JPWO2014133027A1 - ハイドロゲル - Google Patents

ハイドロゲル Download PDF

Info

Publication number
JPWO2014133027A1
JPWO2014133027A1 JP2015502967A JP2015502967A JPWO2014133027A1 JP WO2014133027 A1 JPWO2014133027 A1 JP WO2014133027A1 JP 2015502967 A JP2015502967 A JP 2015502967A JP 2015502967 A JP2015502967 A JP 2015502967A JP WO2014133027 A1 JPWO2014133027 A1 JP WO2014133027A1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
growth factor
factor
chitosan
hydrogel
peg
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2015502967A
Other languages
English (en)
Inventor
和人 星
和人 星
大塚 英典
英典 大塚
範昭 松田
範昭 松田
毅 高戸
毅 高戸
大輔 松隈
大輔 松隈
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokyo University of Science
University of Tokyo NUC
3D Matrix Ltd
Original Assignee
Tokyo University of Science
University of Tokyo NUC
3D Matrix Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo University of Science, University of Tokyo NUC, 3D Matrix Ltd filed Critical Tokyo University of Science
Publication of JPWO2014133027A1 publication Critical patent/JPWO2014133027A1/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K35/00Medicinal preparations containing materials or reaction products thereof with undetermined constitution
    • A61K35/12Materials from mammals; Compositions comprising non-specified tissues or cells; Compositions comprising non-embryonic stem cells; Genetically modified cells
    • A61K35/32Bones; Osteocytes; Osteoblasts; Tendons; Tenocytes; Teeth; Odontoblasts; Cartilage; Chondrocytes; Synovial membrane
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P19/00Drugs for skeletal disorders
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12NMICROORGANISMS OR ENZYMES; COMPOSITIONS THEREOF; PROPAGATING, PRESERVING, OR MAINTAINING MICROORGANISMS; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING; CULTURE MEDIA
    • C12N5/00Undifferentiated human, animal or plant cells, e.g. cell lines; Tissues; Cultivation or maintenance thereof; Culture media therefor
    • C12N5/0068General culture methods using substrates
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12NMICROORGANISMS OR ENZYMES; COMPOSITIONS THEREOF; PROPAGATING, PRESERVING, OR MAINTAINING MICROORGANISMS; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING; CULTURE MEDIA
    • C12N5/00Undifferentiated human, animal or plant cells, e.g. cell lines; Tissues; Cultivation or maintenance thereof; Culture media therefor
    • C12N5/06Animal cells or tissues; Human cells or tissues
    • C12N5/0602Vertebrate cells
    • C12N5/0652Cells of skeletal and connective tissues; Mesenchyme
    • C12N5/0655Chondrocytes; Cartilage
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K38/00Medicinal preparations containing peptides
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12NMICROORGANISMS OR ENZYMES; COMPOSITIONS THEREOF; PROPAGATING, PRESERVING, OR MAINTAINING MICROORGANISMS; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING; CULTURE MEDIA
    • C12N2533/00Supports or coatings for cell culture, characterised by material
    • C12N2533/30Synthetic polymers
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12NMICROORGANISMS OR ENZYMES; COMPOSITIONS THEREOF; PROPAGATING, PRESERVING, OR MAINTAINING MICROORGANISMS; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING; CULTURE MEDIA
    • C12N2533/00Supports or coatings for cell culture, characterised by material
    • C12N2533/50Proteins
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12NMICROORGANISMS OR ENZYMES; COMPOSITIONS THEREOF; PROPAGATING, PRESERVING, OR MAINTAINING MICROORGANISMS; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING; CULTURE MEDIA
    • C12N2533/00Supports or coatings for cell culture, characterised by material
    • C12N2533/70Polysaccharides
    • C12N2533/72Chitin, chitosan

Abstract

本発明は、キトサンとPEGとを混合すること、及び得られた混合物に自己組織化ペプチドを添加することを含む、ハイドロゲルの製造方法及びこの方法によって得られたハイドロゲルに関する。

