JP6375857B2 - 運搬箱及び運搬箱の制御方法 - Google Patents

運搬箱及び運搬箱の制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、冷熱装置から冷熱配管を介して流入する冷熱媒体によって蓄冷熱材を蓄冷熱する冷熱器を有し、蓄冷熱された蓄冷熱材によって保冷熱対象物が収容される保冷熱空間を所望温度範囲に保持する運搬箱及び運搬箱の制御方法に関し、特に、運搬箱の冷熱不良を容易に確認することができる運搬箱及び運搬箱の制御方法に関する。
従来、生鮮食品等、冷蔵や冷凍が必要な物品の輸送に用いられる保冷庫(保冷コンテナ)としては、収納庫本体と、庫内を熱媒体により冷却する熱交換器と、この熱交換器から庫外の熱源機に亘り熱媒体を流動させる着脱自在な接続手段とを備えた可動式の収納庫がある(特許文献1参照)。これによって、収納庫内の収納スペースを広くすることができるとともに、軽量化を図ることができる。
また、例えば、特許文献2には、搬送中の保冷庫内の温度履歴情報及び納品後の供給先における保冷庫内の温度履歴情報を取得するものが記載されている。また、特許文献3には、保冷庫内の温度の時系列データである温度履歴情報を取得するものが記載されている。さらに、特許文献4には、冷凍装置の休止中の庫内温度ログデータを記録するものが記載されている。
特開2008−286485号公報 特開2002−333263号公報 特開2004−251508号公報 特開2005−172396号公報
ところで、冷却装置を用いて保冷庫の熱交換器に熱媒体を流動させて畜冷熱材を冷却する冷却処理を行う場合、温度履歴情報は、上位装置などに送信されて温度管理解析等に用いられる。そして、その後の温度履歴情報の取得は、保冷庫に対する冷却処理が終了した後に再開される。
しかし、保冷庫に対する冷却処理中の温度情報は、温度履歴情報として用いられていない。ここで、保冷庫に対する冷却処理中、保冷庫の熱交換器などに冷媒漏れなどが生じている場合、冷却処理中の温度情報を用い、例えば冷却装置による保冷庫内保冷空間の冷やし込み温度などを取得することによって冷媒漏れなどの冷却不良を容易に確認することができる。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、保冷庫などの運搬箱の冷熱不良を容易に確認することができる運搬箱及び運搬箱の制御方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明にかかる運搬箱は、冷熱装置から冷熱配管を介して流入する冷熱媒体によって蓄冷熱材を蓄冷熱する冷熱器を有し、蓄冷熱された蓄冷熱材によって保冷熱対象物が収容される保冷熱空間を所望温度範囲に保持する運搬箱であって、前記冷熱装置に接続される冷熱配管及び制御通信線が運搬箱に接続されている場合、冷熱処理中の温度履歴情報を記憶し、前記制御通信線を介して冷熱処理中の温度履歴情報を前記冷熱装置に送信する制御部を備えたことを特徴とする。
また、本発明にかかる運搬箱は、上記の発明において、前記制御部は、前記冷熱配管及び制御通信線が運搬箱に接続された場合、接続時までの温度履歴情報を前記冷熱装置に送信するとともに、冷熱処理中の温度履歴情報を記憶し、接続時までの温度履歴情報の送信が完了し、かつ、前記冷熱配管及び前記制御通信線が運搬箱に接続されている場合、記憶された冷熱処理中の温度履歴情報を、前記制御通信線を介して前記冷熱装置に送信することを特徴とする。
また、本発明にかかる運搬箱は、上記の発明において、前記制御部は、接続時までの温度履歴情報の送信が完了し、かつ、前記冷熱配管及び前記制御通信線が運搬箱に接続されている場合であって、前記冷熱装置側からの送信要求があった場合に、記憶された冷熱処理中の温度履歴情報を、前記制御通信線を介して前記冷熱装置に送信することを特徴とする。
