JPWO2015008359A1 - 空冷式リアクトル - Google Patents
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Abstract
対をなすコイル(2)に対して絶縁距離を保持しながら、コア(3)の継鉄部(3b)から対をなすコイル(2)の少なくとも一部を囲み、対をなすコイル(2)への冷却風の流れを脚部(3c)の延在方向に導く風洞(9)と、継鉄部(3b)に固定され、風洞(9)内でコア(3)および対をなすコイル(2)を支持する支持構造部材(4)と、対をなすコイル(2)と風洞(9)との隙間の一部を遮る遮風板(8)と、を備え、支持構造部材(4)には、コイル(2)の内部間隙(Fc2,Fc3)に対応して、冷却風を通過させるための通風口(4h)が形成されている。
Description
本発明は空冷式リアクトルの構成に関し、とくにオゾン発生装置等に用いられる容量が大きく電圧の高い空冷式リアクトルに関する。
リアクトルはインダクタを利用した受動素子であるが、例えば、容量の大きな用途では、発熱による温度上昇を抑制するため、冷却風によってコイルを冷却する空冷式リアクトルが用いられる。一方、冷却風のような冷媒を用いた冷却では、冷却効率を高めることを目的に、遮蔽物や仕切り等を設けて、流量を増大させることなく流速を高める構造がとられることが多い(例えば、特許文献1ないし3参照。)。
そして、半導体装置に用いるリアクトルに対し、コイル部外周に沿って筒状の通風ガイドを設けるとともに、通風ガイドと筐体内壁間に遮風板を設けて、コイル部外周での冷却風の流速を確保する冷却構造が開示されている(例えば、特許文献4参照。)。
しかしながら、上述したリアクトルでは、筐体側面に設けられた風入口から冷却風が供給されるので、コイルの周方向によって流れに偏りが生じ、冷却が不十分になり、性能を十分に発揮することが困難であった。また、底面に風入口を設けたとしても、例えば、オゾン発生装置のように大容量のリアクトルに適用しようとすると、その重量を支えるためにコアに連結される支持構造部材が障害となって冷却風の中央部への流れを遮ってしまう。そのため、特許文献4に示すような遮風板等を用いて周方向の偏りを改善したとしても、径方向での偏りが生じ、とくに内側部分を冷却することが困難であった。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、コイルの径方向での冷却風の偏りを緩和し、効率よく冷却できる空冷式リアクトルを得ることを目的とする。
本発明の空冷式リアクトルは、間隔をあけて相対向する脚部と、前記相対向する脚部の両端をそれぞれ結ぶ継鉄部とを有するコアと、前記相対向する脚部のそれぞれを囲むように配置された対をなすコイルと、前記対をなすコイルに対して絶縁距離を保持しながら、前記継鉄部のうちの一方から前記対をなすコイルの少なくとも一部を囲み、前記対をなすコイルへの冷却風の流れを前記脚部の延在方向に導く風洞と、前記一方の継鉄部に固定され、前記風洞の内側で前記コアおよび前記対をなすコイルを支持する支持構造部材と、前記対をなすコイルと前記風洞との隙間の一部を遮る遮風板と、を備え、前記対をなすコイルには、それぞれ前記脚部との間、あるいは当該コイルの内部に前記脚部の延在方向に延びる内部間隙が形成され、前記支持構造部材には、前記内部間隙に対応して、前記冷却風を通過させるための通風口が形成されていることを特徴とする。
本発明の本発明の空冷式リアクトルによれば、コアおよびコイルを支持する支持構造部材に通風口を設けたので、コイルの内部にも冷却風が流れ、コイルの径方向での冷却風の偏りを緩和し、効率よく冷却できる空冷式リアクトルを得ることができる。
実施の形態1.
