JP2002220108A - 物品循環装置及びこれを用いた作業テーブル - Google Patents

物品循環装置及びこれを用いた作業テーブル

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JP2002220108A
JP2002220108A JP2001017198A JP2001017198A JP2002220108A JP 2002220108 A JP2002220108 A JP 2002220108A JP 2001017198 A JP2001017198 A JP 2001017198A JP 2001017198 A JP2001017198 A JP 2001017198A JP 2002220108 A JP2002220108 A JP 2002220108A
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JP2001017198A
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Fumimune Koseki
史宗 小関
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Nidec Copal Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 物品の水平状態を維持しつつ一方向あるいは
正逆方向に間欠的に駆動するか、あるいは連続的に循環
移動する場合において、構成部品点数を削減でき、かつ
構成を大幅に簡略化することができる物品循環装置及び
これを用いた作業テーブルの提供。 【解決手段】 物品を複数の載置部材3上に載置し、一
方向あるいは正逆方向に間欠的に駆動して所定位置に停
止させるか、連続的に循環移動するために、載置部材3
の載置面の対角位置に第1の所定間隔Hをおいて固定さ
れる一対の軸受部材5,6と、第1の軸体7を第2の所
定間隔Kで固定した第1のチェーン9と、第2の軸体8
を第2の所定所定間隔Kで固定した第2のチェーン10
とを所定軌道に沿うように駆動する複数のチェーンスプ
ロケット11、15、16、17、24、21、22、
23とから構成し、第1のチェーンと第2のチェーンと
第1の所定間隔Hだけ駆動方向にずらして配設する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は物品循環装置及びこ
れを用いた作業テーブルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の物品循環装置において、物品を複
数の載置部材上に載置し、水平状態を維持しつつ一方向
あるいは正逆方向に間欠的に駆動するか、連続的に循環
移動する場合には、遊園地の観覧車にみられるようにゴ
ンドラを回転駆動される車輪間に設けられた支持棒にお
いてつるす機構が採用されている。特開平10−533
29号公報はかかる構成の一事例を開示しており、物品
を複数の載置部材であるパレット上に載置し、水平状態
を維持し所定方向に循環駆動することで、所定位置でピ
ックするようにしている。
【0003】また、特開平11−208811号公報に
よれば、4隅に上下駆動されるチェーンを配設し、これ
らにより昇降駆動される櫛歯状の昇降台を配置し、この
櫛歯に潜入する櫛歯を設けた荷受台を昇降可能に設けて
おき、コンベア装置で搬送される載置部材であるパレッ
トを昇降台との間でやり取りする構成が開示されてい
る。
【0004】そして、特開平10−17126号公報に
よれば飲食台において、上下段の軌跡で移動するコンベ
アを設け、商品皿を一対のチェーン間の支持棒上に設
け、かつこの支持棒に回動部材を設け、この回動部材を
別のチェーンで駆動するとともに、商品皿が上段から下
段に移動するときに平行状態を維持するために案内カム
を設けることで水平状態を維持する機構が開示されてい
る。この公報によれば、上方から商品皿に簡単にアクセ
スできるので上記の各公報に開示の機構との比較におい
て、汎用性の点で優れたものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに商品皿に対して簡単に上側からアクセスできるよう
にするとともに、コンベアの上下段において商品皿の水
平状態を維持しつつ循環駆動するように構成するために
は、上下段への引継ぎ部分において水平状態を維持させ
るために、例えばゼネバカム機構が必要となる。このた
めに構成部品点数がその分多くなり、組立て工数も増加
