JP3428853B2 - 液体試料の抗酸化力を測定するための方法および装置 - Google Patents

液体試料の抗酸化力を測定するための方法および装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、物質の抗酸化力を
測定するための方法および装置に関する。より詳しく
は、生体、特に血液のトータルな抗酸化力を測定するた
めの方法と、この方法を実施するための装置に関する。
【0002】
【従来の技術】活性酸素が各種細胞成分を無差別に酸化
し、各種の酸素障害を生じることが明らかになって以
来、健康を維持する上で、生体の抗酸化力の重要性に関
する認識が高まっている。
【0003】生体の抗酸化力を調べる方法としては、従
来、血液や組織中の個々の抗酸化物質を直接定量する方
法が一般に用いられている。生体内の抗酸化物質として
は、SOD(superoxide dismutase)、カタラーゼ、グル
タチオンペルオキシダーゼ、ビタミンE、アスコルビン
酸(ビタミンC)、ビリルビン、β−カロチン等があ
る。従って、血液等の生体組織におけるこれら個々の成
分の活性または存在量を調べることにより、生体の抗酸
化力が測定されている。
【0004】しかし、上記従来の方法では、血液等の体
液または各組織中の個々の抗酸化物質に由来する抗酸化
力を知ることはできるが、個体としてのトータルな抗酸
化力を知ることはできない。何故なら、生体内における
抗酸化機構は複雑であり、複数の抗酸化物質による相乗
効果も大きいので、何れの抗酸化物質がどの程度実際に
抗酸化効果を発揮しているのかを把握することは困難で
ある。従って、上記従来の方法を用いて個々の抗酸化物
質の活性または存在量を独立に測定し、これらを加算し
たとしても、生物個体のトータルの抗酸化力を知ること
はできない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記事情に鑑
みてなされたもので、生体内の個々の抗酸化物質の活性
を独立して測定するのではなく、生体内に存在する全て
の抗酸化物質の総体としての抗酸化力を測定することが
できる方法と、この方法を容易に実施するための装置と
を提供しようとするものである。
【0006】また、本発明は血液等の体液に限らず、如
何なる液体試料についても適用可能で、その抗酸化力を
測定することができる方法および装置を提供しようとす
るものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題は、液体試料
の抗酸化力を測定するための方法であって:該液体試料
に対して所定量の過酸化物を添加混合する工程と;所定
時間経過後に、前記液体試料の中に残存している前記過
酸化物の量を測定する工程と;前記所定時間の間に減少
した前記過酸化物の量に基づいて、前記液体試料の抗酸
化力指標を算出する工程とを具備した方法によって達成
される。
【0008】本発明の方法において、前記液体試料は特
に限定されないが、好ましくは生物体の体液、更に好ま
しくは血液である。これらの体液は、必要に応じて溶媒
抽出を行い、得られた液体を試料に用いてもよい。ま
た、生物組織をホモジェナイズし、溶媒抽出を行って得
た液体試料を用いてもよい。更に、食品や高分子材料に
ついても、液体状のこれら食品や高分子材料自体、並び
に同様の抽出処理を行って得た液体を試料に用いること
により、その抗酸化力を測定することができる。
【0009】本発明においては、外部から試料に添加さ
れる前記過酸化物も特に限定されず、過酸化水素、各種
の有機ヒドロペルオキシド等の各種の過酸化物を用いる
ことができる。しかし、血液等の体液を試料とするとき
は、好ましくは過酸化リン脂質、より好ましくはホスフ
ァチジルコリンハイドロパーオキサイド(PCOOH)
である。
【0010】前記試料中に残存している過酸化物を検出
する方法としては、例えば、試料を液体クロマトグラフ
ィーによって個々の成分に分離し、分離された過酸化物
を発光試薬と反応させ、これにより生じた光を光学的に
検出することによって行うことができる。
【0011】本発明の方法において、外部から試料に添
加された各種過酸化物は、試料がもっている総体的な抗
酸化力によって分解されるから、その減少量または減少
速度は、試料がもっているトータルな抗酸化力を直接反
映している。従って、この減少量または減少速度を測定
すれば、その結果に基づいて、その試料がもっているト
ータルな抗酸化力を知ることができる。
【0012】本発明の方法において、例えば外部から添
加する過酸化物としてPCOOHを用い、血液の抗酸化
力を測定する場合を想定すると、血液にはもともと或る
量のPCOOHが含まれている。従って、本発明の方法
により血液の抗酸化力を測定するためには、外部から添
加するPCOOHの量は予め既知としても、血液にもと
