JP2016220496A - ガス絶縁機器 - Google Patents

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真澄 中楯
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慧 小川
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Hiroshi Takao
浩史 高尾
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元晴 椎木
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Abstract

【課題】導体及び絶縁ガスをより良好に冷却することが可能なガス絶縁機器を提供する。【解決手段】実施形態によれば、ガス絶縁機器1は、電力系統の電気回路を構成する導体5と、当該導体5を収容可能な内部空間12が形成されており、当該内部空間12に絶縁ガスが所定の圧力で充填される容器10と、当該容器10より外側に設けられており、外気との間で熱交換を行うことにより内部空間12からの絶縁ガスを冷却する冷却器20とを有している。容器10には、内部空間12からの絶縁ガスを冷却器20に向けて取り入れる取入口21と、冷却器20により冷却された絶縁ガスを内部空間12に供給する供給口27が、形成されている。ガス絶縁機器1は、取入口21から取り入れた絶縁ガスを当該冷却器20により冷却し、冷却された絶縁ガスを供給口27から内部空間12に供給する。【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、導体を収容する容器内に絶縁ガスが充填されるガス絶縁機器に関する。
電力系統の電気回路を構成する導体を収容する容器(いわゆるエンクロージャ)を有し、当該導体の絶縁及び冷却を行う絶縁ガスが当該容器内に充填される機器(以下、ガス絶縁機器と記す)がある。絶縁ガスには、六フッ化硫黄(SF)や窒素、二酸化炭素、乾燥空気等が用いられる。ガス絶縁機器には、例えば、ガス絶縁母線(例えば、特許文献1参照)等がある。
このようなガス絶縁機器は、変電所等における設置面積をより小さくするために、外形寸法をよりコンパクトなものにすることが求められている。容器の寸法や導体の寸法をより小さくすると、導体と容器の内壁との距離が短くなるため、導体と容器との間における電気絶縁性能が低下する。また、容器の表面積や導体の表面積を小さくすると、導体及び容器の放熱性能も低下する。
なお、特許文献1には、導体や絶縁ガスの温度上昇を抑制するために、上述した容器のフランジ同士を、絶縁スペーサ及び導電性部材を介在させて接続する技術が提案されている。
特開2011−83099号公報
このようなガス絶縁機器は、その導体や、これを収容する容器の断面が、図9(a)に示すように、円形をなしている場合がある。容器内に封入されている絶縁ガスは、図9(a)に矢印で示すように、高温の導体からの熱を受けて容器内を上昇する。導体より鉛直方向上側に流動した絶縁ガスは、容器の内面に沿って下降し、導体の鉛直方向下側に流動して、再び導体により熱せられる。
容器は、その内部を循環する絶縁ガスからの熱を受けて温度が上昇する。温度が上昇した容器は、その外側にある外気に対して熱を放出する。図9(a)に破線矢印で示すように、容器の外側にある外気には、容器の外面に沿って鉛直方向上側に向かう流れが形成される。容器のうち導体より鉛直方向上側の部分より、さらに鉛直方向上側には、上昇する外気の流れ(以下、上昇流と記す)が形成される。図9(b)に示すように容器の径が、約600mmである場合、上昇流の幅は、100mm以下であった。
このようなガス絶縁機器においては、導体と容器との間の電気絶縁性を確保する必要がある。このため、容器の内側や導体に放熱用のフィン等を設けることはできない。また、容器の外側に放熱用のフィン等を設けることは、製造性やコストの観点で問題がある。ガス絶縁機器には、容器の外形寸法を抑制すると共に、容器内の絶縁ガスの熱をより効率よく外気に伝達して絶縁ガスの冷却を行う技術が要望されている。
本発明の実施形態は、上記事情に鑑みてなされたものであって、導体及び絶縁ガスをより良好に冷却することが可能なガス絶縁機器を提供することを目的とする。
上述の目的を達成するため、本発明の実施形態のガス絶縁機器は、電力系統の電気回路を構成する導体と、当該導体を収容可能な内部空間が形成されており、当該内部空間に絶縁ガスが所定の圧力で充填される容器と、当該容器より外側に設けられており、外気との間で熱交換を行うことにより前記内部空間からの絶縁ガスを冷却する冷却器と、を備え、前記容器には、前記内部空間からの絶縁ガスを前記冷却器に向けて取り入れる取入口と、前記冷却器により冷却された絶縁ガスを前記内部空間に供給する供給口が、形成されており、前記取入口から取り入れた絶縁ガスを当該冷却器により冷却し、冷却された絶縁ガスを前記供給口から前記内部空間に供給することを特徴とする。