してコストアップとなる。
【0006】したがって、本発明は上記の問題点に鑑み
て成されたものであり、物品の水平状態を維持しつつ一
方向あるいは正逆方向に間欠的に駆動するか、あるいは
連続的に循環移動する場合において、構成部品点数を削
減でき、かつ構成を大幅に簡略化することができる物品
循環装置及びこれを用いた作業テーブルの提供を目的と
している。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決し、
目的を達成するために、本発明によれば、物品を複数の
載置部材上に載置し、前記載置部材を水平状態を維持し
つつ循環移動するための駆動手段を設けた物品循環装置
であって、前記駆動手段を、前記載置部材の載置面の対
角位置に第1の所定間隔をおいて固定される一対の軸受
部材と、前記一対の軸受部材の一方で軸支される第1の
軸体を第2の所定間隔で固定した第1の無端体と、前記
一対の軸受部材の他方で軸支される第2の軸体を前記第
2の所定間隔で固定した第2の無端体と、前記第1の無
端体と前記第2の無端体とを所定軌道に沿うように駆動
する複数の駆動体とから構成し、前記第1の無端体と前
記第2の無端体とが前記第1の所定間隔だけ、駆動方向
にずらして配設されることを特徴としている。
【0008】また、前記第1の無端体と前記第2の無端
体はチェーンであり、また前記複数の駆動体は前記所定
軌道の上段角部と下段角部に少なくとも2個配設される
前記チェーンに噛合するチェーンスプロケットであり、
前記第1及び第2の無端体を駆動する前記チェーンスプ
ロケットを共通のモータで駆動するように構成されてい
ることを特徴としている。
【0009】また、物品を複数の載置部材上に載置し、
前記載置部材を水平な作業位置に停止させるように循環
駆動する駆動手段を設けた物品循環装置を用いた作業テ
ーブルであって、前記駆動手段を、前記載置部材の載置
面の対角位置に第1の所定間隔をおいて固定される一対
の軸受部材と、前記一対の軸受部材の一方で軸支される
第1の軸体を第2の所定間隔で固定した第1の無端体
と、前記一対の軸受部材の他方で軸支される第2の軸体
を前記第2の所定間隔で固定した第2の無端体と、前記
第1の無端体と前記第2の無端体とを所定軌道に沿うよ
うに駆動する複数の駆動体とから構成し、前記第1の無
端体と前記第2の無端体とが前記第1の所定間隔だけ、
駆動方向にずらして配設され、さらに、前記第1の無端
体と前記第2の無端体とを前記作業位置の下方から垂下
する軌道に沿うように駆動する駆動部と制御部とを備え
たことを特徴としている。
【0010】
【発明の実施の形態】以下に本発明の好適な一実施形態
について添付の各図面を参照して述べる。
【0011】先ず、図1は第1実施形態になる物品循環
装置1の外観斜視図である。本図において、物品循環装
置1は一部のみを示した左右の一対の基部4、4とこれ
ら基部の4隅に固定された棒部材4aを後述する構成部
材の取り付け部としており、基部4、4の間に形成され
る空間内において、図中の一点鎖線で示した矩形形状の
10枚の載置部材3を矢印D1、D2方向の一方向ある
いは正逆方向に縦長の矩形軌道に沿うように間欠的に駆
動して上方の所定位置に停止させるか、または連続的に
循環移動するように構成されている。
【0012】そして、各載置部材3上に載置された物品
2は水平状態を維持しつつ循環移動されることから、物
品対象としてはすし等の巡回搬送される各種食品類、工
場、倉庫などでの荷物、製品等の搬送、店内での販売製
品の陳列、立体駐車場等の他分野への応用も可能であ
る。さらに、物品として液体容器の循環移動を行うこと
が可能となる。また、後述するように載置部材3を隙間
なく配置することができるので、人間を載置対象にした
各種遊戯機械あるいは水平移動する動く歩道や若干の傾
斜を有するスロープに配置することで車椅子の利用の援
助をする機器としても採用でき、その利用分野は広範な
ものとなる。
【0013】さて、物品2を載置した複数の載置部材3
を上記の縦長の矩形軌道に沿うように間欠的に駆動して
上方の所定位置に停止するために、手前側の基部4の内
側の壁面上に駆動体である上段右チェーンスプロケット
11と、上段左チェーンスプロケット15と下段右チェ
ーンスプロケット17と下段左チェーンスプロケット1
6が回動自在に軸支されている。
【0014】そして、上段右チェーンスプロケット11
と、上段左チェーンスプロケット15と下段右チェーン
スプロケット17と下段左チェーンスプロケット16と
に噛合する第1の無端体である第1のローラチェーン9
(図中、一部を二点鎖線で示す)が図示のように4隅を
