JPWO2014030243A1 - 部品実装機 - Google Patents

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Abstract

部品吸着装置(10)の駆動ユニット(41)に回転ヘッド(11)が着脱可能に連結され、回転ヘッドには、駆動ユニットのQ軸駆動機構(20)の回転力を各ノズルホルダ(12)に伝達するノズル回転ギア機構(47)が設けられている。ノズル回転ギア機構は、回転ヘッドに回転可能に保持された円筒ギア(48)と、各ノズルホルダに取り付けられた小ギア(49)とを噛み合わせて構成され、円筒ギアの上端部には、位置決め突起部が形成され、該位置決め突起部の上面に、該円筒ギアの基準となるギア位相を表示する基準マーク(54)が形成されている。回転ヘッドの基準マークをその上方からカメラで撮像して基準マークの位置を認識し、その認識結果に基づいて駆動ユニットのギア位相を回転ヘッドのギア位相に合わせて駆動ユニットを回転ヘッドと連結する。

Description

本発明は、回転ヘッド(ロータリヘッド)にその円周方向に所定間隔で複数のノズルホルダを下降可能に設けた部品実装機に関する発明である。
回転ヘッド型の部品実装機は、例えば特許文献1(特開2004−39818号公報)に記載されているように、回転ヘッドにその円周方向に複数のノズルホルダを所定間隔で下降可能に設けると共に、各ノズルホルダにそれぞれ吸着ノズルを下向きに保持させ、更に、R軸駆動機構により回転ヘッドをR軸(鉛直軸)の回りを回転させることで、複数のノズルホルダをそれらに保持した複数の吸着ノズルと一体的に該回転ヘッドの円周方向に旋回させると共に、その旋回軌道の所定位置で、Z軸駆動機構により1つのノズルホルダを下降させることで部品の吸着・実装を行い、Q軸駆動機構により各ノズルホルダをその軸心線の回りを回転させることで、各ノズルホルダに保持した各吸着ノズルに吸着した各部品の向き(角度)を修正するようにしたものがある。
特開2004−39818号公報
ノズルホルダに保持させる吸着ノズルは、吸着する部品の種類(サイズ、形状等)に応じた適切な径寸法・パッド形状の吸着ノズルを使用する必要がある。このため、ノズルホルダに保持させる吸着ノズルを、吸着する部品の種類に応じて交換できるように構成したものがあるが、回転ヘッドを交換できないため、その回転ヘッドに組み付けられたノズルホルダに取付可能な吸着ノズルの種類(サイズ、形状等)が制限されてしまい、吸着可能な部品の種類が制限されてしまう。
この課題を解決するために、本発明者は、部品実装機のヘッド移動機構に回転ヘッドを交換可能に取り付ける構成を研究しているが、回転ヘッドとR軸駆動機構やQ軸駆動機構等の駆動ユニットを含む部品吸着装置全体を部品実装機のヘッド移動機構から取り外して自動交換するように構成すると、交換する装置部分が大型化・高コスト化してしまう。
そこで、本発明の目的は、交換する回転ヘッドの小型化・低コスト化や交換作業スペースの省スペース化を実現できるようにすることである。
上記課題を解決するために、本発明は、回転ヘッドを駆動ユニットから分離して着脱できるように構成して、交換する全ての回転ヘッドに対して駆動ユニットを共通して使用できるようにする技術思想であるが、この場合、回転ヘッドを駆動ユニットから分離して取り外すと、回転ヘッドに保持されているノズルホルダが任意のギア位相に自由に回転できる状態になるため、回転ヘッドを部品吸着装置の駆動ユニットに連結する際に、駆動ユニットのギア位相を回転ヘッドのギア位相に合わせる必要がある。
そこで、本発明は、上下方向に延びるR軸の回りを回転可能に設けられた回転ヘッドと、前記回転ヘッドにその円周方向に所定間隔で下降可能に保持された複数のノズルホルダと、前記複数のノズルホルダにそれぞれ下向きに保持され、部品を吸着する複数の吸着ノ