また、本発明にかかる運搬箱は、上記の発明において、前記制御部は、接続時までの温度履歴情報の送信が完了し、かつ、前記冷熱配管及び前記制御通信線が運搬箱に接続されている場合、所定期間経過毎に、記憶された冷熱処理中の温度履歴情報を、前記制御通信線を介して前記冷熱装置に送信することを特徴とする。
また、本発明にかかる運搬箱は、上記の発明において、前記制御部は、接続時までの温度履歴情報の送信が完了し、かつ、前記冷熱配管と運搬箱との接続及び前記制御通信線と運搬箱との接続が解除された場合、接続解除後の温度履歴情報の記憶を開始することを特徴とする。
また、本発明にかかる運搬箱は、上記の発明において、前記冷熱処理中の温度履歴情報は、接続時までの温度履歴情報及び接続解除後の温度履歴情報の記憶領域とは異なる記憶領域に記憶されることを特徴とする。
また、本発明にかかる運搬箱の制御方法は、冷熱装置から冷熱配管を介して流入する冷熱媒体によって蓄冷熱材を蓄冷熱する冷熱器を有し、蓄冷熱された蓄冷熱材によって保冷熱対象物が収容される保冷熱空間を所望温度範囲に保持する運搬箱の制御方法であって、前記冷熱装置に接続される冷熱配管及び制御通信線が運搬箱に接続されている場合、冷熱処理中の温度履歴情報を記憶し、前記制御通信線を介して冷熱処理中の温度履歴情報を前記冷熱装置に送信することを特徴とする。
本発明によれば、制御部が、冷熱装置に接続される冷熱配管及び制御通信線が運搬箱に接続されている場合、冷熱処理中の温度履歴情報を記憶し、前記制御通信線を介して冷熱処理中の温度履歴情報を前記冷熱装置に送信するようにしているので、受信した温度履歴情報をもとに、運搬箱の冷熱不良を容易に確認することができる。
図1は、本発明の実施の形態1である冷熱装置が冷熱対象とする運搬箱を用いた物流サイクルの概要を示す模式図である。 図2は、配送センターにおける冷熱装置と運搬箱との接続状態及び構成を示すブロック図である。 図3は、断熱箱体の断面構造を示す断面図である。 図4は、本実施の形態1の運搬箱の制御部による温度情報制御処理手順を示すフローチャートである。 図5は、本実施の形態2の運搬箱の制御部による温度情報制御処理手順を示すフローチャートである。 図6は、本実施の形態3の運搬箱の制御部による温度情報制御処理手順を示すフローチャートである。
以下、添付図面を参照してこの発明を実施するための形態について説明する。
(実施の形態1)
[物流サイクルの概要]
まず、本発明の実施の形態1である冷熱装置が冷熱対象とする運搬箱を用いた物流サイクルの概要について説明する。図1は、本発明の実施の形態である冷熱装置が冷熱対象とする運搬箱を用いた物流サイクルの概要を示す模式図である。図1に示すように、商品101が納入される複数の配送センター110と商品を陳列する店舗120との間で、再利用される複数の運搬箱1内に商品101が収納されてトラック111によって店舗120に配送され、空になった運搬箱1がトラック112によって配送センター110に返送される。なお、店舗120で空になった運搬箱1は他の配送センター110に返送されてもよい。
まず、配送センター110では、配送元から商品101が納入される。配送センター110では、その商品101を荷受けし、店舗別の仕分けを行う。仕分けされた商品101は、配送先の店舗120に送られる運搬箱1内に収納される。運搬箱1内は、商品101が収納される保冷熱空間が空であって冷熱材によって所望温度に保持されている。トラック111は、商品101が収納された運搬箱1を積み込んで、配送先の店舗120に配送する。配送先の店舗120では、運搬箱1をトラック111から降ろし、運搬箱1内の商品101を取り出す。取り出された商品101は、ショーケースなどに陳列される。空になった運搬箱1は、店舗120内に一時保留される。配送したトラック111は、トラック112として前回、一時保留されていた運搬箱1を積載して運搬箱1を配送センター110に返送する。
