JPWO2013084453A1 - 意匠性発光装置および透光部材 - Google Patents

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Abstract

透光板4は、ストローク40を幅方向に少なくとも2分割された部分透光部41A,41Bを有し、この部分透光部41A,41Bは、部位によって光の透過量をグラデーションで変化させる光透過量調整層43A,43Bがそれぞれ設けられ、光透過量調整層43A,43Bは、部分透光部41A,41Bを分割している溝21近傍における互いの光透過量がなるべく異なるように構成されている。これにより、平面である発光面が立体感に富む意匠性発光装置および透光部材を提供する。
【選択図】 図6

Description

この発明は、例えば店名やロゴの照明サインや照明広告等に利用されるような意匠性発光装置および透光部材に関する。
従来、店名やロゴを明るく表示する照明サインや照明広告と呼ばれるような意匠性発光装置が提供されている。このような意匠性発光装置は、光源の光を前面パネルで拡散して拡散光を放出し、店名やロゴ等の意匠を明るく表示するものである。この意匠性発光装置は、視認性が高く美しいことから、ブランドの店舗の正面や入口でブランド名を表示するなど、様々な場所で利用されている。
このような意匠性発光装置は、従来のネオンサインから始まって、近年のLEDを用いたLEDサインまで変化してきており、様々な意匠性が求められている。
ここで、光を利用して装飾性を高めるものとして、発光パネル装置に用いるパネル板及びその生産方法が提案されている(特許文献1参照)。この発光パネル装置は、パネル板の裏面に凹凸構造の集まりによる発光パターンによって任意の図柄や模様などを表すものである。そして、明細書中には、網点の光源側を小面積、光源から遠い方を大面積として、グラデーションを想起させる面積の調整を行うことが記載されている。
特開2009−25666号公報
しかし、上述の発光パネル装置は、例えばアルファベットのAであれば、Aの上部と下部のどちらか一方を濃くして他方を薄くするかなど、文字全体をグラデーションするにすぎないものであった。このため、上述の発光パネル装置は、文字や図形、模様といった意匠そのものの立体感は乏しいものであった。
この発明は、上述の問題点に鑑み、発光面が立体感に富む意匠性発光装置および透光部材を提供することを目的とする。
この発明は、ストロークを幅方向に少なくとも2分割された第1部分透光部と第2部分透光部とを有し、前記第1部分透光部と第2部分透光部は、部位によって光の透過量をグラデーションで変化させる光透過量調整層がそれぞれ設けられ、前記第1部分透光部の光透過量調整層と第2部分透光部の光透過量調整層は、前記第1部分透光部と前記第2部分透光部とを分割している境界部分近傍における互いの光透過量がなるべく異なるように構成された透光部材を有することを特徴とする。
この発明により、発光面が立体感に富む意匠性発光装置および透光部材を提供することができる。
意匠性発光装置の分解斜視図。 意匠性発光装置の正面と内部の説明図。 意匠性発光装置の縦断面による説明図。 溝および終端溝の説明図。 光透過量調整層のグラデーションの説明図。 意匠性発光装置の発光前後を写真により表す説明図。 実施例2の意匠性発光装置の説明図。 実施例3の意匠性発光装置の説明図。 実施例4の意匠性発光装置の縦断端面を示す断面図。 実施例5の意匠性発光装置の分解斜視図。 その他の実施例の意匠性発光装置の説明図 光透過量調整層のグラデーションの他の例を示す説明図。
本発明者らは、意匠性に優れた立体感のある意匠性発光装置を提供しようと、鋭意研究を重ねた。最初、本発明者らは、立体的に見えるようグラデーションを施せばよいと考え、凸に見せたい部分を明るく、凹に見せたい部分を暗くするようなグラデーションで実験した。しかし、そのようなグラデーションは、紙等に印刷して反射光で見る限りでは立体的に見えるものの、透光部材に印刷して光を透過させてみると立体感が非常に乏しくなるものであった。
そこで、本発明者らは、様々な工夫をし、鋭意研究を重ねた結果、光を透過させて正面を発光面とする状態ではっきりと立体感を認識できる意匠性発光装置を完成させた。
この意匠性発光装置の特徴は、透光部材におけるストロークを少なくとも第1部分透光部と第2部分透光部とに分割し、前記第1部分透光部の光透過量調整層と第2部分透光部の光透過量調整層が、前記第1部分透光部と前記第2部分透光部とを分割している境界部分近傍における互いの光透過量がなるべく異なるように構成された点である。
なお、ストローク(英語:stroke)とは、文字を構成する1画1画、図形または模様を構成する線など、文字、図形、または模様を構成する幅を有する線を指す。
