶液を調製したことを除いては、実施例1と同様の方法でラミネート型電池を作製した。
反応性アルミン酸エステル3.01質量%、モノマーとしてポリエチレングリコールモノメチルエーテルメタクリレート(平均付加モル数9.0)48.14質量%、グライムとしてトリエチレングリコールジメチルエーテル(製品名:DMTG、日本乳化剤株式会社製)20.93質量%を混合し、リチウム塩としてリチウムビス(トリフルオロメチルスルホニル)イミド(LiTFSA、東京化成工業株式会社製)27.92質量%を溶解し、さらに重合開始剤としてトリゴノックス257−C70(化薬アクゾ株式会社製)0.49質量%を混合して、電解質前駆体溶液を調製したことを除いては、実施例1と同様の方法でラミネート型電池を作製した。
モノマーとしてポリエチレングリコールモノメチルエーテルメタクリレート(平均付加モル数9.0)49.63質量%、グライムとしてトリエチレングリコールジメチルエーテル(製品名:DMTG、日本乳化剤株式会社製)21.58質量%を混合し、リチウム塩としてリチウムビス(トリフルオロメチルスルホニル)イミド(LiTFSA、東京化成工業株式会社製)28.79質量%を溶解し、さらに重合開始剤としてトリゴノックス257−C70(化薬アクゾ株式会社製)0.49質量%を混合して、電解質前駆体溶液を調製したことを除いては、実施例1と同様の方法でラミネート型電池を作製した。
反応性アルミン酸エステル1.06質量%、モノマーとしてポリエチレングリコールモノメチルエーテルメタクリレート(平均付加モル数9.0)49.10質量%、グライムとしてトリエチレングリコールジメチルエーテル(製品名:DMTG、日本乳化剤株式会社製)21.35質量%を混合し、リチウム塩としてリチウムビス(トリフルオロメチルスルホニル)イミド(LiTFSA、東京化成工業株式会社製)28.48質量%を溶解し、さらに重合開始剤としてトリゴノックス257−C70(化薬アクゾ株式会社製)0.49質量%を混合して、電解質前駆体溶液を調製したことを除いては、実施例1と同様の方法でラミネート型電池を作製した。
反応性アルミン酸エステル22.98質量%、モノマーとしてポリエチレングリコールモノメチルエーテルメタクリレート(平均付加モル数9.0)38.25質量%、グライムとしてトリエチレングリコールジメチルエーテル(製品名:DMTG、日本乳化剤株式会社製)16.60質量%を混合し、リチウム塩としてリチウムビス(トリフルオロメチルスルホニル)イミド(LiTFSA、東京化成工業株式会社製)22.17質量%を溶解し、さらに重合開始剤としてトリゴノックス257−C70(化薬アクゾ株式会社製)0.47質量%を混合して、電解質前駆体溶液を調製したことを除いては、実施例1と同様の方法でラミネート型電池を作製した。
反応性アルミン酸エステル5.10質量%、モノマーとしてポリエチレングリコールモノメチルエーテルメタクリレート(平均付加モル数9.0)66.30質量%、グライムとしてトリエチレングリコールジメチルエーテル(製品名:DMTG、日本乳化剤株式会社製)1.28質量%を混合し、リチウム塩としてリチウムビス(トリフルオロメチルスルホニル)イミド(LiTFSA、東京化成工業株式会社製)27.32質量%を溶解し、さらに重合開始剤としてトリゴノックス257−C70(化薬アクゾ株式会社製)0.68質量%を混合して、電解質前駆体溶液を調製したことを除いては、実施例1と同様の方法でラミネート型電池を作製した。
反応性アルミン酸エステル9.95質量%、モノマーとしてポリエチレングリコールモノメチルエーテルメタクリレート(平均付加モル数9.0)60.27質量%、グライムとしてトリエチレングリコールジメチルエーテル(製品名:DMTG、日本乳化剤株式会社製)2.49質量%を混合し、リチウム塩としてリチウムビス(トリフルオロメチルスルホニル)イミド(LiTFSA、東京化成工業株式会社製)27.29質量%を溶解し、さらに重合開始剤としてトリゴノックス257−C70(化薬アクゾ株式会社製)0.64質量%を混合して、電解質前駆体溶液を調製したことを除いては、実施例1と同様の方法でラミネート型電池を作製した。
反応性アルミン酸エステル22.31質量%、モノマーとしてポリエチレングリコールモノメチルエーテルメタクリレート(平均付加モル数9.0)44.93質量%、グライムとしてトリエチレングリコールジメチルエーテル(製品名:DMTG、日本乳化剤株式会社製)5.58質量%を混合し、リチウム塩としてリチウムビス(トリフルオロメチルスルホニル)イミド(LiTFSA、東京化成工業株式会社製)27.18質量%を溶解し、さらに重合開始剤としてトリゴノックス257−C70(化薬アクゾ株式会社製)0.53質量%を混合して、電解質前駆体溶液を調製したことを除いては、実施例1と同様の方法でラミネート型電池を作製した。