ここで、店舗120には、情報収集装置30が配置される。商品101が取り出されて空になった運搬箱1は、情報収集装置30に通信接続される。情報収集装置30は、運搬箱1が配送時に取得した温度履歴などの運搬箱履歴情報を運搬箱識別情報とともにネットワークNを介して上位情報管理装置130に送出する。
一方、配送センター110には、情報収集装置30と冷熱装置40とが配置される。トラック112によって返送された空の運搬箱1は、トラック112から降ろされると、情報収集装置30および冷熱装置40に接続される。情報収集装置30は、商品101が収納されてから現在までの温度履歴を含む運搬箱履歴情報を運搬箱識別情報とともにネットワークNを介して上位情報管理装置130に送出する。冷熱装置40は、接続された運搬箱1内に冷熱媒体を流入して蓄冷熱材を蓄冷熱し、保冷熱空間を所望温度にする。この所望温度に設定された空の運搬箱1は、再び商品101の配送のための運搬箱1として再利用される。
ネットワークNに接続された上位情報管理装置130は、配送センター110や店舗120の情報収集装置30から送られた運搬箱履歴情報および運搬箱識別情報を用いて、運搬された商品101の温度管理状態などを分析する。
[冷熱装置及び運搬箱]
図2は、配送センター110における冷熱装置40と運搬箱1との接続状態及び構成を示すブロック図である。図2に示すように、冷熱装置40は、2つの冷熱ユニット40a,40bと制御部Cとを有し、それぞれは電源ケーブル46を介して電源に接続されている。各冷熱ユニット40a,40bは、それぞれ冷熱回路41a,41b及び冷熱制御部43a,43bを有する。
冷熱ユニット40aの冷熱回路41aは、2つの運搬箱1に、それぞれ冷熱配管L2a,L2b及び配管コネクタC2aを介して接続される。また、冷熱ユニット40bの冷熱回路41bは、2つの運搬箱1に、それぞれ冷熱配管L2c,L2d及び配管コネクタC2aを介して接続される。
各冷熱回路41a,41bは、例えば、図示しない圧縮機、凝縮器、膨張弁、及び蒸発器等を備える公知の冷凍サイクル装置である。圧縮機(コンプレッサ)は、各冷熱回路41a,41b内にコンプレッサモータ42a,42bを有する。各冷熱回路41a,41bは、冷熱制御部43a,43bの制御のもと、例えば、冷熱媒体を所望の温度域まで急速冷却し、この急速冷却された冷熱媒体を、各冷熱配管L2a,L2b,L2c,L2dを介して各運搬箱1の各冷熱器21に供給する。各冷熱配管L2a,L2b,L2c,L2dは、それぞれ配管コネクタC2bを介して接続される。各冷熱器21は、冷熱媒体と各畜冷熱材22との熱交換によって蓄冷熱材22に対する畜冷熱を行い、各畜冷熱材22によって保冷熱空間23は所望温度に維持される。なお、各冷熱回路41a,41bには、冷熱媒体を流通させるための図示しない循環ポンプが設けられている。また、冷熱媒体は、水や不凍液等、いわゆるブラインと呼ばれる熱媒体である。
各冷熱配管L2a,L2b,L2c,L2dには、制御通信線L3a,L3b,L3c,L3dの一部分が一体化されている。制御通信線L3a,L3b,L3c,L3dは、それぞれ制御コネクタC3aを介して運搬箱1側の制御コネクタC3bに接続される。