Description

本発明は、キトサン、PEG及び自己組織化ペプチドを含むハイドロゲル、その製造方法及び細胞機能向上のための培養方法に関する。
高い含水率と様々な物理特性をデザイン可能なハイドロゲルは、インプラントやバイオセンサー、薬物担持担体など、バイオマテリアルとしての応用が期待されている。細胞親和性に優れたゲルの作製には、細胞の接着・増殖・分化を補助するだけでなく、積極的に補強した三次元環境の提供が必要となる。細胞外マトリックスを模倣した繊維構造は、これらの要求を満たす構造設計として広く研究されている。中でも自己組織化ペプチドを用いたゲルは、ペプチドが形成する繊維構造が細胞足場となりうること、アミノ酸配列によって様々な機能付与が可能であることから広く研究されている。しかしながら、ペプチドゲルは一般に分子の自己組織化による物理ゲルであるため、力学強度に乏しく、材料成形性に大きな問題があった(非特許文献1)。
Stevens, M. M. and George J.H., "Exploring and Engineering the Cell Surface Interface" Science. 2005, 310, 1135-8
本発明は、上記の課題を解決したハイドロゲルを提供する。
本研究では、自己組織化ペプチドの繊維状網目を共有結合性ゲルの網目で補強した、生体適合性インジェクタブルゲルの新規な創製法の確立を目指す。架橋の駆動力、ゲル化のタイムラグを精密に制御するというこれまでにないアプローチにより、ワンポット合成で三次元的なペプチド繊維構造を保持した、生体適合性インジェクタブルゲルを作製した。
すなわち、本発明は、下記:
[1]
下記工程:
キトサンとPEGとを混合すること、及び
得られた混合物に自己組織化ペプチドを添加すること
を含む、ハイドロゲルの製造方法、
[2]
自己組織化ペプチドが、親水性アミノ酸と疎水性アミノ酸とが交互に結合し、アミノ酸残基12〜200を有する両親媒性のペプチドであり、一価のイオンの存在下、水溶液中で安定なβシート構造を示す、請求項1に記載の製造方法、
[3]
自己組織化ペプチドが、アルギニン、アラニン、アスパラギン酸及びアラニンの繰り返し配列を有する、上記[2]に記載の製造方法、
[4]
自己組織化ペプチドが、配列番号1又は配列番号2のアミノ酸配列からなるペプチドである、上記[3]に記載の製造方法。
[5]
上記[1]〜[4]のいずれかに記載の方法によって得られたハイドロゲル、
[6]
軟骨再生用である、上記[5]に記載のハイドロゲル、
[7]
軟骨細胞を上記[6]に記載のハイドロゲル中で培養することを含む、再生軟骨の製造方法、
[8]
上記[7]に記載の方法によって得られた再生軟骨、
[9]
さらに、血液成分及び/又は生理活性物質を含有する、上記[5]又は[6]に記載のハイドロゲル。
[10]
前記、血液成分が、血清、血漿、血小板、多血小板血漿(PRP)、フィブリン、フィブリノーゲン、プロトロンビン、トロンビン、トロンボプラスチン、プラスミノゲン、アルブミン及びコレステロールからなる群から選択され、生理活性物質が、血小板由来増殖因子(PDGF)、トランスフォーミング成長因子−α(TGF−α)、トランスフォーミング成長因子−β(TGF−β)、インスリン様増殖因子−1(IGF−1)、コロニー刺激因子(CSF)、インターロイキン−8(IL−8)、ケラチノサイト増殖因子(KGF)、線維芽細胞成長因子(FGF)、上皮細胞成長因子(EGF)、インスリン、ハイドロコーチゾン、ウロガストロン、血小板由来創傷治癒因子(PDWHF)、血管内皮細胞増殖因子(VEGF)、神経成長因子(NGF)、インスリン様成長因子(IGF)、肝細胞増殖因子(HGF)、脳由来神経栄養因子(BDNF)、血小板因子IV(PF IV)、骨形成タンパク質(BMP)及び成長分化因子(GDF)からなる群から選択される上記[9]記載のハイドロゲル
である。
キトサンとは、キチン(β−1,4−ポリ−N−アセチルグルコサミン)の脱アセチル化物であり、β−1,4−ポリグルコサミン構造を主とする多糖類である。本発明のキトサンには、従来公知の誘導体、たとえば、カルボキシメチルキトサン(CMキトサン)を含む。
キトサンは、当該分野で公知の任意の方法により調製され得る。たとえば、キトサンは、カニ、エビ、オキアミなどの甲殻類の甲皮や、カブトムシ、バッタなどの昆虫類の甲皮などの原材料を脱カルシウム処理し、除タンパク処理をして得られるキチンを、アルカリ処理(例えば、苛性ソーダ処理)で脱アセチル化することなどによって得ることができる。また、キトサンの原材料としては、上述の甲皮等に代えて、キノコ類、微生物、イカの中骨等を用いてもよい。
キトサンとしては、種々の分子量のものが知られている。本発明の水性組成物において、キトサンの分子量は特に限定されるものではないが、重量平均分子量が1000〜200000の範囲にあることが好ましく、10000〜100000の範囲にあることがより好ましい。重量平均分子量は、「重量平均絶対分子量」と言い換えてもよい。
キトサンの重量平均分子量は、当該分野で公知の任意の方法で測定することができる。例えば、重量平均分子量は、ゲルパーミエーションクロマトグラフィー−多角度レーザー光散乱分析法(GPC−MALS法)、蒸気圧式絶対分子量測定、メンブレン式絶対分子量測定などの方法によって測定可能である。キトサンの重量平均分子量は、少なくとも、いずれかの測定方法及び測定条件において前記数値範囲内に含まれればよく、全ての測定方法及び測定条件下で前記数値範囲内に含まれる必要はない。
本発明の水性組成物に含まれるキトサンにおいて、キチンからの脱アセチル化の程度は、好ましくは60%以上である。
