JPWO2015025423A1 - 自動組立装置用部品供給装置 - Google Patents

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Abstract

自動組立装置のより実用性に優れた部品供給装置を提供する。互いに平行に前後方向に延びる2つの直線部150と、それら直線部150の両端部をそれぞれ連結する半円弧状の2つの連結部152とを含むガイドレール142を2つ、前後方向に位置をずらして設け、テーブル110の両側面に前後方向の位置を異にして設けた主高さ位置規定部190の移動をそれぞれ案内させる。2つの主高さ位置規定部190の一方をテーブル駆動装置144によって移動させ、テーブル110を上段前部の部品供給位置と上段後部および下段後部の各部品補給位置とを含む周回移動軌跡を描いて移動させる。部品供給位置においてテーブル110はさらに補助高さ位置規定部192の一対の高さ位置規定面間へのローラの進入により高さ位置を規定され、テーブル全体の高さ方向位置が精度良く規定され、吸着ノズルによる部品取出ミスの発生が回避される。

Description

本発明は、装着装置が部品保持具により保持した部品を基材保持装置が保持した基材に装着する自動組立装置に設けられ、部品を装着装置に供給する部品供給装置に関する。
下記の特許文献1には、パレットにより生産品を搬送し、蓄積する装置が記載されている。パレットは、一対の搬送チェーンが周回させられることにより、ガイドレールに案内されつつ移動させられる。一対の搬送チェーンは、長手方向の各端部において反転させられて上下方向に多段に設けられる一方、最上段から最下段までの間は上下方向にまっすぐに設けられ、かつ、各段毎に搬送方向における位置を互いに異にして設けられている。また、各段毎に一対のガイドレールが搬送方向における位置を互いに異にして設けられている。パレットには、その搬送方向に平行な一対の側面の一方の前部に一対の被動スプロケットが取り付けられ、後部に走行輪が取り付けられ、他方の側面の前部に走行輪が取り付けられ、後部に一対の被動スプロケットが取り付けられている。一対の被動スプロケットが搬送チェーンを挟み、パレットは一対の搬送チェーンの移動により、2つの走行輪がそれぞれガイドレール上を転動しつつ水平な姿勢で搬送される。パレットは、各段の端部において移載用カムにより上昇させられて上段へ移載され、最上段に至ったパレットは一対の搬送チェーンの下方への移動により最下段へ下降させられる。
特開平6−32431号公報
本発明は、以上の事情を背景として為されたものであり、より実用性に優れた部品供給装置の提供を課題とする。
本発明は上記の課題を解決するために、部品保持具を備えた装着装置と、基材を保持する基材保持装置とを含み、前記装着装置が前記部品保持具により保持した部品を前記基材保持装置が保持した基材に装着する自動組立装置に設けられ、前記部品保持具に部品を保持させることによりその部品を前記装着装置に供給する部品供給装置を、(A)それぞれ、(a)ほぼ鉛直な一平面内において互いにほぼ平行に延び、当該部品供給装置の前後方向に延びる2つの直線部と、(b)少なくとも1つの円弧部を含んで前記2つの直線部の同じ側の端同士を滑らかに連結する2つの連結部とを備え、形状および寸法が互いに同一の2つのガイドレールと、(B)それら2つのガイドレールを、それら2つのガイドレールの互いに同じ側の前記直線部がほぼ水平な一平面である基準平面上に位置するとともに、それら2つのガイドレールが、前記基準平面および前記直線部に平行な方向である搬送方向において互いに前後にずれ、かつ、その搬送方向に直角で前記基準平面に平行な方向である幅方向に互いに隔たった相対位置関係に保持する供給装置本体と、(C)それぞれ部品を位置決めして支持する複数の部品支持部を一平面に沿って複数備えたトレイを支持するトレイ支持面を備えたトレイ支持部材と、(D)そのトレイ支持部材に、前記トレイ支持面に平行な一平面上において前記搬送方向および前記幅方向の位置を互いに異にする位置に設けられた2つの高さ位置規定部であって、それら2つの高さ位置規定部のうち、前記装着装置および基材保持装置に近い側である前側に位置するものが、前記2つのガイドレールのうち前記前側に位置するもののガイドに基づいて、また、前記装着装置および基材保持装置から遠い側である後ろ側に位置する高さ位置規定部が、後ろ側に位置するガイドレールのガイドに基づいて、それぞれ移動することにより、前記トレイ支持部材に、前記トレイ支持面がほぼ水平な姿勢を保つ状態で、上段の部品供給位置とその部品供給位置より後方でかつ上段と下段との少なくとも一方の部品補給位置とを含む周回移動軌跡を描かせるものと、(E)前記トレイ支持部材を、前記周回移動軌跡に沿って移動させるトレイ支持部材駆動装置とを含むものとし、前記部品供給位置において前記トレイに前記装着装置への部品供給を行わせ、前記部品補給位置において外部から部品の補給を受けるようにしたものである。
ガイドレールの2つの連結部はそれぞれ1つのほぼ半円弧部により2つの直線部の同じ側の端同士を滑らかに連結するものとすることが可能であるが、不可欠ではない。例えば、ほぼ四分の一円弧2つとそれらを連結するほぼ鉛直な直線部とを含むものとすることが可能である。このようにすれば、ガイドレールの前後方向の長さが長くなることを回避しつつ連結部を長くすることが可能になり、上段と下段との高さ方向の間隔を広くすることが可能になる。この構成は、トレイに支持される部品が高いものである場合や、トレイ支持部材にトレイが複数段に積み重ねられる場合に有効である。
なお、ガイドレールの2つの直線部は何らかの理由で一方が他方に対して比較的小さい角度傾かされることにより互いに平行ではなくされることも可能であるが、互いに平行とされるのが基本的な構成であり、その場合は、上記ほぼ半円弧およびほぼ四分の一円弧がそれぞれ丁度半円弧および四分の一円弧となる。
