JPWO2015001801A1 - ガラス板の研削加工装置 - Google Patents

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Abstract

ガラス板の研削加工装置(1)においては、ガラス板(5)の入込み待機ポジション(7)、切線形成ポジション(2)、折割ポジション(4)、研削加工ポジション(3)及び加工済みガラス板(5)の取出しポジション(8)が等間隔にして、直線上に配設されており、更に、各ポジション(7、2、4、3及び8)を直線上に貫いてガラス板(5)の搬送装置(6)が設けられており、研削加工装置(1)では、CNC(数値制御装置)により数値制御されて、ガラス板(5)への切線形成、この切線の通りにガラス板(5)の折割、折割されたガラス板(5)の外周縁の研削加工及び搬送装置(6)によるガラス板(5)の搬送移動が行われる。

Description

本発明は、自動車の窓ガラス板のように形状、寸法が多種あるガラス板の外周縁を研削加工するガラス板の研削加工装置に関する。
従来のガラス板の研削加工装置は、研削ホイールを備えた研削ヘッドと、ガラス板を水平吸着して直動又はθ回転を行う研削ワークテーブルと、ガラス板を吸着して研削ワークテーブル上へ直動移動し、この研削ワークテーブルにガラス板の搬入載置を行うガラス板の搬送装置とを備え、これら研削ヘッド、研削ワークテーブル及び搬送装置は、数値制御されて移動又はθ回転を行って、ガラス板の外周縁の研削加工を行うようになっており、研削ワークテーブルは、数値制御されて直動又はθ回転を行うテーブル本体とこのテーブル本体の上面に吸着してこのテーブル本体に保持される複数個の吸盤とを具備しており、複数個の吸盤の上面において加工ガラス板を吸着保持するようになっている。この従来のガラス板の研削装置は、研削すべきガラス板の形状及び寸法のうちの少なくとも一方の変更に際しては、先ず、ガラス板の搬送装置により、次の研削すべきガラス板を吸着して、研削ワークテーブル上までガラス板を直動移動させ、研削ワークテーブルの上方でガラス板を吸着保持状態で停止させ、側方からガラス板とテーブル本体の上面との間に、複数の吸盤を次々に差し入れ、目測により複数の支持必要位置の各々に吸盤を配置し、吸盤をテーブル本体の上面に吸着させることにより、複数吸盤の研削ワークテーブルへの配置作業を終えるようになっている。
そして、ガラス板は、上記のように、研削ワークテーブル上面に吸着保持されるが、形状、寸法が多種に及ぶガラス板の吸着保持は、1個の吸盤では困難であり、このため従来のガラス板の研削加工装置は、複数(6〜13個)の吸盤を備え、ガラス板の形状、寸法に対応し、ガラス板を支持するに適正な複数箇所(6〜13箇所)の位置に分けて配置して、ガラス板の吸着保持を行っている。
WO2010/021071
しかし、従来のガラス板研削加工装置における研削ワークテーブルへの複数の吸盤の配置作業は、目測による位置への配置であるため、ガラス板形状に適正に合わせた配置作業に時間を要する上に、ガラス板の外周縁の限界を越えた誤り配置となることがあると、実際の研削加工において、研削ホイール又は研削ホイールカバーと吸盤とが衝突し、ガラス板の支持が狂い、研削加工が不良となり、また、ガラス板の破損を起こす虞がある。
そこで、本発明は、従来のガラス板の研削加工装置の上記のような欠陥に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、研削加工すべきガラス板の形状及び寸法の変更に際して、複数の吸盤の配置変えの作業を迅速に行い得、且つ複数個の吸盤を、ガラス板の形状、寸法に対応して適正な配置にし得るガラス板の研削装置を提供することにある。
本発明のガラス板の研削加工装置は、ガラス板を研削加工する研削ホイールを備えていると共に、X軸移動を行う研削ヘッドと、テーブル本体及びこのテーブル本体の上面に吸着してこのテーブル本体に保持されると共に、上面でガラス板を吸着保持する複数の吸盤を備えてY軸移動を行う研削ワークテーブルと、この研削ワークテーブルの複数の吸盤の上面へのガラス板の搬入載置を行う搬送装置とを備えており、研削ヘッド及び研削ワークテーブルを相対的にXY平面座標系移動させて複数の吸盤の上面に吸着保持されたガラス板の外周の研削加工を行うようになっており、搬送装置は、研削ヘッドが移動するX軸と並行した移動を行うと共に、描画装置が設けられている移動体と、この移動体に装着されていると共に、ガラス板を吸着し昇降を行う吸着パット昇降装置とを備えてなるガラス板の研削加工装置であって、研削加工すべきガラス板の形状及び寸法のうちの少なくとも一方に関するパターン変更に伴う複数の吸盤の再配置に際し、テーブル本体の上面に吸着配置された吸盤を当該テーブル本体の上面から取り除いた状態でのテーブル本体のY軸移動と移動体のX軸移動とにより、テーブル本体及び描画装置をXY平面座標系移動させ、描画装置によりテーブル本体の上面にパターン変更に対応した複数の吸盤の配置位置及び配置範囲のうちの少なくとも一方を描画するようになっている。