本発明のポリエチレングリコールは、従来公知の誘導体、たとえばマルチアームポリエチレングリコール、末端にヒドロキシスクシンイミドエステル又はニトロベンゼンスルホネートエステル構造のような、アミノ基反応性の構造を有する誘導体を含む。ポリエチレングリコールの分子量は、好ましくは、1000〜10000、より好ましくは、1000〜3000である。
本発明の自己組織化ペプチドは、たとえば、電荷を有する親水性アミノ酸と、中性の疎水性アミノ酸とが交互に並び、正電荷と負電荷が交互に分布するような構造を有し、生理的条件のpHと塩濃度により、低濃度でβシート構造をとり、太さ10nm〜20nm程の極細繊維が、網目上に集合し、ゲル化する。この網目構造は、ファイバーサイズおよびポアサイズなどが天然の細胞間マトリックス(ECM)と非常に似ており、細胞培養の足場としての利用することができる。このペプチドハイドロゲルは、生分解性であり、分解産物が組織に悪影響を与えず、生体吸収性が高いことや、細胞の正着や増殖に適していることに加え、化学合成品であり動物由来の感染症などの心配がないため、近年狂牛病など、動物からのウイルスやそのほか未知の感染症への懸念が高まったことから、コラーゲンなどの代替品として、さらに注目されるようになった(特表2007−117275号公報、再生歯誌、2005年、第3巻、第1号、p1−11参照)。
本発明の自己組織化ペプチドは、親水性アミノ酸と疎水性アミノ酸とが交互に結合し、アミノ酸残基12〜200を有する両親媒性のペプチドであり、一価のイオンの存在下、水溶液中で安定なβシート構造を示す。
ここで、親水性アミノ酸としては、アスパラギン酸、グルタミン酸から選択される酸性アミノ酸およびアルギニン、リジン、ヒスチジン、オルニチンから選択される塩基性アミノ酸を使用することができる。疎水性アミノ酸としては、アラニン、バリン、ロイシン、イソロイシン、メチオニン、フェニルアラニン、チロシン、トリプトファン、セリン、スレオニンまたはグリシンを使用することができる。
自己組織化ペプチドの具体例としては、Ac−(RADA)−CONH(配列番号1)を有するペプチドRADA16を挙げることができ、その1%水溶液が、PuraMatrix(登録商標)として株式会社スリー・ディー・マトリックスから市販されている。RADA16は、繊維状網目構造を有する疑似細胞外マトリックスに用いることができ、細胞足場を提供する。また、RADA16にフィブロネクチンにみられるRGD接着モチーフを付与した、Ac−(RADA)−GPRGDSGYRGDS−CONH(配列番号2)を有するペプチドPRGなどの誘導体も挙げることができる。
本発明のハイドロゲルは、キトサンとPEGとを混合し、次いで、自己組織化ペプチドを加えることによって、調製することができる。溶媒は、従来公知の任意のものを用いることができるが、好ましくは、たとえば、水、生理食塩水、PBSを用いることができる。
本発明のハイドロゲルは、軟骨再生用に用いることができる。軟骨細胞を本発明のハイドロゲル中で培養することによって、再生軟骨を得ることができる。
本発明のハイドロゲルは、さらに、血液成分及び/又は生理活性物質を含有することができる。
血液成分は、たとえば、血清、血漿、血小板、多血小板血漿(PRP)、フィブリン、フィブリノーゲン、プロトロンビン、トロンビン、トロンボプラスチン、プラスミノゲン、アルブミン及びコレステロールからなる群から選択することができる。
生理活性物質は、たとえば、血小板由来増殖因子(PDGF)、トランスフォーミング成長因子−α(TGF−α)、トランスフォーミング成長因子−β(TGF−β)、インスリン様増殖因子−1(IGF−1)、コロニー刺激因子(CSF)、インターロイキン−8(IL−8)、ケラチノサイト増殖因子(KGF)、線維芽細胞成長因子(FGF)、上皮細胞成長因子(EGF)、インスリン、ハイドロコーチゾン、ウロガストロン、血小板由来創傷治癒因子(PDWHF)、血管内皮細胞増殖因子(VEGF)、神経成長因子(NGF)、インスリン様成長因子(IGF)、肝細胞増殖因子(HGF)、脳由来神経栄養因子(BDNF)、血小板因子IV(PF IV)、骨形成タンパク質(BMP)及び成長分化因子(GDF)からなる群から選択することができる。
図1は、(a)キトサン/PEG(1.0/1.0 wt%)、(b)RADA16(0.25 wt%)及び(c)キトサン/PEG/RADA16(1.0/1.0/0.25 wt%)混合物のゲル化中のG’(実線)及びG”(破線)の変化の経時変化である。 図2Aは、自己組織化ペプチドの繊維構造を共有結合性ゲルで積極的に補強した生体適合性インジェクタブルゲルの創製と軟骨再生への応用に関し、カルボキシメチルキトサンとポリ(エチレングリコール)の構造を示す。これらは、生体適合性であり、ゲル力学強度を向上させ、正電荷にチャージしていることから細胞をトラップする。 図2Bは、自己組織化ペプチドの繊維構造を共有結合性ゲルで積極的に補正した生体適合性インジェクタブルゲルの創製と軟骨再生への応用に関し、キトサン/PEG/RADAゲルと細胞(軟骨細胞)を含む、相互侵入網目様インジェクタブルハイドロゲルを示す。 図2Cは、自己組織化ペプチドの繊維構造を共有結合性ゲルで積極的に補正した生体適合性インジェクタブルゲルの創製と軟骨再生への応用に関し、架橋の駆動力とゲル化のタムラグの精密な制御を示す。 図2Dは、自己組織化ペプチドの繊維構造を共有結合性ゲルで積極的に補正した生体適合性インジェクタブルゲルの創製と軟骨再生への応用に関し、各種ゲルの円二色分光スペクトル測定の結果を示す。破線は、(キトサン/PEG/RADA)−(キトサン/PEG)の差を示す。 図3Aは、ハイドロゲルの各組成および各細胞濃度における軟骨再生の結果(TB染色)である。 図3Bは、ハイドロゲルの各組成および各細胞濃度における軟骨再生の結果(肉眼所見)である。 図4は、GAG産生結果を示す。 図5Aは、培地中GAG放出量を示す。 図5Bは、MTTアッセイの結果を示す。長期における活性維持及び向上が見られる。 図5Cは、DNA定量の結果を示す。細胞増殖傾向が確認された。 図5Dは、ゲル内GAG蓄積量を示す。培養後期にてGAG蓄積量が増加している。 図6Aは、培地中GAG放出量を示す。 図6Bは、MTTアッセイの結果を示す。各群の規定は、図6Aと同様である。 図6Cは、DNA定量の結果を示す。各群の規定は、図6Aと同様である。 図7は、IGF−1放出結果を示す。○は、RADA16を含まない場合であり、●は、RADA16を含む場合である。縦軸の単位は、μgであり、放出されたIGF−1の積算量を示した。
