JPWO2015025675A1 - 保冷庫 - Google Patents

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Abstract

本発明は保冷庫に関し、保冷コンテナ(10)は、開閉扉(18)によって前面開口(16a)を開閉可能な断熱箱体であるコンテナ本体(16)と、コンテナ本体(16)内に画成された保冷室(16b)を冷却する蓄冷材(12)と、蓄冷材(12)を冷却する冷却器(28)と、蓄冷材(12)と冷却器(28)との間に配置され、これら蓄冷材(12)と冷却器(28)とを熱的に接触させる金属板(30)とを備え、外部の冷凍機ユニット(14)を接続し、冷凍回路(38)によって冷却された冷却媒体を冷却媒体流通経路(40)から冷却器(28)へと循環することにより、蓄冷材(12)を冷却可能である。

Description

本発明は、生鮮食品等の輸送等に使用される保冷庫に関する。
従来、生鮮食品等、冷蔵や冷凍が必要な物品の輸送に用いられる保冷庫(保冷コンテナ)では、外部の冷凍庫で凍結させた蓄冷材を該保冷庫内の収納スペースに投入することで庫内温度を一定に保持し、トラック等による輸送を行っていた(特許文献1参照)。
蓄冷材を凍結するための冷凍庫としては、例えば、熱交換器で冷却された空気を庫内に送風することで蓄冷材を凍結させる急速冷凍庫が用いられている(特許文献2参照)。
特開2010−71596号公報 特開2012−32124号公報
上記のような従来の保冷庫では、物品を搬送する都度、物品の収納作業と合わせて、外部の冷凍庫で凍結させた蓄冷材を保冷庫内へと投入する作業を行う必要があり、搬送準備に多くの手間を要していた。さらに、複数の蓄冷材を凍結するために、ある程度大きな容積を持った冷凍庫を設置するためのスペースが必要となっている。
また、上記のような冷風冷却による蓄冷材の凍結作業は、凍結までの所要時間が長く、蓄冷材毎の凍結の進行具合もばらつくことが多いため、作業効率が悪く、個々の蓄冷材の保冷時間にばらつきを生じることもあった。
本発明は、上記従来技術の課題を考慮してなされたものであり、蓄冷材を効率よく均一に冷却し、作業効率を向上させることができる保冷庫を提供することを目的とする。
本発明に係る保冷庫は、庫内を冷却する蓄冷材と、前記蓄冷材を冷却する冷却器と、前記蓄冷材と前記冷却器との間に配置され、前記蓄冷材と前記冷却器とを熱的に接触させる熱伝導部材とを備えることを特徴とする。
このような構成によれば、保冷庫自体に蓄冷材の冷却器を備えたため、蓄冷材を外部の冷凍庫で凍結させ、再び保冷庫内に設置する手間を必要とせず、保冷庫の使用開始時の準備作業の手間と効率を高めることができる。さらに、蓄冷材と冷却器との間に、両者を熱的に接触させる熱伝導部材を配設したため、冷却器で蓄冷材を効率よく均一に、且つ急速に冷却することができる。このため、個々の蓄冷材の保冷時間にばらつきを生じることも防止され、このように均一に冷却・凍結された蓄冷材により、蓄冷材による保冷温度帯の維持継続時間を最大限に長くすることができ、庫内温度を長時間にわたって安定して維持することができる。
前記蓄冷材は、前記庫内の内面のうち、天面、背面、又は側面のいずれか1面又は複数面に配置されていると、蓄冷材冷却器及び金属板によって均一に冷却・凍結された蓄冷材により、庫内を自然対流によって均等に冷却でき、その保冷温度帯の維持継続時間を一層長くすることができる。
前記熱伝導部材は、前記蓄冷材の外面に密着配置される平板状の熱伝導板であり、前記熱伝導板の外面側に前記冷却器が密着配置される構成とすると、冷却器によって蓄冷材をより均一に且つ急速に冷却することができる。
