JPWO2014030246A1 - 回転電機および風力発電システム - Google Patents

回転電機および風力発電システム Download PDF

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Abstract

この回転電機(1)は、ステータ(11)のティース(14)に集中巻により巻回された巻線(15)を備え、スロット(13)の数Nsを磁極の数である極数Pと電圧の相数mとで除算した値である毎極毎相スロット数qが、1/4<q<1/2を満たす分数になるとともに、1つのスロットに1つの巻線の巻回部分が配置されるように構成されている。

Description

この発明は、回転電機および風力発電システムに関し、特に、ステータに巻回された巻線を備えた回転電機および風力発電システムに関する。
従来、ステータに巻回された巻線を備えた回転電機が知られている。このような回転電機は、たとえば、特許第4725684号公報に開示されている。
上記特許第4725684号公報に開示されている発電機(回転電機)では、スロットの数を磁極の数である極数と電圧の相数とで除算した値である毎極毎相スロット数qが、1<q≦3/2を満たすようにステータのスロットに巻線が分布巻(毎極毎相のコイルが複数のスロットに分布して巻回)されている。そして、1つのスロットに、同相または異相の2つの巻線(巻線の巻回部分)が配置されるように構成されている。
特許第4725684号公報
しかしながら、上記特許第4725684号公報の回転電機のように、1つのスロットに2つの巻線(巻線の巻回部分)が配置されている回転電機では、スロットの内部において2つの巻線の間を絶縁する必要がある一方、スロットの内部に配置される2つの巻線間の間隔が比較的小さい場合(巻線に印加される電圧が比較的高い場合)には、2つの巻線を十分に絶縁することが困難な場合がある。この場合、従来では、2つの巻線間毎に絶縁部材を配置する必要があるため、絶縁部材を多数配置する必要があり、その分、部品点数および組立工程が増加する。このため、従来では、絶縁部材を配置することなく巻線間の絶縁性を向上させることが望まれている。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、この発明の1つの目的は、絶縁部材を配置することなく巻線間の絶縁性を向上させることが可能な回転電機および風力発電システムを提供することである。
上記目的を達成するために、第1の局面による回転電機は、スロットと、スロット間に設けられるティースとを有するステータと、ステータのティースに集中巻により巻回された巻線とを備え、スロットの数Nsを磁極の数である極数Pと電圧の相数mとで除算した値である毎極毎相スロット数qが、1/4<q<1/2を満たす分数になるとともに、1つのスロットに1つの巻線の巻回部分が配置されるように構成されている。
第1の局面による回転電機では、上記のように、1つのスロットに1つの巻線の巻回部分を配置するように構成することによって、隣接する2つの巻線の間にはティースが配置されるので、巻線間の間隔を大きくすることができる。これにより、絶縁部材を配置することなく巻線間の絶縁性を向上させることができる。その結果、絶縁部材を配置する必要がない分、部品点数および組立工程の増加も抑制することができる。また、1つのスロットに1つの巻線の巻回部分を配置するように構成することによって、1つのスロットに2つの巻線(巻線の巻回部分)を配置する場合と比べて、巻線の数を半分に減らすことができるので、回転電機の部品点数を減らすことができる。これにより、回転電機の製造工程を簡略化することができる。
第2の局面による風力発電システムは、スロットと、スロット間に設けられるティースとを有するステータと、ステータのティースに集中巻により巻回された巻線とを含み、スロットの数Nsを磁極の数である極数Pと電圧の相数mとで除算した値である毎極毎相スロット数qが、1/4<q<1/2を満たす分数になるとともに、1つのスロットに1つの巻線の巻回部分が配置されるように構成されている発電機と、発電機の回転軸に接続されるブレードとを備える。
第2の局面による風力発電システムでは、上記のように、1つのスロットに1つの巻線の巻回部分を配置するように構成することによって、隣接する2つの巻線の間にはティースが配置されるので、巻線間の間隔を大きくすることができる。これにより、絶縁部材を配置することなく巻線間の絶縁性を向上させることが可能な風力発電システムを提供することができる。その結果、絶縁部材を配置する必要がない分、部品点数および組立工程の増加も抑制することが可能な風力発電システムを提供することができる。また、1つのスロットに1つの巻線の巻回部分を配置するように構成することによって、1つのスロットに2つの巻線(巻線の巻回部分)を配置する場合と比べて、巻線の数を半分に減らすことができるので、発電機の部品点数を減らすことができる。これにより、発電機(風力発電システム)の製造工程を簡略化することができる。
