JPWO2014192543A1 - 面状発光パネルおよび電子機器 - Google Patents

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淳弥 若原
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伸哉 三木
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Abstract

この面状発光パネル(40)は、同一の透明基板(11)上に、発光層が第1電極層および第2電極層に挟まれて構成される面状発光素子を、所定の間隙を隔てて直線状に複数配列した面状発光パネル(40)であって、複数の面状発光素子は、それぞれ電気的に直列に接続されており、複数の面状発光素子は、透明基板(11)上において封止部材に覆われており、隣接する面状発光素子の間の非発光領域には、面状発光パネル(40)を切断する際の切離し予定ライン(CL)が規定され、非発光領域(NA)には、接続された第1電極層と第2電極層のうち少なくともいずれか一方が透明基板(11)または封止部材から露出することによって形成された第1電極部(41)および第2電極部(42)が、切離し予定ライン(CL)を挟むように設けられている。

Description

本発明は、面状発光パネルおよび電子機器に関する。
従来、電子機器、携帯機器(携帯電話、スマートフォン、タブレット端末、その他の小型のモバイル機器)において、光ファイバーを用いて筐体の一部を発光させることで、筐体の一部を照光さる技術、装飾模様を照光させる技術、または、光ファイバーに代わり、EL(Electro Luminescence)発光素子を用いる技術が知られている(たとえば、特表2005−518108号公報(特許文献1)、特開2007−311044号公報(特許文献2)参照、特開2010−186609号公報(特許文献3))。
特許文献1には、携帯電話の筐体に光ファイバー部材を接着して、筐体と光ファイバー部材とを一体化することで、光源からの光を光ファイバーが描く模様に照光させる技術が開示されている。
特許文献2には、EL発光素子(ELシート)、光拡散部材および反射部材とを備え、光拡散部材により装置筐体外部に光を発光させると共に、装置内部に拡散した光を反射部材を用いて、再度、光拡散部材により光を筐体外部に出力する技術が開示されている。
特許文献3には、複数のEL発光素子を並列接続してEL発光素子間で切断し、所望の大きさ(長さ)に加工できる技術が開示されている。
特表2005−518108号公報 特開2007−311044号公報 特開2010−186609号公報
しかし、特許文献1に開示される技術では、光ファイバー部材が接着している部分のみの照光に制限されるため、広領域を照光することには適さない。さらに、光ファイバー部材の端部から光を入力する必要があるため、光源と光ファイバー部材との位置による意匠および実装制約が大きいという課題がある。
特許文献2に開示される技術では、広領域に均一に光を照射することは可能である。しかし、外装部材の大きさ、形状など設計変更がある度に、面状発光素子の大きさを変更することが必要となり製造コストアップとなる。さらに、設計・製造に要する時間が必要となり迅速な製品化が難しいという課題がある。
特許文献3に開示される技術では、複数のEL発光素子はそれぞれ並列接続されているため、素子間の輝度バラつきが発生し易いという課題がある。これは、EL発光素子の明るさは電流量により決まり、EL発光素子を並列に接続するとEL発光素子間の抵抗値の不均一等により、EL発光素子ごとの電流量が不均一になるからである。
この発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、複数の面状発光素子間の輝度の不均一の発生を抑制するとともに、面状発光パネルの大きさを容易に変更することが可能な構成を備える、面状発光パネルおよび電子機器を提供することを目的とする。