部品保持具には、例えば、部品を負圧によって吸着する吸着ノズルや、複数の把持部材を備え、それら把持部材が互いに相対移動させられて部品を把持,解放する部品把持具がある。
装着装置は、部品保持具に加えて、部品の基材への装着のために必要な補助作業を行う補助作業具を備えることが望ましい。
トレイ支持部材は、1つでもよく、複数でもよい。
トレイ支持部材は、前後方向の位置を異にする2つの高さ位置規定部が前後方向の位置を異にする2つのガイドレールのガイドに基づいて移動させられることにより、トレイ支持面がほぼ水平な姿勢を保つ状態で、上段と下段との2つの段を含む周回移動軌跡に沿って移動させられる。周回移動軌跡は環状を成し、その移動軌跡に沿ってトレイ支持部材を移動させることにより、周回移動軌跡中に設定された部品供給位置および部品補給位置へ移動させることができ、構成が簡単で、コンパクトな部品供給装置が得られる。また、周回移動軌跡の外に部品供給位置を設ける場合に比較して、トレイ支持部材を迅速に部品供給位置に位置させることができ、部品供給能率の向上を図ることができる。
本発明の一実施形態である部品供給装置を含む自動組立装置を示す斜視図である。 上記自動組立装置の内部を示す斜視図である。 上記自動組立装置の装着装置を前側から見た状態を示す斜視図である。 上記自動組立装置の装着装置を後ろ側から見た状態を示す斜視図である。 上記部品供給装置をカバーを外して示す斜視図である。 上記部品供給装置のテーブル,ガイドレールおよびテーブル駆動装置を示す側面図である。 上記テーブルおよびガイドレールを概略的に示す平面図である。 上記テーブルの主高さ位置規定部を示す斜視図である。 上記テーブルおよび2つの主高さ位置規定部を示す斜視図である。 上記テーブルの補助高さ位置規定部および局部的高さ方向位置規定装置を示す斜視図である。 上記部品供給装置のトレイを示す側面図(一部断面)である。 上記トレイが上記テーブル上に載置されたトレイパレット上に載せられた状態を示す平面図である。 上記自動組立装置により組み立てられる基材および部品を示す斜視図である。 本発明の別の実施形態である部品供給装置の補助高さ位置規定部および局部的高さ方向位置規定装置を示す側面図である。 本発明のさらに別の実施形態である部品供給装置の補助高さ位置規定部および局部的高さ方向位置規定装置を示す背面図である。
以下、本発明の実施形態を、図を参照しつつ説明する。なお、本発明は、下記実施形態の他、当業者の知識に基づいて種々の変更を施した態様で実施することができる。
図1に自動組立装置を示す。本自動組立装置により、例えば、図13に示す組立物10が組み立てられる。組立物10の組立は、基材12への片状あるいはブロック状を成す複数の部品14の組付けにより行われる。本自動組立装置は、その内部を図2に示すように、組立装置本体20,基材搬送保持装置22,部品供給装置24,装着装置26,撮像装置28,30および自動組立装置制御装置32(図1参照)を含む。本自動組立装置は、本発明に関する部分を除いて特開2011−253869号公報に記載の自動組立装置と同様に構成されており、同様の部分については簡単に説明する。
基材搬送保持装置22は、本実施形態においては基材搬送装置たるコンベヤ40および基材保持装置たるクランプ装置42を備え、組立装置本体20を構成するベース44の前後方向の中央部に設けられ、基材12を水平な方向に搬送し、水平な姿勢で保持する。本実施形態においては、基材12の搬送方向(以後、基材搬送方向と略記する)をX軸方向、コンベヤ40により搬送される基材12に平行な一平面であって、水平な一平面内においてX軸方向と直交する方向をY軸方向、X軸方向およびY軸方向と直交する方向であって、鉛直方向ないし上下方向をZ軸方向とする。自動組立装置の左右方向ないし幅方向はX軸方向に平行であり、前後方向はY軸方向に平行である。
装着装置26は本実施形態においては部品保持ヘッド50,補助作業ヘッド52およびヘッド移動装置54を含む。ヘッド移動装置54は、X軸方向移動装置60,Y軸方向移動装置62およびZ軸方向移動装置64,66を備えており、部品保持ヘッド50および補助作業ヘッド52を、X軸方向移動装置60およびY軸方向移動装置62により水平面内の任意の位置へ一体的に移動させ、Z軸方向移動装置64,66により個々に上下方向の任意の位置へ移動させる。
図3に示すように、部品保持ヘッド50は、本実施形態においては部品保持具たる吸着ノズル80を備えている。図4に示すように、補助作業ヘッド52は、本実施形態においては補助作業具たる接着剤塗布具82を含み、補助作業対象物たる塗布対象物に接着剤を塗布する接着剤塗布ヘッドとされている。補助作業具としては、接着剤塗布具の他、例えば、フラックスの塗布,クリーム状はんだの印刷,補助作業対象物に対するUV照射,ホットエアの送風による熱処理およびねじ締め処理等を行うものがあり、自動組立装置において行われる作業に応じた機能を有する補助作業具が使用される。
撮像装置28は、図3に示すように部品保持ヘッド50と共にX軸,Y軸およびZ軸方向に移動させられる。撮像装置30は、図2に示すようにベース44に位置を固定して設けられている。撮像装置28,30は、例えば、CCDカメラあるいはCMOSカメラにより構成される。
部品供給装置24を説明する。
図1に示すように、部品供給装置24は本実施形態においてはトレイ型部品供給装置90とフィーダ型部品供給装置92とが一体的に設けられた装置とされている。部品供給装置24は台車94に載せられ、組立装置本体20に台車94ごと着脱可能とされており、自動組立装置の前面側に設置される。フィーダ型部品供給装置92は複数の部品フィーダ、例えば、テープフィーダ(図示省略)により部品を供給する。
