JP2011071190A - 多重変圧器装置 - Google Patents

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邦昭 長坂
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Abstract

【課題】多重変圧器の巻線等を効率よく冷却する。
【解決手段】多重変圧器装置は、鉄心15と、鉄心15の軸方向周りに巻き回された1次巻線16と、2次巻線群11と、整風板71と、を有する。2次巻線群11は、1次巻線16の径方向外側に巻き回されて形成される複数の2次巻線が、軸方向に互いに軸方向間隙51を保ちながら配列されている。整風板71の径方向内側端部が各2次巻線群11の外側面に、所定の径方向間隙55を保ちながら対向する。2次巻線群11を軸方向に沿って冷却用気体が流れるときに、冷却用気体の一部が径方向間隙55を流通する。
【選択図】図1

Description

本発明は、巻線が冷却用気体で冷却される多重変圧器装置に関する。
多重変圧器は、軸方向に延びる鉄心と、この鉄心を囲うように配置された巻線と、を有する。この巻線は、鉄心に絶縁片を介して巻かれる1次巻線と、この1次巻線に絶縁片を介して巻かれた複数の2次巻線が含まれる。これらの2次巻線は互いに軸方向間隙を保ちながら軸方向に配列されている。この多重変圧器は、1次巻線に入力される3相の交流電力を、各2次巻線それぞれに分配するように構成された変圧器である。
高電圧が作用する変圧器はサイズが大きく、鉄心や巻線の温度は高温になる。このため、空気等により巻線等を冷却するための冷却装置が必要となる。このような変圧器の冷却装置は、例えば特許文献1に開示されているように、巻線の外側に風洞を配置して冷却用の空気を流通させる方法等が知られている。
特開2000−232022号公報
ところが、上記のように構成された多重変圧器では、2次巻線同士の間に形成される軸方向間隙から冷却空気が流れてしまうため、冷却用空気が巻線を一様に流れないことがある。
冷却空気が一様に流れないと、巻線の温度、例えば表面温度に偏重し、表面温度が部分的に高くなることがある。このような温度上昇は、絶縁材等を劣化させるため、高温な箇所ほど絶縁性能が低下する場合がある。
一方、上記のような冷却装置の場合、風洞によって変圧器全面が覆われるため変圧器の外観等を容易に確認できないことが多い。
本発明は上述した課題を解決するためになされたものであり、その目的は、多重変圧器の巻線等を効率よく冷却することである。
上記目的を達成するための本発明に係る多重変圧器装置は、軸方向に延びる鉄心と、この鉄心の軸方向周りに巻き回されて形成される1次巻線と、前記1次巻線の径方向外側に巻き回されて形成される複数の2次巻線が軸方向に互いに軸方向間隙を保ちながら配列されて構成される複数の2次巻線群と、径方向内側端部が、少なくとも1つの前記2次巻線群の径方向外側面の少なくとも一部に、所定の径方向間隙を保ちながら対向するように配置された整風板と、を有し、前記各2次巻線群を軸方向に沿って冷却用気体が流れるときに、前記冷却用気体の一部が前記径方向間隙を流通するように構成されていること、を特徴とする。
本発明によれば、多重変圧器の巻線等を効率よく冷却することが可能になる。
本発明に係る多重変圧器装置の第1の実施形態の構成を示す概略正面図である。 図1のII-II矢視概略平断面図である。 図1のU相鉄心、U相1次巻線、およびU相2次巻線等の拡大平断面図である。 図1の第1U相2次巻線群および第2U相2次巻線群の概略立断面図である。 本発明に係る多重変圧器装置の第2の実施形態の構成を示す概略部分正面図である。
以下、本発明に係る多重変圧器装置の実施形態について、図面を参照して説明する。
[第1の実施形態]
本発明の多重変圧器装置に係る第1の実施形態について、図1〜図4を用いて説明する。図1は、本実施形態の多重変圧器装置の第1の実施形態の構成を示す概略正面図である。なお、図1では、多重変圧器100が設置される架台等の図示は省略している。
図2は、図1のII-II矢視概略平断面図である。図3は、図1のU相鉄心15、U相1次巻線16、およびU相2次巻線17等の拡大平断面図である。図4は、図1の第1U相2次巻線群21等の概略立断面図である。
