JPWO2014112557A1 - グラビアオフセット印刷方法、グラビアオフセット印刷装置及びグラビア版 - Google Patents

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Abstract

微細配線パターンを被印刷物に精度良く印刷することができるグラビアオフセット印刷方法、グラビアオフセット印刷装置及びグラビア版を提供する。グラビアオフセット印刷装置1によって実施されるグラビアオフセット印刷方法は、グラビア版11の凹部に印刷ペーストを充填する工程と、グラビア版11の凹部に充填された印刷ペーストをブランケット6に転移する工程と、ブランケット6に転移された印刷ペーストを基板12に転写する工程と、を備える。グラビア版11の凹部のうち、印刷方向に直交する方向の幅が100μm〜700μmである領域の前端部は、印刷方向前側に向かって先細りとなる形状を有する。当該領域の後端部は、印刷方向前側に向かって先細りとなる形状を有する切欠き部によって一対の分岐部に分岐され、分岐部のそれぞれは、印刷方向後側に向かって先細りとなる形状を有する。

Description

本発明は、グラビアオフセット印刷方法、グラビアオフセット印刷装置及びグラビア版に関する。
タッチパネル等の各種電子部品に用いられる導電回路や電極等の配線パターンの形成には、パターンの線幅・厚さ・生産速度等に応じて、フレキソ印刷、スクリーン印刷、インクジェット印刷、グラビア印刷、グラビアオフセット印刷といった各種の印刷法が用いられている。これらの各種の印刷法の中でも、例えば数十μm程度の微細配線パターンの形成にはグラビアオフセット印刷が着目されている。
グラビアオフセット印刷では、所望の印刷パターンに対応する凹部が形成されたグラビア版と、表面がシリコーンゴムからなるブランケットとが用いられる(例えば特許文献1参照)。グラビアオフセット印刷の工程は、大きく分けて、グラビア版の凹部に印刷ペーストを充填するドクタリング工程と、凹部に充填された印刷ペーストをブランケットの表面に転移するオフ工程と、ブランケットに移った印刷ペーストを基板等に転写するセット工程とを備える。この印刷法によれば、凹部の形状によって印刷パターンの形状を自在に設定でき、また、ブランケットから基板への印刷ペーストの転写率も高いため、微細配線パターンを精度良く形成することが可能となっている。
特開2011−240570号公報 特開2012−020404号公報
上述したグラビアオフセット印刷では、オフ工程において、印刷方向に延びる細線パターンをブランケットに転移する場合に、細線パターンの線幅が大きくなるほど、印刷ペースト中の気泡が逃げ難くなり、結果として、被印刷物に印刷された微細配線パターンにピンホール欠陥が生じるおそれがある。
そこで、例えば特許文献2記載のグラビアオフセット印刷では、印刷版において印刷方向に延びる長尺状の凹部の終端部を、末端に向かって先細りとなる形状としている。しかし、この従来の印刷版を用いた場合には、特に長尺状の凹部の始端部において印刷ペースト中に気泡が残存し、結果として、被印刷物に印刷された微細配線パターンにピンホール欠陥が生じるおそれがある。
本発明は、上記課題の解決のためになされたものであり、微細配線パターンにピンホール欠陥が生じるのを抑制して、微細配線パターンを被印刷物に精度良く印刷することができるグラビアオフセット印刷方法、グラビアオフセット印刷装置及びグラビア版を提供することを目的とする。
上記課題の解決のため、本発明に係るグラビアオフセット印刷方法は、微細配線パターンを被印刷物に印刷するグラビアオフセット印刷方法であって、微細配線パターンに対応するようにグラビア版に設けられた凹部に印刷ペーストを充填する充填工程と、充填工程の後に、グラビア版にブランケットを接触させて、凹部に充填された印刷ペーストをブランケットに転移する転移工程と、転移工程の後に、被印刷物にブランケットを接触させて、ブランケットに転移された印刷ペーストを被印刷物に転写する転写工程と、を備え、凹部は、印刷方向に直交する方向の幅が100μm〜700μmである領域を含み、印刷方向における領域の前端部は、印刷方向における前側に向かって先細りとなる形状を有し、印刷方向における領域の後端部は、印刷方向における前側に向かって先細りとなる形状を有する切欠き部によって一対の分岐部に分岐され、分岐部のそれぞれは、印刷方向における後側に向かって先細りとなる形状を有することを特徴とする。