ズルと、前記回転ヘッドを前記R軸の回りを回転させることで前記複数のノズルホルダを前記複数の吸着ノズルと一体的に該回転ヘッドの円周方向に旋回させるR軸駆動機構と、前記複数のノズルホルダをそれぞれ各ノズルホルダの軸心線の回りを回転させることで各ノズルホルダに保持された各吸着ノズルに吸着した各部品の向きを修正するQ軸駆動機構とを備えた部品吸着装置をヘッド移動機構によって移動させるように構成した部品実装機において、前記R軸駆動機構と前記Q軸駆動機構を組み付けた駆動ユニットが前記ヘッド移動機構に取り付けられ、前記駆動ユニットに対して、前記複数のノズルホルダが保持された前記回転ヘッドが着脱可能に連結され、前記回転ヘッドには、前記Q軸駆動機構の回転力を前記各ノズルホルダに伝達するノズル回転ギア機構が設けられ、前記ノズル回転ギア機構には、該ノズル回転ギア機構の基準となるギア位相を表示する基準ギア位相表示部が設けられていることを特徴とするものである。
この構成では、部品吸着装置の駆動ユニットから回転ヘッドを分離して着脱できるため、交換する全ての回転ヘッドに対して駆動ユニットを共通して使用できる。これにより、交換する回転ヘッドに駆動ユニットを組み付ける必要がなくなり、交換する回転ヘッドの小型化・低コスト化や交換作業スペースの省スペース化を実現できる。しかも、回転ヘッドのノズル回転ギア機構に基準ギア位相表示部が設けられているため、基準ギア位相表示部の位置によって回転ヘッドのギア位相(ノズル回転ギア機構のギア位相)を検出できる。これにより、回転ヘッドを部品吸着装置の駆動ユニットに連結する際に、基準ギア位相表示部の位置を基準にして部品吸着装置の駆動ユニットのギア位相を回転ヘッドのギア位相に正確に合わせることができる。
更に、本発明は、交換用の回転ヘッドを載置する回転ヘッド載置台と、ヘッド移動機構によって移動するカメラとを備え、基準ギア位相表示部は、前記回転ヘッド載置台に載置された回転ヘッドの上方から前記カメラで撮像可能な位置に設けられ、部品実装機の動作を制御する制御装置は、前記回転ヘッド載置台に載置された前記回転ヘッドの前記基準ギア位相表示部を前記カメラで撮像して該基準ギア位相表示部の位置を認識し、その認識結果に基づいて前記駆動ユニットのギア位相を前記回転ヘッドのギア位相に合わせて該駆動ユニットを該回転ヘッドと連結するようにすると良い。このようにすれば、部品実装機の回転ヘッド載置台に載置された回転ヘッドのギア位相がどの様なギア位相であっても、部品吸着装置の駆動ユニットのギア位相を回転ヘッド載置台上の回転ヘッドのギア位相に自動的に合わせて連結することができる。
具体的には、ノズル回転ギア機構は、前記回転ヘッドに回転可能に保持された円筒ギアと、各ノズルホルダにそれぞれ取り付けられた小ギアとを噛み合わせ、駆動ユニットのQ軸駆動機構によって前記円筒ギアを回転させて各ノズルホルダの小ギアを回転させることで前記各ノズルホルダを回転させるように構成され、前記円筒ギアは、前記回転ヘッドに回転可能に保持された構成とすれば良い。これにより、駆動ユニットのQ軸駆動機構の回転力を各ノズルホルダに伝達するノズル回転ギア機構を、1つの円筒ギアと各ノズルホルダの小ギアとで構成できる。
また、駆動ユニットには、回転ヘッドの回転により所定位置まで回転されたノズルホルダを下降させるZ軸駆動機構を設けた構成としても良い。このようにすれば、交換する全ての回転ヘッドに対してZ軸駆動機構も共通して使用することができる。
図1は本発明の一実施例の部品吸着装置の駆動ユニットから回転ヘッドを取り外した状態を示す斜視図である。 図2は部品吸着装置の駆動ユニットに回転ヘッドを連結した状態を示す斜視図である。 図3は回転ヘッドの斜視図である。 図4は回転ヘッドの基準ギア位相表示部をカメラで撮像して認識する動作を説明する正面図である。 図5は回転ヘッドの基準ギア位相表示部をカメラで撮像して認識する動作を説明する上面図である。 図6は部品実装機の制御系の構成を示すブロック図である。
以下、本発明を実施するための形態を具体化した一実施例を説明する。
まず、部品実装機の部品吸着装置10の構成を説明する。
部品吸着装置10の回転ヘッド11には、その円周方向に所定間隔で複数のノズルホルダ12が下降可能に保持され、各ノズルホルダ12の下部には、それぞれ部品を吸着する吸着ノズル13が下向きに保持されている。各ノズルホルダ12は、それぞれスプリング36によって上方に付勢されている。尚、図1、図2には、ノズルホルダ12が1本のみ図示され、他のノズルホルダ12の図示が省略されている。
