JPWO2014174818A1 - 酸化物質定量方法および酸化物質定量装置 - Google Patents
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Abstract
正確、迅速および低コストに酸化物質を定量することが可能な酸化物質定量方法およびそれに用いる酸化物質定量装置を提供する。本発明の酸化物質定量方法は、試料中の酸化物質を酸化還元反応を用いて定量する酸化物質定量方法であって、1種または寿命の異なる複数種の酸化物質を含む試料溶液に1種の還元剤を添加し、色変化後または発色後の該還元剤の吸光度の時間変化を測定して吸光度曲線を作成し、得られた該吸光度曲線に基づいて、前記試料溶液中の酸化物質を同定するともに、当該酸化物質を定量する。
Description
本発明は、酸化還元反応を用いる酸化物質定量方法およびそれに用いる酸化物質定量装置に関する。
酸化物質および化学反応の結果、酸化物質を生じる物質の検出または定量は多くの領域において重要である。特に、水処理の分野において、水中の酸化物質の定量・モニタリングはその効果および装置の動作管理を行う上で非常に重要である。
従来、酸化物質の定量方法としては、酵素法や分析対象物質と化学反応して検出可能な変化(色変化など)を受ける物質を測定する方法があり、臨床検査における体液中に存在する各種成分の定量や環境分析に利用されている。例えば過酸化水素の定量はペルオキシダーゼの共存下、還元剤として、検出可能な色変化を受ける物質、例えばロイコ色素を添加し、酸化還元反応を行わせて、定量的に生成する発色物質を比色定量する方法などがある(例えば、特許文献1参照)
しかしながら、従来の方法では、試薬として用いる還元剤の自然酸化によるブランク着色による誤差を生じ易く正確な定量が困難であるという問題がある。これに対し、マスキング剤を添加して還元剤の自然酸化を抑制する方法があるが、マスキング剤の効果は試料水質、例えばpHや金属イオンの影響を受けるため、すべての試料水について適用できるものではない。また、ブランク試験により上記のブランク着色を補正する方法もあるが、ブランク試験の準備と実施に時間を要する。そのため、マスキング剤やブランク試験を用いることなく、酸化物質の正確な定量が可能な酸化物定量方法に対するニーズが存在している。
また、試料水に含まれる酸化物質が既知である場合、通常、その既知の酸化物質に対して高い選択性を有する還元剤を選択して用いる。しかし、試料水に含まれる酸化物質が未知である場合、一般的な還元剤を用いざるを得ないが、そのような場合、酸化還元反応が定量的に進行せず、正確な定量が困難な場合がある。1種類の還元剤を種々の酸化物質に対して用いても正確な定量が可能となれば、種々の還元剤を用意する必要がないので、より迅速かつ低コストの定量が可能となる。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、正確、迅速および低コストに酸化物質を定量することが可能な酸化物質定量方法およびそれに用いる酸化物質定量装置を提供することを目的とした。
本発明者らは、酸化物質の定量方法について鋭意検討する過程で、1種または寿命の異なる複数種の酸化物質を含む試料溶液に1種の還元剤を添加し、色変化後または発色後の還元剤の吸光度の時間変化を測定して吸光度曲線を作成し、その吸光度曲線を用いることで、還元剤の自然酸化によるブランク着色の影響を受けることなく、酸化物質の定量が可能になることを見出して本発明を完成させたものである。すなわち、本発明の酸化物質定量方法は、試料中の酸化物質を酸化還元反応を用いて定量する酸化物質定量方法であって、1種または寿命の異なる複数種の酸化物質を含む試料溶液に1種の還元剤を添加し、色変化後または発色後の該還元剤の吸光度の時間変化を測定して吸光度曲線を作成し、得られた該吸光度曲線に基づいて、前記試料溶液中の酸化物質を同定するともに、当該酸化物質を定量することを特徴とする。