このグラビアオフセット印刷方法では、印刷方向に直交する方向の幅が100μm〜700μmである領域を含む凹部が設けられたグラビア版において、印刷方向における領域の前端部(印刷が開始される側の端部)が、印刷方向における前側に向かって先細りとなる形状(幅が漸減する形状)を有している。これにより、転移工程においてグラビア版にブランケットが接触させられる際に、領域の前端部においてグラビア版に存在する気泡がブランケットによって押し出され易くなるため、ブランケット上に形成される印刷画線中にピンホール欠陥が発生するのを抑制することができる。更に、印刷方向における領域の後端部(印刷が終了する側の端部)が、印刷方向における前側に向かって先細りとなる形状を有する切欠き部によって一対の分岐部に分岐されており、分岐部のそれぞれが、印刷方向における後側に向かって先細りとなる形状を有している。これにより、転移工程においてグラビア版にブランケットが接触させられる際に、領域の後端部においてグラビア版に存在する気泡がブランケットによって押し出され易くなるため、ブランケット上に形成される印刷画線中にピンホール欠陥が発生するのを抑制することができる。したがって、このグラビアオフセット印刷方法によれば、微細配線パターンにピンホール欠陥が生じるのを抑制して、微細配線パターンを被印刷物に精度良く印刷することができる。
また、前端部が有する形状を画定する2辺の角度をa°とし、領域の幅をwμmとすると、a<0.23w+13.6の関係式を満たすことが好ましい。これによれば、領域の前端部においてグラビア版に存在する気泡がブランケットによってより一層押し出され易くなるので、微細配線パターンにピンホール欠陥が生じるのをより確実に抑制することができる。
また、切欠き部が有する形状を画定する2辺の角度をb°とすると、b<90の関係式を満たすことが好ましい。これによれば、領域の後端部においてグラビア版に存在する気泡がブランケットによってより一層押し出され易くなるので、微細配線パターンにピンホール欠陥が生じるのをより確実に抑制することができる。
本発明に係るグラビアオフセット印刷装置は、微細配線パターンを被印刷物に印刷するグラビアオフセット印刷装置であって、微細配線パターンに対応するように凹部が設けられたグラビア版に接触させられて、凹部に充填された印刷ペーストを転移されると共に、被印刷物に接触させられて、転移された印刷ペーストを被印刷物に転写させるブランケットと、ブランケットが接触させられた状態を維持しつつ、グラビア版を移動させる第1の移動機構と、ブランケットが接触させられた状態を維持しつつ、被印刷物を移動させる第2の移動機構と、を備え、凹部は、印刷方向に直交する方向の幅が100μm〜700μmである領域を含み、印刷方向における領域の前端部は、印刷方向における前側に向かって先細りとなる形状を有し、印刷方向における領域の後端部は、印刷方向における前側に向かって先細りとなる形状を有する切欠き部によって一対の分岐部に分岐され、分岐部のそれぞれは、印刷方向における後側に向かって先細りとなる形状を有することを特徴とする。
このグラビアオフセット印刷装置によれば、上述したグラビアオフセット印刷方法と同様に、微細配線パターンにピンホール欠陥が生じるのを抑制して、微細配線パターンを被印刷物に精度良く印刷することができる。
本発明に係るグラビア版は、微細配線パターンを被印刷物に印刷するグラビアオフセット印刷装置に用いられるグラビア版であって、微細配線パターンに対応するように凹部が設けられており、凹部は、印刷方向に直交する方向の幅が100μm〜700μmである領域を含み、印刷方向における領域の前端部は、印刷方向における前側に向かって先細りとなる形状を有し、印刷方向における領域の後端部は、印刷方向における前側に向かって先細りとなる形状を有する切欠き部によって一対の分岐部に分岐され、分岐部のそれぞれは、印刷方向における後側に向かって先細りとなる形状を有することを特徴とする。
このグラビア版によれば、上述したグラビアオフセット印刷方法と同様に、微細配線パターンにピンホール欠陥が生じるのを抑制して、微細配線パターンを被印刷物に精度良く印刷することができる。
本発明によれば、微細配線パターンにピンホール欠陥が生じるのを抑制して、微細配線パターンを被印刷物に精度良く印刷することができる。