トレイ型部品供給装置90は図11,図12に示すトレイ100によって部品14を供給するものである。トレイ100は一平面に沿って配列された部品支持部たる複数の収容凹部102を備え、それら収容凹部102の各々に部品14が1個ずつ、位置決めされて収容される。図11に示すように収容凹部102は部品14を、トレイ100の上面から突出することなく収容する深さを備え、トレイ100の高さは、収容する部品14の高さによって異なる。また、図12に示すように、トレイ100の上面には複数、例えば、2つの基準マーク104がトレイ100の対角線方向に隔たった2つの位置にそれぞれ設けられている。
トレイ100はトレイ支持部材たるテーブル110上に載置されたトレイパレット112(以後、パレット112と略称する)上に載せられて部品14を供給する。図9に示すようにテーブル110は長手形状の板状を成す。パレット112は、テーブル110の長手方向に平行な両縁部に沿って設けられた一対の水平な支持面114と、テーブル110の中央部に突設されて支持部を構成する複数、例えば3つの突部116の各突出端面であって、支持面114と同一面内に位置する水平な支持面118との上に載置され、高さ方向において位置決めされ、水平な姿勢で支持される。パレット112はまた、図12に示すようにテーブル110に突設されて位置決め部を構成する一対の位置決めピン120と、パレット112に設けられて被位置決め部を構成する一対の位置決め穴122との嵌合により水平方向に位置決めされる。トレイ100は、パレット112の磁性材料製の支持面124上に載置され、パレット112の凸条126の側面およびテーブル110の一対の凸条128の一方の側面との当接により水平方向に位置決めされる。トレイ100は、マグネットを備えた拘束部材130が支持面124に磁力によって固定されることにより拘束され、パレット112に固定される。テーブル110の支持面114,118が水平なトレイ支持面を構成している。パレット112上には、1つあるいは2つのトレイ100を載置することができ、1つのテーブル110により1種類あるいは2種類の部品14を供給することができる。
図11に示すように、トレイ100の側面にRFID(Radio Frequency Identification)システムのRFIDタグ134が設けられ、情報記憶部を構成している。RFIDタグ134は通信部および記憶部を備え、記憶部に記憶させられた情報が書換え可能なものである。記憶部には、例えば、トレイ100の種類,収容された部品14の種類,数,トレイ100を個々に識別する識別情報等が記憶させられている。
図5に示すように、本トレイ型部品供給装置90はテーブル110を複数、例えば4つ含み、それらテーブル110を、部品供給位置と部品補給位置とを含む周回移動軌跡を描いて水平な姿勢で移動させる。そのため、トレイ型部品供給装置90は、供給装置本体140,2つのガイドレール142,トレイ支持部材駆動装置たるテーブル駆動装置144およびトレイ型部品供給装置制御装置146(図1参照)を含む。
2つのガイドレール142は形状および寸法が互いに同一とされており、供給装置本体140を構成する一対の鉛直で互いに対向する側板148の各々に取り付けられている。2つのガイドレール142はそれぞれ、鉛直な一平面内において互いに平行に延び、トレイ型部品供給装置90の前後方向に延びる2つの直線部150と、それら直線部150の長手方向に隔たった両端部にそれぞれ設けられ、2つの直線部150の同じ側の端同士を連結する2つの連結部152とを含む。各連結部152は、本実施形態においては、半円弧状の1つの円弧部154を含み、2つの直線部150の端同士を滑らかに連結する。トレイ型部品供給装置90の前後方向は水平であり、部品供給装置24が組立装置本体20に取り付けられた状態においてトレイ型部品供給装置90の前後方向は自動組立装置の前後方向と平行となる。トレイ型部品供給装置90の基板搬送保持装置22および装着装置26に近い側を前側、遠い側を後ろ側とする。
2つのガイドレール142は一対の側板148の各々に、鉛直方向において互いに同じ側の直線部150が水平な一平面である基準平面上に位置するとともに、上記基準平面および直線部150に平行な方向であり、トレイ型部品供給装置90の前後方向に平行な方向であるテーブル110の搬送方向であって、トレイ支持部材搬送方向たるテーブル搬送方向において互いに前後にずれた状態で取り付けられている。
また、2つのガイドレール142は、テーブル搬送方向に直角でかつ基準平面に平行な方向である幅方向に互いに隔たった位置に位置する。図6に示すように、2つのガイドレール142はそれぞれ、その外周部と内周部とにそれぞれ案内面160,162(以後、それぞれ外周側案内面160、内周側案内面162と称する)を有する。これら案内面160,162はそれぞれ、横断面形状(長手方向に直角な断面における形状)がV字形を成す。
テーブル駆動装置144は、本実施形態においては、図5に示すように、可撓性牽引部材たるベルトの一種である環状のタイミングベルト170と、可撓性牽引部材駆動装置たるタイミングベルト駆動装置172とを含む。タイミングベルト170は一対のタイミングプーリ174(図5には一方のタイミングプーリ174のみが図示されている)に巻き掛けられ、一対の側板148の一方にガイドレール142と平行に、かつ、ガイドレール142の内周側に位置する状態で取り付けられている。タイミングベルト駆動装置172は電動モータ176を駆動源とし、その回転がタイミングプーリ178,180およびタイミングベルト182により一対のタイミングプーリ174の一方に伝達され、タイミングベルト170が正方向あるいは逆方向に周回させられる。電動モータ176として、例えばエンコーダ付きのサーボモータやパルスモータ等回転角度の制御が可能な電動回転モータが使用される。