この発明の一側面に従う面状発光パネルにおいては、同一の透明基板上に、発光層が第1電極層および第2電極層に挟まれて構成される面状発光素子を、所定の間隙を隔てて直線状に複数配列した面状発光パネルであって、複数の上記面状発光素子は、互いに隣接する面状発光素子の一方の第1電極層と他方の第2電極層とが接続されることによって、それぞれ電気的に直列に接続されており、複数の上記面状発光素子は、上記透明基板上において封止部材に覆われており、隣接する上記面状発光素子の間の非発光領域には、当該面状発光パネルを切断する際の切離し予定ラインが規定され、上記非発光領域には、接続された上記第1電極層と上記第2電極層のうち少なくともいずれか一方が上記透明基板または上記封止部材から露出することによって形成された第1電極部および第2電極部が、上記切離し予定ラインを挟むように設けられている。
実施の形態における面状発光パネルの基本構成を示す平面図である。 図2中II−II線矢視断面図である。 実施の形態1における面状発光パネルの構成を示す平面図である。 図3中のIV−IV線矢視断面図である。 実施の形態1における面状発光パネルの分割を示す図であり、(A)は切断前の平面図、(B)は、(A)中のVB−VB線矢視断面図、(C)は切断後の平面図、(D)は、(C)中のVD−VD線矢視断面図である。 実施の形態1における面状発光パネルを電子機器の回路基板に装着する前の状態を示す斜視図である。 実施の形態1における面状発光パネルを電子機器の回路基板に装着した他の状態を示す斜視図である。 実施の形態1における面状発光パネルを電子機器の回路基板に装着した他の状態を示す断面図である。 実施の形態1における面状発光パネルの電子機器の筐体への固定状態の一例を示す断面図である。 実施の形態1における面状発光パネルを電子機器の回路基板に装着したさらに他の状態を示す斜視図である。 実施の形態2における面状発光パネルの構成を示す平面図である。 図11中のXII−XII線矢視断面図である。
本発明に基づいた各実施の形態における面状発光パネルおよびこの面状発光パネルを用いた電子機器について、以下、図を参照しながら説明する。以下に説明する実施の形態において、個数、量などに言及する場合、特に記載がある場合を除き、本発明の範囲は必ずしもその個数、量などに限定されない。同一の部品、相当部品に対しては、同一の参照番号を付し、重複する説明は繰り返さない場合がある。各実施の形態における構成を適宜組み合わせて用いることは当初から予定されていることである。
(面状発光パネル10)
図1および図2を参照して、本実施の形態における面状発光パネル10の基本構成について説明する。図1は、面状発光パネル10を示す正面図であり、面状発光パネル10の背面19の側から面状発光パネル10を見たときの様子を示している。図2は、図1中II−II線矢視断面図である。
本実施の形態における面状発光パネル10は、有機ELから構成される。面状発光パネル10は、複数の発光ダイオード(LED)と拡散板とから面状発光パネルとして構成されていてもよいし、冷陰極管等を用いて面状発光パネルとして構成されていてもよい。
図1および図2を参照して、面状発光パネル10は、透明基板11(カバー層)、陽極(アノード)14、有機層15、陰極(カソード)16、封止部材17および絶縁層18を含む。陽極14、有機層15、および陰極16により面状発光素子1を構成する。
透明基板11は、面状発光パネル10の表面12(発光面)を形成し、透明基板11の外周端面は、面状発光パネル10の外周10Eを形成している。陽極14、有機層15および陰極16は、透明基板11の裏面13上に順次積層される。封止部材17は、面状発光パネル10の背面19を形成している。
透明基板11を構成する部材としては、後述するように、本実施の形態の面状発光パネル40は、分割することを目的としていることから、ポリエチレンテレフタレート(PET)またはポリカーボネイト(PC)等の光透過性のフィルム基板が用いられる。面状発光パネル40を分割することに支障がない場合には、各種ガラス基板を用いてもよい。
光透過性のフィルム基板としては、他にポリイミド、ポリエチレンナフタレート(PEN)、ポリスチレン(PS)、ポリエーテルサルフォン(PES)、ポリプロピレン(PP)等が用いられる。
