JP5839270B2 - 回転電機 - Google Patents
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Description
1は固定子であり、四角い箱形をした固定子フレーム2と、この固定子フレーム2内に収容され、軸方向に珪素鋼板をドーナツ状に積層すると共に径方向に冷却媒体9が通過する複数の通風ダクト11を形成した固定子鉄心3と、この固定子鉄心3の内径部の近傍に軸方向に形成したスロットに装着した固定子コイル4とから構成されている。
この構造では図10の軸方向断面図で示すように、固定子フレーム2の内側壁面と固定子鉄心押え板5の外周部との間に大きな隙間19が形成されている。
図1は本発明の第1実施形態に係る回転電機の構成図であり、回転電機の例として全閉内冷型両吸込通風型同期発電機を採り上げ、軸中心から上部の断面を示す。図2は図1のII−II断面矢視図であり、軸中心から下部も含む。
図1および図2において、1は固定子であり、四角い箱形をした固定子フレーム2と、この固定子フレーム2内に収容され、軸方向に珪素鋼板をドーナツ状に積層すると共に径方向に冷却媒体9が通過する複数の通風ダクト11を形成した固定子鉄心3と、この固定子鉄心3の内径部の近傍に軸方向に形成したスロットに装着した固定子コイル4とから構成されている。固定子鉄心3の両端は、後述する固定子鉄心押え板5Aによって挟持され、さらに固定子鉄心押え板5Aは図示しないスタッドによって一体的に締結されている。
次に本実施形態の作用効果について説明する。
軸流ファン8によって吸気口18より吸い込まれた冷却媒体9の大部分は、回転子6の界磁極相互間に形成された軸方向通風部10を流れて回転子6を冷却した後、さらに回転子6の自己通風遠心ファン効果により、固定子鉄心3の通風ダクト11内を流れて固定子コイル4を冷却した後、固定子鉄心3背面と固定子フレーム2間の空間部に吐出される。その後、冷却媒体9は固定子フレーム2の上部に設置された冷却媒体冷却器12によって冷却されたのち、風導ケース16内の通風路15から開口部14を通って再び固定子フレーム2内の吸気口18に戻る。
図3は本発明の第2実施形態に係る回転電機の構成図であり、回転電機の例として第1実施形態同様、全閉内冷型両吸込通風型同期発電機を採り上げ、軸中心から上部の断面を示す。図4は図3のIV−IV断面矢視図であり、軸中心から下部も図示している。
図3および図4において、図1または図2と同一部品又は同一部位については、対応する符号を付与して重複する説明は適宜省略する。
本実施形態が図1および図2で示した第1実施形態と相違する点は、固定子鉄心押え板5Bの形状および機能にある。
次に本実施形態の作用効果について説明する。
本実施形態は、第1実施形態の奏する作用効果に加えて、軸方向通風部10の手前で分流した冷却媒体9−2が第1実施形態の冷却媒体9−1のように固定子鉄心3、固定子鉄心押え板5Bおよび仕切板17で囲まれた空間部を還流せずに通風穴21から固定子鉄心3の背面の空間部に流れるため、第1実施形態の場合よりも固定子コイルエンド4Eの冷却を行うことができ、固定子コイルエンド4Eにおける発熱量の大きい機種に対し有効である。
図5は、本発明の第3実施形態に係る回転電機の構成図であり、回転電機の例として第1実施形態同様、全閉内冷型両吸込通風型同期発電機を採り上げ、軸中心から上部の断面を示す。図6は図5のVI−VI断面矢視図であり、軸中心から下部も図示している。
図5および図6において、図1ないし図4と同一部品又は同一部位については、対応する符号を付与して重複する説明は適宜省略する。
本実施形態が、図1ないし図4で示した第1実施形態や第2実施形態と相違する点は、固定子鉄心押え板5を図9および図10で示したものと同じ形状とし、固定子フレーム2の内側壁面と固定子鉄心押え板5の外周部との間の隙間19と同じ形状の防風板22を新たに用意し、この防風板22で隙間19を閉塞するようにしたことにある。その他の構成は図9および図10と同じなので説明は省略する。
次に本実施形態の作用効果について説明する。
本実施形態は、図9および図10で採用した固定子鉄心押え板5をそのまま採用し、さらに固定子フレーム2と固定子鉄心押え板5の間に新たに設けた防風板22で隙間19を閉塞するようにしたので冷却媒体9の挙動は、第1実施形態とほぼ同じである。
図7は、本発明の第4実施形態に係る回転電機の構成図であり、回転電機の例として第1実施形態同様、全閉内冷型両吸込通風型同期発電機を採り上げ、軸中心から上部の断面を示す。図8は図7のVIII−VIII断面矢視図であり、軸中心から下部も図示している。
図7および図8において、図5または図6と同一部品又は同一部位については、対応する符号を付与して重複する説明は適宜省略する。
本実施形態が図5および図6で示した第3実施形態と相違する点は、防風板22に通風穴23を設け、防風板22と仕切板17とで形成した空間部と、固定子鉄心3の背面の空間部とを通風穴23により連通させるようにしたことにある。その他の構成は図5および図6と同じなので説明は省略する。
次に本実施形態の作用について説明する。