案内されるようにして噛合されており、上記の縦長の矩
形軌道の一方を形成している。
【0015】この第1のローラチェーン9には、第1の
軸体7が水平位置を保つようにしたブロック37が第2
の所定間隔Kを隔てて周期的に複数分が固定されてい
る。
【0016】一方、奥側の基部4の内側の壁面上に駆動
体である上段右チェーンスプロケット24と、上段左チ
ェーンスプロケット21と下段右チェーンスプロケット
23と下段左チェーンスプロケット22が回動自在に軸
支されている。
【0017】そして、上段右チェーンスプロケット24
と、上段左チェーンスプロケット21と下段右チェーン
スプロケット23と下段左チェーンスプロケット22と
に噛合する第2の無端体である第2のローラチェーン1
0(図中、一部を二点鎖線で示す)が図示のように4隅
を案内されるように噛合されており、上記の縦長の矩形
軌道の他方を形成している。
【0018】この第2のローラチェーン10には、第2
の軸体8が水平位置を保つようにしたブロック38が第
2の所定間隔Kを隔てて周期的に複数分固定されてい
る。
【0019】載置部材3の載置面の対角位置の裏側には
第1の所定間隔Hを隔てて一対の軸受部材5、6が夫々
固定されており、第1の軸体7を回動自在に軸受部5に
おいて軸支し、第2の軸体8を回動自在に軸受部6にお
いて軸支している。ここで、第1の所定間隔Hと第2の
所定間隔KとはK>Hの関係を有しており、KをHに近
づけることにより載置部材3を略隣接した状態にするこ
とが可能である。
【0020】また、上段右チェーンスプロケット11に
はギア12が固定されており、このギア12に対して噛
合するモータギア13からの動力供給により上段右チェ
ーンスプロケット11を正逆方向に駆動する。また、基
部4、4間において不図示の軸受により回動自在に両支
持された軸体20の一端には中間ギア18が固定される
とともに、この軸体20の他端において上記の上段右チ
ェーンスプロケット24を固定している。このように配
設される中間ギア18はモータギア13に噛合してい
る。
【0021】さらに、ギア12と中間ギア18の歯数は
等しくなるように構成されている。以上のように駆動系
を構成することでモータギア13を出力軸に固定した正
逆回転モータ14の回転駆動にともない第1、第2のロ
ーラチェーンは完全に同期して同じ速度で駆動されるこ
とになる。また、上記の第1のローラチェーンと第2の
ローラチェーンは、ギア12とモータギア13とをギア
比で決まる間隔Hだけずらすことにより、第1の所定間
隔Hと同じ間隔だけ駆動方向に平行にずれるように配設
されている。このことにより、第1と第2のローラチェ
ーンが同期して回転すると載置部材は水平状態が維持さ
れて回転可能となる。
【0022】ここで、第1、第2のローラチェーンの移
動状態をモニターしておき完全な同期駆動状態を確保す
ることができれば、共通の正逆回転モータ14からの動
力供給により上段右チェーンスプロケット11、24を
駆動する必要はなく個別駆動してもよい。また、第1、
第2の無端体としてローラチェーンを用い、駆動体とし
てこれらに噛合するチェーンスプロケットを使用した
が、これらに限定されないことは勿論である。例えば、
物品が軽荷重である場合にはタイミングベルトとタイミ
ングプーリとの組み合わせでも良く、またロープとプー
リの組み合わせでも可能となる。
【0023】図2は、図1の物品循環装置1の動作説明
のための外観斜視図である。本図において、正逆回転モ
ータ14への所定通電により上段右チェーンスプロケッ
ト11、24が駆動されるので、これらに噛合している
第1、第2のローラチェーンは完全に同期して駆動され
ることで一点鎖線で示した矩形形状の10枚の載置部材
3が矢印D1、D2方向の一方向あるいは正逆方向に間
欠的に駆動されて、上方の所定位置に停止される。ある
いは、矢印D1、D2方向に連続的に循環移動されるこ
とになる。したがって、水平状態を維持しつつ一方向あ
るいは正逆方向に間欠的あるいは連続的に循環移動する
場合に、構成部品点数を極限まで削減でき、かつ構成を
大幅に簡略化することができる。このように構成される
物品循環装置1は安価に構成でき、かつ汎用性に富むの
でこれを販売単位とすることで、上記の各種用途に使用
できることなる。
【0024】次に、図3は第2の実施形態になる物品循
環装置1であって作業者が前に位置して組立て作業を行
うために用いられる作業テーブル30の正面図であっ
て、一部を破断して示している。本図において、既に説
明済みの構成部品については同様の符号を附して説明を