回転ヘッド11は、駆動ユニット41の下方に延びるR軸14に交換可能(着脱可能)に連結され、該R軸14の上端には、R軸駆動機構15のR軸ギア16が同心状に固定されている。このR軸ギア16には、R軸モータ17の回転軸18に固定されたギア19が噛み合い、R軸モータ17のギア19の回転によりR軸ギア16が回転して、回転ヘッド11がR軸14を中心にして回転することで、複数のノズルホルダ12が複数の吸着ノズル13と一体的に該回転ヘッド11の円周方向に旋回するようになっている。
R軸14には、Q軸駆動機構20のQ軸ギア21が回転可能に挿通され、該Q軸ギア21には、Q軸モータ24の回転軸25に固定されたギア26が噛み合い、Q軸モータ24のギア26の回転によりQ軸ギア21がR軸14の回りを回転するようになっている。Q軸ギア21の下面に、リング状のフランジ部42が下方に突出するように設けられ、該フランジ部42の外周面に、回転ヘッド11のギア位相を駆動ユニット41のQ軸ギア21の位相に合わせるための一対の位置決めローラ43が所定間隔をあけて設けられている。これにより、一対の位置決めローラ43は、Q軸ギア21と一体的にR軸14の回りを回転するようになっている。
R軸14は、回転ヘッド11を着脱可能に保持するヘッド保持部として機能し、該R軸14の下端部に、回転ヘッド11を着脱可能に係合保持するための複数(例えば4個)の係合部材45が上下方向に移動可能に設けられ、各係合部材45の近傍には、それぞれ係合部材45を上下方向に駆動するエアシリンダ(図示せず)が設けられている。各係合部材45は、それぞれL字状又はJ字状に形成されて、R軸14の円周方向に等間隔に配列され、各係合部材45の爪部の向きがR軸14の正回転方向(又は逆回転方向)と同じ方向となるように揃えられている。
一方、回転ヘッド11には、Q軸ギア21の回転力を各ノズルホルダ12に伝達するノズル回転ギア機構47が設けられている。ノズル回転ギア機構47は、回転ヘッド11の上部側に同心状に回転可能に保持された円筒ギア48と、各ノズルホルダ12にそれぞれ取り付けられた小ギア49とを噛み合わせ、駆動ユニット41のQ軸ギア21によって円
筒ギア48を回転さて各ノズルホルダ12の小ギア49を回転させることで、各ノズルホルダ12がそれぞれ各ノズルホルダ12の軸心線の回りを回転して、各ノズルホルダ12に保持された各吸着ノズル13に吸着した各部品の向き(角度)を修正するようになっている。
円筒ギア48は、R軸14を挿入できるように形成されている。図3に示すように、回転ヘッド11の上面部のうちの円筒ギア48の内側の位置には、R軸14の各係合部材45を挿通するための複数の長孔50が円周方向に等間隔に形成され、各長孔50の一方向側に、係合部材45の爪部が係合する被係合ピン51(被係合部材)が回転ヘッド11の径方向に貫通固定されている。各長孔50内のうちの被係合ピン51の側方には、係合部材45が上下方向にすり抜ける隙間が確保されている。
駆動ユニット41に回転ヘッド11を連結する際に、R軸14を円筒ギア48内に挿入してR軸14の各係合部材45を回転ヘッド11の各長孔50に挿通し、R軸ギア16の回転によりR軸14を回転させて各係合部材45を各長孔50内の被係合ピン51に係合させた状態で各係合部材45を引き上げて保持する。
円筒ギア48の上端部の所定位置には、位置決め突起部53が上方に突出するように形成され、該位置決め突起部53の上面には、該円筒ギア48の基準となるギア位相を表示する基準マーク54(基準ギア位相表示部)が形成されている。駆動ユニット41に回転ヘッド11を連結する際に、図2に示すように、位置決め突起部53がQ軸ギア21の一対の位置決めローラ43間に挟み込まれることで、Q軸ギア21に対して円筒ギア48が回り止めされ、Q軸ギア21と円筒ギア48とが一体に回転する状態となる。
駆動ユニット41には、R軸駆動機構15とQ軸駆動機構20の他にZ軸駆動機構28が組み付けられ、該Z軸駆動機構28により、ノズルホルダ12の旋回軌道の所定の停止位置で、ノズルホルダ12を下降させるように構成されている。Z軸駆動機構28は、アクチュエータとしてZ軸モータ29を用い、このZ軸モータ29により送りねじ30を回転させてZ軸スライド31を上下方向に移動させることで、ノズルホルダ12の上端に設けられた係合片32に該Z軸スライド31を係合させて該ノズルホルダ12を上下動させるようになっている。尚、Z軸モータ29としてリニアモータを用いてZ軸スライド31を上下方向に移動させるようにしても良い。或は、リニアモータに代えて、リニアソレノイド、エアーシリンダ等を用いても良い。Z軸駆動機構28は、1個のみ設けるようにしても良いし、回転ヘッド11の円周方向に所定角度間隔で複数個設けるようにしても良い。