また、「第1部分透光部と前記第2部分透光部とを分割している境界部分近傍における互いの光透過量がなるべく異なる」とは、異なる部分を有していることを指し、境界部分全体の半分以上において互いの光透過量が異なっていることが好ましく、境界部分全体の8割以上が異なっていることがより好ましい。
以下、この発明の一実施形態を図面と共に説明する。
この発明の意匠性発光装置は、様々な文字、図形、模様について適用できるが、実施例1では、一例としてセリフフォントの一種であるローマン体の文字「D」を例にとって説明する。
図1は、正面左下から見た意匠性発光装置1の分解斜視図を示し、図2(A)は、意匠性発光装置1の正面図を示し、図2(B)は、意匠性発光装置1の内部を表す正面図を示す。
図1に示すように、意匠性発光装置1は、カバー筐体となるケーシング2,3と、透光部材としての透光板4(透光パネル)と、拡散部材としての拡散板5(拡散パネル)と、光遮断部材としての収納筐体6とで主に構成されている。
透光板4および拡散板5は、同じサイズの文字、図形、又は模様の形状に切り取られた板形状であり、この実施例1では「D」形状に形成されている。
透光板4は、透明のアクリル板により形成されている。なお、透光板4は、アクリル板に限らず、ガラス板やプラスチック板等、光を透過する適宜の素材の板状部材により形成することができる。また、透光板4は、透明が好ましいが、半透明とすることもできる。
透光板4の厚みは、拡散板5よりも厚く形成されている。この実施例では、1文字の大きさを約26cm角としており、ストロークの幅広部分が70mm〜75mm程度であり、透光板4の厚みを8mmとしている。つまり、意匠を構成するストロークの中心的な幅に対する厚みの割合は、約9:1程度となっている。同じ意匠サイズで厚みを5mmとし、ストロークの幅と厚みの割合を約15:1程度とすることも可能であるが、立体感を出す上で厚い方が好ましく、先の割合程度に肉厚である方が好ましい。
すなわち、意匠を構成するストロークの中心的な幅と透光板4の厚みの割合は、おおむね20:1より肉厚であることが好ましく、さらにはおおむね15:1より肉厚であることが好ましく、おおむね10:1より肉厚であることがより好ましい。この実施例1では、好ましい範囲としておおむね8:1から10:1の範囲に入る9:1程度としている。
なお、ここで言う意匠を構成するストロークの中心的な幅とは、ローマン体や明朝体といった幅の変化する書体であれば主に縦線となる太い線の幅を指し、ゴシック体であれば1画の幅を指し、図形や模様であればそれらを描く線のうち比較的多くの部分を占める太い線の幅を指す。
この透光板4が、文字や図形や模様を構成する意匠部として機能する。また、透光板4の正面(表面)が、背面側から正面側へ透過する光によって発光して視認される発光面として機能する。
拡散板5は、乳白色の半透明の板状に形成されており、透光板4より薄く形成されている。
収納筐体6は、背面部6aが透光板4および拡散板5と同じ形状であり、この背面部6aの側端辺から正面に向かって直角に起立する深さ一定の側面部6bが設けられている。従って、収納筐体6は、透光板4および拡散板5と同じ形状の開口6cを正面に有し、側面部6bと背面部6aによって正面以外が覆われる容器状に形成されている。
収納筐体6の側面部6b内側の正面近傍位置には、複数の係止突起6dが設けられている。この係止突起6dは、拡散板5を収納筐体6内に落ち込まないように係止する。
ケーシング2,3は、透光板4および拡散板5より正面視すると若干大きい形状に形成されている。ケーシング2,3は、深さ一定の側面部2a,3aと、該側面部2a,3aの正面端部から透光板4および拡散板5側へ直角に屈曲する一定幅の縁部2b,3bで構成されている。側面部2a,3aは、収納筐体6より一回り大きく形成され、収納筐体6の深さより浅く形成されている。従って、ケーシング2,3は、収納筐体6の正面側に透光板4および拡散板5が重ねて配置された状態の上から蓋の如く被せられる。これにより、透光板4および拡散板5が位置ずれ等しないように安定して固定される。なお、側面部2a,3aは、収納筐体6と同じ深さに形成してもよい。これにより、側面に側面部2a,3aと収納筐体6の段差が現れない形状にできる。
このようにして、収納筐体6の正面に拡散板5が配置され、その上に透光板4が重ねられて、ケーシング2,3が被せられると、図2(A)の正面図に示すように文字、図形、模様を表す意匠性発光装置1が完成する。
図2(B)の収納筐体6の正面図に示すように、収納筐体6の背面部6a付近には、反射板6eが全面に設けられている。この反射板6eは、ステンレスや合金等の適宜の素材による板状部材で形成され、正面に光沢のある白色塗装(白色印刷を含む)が施されている。この白色塗装は、光を反射する反射面として機能する。
反射板6eの正面側には、複数の光源9が設けられている。図示する光源9は、LEDであるが、これに限らずネオン管、発光部を有するフレキシブル基板、または発光部の光を導光する導光板等、適宜の光源を利用することができる。