当該保冷庫の本体の側壁部には、断熱材と、真空断熱材と、前記冷却器と、前記熱伝導板と、前記蓄冷材とが、庫外側から庫内側に向かって順に設けられていると、高い断熱性能と蓄冷材による庫内の効率よい冷却とが可能となる。
前記真空断熱材と前記冷却器との間に隙間を設けると、冷却器で発生した冷熱や蓄冷材に蓄積された冷熱の真空断熱材側への漏えい量を低減することができる。
当該保冷庫の本体の外面側には、外部の冷却装置から供給される冷却媒体を前記冷却器へと循環するための冷却媒体流通手段を着脱する接続口が設けられていると、外部の冷却装置の冷却媒体流通手段を接続口に接続するだけで、冷却媒体を介した冷却器による蓄冷材の冷却が可能となる。すなわち、外部の冷却装置を適宜移動させて、所望の保冷庫と接続するだけで、蓄冷材を冷却することができるため、作業効率が向上する。
前記庫内の内面は、前記蓄冷材の内面側に該蓄冷材と接触するように配置された金属製の内箱によって画成されていると、庫内の洗浄作業が容易となる。しかも、金属製の内箱を蓄冷材と接触させておくことにより、内箱を介して庫内を効率よく冷却することができる。
前記熱伝導部材と前記内箱との間を熱伝導性を有する連結部材で繋いだ構成としてもよい。そうすると、冷却器により熱伝導部材及び連結部材を介して内箱を速やかに冷却することができ、蓄冷材を凍結させると同時に庫内も速やかに冷却できる。
前記蓄冷材と前記内箱との接触面間に、該接触面間での熱抵抗を調整する熱抵抗調整部材を設けてもよい。例えば、熱抵抗調整部材として薄い断熱シートを設けることにより、冷却器による蓄冷材の冷却時に蓄冷材の表面から内箱及び庫内への放熱を抑制することができ、金属製の内箱によって蓄冷材の冷却時間が増加することを回避できる。
本発明によれば、保冷庫自体に冷却器を備えたため、蓄冷材を外部の冷凍庫で凍結させ、再び保冷庫内に設置する手間を必要とせず、保冷庫の使用開始時の準備作業の手間と効率を高めることができる。さらに、蓄冷材と冷却器との間に、両者を熱的に接触させる熱伝導部材を配設したため、冷却器で蓄冷材を効率よく均一に、且つ急速に冷却することができる。
図1は、本発明の一実施形態に係る保冷庫としての保冷コンテナの斜視図である。 図2は、図1に示す保冷コンテナの一部を拡大した縦断面図である。 図3は、図1に示す保冷コンテナに冷凍機ユニットを接続した状態での構成を示すブロック図である。 図4は、変形例に係る蓄冷材ユニットの構成を示す縦断面図である。
以下、本発明に係る保冷庫について好適な実施の形態を挙げ、添付の図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る保冷庫としての保冷コンテナ10の斜視図であり、保冷コンテナ10に設置された蓄冷材12を冷却するための冷凍機ユニット14を接続した状態を図示している。図2は、図1に示す保冷コンテナ10の一部(左上角部)を拡大した縦断面図である。また、図3は、図1に示す保冷コンテナ10に冷凍機ユニット14を接続した状態での構成を示すブロック図である。本実施形態に係る保冷コンテナ10は、生鮮食品等、冷蔵や冷凍が必要な物品の輸送に用いられる保冷庫であり、庫内温度を一定に保持しつつ、トラック等による輸送が可能となっている。
先ず、保冷コンテナ10は、図1〜図3に示すように、前面開口16aを開閉扉18によって開閉に構成されたコンテナ本体16と、コンテナ本体16の庫内である保冷室16bを冷却する蓄冷材12を有した蓄冷材ユニット20とを備える。
図1に示すように、コンテナ本体16は、物品等を収納するための保冷室16bを内部に形成した断熱箱体である。保冷室16bは、天壁部16c、背壁部16d、左右の側壁部16e,16e、及び底壁部16fによって画成されている。保冷室16bは、壁部が設けられていない前面開口16aが開閉扉18で開閉され、この前面開口16aから物品が出し入れされる。コンテナ本体16の下面四隅には、自在キャスター22が取り付けられており、保冷コンテナ10を容易に移動させることができる。