図6に示すように4つのテーブル110にはそれぞれ、2つの主高さ位置規定部190および1つの補助高さ位置規定部192が設けられている。本実施形態においては、主高さ位置規定部190は、ASK社製の市販品であって、高精度リング&トラックシステムのカタログに記載の製品が使用されており、簡単に説明する。また、2つの主高さ位置規定部190は同様に構成されており、一方を説明する。
図8に示すように主高さ位置規定部190の本体である規定部本体194は板状を成し、水平方向に並んで取り付けられて対を成す2つのローラ196と、それらローラ196と鉛直方向に対向して設けられ、水平方向に並んで取り付けられて対を成す別の2つのローラ198の計4つのローラが回転可能に取り付けられている。ローラ196,198は幅方向に平行な軸線まわりに回転可能に設けられて転動輪を構成し、その回転軸線に平行な方向の中間部にV字形断面の円環状の溝を備えている。
図9に示すように、規定部本体194は軸部たる回転軸200によりテーブル110に相対回転可能に連結されている。回転軸200は規定部本体194に固定して設けられるとともに、テーブル110に一対の軸受202,204により幅方向に平行な軸線まわりに回転可能かつ軸方向に相対移動不能に保持されている。2つずつのローラ196とローラ198とはガイドレール142をその周方向と直交する両側から挟み、外周側案内面160と内周側案内面162との上を各々転動する。
図7に概略的に示すように、2つの主高さ位置規定部190は、トレイ支持面に平行で水平な一平面上において、テーブル110のテーブル搬送方向に平行で幅方向に隔たった両側面に1つずつ取り付けられるとともに、テーブル搬送方向の位置を互いに異にする位置に設けられ、それぞれ別のガイドレール142により移動を案内される。前側に位置するガイドレール142により案内される主高さ位置規定部190はテーブル110の前側に、後ろ側のガイドレール142により案内される主高さ位置規定部190はテーブル110の後ろ側に取り付けられる。主高さ位置規定部190はガイドレール142を内周側と外周側とから挟み、ガイドレール142により高さ方向位置を規定され、それによりテーブル110の高さ方向位置を規定する。
前記テーブル駆動装置144が設けられた側のガイドレール142により案内される主高さ位置規定部190の規定部本体194は、図8に示すように連結装置を構成する連結部材210により前記タイミングベルト170に相対移動不能に連結されている。そのため、タイミングベルト170が周回させられれば、そのタイミングベルト170に連結された主高さ位置規定部190が移動させられ、テーブル110および他方の主高さ位置規定部190が移動させられる。前後方向の位置を異にして設けられた2つの主高さ位置規定部190はそれぞれ、前後方向の位置を異にして設けられたガイドレール142に案内されて同じ軌跡を描いて移動する。2つの主高さ位置規定部190は連結部152に至れば、規定部本体194がテーブル110に対して回転しつつ連結部152の円弧に沿って移動し、テーブル110は支持面114,118が水平な姿勢を保つ状態でトラック状の周回移動軌跡を描いて移動させられる。このように、連結部152の円弧に正確に沿って移動するとともに、直線部150にも正確に沿って移動し得るようにするために、2つのローラ198の回転軸線間距離が2つのローラ196の回転軸線間距離より所定量短くされている。
タイミングベルト170の周回方向の選択により、テーブル110を正方向へも逆方向へも移動させることができる。本実施形態においては、周回移動軌跡の上段においてテーブル110が後ろ側から前側へ搬送される方向を正方向、上段において前側から後ろ側へ搬送される方向を逆方向とする。テーブル110の移動方向は、周回方向の正逆が同じでも周回移動軌跡の上段と下段とのいずれを移動するかによって逆になるが、テーブル110の前後方向の向きは変わらず、前側のガイドレール142に案内される主高さ位置規定部190が設けられた側が前側、後ろ側のガイドレール142に案内される主高さ位置規定部190が設けられた側が後ろ側に位置する。
図6に示すように、周回移動軌跡の水平な上段と下段とにはそれぞれ、テーブル110が2つずつ位置させられる。本実施形態においては、上段の2つの停止位置のうち前側が部品供給位置とされ、後ろ側が部品補給位置とされている。また、下段の2つの停止位置のうち後ろ側の停止位置も部品補給位置とされている。図5に示すように、部品供給位置はテーブル110が、その2つの主高さ位置規定部190がそれぞれ、ガイドレール142の直線部150の前端部により支持される位置とされている。下段の部品補給位置は、その部品補給位置に停止させられたテーブル110の前部が上段の部品補給位置に停止させられたテーブル110の下方に位置し、後部が上段のテーブル110より後方へ突出する位置とされている。この上,下段の各テーブル110のテーブル搬送方向における一部の重なりにより、トレイ型部品供給装置90のテーブル搬送方向の寸法が短くされる。
4つのテーブル110は、タイミングベルト駆動装置172の電動モータ176の制御によりいずれか1つが選択的に部品供給位置に停止させられる。4つのテーブル110はガイドレール142により規定される周回移動軌跡に沿って等間隔に配置されており、4つのテーブル110のうちの1つの部品供給位置への移動により、他の3つのテーブル110はそれぞれ、他の3つの停止位置に位置させられる。