第1の実施形態のガス絶縁機器の構成を示す断面図であり、冷却器及び各種の配管については、模式的に示している。 第1の実施形態のガス絶縁機器の構成を示す斜視図であり、部分的に容器と導体の内部を示している。 第1の実施形態のガス絶縁機器のうち冷却器の構成を示す斜視図である。 第1の実施形態の変形例の冷却器の構成を示す斜視図である。 第1の実施形態の変形例のガス絶縁機器の構成を示す断面図であり、冷却器及び各種の配管については、模式的に示している。 第2の実施形態のガス絶縁機器の構成を示す断面図であり、冷却器及び各種の配管については、模式的に示している。 第3の実施形態のガス絶縁機器の構成を示す断面図であり、冷却器及び各種の配管については、模式的に示している。 第4の実施形態のガス絶縁機器の構成を示す縦断面図であり、隣り合う容器同士の接続部を示している。 容器の内部空間に充填されている絶縁ガスと容器の周囲にある外気の流動方向及び温度分布を説明する断面図であり、(a)は、絶縁ガス及び外気の流動方向を、(b)は、絶縁ガス及び外気の温度分布を示している。
以下に、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。なお、以下に説明する実施形態により、本発明が限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。
〔第1の実施形態〕
第1の実施形態のガス絶縁機器の構成について図1〜図4を用いて説明する。図1は、本実施形態のガス絶縁機器の構成を示す断面図であり、冷却器及び各種の配管については、模式的に示している。図2は、本実施形態のガス絶縁機器の構成を示す斜視図であり、部分的に容器と導体の内部を示している。図3は、本実施形態のガス絶縁機器のうち冷却器の構成を示す斜視図である。図4は、本実施形態の変形例の冷却器の構成を示す斜視図である。
図1及び図2に示すように、本実施形態のガス絶縁機器1は、電力系統の電気回路、いわゆる主回路を構成する導体5を有している。導体5は、略円筒状をなしており、所定の方向に延びている。導体5の軸心を図1に点Aで示し、図2に一点鎖線Aで示す。導体5が延びている方向を、以下に「軸方向」と記す。導体5は、電力系統の電流、いわゆる高圧電流が流れることにより、ジュール熱が生じて高温となる。なお、当該軸方向と直交する方向を、以下に「径方向」と記す。
ガス絶縁機器1は、当該導体5を収容する容器10を有している。容器10は、導体5の径方向外側を囲うよう構成されている。容器10は、エンクロージャ(enclosure)とも称される。ガス絶縁機器1は、例えば、ガス絶縁開閉装置やガス絶縁母線の少なくとも一部を構成するものである。
本実施形態において、容器10は、略円筒状をなしており、軸方向に延びている。本実施形態において、容器10は、導体5と同軸に設けられており、容器10の軸心は、導体5の軸心Aと一致している。本実施形態の容器10及び導体5は、ほぼ水平方向に延びている。
なお、以下の説明において、導体5及び容器10の軸心Aが延びている方向を単に「軸方向」と記し、軸心Aを各図に点A又は一点鎖線Aで示す。当該軸心Aと直交する方向を単に「径方向」と記す。また、鉛直方向のうち上側を「鉛直方向上側」と記して図に矢印Uで示し、下側を「鉛直方向下側」と記して図に矢印Dで示す。
容器10は、アルミ合金等の金属で構成された金属容器である。本実施形態において、容器10は、地面(図示せず)から鉛直方向上側に所定の距離をあけて配置されており、電気的に接地(アース)されている。容器10は、接地タンクとも称される。容器10及び導体5は、水平方向に延びている。すなわち容器10及び導体5の軸方向は、水平方向のうち所定の方向である。
容器10の内側には、導体5を収容する空間(以下、内部空間と記す)12が形成されている。内部空間12を画定する内壁を符号10aで示す。内部空間12には、所定の圧力で絶縁媒体としてのガス(以下、絶縁ガスと記す)が充填される。絶縁ガスには、例えば、六フッ化硫黄(SF)のガスが用いられる。内部空間12には、絶縁ガスが所定の圧力(例えば、0.6MPa)で充填されて密閉される。容器10は、圧力容器とも称される。内部空間12にある絶縁ガスは、導体5が発したジュール熱を受けて温度が上昇する。
導体5により熱せられて比較的高温となった内部空間12の絶縁ガスには、例えば図9(a)に一点鎖線矢印で示すように、導体5の外壁5cに沿って鉛直方向上側に向かう流れが形成される。当該流れは、容器10のうち導体5より鉛直方向上側の部分(以下、上側部分と記す)10eに衝突して向きを変える。これにより、内部空間12には、内壁10aに沿って鉛直方向下側に向かう絶縁ガスの流れが形成される。内部空間12のうち導体5の近傍にある絶縁ガスには、再び鉛直方向上側に向かう流れが形成される。図9(a)に示すように、絶縁ガスが容器10の内部空間12を継続的に循環すると、温度が上昇して高温となる。