以上のように構成した部品吸着装置10の駆動ユニット41は、部品実装機のヘッド移動機構55(図6参照)に支持されてXYZ方向に移動するようになっている。部品実装機の制御装置56(制御手段)は、生産プログラムに従って、ヘッド移動機構55、駆動ユニット41のR軸モータ17、Q軸モータ24及びZ軸モータ29を制御して、複数のフィーダ57から供給される部品を吸着ノズル13に吸着して回路基板に実装する動作を制御する。
部品実装機には、回路基板の基準マークを撮像するカメラ58が搭載され、ヘッド移動機構55によってカメラ58が部品吸着装置10と一体的に移動するようになっている。更に、部品実装機には、駆動ユニット41から取り外した回転ヘッド11を載置する回転ヘッド載置台60(図4参照)が設けられている。回転ヘッド載置台60上には、複数の交換用の回転ヘッド11を載置できるようになっている。カメラ58は、回路基板の基準マークの他に、回転ヘッド載置台60上の回転ヘッド11の基準マーク54を撮像するカメラとしても使用される。
次に、回転ヘッド載置台60に載置されている回転ヘッド11を部品吸着装置10の駆動ユニット41に連結する方法を説明する。
まず、図4に示すように、回転ヘッド載置台60に載置されている回転ヘッド11の上方へカメラ58を移動させて、カメラ58で円筒ギア48の上端部を撮像して、それを画像処理して基準マーク54の有無を判定し、基準マーク54が無いと判定されれば、カメラ58の位置(撮像エリア)を円筒ギア48の円周方向に少しずらして撮像し、それを画像処理して基準マーク54の有無を判定するという処理を繰り返して基準マーク54を探し出す(図5参照)。これにより、基準マーク54(位置決め突起部53)の位置を検出して、円筒ギア48の位相を検出する。
この後、ヘッド移動機構55により駆動ユニット41のR軸14を回転ヘッド11の上方へ移動させると共に、Q軸モータ24により該駆動ユニット41のQ軸ギア21の位相を回転ヘッド11の円筒ギア48の位相に合わせる。この後、ヘッド移動機構55により駆動ユニット41を下降させてR軸14を円筒ギア48内に挿入し、Q軸ギア21の一対の位置決めローラ43間に円筒ギア48の位置決め突起部53を挟み込む。この際、R軸14の各係合部材45を回転ヘッド11の各長孔50に挿通し、R軸モータ17によりR軸ギア16を回転させてR軸14を回転させて各係合部材45を各長孔50内の被係合ピン51に係合させた後、エアシリンダ(図示せず)により各係合部材45を引き上げて係合状態を保持する。これにより、駆動ユニット41に回転ヘッド11を連結する動作が完了する。
以上説明した本実施例によれば、部品吸着装置10の駆動ユニット41から回転ヘッド11を分離して着脱できるため、交換する全ての回転ヘッド11に対して駆動ユニット41を共通して使用できる。これにより、交換する回転ヘッド11に駆動ユニット41を組み付ける必要がなくなり、交換する回転ヘッド11の小型化・低コスト化や交換作業スペースの省スペース化を実現できる。しかも、回転ヘッド11のノズル回転ギア機構47の円筒ギア48に、基準ギア位相を表示する基準マーク54(位置決め突起部53)を設けているため、基準マーク54(位置決め突起部53)の位置によって回転ヘッド11のギア位相(ノズル回転ギア機構47のギア位相)を検出できる。これにより、回転ヘッド11を部品吸着装置10の駆動ユニット41に連結する際に、基準マーク54(位置決め突起部53)の位置を基準にして部品吸着装置10の駆動ユニット41のギア位相(Q軸ギア21の位相)を回転ヘッド11のギア位相に正確に合わせることができる。