前記補助高さ位置規定部192は、テーブル110に、図7に示すように2つの主高さ位置規定部190のうち後ろ側に位置するものの前方に設けられている。図10に示すように、本補助高さ位置規定部192はカム220を含む。カム220は一対のカム面222,224を含み、テーブル110に固定されている。カム面222,224は鉛直方向に距離を隔てて、互いに対向して設けられている。上側のカム面222は、テーブル搬送方向に平行に延び、水平な高さ位置規定面226と、高さ位置規定面226の前後にそれぞれ設けられ、高さ位置規定面226に対して傾斜させられた案内面228,230とを含む。前側の案内面228は前方ほど上方へ向かう向きに傾斜させられ、後ろ側の案内面230は後方ほど上方に向かう向きに傾斜させられている。下側のカム面224は、水平面に対してカム面222と対称に設けられ、高さ位置規定面232と、高さ位置規定面232の前後両側にそれぞれ設けられた案内面234,236(案内面236は図6参照)とを含む。カム220は、図7に概略的に示すように、テーブル110の側面とガイドレール142との間の、トレイ型部品供給装置90の幅方向における隙間より薄いものとされ、ガイドレール142との干渉が回避されている。
図7に示すように、一対の側板148の一方には、部品供給位置に停止させられたテーブル110の補助高さ位置規定部192と対向する部分に局部的高さ方向位置規定装置250が設けられている。局部的高さ方向位置規定装置250は、本実施形態においては側板148にブラケット252により、幅方向に平行な軸線まわりに回転可能に取り付けられた回転体たる1つのローラ254を含む。図10に示すように、ローラ254は部品供給位置に停止させられたテーブル110のカム220の一対の高さ位置規定面226,232に接触し、補助高さ位置規定部192の高さ位置を規定する。なお、図9においては局部的高さ方向位置規定装置250の図示は省略されている。
テーブル110が正方向に周回させられ、周回移動軌跡の上段後部のテーブル110が部品供給位置へ移動させられるとき、ローラ254は補助高さ位置規定部192の高さ方向において互いに対向する一対の案内面228,234の傾斜により案内され、一対の高さ位置規定面226,232の間へ導かれる。高さ位置規定面226,232の高さ方向の距離は、寸法管理により、高さ位置規定面226,232がローラ254の回転を許容しつつローラ254の外周面に軽く接触する距離とされている。テーブル110は、部品供給位置においては、2つの主高さ位置規定部190がガイドレール142によって高さ位置を規定されることと、補助高さ位置規定部192の高さ位置をローラ254によって規定されることとの共同により、前後方向と幅方向との少なくとも一方の位置を異にする3か所を高さ方向において位置決めされ、テーブル110全体の高さ方向位置が精度良く規定される。そのため、テーブル110に水平面に対する傾きがなく、吸着ノズル80による部品取出しミスの発生が回避される。
部品供給位置に位置するテーブル110は、正方向の周回により周回移動軌跡の下段へ移動させられる。この際、テーブル100は小距離前方へ移動させられた後、下降させられる。この距離は、本実施形態においては、ローラ254が一対の高さ位置規定面226,232の間から抜け出させられるとともに、後ろ側の対を成す案内面230,236の間からも抜け出せられ、ローラ254がカム220と干渉せず、テーブル110の下方への移動を許容する距離に設定されている。この設定距離は部品供給位置の設定により確保され、補助高さ位置規定部192の局部的高さ方向位置規定装置250に対する上下方向の移動が許容される。
テーブル110が逆方向に周回させられ、下段前側に停止させられたテーブル110が部品供給位置へ移動させられる場合、ローラ254はカム220の後ろ側の対を成す案内面230,236により案内されて一対の高さ位置規定面226,232の間へ導かれる。この場合にも、上記距離の設定により、テーブル110が上段へ上昇させられた後、ローラ254が案内面230,236の間へ進入することとなり、ローラ254は補助高さ位置規定部192の上昇を許容する。
なお、案内面230の傾斜角度およびガイドレール142の連結部152の曲率の大きさによっては、ローラ254が一対の案内面230,236間に位置する状態でも、補助高さ位置規定部192の局部的高さ方向位置規定装置250に対する上下方向の移動が許容される。この場合、設定距離はローラ254が一対の高さ位置規定面226,232から抜け出るのに足る距離であればよいこととなる。
図7に示すように一対の側板148の一方にはRFIDリーダライタ260(図1参照)の分離型のアンテナ262(図1参照)が取り付けられ、コネクタおよびコード(図示省略)によりRFIDリーダライタ260の本体部に接続されている。RFIDリーダライタ260は、トレイ型部品供給装置制御装置146の主体を成すコンピュータ266に接続されている。トレイ型部品供給装置制御装置146は電動モータ176を制御し、部品供給装置24が台車94ごと組付装置本体20に取り付けられるのに伴って、コンピュータ266が自動組立装置制御装置32の主体を成すコンピュータ270に接続される。作業者が入力装置272(図1参照)を用いてコンピュータ266に指令を入力することにより電動モータ176を手動で操作し、テーブル110を移動させることができる。
側板148にはさらに、図7に示すようにトレイ高さセンサ280,282が取り付けられている。トレイ高さセンサ280,282は、例えば、非接触センサの一種である光電センサたる透過型光電センサにより構成され、それぞれ投光器284および受光器286を含む。本実施形態において透過型光電センサはファイバセンサにより構成され、投光器284は投光部およびファイバケーブルを含み、受光器286は受光器およびファイバケーブルを含む。トレイ高さセンサ280,282は、各光軸が水平となり、上段の部品補給位置に停止させられたテーブル110に支持された2つのトレイ100の周回経路内において交差する状態で設けられている。さらに、図5に示すように一対の側板148にはそれぞれ、基準マーク290が設けられている。さらに、上記2つのガイドレール142等は、一対の側板148に幅方向に平行な軸線まわりに回動可能に取り付けられて開閉可能なカバー292(図1参照)により覆われている。
