JP2010288392A - 回転電機冷却機構および回転電機 - Google Patents

回転電機冷却機構および回転電機 Download PDF

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Abstract

【課題】回転電機をより小さい空間に設置する。
【解決手段】回転電機のフレーム30には、吸込口31および吐出口32がそれぞれ1つずつ形成される。フレーム30内の冷却機構15は、循環ファン12を備え、第1の空気流通系統51と第2の空気流通系統52を含む。第1の空気流通系統51は、吸込口31から取り込まれた空気が、回転軸10に向かって下降し一方の軸受近傍を流れた後に半径方向間隙24に流入して軸方向に沿って流通し、半径方向溝を通り抜けて吐出口32から吐出される。第2の空気流通系統52は、吸込口31から取り込まれた空気が、回転軸10に向う途中で分岐されて、固定子20の外側を軸方向に流通した後に回転軸10に向かって流れ、もう一方の軸受近傍を流れた後に半径方向間隙24に流入し軸方向に流通し、半径方向溝を通り抜けて吐出口32から吐出される。
【選択図】図1

Description

本発明は、回転電機冷却機構およびこの機構を備えた回転電機に関する。
回転電機は、外気(空気)を吸い込んで機内を循環させることによって、回転電機内部を冷却するものがある。一般に、回転電機のフレームには、外気を吸い込むための開口部(吸込口)と、吸込口から吸い込まれた空気がフレーム内を循環した後に吐出されるための開口部(吐出口)が形成されている。
フレーム内に空気を循環させて、回転電機の内部を冷却する方法は、例えば特許文献1に開示されているように、回転電機内に設けられた冷却ファンによって外気(気体冷媒)を取り込んで回転電機内部を循環させる方法などが知られている。
特許第3047915号公報
吸込口から吸い込まれた空気は、先ず回転軸を支持する軸受を冷却する。この後に、回転子や固定子を冷却して、吐出口から吐出される。軸受は、少なくとも2つ、すなわち回転軸の負荷側および反負荷側それぞれに配置され、回転軸を支持している。
吸い込んだ空気によって2つの軸受それぞれを最初に冷却するためには、吸込口を少なくとも2つ設ける必要がある。この場合、回転電機のフレームには、2つの吸込口と、1つの吐出口とをあわせて、合計3つの開口部が形成される。
回転電機のフレームの外側には、各吸込口および吐出口それぞれに接続される配管設備が配置される。フレームに吸込口が2つ形成されている場合、例えば吸込口に接続される配管を分岐させる必要があるため、配管設備の構成が複雑になることがある。配管設備の構成が複雑になると、回転電機および配管設備等の付帯設備を設置するための空間をより広くする必要がある。
本発明は上述した課題を解決するためになされたものであり、その目的は、回転電機およびその付帯設備をより小さい空間に設置可能することである。
上記目的を達成するための本発明に係る回転電機冷却機構は、少なくとも2つの軸受で回転自在に支持されて水平に延びる回転軸と、前記2つの軸受の間に配置されて前記回転軸に固定されて前記回転軸周りを回転する回転子と、前記回転子と半径方向に所定の半径方向間隙を保ちながら前記回転子を半径方向外側から覆う中空円板状の複数の鋼鈑が軸方向に積層されてなる鋼鈑群と、前記半径方向間隙を保ちながら前記回転子を半径方向外側から覆う中空円板状で前記鋼鈑群に軸方向に隣接配置されて半径方向内側と外側とが連通する半径方向溝が複数形成された間隔板とが、軸方向に交互に積層するように形成された固定子と、を有する回転電機を気体媒体で冷却する回転電機冷却機構において、当該回転電機冷却機構は、前記固定子の一方の軸方向外側に開口し前記気体媒体を取り込み可能な吸込口と、前記固定子の他方の軸方向外側に開口し前記気体媒体を吐出する吐出口と、がそれぞれ1つずつ形成されて、少なくとも前記回転子および固定子を収容するように形成されたフレームと、前記吸込口から取り込んだ前記気体媒体が、前記フレーム内を循環して前記吐出口から排気されるように構成された循環ファンと、を有し