JPWO2014042062A1 - 表示装置 - Google Patents

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Abstract

液晶表示装置10は、一方の板面が表示面11Dとされるのに対して他方の板面が反対面11Oとされる液晶パネル11と、液晶パネル11に対して表示面11Dと対向するカバーパネル12と、液晶パネル11に対して反対面11Oと対向するバックライト装置13と、液晶パネル11の非表示部NAAに配される指標部30と、液晶パネル11を支持するものであって、少なくとも指標部30と平面に視て重畳する部分に開口され、その開口縁部31aと指標部30との位置関係から液晶パネル11の板面に沿う方向について液晶パネル11とバックライト装置13とを位置合わせすることが可能な位置合わせ開口部31を有するパネル支持フレーム27と、を備える。

Description

本発明は、表示装置に関する。
近年、携帯型情報端末(携帯電話、スマートフォン、タブレット型ノートパソコンなど)などの電子機器における表示装置には、画像を表示する表示パネルとして液晶パネルを用いるとともに、液晶パネルに対して照明光を供給するバックライト装置を用いた液晶表示装置が採用されている。このような液晶表示装置に用いられるバックライト装置は、その機構によって直下型とエッジライト型とに大別されており、液晶表示装置の一層の薄型化を実現するには、エッジライト型のバックライト装置を用いるのが好ましく、その一例として下記特許文献1に記載されたものが知られている。
特開2000−162570号公報
(発明が解決しようとする課題)
上記した特許文献1に記載されたものは、バックライト装置が光源からの光を面状化しつつ液晶パネルへと導くための導光板を有しており、この導光板と液晶パネルとに双方を位置決めするための位置合わせマークを設けるようにしている。しかしながら、例えば液晶パネルを裏側から支持するパネル支持部材を用いる場合や、液晶パネルの表側に保護用のカバーガラスを取り付ける場合には、液晶パネルと導光板とを位置合わせマークによって位置合わせするのが困難になり、両者の位置精度が低下するという問題が生じていた。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、表示パネルと照明装置との位置精度を向上させることを目的とする。
(課題を解決するための手段)
本発明の表示装置は、板状をなしその板面内に画像を表示可能な表示部、及び前記表示部外の非表示部を有するとともに一方の板面が表示面とされるのに対して他方の板面が反対面とされる表示パネルと、前記表示パネルに対して前記表示面と対向する形で取り付けられるカバーパネルと、前記表示パネルに対して前記反対面と対向する形で取り付けられて前記表示パネルに光を供給する照明装置と、前記表示パネルのうち前記非表示部に配される指標部と、前記照明装置に備えられ前記表示パネルのうち前記非表示部の少なくとも一部と平面に視て重畳する位置に配されるとともに前記反対面の少なくとも一部と対向する形で前記表示パネルを支持するパネル支持部材であって、少なくとも前記指標部と平面に視て重畳する部分に開口され、その開口縁部と前記指標部との位置関係から前記表示パネルの板面に沿う方向について前記表示パネルと前記照明装置とを位置合わせすることが可能な位置合わせ開口部を有するパネル支持部材と、を備える。
このようにすれば、当該表示装置を組み付けるにあたって、表示パネルに対して照明装置を取り付ける作業を行う際に、表示パネルのうち非表示部に配された指標部を、照明装置に備えられ非表示部の少なくとも一部と平面に視て重畳する位置に配されるパネル支持部材に形成された位置合わせ開口部を通して表示パネル側とは反対側から確認することができる。つまり、例えば、先に表示パネルに対してカバーパネルを取り付けてから照明装置を取り付けるといった手順を採った場合でも、位置合わせ開口部によって指標部を容易に確認することができる。このとき、位置合わせ開口部の開口縁部と指標部との位置関係から表示パネルの板面に沿う方向について表示パネルと照明装置とを高い精度でもって位置合わせすることができる。これにより、表示パネルの表示部に対して照明装置からの光を適切に供給することができる他、例えば当該表示装置に他の部品を組み込む場合にその部品に対して干渉などが生じ難くなるので、組み込み作業の確実性に優れるとともに組み込みに伴う損傷などが生じ難くなる、などの効果を得ることができる。
本発明の実施態様として、次の構成が好ましい。
(1)前記表示パネルと前記カバーパネルとの間に介在する形で配されて両者を接着する接着剤が備えられている。このようにすれば、液体状態とされた接着剤が表示パネルとカバーパネルとの間に介在する形で配されつつ固化されることで、表示パネルとカバーパネルとを接着状態に保つことができるから、仮にテープ状の粘着部材を用いた場合に比べると、表示パネルに対して作用する応力を緩和することができ、それにより表示パネルの表示品位を高く保つことができる。また、仮に表示パネルに対して照明装置を取り付けた後にカバーパネルを取り付ける手順を採った場合には、液体状態とされた接着剤が照明装置に入り込むおそれがあるものの、表示パネルとカバーパネルとを接着剤により先に接着した後に照明装置を表示パネルに対して取り付けるようにすれば、そのような問題が生じるのを未然に回避することができる。
(2)前記カバーパネルには、少なくとも前記表示パネルの前記非表示部と平面に視て重畳する範囲に光を遮る遮光部が形成されている。このようにすれば、カバーパネルのうち少なくとも非表示部と平面に視て重畳する範囲に形成された遮光部によって光を遮ることで、表示部に表示される画像に係る表示品位をより高いものとすることができる。このような遮光部をカバーパネルに形成すると、当該表示装置を組み付けるにあたって、例えば、先に表示パネルに対してカバーパネルを取り付けてから照明装置を取り付けるといった手順を採った場合には、照明装置の取り付け時にはカバーパネルを通して指標部を視認することができなくなる。その点、上記したようにパネル支持部材が位置合わせ開口部を有する構成とすることで、位置合わせ開口部を通して表示パネル側とは反対側から指標部を容易に確認することができるので、表示パネルの板面に沿う方向について表示パネルと照明装置とを高い精度でもって位置合わせすることができる。
(3)前記パネル支持部材と前記表示パネルとの間に介在する形で配されて両者に粘着されるパネル用粘着部材を備えており、前記パネル用粘着部材には、前記位置合わせ開口部に連通するパネル用粘着部材側開口部が貫通して形成されている。このようにすれば、表示パネルに対して照明装置を取り付ける際には、パネル支持部材と表示パネルとの間に介在させたパネル用粘着部材を両者に粘着させるようにする。パネル用粘着部材には、位置合わせ開口部に連通するパネル用粘着部材側開口部が貫通して形成されているので、表示パネルに対して照明装置を取り付ける際には、位置合わせ開口部及びパネル用粘着部材側開口部を通して指標部を確認することができる。これにより、表示パネルの板面に沿う方向について表示パネルと照明装置とを高い精度でもって位置合わせすることができる。
(4)前記指標部は、前記表示パネルのうち前記表示面側に配されている。このようにすれば、指標部が表示パネルにおいてパネル用粘着部材側とは反対側に配されることになるから、パネル用粘着部材を表示パネルに取り付ける際に、誤ってパネル用粘着部材が指標部に粘着する事態が生じ難くなるので、指標部に剥がれなどが生じ難くなる。
(5)前記照明装置には、光を発する光源と、前記光源と対向状をなしていて前記光源からの光が入射される光入射面と前記表示パネルの前記反対面と対向状をなしていて光を前記表示パネルに向けて出射させる光出射面とを有する導光板と、前記導光板における前記光出射面側とは反対側の板面を覆うとともに前記表示パネルのうち前記非表示部の少なくとも一部と平面に視て重畳する形で配されて光を前記光出射面側に反射する反射部材とが備えられており、少なくとも前記反射部材には、前記位置合わせ開口部に連通する反射部材側開口部が貫通して形成されている。このようにすれば、光源から発せられた光は、光源と対向状をなす導光板の光入射面に入射して導光板内を伝播される過程で導光板における光出射面とは反対側の板面を覆う反射部材によって光出射面側に反射されることで光出射面を出射されて表示パネルに照射される。反射部材は、表示パネルのうち非表示部の少なくとも一部と平面に視て重畳する形で配されるものの、パネル支持部材が有する位置合わせ開口部に連通する反射部材側開口部が貫通して形成されているから、反射部材側開口部及び位置合わせ開口部を通して指標部を表示パネル側とは反対側から確認することにより、表示パネルの板面に沿う方向について表示パネルと照明装置とを高い精度でもって位置合わせすることができる。
(6)前記パネル支持部材には、前記導光板とは平面に視て非重畳となる位置に前記位置合わせ開口部が形成されている。このようにすれば、導光板には、位置合わせ開口部に連通する開口を設ける必要がないので、そのような開口を設けた場合に懸念される光漏れの問題を未然に回避することができる。
(7)前記パネル支持部材に対して前記反射部材を介在させつつ取り付けられる筐体部材と、前記筐体部材と前記反射部材との間に介在する形で配されて両者に粘着される筐体用粘着部材とを備えており、前記筐体用粘着部材には、前記位置合わせ開口部に連通する筐体用粘着部材側開口部が貫通して形成されている。このようにすれば、筐体部材と反射部材との間に介在する形で配されて両者に粘着される筐体用粘着部材には、位置合わせ開口部に連通する筐体用粘着部材側開口部が貫通して形成されているので、表示パネルに対して照明装置を取り付ける際には、位置合わせ開口部及び筐体用粘着部材側開口部を通して指標部を確認することができる。これにより、表示パネルの板面に沿う方向について表示パネルと照明装置とを高い精度でもって位置合わせすることができる。
(8)前記指標部は、光を反射する光反射性材料からなる。このようにすれば、パネル支持部材の位置合わせ開口部を通して指標部を確認する際に、光反射性材料からなる指標部が光を反射することで、指標部をより容易に確認することができる。これにより、表示パネルの板面に沿う方向について表示パネルと照明装置とをより高い精度でもって位置合わせすることができる。