割愛すると、作業テーブル30の前面側には不図示の筐
体により回動開閉するように支持された開閉扉33が設
けられており、閉じたときに筐体に固定されているドア
スイッチ29をオン状態にするようにしている。このド
アスイッチ29は制御装置100に接続されている。ま
た、載置部材3、3は、上方に位置して停止したときに
上方の開口部30aから外部に露出するようにして、作
業者は載置部材上に載置されている組立て部品を取り出
せるように構成されている。テーブルの右上角部には、
操作パネルが設けられており、非常停止スイッチ25、
手動・自動切換スイッチ26、正転・逆転切換スイッチ
27、原点復帰スイッチ28が図示のように配置されて
おり、各スイッチは上記の制御装置100に接続されて
いる。非常停止スイッチ25は、これを押すことで電源
が遮断されて駆動モータ14が緊急停止する。手動・自
動切換スイッチ26は、手動側に切り換えると駆動モー
タ14がフリー状態となり、後述するバンドル40をま
わすことで任意の位置に載置部材を移動できるようにす
る。正転・逆転切換スイッチ27は、正転側に切り換え
ると、載置部材3が開口部30aの右から左側に移動
し、逆転側に切り換えると反対に移動する。そして、原
点復帰スイッチ28が押されると、予め設定された最初
の順番の載置部材3が開口部3aに現れる状態になる。
そして、ドア33を開くことで、各載置部材3上に所定
の部品をセットする段階では、各スイッチに内蔵のラン
プが点滅される。また、作業者が着座して操作するフッ
トスイッチ31が制御装置100に接続されている。手
動モード運転では、手動・自動切換スイッチ26が、手
動側に切り換えられると、駆動モータ14がフリー状態
になるので、ハンドル40を取り付けることで回転させ
ることができるので、なんらかのトラブル発生に対処で
きる。
【0025】自動モード運転では、自動側に切り換えた
後に、正転・逆転切換スイッチ27を、正転側または逆
転側に切り換えた後に、フットスイッチ31を押すこと
で、載置部材3が次のものと入れ替わる。
【0026】そして、ドアスイッチ29は、4方から開
閉するドア33に個別に設けられており、これらのドア
のひとつでも開いていると駆動モータは起動しないよう
にしており、さらに次の載置部材の移動時間が所定時間
より多くなる場合、及び原点復帰スイッチ28が押され
た後に移動時間が所定時間より多くなると駆動モータは
停止される。このようにして、事故防止を図っている。
【0027】図4は、図3の平面図である。本図におい
て、既に説明済みの構成部品については同様の符号を附
して説明を割愛すると、ハンドル40は、上記のチェー
ンスプロケット24に対して着脱自在に設けられてお
り、作業テーブルの背後から操作するようにしている。
また、作業テーブルは図示のように手前側に作業エリア
を設けているので作業者は上記の操作スイッチ類を右手
で操作しながら、図中の二点鎖線で示した開口部30a
に現れる載置部材3上の組立て部品を取り出して作業す
ることが可能となる。また、安全性を確保するために、
ハンドルを装着する際には、装置背部の不図示の扉を開
けなければ装着できない構造となっている。また、ハン
ドルを装着した状態では背部の扉は閉めることができな
い構造のため、ハンドルをつけたままでの自動運転はで
きない構成となっている。
【0028】図5は、図4のX−X線矢視断面図であっ
て、本図において、既に説明済みの構成部品については
同様の符号を附して説明を割愛すると、上記の中間ギア
18を固定した軸体20にはドグ41が固定されてお
り、このドグ41を光学式センサ42で検出すること
で、この検出結果に応じた駆動モータへの通電により間
欠駆動を行うように構成されている。また、ドグ41を
搭載せずに、ステッピングモータなどにより間欠駆動を
することも可能である。
【0029】図6は、図3乃至5において説明した構成
の作業テーブルの動作説明のフローチャートである。本
図において、装置のメイン電源がオンされ原点復帰スイ
ッチ28が押されることで、ステップS1に進み、原点
復帰するまで実行されて原点復帰すると、ステップS2
に進み自動運転であるか否かの判断が実行され、自動運
転であることが確認されると他にエラーがないことがス
テップS3で確認されて、ステップS4で作業環境を開
放する。そして、ステップS5でフットスイッチ31が
オンされたことが判断されるとステップS6で駆動モー
タ14への通電を行いステップS7で光学式センサ42
による検出がなされるまで通電を実行することで次の載
置部材3を開口部30aまで移動して、ステップS8で
通電を停止する。次に、ドアスイッチ29のひとつでも