また、光源9は、図示省略する配線により接続されており、図示省略する電源から電源供給を受けて発光する。なお、反射板6eと光源9と配線は、図1では図示省略されている。
図3(A)は、図2(A)におけるA−A切断端面を示す断面図であり、図3(B)は、この端面図における溝21近傍の拡大断面図である。
図3(A)に示すように、収納部6の側面部6bの内面は、反射面6fが設けられている。この反射面6fは、光沢のある白色塗装によって形成されている。また、反射面6fと反射板6eによって囲まれる空間は、光反射空間11として機能する。なお、反射面6fと反射板6eは、白色に限らず適宜の色とすることができる。また、反射面6fと反射板6eは、塗装に限らず印刷とする、あるいは反射フィルムで構成するなど、適宜の構成とすることができる。
従って、光源9から発せられた光は、側面位置の反射面6fと背面位置の反射板6eとにより、光反射空間11内で様々な方向に反射される。これにより、拡散板5には、光源9からの直接光と、反射面6fや反射板6eによる反射光が入射する。つまり、拡散板5には、様々な方向からの面光が入射する。
拡散板5は、入射した光を拡散して透過する。従って、光源9が発光した状態のとき、拡散板5は、白く光って視認される。この拡散板5を透過した光は、面光となる。
透光板4は、背面側に分割線部としての溝21が設けられている。溝21は、適宜の形状とすることができるが、図3(B)に示すように、この実施例1では台形状としている。従って、透光板4の背面から屈曲して凹となる外縁21bと、凹となった最深部で屈曲する底縁21aとが形成されている。
この溝21の幅となる外縁21b,21bの距離は、溝21の深さである外縁21bから底縁21aまでの鉛直距離より長く形成されている。言い換えると、溝21は、90度より鋭角の略V字型の刃物によって透光板4を削ることで形成され、幅方向の長さより深さ方向の長さが長くなるよう形成されている。
また、この溝21により、透光板4の背面は、部分透光部41A,41Bに分割されている。部分透光部41A,41Bには、それぞれ光透過量調整層43A,43Bが設けられている。この光透過量調整層43A,43Bは、同一色で形成され、この実施例では白色塗装(白色印刷を含む)によって形成されている。光透過量調整層43A,43Bを形成する白色塗装は、それぞれグラデーション(英語:gradation)の向きや濃度が異なっている。また、光透過量調整層43A,43Bは、部分透光部41A,41Bを超えて溝21の背面まで延長して設けられている。これにより、溝21内にも光透過量調整層43A,43Bが設けられている。なお、光透過量調整層43A,43Bは、部分透光部41A,41Bだけとし、溝21の背面には別途の光透過量調整層を設ける構成としてもよい。この場合、別途の光透過量調整層は、グラデーションの白色塗装としてもよいが、グラデーションの無い濃度一定の白色塗装としてもよい。このように、溝21内にも光透過量調整層を設けることで、溝21は、他の部分透光部41A,41Bに近い色に見える。
なお、溝21は、白色塗装(白色印刷)を行わず、溝21部分が透明となる構成にしてもよい。この場合、溝21だけが多くの光と透過して強く光って見え、新たな美感を提供することができる。
溝21は、図2(A)の正面図に示すように、文字、図形または模様を表すストローク40(40A,40B)の内側でこのストローク40に沿って形成されている。
詳述すると、実施例1の意匠性発光装置1は、右側に凸となる略半円系のストローク40A(1画)と、縦方向に一直線のストローク40B(1画)の2つのストローク40(2画)で構成される文字「D」を表している。そして、溝21は、ストローク40の幅方向の中心位置、すなわち中点を通るように形成されており、ストローク40と同じような形状となるように形成されている。ストローク40A,40Bが接触もしくは交差する接続点40Cでは、溝21も接触若しくは交差する接続点21cが設けられている。
また、この実施例1ではセリフフォントを用いているため、溝21がセリフ部分4aにも連続して設けられている。このセリフ部分4aの端部付近において、溝21は、枝分かれ部23(図4(A)参照)で二本の終端溝22に枝分かれし、終端溝22の終端がそれぞれセリフの角部4b(図4(A)参照)に到達している。
図4(A)は、図2(A)に示した図示上側のセリフ部分4aの拡大正面図を示し、図4(B)は、図4(A)のB−B切断端面で切断した断面図を示す。
図4(A)に示すように、透光板4のストローク40部分に設けられている溝21は、深さ及び幅が一定になるように形成されている。そして、セリフ部分4aの角部4bに向かって枝分かれした終端溝22は、枝分かれ部から終端へ向かって徐々に深く幅広になるように形成されて末広がり形状部となっている。すなわち、終端溝22の底縁22aは、角部4bへ向かって幅が変わらずに溝が枝分かれ部23側の深さD1(図4(B)参照)から角部側の深さD2へ徐々に深くなっていく。また、終端溝22の外縁22bは、枝分かれ部23側の幅W1(図4(A)参照)から角部4b側の幅W2に向かって徐々に幅広となっていくように形成されている。