陽極14は、透明性を有する導電膜である。陽極14を形成するためには、スパッタリング法等によって、ITO(Indium Tin Oxide:インジウム錫酸化物)等が透明基板11上に成膜される。陽極14に用いられる他の材料としては、ポリエチレンジオキシチオフェン(PEDOT)が用いられる。
フォトリソグラフィ法等によりITO膜が所定の形状にパターニングされることによって、陽極14が形成される。陽極14は、電極部41(陽極用)および電極部42(陰極用)を形成するために、パターニングによって2つの領域に分割されている。
有機層15(発光部)は、電力を供給されることによって光(可視光)を生成することができる。有機層15は、単層の発光層から構成されていてもよく、正孔輸送層、発光層、正孔阻止層、および電子輸送層などが順次積層されることによって構成されていてもよい。
陰極16は、たとえばアルミニウム(AL)である。陰極16は、真空蒸着法等によって有機層15を覆うように形成される。陰極16を所定の形状にパターニングするために、真空蒸着の際にはマスクが用いられるとよい。陰極16の他の材料としては、フッ化リチウム(LiF)、AlとCaとの積層、AlとLiFとの積層、および、AlとBaとの積層等が用いられる。
陰極16と陽極14とが短絡しないように、陰極16と電極部41側の陽極14との間に絶縁層18が設けられる。陰極16の絶縁層18が設けられる側とは反対側の部分は、電極部42側の陽極14に接続される。絶縁層18は、たとえばスパッタリング法を用いてSiOなどが成膜された後、フォトリソグラフィ法等を用いて陽極14と陰極16とを互いに絶縁する箇所を覆うように所望のパターンに形成される。
封止部材17は、絶縁性を有する樹脂またはガラス基板などから構成される。封止部材17は、有機層15を水分等から保護するために形成される。封止部材17は、陽極14、有機層15、および陰極16(面状発光パネル10の内部に設けられる部材)の略全体を透明基板11上に封止する。陽極14の一部は、電気的な接続のために、封止部材17から露出している。
封止部材17には、PET、PEN、PS、PES、ポリイミド等のフィルムに、SiO、AL、SiNx等の無機薄膜と柔軟性のあるアクリル樹脂薄膜などを層状に複数層重ね合わせることでガスバリア性を備えたものが用いられる。電極部41および電極部42には、さらに金、銀、銅などを積層してもよい。
陽極14の封止部材17から露出している部分(図2左側)は、電極部41(陽極用)を構成する。電極部41と陽極14とは互いに同じ材料で構成される。電極部41は、面状発光パネル10の外周に位置する。陽極14の封止部材17から露出している(図4右側の)部分は、電極部42(陰極用)を構成する。電極部42と陽極14とは互いに同じ材料で構成される。電極部42も、面状発光パネル10の外周に位置する。
電極部41および電極部42は、有機層15を挟んで相互に反対側に位置している。隣り合う電極部41および電極部42同士の間には、分割領域20(図1参照)が形成されている。電極部41および電極部42には、はんだ付け(銀ペースト)等を用いて配線パターン(図示せず)が取り付けられる。
以上のように構成される面状発光パネル10の有機層15に対応する表面12が発光領域となる。面状発光パネル10の有機層15には、外部の電源装置から、図示しない配線パターン、電極部41,42、陽極14および陰極16を通して電力が供給される。有機層15で生成された光は、陽極14および透明基板11を通して、表面12(発光面)から外部に取り出される。
(実施の形態1:面状発光パネル40)
次に、図3および図4を参照して、上記面状発光パネル10の基本構成を備える、本実施の形態における面状発光パネル40の構成について説明する。図3は、本実施の形態における面状発光パネル40の構成を示す平面図、図4は、図3中のIV−IV線矢視断面図である。
本実施の形態における面状発光パネル40は、同一の透明基板11上に、第1発光領域LA1、第2発光領域LA2、および第3発光領域LA3が設けられている。この発光領域の数量は、3ヶ所に限定されず、2以上あれば、適宜要求される仕様に応じて変更される。なお、図3は封止部材17が設けられている側からの平面視を示しているが、位置の関係を明瞭にするため、発光領域LA1−LA3も示されている。