以上のように構成された自動組立装置において基材12はコンベヤ40によりクランプ装置42上に搬入され、保持される。そして、部品保持ヘッド50および補助作業ヘッド52が移動させられ、まず、補助作業ヘッド52により基材12の部品装着位置に接着剤が塗布される。ついで部品保持ヘッド50がトレイ型部品供給装置90の部品供給位置に位置させられたテーブル110へ移動させられ、トレイ100から部品14を取り出す。
本自動組立装置においては、段取替え時には部品供給装置24が台車94ごと交換される。そのため、部品供給装置24の組立装置本体20への取付け後の部品装着開始時に基準マーク290が撮像装置28により撮像される。また、テーブル110が部品供給位置へ移動させられる毎にトレイ100の基準マーク104が撮像装置28により撮像される。この際、基準マーク290の撮像に基づいて得られる基準マーク104の位置誤差が修正される。基準マーク104の撮像に基づいて複数の収容凹部102の各X軸,Y軸方向における各位置誤差および鉛直軸線まわりの位置誤差が算出され、部品保持ヘッド50が部品14を取り出す際に部品取出位置の位置誤差が修正され、部品取出しが精度良く行われるようにされる。部品取出し後、部品保持ヘッド50は撮像装置30上へ移動させられ、部品14が撮像された後、クランプ装置42へ移動させられて基材12に塗布された接着剤上に部品14を載置し、装着する。この際、部品14の撮像により得られる位置誤差が修正される。
トレイ型部品供給装置90においては、一連の基材12への部品装着開始に先立って4つのテーブル110が1周させられ、それぞれ上段後ろ側の停止位置へ移動させられる毎にテーブル110のRFIDタグ134に記憶させられた情報がアンテナ262を介してRFIDリーダライタ260により読み取られる。それにより、例えば、トレイ100により供給される部品14の種類が取得され、予定の種類と異なっているのであれば、例えば、報知装置により作業者に報知され、トレイ100が供給すべき種類の部品14が収容されたものと交換されるようにされる。
また、例えば、テーブル110が正方向に周回させられ、下段の部品補給位置から上段の部品補給位置へ上昇させられるとき、トレイ高さセンサ280,282によりトレイ100の高さが検出される。上昇時にトレイ100がトレイ高さセンサ280,282の光軸と交差し、受光器286の受光を妨げる。テーブル110の周回開始後、トレイ100が受光器286の受光の妨げを開始する時期はトレイ100の高さによって異なることからトレイ100の高さが検出される。パレット112上にトレイ100が2つ搭載されている場合、2つのトレイ高さセンサ280,282により各トレイ100の高さが検出される。トレイ100の高さが予定された高さとは異なり、予定の種類の部品14を収容するトレイ100でない場合には作業者に報知され、トレイ100が交換される。
1つのテーブル110に搭載するトレイ100の数および4つのテーブル110のうちの幾つを部品供給に使用するかは、本自動組立装置において1枚の基材12に装着される部品14の種類に応じて決められる。例えば、基材12に組み付けられる少なくとも1つの部品14の種類が1種類であれば、全部のトレイ100およびテーブル110により供給される部品14の種類が同じにされる。そして、部品供給位置に位置するテーブル110のトレイ100により供給される部品14がなくなれば、テーブル110が移動させられ、現に部品供給位置に位置するテーブル110が部品供給位置から退避させられるとともに、隣接するテーブル110が部品供給位置へ移動させられる。テーブル110は予め設定された一方向、通常は正方向へ移動させられる。
トレイ100が空になれば、部品補給が行われる。本実施形態においては部品補給は作業者により行われ、作業者が不要となった空のトレイ100を必要な部品14が収容されたトレイ100と交換することにより行われ、部品補給の間、自動組立装置の作動は停止させられる。そのため、例えば、4つのテーブル110の全部についてトレイ100が空になったときに部品補給が行われる。部品14がなくなったことが報知装置により報知され、作業者はカバー292を開き、下段の部品補給位置に位置するテーブル110については、上段の部品補給位置に位置するテーブル110と干渉しないようにトレイ100を少し斜めに傾けてパレット112に対する取付け,取外しを行う。また、上段の部品補給位置に位置するテーブル110については、作業者はカバー292と干渉しないようにトレイ100を傾ける。部品補給位置が2つ設けられており、2つのテーブル110についてまとめて部品補給を行うことができる。作業者は入力装置272を用いて電動モータ176を手動操作し、次に部品補給を行うテーブル110を部品補給位置へ移動させる。
基材12に2種類の部品14が装着される場合でも、それらの供給が1つのテーブル110で済む場合は、1種類の部品14の装着時と同様にテーブル110の部品供給位置への移動,部品供給,部品補給が行われる。
部品供給に2つのテーブル110を要する場合、例えば、1枚の基材12に3種類あるいは4種類の部品14を装着する場合、2つのテーブル110が正方向と逆方向とに交互に移動させられ、交互に部品供給位置に位置させられる。別の2つのテーブル110は予備とされる。
部品供給に3つのテーブル110を要する場合、例えば、1枚の基材12に5種類あるいは6種類の部品14を装着する場合、3つのテーブル110が正方向に移動させられて順次部品14を供給した後、逆方向に移動させられ、あるいは正方向に移動させられて供給開始位置に戻される。残りの1つのテーブル110は予備とすることができ、例えば、最も供給数が多い部品14と同種の部品14が収容されたトレイ100が保持される。