上記回転電機および風力発電システムによれば、絶縁部材を配置することなく巻線間の絶縁性を向上させることができる。
一実施形態による風力発電システムの全体構成を示す図である。 一実施形態による風力発電システムの発電機の平面図である。 一実施形態による風力発電システムの発電機の拡大平面図である。 比較例による風力発電システムの発電機の巻線の配置を説明するための図である。 一実施形態による風力発電システムの発電機の巻線の配置を説明するための図である。 一実施形態による風力発電システムの各相の巻線の位置と電気的位相との関係を示す図である。 変形例による風力発電システムの全体構成を示す図である。
以下、実施形態を図面に基づいて説明する。
まず、図1〜図6を参照して、本実施形態による風力発電システム100の構成について説明する。なお、以下において、毎極毎相スロット数qの分子(分母)とは、毎極毎相スロット数qを既約した分数の分子(分母)を意味する。
図1に示すように、風力発電システム100は、発電機1と、発電機1を収納するためのナセル2と、ロータハブ3と、ブレード4と、タワー(支持柱)5とによって構成されている。発電機1は、ナセル2に収納されている。また、ロータハブ3は、発電機1の回転軸6に取り付けられている。また、ロータハブ3には、複数のブレード4が取り付けられている。また、ナセル2は、タワー5に取り付けられている。なお、発電機1は、「回転電機」の一例である。
図2に示すように、発電機1は、ステータ11とロータ12とを備えている。ここで、本実施形態では、発電機1は、ステータ11の外周を取り囲むようにロータ12が配置されるアウターロータ形式である。
また、図2および図3に示すように、ステータ11には、複数のスロット13が設けられている。本実施形態では、スロットの数Nsは、誘導される電圧の相数mに4n(nは1以上の自然数)を乗算した値になるように構成されている。具体的には、発電機1に誘導される電圧の相数mは、3相(U相、V相、W相)であり、スロットの数Nsは、96(=3×4×8)である。96個のスロット13は、外周側に向かって開口するようにステータ11に設けられている。なお、図3では、スロット番号#1〜#24のスロット13が示されている。また、隣接するスロット13の間には、ティース14が設けられている。
また、スロット13には、巻線15が巻回されている。本実施形態では、巻線15は、隣接するスロット13の間のティース14に巻線15が巻回される集中巻になるように構成されている。
また、ロータ12には、複数の永久磁石16が設けられている。本実施形態では、スロットの数Ns(=96)と磁極の数である極数Pとの差(Ns−P)が、Ns−P=±4n(nは整数)を満たすように構成されている。具体的には、永久磁石16は、100個設けられている。すなわち、極数Pは、100であり、スロットの数Nsと極数Pとの差(Ns−P)は、−4(=96−100)である。このように、本実施形態の発電機1は、極数Pが20以上の中低速(たとえば、1分間当たりの回転数が10以上400以下)の発電機である。
ここで、本実施形態では、発電機1は、スロットの数Nsを磁極の数である極数Pと電圧の相数mとで除算した値である毎極毎相スロット数qが、1/4<q<1/2を満たす分数になるように構成されている。具体的には、発電機1は、毎極毎相スロット数qが、8/25(=Ns/(m×P)=96/(3×100))になるように構成されている。また、発電機1は、極数Pを毎極毎相スロット数qを既約した分数の分母で除算した値が、4以上(たとえば、4、6、8、10または12)になるように構成されている。具体的には、発電機1は、極数P(=100)を毎極毎相スロット数qを既約した分数の分母(=25)で除算した値は、4(=100/25)である。
また、本実施形態では、図2に示すように、同相(U相、V相またはW相)の巻線15を複数ずつ含む巻線15のグループが、極数Pを、毎極毎相スロット数qを既約した分数の分母で除算した値と等しい数分(本実施形態では4つ)構成され、巻線15のグループの各々は、互いに離間した状態でステータ11に配置されている。具体的には、同相(U相、V相またはW相)の巻線15を8個ずつ含む巻線15のグループが、4つ(グループ1、2、3および4)構成され、4つの巻線15のグループが、互いに離間した状態でステータ11に配置されている。