(9)前記指標部は、光を鏡面反射する金属膜からなる。このようにすれば、パネル支持部材の位置合わせ開口部を通して指標部を確認する際に、金属膜からなる指標部が光を鏡面反射することで、指標部を一層容易に確認することができる。
(10)前記表示パネルは、共に少なくとも一部が金属膜からなるスイッチング素子、及び前記スイッチング素子に接続される配線部が前記表示面側の板面に形成されてなるアレイ基板を有しており、前記指標部は、前記アレイ基板における前記表示面側の板面に配されるとともに前記スイッチング素子及び前記配線部の少なくとも一部を構成する金属膜からなる。このようにすれば、アレイ基板を製造する際に、表示面側の板面にスイッチング素子及び配線部の少なくとも一部をなす金属膜を成膜する工程において、同じ金属膜からなる指標部を形成することができる。これにより、指標部を形成するための専用工程が不要となるので、製造設備の削減及びタクトタイムの短縮化などを図ることができる。
(11)前記表示パネルは、一対の基板間に液晶を封入してなる液晶パネルとされる。このような表示装置は液晶表示装置として、種々の用途、例えば携帯型情報端末や車載型情報端末などのディスプレイ等に適用できる。
(発明の効果)
本発明によれば、表示パネルと照明装置との位置精度を向上させることができる。
本発明の実施形態1に係る液晶表示装置の分解斜視図 液晶パネルの平面図 液晶パネルを構成するアレイ基板の表示部における平面図 液晶パネルを構成するCF基板の表示部における平面図 液晶表示装置を長辺方向(Y軸方向)に沿って切断した断面図 液晶表示装置を指標部の形成位置にて短辺方向(X軸方向)に沿って切断した断面図 液晶パネルとカバーパネルとを取り付ける前の状態を示す断面図 カバーパネルを取り付けた液晶パネルとバックライト装置とを取り付ける前の状態を示す、Y軸方向に沿って切断した断面図 カバーパネルを取り付けた液晶パネルとバックライト装置とを取り付ける前の状態を示す、指標部の形成位置にてX軸方向に沿って切断した断面図 指標部と位置合わせ開口部とが同心をなす状態を示す底面図 指標部と位置合わせ開口部とが位置ずれした状態を示す底面図 カバーパネルを取り付けた液晶パネルとバックライト装置とを取り付けた後の状態を示す、Y軸方向に沿って切断した断面図 カバーパネルを取り付けた液晶パネルとバックライト装置とを取り付けた後の状態を示す、指標部の形成位置にてX軸方向に沿って切断した断面図 本発明の実施形態2に係る指標部と位置合わせ開口部とが同心をなす状態を示す底面図 本発明の実施形態3に係る指標部と位置合わせ開口部とが同心をなす状態を示す底面図 本発明の実施形態4に係るカバーパネルを取り付けた液晶パネルとバックライト装置とを取り付ける前の状態を示す、指標部の形成位置にてX軸方向に沿って切断した断面図 指標部と位置合わせ開口部とが同心をなす状態を示す底面図 本発明の実施形態5に係る指標部と位置合わせ開口部とが同心をなす状態を示す底面図 本発明の実施形態6に係る指標部と位置合わせ開口部とが同心をなす状態を示す底面図
<実施形態1>
本発明の実施形態1を図1から図13によって説明する。本実施形態では、カバーパネル12を備える液晶表示装置10について例示する。なお、各図面の一部にはX軸、Y軸及びZ軸を示しており、各軸方向が各図面で示した方向となるように描かれている。また、上下方向については、図5及び図6を基準とし、且つ同図上側を表側とするとともに同図下側を裏側とする。
液晶表示装置10は、図1に示すように、全体として縦長の長方形状をなしており、表側の板面が画像を表示する表示面11Dとされるとともに裏側の板面が反対面11Oとされる液晶パネル(表示パネル)11と、液晶パネル11に対して表示面11Dと対向する形で配されるカバーパネル12と、液晶パネル11に対して反対面11Oと対向する形で(カバーパネル12側とは反対側に)配されるとともに液晶パネル11に光を供給する外部光源であるバックライト装置(照明装置)13とを備えている。さらには、液晶表示装置10は、カバーパネル12、液晶パネル11及びバックライト装置13を収容するケーシング(筐体部材、外装部材)14を備えている。液晶表示装置10の構成部品のうち、カバーパネル12及びケーシング14が液晶表示装置10の外観を構成している。本実施形態に係る液晶表示装置10は、携帯型情報端末(携帯電話、スマートフォン、タブレット型ノートパソコンなど)、車載型情報端末(据え置き型カーナビゲーションシステム、携帯型カーナビゲーションシステムなど)、携帯型ゲーム機などの各種電子機器に用いられるものである。このため、液晶表示装置10を構成する液晶パネル11及びカバーパネル12の画面サイズは、数インチ〜10数インチ程度とされ、一般的には小型または中小型に分類される大きさとされている。
液晶パネル11について説明する。液晶パネル11は、図2に示すように、全体として縦長の長方形状をなしており、その長辺方向における一方の端部側(図2に示す上側)にやや片寄った位置に画像を表示する表示部(アクティブエリア)AAが配されるとともに、長辺方向における他方の端部側(図2に示す下側)に片寄った位置に液晶パネル11を駆動するためのドライバ(パネル駆動部)15が取り付けられている。液晶パネル11のうち、表示部AAを取り囲む略枠状(額縁状)をなす領域が画像を表示しない非表示部(ノンアクティブエリア)NAAとされており、ここに上記したドライバ15が直接COG(Chip On Glass)実装されている。この液晶パネル11における非表示部NAAには、ドライバ15に対して各種入力信号を供給するためのフレキシブル基板(図示せず)が接続されている。また、液晶パネル11における長辺方向がY軸方向と一致し、短辺方向がX軸方向と一致している。なお、図2に示す枠状の一点鎖線が表示部AAの外形を表しており、当該一点鎖線よりも外側の領域が非表示部NAAとなっている。
液晶パネル11は、図5に示すように、一対の透明な(透光性を有する)ガラス製の基板11a,11bと、両基板11a,11b間に介在し、電界印加に伴って光学特性が変化する物質である液晶分子を含む液晶層(図示せず)とを備え、両基板11a,11bが液晶層の厚さ分のギャップを維持した状態で図示しないシール剤によって貼り合わせられている。一対の基板11a,11bは、それぞれの板厚が例えば0.2mm程度とされ、それにより液晶パネル11の薄型化が図られている。このうち、CF基板11aは、図2に示すように、短辺寸法がアレイ基板11bと概ね同等であるものの、長辺寸法がアレイ基板11bよりも小さなものとされるとともに、アレイ基板11bに対して長辺方向についての一方(図2に示す上側)の端部を揃えた状態で貼り合わせられている。従って、アレイ基板11bのうち長辺方向についての他方(図2に示す下側)の端部は、所定範囲にわたってCF基板11aが重なり合うことがなく、表裏両板面が外部に露出した状態とされており、ここにドライバ15の実装領域などが確保されている。また、両基板11a,11bの外面側には、それぞれ偏光板11c,11dが貼り付けられており、両偏光板11c,11dの大きさ(面積)は、表示部AAよりやや広い程度とされる。
液晶パネル11を構成する一対の基板11a,11bのうち表側(正面側)がCF基板11aとされ、裏側(背面側)がアレイ基板11bとされる。アレイ基板11bにおける内面側(液晶層側、CF基板11aとの対向面側)には、図3に示すように、スイッチング素子であるTFT(Thin Film Transistor)16及び画素電極17が行列状に多数個ずつ並んで設けられるとともに、これらTFT16及び画素電極17の周りには、格子状をなすゲート配線18及びソース配線19が多数本ずつ取り囲むようにして配設されている。言い換えると、多数本ずつが格子状をなすよう並列配置されたゲート配線18及びソース配線19の交差部に、TFT17及び画素電極18が行列状に並列配置されている。ゲート配線18及びソース配線19は、共に導電性及び遮光性を有する金属膜(例えば銅、アルミニウム、チタンなどの金属材料の薄膜)からなるものの、互いに異なる層に配されており、間に図示しない絶縁膜が介設されることで、交差部での短絡が防止されている。ゲート配線18とソース配線19とがそれぞれTFT16のゲート電極とソース電極とに接続され、画素電極17がTFT16のドレイン電極に接続されている。TFT16が有するゲート電極は、ゲート配線18と同じ金属膜からなるとともに同一層に配されるのに対し、TFT16が有するソース電極及びドレイン電極は、ソース配線19と同じ金属膜からなるとともに同一層に配される。これらゲート配線18及びソース配線19は、それぞれの端部がドライバ15に接続されていてドライバ15からの信号の供給を受けるものとされる。また、画素電極17は、導電性及び透光性を有する透明電極膜(例えばITO(Indium Tin Oxide:酸化インジウム錫)などの透明導電材料の薄膜)からなる。
一方、CF基板11aにおける内面側(液晶層側、アレイ基板11bとの対向面側)には、図4に示すように、アレイ基板11b側の各画素電極17と平面に視て重畳する位置に多数個のカラーフィルタが並んで設けられている。カラーフィルタは、R(赤色),G(緑色),B(青色)を呈する各着色部20がX軸方向に沿って交互に並ぶ配置とされる。着色部20は、平面に視て長方形状をなすとともに、その長辺方向及び短辺方向が基板11a,11bにおける長辺方向及び短辺方向と一致しており、CF基板11a上においてX軸方向及びY軸方向について多数個ずつマトリクス状に並列配置されている。カラーフィルタを構成する各着色部20間には、混色を防ぐための格子状をなすブラックマトリクス(着色部間遮光部)21が形成されている。ブラックマトリクス21は、アレイ基板11b側のゲート配線18及びソース配線19に対して平面視重畳する配置とされる。当該液晶パネル11においては、R,G,Bの3色の着色部20及びそれに対応する3つの画素電極17の組によって表示単位である1つの画素が構成されており、この画素は、両基板11a,11bの板面(X軸方向及びY軸方向)に沿って多数ずつマトリクス状に並列配置されている。各着色部20及びブラックマトリクス21の表面には、アレイ基板11b側の画素電極17と対向する図示しない対向電極(共通電極)が設けられている。また、両基板11a,11bの内面側には、液晶層に含まれる液晶分子を配向させるための配向膜(図示せず)がそれぞれ形成されている。