第1発光領域LA1は、透明基板11の上に設けられる第1電極層としての第1基板側電極層(アノード)14Aと、第1基板側電極層14Aを覆うように設けられる第1発光層15Aと、第1発光層15Aを覆うように設けられる第2電極層としての第1封止部材側電極層(カソード)16Aとを含む。第1基板側電極層14A、第1発光層15A、および第1封止部材側電極層16Aにより、第1面状発光素子1Aを構成する。
第2発光領域LA2は、透明基板11の上に設けられる第1電極層としての第2基板側電極層(アノード)14Bと、第2基板側電極層14Bを覆うように設けられる第2発光層15Bと、第2発光層15Bを覆うように設けられる第2電極層としての第2封止部材側電極層(カソード)16Bとを含む。第2基板側電極層14B、第2発光層15B、および第2封止部材側電極層16Bにより、第2面状発光素子1Bを構成する。
第3発光領域LA3は、透明基板11の上に設けられる第1電極層としての第3基板側電極層(アノード)14Cと、第3基板側電極層14Cを覆うように設けられる第3発光層15Cと、第3発光層15Cを覆うように設けられる第2電極層としての第3封止部材側電極層(カソード)16Cとを含む。第3基板側電極層14C、第3発光層15C、および第3封止部材側電極層16Cにより、第3面状発光素子1Cを構成する。
第1基板側電極層14Aと第2基板側電極層14Bとは、所定の間隔を隔てて直線状に設けられ、この間に凹状の段部14dが形成される。第1基板側電極層14Aを覆う第1発光層15Aの一部、および、第1発光層15Aを覆う第1封止部材側電極層16Aは、この段部14dに落ち込み、凹部を形成する。この段部14dにおいて、第1封止部材側電極層16Aは、隣接する第2発光領域LA2に位置する第2基板側電極層14Bの上面に一部が重なり、第1封止部材側電極層16Aと第2基板側電極層14Bとが電気的に接続される。
同様に、第2基板側電極層14Bと第3基板側電極層14Cとは、所定の間隔を隔てて直線的に設けられ、この間に凹状の段部14dが形成される。第2基板側電極層14Bを覆う第2発光層15Bの一部、および、第2発光層15Bを覆う第2封止部材側電極層16Bは、この段部14dに落ち込み、凹部を形成する。この段部14dにおいて、第2封止部材側電極層16Bは、隣接する第3発光領域LA3に位置する第3基板側電極層14Cの上面に一部が重なり、第2封止部材側電極層16Bと第3基板側電極層14Cとが電気的に接続される。
このようにして、第1面状発光素子1A、第2面状発光素子1B、および第3面状発光素子1Cは直線的に配列された状態で、それぞれ電気的に直列に接続されることとなる。
第1面状発光素子1Aの第1封止部材側電極層16A、第2面状発光素子1Bの第2封止部材側電極層16B、および第3面状発光素子1Cの第3封止部材側電極層16Cは、単一の封止部材17により覆われている。
第1発光領域LA1は、平面視において第1発光層15Aが位置する領域であり、第1発光層15Aを取り囲む第1発光層15Aが設けられてない領域は非発光領域NAとなる。同様に、第2発光領域LA2は、平面視において第2発光層15Bが位置する領域であり、第2発光層15Bを取り囲む第2発光層15Bが設けられてない領域は非発光領域NAとなる。第3発光領域LA3は、平面視において第3発光層15Cが位置する領域であり、第3発光層15Cを取り囲む第3発光層15Cが設けられてない領域は非発光領域NAとなる。
図3を参照して、第1発光領域LA1と第2発光領域LA2との間に位置する非発光領域NAには、面状発光パネル40を切断する際の切離し予定ラインCLが規定されている。この切離し予定ラインCL上には、円形の貫通開口孔11Hが形成されている。
非発光領域NAには、切離し予定ラインCLを挟むように、封止部材17から第2基板側電極層14Bが露出する第1電極部41、および、封止部材17から第1封止部材側電極層16Aが露出する第2電極部42が設けられている。
つまり、第1電極部41は、切離し予定ラインCLを挟むように配置された一方の第2面状発光素子1Bの第2基板側電極層14Bであり、第2電極部42は、切離し予定ラインCLを挟むように配置された他方の第1面状発光素子1Aの第1封止部材側電極層16Aである。