、前記フレーム内に、前記吸込口から取り込まれた前記気体媒体の一部が、前記回転軸に向かって流通し、一方の前記軸受近傍を流れた後に前記半径方向間隙に流入し、前記半径方向間隙内を軸方向に沿って一方向に流通し、前記半径方向間隙から前記半径方向溝を通り抜けて前記吐出口から吐出される第1の気体媒体流通系統と、前記吸込口から取り込まれた前記気体媒体の一部が、前記回転軸に向う途中で分岐されて、前記固定子の半径方向外側を軸方向に沿って前記一方向に流通した後に前記回転軸に向かって流れ、もう一方の前記軸受近傍を流れた後に前記半径方向間隙に流入し、前記半径方向間隙内を軸方向に前記一方向と反対方向に流通し、前記半径方向間隙から前記半径方向溝を通り抜けて、前記第1の気体媒体流通系統と合流して前記吐出口から吐出される第2の気体媒体流通系統と、が形成されていることを特徴とする。
また、本発明に係る回転電機は、少なくとも2つの軸受で回転自在に支持されて水平に延びる回転軸と、前記2つの軸受の間に配置されて前記回転軸に固定されて前記回転軸周りを回転する回転子と、前記回転子と半径方向に所定の半径方向間隙を保ちながら前記回転子を半径方向外側から覆う中空円板状の複数の鋼鈑が軸方向に積層されてなる鋼鈑群と、前記半径方向間隙を保ちながら前記回転子を半径方向外側から覆う中空円板状で前記鋼鈑群に軸方向に隣接配置されて半径方向内側と外側とが連通する半径方向溝が複数形成された間隔板とが、軸方向に交互に積層するように形成された固定子と、前記固定子の一方の軸方向外側に開口し前記気体媒体を取り込み可能な吸込口と、前記固定子の他方の軸方向外側に開口し前記気体媒体を吐出する吐出口と、がそれぞれ1つずつ形成されて、少なくとも前記回転子および固定子を収容するように形成されたフレームと、前記吸込口から取り込んだ前記気体媒体が、前記フレーム内を循環して前記吐出口から排気されるように構成された循環ファンと、を有し、前記フレームは、前記吸込口から取り込まれた前記気体媒体の一部が、前記回転軸に向かって流通し、一方の前記軸受近傍を流れた後に前記半径方向間隙に流入し、前記半径方向間隙内を軸方向に沿って一方向に流通し、前記半径方向間隙から前記半径方向溝を通り抜けて前記吐出口から吐出される第1の気体媒体流通系統と、前記吸込口から取り込まれた前記気体媒体の一部が、前記回転軸に向う途中で分岐されて、前記固定子の半径方向外側を軸方向に沿って前記一方向に流通した後に前記回転軸に向かって流れ、もう一方の前記軸受近傍を流れた後に前記半径方向間隙に流入し、前記半径方向間隙内を軸方向に前記一方向と反対方向に流通し、前記半径方向間隙から前記半径方向溝を通り抜けて、前記第1の気体媒体流通系統と合流して前記吐出口から吐出される第2の気体媒体流通系統と、が形成されていることを特徴とする。
本発明によれば、回転電機およびその付帯設備をより小さい空間に設置することが可能になる。
本発明の第1の実施形態に係る回転電機の一部切欠の概略正面図である。 本発明の第2の実施形態に係る回転電機の一部切欠の概略正面図である。 本発明の第3の実施形態に係る回転電機の一部切欠の概略正面図である。
以下、本発明に係る回転電機の実施形態について、図面を参照して説明する。
[第1の実施形態]
本発明の回転電機に係る第1の実施形態について、図1を用いて説明する。図1は、本実施形態の回転電機の一部切欠の概略正面図である。
先ず、本実施形態の回転電機の構成について説明する。本実施形態の回転電機は、ほぼ水平に延びる回転軸10と、この回転軸10に固定されてその周りを回転する回転子11と、この回転子11を半径方向外側から覆うように固定配置された固定子20と、少なくとも固定子20および回転子11を収容するフレーム30を有する。このフレーム30と、フレーム30内の空気を循環させる循環ファン12等によって、回転電機を冷却する冷却機構が構成される。
回転軸10は、一方の端部が負荷に連結される。図1では負荷の図示は省略しているが、回転軸10の右方に負荷が連結される。また、回転軸10は、互いに間隔をあけてほぼ水平に、負荷側および反負荷側それぞれに配置された2つの軸受(図示せず)によって、回転自在に支持されている。回転子11は、回転軸10を半径方向外側から覆うように配置されている。