本発明に係るグラビアオフセット印刷装置の一実施形態の主要な構成を示す斜視図である。 図1に示したグラビアオフセット印刷装置によって印刷される微細配線パターンの一例を示す平面図である。 図1に示したグラビアオフセット印刷装置によって用いられるグラビア版の一例を示す平面図である。 図1に示したグラビアオフセット印刷装置によって実施されるグラビアオフセット印刷方法のドクタリング工程を示す斜視図である。 図4の工程に後続して実施されるオフ工程を示す斜視図である。 図5の工程に後続して実施されるセット工程を示す斜視図である。 図1に示したグラビアオフセット印刷装置によって用いられるグラビア版の電極領域部を示す平面図である。 電極領域部の幅及び長さと発生し得るピンホール欠陥のパターンとの関係を示す図である。 200μmの幅を有する電極領域部における前端部及び後端部の形状とピンホール欠陥の発生の有無との関係を示す図である。 600μmの幅を有する電極領域部における前端部及び後端部の形状とピンホール欠陥の発生の有無との関係を示す図である。 電極領域部の幅と電極領域部の前端部における角度aとの関係を示すグラフである。
以下、本発明の好適な実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、各図において同一又は相当部分には同一符号を付し、重複する説明を省略する。
図1に示すように、グラビアオフセット印刷装置1は、グラビア版11が載置される第1のステージ(第1の移動機構)2と、被印刷物である基板12が載置される第2のステージ(第2の移動機構)3と、第1のステージ2及び第2のステージ3を所定の方向に直線状に往復動させる搬送部(第1の移動機構、第2の移動機構)4と、グラビア版11に圧接可能に設けられたドクターブレード5と、グラビア版11及び基板12に圧接可能に設けられたブランケット6と、を含んで構成されている。
このグラビアオフセット印刷装置1は、例えばタッチパネルに用いられる透明導電フィルム等の基板12に、グラビアオフセット印刷によって微細配線パターンを印刷する装置として構成されている。基板12に形成する微細配線パターンとしては、例えば電極部と配線部とを有し、タッチパネルの表示領域の縁部に沿って形成される、いわゆるベゼルパターン13が挙げられる。
ベゼルパターン13は、透明電極と接続される細線の集合体であり、例えば図2に示すように、所定の方向に延びる第1の細線パターン14と、第1の細線パターン14と略直交する方向に第1の細線パターン14の一端部から延びる第2の細線パターン15とからなる一対の略L字状の配線パターン16,16を有している。第2の細線パターン15の先端部には、第1の細線パターン14と反対側に延びる複数の細線によって電極パターン17が形成されており、一対の略L字状の配線パターン16,16は、電極パターン17,17同士が所定の間隔をもって対向し、かつ第1の細線パターン14,14同士が略平行となるように配置されている。第1の細線パターン14及び第2の細線パターン15の線幅は、例えば10μm〜100μmとなっている。また、電極パターン17は、例えば幅200μm×長さ2000μm程度の略長方形状の領域に形成されている。
更に、ベゼルパターン13は、取出し電極等のその他の導電体と接触する電極パターン18を有している。電極パターン18は、一対の第1の細線パターン14のそれぞれの内側に、第1の細線パターン14に沿うように複数ずつ配置されており、第1の細線パターン14と電気的に接続されている。電極パターン18は、第1の細線パターン14と同方向に延びる長尺状の領域であり、例えば100μm〜700μmの幅及び1000μm〜5000μmの長さを有している。このように、電極パターン18の線幅は、第1の細線パターン14の線幅に比べ、大きくなっている。
微細配線パターンの形成に用いる印刷ペーストP(図4参照)は、例えば導電性粉末、樹脂、溶剤等の混合物を3本ロール等で撹拌することによって得られる。導電性粉末には、例えばAg、Au、Pt、Cu、Alといった各種の金属が用いられる。金属は、単体であっても合金であってもよい。また、導電性粉末の粒子に異なる金属を被覆したものを用いてもよい。粒子の形状は、球状、デンドライト状、フレーク状といった各種の形状であってよい。
樹脂には、例えば熱硬化性樹脂、紫外線硬化性樹脂、熱可塑性樹脂等の各種の樹脂が用いられる。熱硬化性樹脂としては、例えばメラミン樹脂、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、ポリイミド樹脂、アクリル樹脂等が挙げられる。紫外線硬化型樹脂としては、例えば(メタ)アクリロイル基を有するアクリル樹脂、エポキシ樹脂、ポリエステル樹脂、及びこれらとモノマーとの混合物が挙げられる。また、熱可塑性樹脂としては、例えばポリエステル樹脂、ポリビニルブチラール樹脂、セルロース樹脂、アクリル樹脂等が挙げられる。これらの樹脂は、単独で用いてもよく、2種以上を混合して用いてもよい。