そこで、本実施形態のガス絶縁機器1においては、内部空間12において高温となった絶縁ガスを冷却する熱交換器(以下、冷却器と記す)20が、容器10より外側に設けられている。本実施形態において、冷却器20は、外気と絶縁ガスとの間において熱交換を行う、いわゆる空冷の熱交換器である。冷却器20は、絶縁ガスの熱を外気に伝達することより、内部空間12から導入された絶縁ガスを冷却する。冷却器20の詳細な構成については、後述する。
容器10には、内部空間12から高温の絶縁ガスを冷却器20に向けて取り入れる開口(以下、取入口と記す)21が形成されている。取入口21は、導体5より鉛直方向上側に配置されている。すなわち取入口21は、容器10のうち鉛直方向上側の部分(以下、上側部分と記す)10eに形成されている。
本実施形態において、取入口21は、容器10の軸心Aを含み且つ鉛直方向に延びている平面(図1に二点鎖線P1で示す)上に配置されている。すなわち、取入口21は、容器10と同軸に設けられた導体5の鉛直方向上側に配置されている。
また、容器10には、冷却器20により冷却された絶縁ガスを内部空間12に供給する開口(以下、供給口と記す)27が形成されている。供給口27は、容器10のうち取入口21より鉛直方向下側に配置されており、且つ冷却器20より鉛直方向下側に配置されている。
本実施形態において、供給口27は、容器10の軸心Aを含み且つ水平方向に延びている平面(図1に二点鎖線P2で示す)上に配置されている。すなわち、供給口27は、容器10と同軸に設けられた導体5の水平方向外側に配置されている。
なお、水平方向のうち、上述した軸方向と直交する方向を、特に「横断方向」と記して図に矢印H1で示す。すなわち、本実施形態の供給口27は、導体5の横断方向外側に配置されている。
本実施形態において、冷却器20は、取入口21より鉛直方向上側に配置されており、図2に示すように、外形が軸方向に長い形状をなしている。また、冷却器20は、図1に示すように、容器10の軸心Aを含み且つ鉛直方向に延びている平面(図1に二点鎖線P1で示す)から横断方向外側に所定の距離(図1に寸法Fで示す)をあけて配置されている。当該所定の距離は、容器10の外径が例えば600mmである場合、50mm以上であることが好ましい。
このように冷却器20を配置することにより、図9(b)で示すように、容器10の上側部分10eの鉛直方向上側に、横断方向の幅が約100mmの比較的高温の外気の上昇流が形成されても、当該上昇流が冷却器20に触れることを抑制することができ、冷却器20の冷却性能の低下を抑制することができる。
次に、本実施形態のガス絶縁機器1のうち、容器10に形成された取入口21及び供給口27と冷却器20とを接続する配管の構成について図1及び図2を用いて説明する。
ガス絶縁機器1は、絶縁ガスを取入口21から冷却器20に導く配管(以下、取入配管と記す)22と、冷却器20により冷却された絶縁ガスを供給口27に導く配管(以下、供給配管と記す)26とを有している。なお、各図において、絶縁ガスの流動方向を一点鎖線矢印で示している。
取入配管22は、取入口21から冷却器20に延びており、取入口21から取り入れた絶縁ガスを冷却器20に導く。図1及び図2に示すように、本実施形態の取入配管22は、取入口21から鉛直方向上側に延びている部分(以下、上側延伸部と記す)22eと、当該上側延伸部22eから横断方向外側に延びている部分(以下、外側延伸部と記す)22cと、当該外側延伸部22cから軸方向を冷却器20に向けて延びている部分(以下、軸方向延伸部と記す)22a(図2参照)を有している。
このように構成された取入配管22は、内部空間12から取入口21に流入した高温の絶縁ガスを、上側延伸部22e、外側延伸部22c及び軸方向延伸部22aを通して、冷却器20に導く。
供給配管26は、冷却器20から供給口27に延びており、冷却器20により冷却された絶縁ガスを供給口27に導く。供給配管26は、冷却器20から軸方向に延びている部分(以下、軸方向延伸部と記す)26aと、当該軸方向延伸部26aから横断方向外側に延びている部分(以下、外側延伸部と記す)26cと、当該外側延伸部26cから鉛直方向下側に延びている部分(以下、下側延伸部と記す)26eと、当該下側延伸部26eから横断方向内側に供給口27に向けて延びている部分(以下、内側延伸部と記す)26fを有している。
このように構成された供給配管26は、冷却器20により冷却された低温の絶縁ガスを、軸方向延伸部26a、外側延伸部26c及び下側延伸部26e及び内側延伸部26fを通して供給口27から内部空間12に導く。
次に、本実施形態の冷却器20の詳細な構成について、図3を用いて説明する。冷却器20は、取入配管22の軸方向延伸部22aからの絶縁ガスの流れを複数の流れに分ける管(以下、分岐管と記す)23と、複数の流れを一つの流れに集合させる管(以下、集合管と記す)25とを有している。