各冷熱制御部43a,43bは、動作モードスイッチ44a,44bを有する。動作モードとは、例えば、冷熱回路41a,41bによって冷熱媒体を冷熱器21に循環させて蓄冷熱材22を蓄冷熱して保冷熱空間を所望温度にする冷熱処理モード、及び冷熱器21の整備等を行うために冷熱媒体を回収する冷熱媒体回収処理モードである。動作モードスイッチ44a,44bは、例えば、ONとOFFとを切り替えるスライドスイッチである。動作モードスイッチ44a,44bがOFFのときは、冷熱処理モードが選択設定され、ONのときは、冷熱媒体回収処理モードが選択設定される。動作モードスイッチ44a,44bは、スライドスイッチのように、選択状態が機械的に保持されるスイッチであることが好ましい。したがって、動作モードスイッチ44a,44bは、ロータリスイッチやシーソースイッチであってもよい。また、動作モードスイッチ44a,44bは、ON,OFFの2点ではなく、多点スイッチであってもよい。多点スイッチの場合、さらに他の処理モードが選択設定できる。
制御部Cは、各冷熱制御部43a,43bを介して冷熱回路41a,41bを制御する。制御部Cには、制御通信線L3a,L3b,L3c,L3dが接続される。制御部Cは、例えば、動作モードスイッチ44a,44bが冷熱処理モードに設定されている場合は、接続された運搬箱1に対する冷熱処理を実行し、動作モードスイッチ44a,44bが冷熱媒体回収処理モードに設定されている場合は、接続された運搬箱1に対する冷熱媒体回収処理を実行する。この冷熱処理を行う際、制御部Cは、制御通信線L3a,L3b,L3c,L3dが運搬箱に1接続されたことを条件として、運搬箱1から送信される温度情報をもとに、接続された運搬箱1の保冷熱空間が所望温度範囲となるように冷熱器21を介した冷熱処理を開始する制御を行う。なお、制御部Cは、各冷熱制御部43a,43b内に個別に設けてもよい。
一方、運搬箱1は、生鮮食品や医薬品などの保冷熱対象を収納する保冷熱空間23を形成した断熱箱体である。運搬箱1には、保冷熱空間23の前面開口を開閉する、断熱性能を有した開閉扉24が設けられている。開閉扉24の開閉は、開閉センサ27によって検出される。保冷熱空間23内には、保冷熱空間23内の温度を検出する温度センサ25が複数、配置されている。また、運搬箱1の下部には、キャスター28が設けられ、運搬箱1の移動を容易にしている。
断熱箱体には、上述した冷熱器21と蓄冷熱材22とが配置される。冷熱器21は、蓄冷熱材22を冷却・凍結、あるいは蓄熱させるものである。冷熱器21は、冷熱媒体が流通する銅管などの金属配管を蛇行形状や渦巻形状などとし、天壁や側面等の平坦な内面に密着配置したものである。
蓄冷熱材22は、箱内を冷却あるいは蓄熱させるものである。蓄冷熱材22は、例えば、ポリエチレン等の樹脂製のケース内に、水及びゲル化剤等を封入した公知のものを用いればよく、例えば、平板状に形成される。
図3は、断熱箱体の断面構造を示す断面図である。図3に示すように、箱外から箱内に向けて、順次、断熱材51、真空断熱材52、冷熱器21、蓄冷熱材22、金属板53が重ねられている。断熱材51は、例えば、発泡スチロールや発泡ウレタンによって形成される。真空断熱材52は、例えば、芯材をラミネートフィルムによって被覆し、内部を真空状態に減圧して封止した公知のものを用いればよい。真空断熱材52は、上記した発泡スチロール等の一般的な断熱材に比べ、極めて高い断熱性能を有する。金属板53は、保冷熱空間23を画成するものであり、蓄冷熱材22に接触するように配置される。この金属板53は、例えば、ステンレス板によって形成される。なお、図示していないが、一面が蓄冷熱材22の外面側に密着配置され、他面が冷熱器21の内面側に密着配置された金属板を設けることが好ましい。この金属板は、熱伝導率の良好な金属、例えば、アルミニウムや銅の板材によって形成され、冷熱器21からの冷熱を蓄冷熱材22へと効率よく伝達することが可能となる。