また、本発明の酸化物質定量装置は、試料中の酸化物質を酸化還元反応を用いて定量する酸化物質定量方法に用いる酸化物定量装置であって、該酸化物定量装置が測定部と制御部とを備え、該測定部が、1種または寿命の異なる複数種の酸化物質を含む試料溶液と1種の還元剤とを反応させる反応部と、該反応部へ光を照射する光源部と、該反応部からの透過光を検出して色変化後または発色後の該還元剤の吸光度を測定する受光部とを有し、
該制御部が、既知酸化物質の吸光度の時間変化を示す基準近似曲線と、吸光度と濃度との関係を示す検量線とを記憶する記憶部と、色変化後または発色後の該還元剤の吸光度の時間変化を測定して吸光度曲線を作成し、得られた該吸光度曲線に基づいて、前記試料溶液中の酸化物質を同定するともに、当該酸化物質を定量する演算部とを有することを特徴とする。
該制御部が、既知酸化物質の吸光度の時間変化を示す基準近似曲線と、吸光度と濃度との関係を示す検量線とを記憶する記憶部と、色変化後または発色後の該還元剤の吸光度の時間変化を測定して吸光度曲線を作成し、得られた該吸光度曲線に基づいて、前記試料溶液中の酸化物質を同定するともに、当該酸化物質を定量する演算部とを有することを特徴とする。
本発明の酸物質定量方法によれば、1種類の還元剤を種々の酸化物質に対して用いることができ、また、マスキング剤やブランク試験が不要である。これにより、より迅速かつ低コストで酸化物質の正確な定量を行うことが可能となる。
以下、図面等を参照して本発明の実施の形態について説明する。
本発明の対象とする酸化物質は、特に限定されない。好ましくは、ヨウ化物イオンを酸化できる酸化物質である。例としては、過酸化水素、オゾン、ラジカル種、硝酸カリウム、次亜塩素酸、亜塩素酸、塩素酸、過塩素酸、ハロゲン、過マンガン酸塩、硝酸セリウムアンモニウム、クロム酸、二クロム酸、過酸化物等を挙げることができる。ただし、2種類以上の酸化物質が存在している場合、各酸化物質に寿命差があることが必要である。寿命差があれば、寿命が長い安定な酸化物質(例:過酸化水素など)から寿命が短い不安定な酸化物質(例:オゾン、ラジカル種など)まで種類を問わず定量可能である。
還元剤としては、水溶性で、酸化物質との反応時に色変化または発色を伴い、光学的方法によって検出できるものであれば特に限定されない。例としては、ヨウ化カリウム、硫酸第一鉄等を挙げることができるが、ヨウ化カリウムが好ましい。また、本発明では、マスキング剤またはマスキング処理は不要である。なお、マスキング剤とは、還元剤が、対象とする酸化物質以外の酸化物質と反応するのを抑制する薬剤である。また、マスキング処理とは、マスキング剤の添加だけでなく、還元剤が、対象とする酸化物質以外の酸化物質と反応するのを抑制するために、還元剤を化学的に修飾することも含む。
図1は、本発明に係る酸化物質濃度定量装置の構成の一例を示す模式図である。該装置は、少なくとも測定部102と制御部105を備えている。測定部102は、1種または寿命の異なる複数の酸化物質を含む試料溶液と1種の還元剤とを反応させる反応部101と、該反応部101へ光を照射する光源部103と、該反応部101からの透過光を検出して色変化後または発色後の還元剤の吸光度を測定する受光部104とを有している。また、制御部105は、既知酸化物質の吸光度の時間変化を示す基準近似曲線と、吸光度と濃度との関係を示す検量線を記憶する記憶部107と、色変化後または発色後の還元剤の吸光度の時間変化を測定して吸光度曲線を作成し、得られた該吸光度曲線を曲線近似解析により1種以上の近似曲線に分解して各該近似曲線の半値幅と時間ゼロにおける初期吸光度を算出し、各該近似曲線の半値幅と既知酸化物質の前記基準近似曲線の半値幅とを比較して各該近似曲線に帰属される酸化物質を同定する一方、別途取得した既知酸化物質における吸光度と濃度との関係を示す検量線と前記の初期吸光度を用いて、前記の同定された酸化物質を定量する演算部106とを有している。なお、記憶部107は外部に接続されていても良い。また、反応部101を、測定部102と別体としても良い。また、既知酸化物質の基準近似曲線には、別途、既知酸化物質に1種の還元剤を添加して、吸光度の時間変化を測定して得られる吸光度曲線を用いることができる。