加えて、冷却器20は、内部を貫流する絶縁ガスを冷却する管(以下、冷却管と記す)24を複数(4つ)有している。本実施形態において、冷却管24は、取入配管22の軸方向延伸部22aと供給配管26の軸方向延伸部26aとの間に設けられており、本実施形態においては、上述した分岐管23と集合管25との間に並列に接続されている。各冷却管24は、水平方向のうち図に矢印H1で示す横断方向と直交する方向、すなわち導体5及び容器10の軸方向に延びている。
これら冷却管24には、複数のフィン28が軸方向に配列されている。各フィン28は、板状をなしており、鉛直方向(図に矢印U及び矢印Dで示す)を含む方向に広がっている。本実施形態において、フィン28は、帯状をなしており、複数の冷却管24が配列される方向、すなわち横断方向(図に矢印H1で示す)に延びている。すなわち、フィン28は、鉛直方向及び横断方向に広がっている。
各フィン28は、4つの冷却管24と結合されており、絶縁ガスからの熱がこれら冷却管24を介して伝達される。フィン28は、絶縁ガスからの熱を外気に放出する。フィン28の周囲にある外気には、図に破線矢印で示すように、鉛直方向上側に向けて流れる。フィン28は、鉛直方向を含む方向に広がっているので、フィン28からの熱を受けて上昇する外気の流れを、当該フィン28が妨げることがなく、冷却器20の冷却性能を良好なものにすることができる。
次に、本実施形態のガス絶縁機器1における絶縁ガスの流れと、その作用について図1〜図4を用いて説明する。
図2に示すように、本実施形態のガス絶縁機器1において、容器10の内部空間12において導体5及び容器10により熱せられて高温となった絶縁ガスは、内部空間12を鉛直方向上側に流動して、上側部分10eに形成された取入口21から取入配管22に流入する。取入配管22に流入した絶縁ガスは、上側延伸部22e、外側延伸部22c及び軸方向延伸部22aを通って冷却器20に流入する。
冷却器20は、外気と絶縁ガスとの間で熱交換を行って絶縁ガスの熱を外気に伝達することにより、絶縁ガスを冷却する。詳細には、図3に示すように、冷却管24の内部を貫流する絶縁ガスの熱が、フィン28を介して外気に伝達される。これにより、冷却器20は、冷却管24を貫流する絶縁ガスの温度を低下させる。
冷却器20において冷却されて密度が大きくなった絶縁ガスは、供給配管26を供給口27に向けて鉛直方向下側に流れる。絶縁ガスは、供給配管26の軸方向延伸部26a、外側延伸部26c、下側延伸部26e及び内側延伸部26fを通って、供給口27から、再び内部空間12に供給される。
以上に説明したように本実施形態のガス絶縁機器1は、電力系統の電気回路を構成する導体5と、当該導体5を収容可能な内部空間12が形成されており、当該内部空間12に絶縁ガスが所定の圧力で充填される容器10と、当該容器10より外側に設けられており、外気との間で熱交換を行うことにより内部空間12からの絶縁ガスを冷却する冷却器20とを有している。容器10には、内部空間12からの絶縁ガスを冷却器20に向けて取り入れる取入口21と、冷却器20により冷却された絶縁ガスを内部空間12に供給する供給口27が、形成されている。ガス絶縁機器1は、取入口21から取り入れた絶縁ガスを当該冷却器20により冷却し、冷却された絶縁ガスを供給口27から内部空間12に供給するものとした。
ガス絶縁機器1は、絶縁ガスの温度変化による自然対流を利用して、内部空間12において導体5により熱せられた高温の絶縁ガスを冷却器20に導くと共に、冷却された絶縁ガスを再び内部空間12に供給する。本実施形態によれば、絶縁ガスの自然対流により、容器10の内部空間12と冷却器20との間で絶縁ガスを循環させて、導体5を良好に冷却することができる。
なお、本実施形態の冷却器20において、各フィン28は、複数の冷却管24からの熱が伝達されるものとしたが、本発明に係る冷却器は、この態様に限定されるものではない。フィン28は、鉛直方向及び水平方向に広がるものであれば良い。
例えば、図4に示す変形例の冷却器20Bのように、取入配管22の軸方向延伸部22aと、供給配管26の軸方向延伸部26aが、単数の冷却管24Bを介して接続されており、当該冷却管24Bには、外側に突出する円板状のフィン28Bが複数配列されているものとしても良い。
また、本実施形態のガス絶縁機器1において、容器10は、金属製であるものとしたが、本発明に係る容器は、この態様に限定されるものではない。本発明に係る容器は、導体を収容可能な内部空間が形成されており、当該内部空間に絶縁ガスが充填されるものであれば良い。
例えば、図5に示す変形例のガス絶縁機器1Cのように、容器10Cは、内部に内部空間12が形成されている金属製の容器本体11と、容器本体11の外側を囲う保護用部材14から構成されることも好適である。保護用部材14は、シート状をなしており、繊維や金属で構成されている。なお、保護用部材14は、内部空間12の圧力上昇により容器本体11が破壊されたときに破片が周囲に飛散することを防止可能である。なお、容器本体11と密着させて設けた場合には、容器本体11を補強することが可能である。