先ず、本実施形態の多重変圧器装置の構成について説明する。
本実施形態の多重変圧器装置は、図1に示すように、設置台9の上に設置された筐体1と、この筐体1内に配置された多重変圧器(3相3重変圧器)100と、この筐体1の天井板2の外側に設けられたファン4と、筐体1の側板3に取り付けられた3つの整風板(第1整風板71、第2整風板72、第3整風板73)と、を有する。
筐体1は、側板3および天井板2等によって、多重変圧器がある空間と、外部とを仕切るように構成されている。この筐体1の側板3の下方には、外気を吸い込むための吸気口6が設けられている。図1の例では、図中の左右に側板3それぞれに吸気口6が設けられている。
ファン4の回転によって、吸気口6から外気を吸い込んで、当該外気が仕切り板7等によって筐体1の下方を流れて、この後に下方から上方に向かう流れを形成する。当該空気は、ファン4の上方に設けられた排気口5から排気される。すなわち、ファン4、吸気口6および排気口5等によって、吸気口6から吸い込まれた外気がファン4を通り抜けて排気口5から外部に排出されるように空気流路が形成されている。
次に、筐体1内に収容された多重変圧器の構成について説明する。本実施形態の多重変圧器は、3相(U相、V相、W相)で、3重の3相3重変圧器100である。
多重変圧器は、図2および図3に示すように、横断面が4隅にRが形成された略正方形で鉛直に延びる3つの鉄心、すなわちU相鉄心15、V相鉄心25、およびW相鉄心35を有する。以下のU相鉄心15に配置された巻線の構成について説明する。
U相鉄心15の外周面には、鉛直に延びる内側絶縁片82が周方向に互いに間隔をあけて複数(例えば4つ)取り付けられている。具体的には、図3に示すように、これらの内側絶縁片82は、U相鉄心15の横断面の4隅付近にそれぞれ取り付けられている。これらの内側絶縁片82の外周にU相1次巻線16が巻き回されている。このU相1次巻線16は、U相鉄心15の外周のほぼ全域を覆うように巻き回されている。また、隣り合う内側絶縁片82、U相鉄心15の外周面およびU相1次巻線16の内周面によって、内側通風路86が形成されている。この内側通風路86は、吸気口6から取り込んだ外気が流通可能に構成されている。
U相1次巻線16の外周面には、鉛直に延びる外側絶縁片81が周方向に互いに間隔をあけて4つ取り付けられている。これらの外側絶縁片81の外周面に、3つの2次巻線群、すなわち、第1U相2次巻線群11、第2U相2次巻線群12、および第3U相2次巻線群13が互いに鉛直方向に第1間隙51をあけて、配置される。
第1U相2次巻線群11は、図4に示すように、複数のU相2次巻線17によって構成されている。これらのU相2次巻線17それぞれは、鉛直方向に互いに第2間隙52をあけた状態で、各外側絶縁片81それぞれの外周面に巻き回されて取り付けられている。
また、隣り合う外側絶縁片81、U相1次巻線16の外周面および第1U相2次巻線17郡の内周面によって、外側通風路85が形成されている。この外側通風路85は、吸気口6から取り込んだ外気が流通可能に構成されている。
第2U相2次巻線群12および第3U相2次巻線群13も、第1U相2次巻線群11と同様に構成されている。
上記のように、U相鉄心15に、U相1次巻線16と、第1〜第3U相2次巻線群11、12、13が配置されて、3相のうちのU相に相当するU相3重変圧器10を構成している。
V相鉄心25は、U相鉄心15と同様に、内側絶縁片82が取り付けられて、内側絶縁片82の外側面にV相1次巻線26が巻き回されて取り付けられている。このV相1次巻線26の外側面に外側絶縁片81が取り付けられている。この外側絶縁片81の外周面には、3つのV相2次巻線群、すなわち、第1V相2次巻線群21、第2V相2次巻線群22、および第3V相2次巻線群23が互いに第1間隙51をあけて配置されている。これにより、3相のうちのV相に相当する3重変圧器を構成している。当該3重変圧器も、U相3重変圧器10と同様に、内部の内側通風路86および外側通風路85が形成されている。