運搬箱1の情報管理部10は、通信コネクタC1a、電源線を含む通信線L1を介して情報収集装置30に接続される。なお、通信コネクタC1aは、運搬箱1の通信コネクタC1bに接続される。情報管理部10は、情報収集装置30に接続された場合、電源線を介してバッテリ11を充電する。情報管理部10は、制御部13及び記憶部14を有する。制御部13は、順次、温度センサ25が検出した温度を時間経過とともに記録した温度履歴情報16aを運搬箱履歴情報16の1つとして保持し、開閉センサ27の開閉状態を時間経過とともに記録した開閉履歴情報を運搬箱履歴情報16の1つとして保持し、情報収集装置30が接続された場合、運搬箱識別情報15とともに、これら保持した運搬箱履歴情報16を情報収集装置30に送出する。
また、制御部13は、制御コネクタC3bに制御コネクタC3aが接続された場合、制御通信線L3a,L3b,L3c,L3dが接続された旨を示す接続情報を冷熱装置40側に送信する。また、制御部13は、制御通信線L3a,L3b,L3c,L3dの制御コネクタC3aが制御コネクタC3bに接続され、かつ、冷熱配管L2a,L2b,L2c,L2dの配管コネクタC2aが配管コネクタC2bに接続されている場合、制御通信線L3a,L3b,L3c,L3dを介して冷熱処理中の温度履歴情報を、温度履歴情報16aの記憶領域とは異なる記憶領域に、冷熱処理中温度履歴情報17として記憶し、冷熱装置40側に送信する。また、制御部13は、制御通信線L3a,L3b,L3c,L3dの制御コネクタC3aが制御コネクタC3bに接続され、かつ、冷熱配管L2a,L2b,L2c,L2dの配管コネクタC2aが配管コネクタC2bに接続されている場合、接続時までの温度履歴情報16aを冷熱装置40側に送信するとともに、冷熱処理中の温度履歴情報を冷熱処理中温度履歴情報17として記憶し、接続時までの温度履歴情報16aの送信が完了し、かつ、制御通信線L3a,L3b,L3c,L3dの制御コネクタC3aが制御コネクタC3bに接続され、冷熱配管L2a,L2b,L2c,L2dの配管コネクタC2aが配管コネクタC2bに接続されている間、記憶された冷熱処理中の温度履歴情報を冷熱装置40側に送信する。さらに、制御部13は、配管コネクタC2bに配管コネクタC2aが接続された場合、電磁弁26を開にし、配管コネクタC2aが取り外された場合、電磁弁26を閉にする制御を行う。
なお、運搬箱1には、LEDや液晶などの表示部12を有し、例えば、制御部13は、保冷熱空間23内の温度が所定時間、所望温度を保持した場合に、LEDを緑色点灯し、所望温度を保持していない場合に、LEDを赤色点灯する。
[制御部13による温度情報制御処理]
ここで、図4に示すフローチャートを参照して、本実施の形態1の制御部13による温度情報制御処理手順について説明する。図4に示すように、制御部13は、図示しない電源スイッチがONになっていることを前提として、まず、配管コネクタC2bがON、かつ、制御コネクタC3bがONであるか否かを判断する(ステップS101)。すなわち、制御部13が搭載される運搬箱1に対する制御通信線L3bの制御コネクタC3aが制御コネクタC3bに接続され、かつ、冷熱配管L2bの配管コネクタC2aが配管コネクタC2bに接続されているかを判断する。配管コネクタC2bがON、かつ、制御コネクタC3bがONでない場合(ステップS101,No)には、本判断処理を繰り返す。
一方、配管コネクタC2bがON、かつ、制御コネクタC3bがONである場合(ステップS101,Yes)、制御部13は、温度履歴情報16aを冷熱装置40側に送信するとともに、冷熱処理中の温度履歴情報を冷熱処理中温度履歴情報17として記憶する(ステップS102)。その後、温度履歴情報16aの冷熱装置40側への送信が完了したか否かを判断する(ステップS103)。送信が完了しない場合(ステップS103,No)には、ステップS102に移行する。一方、送信が完了した場合(ステップS103,Yes)には、さらに、配管コネクタC2bがOFF、かつ、制御コネクタC3bがOFFであるか否か判断する(ステップS104)。