以下、図1を参照して本発明に係る酸化物質定量方法の手順を説明する。反応部101において、少なくとも1種の酸化物質を含む試料溶液に1種の還元剤を添加する。反応部101には、光学セルを用いることができる。光学セルとしては、石英セル、ガラスセル、あるいはポリスチレン製やポリメチルメタクリレート製等のディスポセルを用いることができる。
次いで、測定部102において、光源103からの光を光学系(非図示)を通して反応部101に照射し、反応部101からの透過光を受光器104で検出する。測定部102には、紫外可視分光光度計を用いることができる。
受光器104から透過光のデータは、演算部106に送られる。演算部106では、光源103からの入射光のデータとの比較から、色変化後または発色後の還元剤の吸光度が算出され、さらに、その還元剤の吸光度の時間変化を表す吸光度曲線を作成する。次いで、得られた吸光度曲線に曲線近似解析を適用して1種以上の近似曲線に分解し、各近似曲線の半値幅と時間ゼロにおける初期吸光度を算出する。次いで、得られた各近似曲線の半値幅と、別途に取得し、記憶部107に保存した既知酸化物質の基準近似曲線の半値幅とを比較して各近似曲線に帰属される酸化物質を同定する。近似曲線から得られる半値幅は各酸化物質の減衰し易さを示すパラメータとして用いることができ、各酸化物質に固有の値を示す。そのため、試料中の未知酸化物質の半値幅と既知酸化物質の半値幅とを比較することにより未知酸化物質を同定することが可能となる。さらに、別途に取得し、記憶部107に保存した既知酸化物質における吸光度と濃度との関係を示す検量線と前記の初期吸光度を用いて、前記の同定された酸化物質を定量する。
記憶部107には既知酸化物質の検量線を保存する。検量線の作成は、濃度既知の酸化物質について上記と同様に還元剤を添加し時間ゼロにおける初期吸光度を測定する。その初期吸光度と濃度を用いて検量線を作成する。さらに、少なくとも1種の濃度について、吸光度曲線を作成し、得られた吸光度曲線に曲線近似解析を適用して1種の近似曲線に分解し、該近似曲線の半値幅を算出する。この半値幅を既知酸化物質の半値幅として記憶する。例えば、過酸化水素の場合、例えば過マンガン酸カリウム法で測定した濃度を検量線作成のための濃度として用いることができる。また、オゾンの場合、オゾン測定試薬(例えば笠原理化工業製)で測定した濃度を検量線作成のための濃度として用いることができる。
本発明で用いる曲線近似解析は、種々の時系列データの分布波形を数式によって近似する方法であれば特に限定されない。ガウス近似、マックスウェル−ボルツマン近似、ローレンツ近似等を挙げることができるが、ガウス近似が好ましい。
本発明によれば、1種類の還元剤を種々の酸化物質に対して用いることができる。また、マスキング剤やブランク試験が不要である。これにより、より迅速かつ低コストで酸化物質の正確な定量を行うことが可能となる。