図2に示すように、本実施形態では、4つの巻線15のグループは、周方向に略90度の等角度間隔でステータ11に配置されている。また、U相の巻線15のグループと、W相の巻線15のグループと、V相の巻線15のグループとがこの順で隣接した状態でステータ11に配置されている。なお、U相は、「第1の相」の一例であるとともに、W相は、「第2の相」の一例である。また、V相は、「第3の相」の一例である。具体的には、U相の巻線15は、スロット番号#2〜#9(グループ1)、#26〜#33(グループ2)、#50〜#57(グループ3)、および、#74〜#81(グループ4)のスロット13に巻回されている。また、V相の巻線15は、スロット番号#18〜#25、#42〜#49、#66〜#73、および、#90〜#1のスロット13に巻回されている。また、W相の巻線15は、スロット番号#10〜#17、#34〜#41、#58〜#65、および、#82〜#89のスロット13に巻回されている。
次に、図4および図5を参照して、本実施形態による各相(U相、V相、W相)の巻線15(図5参照)の配置について、比較例(図4参照)によるステータ200の巻線201の配置と比較しながら具体的に説明する。
図4に示すように、比較例によるステータ200では、1つのスロット202に2つの巻線201が配置されるように構成されている。これにより、巻線201は、全てのティース203に巻回される。たとえば、スロット番号#1および#2のスロット202の間のティース203aに巻線201が巻回されるとともに、スロット番号#2および#3のスロット202の間のティース203bにも巻線201が巻回されている。これにより、スロット番号#2のスロット202には、2つの巻線201が配置される。このように、比較例によるステータ200では、1つのスロット202に2つの巻線201が配置されているため、2つの巻線201間に絶縁部材(図示せず)を配置して、2つの巻線201間を絶縁する必要がある。また、絶縁部材は、全てのスロット202に配置する必要がある。
これに対して、本実施形態では、図5に示すように、巻線15は、隣接するティース14のうちの一方に巻回されるとともに、他方には巻回されないことにより、1つのスロット13に1つの巻線15(巻線15の巻回部分)が配置されるように構成されている。なお、巻線15の巻回部分とは、スロット13の内部に配置される巻線15の直線状の部分を意味する。具体的には、隣接する2つのスロット13の一方に巻線15の半分の巻線が配置されるとともに、他方に残りの半分の巻線が配置される。これにより、ステータ11には、巻線15が巻回されるティース14(14a)と巻回されないティース14(14b)とが交互に配置されるように構成されている。具体的には、スロット番号#2および#3(#4および#5、#6および#7、#8および#9・・・)のスロット13の間のティース14aに巻線15が巻回されている。一方、スロット番号#1および#2(#3および#4、#5および#6、#7および#8・・・)のスロット13の間のティース14bには、巻線15は巻回されない。その結果、1つのスロット13(たとえばスロット番号#2)には、1つのU相の巻線15(U相の巻線15の巻回部分(半分))のみが配置される。また、U相とW相との境界であるスロット番号#9のスロット13には、U相の巻線15のみ(U相の巻線15の巻回部分(半分))が配置されるとともに、スロット番号#10のスロット13には、W相の巻線15のみ(W相の巻線15の巻回部分(半分))が配置され、両巻線間にはティース14(14b)が配置される。これにより、上記比較例によるステータ200とは異なり、スロット13内において、巻線15間を絶縁する絶縁部材を設ける必要がない。なお、本実施形態の巻線15の数は、1つのスロット13に1つの巻線15が配置されているので、1つのスロット202に2つの巻線201が配置されている比較例の巻線201の数の半分である。これにより、たとえば、1つの巻線に対して1つの冷却管を配置して、巻線(ステータ)を冷却する場合、本実施形態では、比較例に比べて冷却管の本数を半分にすることができるので、発電機1の構成を簡略化することが可能となる。
また、本実施形態の1つの巻線15の巻数は、1つのスロット13に1つの巻線15(巻線15の巻回部分(半分))が配置されており、1つのスロット202に2つの巻線201が配置されている比較例の1つの巻線201の巻数(w)の2倍(2w、図6参照)である。また、図示はしていないが、上記比較例によるステータ200および本実施形態のステータ11では、巻線15とステータコア11a(図5参照)との間を絶縁(対地間絶縁)する絶縁部材が、スロット内に配置されている。
次に、図6を参照して、各相(U相、V相、W相)の巻線15の位置(スロット番号)と電気的位相との関係について説明する。
まず、本実施形態の発電機1の電気的スロットピッチ角は、187.5度(=(π×P)/Ns)=(180×100)/96)である。なお、機械的スロットピッチ角は、3.75度(=2π/Ns=360/96)であるとともに、極ピッチは、3.6度(=360/100)である。そして、スロット番号#3に巻回されるU相の巻線15と、スロット番号#4に巻回されるU相の巻線15との電気的位相は、187.5度異なっている。同様に、スロット番号#5に巻回されるU相の巻線15と、スロット番号#6に巻回されるU相の巻線15との電気的位相は、187.5度異なっている。その結果、スロット番号#3、#5、#7、#9、#26、#28、#30、#32、#51、#53、#55、#57、#74、#76、#78、および、#80のU相の巻線15は、N極界磁に対向する。なお、スロット番号#3および#51に巻回される巻線15の電気的位相は同じである。同様に、スロット番号#26および#74(#28および#76、#5および#53、#30および#78、#7および#55、#32および#80、#9および#57)に巻回される巻線15の電気的位相は同じである。すなわち、U相のN極界磁に対向するスロットベクトルの本数は、8(図6の太い矢印参照)となる。つまり、スロットベクトルの本数は、毎極毎相スロット数q(8/25)の分子8に対応している。
また、スロット番号#2、#4、#6、#8、#27、#29、#31、#33、#50、#52、#54、#56、#75、#77、#79、#81のU相の巻線15は、S極界磁に対向する。なお、スロット番号#2および#50に巻回される巻線15の電気的位相は、同じである。同様に、スロット番号#27および#75(#4および#52、#29および#77、#6および#54、#31および#79、#8および#56、#33および#81)に巻回される巻線15の電気的位相は同じである。
U相の巻線15は、上記のようにN極界磁に対向する巻線15と、S極界磁に対向する巻線15との2つのグループを含んでいる。そして、1つのスロットベクトルに2つのスロット(たとえばスロット番号#3および#51)が割り当てられており、図2に示すように、4つ(=2グループ×2)の巻線15のグループは、周方向に略90度の等角度間隔でステータ11に配置される。
また、図6に示すように、U相の巻線の起磁力の中心軸(U相の巻線に電流が流れることにより発生する磁束の中心軸)は、スロット番号#5のスロット13の電気角とスロット番号#30のスロット13の電気角との間に位置する。なお、スロットピッチ角(電気角)をλsとした場合に、起磁力の中心軸からの各スロット13までの電気角は、(λs/2)+n×λs(nは、起磁力の中心軸からのスロットピッチ角の位相倍数)で表される。
また、V相の巻線15のうち、スロット番号#19、#21、#23、#25、#42、#44、#46、#48、#67、#69、#71、#73、#90、#92、#94、および、#96の巻線15は、N極界磁に対向する。また、V相の巻線15のうち、スロット番号#18、#20、#22、#24、#43、#45、#47、#1、#66、#68、#70、#72、#91、#93、#95、#49の巻線15は、S極界磁に対向する。
また、W相の巻線15のうち、スロット番号#11、#13、#15、#17、#34、#36、#38、#40、#59、#61、#63、#65、#82、#84、#86、および、#88の巻線15は、N極界磁に対向する。また、W相の巻線15のうち、スロット番号#10、#12、#14、#16、#35、#37、#39、#41、#58、#60、#62、#64、#83、#85、#87、#89の巻線15は、S極界磁に対向する。また、図2に示すように、V相およびW相の巻線15も同様に、4つの巻線15のグループは、周方向に略90度の等角度間隔でステータ11に配置される。
次に、本願発明者が特に鋭意検討した結果見い出した毎極毎相スロット数qの分子の範囲について詳細に説明する。
毎極毎相スロット数qの分子が3の場合(たとえば、スロットの数Nsが54であり、極数Pが48であり、毎極毎相スロット数qが3/8=54/(3×48))、コギングの周期は、極数Pをスロットの数Nsで除算した値の既約分数(=48/54=8/9)の分子と分母との積(=8×9)により算出される。すなわち、毎極毎相スロット数qが3の場合では、コギングの周期は、72周期であることが判明した。一方、毎極毎相スロット数qの分子が4の場合(たとえば、スロットの数Nsが48であり、極数Pが44であり、毎極毎相スロット数qが4/11=48/(3×44))、極数Pをスロットの数Nsで除算した値の既約分数は、11/12(=44/48)であり、コギングの周期は、132周期(=11×12)であることが判明した。なお、コギングは、速度リップル(速度の脈動)の発生要因であり、速度リップルは、コギングの周期と反比例の関係にある。すなわち、毎極毎相スロット数qの分子が4の場合、毎極毎相スロット数qの分子が3の場合と比べて、リップルの周期が約2倍(132周期/72周期)となるので、毎極毎相スロット数qが4の場合の速度リップルは、毎極毎相スロット数qが3の場合と比べて、約半分に軽減されることが判明した。