第1電極部41の両側には、切り込み凹部44が設けられ、第1電極部41は凸部43に設けられている。第1電極部41と凸部43とにより端子Tを構成する。第2電極部42の両側にも、切り込み凹部44が設けられ、第2電極部42は、凸部43に設けられている。第2電極部42と凸部43とにより端子Tを構成する。
第1電極部41と第2電極部42との間に位置する切り込み凹部44は、両露出電極に対して共通の切り込み凹部44となり、この切り込み凹部44の略中心を、切離し予定ラインCLが通過する。
第2発光領域LA2と第3発光領域LA3との間に位置する非発光領域NAにも、面状発光パネル40を分割する際に切断される切離し予定ラインCLが規定されている。この切離し予定ラインCL上には、円形の貫通開口孔11Hが形成されている。
非発光領域NAには、切離し予定ラインCLを挟むように、封止部材17から第3基板側電極層14Cが露出する第1電極部41、および、封止部材17から第2封止部材側電極層16Bが露出する第2電極部42が設けられている。
つまり、第1電極部41は、切離し予定ラインCLを挟むように配置された一方の第3面状発光素子1Cの第3基板側電極層14Cであり、第2電極部42は、切離し予定ラインCLを挟むように配置された他方の第2面状発光素子1Bの第2封止部材側電極層16Bである。
第1電極部41の両側には、切り込み凹部44が設けられ、第1電極部41は、凸部43に設けられている。第1電極部41と凸部43とにより端子Tを構成する。第2電極部42の両側にも、切り込み凹部44が設けられ、第2電極部42は、凸部43に設けられている。第2電極部42と凸部43とにより端子Tを構成する。第1電極部41と第2電極部42との間に位置する切り込み凹部44は、両露出電極に対して共通の切り込み凹部44となり、この切り込み凹部44の略中心を、切離し予定ラインCLが通過する。
図3において、面状発光パネル40の左側の端面は、切離し予定ラインCLにより分割された後の形状が表れており、半円形状の貫通半円孔11h、および、凸部43に設けられた第1電極部41が形成されている。第1電極部41と凸部43とにより端子Tを構成する。
面状発光パネル40の右側の端面は、切離し予定ラインCLにより分割された後の形状が表れており、半円形状の貫通半円孔11h、および、凸部43に設けられた第2電極部42が形成されている。第2電極部42と凸部43とにより端子Tを構成する。
上記構成を有する面状発光パネル40の製造方法は、図1および図2に示した、面状発光パネル10と同様であり、第1面状発光素子1A、第2面状発光素子1B、および、第3面状発光素子1Cのそれぞれ同一の機能を有する層は、同一の工程で製造される。
なお、第1電極部41、第2電極部42はそれぞれ封止部材17から露出するように形成されているが、逆の面、すなわち透明基板11の側から露出するように形成されてもよく、何れの面から露出させるかを問うものではない。また、第1電極部41および第2電極部42は、それぞれ隣接する面状発光素子間において互いに接続されている基板側電極層と封止部材側電極層の何れかの箇所が露出して形成されていればよく、切離し予定ラインCLで分離された後にはそれぞれが一方の面発光素子の基板側電極層、他方の面発光素子の封止部材側電極層として機能するものである。
このように、隣接する面状発光素子において互いに接続されている基板側電極層と封止部材側電極層の何れかの箇所が、透明基板11と封止部材17とによって構成されている封止構造から露出されることにより、第1電極部41、第2電極部42が形成されるものである。
次に、図5(A)〜(D)を参照して、上記構成を有する面状発光パネル40を切離し予定ラインCLに沿って切断する場合について説明する。図5(A)は切断前の平面図、図5(B)は、図5(A)中のVB−VB線矢視断面図、図5(C)は切断後の平面図、図5(D)は、図5(C)中のVD−VD線矢視断面図である。
図5(A)および(B)は、図3および図4と同じ状態を示している。第1発光領域LA1と第2発光領域LA2との間を切離し予定ラインCLに沿って分割した場合を、図5(C),(D)に示す。
切離し予定ラインCLは、第1面状発光素子1Aと第2面状発光素子1Bとの間に位置していることから、第1面状発光素子1Aと第2面状発光素子1Bとの直列接続が切断されるのみで、発光素子が切断されることはない。切断面には、封止部材17が位置しているため、電気的に何ら問題を生じさせることなく、面状発光パネル40を切断することができる。