また、W相鉄心35についても、U相およびV相と同様に、内側絶縁片82が取り付けられて、内側絶縁片82の外側面にW相1次巻線36が巻き回されて取り付けられている。このW相1次巻線36の外側面には、外側絶縁片81が取り付けられている。この外側絶縁片81の外周面には、3つのW相2次巻線37群、すなわち、第1W相2次巻線群31、第2W相2次巻線群32、および第3W相2次巻線群33が互いに第1間隙51をあけて配置されている。これにより、3相のうちのW相に相当する3重変圧器を構成している。当該W相3重変圧器30も、U相3重変圧器10およびV相3重変圧器20と同様に、内部の内側通風路86および外側通風路85が形成されている。
上記のようにU相鉄心15、V相鉄心25、およびW相鉄心35それぞれに巻線が配置されることによって、3相3重変圧器100が構成されている。
次に、整風板の構成について説明する。本実施形態では、上記の3重変圧器に対応するように第1整風板71、第2整風板72、および第3整風板73を有する。
第1整風板71は、筐体1の側板3それぞれに固定されて面が水平になるように配置された長方形状の板材で、第1U相2次巻線群11、第1V相2次巻線群21、および第1W相2次巻線群31が鉛直方向に同時に通り抜けることができる貫通孔78が形成されている。この貫通孔78は、第1整風板71が筐体1に固定されているときに、鉛直方向に開口し、水平方向が長手側になる略長方形状である。
この貫通孔78の内側面と、第1U相2次巻線群11、第1V相2次巻線群21および第1W相2次巻線群31それぞれの外側面との間には、図2に示すように、所定の水平方向間隙55が形成されている。この水平方向間隙55は、下方から上方に空気が流通可能である。
また、第1整風板71の貫通孔78の内側面は、第1U相2次巻線群11、第1V相2次巻線群21および第1W相2次巻線群31それぞれの上端よりも下方で且つ鉛直方向中央よりも上方で、対向するように配置されている。
第2整風板72は、第1整風板71と同じ形状で、第1整風板71の下方に互い平行に配置されている。第2U相2次巻線群12、第2V相2次巻線群22、および第2W相2次巻線群32それぞれと、第2整風板72との位置関係等は、第1整風板71および第1U相2次巻線群11等の位置関係と同じである。
第3整風板73は、第1整風板71と同じ形状で、第2整風板72の下方に互い平行に配置されている。第3U相2次巻線群13、第3V相2次巻線群23、および第3W相2次巻線群33それぞれと、第2整風板72との位置関係等は、第2整風板72および第2U相2次巻線群12等の位置関係と同じである。
続いて、本実施形態の冷却用空気の流れについて説明する。
ファン4が回転することによって、筐体1下方に形成された吸気口6から外気を吸い込む。吸気口6から吸い込まれた外気(冷却空気)は、先ず仕切り板7等に沿って流れて筐体1下方に流れ込む。筐体1下方を流れる冷却空気は、U相3重変圧器10、V相3重変圧器20、およびW相3重変圧器30それぞれに形成された内側通風路86および外側通風路85の内部を、上方に向かって流通する。
ここで、U相3重変圧器10に形成された内側通風路86および外側通風路85内を冷却空気が流れる状態について説明する。
U相鉄心15およびU相1次巻線16等によって形成される内側通風路86の流通する冷却空気は、U相鉄心15の下方から上方に沿ってほぼ直線的に流れて、U相鉄心15の上端からファン4に向かい、筐体1の外に流れ出る。このとき、当該冷却空気は、U相鉄心15やU相1次巻線16等を冷却しながら流通する。
第3U相2次巻線群13内に形成された外側通風路85に流入した冷却空気は、当該外側通風路85内を下方から上方に向かう流れと、上下に隣接するU相2次巻線17の間に形成される第2間隙52から第3U相2次巻線群13の外側に向かう流れが形成される。また、筐体1下方を流れる冷却空気は、第3U相2次巻線群13の外側を、下方から上方に向かう流れが形成される。
第3U相2次巻線群13の外側に流れ出た冷却空気は、ファン4による吸引によって、上方へ向かおうとする。この上方に向かう冷却空気は、第3整風板73および第3U相2次巻線群13によって形成される水平方向間隙55に流入する。これにより、第3U相巻線群の外側を流れる冷却空気は、絞れれて流速を速めて第3U相2次巻線群13の外周面に沿って流通する。
第3整風板73は、第3U相巻線群の外側面の比較的温度が高くなる部位と対向する位置に配置されているため、水平方向間隙55を冷却空気が流入することで、当該高温部が効率よく冷却される。