このように構成された変形例のガス絶縁機器1Cは、当該容器本体11から外気への放熱が保護用部材14により妨げられる。しかし、内部空間12にある絶縁ガスは、容器10Cの外側にある冷却器20より冷却されて、再び内部空間12に供給されるので、当該冷却された絶縁ガスにより導体5及び容器本体11を良好に冷却することができる。
本実施形態のガス絶縁機器においては、取入口21は、容器10のうち導体5より鉛直方向上側に配置されており、冷却器20は、当該取入口21より、さらに鉛直方向上側に配置されている。一方、供給口27は、冷却器20より鉛直方向下側であって、且つ取入口21より鉛直方向下側に配置されている。このように、取入口21、冷却器20、及び供給口27を配置すると共に、取入口21と冷却器20との間に取入配管22等の流路を設け、且つ冷却器20と供給口27との間に供給配管26等の流路を設けることにより、絶縁ガスの自然対流を利用して、内部空間12にある絶縁ガスを冷却器20に送ることができる。
なお、本実施形態において、冷却器20は、取入口21より鉛直方向上側に配置されているものとしたが、本発明に係る冷却器は、この態様に限定されるものではない。冷却器は、容器10より外側であれば、任意の位置に配置することができ、以下にその一例について説明する。
〔第2の実施形態〕
第2の実施形態のガス絶縁機器の構成について図3及び図6を用いて説明する。図6は、本実施形態のガス絶縁機器の構成を示す断面図であり、冷却器、各種の配管については、模式的に示している。なお、第1の実施形態と略共通の構成については、同一の符号を付して説明を省略する。
図6に示すように、本実施形態のガス絶縁機器1Eは、一つの容器10Eに対して2つの冷却器20Eを有している。容器10Eの内部空間12には、三相通電を行うために3つの導体5Eが収容されている。容器10Eのうち上側部分10eには、内部空間12から絶縁ガスを冷却器20Eに向けて取り入れる取入口21が形成されている。一方、容器10Eのうち導体5Eより鉛直下側の部分(以下、下側部分と記す)10fには、冷却器20Eにより冷却された絶縁ガスを内部空間12に供給する供給口27Fが形成されている。
冷却器20Eは、上述した冷却管24及びフィン28(図3参照)を含んで構成されており、外気(図6に破線矢印で示す)と絶縁ガスとの間で熱交換を行うことにより、絶縁ガスの熱を外気に伝達して絶縁ガスを冷却する。
冷却器20Eは、絶縁ガスが流入する開口(以下、流入口と記す)29aと、絶縁ガスが流出する開口(以下、流出口と記す)29cを有している。流入口29aから流入した高温の絶縁ガスは、冷却器20Eにより冷却されて、流出口29cから流出する。本実施形態において、冷却器20Eは、流入口29aが鉛直方向上側に位置し、且つ流出口29cが鉛直方向下側に位置するように配置されている。
加えて、ガス絶縁機器1Eは、取入口21から取り入れた絶縁ガスを、複数(2つ)の流れに分流して、それぞれの冷却器20Eに導く取入配管30と、複数(2つ)の冷却器20Eにより冷却された絶縁ガスの流れを合流させて供給口27Fに導く供給配管35を有している。加えて、供給配管35には、供給口27Fに向けて絶縁ガスを圧送する送風機40が複数(2つ)設けられている。
取入配管30は、取入口21から流入した絶縁ガスの流れを複数(2つ)に分ける部分(以下、分流部と記す)31を有する、いわゆる分岐管である。取入配管30は、分流部31から水平方向外側に延びており、分流された絶縁ガスを対応する冷却器20Eに向けて導く部分(以下、外側延伸部と記す)32を2つ有している。
分流部31は、取入口21から鉛直方向上側に延びており、2つの外側延伸部32と接続されている。すなわち、分流部31は、取入口21からの絶縁ガスを、2つの外側延伸部32に分配する。2つの外側延伸部32は、分流部31から横断方向外側に延びており、対応する冷却器20Eの流入口29aと接続されている。外側延伸部32は、分流部31により分流された絶縁ガスを、対応する冷却器20Eの流入口29aに導く。
なお、取入配管30において、内部空間12から冷却器20Eに向かう絶縁ガスに含まれる塵芥等の異物は、分流部31を構成する壁体に衝突する。これにより、取入配管30は、内部空間12内の異物が冷却器20Eに流入することを抑制することができる。
供給配管35は、2つの冷却器20Eにより冷却された絶縁ガスを合流させて供給口27Fに導く部分(以下、合流部と記す)38を有する、いわゆる集合管である。供給配管35は、2つの冷却器20Eからそれぞれ鉛直下側に延びている部分(以下、下側延伸部と記す)36と、これら下側延伸部36から合流部38に向けて水平方向内側に延びている部分(以下、内側延伸部と記す)37とを、それぞれ2つ有している。