配管コネクタC2bがOFF、かつ、制御コネクタC3bがOFFである場合(ステップS104,Yes)には、電磁弁26を閉にする等の切断処理を行わせる切断処理指示を出力し(ステップS108)、本処理を終了する。
一方、配管コネクタC2bがOFF、かつ、制御コネクタC3bがOFFでない場合(ステップS104,No)、さらに冷熱処理中の温度履歴情報を冷熱処理中温度履歴情報17として記憶する(ステップS105)。そして、冷熱装置40側から冷熱処理中温度履歴情報17の送信要求があったか否かを判断する(ステップS106)。送信要求がない場合(ステップS106,No)には、ステップS104に移行する。一方、送信要求があった場合(ステップS106,Yes)には、前回送信後の冷熱処理中の温度履歴情報を冷熱装置40側に送信し(ステップS107)、ステップS104に移行し、上述した処理を繰り返す。
本実施の形態1では、配管コネクタC2bがON、かつ、制御コネクタC3bがONである冷熱処理中である間、冷熱処理中の温度履歴情報が冷熱装置40側に送信される。この結果、冷熱装置40は、冷熱処理時における温度履歴情報を参照して、冷熱器21などの冷熱媒体漏れなどによる冷熱不良が生じているか否かを容易に確認することができる。例えば、冷熱処理中における標準の温度時間変化や冷やし込み温度を参照することによって運搬箱1に冷熱不良が生じているか否かを確認することができる。また、冷熱装置40が温度履歴情報16aを受信することによって、接続された運搬箱1の冷熱処理以前の冷熱不良を見出すことができ、その場合、迅速な対応措置を行うことができる。
(実施の形態2)
上述した実施の形態1では、ステップS106において送信要求があった場合に冷熱処理中の温度履歴情報を冷熱装置40側に送信するようにしていたが、本実施の形態2では、所定時間経過毎に、冷熱処理中の温度履歴情報を冷熱装置40側に送信するようにしている。
図5は、本実施の形態2の制御部13による温度情報制御処理手順を示すフローチャートである。図5に示すように、本実施の形態2では、ステップS206で所定時間経過したか否かを判断し、所定時間経過した場合(ステップS206,Yes)に、冷熱処理中の温度履歴情報を冷熱装置40側に送信し(ステップS207)、所定時間経過していない場合(ステップS206,No)、ステップS204に移行する。なお、ステップS201〜S205,S207,S208は、ステップS101〜S105,S107,S108と同じである。なお、所定時間は、図示しないタイマを用いて計時され、処理開始時とステップS207による冷熱処理中の温度履歴情報の送信時に、タイマリセットを行うようにしている。
本実施の形態2でも、冷熱装置40は、冷熱処理時における温度履歴情報を参照して、冷熱器21などの冷熱媒体漏れなどによる冷熱不良が生じているか否かを容易に確認することができる。
(実施の形態3)
本実施の形態3では、ステップS108またはS208の後に、温度履歴情報16aの記憶開始指示を出力するようにしている。図6は、本実施の形態3の制御部13による温度情報制御処理手順を示すフローチャートである。図6に示すように、切断処理指示の出力(ステップS308)の後、温度履歴情報16aの記憶開始指示を出力する(ステップS309)。なお、ステップS301〜S308は、ステップS101〜S108と同じである。
本実施の形態3では、配管コネクタC2bがOFF、かつ、制御コネクタC3bがOFFとなって冷熱処理が終了した時点で、新たな温度履歴情報16aの記憶開始指示を出力して、新たな温度履歴情報16aの記憶を自動的に開始するようにしている。したがって、温度履歴情報16aの開始ボタンなどを設ける必要もなく、また、開始ボタンなどを押下する必要がない。さらに、開始ボタンの押下忘れによる温度履歴情報16aの開始ミスを確実に防止することができる。
1 運搬箱
10 情報管理部
11 バッテリ
12 表示部
13,C 制御部