図5(A)は、透光板4の背面に設けられた光透過量調整層43(43A〜43E)の分解正面図であり、図5(B)は、光透過量調整層43(43A〜43E)の正面図である。
図5(A)に示すように、光透過量調整層43A〜43Eは、それぞれ個別のグラデーションが行われている。図示する例では、光透過量調整層43Aは、右が暗く(暗D)左が明るく(明L)なるように水平方向のグラデーションが施されている。光透過量調整層43Bは、光透過量調整層43Aとは逆に右が明るく(明L)左が暗く(暗D)なるように水平方向のグラデーションが施されている。光透過量調整層43Cは、光透過量調整層43Bと同じく右が明るく(明L)左が暗く(暗D)なるように水平方向のグラデーションが施されている。光透過量調整層43D,43Eは、光透過量調整層43Cと同じく右が明るく(明L)左が暗く(暗D)なるように水平方向のグラデーションが施されている。
これらのグラデーションは、白色塗料の塗装量の濃淡を網点で調整することによって実現されている。なお、この図5でも網点(ハーフトーン)により濃淡を表示しているが、この網点の角度やサイズは図面用に見やすくしたものであり、実際に印刷するものとは異なっている。
各光透過量調整層43A〜43Eのグラデーションの方向や濃度は、境界線部となる溝21や終端溝22(図4(A)参照)を挟んで明暗の差がなるべく大きくなるように適宜設定されている。すなわち、境界線部となる溝21や終端溝22を挟んで隣り合う光透過量調整層43A〜43Eは、第1部分透光部と第2部分透光部として機能する。
また、各光透過量調整層43A〜43Eのグラデーションの濃度は、全面塗りつぶしを100%、塗りつぶし無しを0%として、最も濃い(暗い)部分が約75%以下となるように調整されており、最も濃い(暗い)部分が約65%以下となるように調整することがより好ましい。
以上の意匠性発光装置1により、平面であるはずの透光板4が山型(凸型)または谷型(凹型)に立体加工されているかのごとく見える立体感に富む任意の文字、図形、模様を提供することができる。
すなわち、光源9の発光前の意匠性発光装置1は、図6(A)の写真に示すように、平面の透光板4の背面(裏面)に光透過量調整層43A,43Bが設けられることが良くわかる状態で立体感に乏しく見える。これに対して、光源9を発光させて透光板4の表面が発光面となった意匠性発光装置1は、図6(B)の写真に示すように平面の透光板4があたかも谷型若しくは山型に立体的に加工されているかの如く立体的に見える。
光源9からの光は、反射板6e及び反射面6fで反射され、この反射光と直接光が拡散板5で拡散されて、面光となる。この光源9、反射板6e及び反射面6f、及び拡散板5が、面光を照射する光照射部として機能する。この光照射部からの面光は、透光板4を厚み方向に透過する。その際に、光透過量調整層43A〜43Eにより、部位によって透過する光の量が調整され、平面の透光板4は、人に立体的に視認される。
透光板4は、肉厚に形成されており、光透過量調整層43A〜43Eがグラデーションで光透過量を変化させる。このため、透光板4は、あたかも透光板4の肉厚分だけ手前から奥へ凹(ストロークの側端辺が凸で中心線が凹)となっているような立体感、あるいは透光板4の肉厚分だけ奥から手前へ凸(ストロークの側端辺が凹で中心線が凸)となっているような立体感で人に認識される。
光透過量調整層43A〜43Eの境界部分には、溝21や終端溝22が設けられているため、境界部分が明瞭に視認され、立体感を増幅させることができる。
また、意匠性発光装置1は、溝21や終端溝22にも光透過量調整層43A〜43Eあるいは同様の白色塗装が行われているため、溝21や終端溝22だけが明るく光るようなことがなく、違和感のない美しい見た目を提供することができる。
また、意匠性発光装置1は、透光板4に光が入射する段階で反射や拡散等によって面光となっているため、光透過量調整層43A〜43Eによるグラデーションを不備なく美しく見せることができ、確実に立体的に見せることができる。
また、終端溝22は、二股部分から終端に向かって深く広く彫り込まれていることにより、立体感をより明瞭にすることができる。
このようにして立体感に富む意匠性発光装置1は、これまでに無い見た目を与えることができ、高級感のある意匠性発光装置1として提供することができる。
なお、意匠性発光装置1は、係止突起6dを備えない構成にしてもよい。この場合、意匠性発光装置1は、側面部6bの上面の縁までの大きさと透光板4および拡散板5の大きさを同一とし、側面部6bの上に透光板4および拡散板5が乗る形状に形成すると良い。この場合でも、同一の作用効果を得ることができる。