さらに、切離し予定ラインCLは切り込み凹部44の略中心を通過していることから、第1電極部41および第2電極部42はいずれも、凸部43に形成された状態となり、端子Tを構成する。その結果、外部に設けられた電子機器に、面状発光パネル40に電力を供給するコネクターが設けられている場合には、端子Tを電子機器のコネクターに差し込むことで、容易に面状発光パネル40に電力を供給することが可能になる。
図6から図9を参照して、上記面状発光パネル40を電子機器に装着する状態について説明する。図6は、面状発光パネル40を電子機器の回路基板100に装着する前の状態を示す斜視図、図7は、面状発光パネル40を電子機器の回路基板100に装着した他の状態を示す斜視図、図8は、面状発光パネル40を電子機器の回路基板100に装着した他の状態を示す断面図、図9は、面状発光パネル40の電子機器の筐体310への固定状態の一例を示す断面図である。
図6に示すように、回路基板100には、長手方向に沿って2か所にピン差込口201が設けられたコネクター200が設けられている。面状発光パネル40の両端部に設けられた端子Tを、ピン差込口201からコネクター200に差し込み可能である。これにより、回路基板100から面状発光パネル40に対して容易に電力を供給することが可能となる。
端子Tの形状は、矩形形状をしているが、この形状に限らず、配線端子の形状に合わせた挿し込み可能な形状であればどのような形状であってもよい。
図7および図8に示すように、面状発光パネル40を、回路基板100に対して垂直に立てた状態にして固定することがきる。これにより、電子機器としてたとえば携帯電話300の筐体310の内部に回路基板100、および、回路基板100の長手方向に沿って2枚の面状発光パネル40を収容した状態で、操作面330側にではなく、筐体310の両側面側に設けられた光透過領域としての光透過窓320側から、面状発光パネル40によって生成された光を外部に向けて発光することが可能となる。
携帯電話300に限らず、スマートフォン、タブレット等の携帯型の電子機器に組み込んだ場合には、コネクター200に面状発光パネル40の端子Tを挿し込むだけで特別な位置決め機構、保持機構を設けなくても、光透過窓320と、第1発光領域LA1、第2発光領域LA2および第3発光領域LA3との位置関係を容易に実現することができる。
特に、携帯型の電子機器のように小型の電子機器の場合には、面状発光パネル40および回路基板100を収容するスペースの制約があるため、図7および図8に示す、面状発光パネル40を、回路基板100に対して垂直に立てた状態にして固定する構成は、収容スペースを有効利用することができる。
本実施の形態の面状発光パネル40は、筐体310の大きさ、光透過窓320の大きさ等に変更が生じた場合にも、面状発光パネル40を切断して長さを調整することにより、面状発光パネル40側での容易な対応が可能である。面状発光パネル40は、長さを変更した場合であっても、複数の面発光素子は直列接続されているため、各面発光素子は、同じ明るさで発光させることができる。
さらに、面状発光パネル40には、貫通開口孔11Hが設けられている。図9に示すように、貫通開口孔11Hを利用し、筐体310に設けられた固定ピン340を用いて、面状発光パネル40を筐体310に固定することができる。
図10に、面状発光パネル40Aの回路基板100への他の固定方法を示す。面状発光パネル40Aにフレキシブルな素材が用いられている場合には、面状発光パネル40Aの非発光領域NAを折り曲げて(図10中矢印Aで示す角部)電子機器の外周に沿って配置することもできる。この場合、面状発光パネル40Aには、第1発光領域LA1から第7発光領域LA7が設けられる。端子Tによる電気的接続は、面状発光パネル40Aの長尺方向の両端部のみで行ない、その他の端子Tは面状発光パネル40Aの固定用として使用することができる。
(実施の形態2:面状発光パネル40B)