以下、本発明の実施の形態1にかかる空冷式リアクトルの構成について説明する。図1〜図5は、本発明の実施の形態1にかかる空冷式リアクトルについて説明するためのもので、図1は空冷式リアクトルの風洞の内側部分における右側のコイルの一部を切り欠いた正面図、図2は空冷式リアクトルの風洞の内側部分における側面図、図3は図1のA−A線による切断面であって、空冷式リアクトルの風洞の内側部分を上方から見たときの断面図である。また、図4は空冷式リアクトルのうち、リアクトル部と支持構造部材部分の底面図、図5は空冷式リアクトルの平面図である。
以下、本発明の実施の形態1にかかる空冷式リアクトルの構成について説明する。図1〜図5は、本発明の実施の形態1にかかる空冷式リアクトルについて説明するためのもので、図1は空冷式リアクトルの風洞の内側部分における右側のコイルの一部を切り欠いた正面図、図2は空冷式リアクトルの風洞の内側部分における側面図、図3は図1のA−A線による切断面であって、空冷式リアクトルの風洞の内側部分を上方から見たときの断面図である。また、図4は空冷式リアクトルのうち、リアクトル部と支持構造部材部分の底面図、図5は空冷式リアクトルの平面図である。
リアクトルは、環状のコアの相対向する脚部のそれぞれを囲むように対をなすコイルを配置したものである。そして、例えば、オゾン発生装置のように数kVもの高電圧、数十Aもの容量が求められるリアクトルは、主要部材であるコアとコイル部分(リアクトル部)だけで数十kgもの重量になり、発生した熱を除去するために空冷構造を要するものである。
本実施の形態1にかかる空冷式リアクトル100においても、図1〜図5に示すように、コア3は、それぞれ相対向して鉛直方向に延びる脚部3cと、2つの脚部3cのそれぞれ上方と下方をつなぐ継鉄部3t(天側)と継鉄部3b(地側)とで環状をなしている。そして、対をなすコイル2は、それぞれコア3の脚部3cを囲むように配置され、かつ、内部に空隙を形成するように複数の層2x、2iに分かれている。そして、一般的な空冷式リアクトルと同様に、絶縁確保と冷却のため、コイル2とコア3の間、コイル2の層2i、2xの間に、スペーサ6を複数個配置し、鉛直方向(z方向)に連通する空隙(流路Fc2、Fc3)が確保されている。また、冷却風を鉛直方向に導くため、図1と図5に示すように、リアクトル部1(コア3と両コイル2)を囲むように風洞9が設けられ、リアクトル部1と風洞9との間にも鉛直方向に連通する流路Fc1が形成されている。そして、図示しないファンが上部に設置され、各流路Fc1〜Fc3を上方に向かって冷却風が流れるように構成している。
さらに、リアクトル部1の自重が大きいので、図1、図2に示すように、接地電圧に維持されるコア3の継鉄部3bに接合され、リアクトル部1を自立させる支持構造部材4と、コイル2と支持構造部材4間に配置され、コイル2の自重を支持するコイル支持部材5とを備えている。なお、支持構造部材4は、図示しない架台を介して、風洞9の外側に配置された図示しない筐体(実施の形態2以降で説明)に固定されている。
なお、コイル2の内部の空隙(流路)は、コイル数に応じて適宜増減出来るものであるが、説明を簡単にするため、図では、内層2iと外層2xによるコイル層数が2層の場合について示している。なお、各コイル2からは、電気接続のための端子が導き出され、コネクタ7にまとめている。
そして、本発明の実施の形態1にかかる空冷式リアクトル100の最大の特徴は、リアクトル部1の四方を囲む風洞9とリアクトル部1の外表面のFc1の隙間を狭くするための遮風板8を備え、かつ、コイル2内の流路Fc2、Fc3への通風を確保するように、支持構造部材4に通風口4hを設けたことである。
オゾン発生装置用のように、高電圧仕様のリアクトルでは、絶縁距離(空間距離)を確保するために、風洞9とリアクトル部1(厳密には、コイル2の外周)との間隔を所定以上に保つ必要がある。そのため、遮風板8がないと、コイル2の外周側の流路Fc1の流路抵抗がコイル2内の流路Fc2、Fc3の流路抵抗よりも圧倒的に低くなり、ほとんどの冷却風がコイル2の外周側の流路Fc1側に流れてしまう。なお、風洞9を絶縁体で形成すれば間隔を狭めることも可能であるが、製作が困難でコスト等を考慮すると導体である金属で製作するのが現実的である。そこで、絶縁体で、額縁のような単純な形状で構成できる遮風板8を設けることで、流路Fc1の流路抵抗を高め、各流路Fc1〜Fc3の流路抵抗配分を最適化する。