オフされていると10枚の載置部材3上に載置されてい
た部品が終わり、次のバッチのための部品をセットする
と判断されてステップS10でカウンタをリセットす
る。この後にAに進みリターンする。
【0030】また、図7(a)は、原点復帰ルーチンの動
作説明のフローチャートであって、ステップS10で、
自動運転か手動運転であるかの判断がされて、自動モー
ドであるとステップS11でエラーの有無が判断され、
エラーなしと判断されるとステップS12に進み原点復
帰スイッチ28に内蔵の発光ダイオードを点滅させ、ス
イッチの押圧を促し、ステップS13に進みこの原点復
帰スイッチ28がオンされるのを待ち、ステップS14
で駆動モータ14への通電を行いステップS15でドア
スイッチ29のひとつでもオフされているとステップS
16でモータを停止し、ステップS17でカウンタをリ
セットして、ステップS18において終了する。
【0031】また、図7(b)はステップS20でモータ
フリー状態にする動作説明のフローチャートである。
【0032】以上のように構成及び制御される作業テー
ブルを使用することで、作業者は特に多品種少量生産の
製品の組多々作業を柔軟に行うことが可能となる。しか
も、作業机の下方の空間を有効利用できるので工場の敷
地を有効利用できる。
【0033】続いて、図8は第3実施形態になる物品循
環装置1であって自動組立て作業を行うレイアウト例を
示した正面図である。
【0034】本図において、既に説明済みの構成部品に
ついては同様の符号を附して説明を割愛すると、下方左
側に位置している載置部材3の左側には部品2a、2b
を搬送するコンベア装置50が配設されており、載置部
材3上に移動して載置するようにしている。また、下方
右側に位置している載置部材3の右側には完成後の部品
2を搬送するコンベア装置51が配設されている。そし
て、上方には、上方位置に停止している載置部材3、3
上に夫々載置されている部品2a、2bを自動組立てす
るためのロボットハンド52、53が配設されており、
各ハンドの移動により最上位置における組立て作業を行
うように構成されている。このようにレイアウトするこ
とで工場の敷地を立体的に有効利用できる。
【0035】最後に、図9は第4実施形態になる物品循
環装置1であって巡回搬送される各種食品類、工場、倉
庫などでの荷物、製品等の搬送、店内での販売製品の陳
列を行うのに好適な構成例をスケルトン図で図示してい
る。
【0036】本図において、既に説明済みの構成部品に
ついては同様の符号を附して説明を割愛すると、物品2
はケーキ、コーヒーなどの食品類を皿に載せたものであ
り、載置部材3上に置くようにして矢印D1、D2方向
に低速で駆動する。これら物品2は上段において初めて
見えるように巡回することで、例えば下段において調理
後の料理を載置部材3上のセットし、上段に移動させた
後にお客が上方に取り上げることができるようになる。
この結果、狭い店舗であっても回転すし式の販売形態を
実現できる。このときに図示のように長いスパンとなる
ので、下方に多数のローラを配設したローラガイド60
を適宜配置することで上段において直線性を維持して移
動できるようになる。
【0037】また、この場合には、載置部材3の間の隙
間は厳密にゼロでなくとも良いが、動く歩道の場合に
は、載置部材3の間の隙間は厳密にゼロに近くし、ロー
ラガイド60の設置数を増加して重量を支えることが必
要となる。
【0038】図10は、載置部材3の変形例を示してお
り、(a)はその外観斜視図、(b)は円盤形状の外観斜視
図、(c)は平面図を示している。
【0039】上記のように、図10(a)において載置部
材3の対角位置に上記の第1の所定間隔Hをおいて一対
の軸受部材5、6を夫々固定し、これらの軸支孔部5
a、6aに対して第1の軸体7と第2の軸体8を挿通し
て回動可能に支持することを述べたが、この対角位置と
は図10(b)に図示のように載置部材3が円盤形状の場
合においても適用されることとなる。
【0040】そして、図10(c)において、第1の軸体
7と第2の軸体8の全長をさらに長く設定することで、
重心回りの偶力Fをこれらの軸体で支えることが可能と
なるので、載置位置に柔軟性を持たせることが可能とな
る。
【0041】なお、本発明は上記各実施形態に限定され
ず、他にも多くの構成が可能であり、載置部材の載置面
の対角位置に上記の第1の所定間隔Hをおいて軸体を固
定し、チェーンに軸受部材を固定するようにしても良
く、要は載置部材の載置面の対角位置を回動軸支するよ