固定子20は、鋼鈑群21および間隔板22が軸方向に交互に積層するように構成されている。各鋼鈑群21は、中空円板状の鋼鈑が軸方向に複数積層されて構成される。複数の鋼鈑それぞれは、回転子11と半径方向に所定の半径方向間隙24を保ちながら半径方向外側から回転子11を覆うように形成される。間隔板22は、半径方向間隙24を保ちながら回転子11を半径方向外側から覆う中空円板状である。この間隔板22には、半径方向内側と外側を連通するように形成された複数の半径方向溝(図示せず)が、形成されている。半径方向間隙24および半径方向溝は、空気等の気体媒体が流通可能である。
フレーム30には、外気を取り込む吸込口31と、フレーム30内の空気を吐出する吐出口32とが、それぞれ1つずつ形成されている。吸込口31は、固定子20の反負荷側(図1の左側)の軸方向端部付近の上方で、ほぼ鉛直に開口されている。吐出口32は、固定子20の負荷側の軸方向端部付近の上方で、ほぼ鉛直に開口されている。
フレーム30内には、吸込口31から吸い込まれた空気が、固定子20の反負荷側端部を通って回転軸10に向かって下向きに流通可能な反負荷側空気流路33が形成されている。また、固定子20の上部には、固定子20の真上に形成された上昇流路36(後述)を挟んで両側に2つの水平流路35が形成されている。これらの水平流路35それぞれは、固定子20の半径方向外側(上方)を軸方向に沿って延びて、互いに平行である。また、これらの水平流路35それぞれの反負荷側は、反負荷側空気流路33と連通するように形成されている。一方、固定子20の負荷側には、2つの水平流路35それぞれの負荷側と連通された負荷側空気流路34が形成される。すなわち、反負荷側空気流路33および負荷側空気流路34は、水平流路35によって互いに連通されている。
また、フレーム30内には、固定子20の真上で且つ吸込口31および吐出口32の間に、循環ファン12が配置されている。一方、2つの水平流路35の間には、固定子20の上部から循環ファン12に向かって延びる上昇流路36が形成されている。循環ファン12は、循環ファン用モータ13により回転するファンであって、ほぼ鉛直に延びる回転軸の周りを回転する。この循環ファン12は、上昇流路36内を流通している空気を吸い込んで、吐出口32から吐出するように構成されている。
フレーム30内には、吐出口32から循環ファン12に向かって延びる吐出空気流路37が形成されている。この吐出空気流路37は、水平に延びた流路で、循環ファン12が吸い込んだフレーム30内の空気を吐出口32に向かって流通させるための流路である。
冷却機構は、フレーム30内に形成された2つの空気流通系統、すなわち第1の空気流通系統51および第2の空気流通系統52が含まれている。図1では、第1の空気流通系統51は、実線矢印で示し、第2の空気流通系統52は破線矢印で示している。
第1の空気流通系統51は、反負荷側に配置された軸受を優先して冷却する系統で、第2の空気流通系統52は、負荷側に配置された軸受を優先して冷却する系統である。以下に、第1の空気流通系統51および第2の空気流通系統52それぞれの空気の流れについて説明する。
第1の空気流通系統51では、先ず、吸込口31から取り込まれた空気の一部が、反負荷側流路内を回転軸10に向かって下降する。この後に、反負荷側の軸受近傍を流通して反負荷側の軸受を冷却する。
反負荷側の軸受近傍を流通した空気は、回転子11と固定子20との間に形成された半径方向間隙24に流入される。流入された空気は、半径方向間隙24内を軸方向に沿って反負荷側から負荷側に向かって、すなわち図1の左側から右側に向かって流通する。このとき、回転子11の半径方向外側表面や固定子20等は、この空気によって冷却される。
半径方向間隙24内を反負荷側から負荷側に向かって流通する空気は、間隔板22に形成された半径方向溝を通って上昇流路36に抜けて、循環ファン12に向かって上昇する。このとき、半径方向溝を流通する空気によって、固定子20が冷却される。上昇流路36を流れて循環ファン12に吸い込まれた空気は、吐出空気流路37を流れて吐出口32から吐出される。以上が、第1の空気流通系統51内の空気の流れである。