カバーパネル12は、図1及び図5に示すように、液晶パネル11を表側から全域にわたって覆う形で配されており、それにより液晶パネル11の保護を図ることができる。カバーパネル12における中央側部分(詳しくは、液晶パネル11における表示部AAの全域と、非表示部NAAのうち表示部AAに隣接する内周側部分とに対して平面視重畳する部分)には、その裏側の板面に対して接着剤BLを介して液晶パネル11が貼り付けられている。この接着剤BLは、液体状態で液晶パネル11とカバーパネル12とのいずれか一方または双方に対して塗布され、両パネル11,12が貼り合わされた後に固化されることで、両パネル11,12を貼り合わせ状態に接着することができる。従って、仮に粘着テープを用いた場合には、そのテープ基材の表面に生じた微小な凹凸に起因して液晶パネル11をなすCF基板11aに引っ張り応力または圧縮応力が局所的に作用するとともにセルギャップ(液晶層の厚さ)に局所的な変化が生じるおそれがあるのに比べると、そのような問題が生じ難くなっている。つまり、液体状態の接着剤BLを固化させることで両パネル11,12を接着しているので、液晶パネル11をなすCF基板11aに作用し得る応力を緩和することができ、もって各基板11a,11bの板厚が薄くてその剛性が低くなっていても、セルギャップに局所的な変化が生じ難くなるとともに表示品位を高く保つことができる。また、カバーパネル12と液晶パネル11との間には、空気層が介在することが避けられているので、表示品位の向上が図られている。なお、接着剤BLとしては、例えば紫外線を照射することで硬化する紫外線硬化性樹脂材料を用いるのが好ましい。カバーパネル12は、例えば高い透明性を有する板状の強化ガラスからなる。カバーパネル12に用いられる強化ガラスとしては、例えば板状のガラス基材の表面に化学強化処理が施されることで、表面に化学強化層を備えた化学強化ガラスを用いることが好ましい。この化学強化処理は、例えばガラス材料に含まれるアルカリ金属イオンを、それよりもイオン半径が大きいアルカリ金属イオンとイオン交換により置換することで、板状のガラス基材の強化を図る処理をいい、その結果形成される化学強化層は圧縮応力が残留した圧縮応力層(イオン交換層)とされる。これにより、カバーパネル12は、機械的強度及び耐衝撃性能が高いものとされているから、その裏側に配される液晶パネル11が破損したり、傷付くのをより確実に防止することができる。
カバーパネル12は、液晶パネル11と同様に平面に視て縦長の長方形状をなしており、その平面に視た大きさは液晶パネル11をなす基板11a,11bよりも一回り大きく、後述するパネル支持フレーム27の外形とほぼ同じ程度とされる。従って、カバーパネル12の外周側部分は、液晶パネル11における外周端から庇状に外側に張り出している。このカバーパネル12には、液晶パネル11の表示部AAを取り囲むとともに非表示部NAAと平面に視て重畳する形で配されて表示部AAの周囲において光を遮る遮光部12aが形成されている。遮光部12aは、例えば黒色を呈する塗料などの遮光性材料からなるものとされ、その遮光性材料を、カバーパネル12における裏側の板面、つまり液晶パネル11側の板面に印刷することで同板面に一体的に設けられている。なお、遮光部12aを設けるに際しては、例えばスクリーン印刷、インクジェット印刷などの印刷手段を採用することができる。遮光部12aは、カバーパネル12のうち液晶パネル11における非表示部NAAの全域と重畳する部分に加えて、液晶パネル11の外周端よりも外側に張り出した外周側部分にも形成されることで、平面に視て縦長の略枠状(略額縁状)に形成されており、それによりバックライト装置13からの光が表示領域AAの周囲においてカバーパネル12の裏側の板面に入射する前の段階で遮光部12aにより遮光することができる。つまり、遮光部12aは、カバーパネル12のうち液晶パネル11の表示部AAとは平面に視て非重畳となる部分のほぼ全域にわたって形成されている。なお、図1では遮光部12aを網掛け状にして示しており、その内側の、白抜き状の方形の領域が表示部AAの光を透過する領域となっている。
バックライト装置13は、図1及び図5に示すように、全体として液晶パネル11と同様に縦長の略ブロック状をなしている。バックライト装置13は、光源であるLED(Light Emitting Diode:発光ダイオード)22と、LED22が実装されたLED基板(光源実装基板)23と、LED22からの光を導光する導光板24と、導光板24上に積層配置される光学シート(光学部材)25と、導光板25下に積層配置される反射シート(反射部材)26と、導光板24及び光学シート25を取り囲むとともに液晶パネル11を裏側(カバーパネル12側とは反対側)から支持するパネル支持フレーム(パネル支持部材)27とを備える。このバックライト装置13は、液晶パネル11における外周側の端部にLED22が偏在する形で配された、いわゆるエッジライト型(サイドライト型)とされる。以下、バックライト装置13の構成部品について順次に説明する。
LED22は、図5に示すように、LED基板23の板面に固着される基板部上にLEDチップを樹脂材により封止した構成とされる。基板部に実装されるLEDチップは、主発光波長が1種類とされ、具体的には、青色を単色発光するものが用いられている。その一方、LEDチップを封止する樹脂材には、LEDチップから発せられた青色の光により励起されて所定の色を発光する蛍光体が分散配合されており、全体として概ね白色光を発するものとされる。このLED22は、LED基板23に対する実装面に隣接する側面が発光面とされる、いわゆる側面発光型とされている。
LED基板23は、図1及び図5に示すように、絶縁材料製で可撓性を有するフィルム状(シート状)の基材を有しており、この基材上に上記したLED22が表面実装されるとともにLED22に対して給電するための配線パターンがパターニングされた構成とされている。このLED基板23は、バックライト装置13における短辺側の一端部にのみ配されており、バックライト装置13の短辺方向(Y軸方向)に沿って延在している。LED基板23には、その延在方向に沿ってLED22が複数間欠的に並ぶ形で実装されている。LED基板23は、バックライト装置13の厚さ方向(Z軸方向)について、液晶パネル11と後述するパネル支持フレーム27との間に挟み込まれる形で配されている。従って、LED基板23におけるLED22の実装面は、裏側(液晶パネル11側とは反対側)を向いた面とされる。
導光板24は、図1及び図5に示すように、液晶パネル11の板面に並行する板面を有する縦長の板状をなしており、その外周端面のうち図5に示す左側(図1に示す手前側)の短辺側の端面が、LED22と対向状をなすとともにLED22からの光が入射される光入射面24aとされる。導光板24のうち、表側(液晶パネル11側)を向いた板面が光を液晶パネル11に向けて出射させる光出射面24bとされている。また、導光板24の外周端面のうち光入射面24aを除いた3つの端面(具体的には、図5に示す右側の短辺側の端面及び一対の長辺側の端面)がそれぞれLED22とは対向することがないLED非対向端面(光源非対向端面)とされている。
光学シート25は、図1及び図5に示すように、導光板24の光出射面24b上に載せられていて液晶パネル11と導光板24との間に介在して配されることで、導光板24からの出射光を透過するとともにその透過光に所定の光学作用を付与しつつ液晶パネル11に向けて出射させる。光学シート25は、複数枚(本実施形態では3枚)が互いに積層されている。光学シート25は、導光板24と同様に縦長の長方形状をなしており、その平面に視た大きさ(長辺寸法及び短辺寸法)が導光板24よりも大きく、液晶パネル11のアレイ基板11bよりは小さなものとされている。なお、具体的な光学シート25の種類としては、例えば拡散シート、レンズシート、反射型偏光シートなどがあり、これらの中から適宜に選択して使用することが可能である。
反射シート26は、図1及び図5に示すように、導光板24のうち、裏側(光出射面24bとは反対側)の板面24cを覆う形で配されている。この反射シート26は、表面が光反射性に優れた白色を呈する合成樹脂製のシート材からなるものとされるので、導光板24内を伝播する光を表側(光出射面24b)に向けて効率的に立ち上げることができる。反射シート26は、導光板24と同様に縦長の長方形状をなしており、その平面に視た大きさ(長辺寸法及び短辺寸法)が導光板24よりも大きく、液晶パネル11のアレイ基板11bと同じ程度かそれよりも大きなものとされている。この反射シート26は、液晶パネル11(表示部AA及び非表示部NAA)のほぼ全域と平面に視て重畳するとともに、次述するパネル支持フレーム27の内周側部分とも平面に視て重畳している。
パネル支持フレーム27は、合成樹脂製とされており、図1に示すように、外形がカバーパネル12とほぼ同じとなる縦長の略枠状をなすとともにその内側に液晶パネル11、導光板24及び光学シート25が収容されるようになっている。パネル支持フレーム27は、X軸方向に沿って延在する一対の短辺部分と、Y軸方向に沿って延在する一対の長辺部分とを連ねてなる。パネル支持フレーム27は、カバーパネル12のうち遮光部12aが形成された外周端部及び液晶パネル11の非表示部NAAの外周端部(一部)における裏側の板面(反対面11Oを含む)と対向するとともに同板面を裏側から全周にわたって支持することができるものとされる。また、パネル支持フレーム27は、光学シート25の外周端部における大部分を裏側から支持している。