図7は、実施例2の意匠性発光装置101を説明する説明図である。この意匠性発光装置101は、図7(A)の正面図に示すように、実施例1における透光板4の正面(溝21及び終端溝22の反対側の面)に強調溝126を設けて透光板104とし、透光板104と拡散板5の間にカラーフィルタ108(図7(B)参照)を設けたものであり、それ以外の構成は実施例1と同一である。このため、同一の構成要素に同一符号を付し、詳細な説明を省略する。
カラーフィルタ108は、透光板104または拡散板5と同一形状で、これらより肉薄のフィルム状の色付き透明フィルタである。色は、ベージュや青色、黄色、オレンジ色、緑色、紫色等、適宜の色であり、グラデーションの無い同一濃度の一色である。
強調溝126は、透光板104の端辺から一定距離の間隔をあけて該端辺に沿って設けられている。言い換えると、強調溝126は、透光板104を構成しているストローク140(140A,140B)に沿って端部に2本設けられている。
図7(B)に示す図7(A)のC−C切断端面の断面図に示すように、強調溝126は、意匠性発光装置101が完成した状態でケーシング2,3の縁部2b,3bの端辺に強調溝126の外側端が一致若しくは近接する位置に形成されている。これにより、縁部2b,3bの端辺からまっすぐ強調溝126に落ち込むような溝が形成される。
以上の構成により、実施例1と同じ効果を有し、実施例1よりさらに立体的な意匠性発光装置1を提供することができる。特に、透光板104の正面または裏面に設ける光透過量調整層43のグラデーションを、奥から手前に凸(ストロークの側端辺が凹で中心線が凸)と見えるように調整した場合に、ストロークの側端辺が奥に落ち込む(凹とする)ように見せる効果を強調溝126が強調し、非常に立体的な意匠性発光装置101を提供することができる。
また、カラーフィルタ108により、任意の色に発光する意匠性発光装置101を提供することができる。
なお、カラーフィルタ108を設けない構成としてもよい。この場合は、光源9の色(例えば白色)での発光を行うことができ、特に奥から手前に凸(ストロークの側端辺が凹で中心線が凸)と見える立体感を強調した意匠性発光装置101を提供することができる。
また、このカラーフィルタ108は、実施例1の透光板4と拡散板5の間に設けても良い。この場合、実施例1のタイプにて任意の色に発光する意匠性発光装置1を提供することができる。
図8(A)は、特殊発光樹脂を用いたルミレター(登録商標)と呼ばれる意匠性発光装置201の縦断端面を示す断面図である。
この意匠性発光装置201は、実施例2の意匠性発光装置101と光源のタイプが異なっているだけであり、他の構成は実施例2の意匠性発光装置101と同一である。このため、同一の構成要素に同一符号を付し、詳細な説明を省略する。
ケーシング2,3の底辺近傍には、背面のほぼ全体を覆う背面板206aが設けられている。背面板206aの正面側には、基板215が設けられ、この基板215に光源216が設けられている。
基板215の正面側とケーシング2,3で覆われる空間には、この空間をほぼ全体的に埋める特殊発光樹脂218が設けられている。特殊発光樹脂218は、乳化剤または拡散剤が入ったアクリルであり、光を拡散する拡散部材として機能する。この光源216と特殊発光樹脂218が面光を照射する光照射部として機能する。
この構成により、光源216から照射された光が特殊発光樹脂218で拡散して面光となり、カラーフィルタ108および透光板4に面光として入光する。
図8(B)は、この意匠性発光装置201によりゴシック体の文字「D」を作成した場合の正面図を示す。ゴシック体にはセリフ部分がないため、角部4bに向かって溝が深く幅広になる終端溝22が設けられている。
図8(C)は、この意匠性発光装置201により星形図形を作成した場合の正面図を示す。この場合は、中心から5つのストローク240が放射状に配置された図形であり、このストローク240が先端に向かって先細りして鋭角を形成している。従って、ストローク240に沿って溝21が設けられており、ストローク240とストローク240の隣り合う部分に角部4bに向かって溝が深く幅広になる終端溝22が設けられている。なお、溝21および終端溝22は、終端溝22を溝21として全て溝21で構成する、あるいは溝21を終端溝22として全て終端溝22で構成するなど、適宜の構成とすることもできる。
以上の構成により、実施例1と同一の効果を得ることができ、かつ、カラーフィルタ108によって任意の色に発光させて立体的に見せることができる。また、カラーフィルタ108を除けば、実施例1と同一の効果を得ることができ、実施例2のような強調溝126を設ければ、実施例2と同一の効果を得ることができる。