また、本発明のガラス板の研削加工装置は、ガラス板を研削する研削ホイールを備えていると共に、Y軸移動を行う研削ヘッドと、テーブル本体及びこのテーブル本体の上面に吸着してこのテーブル本体に保持されると共に、上面でガラス板を吸着保持する複数の吸盤を備えてθ回転を行う回転テーブルと、この回転テーブルの複数の吸盤の上面にガラス板の搬入載置を行う搬送装置とを備えているガラス板の研削加工装置であって、研削ヘッド及び回転テーブルを相対的にY−θ平面極座標系移動させて複数の吸盤の上面に吸着保持されたガラス板の外周の研削加工を行うようになっており、搬送装置は、回転テーブルに対してX軸直動すると共に、描画装置が設けられている移動体と、この移動体に装着されていると共に、ガラス板を吸着してガラス板の昇降を行う吸着パット昇降装置とを備えてなるガラス板の研削加工装置であって、研削加工すべきガラス板の形状及び寸法のうちの少なくとも一方に関するパターン変更に伴う複数の吸盤の再配置に際し、テーブル本体の上面に吸着配置された吸盤を当該テーブル本体の上面から取り除いた状態での回転テーブルのθ回転と移動体のX軸移動とにより、テーブル本体及び描画装置をX−θ平面極座標系移動させ、描画装置によりテーブル本体の上面にパターン変更に対応した複数の吸盤の配置位置及び配置範囲のうちの少なくとも一方を描画するようになっている。
本発明において、描画装置は、マーカ筆記具、ディスペンサー(液体の定量吐出装置)又は液滴吐出装置等であるが、描画用の液剤を定量吐出するディスペンサーが描画装置としては好適である。さらに、テーブル本体の上面から高く離れた位置から描画液を飛ばし、テーブル本体の上面に吹き付けし、描画を形成する非接触方式のジェットディスペンサーも好適であり、また、液剤の色調は、テーブル本体の上面の描画が視認できる程度でもよく、更には、ガラス板の形状及び寸法のうちの少なくとも一方の変更に際して直前の描画表示を消去するようにする場合には、消去性に優れた液剤が好ましいが、斯かる消去を行わないようにする場合には、描画装置は、以前の描画表示と新たな描画表示とを識別できるような、例えば色の異なる液剤を吐出できるようになっているとよい。
本発明によれば、研削ワークテーブルに対してガラス板を搬送する搬送装置の移動体に描画装置が併設され、加工すべきガラス板の形状及び寸法の変更に伴う吸盤の配置変更に際し、テーブル本体上から吸盤を取り除いた状態において、移動体のX軸移動と研削ワークテーブルのY軸移動とにより、描画装置と研削ワークテーブルとのXY平面座標系移動を行なわせ、描画装置により、研削ワークテーブル上にガラス板の形状及び寸法に応じた吸盤の配置位置及び吸盤配置の範囲を描画し、また、回転テーブルに対してガラス板を搬送する搬送装置の移動体に描画装置が併設され、加工すべきガラス板の変更に伴う吸盤の再配置において、回転テーブルのテーブル本体上から吸盤を取り除いた状態において、移動体のX軸移動と回転テーブルのテーブル本体のθ回転とにより描画装置と回転テーブルのテーブル本体との平面極座標系移動を行なわせ、描画装置により、回転テーブルのテーブル本体の上面に、ガラス板の形状及び寸法に応じた吸盤の配置及び吸盤配置範囲を描画することにより、テーブル本体の上面に描画された配置支持位置及び配置範囲に従って吸盤を配置でき、その結果、加工すべきガラス板の変更に伴う吸盤の再配置作業が安全にして迅速に行い得、ガラス板の研削加工を行う周縁縁を確りと水平支持するに効果的にして安全な位置に吸盤を配置し得、ガラス板の周縁縁に近過ぎることなく、周縁縁の近くに吸盤を配置し得る。
図1は、本発明の好ましい実施例の正面説明図である。 図2は、図1に示す例の動作説明の正面説明図である。 図3は、図1に示す例の一部を切欠して示した平面説明図である。 図4は、図1に示す例の動作説明の横断面説明図である。 図5は、図1に示す例の横断面説明図である。 図6は、本発明の好ましい他の実施例の正面説明図である。 図7は、図6に示す例の動作説明の正面説明図である。 図8は、図6に示す例の一部を切欠して示した平面説明図である。 図9は、図6に示す例の横断面説明図である。 図10は、図6に示す例の動作説明の横断面説明図である。 図11は、図6に示す例のヘッドキャリアの正面説明図である。
以下、本発明の好ましい実施の形態の例を、図面を参照して詳細に説明する。なお、本発明は、これらの例に限定されない。
図1から図5に示す描画装置としてディスペンサーが使用された本発明の実施例のガラス板の研削加工装置1においては、特に、図1から図3に示すように、ガラス板5の入込み待機ポジション7、切線形成ポジション2、折割ポジション4、研削加工ポジション3及び加工済みガラス板5の取出しポジション8が等間隔にして、直線上に配設されており、更に、各ポジション7、2、4、3及び8を直線上に貫いてガラス板5の搬送装置6が設けられており、研削加工装置1では、CNC(数値制御装置)により数値制御されて、ガラス板5への切線形成、この切線の通りにガラス板5の折割、折割されたガラス板5の外周縁の研削加工及び搬送装置6によるガラス板5の搬送移動が行われる。
切線形成ポジション2は、カッタホイール14を備えてX軸移動を行う切線形成ヘッド9と、ガラス板5を上面に平面支持してY軸移動を行う切線ワークテーブル11とを備える。
研削加工ポジション3は、研削ホイール15を備えてX軸移動を行う研削ヘッド10と、ガラス板5を上面において平面吸着して保持し、Y軸移動を行う研削ワークテーブル12とを備える。切線形成ヘッド9と研削ヘッド10とは、共通の移動台30に搭載されて、一体としてX軸移動を行う一方、切線ワークテーブル11と研削ワークテーブル12とは、同期制御されてY軸移動を行うようになっている。
研削加工装置1は、図1から図3の紙面において左右方向がX軸であって、図4及び図5に示されているようにこのX軸に直交した方向がY軸である。