図2に示すように、天壁部16cには、庫外側(外側)から庫内側(内側)に向かって順に、断熱材24と、真空断熱材26とが配設され、真空断熱材26の内側に蓄冷材ユニット20が固定されている。側壁部16eには、庫外側から庫内側に向かって順に、2層の断熱材24,25と、真空断熱材26とが配設され、真空断熱材26の内側に蓄冷材ユニット20が固定されている。図2に示すように、真空断熱材26の周囲の隙間は、断熱材24によって埋められている。図示はしないが、背壁部16d及び底壁部16fは、天壁部16c又は側壁部16eと同様な構造でよいが、本実施形態の場合、底壁部16fの内面には蓄冷材ユニット20を設けていない。また、天壁部16cを側壁部16eと同一構造としてもよく、反対に側壁部16eを天壁部16cと同一構造としてもよい。
断熱材24は、例えば、発泡スチロールによって形成され、断熱材25は、例えば、発泡ウレタンによって形成される。真空断熱材26は、例えば、芯材をラミネートフィルムによって被覆し、内部を真空状態に減圧して封止した公知のものを用いればよい。真空断熱材26は、上記した発泡スチロール等の一般的な断熱材に比べ、極めて高い断熱性能を有する。
図3に示すように、保冷コンテナ10には、さらに、保冷室16bの内部温度を監視するための温度センサ21と、保冷コンテナ10の位置検出のためのGPS(全地球測位システム)機器23とが設けられている。この他、図示はしていないが、保冷コンテナ10には、開閉扉18の開閉検出スイッチや後述する接続器具44の接続検出スイッチ等を設けてもよく、さらには、温度センサ21に加え、湿度センサ等を設けてもよい。
図1及び図2に示すように、蓄冷材ユニット20は、保冷室16bを画成するコンテナ本体16の内面のうち、天壁部16cの内面(天面)、背壁部16dの内面(背面)、及び側壁部16eの内面(側面)のそれぞれの略全域を覆うように設けられている。物品等の載置面となる底壁部16fの内面(底面)には、上記のように蓄冷材ユニット20を設けていないが、例えば、該底面を2重床構造等として蓄冷材ユニット20を設けることもできる。
図2に示すように、蓄冷材ユニット20は、庫内を冷却するための蓄冷材12と、蓄冷材12を冷却・凍結するための冷却器28と、蓄冷材12と冷却器28との間に配置され、両者を熱的に接触させる金属板(熱伝導部材、熱伝導板)30とを備える。
蓄冷材12は、例えば、ポリエチレン等の樹脂製のケース内に、水及びゲル化剤等を封入した公知のものを用いればよく、例えば、平板状に形成される(図1及び図2参照)。
冷却器28は、図示しない冷却媒体(熱媒体)が流通される銅管等の金属配管を蛇行形状や渦巻形状等とし、天壁部16c等の平坦な内面に密着配置したものである。冷却器28から延在した金属配管は、コンテナ本体16の外面(例えば、側壁部16eの外面)に固定された接続口32(図1及び図3参照)に連結され、この接続口32から冷却媒体が冷却器28へと流通される。
金属板30は、熱伝導率の良好な金属、例えば、アルミニウムや銅の板材によって形成され、一面が蓄冷材12の外面側に密着配置され、他面が冷却器28の内面側に密着配置されている。金属板30は、例えば、蓄冷材12に重ねた状態で、該蓄冷材12と同一又は略同一な外形寸法を有し、冷却器28からの冷熱を蓄冷材12へと効率よく伝達することが可能となっている。
次に、冷凍機ユニット14は、図1及び図3に示すように、自在キャスター34によって移動可能に構成されたユニット本体36と、ユニット本体36の内部に設置された冷凍回路38と、冷凍回路38によって冷却された冷却媒体を保冷コンテナ10側へと供給するための冷却媒体流通経路(冷却媒体流通手段)40とを備える。冷凍機ユニット14は、一般にコンデンシングユニットと呼ばれるものである。