[実施例]
インジェクタブルゲルの作製には、カルボキシメチルキトサン(キトサン,Mw=80,000−100,000;脱アセチル化キチン 63.3%;置換度 0.61)、N−ヒドロキシスクシンイミド末端化−2−アームポリ(エチレングリコール)(NHS−PEG,Mw=2,000,>99% NHS置換)、およびRADA16(Pura Matrix)ペプチドを用いた。PBSバッファー(pH 7.4)を用いて所定濃度に調整した溶液を、目的の終濃度になるようにサンプル管中で混合することによりゲルを作製した。キトサン/PEG/RADA16ゲルは、キトサン、NHS−PEGを混和した後、得られた混合物にRADA16を添加することで作製した。混合溶液を1時間静置した後、溶液の流動性を観察することでゲル化条件を検討した。
キトサン、PEG、およびRADA16溶液の混和によるゲル化挙動は、レオメーターを用いた時間依存的な粘弾性変化により観察した。(a)キトサン/PEG(1.0/1.0wt%)、(b)RADA16(0.25wt%)、および(c)キトサン/PEG/RADA16混合溶液(1.0/1.0/0.25wt%)それぞれ300μLを装置台座にキャストした後、即座に測定を開始した。測定は、1%ひずみ、周波数は1Hzの条件で行い、時間経過に伴う貯蔵弾性率(G’)と損失弾性率(G”)の値を観測した。
結果と考察
キトサン/PEGハイドロゲル
ゲル化は、キトサン及びNHS−PEGのそれぞれの混合終濃度が1.0wt%以上において観察された。また、ゲルの力学強度は、ゲル中に含まれる分子濃度の増加とともに上昇した。一方で、PEG鎖末端が水酸基(OH−PEG)であった場合、いかなる濃度においてもゲル化は観察されなかった。これらの結果から、キトサン/PEGゲルは、キトサンに含まれるアミノ基とNHS−PEGとのアミド結合形成を駆動力とした化学架橋により形成されることが示唆された。
キトサン/PEG/RADAハイドロゲル
図1には、20℃におけるキトサン/PEG(1.0/1.0 wt%)、RADA16(0.25 wt%)、およびキトサン/PEG/RADA16(1.0/1.0/0.25 wt%)溶液の経時的な粘弾性変化を示す。キトサン/PEGにおいて(図1a)、所定時間経過後にG’の値は急激に増加し、明確なゲル化点(G’>G”)が観察された。これは、アミド結合による分子鎖間架橋の動的過程を示していると考えられる。実際、ゲル化点は外部温度に依存して変化したことから、動的な粘弾性の変化は、キトサン/PEGの化学結合に基づく分子鎖間架橋に伴うゾル−ゲル転移を反映すると示唆された。
一方で、RADA16ペプチドゲルの場合、測定開始時のG’の値はG”のそれより高く、PBS中で即座にゲル化することが観察された(図1b)。つまり、RADA16の分子組織化(β−シート構造形成)に基づくゲル化は、キトサン/PEGゲル化に比べて極めて早く起こることがわかった。
図1cには、キトサン/PEG/RADA16(1.0/1.0/0.25 wt%)の粘弾性変化を示す。G’,G”の変化は、RADA16ペプチドゲルと同様の挙動を示した。興味深いことに、キトサン/PEG/RADA16ゲルのG’の値は、それぞれ単独の場合と比べて増大した。キトサン/PEGゲルとRADA16ペプチドゲルの架橋様式、ゲル化時間の相違を考慮すると、キトサン/PEG/RADA16ゲルはそれぞれのネットワークが独立した内部構造を形成していると考えられる。つまり、混合初期において、RADA16の組織化は迅速に起こり、引き続きRADA16繊維網目の間でキトサン/PEGの架橋が形成される。キトサン/PEG/RADA16ゲルのG’の飛躍的な増大は、これらのゲル化タイムラグに由来する相互侵入網目(IPN:Interpenetrating polymer network)様の構造に起因すると考えられる。実際、キトサン/PEG/RADA16ゲルの円二色分光スペクトル測定の結果、RADA16ペプチドゲルのみの場合と比べて遜色ないβ−シート構造に起因するコットン効果が確認でき、ゲル内部でもRADA16の組織構造が保持されていることが示唆された(図2D)。
混合ハイドロゲルを用いた再生軟骨のマウス移植実験
混合ハイドロゲルの軟骨再生能を検討した。低細胞密度による移植により、IGF−1、FGF−2の効果を明確にした。
材料
ハイドロゲル:0.2mM CMキトサン+5mM PEG+0.25%PuraMatrix(PRG:RADA=1:1)
比較対象ゲル:1 %アテロコラーゲン(株)高研
方法
培養ヒト軟骨細胞とゲルを混和し、多孔体(PLLA 5mmx5mmx3mm)に投与する。ゲル化を確認後、Balb/cヌードマウス(6週齢、雄)の皮下に移植した。