パネル支持フレーム27は、図4及び図5に示すように、断面形状が3段階の略階段状をなしており、最も高い第1段部27aがカバーパネル12の外周端部を裏側から支持し、2番目に高い第2段部27bが液晶パネル11の非表示部NAAの外周端部を裏側から支持し、最も低い第3段部27cが光学シート25の外周端部を裏側から支持している。このうち、パネル支持フレーム27の第2段部27bと液晶パネル11との間には、両者に粘着するパネル用粘着テープ(パネル用粘着部材)28が介在する形で配されており、このパネル用粘着テープ28によって液晶パネル11とパネル支持フレーム27とが取付状態に保たれるようになっている。パネル用粘着テープ28は、可撓性を有するテープ状の基材を有し、その基材における表裏両面に粘着剤が塗布されてなるものであり、粘着対象であるパネル支持フレーム27の形状に合わせて全体として縦長の略枠状に形成されている(図1)。このパネル用粘着テープ28により、液晶パネル11及びパネル支持フレーム27は、ほぼ全周にわたって固着される。略枠状をなすパネル用粘着テープ28の幅寸法は、パネル支持フレーム27の第2段部27bの幅寸法とほぼ同じかそれよりもやや狭い程度とされる。なお、パネル支持フレーム27のうちLED22側の短辺部分には、第1段部27a及び第2段部27bが設けられるものの、第3段部27cが設けられておらず、第2段部27bにLED基板23が載せられている(図4)。LED基板23は、パネル支持フレーム27の第2段部27bと液晶パネル11のアレイ基板11bの端部との間に挟み込まれている。
ケーシング14は、合成樹脂材料または金属材料からなるものであって、図1及び図5に示すように、表側に向けて開口した略椀型(略ボウル型)をなしている。ケーシング14の内側に保有される収容空間内には、カバーパネル12、液晶パネル11及びバックライト装置13がすっぽりと収容されるようになっている。従って、ケーシング14は、バックライト装置13を裏側から覆うとともに、バックライト装置13及びカバーパネル12を全周にわたって側方から覆うことで、液晶表示装置10における背面側及び側面側の外観を構成している。ケーシング14のうち、バックライト装置13を構成するパネル支持フレーム27に対して対向する部分とパネル支持フレーム27の裏側の面との間には、両者に粘着するケーシング用粘着テープ(筐体用粘着部材)29が介在する形で配されており、このパネル用粘着テープ28によってケーシング14とパネル支持フレーム27とが取付状態に保たれるようになっている。ケーシング用粘着テープ29は、粘着対象であるパネル支持フレーム27の形状に合わせて全体として縦長の略枠状に形成されているので、ケーシング14及びパネル支持フレーム27をほぼ全周にわたって固着している。ケーシング用粘着テープ29は、その一部が反射シート26の外周端部にも貼り付けられている。また、ケーシング用粘着テープ29は、可撓性を有するテープ状の基材を有し、その基材における表裏両面に粘着剤が塗布されてなるものであり、上記したパネル用粘着テープ28と同一の部材である。また、ケーシング14の収容空間のうち、バックライト装置13の裏側に残された空間には、液晶パネル11の駆動を制御するためのコントロール基板やLED22に駆動電力を供給するLED駆動基板などの図示しない基板類などが収容されている。
さて、本実施形態に係る液晶パネル11には、図1及び図2に示すように、液晶表示装置10の製造過程において液晶パネル11とバックライト装置13との位置合わせを図るための指標となる指標部30が形成されている。指標部30は、液晶パネル11における非表示部NAAに配されており、具体的にはアレイ基板11bのうちCF基板11aとは非重畳とされてドライバ15が実装された端部(図2に示す下側の端部)における両角部付近に一対が配されている。指標部30は、アレイ基板11bにおける表側(表示面11D側)の板面、つまりTFT16や各配線18,19の形成面と同一面上に形成されている。指標部30は、ゲート配線18及びTFT16のゲート電極をなす金属膜、またはソース配線19及びTFT16のソース電極・ドレイン電極をなす金属膜のいずれかからなるものとされており、アレイ基板11bの製造工程のうちTFT16や各配線18,19をなす金属膜の成膜工程と同一工程にて成膜されている。光反射性材料である金属膜からなる指標部30は、光を鏡面反射することができるものとされる。これにより、液晶パネル11とバックライト装置13との位置合わせを図る際に指標部30を確認し易くなっている。指標部30は、図10に示すように、その平面形状が正八角形を略星形に変形させたような形状とされる。具体的な指標部30の平面形状は、正八角形の各頂点同士を結ぶ線分が内側に引っ込むよう屈曲されることで、全体として外側に突き出した頂部30aを8つ有する変形星形とされている。指標部30が有する8つの各頂部30aは、内角が約90度とされるのに対し、各頂部30a間の各屈曲部は、内角が約225度(180度以上)とされている。つまり、指標部30の平面形状は、2つの正方形を互いに45度ずれるよう回動させて重ねることで得ることができる。
ここで、液晶パネル11のうち上記した指標部30が形成された部分(外周端部の一部)は、図1及び図6に示すように、表側に配されたカバーパネル12の遮光部12aと、裏側に配されたパネル支持フレーム27とに挟み込まれる配置とされるため、例えばカバーパネル12と液晶パネル11とを貼り合わせた後に、バックライト装置13を取り付ける、といった手順で組み付け作業を行った場合には、外部(特に表側)から指標部30を確認するのが困難となる。そこで、液晶パネル11に対して裏側に配されたパネル支持フレーム27には、指標部30と平面に視て(表示面11Dの法線方向から視て)重畳する部分を開口させることで指標部30を裏側から確認することを可能とする位置合わせ開口部31が設けられている。位置合わせ開口部31は、パネル支持フレーム27を厚さ方向(Z軸方向)に沿って貫通するとともに、一対の指標部30に対してそれぞれ平面視重畳するようパネル支持フレーム27のうち一対の長辺部における図1に示す手前の両角部側の各端部に一対配されている。位置合わせ開口部31は、図10に示すように、平面に視て略円形状をなしており、その径寸法が指標部30の外形よりも一回り大きなものとされる。そして、位置合わせ開口部31は、液晶パネル11とバックライト装置13とを表示面11Dに沿った方向(X軸方向及びY軸方向)について設計通りに位置合わせされた状態において、その中心が指標部30の中心と一致して同心状をなす配置とされている。位置合わせ開口部31における開口縁部31aは、指標部30を取り囲むよう平面に視て円形の無端円環状(ドーナツ状)をなしており、位置合わせ開口部31と指標部30とが同心とされたとき、指標部30の各頂部30aと開口縁部31aのうち各頂部30aとの対向部位との間の距離が全て同じ一定の値とされる。従って、液晶パネル11とバックライト装置13とを取り付ける際には、位置合わせ開口部31を通してその開口縁部31aと指標部30の各頂部30aとの位置関係を確認することで、液晶パネル11とバックライト装置13とをX軸方向及びY軸方向について位置合わせすることが可能とされている。本実施形態では、この位置合わせ作業を行う際の許容位置ずれ量は、例えば±0.1mm〜±0.15mm程度とされる。
本実施形態に係るバックライト装置13は、パネル支持フレーム27以外にも、上記した指標部30と平面に視て重畳する位置関係となる部品を有している。例えば、パネル用粘着テープ28、反射シート26、及びケーシング用粘着テープ29は、図1及び図5に示すように、いずれも指標部30と平面に視て重畳する部分を有していることから、それぞれが位置合わせ開口部31に連通する開口部32〜34を有している。詳しくは、略枠状をなすパネル用粘着テープ28のうち、一対の長辺部における図1に示す手前の両角部側の各端部には、位置合わせ開口部31に連通するパネル用粘着テープ側開口部(パネル用粘着部材側開口部)32が一対貫通して形成されている。長方形状をなす反射シート26のうち、図1に示す手前の両角部付近には、位置合わせ開口部31に連通する反射シート側開口部(反射部材側開口部)33が一対貫通して形成されている。略枠状をなすケーシング用粘着テープ29のうち、一対の長辺部における図1に示す手前の両角部側の各端部には、位置合わせ開口部31に連通するケーシング用粘着テープ側開口部(筐体用粘着部材側開口部)34が一対貫通して形成されている。上記した各開口部32〜34は、いずれも平面に視て略円形状をなしており、その径寸法が位置合わせ開口部31とほぼ同じ大きさとされる。各開口部32〜34は、液晶パネル11とバックライト装置13とを表示面11Dに沿った方向(X軸方向及びY軸方向)について設計通りに位置合わせされた状態において、その中心が指標部30及び位置合わせ開口部31の各中心と一致して同心状をなす配置とされている。従って、液晶パネル11とバックライト装置13とを取り付ける際には、位置合わせ開口部31に加えて上記各開口部32〜34を通して位置合わせ開口部31の開口縁部31aと指標部30の各頂部30aとの位置関係を確認することが可能とされる。また、バックライト装置13の構成部品のうち、導光板24については、指標部30及び位置合わせ開口部31とは平面に視て重畳しない配置とされているので、導光板24にはその板厚方向に貫通する開口部が形成されていない。
本実施形態は以上のような構造であり、続いてその作用を説明する。上記した構成の液晶表示装置10の製造に際しては、予め主要な構成部品である液晶パネル11、カバーパネル12、バックライト装置13、及びケーシング14を製造しておき、それらの構成部品を所定の順序で組み付けるようにしている。本実施形態では、まず液晶パネル11とカバーパネル12とを取り付ける作業を行う。この取付作業を行うに際しては、図7に示すように、液晶パネル11のうち表側に配されたCF基板11a(表側の偏光板11c)上に液体状態とされた接着剤BLを塗布しておき、その表側に配したカバーパネル12を貼り合わせるようにする。液晶パネル11に対してカバーパネル12を貼り合わせて接着剤BLが十分に押し拡げられたら、紫外線硬化性樹脂材料からなる接着剤BLに紫外線を照射して硬化(固化)させることで両パネル11,12を接着する。このように液晶パネル11とカバーパネル12とを取り付けるに際して接着剤BLを用いているので、仮に粘着テープを用いた場合に比べると、液晶パネル11のCF基板11aに作用する応力が緩和されてセルギャップを均一に保つことができ、もって液晶パネル11に白抜けなどの表示不良が生じ難くなる。仮に液晶パネル11とバックライト装置13とを先に取り付けてから接着剤BLを用いてカバーパネル12の取付作業を行うと、液体状態の接着剤BLがバックライト装置13内に流れ込む事態が生じるおそれがあるが、上記したように液晶パネル11に対してバックライト装置13を取り付ける前にカバーパネル12の取付作業を行うようにしているので、そのような事態の発生を未然に防止することができる。
続いて、カバーパネル12が取り付けられた状態の液晶パネル11に対してバックライト装置13を取り付ける作業を行う。ここで、組み付けに供されるバックライト装置13は、図8及び図9に示すように、パネル支持フレーム27における表側の面にパネル用粘着テープ28が、裏側の面にケーシング用粘着テープ29がそれぞれ貼り付けられているのであるが、このうちケーシング用粘着テープ29における裏側の面には、ケーシング14の取付作業を行うまでの間、ケーシング用粘着テープ29を保護するための保護フィルム35が貼り付けられている。この保護フィルム35には、各開口部31〜34に連通する保護フィルム側開口部35aが形成されている。なお、バックライト装置13を製造してから液晶パネル11に対する取付作業を行うまでの間、パネル用粘着テープ28を保護するため図示しない保護フィルムがパネル用粘着テープ28の表側の面に貼り付けられている。
液晶パネル11とバックライト装置13とを取り付ける際には、指標部30を両者11,13を位置合わせするための指標として用いるのであるが、液晶パネル11の表側には既にカバーパネル12が取り付けられており、カバーパネル12の遮光部12aが指標部30と平面視重畳する位置関係にあることから、表側からカバーパネル12を通して指標部30を確認することが極めて困難とされている。従って、バックライト装置13の取付作業を行うに際しては、図9に示すように、バックライト装置13に設けられた各開口部31〜34,35aを通して指標部30を裏側(カバーパネル12側とは反対側)から作業者が目視することで、液晶パネル11とバックライト装置13とを位置合わせしている。具体的には、バックライト装置13のうちパネル支持フレーム27には位置合わせ開口部31が設けられるとともに、パネル用粘着テープ28、反射シート26、ケーシング用粘着テープ29、及び保護フィルム35にはいずれも位置合わせ開口部31に連通するパネル用粘着テープ側開口部32、反射シート側開口部33、ケーシング用粘着テープ側開口部34、及び保護フィルム側開口部35aがそれぞれ設けられているので、液晶パネル11とバックライト装置13とを取り付ける作業者は、互いに連通する各開口部31〜34,35aを通して指標部30を視認し、指標部30の各頂部30aと位置合わせ開口部31の開口縁部31aとのX軸方向及びY軸方向についての位置関係が正常であるか否かを判別する。
このとき、図10に示すように、指標部30の各頂部30aと位置合わせ開口部31の開口縁部31aのうち各頂部30aとの対向部位との間の距離が全て同一で一定とされ、指標部30と位置合わせ開口部31とが同心状をなしている場合には、液晶パネル11とバックライト装置13とがX軸方向及びY軸方向について設計通りに正常に位置合わせされていると判別される。一方、図11に示すように、指標部30の各頂部30aと位置合わせ開口部31の開口縁部31aとの間の距離にばらつきが生じており、指標部30と位置合わせ開口部31との中心同士がずれている場合には、液晶パネル11とバックライト装置13とがX軸方向とY軸方向との少なくともいずれか一方について位置ずれしていると判別される。この場合は、作業者は、液晶パネル11またはバックライト装置13の位置を調整し、指標部30と位置合わせ開口部31とが同心状をなすよう位置合わせを行う。このような位置合わせ作業を行うことで、液晶パネル11とバックライト装置13とが正確に位置合わせされたら、図12及び図13に示すように、液晶パネル11をバックライト装置13のパネル用粘着テープ側開口部32に対して貼り付ける。これにより、液晶パネル11及びカバーパネル12がバックライト装置13に対して高い精度でもって位置合わせされた状態で取り付けられるから、バックライト装置13からの光を適切に液晶パネル11の表示部AAに対して供給することができて輝度ムラなどの防止を図ることができる。それ以外にも、引き続きバックライト装置13に対してケーシング14を取り付ける際にも、バックライト装置13またはカバーパネル12がケーシング14に対して部分的に干渉する事態などが生じ難くなって、ケーシング14の組み込み作業の確実性に優れるとともに組み込みに伴う損傷などが生じ難くなる。
次に、カバーパネル12及び液晶パネル11が取り付けられた状態のバックライト装置13に対してケーシング14を取り付ける作業を行う。ケーシング14の取り付けに際しては、バックライト装置13のうちケーシング用粘着テープ29の裏面に貼り付けられている保護フィルム35を事前に剥離しておく。その状態でカバーパネル12、液晶パネル11及びバックライト装置13をケーシング14の収容空間内に収容するとともに、ケーシング用粘着テープ29をケーシング14の内面に貼り付けることで、図5及び図6に示すように、液晶表示装置10の製造が完了する。
<比較実験1>
ここで、液晶パネル11とバックライト装置13との取り付け作業に係る比較実験1について説明する。この比較実験1では、以下に示す比較例1,2及び実施例1,2の各手法によって液晶パネル11とバックライト装置13との取り付け作業を複数回(例えば32回)ずつ行うとともに、液晶パネル11とバックライト装置13とがX軸方向及びY軸方向について設計位置からどれだけ位置ずれしたかをそれぞれ測定しており、その結果を表1に示している。比較例1では、指標部30を確認せずに液晶パネル11とバックライト装置13との取り付け作業を行っており、指標部30を確認しない点を除いて構成及び製造手順は本段落以前に説明した通りである。比較例2では、カバーパネル12の取り付けに先立って液晶パネル11とバックライト装置13との取り付け作業を行うとともに液晶パネル11に設けたパネル側指標部とバックライト装置13に設けたバックライト側指標部とを表側から目視により確認しつつ上記取り付け作業を行っており、液晶パネル11とカバーパネル12とを接着剤BLではなく粘着テープにより取り付けている。実施例1では、液晶パネル11に透明電極膜からなる指標部を設けてその指標部をパネル支持フレーム27の位置合わせ開口部31などを通して確認することで上記取り付け作業を行っており、指標部の材料を変更した点を除いて構成及び製造手順は本段落以前に説明した通りである。この透明電極膜は、アレイ基板11bが有する画素電極17と同一材料とされる。実施例2では、液晶パネル11に金属膜からなる指標部30を設けてその指標部30をパネル支持フレーム27の位置合わせ開口部31などを通して確認することで上記取り付け作業を行っており、構成及び製造手順は全て本段落以前に説明した通りである。
表1の各欄について説明する。表1の左端の欄は、液晶パネル11とバックライト装置13との取り付け作業を複数回行ったうち、X軸方向及びY軸方向の正方向についての最大位置ずれ量+Gmax(単位は「mm」)である。表1の左端から2番目の欄は、液晶パネル11とバックライト装置13との取り付け作業を複数回行ったうち、X軸方向及びY軸方向の負方向(正方向とは逆方向)についての最大位置ずれ量−Gmax(単位は「mm」)である。表1の中央の欄は、位置ずれ量の標準偏差σ(単位は「mm」)である。表1の右端から2番目の欄は、位置ずれ量の平均値Gave(単位は「mm」)である。表1の右端の欄は、工程能力指数Cpkである。工程能力指数Cpkとは、Cp(Process Capability Index)に正規分布の中心偏りを考慮した指数であり、この指数により位置合わせの良否を判定することが可能とされる。この比較実験1では、工程能力指数Cpkを、標準偏差及び平均値の数値から次の式(1)及び式(2)に基づいて算出している。また、比較実験1では、式(1)及び式(2)において、上限規格SUを「+0.1mm」とし、下限規格SLを「−0.1mm」として計算を行っている。この比較実験1では、工程能力指数Cpkの数値が1.33以上であれば、十分な位置精度が得られており、1.33以下であれば、位置精度が不十分であると判定している。
[数1]
Cpk=(1−K)・(SU−SL)/6σ (1)
[数2]
K=|((SU+SL)/2)−Gave|/((SU−SL)/2) (2)
Figure 2014042062
表1に記載された比較実験1の結果について説明する。まず、指標部30による位置合わせを行わない比較例1では、位置精度が最も低くなっているのに対し、製造手順を変更した比較例2では、十分に高い位置精度が得られているのが分かる。一方、実施例1では、比較例1よりは位置精度がやや改善しているものの、工程能力指数Cpkが基準値(1.33)に達しておらず、十分な位置精度が得られていない。これは、指標部30を透明電極膜により形成しているため、作業者から視て位置合わせ開口部31のさらに奥側に配された指標部30を視認し難くなっていることが原因と考えられる。これに対して、実施例2では、比較例2と同等若しくはそれ以上の、十分に高い位置精度が得られていることが分かる。これは、指標部30を光の反射性に優れた金属膜により形成しているので、指標部30が位置合わせ開口部31のさらに奥側に配されていても作業者にとって視認し易くなっていることに因るものと考えられる。そして、実施例1では、先に液晶パネル11とカバーパネル12との貼り合わせ作業を行うことで液体状態の接着剤BLを使用することが可能とされており、比較例2のように粘着テープにより液晶パネル11とカバーパネル12とを貼り合わせた場合に比べると、液晶パネル11のセルギャップに不均衡が生じ難くなっていて高い表示品位を得ることができる。
以上説明したように本実施形態の液晶表示装置(表示装置)10は、板状をなしその板面内に画像を表示可能な表示部AA、及び表示部AA外の非表示部NAAを有するとともに一方の板面が表示面11Dとされるのに対して他方の板面が反対面11Oとされる液晶パネル(表示パネル)11と、液晶パネル11に対して表示面11Dと対向する形で取り付けられるカバーパネル12と、液晶パネル11に対して反対面11Oと対向する形で取り付けられて液晶パネル11に光を供給するバックライト装置(照明装置)13と、液晶パネル11のうち非表示部NAAに配される指標部30と、バックライト装置13に備えられ液晶パネル11のうち非表示部NAAの少なくとも一部と平面に視て重畳する位置に配されるとともに反対面11Oの少なくとも一部と対向する形で液晶パネル11を支持するパネル支持フレーム(パネル支持部材)27であって、少なくとも指標部30と平面に視て重畳する部分に開口され、その開口縁部31aと指標部30との位置関係から液晶パネル11の板面に沿う方向について液晶パネル11とバックライト装置13とを位置合わせすることが可能な位置合わせ開口部31を有するパネル支持フレーム27と、を備える。
このようにすれば、当該液晶表示装置10を組み付けるにあたって、液晶パネル11に対してバックライト装置13を取り付ける作業を行う際に、液晶パネル11のうち非表示部NAAに配された指標部30を、バックライト装置13に備えられ非表示部NAAの少なくとも一部と平面に視て重畳する位置に配されるパネル支持フレーム27に形成された位置合わせ開口部31を通して液晶パネル11側とは反対側から確認することができる。つまり、例えば、先に液晶パネル11に対してカバーパネル12を取り付けてからバックライト装置13を取り付けるといった手順を採った場合でも、位置合わせ開口部31によって指標部30を容易に確認することができる。このとき、位置合わせ開口部31の開口縁部31aと指標部30との位置関係から液晶パネル11の板面に沿う方向について液晶パネル11とバックライト装置13とを高い精度でもって位置合わせすることができる。これにより、液晶パネル11の表示部AAに対してバックライト装置13からの光を適切に供給することができる他、例えば当該液晶表示装置10に他の部品を組み込む場合にその部品に対して干渉などが生じ難くなるので、組み込み作業の確実性に優れるとともに組み込みに伴う損傷などが生じ難くなる、などの効果を得ることができる。本実施形態によれば、液晶パネル11とバックライト装置13との位置精度を向上させることができる。
また、液晶パネル11とカバーパネル12との間に介在する形で配されて両者を接着する接着剤BLが備えられている。このようにすれば、液体状態とされた接着剤BLが液晶パネル11とカバーパネル12との間に介在する形で配されつつ固化されることで、液晶パネル11とカバーパネル12とを接着状態に保つことができるから、仮にテープ状の粘着部材を用いた場合に比べると、液晶パネル11に対して作用する応力を緩和することができ、それにより液晶パネル11の表示品位を高く保つことができる。また、仮に液晶パネル11に対してバックライト装置13を取り付けた後にカバーパネル12を取り付ける手順を採った場合には、液体状態とされた接着剤BLがバックライト装置13に入り込むおそれがあるものの、液晶パネル11とカバーパネル12とを接着剤BLにより先に接着した後にバックライト装置13を液晶パネル11に対して取り付けるようにすれば、そのような問題が生じるのを未然に回避することができる。
また、カバーパネル12には、少なくとも液晶パネル11の非表示部NAAと平面に視て重畳する範囲に光を遮る遮光部12aが形成されている。このようにすれば、カバーパネル12のうち少なくとも非表示部NAAと平面に視て重畳する範囲に形成された遮光部12aによって光を遮ることで、表示部AAに表示される画像に係る表示品位をより高いものとすることができる。このような遮光部12aをカバーパネル12に形成すると、当該液晶表示装置10を組み付けるにあたって、例えば、先に液晶パネル11に対してカバーパネル12を取り付けてからバックライト装置13を取り付けるといった手順を採った場合には、バックライト装置13の取り付け時にはカバーパネル12を通して指標部30を視認することができなくなる。その点、上記したようにパネル支持フレーム27が位置合わせ開口部31を有する構成とすることで、位置合わせ開口部31を通して液晶パネル11側とは反対側から指標部30を容易に確認することができるので、液晶パネル11の板面に沿う方向について液晶パネル11とバックライト装置13とを高い精度でもって位置合わせすることができる。
また、パネル支持フレーム27と液晶パネル11との間に介在する形で配されて両者に粘着されるパネル用粘着テープ(パネル用粘着部材)28を備えており、パネル用粘着テープ28には、位置合わせ開口部31に連通するパネル用粘着テープ側開口部(パネル用粘着部材側開口部)32が貫通して形成されている。このようにすれば、液晶パネル11に対してバックライト装置13を取り付ける際には、パネル支持フレーム27と液晶パネル11との間に介在させたパネル用粘着テープ28を両者に粘着させるようにする。パネル用粘着テープ28には、位置合わせ開口部31に連通するパネル用粘着テープ側開口部32が貫通して形成されているので、液晶パネル11に対してバックライト装置13を取り付ける際には、位置合わせ開口部31及びパネル用粘着テープ側開口部32を通して指標部30を確認することができる。これにより、液晶パネル11の板面に沿う方向について液晶パネル11とバックライト装置13とを高い精度でもって位置合わせすることができる。
また、指標部30は、液晶パネル11のうち表示面11D側に配されている。このようにすれば、指標部30が液晶パネル11においてパネル用粘着テープ28側とは反対側に配されることになるから、パネル用粘着テープ28を液晶パネル11に取り付ける際に、誤ってパネル用粘着テープ28が指標部30に粘着する事態が生じ難くなるので、指標部30に剥がれなどが生じ難くなる。
また、バックライト装置13には、光を発するLED(光源)22と、LED22と対向状をなしていてLED22からの光が入射される光入射面24aと液晶パネル11の反対面11Oと対向状をなしていて光を液晶パネル11に向けて出射させる光出射面24bとを有する導光板24と、導光板24における光出射面24b側とは反対側の板面24cを覆うとともに液晶パネル11のうち非表示部NAAの少なくとも一部と平面に視て重畳する形で配されて光を光出射面24b側に反射する反射シート(反射部材)26とが備えられており、少なくとも反射シート26には、位置合わせ開口部31に連通する反射シート側開口部(反射部材側開口部)33が貫通して形成されている。このようにすれば、LED22から発せられた光は、LED22と対向状をなす導光板24の光入射面24aに入射して導光板24内を伝播される過程で導光板24における光出射面24bとは反対側の板面を覆う反射シート26によって光出射面24b側に反射されることで光出射面24bを出射されて液晶パネル11に照射される。反射シート26は、液晶パネル11のうち非表示部NAAの少なくとも一部と平面に視て重畳する形で配されるものの、パネル支持フレーム27が有する位置合わせ開口部31に連通する反射シート側開口部33が貫通して形成されているから、反射シート側開口部33及び位置合わせ開口部31を通して指標部30を液晶パネル11側とは反対側から確認することにより、液晶パネル11の板面に沿う方向について液晶パネル11とバックライト装置13とを高い精度でもって位置合わせすることができる。
また、パネル支持フレーム27には、導光板24とは平面に視て非重畳となる位置に位置合わせ開口部31が形成されている。このようにすれば、導光板24には、位置合わせ開口部31に連通する開口を設ける必要がないので、そのような開口を設けた場合に懸念される光漏れの問題を未然に回避することができる。
また、パネル支持フレーム27に対して反射シート26を介在させつつ取り付けられるケーシング(筐体部材)14と、ケーシング14と反射シート26との間に介在する形で配されて両者に粘着されるケーシング用粘着テープ(筐体用粘着部材)29とを備えており、ケーシング用粘着テープ29には、位置合わせ開口部31に連通するケーシング用粘着テープ側開口部(筐体用粘着部材側開口部)34が貫通して形成されている。このようにすれば、ケーシング14と反射シート26との間に介在する形で配されて両者に粘着されるケーシング用粘着テープ29には、位置合わせ開口部31に連通するケーシング用粘着テープ側開口部34が貫通して形成されているので、液晶パネル11に対してバックライト装置13を取り付ける際には、位置合わせ開口部31及びケーシング用粘着テープ側開口部34を通して指標部30を確認することができる。これにより、液晶パネル11の板面に沿う方向について液晶パネル11とバックライト装置13とを高い精度でもって位置合わせすることができる。
また、指標部30は、光を反射する光反射性材料からなる。このようにすれば、パネル支持フレーム27の位置合わせ開口部31を通して指標部30を確認する際に、光反射性材料からなる指標部30が光を反射することで、指標部30をより容易に確認することができる。これにより、液晶パネル11の板面に沿う方向について液晶パネル11とバックライト装置13とをより高い精度でもって位置合わせすることができる。
また、指標部30は、光を鏡面反射する金属膜からなる。このようにすれば、パネル支持フレーム27の位置合わせ開口部31を通して指標部30を確認する際に、金属膜からなる指標部30が光を鏡面反射することで、指標部30を一層容易に確認することができる。
また、液晶パネル11は、共に少なくとも一部が金属膜からなるTFT(スイッチング素子)16、及びTFT16に接続されるゲート配線18及びソース配線19(配線部)が表示面11D側の板面に形成されてなるアレイ基板11bを有しており、指標部30は、アレイ基板11bにおける表示面11D側の板面に配されるとともにTFT16及びゲート配線18及びソース配線19の少なくとも一部を構成する金属膜からなる。このようにすれば、アレイ基板11bを製造する際に、表示面11D側の板面にTFT16及びゲート配線18及びソース配線19の少なくとも一部をなす金属膜を成膜する工程において、同じ金属膜からなる指標部30を形成することができる。これにより、指標部30を形成するための専用工程が不要となるので、製造設備の削減及びタクトタイムの短縮化などを図ることができる。
また、表示パネルは、一対の基板11a,11b間に液晶を封入してなる液晶パネル11とされる。このような液晶表示装置10は、種々の用途、例えば携帯型情報端末や車載型情報端末などのディスプレイ等に適用できる。
<実施形態2>
本発明の実施形態2を図14によって説明する。この実施形態2では、位置合わせ開口部131の平面形状を変更したものを示す。なお、上記した実施形態1と同様の構造、作用及び効果について重複する説明は省略する。
本実施形態に係る位置合わせ開口部131は、図14に示すように、平面に視て横長な略長円形状をなしている。詳しくは、位置合わせ開口部131は、その開口縁部131aがX軸方向に沿って延在する一対の直線状部131a1と、両直線状部131a1の端部間を繋ぐ一対の円弧状部131a2とからなり、直線状部131a1が円弧状部131a2よりも相対的に延在距離が大きくなっている。直線状部131a1と指標部130のうち直線状部131a1に対して平面に視て対向する頂部130aとの間の距離は、円弧状部131a2と指標部130のうち円弧状部131a2に対して平面に視て対向する頂部130aとの間の距離よりも相対的に小さくなっているものの、上記した実施形態1に記載した位置合わせ開口部31の開口縁部31aと指標部30の頂部30aとの間の距離(図10を参照)とほぼ同じ程度とされる。従って、円弧状部131a2と指標部130のうち円弧状部131a2に対して平面に視て対向する頂部130aとの間の距離は、上記した実施形態1に記載した位置合わせ開口部31の開口縁部31aと指標部30の頂部30aとの間の距離よりも相対的に大きくなっている。
<比較実験2>
ここで、液晶パネルとバックライト装置との取り付け作業に係る比較実験2について説明する。この比較実験2は、位置決め開口部131の平面形状を上記したものに変更した点を除いては、上記した比較実験1と同様であり、その結果を表2に示す。表2に記載された比較例3,4は、位置決め開口部131の平面形状を上記したものに変更した点を除いては、それぞれ比較実験1の比較例1,2と同様である。表2に記載された実施例3,4は、位置決め開口部131の平面形状を上記したものに変更した点を除いては、それぞれ比較実験1の実施例1,2と同様である。また、表2の各欄に記載された数値は、比較実験1の表1に記載された数値と同様にして得たものである。
Figure 2014042062
表2に記載された比較実験2の結果について説明する。比較例3,4及び実施例3は、いずれも比較実験1の結果(表1を参照)よりも位置精度が悪化しているのに対し、実施例4は、比較実験1の結果よりも位置精度が改善しているのが分かる。これは、指標部130を金属膜により形成した場合に限って、位置合わせ開口部131の開口縁部131aと指標部130の頂部130aとの間の間隔をX軸方向とY軸方向とで異ならせた方が作業者にとって視認し易くなるためと考えられる。
<実施形態3>
本発明の実施形態3を図15によって説明する。この実施形態3では、上記した実施形態1から指標部230の平面形状を変更したものを示す。なお、上記した実施形態1と同様の構造、作用及び効果について重複する説明は省略する。
本実施形態に係る指標部230は、図15に示すように、平面形状が星形をなしている。指標部230は、外側に突出する頂部230aを5つ有しており、各頂部230aがほぼ等角度間隔に並んで配されている。各頂部230aと、平面に視て円形状をなす位置合わせ開口部231の開口縁部231aのうち各頂部230aとの対向部位との間の距離は、全て同一で一定の大きさとされる。
<実施形態4>
本発明の実施形態4を図16または図17によって説明する。この実施形態4では、反射シート側開口部333及びケーシング用粘着テープ側開口部334の大きさを変更したものを示す。なお、上記した実施形態1と同様の構造、作用及び効果について重複する説明は省略する。
本実施形態に係る反射シート326及びケーシング用粘着テープ329に形成された反射シート側開口部333及びケーシング用粘着テープ側開口部334は、図16及び図17に示すように、その径寸法が位置合わせ開口部331よりも一回り大きなものとされている。従って、反射シート側開口部333及びケーシング用粘着テープ側開口部334の内側に連通する位置合わせ開口部331の開口縁部331aが配され、さらに開口縁部331aの内側に指標部330が配される構成となっている。このようにすれば、反射シート326及びケーシング用粘着テープ329の取り付け作業を行う際に、位置合わせ開口部331に対して反射シート側開口部333及びケーシング用粘着テープ側開口部334が多少位置ずれしていてもよくなるので、作業効率の向上を図ることができる。
<実施形態5>
本発明の実施形態5を図18によって説明する。この実施形態5では、上記した実施形態1から指標部430の平面形状を変更したものを示す。なお、上記した実施形態1と同様の構造、作用及び効果について重複する説明は省略する。
本実施形態に係る指標部430は、図18に示すように、平面形状が正方形をなしている。指標部430は、4つの頂部430aを有しており、各頂部430aと、平面に視て円形状をなす位置合わせ開口部431の開口縁部431aのうち各頂部430aとの対向部位との間の距離は、全て同一で一定の大きさとされる。
<実施形態6>
本発明の実施形態6を図19によって説明する。この実施形態6では、上記した実施形態1から指標部530及び位置合わせ開口部531の平面形状を変更したものを示す。なお、上記した実施形態1と同様の構造、作用及び効果について重複する説明は省略する。
本実施形態に係る指標部530は、図19に示すように、平面形状が円形をなしているのに対し、位置合わせ開口部531は、平面形状が正方形をなしている。位置合わせ開口部531の開口縁部531aは、4つの角部531a1を有しており、各角部531a1と、指標部530のうち各角部531aとの対向部位との間の距離は、全て同一で一定の大きさとされる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記した各実施形態では、作業者が指標部を直接目視することで位置合わせ作業を行う場合を示したが、カメラにより指標部及び位置合わせ開口部の開口縁部を撮像し、撮像した画像を画像処理することで指標部と開口縁部との位置関係を検出するとともに、良否を自動的に判別するようにしても構わない。また、カメラによって撮像した画像を作業者が目視により確認して作業者が良否を判別するようにしても構わない。
(2)上記した各実施形態では、指標部をアレイ基板が本来的に有するゲート配線またはソース配線の金属膜により形成した場合を示したが、ゲート配線またはソース配線の金属膜以外の金属膜により指標部を形成することも可能である。
(3)上記した各実施形態では、指標部を金属膜により形成した場合を示したが、各比較実験における実施例1,3に記載したように、画素電極と同一材料の透明電極膜により指標部を形成することも可能である。その場合、アレイ基板の製造工程のうち画素電極をなす透明電極膜の成膜工程と同一工程にて指標部をなす透明電極膜を成膜するのが好ましい。
(4)上記した各実施形態では、指標部を金属膜により形成した場合を示したが、金属膜以外にも例えば所定の色の塗料を液晶パネルの表面に塗布または印刷することで指標部を形成することも可能である。この場合、指標部となる塗料の色としては、白色や銀色などが光の反射性に優れていて好ましい。
(5)上記した各実施形態では、アレイ基板のうちCF基板とは平面に視て非重畳となる部分に指標部を配置した場合を示したが、アレイ基板のうちCF基板と平面に視て重畳する部分に指標部を配置することも可能である。
(6)上記した各実施形態では、液晶パネルのうちアレイ基板側に指標部を設けた場合を示したが、指標部をCF基板側に設けることも可能である。その場合、例えばCF基板が本来的に有するブラックマトリクスやカラーフィルタの着色部のいずれかなどと同一材料により指標部を形成することが可能である。
(7)上記した各実施形態以外にも、指標部の具体的な平面形状は変更可能である。例えば、指標部の平面形状を、三角形、長方形、五角形以上の多角形、台形、菱形、楕円形、アルファベット文字型(A字型、T字型、H字型など)などとすることも可能である。
(8)上記した各実施形態以外にも、位置合わせ開口部の具体的な平面形状は変更可能である。例えば位置合わせ開口部の平面形状を、三角形、長方形、五角形以上の多角形、台形、菱形、楕円形などとすることも可能である。また、位置合わせ開口部に連通する他の各開口部(パネル用粘着テープ側開口部、反射シート側開口部、ケーシング用粘着テープ側開口部及び保護フィルム側開口部)に係る平面形状についても同様に変更可能である。
(9)上記した各実施形態では、位置合わせ開口部がパネル支持フレームを厚さ方向にのみ開口させる貫通孔状に形成された場合を示したが、位置合わせ開口部がパネル支持フレームを厚さ方向に加えてX軸方向とY軸方向との少なくともいずれか一方についても開口させる切り欠き状に形成されたものも本発明に含まれる。その場合、位置合わせ開口部の開口縁部が平面に視て有端環状とされる。また、位置合わせ開口部に連通する他の各開口部(パネル用粘着テープ側開口部、反射シート側開口部、ケーシング用粘着テープ側開口部及び保護フィルム側開口部)についても同様に変更可能である。
(10)上記した各実施形態では、位置合わせ開口部の平面形状と、それに連通するパネル用粘着テープ側開口部、反射シート側開口部、ケーシング用粘着テープ側開口部及び保護フィルム側開口部の平面形状とが同一形状または相似形状とされる場合を示したが、位置合わせ開口部の一部または全部が塞がれないのであれば、両者の平面形状が全く異なっていても構わない。
(11)上記した各実施形態では、バックライト装置のうちパネル用粘着テープ、反射シート、ケーシング用粘着テープ及び保護フィルムにそれぞれパネル用粘着テープ側開口部、反射シート側開口部、ケーシング用粘着テープ側開口部及び保護フィルム側開口部を形成した場合を示したが、パネル用粘着テープ、反射シート、ケーシング用粘着テープ及び保護フィルムに指標部と平面に視て重畳しないものが含まれる場合には、その非重畳となる部品については開口部を形成しない構成とすることも可能である。逆に、バックライト装置の構成部品のうちパネル用粘着テープ、反射シート、ケーシング用粘着テープ及び保護フィルム以外の部品が指標部と平面に視て重畳するのであれば、その部品に位置合わせ開口部に連通する開口部を形成するのが好ましい。