なお、この実施例3ではゴシック体や星形図形としたが、実施例1に示したようなセリフフォントとしても良い。また逆に、実施例1,2にてゴシック体は星形図形を形成してもよい。
図9は、実施例3で説明した意匠性発光装置201からケーシング2,3を省略した意匠性発光装置301の縦断端面を示す断面図である。この意匠性発光装置301は、カラーフィルタ108も省略し、特殊発光樹脂218の上面(光源216と反対側の面)に透光板4が接着により直接固定されている。特殊発光樹脂218と透光板4は、視認方向(図示の上方)から見た形状および大きさが同一となるように構成されている。その他の構成は、実施例3と同一であるため、同一要素に同一符号を付して詳細な説明を省略する。
この実施例4の意匠性発光装置301も、実施例1と同一の効果を得ることができる。さらに、意匠性発光装置301は、側面が特殊発光樹脂218であるため、側面からも面光を発光することもできる。なお、意匠性発光装置301は、特殊発光樹脂218と透光板4の間に実施例3と同様のカラーフィルタ108を備えても良い。この場合、実施例3と同一の効果を得ることができる。
図10は、実施例5の意匠性発光装置401の分解斜視図である。この意匠性発光装置401は、ケーシング402と、透光板404と、拡散板405と、光源409とが上からこの順に重ね合わせて構成されている。
ケーシング402は、光を通さない金属の板であり、文字、模様、または図形を表す意匠穴402aが形成されている。図に例示している意匠穴402aは、“DAIK”のアルファベット4文字の形状に形成されている。
透光板404と拡散板405は、それぞれ実施例1の透光板4および拡散板5と同一の構成であるため、その詳細な説明を省略する。なお、拡散板405は、厚みのあるブロック状の拡散部材である。
光源409は、例えば板状の導光板の側面の発光体(LED等)で構成するなど、少なくとも意匠穴402a全体を裏面(図示下方)から表面(図示上方)を全体的に照らす適宜の面光源で構成する。
その他の構成は、実施例1で説明した溝21、終端溝22、ストローク40、および光透過量調整層43が備えられるなど、実施例1と同一の構成を有するため、その詳細な説明を省略する。
以上の構成により、切り文字の場合でも実施例1と同一の効果を得ることができる。
図11は、他の実施例の説明図であり、図11(A)は、実施例6の意匠性発光装置501の正面図、図11(B)は実施例6の意匠性発光装置501の図11(A)におけるA−A矢視端面図を示す。
図11(A)に示すように、意匠性発光装置501は、光を遮断する金属性(たとえばステンレス)のケーシング502と、ケーシング502に設けられた意匠穴502aから正面側へ突出する位置に配置された透光板504が設けられている。透光板504の側面は、シルバーメタリック塗装がなされるなど、適宜の塗装がなされている。
図11(B)に示すように、透光板504の裏面側には、正面視が透光板504と同一形状の拡散板505aが設けられ、その裏面側に拡散板505aより面積の広い拡散板505bが設けられている。なお、拡散板505aの側面は、透光板504の側面と同じ塗装であってもよい。
拡散板505bのさらに裏面側は、透光板504の全体よりも広い面積に渡って導光板509bが設けられている。導光板509bの一端辺の近傍には、LED等による発光体509aが導光板509b内へ光を通すように配置されている。
その他の構成は、実施例1で説明した溝21、終端溝22、ストローク40、および光透過量調整層43が備えられるなど、実施例1と同一の構成を有するため、その詳細な説明を省略する。
以上の構成により、意匠性発光装置501は、発光体509aから照射された光が導光板509bによって透光板504および導光板509a,509bに対して裏面から表面への面光となって照射され、実施例1と同一の効果を奏することができる。
図11(C)は、実施例7の意匠性発光装置601の図11(A)におけるA−A矢視端面図である。この意匠性発光装置601の正面図は、図11(A)と同一になる。
意匠性発光装置601は、石材で形成されるケーシング602を有している。ケーシング602は、文字、図形、または模様を表す意匠穴602aが正面から裏面へ貫通して形成されている。
意匠穴602a内には、正面から順に透光板604、拡散板605a、および透光板607が設けられている。透光板604、拡散板605a、および透光板607は、意匠穴602aと同一形状であり、透光板604がケーシング602より正面側へ突出するように構成されている。
透光板604、拡散板605a、および透光板607の側面と、ケーシング602の裏面における意匠穴602a周辺は、白大理石調塗装690が設けられている。なお、透光板604、拡散板605a、および透光板607と白大理石調塗装690との間、およびケーシング602の裏面と白大理石調塗装690の間は、わかりやすいようにするために隙間があるように図示されているが、実際には隙間なく当接している。