切線形成ポジション2と研削加工ポジション3とは、切線形成ポジション2においては、切線形成ヘッド9と切線ワークテーブル11とがXY平面座標系移動を行いながら、さらに切線形成ヘッド9がXY平面座標系に垂直した軸の回りで角度制御された回転を行い、研削加工ポジション3においては、研削ヘッド10と研削ワークテーブル12とがXY平面座標系移動しながら、さらに研削ヘッド10がXY平面座標系に垂直した軸の回りで角度制御された回転を行う動作を共通のプログラム情報に基づき、同時、平行して行うようになっている。
搬送装置6は、切線形成ヘッド9と研削ヘッド10とが移動するX軸と平行して配設されており、搬送装置6において、ガラス板5の吸着搬送を行う移動体75は、X軸と平行であってY軸と直交したX軸移動を行うようになっており、従って、搬送装置6の移動体75は、Y軸移動を行う切線ワークテーブル11及び研削ワークテーブル12と直交した移動を行うようになっている。
切線形成ポジション2、折割ポジション4及び研削加工ポジション3の上方において、これらポジション2、4及び3を直線状に貫いて直線状の架台37がX軸と平行して架設されている。
架台37は、機台39の前後において立設の門型の枠体38に架設されている。架台37の正面には、X軸に平行して配設された2組のガイドレール32とガイドレール32にスライドブロックを介してX軸直動自在に取付けした移動台30と、ガイドレール32間に設けられ、且つ、移動台30にナットを介して連結された送りネジ33と、送りネジ33の一端にプーリ、ベルトを介して連結されたX軸サーボモーター34とを備え、移動台30はX軸サーボモータ34によりX軸移動を行う。
移動台30の前面には、切線形成ポジション2に対応した位置に軸受装置40が、研削加工ポジション3に対応した位置には、軸受装置48が夫々取付けられており、軸受装置40には、ベアリング(図示されていない)により保持された回転軸41が、軸受装置48には、ベアリング(図示されていない)により保持された回転軸49が夫々設けられている。
回転軸41及び49は、その回転軸心がXY平面座標線系、つまりガラス板5の上面に対して直交して配されている。
軸受装置40の回転軸41の下端部43にブラケットを介して取付けられている切線形成ヘッド9は、下端にカッターホイール14を備えたスプライン体55と、スプライン体55を上下スライド移動自在に保持する本体56と、本体56の上部に取付けられていると共に、スプライン体55を介してカッターホイール14を昇降し、且つガラス板5に切線形成時、カッターホイール14をガラス板5にエアー弾性押圧するエアーシリンダ57とを備える。
上端部44には角度制御モータ45が平歯車46を介して連結されている回転軸41は、角度制御モータ45により角度制御回動駆動を受け、切線形成ヘッド9をガラス板5に直交する軸線47の周りで角度制御し、カッターホイール14を切線の進行方向に向けるようになっている。
切線形成ポジション2には、カッターホイール14を備えてX軸移動を行う切線形成ヘッド9に対して、上面にガラス板5を平面支持してY軸移動を行う切線ワークテーブル11が機台39において配設されている。
切線ワークテーブル11は、機台39上面にY軸方向に沿って配設された2組のガイドレール17にスライドブロックを介して取付けられている。切線ワークテーブル11のY軸移動は、ガイドレール17に沿って組付けられた送りネジ18に連結されたY軸サーボモータ19の駆動によって行われる。
研削加工ポジション3に対応する軸受装置48の回転軸49の下端部52には、ブラケット59を介して研削ヘッド10が取付けられており、研削ヘッド10は、研削ホイール15を備えたスピンドルモータ60と、スピンドルモータ60を保持し、スピンドルモータ60、延いては研削ホイール15をX軸方向及びY軸方向に微調整移動させるX軸方向スライド装置61と、Y軸方向スライド62とを備えている。
X軸方向スライド装置61において、ブラケット59を介し研削ヘッド10が回転軸49の下端部52に取付けられている。
回転軸49の下端部52に取付けられた研削ヘッド10は、研削ホイール15における研削作業点が回転軸49の軸線上に位置するように設定調整されるようになっており、回転軸49の上端部50には、角度制御モータ54が平歯車46を介して連結されている。
回転軸49は、角度制御モータ54により角度制御回転駆動を受けて、研削ヘッド10、延いては研削ホイール15をガラス板5に直交する軸線51の回りで角度制御し、研削ホイール15の研削作業点を常に、研削加工の輪郭線の法線上に合わせて研削加工を行うようしてある。
研削加工ポジション3には、研削ホイール15を備えてX軸移動を行う研削ヘッド10に対応して、上面にガラス板5を平面吸着保持してY軸移動を行う研削ワークテーブル12が機台39において配設されている。
研削ワークテーブル12は、テーブル本体21と、テーブル本体21の上面22に着脱自在に吸着させて配置した複数個の吸盤20とからなり、テーブル本体21は、機台39上面にY軸方向に沿って配設された2組のガイドレール23にスライドブロックを介して取付けられており、研削ワークテーブル12のY軸移動は、ガイドレール23に沿って組付けられた送りネジ24に連結されたY軸サーボモータ25の駆動によって行われる。