もと含まれているPCOOHの量と、外部からPCOO
Hを添加した所定時間後に試料中に残存するPCOOH
の量の両者を測定しなければならない。
【0013】そこで、本発明の装置では、一つの装置を
用いて、このような二つの測定を行える構成とした。即
ち、本発明による抗酸化力測定装置は、抗酸化力を測定
すべき試料に対して所定量の過酸化物を添加混合するた
めの混合部と;該混合部で過酸化物を添加された試料に
含まれる過酸化物濃度を検出するための検出部と;該検
出部で得られた検出結果をデータ処理して、前記混合部
で添加された過酸化物の残存量を算出するためのデータ
処理部とを具備する。
【0014】上記混合部は、試料のみを検出部に送るモ
ードと、試料に過酸化物を添加した後に該混合物を検出
部に送るモードの二つのモードの間で切り替えられるよ
うになっている。また、上記の検出部は、混合部から供
給される試料を個々の成分に分離するための液体クロマ
トグラフィーと;この液体クロマトグラフィーにより分
離された成分に対して、過酸化物と反応して発光する発
光試薬を混入するための試薬混入手段と;この発光試薬
の反応によって生じた光を検出するための光検出手段と
を具備している。更に、前記データ処理部は、混合部で
過酸化物を添加しない場合の検出部での検出結果と、混
合部で過酸化物を添加した場合の検出部での結果から、
混合部で添加された過酸化物の所定時間経過後の回収率
を算出するようになっている。
【0015】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。まず、本発明による測定装置の心臓部である、試
料中の過酸化物濃度を検出するための検出部について説
明する。図1は、本発明による装置における検出部の一
実施例を示している。同図において、高速液体クロマト
グラフィーHPLCは、溶剤容器1から溶出溶剤を送出
する液送ポンプ2と、該ポンプにより送出された溶出溶
剤の中に試料3を注入するインジェクター4と、試料を
混入した溶出溶剤が送り込まれるカラム5とから構成さ
れている。該カラム5の溶出部には、カラム5に充填さ
れた吸着剤の吸着能に応じて溶出されてくる各種成分の
紫外吸収を検出するための、紫外吸収検出器6が設けら
れている。この紫外吸収検出器6を通った各成分には、
液送ポンプ7によって発光試薬および増感剤8が注入さ
れる。この発光試薬および増感剤8が注入された夫々の
成分はフローセル9に導かれる。このフローセル9に対
向して、例えば単一光電子計数方式による微弱光検出器
10の光電子倍増管が設けられている。この微弱光検出
器10によって、フローセル9内を通過する各成分から
発生される光が検出される。微弱光検出器10および紫
外吸収検出器6の検出結果は、例えばペンレコーダから
なる記録器11によって記録されるようになっている。
【0016】前記フローセル9は、内容量約100μl
程度のものであり、例えば石英ガラス管または透明なテ
フロンチューブなどによって構成されている。図2およ
び図3は夫々フローセル9の構成を示しており、図2は
チューブ20を直線状としたもの、図3はチューブ20
を渦巻状としたものである。チューブを直線状とした図
2のフローセルは、検出感度は低いが、ピークの分離能
が良好である。これとは逆に、チューブを渦巻状とした
フローセルは、検出感度は良好であるが、ピークの分解
能が低い。
【0017】前記高速液体クロマトグラフィーHPLC
におけるカラム5としては、化学結合型シリカゲル、親
水性ポリマーゲル、シリカゲル、多糖系ゲル、ポリスチ
レンゲル、ポリスチレンゲル誘導体、多糖系ゲル誘導体
などを充填剤としたものが用いられ、好適には、オクタ
デシルシラン処理したODS系の逆相カラム、或いは順
相系のシリカゲルカラムが使用される。
【0018】上記の検出部は、本件出願人による特公昭
63−233374号の明細書に記載されているもので
あり、この装置を用いることにより、リン脂質過酸化物
を高感度で検出することができる。
【0019】本発明の好ましい実施例では、上記の検出
部で得られた結果から、後述する過酸化物の添加回収率
および抗酸化力を求める。これを自動的に計測できるよ
うにするために、図4の構成を採用した。同図におい
て、31は混合部であり、試料である血漿に対して既知
量の過酸化物を添加混合する部分である。この混合部
は、過酸化物を添加するモードと添加しないモードとを
切り替えられるようになっている。従って、血漿自体の
過酸化物量(A)と、外部から過酸化物を添加した一定
時間後の過酸化物量(B)の両方を測定することができ
る。混合部31の下流には、図1の検出部32が設けら
れている。この検出部32は、図1で説明した測定装置
と、混合部31から送られてくる試料を必要に応じて後
述のように前処理し、図1の測定装置のインジェクター
4に供給する装置とからなっている。検出部32で得ら
れた検出出力は、データ処理部33に導かれる。このデ