溶剤には、印刷工程における印刷ペーストPの乾燥を防止するため、例えば沸点が240℃以上の高沸点溶剤を含有させることが好ましい。かかる高沸点溶剤としては、例えばジアミルベンゼン、トリアミルベンゼン、ジエチレングリコール、ジエチレングリコールモノブチルエーテルアセテート、ジエチレングリコールジブチルエーテル、ジエチレングリコールモノアセテート、トリエチレングリコール、トリエチレングリコールモノメチルエーテル、トリエチレングリコールモノエチルエーテル、トリエチレングリコールモノブチルエーテル、テトラエチレングリコール)、テトラエチレングリコールモノブチルエーテルなどが挙げられる。
グラビア版11は、例えばソーダライムガラスやノンアルカリガラス等によって板状に形成されている。このグラビア版11には、図3に示すように、ベゼルパターン13に対応するように描画用の凹部21が設けられている。凹部21は、エッチング等を用いて形成され、グラビア版11上に例えばマトリクス状に配列されている。各凹部21は、第1の細線パターン14に対応する第1の細線部22と、第2の細線パターン15に対応する第2の細線部23とからなる一対の略L字状の細線部24,24を有している。第2の細線部23の先端部には、電極パターン17に対応する電極領域部25が形成されており、一対の略L字状の細線部24,24は、電極領域部25,25同士が所定の間隔をもって対向し、かつ第1の細線部22,22同士が略平行となるように配置されている。更に、各凹部21は、電極パターン18に対応する電極領域部26を有している。なお、凹部21の深さは、5μm〜20μmとなっている。
第1の細線部22及び第2の細線部23の線幅は、第1の細線パターン14及び第2の細線パターン15の線幅に略一致し、例えば10μm〜100μmとなっている。また、電極領域部25の形成領域は、電極パターン17の形成領域に略一致し、例えば幅200μm×長さ2000μm程度の略長方形状の領域に形成されている。更に、電極領域部26の幅は、電極パターン18の幅に略一致し、例えば100μm〜700μmとなっており、電極領域部26の長さは、電極パターン18の長さに略一致し、例えば1000μm〜5000μmとなっている。以上のような凹部21は、第1の細線部22が搬送部4の搬送方向(以下「MD(Machine Direction)方向」と記す)に延び、かつ第2の細線部23が搬送部4の搬送方向に直交する方向(以下「TD(Transverse Direction)方向」と記す)に延びるように形成され、更に、MD方向に対して鋭角の傾斜角θをもって傾斜した状態となっている。
ドクターブレード5は、図1に示すように、第1のステージ2がドクターブレード5の配置位置を通過する際に、先端のブレード部分がグラビア版11の表面に圧接するように第1のステージ2の搬送路の上方に配置されている。これにより、グラビア版11の表面全体に塗布された印刷ペーストPが掻き取られ、グラビア版11の凹部21内に印刷ペーストPが充填される。
ブランケット6は、例えば円筒状のシリンダの表面にゴム等を巻いて構成され、軸周りに回転可能となっている。このブランケット6は、搬送部4の上方に配置され、リニアサーボモータ等の駆動手段によって、第1のステージ2上のグラビア版11或いは第2のステージ3上の基板12に対して圧接可能な進出位置と、これらのグラビア版11及び基板12から離間する退避位置との間で駆動するようになっている。
ブランケット6の表面6aのゴムは、印刷ペーストPの離型性や転移性を考慮して選択することが好ましく、例えばシリコーンゴムが用いられる。これにより、ブランケット6の表面6aの硬度が好適となり、印刷ペーストPをグラビア版11からブランケット6に転移する際、及び印刷ペーストPをブランケット6から基板12に転写する際のブランケット6の表面6aの変形を最適化することができる。
このように、ブランケット6は、グラビア版11に接触させられて、グラビア版11の凹部21に充填された印刷ペーストPを転移されるように、かつ、基板12に接触させられて、転移された印刷ペーストPを基板12に転写させるように、構成されている。そして、搬送部4及び第1のステージ2は、グラビア版11にブランケット6が接触させられた状態を維持しつつ、グラビア版11をMD方向に移動させるように、構成されている。また、搬送部4及び第2のステージ3は、基板12にブランケット6が接触させられた状態を維持しつつ、基板12をMD方向に移動させるように、構成されている。
続いて、上述したグラビアオフセット印刷装置1によって実施されるグラビアオフセット印刷方法について説明する。