さらに、本発明は、寿命の異なる2種類以上の酸化物質を含む試料水を対象とする場合に有用である。複数種の酸化物質が存在するような場合、各酸化物質を従来手法により定量しようとした場合、正確な定量が困難である。例えば、過酸化水素の従来の定量法である酵素法やロイコ色素を用いる吸光度法では、溶液中の酸化物質が過酸化水素のみである場合は定量性があるが、過酸化水素以外に他の酸化物質が存在している場合(特に、過酸化水素よりも酸化ポテンシャルが高いオゾンやOHラジカルのような酸化物質が存在している場合)は、還元剤が他の酸化物質とも反応してしまうため、正確な定量が困難である。また、オゾンの従来の定量法であるヨウ化カリウム法についても、溶液中の酸化物質がオゾンのみである場合には定量性があるが、オゾン以外に他の酸化物質が存在している場合、ヨウ化カリウムがその他の酸化物質とも反応するため、オゾン濃度が高く見積もられるので正確な定量が困難である。本発明は、複数種の酸化物質が存在する場合、それぞれの酸化物質の寿命が異なることに着目したものであり、試料水の吸光度の時間変化を表す吸光度曲線に曲線近似解析を適用して得られる複数の近似曲線の半値幅は、各酸化物質に固有の値を示す。したがって、試料水中の各酸化物質の半値幅と既知酸化物質の半値幅とを比較することにより、試料水中の未知酸化物質を容易に同定することが可能となる。また、試料水中の各酸化物質に対して得られる近似曲線の時間ゼロにおける吸光度は、各酸化物質の濃度に比例するため、検量線を用いることにより、各酸化物質の濃度を別々に算出することが可能となる。
さらに、本発明は、ラジカル種を含む試料水に対して特に有用である。例えば、液中プラズマ装置により溶液中にオゾンや過酸化水素、酸素含有ラジカルのような複数種の酸化物質が生成するような場合に特に有用である。液中プラズマ装置により溶液中にオゾンや過酸化水素、ラジカルのような複数の酸化物質が生成するが、その水中における反応機構は各酸化物質同士の反応および経時的な変化が競争的に絡み合っているため生成物の定量が困難である(例えば、OHラジカルは寿命が短く、ラジカル同士で再結合して過酸化水素に変化する)。上記の通り、本発明は、複数種の酸化物質が存在する場合、それぞれの酸化物質の寿命が異なることに着目したものであるので、寿命差が大きい程、半値幅の差も大きくなり、同定が容易となる。また、試料水中の各酸化物質に対して得られる近似曲線の時間ゼロにおける吸光度を用いることにより、ラジカル種とそれ以外の酸化物質の濃度を別々に算出することが可能となる。
実施例1
本実施例では、酸化物質として過酸化水素を含む試料水を測定対象に用いた。
本実施例では、酸化物質として過酸化水素を含む試料水を測定対象に用いた。
(実験方法)
試料水は、純水250mLに過酸化水素(関東化学製)を所定量添加して調製した。添加直後を0分とし、そこから所定時間経過後、純水10mLとヨウ化カリウムを主成分とする還元剤をセル長1cmのディスポセル(ポリメチルメタクリレート製)から成る反応部101に添加した。還元剤を添加した試料水(以下、還元処理水という)の吸光度を測定部102にて所定時間毎に測定した。なお、吸光度測定は、(日本分光製)紫外可視分光光度計を用い、波長範囲400〜800nm、測定間隔1.0nm、走査速度は400nm/分、バンド幅2.0nmで行った。
試料水は、純水250mLに過酸化水素(関東化学製)を所定量添加して調製した。添加直後を0分とし、そこから所定時間経過後、純水10mLとヨウ化カリウムを主成分とする還元剤をセル長1cmのディスポセル(ポリメチルメタクリレート製)から成る反応部101に添加した。還元剤を添加した試料水(以下、還元処理水という)の吸光度を測定部102にて所定時間毎に測定した。なお、吸光度測定は、(日本分光製)紫外可視分光光度計を用い、波長範囲400〜800nm、測定間隔1.0nm、走査速度は400nm/分、バンド幅2.0nmで行った。
制御部105では、所定時間毎の吸光度のデータを用いて、ヨウ素の500nm〜530nmにおける極大ピークの吸光度と経過時間との関係を示すグラフ(吸光度曲線)が作成された。
(検量線の作成)
過酸化水素の検量線作成には、1.3×10−5〜6.3×10−4mol/Lの濃度範囲に調製した5種類の過酸化水素水を用いた。なお、検量線に用いた過酸化水素の濃度は、過マンガン酸カリウム法を用いて測定した。取得した検量線データは記憶部107に保存した。