一方、上述したように、オゾン発生装置用のように、重量が大きなリアクトルでは、リアクトル部1を支持するための支持構造部材4が必要となる。そのため、従来のように、単にコイル2の周りに通風ガイドや遮風板を設けて、流路Fc2とFc3の流路Fc1に対する流路抵抗を相対的に下げたとしても、コア3の下部と支持構造部材4に遮られ、コイルの内側に形成された流路Fc2、Fc3に冷却風を送ることは困難であった。つまり、単に通風ガイドや遮風板を設置しても、コイル2の外側ばかりが冷却され、コイル2の内側(コア3側)を効率よく冷却することができなかった。そのため、リアクトル表面からの放熱効率を上げるため、リアクトルを大きくして、リアクトル表面積を大きくする必要があった。あるいは、遮風板によってFc1の抵抗をFc2あるいはFc3レベルまで増加させるとともに、抵抗増加分を補償するように送風機の容量(風量、風圧)を増大させ、必要な冷却風を確保する必要があった。
しかし、本実施の形態1にかかる空冷式リアクトル100では、支持構造部材4の水平面(xy面)部分には、とくにコイル2の内部の流路Fc2、Fc3に対応する位置に、鉛直方向(z方向)に抜ける通風口4hを形成した。これにより、流通抵抗が高すぎて、単に外側の流路Fc1の抵抗を上げただけでは、十分な流量が得られなかった流路Fc2とFc3に、通風口4hを抜ける経路FcHを介して必要な冷却風を流通させることができる。
このため、送風機の容量を上げたりすることなく、コイル2内部の流路Fc2、Fc3にも、必要な冷却風を流通させることができるので、コイル2を内側からも冷却でき、効率よく冷却することができるようになった。その結果、リアクトル部1の外表面積を大きくする必要がなく、リアクトル部1の小型化が可能である。
なお、上述したように、絶縁距離を確保するため、遮風板8には、フェノール樹脂などの絶縁材を用いる必要があり、強度や耐久性、耐熱性を兼ね備えた材質でなければならない。一方、遮風板8を設けることで、風洞9は、リアクトル部1から十分な絶縁距離を設けて配置できるので、導電性を有していてもよく、鉄板、耐食性溶融亜鉛−アルミニウム−マグネシウム合金めっき鋼板、SUS板などの容易に加工ができる金属材料で構成することができる。
なお、風洞9は冷却風の流路をリアクトル部1の内部の空隙(流路Fc2、Fc3)、およびリアクトル部1の外表面側の流路Fc1に限定するためのもので、リアクトル部1の外周から10〜100mm程度離れた位置に配置される必要がある。外周から離し過ぎると、遮風板8によってFc1の間隙をリアクトル部1寄りに形成しても、冷却風の大部分が風洞9の壁面に沿って流れてしまい、流速を上げる効果が減少する。
また、遮風板8は風洞9の上部開口面積の10〜60%を覆い、リアクトル部1のコイル2の高さの10〜120%に相当する位置に配置するような構造となっている。遮風板8で風洞9の上部開口面積を過度に覆い過ぎると圧損が大きくなり、風量不足となってしまう。また、遮風板8がコイル2の上面から大きく離れてしまうと、風洞9内で熱が篭ったり、リアクトル部1の外表面の流路Fc1の流体抵抗が減り、リアクトル部1の内側(コイル2内)の流路Fc2、Fc3の流体抵抗が相対的に増加したりしてしまうため遮風板8が意味をなさない。
風洞9内のリアクトル部1の台数は2台以上の複数台でもよく、2台以上の複数台の場合、それぞれのリアクトル部1の配置間隔を左右方向に5〜50mm程度の間で配置することにより、風洞9で風路を仕切るのと同様の効果を得ることができる。