折割ポジション4は、切線形成ポジション2から搬入された切線形成のガラス板5を平面支持するベルトコンベア装置70と、ベルトコンベア装置70の上方位置に架設され、ガラス板5を折割する2基の折割装置67とを備え、夫々の折割装置67には、プレス装置68と、プレス装置68をガラス板5の上方において平面座標系移動させる移動手段69とを備える。ベルトコンベア装置70は、コンベアベルト71とコンベアベルト71を支える支持板72とコンベアベルト71を回走させる駆動装置73とを備える。ベルトコンベア装置70は、機台39にブラケット74を介して水平に設置されている。
折割ポジション4では、先ず切線形成ポジション2において切線を形成されたガラス板5が切線形成ポジション2に対応の吸着パット昇降装置77の吸着パット80により吸着され、持ち上げられ、搬送移動されて、ベルトコンベア装置70上に置かれると、吸着パット昇降装置77は、切線形成ポジション2へ復帰される一方、代わりに折割ポジション4に対応の吸着パット昇降装置78がベルトコンベア装置70上に復帰され、吸着パット80が降下されてガラス板5を押え固定状態にすると、折割装置67の一対のプレス装置68がガラス板5の必要箇所に順次移動してガラス板5をプレスを施し、切線外側の不要部を折割分離し、不要部が分離されたガラス板5は、吸着パット昇降装置78の吸着パット80により吸着、持上げられ、この状態で次の研削加工ポジション3への搬送を待ち、このとき、ベルトコンベア装置70の動作で折割カレットは、外部へ排出される。
架台90には、ガラス板5の搬送装置6が切線形成ヘッド9及び研削ヘッド10の移動する方向であるX軸に平行して設けられており、搬送装置6、延いては移動体75は、切線ワークテーブル11及び研削ワークテーブル12のY軸移動と直交したX軸に平行な移動を行う。
搬送装置6は、架台90の下面において、X軸と平行に配設された2組のガイドレール85と、これらガイドレール85にスライド移動自在に保持されたスライドブロック86と、これらスライドブロック86に取付けられていると共に、ガイドレール85に案内されて直動自在な移動体75と、ガイドレール85間に配設されていると共に、移動体75にナットを介して連結された送りネジ87と、送りネジ87に歯付きベルト及びプーリ等を介して連結された搬送サーボモータ88とを具備しており、移動体75は、搬送サーボモータ88により数値制御されてX軸に平行に移動されるようになっている。
移動体75には、入込み待機コンベア7A、切線ワークテーブル11、折割ポジション4のベルトコンベア装置70及び研削ワークテーブル12に対応して4基の吸着パット昇降装置76、77、78及び79が等間隔をもって、直線状に一列に、且つ各々下向に取付けられている。
吸着パット昇降装置76、77、78及び79の夫々は、下端でガラス板5を吸着及び吸着開放を行う吸着パット80と、吸着パット80の昇降を行う昇降装置81とを備えており、各昇降装置81は、対応のブラケット82を介して移動体75に取付けられており、吸着パット80は、夫々の昇降装置81の下部の昇降部に取付けられて昇降装置81の作動で昇降動を行うようになっている。
移動体75は、各加工ポジション2、4及び3にガラス板5を置換えつつ、順次ガラス板5の搬送を行う時は、各加工ポジション2、4及び3の夫々の間隔距離の往復動を行い、研削ワークテーブル12の上面へのペインテング描画を行うときは、Y軸移動を行う研削ワークテーブル12と共に平面座標系移動を行う。
搬送装置6の動作を説明すると、研削加工装置1の加工動作運転の直前、吸着パット昇降装置76は、入込待機コンベア7Aの直上に、吸着パット昇降装置77は、切線ワークテーブル11直上に、吸着パット昇降装置78は、折割ポジション4のベルトコンベア装置70の直上に、吸着パット昇降装置79は、研削ワークテーブル12の直上に夫々位置しており、移動体75は、往動始端に位置しており、加工運転開始と共に、各吸着パット昇降装置76、77、78及び79は、一斉に吸着パット80を降下させて、ガラス板5を吸着して持ち上げ、この持ち上げと同時に移動体75の往動は、開始される。各吸着パット昇降装置76、77、78及び79は、吸着パット80がガラス板5を吸着して上昇した状態で一体として往動しガラス板の搬送移動を行う。
移動体75が往動端に達すると、吸着パット昇降装置76は、切線ワークテーブル11の直上に、吸着パット昇降装置77は、折割ポジション4のベルトコンベア装置70の直上に、吸着パット昇降装置78は、研削ワークテーブル12の直上に、そして、吸着パット昇降装置79は、搬出コンベア8Aの直上に夫々到達し、この到達と同時に、吸着パット昇降装置76、77、78及び79は、一斉に夫々の吸着パット80を降下させ、切線ワークテーブル11、ベルトコンベア装置70、研削ワークテーブル12及び搬出コンベア8A上にガラス板5を載置後、吸着パット80の吸着開放をして、それぞれにガラス板5を搬入し、このガラス板の切線ワークテーブル11、ベルトコンベア装置70、研削ワークテーブル12及び搬出コンベア8Aへの搬入後、空になった吸着パット80を持上げるようになっており、この吸着パット80の持上げで、移動体75は、空になった吸着パット80の持上げ動作と共に復動されて復動端へ復帰される。
斯かるガラス板5の搬入後、各加工ポジション2、4、3では夫々、各自の加工動作に入る。即ち、切線形成ポジション2においては、搬入されたガラス板5に対しての切線加工が、折割ポジション4においては、搬入されて且つ切線形成されたガラス板5に対しての折割加工が、研削加工ポジション3においては、折割されたガラス板5に対しての外周縁の研削加工が夫々行われる。