第2の空気流通系統52では、先ず、吸込口31から取り込まれた空気の一部が、反負荷側空気流路33を回転軸10に向かって下降する途中で分岐されて、2つの水平流路35それぞれに流れ込む。2つの水平流路35それぞれに流れ込んだ空気は、それぞれの水平流路35の内部を、反負荷側から負荷側に向かって、すなわち図1の左側から右側に向かって流通して、負荷側空気流路34に流れ込む。
負荷側空気流路34に流れ込んだ空気は、負荷側の軸受近傍を流通してこの軸受を冷却する。負荷側の軸受近傍を流通した空気は、半径方向間隙24に、負荷側から反負荷側の方向に、すなわち図1の左側から右側に向かって流入される。
半径方向間隙24内を負荷側から反負荷側に向かって流通する空気は、半径方向溝および上昇流路36を通り、循環ファン12に向かって上昇する。このとき、第1の空気流通系統51と合流する。ここで、回転子11および固定子20は、第1の空気流通系統51と同様に、この空気によって冷却される。循環ファン12に吸い込まれた空気は、吐出空気流路37を流れて吐出口32から吐出される。以上が、第2の空気流通系統52内の空気の流れである。
なお、水平流路35それぞれは、水平流路35を流通する空気が上昇流路36内の空気と熱交換されないように、断熱材等で水平流路35の壁面を覆ってもよい。
ここで、吸込口31近傍の反負荷側空気流路33、半径方向溝、および上昇流路36は、第1の空気流通系統51および第2の空気流通系統52において互いに共通の流路である。
また、反負荷側空気流路33内において、第1の空気流通系統51および第2の空気流通系統52に分岐される分岐部の流路断面が、ほぼ同じになるように形成しておくとよい。すなわち、2つの水平流路35それぞれと反負荷側空気流路33との連結部の流路面積が、反負荷側空気流路33において回転軸10に向かって真下に流れる流路面積と、ほぼ同じになるようにしておくとよい。このとき、整流板などを配置して、空気の流動抵抗などを低減しておくとよい。これにより、第1の空気流通系統51および第2の空気流通系統52それぞれの空気流量を、ほぼ同じにすることができ、負荷側および反負荷側それぞれの軸受を同じように冷却することが可能になる。
第1の空気流通系統51および第2の空気流通系統52それぞれの空気の流れは、循環ファン12によって発生する強制対流によるものである。なお、本実施形態の循環ファン12は、第1の空気流通系統51および第2の空気流通系統52それぞれの下流側に配置されて、これらの系統51、52内の空気を吸引するタイプのファンが用いられている。
以上の説明からわかるように、本実施形態によれば、1つの吸込口31から外気を吸い込んで、フレーム30内を循環させて1つの吐出口32から吐出させることが可能である。吸込口31および吐出口32がそれぞれ1箇所のみ形成されているため、回転電機に配置する冷却空気を供給するための配管設備の構成をより単純にすることができる。これにより、回転電機および配管設備等の回転電機用の付帯設備をより小さい空間に設置することが可能になる。
[第2の実施形態]
本発明に係る回転電機の第2の実施形態について、図2を用いて説明する。図2は、本実施形態の回転電機の一部切欠の概略正面図である。なお、本実施形態は、第1の実施形態の変形例であって、第1の実施形態と同一部分または類似部分には、同一符号を付して、重複説明を省略する。
本実施形態の循環ファン12は、吸込口31の上流側、すなわち、第1の空気流通系統51および第2の空気流通系統52それぞれの上流側に循環ファン12が配置されて、下流側に向かって空気を送り込むタイプのファンを用いている。この場合、上昇流路36と吐出空気流路37は直結されている。図2の例では、吸込口31は水平に開口されている。循環ファン用モータ13は、吸込口31付近でフレーム30の外側に配置されており、この循環ファン用モータ13の回転軸は水平に配置されている。
これにより、第1の実施形態と同様の効果が得られると共に、固定子20の上方のフレーム30内の構造をより簡素化することができる。