以上のように、本実施の形態1にかかる空冷式リアクトル100によれば、間隔をあけて相対向する脚部3cと、相対向する脚部3cの両端をそれぞれ結ぶ継鉄部3t、3bとを有する(環状をなす)コア3と、相対向する脚部3cのそれぞれを囲むように配置された対をなすコイル2と、対をなすコイル2に対して絶縁距離を保持しながら、継鉄部のうちの一方3bから対をなすコイル2の少なくとも一部を囲み、対をなすコイル2への冷却風の流れを脚部3cの延在方向に導く風洞9と、一方の継鉄部3bに固定され、風洞9の内側でコア3およびコイル2を支持する支持構造部材4と、対をなすコイル2と風洞9との隙間(流路Fc1)の一部を遮る(ように風洞9から対をなすコイル2に向けて突出するように配置された)遮風板8と、を備え、対をなすコイル2には、それぞれ脚部3cとの間、あるいは当該コイル2の内部に脚部3cの延在方向に延びる内部間隙(流路Fc2、Fc3)が形成され、支持構造部材4には、内部間隙(流路Fc2、Fc3)に対応して、冷却風を通過させるための通風口4hが形成されているように構成したので、コイル2の径方向での冷却風の偏りを緩和し、効率よく冷却できる空冷式リアクトル100を得ることができる。
とくに、遮風板8は、対をなすコイル2と風洞9との隙間(流路Fc1)の10〜60%の部分を遮るように配置されているので、コイル外側の流路Fc1への流速および内部流路Fc2、Fc3との流量比を最適化できる。
さらに、遮風板8は、脚部3cの延在方向において、対をなすコイル2の継鉄部3b側の端部側から継鉄部3t側に向かって、当該コイル2の長さ(高さ)の10〜120%に相当する位置に配置するように構成したので、効果的にコイル外側の流路Fc1への流速を最適化できる。
また、継鉄部3bを脚部3cの下側にして、脚部3cの延在方向が鉛直方向になるように設置されているので、下側から上に向けてスムーズに冷却風が流れる。
本実施の形態に示す空冷式リアクトル100の仕様は、酸素を含むガス中で放電させてオゾンを発生するオゾン発生装置の電源に用いられるものを想定している。具体的な仕様としては、回路電圧が600V以上、定格電流が5〜100A、駆動周波数が500〜5kHzの範囲に設定されているものを想定している。この場合、容量に対応して、重量も数十kgと重く、また駆動周波数に対応して損失(発熱)が大きくなるので、上述した効果をより発揮することができる。なお、オゾン発生装置はあくまでも好適な適用例のひとつであって、これに限定されることはない。
実施の形態2.
上記実施の形態1においては、リアクトル部専用の風洞を設けたが、本実施の形態2では、絶縁距離の関係から風洞が金属で形成できることに着目し、リアクトル部を収納する筐体自体を風洞に用いた。図6〜図7は、本発明の実施の形態2にかかる空冷式リアクトルについて説明するためのもので、図6は空冷式リアクトルの平面図、図7は図6のB−B線による断面図であって、空冷式リアクトルを正面から見たときの断面図である。なお、実施の形態1で説明した部材と同様の部材には同じ符号を付し、詳細な説明は省略する。
上記実施の形態1においては、リアクトル部専用の風洞を設けたが、本実施の形態2では、絶縁距離の関係から風洞が金属で形成できることに着目し、リアクトル部を収納する筐体自体を風洞に用いた。図6〜図7は、本発明の実施の形態2にかかる空冷式リアクトルについて説明するためのもので、図6は空冷式リアクトルの平面図、図7は図6のB−B線による断面図であって、空冷式リアクトルを正面から見たときの断面図である。なお、実施の形態1で説明した部材と同様の部材には同じ符号を付し、詳細な説明は省略する。
図5および図6に示すように、本実施の形態2にかかる空冷式リアクトル100では、当該空冷式リアクトル100の筐体10の正面、背面、両側面部分で風洞を形成した。筐体10は、当該空冷式リアクトル100を自立するように全体を収納するものである。そのため実施の形態1で説明した風洞9に必要とされる部材よりも機械強度の高い部材で構成されており、側面に固定された架台11を介して、支持構造部材4(リアクトル部1の重量)を支えている。
そして、本実施の形態2でも、実施の形態1と同様、風洞となる筐体10の内面は、リアクトル部1の外周から10〜100mm程度離れた位置に配置する。そして、遮風板8は、上部開口面積の10〜60%を覆い、リアクトル部1のコイル2の高さの10〜120%に相当する位置に配置するような構造となっている。つまり、本実施の形態2では、リアクトル部1専用の風洞9を省略することができる。
以上のように、本実施の形態2にかかる空冷式リアクトル100によれば、風洞の少なくとも一部(本実施の形態では4方すべて)が、当該空冷式リアクトル100を収納する筐体10の内面によって形成されているので、リアクトル部1専用の風洞9を省略することができる。
実施の形態3.