合流部38は、供給口27Fから鉛直方向下側に延びており、2つの内側延伸部37と接続されている。一方、下側延伸部36は、各冷却器20Eの流出口29cと内側延伸部37とを接続している。下側延伸部36及び内側延伸部37は、冷却器20Eの流出口29cから流出した絶縁ガスを合流部38に導く。
合流部38の鉛直上側には、供給口27Fがある。本実施形態の供給口27Fには、格子状部材41が設けられている。供給口27Fから内部空間12に流入する絶縁ガスに含まれる異物は、当該格子状部材41に衝突して合流部38に落下する。これにより、供給配管35から内部空間12に異物が流入することが抑制される。
供給配管35には、絶縁ガスを供給口27Fに向けて圧送する送風機40が設けられている。送風機40は、ファンやブロワにより構成することができる。本実施形態において、送風機40は、供給配管35のうち2つの下側延伸部36にそれぞれ設けられている。すなわち送風機40は、各冷却器20Eの流出口29cの鉛直方向下側にそれぞれ配置されている。各送風機40は、下側延伸部36を流れる絶縁ガスを、供給口27Fすなわち内部空間12に向けて圧送する。
以上のように構成されたガス絶縁機器1Eにおいて、導体5Eにより熱せられた内部空間12の絶縁ガスは、取入口21から取入配管30に流入する。取入配管30に流入した絶縁ガスは、分流部31において2つの流れに分けられて、それぞれ、外側延伸部32を通って冷却器20Eに流入する。冷却器20Eを貫流した絶縁ガスは、当該冷却器20Eにより冷却されて、供給配管35に流入する。供給配管35に流入した密度の高い絶縁ガスは、下側延伸部36及び内側延伸部37を通って合流部38において合流し、供給口27Fから内部空間12に供給される。供給配管35に設けられた送風機40を作動させることにより、内部空間12と冷却器20Eとの間で絶縁ガスを強制的に循環させることができる。
なお、本実施形態において、送風機40は、供給配管35の下側延伸部36に設けられているものとしたが、本発明に係る送風機は、この態様に限定されるものではない。送風機40は、例えば、供給配管35の内側延伸部37や、取入配管30に設けられるものとしても良い。
また、本実施形態において、冷却器20Eは、2つ設けられており、取入配管30は、取入口21から取り入れた絶縁ガスの流れを2つに分けるものとしたが、本発明の冷却器は、この態様に限定されるものではない。容器一つあたりに冷却器を3つ以上設け、取入配管は、取入口から取り入れた絶縁ガスを、複数の流れに分流して各冷却器に導くよう構成することが好適である。この場合、取入口及び供給口は、容器にそれぞれ複数設けられるものとしても良い。
〔第3の実施形態〕
第3の実施形態のガス絶縁機器の構成について、図7を用いて説明する。図7は、本実施形態のガス絶縁機器の構成を示す断面図であり、冷却器及び各種の配管については、模式的に示している。なお、第1の実施形態と略共通の構成については、同一の符号を付して説明を省略する。
図7に示すように、本実施形態のガス絶縁機器1Gにおいて、導体50は、軸方向に軸心が延びる略円筒状をなしており、その内部に空間(以下、導体内空間と記す)52が形成されている。導体内空間52には、絶縁ガスが充填されている。
ガス絶縁機器1Gは、供給口27と導体内空間52とを連通させており、冷却器20により冷却された絶縁ガスを導体内空間52に導く通路(以下、導入通路と記す)66を有している。本実施形態において、導体50には、供給口27と対向して貫通孔51が形成されている。当該貫通孔51と、供給口27は、電気絶縁体で構成された管(以下、絶縁管と記す)60により接続されている。本実施形態においては、絶縁管60の内部(内側)に、導入通路66の少なくとも一部が形成されている。
加えて、導体50のうち鉛直方向上側の部分57には、導体内空間52と内部空間12とを連通させる連通孔58が形成されている。導体内空間52にある絶縁ガスは、鉛直上側にある連通孔58から内部空間12に流出する。
このように構成されたガス絶縁機器1Gにおいて、冷却器20により冷却された絶縁ガスは、供給口27から導入通路66及び貫通孔51を通って導体内空間52に導かれる。導体内空間52において導体50からの熱を受けた絶縁ガスは、連通孔58を通って内部空間12に流出する。内部空間12において、さらに導体50からの熱を受けて高温となった絶縁ガスは、取入口21から冷却器20に流入し、再び冷却される。
本実施形態によれば、冷却器20で冷却された低温の絶縁ガスを、内部空間12を介さずに、導体内空間52に直接供給して、容器10内において最も温度の高い導体50を良好に冷却することができる。なお、導体50の貫通孔51と容器10の供給口27とを接続し、内部に導入通路66が形成されている絶縁管60は、電気絶縁体で構成されているため、当該絶縁管60を介して導体50と容器10が導通することがない。
なお、本実施形態において、冷却器20により冷却された絶縁ガスを導体内空間52に導く導入通路66の少なくとも一部が、絶縁管60の内部に形成されているものとしたが、本発明に係る導入通路は、この態様に限定されるものではない。以下に、その一例について説明する。