加工ポジション2、4及び3の夫々での加工作業の終了と同時に、搬送装置6の移動体75が起動され、加工ポジション2及び4の加工済みガラス板5は、次の加工ポジション4及び3に同時に直線状に搬送されて搬入されると共に入込み待機ポジション7のガラス板5は、加工ポジション2に、加工ポジション3の加工済みガラス板5は、取出しポジション8に搬入される。移動体75の動作、即ち往復移動は、数値制御されて行われ、この移動体75の往復移動の繰返しで、各ポジションでのガラス板5は、置換えられる。
描画ディスペンサー92は、吸着パット昇降装置78及び79との中間位置において上下動装置96及びブラケット93を介して移動体75に取付けられており、上下動装置96は、描画ディスペンサー92のノズルが液剤を吐出する際に、当該ノズルをテーブル本体21の上面に近づけるべく、描画ディスペンサー92を下降させる一方、当該ノズルが液剤の吐出を停止する際に、描画ディスペンサー92を上昇させるようになっており、描画ディスペンサー92は、数値制御されて、吸着パット昇降装置76、77、78及び79並びに移動体75と共にX軸と平行に移動されるようになっている。
研削加工装置1のガラス板加工運転中、加工ガラス板5の形状及び寸法のうちの少なくとも一方が変るパターン変更過程に際し、研削ワークテーブル12の複数の吸盤20の配置変え作業において、先ず、研削ワークテーブル12のテーブル本体21から直前の作業で研削ワークテーブル本体21上に配置されていた複数の吸盤20を取除くと共にテーブル本体21の上面の描画表示を消去し、次に、搬送装置6の移動体75のX軸移動と研削ワークテーブル12のY軸移動とにより、描画ディスペンサー92とテーブル本体21とをXY平面座標系移動させると共に描画ディスペンサー92の動作によってテーブル本体21の上面に次のガラス板5の形状及び寸法のうちの少なくとも一方に対応した複数の吸盤20の配置位置及び配置範囲の少なくとも一方を描画表示し、テーブル本体21の上面に描画された配置位置及び配置範囲のうちの少なくとも一方に従って、吸盤20を配置する。これにより、異なるパターンをもった加工ガラス板5への変更に伴う複数の吸盤20の再配置作業を安全にして迅速に行い得、ガラス板5の研削加工を行う周縁縁を確りと水平支持するに効果的にして安全な位置に複数の吸盤20を配置し得、ガラス板5の周縁縁に近過ぎることなく、周縁縁の近くに夫々の吸盤20を配置し得る。
描画ディスペンサー92には、一般的なエアー圧・バルブ式ディスペンサー又はプランジャー式ディスペンサーを使用し得るが、非接触ジェットディペンサーを使用すると便利である。非接触ジェットディスペンサーは、描画液剤をテーブル本体21の上面から離れた位置よりテーブル本体21の上面に飛ばして、非接触で描画を行うようになっているために、描画時、ディスペンサー自体又はノズルの上下動作が不要となる。描画ディスペンサー92に必要な圧送タンク、プラジャ・ポンプ、液剤貯留容器、コントロールバルブ、液送チューブ等は、公知であるので省略する。
テーブル本体21の上面に描画された描画表示の消去は、手動で行っても、別に設けられていると共に研削加工装置1の動作と同期して作動する描画表示消去装置で行ってよく、また、上記の例では、吸盤20の配置に加えて吸盤20の取り除きを手動で行うようにしたが、描画表示消去装置と同様に、これらを別に設けられていると共に研削加工装置1の動作と同期して作動する吸盤配置装置及び吸盤取り除き装置で行ってもよく、これらの場合、特に、吸盤配置装置の場合には、新たに描画された描画表示を検出して吸盤20を再配置するようにするとよい。
描画装置として描画ディスペンサーが使用された図6から図9に示す他の例であってCNC(コンピューター数値制御装置)により数値制御されて運転されるガラス板加工装置100は、直線上に配設されているガラス板5の入込み待機ポジション101、ガラス板5の切断・折割ポジション102、研削ポジション103及び搬出ポジション104を具備している。
ガラス板加工装置100には、入込み待機ポジション101、切断・折割ポジション102、研削ポジション103及び搬出ポジション104の上方を貫いてガラス板5の搬送装置105が設けられており、入込み待機ポジション101には、入込み待機コンベア106が、切断・折割ポジション102には、ガラス板5に切線を形成し且つその切線の通り折割を行う切断・折割装置107が、研削加工ポジション103には、切断ガラス板5の外周の研削加工を行う研削加工装置108が、搬出ポジション104には、研削加工済のガラス板5を機外に搬出する搬出コンベア109が夫々設けられている。
搬送装置105は、ガラス板5を、入込み待機コンベア106から切断・折割装置107へ、切断・折割装置107から研削加工装置108へ、そして、研削加工装置108から搬出コンベア109へと夫々置換えながら直線上に順送りを行うようになっている。