反応性アルミン酸エステル0質量%、モノマーとしてポリエチレングリコールモノメチルエーテルメタクリレート(平均付加モル数9.0)71.38質量%、グライムとしてトリエチレングリコールジメチルエーテル(製品名:DMTG、日本乳化剤株式会社製)1.28質量%を混合し、リチウム塩としてリチウムビス(トリフルオロメチルスルホニル)イミド(LiTFSA、東京化成工業株式会社製)27.33質量%を溶解し、さらに重合開始剤としてトリゴノックス257−C70(化薬アクゾ株式会社製)0.71質量%を混合して、電解質前駆体溶液を調製したことを除いては、実施例1と同様の方法でラミネート型電池を作製した。
正極活物質としてLiNi0.33Mn0.33Co0.33O2(戸田工業株式会社製、NME−1100)を91質量%、導電材としてアセチレンブラックを5質量%、結着剤としてポリフッ化ビニリデンを4質量%の割合で混合した。さらにこの混合物に対し、粘度調整溶媒として1−メチル−2−ピロリドンを125質量%添加して混合したものを、集電体としてのアルミ箔上に塗布し、次いで加圧成型後、乾燥して正極を調製したことを除いては、実施例1と同様の方法でラミネート型電池を作製した。
反応性アルミン酸エステル10.18質量%、モノマーとしてポリエチレングリコールモノメチルエーテルメタクリレート(平均付加モル数9.0)44.58質量%、グライムとしてトリエチレングリコールジメチルエーテル(製品名:DMTG、日本乳化剤株式会社製)19.38質量%を混合し、リチウム塩としてリチウムビス(トリフルオロメチルスルホニル)イミド(LiTFSA、東京化成工業株式会社製)25.86質量%を溶解し、さらに重合開始剤としてトリゴノックス257−C70(化薬アクゾ株式会社製)0.49質量%を混合して、電解質前駆体溶液を調製したことを除いては、実施例7と同様の方法でラミネート型電池を作製した。
反応性アルミン酸エステル22.98質量%、モノマーとしてポリエチレングリコールモノメチルエーテルメタクリレート(平均付加モル数9.0)38.25質量%、グライムとしてトリエチレングリコールジメチルエーテル(製品名:DMTG、日本乳化剤株式会社製)16.60質量%を混合し、リチウム塩としてリチウムビス(トリフルオロメチルスルホニル)イミド(LiTFSA、東京化成工業株式会社製)22.17質量%を溶解し、さらに重合開始剤としてトリゴノックス257−C70(化薬アクゾ株式会社製)0.47質量%を混合して、電解質前駆体溶液を調製したことを除いては、実施例7と同様の方法でラミネート型電池を作製した。
モノマーとしてポリエチレングリコールモノメチルエーテルメタクリレート(平均付加モル数9.0)49.63質量%、グライムとしてトリエチレングリコールジメチルエーテル(製品名:DMTG、日本乳化剤株式会社製)21.58質量%を混合し、リチウム塩としてリチウムビス(トリフルオロメチルスルホニル)イミド(LiTFSA、東京化成工業株式会社製)28.79質量%を溶解し、さらに重合開始剤としてトリゴノックス257−C70(化薬アクゾ株式会社製)0.49質量%を混合して、電解質前駆体溶液を調製したことを除いては、実施例7と同様の方法でラミネート型電池を作製した。
Claims (10)
- 前記アルミン酸エステルの含有量が2〜15質量%である、請求項1に記載の高分子電解質。
- 前記エチレン性不飽和結合を有するモノマーがエチレン性不飽和結合を1つ有する単官能モノマーである、請求項1〜3のいずれか1項に記載の高分子電解質。
- エチレン性不飽和結合を2つ以上有する多官能モノマーをさらに含む、請求項4に記載の高分子電解質。
- 前記リチウム塩が、LiPF6、LiBF4、LiClO4、LiCF3SO3、LiAsF6、LiN(SO2CF3)2、LiN(SO2C2F5)2、LiN(SO2C4F9)(SO2CF3)、LiC4F9SO3、LiC(CF3SO2)3、LiCF3CO2、およびLiSbF6からなる群から選択される少なくとも1種を含む、請求項1〜7のいずれか1項に記載の高分子電解質。
- 正極と、負極と、前記正極および前記負極に挟持された請求項1〜8のいずれか1項に記載の高分子電解質と、を含む、リチウムイオン二次電池。
- 前記正極がオリビン型リン酸鉄リチウムを含み、前記負極がチタン酸リチウムを含む請求項9に記載のリチウムイオン二次電池。