このグラビアオフセット印刷装置1では、基板12に微細配線パターンを印刷する1回の印刷工程の中で、大きく分けて、グラビア版11の凹部21に印刷ペーストPを充填するドクタリング工程(充填工程)と、当該ドクタリング工程の後に、グラビア版11にブランケット6を接触させて、凹部21に充填された印刷ペーストPをブランケット6に転移するオフ工程(転移工程)と、当該オフ工程の後に、基板12にブランケット6を接触させて、ブランケット6に転移された印刷ペーストPを基板12に転写するセット工程(転写工程)と、を実行する。印刷工程の開始の際、第1のステージ2上にグラビア版11を載置すると共に、カメラ等を用いて位置合わせを行いながら第2のステージ3上に基板12を載置する。また、グラビア版11の表面の全体に予め印刷ペーストPを塗布する。
ドクタリング工程では、図4に示すように、グラビア版11が載置された第1のステージ2がブランケット6側に所定の速度で搬送され、ドクターブレード5の下を通過する。これにより、ドクターブレード5がグラビア版11の表面に圧接され、グラビア版11の表面の印刷ペーストPがブレード部分で掻き取られる。第1のステージ2がドクターブレード5を通過し終えると、グラビア版11の凹部21内に印刷ペーストPが充填された状態となる。
オフ工程では、ブランケット6が圧接位置に進出し、図5に示すように、第1のステージ2がブランケット6の下方を通過する。これにより、グラビア版11における凹部21内の印刷ペーストPがブランケット6の表面6aに転移し、ブランケット6の表面6aには、凹部21から離型した印刷ペーストPによってベゼルパターン13が描画される。このオフ工程では、印刷ペーストPがブランケット6の表面6aに転移する際、印刷ペーストP中の溶剤がブランケット6の表面6aに十分吸収されることが好ましい。これにより、続くセット工程において、ブランケット6から基板12への印刷ペーストPの転写精度を担保することができる。
セット工程では、ブランケット6が退避位置に移動し、第1のステージ2が初期位置に戻ると共に、第2のステージ3がブランケット6よりもドクターブレード5側に搬送される。次に、ブランケット6が再び圧接位置に進出し、図6に示すように、第2のステージ3がブランケット6の下方を通過する。これにより、ブランケット6の表面6aのベゼルパターン13が基板12に転写され、印刷工程が完了する。
上記印刷工程を連続して実施する場合、第2のステージ3への基板12の載置、グラビア版11の表面6aへの印刷ペーストPの塗布、ドクタリング工程、オフ工程、及びセット工程を順次実行する。このとき、繰り返しの印刷工程では、グラビア版11の位置は不変とし、印刷方向(MD方向)に対する凹部21の傾斜角θ(図3参照)を保持したままとする。
続いて、グラビアオフセット印刷装置1によって用いられるグラビア版11の電極領域部26について、より詳細に説明する。図7に示すように、電極領域部26は、印刷方向(すなわち、MD方向)に直交する方向(すなわち、TD方向)の幅wが100μm〜700μmの領域であり、その深さは、5μm〜20μmとなっている。印刷方向における電極領域部26の前端部(印刷が開始される側の端部)26aは、印刷方向における前側に向かって先細りとなる形状(幅が漸減する形状)を有している。一方、印刷方向における電極領域部26の後端部(印刷が終了する側の端部)26bは、印刷方向における前側に向かって先細りとなる形状を有する切欠き部26cによって一対の分岐部26dに分岐されている。分岐部26dのそれぞれは、印刷方向における後側に向かって先細りとなる形状を有している。なお、印刷方向における前側とは、先に印刷される側を意味し、印刷方向における後側とは、後に印刷される側を意味する。
以上説明したように、グラビアオフセット印刷装置1、当該装置1によって実施されるグラビアオフセット印刷方法、及び当該装置1によって用いられるグラビア版11では、電極領域部26の前端部26aが、印刷方向における前側に向かって先細りとなる形状を有している。これにより、オフ工程においてグラビア版11にブランケット6が接触させられる際に、前端部26aにおいてグラビア版11に存在する気泡(印刷ペーストP中に存在する気泡)がブランケット6によって押し出され易くなるため、ブランケット6上に形成される印刷画線中にピンホール欠陥が発生するのを抑制することができる。更に、電極領域部26の後端部26bが、印刷方向における前側に向かって先細りとなる形状を有する切欠き部26cによって一対の分岐部26dに分岐されており、分岐部26dのそれぞれが、印刷方向における後側に向かって先細りとなる形状を有している。