約1000倍増に増殖させたヒト耳介軟骨細胞を0.2mM CMキトサン溶液で混和した後、5mM PEGおよび 0.25%PuraMatrix(PRG:RADA=1:1)をさらに混合し、5x5x3mmサイズのPLLA(MW,約120,000、気孔率87%)に投与しゲル化させ、再生軟骨とすした。ゲルの比率としては、キトサン2:PEG1:PM1:細胞懸濁液1の割合であり、溶媒はPBSを用いた。液性因子はIGF−1(ソマゾン、アステラス製薬株式会社)もしくはFGF−2(フィブラストスプレー、科研製薬株式会社)を用いた。どちらも最終濃度100μg/mLもしくは500μg/mLで使用し、細胞懸濁液で使用するPBSで溶解させた。ゲル化を確認後、Balb/c nu/nu(6週齢、雄)の背部皮下に移植した。8週間後に回収し、組織学的、生化学的評価を行った。
移植細胞:培養ヒト耳介軟骨細胞(n=3)
細胞濃度:10、10、10、10cells/mL
条件:
(1)1%アテロコラーゲン+細胞
(2)0.2mM CMキトサン+5mM PEG+0.25%PuraMatrix(PRG)+細胞
(3)0.2mM CMキトサン+5mM PEG+0.25%PuraMatrix(PRG)+IGF−1(最終濃度100μg/mL)+細胞
(4)0.2mM CMキトサン+5mM PEG+0.25%PuraMatrix(PRG)+IGF−1(最終濃度500μg/mL)+細胞
(5)0.2mM CMキトサン+5mM PEG+0.25%PuraMatrix(PRG)+FGF−2(最終濃度100μg/mL)+細胞
(6)0.2mM CMキトサン+5mM PEG+0.25%PuraMatrix(PRG)+FGF−2(最終濃度500μg/mL)+細胞
動物: Balb/c nu/nu(6週齢、雄)6匹、2つの移植片を1匹の背部皮下左右に移植した。
移植期間:8週間
評価:肉眼所見
組織学的検討(TB,HE)
生化学的検討(GAG)
結果
混合ハイドロゲルを用いた再生軟骨試験では、高い細胞支持性能と軟骨基質の保持性能を示し、アテロコラーゲンと比較して良好な軟骨再生を示した。混合ハイドロゲルを用いた再生軟骨は、アテロコラーゲンに比べ、同等な軟骨細胞播種密度では軟骨基質の再生が良好であった。さらに、混合ハイドロゲルを用いた再生軟骨は、より低い細胞密度でも軟骨再生を生じる傾向が見られた(図3A及びB)。
さらに、混合ハイドロゲルはIGF−1、FGF−2などの成長因子と混合して再生軟骨を作製すると、さらに軟骨再生が改善し、成長因子などを担持する機能も有することが示された(図4)。この結果からは、GAG産生量の絶対量が、ハイドロゲルの方がアテロコラーゲンに比べて大きいこと(細胞密度が高いほど、差が大きい。)、そして、IGF、FGFの添加により、さらにGAG産生量が増え、軟骨細胞が再生していることが示された。
ペプチド混合ゲルにおける細胞機能(GAG産生量、ミトコンドリア活性及び細胞増殖)への影響を評価した。
細胞内包ゲルの作製
ゲル組成
(1)キトサン/PEG 2.0/1.0wt%
(2)キトサン/PEG/RADA 2.0/1.0/0.25wt%
ゲル体積;100μl
細胞種;軟骨細胞(継代数:4)
細胞密度;1.0×10細胞/mL
培地;DMEM
細胞内包ゲルを37℃、5%COで培養した。第0〜60日まで培地及びゲルサンプルを回収し、GAG産生量、ミトコンドリア活性及び細胞増殖を評価した。
軟骨細胞の分化機能活性の指標であるグリコサミノグリカン(GAG)産生量をDMMBアッセイによって定量した。ゲル内細胞増殖活性を、MTTアッセイ及びヘキスト33256を用いたDNA定量によって評価した。結果を図5に示した。
キトサン/PEG/RADAゲルでは、培地中へのGAG放出量の増加が見られ、第60日における積算量は、約1.5倍となった。また、細胞数の増加が見られた。特に、第18日以降GAG産生量が増加した。
ゲル内細胞の活性は、キトサン/PEGゲルでは、培養初期に活性が低下した。その後、活性の上昇は見られたものの、播種時における活性を超えることはなかった。一方、キトサン/PEG/RADAゲルにおいては、培養初期での細胞活性の低下が抑制されていた。さらに、その後の培養日数の経過に伴い、細胞活性は大きく上昇し、第60日においても高い活性を維持していた。
DNA定量の結果、キトサン/PEG/RADAゲルにおいては、培養日数の経過に対するDNA量の増加が見られ、ゲル内部での細胞が増加傾向にあることを確認した。
以上から、ペプチドによる微小網目構造の形成による足場の寄与により、軟骨細胞の分化機能・細胞活性を向上させることが示唆された。
RADA存在下において、IGF−1添加によるGAG産生量の著しい増加がみられた。さらに、細胞活性、細胞増殖においても、IGF−1による機能向上が、本発明のハイドロゲルにおいて、顕著に認められた。
培養日数の経過に伴い、キトサン/PEG/RADAゲルでは、IGF−1添加による機能向上が見られなくなっていき、培養後期においてはIGF−1未添加であるペプチド混合ゲルでの機能活性と同程度となった。
以上から、成長因子による効率的な機能向上に寄与する足場材料となる可能性が視された。
以下の方法によって、PEG/キトサンと、自己組織化ペプチド/PEG/キトサンとの間で、IGFの経時的な放出量を比較した。
300μg/mlのIGF−1を内包したキトサン/PEG/RADA16ゲル(CMキトサン2.0wt%/NHS−PEG(Mw=2,000)1.0wt%/RADA16 0.25wt%/IGF−1300μg/ml(終濃度))ゲル(90μl)を作製し、900μlのPBS(−)を上澄みとして加え、インキュベートした(37℃、5%CO)。毎日、上澄みを全量回収し、ELISA法にてPBS(−)中に放出されたIGF−1濃度を定量した。
その結果、PEG/キトサンのみと比べて、自己組織化ペプチド/PEG/キトサンでは、より長期間IGF−1を放出することができた(図7)。