部品供給に2つあるいは3つのテーブルを要する場合、予備のテーブル110を使用しても部品供給に対応することができなくなったとき、部品14がなくなったテーブル110について、あるいは部品14が残っているテーブル110も含めて4つのテーブル110全部について部品補給が行われる。
部品供給に4つのテーブル110を要する場合、例えば、1枚の基材12に7種類以上の部品14が装着される場合、例えば、4つのテーブル110は部品供給順に並べられて一方向、例えば正方向に周回させられ、順次部品供給位置に位置させられる。部品供給に4つのテーブル110が使用される場合でも、例えば、リカバリを行うための部品14を供給するテーブル110を部品供給位置へ移動させるために、通常の部品供給時とは逆向きに周回させられることもある。4つのテーブル110のうちの少なくとも1つについて部品14がなくなった場合、部品補給が行われる。トレイ100にまだ部品14が残っているテーブル110についても部品補給が行われてもよい。
複数のテーブル110によって部品14を供給する場合、供給順序の都合によってテーブル110が正逆両方向に移動させられ、部品供給後、一旦、部品供給位置から退避させられたテーブル110が再度、部品供給位置へ移動させられる場合もある。
4つのテーブル110のうちの一部について部品補給を行う場合、自動組立装置の作動停止前に、補給が行われるテーブル110が自動的に部品補給位置へ移動させられてもよく、停止後、作業者の手動操作により部品補給位置へ移動させられてもよい。
このように複数のテーブル110を周回させ、順次部品供給位置に移動させることにより、部品供給を行うテーブル110を迅速に部品供給位置に位置決めすることができる。また、トレイ100に設けられた基準マーク104の撮像により得られる位置誤差の修正により吸着ノズル80による部品取出しを精度良く行うことができ、テーブル110の部品供給位置への停止位置制御はそれほど精度良く行われなくてよく、テーブル110を迅速に部品供給位置に位置決めすることができ、1枚の基材12への部品供給に複数のテーブル110を要する場合でも、それらテーブル110を短時間で交替させ、部品14を能率良く供給することができる。また、複数のテーブル110を周回させて部品供給位置に移動させるトレイ型部品供給装置90は構成が簡易であり、コンパクトに構成することができ、その分、フィーダ型部品装置92におけるフィーダ搭載数を増やすことができる。
補助高さ位置規定部と局部的高さ方向位置規定装置との一方が含む回転体は、2つでもよい。例えば、図14に示すように、テーブル350の側面に補助高さ位置規定部352を構成するカム354を水平に設け、その上下両側にそれぞれ、高さ位置規定面356および案内面358,360を含むカム面362,364を設け、供給装置本体に設けられて局部的高さ方向位置規定装置370を構成する回転体たる2つのローラ372,374に一対の高さ位置規定面356を上下から挟ませる。
あるいは図15に示すように、テーブル380の側面に設けられて補助高さ位置規定部382を構成するカム384の一対のカム面386,388の各高さ位置規定面390の間に、供給装置本体に設けられて局部的高さ方向位置規定装置400を構成する回転体たる2つのローラ402,404を進入させ、それぞれ高さ位置規定面390に接触させてもよい。
さらに2つのローラ402,404のいずれか一方をテーブル380に対して高さ位置規定面390に直角な方向に相対移動可能とし、付勢手段の一種である弾性部材、例えば、スプリングにより高さ位置規定面390に向かって付勢し、当接させるようにしてもよい。テーブル380の高さ位置は、2つのローラ402,404のうちテーブル380に対して相対移動不能な側のものの高さ位置規定面390への当接により決まる。2つのローラ402,404と高さ位置規定面390,390との間の厳密なクリアランス管理が不要となる効果が得られる。図14に図示のローラ372,374についても同様である。
ガイドレールの2つの直線部が位置する平面は、何らかの事情により鉛直面に対して比較的小さい角度傾かされ、ほぼ鉛直な一平面でもよい。2つのガイドレールの互いに同じ側の直線部が位置する一平面である基準平面も、何らかの事情により水平面に対して比較的小さい角度傾かされ、ほぼ水平な一平面でもよい。
高さ位置規定部を構成する転動輪たるローラ196,198は2つずつ計4つであれば、高さ位置が剛性高く決められるが、不可欠ではない。例えば、ローラ196,198のいずれか一方が2つ、他方が1つとされ、1つとされる側のローラが2つとされるローラの中間位置に向かう向きに付勢されてもよい。その付勢力が、高さ位置規定部に作用する可能性のある最大の力よりも大きければ、高さ位置規定部は支障なく本来の機能を果たす。
トレイ支持部材は一方向へ周回させられるのみでもよい。その場合、トレイ支持部材の部品供給位置への移動時に回転体を高さ位置規定面へ導く案内面は、周回方向において高さ位置規定面の下流側に一対設けられればよい。
トレイ支持部材に補助高さ位置規定部を設けることは不可欠ではない。例えば、ガイドレールおよび2つの高さ位置規定部を剛性の高いものとするとともに、ガイドレールと2つの高さ位置規定部との隙間を十分小さくして、2つの高さ位置規定部のみによってトレイ支持面全体の高さ位置を十分な精度で規定できるようにすれば、補助高さ位置規定部を省略することができる。
部品補給は、基材への部品の装着と並行して行われるようにしてもよい。この場合、部品補給作業は、テーブル110,350,380が部品補給位置に停止した後に、カバー292を開いて開始されることとなるが、部品補給作業の実行中にテーブルの周回動作の開始が必要となっても、例えば、部品補給作業が終了してカバー292が閉じられ、あるいは周回再開指令スイッチが操作される等によって、周回動作再開が積極的に指令されるまでは、周回動作が開始されないようにすることが望ましい。