14 記憶部
15 運搬箱識別情報
16 運搬箱履歴情報
16a 温度履歴情報
17 冷熱処理中温度履歴情報
21 冷熱器
22 蓄冷熱材
23 保冷熱空間
24 開閉扉
25 温度センサ
26 電磁弁
27 開閉センサ
28 キャスター
30 情報収集装置
40 冷熱装置
40a,40b 冷熱ユニット
41a,41b 冷熱回路
42a,42b コンプレッサモータ
43a,43b 冷熱制御部
44a,44b 動作モードスイッチ
46 電源ケーブル
51 断熱材
52 真空断熱材
53 金属板
101 商品
110 配送センター
111,112 トラック
120 店舗
130 上位情報管理装置
C1a,C1b 通信コネクタ
C2a,C2b 配管コネクタ
C3a,C3b 制御コネクタ
L1 通信線
L2a,L2b,L2c,L2d 冷熱配管
L3a,L3b,L3c,L3d 制御通信線
N ネットワーク

Claims (7)

  1. 冷熱装置から冷熱配管を介して流入する冷熱媒体によって蓄冷熱材を蓄冷熱する冷熱器を有し、蓄冷熱された蓄冷熱材によって保冷熱対象物が収容される保冷熱空間を所望温度範囲に保持する運搬箱であって、
    前記冷熱装置に接続される冷熱配管及び制御通信線が運搬箱に接続されている場合、冷熱処理中の温度履歴情報を記憶し、前記制御通信線を介して冷熱処理中の温度履歴情報を前記冷熱装置に送信する制御部を備えたことを特徴とする運搬箱。
  2. 前記制御部は、前記冷熱配管及び制御通信線が運搬箱に接続された場合、接続時までの温度履歴情報を前記冷熱装置に送信するとともに、冷熱処理中の温度履歴情報を記憶し、接続時までの温度履歴情報の送信が完了し、かつ、前記冷熱配管及び前記制御通信線が運搬箱に接続されている場合、記憶された冷熱処理中の温度履歴情報を、前記制御通信線を介して前記冷熱装置に送信することを特徴とする請求項1に記載の運搬箱。
  3. 前記制御部は、接続時までの温度履歴情報の送信が完了し、かつ、前記冷熱配管及び前記制御通信線が運搬箱に接続されている場合であって、前記冷熱装置側からの送信要求があった場合に、記憶された冷熱処理中の温度履歴情報を、前記制御通信線を介して前記冷熱装置に送信することを特徴とする請求項2に記載の運搬箱。
  4. 前記制御部は、接続時までの温度履歴情報の送信が完了し、かつ、前記冷熱配管及び前記制御通信線が運搬箱に接続されている場合、所定期間経過毎に、記憶された冷熱処理中の温度履歴情報を、前記制御通信線を介して前記冷熱装置に送信することを特徴とする請求項2に記載の運搬箱。
  5. 前記制御部は、接続時までの温度履歴情報の送信が完了し、かつ、前記冷熱配管と運搬箱との接続及び前記制御通信線と運搬箱との接続が解除された場合、接続解除後の温度履歴情報の記憶を開始することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の運搬箱。
  6. 前記冷熱処理中の温度履歴情報は、接続時までの温度履歴情報及び接続解除後の温度履歴情報の記憶領域とは異なる記憶領域に記憶されることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載の運搬箱。
  7. 冷熱装置から冷熱配管を介して流入する冷熱媒体によって蓄冷熱材を蓄冷熱する冷熱器を有し、蓄冷熱された蓄冷熱材によって保冷熱対象物が収容される保冷熱空間を所望温度範囲に保持する運搬箱の制御方法であって、
    前記冷熱装置に接続される冷熱配管及び制御通信線が運搬箱に接続されている場合、冷熱処理中の温度履歴情報を記憶し、前記制御通信線を介して冷熱処理中の温度履歴情報を前記冷熱装置に送信することを特徴とする運搬箱の制御方法。
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