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013205349 | 2013-09-30 | ||
JP2013205349 | 2013-09-30 | ||
PCT/JP2014/076169 WO2015046591A1 (ja) | 2013-09-30 | 2014-09-30 | 高分子電解質およびこれを用いたリチウムイオン二次電池 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPWO2015046591A1 true JPWO2015046591A1 (ja) | 2017-03-09 |
JP6366592B2 JP6366592B2 (ja) | 2018-08-01 |
Family
ID=52743712
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015539467A Active JP6366592B2 (ja) | 2013-09-30 | 2014-09-30 | 高分子電解質およびこれを用いたリチウムイオン二次電池 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6366592B2 (ja) |
WO (1) | WO2015046591A1 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR102000101B1 (ko) * | 2016-03-30 | 2019-07-16 | 주식회사 엘지화학 | 겔 폴리머 전해질용 조성물, 이로부터 제조된 겔 폴리머 전해질, 및 이를 포함하는 전기화학소자 |
CN114614083B (zh) * | 2020-12-03 | 2024-02-20 | 珠海冠宇电池股份有限公司 | 一种凝胶型聚合物及含该凝胶型聚合物的锂离子电池 |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08259698A (ja) * | 1995-03-27 | 1996-10-08 | Otsuka Chem Co Ltd | 高分子電解質及びそれを用いたアルカリ金属電池 |
WO2006132339A1 (ja) * | 2005-06-09 | 2006-12-14 | Tokyo Institute Of Technology | リチウムイオン電池用固体高分子電解質及びリチウムイオン電池 |
US20090075176A1 (en) * | 2006-04-04 | 2009-03-19 | Seeo, Inc. | Solid Electrolyte Material Manufacturable by Polymer Processing Methods |
JP2010080301A (ja) * | 2008-09-26 | 2010-04-08 | Nippon Nyukazai Kk | 高分子電解質およびこれを用いたリチウムイオン二次電池 |
JP2011142073A (ja) * | 2009-12-09 | 2011-07-21 | Nippon Shokubai Co Ltd | 電解質材料並びにそれを用いた電池用材料及び二次電池 |
-
2014
- 2014-09-30 JP JP2015539467A patent/JP6366592B2/ja active Active
- 2014-09-30 WO PCT/JP2014/076169 patent/WO2015046591A1/ja active Application Filing
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08259698A (ja) * | 1995-03-27 | 1996-10-08 | Otsuka Chem Co Ltd | 高分子電解質及びそれを用いたアルカリ金属電池 |
WO2006132339A1 (ja) * | 2005-06-09 | 2006-12-14 | Tokyo Institute Of Technology | リチウムイオン電池用固体高分子電解質及びリチウムイオン電池 |
US20090075176A1 (en) * | 2006-04-04 | 2009-03-19 | Seeo, Inc. | Solid Electrolyte Material Manufacturable by Polymer Processing Methods |