ケーシング602の裏面には、少なくとも意匠穴602aよりも大きい拡散板605bが鍋ビス691でビス止めされている。
拡散板605bの裏面には、正面側へ向かって面光を照射する光源692が設けられている。
その他の構成は、実施例1で説明した溝21、終端溝22、ストローク40、および光透過量調整層43が備えられるなど、実施例1と同一の構成を有するため、その詳細な説明を省略する。
以上の構成により、意匠性発光装置601は、実施例1と同一の効果を奏することができる。
図11(D)は、実施例8の透光板704の正面図である。この実施例8の透光板704は、グラデーションに複数色を用いている点がこれまでの実施例と異なっている。
すなわち、この実施例8では、透光板704に設けられる光透過量調整層743(743A〜743M)が、2色で配色されている。
すなわち、光透過量調整層743A,743B、743F,743G、743K,743L,743Mは、第1色でグラデーションに塗装され、残りの光透過量調整層743C,743D、743E,743H、743I,743Jは、第2色でグラデーションに塗装されている。この配色は、ストローク方向の光透過量調整層743の区切りに従って、第1色と第2色が交互に切り替わる構成となっている。
この第1色と第2色は、例えば第1色が明るい色、第2色が第1色と同系色で明度の低い暗い色とすることができる。これにより、第1色部分は手前に浮き上がったように人に視認され、第2色部分は奥まったように人に視認される。
光透過量調整層743の各層の境目となる溝721と終端溝722、および、各色におけるグラデーションの濃度調整は、実施例1と同一であるので、その詳細な説明を省略する。また、ケーシングや拡散板や光源は、これまでの実施例1〜8のいずれかのものを用いればよいため、その詳細な説明を省略する。
以上の構成により、実施例8の透光板704を有する意匠性発光装置は、実施例1〜7と同一の効果を得られるとともに、さらに立体的に見せることができる。
また、第1色と第2色で、グラデーションの濃度調整を山型(凸型)と谷型(凹型)に変化させれば、グラデーションによる立体感と配色による立体感の相乗効果で非常に立体的に見せることができる。
なお、この相乗効果は、第1色と第2色のうち明度の高い方を山型(凸型)、明度の低い方を谷型(凹型)とすることで最大に高めることができるが、山形と谷型を逆にしてもよい。逆の場合でも第1色部分と第2色部分で凹凸が切り替わる立体的な視覚効果を得ることができる。
以上8つの実施例をもとに説明したが、この発明は、上述の実施形態の構成のみに限定されるものではなく、多くの実施の形態を得ることができる。
例えば、図12(A)の透光板4の背面に設けられた光透過量調整層43(43A〜43E)の分解正面図、図12(B)の光透過量調整層43(43A〜43E)の正面図に示すように、実施例1で示したグラデーションとはグラデーションの濃度(明L,中間M,暗D)や方向が異なるように構成することができる。
この他にも、光透過量調整層43は、複数の光透過量調整層43の境界部分(溝21や終端溝22の隣接部分)における互いの光透過量がなるべく異なるように構成すればよく、グラデーションの方向を異ならせる、塗装濃度を異ならせる等により光透過量を異ならせる、同方向のグラデーションを隣接させる、グラデーションの濃度傾斜(明るい部分から暗い部分への光透過量の傾斜)を異ならせる等、適宜の構成を採用することができる。このような場合でも、上述した各実施例と同様の効果を得ることができる。
また、文字や図形、模様を表す正面を発光面として立体的に見えるように透光板4と光透過量調整層43を設けたが、これに限らず、文字や図形、模様を表す意匠の側面に透光板4と光透過量調整層43を設けても良い。この場合、例えば実施例3に説明したルミレター(登録商標)を用いて、光透過量調整層43を有する透光板4を特殊発光樹脂218の側面に設けると良い。このようにすることで、側面を立体的に見えるよう発光させることができる。
また、光透過量調整層43は、透光板4の背面側に設けたが、これに限らず透光板4の正面側に設ける構成としてもよく、溝21や終端溝22も透光板4の正面側に設ける構成としてもよい。このように構成しても、上述した各実施例と同様、立体的に見せることができる。なお、この場合は、光透過量調整層43を保護するべく、さらに正面側に重ねて透明塗料を塗って保護する、あるいは正面側に透明の保護板を配置するなど、適宜の構成とすることができる。
また、光透過量調整層43は、白色等の適宜の塗料による塗装としたが、これに限らず、サンドブラスト等の凹凸加工とする等、光の透過量をグラデーションに変化させる適宜の層とすることができる。
また、溝21及び終端溝22は、V字溝(先端は平たい台形状の溝)に限らず、U字溝や他の形状の溝とするなど、適宜の溝にすることができる。この場合も上述した実施例と同様に立体感のある意匠性発光装置1,101,201を提供することができる。