Claims (10)

  1. 下記工程:
    キトサンとPEGとを混合すること、及び
    得られた混合物に自己組織化ペプチドを添加すること
    を含む、ハイドロゲルの製造方法。
  2. 自己組織化ペプチドが、親水性アミノ酸と疎水性アミノ酸とが交互に結合し、アミノ酸残基12〜200を有する両親媒性のペプチドであり、一価のイオンの存在下、水溶液中で安定なβシート構造を示す、請求項1に記載の製造方法。
  3. 自己組織化ペプチドが、アルギニン、アラニン、アスパラギン酸及びアラニンの繰り返し配列を有する、請求項2に記載の製造方法。
  4. 自己組織化ペプチドが、配列番号1又は配列番号2のアミノ酸配列からなるペプチドである、請求項3に記載の製造方法。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項記載の方法によって得られたハイドロゲル。
  6. 軟骨再生用である、請求項5に記載のハイドロゲル。
  7. 軟骨細胞を請求項6に記載のハイドロゲル中で培養することを含む、再生軟骨の製造方法。
  8. 請求項7に記載の方法によって得られた再生軟骨。
  9. さらに、血液成分及び/又は生理活性物質を含有する、請求項5又は6に記載のハイドロゲル。
  10. 前記、血液成分が、血清、血漿、血小板、多血小板血漿(PRP)、フィブリン、フィブリノーゲン、プロトロンビン、トロンビン、トロンボプラスチン、プラスミノゲン、アルブミン及びコレステロールからなる群から選択され、生理活性物質が、血小板由来増殖因子(PDGF)、トランスフォーミング成長因子−α(TGF−α)、トランスフォーミング成長因子−β(TGF−β)、インスリン様増殖因子−1(IGF−1)、コロニー刺激因子(CSF)、インターロイキン−8(IL−8)、ケラチノサイト増殖因子(KGF)、線維芽細胞成長因子(FGF)、上皮細胞成長因子(EGF)、インスリン、ハイドロコーチゾン、ウロガストロン、血小板由来創傷治癒因子(PDWHF)、血管内皮細胞増殖因子(VEGF)、神経成長因子(NGF)、インスリン様成長因子(IGF)、肝細胞増殖因子(HGF)、脳由来神経栄養因子(BDNF)、血小板因子IV(PF IV)、骨形成タンパク質(BMP)及び成長分化因子(GDF)からなる群から選択される請求項9記載のハイドロゲル。
JP2015502967A 2013-02-26 2014-02-26 ハイドロゲル Pending JPWO2014133027A1 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US201361769360P 2013-02-26 2013-02-26
US61/769,360 2013-02-26
PCT/JP2014/054730 WO2014133027A1 (ja) 2013-02-26 2014-02-26 ハイドロゲル