本実施形態は、第3実施形態の奏する作用効果に加えて、軸方向通風部10の手前で分流した冷却媒体9−2が第3実施形態の冷却媒体9−1のように空間部を還流せずに通風穴23から固定子鉄心3の背面の空間部に流れるため、第3実施形態の場合よりも固定子コイルエンド4Eの冷却を行うことができる。従って、固定子コイルエンド4Eにおける発熱量の大きい機種に対し有効である。
なお、上記の実施形態では突極型同期機を例に挙げて説明したが、本発明の回転電機は突極型同期機に限られることはなく、固定子と回転子とから構成され、ファンを具備した回転電機であれば、機種、容量、型式の如何にかかわらず適用できることは勿論である。
Claims (4)
- 軸方向に珪素鋼板をドーナツ状に積層すると共に径方向に冷却媒体が通過する複数の通風ダクトを形成した固定子鉄心と、
前記固定子鉄心の内径部の近傍に軸方向に形成したスロットと、
前記スロットに装着し、前記固定子鉄心の軸方向両端部より突出するコイルエンドを有する固定子巻線とからなる固定子と、
前記固定子鉄心の軸方向両端部に設けられ、前記固定子鉄心を挟持する固定子鉄心押え板と、
前記固定子の内径側に空隙を介して回転自在にベースフレームに軸支される回転子と、
前記回転子の両軸端に設けられ冷却媒体を前記固定子および回転子に送風する軸流ファンと、
前記軸流ファンの送風によって前記固定子および回転子を冷却した冷却媒体を冷却する冷却媒体冷却器と、
前記冷却媒体冷却器で冷却された冷却媒体を前記軸流ファンの吸い込み側に誘導する固定子フレームとからなる回転電機において、
前記軸流ファンから送風される冷却媒体が前記固定子鉄心押え板と固定子フレームとの間の空隙を通過するのを制限するように前記両側の固定子鉄心押え板の外周部を前記固定子フレームに当接させると共に前記冷却媒体冷却器を前記両側の固定子鉄心押え板で保持し、前記各固定子鉄心押え板の下部の端縁が前記ベースフレームに載置固定されていることを特徴とする回転電機。 - 前記固定子鉄心押え板の固定子鉄心の外径部よりも外側部分に前記軸流ファンから送風される冷却媒体の一部が通過する複数の通風穴を設け、この一部の冷却媒体によって前記固定子巻線のコイルエンドを冷却することを特徴とする請求項1記載の回転電機。
- 軸方向に珪素鋼板をドーナツ状に積層すると共に径方向に冷却媒体が通過する複数の通風ダクトを形成した固定子鉄心と、
前記固定子鉄心の内径部の近傍に軸方向に形成したスロットと、
前記スロットに装着し、前記固定子鉄心の軸方向両端部より突出するコイルエンドを有する固定子巻線とからなる固定子と、
前記固定子鉄心の軸方向両端部に設けられ、前記固定子鉄心を挟持する固定子鉄心押え板と、
前記固定子の内径側に空隙を介して回転自在にベースフレームに軸支される回転子と、
前記回転子の両軸端に設けられ冷却媒体を前記固定子および回転子に送風する軸流ファンと、
前記軸流ファンの送風によって前記固定子および回転子を冷却した冷却媒体を冷却する冷却媒体冷却器と、
前記冷却媒体冷却器で冷却された冷却媒体を前記軸流ファンの吸い込み側に誘導する固定子フレームとからなる回転電機において、
前記軸流ファンから送風される冷却媒体が前記固定子鉄心押え板と固定子フレームとの空隙を通過するのを制限すると共に、前記冷却媒体冷却器を保持する防風板を前記固定子鉄心押え板に設け、前記各固定子鉄心押え板の下部の端縁が前記ベースフレームに載置固定されていることを特徴とする回転電機。 - 前記防風板に前記軸流ファンから送風される冷却媒体の一部が通過する複数の通風穴を設け、この一部の冷却媒体によって前記固定子巻線のコイルエンドを冷却することを特徴とする請求項3記載の回転電機。
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JP2011227963A JP5839270B2 (ja) | 2011-10-17 | 2011-10-17 | 回転電機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2011227963A JP5839270B2 (ja) | 2011-10-17 | 2011-10-17 | 回転電機 |
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JP2013090412A JP2013090412A (ja) | 2013-05-13 |
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Family Applications (1)
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JP2011227963A Active JP5839270B2 (ja) | 2011-10-17 | 2011-10-17 | 回転電機 |
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Families Citing this family (1)
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2011
- 2011-10-17 JP JP2011227963A patent/JP5839270B2/ja active Active
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