上記実施の形態2においては、リアクトル部を囲む風洞すべて(四面)を筐体の内面で代用したが、本実施の形態3においては、側面(二面)を筐体の内面(側面)で代用した。図8〜図9は、本発明の実施の形態3にかかる空冷式リアクトルについて説明するためのもので、図8は空冷式リアクトルの平面図、図9は図8のC−C線による断面図であって、空冷式リアクトルを正面から見たときの断面図である。なお、実施の形態1あるいは2で説明した部材と同様の部材には同じ符号を付し、詳細な説明は省略する。
上記実施の形態2においては、リアクトル部を囲む風洞すべて(四面)を筐体の内面で代用したが、本実施の形態3においては、側面(二面)を筐体の内面(側面)で代用した。図8〜図9は、本発明の実施の形態3にかかる空冷式リアクトルについて説明するためのもので、図8は空冷式リアクトルの平面図、図9は図8のC−C線による断面図であって、空冷式リアクトルを正面から見たときの断面図である。なお、実施の形態1あるいは2で説明した部材と同様の部材には同じ符号を付し、詳細な説明は省略する。
図8および図9に示すように、本実施の形態3にかかる空冷式リアクトル100では、リアクトル部1の正面および背面側には、専用の風洞材19を設けて風洞を構成する。これにより、本実施の形態3では、リアクトル部専用の風洞9の一部を省略することが出来る。
そして、本実施の形態3でも、実施の形態1あるいは2と同様、風洞となる筐体10の側面(内面)および風洞材19は、リアクトル部1の外周から10〜100mm程度離れた位置に配置する。そして、遮風板8は、上部開口面積の10〜60%を覆い、リアクトル部1のコイル2の高さの10〜120%に相当する位置に配置するような構造となっている。
以上のように、本実施の形態3にかかる空冷式リアクトル100によれば、風洞の少なくとも一部(本実施の形態では側面)が、当該空冷式リアクトル100を収納する筐体10の内面によって形成されているので、リアクトル部1専用の風洞9の一部を省略することができる。
実施の形態4.
上記実施の形態2においては、リアクトル部を囲む風洞すべて(四面)を筐体の内面で代用したが、本実施の形態4においては、正面と背面(二面)を筐体の内面で代用した。図10〜図11は、本発明の実施の形態4にかかる空冷式リアクトルについて説明するためのもので、図10は空冷式リアクトルの平面図、図11は図10のD−D線による断面図であって、空冷式リアクトルを正面から見たときの断面図である。なお、実施の形態1〜3で説明した部材と同様の部材には同じ符号を付し、詳細な説明は省略する。
上記実施の形態2においては、リアクトル部を囲む風洞すべて(四面)を筐体の内面で代用したが、本実施の形態4においては、正面と背面(二面)を筐体の内面で代用した。図10〜図11は、本発明の実施の形態4にかかる空冷式リアクトルについて説明するためのもので、図10は空冷式リアクトルの平面図、図11は図10のD−D線による断面図であって、空冷式リアクトルを正面から見たときの断面図である。なお、実施の形態1〜3で説明した部材と同様の部材には同じ符号を付し、詳細な説明は省略する。
図10および図11に示すように、本実施の形態4にかかる空冷式リアクトル100では、リアクトル部1の側面側には、専用の風洞材19を設けて風洞を構成する。これにより、本実施の形態4では、リアクトル部専用の風洞9の一部を省略することが出来る。
そして、本実施の形態4でも、実施の形態1〜3と同様、風洞となる筐体10の正面と背面(内面)および風洞材19は、リアクトル部1の外周から10〜100mm程度離れた位置に配置する。そして、遮風板8は、上部開口面積の10〜60%を覆い、リアクトル部1のコイル2の高さの10〜120%に相当する位置に配置するような構造となっている。
以上のように、本実施の形態4にかかる空冷式リアクトル100によれば、風洞の少なくとも一部(本実施の形態では正面と背面)が、当該空冷式リアクトル100を収納する筐体10の内面によって形成されているので、リアクトル部1専用の風洞9の一部を省略することができる。