これにより、オフ工程においてグラビア版11にブランケット6が接触させられる際に、後端部26bにおいてグラビア版11に存在する気泡(印刷ペーストP中に存在する気泡)がブランケット6によって押し出され易くなるため、ブランケット6上に形成される印刷画線中にピンホール欠陥が発生するのを抑制することができる。したがって、グラビアオフセット印刷装置1、当該装置1によって実施されるグラビアオフセット印刷方法、及び当該装置1によって用いられるグラビア版11によれば、ベゼルパターン13のような微細配線パターンにピンホール欠陥が生じるのを抑制して、微細配線パターンを基板12に精度良く印刷することができる。このようなグラビアオフセット印刷装置1、当該装置1によって実施されるグラビアオフセット印刷方法、及び当該装置1によって用いられるグラビア版11は、電極領域部26のように印刷方向に直交する方向の幅が100μm〜700μmである領域において印刷ペーストP中に気泡が残存し易くなるため、そのような領域を凹部21が含む場合に、特に有効である。なお、グラビア版11に存在する気泡をブランケット6によって押し出し易くする観点からは、電極領域部26の深さは、5μm〜20μmが好ましく、8μm〜12μmがより好ましい。
次に、本発明の効果確認試験について説明する。まず、電極領域部の幅及び長さと発生し得るピンホール欠陥のパターンとの関係を確認するための実験を行った。図8に示すように、100μm〜5000μmの長さ及び25μm〜2000μmの幅を有する電極領域部(図8の下欄における黒塗りの領域)が設けられたガラス製の凹版を準備し、当該凹版を用いて、次の方法によりグラビアオフセット印刷を行い、導電パターンを作成した。すなわち、ドクターブレードを用いて、ガラス製の凹版に導電性インキ組成物を充填した。その後に、ブランケットを巻きつけたシリンダに凹版を押圧、接触させて、所望のパターンをブランケット上に転移させた。その後に、基材である透明導電フィルムにブランケット上の塗膜を押圧、転写させて、導電パターンを作成した。
作成した導電パターンを顕微鏡で観察すると、図8の上欄に示すピンホール欠陥(白塗りの領域)のパターンA〜Fが、図8の下欄に示すとおりに現れた。この結果から、400μm以下の長さを有する電極領域部では、印刷方向における前端部にピンホール欠陥(パターンA〜C)が発生する傾向があり、500μm以上の長さを有する電極領域部では、印刷方向における後端部にピンホール欠陥(パターンD〜F)が発生する傾向があることが分かった。また、電極領域部の幅が大きくなるほど、中央部に1個所(パターンA,D)、両角部のそれぞれに1個所(パターンB,E)、両角部のそれぞれ及び中央部に複数個所(パターンC,F)というように、ピンホール欠陥の発生面積が大きくなる傾向があることが分かった。なお、40μm以下の幅を有する電極領域部では、ピンホール欠陥が発生しなかった。
続いて、200μmの幅を有する電極領域部について、その前端部が有する形状を画定する2辺の角度a°及びその後端部の形状を画定する2辺の角度b°を変化させて、上記と同様の実験を行った。その結果、図9に示すように、電極領域部の前端部においては、a=30°、a=45°の場合にピンホール欠陥が発生せず、a=60°、a=90°、a=180°、a=270°、a=300°、a=330°の場合にピンホール欠陥が発生した。なお、前端部にピンホール欠陥が発生したときであっても、a≧180°の場合よりも、a<180°の場合の方が、ピンホール欠陥の発生頻度及び発生面積が少なくなる傾向がある。一方、電極領域部の後端部においては、b=30°、b=60°、b=80°、b=330°の場合にピンホール欠陥が発生せず、b=90°、b=180°、b=270°、b=300°の場合にピンホール欠陥が発生した。なお、後端部にピンホール欠陥が発生したときであっても、b≧180°の場合よりも、b<180°の場合の方が、ピンホール欠陥の発生頻度及び発生面積が少なくなる傾向がある。
また、600μmの幅を有する電極領域部について、その前端部が有する形状を画定する2辺の角度a°及びその後端部の形状を画定する2辺の角度b°を変化させて、上記と同様の実験を行った。その結果、図10に示すように、電極領域部の前端部においては、a=120°、a=80°の場合にピンホール欠陥が発生せず、a=150°、a=180°、a=210°、a=240°、a=270°の場合にピンホール欠陥が発生した。なお、前端部にピンホール欠陥が発生したときであっても、a≧180°の場合よりも、a<180°の場合の方が、ピンホール欠陥の発生頻度及び発生面積が少なくなる傾向がある。一方、電極領域部の後端部においては、b=80°の場合にピンホール欠陥が発生せず、b=90°、b=120°、b=150°、b=180°、b=210°、b=240°、b=270°の場合にピンホール欠陥が発生した。なお、後端部にピンホール欠陥が発生したときであっても、b≧180°の場合よりも、b<180°の場合の方が、ピンホール欠陥の発生頻度及び発生面積が少なくなる傾向がある。
また、300μmの幅を有する電極領域部について、その前端部が有する形状を画定する2辺の角度a°及びその後端部の形状を画定する2辺の角度b°を変化させて、上記と同様の実験を行った。その結果、電極領域部の前端部においては、a=45°、a=60°の場合にピンホール欠陥が発生せず、a=80°、a=90°、a=105°の場合にピンホール欠陥が発生した。なお、前端部にピンホール欠陥が発生したときであっても、a≧180°の場合よりも、a<180°の場合の方が、ピンホール欠陥の発生頻度及び発生面積が少なくなる傾向がある。一方、電極領域部の後端部においては、b=45°、b=70°、b=80°の場合にピンホール欠陥が発生せず、b=90°の場合にピンホール欠陥が発生した。なお、後端部にピンホール欠陥が発生したときであっても、b≧180°の場合よりも、b<180°の場合の方が、ピンホール欠陥の発生頻度及び発生面積が少なくなる傾向がある。
更に、400μmの幅を有する電極領域部について、その前端部が有する形状を画定する2辺の角度a°及びその後端部の形状を画定する2辺の角度b°を変化させて、上記と同様の実験を行った。その結果、電極領域部の前端部においては、a=45°、a=60°、a=80°、a=90°の場合にピンホール欠陥が発生せず、a=105°の場合にピンホール欠陥が発生した。なお、前端部にピンホール欠陥が発生したときであっても、a≧180°の場合よりも、a<180°の場合の方が、ピンホール欠陥の発生頻度及び発生面積が少なくなる傾向がある。一方、電極領域部の後端部においては、b=45°、b=70°、b=80°、b=330°の場合にピンホール欠陥が発生せず、b=90°の場合にピンホール欠陥が発生した。なお、後端部にピンホール欠陥が発生したときであっても、b≧180°の場合よりも、b<180°の場合の方が、ピンホール欠陥の発生頻度及び発生面積が少なくなる傾向がある。
a<180°の場合及びb<180°の場合のそれぞれにおけるピンホール欠陥の発生の有無の結果を纏めると、表1及び2のとおりとなる。
Figure 2014112557
Figure 2014112557
表1の結果を、横軸が電極領域部の幅w[μm]であり且つ縦軸が電極領域部の前端部における角度a[°]である座標系にプロットすると、図11に示すとおりとなる。図11に示すグラフから、電極領域部26の前端部26aが有する形状を画定する2辺の角度をa[°]とし、電極領域部26の幅をw[μm]とすると(図7参照)、a<0.23w+13.6の関係式を満たすことが好ましいといえる。この関係式を満たせば、電極領域部26の前端部26aにおいてグラビア版11に存在する気泡がブランケット6によってより一層押し出され易くなるので、微細配線パターンにピンホール欠陥が生じるのをより確実に抑制することができる。
更に、表2の結果から、電極領域部26の後端部26bにおいて切欠き部26cが有する形状を画定する2辺の角度をb[°]とすると(図7参照)、b<90の関係式を満たすことが好ましいといえる。この関係式を満たせば、電極領域部26の後端部においてグラビア版11に存在する気泡がブランケット6によってより一層押し出され易くなるので、微細配線パターンにピンホール欠陥が生じるのをより確実に抑制することができる。なお、グラビア版11に存在する気泡をブランケット6によって押し出し易くする観点からは、電極領域部26の深さは、5μm〜20μmが好ましく、8μm〜12μmがより好ましい。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。例えば、微細配線パターンは、タッチパネル用のものに限られず、電子ペーパー、太陽電池といった電子部品の導電回路、電極、絶縁層の形成にも適用することができる。また、グラビア版は、平板状の版に限られず筒状の版胴であってもよい。また、被印刷部が長尺状のフィルムであるような場合には、ブランケットに対する被印刷部の押圧及び移動は、第2のステージ3のような定盤ではなく、圧胴によって実施されてもよい。つまり、上記実施形態では、平版のグラビア版と平板状の基板を用いた枚葉方式を例示したが、本発明では、平版のグラビア版に代えてロール版のグラビア版を用いてもよいし、或いは平板状の基板に代えて長尺シート状の基板を用いてもよい。生産性の観点からは、ロール版のグラビア版と平板状の基板又は長尺シート状の基板とを用いた連続方式を用いることが好適である。