ガラス板加工装置100において、X軸に平行な搬送装置105のガラス板5の直線搬送中心ライン110上に、研削加工装置108の回転テーブル160の中心が位置しており、切断・折割装置107では、ベルトコンベア装置118に平面支持されたガラス板5の上方において、ガラス板5に平行に切断ヘッド117のカッターヘッド132をXY平面座標系で移動させ、ガラス板5の上面に切線をガラス板5の輪郭線形状に合わせて形成し、次に、切断ヘッド117の折割ヘッド133を同じようにXY平面座標系で移動させ、ガラス板を斯かる切線に沿って折割、切断、折割されたガラス板形成5を形成し、次に、研削加工装置108では、切断、折割されたガラス板5を回転テーブル160上に吸着し、回転テーブル160を数値制御してθ回転させながら、研削ヘッド161を回転テーブル160、延いてはガラス板5に対してY軸移動させ、極座標制御によって、ガラス板5の外周端面の研削加工を行うようになっている。
切断・折割装置107は、機台114から立設の枠体119に水平支持されたベルトコンベア装置118と、ベルトコンベア装置118の上方において架設されていると共に、ベルトコンベア装置118の上面に支持されたガラス板5に切線の形成及び切線に沿っての折割を行う切断ヘッド117とを備える。ベルトコンベア装置118は、一対のベルト駆動ドラム122と、一対のベルト駆動ドラム122に掛け回して張設された無端のコンベアベルト120と、コンベアベルト120を下から平面支持する支持板121と、一対のベルト駆動ドラム122を両側から支持する一対のサイドフレーム136と、一方のベルト駆動ドラム122を数値制御して駆動するコンベア駆動サーボモータ123とを備えており、両側のサイドフレーム136の夫々の外面には、ガラス板5の搬送方向(X軸に平行)に平行な一対のガイドレール134及びラック135が配設されている。
切断ヘッド117は、スライドブロックを介してベルトコンベア装置118の両側に配設のガイドレール134にX軸移動自在に支持されたブリッヂフレーム128と、ブリッヂフレーム128にY軸方向に平行に設けた一対のY軸ガイドレール129と、スライドブロックを介してガイドレール129にY軸移動自在に支持されたヘッドキャリア130と、ヘッドキャリア130の正面に並設されたカッターヘッド132及び折割ヘッド133とを備える。
カッターヘッド132は、図11に示すように、下端にカッターホイール146を備えたスプラインシャフト149と、スプラインシャフト149を角度制御自在にして且つ上下動自在に保持するカッター本体147と、ガラス板5へ切線形成時にはカッターホイール146を下降させカッターホイール146をガラス板に押圧する一方、ガラス板5への切線形成時以外ではカッターホイール146を上昇させてガラス板5から離反させるように、カッター本体147の上部に取付されていると共にスプラインシャフト149を介してカッターホイール146を上下動させるエアーシリンダ148と、スプラインシャフト149にプーリ及びベルト又は互いに噛合う平歯車を介して連結されていると共に、スプラインシャフト149、延いてはカッターホイール146を角度制御する角度制御モータ150とを備えており、ガラス板5にカッターホイール146により折割すべき形状に切線を形成するようになっている。
折割ヘッド133は、ヘッドキャリア130から突設されたブラケット151と、ブラケット151に取付けられたエアーシリンダ152と、エアーシリンダ152のピストンロッド153の先端に突設した突き棒154とからなり、ガラス板5の折割において突き棒154を突進させ突き棒154をガラス板5に押し当ててガラス板5を切線に沿って折割するようになっている。
ブリッヂフレーム128には、通しシャフト140が組付けられており、X軸サーボモータ137に連結されている通しシャフト140の両端部は、ブリッチフレーム128の両端部に組付けの一対のピニオンギア139の夫々に連結されており、ピニオンギア139の夫々は、ベルトコンベア装置118のサイドフレーム136の夫々に配設のラック135の夫々に噛み合せられており、ブリッヂフレーム128は、X軸サーボモータ137の駆動により、通しシャフト140、ピニオンギア139及びラック135を介してX軸移動されるようになっている。
ヘッドキャリア130には、Y軸サーボモータ144が取付けられており、Y軸サーボモータ144の出力シャフトには、ピニオンギアが取付けられており、このピニオンギアは、ブリッヂフレーム128のY軸ガイドレール129に沿って配設したラック145に噛み合せられている。これによりヘッドキャリア130、延いては、切断ヘッド117は、Y軸サーボモータ144によりY軸移動されるようになっている。
研削加工装置108は、上面にガラス板5を水平吸着保持すると共に、数値制御されたθ回転を行う回転テーブル160と、回転テーブル160に対して数値制御されて直動移動、即ちY軸移動すると共に、ガラス板5の周縁に接してガラス板5の周縁の研削加工を行う研削ヘッド161と、研削ヘッド161を直動移動、即ちY軸移動させる研削ヘッド移動手段162とを備えており、切削加工装置108は、ガラス板5を水平に吸着した回転テーブル160のθ回転と研削ヘッド161のY軸移動との極座標系の移動動作によりガラス板5の周縁の研削加工を行うようになっている。
回転テーブル160は、平面状に形成された上面166に複数の吸盤163がガラス板5の形状及び寸法のうちの少なくとも一方に対応して配置されて着脱自在に吸着されたテーブル本体164と、上部においてテーブル本体164を水平面内でθ回転をするように保持する回転装置165と、回転装置165に組み込まれていると共にテーブル本体164を数値制御してθ回転させるθ回転サーボモータ(図示なし)とを具備しており、回転装置165は、テーブル本体164のθ回転の中心170が搬送装置105の直線搬送中心ライン110上に位置するように、機台114に設置されている。