1:リアクトル部、2:コイル、2i:コイルの内層、
2x:コイルの外層、3:コア、3b:継鉄部(地側)、3c:脚部、
3t:継鉄部(天側)、4:支持構造部材、4h:通風口、
5:コイル支持部材、6:スペーサ、8:遮風板、9:風洞、
10:筐体、11:架台、19:風洞材、100:空冷式リアクトル、
Fc1:リアクトル部外側流路、
Fc2、Fc3:コイル内流路(内部間隙)、FcH:通風口部の流路。
2x:コイルの外層、3:コア、3b:継鉄部(地側)、3c:脚部、
3t:継鉄部(天側)、4:支持構造部材、4h:通風口、
5:コイル支持部材、6:スペーサ、8:遮風板、9:風洞、
10:筐体、11:架台、19:風洞材、100:空冷式リアクトル、
Fc1:リアクトル部外側流路、
Fc2、Fc3:コイル内流路(内部間隙)、FcH:通風口部の流路。
本発明の空冷式リアクトルは、間隔をあけて相対向する脚部と、前記相対向する脚部の両端をそれぞれ結ぶ継鉄部とを有するコアと、前記相対向する脚部のそれぞれを囲むように配置された対をなすコイルと、前記対をなすコイルに対して絶縁距離を保持しながら、前記継鉄部のうちの一方から前記対をなすコイルの少なくとも一部を囲み、前記対をなすコイルへの冷却風の流れを前記脚部の延在方向に導く風洞と、前記一方の継鉄部に固定され、前記風洞の内側で前記コアおよび前記対をなすコイルを支持する支持構造部材と、前記対をなすコイルと前記風洞との隙間の一部を遮る遮風板と、を備え、前記対をなすコイルには、それぞれ前記脚部との間、あるいは当該コイルの内部に前記脚部の延在方向に延びる内部間隙が形成され、前記支持構造部材には、前記内部間隙に対応して、前記冷却風を通過させるための通風口が形成され、前記遮風板は、前記隙間を狭くすることにより、前記内部間隙への前記冷却風の流れと前記対をなすコイルと前記風洞との隙間への冷却風の流れとを調整することを特徴とする。
Claims (5)
- 間隔をあけて相対向する脚部と、前記相対向する脚部の両端をそれぞれ結ぶ継鉄部とを有するコアと、
前記相対向する脚部のそれぞれを囲むように配置された対をなすコイルと、
前記対をなすコイルに対して絶縁距離を保持しながら、前記継鉄部のうちの一方から前記対をなすコイルの少なくとも一部を囲み、前記対をなすコイルへの冷却風の流れを前記脚部の延在方向に導く風洞と、
前記一方の継鉄部に固定され、前記風洞の内側で前記コアおよび前記対をなすコイルを支持する支持構造部材と、
前記対をなすコイルと前記風洞との隙間の一部を遮る遮風板と、を備え、
前記対をなすコイルには、それぞれ前記脚部との間、あるいは当該コイルの内部に前記脚部の延在方向に延びる内部間隙が形成され、
前記支持構造部材には、前記内部間隙に対応して、前記冷却風を通過させるための通風口が形成されていることを特徴とする空冷式リアクトル。 - 前記遮風板は、前記対をなすコイルと前記風洞との隙間の10〜60%の部分を遮るように配置されていることを特徴とする請求項1に記載の空冷式リアクトル。
- 前記遮風板は、前記脚部の延在方向において、前記対をなすコイルの前記一方の継鉄部側の端部側から他方の継鉄部に向かって、当該コイルの長さの10〜120%に相当する位置に配置されていることを特徴とする請求項1または2に記載の空冷式リアクトル。
- 前記風洞の少なくとも一部が、当該空冷式リアクトルを収納する筐体の内面によって形成されていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の空冷式リアクトル。
- 回路電圧が600V以上、定格電流が5〜100A、駆動周波数が500〜5kHzに設定されていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の空冷式リアクトル。
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