〔第4の実施形態〕
第4の実施形態のガス絶縁機器の構成について、図7及び図8を用いて説明する。図8は、本実施形態のガス絶縁機器の構成を示す縦断面図であり、隣り合う容器同士の接続部を示している。なお、第1及び第3の実施形態と略共通の構成については、同一の符号を付して説明を省略する。
図8に示すように、本実施形態のガス絶縁機器においては、複数の容器10及び導体5Gが軸方向に直列に配列されている。軸方向に隣り合う容器10同士は、スペーサ61を介して結合されている。スペーサ61は、導体5Gの軸方向に軸心が延びる略円板状をなしている。各容器10の軸方向端部には、フランジ10gが設けられている。軸方向に隣り合うフランジ10g同士は、スペーサ61を挟んで、図示しないボルト等により結合されている。内部空間12は、容器10、導体5G及びスペーサ61により画定される。
スペーサ61のうち、径方向外側部分62は、電気絶縁体で構成されている。一方、径方向内側には、導体64が設けられている。軸方向に隣り合う導体5G同士は、当該導体64を介して電気的に直列接続されている。スペーサ61の外側には、冷却器20(図7参照)により冷却された絶縁ガスを、スペーサ61に形成された供給口27Bに導く配管56が接続されている。
スペーサ61の内部、すなわち径方向外側部分62及び導体64の内部には、冷却器20(図7参照)により冷却された絶縁ガスを、導体内空間52に導く導入通路66Bが形成されている。導入通路66Bのうち下流側の開口67は、導体内空間52に面している。導入通路66Bは、当該開口67からスペーサ61内及び配管56内を上流側に延びており、冷却器20(図7参照)と連通している。冷却器20により冷却された絶縁ガスは、導入通路66Bを通って開口67から導体内空間52に導かれる。
本実施形態によれば、上述した絶縁管60(図7参照)を用いることなく、冷却器20により冷却された絶縁ガスを、供給口27Bからスペーサ61の内部を通して導体内空間52に直接導いて導体5Gを良好に冷却することができる。
〔他の実施形態〕
以上に説明した実施形態の他に、取入口、供給口、冷却器の配置や、これらを接続する配管には、種々の変更が可能である。
上述した各実施形態において、内部空間12から絶縁ガスを取り入れる取入口は、導体5より鉛直方向上側に配置されており、冷却器により冷却された絶縁ガスを内部空間12に供給する供給口は、当該取入口より鉛直方向下側に配置されているものとしたが、本発明に係る取入口及び供給口は、上述した態様に限定されるものではない。ガス絶縁機器が、供給口に向けて絶縁ガスを圧送する送風機を備えている場合には、取入口及び供給口は、容器のうち任意の部分に配置することができる。
また、上述した各実施形態において、ガス絶縁機器は、取入口から取り入れた絶縁ガスを冷却器に導く取入配管と、冷却器により冷却された絶縁ガスを供給口に導く供給配管とを有するものとしたが、本発明に係るガス絶縁機器は、この態様に限定されるものではない。ガス絶縁機器においては、取入口と冷却器との間と、冷却器と供給口との間に、絶縁ガスが流れる流路が設けられていれば良い。例えば、容器10の外側に設けられた構造物に、絶縁ガスが流通可能な通路を形成するものとしても良い。
以上、本発明のいくつかの実施形態について説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これらの実施形態はその他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これらの実施形態やその変形例は、発明の要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明と均等の範囲に含まれる。
1,1C,1E,1G ガス絶縁機器
5,5E,5G 導体
5c 外壁(導体の外壁)
10,10C,10E 容器
10a 内壁(容器の内壁)
10e 上側部分(容器の上側部分)
10g フランジ
11 容器本体
12 内部空間(容器の内部空間)
14 保護用部材
20,20B,20E 冷却器
21 取入口
22 取入配管
22a 軸方向延伸部(取入配管の軸方向延伸部)
22c 外側延伸部(取入配管の外側延伸部)
22e 上側延伸部(取入配管の上側延伸部)
23 分岐管
24,24B 冷却管
25 集合管
26 供給配管
26a 軸方向延伸部(供給配管の軸方向延伸部)
26c 外側延伸部(供給配管の外側延伸部)
26e 下側延伸部(供給配管の下側延伸部)
26f 内側延伸部(供給配管の内側延伸部)
27,27B,27F 供給口
28,28B フィン
29a 流入口(冷却器の流入口)
29c 流出口(冷却器の流出口)
30 取入配管
31 分流部
32 外側延伸部(取入配管の外側延伸部)
35 供給配管
36 下側延伸部(供給配管の下側延伸部)
37 内側延伸部(供給配管の内側延伸部)
38 合流部
40 送風機
41 格子状部材