吸盤163の夫々は、互いに別体となって独立しており、その上面においてガラス板5を吸着する一方、その下面においてテーブル本体164の上面166に吸着するようになっており、テーブル本体164の上面166において、ガラス板5の形状及び寸法のうちの少なくとも一方に対応して夫々の位置に配置され、上面166に着脱自在に吸着して、テーブル本体164に保持され、夫々がその上面においてガラス板5を水平吸着し、テーブル本体164と一体となってθ回転するようになっている。
吸盤163の夫々のテーブル本体164の上面166での配置位置は、新たなガラス板の形状及び寸法のうちの少なくとも一方の変更に従って変更されるようになっており、斯かる配置位置の変更に際しては、通常は、テーブル本体164上に既に配置の吸盤163の全てを一旦テーブル本体164の上面から取り除くと共に描画表示を消去した後に、再び変更ガラス板5の形状及び寸法のうちの少なくとも一方に対応した位置に新たに描画された配置位置及び配置範囲のうちの少なくとも一方に従って再配置し、吸着固定させる。
移動台174に取付けられた研削ヘッド161は、円盤形状にして外周に研削作業面を備えた研削ホイール167と、研削ホイール167を回転させるように、研削ホイール167が取付けられた出力シャフトを有したスピンドルモータ168とを備えている。
研削ヘッド移動手段162は、機台114から立設された支柱体171に、Y軸に平行し架設されたフレーム172と、フレーム172に同じくY軸に平行し配設された2組のガイドレール173と、ガイドレール173の夫々にスライドブロックを介して跨って取付けられていると共に研削ヘッド161が取付けられた移動台174と、ガイドレール173間においてフレーム172に軸受を介して取付けられた送りネジ175と、送りネジ175の一端に連結されたY軸サーボモータ176とを具備しており、送りネジ175は、これに螺合したナットを介して移動台174に連結されており、数値制御されたY軸サーボモータ176の駆動により研削ヘッド161は、数値制御されて回転テーブル160に対してY軸移動を行う。
搬送装置105は、入込み待機コンベア106、切断・折割装置107、研削加工装置108及び搬出コンベア109の夫々の上方を直線状に貫いて架設された架台113に設けられており、架台113は、機台114の中間後部において立設の2基の立設枠115に架設されており、ガラス板の搬送装置105は、直線状に配設した第1搬送装置180と第2搬送装置181とからなり、第1搬送装置180は、入込み待機コンベア106から切断・折割装置107においてこれらの上方に配設されており、第2搬送装置181は、切断・折割装置107から搬出コンベア109においてこれらの上方に配設されている。
第1搬送装置180は、架台113に配設した2組のガイドレール182と、ガイドレール182にスライドブロックを介して跨って取付けられてX軸に平行に直動自在な移動台183と、ガイドレール182間において架台113に軸受を介して取付けられた送りネジ184と、送りネジ184の一端に連結された第1送りモータ185と、移動台183に取付けられた1基の吸着パット昇降装置186とからなり、吸着パット昇降装置186は、移動台183にブラケット179を介して取付けられたエアーシリンダ187と、エアーシリンダ187のピストンロッドに連結されていると共に、下面においてガラス板5の吸着及び吸着開放を行い、昇降動する吸着パッド188とからなり、送りネジ184は、これに螺合のナットを介して移動台183に連結されており、移動台183及び移動台183に取付けられた吸着パッド昇降装置186は、第1送りモータ185の正逆回転により入込み待機コンベア106と切断・折割装置107のガラス板投入部とを往復するようになっている。
第2搬送装置181は、架台113に配設した2組のガイドレール190と、ガイドレール190にスライドブロックを介して跨って取付けられていると共に、X軸に平行に直動自在な移動台191と、ガイドレール190間において架台113に軸受を介して取付けられた送りネジ192と、送りネジ192の一端に連結された第2送りサーボモータ193と、移動台191に取付けられた2基の吸着パット昇降装置194及び195とからなり、送りネジ192は、これに螺合のナットを介して移動台191に連結されており、2基の吸着パット昇降装置194及び195の夫々は、移動台191にブラケット207を介して取付けられたエアーシリンダ197と、エアーシリンダ197のピストンロッドに連結されていると共に、下面においてガラス板5を吸着及び吸着開放を行う吸着パット198とを備えおり、吸着パット昇降装置194は、切断・折割装置107の切断作業位置に対応し、吸着パット昇降装置195は、研削加工装置108の回転テーブル160に対応して設けられている。
数値制御された第2送りサーボモータ193の駆動によりX軸移動する移動台191及び吸着パット昇降装置194及び195は、ガラス板5の搬送時、切断作業位置と回転テーブル160とを往復し、吸着パット昇降装置195は、回転テーブル165と搬出コンベア109との間を往復する。
第2搬送装置181の移動台191に吸着パット昇降装置194及び195と共に設けられた描画ディスペンサー200は、吸着パット昇降装置194及び195間であって吸着パット昇降装置195に近い位置において、ブラケット196及び上下動装置201を介して移動台191に取付けられており、吸着パット昇降装置194、195及び移動台191と共に一体となって、数値制御されたX軸移動を行うようになっている。