トレイ高さセンサに代えて部品高さセンサを設け、部品の高さを検出することにより、トレイに予定の種類の部品が収容されているか否かが検出されるようにしてもよい。この場合、トレイの収容凹部は、トレイの上面から部品が上方へ突出する深さを有するものとされる。
回路基板等の基材に電子部品を装着する装置であって、基材上に電子部品を載置することにより装着する部品実装装置や、基材に設けられた孔に電子部品のリードを挿入する部品挿入装置も自動組立装置の一種であり、その部品供給装置にも本発明を適用することができる。
24:部品供給装置 50:部品保持ヘッド 80:吸着ノズル 90:トレイ型部品供給装置 100:トレイ 110:テーブル 142:ガイドレール 144:テーブル駆動装置 150:直線部 152:連結部 190:主高さ位置規定部 192:補助高さ位置規定部 226,232:高さ位置規定面

Claims (8)

  1. 部品保持具を備えた装着装置と、基材を保持する基材保持装置とを含み、前記装着装置が前記部品保持具により保持した部品を前記基材保持装置が保持した基材に装着する自動組立装置に設けられ、前記部品保持具に部品を保持させることによりその部品を前記装着装置に供給する部品供給装置であって、
    それぞれ、(a)ほぼ鉛直な一平面内において互いにほぼ平行に延び、当該部品供給装置の前後方向に延びる2つの直線部と、(b)少なくとも1つの円弧部を含んで前記2つの直線部の同じ側の端同士を滑らかに連結する2つの連結部とを備え、形状および寸法が互いに同一の2つのガイドレールと、
    それら2つのガイドレールを、それら2つのガイドレールの互いに同じ側の前記直線部がほぼ水平な一平面である基準平面上に位置するとともに、それら2つのガイドレールが、前記基準平面および前記直線部に平行な方向である搬送方向において互いに前後にずれ、かつ、その搬送方向に直角で前記基準平面に平行な方向である幅方向に互いに隔たった相対位置関係に保持する供給装置本体と、
    それぞれ部品を位置決めして支持する複数の部品支持部を一平面に沿って複数備えたトレイを支持するトレイ支持面を備えたトレイ支持部材と、
    そのトレイ支持部材に、前記トレイ支持面に平行な一平面上において前記搬送方向および前記幅方向の位置を互いに異にする位置に設けられた2つの高さ位置規定部であって、それら2つの高さ位置規定部のうち、前記装着装置および基材保持装置に近い側である前側に位置するものが、前記2つのガイドレールのうち前記前側に位置するもののガイドに基づいて、また、前記装着装置および基材保持装置から遠い側である後ろ側に位置する高さ位置規定部が、後ろ側に位置するガイドレールのガイドに基づいて、それぞれ移動することにより、前記トレイ支持部材に、前記トレイ支持面がほぼ水平な姿勢を保つ状態で、上段の部品供給位置と、その部品供給位置より後方でかつ上段と下段との少なくとも一方の部品補給位置とを含む周回移動軌跡を描かせるものと、
    前記トレイ支持部材を、前記周回移動軌跡に沿って移動させるトレイ支持部材駆動装置と
    を含み、前記部品供給位置において前記トレイに前記装着装置への部品供給を行わせ、前記部品補給位置において外部から部品の補給を受ける部品供給装置。
  2. 前記2つの高さ位置規定部の各々が、
    規定部本体と、
    その規定部本体によりそれぞれ回転可能に保持されて、前記ガイドレールの外周側案内面と内周側案内面との上を各々転動する2つずつ計4つの転動輪と、
    前記規定部本体と前記トレイ支持部材とを相対回転可能に連結する軸部と
    を備えた請求項1に記載の部品供給装置。
  3. さらに、
    前記トレイ支持部材に、前記2つの高さ位置規定部のうち前記後ろ側に位置するものの前方に設けられた補助高さ位置規定部と、
    前記供給装置本体に設けられ、前記トレイ支持部材が前記部品供給位置にある状態では、前記補助高さ位置規定部の高さ位置を規定することにより、前記2つの高さ位置規定部の前記2つのガイドレールによる高さ位置規定との共同で、前記トレイ支持部材全体の高さ方向位置を精度良く規定するが、そのトレイ支持部材が前記部品供給位置より設定距離以上前方に位置する状態では前記補助高さ位置規定部の上下方向の移動を許容する局部的高さ方向位置規定装置と
    を含む請求項1または2に記載の部品供給装置。
  4. 前記補助高さ位置規定部と前記局部的高さ方向位置規定装置との一方が、前記幅方向に平行な回転軸線まわりに回転可能な1つまたは2つの回転体を含み、他方が、前記搬送方向に平行に延びる一対の高さ位置規定面と、それら高さ位置規定面に対して傾斜して設けられ、前記回転体を高さ位置規定面へ導く一対の案内面とを備えたカムを含む請求項3に記載の部品供給装置。
  5. 前記トレイ支持部材駆動装置が、
    前記ガイドレールに平行に配設された可撓性牽引部材と、
    その可撓性牽引部材と前記トレイ支持部材とを連結する連結装置と、
    前記可撓性牽引部材を周回させることにより、前記トレイ支持部材を、前記周回移動軌跡を描いて周回させる可撓性牽引部材駆動装置と
    を含む請求項1ないし4のいずれかに記載の部品供給装置。
  6. 前記部品補給位置において、不要となったトレイが必要な部品を支持したトレイと交換されることにより前記部品の補給が行われる請求項1ないし5のいずれかに記載の部品供給装置。
  7. 前記上段と前記下段とにそれぞれ複数ずつのトレイ支持部材を備えた請求項1ないし6のいずれかに記載の部品供給装置。
  8. 前記供給装置本体が前記自動組立装置の本体に対して着脱可能である請求項1ないし7のいずれかに記載の部品供給装置。
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