うに構成すれば良い。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
物品の水平状態を維持しつつ一方向あるいは正逆方向に
間欠的に駆動するか、あるいは連続的に循環移動する場
合において、構成部品点数を削減でき、かつ構成を大幅
に簡略化することができる物品循環装置及びこれを用い
た作業テーブルを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態になる物品循環装置1の外観斜視
図である。
【図2】図1の物品循環装置1の動作説明のための外観
斜視図である。
【図3】第2の実施形態になる物品循環装置1であって
作業者が前に位置して組立て作業を行うために用いられ
る作業テーブル30の正面図である。
【図4】図3の平面図である。
【図5】図4のX−X線矢視断面図である。
【図6】図3乃至5において説明した構成の作業テーブ
ルの動作説明のフローチャートである。
【図7】図3乃至5において説明した構成の作業テーブ
ルの動作説明のフローチャートである。
【図8】第3実施形態になる物品循環装置1であって自
動組立て作業を行うレイアウト例を示した正面図であ
る。
【図9】第4実施形態になる物品循環装置1であって巡
回搬送される各種食品類、工場、倉庫などでの荷物、製
品等の搬送、店内での販売製品の陳列を行うのに好適な
構成例を示したスケルトン図である。
【図10】載置部材3の変形例を示しており、(a)はそ
の外観斜視図、(b)は円盤形状の外観斜視図、(c)は平
面図を夫々示した図である。
【符号の説明】
1 物品循環装置 2 物品 3 載置部材 4 基部 5、6 軸受部材 7 第1の軸体 8 第2の軸体 9 第1のチェーン(第1の無端体) 10 第2のチェーン(第2の無端体) 11 上段右チェーンスプロケット(駆動体) 13 モータギア 14 駆動モータ 24 上段右チェーンスプロケット(駆動体) 30 作業テーブル 33 ドア 37、38 ブロック 40 ハンドル H 第1の所定間隔 K 第2の所定間隔

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 物品を複数の載置部材上に載置し、前記
    載置部材を水平状態を維持しつつ循環移動するための駆
    動手段を設けた物品循環装置であって、 前記駆動手段を、 前記載置部材の載置面の対角位置に第1の所定間隔をお
    いて固定される一対の軸受部材と、 前記一対の軸受部材の一方で軸支される第1の軸体を第
    2の所定間隔で固定した第1の無端体と、 前記一対の軸受部材の他方で軸支される第2の軸体を前
    記第2の所定間隔で固定した第2の無端体と、 前記第1の無端体と前記第2の無端体とを所定軌道に沿
    うように駆動する複数の駆動体とから構成し、 前記第1の無端体と前記第2の無端体とが前記第1の所
    定間隔だけ、駆動方向にずらして配設されることを特徴
    とする物品循環装置。
  2. 【請求項2】 前記第1の無端体と前記第2の無端体は
    チェーンであり、また前記複数の駆動体は前記所定軌道
    の上段角部と下段角部に少なくとも2個配設される前記
    チェーンに噛合するチェーンスプロケットであり、前記
    第1及び第2の無端体を駆動する前記チェーンスプロケ
    ットを共通のモータで駆動するように構成されているこ
    とを特徴とする請求項1に記載の物品循環装置。
  3. 【請求項3】 物品を複数の載置部材上に載置し、前記
    載置部材を水平な作業位置に停止させるように循環駆動
    する駆動手段を設けた物品循環装置を用いた作業テーブ
    ルであって、 前記駆動手段を、 前記載置部材の載置面の対角位置に第1の所定間隔をお
    いて固定される一対の軸受部材と、 前記一対の軸受部材の一方で軸支される第1の軸体を第
    2の所定間隔で固定した第1の無端体と、 前記一対の軸受部材の他方で軸支される第2の軸体を前
    記第2の所定間隔で固定した第2の無端体と、 前記第1の無端体と前記第2の無端体とを所定軌道に沿
    うように駆動する複数の駆動体とから構成し、 前記第1の無端体と前記第2の無端体とが前記第1の所
    定間隔だけ、駆動方向にずらして配設され、 さらに、前記第1の無端体と前記第2の無端体とを前記
    作業位置の下方から垂下する軌道に沿うように駆動する
    駆動部と制御部とを備えたことを特徴とする物品循環装
    置を用いた作業テーブル。
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