過酸化水素の検量線作成には、1.3×10−5〜6.3×10−4mol/Lの濃度範囲に調製した5種類の過酸化水素水を用いた。なお、検量線に用いた過酸化水素の濃度は、過マンガン酸カリウム法を用いて測定した。取得した検量線データは記憶部107に保存した。
次いで、検量線作成は以下の手順で行った。すなわち、各濃度の過酸化水素水に対して、純水とヨウ化カリウムを主成分とする還元剤をセル長1cmのディスポセル(ポリメチルメタクリレート製)から成る反応部101に添加した。時間ゼロにおける初期吸光度を測定し、その初期吸光度と濃度を用いて検量線を作成した。さらに、1種の濃度について還元処理水の吸光度を測定部102にて所定時間毎に測定した。次いで、所定時間毎の吸光度のデータを用いて、ヨウ素の500nm〜530nmにおける極大ピークの吸光度と経過時間との関係を示すグラフ(吸光度曲線)を作成した。得られた吸光度曲線に対してガウス近似を適用してガウス曲線(基準ガウス曲線という)を求め、その基準ガウス曲線のデータを記憶部107に保存した。吸光度測定は、上記と同様に行った。
(結果)
図2は、500nm〜530nmにおける極大ピークの吸光度と経過時間との関係を示すグラフであり、図中の黒丸(●)は、500nm〜530nmにおける極大ピークの吸光度の値を示している。演算部106により、図2の吸光度曲線について、ガウス近似を適用してガウス曲線を求めた。以下に得られたガウス曲線(ガウス関数ともいう)を示す。
図2は、500nm〜530nmにおける極大ピークの吸光度と経過時間との関係を示すグラフであり、図中の黒丸(●)は、500nm〜530nmにおける極大ピークの吸光度の値を示している。演算部106により、図2の吸光度曲線について、ガウス近似を適用してガウス曲線を求めた。以下に得られたガウス曲線(ガウス関数ともいう)を示す。
図3は過酸化水素の検量線である。上記のガウス曲線の時間ゼロの吸光度は、試料水調製時の過酸化水素濃度に対応するので、その時間ゼロの吸光度を用いることにより、試料水中の過酸化水素濃度を算出できる。上記のガウス曲線から時間ゼロの吸光度を求め、記憶部107に保存されている、図3の過酸化水素の検量線を用いて、過酸化水素濃度を算出した。試料水中の過酸化水素濃度として2.5×10−4mol/Lの値が得られた。なお、試料水に対して得られた上記のガウス曲線の半値幅は、過酸化水素の基準ガウス曲線から得られた半値幅の値とよく一致していた。
実施例2
本実施例では、酸化物質としてオゾンを含む試料水を測定対象に用いた。
本実施例では、酸化物質としてオゾンを含む試料水を測定対象に用いた。
(実験方法)
試料水は、オゾン発生器(中遠電子製)に空気ポンプを接続し、発生したオゾンを純水に導入することにより調製した。時間ゼロにおける初期吸光度を測定し、その初期吸光度と濃度を用いて検量線を作成した。添加直後を0分とし、そこから所定時間経過後、純水10mLとヨウ化カリウムを主成分とする還元剤をセル長1cmのディスポセル(ポリメチルメタクリレート製)から成る反応部101に添加した。還元処理水の吸光度を測定部102にて所定時間毎に測定した。吸光度測定は、実施例1と同様の方法で行った。
試料水は、オゾン発生器(中遠電子製)に空気ポンプを接続し、発生したオゾンを純水に導入することにより調製した。時間ゼロにおける初期吸光度を測定し、その初期吸光度と濃度を用いて検量線を作成した。添加直後を0分とし、そこから所定時間経過後、純水10mLとヨウ化カリウムを主成分とする還元剤をセル長1cmのディスポセル(ポリメチルメタクリレート製)から成る反応部101に添加した。還元処理水の吸光度を測定部102にて所定時間毎に測定した。吸光度測定は、実施例1と同様の方法で行った。