冷凍回路38は、図示しない圧縮機、凝縮器、膨張弁、及び蒸発器等を備える公知の冷凍サイクル装置であり、蒸発器で発生する冷熱により、冷却媒体流通経路40を流れる冷却媒体を所望の温度域まで急速冷却することができる。冷却媒体流通経路40には、冷却媒体を流通させるための図示しない循環ポンプが接続されている。冷却媒体は、水や不凍液等、いわゆるブラインと呼ばれる熱媒体である。
冷却媒体流通経路40の先端には、保冷コンテナ10の接続口32と着脱可能な接続口42が設けられている。これら接続口32,42は、互いに着脱可能であって、それぞれ内部に自動開閉弁を設けた公知の接続器具(カップリング器具)44を構成するものである。接続口32,42同士を接続した場合には、冷却媒体を冷凍機ユニット14側から保冷コンテナ10の冷却器28側へと循環することが可能となり、接続口32,42を切離した場合には、それぞれの自動開閉弁が閉塞されて冷却媒体の漏れが防止される。
次に、以上のように構成される保冷コンテナ10の使用方法の一例について説明する。
生鮮食品等の冷却又は冷凍が必要な物品を保冷コンテナ10で運搬する際には、先ず、保冷コンテナ10の近くに冷凍機ユニット14を移動させ、冷却媒体流通経路40の先端にある接続口42を、保冷コンテナ10の外面にある接続口32に接続し、接続器具44を接続状態とする。
続いて、冷凍機ユニット14の冷凍運転を開始し、冷凍回路38によって冷却媒体を冷却し、冷却した冷却媒体を冷却媒体流通経路40から接続器具44を介して保冷コンテナ10の冷却器28へと流通・循環させる。そうすると、冷却媒体からの冷熱が冷却器28から金属板30を介して均一に且つ迅速に蓄冷材12へと伝達され、蓄冷が急速に行われる。すなわち、冷却器28と蓄冷材12とに広い表面積で接した金属板30によって熱交換が促進されるため、蓄冷材12の凍結が極めて急速に且つ均一に行われ、それに伴い保冷室16b内も急速に且つ均一に冷却される。
蓄冷材12への蓄冷が完了し、温度センサ21によって保冷室16b内が所望の冷却温度に保持されたことが確認されると、次に、開閉扉18を開いて前面開口16aから保冷室16b内へと物品を投入する。保冷室16bへの物品の投入完了後、開閉扉18を閉じることで保冷コンテナ10への物品の収容作業が完了する。なお、接続器具44の切離しは、蓄冷材12への蓄冷完了後、又は保冷室16bへの物品投入完了後等、所定のタイミングで行えばよい。
これにより、保冷コンテナ10では、保冷室16b内に収納した物品を蓄冷材12によって所望の低温に保持しつつ、トラック等によって所望の場所まで円滑に運搬することができる。
以上のように、本実施形態に係る保冷コンテナ10によれば、保冷室16b内を冷却する蓄冷材12と、蓄冷材12を冷却する冷却器28と、蓄冷材12と冷却器28とを熱的に接触させる熱伝導部材である金属板30とを備える。
このように、保冷コンテナ10自体に冷却器28を備えたため、蓄冷材12を外部の冷凍庫で凍結させ、再び保冷コンテナ10内に設置する手間を必要とせず、保冷コンテナ10の使用開始時の準備作業の手間と効率を高めることができる。この際、冷却器28は、小型の冷凍機ユニット14で冷却可能であり、複数の蓄冷材12を収容し、冷凍するための大型の冷凍庫が不要となり、その設置スペースも不要となる。さらに、蓄冷材12と冷却器28との間に、両者を熱的に接触させる金属板30を配設したため、金属板30の良好な熱伝導により、冷却器28で蓄冷材12を効率よく均一に、且つ急速に冷却することができる。このため、個々の蓄冷材12の保冷時間にばらつきを生じることも防止される。このように均一に冷却・凍結された蓄冷材12により、蓄冷材12による保冷温度帯の維持継続時間を最大限に長くすることができ、保冷室16b内の温度を長時間(例えば、8時間)にわたって安定して維持することができる。また、冷却器28で蓄冷材12を均一に且つ急速に冷却することができるため、その使用開始時には、保冷室16b内を短時間(例えば、3時間以内)で要求温度帯とすることができる。