[第3の実施形態]
本発明に係る回転電機の第3の実施形態について、図3を用いて説明する。図3は、本実施形態の回転電機の一部切欠の概略正面図である。なお、本実施形態は、第1の実施形態の変形例であって、第1の実施形態と同一部分または類似部分には、同一符号を付して、重複説明を省略する。
本実施形態の循環ファン12は、回転軸10と共に回転する循環ファン12が、固定子20の軸方向両側、すなわち負荷側および反負荷側それぞれに配置されている。また、上昇流路36と吐出空気流路37は直結されている。
これら2つの循環ファン12それぞれが回転することによって、吸込口31付近の空気を吸引して、第1および第2の空気流通系統51、52それぞれを流通させる。それぞれの循環ファン12に吸引された空気は、半径方向間隙24に軸方向両側から流入される。負荷側および反負荷側それぞれから半径方向間隙24に流し込まれた空気は、半径方向溝を通って上昇流路36で合流して、吐出口から吐出する。
これにより、第1の実施形態と同様の効果が得られる。また、循環ファン用モータ13が不要になるため、固定子20の上方のフレーム30内の構造をより簡素化することができる。
[その他の実施形態]
上記実施形態の説明は、本発明を説明するための例示であって、特許請求の範囲に記載の発明を限定するものではない。又、本発明の各部構成は上記実施形態に限らず、特許請求の範囲に記載の技術的範囲内で種々の変形が可能である。
例えば、第1の実施形態では、吸込口31および吐出口32が鉛直に開口しているが、これに限らない。例えば、水平に開口するように形成されてもよい。この場合、循環ファン12を真横に配置して、フレーム30内の空気を吸引するとよい。
また、吸込口31と吐出口32とを軸方向に反対側に形成してもよい。
10…回転軸、11…回転子、12…循環ファン、13…循環ファン用モータ、20…固定子、21…鋼鈑群、22…間隔板、24…半径方向間隙、30…フレーム、31…吸込口、32…吐出口、33…反負荷側空気流路、34…負荷側空気流路、35…水平流路、36…上昇流路、37…吐出空気流路、51…第1の空気流通系統、52…第2の空気流通系統

Claims (7)

  1. 少なくとも2つの軸受で回転自在に支持されて水平に延びる回転軸と、
    前記2つの軸受の間に配置されて前記回転軸に固定されて前記回転軸周りを回転する回転子と、
    前記回転子と半径方向に所定の半径方向間隙を保ちながら前記回転子を半径方向外側から覆う中空円板状の複数の鋼鈑が軸方向に積層されてなる鋼鈑群と、前記半径方向間隙を保ちながら前記回転子を半径方向外側から覆う中空円板状で半径方向内側と外側とが連通する半径方向溝が複数形成された間隔板とが、軸方向に交互に積層するように形成された固定子と、
    を有する回転電機を気体媒体で冷却する回転電機冷却機構において、
    当該回転電機冷却機構は、
    前記固定子の一方の軸方向外側に開口し前記気体媒体を取り込み可能な吸込口と、前記固定子の他方の軸方向外側に開口し前記気体媒体を吐出する吐出口と、がそれぞれ1つずつ形成されて、少なくとも前記回転子および固定子を収容するように形成されたフレームと、
    前記吸込口から取り込んだ前記気体媒体が、前記フレーム内を循環して前記吐出口から排気されるように構成された循環ファンと、
    を有し、
    前記フレーム内に、
    前記吸込口から取り込まれた前記気体媒体の一部が、前記回転軸に向かって流通し、一方の前記軸受近傍を流れた後に前記半径方向間隙に流入し、前記半径方向間隙内を軸方向に沿って一方向に流通し、前記半径方向間隙から前記半径方向溝を通り抜けて前記吐出口から吐出される第1の気体媒体流通系統と、
    前記吸込口から取り込まれた前記気体媒体の一部が、前記回転軸に向う途中で分岐されて、前記固定子の半径方向外側を軸方向に沿って前記一方向に流通した後に前記回転軸に向かって流れ、もう一方の前記軸受近傍を流れた後に前記半径方向間隙に流入し、前記半径方向間隙内を軸方向に前記一方向と反対方向に流通し、前記半径方向間隙から前記半径方向溝を通り抜けて、前記第1の気体媒体流通系統と合流して前記吐出口から吐出される第2の気体媒体流通系統と、