制御部105では、所定時間毎の吸光度のデータを用いて、ヨウ素の500nm〜530nmにおける極大ピークの吸光度と経過時間との関係を示すグラフ(吸光度曲線)が作成された。
(検量線の作成)
オゾンの検量線作成には、1.0×10−5〜3.1×10−5mol/Lの濃度範囲に調製した5種類のオゾン水溶液を用いた。取得した検量線データは記憶部107に保存した。なお、検量線に用いたオゾンの濃度は、オゾン測定試薬(笠原理化工業製)を用いて測定した。
オゾンの検量線作成には、1.0×10−5〜3.1×10−5mol/Lの濃度範囲に調製した5種類のオゾン水溶液を用いた。取得した検量線データは記憶部107に保存した。なお、検量線に用いたオゾンの濃度は、オゾン測定試薬(笠原理化工業製)を用いて測定した。
次いで、検量線作成は以下の手順で行った。すなわち、各濃度のオゾン水に対して、純水とヨウ化カリウムを主成分とする還元剤をセル長1cmのディスポセル(ポリメチルメタクリレート製)から成る反応部101に添加した。時間ゼロにおける初期吸光度を測定し、その初期吸光度と濃度を用いて検量線を作成した。さらに、1種の濃度について、還元処理水の吸光度を測定部102にて所定時間毎に測定した。次いで、所定時間毎の吸光度のデータを用いて、ヨウ素の500nm〜530nmにおける極大ピークの吸光度と経過時間との関係を示すグラフ(吸光度曲線)を作成した。得られた吸光度曲線に対してガウス近似を適用してガウス曲線(基準ガウス曲線という)を求め、その基準ガウス曲線のデータを記憶部107に保存した。
(結果)
図4は、500nm〜530nmにおける極大ピークの吸光度と経過時間との関係を示すグラフであり、図中の黒丸(●)は、500nm〜530nmにおける極大ピークの吸光度の値を示している。演算部106により、図4の吸光度曲線について、ガウス近似を適用してガウス曲線を求めた。以下に得られたガウス曲線を示す。
図4は、500nm〜530nmにおける極大ピークの吸光度と経過時間との関係を示すグラフであり、図中の黒丸(●)は、500nm〜530nmにおける極大ピークの吸光度の値を示している。演算部106により、図4の吸光度曲線について、ガウス近似を適用してガウス曲線を求めた。以下に得られたガウス曲線を示す。
図5は、オゾンの検量線である。上記のガウス曲線から時間ゼロの吸光度を求め、記憶部107に保存されている、図5のオゾンの検量線を用いて、オゾン濃度を算出した。試料水中のオゾン濃度として1.3×10−6mol/Lの値が得られた。なお、試料水に対して得られた上記のガウス曲線の半値幅の値は、オゾンの基準ガウス曲線から得られた半値幅の値とよく一致していた。
実施例3
本実施例は、酸化物質としてオゾンと過酸化水素を含む試料水を測定対象に用いた。
本実施例は、酸化物質としてオゾンと過酸化水素を含む試料水を測定対象に用いた。
(実験方法)
試料水は、純水250mLにオゾンと過酸化水素(関東化学製)を所定量添加して調製した。オゾンは、オゾン発生器(中遠電子製)に空気ポンプを接続して純水に溶解させた。添加直後を0分とし、そこから所定時間経過後、純水10mLとヨウ化カリウムを主成分とする還元剤をセル長1cmのディスポセル(ポリメチルメタクリレート製)から成る反応部101に添加した。還元剤を添加した試料水(以下、還元処理水という)の吸光度を測定部102にて所定時間毎に測定した。吸光度測定は、実施例1と同様に行った。
試料水は、純水250mLにオゾンと過酸化水素(関東化学製)を所定量添加して調製した。オゾンは、オゾン発生器(中遠電子製)に空気ポンプを接続して純水に溶解させた。添加直後を0分とし、そこから所定時間経過後、純水10mLとヨウ化カリウムを主成分とする還元剤をセル長1cmのディスポセル(ポリメチルメタクリレート製)から成る反応部101に添加した。還元剤を添加した試料水(以下、還元処理水という)の吸光度を測定部102にて所定時間毎に測定した。吸光度測定は、実施例1と同様に行った。