本例のガラス板工装置100でのガラス板加工運転中において、加工すべきガラス板5の形状及び寸法のうちの少なくとも一方の変更に際し、回転テーブル160の吸盤163の配置変え作業では、先ず、回転テーブル160のテーブル本体164に直前のガラス板5に対して配置された吸盤163を取り除くと共に斯かるガラス板5に対しての描画表示を消去し、次に、第2搬送装置181の移動台191をX軸移動させ、回転テーブル160をθ回転させて、描画ディスペンサー200と回転テーブル160のテーブル本体164とをX−θ平面極座標系移動させる共に、描画ディスペンサー200の動作によって、テーブル本体164の上面106に、次のガラス板5の形状及び寸法のうちの少なくとも一方に対応した吸盤163の配置位置及び配置範囲のうちの少なくとも一方を描画表示し、テーブル本体164の上面に描画された配置位置及び配置範囲のうちの少なくとも一方に従って、複数の吸盤163を配置し、これにより、次に加工すべきガラス板5の変更に伴う吸盤163の再配置作業を安全にしてスピーディーに行い得、また、ガラス板5の研削加工を行う周縁縁を確りと水平支持するに効果的にして安全な位置に吸盤163を配置し得、ガラス板5の周縁縁に近過ぎることなく、周縁縁の近くに吸盤を配置し得る。
テーブル本体164の上面に描画された描画表示の消去は、手動で行っても、別に設けられていると共にガラス板加工装置100の動作と同期して作動する描画表示消去装置で行ってよく、また、上記の例では、吸盤163の配置に加えて吸盤163の取り除きを手動で行うようにしたが、描画表示消去装置と同様に、これらを別に設けられていると共にガラス板加工装置100の動作と同期して作動する吸盤配置装置及び吸盤取り除き装置で行ってもよく、これらの場合、特に、吸盤配置装置の場合には、新たに描画された描画表示を検出して吸盤163を再配置するようにするとよい。
1 研削加工装置
2 切線形成ポジション
3 研削加工ポジション
4 折割ポジション
5 ガラス板
6 搬送装置
7 入込待機ポジション
17 ガイドレール
18 送りネジ
19 Y軸サーボモータ
20 吸盤
30 移動台

Claims (4)

  1. ガラス板を研削加工する研削ホイールを備えていると共に、X軸移動を行う研削ヘッドと、テーブル本体及びこのテーブル本体の上面に吸着してこのテーブル本体に保持されると共に、上面でガラス板を吸着保持する複数の吸盤を備えてY軸移動を行う研削ワークテーブルと、この研削ワークテーブルの複数の吸盤の上面へのガラス板の搬入載置を行う搬送装置とを備えており、研削ヘッド及び研削ワークテーブルを相対的にXY平面座標系移動させて複数の吸盤の上面に吸着保持されたガラス板の外周の研削加工を行うようになっており、搬送装置は、研削ヘッドが移動するX軸と並行した移動を行うと共に、描画装置が設けられている移動体と、この移動体に装着されていると共に、ガラス板を吸着し昇降を行う吸着パット昇降装置とを備えてなるガラス板の研削加工装置であって、研削加工すべきガラス板の形状及び寸法のうちの少なくとも一方に関するパターン変更に伴う複数の吸盤の再配置に際し、テーブル本体の上面に吸着配置された吸盤を当該テーブル本体の上面から取り除いた状態でのテーブル本体のY軸移動と移動体のX軸移動とにより、テーブル本体及び描画装置をXY平面座標系移動させ、描画装置によりテーブル本体の上面にパターン変更に対応した複数の吸盤の配置位置及び配置範囲のうちの少なくとも一方を描画するようになっているガラス板の研削加工装置。
  2. ガラス板を研削する研削ホイールを備えていると共に、Y軸移動を行う研削ヘッドと、テーブル本体及びこのテーブル本体の上面に吸着してこのテーブル本体に保持されると共に、上面でガラス板を吸着保持する複数の吸盤を備えてθ回転を行う回転テーブルと、この回転テーブルの複数の吸盤の上面にガラス板の搬入載置を行う搬送装置とを備えているガラス板の研削加工装置であって、研削ヘッド及び回転テーブルを相対的にY−θ平面極座標系移動させて複数の吸盤の上面に吸着保持されたガラス板の外周の研削加工を行うようになっており、搬送装置は、回転テーブルに対してX軸直動すると共に、描画装置が設けられている移動体と、この移動体に装着されていると共に、ガラス板を吸着してガラス板の昇降を行う吸着パット昇降装置とを備えてなるガラス板の研削加工装置であって、研削加工すべきガラス板の形状及び寸法のうちの少なくとも一方に関するパターン変更に伴う複数の吸盤の再配置に際し、テーブル本体の上面に吸着配置された吸盤を当該テーブル本体の上面から取り除いた状態での回転テーブルのθ回転と移動体のX軸移動とにより、テーブル本体及び描画装置をX−θ平面極座標系移動させ、描画装置によりテーブル本体の上面にパターン変更に対応した複数の吸盤の配置位置及び配置範囲のうちの少なくとも一方を描画するようになっているガラス板の研削加工装置。
  3. 描画装置が描画用液剤を吐出して描画を行うディスペンサーからなる請求項1又は2に記載のガラス板の研削加工装置。
  4. 描画装置が描画液剤を飛ばして描画を行うディスペンサーからなる請求項1又は2に記載のガラス板の研削加工装置。
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