保冷コンテナ10では、蓄冷材12は平板状に形成され、保冷室16bの内面のうち、天面、背面、及び側面のそれぞれを覆うように蓄冷材12を配置している。これにより、冷却器28及び金属板30によって均一に冷却・凍結された蓄冷材12により、庫内を自然対流によって均等に冷却でき、その保冷温度帯の維持継続時間を一層長くすることができる。なお、蓄冷材12は、保冷室16bの内面のうち、天面、背面、及び側面の全てに設ける以外にも、いずれか1面又は複数面のみに設けてもよく、さらに、底面や開閉扉18の内面に設けてもよい。この際、天壁部16c、背壁部16d、及び側壁部16eには、断熱材24(25)と、真空断熱材26と、冷却器28と、金属板30と、蓄冷材12とが、庫外側から庫内側に向かって順に設けられているため、高い断熱性能と蓄冷材12による庫内の効率よい冷却とが可能となる。勿論、天壁部16c等の構造は他の構造としてもよい。
図4は、変形例に係る蓄冷材ユニット20aの構成を示す縦断面図である。図4は、側壁部16eに蓄冷材ユニット20aを適用した構成例を示しているが、この蓄冷材ユニット20aは天壁部16cや背壁部16d等に適用しても勿論よい。保冷コンテナ10の庫内となる保冷室16bの内面は、蓄冷材12の内面側に該蓄冷材12と接触するように配置された金属製の内箱50によって画成してもよい。内箱50は、例えば、ステンレス板によって形成される。この内箱50を庫内の内面に配置することにより、庫内の洗浄作業を容易に行うことができる。
この蓄冷材ユニット20aは、内箱50と金属板30との間を繋ぐ庫内伝熱板52を備える点が、図2に示す蓄冷材ユニット20と相違する。庫内伝熱板(連結部材)52は、冷却器28によって直冷される金属板30を内箱50に対して固定する板金ブラケットであり、銅やアルミニウム等の熱伝導性の良好な材質で構成されるとよい。蓄冷材ユニット20aは庫内伝熱板52を設けたことにより、冷却器28で冷却された金属板30からの冷熱が、蓄冷材12に伝達されてこれを凍結させると同時に、庫内伝熱板52から内箱50へと速やかに伝達される。このため、蓄冷材12の凍結と並行して内箱50、つまり保冷室16b内も急速に且つ均一に冷却することができる。また、金属製の内箱50が蓄冷材12と接触しているため、保冷コンテナ10の運搬時等においても該内箱50を介して保冷室16b内を均等に且つ効率よく冷却することができる。
さらに、蓄冷材ユニット20aでは、真空断熱材26と冷却器28との間に隙間Gを設けている。この隙間Gに介在する空気の断熱特性により、冷却器28で発生した冷熱や蓄冷材12に蓄積された冷熱が真空断熱材26に漏えいし、外部に移動することを低減できる。一般に、空気は2〜3mm以下の距離では自然対流は発生しないと言われている。そこで、隙間Gは3mm以下の微小な距離に形成しておくことが望ましい。これにより、隙間Gで自然対流が発生することを防止でき、冷却器28から真空断熱材26への冷熱の漏えい量を一層低減することができる。なお、このような真空断熱材26と冷却器28との間の隙間Gは、図2に示す蓄冷材ユニット20に適用しても勿論よい。
蓄冷材12と内箱50との接触面間に、該接触面間での熱抵抗を調整する熱抵抗調整部材(図示せず)を設けることも有効である。例えば、熱抵抗調整部材として薄い断熱シートを設けることにより、冷却器28による蓄冷材12の冷却時に蓄冷材12の表面から内箱50及び保冷室16bへの放熱を抑制することができ、金属製の内箱50によって蓄冷材12の冷却時間が増加することを回避できる。