次に、図11および図12を参照して、上記面状発光パネル10の基本構成を備える、本実施の形態における面状発光パネル40Bの構成について説明する。図11は、面状発光パネル40Bの構成を示す平面図、図12は、図11中のXII−XII線矢視断面図である。
本実施の形態の面状発光パネル40Bは、非発光領域NAにおいて、切離し予定ラインCLの近傍領域が封止部材17よって覆われていない構造を採用している。したがって、第1基板側電極層14Aの一部、第1封止部材側電極層16Aの一部、第2基板側電極層14Bの一部、第2封止部材側電極層16Bの一部、第3基板側電極層14Cの一部、および、第3封止部材側電極層16Cの一部が、封止部材17により覆われずに、封止部材17から露出した構造となっている。第1発光領域LA1、第2発光領域LA2、および第3発光領域LA3に対応する位置は、封止部材17により覆われている。
その結果、各電極層の封止部材17から露出した部分が、電極部となり端子Tとしての機能を有する。
この面状発光パネル40Bの構成であっても、上記実施の形態1の場合と同様の作用効果を得ることができる。
以上、本実施の形態における面状発光パネルおよび電子機器によれば、面状発光素子が所定の間隙を隔てて直線状に直列に複数配列されているので、面状発光素子間の輝度バラつきが抑制され、電子機器に搭載した際にも均一な発光が可能となり、デザイン性、機能性に優れたものとなる。
面状発光素子間に当該面状発光パネルの切断が可能な領域を設けたことにより、簡単に所望の長さの面状発光パネルを得ることができるため、面状発光パネルを搭載する電子機器の大きさに応じた面状発光パネルを迅速に作成することができる。その結果、設計変更に伴うコストの上昇を抑制することができる。
さらに、面状発光素子間に、面状発光パネルを電子機器側の回路基板および/または筐体に、位置決めおよび/または固定することが可能な形状が採用されていることから、面状発光パネルの電子機器への取り付けを容易に行なうことができる。
以上説明した面状発光パネルにおいては、同一の透明基板上に、発光層が第1電極層および第2電極層に挟まれて構成される面状発光素子を、所定の間隙を隔てて直線状に複数配列した面状発光パネルであって、複数の上記面状発光素子は、互いに隣接する面状発光素子の一方の第1電極層と他方の第2電極層とが接続されることによって、それぞれ電気的に直列に接続されており、複数の上記面状発光素子は、上記透明基板上において封止部材に覆われており、隣接する上記面状発光素子の間の非発光領域には、当該面状発光パネルを切断する際の切離し予定ラインが規定され、上記非発光領域には、接続された上記第1電極層と上記第2電極層のうち少なくともいずれか一方が上記透明基板または上記封止部材から露出することによって形成された第1電極部および第2電極部が、上記切離し予定ラインを挟むように設けられている。
また、上記透明基板上に、第1面状発光素子および第2面状発光素子が所定の間隙を隔てて配列され、上記第1面状発光素子は、上記透明基板の上に設けられる第1基板側電極層と、上記第1基板側電極層を覆うように設けられる第1発光層と、上記第1発光層を覆うように設けられる第1封止部材側電極層と、を含むことにより第1発光領域を形成し、上記第2面状発光素子は、上記透明基板の上に設けられる第2基板側電極層と、上記第2基板側電極層を覆うように設けられる第2発光層と、上記第2発光層を覆うように設けられる第2封止部材側電極層と、を含むことにより第2発光領域を形成し、上記第1発光領域と上記第2発光領域との間に上記非発光領域が形成されている。
あるいは、上記非発光領域には、当該面状発光パネルを外部に設けられた電子機器に固定する固定領域が設けられている。
また、以上説明した電子機器においては、上述のいずれかに記載の面状発光パネルと、上記面状発光パネルを収納し、上記面状発光パネルによって生成された光を外部に向けて発光が可能な光透過領域とを備える電子機器であって、当該電子機器は、上記面状発光パネルに電力を供給するコネクターを有し、上記面状発光パネルには、上記第1電極部または上記第2電極部が設けられるとともに、上記コネクターに差し込み可能な端子を有し、上記端子が上記コネクターに差し込まれることにより、上記第1電極部および上記第2電極部から上記発光層に電力が供給される。