本発明に係るグラビア版は、微細配線パターンにピンホール欠陥が生じるのを抑制して、微細配線パターンを被印刷物に精度良く印刷することができるので、各種のグラビアオフセット印刷方法に用いることで、例えば、タッチパネル、電子ペーパー、太陽電池といった電子部品の導電回路、電極、絶縁層を形成させることができる。
1…グラビアオフセット印刷装置、2…第1のステージ(第1の移動機構)、3…第2のステージ(第2の移動機構)、4…搬送部(第1の移動機構、第2の移動機構)、6…ブランケット、11…グラビア版、12…基板(被印刷物)、13…ベゼルパターン(微細配線パターン)、21…凹部、26…電極領域部、26a…前端部、26b…後端部、26c…切欠き部、26d…分岐部、P…印刷ペースト。

Claims (5)

  1. 微細配線パターンを被印刷物に印刷するグラビアオフセット印刷方法であって、
    前記微細配線パターンに対応するようにグラビア版に設けられた凹部に印刷ペーストを充填する充填工程と、
    前記充填工程の後に、前記グラビア版にブランケットを接触させて、前記凹部に充填された前記印刷ペーストを前記ブランケットに転移する転移工程と、
    前記転移工程の後に、前記被印刷物に前記ブランケットを接触させて、前記ブランケットに転移された前記印刷ペーストを前記被印刷物に転写する転写工程と、を備え、
    前記凹部は、印刷方向に直交する方向の幅が100μm〜700μmである領域を含み、
    前記印刷方向における前記領域の前端部は、前記印刷方向における前側に向かって先細りとなる形状を有し、
    前記印刷方向における前記領域の後端部は、前記印刷方向における前側に向かって先細りとなる形状を有する切欠き部によって一対の分岐部に分岐され、前記分岐部のそれぞれは、前記印刷方向における後側に向かって先細りとなる形状を有することを特徴とするグラビアオフセット印刷方法。
  2. 前記前端部が有する前記形状を画定する2辺の角度をa°とし、前記領域の前記幅をwμmとすると、a<0.23w+13.6の関係式を満たすことを特徴とする請求項1記載のグラビアオフセット印刷方法。
  3. 前記切欠き部が有する前記形状を画定する2辺の角度をb°とすると、b<90の関係式を満たすことを特徴とする請求項1又は2記載のグラビアオフセット印刷方法。
  4. 微細配線パターンを被印刷物に印刷するグラビアオフセット印刷装置であって、
    前記微細配線パターンに対応するように凹部が設けられたグラビア版に接触させられて、前記凹部に充填された印刷ペーストを転移されると共に、前記被印刷物に接触させられて、転移された前記印刷ペーストを前記被印刷物に転写させるブランケットと、
    前記ブランケットが接触させられた状態を維持しつつ、前記グラビア版を移動させる第1の移動機構と、
    前記ブランケットが接触させられた状態を維持しつつ、前記被印刷物を移動させる第2の移動機構と、を備え、
    前記凹部は、印刷方向に直交する方向の幅が100μm〜700μmである領域を含み、
    前記印刷方向における前記領域の前端部は、前記印刷方向における前側に向かって先細りとなる形状を有し、
    前記印刷方向における前記領域の後端部は、前記印刷方向における前側に向かって先細りとなる形状を有する切欠き部によって一対の分岐部に分岐され、前記分岐部のそれぞれは、前記印刷方向における後側に向かって先細りとなる形状を有することを特徴とするグラビアオフセット印刷装置。
  5. 微細配線パターンを被印刷物に印刷するグラビアオフセット印刷装置に用いられるグラビア版であって、
    前記微細配線パターンに対応するように凹部が設けられており、
    前記凹部は、印刷方向に直交する方向の幅が100μm〜700μmである領域を含み、
    前記印刷方向における前記領域の前端部は、前記印刷方向における前側に向かって先細りとなる形状を有し、
    前記印刷方向における前記領域の後端部は、前記印刷方向における前側に向かって先細りとなる形状を有する切欠き部によって一対の分岐部に分岐され、前記分岐部のそれぞれは、前記印刷方向における後側に向かって先細りとなる形状を有することを特徴とするグラビア版。
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