所定時間毎の吸光度のデータは制御部105に送られ、そこで、ヨウ素の500nm〜530nmにおける極大ピークの吸光度と経過時間との関係を示すグラフ(吸光度曲線)が作成された。
(結果)
図6は、500nm〜530nmにおける極大ピークの吸光度と経過時間との関係を示すグラフであり、図中の黒丸(●)は、500nm〜530nmにおける極大ピークの吸光度の値を示している。図6より、約20分〜約100分の減衰領域(A領域という)と、約100分以降の安定で一定の濃度を保つ減衰領域(B領域)が存在することがわかる。
図6は、500nm〜530nmにおける極大ピークの吸光度と経過時間との関係を示すグラフであり、図中の黒丸(●)は、500nm〜530nmにおける極大ピークの吸光度の値を示している。図6より、約20分〜約100分の減衰領域(A領域という)と、約100分以降の安定で一定の濃度を保つ減衰領域(B領域)が存在することがわかる。
演算部106により、図6の吸光度曲線のA領域とB領域について、ガウス近似を適用してガウス曲線を求めた。以下に得られたガウス曲線を示す。
曲線1(A領域)
曲線2(B領域)
ガウス曲線の半値幅は各酸化物質の寿命を表すパラメータであり、曲線1の半値幅は、2×1722であり、曲線2の半値幅は2×16132である。これらの半値幅の値を、実施例1と実施例2で作成し、記憶部107に保存されているオゾンと過酸化水素の基準ガウス曲線の半値幅を比較し、その基準ガウス曲線の半値幅が、それぞれ、曲線1と曲線2の半値幅と一致することを確認した。
図6から曲線1と曲線2の時間ゼロの吸光度を求め、記憶部107に保存されているオゾンと過酸化水素の検量線を用いて、オゾン濃度と過酸化水素濃度を算出した。本実施例では、試料水中のオゾン濃度は2.5×10−5mol/Lであり、過酸化水素濃度は6.9×10−5mol/Lであった。
実施例4
本実施例は、酸化物質としてラジカル種とオゾンと過酸化水素を含む試料水を測定対象に用いた。
本実施例は、酸化物質としてラジカル種とオゾンと過酸化水素を含む試料水を測定対象に用いた。
試料の調製の手順としては、純水250mL(導電率20mS/m、硫酸ナトリウムを混合して調製)に対して10分間プラズマ処理を行った。処理終了直後を0分とし、そこから一定時間経過した試料10mLとヨウ化カリウムを主成分とする還元剤を反応部101に添加した。還元処理水の吸光度を測定部102にて所定時間毎に測定した。吸光度測定は、実施例1と同様に行った。
(結果)
図7は、500nm〜530nmにおける極大ピークの吸光度と経過時間との関係を示すグラフであり、図中の黒丸(●)は、500nm〜530nmにおける極大ピークの吸光度の値を示している。図7より、0〜約20分の減衰領域(C領域)と、約20分〜約100分の減衰領域(A領域という)と、約100分以降の安定で一定の濃度を保つ減衰領域(B領域)が存在することがわかる。
図7は、500nm〜530nmにおける極大ピークの吸光度と経過時間との関係を示すグラフであり、図中の黒丸(●)は、500nm〜530nmにおける極大ピークの吸光度の値を示している。図7より、0〜約20分の減衰領域(C領域)と、約20分〜約100分の減衰領域(A領域という)と、約100分以降の安定で一定の濃度を保つ減衰領域(B領域)が存在することがわかる。
演算部106により、図7の吸光度曲線のA領域とB領域とC領域について、ガウス近似を適用してガウス曲線を求めた。以下に得られたガウス曲線(ガウス関数ともいう)を示す。
曲線1(A領域)
曲線2(B領域)
曲線3(C領域)
曲線1の半値幅は、2×1722であり、曲線2の半値幅は2×16132である。これらの半値幅の値を、実施例1と実施例2で作成し、記憶部107に保存されているオゾンと過酸化水素の基準ガウス曲線の半値幅と比較し、その基準ガウス曲線の半値幅が、それぞれ、曲線1と曲線2の半値幅と一致することを確認した。また、曲線3の帰属については、過酸化水素やオゾンとは異なる酸化物質であること、例えば減衰時間が短いことから、例えばラジカル種と推定できる。