ータ処理部33では、例えば後述するような所定の式に
従って添加回収率および抗酸化力を算出するようになっ
ている。
【0020】次に、上記装置を用いた本発明による抗酸
化力測定方法の実施例を説明する。測定試料としては、
生体試料のなかでも、生体全体の状態を反映し易いと思
われる血漿を用いた。この血漿の中に、リン脂質過酸化
物の一つであるホスファチジルコリンハイドロパーオキ
サイド(以下、PCOOHと略す)を添加し、その所定
時間後に、このPCOOHの分解率を測定する。この方
法によって、試料に用いた血漿がどの程度の抗酸化力、
即ち過酸化物を消去する能力を有しているかを判定し
た。この外部から添加するPCOOHとしては、日本油
脂株式会社製の卵黄由来PCOOH(NC10S)を用い
た。
【0021】なお、上記の分解率は、一定量添加された
PCOOHが一定時間後にどれだけ回収されるか(添加
回収率)を測定することにより行った。即ち、添加回収
率および抗酸化力は、次式によって算出した。
【0022】 添加回収率(%)=B/(A+C)×100 抗酸化力=1/添加回収率 但し、 A; PCOOHを外部から添加しないときの、血漿中
に含まれるPCOOHの量 B; PCOOHを外部から添加した後、一定時間後に
血漿中に含まれるPCOOHの量 C; 外部から添加したPCOOHの量 である。
【0023】なお、図1の装置で説明したカラム溶出溶
剤、送液ポンプ2、カラム5、紫外線吸収検出器、発光
試薬、ポンプ7、発光検出器、記録器11としては次の
ものを用いた。
【0024】 カラム溶出溶剤: 2−プロパノール:メタノール:蒸
留水 (390:135:75 (v/v) ; 流量 1.0 ml/min ) カラム溶出溶剤用送液ポンプ2: 日本分光社製 PU
-980 カラム5: 日本分光社製 SIL−NH2カラム 紫外線吸収検出器: 日本分光社製 UV-970 発光試薬: チトクロームC(1 μg/ml)およびルミノ
ール(10μg/ml)を溶解した硼酸緩衝液(50mM、pH10) 発光試薬用液送ポンプ7: 日本分光社製 PU-980 発光検出器: 東北電子産業社製化学発光検出器 記録器11: SIC(東京インスツルメント株式会
社)製クロマトコーダ-12 使用血漿: 0.4ml 外部添加PCOOH: 日本油脂株式会社製の卵黄由来
PCOOH(NC10S) 具体的な測定手順は次の通りである。
【0025】まず、次のような前処理を行なう。即ち、
血漿にクロロホルム:メタノール(1:2)を添加して
攪拌する。遠心分離を行った後に上層を採取し、クロロ
ホルムおよび蒸留水を添加する。これを攪拌および遠心
分離した後、得られた下層(クロロホルム層)を脂質抽
出サンプルとして使用する。こうして得られた脂質抽出
サンプルは、図1で説明した試料3として、インジェク
ター4により注入される。なお、この前処理を自動的に
行うための装置を、図1の装置のインジェクター4に接
続して用いるのが好まし。この場合、この前処理装置は
図4の混合部31に接続される。
【0026】添加回収率を求める場合には、混合部31
において血漿に予め既知濃度のPCOOHを添加た場合
と、これを添加しなかった場合の両者について、上記と
同様に脂質抽出を行った後にPCOOH量の分析を行
う。これによって、既述したPCOOHの量(A)およ
び(B)が測定される。従って、これらの値(A)およ
び(B)を、予め既知の外部から添加したPCOOHの
量(C)と共に図4のデータ処理部33に入力すること
により、既述の式に従って添加回収率および抗酸化力が
算出される。
【0027】上記実施例の分析方法は、PCOOHのみ
を特異的に検出するものである。この方法により、正常
時のPCOOHの濃度が異なることが知られている6人
の患者から得た血漿について、上記の方法によりPCO
OHの添加回収率および各血漿サンプルの抗酸化力を測
定した。なお、一般に、通常の状態でのPCOOH含量
が低い血漿ほど抗酸化力が高く、逆に通常の状態でのP
COOH含量が高い血漿は抗酸化力が低いことが認めら
れている。
【0028】上記による分析の結果を図5に示す。同図
において、横軸(y)は混合部31でPCOOHを添加
しなかったときの各血漿サンプルのPCOOH濃度を示
している。縦軸(x)は、上記で定義した添加回収率
(%)および抗酸化力の値を示している。図から明らか
なように、両者の間にはy=0.3462x+9.7971で示され
る関係がある。この結果は、正常時における血漿中のP
COOH濃度と、該血漿の抗酸化力が逆比例するとの医
学界の定説に一致している。また、その相関係数はR2
=0.81であり、両者の間には良好な相関関係があること
がわかった。従って、上記の結果は、本願発明による方
法が試料の有しているトータルな抗酸化力を測定する上
で極めて有用であることを示している。
【0029】上記実施例から明らかなように、本発明に