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPWO2014133027A1 true JPWO2014133027A1 (ja) 2017-02-02

Family

ID=51428287

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015502967A Pending JPWO2014133027A1 (ja) 2013-02-26 2014-02-26 ハイドロゲル

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JPWO2014133027A1 (ja)
WO (1) WO2014133027A1 (ja)

Families Citing this family (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3035974B1 (en) * 2013-08-22 2019-10-09 Arch Biosurgery Inc. Implantable meshes for controlling the movement of fluids
EP3162374A4 (en) 2014-06-30 2018-04-25 National University Corporation Nagoya University Bone formation promoter
ES2765630T3 (es) 2014-11-14 2020-06-10 3 D Matrix Ltd Síntesis de nanoagregado de quitosano modificado mediante un péptido de autoensamblable y su aplicación para el transporte de proteínas
CN107406823A (zh) * 2015-02-25 2017-11-28 立美基股份有限公司 用作细胞外基质的合成的肽水凝胶制剂
WO2016148201A1 (ja) 2015-03-17 2016-09-22 参天製薬株式会社 ポリペプチドを含有する医薬組成物
US10835637B2 (en) * 2015-08-24 2020-11-17 3-D Matrix, Ltd. (Tokyo, Japan) Biodegradable injectable gel
CN108289926A (zh) 2015-10-14 2018-07-17 西北大学 用于生长因子递送和骨再生的纳米纤维糊剂
JPWO2018043153A1 (ja) * 2016-08-31 2019-06-24 国立大学法人大阪大学 細胞培養担体、細胞培養担体作製キット、およびそれらを用いたゲル/細胞ハイブリッド組織の製造方法
CN108264565A (zh) * 2016-12-30 2018-07-10 四川本原作物科技有限公司 壳聚糖修饰的Hrps静电自组装三聚肽及其制备方法
JP7069494B2 (ja) * 2017-10-02 2022-05-18 花王株式会社 脱アセチル化キチンの製造方法
JP6873436B2 (ja) * 2019-05-17 2021-05-19 学校法人大阪医科薬科大学 関節疾患治療用の医薬組成物及びその製造方法
CN110527115B (zh) * 2019-08-01 2020-07-28 华南理工大学 多功能自修复水凝胶及其制备方法与在生物胺检测中的应用
KR20220161384A (ko) 2020-03-31 2022-12-06 가부시끼가이샤 쓰리디 매트릭스 조사에 의한 자기 조립 펩티드의 멸균
US20230203116A1 (en) * 2020-07-30 2023-06-29 National University Corporation Tokyo Medical And Dental University Self-assembling peptide
CN115212350B (zh) * 2021-04-14 2024-02-13 南京师范大学 水凝胶在制备高仿生人造血管材料中的应用
CN114177347B (zh) * 2021-11-03 2022-08-23 暨南大学 一种抗菌释氧功能性凝胶敷料及其制备与应用

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101891946A (zh) * 2010-07-17 2010-11-24 厦门大学 一种具有dn-l结构的增强生物水凝胶及其制备方法
WO2011057131A1 (en) * 2009-11-09 2011-05-12 Spotlight Technology Partners Llc Polysaccharide based hydrogels
WO2012048165A2 (en) * 2010-10-06 2012-04-12 President And Fellows Of Harvard College Injectable, pore-forming hydrogels for materials-based cell therapies
JP2012082180A (ja) * 2010-10-14 2012-04-26 Nagoya Univ 骨再生用自己組織化ペプチドハイドロゲル
JP2012131757A (ja) * 2010-12-24 2012-07-12 Okayama Univ 高強度ペプチドゲル

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011057131A1 (en) * 2009-11-09 2011-05-12 Spotlight Technology Partners Llc Polysaccharide based hydrogels
CN101891946A (zh) * 2010-07-17 2010-11-24 厦门大学 一种具有dn-l结构的增强生物水凝胶及其制备方法
WO2012048165A2 (en) * 2010-10-06 2012-04-12 President And Fellows Of Harvard College Injectable, pore-forming hydrogels for materials-based cell therapies
JP2012082180A (ja) * 2010-10-14 2012-04-26 Nagoya Univ 骨再生用自己組織化ペプチドハイドロゲル
JP2012131757A (ja) * 2010-12-24 2012-07-12 Okayama Univ 高強度ペプチドゲル

Non-Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
"キトサン/PEGインジェクタブルゲルの作製と機能評価", 第24回高分子ゲル研究討論会 講演要旨集, vol. 24, JPN6019005534, 9 January 2013 (2013-01-09), pages 1 - 2, ISSN: 0003979656 *
GUIPING MA, CARBOHYDRATE POLYMERS, vol. 79, no. 3, JPN6014020757, 2010, pages 620 - 627, ISSN: 0003979653 *
HUAPING TAN ET AL., BIOMATERIALS, vol. 30, no. 13, JPN6014020760, 2009, pages 2499 - 2506, ISSN: 0003979654 *
J. KISIDAY ET AL., PROC. NATL. ACAD. SCI. USA, vol. 99, no. 15, JPN6014020755, 2002, pages 9996 - 10001, ISSN: 0003979652 *
MARIA A. BOKHARI ET AL., BIOMATERIALS, vol. 26, no. 25, JPN6014020753, 2005, pages 5198 - 5208, ISSN: 0003979650 *
MIHYE KIM, M.S. ET AL., TISSUE ENGINEERING PART C, vol. 16, no. 1, JPN6014020762, 2010, pages 1 - 10, ISSN: 0003979655 *
S. A. MAHER ET AL., JOURNAL OF TISSUE ENGINEERING AND REGENERATIVE MEDICINE, vol. 4, no. 1, JPN6014020754, 2009, pages 25 - 29, ISSN: 0003979651 *

Also Published As

Publication number Publication date
WO2014133027A1 (ja) 2014-09-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2014133027A1 (ja) ハイドロゲル
Catoira et al. Overview of natural hydrogels for regenerative medicine applications
US11511016B2 (en) Method for preparing porous scaffold for tissue engineering, cell culture and cell delivery
US9555164B2 (en) Method for preparing porous scaffold for tissue engineering
Busilacchi et al. Chitosan stabilizes platelet growth factors and modulates stem cell differentiation toward tissue regeneration
US9192655B2 (en) System and method for a hydrogel and hydrogel composite for cartilage repair applications
Li et al. Biopolymer/calcium phosphate scaffolds for bone tissue engineering
Bacakova et al. Polysaccharides as cell carriers for tissue engineering: the use of cellulose in vascular wall reconstruction
Shi et al. Therapeutic potential of chitosan and its derivatives in regenerative medicine
Majima et al. Alginate and chitosan polyion complex hybrid fibers for scaffolds in ligament and tendon tissue engineering
JP4698596B2 (ja) 濃縮された水性シルクフィブロイン溶液およびそれらの使用
JP5876787B2 (ja) 細胞移植用細胞構造体および細胞移植用細胞集合体
WO2014133081A1 (ja) 細胞移植用細胞構造体、生体親和性高分子ブロック及びそれらの製造方法
KR20220077156A (ko) 시험관내 배양 및 이식을 위한 조직 구축물의 생리학적 3d 바이오프린팅을 위한 바이오검 및 식물성 검 히드로겔 바이오잉크
JP5990298B2 (ja) 細胞移植用細胞構造体および細胞移植用細胞集合体
Zahedi et al. Hydrogels in craniofacial tissue engineering
Morelli et al. Polymers from renewable resources
JP2004283371A (ja) 医用材料
US20220160938A1 (en) Cross-linked hyaluronic acid hydrogels comprising proteins
Musuc et al. Therapeutic polymer gel system in neural tissue engineering
Yurtsever et al. Scaffolds from medical grade chitosan: A good choice for 3D cultivation of mesenchymal stem cells
Tong et al. In vitro culture of BMSCs on VEGF-SF-CS three-dimensional scaffolds for bone tissue engineering
Zheng et al. Effect of the uronic acid composition of alginate in alginate/collagen hybrid hydrogel on chondrocyte behavior
한민의 Extracellular-matrix cryogels for cartilage tissue engineering
CN109758610A (zh) Igf-1-sf-cs三维支架及其制备方法和应用

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150810

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170206

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180123

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180315

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20180807

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20181107

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20181213

A912 Re-examination (zenchi) completed and case transferred to appeal board

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20190222

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20191017

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20191119