    が形成されていることを特徴とする回転電機冷却機構。
  2. 前記第2の気体媒体流通系統は、それぞれが前記固定子の半径方向外側を軸方向に沿って互いに平行に流通する2つの水平流路を含み、
    これら2つの水平流路の間には、前記半径方向溝を通り抜けた前記気体媒体が前記循環ファンに向かう上昇流路が形成されていること、
    を特徴とする請求項1に記載の回転電機冷却機構。
  3. 前記循環ファンは、前記フレーム内で前記固定子の真上に配置されて、鉛直に延びる鉛直軸の周りを回転し、前記気体媒体を前記第1の気体媒体流通系統または前記第2の気体媒体流通系統を流通した前記気体媒体を吸い込んで、前記吐出口から吐出するように構成されていること、を特徴とする請求項1または請求項2に記載の回転電機冷却機構。
  4. 前記フレームは、前記吸込口が前記循環ファンに軸方向に隣接する位置で上方に開口するように形成されて、前記吐出口が軸方向に前記循環ファンを挟んで前記吸込口と反対側の位置で上方に開口するように形成されていること、を特徴とする請求項3に記載の回転電機冷却機構。
  5. 前記循環ファンは、前記フレーム内で前記吸込口近傍に配置されて、水平に延びる水平軸の周りを回転し、前記気体媒体を吸い込んで、前記気体媒体を前記第1の気体媒体流通系統または前記第2の気体媒体流通系統に流し込んで、前記吐出口から吐出するように構成されていること、を特徴とする請求項1または請求項2に記載の回転電機冷却機構。
  6. 前記循環ファンは、前記固定子の軸方向両側それぞれに前記回転軸と共に回転するように配置されて、
    それぞれの循環ファンは、前記吸込口から前記気体媒体を吸い込んだ前記気体媒体を、前記半径方向間隙に軸方向両側それぞれから流し込んだ後に、吐出口から吐出するように構成されていること、
    を特徴とする請求項1または請求項2に記載の回転電機冷却機構。
  7. 少なくとも2つの軸受で回転自在に支持されて水平に延びる回転軸と、
    前記2つの軸受の間に配置されて前記回転軸に固定されて前記回転軸周りを回転する回転子と、
    前記回転子と半径方向に所定の半径方向間隙を保ちながら前記回転子を半径方向外側から覆う中空円板状の複数の鋼鈑が軸方向に積層されてなる鋼鈑群と、前記半径方向間隙を保ちながら前記回転子を半径方向外側から覆う中空円板状で半径方向内側と外側とが連通する半径方向溝が複数形成された間隔板とが、軸方向に交互に積層するように形成された固定子と、
    前記固定子の一方の軸方向外側に開口し前記気体媒体を取り込み可能な吸込口と、前記固定子の他方の軸方向外側に開口し前記気体媒体を吐出する吐出口と、がそれぞれ1つずつ形成されて、少なくとも前記回転子および固定子を収容するように形成されたフレームと、
    前記吸込口から取り込んだ前記気体媒体が、前記フレーム内を循環して前記吐出口から排気されるように構成された循環ファンと、
    を有し、
    前記フレームは、
    前記吸込口から取り込まれた前記気体媒体の一部が、前記回転軸に向かって流通し、一方の前記軸受近傍を流れた後に前記半径方向間隙に流入し、前記半径方向間隙内を軸方向に沿って一方向に流通し、前記半径方向間隙から前記半径方向溝を通り抜けて前記吐出口から吐出される第1の気体媒体流通系統と、
    前記吸込口から取り込まれた前記気体媒体の一部が、前記回転軸に向う途中で分岐されて、前記固定子の半径方向外側を軸方向に沿って前記一方向に流通した後に前記回転軸に向かって流れ、もう一方の前記軸受近傍を流れた後に前記半径方向間隙に流入し、前記半径方向間隙内を軸方向に前記一方向と反対方向に流通し、前記半径方向間隙から前記半径方向溝を通り抜けて、前記第1の気体媒体流通系統と合流して前記吐出口から吐出される第2の気体媒体流通系統と、
    が形成されていることを特徴とする回転電機。
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