よれば、PCOOHを低減するための生物個体のトータ
ルな抗酸化力の判定が可能である。このことは非常に重
要な意味を有する。即ち、血漿中の脂質は種々の要因に
よって酸化を受け、それが老化および各種疾病を引き起
こすことが知られているが、とりわけリン脂質は機能性
脂質として生体内でも重要な働きを有しており、その酸
化により生成するリン脂質過酸化物は動脈硬化、心筋梗
塞および老化現象との間に深い関わりが有ることが指摘
されている。従って、リン脂質過酸化物を破壊する血漿
の抗酸化力を測定できることは、このような疾病に至る
素因を事前に診断することを可能にするものである。
【0030】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
試料が有しているトータルな抗酸化力を測定できる方法
と、この方法を容易に実施できる装置を提供することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の位置実施例になる抗酸化力測
定装置における、過酸化脂質を測定するための検出部の
構成を示すブロック図である。
【図2】図2は、図1の検出部に用いられるフローセル
9の一例を示す説明図である。
【図3】図3は、図1の検出部に用いられるフローセル
9の他の例を示す説明図である。
【図4】図4は、図1の検出部を組み込んだ本発明の一
実施例になる抗酸化力測定装置の構成を示すブロック図
である。
【図5】図5は、図4の装置を用いて血漿サンプルの抗
酸化力を測定した結果を示すグラフである。
【符号の説明】
1…溶出溶剤、2…液送用ポンプ、3…試料、4…イン
ジェクター、5…カラム、6…紫外線吸収検出器、7…
液送ポンプ、8…発光試薬および増感剤、9…、フロー
セル、10…微弱光検出器、11…記録器、20…チュ
ーブ、31…混合部、32…検出部、33…データ処理
部。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−142233(JP,A) 特開 昭64−50961(JP,A) 特開 昭63−233374(JP,A) 特開 平8−85789(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01N 21/76 G01N 21/78 G01N 33/52

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液体試料の抗酸化力を測定するための方
    法であって:該液体試料に対して所定量の過酸化物を添
    加混合する工程と;所定時間経過後に、前記液体試料の
    中に残存している前記過酸化物の量を測定する工程と;
    前記所定時間の間に減少した前記過酸化物の量に基づい
    て、前記液体試料の抗酸化力指標を算出する工程とを具
    備した方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の方法であって、前記液
    体試料が生物体の体液であり、前記過酸化物が過酸化リ
    ン脂質である方法。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の方法であって、前記液
    体試料がヒトの血液であり、前記過酸化リン脂質がホス
    ファチジルコリンハイドロパーオキサイドである方法。
  4. 【請求項4】 液体試料の抗酸化力を測定するための装
    置であって:抗酸化力を測定すべき試料に対して所定量
    の過酸化物を添加混合するための混合部と;該混合部で
    過酸化物を添加された試料に含まれる過酸化物濃度を検
    出するための検出部と;該検出部で得られた検出結果を
    データ処理して、前記混合部で添加された過酸化物の残
    存量を算出するためのデータ処理部とを具備し、 上記混合部は、試料のみを検出部に送るモードと、試料
    に過酸化物を添加した後に該混合物を検出部に送るモー
    ドの二つのモードの間で切り替えられるようになってお
    り、 上記の検出部は、混合部から供給される試料を個々の成
    分に分離するための液体クロマトグラフィーと;この液
    体クロマトグラフィーにより分離された成分に対して、
    過酸化物と反応して発光する発光試薬を混入するための
    試薬混入手段と;この発光試薬の反応によって生じた光
    を検出するための光検出手段とを具備しており、 前記データ処理部は、前記混合部で過酸化物を添加しな
    い場合の前記検出部での検出結果と、前記混合部で過酸
    化物を添加した場合の前記検出部での検出結果から、混
    合部で添加された過酸化物の所定時間経過後の回収率を
    算出する装置。
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