以上の構成によれば、複数の面状発光素子間の輝度の不均一の発生を抑制するとともに、面状発光パネルの大きさを容易に変更することが可能な構成を備える、面状発光パネルおよび電子機器を提供することを可能とする。
以上、本発明の各実施の形態における内照式照明装置について説明したが、今回開示された実施の形態は全ての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。したがって、本発明の範囲は請求の範囲によって示され、請求の範囲と均等の意味および範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
1 面状発光素子、1A 第1面状発光素子、1B 第2面状発光素子、1C 第3面状発光素子、10,40,40A,40B 面状発光パネル、10E 外周、11 透明基板、11H 貫通開口孔、11h 貫通半円孔、12 表面、13 裏面、14 陽極、14A 第1基板側電極層、14B 第2基板側電極層、14C 第3基板側電極層、14d 段部、15 有機層、15A 第1発光層、15B 第2発光層、15C 第3発光層、16 陰極、16A 第1封止部材側電極層、16B 第2封止部材側電極層、16C 第3封止部材側電極層、17 封止部材、18 絶縁層、19 背面、20 分割領域、41 第1電極部、42 第2電極部、43 凸部、44 切り込み凹部、44 凹部、100 回路基板、200 コネクター、201 ピン差込口、300 携帯電話、310 筐体、320 光透過窓、330 操作面、340 固定ピン。

Claims (4)

  1. 同一の透明基板上に、発光層が第1電極層および第2電極層に挟まれて構成される面状発光素子を、所定の間隙を隔てて直線状に複数配列した面状発光パネルであって、
    複数の前記面状発光素子は、互いに隣接する面状発光素子の一方の第1電極層と他方の第2電極層とが接続されることによって、それぞれ電気的に直列に接続されており、
    複数の前記面状発光素子は、前記透明基板上において封止部材に覆われており、
    隣接する前記面状発光素子の間の非発光領域には、当該面状発光パネルを切断する際の切離し予定ラインが規定され、
    前記非発光領域には、接続された前記第1電極層と前記第2電極層のうち少なくともいずれか一方が前記透明基板または前記封止部材から露出することによって形成された第1電極部および第2電極部が、前記切離し予定ラインを挟むように設けられている、面状発光パネル。
  2. 前記透明基板上に、第1面状発光素子および第2面状発光素子が所定の間隙を隔てて配列され、
    前記第1面状発光素子は、
    前記透明基板の上に設けられる第1基板側電極層と、
    前記第1基板側電極層を覆うように設けられる第1発光層と、
    前記第1発光層を覆うように設けられる第1封止部材側電極層と、を含むことにより第1発光領域を形成し、
    前記第2面状発光素子は、
    前記透明基板の上に設けられる第2基板側電極層と、
    前記第2基板側電極層を覆うように設けられる第2発光層と、
    前記第2発光層を覆うように設けられる第2封止部材側電極層と、を含むことにより第2発光領域を形成し、
    前記第1発光領域と前記第2発光領域との間に前記非発光領域が形成されている、請求項1に記載の面状発光パネル。
  3. 前記非発光領域には、当該面状発光パネルを外部に設けられた電子機器に固定する固定領域が設けられている、請求項1または2に記載の面状発光パネル。
  4. 請求項1から3のいずれか1項に記載の面状発光パネルと、
    前記面状発光パネルを収納し、前記面状発光パネルによって生成された光を外部に向けて発光が可能な光透過領域と、を備える電子機器であって、
    当該電子機器は、前記面状発光パネルに電力を供給するコネクターを有し、
    前記面状発光パネルには、前記第1電極部または前記第2電極部が設けられるとともに、前記コネクターに差し込み可能な端子を有し、
    前記端子が前記コネクターに差し込まれることにより、前記第1電極部および前記第2電極部から前記発光層に電力が供給される、電子機器。
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