しかも、本実施例では、回転ヘッド載置台60に載置された回転ヘッド11の基準マーク54をその上方からカメラ58で撮像して該基準マーク54の位置を認識し、その認識結果に基づいて駆動ユニット41のギア位相を回転ヘッド11のギア位相に合わせて該駆動ユニット41を該回転ヘッド11と連結するようにしたので、部品実装機の回転ヘッド載置台60に載置された回転ヘッド11のギア位相がどの様なギア位相であっても、部品吸着装置10の駆動ユニット41のギア位相を回転ヘッド載置台60上の回転ヘッド11のギア位相に自動的に合わせて連結することができる。これにより、回転ヘッド載置台60に回転ヘッド11を載置する際に、回転ヘッド11のギア位相を特定の位相に合わせる必要がなくなり、回転ヘッド載置台60の構造を簡略化して、回転ヘッド載置台60の部品点数削減やコスト削減を実現できる。
尚、本発明は上記実施例に限定されず、例えば、駆動ユニット41に回転ヘッド11を係合保持する構成を適宜変更しても良い等、要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施できる。
10…部品吸着装置、11…回転ヘッド、12…ノズルホルダ、13…吸着ノズル、14…R軸、15…R軸駆動機構、16…R軸ギア、17…R軸モータ、20…Q軸駆動機構、21…Q軸ギア、24…Q軸モータ、28…Z軸駆動機構、29…Z軸モータ、30…送りねじ、31…Z軸スライド、32…係合片、41…駆動ユニット、43…位置決めローラ、45…係合部材、47…ノズル回転ギア機構、48…円筒ギア、49…小ギア、50…長孔、51…被係合ピン、53…位置決め突起部、54…基準マーク(基準ギア位相表示部)、55…ヘッド移動機構、56…制御装置、58…カメラ、60…回転ヘッド載置台

Claims (4)

  1. 上下方向に延びるR軸の回りを回転可能に設けられた回転ヘッドと、
    前記回転ヘッドにその円周方向に所定間隔で下降可能に保持された複数のノズルホルダと、
    前記複数のノズルホルダにそれぞれ下向きに保持され、部品を吸着する複数の吸着ノズルと、
    前記回転ヘッドを前記R軸の回りを回転させることで前記複数のノズルホルダを前記複数の吸着ノズルと一体的に該回転ヘッドの円周方向に旋回させるR軸駆動機構と、
    前記複数のノズルホルダをそれぞれ各ノズルホルダの軸心線の回りを回転させることで各ノズルホルダに保持された各吸着ノズルに吸着した各部品の向きを修正するQ軸駆動機構と
    を備えた部品吸着装置をヘッド移動機構によって移動させるように構成した部品実装機において、
    前記R軸駆動機構と前記Q軸駆動機構を組み付けた駆動ユニットが前記ヘッド移動機構に取り付けられ、
    前記駆動ユニットに対して、前記複数のノズルホルダが保持された前記回転ヘッドが着脱可能に連結され、
    前記回転ヘッドには、前記Q軸駆動機構の回転力を前記各ノズルホルダに伝達するノズル回転ギア機構が設けられ、
    前記ノズル回転ギア機構には、該ノズル回転ギア機構の基準となるギア位相を表示する基準ギア位相表示部が設けられていることを特徴とする部品実装機。
  2. 交換用の回転ヘッドを載置する回転ヘッド載置台と、前記ヘッド移動機構によって移動するカメラとを備え、
    前記基準ギア位相表示部は、前記回転ヘッド載置台に載置された前記回転ヘッドの上方から前記カメラで撮像可能な位置に設けられ、
    部品実装機の動作を制御する制御装置は、前記回転ヘッド載置台に載置された前記回転ヘッドの前記基準ギア位相表示部を前記カメラで撮像して該基準ギア位相表示部の位置を認識し、その認識結果に基づいて前記駆動ユニットのギア位相を前記回転ヘッドのギア位相に合わせて該駆動ユニットを該回転ヘッドと連結することを特徴とする請求項1に記載の部品実装機。
  3. 前記ノズル回転ギア機構は、前記回転ヘッドに回転可能に保持された円筒ギアと、前記各ノズルホルダにそれぞれ取り付けられた小ギアとを噛み合わせ、前記駆動ユニットの前記Q軸駆動機構によって前記円筒ギアを回転させて前記各ノズルホルダの前記小ギアを回転させることで前記各ノズルホルダを回転させるように構成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の部品実装機。
  4. 前記駆動ユニットには、前記回転ヘッドの回転により所定位置まで回転された前記ノズルホルダを下降させるZ軸駆動機構が設けられていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の部品実装機。
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