図7から曲線1と曲線2の時間ゼロの吸光度を求め、記憶部107に保存されているオゾンと過酸化水素の検量線を用いて、オゾン濃度と過酸化水素濃度を算出した。本実施例では、試料水中のオゾン濃度は2.5×10−5mol/Lであり、過酸化水素濃度は6.9×10−5mol/Lであった。
本発明によれば、1種類の還元剤を用いて、還元剤の自然酸化によるブランク着色の影響を受けることなく、正確、迅速および低コストに酸化物質を定量することが可能になる。特に、試料水中に複数の酸化物質が共存している場合にも、各酸化物質の濃度を正確に定量することが可能となる。これにより、水質のモニタリングや水処理装置の動作管理に有用である。また、臨床検査における体液中に存在する各種成分の定量や環境分析等の用途にも応用できる。
101 反応部
102 測定部
103 光源
104 受光器
105 制御部
106 演算部
107 記憶部
102 測定部
103 光源
104 受光器
105 制御部
106 演算部
107 記憶部
Claims (7)
- 試料中の酸化物質を酸化還元反応を用いて定量する酸化物質定量方法であって、
1種または寿命の異なる複数種の酸化物質を含む試料溶液に1種の還元剤を添加し、色変化後または発色後の該還元剤の吸光度の時間変化を測定して吸光度曲線を作成し、得られた該吸光度曲線に基づいて、前記試料溶液中の酸化物質を同定するともに、当該酸化物質を定量する、該酸化物質定量方法。 - 前記の得られた吸光度曲線と、既知酸化物質の吸光度の時間変化を示す別途取得した基準近似曲線とを比較して、前記試料溶液中の酸化物質を同定する請求項1記載の酸化物質定量方法。
- 前記の得られた吸光度曲線を曲線近似解析により1種以上の近似曲線に分解して各該近似曲線の半値幅と時間ゼロにおける初期吸光度を算出し、各該近似曲線の半値幅と別途取得した既知酸化物質の基準近似曲線の半値幅とを比較して各該近似曲線に帰属される酸化物質を同定する請求項2記載の酸化物質定量方法。
- 別途取得した既知酸化物質における吸光度と濃度との関係を示す検量線と前記の初期吸光度を用いて、前記の同定された酸化物質を定量する、請求項3記載の酸化物質定量方法。
- 前記の近似曲線がガウス曲線である請求項3記載の酸化物質定量方法。
- 試料中の酸化物質を酸化還元反応を用いて定量する酸化物質定量方法に用いる酸化物定量装置であって、
該酸化物定量装置が測定部と制御部とを備え、
該測定部が、1種または寿命の異なる複数種の酸化物質を含む試料溶液と1種の還元剤とを反応させる反応部と、該反応部へ光を照射する光源部と、該反応部からの透過光を検出して色変化後または発色後の該還元剤の吸光度を測定する受光部とを有し、
該制御部が、既知酸化物質の吸光度の時間変化を示す基準近似曲線と、吸光度と濃度との関係を示す検量線とを記憶する記憶部と、色変化後または発色後の該還元剤の吸光度の時間変化を測定して吸光度曲線を作成し、得られた該吸光度曲線に基づいて、前記試料溶液中の酸化物質を同定するともに、当該酸化物質を定量する演算部とを有する、該酸化物定量装置。 - 前記演算部が、前記吸光度曲線を曲線近似解析により1種以上の近似曲線に分解して各該近似曲線の半値幅と時間ゼロにおける初期吸光度を算出し、各該近似曲線の半値幅と既知酸化物質の前記基準近似曲線の半値幅とを比較して各該近似曲線に帰属される酸化物質を同定する一方、別途取得した既知酸化物質における吸光度と濃度との関係を示す検量線と前記の初期吸光度を用いて、前記の同定された酸化物質を定量する、請求項6記載の酸化物定量装置。
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