第3U相2次巻線17内に形成された外側通風路85を下方から上方に向かって流れる冷却空気は、第3U相2次巻線群13の上端および第2U相2次巻線群12の下端の間に形成される第1間隙51に流れ出る。当該第1間隙51に流れ出た冷却空気は、第2U相2次巻線群12内に形成される外側通風路85内に向かう流れと、第2U相2次巻線群12の外側に向かう流れが形成される。
このとき、圧力損失等から、当該第1間隙51に流れ出た冷却空気は、第2U相2次巻線群12の外側へ流れやすい。ここで、第2U相2次巻線群12の外側に流れ出た冷却空気は、第2整風板72および第2U相2次巻線群12によって形成される水平方向間隙55に流入する。
第2U相2次巻線17内に形成された外側通風路85内に流入して下方から上方に向かって流れる冷却空気は、第2U相2次巻線群12の上端および第1U相2次巻線群11の下端の間に形成される第1間隙51に流れ出る。この第1間隙51に流れ出た冷却空気は、第1U相2次巻線群11内に形成される外側通風路85内に向かう流れと、第1U相2次巻線群11の外側に向かう流れが形成される。
このときも、圧力損失等から、当該第1間隙51に流れ出た冷却空気は、第1U相2次巻線群11の外側へ流れやすい。ここで、第1U相2次巻線群11の外側に流れ出た冷却空気は、第1整風板71および第1U相2次巻線群11によって形成される水平方向間隙55に流入する。この水平方向間隙55を流通した冷却空気は、ファン4に向かって流れて筐体1の外へ排出される。
第2U相2次巻線群12内の外側通風路85内を流通して第1間隙51に流れ出た冷却空気は温度が上昇している。当該冷却空気は、第2整風板72および第1整風板71の間の空間で第1U相2次巻線群11の外側を流れている冷却空気と混ざり合って温度が低くなる。
当該空間で温度が低くなった当該冷却空気は、第1整風板71および第1U相2次巻線群11で形成される水平方向間隙55を流入することで、第1U相2次巻線群11の外側面の温度上昇を効率よく低減できる。
V相3重変圧器20およびW相3重変圧器30を流れる冷却空気は、上記のU相3重変圧器10における冷却空気の流れと同じである。
ここで、各整風板等によって形成される水平方向間隙55は、上記の通り、各2次巻線群の上端部よりも下方で、外側面の鉛直方向中央ようも上方の位置に配置されている。当該位置は、各2次巻線群の外側面の温度が比較的高い位置である。第1〜第3整風板71、72、73を取り付けることによって、各2次巻線群の高温部位に冷却空気を局所的に流すことができる。これにより、各2次巻線群の外側面の温度が平均化されて、局所的な温度上昇を抑制することが可能になる。
また、予め2次巻線群の外側面の表面温度を測定して、最も高温になる部位を把握して、当該部位に対向するように各整風板を配置してよい。各2次巻線群の外側面の温度がより均一化されて、冷却効率が向上する。
以上の説明からわかるように、本実施形態によれば、3相多重変圧器の巻線外側面の温度の偏重を抑制し、効率よく冷却することが可能になる。これにより、温度の偏りによる高温部の絶縁樹脂の劣化も抑制可能になる。
また、各2次巻線群の外側面を筐体1内から目視確認できるため、保守作業を効率よく行うことができる。
[第2の実施形態]
本発明の多重変圧器装置に係る第2の実施形態について、図5を用いて説明する。図5は、本発明に係る多重変圧器装置の第2の実施形態の構成を示す概略部分正面図である。なお、本実施形態は、第1の実施形態の変形例であって、第1の実施形態と同一部分または類似部分には、同一符号を付して、重複説明を省略する。
各2次巻線群それぞれは、下方よりも上方の温度が上昇する。一方、2次巻線群の上端付近では、第1間隙51や天井板2に近いため、比較的空気中に放熱しやすくなる。このため、本実施形態では、各整風板を、2次巻線群の上端から2次巻線群の鉛直方向長さLの1/3から1/4の間に設けている。図5では、第1整風板71の鉛直方向(厚み方向)の中央部と、第1U相2次巻線群11の上端部の鉛直方向長さを上記のように規定している。
これにより、第1の実施形態と同様の効果を得ることが可能になり、各2次巻線郡の温度の均一化を図ることができる。
[その他の実施形態]
上記実施形態の説明は、本発明を説明するための例示であって、特許請求の範囲に記載の発明を限定するものではない。また、本発明の各部構成は上記実施形態に限らず、特許請求の範囲に記載の技術的範囲内で種々の変形が可能である。