(12)上記した実施形態4では、反射シート側開口部及びケーシング用粘着テープ側開口部(保護フィルム側開口部)が位置合わせ開口部よりも径寸法が大きくされたものを示したが、パネル用粘着テープ側開口部についても同様に位置合わせ開口部よりも径寸法を大きくすることが可能である。
(13)上記した各実施形態以外にも、カバーパネルと液晶パネルとの間にタッチパネル(位置情報検出パネル)を追加することも可能であり、その場合はカバーパネルとタッチパネルとの間を接着剤により固着し、タッチパネルと液晶パネルとの間を接着剤により固着するのが好ましい。それ以外にも、カバーパネルにタッチパネルパターンを形成し、タッチパネル機能(位置情報検出機能)を併有させることも可能である。タッチパネルのタッチパネルパターンとしては、投影型静電容量方式、表面型静電容量方式、抵抗膜方式、電磁誘導方式などを採用することが可能である。
(14)上記した各実施形態以外にも、カバーパネルと液晶パネルとの間に視差バリアパネルを追加することも可能であり、その場合はカバーパネルと視差バリアパネルとの間を接着剤により固着し、視差バリアパネルと液晶パネルとの間を接着剤により固着するのが好ましい。視差バリアパネルは、液晶パネルの表示面に表示される画像を視差により分離することで、立体画像(3D画像、三次元画像)として観察者に観察させるための視差バリアパターンを有している。視差バリアパネルとして液晶パネルを用いるようにすれば、平面画像(2D画像、二次元画像)と立体画像とを切り替えることが可能とされる。また、カバーパネルに視差バリアパターンを形成し、視差バリア機能を併有させることも可能である。
(15)上記した各実施形態では、液晶パネルとカバーパネルとを固着する接着剤の材料として、紫外線によって硬化する紫外線硬化性樹脂材料を用いた場合を示したが、それ以外にも可視光線によって硬化するタイプの光硬化性樹脂材料を用いることも可能である。それ以外にも、溶剤系の接着剤を用いることも可能である。
(16)上記した各実施形態では、パネル支持フレームの断面形状が3段階の階段状をなすものを示したが、パネル支持フレームの断面形状における段数は適宜に変更可能であり、例えば第1段部や第3段部を省略することができる。
(17)上記した各実施形態では、バックライト装置と液晶パネルとをパネル用粘着テープにより取り付けるようにした場合を示したが、粘着テープ以外の手法(例えばネジ止めやリベット止めなど)によってバックライト装置と液晶パネルとを取り付け状態に固定するようにしても構わない。
(18)上記した各実施形態では、パネル支持フレームが枠状に形成されたものを示したが、例えばパネル支持フレームを表側に開口した略箱型とし、その底部によって導光板及び反射シートを裏側から支持する構成とすることも可能である。その場合、LED基板がパネル支持フレームの底部によって裏側から支持される構成とすることも可能である。
(19)上記した各実施形態では、液晶パネルが有するカラーフィルタの着色部をR,G,Bの3色としたものを例示したが、着色部を4色以上とすることも可能である。
(20)上記した各実施形態では、光源としてLEDを用いたものを示したが、冷陰極管などの他の光源を用いることも可能である。
(21)上記した各実施形態では、パネル支持フレームが合成樹脂製とされたものを示したが、パネル支持フレームを金属製とすることも可能である。
(22)上記した各実施形態では、カバーパネルとして化学強化処理を施した強化ガラスを用いた場合を示したが、風冷強化処理(物理強化処理)を施した強化ガラスを用いることも勿論可能である。
(23)上記した各実施形態では、カバーパネルとして強化ガラスを用いたものを示したが、強化ガラスではない通常のガラス材(非強化ガラス)や合成樹脂材を用いることも勿論可能である。
(24)上記した各実施形態では、液晶表示装置が備えるバックライト装置としてエッジライト型のものを例示したが、直下型のバックライト装置を用いるようにしたものも本発明に含まれる。
(25)上記した各実施形態では、表示画面が縦長なタイプの液晶表示装置を例示したが、表示画面が横長なタイプの液晶表示装置についても本発明に含まれる。また、表示画面が正方形とされる液晶表示装置も本発明に含まれる。
(26)上記した各実施形態では、液晶表示装置のスイッチング素子としてTFTを用いたが、TFT以外のスイッチング素子(例えば薄膜ダイオード(TFD))を用いた液晶表示装置にも適用可能であり、カラー表示する液晶表示装置以外にも、白黒表示する液晶表示装置にも適用可能である。
10…液晶表示装置(表示装置)、11…液晶パネル(表示パネル)、11a…CF基板(基板)、11b…アレイ基板(基板)、11D…表示面、11O…反対面、12…カバーパネル、12a…遮光部、13…バックライト装置(照明装置)、14…ケーシング(筐体部材)、16…TFT(スイッチング素子)、18…ゲート配線(配線部)、19…ソース配線(配線部)、22…LED(光源)、24…導光板、24a…光入射面、24b…光出射面、24c…板面、26,326…反射シート(反射部材)、27…パネル支持フレーム(パネル支持部材)、28…パネル用粘着テープ(パネル用粘着部材)、29,329…ケーシング用粘着テープ(筐体用粘着部材)、30,130,230,330,430,530…指標部、31,131,231,331,431,531…位置合わせ開口部、32…パネル用粘着テープ側開口部(パネル用粘着部材側開口部)、33,333…反射シート側開口部(反射部材側開口部)、34,334…ケーシング用粘着テープ側開口部(筐体用粘着部材側開口部)、AA…表示部、BL…接着剤、NAA…非表示部

Claims (12)

  1. 板状をなしその板面内に画像を表示可能な表示部、及び前記表示部外の非表示部を有するとともに一方の板面が表示面とされるのに対して他方の板面が反対面とされる表示パネルと、
    前記表示パネルに対して前記表示面と対向する形で取り付けられるカバーパネルと、
    前記表示パネルに対して前記反対面と対向する形で取り付けられて前記表示パネルに光を供給する照明装置と、
    前記表示パネルのうち前記非表示部に配される指標部と、
    前記照明装置に備えられ前記表示パネルのうち前記非表示部の少なくとも一部と平面に視て重畳する位置に配されるとともに前記反対面の少なくとも一部と対向する形で前記表示パネルを支持するパネル支持部材であって、少なくとも前記指標部と平面に視て重畳する部分に開口され、その開口縁部と前記指標部との位置関係から前記表示パネルの板面に沿う方向について前記表示パネルと前記照明装置とを位置合わせすることが可能な位置合わせ開口部を有するパネル支持部材と、を備える表示装置。
  2. 前記表示パネルと前記カバーパネルとの間に介在する形で配されて両者を接着する接着剤が備えられている請求項1記載の表示装置。
  3. 前記カバーパネルには、少なくとも前記表示パネルの前記非表示部と平面に視て重畳する範囲に光を遮る遮光部が形成されている請求項1または請求項2記載の表示装置。
  4. 前記パネル支持部材と前記表示パネルとの間に介在する形で配されて両者に粘着されるパネル用粘着部材を備えており、
    前記パネル用粘着部材には、前記位置合わせ開口部に連通するパネル用粘着部材側開口部が貫通して形成されている請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の表示装置。
  5. 前記指標部は、前記表示パネルのうち前記表示面側に配されている請求項4記載の表示装置。
  6. 前記照明装置には、光を発する光源と、前記光源と対向状をなしていて前記光源からの光が入射される光入射面と前記表示パネルの前記反対面と対向状をなしていて光を前記表示パネルに向けて出射させる光出射面とを有する導光板と、前記導光板における前記光出射面側とは反対側の板面を覆うとともに前記表示パネルのうち前記非表示部の少なくとも一部と平面に視て重畳する形で配されて光を前記光出射面側に反射する反射部材とが備えられており、
    少なくとも前記反射部材には、前記位置合わせ開口部に連通する反射部材側開口部が貫通して形成されている請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の表示装置。
  7. 前記パネル支持部材には、前記導光板とは平面に視て非重畳となる位置に前記位置合わせ開口部が形成されている請求項6記載の表示装置。
  8. 前記パネル支持部材に対して前記反射部材を介在させつつ取り付けられる筐体部材と、前記筐体部材と前記反射部材との間に介在する形で配されて両者に粘着される筐体用粘着部材とを備えており、
    前記筐体用粘着部材には、前記位置合わせ開口部に連通する筐体用粘着部材側開口部が貫通して形成されている請求項6または請求項7記載の表示装置。
  9. 前記指標部は、光を反射する光反射性材料からなる請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の表示装置。
  10. 前記指標部は、光を鏡面反射する金属膜からなる請求項9記載の表示装置。
  11. 前記表示パネルは、共に少なくとも一部が金属膜からなるスイッチング素子、及び前記スイッチング素子に接続される配線部が前記表示面側の板面に形成されてなるアレイ基板を有しており、
    前記指標部は、前記アレイ基板における前記表示面側の板面に配されるとともに前記スイッチング素子及び前記配線部の少なくとも一部を構成する金属膜からなる請求項9または請求項10記載の表示装置。
  12. 前記表示パネルは、一対の基板間に液晶を封入してなる液晶パネルとされる請求項1から請求項11のいずれか1項に記載の表示装置。
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