50 導体
51 貫通孔
52 導体内空間
56 配管
58 連通孔
60 絶縁管
61 スペーサ
64 導体
66,66B 導入通路

Claims (12)

  1. 電力系統の電気回路を構成する導体と、
    当該導体を収容可能な内部空間が形成されており、当該内部空間に絶縁ガスが所定の圧力で充填される容器と、
    当該容器より外側に設けられており、外気との間で熱交換を行うことにより前記内部空間からの絶縁ガスを冷却する冷却器と、
    を備え、
    前記容器には、前記内部空間からの絶縁ガスを前記冷却器に向けて取り入れる取入口と、前記冷却器により冷却された絶縁ガスを前記内部空間に供給する供給口が、形成されており、
    前記取入口から取り入れた絶縁ガスを当該冷却器により冷却し、冷却された絶縁ガスを前記供給口から前記内部空間に供給する
    ことを特徴とするガス絶縁機器。
  2. 前記取入口は、前記容器のうち前記導体より鉛直方向上側に配置されており、
    前記供給口は、当該容器のうち当該取入口より鉛直方向下側に配置されている
    ことを特徴とする請求項1に記載のガス絶縁機器。
  3. 前記冷却器は、前記取入口より鉛直方向上側に配置されており、
    前記供給口は、当該冷却器より鉛直方向下側に配置されている
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のガス絶縁機器。
  4. 前記容器は、前記導体を囲う円筒状をなしており、前記導体と同軸に設けられており、且つ水平方向に延びており、
    前記取入口は、前記容器の軸心を含み且つ鉛直方向に延びている平面上に配置されており、
    前記冷却器は、当該平面から横断方向外側に所定の距離をあけて配置されている
    ことを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載のガス絶縁機器。
  5. 前記取入口から取り入れた絶縁ガスを前記冷却器に導く取入配管と、
    当該冷却器により冷却された絶縁ガスを前記供給口に導く供給配管と、
    を備えることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか一項に記載のガス絶縁機器。
  6. 前記取入配管は、
    前記取入口から鉛直方向上側に延びている上側延伸部と、
    当該上側延伸部から横断方向外側に延びている外側延伸部と、
    外側延伸部から前記冷却器に向けて軸方向に延びている軸方向延伸部と、
    を含み、
    前記供給配管は、
    当該冷却器から軸方向に延びている軸方向延伸部と、
    当該軸方向延伸部から水平方向外側に延びている外側延伸部と、
    当該外側延伸部から鉛直方向下側に延びている下側延伸部と、
    下側延伸部から水平方向内側に延びている内側延伸部と、
    を含む
    ことを特徴とする請求項5に記載のガス絶縁機器。
  7. 前記冷却器は、複数設けられており、
    前記取入配管は、前記取入口から取り入れた絶縁ガスを、複数の流れに分流して、各冷却器に導き、
    前記供給配管は、各冷却器により冷却された絶縁ガスを合流させて前記供給口に導く
    ことを特徴とする請求項5に記載のガス絶縁機器。
  8. 前記冷却器は、前記取入配管と前記供給配管との間に設けられており、貫流する絶縁ガスを冷却する冷却管を有し、
    当該冷却管には、鉛直方向を含む方向に広がっている複数のフィンが設けられている
    ことを特徴とする請求項5ないし請求項7のいずれか一項に記載のガス絶縁機器。
  9. 前記取入配管及び前記供給配管のうち少なくとも一方には、前記供給口に向けて絶縁ガスを圧送する送風機が設けられている
    ことを特徴とする請求項1ないし請求項8のいずれか一項に記載のガス絶縁機器。
  10. 前記導体は、略筒状をなしており、その内部に導体内空間を有し、
    当該導体には、当該導体内空間と前記内部空間とを連通させる連通孔が形成されており、
    前記冷却器により冷却された絶縁ガスを当該導体内空間に導く導入通路を、さらに備える
    こと特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれか一項に記載のガス絶縁機器。
  11. 電気絶縁体で構成されており、前記導入通路のうち少なくとも一部が内部に形成されている絶縁管を、
    さらに備えることを特徴とする請求項10に記載のガス絶縁機器。
  12. 前記容器及び導体は、軸方向に複数配列されており、
    軸方向に隣り合う容器同士は、スペーサを介して結合されており、
    前記導入通路のうち少なくとも一部は、当該スペーサの内部に形成されている
    ことを特徴とする請求項10に記載のガス絶縁機器。
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