例えば、第1および第2の実施形態では、第1〜第3整風板71、72、73を配置しているが、これに限らない。例えば、第3U相2次巻線群13、第3V相2次巻線群23、および第3W相2次巻線群33それぞれの周囲を流れる冷却空気の温度は比較的低いこともある。この場合、局所的な温度上昇の程度が低いため、第3整風板73を配置しなくてもよい。
また、局所的な温度上昇が最も発生しすい第1U相2次巻線群11、第1V相2次巻線群21、および第1W相2次巻線群31に対応する第1整風板71のみを設けてもよい。
また、上記実施形態の第1〜第3整風板71、72、73は、それぞれ1枚の板で構成されているが、複数に分割してもよい。これにより、図示は省略しているが、変圧器の配線等との干渉しないように構成することができる。
また、各整風板71、72、73は、水平に取り付けられているがこれに限らない。例えば、冷却空気を上向きに流しやすいように、若干外側が下がるような傾斜にしてもよい。
1…筐体、2…天井板、3…側板、4…ファン、5…排気口、6…吸気口、7…仕切り板、9…設置台、10…U相3重変圧器、11…第1U相2次巻線群、12…第2U相2次巻線群、13…第3U相2次巻線群、15…U相鉄心、16…U相1次巻線、17…U相2次巻線、20…V相3重変圧器、21…第1V相2次巻線群、22…第2V相2次巻線群、23…第3V相2次巻線群、25…V相鉄心、26…V相1次巻線、27…V相2次巻線、30…W相3重変圧器、31…第1W相2次巻線群、32…第2W相2次巻線群、33…第3W相2次巻線群、35…W相鉄心、36…W相1次巻線、37…W相2次巻線、41…外側通風路、42…内側通風路、51…第1間隙51、52…第2間隙、55…水平方向間隙、71…第1整風板、72…第2整風板、73…第3整風板、78…貫通孔、81…外側絶縁片、82…内側絶縁片、85…外側通風路、86…内側通風路、100…多重変圧器(3相3重変圧器)

Claims (6)

  1. 軸方向に延びる鉄心と、
    この鉄心の軸方向周りに巻き回されて形成される1次巻線と、
    前記1次巻線の径方向外側に巻き回されて形成される複数の2次巻線が軸方向に互いに軸方向間隙を保ちながら配列されて構成される複数の2次巻線群と、
    径方向内側端部が、少なくとも1つの前記2次巻線群の径方向外側面の少なくとも一部に、所定の径方向間隙を保ちながら対向するように配置された整風板と、
    を有し、
    前記各2次巻線群を軸方向に沿って冷却用気体が流れるときに、前記冷却用気体の一部が前記径方向間隙を流通するように構成されていること、
    を特徴とする多重変圧器装置。
  2. 前記整風板は、前記2次巻線群の径方向外側面の周方向全域を、前記径方向間隙を保ちながら覆うように配置されていること、
    を特徴とする請求項1に記載の多重変圧器装置。
  3. 前記整風板は、前記2次巻線群の外周側面の軸方向中央よりも前記冷却用気体の下流側で、前記冷却用気体の下流側の端部よりも上流側に配置されていること、
    を特徴とする請求項1または請求項2に記載の多重変圧器装置。
  4. 前記鉄心は鉛直方向に延びるように配置されて、前記整風板は水平に配置されていること、を特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載の多重変圧器装置。
  5. 前記整風板を径方向外側から覆いながら前記整風板を固定可能に構成された筐体と、
    前記筐体に配置されて、前記冷却用気体を送風させるためのファンと、
    を有することを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか一項に記載の多重変圧器装置。
  6. 前記鉄心は、鉛直方向に延びて、互いに間隔をあけて3つ配置されて、
    前記各鉄心それぞれに、前記1次巻線および複数の前記2次巻線郡が配置されて、
    前記3つの鉄心それぞれがU相、V相およびW相に対応するように構成されていること、
    を特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか一項に記載の多重変圧器装置。
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