JP2010080301A (ja) * | 2008-09-26 | 2010-04-08 | Nippon Nyukazai Kk | 高分子電解質およびこれを用いたリチウムイオン二次電池 |
JP2011142073A (ja) * | 2009-12-09 | 2011-07-21 | Nippon Shokubai Co Ltd | 電解質材料並びにそれを用いた電池用材料及び二次電池 |
Non-Patent Citations (1)
Title |
---|
J SOLID STATE ELECTROCHEM, vol. 16, JPN6018020070, 2012, pages 847 - 855, ISSN: 0003808484 * |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP6366592B2 (ja) | 2018-08-01 |
WO2015046591A1 (ja) | 2015-04-02 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN101512824B (zh) | 凝胶聚合物电解质和含有该凝胶聚合物电解质的电化学装置 | |
TWI481101B (zh) | 用於二次電池之陽極及包含其之二次電池 | |
KR102490865B1 (ko) | 전극 조립체 및 이를 포함하는 리튬 전지 | |
JP6492181B2 (ja) | 全固体二次電池用電極シートおよび全固体二次電池の製造方法 | |
CN111033860B (zh) | 用于凝胶聚合物电解质的组合物和包括其的凝胶聚合物电解质及锂二次电池 | |
KR20140008264A (ko) | 전해액 첨가제를 포함하는 이차전지 | |
JP2003077463A (ja) | リチウム二次電池及びその製造方法 | |
JP2002110243A (ja) | リチウム二次電池 | |
CN110785886A (zh) | 锂二次电池 | |
EP3955360A1 (en) | Solid electrolyte composite and all-solid-state battery electrode comprising same | |
JP6815381B2 (ja) | 電極アセンブリを構成する分離膜の気孔内にゲル化電解質成分を含む電池セル | |
JP2010080301A (ja) | 高分子電解質およびこれを用いたリチウムイオン二次電池 | |
JP6366592B2 (ja) | 高分子電解質およびこれを用いたリチウムイオン二次電池 | |
JP4217425B2 (ja) | 新規な高分子電解質及びリチウム二次電池 | |
CN115986317A (zh) | 用于二次电池的隔板和包括该隔板的锂二次电池 | |
KR20200032842A (ko) | 고분자 전해질 및 이의 제조방법 | |
JP4288863B2 (ja) | リチウム二次電池 | |
JP2005108527A (ja) | アミン含有電解液及びそれを用いるリチウム二次電池 | |
KR102268183B1 (ko) | 고분자 전해질 및 이의 제조방법 | |
JPWO2013024648A1 (ja) | 非水電解液二次電池 | |
KR20200032844A (ko) | 고분자 전해질 및 이의 제조방법 | |
KR102275863B1 (ko) | 리튬 이차 전지용 전극 및 이를 포함하는 리튬 이차 전지 | |
CN111373572B (zh) | 用于锂二次电池的隔板和包括该隔板的锂二次电池 | |
JP2018160382A (ja) | リチウムイオン二次電池 | |
JP2007035577A (ja) | 電解質および電池 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20170908 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20180605 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20180703 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6366592 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |