JPWO2014119231A1 - 入力装置及びその製造方法、並びに電子情報機器 - Google Patents
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Abstract
網目状金属層を構成する金属線に分断部を形成することにより該網目状金属層をパターニングしてなる行電極及び列電極を有する入力装置において、該金属線の個々の分断部の面積を均一にすることができ、これによりタッチ操作面でのパターニングした網目状導体層による濃淡むらの発生を抑制する。網目状金属層を構成する金属線に分断部を形成することにより該網目状金属層をパターニングしてなる行電極及び列電極を有する入力装置において、網目状金属層Lp2を構成する金属線Mw2が網目状の列電極の理想輪郭Sp2と交差する交差部では、交差部での金属線の分断方向を、金属線を横切る分断部の面積が最小となるように該金属線の幅方向に一致した方向としている。【選択図】図5
Description
本発明は、入力装置及びその製造方法、並びに電子情報機器に関し、特に、入力操作面に配列された複数の電極における近接する電極間の容量変化に基づいて入力操作を検出する入力装置及びその製造方法、並びにこのような入力装置を用いた電子情報機器に関するものである。
近年、コンピューターや携帯電話などの電子情報機器として、表示装置の表示を利用した入力操作が可能なものが開発されており、このような電子情報機器では、入力装置として、表示装置と組み合わせて用いられるタッチパネル(タッチセンサとも呼ばれる。)が搭載されている。
タッチパネルには、抵抗膜式、表面弾性波式、赤外線方式などの種々の方式のものがあるが、通常、耐久性などの点で優れている静電容量式のもの(以下、静電容量型タッチパネルともいう。)が用いられており、この静電容量型タッチパネルは、入力操作面(以下、単に操作面ともいう。)に配列された複数の電極を有し、近接する電極間の操作者の指によるタッチ操作や近接操作に応じた静電容量の変化を入力操作として検出するように構成されている。
図13は、従来の静電容量型タッチパネルを説明する図であり、タッチ操作や近接操作による静電容量の変化を検出するセンサー電極の配列を示している。
このタッチパネル50は、例えば、ガラス基板やプラスチックフィルムなどの絶縁性透明基板50a上にマトリクス状に配列された複数の菱形センサー電極51a、52a及び複数の三角形センサー電極51b、52b(以下、単にセンサー電極ともいう。)を有している。ここで、行方向(X方向)に並ぶセンサー電極51a及び51bは電極接続部51cにより電気的に接続されて複数の行電極(Xセンサー)51を構成している。また、列方向(Y方向)に沿って並ぶセンサー電極52a及び52bが電極接続部52cにより電気的に接続されて複数の列電極(Yセンサー)52を構成している。ここで、行電極51を構成する三角形センサー電極51bは、行電極51の両端に配置されており、行電極51の両端以外には菱形センサー電極51aが配置されている。同様に、列電極52を構成する三角形センサー電極52bは、列電極52の両端に配置されており、列電極52の両端以外には菱形センサー電極52aが配置されている。また、行電極51を構成するセンサー電極51a及び51bと、列電極52を構成するセンサー電極52a及び52bとは縦横に交互に配列されており、これらのセンサー電極51a、51b、52a、52b及び電極接続部51c及び52cはITO(酸化インジウムスズ)膜などの透明導電膜で構成されている。
このような静電容量型タッチパネル50では、行電極51及び列電極52が配列された領域が操作面となっており、操作者が指で操作面上をタッチする、あるいは操作者が指を操作面上の特定の位置に近づけると、操作面上の指によるタッチ位置あるいは近接位置では、行電極51を構成するセンサー電極51a、51bと、これに近接する列電極52を構成するセンサー電極52a、52bとの間での静電容量が変化することとなり、この静電容量の変化により操作面上でのタッチ位置あるいは近接位置が操作位置として検出される。
なお、タッチパネルを表示装置とともに搭載した電子情報機器では、検出された操作位置からこの操作位置に対応する表示装置の表示画面上の位置を示す座標情報が生成され、この座標情報に基づいて入力操作に対する情報処理が行われる。
ところが、行電極及び列電極を構成する透明導電膜であるITO膜の抵抗率は高く、数十Ω/□が一般的である。このため、タッチパネルが大型化すると、行電極あるいは列電極の端子間の抵抗値の増加に伴って静電容量の変化に対する検出感度が低下し、これらの電極をタッチスイッチとして動作させることが困難になる。
そこで、センサー電極及び電極接続部をITO膜に代わる金属膜で構成することにより行電極及び列電極を低抵抗化した静電容量型タッチパネルがすでに開発されている。
このようなタッチパネルでは、菱形センサー電極及び電極接続部を、銅または銅合金からなる網目状導体層(以下、網目状金属層ともいう。)で構成することにより、電極の透過率を70%以上にしており、これによりタッチパネル背面側に位置する表示装置の表示画面に対する視認性を維持しつつ低抵抗の電極を実現している。
ところで、上述した静電容量型タッチパネルのように、1つの絶縁性透明基板上に互いに交差する行電極及び列電極を形成したものでは、行電極と列電極との交差部には両電極を絶縁する構造が必要であり、電極の構造が複雑で、電極の形成工程には、少なくとも2層の導体層をパターニングする工程と、上下の導体層を絶縁する絶縁膜の形成工程とが必要となる。
そこで、静電容量型タッチパネルには、行電極を絶縁性シート基材上に形成してなるセンサーシートと、列電極を絶縁性シート基材上に形成してなるセンサーシートとを貼り合せた構造のものも開発されている。
図14及び図15は、従来のタッチパネルの他の例として、このような2枚のセンサーシートを貼合せた構造のものを説明する図であり、図14(a)は、このタッチパネルの電極の配列を示し、図14(b)は、このタッチパネルの断面構造(図14(a)のA−A’線部分)を示し、図15(a)及び図15(b)はそれぞれ、各センサーシートを構成する行電極及び列電極の配列を示している。
このタッチパネル60は、PET等からなる絶縁性シート基材60aに網目状金属層により行電極(Xセンサー)61を形成してなる第1のセンサーシート601と、PET等からなる絶縁性シート基材60bに網目状金属層により列電極(Yセンサー)62を形成してなる第2のセンサーシート602とを有し、これらのセンサーシート601及び602を絶縁性接着材603により貼合せた構造となっている。
ここで、網目状金属層は、1方向に延びる複数の金属線と、もう1つの方向に延びる複数の金属線とをこれらが正方形形状の網目パターンをなすように交差させた構造となっており、行電極を構成する網目状金属層と列電極を構成する網目状金属層とは、設計上同一の構造を有している。
なお、行電極(Xセンサー)61及び列電極(Yセンサー)62は、図13に示す行電極51及び列電極52にITO膜を用いたタッチパネル50におけるものと同様の配列パターンを有している。つまり、行電極61は、絶縁性シート基材60a上にマトリクス状に配列されている複数の菱形センサー電極61a及び三角形センサー電極61b(以下、単にセンサー電極という。)を電極接続部61cにより行方向(X方向)に沿って電気的に接続してなるものである。また、列電極62は、絶縁性シート基材60b上にマトリクス状に配列されている複数の菱形センサー電極62a及び三角形センサー電極62bを電極接続部62cにより列方向(Y方向)に沿って電気的に接続してなるものである。ここで、行電極61を構成する三角形センサー電極61bは、行電極61の両端に配置されており、行電極61の両端以外には菱形センサー電極61aが配置されており、同様に、列電極62を構成する三角形センサー電極62bは、列電極62の両端に配置されており、列電極62の両端以外には菱形センサー電極62aが配置されている。
このような行電極及び列電極に網目状金属層を用いた静電容量型タッチパネル60では、両センサーシートの貼合ずれによりタッチパネルの表面に濃淡のむらが現われたり、また、行電極を構成する網目状金属層の金属線と列電極を構成する網目状金属層の金属線との間での線幅の違いにより濃淡が現われたりするといった問題がある。このような金属線の線幅の違いは、金属膜を網目状に加工するエッチング処理での処理条件のばらつきなどにより生ずる。
このような問題に対する対策として、特許文献1には、貼り合せる第1及び第2のセンサーシートにおける行電極及び列電極を構成する網目状金属層を、行電極及び列電極として機能しない部分を除去した構造(図15(a)及び図15(b)参照)とするのではなく、行電極及び列電極として機能しない部分をダミー電極として残した全面網目構造とし、それぞれのセンサーシートで、行電極あるいは列電極を構成する網目状金属層の金属線の分布をより均一な構造としたタッチパネルが開示されている。
図16及び図17は、特許文献1に開示のタッチパネルを説明する図であり、図16(a)はこのタッチパネルの電極の配列を示し、図16(b)はこのタッチパネルの断面構造(図16(a)のB−B’線部分)を示し、図17(a)及び図17(b)はそれぞれ、貼り合せる第1および第2のセンサーシートを構成する行電極及び列電極の配列を示している。
このタッチパネル70は、絶縁性シート基材70a上に形成された網目状金属層を行電極(Xセンサー)71が形成されるようにパターニングしてなる第1のセンサーシート701と、絶縁性シート基材70b上に形成された網目状金属層を列電極(Yセンサー)72が形成されるようにパターニングしてなる第2のセンサーシート702とを有し、これらのセンサーシート701及び702を絶縁性接着材703により貼合せた構造となっている。
ここで、行電極71は、絶縁性シート基材70a上にマトリクス状に配列されている複数の菱形センサー電極71a及び三角形センサー電極71b(以下、単にセンサー電極という。)を電極接続部71cにより行方向(X方向)に沿って電気的に接続してなるものであり、絶縁性シート基材70a上には、行電極71を構成するセンサー電極71a及び71bの占有領域以外の領域に位置するように、行電極71とは電気的に分離されている菱形ダミー電極71d及び三角形ダミー電極71eが形成されている。なお、三角形ダミー電極71eは、第1のセンサーシート701の周縁部に配置されており、菱形ダミー電極71dは、第1のセンサーシート701の周縁部以外の領域に配置されている。
同様に、列電極72は、絶縁性シート基材70b上にマトリクス状に配列されている複数の菱形センサー電極72a及び三角形センサー電極72b(以下、単にセンサー電極という。)を電極接続部72cにより列方向(Y方向)に沿って電気的に接続してなるものであり、絶縁性シート基材70b上には、行電極72を構成するセンサー電極72a及び72bの占有領域以外の領域に位置するように、列電極72とは電気的に分離されている菱形ダミー電極72d及び三角形ダミー電極72eが形成されている。なお、三角形ダミー電極72eは、第2のセンサーシート702の周縁部に配置されており、菱形ダミー電極72dは、第2のセンサーシート702の周縁部以外の領域に配置されている。
ここで、網目状金属層は、図14及び図15で説明した、2枚のセンサーシートを貼り合せたタッチパネルにおける網目状金属層と同一の構造を有している。つまり、網目状金属層は、1方向に延びる複数の金属細線と、もう1つの方向に延びる複数の金属細線とをこれらが正方形形状の網目状をなすように交差させた構造となっており、行電極を構成する網目状金属層と列電極を構成する網目状金属層とは、設計上同一の構造を有している。
また、特許文献2にも、特許文献1と同様に、センサーシートを全面網目構造としたタッチパネルにおいて、網目状金属層の金属線を行電極及び列電極の輪郭に沿って分断して網目状行電極及び網目状列電極を形成したものが開示されている。
以下、本件発明者が見出した問題点について説明する。
上記のようなセンサーシートを全面網目構造としたタッチパネル70では、このタッチパネルを、複数の画素を配列してなる画素アレイを有する表示装置と組み合わせた場合、タッチパネルの行電極及び列電極を構成する網目状金属層の金属線の配列方向と、表示装置の画素アレイにおける画素の配列方向との位置関係によりモアレが発生することがあり、このようなモアレの発生を回避するためには、網目状金属層の金属線を、画素アレイに対して、該画素アレイの水平方向、垂直方向、斜め45°方向以外の方向に傾ける必要がある。ただし、行電極及び列電極の延びる方向(タッチパネルの操作面におけるX方向及びY方向)は、画素アレイにおける水平方向及び垂直方向に厳密にあわせておく必要がある。
この結果、センサーシートを貼り合せた構造のタッチパネル70では、センサーシート701及び702を全面網目構造とすると、網目状金属層のパターニングの際に、行電極71及び列電極72の輪郭に沿って網目状金属層の金属線に形成される切れ目(つまり分断線)が、網目状金属層の金属線(正方形形状の網目枠の各辺)に対して水平方向、垂直方向、斜め45°方向以外の方向を向くこととなり、行電極71及び列電極72の輪郭が網目状金属層の金属線と交差する場所によって、金属線の延びる方向での分断箇所の長さが異なることとなる。言い換えると、網目状金属層の金属線は一定の幅を有しており、かつ分断線も一定の幅を有する分断帯であるので、網目状金属層から行電極及び列電極を分離するために網目状金属層の金属線を取り除いた部分(分断線と金属線の重なる部分)の面積が、場所によって異なり、これによりタッチパネルの表面に濃淡が現われるという問題が生ずる。
以下、この問題点について、全面網目構造のセンサーシートの行電極を形成するための導体パターンを設計する手順に従って具体的に説明する。
図18は、タッチパネル操作面に対応する基準座標系Cに対して、所定角度(45−α)度(α:0<α<45)だけ右回転させた回転座標系C’で定義した網目状金属層の金属線のパターンを示している。図19は、回転座標系C’で定義された列電極及びそのダミー電極のパターンを示している。なお、基準座標系CのX方向及びY方向は、タッチパネル操作面の水平方向及び垂直方向に対応する。
図18に示すように、例えば列電極を構成する網目状金属層Lp2における金属線Mw2の延びる方向は、行電極及び列電極の延びる方向をX方向及びY方向とする基準座標系Cにおいては、水平方向、垂直方向、斜め45°方向以外に設定されることとなる。また、この基準座標系Cでは、図19に示すように、例えば、列電極72の輪郭(パターン)Sp2及びそのダミー電極72dの輪郭(パターン)Dp2が定義されている。従って、回転座標系C’では、図19に示すように、この回転座標系C’の座標軸(X’軸及びY’軸)に対して列電極72のパターンSp2は斜め方向に延びている。
このような列電極72及びそのダミー電極72dの輪郭Sp2及びDp2を、図20に示すように網目状金属層Lp2の金属線Mw2のパターンと重ねることにより、図21に示すように、網目状金属層の金属線を分断する分断領域(分断帯)Db2が設定される。
そして、網目状金属層Lp2の金属線Mw2のパターンと列電極72の輪郭Sp2との交差部、つまり図形処理としては、網目状金属層の金属線Mw2のパターンの、分断帯Db2と重なった領域を除去することにより、網目状金属層Lp2が列電極72の輪郭Sp2のとおりにパターンニングされることとなり、網目構造の列電極72及びそのダミー電極72d及び72eのパターンSp2及びDp2が形成される。
ところが、上述したように、列電極72の輪郭に沿って網目状金属層Lp2の金属線Mw2のパターンに形成される切れ目(つまり分断部)が、網目状金属層Lp2の金属線(網目枠)Mw2に対して水平方向、垂直方向、斜め45°方向以外の方向に沿って形成されることとなり、列電極72の輪郭が網目状金属層Lp2の金属線(網目枠)Mw2と交差する場所によって、金属線Mw2の延びる方向における分断部の長さが異なることとなる。
図22は、網目状金属層Lp2の金属線Mw2のパターンの分断帯Db2と重なった領域を除去して得られるパターンを示しており、この図22に示すように、列電極72の輪郭Sp2が網目状金属層Lp2の金属線(網目枠)Mw2と浅い角度で交差する部分(交差部分)Cp1及びCp2と、列電極72の輪郭Sp2が網目状金属層Lp2の金属線(網目枠)Mw2と深い角度で交差する部分Cp3とが生じる。その結果、網目状金属層Lp2を列電極72の形状にパターンニングするときに網目状金属層Lp2の金属線Mw2の除去される幅が場所によって異なることとなり、つまり、交差部分Cp1及びCp2では、交差部分Cp3に比べて、金属線Mw2が広い範囲にわたって抜けることとなり、タッチパネルの操作面上に濃淡のむらが生ずることとなる。
さらに、図23に示すように、列電極72の輪郭が網目状金属層の金属線(網目枠)と浅い角度で交差する部分Cp1及びCp2では、金属線Mw2の分断箇所の先端が細くなるため、実際に網目状金属層をエッチングによりパターニングしたとき、金属線Mw2の分断箇所の先端では他の部分に比べてエッチングされ易いことから、網目状金属層のパターニング後の金属線Mw2の分断部の幅We(図23(b))が、設計上の金属線Mw2の分断部の幅Wd(図23(a))よりも大きく広がってしまうという問題もある。
ところで、特許文献2には、単一の網目状金属層をパターニングして菱形電極を構成したタッチパネルが開示されており、このタッチパネルでは、網目状金属層の金属線に入れる分断線を、網目状金属層の金属線(網目枠)に対して水平方向、垂直方向、斜め45°方向とすることが記載されている。
しかしながら、単層の網目状金属層のパターニングにより行電極及び列電極の菱形センサー電極を形成したタッチパネルにおいても、このタッチパネルを表示装置と組み合わせた場合には、網目状金属層の金属線の配列と表示装置の画素配列との位置関係によって発生するモアレを回避するためには、網目状金属層の金属線を、画素アレイに対して、該画素アレイの水平方向、垂直方向、斜め45°方向以外の方向に傾ける必要がある。つまり、単層の網目状導体層により行電極及び列電極の菱形センサー電極及び電極接続部を構成した場合でも、上記と同様に、網目状金属層から行電極及び列電極の菱形センサー電極を分離するために網目状金属層の金属線を取り除いた部分の長さが、場所によって異なり、これによりタッチパネルの表面に濃淡が現われるという問題が生ずる。
本発明は、上記のような問題点を解決するためになされたものであり、網目状導体層を構成する導体線に分断部を形成することにより該網目状導体層をパターニングしてなる行電極及び列電極にて、該導体線の個々の分断部の面積を均一にすることができ、これにより行電極及び列電極が形成するタッチ操作あるいは近接操作のためのタッチ操作面上に、パターニングした網目状導体層による濃淡むらが発生するのを抑制することができ、引いてはタッチ操作面を通して認識する表示面の画像に対する視認性を高めることができる入力装置、及びこのような入力装置を用いた電子情報機器を得ることを目的とする。
本発明に係る入力装置は、網目状導体層をパターニングしてなる構造を有する複数の網目状電極を備え、網目状電極間の静電容量の変化により入力操作を検出する入力装置であって、該網目状導体層は、網目を形成する複数の導体線から構成されており、該導体線は、該網目状電極の輪郭と交差する交差部にて分断されており、該導体線と該網目状電極の輪郭とが斜めに交差する該交差部での導体線の分断方向は、該導体線を横切る分断部の面積が最小となるように該導体線の幅方向に一致した方向としており、そのことにより上記目的が達成される。
本発明は、上記入力装置において、前記複数の網目状電極は、画像を表示する表示装置を構成する複数の画素の配列を基準として、前記第1の導体線の延びる第1の方向及び前記第2の導体線の延びる第2の方向を、該複数の画素からなる画素アレイの水平方向、垂直方向、及び斜め45°の方向以外の方向に設定したものであることが好ましい。
本発明は、上記入力装置において、前記網目状導体層は、前記導体線として、第1の方向に延び、一定間隔で配置された複数の第1の導体線と、該第1の方向と直交する第2の方向に延び、一定間隔で配置された複数の第2の導体線とを有し、該網目状導体層の網目は正方形形状となっていることが好ましい。
本発明は、上記入力装置において、前記網目状導体層として第1の網目状導体層及び第2の網目状導体層とを含み、前記複数の網目状電極は、前記画素アレイの水平方向に沿って延びる、第1の網目状導体層をパターニングしてなる構造を有する複数の第1の網目状電極と、前記画素アレイの垂直方向に沿って延びる、第2の網目状導体層をパターニングしてなる構造を有する複数の第2の網目状電極とを含み、該第1の網目状電極は、該画素アレイの水平方向に沿って配列された複数の第1電極部、及び隣接する該第1電極部を接続する第1接続部から構成されており、該第2の網目状電極は、該画素アレイの垂直方向に沿って配列された複数の第2電極部、及び隣接する該第2電極部を接続する第2接続部から構成されていることが好ましい。
本発明は、上記入力装置において、前記複数の第1の網目状電極は、第1の絶縁性部材上に形成されており、前記複数の第2の網目状電極は、第2の絶縁性部材上に形成されており、該第1の絶縁性部材と該第2の絶縁性部材とは、該第1の網目状電極の第1電極部と該第2の網目状電極の第2電極部とが交互に配列されるように貼り合せられていることが好ましい。
本発明は、上記入力装置において、前記第1の絶縁性部材の、前記第2電極部に対向する部分には、前記第1の網目状導体層のパターニングにより得られた第1のダミー電極部が配置されており、前記第2の絶縁性部材の、前記第1電極部に対向する部分には、前記第2の網目状導体層のパターニングにより得られた第2のダミー電極部が配置されていることが好ましい。
本発明は、上記入力装置において、前記網目状導体層を構成する導体線の線幅は、1μm〜10μmの範囲であり、前記第1の電極部及び前記第2の電極部は菱形形状を有し、前記分断部の、該導体線の延びる方向の寸法は、40μm〜50μmであることが好ましい。
本発明に係る入力装置の製造方法は、上述した本発明に係る入力装置を製造する方法であって、導体層を絶縁性基材上に形成する工程と、該導体層に対してフォトマスクを用いた選択的なエッチング処理を施して前記複数の網目状電極を形成する工程とを含むものであり、そのことにより上記目的が達成される。
本発明に係る入力装置の製造方法は、上述した本発明に係る入力装置を製造する方法であって、絶縁性基材上に所定のパターンを有する網目構造の導体層を印刷して前記複数の網目状電極を形成する工程を含むものであり、そのことにより上記目的が達成される。
本発明に係る電子情報機器は、画像を表示する画像表示部と、該画像表示部の表示画面上に配置され、情報を入力するための情報入力部とを有する電子情報機器であって、該情報入力部として上述した本発明に係る入力装置を備えており、そのことにより上記目的が達成される。
以上のように、本発明によれば、網目状導体層を構成する導体線に分断部を形成することにより該網目状導体層をパターニングしてなる行電極及び列電極にて、該導体線の個々の分断部の面積を均一にすることができ、これにより行電極及び列電極が形成するタッチ操作あるいは近接操作のためのタッチ操作面上に、パターニングした網目状導体層による濃淡むらが発生するのを抑制することができ、引いてはタッチ操作面を通して認識する表示面の画像に対する視認性を高めることができる入力装置及びその製造方法、並びにこのような入力装置を用いた電子情報機器を実現することができる。
まず、本発明の基本原理について説明する。
本発明は、網目状導体層(例えば網目状金属層)を構成する導体線(例えば金属線)に分断部を形成することにより該網目状導体層をパターニングしてなる行電極及び列電極を有する入力装置において、網目状導体層を構成する導体線が網目状の行電極あるいは列電極の輪郭と斜めに交差する交差部では、交差部での導体線の分断方向を、導体線を横切る分断部の面積が最小となるように該導体線の幅方向に一致した方向としたものである。
このような構成の本発明では、導体線の個々の分断部の面積を均一にすることができ、これによりタッチ操作面でのパターニングした網目状導体層による濃淡むらの発生を抑制することができる。
なお、以下の実施形態の説明では、網目状電極(行電極及び列電極)の理想輪郭とは、行電極及び列電極の設計上の基本となる理想的な平面形状を示すものであり、例えば、背景技術や実施形態(図1ないし図4)で示しているように、マトリクス状に配列された複数のセンサー電極(例えば、菱形センサー電極及び三角形センサー電極)を行方向あるいは列方向に接続して得られる行電極あるいは列電極の平面形状(平面パターン)の外縁線を示すものを意図している。
また、本発明の実施形態としては、網目状導体層を、網目状電極(行電極及び列電極)の理想輪郭のとおりにパターニングするのではなく、網目状導体層のパターニングを、その導体線同士の交点部に重ならないように導体線を分断することにより行うものを挙げており、このような実施形態では、網目状電極(行電極及び列電極)の理想輪郭は、実際の入力装置での網目状電極(行電極及び列電極)の輪郭である実輪郭とは異なったものとなっている。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。
(実施形態1)
図1及び図2は、本発明の実施形態1による入力装置として静電容量型タッチパネルを説明する図であり、図1(a)は、このタッチパネルの電極の配列を示し、図1(b)は、このタッチパネルの断面構造(図1(a)のA1−A1’線部分)を示している。図2(a)及び図2(b)はそれぞれ、各絶縁性シート基材上に形成された行電極及び列電極を示している。
図1及び図2は、本発明の実施形態1による入力装置として静電容量型タッチパネルを説明する図であり、図1(a)は、このタッチパネルの電極の配列を示し、図1(b)は、このタッチパネルの断面構造(図1(a)のA1−A1’線部分)を示している。図2(a)及び図2(b)はそれぞれ、各絶縁性シート基材上に形成された行電極及び列電極を示している。
このタッチパネル100は、基本的に図16及び図17で示す従来のタッチパネル70と同様の構成となっている。つまり、このタッチパネル100は、PETなどの透明絶縁材料からなる絶縁性シート基材(絶縁性基材)100a上に形成された網目状金属層(網目状導体層)を行電極(第1の網目状電極)(Xセンサー)101が形成されるようにパターニングしてなる第1のセンサーシート110と、PETなどの透明絶縁材料からなる絶縁性シート基材(絶縁性基材)100b上に形成された網目状金属層(網目状導電層)を列電極(第2の網目状電極)(Yセンサー)102が形成されるようにパターニングしてなる第2のセンサーシート120とを有し、これらのセンサーシート110及び120をそれぞれの網目状金属層同士が対向するように、透明の絶縁性接着材103により貼合せた構造となっている。ただし、第1及び第2のセンサーシート110及び120は、それぞれの網目状金属層同士が対向するよう貼り合せる必要はない。例えば、これらの2つのセンサーシート110及び120は、絶縁性シート基材と網目状金属層とが交互に積層されるように重ね合わせてもよい。例えば、第2のセンサーシート120の絶縁性シート基材100b上に列電極(第2の網目状電極)102を構成する網目状金属層が位置し、その上に、第1のセンサーシート110の絶縁性シート基材100aが位置し、さらにその上に、行電極(第1の網目状電極)101を構成する網目状金属層が位置するように2つのセンサーシートを重ねてもよい。
ここで、行電極101は、絶縁性シート基材100a上にマトリクス状に配列されている複数の菱形センサー電極(第1電極部)101a及び三角形センサー電極(第1電極部)101b(以下、単にセンサー電極という。)を電極接続部(第1接続部)101cにより行方向(X方向)に沿って電気的に接続してなるものであり、絶縁性シート基材100a上には、行電極101を構成するセンサー電極101a及び101bの占有領域以外の領域に位置するように、行電極101とは電気的に分離されている菱形ダミー電極(第1のダミー電極部)101d及び三角形ダミー電極(第1のダミー電極部)101eが形成されている。なお、三角形ダミー電極101eは、第1のセンサーシート110の周縁部に配置されており、菱形ダミー電極101dは、第1のセンサーシート101の周縁部以外の領域に配置されている。
同様に、列電極102は、絶縁性シート基材100b上にマトリクス状に配列されている複数の菱形センサー電極(第2電極部)102a及び三角形センサー電極(第2電極部)102b(以下、単にセンサー電極という。)を電極接続部(第2接続部)102cにより列方向(Y方向)に沿って電気的に接続してなるものであり、絶縁性シート基材100b上には、列電極102を構成するセンサー電極102a及び102bの占有領域以外の領域に位置するように、列電極102とは電気的に分離されている菱形ダミー電極(第2のダミー電極部)102d及び三角形ダミー電極(第2のダミー電極部)102eが形成されている。なお、三角形ダミー電極102eは、第2のセンサーシート120の周縁部に配置されており、菱形ダミー電極102dは、第2のセンサーシート120の周縁部以外の領域に配置されている。
このように各絶縁性シート基材100aおよび100b上に網目構造の行電極101及び列電極102を形成した構造では、それぞれの絶縁性シート基材上に、行電極あるいは列電極の配置領域以外の領域にダミー電極を配置することにより、個々の絶縁性シート基材上で、網目状金属層のパターンの均一性を確保することができる。このため、行電極を形成した第1のセンサーシート110と列電極を形成した第2のセンサーシート120との貼り合せズレが生じても、各センサーシートで網目状金属層のパターンが均一になっていることから濃淡むらの発生を抑制することができる。
ここで、網目状金属層は、図14及び図15で説明した従来のタッチパネルにおける網目状金属層と同一の構成を有している。つまり、網目状金属層は、1方向に延びる複数の金属線と、もう1つの方向に延びる複数の金属線とをこれらが正方形の網目状をなすように交差させた構造となっており、行電極101を構成する網目状金属層と列電極102を構成する網目状金属層とは、設計上同一の構造を有している。ただし、行電極101を構成する網目状金属層と列電極102を構成する網目状金属層とは、第1のセンサーシート110と第2のセンサーシート120とを重ねあわせたとき、該両センサーシートでは金属線の角度が同一にならないように、一方のセンサーシートの金属線が他方のセンサーシートの金属線に対して傾くように構成されている。これは、2枚のセンサーシートの貼り合せがずれたときにモアレが発生するのを抑えるためである。
図3は、図2(a)におけるR2a部分での、網目状金属層Lp1の金属線Mw1と行電極101の理想輪郭Sp1に沿った分断帯Db1との位置関係を、基準座標系CのX軸方向(行電極の延びる方向)を水平にして示している。図4は、図2(b)におけるR2b部分での、網目状金属層Lp2の金属線Mw2と列電極102の理想輪郭Sp2に沿った分断帯Db2との位置関係を、基準座標系CのX軸方向(行電極の延びる方向)を水平にして示している。ここで、理想輪郭Sp1及びSp2は、行電極101及び列電極102の平面形状として設計上の基本となるそれぞれの電極の理想的なパターンである。
つまり、第1のセンサーシート110では、基準座標系Cで水平方向、垂直方向、斜め45度方向以外の方向に金属線Mw1の方向を傾けた網目状金属層Lp1上に、行電極101の理想輪郭Sp1に沿った分断帯Db1が位置しており、原則的に金属線Mw1のこの分断帯Db1との交差部を分断することで網目状金属層Lp1がパターニングされ、網目状金属層Lp1から、センサー電極101a、101b、及び電極接続部101cからなる行電極101と、ダミー電極101d、101eとが形成される。ただし、この実施形態1では、図5を用いた列電極102の説明と同様に、金属線Mw1における網目の一辺に相当する、行電極101の理想輪郭Sp1と交差する網目辺部は、理想輪郭Sp1に従って分断すべき部分に金属線同士の交点部Mcpが重なる場合は、この金属線同士の交点部Mcpに重ならない部分(分断部)で分断されて、行電極101の理想輪郭Sp1とは若干ずれた行電極101の実輪郭を形成している。この行電極101の実輪郭は、金属線Mw1の分断された部分(分断部)を結んで得られる行電極の平面パターンである。
また、第2のセンサーシート120では、基準座標系Cで水平方向、垂直方向、斜め45度方向以外の方向に金属線Mw2の方向を傾けた網目状金属層Lp2上に、列電極102の理想輪郭Sp2に沿った分断帯Db2が位置しており、原則的に金属線Mw2のこの分断帯Db2との交差部を分断することで、網目状金属層Lp2がパターニングされ、網目状金属層Lp2から、センサー電極102a、102b、及び電極接続部102cからなる列電極102と、ダミー電極102d、102eとが形成される。ただし、この実施形態1では、以下の図5を用いた列電極102に関する具体的な説明のとおり、金属線Mw2における網目の一辺に相当する、列電極102の理想輪郭Sp2と交差する網目辺部は、理想輪郭Sp2に従って分断すべき部分が金属線同士の交点部Mcpに重なる場合は、この金属線同士の交点部Mcpに重ならない部分(分断部)で分断されて、列電極102の理想輪郭Sp2とは若干ずれた列電極102の実輪郭を形成している。この列電極102の実輪郭は、金属線Mw2の分断された部分(分断部)を結んで得られる列電極の平面パターンである。
そして、この実施形態1のタッチパネル100では、網目状金属層Lp1及びLp2のパターニングにより行電極101及び列電極102が形成されるように網目状金属層Lp1及びLp2の金属線Mw1及びMw2を分断する方向は、金属線Mw1、Mw2を横切る分断部の面積が最小となるようにこれらの金属線の幅方向に一致した方向としている。例えば、列電極102を構成する網目状金属層Lp2の金属線Mw2の分断部は、図5に示すように、この網目状金属層Lp2の網目の各辺と平行な正方形領域Rsを、金属線Mw2と分断帯Dp2との交差部あるいはその近傍位置に配置することにより設定する。
また、図5のA5部分のように、網目状金属層の金属線Mw2と列電極の理想輪郭Sp2との交差位置が、金属線同士の交点部Mcpに近い場合は、この正方形領域(分断部)Rsは、金属線Mw2同士の交点部Mcp、及び金属線同士の交点部近傍の、金属線の交差部以外の部分より太くなっている部分に重ならないように一定距離離して位置決めする。例えば、1つの目安として、正方形領域(分断部)Rsは、交点部Mcpから、金属線の線幅より膨らんでいる部分の端までの距離(図24(b)に示す寸法Wcpの半分に相当する距離)の2〜3倍程度確保して配置するのが望ましい。
具体的には、金属線の交差部近傍の、金属線の交差部以外の部分より太くなっている部分の幅Wcp(図24(b))は、例えば50μmであり、正方形領域Rsの一辺の長さが40μmであるとすると、正方形領域Rsの中心は交点部Mcpの中心から少なくとも45μm以上離す必要があるが、望ましくは100μm程度離すのがよい。
つまり、このように正方形領域Rsを交点部Mcpから離して設定することにより、列電極102の理想輪郭Sp2に沿った分断帯Db2と交差する網目辺部は、理想輪郭Sp2に従って分断すべき部分が金属線同士の交点部Mcpに重なる場合でも、実際は、金属線同士の交点部Mcpに重ならない分断部で分断されることとなり、また、行電極101についても同様に、行電極101の理想輪郭Sp1に沿った分断帯Db1と交差する網目辺部は、実際は、理想輪郭Sp1に従って分断すべき部分が金属線同士の交点部Mcpに重なる場合でも、金属線同士の交点部Mcpに重ならない分断部で分断されることとなる。
以下、作用効果について説明する。
例えば、コンピューター支援作図装置を用いて、例えば、図4に示す網目構造の列電極102を、フォトリソグラフィー法を用いた導電層の選択エッチングにより作成するためのマスクパターンを設計する方法について図5及び図6を用いて説明する。
図5は、図4に示す網目構造の列電極をフォトリソグラフィー法により作成するためのマスクパターンを設計する方法を示している。
図6は、図4に示す網目構造の列電極をフォトリソグラフィー法により作成するためのマスクパターンを設計する手順を示す図である。
まず、網目状金属層Lp2の金属線Mw2の向きを、図5に示すように、作図装置の画面の水平方向と垂直方向に合わせて、つまり図18で説明した基準座標系Cを所定角度αだけ右回転させた回転座標系C’において、網目状金属層Lp2を構成する金属線Mw2が占める領域のレイアウトL1’を設定する(ステップS1)。レイアウトL1’は、図18に示す網目状金属層Lp2における金属線Mw2のパターンに相当する。
次に、この回転座標系C’において、列電極の理想輪郭Sp2に沿った、網目状金属層Lp2をパターニングするための分断帯Db2の占める領域のレイアウトL2’を設定する(ステップS2)。このレイアウトL2’は、図21に示す列電極の輪郭(理想輪郭)Sp2に沿った分断帯Db2のパターンに相当する。
次に、この分断帯Db2の占有領域と金属線Mw2の占有領域とが重なる交差領域のレイアウトを、レイアウトL1’及びL2’の図形処理により求め、この交差領域あるいはその近傍領域に、予め準備している正方形パターンを配置し、この正方形パターンの占有領域(正方形領域)RsのレイアウトL3’をこの回転座標系C’で設定する(ステップS3)。
正方形領域Rsは、金属線を分断する分断部となるものであり、一辺の長さが金属線の線幅(1μm〜10μm)よりも長い寸法(例えば40μm〜50μm)に設定されており、この正方形領域Rsは、正方形の一辺が網目の一辺(つまり金属線Mw2の延びる方向)と平行になるように配置する。また、網目状金属層の網目のサイズは1辺が500μm程度である。これらの寸法は小さい方がよいが、小さすぎると信頼性が低下し、大きすぎると、タッチ位置の分解能が低下する。また、この正方形領域(分断部)Rsは、金属線Mw2同士の交点部Mcp、及び金属線同士の交点部近傍の、金属線の交差部以外の部分より太くなっている部分に重ならないように一定距離離して位置決めする。
次に、金属線のレイアウトL1’と正方形領域のレイアウトL3’に基づいて、金属線の占有領域のうちの、正方形領域の占有領域と重なる部分以外の領域のレイアウトL4’をこの回転座標系C’で設定し(ステップS4)、このレイアウトL4’を基準座標系CのレイアウトL4に変換して、網目構造の列電極をパターニングするための、列電極の実輪郭を規定するマスクパターンを形成する(ステップS5)。なお、網目構造の行電極101をパターニングするための、行電極の実輪郭を規定するマスクパターンの形成も、上述した列電極をパターニングするためのマスクパターンの形成と同様に行う。
このようなマスクパターンを用いて例えば列電極を形成することができる。
簡単に説明すると、まず、銅などの金属層を上記絶縁性シート基材の全面に形成し、その上にレジスト膜を形成した後、上記マスクパターンを有する露光マスクを用いたレジスト膜の露光、及び露光後のレジスト膜の現像により、網目構造の列電極及びそのダミー電極のパターンを、レジスト膜に転写する。その後、このレジスト膜をエッチングマスクとして用いて、上記金属層を選択的にエッチングすることにより、網目構造の列電極及びそのダミー電極を形成して、第2のセンサーシートを作成する。なお、行電極を有する第1のセンサーシートも同様に形成することができる。
また、第1および第2のセンサーシートは、上記のようなフォトレジストを用いた選択的なエッチング処理ではなく、予め、網目構造の行電極あるいは列電極及びそのダミー電極のパターンに対応するパターンを有する薄膜金属層を絶縁性シート基材に印刷して形成してもよい。
このように本実施形態1では、図7(a)に示すように、網目状金属層を構成する金属線Mw2に対して、行電極及び列電極のパターニングのための分断帯Db2が浅い角度で交差し、金属線と分断帯との重なり部分の面積が広い場合でも、これらの行電極及び列電極のパターニングのための金属線の分断は、金属線Mw2の幅方向と平行に行われることとなり、金属線Mw2の分断部の面積を小さくすることができる。
しかも、この実施形態1では、行電極及び列電極のパターニングのための金属線の分断方向を、金属線の幅方向と平行な方向にしているので、図7(a)に示すように、例えば、行電極あるいは列電極の理想輪郭(分断帯Db2)が網目状金属層の金属線Mw2と浅い角度で交差する場合でも、分断は金属線に垂直に行われるので、金属線Mw2の分断箇所の先端が細くなることはない。このため、実際に網目構造の電極を金属層のエッチングにより形成したとき、金属線Mw2の分断箇所の先端が他の部分に比べてエッチングされ易くなるのを抑えることができ、網目状金属層のパターニング後の金属線Mw2の分断部の幅Wd1(図7(c))を、ほぼ設計上の金属線Mw2の分断部の幅Wd1(図7(b))どおりにすることができる。
また、この実施形態1のタッチパネルでは、網目状金属層を構成する金属線の分断部を、金属線の交差部Mcp及びその近傍以外に形成しているので、網目状金属層のパターニングの際に、金属線の線幅が太くなっている交差部Mcp及びその近傍部分が除去されるのを回避することができる。
この効果について補足すると、網目状金属層の金属線Mw2同士の交点部Mcpでは、網目状金属層のエッチングの特性上、図24に示すようにエッチング後の金属線Mw2の形状(図24(b))が、設計上の金属線Mw2の形状(図24(a))に比べて膨らんだ形状となる。これは、網目状金属層における金属線Mw2の交点部Mcpでは、エッチング液の流動性が悪く、エッチングレートが金属線Mw2の交点部以外の部分に比べて低下するためである。
このため、図25に示すように、網目状金属層を分断する分断帯Db2がこの金属線Mw2の交点部Mcpと重なってしまうと、分断帯Db2と重なる金属線の交点部Cpaでは、分断帯と重なる金属線の交点部以外の部分Cpbより広い面積に渡って網目状金属層の金属線が除去されることとなり、これがタッチパネルの表面に濃淡むらを発生させる原因となってしまう。
これに対し、本実施形態1のように、網目状金属層を構成する金属線の分断部を、金属線の交差部Mcp及びその近傍の、線幅の膨らんだ部分から離して配置することで、網目状金属層のパターニングの際に、金属線の線幅が太くなっている交差部Mcp及びその近傍部分が除去されるのを回避することができる。
これにより、タッチパネルの表面に現われる濃淡のむらを低減することができる。
なお、本実施形態1では、網目状金属層を構成する金属線Mwの分断部を、金属線の交差部以外に形成しているが、上記金属線Mwの交差部及びその近傍での線幅が、金属線の交差部Mcp及びその近傍以外の部分での線幅に比べて広がらないようなパターニングが可能である場合は、網目状金属層を構成する金属線の分断部は、金属線の交差部分であるか否かに拘わらず、行電極あるいは列電極の理想輪郭と金属線とが重なる部分に設定してもよい。
(実施形態2)
図8は、本発明の実施形態2による入力装置である静電容量型タッチパネルを説明する図であり、図8(a)は、このタッチパネルの列電極を網目状金属層のパターニングにより形成する際に、網目状金属層の金属線と列電極の理想輪郭との交差位置に対する、金属線の分断部を示し、図8(b)は、図8(a)のA8部分を拡大して示している。
図8は、本発明の実施形態2による入力装置である静電容量型タッチパネルを説明する図であり、図8(a)は、このタッチパネルの列電極を網目状金属層のパターニングにより形成する際に、網目状金属層の金属線と列電極の理想輪郭との交差位置に対する、金属線の分断部を示し、図8(b)は、図8(a)のA8部分を拡大して示している。
この実施形態2のタッチパネルは、実施形態1のタッチパネルの構成に加えて、網目状金属層の金属線Mw2と列電極の理想輪郭Sp2(分断帯Db2)との交差位置が2箇所存在する、金属線Mw2における網目辺部では、2箇所の交差位置Cp1及びCp2の間の中点位置Cprで分断した構造となっている。
このような列電極のマスクパターンは、実施形態1で説明したステップS3、つまり正方形形状の占有領域のレイアウトL3’を設定する工程で、図8(b)に示すように、2箇所の交差位置Cp1及びCp2の間の中点位置Cprに、金属線Mw2の分断のための正方形領域Rsを設定することで得ることができる。
また、この実施形態2では、行電極についても、列電極と同様に、網目状金属層の金属線と行電極の理想輪郭との交差位置が2箇所存在する、金属線における網目辺部では、2箇所の交差位置の間の中点位置で分断した構造となっている。
このように本実施形態2では、行電極を構成する網目状金属層では、網目状金属層の金属線とその理想輪郭との交差位置が2箇所存在する、金属線における網目辺部を、2箇所の交差位置の間の中点位置で分断した構造とし、列電極を構成する網目状金属層では、網目状金属層の金属線Mw2とその理想輪郭Sp2との交差位置が2箇所存在する、金属線Mw2における網目辺部を、2箇所の交差位置Cp1及びCp2の間の中点位置Cprで分断した構造としているので、網目状金属層のパターニングにより金属線が1つの網目内の2箇所で分断されて、短い金属線片が発生するのを回避している。これにより短い金属線片が絶縁性シート基板から剥がれて、隣接する行電極や列電極の間で短絡を引き起こすのを回避することができる。
なお、この実施形態2では、行電極あるいは列電極を構成する網目状金属層では、網目状金属層の金属線と行電極あるいは列電極の理想輪郭との交差位置が2箇所存在する、金属線における網目辺部を、2箇所の交差位置Cp1及びCp2の間の中点位置Cprで分断した構造としているが、この場合、分断する位置は2箇所の交差位置Cp1及びCp2の間の中点位置に限定されるものではなく、2箇所の交差位置Cp1及びCp2の間であればよい。
さらに、この実施形態2では、加工条件によっては、実施形態1のように、金属線の分断部を金属線同士の交点部から所定距離離す必要はない。
例えば、交点部及びその近傍での金属線の膨らみの程度が小さい場合は、行電極あるいは列電極の理想輪郭と交差する交差位置が2箇所存在する網目辺部で、これらの2箇所の交差位置の間で分断することだけで、剥がれやすい短い金属線片の発生を回避して、行電極や列電極での短絡を回避するとともに、この短い金属線片のランダムな剥離による濃淡むらを抑制できる。
(実施形態3)
図9は、本発明の実施形態3による入力装置である静電容量型タッチパネルを説明する図であり、図9(a)は、このタッチパネルの列電極を網目状金属層のパターニングにより形成する際に、網目状金属層の金属線と列電極の理想輪郭Sp2との交差位置に対する金属線の分断箇所を示し、図9(b)は、図9(a)のA9部分に対応する列電極の分断部Dpを拡大して示している。
図9は、本発明の実施形態3による入力装置である静電容量型タッチパネルを説明する図であり、図9(a)は、このタッチパネルの列電極を網目状金属層のパターニングにより形成する際に、網目状金属層の金属線と列電極の理想輪郭Sp2との交差位置に対する金属線の分断箇所を示し、図9(b)は、図9(a)のA9部分に対応する列電極の分断部Dpを拡大して示している。
この実施形態3のタッチパネルは、実施形態2のタッチパネルの構成に加えて、網目状金属層の金属線同士の交点部Mcpと、列電極のパターニングのためのその理想輪郭Sp2に沿った分断帯Db2とが重なる部分では、交点部Mcpから一定距離離れた3箇所で、金属線Mw2を分断した構造となっている。なお、行電極も列電極と同じ構造となっている。
つまり、列電極のパターニングのための分断帯Db2と重なる金属線同士の交点部(特定交点部)Mcpでは、金属線Mwは分断されておらず、該特定交点部につながる複数の網目辺部のうちの3つの網目辺部を、特定交点部から一定距離離れた近傍位置で分断している。ここで、分断部Dp(つまり正方形領域Rs)を交点部Mcpから離す距離は、実施形態1で説明したとおり、少なくとも、金属線の交差部近傍の、金属線の交差部以外の部分より太くなっている部分が分断されない程度の距離としている。
このような列電極のマスクパターンは、実施形態1で説明したステップS3、つまり正方形形状の占有領域のレイアウトL3’を設定する工程で、図9(a)のA9部分に示すように、分断帯Db2と重なる特定交点部Mcpには、金属線の分断のための正方形領域Rsを配置せずに、該特定交点部につながる複数の網目辺部のうちの3つの網目辺部における、特定交点部から一定距離離れた近傍位置に上記金属線の分断のための正方形領域Rsを配置することにより得ることができる。
また、この実施形態3では、行電極についても、列電極と同様に、行電極のパターニングのための分断帯と重なる特定交点部では、金属線は分断されておらず、該特定交点部につながる複数の網目辺部のうちの3つの網目辺部を特定交点部から一定距離離れた近傍位置で分断されている。
図10は、本実施形態3のタッチパネルにおける列電極及びそのダミー電極の理想輪郭Sp2及びDp2を網目状金属層Lp2に重ね、実施形態1で説明したステップS3で、この実施形態3の規則に従って、金属線分断のための正方形領域Rsを金属線Mw2上に配置した状態を示している。さらに図11は、上記金属線Mw2の、上記正方形領域Rsを配置した部分を分断して得られる、網目構造の列電極102及びそのダミー電極102dを示しており、図11には、網目構造の列電極102及びそのダミー電極102の実輪郭が、金属線の除去された部分に沿った領域として現われている。
このように本実施形態3では、上記実施形態2の構成に加えて、行電極を構成する網目状金属層では、行電極のパターニングのための分断帯が重なる金属線の特定交差部では、金属線を分断せずに、この金属線の特定交差部から一定距離はなれた、該交差部の上下左右の近傍位置の3箇所で金属線を分断し、また、列電極を構成する網目状金属層Lp2では、列電極102のパターニングのための分断帯Dp2が重なる金属線の特定交差部Mcpでは、金属線を分断せずに、この金属線の特定交差部Mcpから一定距離はなれた、該特定交差部Mcpの上下左右の近傍位置の3箇所で金属線を分断しているので、上記実施形態2の効果に加えて、行電極及び列電極のパターニングのための分断帯が重なる金属線の特定交点部での分断を回避しつつ、行電極及び列電極とそれぞれのダミー電極とを確実に電気的に分離することができる効果が得られる。
なお、この実施形態3では、行電極及び列電極を構成する網目状金属層ではそれぞれ、行電極及び列電極のパターニングのための分断帯が重なる金属線の特定交差部では、金属線を分断せずに、この金属線の特定交差部から一定距離はなれた、該特定交差部の上下左右の近傍位置の3箇所で金属線を分断しているが、金属線と交差する分断帯の傾きが分かれば、この分断線の傾きに沿って、該特定交差部の上下左右の2箇所で金属線を分断することで、行電極及び列電極のパターニングのための分断帯が重なる金属線の特定交点部での分断を回避しつつ、行電極及び列電極とそれぞれのダミー電極とを確実に電気的に分離することができる。
さらに、この実施形態3では、加工条件によっては、実施形態1のように、金属線の分断部を金属線同士の交点部から所定距離離したり、実施形態2のように、行電極あるいは列電極の理想輪郭と交差する交差位置が2箇所存在する網目辺部で、これらの2箇所の交差位置の間で分断したりする必要はない。例えば、交点部及びその近傍での金属線の膨らみの程度が大きい場合は、網目状金属層の金属線を分断する方向を金属線の幅方向とし、かつ交点部及びその近傍部分での分断さえ回避すれば、一定の濃淡むらの低減効果が得られる。
なお、上記実施形態1から3では、網目状金属層の網目の形状が正方形である場合について説明したが、網目状金属層の網目の形状は正方形のものに限らず、本発明は、網目状金属層の網目の形状が平行四辺形や菱形のものにも適用可能である。
(実施形態4)
図12は、本発明の実施形態4として、実施形態1から実施形態3のいずれかによる入力装置(静電容量型タッチパネル)を入力操作部に用いた電子情報機器の概略構成例を示すブロック図である。
(実施形態4)
図12は、本発明の実施形態4として、実施形態1から実施形態3のいずれかによる入力装置(静電容量型タッチパネル)を入力操作部に用いた電子情報機器の概略構成例を示すブロック図である。
図12に示す本発明の実施形態4による電子情報機器90は、本発明の実施形態1から実施形態3のいずれかの入力装置(静電容量型タッチパネル)を用いたものであり、この入力装置を操作者による情報入力を行うための入力操作部90aとして備えたものであり、この電子情報機器90は、入力操作部90aから入力された入力情報を記録する記録メディアなどのメモリ部92と、この入力情報を液晶表示画面などの表示画面上に表示する液晶表示装置などの表示部93と、この入力情報を用いた通信処理を行う送受信装置などの通信部94と、この入力情報を印刷(印字)して出力(プリントアウト)する画像出力部95とのうちの少なくともいずれかを有している。ここで、表示部93は、上記入力装置と組み合わせられる、液晶表示パネルなどの表示装置を含んでいる。また、この電子情報機器90は、被写体の撮影を行う撮像部91を有していてもよく、この場合は、記録メディアなどのメモリ部92が、撮像部91により得られた画像データを記録用に所定の信号処理した後にデータ記録し、上記表示部93が、この画像データを表示用に所定の信号処理した後に液晶表示画面などの表示画面上に表示し、通信部94が、この画像データを通信用に所定の信号処理をした後にこの画像データに対する通信処理を行い、画像出力部95がこの画像データを印刷(印字)して出力(プリントアウト)するようにしてもよい。