保冷コンテナ10では、コンテナ本体16の外面側に、外部の冷却装置である冷凍機ユニット14から供給される冷却媒体を冷却器28へと循環するための冷却媒体流通経路40を着脱する接続口32が設けられている。これにより、冷却媒体流通経路40の先端に設けられた接続口42を接続口32に接続するだけで、冷却媒体を介した冷却器28による蓄冷材12の冷却が可能となる。すなわち、冷凍機ユニット14を適宜移動させて、所望の保冷コンテナ10に接続するだけで、蓄冷材12を冷却することができるため、作業効率が向上する。また、冷凍機ユニット14が別体のため、圧縮機等の機械要素(冷凍回路38)を保冷コンテナ10に搭載する必要がなく、トラック等で運搬される保冷コンテナ10の軽量化及び耐衝撃性の向上が可能となって汎用性が高まり、保冷室16bの容積も大きく確保することができる。
なお、本発明は、上記した実施形態に限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で自由に変更できることは勿論である。
10 保冷コンテナ
12 蓄冷材
14 冷凍機ユニット
16 コンテナ本体
16a 前面開口
16b 保冷室
20,20a 蓄冷材ユニット
24,25 断熱材
26 真空断熱材
28 冷却器
30 金属板
32,42 接続口
36 ユニット本体
38 冷凍回路
40 冷却媒体流通経路
44 接続器具
50 内箱
52 庫内伝熱板

Claims (9)

  1. 庫内を冷却する蓄冷材と、
    前記蓄冷材を冷却する冷却器と、
    前記蓄冷材と前記冷却器との間に配置され、前記蓄冷材と前記冷却器とを熱的に接触させる熱伝導部材と、
    を備えることを特徴とする保冷庫。
  2. 請求項1記載の保冷庫において、
    前記蓄冷材は平板状に形成され、
    前記蓄冷材は、前記庫内の内面のうち、天面、背面、又は側面のいずれか1面又は複数面に配置されていることを特徴とする保冷庫。
  3. 請求項2記載の保冷庫において、
    前記熱伝導部材は、前記蓄冷材の外面に密着配置される平板状の熱伝導板であり、
    前記熱伝導板の外面側に前記冷却器が密着配置されることを特徴とする保冷庫。
  4. 請求項3記載の保冷庫において、
    当該保冷庫の本体の壁部には、断熱材と、真空断熱材と、前記冷却器と、前記熱伝導板と、前記蓄冷材とが、庫外側から庫内側に向かって順に設けられていることを特徴とする保冷庫。
  5. 請求項4記載の保冷庫において、
    前記真空断熱材と前記冷却器との間に隙間を設けたことを特徴とする保冷庫。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の保冷庫において、
    当該保冷庫の本体の外面側には、外部の冷却装置から供給される冷却媒体を前記冷却器へと循環するための冷却媒体流通手段を着脱する接続口が設けられていることを特徴する保冷庫。
  7. 請求項2〜5のいずれか1項に記載の保冷庫において、
    前記庫内の内面は、前記蓄冷材の内面側に該蓄冷材と接触するように配置された金属製の内箱によって画成されていることを特徴とする保冷庫。
  8. 請求項7記載の保冷庫において、
    前記熱伝導部材と前記内箱との間を熱伝導性を有する連結部材で繋いだことを特徴とする保冷庫。
  9. 請求項7記載の保冷庫において、
    前記蓄冷材と前記内箱との接触面間に、該接触面間での熱抵抗を調整する熱抵抗調整部材を設けたことを特徴とする保冷庫。
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