上記した検討の結果、本願発明者は、毎極毎相スロット数qの分子を3よりも大きくする(4以上にする)のが好ましいことを見い出した。この知見に基づき、本実施形態では、毎極毎相スロット数qの分子を、8(>3)としている。
次に、本願発明者が鋭意検討した結果見い出したグループ数の範囲について説明する。
たとえば、グループ数が2である集中巻の発電機では、巻線に電流が流れた場合に互いに反対方向の2方向に沿って電磁力が働く(ロータにおいて2つの作用点に電磁力が働く)ことが判明した。このため、発電機のロータが楕円形に変形するので、ロータが回転に伴って発電機が振動することが判明した。なお、グループ数が1の場合でも、ロータに1つの方向に沿って電磁力が働くためロータが変形し、ロータの回転に伴って発電機が振動することが判明した。
また、グループ数が3の場合には、巻線に電流が流れた場合に3方向の各方向に沿って電磁力が働く(ロータにおいて3つの作用点に電磁力が働く)ことが判明した。そして、3方向に働く電磁力の大きさに差異が生じた場合には、ロータに力が均等に働かなくなり、ロータに変形が生じる。このため、グループ数が3の場合では、ロータの回転に伴って発電機が振動することが判明した。
一方、図2に示すように、本実施形態による発電機1では、グループ数が4であるので、発電機1の回転時には、たとえばU相の巻線に電流が流れた場合に図2の矢印に示すように4方向に沿って電磁力が働く(ロータ12において4つの作用点に電磁力が働く)ことが判明した。これにより、ロータ12に均等に電磁力が働きやすくなり、発電機1のロータ12が変形するのが抑制されることが判明した。その結果、ロータ12の変形に起因した振動が抑制されることが判明した。また、グループ数が6、8、10および12の場合にも、上記グループ数4の場合と同様に、発電機のロータが変形するのが抑制されるので、ロータの変形に起因した振動が抑制されることが確認された。その結果、発電機の軸受部に異常な力がかかるのが抑制されるので、発電機の寿命を長くすることが可能であることが判明した。
また、グループ数が12よりも大きくなった場合には、毎極毎相スロット数qの分子が小さくなり(1または2になる)、巻線の分布効果が小さくなることが判明した。すなわち、発電機から出力される電圧の波形が正弦波から大きくずれてしまうことが判明した。上記した検討の結果、本願発明者は、グループ数を、4、6、8、10および12にするのが好ましいことを見い出した。この知見に基づき、本実施形態では、グループ数を4としている。
また、上記のように、グループ数を、4、6、8、10および12にすることにより、複数の巻線のグループ(たとえば、グループ1〜4)を、全て直列に接続する(グループ1〜4を直列に接続する)、全て並列に接続する(グループ1〜4を並列に接続する)、または、並列に接続したグループ同士を直列に接続する(グループ1および2を直列に接続し、グループ3および4を直列に接続して、これらを並列に接続する)など、巻線の設計の自由度を高めることが可能となる。
次に、本実施形態による発電機1の巻線係数について説明する。本実施形態による発電機1の基本波(Fundamental)の巻線係数は、0.956になることが判明した。一方、図4に示す比較例による1つのスロット202に2つの巻線201を配置する構造では、巻線係数は、0.954になることが判明した。その結果、本実施形態による発電機1の巻線係数の方が、比較例に比べて、大きくなることが確認された。なお、巻線係数とは、最も出力が得られる巻線の配置または構成時の出力の値を1とした場合に対する出力の値(出力比)であり、1に近いほど良好である。
本実施形態では、上記のように、1つのスロット13に1つの巻線15の巻回部分(半分)を配置するように構成することによって、隣接する2つの巻線15の間にはティース14が配置されるので、巻線15間の間隔を大きくすることができる。これにより、絶縁部材を配置することなく巻線15間の絶縁性を向上させることができる。その結果、絶縁部材を配置する必要がない分、部品点数および組立工程の増加も抑制することができる。また、1つのスロット13に1つの巻線15の巻回部分(半分)を配置するように構成することによって、1つのスロット13に2つの巻線15を配置する場合と比べて、巻線15の数を半分に減らすことができるので、発電機1の部品点数を減らすことができる。これにより、発電機1の製造工程を簡略化することができる。
また、本実施形態では、上記のように、巻線15を、隣接するティース14のうちの一方に巻回するとともに、他方には巻回しないことにより、1つのスロット13に1つの巻線15の巻回部分(半分)を配置するように構成する。これにより、容易に、1つのスロット13に1つの巻線15を配置するように構成することができる。
また、本実施形態では、上記のように、ステータ11に、巻線15が巻回されるティース14(14a)と巻回されないティース14(14b)とを交互に配置するように構成する。これにより、ステータ11全体において1つのスロット13に1つの巻線15を配置するように構成することができるので、ステータ11全体において絶縁部材を配置することなく巻線15間の絶縁性を向上させることができる。
また、本実施形態では、上記のように、毎極毎相スロット数qを既約した分数の分子を、3よりも大きい偶数になるように構成する。これにより、毎極毎相スロット数qを既約した分数の分子が奇数になる場合と異なり、巻線15が巻回されるティース14(14a)と巻回されないティース14(14b)とをステータ11全体において交互に配置する(1つのスロット13に2つの巻線15が配置されないようにする)ことができる。
また、本実施形態では、上記のように、スロット13の数Nsを、相数mに4n(nは1以上の自然数)を乗算した値になるように構成する。これにより、スロット13の数Nsが4の倍数になるので、均等に4分割しやすくなり、その結果、4つのグループの巻線15をスロット13に略90度の等角度間隔で配置することができる。
また、本実施形態では、上記のように、スロット13の数Nsと極数Pとの差(Ns−P)を、Ns−P=±4n(nは整数)を満たすように構成する。これにより、スロット13の数Nsが相数mに4nを乗算した値(すなわち4の倍数)である場合には、極数Pも4の倍数となるので、4つのグループの巻線15にそれぞれ等しい数の極を対応させることができる。
また、本実施形態では、上記のように、極数Pが20以上であり、1分間当たりの回転数が10以上400以下である中低速の発電機1に適用する。これにより、巻線15が集中巻されている中低速の発電機1において、部品点数および組立工程の増加を抑制することができる。
また、本実施形態では、上記のように、極数Pを、毎極毎相スロット数qを既約した分数の分母で除算した値が4以上であり、同相の巻線15を複数ずつ含む巻線15のグループを、極数Pを、毎極毎相スロット数qを既約した分数の分母で除算した値と等しい数分構成して、巻線15のグループの各々を、互いに離間した状態でステータ11に配置する。これにより、ロータ12には4方向以上の方向に沿って電磁力が働くので、ロータ12に互いに反対方向の2方向に沿って電磁力が働く場合と異なり、ロータ12が楕円形状に変形するのを抑制することができる。また、巻線15のグループ数が3の場合よりもロータ12に均等に力が働きやすいので、よりロータ12の変形を抑制することができる。これらの結果、巻線15のグループ数を4以上に設定することにより、ロータ12の変形に起因した振動を抑制することができるので、巻線15が集中巻されている発電機1の特性を向上させることができる。
また、本実施形態では、上記のように、巻線15のグループの数を4として、4つの巻線15のグループを、周方向に略90度の等角度間隔で離間した状態でステータ11に配置する。これにより、ロータ12には周方向に略90度の等角度間隔で4方向の各方向に沿って電磁力が働くので、ロータ12が楕円形状に変形するのを抑制することができる。
また、本実施形態では、上記のように、誘導される電圧の相数mを、U相、W相およびV相を含む3相として、U相の巻線15のグループと、W相の巻線15のグループと、V相の巻線15のグループとをこの順で隣接した状態でステータ11に配置する。これにより、U相、W相およびV相の巻線15のグループを、それぞれ、ロータ12の周方向に略90度の等角度間隔で配置することができる。
また、本実施形態では、上記のように、毎極毎相スロット数qが、8/25になるように構成する。これにより、毎極毎相スロット数qの分子が比較的小さい場合(たとえば、1または2)に比べて、高調波成分を小さくすることができる。その結果、発電機1によって発電される電圧の波形を正弦波に近づけることができるので、発電機1の高効率化を効果的に図ることができる。
また、本実施形態では、上記のように、誘導される電圧の相数mを、3相とし、スロット13の数Nsを、96とし、極数Pを、100とする。これにより、毎極毎相スロット数qを、8/25=(96/(3×100))にすることができる。
また、本実施形態では、上記のように、ステータ11の外周を取り囲むようにロータ12が配置されるアウターロータ形式により発電機1を構成する。ここで、アウターロータ形式の発電機1においては、ロータ12が変形しやすいので、この場合に、4つの巻線15のグループを、周方向に略90度の等角度間隔でステータ11に配置することによって、ロータ12が楕円形状に変形するのを効果的に抑制することができる。
なお、今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
たとえば、上記実施形態では、全てのスロットにおいて、1つのスロットに1つの巻線の巻回部分(半分)が配置されるように構成されている例を示したが、たとえば、全てのスロットのうちの1部のスロットにおいて、1つのスロットに2つの巻線の巻回部分が配置されていてもよい。
また、上記実施形態では、巻線のグループ数が4になるように構成されている例を示したが、たとえば、巻線のグループ数を6、8、10または12になるように構成してもよい。なお、巻線のグループ数が6、8、10または12の場合でも、巻線のグループは、周方向に略等角度間隔でステータに配置される。
また、上記実施形態では、毎極毎相スロット数qは、8/25になるように構成されている例を示したが、たとえば、スロットの数Nsを96とし、極数Pを92にすることにより、毎極毎相スロット数qが、8/23(=96/(3×92))になるように構成してもよい。なお、グループ数は、4(=92/23)である。また、スロットの数Nsを84とし、極数Pを100にすることにより、毎極毎相スロット数qが、7/25(=84/(3×100))になるように構成してもよい。なお、グループ数は、4(=100/25)である。
また、上記実施形態では、ステータの外周を取り囲むようにロータが配置されるアウターロータ形式の発電機を用いる例を示したが、たとえば、ステータの内側にロータが配置されるインナーロータ形式の発電機を用いてもよい。
また、上記実施形態では、毎極毎相スロット数qが1/4<q<1/2を満たす分数になるとともに巻線のグループ数が4になる構成を発電機に適用する例を示したが、たとえば、毎極毎相スロット数qが1/4<q<1/2を満たす分数になるとともに巻線のグループ数が4になる構成をモータに適用してもよい。
また、上記実施形態では、毎極毎相スロット数qが1/4<q<1/2を満たす分数になるとともに巻線のグループ数が4になる発電機を風力発電システムに適用する例を示したが、たとえば、風力発電システム以外のシステムに、この発電機を適用してもよい。
また、上記実施形態では、電圧の相数が3である例を示したが、たとえば、電圧の相数が3以外(たとえば単相)であってもよい。この場合、スロットの数Nsを磁極の数である極数Pで除算した値Ns/Pが、2/3<Ns/P<3/2を満たすように構成するとよい。これにより、スロットの数Nsと極数Pとの差が比較的小さくなるので、巻線係数が小さくなるのを抑制することができる。
また、上記実施形態では、ロータハブが発電機の回転軸に取り付けられている例を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、図7に示す変形例による風力発電システム101のように、ロータハブ3と発電機1との間にギア7を設けてもよい。
1 発電機(回転電機)
4 ブレード
6 回転軸
11 ステータ
12 ロータ
13 スロット
14 ティース
15 巻線
100、101 風力発電システム
上記目的を達成するために、第1の局面による回転電機は、スロットと、スロット間に設けられるティースとを有するステータと、ステータのティースに集中巻により巻回された巻線とを備え、スロットの数Nsを磁極の数である極数Pと電圧の相数mとで除算した値である毎極毎相スロット数qが、1/4<q<1/2を満たす分数になるとともに、1つのスロットに1つの巻線の巻回部分が配置されるように構成されており、極数Pを、毎極毎相スロット数qを既約した分数の分母で除算した値が4以上であり、同相の巻線を複数ずつ含む巻線のグループが、極数Pを、毎極毎相スロット数qを既約した分数の分母で除算した値と等しい数分構成され、巻線のグループの数分の巻線のグループの各々は、周方向に略等角度間隔で離間した状態でステータに配置されている
第2の局面による風力発電システムは、スロットと、スロット間に設けられるティースとを有するステータと、ステータのティースに集中巻により巻回された巻線とを含み、スロットの数Nsを磁極の数である極数Pと電圧の相数mとで除算した値である毎極毎相スロット数qが、1/4<q<1/2を満たす分数になるとともに、1つのスロットに1つの巻線の巻回部分が配置されるように構成されており、極数Pを、毎極毎相スロット数qを既約した分数の分母で除算した値が4以上であり、同相の巻線を複数ずつ含む巻線のグループが、極数Pを、毎極毎相スロット数qを既約した分数の分母で除算した値と等しい数分構成され、巻線のグループの数分の巻線のグループの各々は、周方向に略等角度間隔で離間した状態でステータに配置されている発電機と、発電機の回転軸に接続されるブレードとを備える。


Claims (20)

  1. スロット(13)と、前記スロット間に設けられるティース(14)とを有するステータ(11)と、
    前記ステータの前記ティースに集中巻により巻回された巻線(15)とを備え、
    前記スロットの数Nsを磁極の数である極数Pと電圧の相数mとで除算した値である毎極毎相スロット数qが、1/4<q<1/2を満たす分数になるとともに、
    1つの前記スロットに1つの前記巻線の巻回部分が配置されるように構成されている、回転電機(1)。
  2. 前記巻線は、隣接する前記ティースのうちの一方に巻回されるとともに、他方には巻回されないことにより、1つの前記スロットに1つの前記巻線の巻回部分が配置されるように構成されている、請求項1に記載の回転電機。
  3. 前記ステータには、前記巻線が巻回される前記ティースと巻回されない前記ティースとが交互に配置されるように構成されている、請求項2に記載の回転電機。
  4. 前記毎極毎相スロット数qを既約した分数の分子が、3よりも大きい偶数になるように構成されている、請求項1に記載の回転電機。
  5. 前記スロットの数Nsが、相数mに4n(nは1以上の自然数)を乗算した値になるように構成されている、請求項1に記載の回転電機。
  6. 前記スロットの数Nsと前記極数Pとの差(Ns−P)が、Ns−P=±4n(nは整数)を満たすように構成されている、請求項1に記載の回転電機。
  7. 前記極数Pが20以上であり、1分間当たりの回転数が10以上400以下である中低速の回転電機に適用される、請求項1に記載の回転電機。
  8. 前記極数Pを、前記毎極毎相スロット数qを既約した分数の分母で除算した値が4以上であり、同相の巻線を複数ずつ含む巻線のグループが、前記極数Pを、前記毎極毎相スロット数qを既約した分数の分母で除算した値と等しい数分構成され、前記巻線のグループの各々は、互いに離間した状態で前記ステータに配置されている、請求項1に記載の回転電機。
  9. 前記巻線のグループの数が4、6、8、10または12になるように構成されており、
    前記巻線のグループの数分の前記巻線のグループの各々は、周方向に略等角度間隔で離間した状態で前記ステータに配置されている、請求項8に記載の回転電機。
  10. 前記巻線のグループの数が4であり、前記4つの巻線のグループは、周方向に略90度の等角度間隔で離間した状態で前記ステータに配置されている、請求項9に記載の回転電機。
  11. 誘導される電圧の前記相数mは、第1の相、第2の相および第3の相を含む3相であり、
    前記第1の相の巻線のグループと、前記第2の相の巻線のグループと、前記第3の相の巻線のグループとがこの順で隣接した状態で前記ステータに配置されている、請求項8に記載の回転電機。
  12. 前記毎極毎相スロット数qは、8/25になるように構成されている、請求項1に記載の回転電機。
  13. 誘導される電圧の前記相数mは、3相であり、前記スロットの数Nsは、96であり、前記極数Pは、100である、請求項12に記載の回転電機。
  14. 前記ステータの外周を取り囲むようにロータ(12)が配置されるアウターロータ形式である、請求項1に記載の回転電機。
  15. 前記回転電機は、発電機(1)からなる、請求項1に記載の回転電機。
  16. スロット(13)と、前記スロット間に設けられるティース(14)とを有するステータ(11)と、前記ステータの前記ティースに集中巻により巻回された巻線(15)とを含み、前記スロットの数Nsを磁極の数である極数Pと電圧の相数mとで除算した値である毎極毎相スロット数qが、1/4<q<1/2を満たす分数になるとともに、1つの前記スロットに1つの前記巻線の巻回部分が配置されるように構成されている発電機(1)と、
    前記発電機の回転軸に接続されるブレード(4)とを備える、風力発電システム(100、101)。
  17. 前記巻線は、隣接する前記ティースのうちの一方に巻回されるとともに、他方には巻回されないことにより、1つの前記スロットに1つの前記巻線の巻回部分が配置されるように構成されている、請求項16に記載の風力発電システム。
  18. 前記ステータには、前記巻線が巻回される前記ティースと巻回されない前記ティースとが交互に配置されるように構成されている、請求項17に記載の風力発電システム。
  19. 前記毎極毎相スロット数qを既約した分数の分子が、3よりも大きい偶数になるように構成されている、請求項16に記載の風力発電システム。
  20. 前記スロットの数Nsが、相数mに4n(nは1以上の自然数)を乗算した値になるように構成されている、請求項16に記載の風力発電システム。
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