以上のように、本発明の好ましい実施形態を用いて本発明を例示してきたが、本発明は、この実施形態に限定して解釈されるべきものではない。本発明は、特許請求の範囲によってのみその範囲が解釈されるべきであることが理解される。当業者は、本発明の具体的な好ましい実施形態の記載から、本発明の記載および技術常識に基づいて等価な範囲を実施することができることが理解される。本明細書において引用した特許、特許出願および文献は、その内容自体が具体的に本明細書に記載されているのと同様にその内容が本明細書に対する参考として援用されるべきであることが理解される。
本発明は、入力装置及びその製造方法、並びに電子情報機器の分野において、網目状導体層を構成する導体線に分断部を形成することにより該網目状導体層をパターニングしてなる行電極及び列電極にて、該導体線の個々の分断部の面積を均一にすることができ、これにより行電極及び列電極が形成するタッチ操作あるいは近接操作のためのタッチ操作面上に、パターニングした網目状導体層による濃淡むらが発生するのを抑制することができ、引いてはタッチ操作面を通して認識する表示面の画像に対する視認性を高めることができる入力装置及びその製造方法、並びにこのような入力装置を用いた電子情報機器を実現することができる。
90 電子情報機器
90a 入力操作部
91 撮像部
92 メモリ部
93 表示部
94 通信部
95 画像出力部
100 タッチパネル
100a、100b 絶縁性シート基材
101 行電極(Xセンサー)
101a、102a 菱形センサー電極
101b、102b 三角形センサー電極
101c、102c 電極接続部
101d、102d 菱形ダミー電極
101e、102e 三角形ダミー電極
102 列電極(Yセンサー)
103 絶縁性接着材
110 第1のセンサーシート
120 第2のセンサーシート
α 座標回転角
C 基準座標系
C’ 回転座標系
Cp1、Cp2 交差位置
Cpr 中点位置
Db1、Db2 分断帯
Dp1、Dp2 ダミー電極のパターン
Lp1、Lp2 網目状金属層
Mcp 交点部
Mw1、Mw2 金属線
Sp1 行電極の理想輪郭(理想パターン)
Sp2 列電極の理想輪郭(理想パターン)
Rs 正方形領域
90a 入力操作部
91 撮像部
92 メモリ部
93 表示部
94 通信部
95 画像出力部
100 タッチパネル
100a、100b 絶縁性シート基材
101 行電極(Xセンサー)
101a、102a 菱形センサー電極
101b、102b 三角形センサー電極
101c、102c 電極接続部
101d、102d 菱形ダミー電極
101e、102e 三角形ダミー電極
102 列電極(Yセンサー)
103 絶縁性接着材
110 第1のセンサーシート
120 第2のセンサーシート
α 座標回転角
C 基準座標系
C’ 回転座標系
Cp1、Cp2 交差位置
Cpr 中点位置
Db1、Db2 分断帯
Dp1、Dp2 ダミー電極のパターン
Lp1、Lp2 網目状金属層
Mcp 交点部
Mw1、Mw2 金属線
Sp1 行電極の理想輪郭(理想パターン)
Sp2 列電極の理想輪郭(理想パターン)
Rs 正方形領域
Claims (10)
- 網目状導体層をパターニングしてなる構造を有する複数の網目状電極を備え、網目状電極間の静電容量の変化により入力操作を検出する入力装置であって、
該網目状導体層は、網目を形成する複数の導体線から構成されており、
該導体線は、該網目状電極の輪郭と交差する交差部にて分断されており、
該導体線と該網目状電極の輪郭とが斜めに交差する該交差部での導体線の分断方向は、該導体線を横切る分断部の面積が最小となるように該導体線の幅方向に一致した方向としている、入力装置。 - 前記複数の網目状電極は、画像を表示する表示装置を構成する複数の画素の配列を基準として、
前記第1の導体線の延びる第1の方向及び前記第2の導体線の延びる第2の方向を、該複数の画素からなる画素アレイの水平方向、垂直方向、及び斜め45°の方向以外の方向に設定したものである、請求項1に記載の入力装置。 - 前記網目状導体層は、前記導体線として、第1の方向に延び、一定間隔で配置された複数の第1の導体線と、該第1の方向と直交する第2の方向に延び、一定間隔で配置された複数の第2の導体線とを有し、該網目状導体層の網目は正方形形状となっている、請求項2に記載の入力装置。
- 前記網目状導体層として第1の網目状導体層及び第2の網目状導体層とを含み、
前記複数の網目状電極は、
前記画素アレイの水平方向に沿って延びる、第1の網目状導体層をパターニングしてなる構造を有する複数の第1の網目状電極と、
前記画素アレイの垂直方向に沿って延びる、第2の網目状導体層をパターニングしてなる構造を有する複数の第2の網目状電極と
を含み、
該第1の網目状電極は、該画素アレイの水平方向に沿って配列された複数の第1電極部、及び隣接する該第1電極部を接続する第1接続部から構成されており、
該第2の網目状電極は、該画素アレイの垂直方向に沿って配列された複数の第2電極部、及び隣接する該第2電極部を接続する第2接続部から構成されている、請求項3に記載の入力装置。 - 前記複数の第1の網目状電極は、第1の絶縁性部材上に形成されており、
前記複数の第2の網目状電極は、第2の絶縁性部材上に形成されており、
該第1の絶縁性部材と該第2の絶縁性部材とは、該第1の網目状電極の第1電極部と該第2の網目状電極の第2電極部とが交互に配列されるように貼り合せられている、請求項4に記載の入力装置。 - 前記第1の絶縁性部材の、前記第2電極部に対向する部分には、前記第1の網目状導体層のパターニングにより得られた第1のダミー電極部が配置されており、
前記第2の絶縁性部材の、前記第1電極部に対向する部分には、前記第2の網目状導体層のパターニングにより得られた第2のダミー電極部が配置されている、請求項5に記載の入力装置。 - 前記網目状導体層を構成する導体線の線幅は、1μm〜10μmの範囲であり、前記第1の電極部及び前記第2の電極部は菱形形状を有し、前記分断部の、該導体線の延びる方向の寸法は、40μm〜50μmである、請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の入力装置。
- 請求項1に記載の入力装置を製造する方法であって、
導体層を絶縁性基材上に形成する工程と、
該導体層に対してフォトマスクを用いた選択的なエッチング処理を施して前記複数の網目状電極を形成する工程と
を含む、入力装置の製造方法。 - 請求項1に記載の入力装置を製造する方法であって、
絶縁性基材上に所定のパターンを有する網目構造の導体層を印刷して前記複数の網目状電極を形成する工程を含む、入力装置の製造方法。 - 画像を表示する画像表示部と、該画像表示部の表示画面上に配置され、情報を入力するための情報入力部とを有する電子情報機器であって、
該情報入力部として請求項1に記載の入力装置を備えた、電子情報機器。
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