また、溝21及び終端溝22を設けず、溝21及び終端溝22と同じ位置に境界線を描く塗装を行うこともできる。この場合、塗装の色は光透過量調整層43と同じ色とすることが好ましく、塗装の濃度は適宜の濃度とすればよい。これにより、溝21及び終端溝22を設ける場合に若干劣るものの、溝の作成コストを削減した安価で立体感のある意匠性発光装置1,101,201を提供することができる。
また、溝21及び終端溝22や変わりの境界線の塗装を全く設けず、光透過量調整層43を境界部分で隙間なく隣接させる構成とすることもできる。この場合、近づいてみると立体感が乏しくなるものの、ある程度の立体感のある意匠性発光装置1,101,201を提供することができる。
また、透光板4の全体が文字や図形や模様といった意匠を構成するように、透光板4の形状そのものを意匠の形状としたが、これに限らず、大きな透光板4に光透過量調整層43と溝21及び終端溝22により意匠(ストロークによる意匠)を描くこともなし得る。この場合、太陽光や照明光等の適宜の光を照射すれば、光透過量調整層43と溝21及び終端溝22で描かれた意匠(意匠部)が立体的に見える意匠製作物を提供することができる。
また、溝21をストロークのなるべく中点に設ける構成としたが、これに限らず、ストロークの幅内の任意の位置に設ける構成とすることもできる。この場合、最も凸あるいはもっとも凹と見える部分がストロークの中点とは異なる位置となる立体的な意匠性発光装置1,101,201を提供することができる。
この発明は、店名やロゴの照明サインや照明広告等に用いることができる他、ストロークによって描かれた意匠を光によって視認させる適宜の意匠性照明製作物に利用することができる。
1,101,201,301,401,501,601…意匠性発光装置
2,3,402,502,602…ケーシング
4,104…透光板
9…光源
21…溝
22…終端溝
23…枝分かれ部
40(40A,40B),140,240…ストローク
41A,41B…部分透光部
43(43A〜43E)…光透過量調整層

Claims (8)

  1. ストロークによって描かれた文字、図形、または模様を表す意匠部を有する透光性の透光部材と、
    前記透光部材に光を照射する光源とを備え、
    前記透光部材は、
    前記ストロークを幅方向に少なくとも2分割された第1部分透光部と第2部分透光部とを有し、
    前記第1部分透光部と第2部分透光部は、部位によって光の透過量をグラデーションで変化させる光透過量調整層がそれぞれ設けられ、
    前記第1部分透光部の光透過量調整層と第2部分透光部の光透過量調整層は、前記第1部分透光部と前記第2部分透光部とを分割している境界部分近傍における互いの光透過量がなるべく異なるように構成された
    意匠性発光装置。
  2. 前記第1部分透光部と前記第2部分透光部とを分割している境界部分に分割線部が設けられている
    請求項1記載の意匠性発光装置。
  3. 前記分割線部は、前記透光部材に設けられた溝である
    請求項2記載の意匠性発光装置。
  4. 前記溝は、前記ストロークの端部または角部に向かって深さまたは幅の少なくとも一方が末広がりとなる末広がり形状部が設けられている
    請求項3記載の意匠性発光装置。
  5. 前記分割線部は、前記ストロークの端部付近において二股に分かれ、該端部の両角へそれぞれ分かれた先端が当接する形状である
    請求項3または4記載の意匠性発光装置。
  6. 前記分割線部は、前記ストロークが屈曲する屈曲部において、該屈曲部の角へ向かって枝分かれする枝分かれ部を有する形状である
    請求項3、4、または5記載の意匠性発光装置。
  7. 前記第1部分透光部と第2部分透光部のセットが前記ストロークの進行方向に複数設けられ、
    複数の前記セットの少なくとも一部が他のセットと異なる色の前記光透過量調整層を有し、かつ、一セット内の前記第1部分透光部と第2部分透光部の各光透過量調整層の色が同一色である
    請求項1から6のいずれか1つに記載の意匠性発光装置。
  8. 光を透過しストローク状の発光面を形成する透光部材であって、
    前記ストロークを幅方向に少なくとも2分割された第1部分透光部と第2部分透光部とを有し、
    前記第1部分透光部と第2部分透光部は、部位によって光の透過量をグラデーションで変化させる光透過量調整層がそれぞれ設けられ、
    前記第1部分透光部の光透過量調整層と第2部分透光部の光透過量調整層は、前記第1部分透光部と前記第2部分透光部とを分割している境界部分近傍における互いの光透過量がなるべく異なるように構成された
    透光部材。
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